| JP2000309971 | STERILIZING DEVICE FOR TOILET STOOL |
| JP2001239269 | UNIT AND APPARATUS FOR PRODUCING ANTIBACTERIAL WATER |
| JP11336169 | TOILET BOWL CLEANING METHOD |
半田 悟史 (〒57 大阪府茨木市豊川一丁目30番3号 小林製薬株式会社中央研究所内 Osaka, 5670057, JP)
YAMASHITA, Kenji (LTD. R & D Company 30-3 Toyokawa 1-chom, Ibaraki-shi Osaka 57, 5670057, JP)
山下 健司 (〒57 大阪府茨木市豊川一丁目30番3号 小林製薬株式会社中央研究所内 Osaka, 5670057, JP)
小林製薬株式会社 (〒07 大阪府大阪市中央区道修町四丁目3番6号 Osaka, 5418507, JP)
HANDA, Satoshi (LTD. R & D Company 30-3 Toyokawa 1-chom, Ibaraki-shi Osaka 57, 5670057, JP)
半田 悟史 (〒57 大阪府茨木市豊川一丁目30番3号 小林製薬株式会社中央研究所内 Osaka, 5670057, JP)
YAMASHITA, Kenji (LTD. R & D Company 30-3 Toyokawa 1-chom, Ibaraki-shi Osaka 57, 5670057, JP)
| 水洗トイレ用貯水タンクの給水受皿の上面に載置される薬剤供給具であって、 固形薬剤を収容可能な供給具本体と、該供給具本体の上方を覆う蓋体とを備え、 前記供給具本体は、水を内部に導入する取水口と、底部に形成された排出口と、前記取水口から導入された水を前記排出口に向けて案内する複数の導水路と、前記各導水路間を仕切ると共に固形薬剤の底面を支持する台座部とを備えており、 前記台座部は、隣接する前記導水路間を連通する連通路を備え、前記導水路及び連通路を通過する水が、固形薬剤の底面に接触するように構成されている薬剤供給具。 |
| 前記台座部は、外部から前記連通路に臨む補助口を更に備える請求項1に記載の薬剤供給具。 |
| 前記取水口は、前記導水路ごとに設けられている請求項1または2に記載の薬剤供給具。 |
| 前記取水口は、下部中央が下方に向けて突出するように形成されており、該突出部の周縁において給水受皿の上面と当接可能に構成されている請求項1から3のいずれかに記載の薬剤供給具。 |
| 前記導水路は、前記排出口から放射状に延びるように形成されている請求項1から4のいずれかに記載の薬剤供給具。 |
| 前記供給具本体は、給水受皿の上面に載置した状態で、給水受皿の長手方向両側に位置する前記取水口の総開口面積よりも、他の位置における前記取水口の総開口面積が小さくなるように構成されている請求項1から5のいずれかに記載の薬剤供給具。 |
| 前記台座部に、固形薬剤が載置されており、 前記固形薬剤は、前記導水路及び連通路を通過する水と底面が接触することにより、底面形状をほぼ一定に維持したまま溶解するように配置されている請求項1から6のいずれかに記載の薬剤供給具。 |
| 前記台座部に、横断面が一定の固形薬剤が載置された請求項1から7のいずれかに記載の薬剤供給具。 |
| 前記台座部に、複数層から構成された固形薬剤が載置された請求項1から8のいずれかに記載の薬剤供給具。 |
| 前記供給具本体の外面に、前記取水口の下部近傍に配置された突出部と、前記排出口を中心とする前記取水口よりも径方向外方領域に配置された支持部とを備える請求項1から9のいずれかに記載の薬剤供給具。 |
本発明は、薬剤供給具に関し、より詳し は、水洗トイレ用貯水タンクの給水受皿の 面に載置される薬剤供給具に関する。
この種の薬剤供給具として、例えば特許文
1に開示された構成が知られている。この薬
剤供給具は、図12に示すように、給水受皿の
面と接する供給具本体60が、放射状に形成
れた複数の導水溝61と、隣接する各導水溝61,
61間を仕切る座部62とを備えており、固形薬
(図示せず)は、座部62の上面と接するように
載される。取水口63から切欠部64aを介して
イドリング64内に流入した水は、固形薬剤(
示せず)の底面と接触しながら導水溝61を通
し、中央に形成された流出口65から排出され
る。
