和田 稔 (〒97 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会社研究所内 Tochigi, 32134, JP)
花王株式会社 (〒10 東京都中央区日本橋茅場町一丁目14番10号 Tokyo, 10382, JP)
WADA, Minoru (Research Laboratories 2606, Akabane, Ichikai-machi, Haga-gu, Tochigi 97, 32134, JP)
| 基材シートの少なくとも一方の表面上に、実質的に一方向に配向する長繊維が集合した長繊維束を少なくとも1個備える清掃用シートであって、 前記長繊維束は、前記長繊維の配向方向と直交する方向に、直線状に延びる繊維接合部により、前記長繊維同士が接合されて形成されており、該長繊維束を前記基材シートにシート接合部を介して接合し、前記繊維接合部の全て又は前記繊維接合部の少なくとも一部は基材シートと接合されておらず、 前記シート接合部は前記繊維接合部と直角に接している清掃用シート。 |
| 複数個の前記シート接合部は、前記長繊維の配向方向と交差する方向に間欠的に配置されている請求の範囲第1項記載の清掃用シート。 |
| 前記シート接合部それぞれの大きさは、前記長繊維の配向方向に長い請求の範囲第1項又は第2項に記載の清掃用シート。 |
| 前記シート接合部は、前記繊維接合部上に配されている請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の清掃用シート。 |
| 前記繊維接合部は、1本の連続した直線状に、又は不連続部が交互に配された並行する2本の不連続線状に形成されている請求の範囲第1項乃至第4項の何れかに記載の清掃用シート。 |
| 前記繊維接合部は、前記シート接合部と接合されており、該繊維接合部の少なくとも一部は前記基材シートと接合されていない請求の範囲第1項乃至第5項の何れかに記載の清掃用シート。 |
| 請求の範囲第1項乃至第6項の何れかに記載の清掃用シートの製造方法であって、 一方向に配向する前記長繊維の集合体を巻き出し、所定幅に拡幅し、前記長繊維の配向方向と交差する方向に延びる前記繊維接合部により、前記長繊維同士を接合し、一体化した長繊維束を形成する長繊維束形成工程と、 前記長繊維の配向方向と同方向に連続した帯状の前記基材シートの少なくとも一方の表面上に供給する長繊維束供給工程と、 前記長繊維束と帯状の前記基材シートとを前記シート接合部を介して接合することにより積層体を形成する積層体形成工程と、 前記積層体を所要の長さに切断して個々の清掃用シートを得る清掃用シート形成工程とを少なくとも有する清掃用シートの製造方法。 |
| 一体化した前記長繊維束を所要の長さに切断する長繊維束切断工程と、 所要の長さに切断した前記長繊維束を、前記長繊維の配向方向と同方向に連続した帯状の前記基材シートの少なくとも一方の表面上に供給する長繊維束供給工程とを有する請求の範囲第7項に記載の清掃用シートの製造方法。 |
| 実質的に一方向に配向する多数本の長繊維を、該長繊維の配向方向と交差する方向に直線状に延びる複数本の繊維接合部により繊維束とする長繊維束を基材シートの少なくとも一方の表面上に接合した清掃用シートであって、 複数本の前記繊維接合部は、所定間隔で配されており、多数本の前記長繊維が、隣り合う該繊維接合部との間において複数個の線状カット部でカットされており、 前記線状カット部と未カット部とが交互に配された不連続線を、隣り合う該繊維接合部との間において並行して二本形成しており、該二本の不連続線は前記長繊維の配向方向から見て連続している清掃用シート。 |
| 別の前記不連続線を形成する隣り合う前記線状カット部の末端同士が、前記長繊維の配向方向から見て、重なっている請求の範囲第9項に記載の清掃用シート。 |
| 複数本の前記繊維接合部それぞれは、前記長繊維の配向方向と直交する方向に延びている請求の範囲第9項又は第10項に記載の清掃用シート。 |
| 前記基材シートは、前記長繊維と同じ位置で、前記線状カット部によりカットされている請求の範囲第9項乃至第11項の何れかに記載の清掃用シート。 |
| 複数本の前記繊維接合部それぞれは、一本の連続した直線状に、又は不連続部が交互に配された並行する二本の不連続線状に形成されている請求の範囲第9項乃至第12項の何れかに記載の清掃用シート。 |
本発明は、実質的に一方向に配向する多 本の長繊維を備える清掃用シートに関する
従来、ヘッド部及びヘッド部に連結された
を有する清掃具におけるヘッド部に装着さ
て使用される清掃用シートとして、無数本
長繊維を備えた清掃用シートが知られてい
。
例えば、特許文献1には、一方向に延びる無
数の熱融着性長繊維が、これと交差する方向
に連続的に伸び、且つ熱融着性長繊維の延び
る方向に間欠的に複数配設された溶着部によ
って、熱融着シートに接合されて形成された
清掃用シートが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の清掃用 シートは、連続的に伸びる溶着部によって熱 融着性長繊維及び熱融着シートが接合されて いるため、隣り合う溶着部同士の間では、熱 融着性長繊維の自由度が制限されてしまい、 ゴミ捕集性を向上させることが難しい。また 、熱融着性長繊維が清掃対象物に引っ掛かっ かる場合がある。
特許文献2には、熱融着性長繊維の自由度 を向上させるために、隣り合う溶着部同士の 間で無数の熱融着性長繊維を切断し、熱融着 性長繊維の長さを二分する工程を含む清掃用 シートの製造方法が記載されている。
しかしながら、特許文献2に記載の製造方 法で製造された清掃用シートは、熱融着性長 繊維及び熱融着シートが連続的に伸びる溶着 部によってのみ接合され、一体化されている ため、熱融着性長繊維からなる長繊維束の状 態では、自由に動くことができず、ゴミ捕集 性を向上させることが難しい。
特許文献3には、熱融着性長繊維の自由度 を向上させるために、隣り合う連続的に延び る溶着部同士の間で多数本の熱融着性長繊維 を切断し、長さが異なる熱融着性長繊維を備 えた清掃用シートが記載されている。
しかしながら、特許文献3に記載の清掃用 シートは、隣り合う連続的に延びる溶着部同 士の間において、連続的に延びる溶着部の方 向と同方向に、間欠的な切断線を配すること により、熱融着性長繊維を切断しているため 、隣り合う溶着部同士の間の多数本の熱融着 性長繊維を完全に切り離していない。そのた め、連続的に延びる隣り合う溶着部同士の間 の熱融着性長繊維の自由度が制限されてしま う。また、切断された熱融着性長繊維は、隣 り合う連続的に延びる溶着部の一方の溶着部 が有する長さと、他方の溶着部が有する長さ とが、異なっているが、一方の又は他方の溶 着部が有する熱融着性長繊維の長さは、それ ぞれ均一である。従って、熱融着性長繊維の 長さにランダム性がなく、ゴミ捕集性を向上 させることが難しい。
従って、本発明は、熱融着性長繊維及び 融着シートを接合する接合部によって長繊 束の自由度が制限されず、熱融着性長繊維 自由度が向上し、ゴミ捕集性に優れた清掃 シートを提供すること及びその製造方法に する。
また、本発明は、熱融着性長繊維及び熱 着シートを接合する接合部によって熱融着 長繊維の自由度が制限されず、熱融着性長 維が清掃対象物に引っ掛かっかり難い清掃 シートに関する。また、溶着部から熱融着 長繊維の先端までの長さが、ランダムであ 、ゴミ捕集性に優れた清掃用シートに関す 。
本発明は、基材シートの少なくとも一方の
面上に、実質的に一方向に配向する長繊維
集合した長繊維束を少なくとも1個備える清
掃用シートである。
長繊維束は、長繊維の配向方向と直交する
向に、直線状に延びる繊維接合部により、
繊維同士が接合されて形成されている。
清掃用シートは、長繊維束を基材シートに
ート接合部を介して接合することにより形
されている。
清掃用シートは、繊維接合部の全て又は繊
接合部の少なくとも一部が基材シートと接
