株式会社 豊田自動織機 (〒71 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 Aichi, 〒4488671, JP)
| 車両のウィンドウガラスに対する被検出部材の配置状態の変化に基づきウィンドウガラスの破損を検出するために用いられるウィンドウガラス破損検出用クリップであって、 互いに対向するように折り曲げられて前記ウィンドウガラスの端部を挟持する第1部材と第2部材とを備え、 前記ウィンドウガラスの非破損時においては、前記第1部材と第2部材とは、それらの間に前記ウィンドウガラスを配置した状態で同ウィンドウガラスの面内で互いにずれた位置でウィンドウガラスに接触するとともに自身の弾性にて互いに接近する方向に付勢され、 ウィンドウガラスの破損時においては、前記第1部材と第2部材とは、前記ウィンドウガラスの端部を破砕するように弾性変形し、それによってウィンドウガラスに対する前記被検出部材の配置状態を変える 破損検出用クリップ。 |
| 前記ウィンドウガラスは車両の開口部を開閉自在である請求項1に記載の破損検出用クリップ。 |
| 前記第1部材と前記第2部材とは板ばね用鋼板を折り曲げて構成される請求項1または2に記載の破損検出用クリップ。 |
| 前記第1部材と協働して被検出部材をウィンドウガラスの非破損時において把持し、破損時には被検出部材の配置状態を変えるべく同被検出部材の把持を解除する把持部を備える請求項1~3のいずれか1項に記載の破損検出用クリップ。 |
| 前記把持部は一対のアームである請求項4に記載の破損検出用クリップ。 |
| ウィンドウガラスの破損に伴い前記第1部材と協働して前記被検出部材を飛び出させる付勢部を更に備える請求項4に記載の破損検出用クリップ。 |
| 前記付勢部はアームである請求項6に記載の破損検出用クリップ。 |
| 前記被検出部材を回転可能に支持するとともに、前記ウィンドウガラスの破損時に被検出部材の状態を変えるべく前記被検出部材を回転させる回転部を備える請求項1~3のいずれか1項に記載の破損検出用クリップ。 |
| 前記回転部は、自身の弾性にて前記被検出部材を回転方向に付勢する爪である請求項8に記載の破損検出用クリップ。 |
| 前記被検出部材は、前記ウィンドウガラスのガラス面に直交する方向に延びる円柱部を有し、その円柱部の外周面には螺旋溝が形成され、 前記回転部は、前記螺旋溝に係合する係合突起と、 自身の弾性にて前記被検出部材を前記ウィンドウガラスのガラス面に直交する方向に付勢する一対のアームと、を含み、 前記ウィンドウガラスの破損時に、前記螺旋溝に前記係合突起が係合した状態で、前記一対のアームが前記被検出部材を前記ウィンドウガラスのガラス面に直交する方向へ移動させ、それにより前記係合突起が前記螺旋溝に沿って移動しながら前記被検出部材が回転する請求項8に記載の破損検出用クリップ。 |
| 前記被検出部材は磁石である請求項1~10のいずれか1項に記載の破損検出用クリップ。 |
本発明は、ウィンドウガラス破損検出用 リップに関する。
特許文献1において、盗難防止のために車 両のウィンドウガラスの割れを検知する装置 が開示されている。この装置は、図30に示す うに、ウィンドウガラス200が窓開口部を閉 した全閉位置にあるときに、このウィンド ガラス200を支持するケーブル式ウィンドウ ギュレータ210のキャリアプレート211を、ウ ンドウガラス200の閉止方向に付勢する圧縮 イルばね220を備える。ウィンドウガラス200 破損すると、ウィンドウガラス200に設けた トッパピン205と車体に設けた係止部206とに る規制が解除され、キャリアプレート211が 縮コイルばね220によってウィンドウガラス2 00の全閉位置よりも閉止側に移動する。リミ トスイッチ230はキャリアプレート211の移動 検出してウィンドウガラス200の破損を検出 る。
ところが、ウィンドウガラス200には、通常
強化ガラスが用いられている。このウィン
ウガラスは、衝撃が加えられると粉々に破