上記従来の薬剤供給具は、ガイドリング6 4の内側における切欠部64aと対向する位置に 66が設けられており、切欠部64aから流れ込む 水を左右両側の導水溝61に分配するように構 されている。ところが、このような構成に っても、特に使用初期における薬剤の溶出 不十分になり易いという問題があった。こ ような問題は、給水受皿に対する給水蛇口 配置や、供給具本体をカバーする蓋体およ 供給具本体の形状等によって、供給具本体 外面を伝って供給具本体の内部に流れ込む 水の量が少ない場合には、より顕著となっ いた。また、流通しているトイレタンクの 水受皿の形状や勾配が様々であり、給水蛇 からの水流も家庭によって差異がある為、 給具本体への入水量に偏りが生じ、使用途 に薬剤が傾く等して溶解にバラツキが生じ 場合があった。
そこで、本発明は、薬剤の安定した溶出 可能にする薬剤供給具の提供を目的とする
本発明の前記目的は、水洗トイレ用貯水 ンクの給水受皿の上面に載置される薬剤供 具であって、固形薬剤を収容可能な供給具 体と、該供給具本体の上方を覆う蓋体とを え、前記供給具本体は、水を内部に導入す 取水口と、底部に形成された排出口と、前 取水口から導入された水を前記排出口に向 て案内する複数の導水路と、前記各導水路 を仕切ると共に固形薬剤の底面を支持する 座部とを備えており、前記台座部は、隣接 る前記導水路間を連通する連通路を備え、 記導水路及び連通路を通過する水が、固形 剤の底面に接触するように構成されている 剤供給具により達成される。
この薬剤供給具において、前記台座部は 外部から前記連通路に臨む補助口を更に備 ることが好ましい。
また、前記取水口は、前記導水路ごとに けられていることが好ましい。
また、前記取水口は、下部中央が下方に けて突出するように形成されていてもよく 該突出部の周縁において給水受皿の上面と 接可能に構成することができる。
また、前記導水路は、前記排出口から放 状に延びるように形成されていることが好 しい。
また、前記供給具本体は、給水受皿の上 に載置した状態で、給水受皿の長手方向両 に位置する前記取水口の総開口面積よりも 他の位置における前記取水口の総開口面積 小さくなるように構成されていることが好 しい。
前記台座部には、固形薬剤が載置される 前記固形薬剤は、前記導水路及び連通路を 過する水と底面が接触することにより、底 形状をほぼ一定に維持したまま溶解するよ に配置されていることが好ましい。また、 記固形薬剤は、横断面が一定のものを好ま く使用することができる。或いは、前記固 薬剤は、複数層によって構成されたものも ましく使用することができる。
また、前記供給具本体の外面に、前記取 口の下部近傍に配置された突出部と、前記 出口を中心とする前記取水口よりも径方向 方領域に配置された支持部とを備えること 好ましい。
本発明によれば、薬剤の安定した溶出を 能にする薬剤供給具を提供することができ 。
以下、本発明の実態形態について添付図 を参照して説明する。なお、各図面におい 、同様の構成部分には同一の符号を付して 繰り返しの説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る薬剤供 給具の側面図である。薬剤供給具1は、円柱 の固形薬剤50を収容可能な椀状の供給具本体 10と、供給具本体10の上方を覆う蓋体4とを備 ている。
供給具本体10は、横長に形成され、上縁 長手方向両側に係合部6,6を備えており、蓋 4の下縁に設けられた突部4a,4aを係合部6,6に 合させることで、蓋体4が供給具本体10に着 可能に取り付けられる。供給具本体10の上部 には、周方向に沿って延びる窓部8が形成さ ており、固形薬剤50の芳香成分の蒸散や、固 形薬剤50の残存量の確認が可能である。供給 本体10の底部中央には、排出口12が形成され ており、排出口12の周囲から下方に突出する うに複数の脚部13,13が設けられている。
蓋体4は、合成樹脂、陶器、ガラス等から 構成することができ、本実施形態においては 、固形薬剤50に直接水がかからないように開 の無いものを使用しているが、蓋体4に1ま は複数の揮散口を形成してもよい。
図2は供給具本体10の平面図であり、図3及 び図4は、供給具本体10をそれぞれ上方及び下 方から見た斜視図である。供給具本体10は、 面の長手方向に沿って補強リブ11が設けら ている。また、供給具本体10の内部には、排 出口12から放射状に延びる複数の導水路14,14 形成されており、各導水路14,14の外方には個 別に対応するように取水口15,15が設けられて る。本実施形態においては、供給具本体10 長手方向両側を含む合計6箇所に、取水口15 等間隔に形成されている。