されておらず、シート接合部が繊維接合部
直角に接して形成されている。
本発明は、一方向に配向する前記長繊維 集合体を巻き出し、所定幅に拡幅し、前記 繊維の配向方向と交差する方向に延びる前 繊維接合部により、前記長繊維同士を接合 、一体化した長繊維束を形成する長繊維束 成工程と、前記長繊維の配向方向と同方向 連続した帯状の前記基材シートの少なくと 一方の表面上に供給する長繊維束供給工程 、前記長繊維束と帯状の前記基材シートと 前記シート接合部を介して接合することに り積層体を形成する積層体形成工程と、前 積層体を所要の長さに切断して個々の清掃 シートを得る清掃用シート形成工程とを少 くとも有する清掃用シートの製造方法であ 。
本発明は、実質的に一方向に配向する多数
の長繊維を、該長繊維の配向方向と交差す
方向に直線状に延びる複数本の繊維接合部
より繊維束とする長繊維束を基材シートの
なくとも一方の表面上に接合した清掃用シ
トである。
複数本の繊維接合部は、所定間隔で配され
おり、多数本の長繊維が、隣り合う繊維接
部との間において複数個の線状カット部で
ットされている。
清掃用シートは、線状カット部と未カット
とが交互に配された不連続線を、隣り合う
維接合部との間において並行して二本形成
ている。
清掃用シートの二本の不連続線は長繊維の
向方向から見て連続している。
以下、本発明の清掃用シートの好ましい 実施形態について、図1~図5に基づいて説明 る。
第1実施形態の清掃用シート1Aは、図1~図5に
すように、基材シート2の少なくとも一方の
表面上に、実質的に一方向に配向する長繊維
31が集合した長繊維束3を少なくとも1個備え
清掃用シートである。この長繊維束3は、長
維31の配向方向と交差する方向に、直線状
延びる繊維接合部32により、長繊維31同士が
合されて形成されている。清掃用シート1A
、このように形成された長繊維束3を基材シ
ト2にシート接合部21を介して接合し、繊維
合部32の少なくとも一部は基材シート2と接
されていない清掃用シートである。
また、清掃用シート1Aの複数個のシート接
部21は、長繊維31の配向方向と交差する方向
間欠的に配置されている。
第1実施形態の清掃用シート1Aについて、詳
する。
清掃用シート1Aは、基材シート2の両面上又
片面上に、片面につき、長繊維束3を、好ま
しくは2個~30個備えている。
以下、基材シート2の両面上に、片面につき
、長繊維束3を2個備えている清掃用シート1A
ついて、図面を参照しながら具体的に説明
る。
前記基材シート2は、図1,図2に示すように 、長方形状であり、基材シート2の長さは、10 cm~60cmであり、基材シート2の幅は、5cm~40cmで る。清掃用シート1Aは、基材シート2の両面 に、長繊維束3がシート接合部21を介して配 されている。
前記長繊維束3を構成する長繊維31は、通常
製造時におけるその素材の搬送方向に配向
ている。
ここで、「長繊維31が実質的に一方向に配
する」とは、製造上の誤差、長繊維31が捲縮
加工されたこと等によって、一部の長繊維31
配向方向が、その他の大部分の長繊維31の
向方向からずれた場合を排除しない意味で
る。
前記長繊維束3は、第1実施形態の清掃用 ート1Aにおいては、図3に示すように、無数 の長繊維31を、長繊維31の配向方向と直交す 方向に連続的に延びる1本の繊維接合部32に り接合して形成されている。長繊維束3は、 図3に示すように、巨視的に見て長方形状で る。
前記長繊維束3は、第1実施形態の清掃用 ート1Aにおいては、図1,図2に示すように、基 材シート2の両面上それぞれに、長繊維束3の 手方向と基材シート2の長手方向とが一致す るように、配置されている。また、第1実施 態の清掃用シート1Aは、図1,図2に示すように 、2つの長繊維束3を、基材シート2の幅方向に 、実質的に間隔を開けることなく並列して配 置している。長繊維束3の長さは、基材シー 2の長さと同じであり、長繊維束3の幅は、2cm ~30cmである。本実施形態においては、2つの長 繊維束3の幅の合計幅より、基材シート2の幅 方が広く、基材シート2における長繊維束3 りも幅方向外方の領域(以下「フラップ22」 いう)は、清掃具のヘッド部に装着される際 用いられる部分となる(詳細は後述)。
前記長繊維31は、長繊維束3において、埃 絡み取り性の観点から、繊維接合部32の1cm たり、片側に1000本~50000本設けられているこ が好ましく、5000本~40000本設けられているこ とが更に好ましい。
前記長繊維31の繊維長は、埃の絡み取り性
観点から、好ましくは5~150mm、更に好ましく
10~120mmである。長繊維31の繊維長とは、繊維
接合部32から長繊維31の先端までの長さであ
。本実施形態においては、このような繊維
を有する長繊維31を繊維集合体(トウ)の状態
用いる。繊維集合体(トウ)は、公知の開繊
置を用いて十分に開繊しておくことが好ま
い。また、長繊維31の太さは、特に臨界的で
はないが、埃の絡み取り性や清掃対象面への
傷付き防止性の観点から、0.1~200dtex、特に2~30
dtexであることが好ましい。
また、長繊維31としては、捲縮性繊維を用
ると、埃の絡み取り性が一層向上するので
ましい。
また、長繊維31としては、製品としての外
の向上、付着汚れの見え易さの向上等のた
、白色以外の色(例えば、オレンジ色、水色)
のものを用いることもできる。
前記繊維接合部32は、長繊維束3を形成す ためのものであり、本実施形態においては 繊維接合部32の少なくとも一部が、基材シ ト2とは接合されていない。繊維接合部32は 熱融着又はホットメルト接着剤により形成 れており、本実施形態においては、長繊維31 を熱融着することにより形成されている。繊 維接合部32は、図1~図3に示すように、長繊維3 1の配向方向と直交する方向に、即ち、基材 ート2の長手方向に、1本の連続した直線状に 形成されている。繊維接合部32の長さは、図1 ~図3に示すように、基材シート2の長さと同じ であり、繊維接合部32の幅は、図1~図3に示す うに、0.5mm~10mmである。
前記シート接合部21は、長繊維束3を基材 ート2に接合するためのものであり、熱融着 又はホットメルト接着剤により形成されてお り、本実施形態においては、長繊維31を基材 ート2に熱融着することにより形成されてい る。本実施形態においては、複数個のシート 接合部21は、図1,図2に示すように、長繊維31 配向方向と直交する方向に、即ち、基材シ ト2の長手方向に、一直線上に、隣り合うシ ト接合部21と間欠的に配置されており、全 としてシート接合部群23を形成している。隣 り合うシート接合部21との間隔は、略等間隔 ある。
前記シート接合部21は、図1,図2に示すよう
、シート接合部21とそれに隣り合うシート接
合部21との間隔が、10mm~45mmであることが好ま
く、15mm~40mmであることが更に好ましい。隣
合うシート接合部21同士の間隔が、10mm以下
あると、長繊維束の自由度が低くなり、45mm
以上であると、長繊維束の自由度が高くなり
過ぎるためである。
また、前記シート接合部21それぞれの大き
は、図1,図2に示すように、長繊維31の配向方
向に長く形成されている。シート接合部21そ
ぞれの長さは、図1,図2に示すように、2mm~50m
mであり、シート接合部21それぞれの幅は、図
1,図2に示すように、0.5mm~10mmである。
本実施形態においては、繊維接合部32は 図4に示すように、シート接合部21と接合さ ており、図4,図5に示すように、繊維接合部32 の少なくとも一部が、基材シート2とは接合 れていない。シート接合部21それぞれは、図 1,図2に示すように、繊維接合部32上に配され おり、シート接合部21と繊維接合部32とが接 するように設けられている。具体的には、シ ート接合部21それぞれは、図1,図2に示すよう 、繊維接合部32と直角に接しており、図4に すように、長繊維束3を基材シート2に接合 せている。また、隣り合うシート接合部21,21 同士の間は、図5に示すように、長繊維束3と 材シート2とが接合させておらず、基材シー ト2から長繊維束3が離れている。即ち、繊維 合部32の中で、シート接合部21と接する部分 のみが、基材シート2と接合されており、そ 他の部分(繊維接合部32の中のシート接合部21 と接しない部分)では、基材シート2と接合さ ておらず、基材シート2から長繊維束3が離 ている。