するが、ウィンドウガラスの一部が粉砕さ
ずに残ることがある。特に上記検出装置で
、キャリアプレート211付近にウィンドウガ
ス200が残った場合、キャリアプレート211が
止方向へ動かずに、ウィンドウガラス200の
損が検出されないおそれがあった。
本発明の目的は、ウィンドウガラスの破 に伴いウィンドウガラスが完全に粉砕され に残るような場合でもウィンドウガラスの 損を確実に検出することができるウィンド ガラス破損検出用クリップを提供すること ある。
上記目的を達成するため、本発明の一態 では、車両のウィンドウガラスに対する被 出部材の配置状態の変化に基づきウィンド ガラスの破損を検出するために用いられる ィンドウガラス破損検出用クリップが提供 れる。前記破損検出用クリップは、互いに 向するように折り曲げられて前記ウィンド ガラスの端部を挟持する第1部材と第2部材 を備える。前記ウィンドウガラスの非破損 においては、前記第1部材と第2部材とは、そ れらの間に前記ウィンドウガラスを配置した 状態で同ウィンドウガラスの面内で互いにず れた位置でウィンドウガラスに接触するとと もに自身の弾性にて互いに接近する方向に付 勢される。ウィンドウガラスの破損時におい ては、前記第1部材と第2部材とは、前記ウィ ドウガラスの端部を破砕するように弾性変 し、それによってウィンドウガラスに対す 前記被検出部材の配置状態を変える。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を
図面に従って説明する。
図1は、乗用車における右前ドアでの分解斜
視図であり、図2は図1の右前ドアの概略正面
である。
図1に示すように、車両ドア1はアウタパ ル2とインナパネル3とを具備している。アウ タパネル2とインナパネル3との間に、強化ガ スからなるウィンドウガラス5が配置されて いる。ウィンドウガラス5の厚さは3.1mm~5.0mm程 度である。インナパネル3の車内側にはドア リム8が取り付けられている(図3参照)。
車両ドア1の内部には、ウィンドウガラス 5を上下動するウィンドウレギュレータ10が収 納されている。本実施形態においては、ウィ ンドウレギュレータ10としてXアーム式ウィン ドウレギュレータを用いている。インナパネ ル3にはドア部品組付穴3aが穿設されており、 このドア部品組付穴3aを塞ぐようにモジュラ パネル6が設けられている。
Xアーム式ウィンドウレギュレータ10は、 ースプレート(固定ベース)11を介して、モジ ュラーパネル6の車外側の面に支持されてい 。即ち、モジュラーパネル6の車外側の面に 定されるベースプレート11には、Xアーム式 ィンドウレギュレータ10のリフトアーム12の 軸13が支持されている。ベースプレート11に 電動駆動ユニット14が固定されている。リフ トアーム12は、図2に示すように軸13を回動中 とするセクタギヤ(ドリブンギヤ)15を一体に 有しており、図1の電動駆動ユニット14は、こ のセクタギヤ15と噛み合うピニオン16(図2参照 )及びピニオン16を駆動するモータ(図示せず) 備えている。
図2において、リフトアーム12の長さ方向 中間部分には、軸17を介してイコライザア ム18の中間部分が回動可能に取り付けられて いる。リフトアーム12の上端部(先端部)とイ ライザアーム18の上端部(先端部)とにはそれ れ、ガイドピース(ローラ)19,20が回転可能に 取り付けられており、イコライザアーム18の 端部には、ガイドピース(ローラ)21が回転可 能に取り付けられている。
リフトアーム12のガイドピース19と、イコ ライザアーム18のガイドピース20とは、ウィ ドウガラスブラケット22に移動自在に嵌めら れ、イコライザアーム18のガイドピース21は 図1のモジュラーパネル6の車外側の面に固定 されるイコライザアームブラケット(姿勢維 レール)23によって移動自在に案内される。
