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ICHIHASHI NAOTO (JP)
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\¥02020/175010 21 卩(:17 2020/003666 請求の範囲 [請求項 1 ] 電池パックが着脱可能なケースと、 前記ケースに収容され、 前記電池パックを充電する充電回路部と、 前記ケースに収容され、 前記充電回路部を冷却する冷却風を発生させ るフアンと、 前記ケースの壁部に形成され、 前記冷却風を排気する開口部と、 前記ファンの下流側から前記開口部まで延び、 前記ファンと前記開口 咅^との間で前記冷却風が通る冷却風路を形成する風路形成部と、 を備 えたことを特徴とする充電装置。 [請求項 2] 前記開口部を形成する前記ケースの外側縁部と、 前記ファンの前記開 口部に近い側の端部とを結ぶ仮想直線上に、 前記風路形成部の壁部が 位置することを特徴とする請求項 1 に記載の充電装置。 [請求項 3] 前記冷却風路は、 前記充電回路部が搭載される回路基板の横側又は上 側に設けられることを特徴とする請求項 1又は 2に記載の充電装置。 [請求項 4] 前記ファンは前記充電回路部の下流側に配置され、 前記風路形成部は、 前記ファンの排気方向と交差する横方向に延び前 記横方向と逆方向への流れを防止するガイ ド部と、 前記ガイ ド部によ って案内された前記冷却風を前記電池パックを介さずに前記開口部に 案内するダクト部と、 を有することを特徴とする請求項 1から 3のい ずれか一項に記載の充電装置。 [請求項 5] 前記ファンは前記充電回路部の下流側に配置され、 前記ケースを上方から見て左右及び前後の中心線で 4等分した場合、 前記開口部が前記 4等分部の一つの領域内に位置し、 前記ファンの一 部又は全部が前記開口部と異なる領域に位置することを特徴とする請 求項 1から 4のいずれか一項に記載の充電装置。 [請求項 6] 前記ファンは前記充電回路部の下流側に配置され、 前記ケースを上方から見て左右及び前後の中心線で 4等分した場合、 前記ファンの半分以上の部分が前記 4等分部の一つの領域内に位置し \¥02020/175010 22 卩(:171?2020/003666 、 前記排気口が前記ファンの半分以上の部分が位置する前記領域と異 なる領域に位置することを特徴とする請求項 1から 4のいずれか一項 に記載の充電装置。 [請求項 7] 前記冷却風路は、 前記ファン側に設けられた第 1領域と、 前記第 1領 域と連続して前記開口部側に設けられた第 2領域と、 を有し、 前記第 2領域の流れ方向断面積の最大幅は、 前記第 1領域の最大幅より大き いことを特徴とする請求項 1から 6のいずれか一項に記載の充電装置 [請求項 8] 前記ケースの上面に前記電池パックを装着するための電池パック接続 部を有し、 前記ファン及び前記冷却風路は、 前記電池パック接続部の 下方に位置することを特徴とする請求項 1から 7のいずれか一項に記 載の充電装置。 [請求項 9] 前記冷却風路の上下の最大高さ 1~1は、 左右の最大幅!-より大きいこと を特徴とする請求項 1から 8のいずれか一項に記載の充電装置。 [請求項 10] 前記ケースは、 前記充電回路部を配置する回路配置領域と、 前記回路 配置領域とは別に前記冷却風路を配置する風路配置領域と、 を有する ことを特徴とする請求項 1から 9のいずれか一項に記載の充電装置。 [請求項 1 1 ] 前記ケースは、 前記電池パックが着脱可能な電池パック接続部を有し 前記ファンは、 前記充電回路部の下流側に配置され、 前記開口部は、 前記電池パック接続部と離間して前記ケースに形成さ れ、 前記冷却風を前記ケースの外に排気する排気口であり、 前記風路形成部は、 前記ファンの排気側と前記排気口とを繫ぎ、 前記 電池パックを介さずに前記冷却風が通る冷却風路を形成することを特 徴とする請求項 1から 1 0のいずれか一項に記載の充電装置。 [請求項 12] 前記排気口は前記ケースの側面に設けられることを特徴とする請求項 1 1 に記載の充電装置。 [請求項 13] 前記風路形成部は前記ケースの側面に沿って設けられることを特徴と \¥02020/175010 23 卩(:17 2020/003666 する請求項 1 1又は 1 2に記載の充電装置。 [請求項 14] 前記ケ_スは、 前記充電回路部を収容する下ケ_スと、 前記下ケ_ス の上方で前記下ケースに固定される上ケースと、 を備え、 前記風路形成部は、 前記上ケース及び前記下ケースで形成されている ことを特徴とする請求項 1から 1 3のいずれか一項に記載の充電装置 [請求項 15] 前記ケースは、 前記電池パックが着脱可能な電池パック接続部と、 前 記電池パック接続部に前記電池パックが装着されている状態で前記電 池パックの開口と対向する接続部開口部と、 を備え、 前記ファンは、 前記接続部開口部を介して前記電池パックを冷却する 冷却風を発生させるとともに前記充電回路部を冷却する冷却風を発生 させることを特徴とする請求項 1から 1 4のいずれか一項に記載の充 電装置。 |
発明の名称 : 充電装置
技術分野
[0001 ] 本発明は電動工具に使用される電池パックの 充電装置に関し、 特に充電装置 の騒音を低減させるものである。
背景技術
[0002] 従来の充電装置は、 電池パック内の二次電池の高容量化に対応す るために充 電電流を増大させて容量確保及び充電時間の 短縮を行ってきた。 しかし、 充 電電流を増大させると充電装置内の充電回路 及び電池パック内の二次電池に 大きな電流が流れるため、 充電回路及び二次電池の温度上昇が激しいも のと なり、 二次電池の劣化、 故障又は充電回路を形成する素子の故障を招 く虞が ある。 この問題を解決するため、 冷却風を発生させる冷却ファンを充電装置 内に設け、 充電時には充電回路の発熱素子と、 電池パック内の二次電池を冷 却するようにした充電装置が知られている。 特許文献 1では、 冷却ファンの 駆動モードを変更することができ、 オフモード又は低騒音モードを選択する ことで冷却ファンの騒音を低減できるように した充電装置が開示される。 ま た、 特許文献 2には、 一つの冷却ファンによって電池パックと充電 回路の双 方を冷却可能にした充電装置が開示される。
先行技術文献
特許文献
[0003] 特許文献 1 :特開 2 0 0 5— 2 7 6 7 3 3号公報