第1実施形態の清掃用シート1Aは、図1,図2 示すように、2本のシート接合部群23,23を有 ており、シート接合部群23,23同士の間にお て、基材シート2を複数個の線状カット部24 カットして形成されている。線状カット部24 は、図1,図2に示すように、基材シート2の長 方向に、不連続部が交互に配された並行す 2本の不連続線状、いわゆる千鳥形状に配さ ている。
第1実施形態の清掃用シート1Aの形成材料に
いて説明する。
前記基材シート2は、その長手方向に柔軟性
を有しており、清掃対象面に沿って追随し易
くなっている。そのため、基材シート2に接
されている長繊維束3も、清掃対象面に沿っ
追随し易くなるので、清掃用シート1Aによ
ゴミ、埃等の捕捉効果が高くなっている。
基材シート2としては、従来の清掃用シート
に用いられている不織布等の繊維シートを用
いることができる。特に、エアスルー不織布
又はスパンボンド不織布が好ましい。また、
基材シート2の形成材料は、不織布、ネット
シート、フィルム、合成紙又はそれらの複
材料でもよい。
前記長繊維31としては、熱溶着性合成繊 、複合繊維、それらを熱処理して得られる うな捲縮繊維を用いることができる。また 長繊維31には、必要に応じて油剤含浸処理や 帯電防止処理、帯電処理、親水化処理等を施 しても良い。
上述した本発明の第1実施形態の清掃用シー
ト1Aを使用した際の作用効果について説明す
。
第1実施形態の清掃用シート1Aは、基材シー
2を利用して、図6に示すように、ヘッド部41
及びヘッド部41に連結された柄42を備えた清
具4におけるヘッド部41に装着されて使用さ
る。
図6に示す清掃具4は、本実施形態の清掃用
ート1Aが装着可能なヘッド部41、及びヘッド
41に自在継手43を介して連結された棒状の柄
42から構成されている。ヘッド部41の装着面(
面)は、平面視で長方形状であり、通常の使
用態様においては、清掃具4は、ヘッド部41を
その幅方向に移動(特に往復移動)させて清掃
行う。つまり、清掃具4の清掃方向は、ヘッ
ド部41の幅方向である。
第1実施形態の清掃用シート1Aは、基材シ ト2の長手方向と、清掃具4のヘッド部41の長 手方向とを同方向に、基材シート2の中心点 ヘッド部41の中心点とを一致させて、ヘッド 部41の装着面(底面)に装着される。次に、基 シート2におけるフラップ22,22をヘッド部41の 上面側に折り返す。更にフラップ22を、ヘッ 部41における、放射状のスリットを有する 撓性の複数のシート保持部44内に押し込む。 これによって清掃用シート1Aを清掃具4のヘッ ド部41に固定することができる。尚、基材シ ト2がネット状シートから形成されている場 合には、基材シート2とシート保持部44との係 合力が高い点で好ましい。本実施形態の清掃 用シート1Aは、この状態で、例えば、フロー ングの掃き清掃に用いることができる。従 て、基材シート2の幅方向と一致する長繊維 束3の長繊維31の配向方向は、実質的に、清掃 具30の清掃方向に配向している。
第1実施形態の清掃用シート1Aによれば、清
具4のヘッド部41に装着した状態で、通常の
ップ用の清掃具と同様に、フローリング部
の掃き掃除(床掃除)等の清掃に供すること
できる。
第1実施形態の清掃用シート1Aは、図1及び図
2に示すように、長繊維束3を形成するための
維接合部32と、長繊維束3を基材シート2に接
合するためのシート接合部21とが別個に存在
る。そして、清掃用シート1Aは、図5に示す
うに、隣り合うシート接合部21,21同士の間
は、長繊維束3と基材シート2とが接合させて
おらず離れており、長繊維束3が、シート接
部21により拘束されることがない。即ち、隣
り合うシート接合部21,21同士の間では、長繊
束3を構成する長繊維31の自由度が、シート
合部21によって制限されることがないため
清掃用シート1Aのゴミ捕集性が向上する。
また、第1実施形態の清掃用シート1Aは、 1,図2に示すように、シート接合部21それぞ の大きさが、長繊維31の配向方向に長く形成 されている。そのため、長繊維31同士の絡み 防止でき、清掃用シート1Aのゴミ捕集性が 上する。また、シート接合部21それぞれの大 きさが、清掃具30の清掃方向に配向している め、シート接合部21が清掃対象物に引っ掛 ることがなく、清掃用シート1Aの捲り上がり を防止することができる。
また、第1実施形態の清掃用シート1Aは、 1,図2に示すように、その基材シート2の長手 方向に千鳥形状に形成された複数個の線状カ ット部24を備えているため、基材シートの自 度が高くなり、繊維束3の自由度も高くなる ため、清掃性能が向上する。
本発明の第2実施形態の清掃用シートについ
て、図7に基づいて説明する。
第2実施形態の清掃用シート1Bについては、
1実施形態の清掃用シート1Aと異なる点につ
て説明する。特に説明しない点は、第1実施
形態の清掃用シート1Aと同様であり、第1実施
形態の清掃用シート1Aの説明が適宜適用され
。
第2実施形態の清掃用シート1Bの複数個の 維接合部32’は、図7に示すように、長繊維3 1の配向方向と直交する方向に、即ち、基材 ート2の長手方向に、不連続部33が交互に配 れた並行する2本の不連続線状(いわゆる千鳥 状)に形成されており、全体として繊維接合 群を形成している。第3実施形態においては 2本の繊維接合部群34a,34bを備えている。
第2実施形態の清掃用シート1Bの複数個の 維接合部32’は、図7に示すように、基材シ ト2の幅方向から見て、別の繊維接合部群34a ,34bを形成する隣り合う繊維接合部32’,32’の 末端同士が重なっている。図7に示すように 繊維接合部群34aを構成する繊維接合部32’の 末端と、それに隣り合う別の繊維接合部群34b を構成する繊維接合部32’の末端とが重なっ おり、繊維の接合の観点から、間隔wは、0mm ~10mmであることが好ましく、0mm~5mmであること が更に好ましい。繊維接合部群34aを構成する 繊維接合部32’と、それに隣り合う別の繊維 合部群34bを構成する繊維接合部32’との距 dは、繊維束の自由度の観点から、1mm~50mmで ることが好ましく、10mm~40mmであることが更 好ましい。また、繊維接合部32’それぞれの 長さlは、図7に示すように、5mm~100mmである。 2実施形態の清掃用シート1Bの長繊維束3は、 このような繊維接合部32’により形成されて る。
第2実施形態の清掃用シート1Bのシート接 部21’それぞれは、本実施形態においては 図7に示すように、一部の繊維接合部32’上 配されており、シート接合部21’と繊維接合 部32’とが接している。具体的には、前述し 一部の繊維接合部32’においては、シート 合部21’それぞれは、図7に示すように、繊 接合部32’と直角に交差しており、交差した 繊維接合部32’の部分のみ、基材シート2と接 合しており、その他の繊維接合部32’の部分 は、基材シート2と接合されていない。尚、 前述した一部の繊維接合部32’以外のその他 繊維接合部32’は、シート接合部21’と接し ておらず、その他の繊維接合部32’では、そ 全てが基材シートと接合されていない。
上述した本発明の第2実施形態の清掃用シー
ト1Bを使用した際の作用効果について説明す
第2実施形態の清掃用シート1Bによれば、清
具4のヘッド部41に装着した状態で、通常の
ップ用の清掃具と同様に、フローリング部
の掃き掃除(床掃除)等の清掃に供すること
できる。
第2実施形態の清掃用シート1Bは、第1実施形
態の清掃用シート1Aと同様の効果が得られる