導水路14は、断面V字状に形成されており 取水口15から排出口12に向けて下方に傾斜し ている。取水口15の下部中央は、導水路14の 状に応じてV字状に下方に突出している。各 水口15は、同一の形状を有しているが、供 具本体10の長手方向両側に形成されたもの以 外は、開口上部を覆う遮蔽片15bが設けられて おり、これによって、供給具本体10の長手方 両側に形成された取水口15の総開口面積よ も、他の位置に形成された取水口15の総開口 面積が小さく設定されている。
各導水路14,14の間は、台座部16によって仕 切られており、固形薬剤50の底面は、各台座 16によって支持される。台座部16は、周方向 両側に隣接する導水路14,14の間を連通する切 溝状の連通路17を備えている。台座部16の上 面から連通路17の底部までの深さは、例えば 最深部で4mm、最浅部で2mmである。この深さ 、浅すぎると連通路17を設けた効果が生じ くい一方、深すぎると通過水が固形薬剤50と 接触しにくくなるため、1mm~7mmであることが ましい。
台座部16における連通路17の径方向外方に は、外部から連通路17に臨む補助口18が、取 口15よりも径方向内方位置に形成されている 。また、台座部16における連通路17の径方向 方には、排出口12の周縁側を切り欠いた状態 で上下方向に貫通する補助排出部19が形成さ ている。
上記のように、導水路14はV字状の断面を しているため、導水路14から連通路17へは、 昇り傾斜が形成される。この傾斜により、取 水口15から取り込まれた水が定量的に連通路1 7に導かれるため、固形薬剤50の溶解の均一化 を促すことができる。連通部17の構成は、溝 のもの以外に、例えば貫通孔やパイプ状な であってもよい。
各導水路14及び台座部16は、収容される固 形薬剤50の直径よりも僅かに大きい内径を有 るリング状の遮水壁20により囲まれている 遮水壁20の外方には、各台座部16に対応する 置に脱水口21が形成されている。また、遮 壁20の上端部は、各脱水口21に対応する位置 スリット22が形成されている。
遮水壁20に囲まれた領域における連通路17 が占める総面積の割合は、平面視において2% 上80%以下であることが好ましく、10%以上30% 下がより好ましい。前記割合を少なくとも2 %以上とすることにより、連通路17を介して水 を分配する間に、固形薬剤50との十分な接触 可能となり、薬剤底面における均一な溶出 促すことができる。
以上のように構成された薬剤供給具1は、 供給具本体10の遮水壁20内に固形薬剤50を収容 することにより、固形薬剤50の底部が各台座 16,16によって支持される。そして、蓋体4を じた状態で、図1に示すように、水洗トイレ 用貯水タンクの給水受皿52に形成された流下 54に脚部13,13を挿入することにより、取水口 15における突出部15aの周縁が給水受皿52の上 と当接し、薬剤供給具1が給水受皿52の上面 載置される。給水受皿52の形状が一般的な長 方形状である場合には、供給具本体10の長手 向が給水受皿52の長手方向と一致するよう 載置することができる。
給水受皿52に蛇口(図示せず)から供給され た水は、主に各取水口15から供給具本体10に 入され、各導水路14及び連通路17を通過する に、台座部16に支持された固形薬剤50の底面 と接触し、排出口12から排出される。このよ に、薬剤供給具1は、導水路14に加えて連通 17を有することにより、固形薬剤50との広い 接触面積を得ることができ、使用開始直後か ら薬剤を十分溶出させることができる。また 、一部の取水口15における取水量が少ない場 、特定の取水口15からしか取水できない場 、使用中に固形薬剤50の一部が崩壊して導水 路14の一部が閉塞された場合などにおいても 連通路17を介して導水路14,14間の水の分配を 容易に行うことができ、薬剤の溶出を安定さ せることができる。
固形薬剤50からの薬剤の溶出は、導水路14 及び連通路17を通過する水との接触によって 主として底面のみから略均一に行われる。 たがって、固形薬剤50を本実施形態のよう 円柱状とすることにより、初期の直径を維 したまま固形薬剤50の嵩減りを生じさせるこ とができ、使用終了まで固形薬剤50を台座部1 6において安定的に支持することができる。 形薬剤50の形状は、円柱状以外に、角柱状な ど横断面が上下にわたって一定であれば、横 断面を一定に維持したまま嵩減りを生じさせ ることができるので、上記と同様の効果を得 ることができる。