特許文献 2 :特開 2 0 1 5 - 1 9 5 3 5号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0004] 従来の充電装置では、 冷却ファンを充電装置ケースの壁面近傍に設 けて、 冷 却風の開口部 (例えば排気口) は冷却ファンと隣接するように配置される。 開口部 (例えば排気口) から冷却ファンまでの距離が短いと細い棒が 差し込 \¥02020/175010 2 卩(:171?2020/003666
まれたような場合に、 ファンに到達してしまう虞があるため、 排気口となる 開口部に、 互い違いの柱を有する 2段構造の開口部にすることにより細い棒 等の異物が冷却ファンに到達しにくいように 構成している。 従来の開口部の 構造を図 1 〇を用いて説明する。
[0005] 図 1 0は従来の充電装置 3 0 1の冷却用のファン 3 3 0と排気用の開口部 3
0 6の断面形状を示す図である。 従来の充電装置 3 0 1では、 充電装置ケー ス 3 0 2の右側側壁近くにファン 3 3 0が配置され、 左側の空間から空気を 吸引してファン 3 3 0を通過し、 ファン 3 3 0の排気は直線方向にそのまま 外部に排出される。 排気口となる開口部 3 0 6は、 縦方向に細長いスリッ ト 状に形成され、 ここでは 7つのスリッ トが形成される。 充電装置ケース 3 0 2の右側側壁 3 0 7の内側には、 平行な壁部 3 0 8が配置され、 その壁部 3 0 8に上下方向に細長いスリッ トを形成するようにした。 さらに、 壁部 3 0 8の柱状部分と、 充電装置ケース 3 0 2の右側側壁 3 0 7の柱状部分は、 排 気方向にみて重ならないようにした。 このため、 充電装置ケース 3 0 2の右 側側壁から壁面に対して垂直方向に細い棒を まっすぐ差し込んでもファン 3 3 0に突き当たらないので、 異物が中に入ってしまう虞を低減できる。 しか しながら、 開口部のスリッ トの柱部を 2段構造とすると、 限られた領域 3 1 1内において開口面積を十分に確保し難くな 上に、 排気の流れが直線状で 無く、 図中の黒矢印で示すように曲がりながら排出 されるため、 風量低下の 原因となってしまう。 さらに、 ファン 3 3 0と開口部 3 0 6が近い構造とす ると、 開口部 3 0 6からファン 3 3 0の騒音が直接外部に漏れやすく、 充電 装置 3 0 1の動作音が大きくなってしまう原因となる
[0006] 騒音の問題を解決するために、 特許文献 1 によると、 冷却用のファンの回転 数を低減させることで動作音を抑えることが できる。 しかしながら、 騒音は 下がる一方で、 冷却性能が低下するという問題があるため、 最大冷却風量を 十分確保するように設計する必要が生ずる。 特許文献 2は、 電池パックと充 電回路の双方を冷却可能にしているだけで、 冷却ファンによる動作音を低減 させることについては何ら考慮されていない 。 \¥02020/175010 3 卩(:171?2020/003666
[0007] 本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、 その目的は、 騒音を低減させる ようにした充電装置を提供することにある。 また、 本発明の他の目的は、 冷 却ファンによる風量と冷却性能を向上させた 充電装置を提供することにある 。 また、 本発明のさらに他の目的は、 開口部から冷却ファンに異物が入りに くい構造とした充電装置を提供することにあ る。
課題を解決するための手段
[0008] 本願において開示される発明のうち代表的な 特徴を説明すれば次のとおりで ある。 本発明の一つの特徴によれば、 電池パックが着脱可能なケースと、 ケ —スに収容され、 電池パックを充電する充電回路部と、 充電回路部を冷却す る冷却風を発生させるファンと、 ケースの壁部に形成され冷却風を排気する 開口部と、 ファンの下流側から開口部まで延びファンと 開口部との間で冷却 風が通る冷却風路を形成する風路形成部と、 を備えた充電装置とした。 充電 装置は、 開口部を形成するケースの外側縁部と、 ファンの開口部に近い側の 端部とを結ぶ仮想直線上に、 風路形成部の壁部が位置するように配置した 。 また、 冷却風路を充電回路部が搭載される基板の横 側又は上側に配置した。 また、 風路形成部は、 ファンの排気方向と交差する横方向に延び横 方向と逆 方向への流れを防止するガイ ド部と、 ガイ ド部によって案内された冷却風を 電池パックを介さずに排気口に案内するダク ト部と、 を有するような充電装 置とした。
[0009] 本発明の他の特徴によれば、 充電装置のケースを上方から見て左右及び前 後 の中心線で 4等分した場合、 開口部 (排気口) が 4等分部の一つの領域内に 位置し、 ファンの一部又は全部が開口部 (排気口) と異なる領域に位置する ように構成した。 また、 ケースを上方から見て左右及び前後の中心線 で 4等 分した場合、 ファンの半分以上の部分が 4等分部の一つの領域内に位置し、 開口部 (排気口) がファンの半分以上の部分が位置する領域と 異なる領域に 位置するように構成した。 風路形成部は、 ファンの排気方向と交差する横方 向に延び横方向と逆方向への流れを防止する ガイ ド部と、 ガイ ド部によって 案内された冷却風を電池パックを介さずに開 口部 (排気口) に案内するダク \¥02020/175010 4 卩(:171?2020/003666
卜部と、 を有する。 また、 冷却風路は、 ファン側に設けられた第 1領域と、 第 1領域と連続して開口部 (排気口) 側に設けられた第 2領域と、 を有し、 第 2領域の流れ方向の水平断面積の最大幅は、 第 1領域の最大幅より大きく なるように構成した。
[0010] 本発明のさらに他の特徴によれば、 ケースの上面に電池パックを装着するた めの電池パック接続部を有し、 ファン及び冷却風路は、 電池パック接続部の 下方に位置する。 冷却風路の上下の最大高さ 1 ~ 1は、 左右の最大幅 !_ 2〜!_ 4 より大きい。 ケースは、 充電回路部を配置する回路配置領域と、 回路配置領 域とは別に冷却風路を配置する風路配置領域 と、 を有する。