即ち、隣り合うシート接合部21’,21’同士
間では、長繊維束3を構成する長繊維31の自
度が、シート接合部21’によって制限される
ことがないため、清掃用シート1Bのゴミ捕集
が向上する。
次に、本発明の清掃用シートの製造方法 、その好ましい一実施態様について、上述 た図1~図3に示す第1実施形態の清掃用シート 1Aを製造する場合を例にして、図8を参照しな がら説明する。
第1実施態様の製造方法においては、下記(1)
~(6)の工程を経て、清掃用シート1Aを製造する
。
(1)長繊維束形成工程
(2)長繊維束切断工程
(3)長繊維束供給工程
(4)積層体形成工程
(5)清掃用シート形成工程
(6)カット部形成工程
(1)長繊維束形成工程
本工程は、図8に示すように、一方向に配向
する長繊維31の集合体を巻き出し、拡幅ロー
50により所定幅方向に拡幅し、長繊維31の配
向方向(長繊維31の搬送方向)と交差する方向
延びる繊維接合部32により、長繊維31同士を
合し、一体化した長繊維束3を形成する工程
である。
繊維接合部32は、長繊維31の配向方向(長繊
31の搬送方向)と直交する方向に、実質的に
続して延びる中央連続シール線132である。
工程においては、繊維接合部32となる中央連
続シール線132は、第1加熱エンボス機51により
押圧されて形成されており、巻き出した長繊
維31の集合体の長繊維31の配向方向に、間欠
に形成されている。中央連続シール線132は
ヒートシール、超音波シール等の公知のシ
ル手段により剥離不能に行う。
(2)長繊維束切断工程
本工程は、図8,図3に示すように、一体化し
長繊維束3を所要の長さに切断する工程であ
る。本工程においては、隣り合う中央連続シ
ール線132,132間を、長繊維31の配向方向(長繊
31の搬送方向)と直交する方向に、第1カッタ
61により押圧し、長繊維31を切断することに
より、図3に示す長繊維束3が得られる。
(3)長繊維束供給工程
本工程は、図8に示すように、所要の長さに
切断した長繊維束3を、連続した帯状の不織
102の少なくとも一方の表面上に供給する工
である。図8,図1に示すように、連続した帯
の不織布102を巻き出し、帯状の不織布102の
面側上及び内面側上の両面に、長繊維束3を
長繊維31の配向方向と同方向に供給する。
、不織布102は、基材シート2となる。
(4)積層体形成工程
本工程は、図8に示すように、所要の長さに
切断した長繊維束3と帯状の不織布102とをシ
ト接合部21を介して接合することにより積層
体5を形成する工程である。図8,図1に示すよ
に、シート接合部21となるサイド非連続シー
ル線121は、第2加熱エンボス機52により押圧さ
れて形成されており、長繊維31の配向方向と
交する方向に、即ち、不織布102の搬送方向
直交する方向に、間欠的に形成されている
また、図8,図1に示すように、間欠的に形成
れたサイド非連続シール線121それぞれの大
さは、長繊維31の配向方向に長く、サイド
連続シール線121は、中央連続シール線132と
角に接して形成されている。サイド非連続
ール線121のシール手段は、中央連続シール
と同様である。
(5)清掃用シート形成工程
本工程は、図8に示すように、積層体5を所
の長さに切断して個々の清掃用シート1Aを得
る工程である。帯状の不織布102は、その幅に
比べて、搬送方向に短くなるように、第2カ
ター62により押圧されて、切断される。積層
体5は、長繊維束3が、帯状の基材シート2の両
面上に、片面につき、2個~30個配置されるよ
に切断されることが好ましく、第1実施態様
おいては、長繊維束3が、片面につき2束配
された清掃用
シート1Aを得ている。
(6)カット部形成工程
本工程は、隣り合うサイド非連続シール線1
21,121の間を、長繊維31の配向方向と直交する
向(不織布102の搬送方向)に、千鳥状にスリ
トカットすることにより線状カット部24を形
成する工程である。本工程は、(4)積層体形成
工程と(5)清掃用シート形成工程との間で行わ
れる工程である。
第1実施態様の製造方法においては、下記工
程(7)を更に有していることが好ましい。
(7)長繊維を3次元方向にランダムに起毛する
うに開繊する工程
本工程は、積層体形成工程の後に行われる
本工程は、積層体5の長繊維束3に対して、
アブローを行い、繊維層11を開繊させて起毛
させる工程である。
上述した図7に示す第2実施形態の清掃用シ
ト1Bを製造する第2実施態様の製造方法につ
て、その好ましい一実施態様を説明する。
第2実施態様の製造方法は、第1実施態様の
造方法の(1)長繊維束形成工程及び(4)積層体
成工程が異なる以外、第1実施態様の製造方
と同様であり、第1実施態様の製造方法の説
明が適宜適用される。
第2実施態様の製造方法は、(1)長繊維束形 成工程において、繊維接合部32’が、長繊維3 1の配向方向と直交する方向(不カット部形成 程織布102の搬送方向)に、千鳥状に延びる中 央非連続シール線132’として形成されている 。
また、第2実施態様の製造方法は、(4)積層 体形成工程において、サイド非連続シール線 121’は、中央非連続シール線132’と直角に交 差して形成されている。
本発明の清掃用シートは、上述の第1又は 第2実施形態の清掃用シートに何ら制限され ものではなく、適宜変更可能である。また 上述の第1又は第2実施形態の清掃用シートに おける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわ ない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第1又は第2実施形態の清 用シート1A,1Bにおいては、図1,図2,図7に示す うに、複数個の繊維接合部32,32’は、長繊 31の配向方向と直交する方向に延びているが 、長繊維31の配向方向と交差していれば良い
また、上述の第1又は第2実施形態の清掃 シート1A,1Bにおいては、シート接合部21、21 それぞれの大きさが、異なるように設けら ても良い。
また、上述の第1又は第2実施形態の清掃 シート1A,1Bにおいては、シート接合部21、21 は、隣り合うシート接合部21,21’との間の距 離が、略等間隔であったが、距離を変えても 良い。例えば、清掃用シートの中央部に位置 する隣り合うシート接合部21,21’との距離を 長手方向両端部に位置するものより広くし も良い。
また、本発明の清掃用シートの製造方法 、前述した第1及び第2実施態様に制限され ことなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り 宜変更が可能である。
例えば、上述の第1又は第2実施態様の製造
法は、(1)長繊維束形成工程と(3)長繊維束供
工程との間に、(2)長繊維束切断工程を備え
いるが、切断せずに、長繊維束形成後、直
、長繊維束供給工程に供給しても良い。
また、(4)積層体形成工程と(5)清掃用シート
成工程との間に、(6)カット部形成工程を備
ているが、備えてなくても良い。
また、(2)長繊維束切断工程において、長繊
束3が一対となる2本の中央連続シール線132,1
32を有するように、2本の中央連続シール線132
,132毎に切断され、(6)カット部形成工程にお
て、一対の中央連続シール線132,132の間をス
ットカットすることにより線状カット部24
形成しても良い。
また、2)長繊維束切断工程において、長繊
束3を2本の中央連続シール線132,132を有する
うに切断し、2本の中央連続シール線132,132間
の繊維は切断せずに、(6)カット部形成工程に
おいて、一対の中央連続シール線132,132の間
スリットカットすることにより線状カット
24を形成しても良い
本発明の第3実施形態の清掃用シートについ
て、図9~図12に基づいて説明する。
第3実施形態の清掃用シート1Cについては、
1実施形態の清掃用シート1Aと異なる点につ
て説明する。特に説明しない点は、第1実施