また、固形薬剤50の形状は、上述した横 面が一定のもの以外に、錐状、錐台状、球 など他の形状であってもよく、これらの場 も、導水路14及び連通路17を通過する水が固 薬剤50の底面に略均一に接触することによ 、固形薬剤50を、底面形状がほぼ一定の状態 を維持したまま溶解させることができる。
また、固形薬剤50は、1層のみの構成に限 されず、複数層から構成したものを好まし 使用することができる。例えば、図8(a)に示 すように、円柱状の中心層50aの周囲にリング 状の外層50bが例えば1:3の重量比で同心円状に 配置されたもの等、中心層の周囲が1層以上 外層で覆われた複数層から構成されたもの 使用することにより、上記効果と相俟って 各層から溶出する有効成分や色素等の割合 所望の値に維持することができる。このよ な構成を有する固形薬剤は、例えば特開2000- 109897号公報に開示された混練成形製法や、熱 で成分を溶融混合し、型に充填して冷却後に 型から薬剤を抜く溶融製法などにより、製造 することができる。
固形薬剤を構成する中心層としては、界 活性剤、無機硫酸塩、有効成分(撥水剤、親 水化剤、防汚剤、消臭剤、賦香剤、除菌剤、 抗菌剤、殺菌剤、キレート剤、酵素、着色剤 などの1又は2種以上)を含んだものを例示する ことができ、外層としては、界面活性剤、色 素、香料、無水硫酸塩などを主として含むも のを例示することができる。複数層を有する 固形薬剤50の構成は、上記以外に、例えば、 8(b)に示すように、平面視扇形状(又は半円 )の各層50c,50d,50eを円柱状に組み合わせたも 、図8(c)に示すように、円柱状の層50f内に、 れよりも小径の円柱状の層50g,50h,50iが充填 れたもの、図8(d)に示すように、各層50j、50k 50lを上下方向に積層して、下層50j全体が溶 してから上方に隣接する層50k、50lが順次溶 するものを挙げることができる。なお、上 各構成において隣接する各層は、含有する1 又は複数の成分のうち、1つ以上の成分につ て種類や割合が互いに相違していればよい
また、供給具本体10は横長に形成されて り、長手方向の両側に形成された取水口15の 総開口面積よりも、他の位置に形成された取 水口15の総開口面積が小さくなるように設定 れているので、最も一般的である長方形状 給水受皿52に載置した際に、給水蛇口から 水流や、給水受皿52の形状又は勾配等に拘わ らず、各取水口15から略均一に水を導入する とができ、薬剤の十分かつ安定した溶出を すことができる。本実施形態においては、 給具本体10を横長に構成することで、給水 皿52に載置したときに、開口面積の大きい取 水口15が給水受皿52の長手方向両側に自然に 置するように構成しているが、供給具本体10 は必ずしも横長である必要はなく、蓋体4の 状や柄の配置などを適宜設定することによ ても、開口面積の大きい取水口15が給水受皿 52の長手方向両側に位置するように使用者に すことができる。
更に、取水口15は、下部中央が下方に向 て突出するように形成されているので、給 受皿52との当接面積が少なく、薬剤供給具1 正確な姿勢で載置することができ、薬剤供 具1の外面をつたって流れ込む水の量が少な ような場合でも、給水受皿52に供給された を供給具本体10内に確実に導入することがで きる。なお、薬剤供給具1に導入されない余 の水は、供給具本体10の下面と給水受皿52と 間を通過して、流下口54からタンク内に流 する。
また、台座部16には、連通路17に臨む補助 口18が形成されているので、補助口18を介し 水の出し入れを行うことにより連通路17を通 過する水の流量を調整することができ、この 点からも薬剤の十分かつ安定した溶出が可能 である。補助口18からの導水は、導水路14か 連通路17に流れ込む水に対する呼び水として も機能し、連通路17へのスムースな導水を促 効果も有している。
供給具本体10の窓部8から浸入した水は、 水壁20で堰き止められて脱水口21から流出す る。また、取水口15から過剰な量の水が導水 れた際には、余剰分の水はスリット22を介 て脱水口21から流出する。よって、そのよう な場合においても、遮水壁20内に水が過度に まることはない。