ウィンドウガラス5の下縁には一対のウィ ンドウガラスホルダ24が固定されている。ウ ンドウガラスホルダ24は、予めウィンドウ ラス5の下縁に固定され、ウィンドウガラス ルダ24を有するウィンドウガラス5は、アウ パネル2とインナパネル3との隙間から挿入 れて、ボルト25によりウィンドウガラスブラ ケット22に固定されている。
図2に示すように、車両ドア1には前後一 のガラスラン26が設けられている。このガラ スラン26はゴム材よりなる。レール部材とし の一対のガラスラン26によりウィンドウガ ス5が移動自在に支持されている。即ち、ウ ンドウガラス5の前後の端部がガラスラン26 案内されて上下に移動することができる。
図1の電動駆動ユニット14によりピニオン1 6を駆動すると、セクタギヤ15を介してリフト アーム12が軸13を中心に揺動し、その結果、 ィンドウガラスブラケット22(ウィンドウガ ス5)が、イコライザアーム18、ガイドピース1 9,20,21、イコライザアームブラケット23により 略水平状態を保ちながら昇降運動する。この ようにウィンドウガラス5が昇降され、ウィ ドウガラス5により車両の開口部4が開閉自在 となっている。
図3に示されるように、不正侵入防止用の破
損検出装置30が車両ドア1の内部に配置されて
いる。破損検出装置30はクリップ40とセンサ
ニット60とを有している。
図3に示されるように、アウタパネル2とイ
ナパネル3との間にウィンドウガラス5がウェ
ザーストリップ7によりシールされた状態で
置されている。また、インナパネル3の車内
にはドアトリム8が配置されている。クリッ
プ40はウィンドウガラス5の下端部に配置され
、ウィンドウガラス5を挟んでいる。
図4に示すように、クリップ40は被検出部 としての永久磁石55をウィンドウガラス5の 破損時において把持し、破損時には把持を 除することができるように構成されている 永久磁石55は四角板状をなしている。
図5に示すように、クリップ40は、一枚の ばね用鋼板を折り曲げて構成されている。 リップ40は、互いに対向する第1および第2部 材41,42と、折り曲げ部(連結部)43とを有してい る。車内側の第1部材41は左右方向に延びる長 方形状を有している。車外側の第2部材42は、 第1部材41よりも幅狭な四角形状を有している 。折り曲げ部43は、第1部材41の左右方向にお る中央部と第2部材42とを連結している。第1 部材41と第2部材42との間にウィンドウガラス5 が配置され、第1部材41と第2部材42とはウィン ドウガラス5に向かう方向、すなわち互いに 近する方向に付勢されている。
図5に示すように、第1部材41には左右方向 に沿って延びる長方形状の透孔44が形成され いる。透孔44の中央部に対応する位置に第2 材42が位置している。第1部材41の左右方向 おける両端部は、図5(b)に示すようにウィン ウガラス5の第1の面(表面5a)と接触する二つ 接触部を形成している。第2部材42は、図5(a) に示すように第1部材41の左右方向において透 孔44に対応する場所に配置され、図5(b)に示す ようにウィンドウガラス5の第2の面(裏面5b)と 接触している。よって、第1部材41の二つの接 触部は、ウィンドウガラス5の面内において 2部材42のウィンドウガラス5との接触部を挟 ように設けられている。即ち、ウィンドウ ラス5にクリップ40が取り付けられる前では 1部材41の両端部は図5(b)に二点鎖線で示すご とく第2部材42に接近した場所に位置する。ウ ィンドウガラス5にクリップ40が取り付けられ ると、第1部材41の両端部は図5(b)に実線で示 ように第2部材42から離れるα方向(車内方向) 変形して、第2部材42と協働して、ウィンド ガラス5を挟持する。
このようにして、第1部材41と第2部材42と 、ウィンドウガラス5の面内でずれた位置で ウィンドウガラス5に接触する状態で、互い 接近する方向に付勢されている。即ち、ウ ンドウガラス5の表面5aと裏面5bとにおいて違 う場所でウィンドウガラス5に対し力が加わ 。また、クリップ40はウィンドウガラス5の 端部を所定の力以上で挟持(把持)している。