形態の清掃用シート1Aと同様であり、第1実施
形態の清掃用シート1Aの説明が適宜適用され
。
第3実施形態の清掃用シート1Cは、図9~図12 に示すように、基材シート2の少なくとも一 の表面上に、実質的に一方向に配向する多 本の長繊維31を、該長繊維31の配向方向と交 する方向に直線状に延びる複数本の繊維接 部32により繊維束とする長繊維束を接合し 清掃用シート1Cである。清掃用シート1Cの複 本の繊維接合部32は、所定間隔で配されて り、多数本の長繊維31が、隣り合う繊維接合 部32,32との間において複数個の線状カット部2 4でカットされている。清掃用シート1Cは線状 カット部24と未カット部25とが交互に配され 並行する二本の不連続線26a,26bを形成してい 。この二本の不連続線26a,26bは長繊維31の配 方向から見て連続している。
第3実施形態の清掃用シート1Cについて、詳
する。
清掃用シート1Cは、多数本の長繊維31を複数
本の繊維接合部32により繊維束とする長繊維
3を形成すると共に、その長繊維束3を基材
ート2の表面上に接合したものであり、隣り
う繊維接合部32,32間を線状カット部24でカッ
トして得られるものである。
清掃用シートは、基材シート2の両面上又は
片面上に、長繊維束3を備えていても良く、
下、基材シート2の両面上に、長繊維束3を備
えている清掃用シート1Cについて、図面を参
しながら具体的に説明する。
前記基材シート2は、図9,図10に示すよう 、長方形状であり、基材シート2の長さは、1 0cm~60cmであり、基材シート2の幅は、5cm~40cmで る。清掃用シート1Cは、基材シート2の両面 に、長繊維31が繊維接合部32を介して配置さ れている。
前記長繊維31は、通常、製造時におけるそ
素材の搬送方向に配向している。
ここで、「長繊維31が実質的に一方向に配
する」とは、製造上の誤差、長繊維31が捲縮
加工されたこと等によって、一部の長繊維31
配向方向が、その他の大部分の長繊維31の
向方向からずれた場合を排除しない意味で
る。
多数本の前記長繊維31は、第3実施形態の 掃用シート1Cにおいては、図9,図10に示すよ に、基材シート2の両面上それぞれに、長繊 維31の配向方向と直交する方向と、基材シー 2の長手方向とが一致するように配置されて いる。言い換えれば、長繊維31の配向方向は 基材シート2の幅方向と一致している。多数 本の長繊維31は、第3実施形態の清掃用シート 1Cにおいては、図9,図10に示すように、基材シ ート2の長手方向両端部に亘って、均一に配 れており、基材シート2の幅の50%~90%に亘って 配されている。本実施形態においては、基材 シート2の幅の方が、長繊維31を配する範囲よ りも広く、基材シート2における長繊維31より も幅方向外方の領域(以下「フラップ22」とい う)は、清掃具のヘッド部に装着される際に いられる部分となる(詳細は後述)。
前記長繊維31は、基材シート2の長手方向 おいて、埃の絡み取り性の観点から、基材 ート2の1cmあたり、片側に1000本~50000本設け れていることが好ましく、5000本~40000本設け れていることが更に好ましい。
前記長繊維31は、本実施形態においては、
維集合体(トウ)の状態で用いる。繊維集合体
(トウ)は、公知の開繊装置を用いて十分に開
しておくことが好ましい。また、長繊維31
太さは、特に臨界的ではないが、埃の絡み
り性や清掃対象面への傷付き防止性の観点
ら、0.1~200dtex、特に2~30dtexであることが好ま
い。
また、長繊維31としては、捲縮性繊維を用
ると、埃の絡み取り性が一層向上するので
ましい。
また、長繊維31としては、製品としての外
の向上、付着汚れの見え易さの向上等のた
、白色以外の色(例えば、オレンジ色、水色)
のものを用いることもできる。
前記繊維接合部32は、多数本の長繊維31を長
繊維束にするためのものであるが、本実施形
態においては、長繊維束3を形成すると共に
その長繊維束3を基材シート2の表面上に接合
するものである。繊維接合部32は、熱融着又
ホットメルト接着剤により形成されており
本実施形態においては、熱融着することに
り形成されている。
本実施形態の清掃用シート1Cの繊維接合部32
の本数は、好ましくは2本~30本であり、以下
繊維接合部32の数が2本の本実施形態の清掃
シート1Cについて、図面を参照しながら説明
する。本実施形態においては、2本の繊維接
部32,32それぞれは、図9,図10に示すように、
繊維31の配向方向と直交する方向に、即ち、
基材シート2の長手方向両端に亘って、一本
連続した直線状に形成されている。
前記繊維接合部32それぞれの長さは、図9, 図10に示すように、基材シート2の長さと同じ であり、繊維接合部32の幅は、図9,図10に示す ように、0.5mm~10mmである。隣り合う2本の繊維 合部32,32は、所定間隔を置いて配されてお 、その間隔は、繊維の自由度の観点から、 ましくは、1mm~50mm、更に好ましくは、10mm~40mm である。
第3実施形態の清掃用シート1Cは、図11に すように、2本の繊維接合部32,32の中間部32a おいて、長繊維31及び長繊維31と同じ位置の 材シート2を線状カット部24によりカットす ことにより得られる。中間部32aは、隣り合 繊維接合部32,32の略中間に位置し、1cm~10cmの 幅を有している。
複数個の前記線状カット部24は、図9,図10 示すように、基材シート2の長手方向に、不 連続部25が交互に配された並行する二本の不 続線状、いわゆる千鳥形状に配されている 複数個の前記線状カット部24は、図9,図10に すように、基材シート2の長手方向に、千鳥 形状に配されており、全体として2本の線状 ット部24群からなる不連続線26a,26bを形成し いる。この二本の不連続線26a,26bそれぞれは 図10,図12に示すように、平面視では不連続 あるが、長繊維31の配向方向から見れば、連 続する一本の線を形成している。このように 、長繊維31の配向方向から見て、連続する一 の線を形成するように二本の不連続線26a,26b を配置することにより、2本の繊維接合部32,32 の間の長繊維31を確実に切断することができ 。
前記線状カット部24は、図10,図12に示すよう
に、長繊維31の配向方向、即ち、基材シート2
の幅方向から見て、別の不連続線26a,26bを形
する隣り合う線状カット部24の末端同士が、
重なっている。具体的には、図12に示すよう
、不連続線26aを構成する線状カット部24の
端と、それに隣り合う別の不連続線26bを構
する線状カット部24の末端とが重なっており
、重なりの間隔w1は、繊維の切断の観点から
0mm以上、5mm未満であることが好ましく、0.1m
m~2mmであることが更に好ましい。不連続線26a
構成する線状カット部24と、それに隣り合
別の不連続線26bを構成する線状カット部24と
の距離d1は、繊維長さ及び基材シートの強度
観点から、1mm~50mmであることが好ましく、5m
m~30mmであることが更に好ましい。また、前記
線状カット部24それぞれの長さl1は、図12に示
すように、5mm~50mmである。
尚、隣り合う繊維接合部32,32の間の長繊維31
は、複数個の線状カット部24により、その長
維31の全本数全てが、完全に切断されてい
ことが好ましいが、95%以上切断されていれ
、完全に切断していると判断する。
線状カット部24によりカットすることで得
れた第3実施形態の清掃用シート1Cの繊維接
部32,32は、何れも、複数個の線状カット部24
千鳥形状に配されているため、図9,図10に示
すように、長めの繊維長と短めの繊維長とい
う2種類の繊維長を有するように形成される
埃の絡み取り性の観点から、長繊維31の長め
の繊維長は、好ましくは20~50mm、更に好まし
は20~30mmであり、長繊維31の短めの繊維長は
好ましくは10~25mm、更に好ましくは10~20mmであ
る。長繊維31の繊維長とは、繊維接合部32か