以上、本発明の一実施形態について詳述 たが、本発明の具体的な態様は上記実施形 に限定されない。例えば、本実施形態にお ては、取水口15を導水路14ごとに複数設けて いるが、必ずしも導水路14に個別に対応させ 必要はなく、取水口15から水が導入された に複数の導水路14,14に分配されるように構成 してもよい。また、一部の取水口15に設けた 蔽片15bは、必ずしも必要ではない。
本実施形態においては、連通路17を台座 16の径方向の略中央位置に溝状に形成し、連 通路17の内方及び外方に同程度の幅で台座部1 6を残すように構成しているが、取水口15から 導入された水が各導水路14に分配され、通過 る水が使用初期の固形薬剤50の底面と接触 能である限り、他の配置や形状であっても い。
また、供給具本体10における蓋体4の取り け構造は、本実施形態以外に種々の態様が 能であり、例えば、図5に示すように、供給 具本体10の内面上部に複数の係合突起106,106を 設け、これら係合突起106,106を、陶器等から る蓋体の下部周囲に沿って形成した係合溝 係合させる構成にすることができる。
また、本実施形態においては、導水路14 断面V字状に形成することで、取水口15の下 中央から下方に突出する形状部分が突出部15 aを構成しているが、この突出部15aは、図9及 図10に示すように、各取水口15の下部近傍に 設けられた突片などから構成してもよい。こ のような突出部15aの下方への突出長さは特に 限定されないが、例えば1mm程度である。突出 部15aは、複数であることが好ましいが、必ず しも全ての取水口15に設ける必要はない。こ ように、取水口15の下部近傍に突出部15aを けることにより、取水口15と給水受皿52との に水の通過スペースを確保することができ 取水口15の浸漬を防止することができる。 出部15aを突片から構成する場合、取水口15の 形状は一般的な矩形状などであってもよい。
更に、図9及び図10に示す構成は、供給具 体10の外面に細片状の支持部10aが設けられ いる。支持部10aは、排出口12を中心として取 水口15よりも径方向外方に存在する領域の任 の箇所に設けることが可能であり、これに って、給水受皿52の勾配が急で突出部15aが 水受皿52と当接できないような場合や、流下 口54の口径が大きいために突出部15aの全体が 下口54内に収容されるような場合でも、供 具本体10と給水受皿52との間にスペースを確 して、取水口15への水の流路を確保するこ ができ、また供給具本体10の底面と給水受皿 52との間に隙間を確保することにより、流下 54へのスムースな排水を行うことができる 支持部10aの配置は、取水口15からの導水を妨 げない位置がより好ましく、図9においては 4つの支持部10aが、それぞれ異なる脱水口21 周縁近傍に分散配置されている。
支持部10aの長さは、長すぎると突出部15a 有効に機能しなくなるおそれがあるため、 給具本体10内の固形薬剤50が水平に支持され た状態(すなわち、図9に示す側面視の状態)で 、突出部15aの下端よりも支持部10aの下端が上 方に位置することが好ましい。これによって 、給水受皿52の湾曲面に沿って供給具本体10 設置しやすくすることができる。支持部10a 長さとしては、例えば4mm程度を挙げること できる。
このように、供給具本体10が突出部15a及 支持部10aを備える構成においては、薬剤供 具1が載置される給水受皿52の形状や、給水 皿52への水の供給量等に拘わらず、各取水口 15から供給具本体10の内部に水を安定的に導 することができ、薬剤底面における均一な 出をより確実にすることができる。
すなわち、給水受皿52の勾配が急である 合には、図9(a)に示すように、支持部10aの下 が高さHにおいて給水受皿52の上面と当接し 供給具本体10の側面と給水受皿52との間に隙 間を確保することができる。したがって、供 給具本体10の側面が給水受皿52に密着するお れがなく、給水受皿52に供給された水を、取 水口15から供給具本体10の内部に確実に導入 ることができる。
一方、給水受皿52の勾配が緩やかである 合には、図9(b)に示すように、突出部15aの下 が給水受皿52の上面と当接し、供給具本体10 の底面と給水受皿52との間に隙間を確保する とができる。したがって、供給具本体10の 面が流下口54を閉塞するおそれがなく、給水 受皿52に水が溜まって取水口15から必要以上 水が取り込まれることを確実に防止できる