図4および図7(b)に示すように、第1部材41 下部には幅狭な突起48が形成されるとともに 第1部材41の上部には幅広な突起49が形成され いる。突起48の上に永久磁石55が配置され、 この永久磁石55の上面に近接して突起49が位 している。即ち、上下の突起48,49の間に永久 磁石55が位置し、永久磁石55は上下の突起48,49 により上下方向の移動が規制されている。
また、図5(b)に示すように、第1部材41は湾曲
された荷重調整用撓み41aを有している。
図4,5に示すように、第1部材41には、永久磁
55を保持するための把持部としての一対の
ーム45,46が設けられている。この一対のアー
ム45,46と、第1部材41とが協働して永久磁石55
開閉式ウィンドウガラスの非破損時におい
把持し、破損時には把持を解除することが
きる。
詳しくは、一対のアーム45,46は、透孔44の 左右両側壁からクリップ40の中央部に向けて 出している。アーム45,46は直線的に延びる 板状をなし、図6(b)に示すように、先端部に いて2回折り曲げられる。アーム45,46の先端 は磁石係止部45a,46aを構成している。アーム 45,46は、第1部材41に永久磁石55の一方の面が 接した状態で永久磁石55の他方の面における 角部が磁石係止部45a,46aに係合することによ て、永久磁石55が左右方向および車内側に向 かう方向に移動できないように保持している 。図6(b)において二点鎖線で示すごとく、ウ ンドウガラス5にクリップ40が取り付けられ 前のアーム45,46は、第2部材42に接近した場所 に位置する。そして、ウィンドウガラス5に リップ40が取り付けられると、アーム45,46が 6(b)に実線で示すようにβ方向(車内側に向か う方向)に変形して磁石係止部45a,46aにて磁石5 5の両側を車内側から固定する。
また、図4,5に示すように、第1部材41には 付勢部としてのアーム47が設けられている アーム47は、開閉式ウィンドウガラスの破損 に伴い第1部材41と協働して永久磁石55を飛び させる。詳しくは、アーム47は、の透孔44の 左側の側壁からクリップ中央部に向けて突出 している。アーム47は直線的に延びる帯板状 なしている。図6(a)において二点鎖線にて、 ウィンドウガラス5にクリップ40が取り付けら れる前のアーム47の位置を表す。取り付けら る前では、アーム47の先端側は第2部材42か 離間した場所に位置する。そして、ウィン ウガラス5にクリップ40が取り付けられると 図6(a)に実線で示すようにアーム47はγ方向( 面方向)に変形する。したがって、アーム47 永久磁石55の背面を車内側に付勢するように 押圧する。
図3に示すように、センサユニット60は、 ンナパネル3に固定されている。ここで、鉛 直方向をX方向とするとともに、水平方向をY 向とする。永久磁石55はX方向に移動可能、 ち、落下可能である。
センサユニット60は、第1の磁気センサ(磁 気センサ素子)61と、第2の磁気センサ(磁気セ サ素子)62と、基板63とを具備している。基 63に第1の磁気センサ61と第2の磁気センサ62と が上下方向に離間して配置されている。具体 的には磁気センサ61,62は4cm程度離間している 第1の磁気センサ61は、ウィンドウガラス5全 閉時の磁石55と同じ高さに配置されている。 1の磁気センサ61は、Y方向において磁石55か 所定の距離だけ離間して配置されている。 方、第2の磁気センサ62は第1の磁気センサ61 りも下方に位置している。したがって、永 磁石55が落下すると第2の磁気センサ62の前 磁石55が通過する。
各磁気センサ61,62は磁石55との距離に応じ た信号を出力する。図3の状態では、第1の磁 センサ61は磁石55と同じ高さに配置されてい るので、高い出力電圧を有し、第2の磁気セ サ62は第1の磁気センサ61よりも下方に位置し ているので低い出力電圧を有している。磁気 センサ61,62としてホールICを挙げることがで る。