長繊維31の先端までの長さである。
尚、第3実施形態の清掃用シート1Cの2本の繊
維接合部32,32よりも、清掃用シート1Cの幅方
両外方に位置する長繊維31の繊維長は、それ
ぞれ、埃の絡み取り性の観点から、好ましく
は10~150mm、更に好ましくは30~120mmである。
第3実施形態の清掃用シート1Cの形成材料に
いて説明する。
前記基材シート2は、その長手方向に柔軟性
を有しており、清掃対象面に沿って追随し易
くなっている。そのため、清掃対象面に沿っ
て追随し易くなるので、清掃用シート1Cによ
ゴミ、埃等の捕捉効果が高くなっている。
基材シート2及び長繊維31としては、第1実施
形態の清掃用シート1Aにおいて説明したもの
同様のものを用いることができる。
上述した本発明の第3実施形態の清掃用シー
ト1Cを使用した際の作用効果について説明す
。
第3実施形態の清掃用シート1Cは、基材シー
2を利用して、図13に示すように、ヘッド部4
1及びヘッド部41に連結された柄42を備えた清
具4におけるヘッド部41に装着されて使用さ
る。
図13に示す清掃具4は、本実施形態の清掃用
ート1Cが装着可能なヘッド部41、及びヘッド
部41に自在継手43を介して連結された棒状の
42から構成されている。ヘッド部41の装着面(
底面)は、平面視で長方形状であり、通常の
用態様においては、清掃具4は、ヘッド部41
その幅方向に移動(特に往復移動)させて清掃
を行う。つまり、清掃具4の清掃方向は、ヘ
ド部41の幅方向である。
第3実施形態の清掃用シート1Cは、基材シ ト2の長手方向と、清掃具4のヘッド部41の長 手方向とを同方向に、基材シート2の中心点 ヘッド部41の中心点とを一致させて、ヘッド 部41の装着面(底面)に装着される。次に、基 シート2におけるフラップ22,22をヘッド部41の 上面側に折り返す。更にフラップ22を、ヘッ 部41における、放射状のスリットを有する 撓性の複数のシート保持部44内に押し込む。 これによって清掃用シート1Cを清掃具4のヘッ ド部41に固定することができる。尚、基材シ ト2がネット状シートから形成されている場 合には、基材シート2とシート保持部44との係 合力が高い点で好ましい。本実施形態の清掃 用シート1Cは、この状態で、例えば、フロー ングの掃き清掃に用いることができる。従 て、基材シート2の幅方向と一致する長繊維 31の配向方向は、実質的に、清掃具30の清掃 向に配向している。
第3実施形態の清掃用シート1Cによれば、清
具4のヘッド部41に装着した状態で、通常の
ップ用の清掃具と同様に、フローリング部
の掃き掃除(床掃除)等の清掃に供すること
できる。
第3実施形態の清掃用シート1Cは、図9~図11に
示すように、隣り合う繊維接合部32,32の間の
繊維31は、並行する二本の不連続線を形成
、長繊維の配向方向から見て連続する一本
線を形成するように延びる複数個の線状カ
ト部24によりカットされているため、確実に
、切断されている。
従って、長繊維31が、繊維接合部32により拘
束されることがなく、清掃用シート1Cのゴミ
集性が向上する。また、長繊維31が清掃対
物に引っ掛かっかり難い。
また、第3実施形態の清掃用シート1Cは、図9
~図11に示すように、隣り合う繊維接合部32,32
間の長繊維31が、千鳥状に形成された複数
の線状カット部24により切断されている。そ
のため、隣り合う繊維接合部32,32の一方又は
方の繊維接合部は、長めの繊維長と短めの
維長という2種類の繊維長の長繊維31をそれ
れ備えている。それら2種類の繊維長は、繊
維接合部32,32よりも、清掃用シート1Cの幅方
両外方に位置する長繊維31の繊維長とも異な
る。
従って、一方又は他方の繊維接合部32,32そ
ぞれが有する長繊維31の繊維長は、均一では
なく、3種類の繊維長を有しており、ランダ
であるため、ゴミ捕集性を高めることがで
る。また、線状カット部24によりカットした
後に、3種類の繊維長を有する長繊維31を3次
方向にランダムに起毛開繊することにより
更に長繊維31の繊維長がランダムとなり、ゴ
ミ捕集性が更に向上する。
本発明の第4実施形態の清掃用シートについ
て、図14に基づいて説明する。
第4実施形態の清掃用シート1Dについては、
3実施形態の清掃用シート1Cと異なる点につ
て説明する。特に説明しない点は、第3実施
形態の清掃用シート1Cと同様であり、第3実施
形態の清掃用シート1Cの説明が適宜適用され
。
第4実施形態の清掃用シート1Dの繊維接合 32の本数は、3本であり、3本の繊維接合部32, 32,31それぞれは、図14に示すように、長繊維31 の配向方向と直交する方向に、即ち、基材シ ート2の長手方向両端に亘って、一本の連続 た直線状に形成されている。
第4実施形態の清掃用シート1Dの線状カッ 部24は、第3実施形態の清掃用シート1Cの線 カット部24と同様に、複数個が千鳥形状に配 されて2本の不連続線26a,26bを形成しているが 第4実施形態の清掃用シート1Dの2本の不連続 線26a,26bは、図14に示すように、長繊維31の配 方向と直交する方向に、2組形成されている 。2組の不連続線26a,26bそれぞれは、繊維接合 間の中間部32aの位置において、一方の不連 線26a,26bの形成位置を、他方の不連続線26a,26 bの形成位置と異なるように、ずらして形成 ている。
上述した本発明の第4実施形態の清掃用シー
ト1Dを使用した際の作用効果について説明す
第4実施形態の清掃用シート1Dによれば、第3
実施形態の清掃用シート1Cと同様に、清掃具4
のヘッド部41に装着した状態で、フローリン
部屋の掃き掃除(床掃除)等の清掃に供する
とができる。
第4実施形態の清掃用シート1Dは、第3実施形
態の清掃用シート1Cと同様の効果が得られる
即ち、第4実施形態の清掃用シート1Dは、第3
実施形態の清掃用シート1Cと同様に、並行す
二本の不連続線を形成し、長繊維の配向方
から見て連続する一本の線を形成するよう
延びる複数個の線状カット部24を備えてい
ため、隣り合う繊維接合部32,32の間の長繊維
31が確実に切断されており、清掃対象物に引
掛かっかり難い。また、長繊維31の繊維長
、ランダムとなり、ゴミ捕集性を高めるこ
ができる。更に、第4実施形態の清掃用シー
1Dは、2組の2本の不連続線26a,26bを備えてお
、互いの形成位置が異なるため、長繊維31の
繊維長は、第3実施形態の清掃用シート1Cに比
べ、更にランダム性が向上しており、ゴミ捕
集性を更に高めることができる。
本発明の第5実施形態の清掃用シートについ
て、図15に基づいて説明する。
第5実施形態の清掃用シート1Eについては、
3実施形態の清掃用シート1Cと異なる点につ
て説明する。特に説明しない点は、第3実施
形態の清掃用シート1Cと同様であり、第3実施
形態の清掃用シート1Cの説明が適宜適用され
。
第5実施形態の清掃用シート1Eの複数個の 維接合部32’は、図15に示すように、長繊維 31の配向方向と直交する方向に、即ち、基材 ート2の長手方向に、不連続部33が交互に配 れた並行する2本の不連続線状(いわゆる千 状)に形成されており、全体として繊維接合 群を形成している。第5実施形態においては 、2本の繊維接合部群34a,34bを備えている。
第5実施形態の清掃用シート1Eの複数個の 維接合部32’は、図15に示すように、基材シ ート2の幅方向から見て、別の繊維接合部群34 a,34bを形成する隣り合う繊維接合部32’,32’ 末端同士が重なっている。図15に示すように 、繊維接合部群34aを構成する繊維接合部32’ 末端と、それに隣り合う別の繊維接合部群3 4bを構成する繊維接合部32’の末端とが重な ており、繊維束形成の観点から、間隔w2は、 0mm~10mmであることが好ましく、0mm~5mmであるこ とが更に好ましい。繊維接合部群34aを構成す る繊維接合部32’と、それに隣り合う別の繊 接合部群34bを構成する繊維接合部32’との 離d2は、繊維接合部の強度の観点から、5mm~50 mmであることが好ましく、10mm~40mmであること 更に好ましい。また、繊維接合部32’それ れの長さl2は、図15に示すように、5mm~50mmで る。