以下、実施例及び比較例に基づき、本発 を更に詳細に説明する。但し、本発明が以 の実施例に限定されるものではない。
実施例として、図1に示す構成の薬剤供給 具に、小林製薬株式会社製の「ブルーレット 陶器のおくだけ(すずらんの香り)」に用いら る固形薬剤を収容し、貯水タンク(東陶機器 株式会社製、機種番号:S721B)の給水受皿に載 して、1時間に1回、「大」にてフラッシュを 行った(水温:25℃、気温:25℃)。そして、各回 おける薬剤供給具を通過した水が流れ込ん 貯水タンクの貯留水を試験管に採取し、波 630nmにおける吸光度を分光光度計(株式会社 津製作所、型番:UV-1700)により測定した。こ 結果を図6(a)に示す。図6(a)は、N=3の各吸光 を1000倍した値で示している。また、使用し 固形薬剤は2層構造であり、成分等は以下の とおりである。
(使用した固形薬剤)
外層:香料、界面活性剤、色素、酵素、キレ
ト剤、緑茶抽出物
内層:界面活性剤、色素、キレート剤
内容量:25g (外層:内層=3:1)
水の色:青色
吸光度×1000の値は、50~110の範囲が最も使用
の良い色合いである。図6(a)から明らかなよ
うに、実施例の結果は、使用開始直後から色
出が良く、且つ、使用期間を通じて安定した
色出が得られていることを示している。
次に、薬剤供給具を載置する貯水タンク して種々のものを使用して上記と同様の試 を行い、20回目のフラッシュ後に採取した の吸光度(×1000)を測定した。この結果を図6(b )に示す。図6(b)から明らかなように、実施例 ついては、試験を行ったいずれの貯水タン についても、使用初期直後から良好な色出 得られている。
一方、比較例として、特開2004-316417号公 に開示された構成(具体的には、同公報の図1 4に示す蓋体と、図16に示す供給具本体とを組 み合わせた構成)の容器を使用し、収容され 固形薬剤は実施例と同じものを使用して、 記と同様の試験を行った。この結果を図7(a) び(b)に示す。
図7(a)から明らかなように、比較例につい ては、特に初期の色出が十分でなく、この結 果は、図7(b)に示すように他の貯水タンクに いても同様であった。また、実施例と比較 て、使用期間全体における色出の安定性も る結果であった。
なお、各貯水タンクの給水受皿に供給さ る水の量は、図6(b)に10秒間の値として示す おりであり、実際には給水受皿に水が60秒 供給される。すなわち、給水受皿への水の 給総量は、図6(b)に示す値の6倍である。
次に、供給具本体10に突出部15a及び支持 10aを設けた効果を確認するため、図1に示す 成の薬剤供給具と、図9に示す構成の薬剤供 給具とを用いて、上記と同様に20回フラッシ 後に採取した水の吸光度を測定すると共に 取水口15から水が導入される様子を観察し 。貯水タンクは、東陶機器株式会社製の機 番号S771Bを使用した。この給水タンクは、給 水受皿への水の供給量が、通常は500mL/10secで るが、本実施例ではより過酷な条件下で試 を行うため、給水受皿への水の供給量が、7 50mL/10sec及び800mL/10secの場合について、それぞ れ試験を行った。この結果を図11に示す。
図11の吸光度から明らかなように、給水 皿への水の供給量が増加した場合、図9に示 構成は、図1の構成に比べて薬剤の色出の増 加を抑制できていることがわかる。取水口15 ら水が導入される様子を観察したところ、 1の構成では、供給具本体10の底面と給水受 52の上面との間に形成された隙間が僅かで るため、給水受皿52への水の供給量が通常使 用時よりも多くなることによって、流下口54 らの排出量よりも給水受皿52への供給量が くなる結果、給水受皿52に水が溜まった状態 になり、図1の側面視の状態では、取水口15の 上部が水面よりも僅かに露出するのみで、取 水口15の大部分が水没した状態となっていた
これに対し、図9の構成では、突出部15aの 下端が給水受皿52の上面と当接することによ 、給水受皿52への供給量が通常の使用状態 は生じ得ないほどの多量であっても、供給 本体10の底面と給水受皿52の上面との間を余 水が十分通過可能であるため、各取水口15 ら適量の水が連続的に導入されており、供 具本体10内で各導水路14を介して水が適切に 配されていることが推測された。
1 薬剤供給具
4 蓋体
10 供給具本体
12 排出口
14 導水路
15 取水口
16 台座部
17 連通路
18 補助口
50 固形薬剤