[001 1 ] 本発明のさらに他の特徴によれば、 充電装置は、 充電回路部を冷却する冷却 風を発生させ、 充電回路部の下流側に配置されたファンと、 電池パック接続 部と離間してケースに形成され冷却風をケー スの外に排気する開口部 (排気 口) を有する。 ファンの排気側と、 充電装置の開口部 (排気口) とを繫ぎ、 電池パックを介さずに冷却風が通る冷却風路 を形成する風路形成部を設けた 。 開口部 (排気口) は充電装置のケースの側面に設けられ、 風路形成部はケ —スの内側側面に沿って設けられるように構 成した。 ケースは、 充電回路部 を収容する下ケースと、 下ケースの上方で下ケースに固定される上ケ ースと 、 を備え、 風路形成部は上ケース及び下ケースにより形 成される。 また、 フ ァンは上ケースと下ケースで挟持される。 ケースは、 ケースに電池パックが 装着されている状態で電池パックの開口と対 向する第 2開口部を備える。 フ ァンは、 開口部を介して電池パックを冷却する冷却風 を発生させるとともに 充電回路部を冷却する冷却風を発生させる。
発明の効果
[0012] 本発明によれば、 騒音を低減させることができる充電装置を提 供することが できる。 また、 冷却ファンによる風量と冷却性能を向上させ た充電装置を提 供することができる。 また、 開口部から冷却ファンに異物が入りにくい構 造 とした充電装置を提供することができる。 また、 ダクト部の長さを長く した ので、 ファンと開口部 (排気口) を離れた位置に設置することができ、 ファ \¥02020/175010 5 卩(:171?2020/003666
ンの音を十分減衰させてからケース外に伝 達させることができる。 また、 第 2の開口部から細い棒を中に差し込んでもフ ンの回転部に当たらないよう に風路形成部を湾曲するように構成したので 、 開口部のスリッ ト構造を 2段 にすることなく安全面の品質を保つことがで きるようになった。 また、 開口 部のスリッ ト構造が 2段では無く 1段ですむので第 2の開口部の面積を確保 でき、 風量、 冷却性能の向上をもたらすことができる。 また、 電池パック接 続部と離間して第 2の開口部が形成されているため、 第 2の開口部が電池パ ックで塞がれることがないため風量が低下す ることを抑制することができる 。 また、 第 2の開口部は側面に形成されているため、 第 2の開口部から雨水 等の異物がケース内に入り難くすることがで きる。
図面の簡単な説明
[0013] [図 1]本発明の実施例に係る充電装置 1の斜視図であり、 電池パックが装着さ れた状態を示す。
[図 2]本実施例の充電装置 1の斜視図であって、 電池パックが装着されていな い状態を示す。
[図 3]図 1の充電装置 1の上ケースを取り外した状態の斜視図であ 。
[図 4]図 1の充電装置 1の水平断面図である。
[図 5]図 1の充電装置 1の鉛直断面図である。
[図 6]図 4の充電装置 1の風路形成部 3 3付近の水平断面を示す部分拡大図で ある。
[図 7]図 6の充電装置 1の八_八部の鉛直断面図である。
[図 8]本発明の第 2の実施例に係る充電装置 1 0 1の水平断面図である。 [図 9]本発明の第 3の実施例に係る充電装置 2 0 1の水平断面図である。 [図 10]従来例の充電装置 3 0 1の開口部付近の部分水平断面図である。
発明を実施するための形態
実施例 1
[0014] 以下、 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 以下の図において、 同一 の部分には同一の符号を付し、 繰り返しの説明は省略する。 また、 本明細書 \¥02020/175010 6 卩(:171?2020/003666
においては、 前後左右、 上下の方向は図中に示す方向であるとして説 明する
[0015] 充電装置 1は、 電動工具等の電気機器から取り外された電池 パック 6 0を、 商用電源を用いて充電するための装置である 。 充電装置 1のハウジングであ る充電装置ケース 2は、 上ケース 3 (上側ハウジング) と、 下ケース 4 (下 側ハウジング) を有して左右方向に長尺な略直方体をなして いる。 上ケース 3と下ケース 4は、 電気的に絶縁性を備えた耐熱性樹脂材料を用 いて射出成 形によって構成される。 尚、 本明細書では図 1 における上ケース 3と下ケー ス 4間の方向を上下方向、 上ケース 3、 下ケース 4の長尺方向を左右方向、 それらと直交する方向を前後方向と定義する 。
[0016] 上ケース 3は、 充電装置ケース 2の上側半分を形成し、 その上面の右側領域 に電池パック接続部 1 0 (図 2参照) が設けられ、 左側領域に表示部 2 8が 設けられる。 表示部 2 8には、 電池パック 6 0の電池容量ランプ、 充電状況 の表示ランプ、 温度異常警告ランプ、 II 3巳出力端子への電源供給スイッチ 等が設けられる。 表示部 2 8の前後方向の角部には、 前面から上面、 及び、 後面から上面に跨ってスリッ トのような凹部群 8 3、 8匕が形成される。 こ れら凹部群 8 3、 8匕は、 強度を高めるためとデザイン上の観点から設 けら れるもので、 上ケース 3の内外で空気を連通させる貫通穴では無い 充電装 置ケース 2の前側壁面 2 3の中央下側付近には、 第 1の開口部 5が形成され 、 前側壁面 2 3の右角部付近から右側壁面 2 の前側角部付近にかけて第 2 の開口部 6が形成される。 第 1の開口部 5と第 2の開口部 6は、 一方を吸気 口として用い、 他方を排気口として用いる。 本実施例では、 第 1の開口部 5 を吸気口として用いて、 第 2の開口部 6を排気口として用いるが、 これらを 逆にして、 第 2の開口部 6を吸入側にしても良い。
[0017] 第 1の開口部 5は、 下ケース 4の前側面から底面に跨って上下方向に延び 長孔であって、 左右方向に複数個 (1 3個) 並んで形成され、 外気を充電装 置ケース 2内に取り込む。 第 1の開口部 5は下ケース 4だけを利用して形成 されるが、 第 2の開口部 6は上ケース 3と下ケース 4の双方を利用して設け \¥02020/175010 7 卩(:171?2020/003666
られる。 上ケース 3の、 右前方角部には冷却風の排出口となる第 2の開口部 6の上側部分が形成される。 第 2の開口部 6の上側部分は、 上ケース 3の射 出成形時に形成される上下方向に細長いスリ ッ ト状の開口であって、 開口は 複数個設けられる。
[0018] 下ケース 4は充電装置ケース 2の下側半分を形成するものである。 第 1の開 口部 5は縦方向に細長い複数のスリッ トにて形成され、 第 2の開口部 6の下 側部分は、 上側部分と左右方向及び前後方向が並ぶ位置 に形成される。 図 1 から理解できるように、 吸気口となる第 1の開口部 5は横方向に拡がるよう にしてある程度の開口面積を確保しているが 、 第 2の開口部 6は縦方向に配 置することにより、 充電装置ケース 2の内側空間の底面から天井面に至るま での側壁部分を効率良く利用する。