上述した本発明の第5実施形態の清掃用シー
ト1Cを使用した際の作用効果について説明す
第5実施形態の清掃用シート1Eによれば、第3
実施形態の清掃用シート1Cと同様に、清掃具4
のヘッド部41に装着した状態で、フローリン
部屋の掃き掃除(床掃除)等の清掃に供する
とができる。
第5実施形態の清掃用シート1Eは、第3実施形
態の清掃用シート1Cと同様の効果が得られる
即ち、第5実施形態の清掃用シート1Eは、第3
実施形態の清掃用シート1Cと同様に、並行す
二本の不連続線を形成し、長繊維の配向方
から見て連続する一本の線を形成するよう
延びる複数個の線状カット部24を備えてい
ため、隣り合う繊維接合部32,32の間の長繊維
31が確実に切断されており、清掃対象物に引
掛かっかり難い。また、長繊維31の繊維長
、ランダムとなり、ゴミ捕集性を高めるこ
ができる。更に、第5実施形態の清掃用シー
1Eは、千鳥状に形成された複数個の繊維接
部32’を備えているため、長繊維31の繊維長
、第3実施形態の清掃用シート1Cに比べ、更
ランダム性が向上しており、ゴミ捕集性を
に高めることができる。
本発明の第6実施形態の清掃用シートについ
て、図16に基づいて説明する。
第6実施形態の清掃用シート1Fについては、
3実施形態の清掃用シート1Cと異なる点につ
て説明する。特に説明しない点は、第3実施
形態の清掃用シート1Cと同様であり、第3実施
形態の清掃用シート1Cの説明が適宜適用され
。
第6実施形態の清掃用シート1Fの繊維接合 32は、図16に示すように、多数本の長繊維31 集合した長繊維束3を形成するためのもので あり、長繊維31と基材シート2との接合には関 与しない接合部であり、長繊維束3を構成す 長繊維31と基材シート2との接合は、シート 合部21を介して接合されている。
第6実施形態の清掃用シート1Fの複数個の ート接合部21は、図16に示すように、長繊維 31の配向方向と交差する方向に、繊維接合部3 2上に、間欠的に配置されており、全体とし シート接合部群23を形成している。第6実施 態の清掃用シート1Fの線状カット部24は、図1 6に示すように、2列のシート接合部群23の中 部に配置されている。
上述した本発明の第6実施形態の清掃用シー
ト1Fを使用した際の作用効果について説明す
第6実施形態の清掃用シート1Fによれば、第3
実施形態の清掃用シート1Cと同様に、清掃具4
のヘッド部41に装着した状態で、フローリン
部屋の掃き掃除(床掃除)等の清掃に供する
とができる。
第6実施形態の清掃用シート1Fは、第3実施形
態の清掃用シート1Cと同様の効果が得られる
即ち、第6実施形態の清掃用シート1Fは、第3
実施形態の清掃用シート1Cと同様に、並行す
二本の不連続線を形成し、長繊維の配向方
から見て連続する一本の線を形成するよう
延びる複数個の線状カット部24を備えてい
ため、隣り合う繊維接合部32,32の間の長繊維
31が確実に切断されており、清掃対象物に引
掛かっかり難い。また、長繊維31の繊維長
、ランダムとなり、ゴミ捕集性を高めるこ
ができる。
本発明の清掃用シートは、上述の第3~第6 施形態の清掃用シートに何ら制限されるも ではなく、適宜変更可能である。また、上 の第3~第6実施形態の清掃用シートにおける 構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範 で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第3~第6実施形態の清掃用 ート1C,1D,1E,1Fにおいては、図11に示すように 、長繊維31及び長繊維31と同じ位置の基材シ ト2を線状カット部24によりカットしている 、図17に示すように、長繊維31のみカットし いても良い。
また、上述の第3~第6実施形態の清掃用シ ト1C,1D,1E,1Fにおいては、図9,図10,図14,図15,図 16に示すように、繊維接合部32,32’は、長繊 31の配向方向と直交する方向にに延びている が、長繊維31の配向方向と交差していれば良 。
また、上述の第3~第6実施形態の清掃用シ ト1C,1D,1E,1Fにおいては、図9,図10,図14,図15,図 16に示すように、長繊維31の配向方向と直交 る方向が、基材シート2の長手方向とが一致 るように形成されているが、基材シート2の 長手方向と一致していなくても良い。
また、上述の第3~第6実施形態の清掃用シ ト1C,1D,1E,1Fにおいては、カット部24は、隣り 合う繊維接合部32,32の略中間に位置する中間 32aに形成されているが、隣り合う繊維接合 32,32との間であれば良い。
また、上述の第3~第6実施形態の清掃用シ ト1C,1D,1E,1Fにおいては、カット部24それぞれ の長さは、同じ長さでなくても良い。
以下、実施例により本発明を更に具体的 説明する。
〔実施例1〕
図1又は図2に示す清掃用シートを製造した
長繊維束3を構成する長繊維31として、芯が
リエチレンテレフタレート、鞘がポリエチ
ンからなる太さ2.2dtexの芯鞘型熱融着性複合
維を用いた。該複合繊維の繊維束(トウ):5g(
16万本)を開繊装置で開繊し、長さ280mm、幅80
mmに広げる。長繊維31がバラバラにならない
うに、長繊維束3の幅方向中央部に、その長
方向(長繊維31の配向方向と直交する方向)の
全長に亘って延びるように、1本の繊維接合
32を施し接合する。繊維接合部32の幅は、3mm
ある。繊維接合部32の接合法は、熱融着法
ある。尚、長繊維束3の幅方向は、長繊維31
配向方向と一致する。
長繊維束3の長手方向に延びる繊維接合部32
よって、長繊維束3は、基材シート2に接合
れていない状態において、長繊維31の集合状
態が維持される。
基材シート2として、坪量40g/m 2 のエアスルー不織布を用いた。構成繊維は、 芯がポリエチレンテレフタレート、鞘がポリ エチレンからなる芯鞘型熱融着性複合繊維(2. 2dtex×51mm)であった。基材シート2の寸法は、 さ:285mm×幅:205mmであった。
基材シート2の片面に2個の長繊維束3,3を 実質的に間隔を開けることなく並列させて シート接合部21を施し接合させた。シート接 合部21の接合法は、熱融着法である。シート 合部21の長さは、長繊維31の配向方向に長く 、20mmであり、その幅は、3mmである。複数個 シート接合部21は、長繊維31の配向方向と直 する方向に、即ち、基材シート2の長手方向 に、一直線状に、間欠して形成されており、 具体的には、隣り合うシート接合部21同士の 隔が、30mmとなるように形成されている。ま た、シート接合部21それぞれは、繊維接合部3 2と直角に接して形成されている。
〔実施例2〕
実施例2は、実施例1に比して、隣り合うシ
ト接合部21同士の間隔を変更した以外は実施
例1と同じである。実施例2の隣り合うシート
合部21同士の間隔は、40mmである。
〔実施例3〕
実施例3は、実施例2と同様に、隣り合うシ
ト接合部21同士の間隔を変更した以外は実施
例1と同じである。実施例3の隣り合うシート
合部21同士の間隔は、10mmである。
〔比較例1〕
比較例1は、実施例1に比して、シート接合
21が、長繊維31の配向方向と直交する方向に
間欠して形成されておらず、繊維接合部32
を、繊維接合部32と同方向に連続する一直線
で形成されている。即ち、シート接合部21と
維接合部32とは、同形・同大であり同じ位
に形成されている。それ以外は実施例1と同
である。
〔比較例2〕
比較例2は、実施例1に比して、隣り合うシ
ト接合部21同士の間隔を変更した以外は実施
例1と同じである。比較例2の隣り合うシート
合部21同士の間隔は、5mmである。
〔比較例3〕
比較例3は、実施例1に比して、隣り合うシ
ト接合部21同士の間隔を変更した以外は実施