このようにして、磁石55は、磁気センサ61 ,62から離間して配置され、磁気センサ61,62に し相対移動可能である。磁石55の磁界の強 は磁気センサ61,62によって検知されて磁気セ ンサ61,62に対する磁石55の位置を検出するこ ができる。
ここで、磁石55は、図4に示すように、右 分がN極、左半分がS極となるように着磁さ ている。また、磁気センサ61,62は磁気検出面 が磁石55の着磁面(正面)に対して垂直となる うに配置されている。そして、磁石55におけ るN極からS極に到る磁束を磁気センサ61,62の 気検出面において検出する。
磁気センサ61,62は図3に示すようにコント ーラ70に接続されている。コントローラ70は A/D変換器及びマイクロコンピュータを具備し ている。マイクロコンピュータは、磁気セン サ61,62から出力されてA/D変換器によってアナ グデータからデジタルデータに変換された 号(出力電圧Vs1,Vs2)を取り込む。マイクロコ ピュータは磁気センサ61,62の出力電圧(デジ ル値)を合算して図13に示す出力電圧の和(=Vs 1+Vs2)を得る。これにより、図12の各磁気セン 61,62の出力電圧Vs1,Vs2を単独で用いる場合に べ広範囲(図13では80mm)において高い出力レ ルを有する信号が得られる。その結果、磁 55の位置を広範囲で検出できる。図3におい 、コントローラ70には警報装置71が接続され いる。
次に、ウィンドウガラス5が壊されたときの
クリップ40の動作を説明する。
通常時、即ち、ウィンドウガラス5の非破損
時においては、クリップ40は図5,6,7に示す状
となっている。乗員が車両から離れるとき
ウィンドウガラス5が全閉または少し(数cmほ
)開いているとする。コントローラ70は図13
センサ出力レベルからウィンドウガラス5の
置を検出しており、パーキングブレーキが
作されている時にウィンドウガラス5が全閉
または少し開いているとガラスの割れ検知モ
ードを設定する。一方、ウィンドウガラス5
端部に配置したクリップ40がウィンドウガラ
ス5の端部を挟持している。詳しくは、クリ
プ40の自身の弾性力にて第1部材41と第2部材42
との間にウィンドウガラス5を挟持している
このとき、第1部材41と第2部材42とは、ウィ
ドウガラス5の面内でずれた位置でウィンド
ガラス5に接触して、互いに接近する方向に
ウィンドウガラス5を付勢している。また、
ィンドウガラス5の非破損時には、一対のア
ム45,46と第1部材41とが協働して磁石55を把持
している。非破損時にはセンサユニット60の
1の磁気センサ61の前方に磁石55が位置して
る。
この状態から、ウィンドウガラス5が破損 すると、その強度が低下する。つまり、強化 ガラスからなるウィンドウガラス5の一部が 損すると、図8に示すようにウィンドウガラ 5のすべてにひびが入り強度が著しく低下す る。
この強度低下に伴って図9,10,11に示すよう にクリップ40がその挟持力によりウィンドウ ラス5の端部(下端部)を粉砕する。つまり、 リップ40が自身の弾性力により強化ガラス らなるウィンドウガラス5を部分的に完全に 砕する。詳しくは、ウィンドウガラス5の表 面5aと裏面5bとにおいてウィンドウガラス5の なる場所に対し力が加わっているので、ウ ンドウガラス5の破損(強度の低下)に伴って ィンドウガラス5の端部が確実に粉砕される 。これにより、図10(b)に示すように、アーム4 5,46が回動してアーム45,46の先端の磁石係止部 45a,46aが移動して永久磁石55の係合(把持)を解 する。これによって、図10(a)に示すように 永久磁石55の背面を車内側に付勢するアーム 47により、永久磁石55が前方に飛び出て落下 る(押し出されて落下する)。より詳しくは、 永久磁石55と第1部材41との磁力(吸引力)に抗 てアーム47の弾性力により永久磁石55が前方 押し出され落下する。
このようにして、付勢部としてのアーム47
より、ウィンドウガラスの破損に伴い永久
石55が飛び出て落下する。
センサユニット60において、ウィンドウガ
ス5が破損される前においては磁気センサ61,6