[0019] 電池パック 6 0は、 電池パックケース 6 1 と、 電池パックケース 6 1の内部 に収納された図示せぬ二次電池と、 二次電池へ接続され、 充電装置 1の接続 端子部と接続される図示せぬ電池側端子部を 含んで構成される。 電池パック 6 0は、 充電装置 1 に接続されることで電池パックケース 6 1の内部の収容 される二次電池 (図示せず) が充電される。 二次電池の種類は任意であるが 、 例えばリチウムイオン電池を用いる場合の出 力電圧は、 例えば 4セルで 1 4 . 4 V , 5セルで 1 8 、 1 0セルで 3 6 である。
[0020] 電池パックケース 6 1は、 略直方体をなしており、 その前面には外気を電池 パックケース 6 1内に取り込むための吸入口 6 4が形成される。 また、 電池 パックケース 6 1の上面 (図 1では倒立状態で充電装置 1 に装着しているの で下側) には、 図では見えない接続端子部が設けられる。 電池パックケース 6 1の上面には、 吸入口 6 4から取り込まれた外気を排出するための排 口 (電池パックの開口に相当し図では見えない ) が形成される。
[0021 ] 図 2は、 図 1の状態から電池パック 6 0を取り外した状態の斜視図である。
電池パック接続部 1 〇は、 上ケース 3の上面右側に配置され、 そこに電池パ ック 6 0が装着可能である。 電池パック接続部 1 0内の中央付近には、 電池 パック 6 0の排出口 (図示せず) を介して電池パック 6 0側から空気を吸引 \¥02020/175010 8 卩(:171?2020/003666
する吸引口となる第 3の開口部 7 (接続部開口部) が形成される。 第 3の開 口部 7は、 前後方向に延びるスリッ ト状の長孔であって、 左右方向に 6つ並 んで形成される。 第 3の開口部 7の形状は、 電池パック 6 0側に形成される 排気口 (図示せず) の形状とほぼ一致している。 電池パック接続部 1 〇の左 右両側には、 前後方向に平行に延びるレール部 4 1 3 , 4 1 匕が形成される 。 レール部 4 1 3、 4 1 13に挟まれる部分には、 電池パック 6 0の電池側端 子と接続される接続端子部 4 2が設けられる。 電池パック 6 0は、 倒立させ た状態で後方から前方側に水平方向にスライ ドさせることによって図 1の状 態に示すように装着できる。 電池パック 6 0が電池パック接続部 1 0に接続 されると、 第 3の開口部 7は、 電池パック 6 0の排出口 (図示せず) と近接 して対向する位置関係になる。 よって、 第 3の開口部 7から空気を吸引する と電池パック 6 0の内部から空気を吸引することと同等の効 を有する。 電 池パック 6 0を充電装置 1から取り外すには、 図 1の装着状態から左右両側 のラッチボタン 6 2 (図 1参照) を押しながら、 又は、 ラッチボタン 6 2を 押すことなく電池パック 6 0を後方に水平にスライ ドさせると、 電池パック 6 0を電池パック接続部 1 0から取り外すことができる。
[0022] 接続端子部 4 2は、 電池パック 6 0と充電装置 1 とが電池パック接続部 1 0 において接続された場合に電池パック 6 0の図示しない電池側端子と嵌合す るので、 電池パック 6 0と充電装置 1 とが電気的に接続される。 接続端子部 4 2には、 充電用十端子、 一端子、 !_ 0端子、 丁端子、 !_ 3端の 5つが設け られる。 尚、 接続端子部 4 2にこれら以外の信号端子を設けても良く、 接続 される電池パック 6 0に合わせて接続端子部 4 2は適宜設定すれば良い。
[0023] レール部 4 1 3 、 4 1 匕は、 接続端子部 4 2の左側及び右側にそれぞれ前後 方向に延びるように設けられ、 電池パック 6 0と充電装置 1 とが電池パック 接続部 1 〇において接続される際に、 電池パック 6 0のスライ ド溝 (図示せ ず) が、 レール部 4 1 3、 4 1 に沿ってスライ ドすることで、 電池パック 6 0の電池側端子が充電装置 1の接続端子部 4 2に対する接続が案内される 。 また、 当該接続後はスライ ド溝とレール部 4 1 3 , 4 1 13により電池パッ \¥02020/175010 9 卩(:171?2020/003666
ク 6 0が安定的に保持される。
[0024] 図 3は上ケース 3を取り外した状態の充電装置 1の斜視図である。 上ケース
3と下ケース 4は、 内部に電気素子や冷却ファン等を収容した後 に複数のネ ジによって固定される。 下ケース 4は、 充電装置ケース 2の下側半分を形成 し、 側壁部分に外気を吸引するための第 1の開口部 5と、 第 2の開口部 6 ( 6 3、 6匕) の下側部分が形成される。 第 1の開口部 5と第 2の開口部 6は 合成樹脂の成形時に形成され、 下ケース 4の 4つの角部付近には、 ネジを下 方向から貫通させる貫通穴を有するネジボス 2 2 3 〜2 2 が形成される。 下ケース 4の第 2の開口部 6の左側であって、 第 1の開口部 5との間には、 11 3巳ソケッ ト 2 4が設けられ、 11 3巳ソケッ ト 2 4の装着口には、 開閉可 能なゴム性のキャップ 2 4 3 が設けられる。
[0025] 充電装置 1 を構成する充電回路部の大部分は、 回路基板 2 0上に搭載される 。 回路基板 2 0は単層または多層のプリント基板であって 各種電子素子を 半田付け等によって固定した後に図示しない 複数のネジによって下ケース 4 に固定される。 回路基板 2 0には、 チョークコイル 1 3 3、 1 3 13と、 コン デンサ 1 4と、 トランス 1 5と、 〇と、 巳 丁 (電界効果トランジスタ) 1 7等が搭載される。 ダイオード 1 6〇と 巳 丁 1 7の背面の放熱部は、 アルミ製の冷却用フィン 1 8に接するように固定 され、 冷却用フィン 1 8によって高い放熱性が維持される。 また、 ダイオー ド 1 6 3、 1 6 13の背面の放熱部も別の冷却用フィン 1 9に固定される。 冷 却用フィン 1 8と 1 9は、 冷却機能に加えて、 充電回路部を流れる冷却風を 所定の方向、 即ちファン 3 0の吸入側に案内するためのガイ ド部の機能を果 たす。 冷却用フィン 1 8の左側側方には、 チョークコイル 1 3 13とコンデン サ 1 4が配置される。 ここでは発熱が大きい素子 (例えばダイオード 1 6 3 〜 1 6〇、 巳丁 1 7、 トランス 1 5) が、 第 1の開口部 5に近くであって 2つの冷却用フィン 1 8と 1 9に囲まれる冷却風の風路に直接曝される位 に配置される。 冷却用フィン 1 9の右側の前方側には、 別のチョークコイル 1 3 3が設けられる。 \¥02020/175010 10 卩(:171?2020/003666