例1と同じである。比較例3の隣り合うシート
合部21同士の間隔は、50mmである。
〔髪の毛の捕集性〕
実施例及び比較例の清掃用シートを図6に示
す清掃具4に装着して、髪の毛が散布された8
のフローリング部屋について掃き掃除を行
、髪の毛の捕集性を評価した。評価基準は
下の通りである。
◎:髪の毛を完全に捕集することができた。
○:髪の毛が若干残るが、髪の毛をほぼ捕集
ることができた。
△:一部の髪の毛が捕集できずに残ることが
った。
×:約半分程度の髪の毛が捕集できずに残った
。
〔パンくずの捕集性〕
実施例及び比較例の清掃用シートを図6に示
す清掃具4に装着して、パンくずが散布され
8畳のフローリング部屋について掃き掃除を
い、パンくずの捕集性を評価した。評価基
は以下の通りである。
◎:パンくずを完全に捕集することができた
○:パンくずが若干残るが、パンくずをほぼ
集することができた。
△:一部のパンくずが捕集できずに残ること
あった。
×:約半分程度のパンくずが捕集できずに残っ
た。
各実施例及び比較例についての評価結果 下記〔表1〕に示す。
〔表1〕に示す評価結果から明らかなよう に、各実施例では、髪の毛のような細かいゴ ミのみならず、パンくずのような比較的大き なゴミまで捕集することができる。また、比 較例1では、シート接合部21と繊維接合部32と 、実質的に同じ箇所に直線状に設けられて り、長繊維束3が、シート接合部21により拘 されるため、パンくずの捕集性が低下する また、比較例2では、隣り合うシート接合部 21の間隔が狭いため、長繊維束3を構成する長 繊維31の自由度が、シート接合部21によって 限される。そのため、パンくずの捕集性が 下する。また、比較例3では、隣り合うシー 接合部21の間隔が広いため、繊維束の繊維 由度が高くなりすぎ繊維が凝集してしまう そのため、パンくずの捕集性が低下する。
〔実施例4〕
図9又は図10に示す清掃用シートを製造した
長繊維束3を構成する長繊維31として、芯が
リエチレンテレフタレート、鞘がポリエチ
ンからなる太さ2.2dtexの芯鞘型熱融着性複合
繊維を用いた。該複合繊維の繊維束(トウ):5g(
約16万本)を開繊装置で開繊し、長さ280mm、幅8
0mmに広げる。長繊維31がバラバラにならない
うに、2本の繊維接合部32,32を介して基材シ
ト2に接合する。2本の繊維接合部32,32それぞ
れは、基材シート2の長手方向(長繊維31の配
方向と直交する方向)の全長に亘って延びる
うに、1本の連続した直線状に形成されてい
る。繊維接合部32それぞれの幅は、3mmである
隣り合う2本の繊維接合部32,32の間隔は、8cm
ある。尚、繊維接合部32の接合法は、熱融
法である。長繊維束3の幅方向は、長繊維31
配向方向と一致する。
基材シート2として、坪量40g/m 2 のエアスルー不織布を用いた。構成繊維は、 芯がポリエチレンテレフタレート、鞘がポリ エチレンからなる芯鞘型熱融着性複合繊維(2. 2dtex×51mm)であった。基材シート2の寸法は、 さ:285mm×幅:205mmであった。
隣り合う2本の繊維接合部32,32の略中間位置
おいて、長繊維31及び基材シート2を、複数
の線状カット部24によりカットして、実施
4の清掃用シートを形成した。
千鳥形状に配された複数個の線状カット部2
4は、隣り合う線状カット部24との重なり間隔
wが0.1mm、隣り合う線状カット部24との距離dが
30mm、線状カット部24それぞれの長さlが40mmと
るように形成されている。
〔実施例5〕
実施例5は、実施例4に比して、隣り合う線
カット部24との重なり間隔wを変更した以外
実施例4と同じである。実施例5の隣り合う線
状カット部24との重なり間隔wは、0.5mmである
〔実施例6〕
実施例6は、実施例5と同様に、隣り合う線
カット部24との重なり間隔wを変更した以外
実施例4と同じである。実施例6の隣り合う線
状カット部24との重なり間隔wは、2.0mmである
〔実施例7〕
実施例7は、実施例5,6と同様に、隣り合う線
状カット部24との重なり間隔wを変更した以外
は実施例4と同じである。実施例7の隣り合う
状カット部24との重なり間隔wは、0mmである
〔比較例4〕
比較例4は、実施例4に比して、長繊維31及び
基材シート2をカットしていない。それ以外
実施例4と同じである。
〔比較例5〕
比較例5は、実施例4に比して、千鳥形状に
された複数個の線状カット部24により、長繊
維31及び基材シート2をカットしておらず、一
本の連続した直線状のカット線で長繊維31及
基材シート2をカットしている。それ以外は
実施例4と同じである。
〔比較例6〕
比較例6は、実施例4に比して、千鳥形状に
された複数個の線状カット部24により、長繊
維31及び基材シート2をカットしておらず、一
本の連続した直線状のカット線で長繊維31を
ットしている。更に、基材シート2をカット
せず、長繊維31のみを、複数個の線状カット
24によりカットしている。それ以外は実施
4と同じである。
〔ゴミの捕集性〕
実施例及び比較例の清掃用シートを図13に
す清掃具4に装着して、髪の毛及び綿埃が散
された8畳のフローリング部屋について掃き
掃除を行い、ゴミの捕集性を評価した。評価
基準は以下の通りである。
◎:ゴミを完全に捕集することができた。
○:ゴミが若干残るが、ゴミをほぼ捕集する
とができた。
△:一部のゴミが捕集できずに残ることがあ
た。
×:約半分程度のゴミが捕集できずに残った。
〔長繊維の引っ掛かり難さ〕
前記〔ゴミの捕集性〕に従って掃き掃除を
う際、清掃用シートの長繊維について、引
掛かり難さを、評価した。評価基準は以下
通りである。
◎:まったく引っ掛からない。
○:まれに引っ掛かることはある。
△:引っ掛かることがある。
×:常時引っ掛かる。
〔カットした長繊維のゴミの発生〕
実施例及び比較例の清掃用シートを作成す
際の長繊維のゴミの発生について、評価し
。評価基準は以下の通りである。
◎:ごみは発生しない。
○:ごみは極少量発生する。
△:ごみは少量発生する。
×:ごみは大量に発生する。
〔清掃用シートの作り易さ〕
実施例及び比較例の清掃用シートを作成す
際の作り易さについて、評価した。評価基
は以下の通りである。
◎:非常に作り易
○:作り易い。
△:作り難い。
×:非常に作り難い。
各実施例及び比較例についての評価結果 下記〔表2〕に示す。
各実施例及び比較例の評価結果から例えば
以下のことがわかる。
実施例4~7の清掃用シートによれば、略全て
評価項目において優れた結果が得られたが
実施例6の清掃用シートでは、隣り合う線状
カット部24との重なり間隔が広いため、カッ
した長繊維がゴミとして、少量発生した。
比較例4の清掃用シートは、隣り合う2本 繊維接合部間の長繊維31をカットしていない ため、長繊維31の自由度が制限されてしまい ゴミ捕集性が劣り、長繊維31が清掃対象物 引っ掛かっかり易かった。比較例5の清掃用 ートは、隣り合う2本の繊維接合部間の長繊 維31のみならず、基材シート2も、一直線状に 延びるカット線でカットされているため、清 掃用シートとして評価できなかった。比較例 6の清掃用シートは、清掃用シートの最優先 能であるゴミ捕集性が、実施例4~7の清掃用 ートに比べ劣った。また、基材シート2をカ トせず、隣り合う2本の繊維接合部間の長繊 維31のみを、一直線状に延びるカット線でカ トするため、非常に作り難かった。
本発明の清掃用シートによれば、熱融着 長繊維及び熱融着シートを接合する接合部 よって長繊維束の自由度が制限されず、熱 着性長繊維の自由度が向上し、ゴミ捕集性 高めることができる。また、本発明の製造 法によれば、該清掃用シートを容易に製造 ることができる。
本発明の清掃用シートによれば、熱融着 長繊維及び熱融着シートを接合する接合部 よって熱融着性長繊維の自由度が制限され 、熱融着性長繊維が清掃対象物に引っ掛か かり難い。また、溶着部から熱融着性長繊 の先端までの長さが、ランダムであるため ゴミ捕集性を高めることができる。