[0026] 冷却用フィン 1 9の後方部分の右側には冷却用のファン 3 0が設けられる。
図ではファン 3 0を四角い箱にて模式的に示しているが、 ファン 3 0として は、 例えば広く市販されている口〇ファン、 冷却ファンと呼ばれるものを用 いる。 ファン 3 0は上ケース 3と下ケース 4によって挟持されている。 ファ ン 3 0は、 電子機器の発熱を空気によって冷却して、 熱を放散させることに よって電子素子の寿命を延ばす目的で用いら れるもので、 合成樹脂製の偏平 な直方体のケースに収容され、 軸方向の一面側が吸入側となり、 反対面側が 排気側となる。 ここではファン 3 0の軸線巳 1方向左側が吸入側 (上流側) で、 右側が排気側 (下流側) となるように、 ファン 3 0が配置される。 第 1 の開口部 5を通って充電装置ケース 2内に流入した空気は、 ファン 3 0を通 過した後に風路形成部 3 3を通って、 第 2の開口部 6を介して充電装置ケー ス 2の外部に排出される。
[0027] ファン 3 0の下流側には、 ファン 3 0の下流側からケース 2の壁部に形成さ れた第 2の開口部 6まで延びる、 排出風の通路となる風路形成部 3 3が形成 される。 風路形成部 3 3のうち分割水平面よりも下側空間は、 外側導風壁 3 4と、 下ケース 4の内壁面及び底面と、 内側導風壁 3 5によって画定され、 第 2の開口部 6に至る空気通路 (風路) となる。 風路形成部 3 3のうち図示 しない上側空間は、 上ケース 3 (図 2参照) の内側に形成される。 その形状 は充電装置ケース 2の水平断面形状が同形であり、 上ケース 3には外側導風 壁 3 4と、 内側導風壁 3 5に相当する壁部が形成される。 風路形成部 3 3の 底面は下ケース 4によって画定されるが、 天井面は上ケース 3によって画定 される。 上ケース 3の下面側の四隅には、 下方に突出するように図示しない ネジボスが形成される。 図示しないネジボスは上ケース 3と一体に形成され 、 下ケース 4の貫通穴付きのネジボス 2 2 3 〜2 2 と対応する雌ネジ穴が 形成され、 図示しないネジを用いて上ケース 3と下ケース 4がネジ止めされ る。 尚、 上ケース 3と下ケース 4の固定方法は任意で有り、 ネジを用いる方 法以外に公知の固定部材を用いて固定するよ うにしても良い。
[0028] 第 1の開口部 5から矢印方向に吸引された外気は、 冷却用フィン 1 8と、 冷 \¥02020/175010 11 卩(:171?2020/003666
却用フィン 1 9の間を主に流れ、 その流れが冷却用フィン 1 8の後壁面 1 8 13によって、 吸入方向から約 9 0度曲げられて、 冷却用フィン 1 9の切り欠 き部 1 9〇に向けて流れる。 切り欠き部 1 9〇を通過した空気は、 ファン 3 0の前室 2 5に流入する。 冷却用フィン 1 9は!-字状に曲げられたアルミ板 であって、 左壁面 1 9 3と後壁面 1 9匕を有する。 冷却用フィン 1 8、 1 9 の上端は、 上ケース 3の天井面に当接または近接する位置まで延 る大きさ とされる。 冷却用フィン 1 8と 1 9は、 それぞれ回路基板 2 0の上に載置さ れた状態にてシリコン等の樹脂によって回路 基板 2 0に固定される。
[0029] 回路基板 2 0には、 電池パック 6 0と電気的に接続するための図示しない接 続線が接続される。 回路基板 2 0は電池パック 6 0の充電時に充電電流、 充 電電圧等を所定の条件に応じて調整、 制御することで電池パック 6 0を安全 且つ迅速に充電する。 尚、 ここでは図示していないが、 回路基板 2 0にはマ イクロコンピュータが搭載されており、 電池パック 6 0の充電動作を高度に 制御、 例えば、 電池セル温度を監視して、 電池セル温度に応じて充電電流を 調整するように構成している。
[0030] 図 4は図 1の充電装置 1の水平断面図である。 ここでは充電装置ケース 2を 上方から見て前後方向の中心線 X 1 と、 左右方向の中心線 X 2を図示してい る。 中心線 X 1及び中心線 X 2で充電装置ケース 2を 4等分して 4つの領域 を定義した場合、 冷却風の排気口となる第 2の開口部 6が 4等分部の一つの 領域 (右下の領域) 内に位置し、 ファン 3 0の少なくとも半分以上又は全部 が、 ファン 3 0の軸線巳 1が排気口と異なる領域 (右上の領域) に位置する 。 ファン 3 0の前室 2 5からファン 3 0を矢印の方向に通過した排気口は、 風路形成部 3 3の左右方向に細い幅の部分を前方側に流れ 排気される冷却 風の一部が第 2の開口部右側面 6 3から右方向に排出され、 残りが第 2の開 口部前側面 6匕から前方側に排出される。
[0031 ] 図 5は図 1の充電装置 1 におけるファン 3 0の軸線巳 1 を通る鉛直断面図で ある。 ファン 3 0は、 充電装置ケース 2の電池パック接続部 1 0の下側の内 部空間において、 底面から天井面までをほぼ利用して収容でき る最大径のフ \¥02020/175010 12 卩(:171?2020/003666
ァン 3 0としている。 回路基板 2 0が下ケース 4の底面から上方に延びるよ うに設けられたリブによって下ケース 4の底面から浮いた状態で保持され、 冷却風の流れる冷却室 9は回路基板 2 0の上側空間となる。 下ケース 4の底 面の 4隅には、 脚部 1 1 (図では 1 1 〇、 1 1 は見えない) が 形成され、 充電装置 1 を載置した際に、 下ケース 4の底面が載置面よりも所 定の距離を隔てるように構成される。 また、 電池パック接続部 1 〇の下方に ファン 3 0、 冷却風路 (風路形成部 3 3) が配置される。 ファン 3 0、 冷却 風路を最適に配置することで充電装置 1の大型化を抑制することができる。
[0032] ファン 3 0を貫通する空気は、 左側の前室 2 5内から右側の風路形成部 3 3 側に流れる。 ファン 3 0の流入側空間となる前室 2 5は、 冷却用フィン 1 9 の切り欠き部 1 9〇を介して冷却風八 1が流入する上に、 冷却用フィン 1 9の右側部分を通って前室 2 5に至る冷却風八 2とに加えて、 電池パック 6 0の排出口から第 3の開口部 7を介して流入する冷却風八 3が、 ダクト 2 1 によって案内されてファン 3 0に流入する。 つまり、 ファン 3 0には、 第 1の開口部 5から吸入されて、 前室 2 5を介してファン 3 0に流入する空 気 (冷却風八 1、 八 2) と、 第 3の開口部 7からダクト 2 1 を介してフ ァン 3 0に流入する電池パック 6 0の内部からの冷却風八 3が吸引される ことになる。 下ケース 4に上ケース 3が固定された状態で回路基板 2 0の上 側にダクト 2 1が位置するため、 電池冷却風路 (八 3) と回路冷却風路 ( 八 1、 八 2) とは互いに独立している。 このように、 第 1の開口部 5 ( 図 2参照) と第 3の開口部 7が充電装置 1への吸入風の入口となる。 ファン 3 0に吸引された冷却風八 1 ~八 3は、 ファン 3 0内で混合 (合流) さ れて風路形成部 3 3側にて排気風巳乂 1 として排出される。
[0033] 電池パック 6 0の充電時には、 吸入口 6 4から電池パック 6 0の内部空間内 に取り込まれた外気が、 電池パック 6 0の図示しない排出口に至り、 排出口 及び第 3の開口部 7 (図 2参照) を通って充電装置ケース 2の内部に吸引さ れる。 電池パック 6 0の吸入口 6 4 (図 1参照) から排出口に至る過程では 、 電池パックケース 6 1内部の二次電池や回路素子等を冷却する。 図では見 \¥02020/175010 13 卩(:171?2020/003666
えない電池パックケース 6 1の排出口は、 電池パック 6 0を充電装置 1 に装 着した際に充電装置 1の第 3の開口部 7 (図 2参照) に隣接するように位置 づけられ、 充電装置 1側の冷却ファンによって電池パックケース 6 1の内部 の空気が充電装置ケース 2の内部に吸引される。
[0034] 図 6は図 4の充電装置 1 における風路形成部 3 3付近の水平断面を示す部分 拡大図である。 この水平断面位置は、 上ケース 3と下ケース 4の分割面付近 である。 風路形成部 3 3を流れる風は、 冷却室 9を流れる風とは混合しない ように内側導風壁 3 5によって分離される。 風路形成部 3 3は、 縦方向 (前 後方向) に細長い空間であり、 ファン 3 0の排気側と排気口となる第 2の開 口部 6とを繫ぎ、 電池パック 6 0を介さずに冷却風が通る冷却風路を形成す るものである。 このように風路形成部 3 3の占める距離!- 2をファン 3 0の 軸方向長さ 1- 1 よりも短く したのでファン 3 0を右側壁面 2 13に隣接配置す る構成に比べて、 さほど空間を犠牲にせずに本発明の構成を実 現できる。 内 側導風壁 3 5はファン 3 0の前側側面から上面視で II字状の壁となり、 前側 でネジボス 2 2 3 と接合され下ケース 4の前側壁部に到達する。 つまり、 チ ヨークコイル 1 3 3や 11 3巳ソケッ ト 2 4が配置される空間 (冷却室 9) 側 の空気は、 ファン 3 0を通らないと風路形成部 3 3側には流れることができ ない。
[0035] 風路形成部 3 3は、 軸線巳 1方向に見てファン 3 0の投影範囲内に位置する ガイ ド部 3 6と、 ガイ ド部 3 6から軸線巳 1 と直交方向に延在するように連 続するダクト部 3 7によって形成される。 ファン 3 0は下ケース 4の右側壁 面 2匕から距離 !_ 2を隔てて配置される。 ここではファン 3 0の軸線巳 1方 向の長さを 1_ 1 とすると、 !_ 2 £ !_ 1 となる関係とする。 このようにガイ ド 部 3 6の距離 !_ 2を確保するのは、 風路を上面視で 9 0度曲げるためである 。 ダクト部 3 7は第 2の開口部 6に向かって延ばされた風路である。 ダクト 部 3 7のうちガイ ド部 3 6に隣接する接続通路部 3 7 3 は、 左右方向の幅 !_ 3が幅 !_ 2より狭く構成された部分である。 一方、 高さ!· 1 3 (図 7にて後述 ) は、 上ケース 3の天井面から下ケース 4の底面までの全体を利用するので \¥0 2020/175010 14 卩(:171? 2020 /003666
、 接続通路部 3 7 3は上下方向に細長いものの十分な断面積を 保できる。 上面視でリ字状に形成される内側導風壁 3 5よりも左側には、 充電回路の一 部を配置することができるので、 回路基板 2 0の有効利用面積の低下を抑制 できる。 このように接続通路部 3 7 3の左右方向の幅を狭くすることによっ て、 ファン 3 0によって発せられた音が第 2の開口部 6を介して外部に伝達 することを効果的に抑制できる。 本実施例ではファン 3 3 0を第 2の開口部 6より流路的に十分離して配置することによ て、 図 1 0にて示した従来の 充電装置のファン 3 0から排気口までの長さに比べて十分な流路 を確保で きた。 よってファン 3 0によって発せられた音が第 2の開口部 6を介して外 部に伝達することを効果的に抑制できる。
[0036] 風路形成部 3 3のうち、 接続通路部 3 7 3 の下流側には、 第 2の開口部 6が 形成される部分に接する排気口配置室 3 7 が形成される。 排気口配置室 3 7 13は、 充電装置ケース 2の壁面にスリッ ト状の排出口 (第 2の開口部 6) を配置する空間である。 ネジボス 2 2 3は排気口配置室 3 7匕の空間 3 8を 確保するために、 理想的な配置位置からやや左側にオフセッ トされる。 充電 装置ケース 2の右側側面部分に第 2の開口部 6の右側面 6 3が形成され、 充 電装置ケース 2の前側側面部分に第 2の開口部 6の前側面 6匕が形成される 。 第 2の開口部 6の右側面 6 3は縦方向に細長い 3本のスリッ トである。 ま た、 第 2の開口部 6の前側面 6匕は縦方向 (上下方向) に細長い 4本のスリ ッ トである。 排気口配置室 3 7 13では軸線(3 1方向に流れてきた冷却風が、 スリッ ト状の開口を通って外部に排出される。 第 2の開口部 6のそれぞれの スリッ ト部分に冷却風が効果的に分散されて排出さ れるように、 また、 排気 抵抗を低くするために、 排気口配置室 3 7匕として所定の空間 3 8が確保さ れる。 空間 3 8の左右方向に見た最大幅 !_ 4は、 接続通路部 3 7 3の幅!- 3 、 ガイ ド部 3 6の幅 !_ 2よりも大きい。 風路形成部 3 3によって画定される 冷却風路は、 ファン 3 0側に設けられた第 1領域 (ガイ ド部 3 6) と、 第 1 領域と連続して排気口 (第 2の開口部 6) 側に設けられた第 2領域 (ダクト 部 3 7) を有し、 第 2領域たるダクト部 3 7の流れ方向断面積の最大幅 !_ 4 \¥02020/175010 15 卩(:171?2020/003666
は、 第 1領域の最大幅 1- 2より大きくなる。
[0037] ファン 3 0から排出された空気は、 ガイ ド部 3 6では軸線巳 1方向と平行方 向に流れる。 しかしながら、 ダクト部 3 7では冷却風が中心線(3 1 と平行に 流れることになる。 そこで、 ガイ ド部 3 6の流路の屈曲方向外周側に外側導 風壁 3 4を設けて、 外側導風壁 3 4の形状を湾曲させることによってファン 3 0から出た空気をダクト部 3 7の流路方向 (軸線 <3 1方向) に導くように した。 ダクト部 3 7のうち左右の幅が絞り込まれた部分 (接続通路部 3 7 3 ) の前後方向の長さは、 ファン 3 0の排気側の開口 (図示せず) の直径とほ ぼ同じ程度の長さ、 またはそれ以上とする。 このようにダクト部 3 7のうち 接続通路部 3 7 3の軸線(3 1方向の長さをある程度確保することによっ 、 ファン 3 0の動作音が第 2の開口部 6から外部に漏れるのを抑制できる。 ま た、 ガイ ド部 3 6だけでなくダクト部 3 7を配置したことによって、 第 2の 開口部 6から異物がファン 3 0に入り込むことを抑制できる。 特に、 第 2の 開口部 6の右側面 6 3、 第 2の開口部 6の前側面 6 13を通してファン 3 0の —部が直視できない位置関係となるので、 第 2の開口部 6のスリッ ト状の開 口を通過できる程度の細い棒を、 第 2の開口部 6からどの方向にまっすぐ差 し込んだとしても、 壁部 (内側導風壁 3 5、 外側導風壁 3 4、 又は充電装置 ケース 2の内壁) のいずれかに突き当たり、 ファン 3 0まで到達しない。 つ まり、 開口部を形成する充電装置ケース 2の外側縁部と、 ファン 3 0の開口 部に近い側の端部とを結ぶ仮想直線を何本引 いたとしても、 すべての仮想直 線上に風路形成部 3 3の壁部が位置することになる。
[0038] 図 7は図 6の充電装置 1の八_八部の鉛直断面図である。 図 7の断面図から 理解できるように、 内側導風壁 3 5は、 上ケース 3から下方向の分割面まで 延びる上側部分と、 下ケース 4から上方向の分割面まで延びる下側部分が わせられることによって構成される。 このように内側導風壁 3 5は、 上ケー ス 3と下ケース 4の射出成形時の分割方向 (上下方向) と同じ方向に延びる ように形成され、 従来と同じ製造工程によって上ケース 3と下ケース 4を製 造することができる。 つまり、 風路形成部 3 3の外縁が上ケース 3、 下ケー \¥02020/175010 16 卩(:171?2020/003666
ス 4の右側壁面 2 8、 天井面、 底面により画定される。 また、 風路形成部 3 3の一部は回路基板 2 0よりも下まで延在する。 風路形成部 3 3は回路基板
2 0の横側 (図 7において回路基板 2 0の右側) に設けられており、 上下方 向において回路基板 2 0の上側から下側まで延在している。 一方で風路形成 部 3 3は回路基板 2 0の真下の領域 (上下方向における回路基板 2 0と下ケ —ス 4の底面との間の領域) には配置されていない。 即ち、 図 4、 図 5等か ら明らかなように、 回路基板 2 0が配置される領域 (図 4の冷却室 9の破線 で示す回路配置領域) 風路形成部 3 3が配置される領域 (風路配置領域) は 、 左右方向にずれており、 上下方向にオーバーラップしていない。 これによ り上下方向の寸法を抑えることができる。 風路形成部 3 3のうち接続通路部
3 7 3 は、 図 6で示した幅 1_ 2や 1_ 4に対して幅 1_ 3が狭く (細く) 形成さ れるものの、 上下方向の高さ!· I 3が最大に確保されるので、 排気抵抗を大き くすることなく効果的に冷却風を排気できる 。
[0039] 以上説明したように、 本実施例ではファン 3 0の下流側に風路形成部 3 3を 配置し、 風路形成部 3 3の風路の長さを長く したので、 騒音を抑制すること ができた。 ファン 3 0の駆動音が充電装置ケース 2の外部に漏れることを大 きく抑制でき、 結果として第 2の開口部 6を介して充電装置 1のファン 3 0 の動作音を低減することができた。 さらに、 風路形成部 3 3の中間部分の幅 を絞り込むようにしたので、 ファン 3 0の駆動音が充電装置ケース 2の外部 に漏れることをより一層抑制でき、 結果として第 2の開口部 6を介して充電 装置 1のファン 3 0の動作音を低減することができた。
[0040] ファン 3 0の動作音のうち、 吸入側の第 1の開口部 5を介して外部に伝わる 音もゼロでは無いが、 第 1の開口部 5は充電装置 1 を 4等分したうち、 図 4 の左下の領域内に主に配置され、 右下の領域にまで延在する。 しかしながら 、 左下の領域と右下の領域は、 共にファン 3 0の主要配置領域 (右上の領域 ) とは別であるため、 吸入流路長は排気流路に比べて十分長いため 、 吸入側 から第 1の開口部 5を介して外部に漏れるファン 3 0の音は十分小さい。 ま た、 ファン 3 0の吸入側には、 アルミニウム製の冷却用フィン 1 9による上 \¥02020/175010 17 卩(:171?2020/003666
面視で!-字状の壁部が形成されるので、 ファンから第 1の開口部 5を介した 動作音の伝達はさらに小さくなる。
実施例 2
[0041 ] 図 8は本発明の第 2の実施例に係る充電装置 1 0 1の水平断面図である。 第
2の実施例では限られた高さの範囲内で風量 増大するために、 2つのファ ン 1 3 0、 1 3 1 を横方向 (前後方向) に並べて配置した。 ファン 1 3 0の 吸気は、 図中矢印に示すように左から右方向であって 、 排気はファン 1 3 0 の右側の軸線巳 2方向に排気される。 また、 ファン 1 3 1の排気方向も同様 に、 矢印に示すように左から右方向であって、 排気はファン 1 3 1の右側の 軸線巳 3方向に排気される。 ファン 1 3 0、 1 3 1から排出された排気風は 、 外側導風壁 1 3 4及び下ケース 1 0 4の右側壁 1 0 4 3 に案内されて風路 形成部 1 3 3の内部を前側に向けて矢印 1 3 9の方向に流れ、 充電装置ケー ス 1 0 2の前方右角の第 2の開口部 6から外部に排出される。 ここでは 2つ のファン 1 3 0、 1 3 1のほぼ大部分が、 装置ケース 1 0 2の後方右側空間 に含まれる。 ファン 1 3 1の一部が中心線 X 1 よりもわずかに前方側に突出 するが、 冷却風が排出される部分は、 ほぼ中心線 X 1 よりも後方側である。 従って、 風路形成部 1 3 3を流れる矢印 1 3 9方向の排気風は、 充電装置ケ —ス 1 0 2の前後長の半分以上を流れることになって 装置ケース 1 0 2に 排出される前に十分なダクト長が確保される ことになる。 従って、 ファン 1 3 0、 1 3 1の回転に伴う騒音の外部への伝達を大幅に 制できる。
[0042] 上ケース 1 0 3の風路形成部 1 3 3部分の内部形状も下ケース 1 0 4の形状 とほぼ同様であって、 風路形成部 1 3 3の上側半分の空間を画定する。 上ケ —ス 1 0 3には、 電池パック 6 0の排出口から第 3の開口部 7を介して流入 する空気が、 ファン 1 3 1の吸入側になる前室 1 2 5に流入し、 主にファン 1 3 1 によって吸引される。 一方、 ファン 1 3 0側の大部分の空気は、 !_字 状に曲げられた冷却用フィン 1 1 9の後壁面 1 1 9匕の後側を左側から右側 に流れて、 主にファン 1 3 0に流入する。 充電装置 1 0 1の内部空間のうち 中心線 X 2よりも左側の空間内の配置は、 第一の実施例の充電装置 1 と同じ \¥02020/175010 18 卩(:171?2020/003666
である。 一方、 冷却用フィン 1 1 9は、 第一の実施例の冷却用フィン 1 9に 比べて後壁面 1 1 9匕の左右の長さが短く形成され、 後壁面 1 1 9匕の後方 側をファン 1 3 0に向けて空気が流れるように構成される。
実施例 3
[0043] 図 9は本発明の第 3の実施例に係る充電装置 2 0 1の水平断面図である。 充 電装置 2 0 1では使用するファン 2 3 0を一つとして、 その軸線巳 4の向き を前向きにした。 また、 風路形成部 2 3 3はファン 2 3 0の左右方向幅 と 同じ程度として、 長さ 1- 5の風路形成部 2 3 3を確保した。 風路形成部 2 3 3の右側は、 上ケース 2 0 3及び下ケース 2 0 4の右側側壁によって画定さ れ、 左側は、 上ケース 2 0 3及び下ケース 2 0 4と一体形成された内側導風 壁 2 3 5によって画定される。 風路形成部 2 3 3の上側は上ケース 2 0 3 ( 図示せず) の上側壁面によって画定され、 風路形成部 2 3 3の上下側は下ケ —ス 2 0 4 (図示せず) の上側壁面によって画定される。
[0044] 風路形成部 2 3 3を大きく確保するために、 回路基板 2 2 0の大きさを小さ く して集積化を促進する必要がある。 また、 充電装置を中心線X 1及びX 2 で 4等分した際に、 右後の領域内にファン 2 3 0の中心点が含まれる様に配 置し、 排気口たる第 2の開口部 6が 4等分した右下の領域内に配置する。 こ のように風路形成部 2 3 3を大きく確保して、 しかもその長さ !_ 5を充電装 置ケース 2の奥行き (前後長) のほぼ半分を確保できれば、 流路抵抗を増や すこと無く排気口たる第 2の開口部 2 0 6までの距離を大きく して、 外部に 伝わる排気音を従来の充電装置に比べて大き く抑制することができる。
[0045] 以上、 本発明を実施例に基づいて説明したが、 本発明は上述の実施例に限定 されるものではなく、 その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が 可能であ る。 例えば、 充電装置のファン 3 0と風路形成部 3 3の配置は上述の実施例 のような配置だけに限られずに、 風路形成部 3 3によるファン 3 0から排気 口までの距離が十分確保できるように構成で きるならば、 任意の配置構造と しても良い。 充電装置を中心線X 1及びX 2で 4等分した際に同じ領域 (例 えば、 右前の領域) に第 2の開口部とファンの大部分を配置しても良 。 そ \¥02020/175010 19 卩(:171?2020/003666
の際、 第一及び第 2の実施例のように外側導風壁 34、 1 34で風向きを変 えることで風路の距離を確保することができ る。 或いは、 第三の実施例のよ うな直線的な風路を、 充電装置の長手方向 (左右方向) に沿って配置し、 フ ァンの含まれる領域と排気口が形成される領 域が異なるように構成しても良 い。 これらの構成でも、 図 1 0で示した従来例の構成に比べてファンから 気口までの距離を十分確保することができる 。 尚、 充電装置を中心線 X I及 び X 2で 4等分した際に、 第 2の開口部 6 (排気口) がすべて同じ領域内に 形成されるように構成したが、 第一の開口部 5と同様に第 2の開口部 6も二 つの領域に跨るように形成しても良い。
符号の説明
[0046] 1 充電装置、 2 充電装置ケース、 23 前側壁面、 2匕 右側壁面、 3 上ケース、 4 下ケース、 5 第 1の開口部、 6 第 2の開口部、 63 第 2の開口部右側面、 613 第 2の開口部前側面、 7 第 3の開口部、 83
ン、 1 83, 1 93 左壁面、 1 813, 1 9匕 後壁面、 1 9 ¢; 切り欠き 咅1 20 回路基板、 2 1 ダクト、 223~22 , 23 ネジボス、 24 113巳ソケッ ト、 248 キヤップ、 25 (ファンの) 前室、 28 表示部、 30 ファン、 33 風路形成部、 34 外側導風壁、 35 内 側導風壁、 36 ガイ ド部 (第 1領域) 、 37 ダクト部 (第 2領域) 、 3 78 接続通路部、 3713 排気口配置室、 38 空間、 4 1 3, 4213 レール部、 42 接続端子部、 60 電池パック、 6 1 電池パックケース 、 62 ラッチボタン、 64 吸入口、 1 01 充電装置、 1 02 充電装 置ケース、 1 03 上ケース、 1 04 下ケース、 1 043 右側壁、 1 0 6 開口咅 |^、 1 1 9 冷却用フィン、 1 1 9匕 後壁面、 1 25 (ファン の) 前室、 1 30, 1 3 1 ファン、 1 33 風路形成部、 1 34 外側導 風壁、 1 35 内側導風壁、 201 充電装置、 203 上ケース、 204 \¥02020/175010 20 卩(:17 2020/003666 下ケース、 206 開口咅 |1、 220 回路基板、 230 ファン、 233 風路形成部、 235 内側導風壁、 301 充電装置、 302 充電装置 ケース、 306 開口部、 307 右側側壁、 308 壁部、 3 1 1 領域 、 330 ファン、 八 1〜八 3 冷却風、 巳 X 1 排気風