2の出力電圧の和(=Vs1+Vs2)は、所定の閾値以上
値を示すが、ウィンドウガラス5の破損に伴
い磁石55が落下すると、磁気センサ61,62の出
電圧の和が所定の閾値以上の値を示さなく
る。これにより、永久磁石55の落下が検知さ
れる。その結果、ウィンドウガラス5の破損
検出される。
上記のように、強化ガラスは一部が割れ とすべての部位にひびが入り強度が著しく 下する特徴を有している。この特徴を利用 てウィンドウガラス5の破損の未検知、誤検 知を極力少なくすることができる。
また、図2に示すように、ウィンドウガラ ス5が全閉位置にないときも、ウィンドウガ ス5が破損すると磁石55が落下するため、破 検出装置30はウィンドウガラス5の破損を検 することができる。詳しくは、従来の検出 置(特許文献1)においては、ウィンドウガラ の全閉時のウィンドウガラスの移動を検出 ていたためウィンドウガラスが全閉位置に いときはウィンドウガラスの破損を検出す ことができなかった。これに対し、本実施 態の換気等のためにウィンドウガラス5を少 開けてウィンドウガラス5が全閉位置にない ときもウィンドウガラス5の破損を検出する とができる。
また、図5のクリップ40において、第1部材 41と第2部材42とが、ウィンドウガラス5の面内 でずれた位置でウィンドウガラス5に接触す 状態で、互いに接近する方向に付勢されて る。これにより、ウィンドウガラス5の表面5 aと裏面5bとにおいて違う場所でウィンドウガ ラス5に対し力が加わっている。したがって ウィンドウガラス5の破損に伴ってウィンド ガラス5の端部を確実に粉砕してウィンドウ ガラス5の破損を確実に検出することができ 。
図3において、磁気センサ61、62の出力電 に基づいてセンサユニット60が永久磁石55の 下を検出することによりウィンドウガラス5 の破損が検出されると、コントローラ70は図3 に示される警報装置71を作動して警報を発す 。
上記実施形態によれば、以下のような利点
得ることができる。
(1)クリップ40は、折り曲げて対向させた第1
材41と第2部材42とを有する。第1部材41と第2
材42とが、ウィンドウガラス5の面内でずれ
位置でウィンドウガラス5に接触する状態で
、自身の弾性にて互いに接近する方向に付勢
されている。ウィンドウガラス5の破損時に
、クリップ40は、被検出部材としての永久磁
石55のウィンドウガラス5に対する配置状態を
変える。これにより、ウィンドウガラス5が
全に粉砕せずに残るような場合でも、破損
出装置30はウィンドウガラス5の破損を確実
検出することができる。
また、従来技術(特許文献1)においてはレ ュレータへの細工が必要であり、信頼性、 質が低下する可能性があるが、本実施形態 構成はレギュレータへの細工が不要であり 信頼性、品質に優れたものとすることがで る。また、従来技術においては構造が複雑 あるためコストアップを招きやすいが、本 施形態は簡単な構成であるので、比較的安 に破損検出装置30を提供することができる
(2)ウィンドウガラス5は車両の開口部を開閉
自在であるので、ウィンドウガラス5が全閉
置にないときも、ウィンドウガラス5の破損
検出することが可能となる。
詳しくは、図30に示す従来の検出装置の場
、ウィンドウガラス200が全閉位置よりも閉
側に変位することのみを検出する構成であ
た。そのため、ウィンドウガラス200が全閉
置にないとき、即ち、換気のためにウィン
ウガラス200を少し開けていたときには、上
検出装置はウィンドウガラス200の破損を検
することができなかった。これに対し、本
施形態においては、ウィンドウガラス5が全
位置にないときもウィンドウガラス5の破損
を検出することができる。
(3)第1部材41には、ウィンドウガラス5の破 損時にウィンドウガラス5に対する磁石55の配 置状態を変える手段としての把持部(アーム45 ,46)が設けられている。アーム45,46は、第1部 41と協働して磁石55をウィンドウガラス5の非 破損時において把持し、破損時には把持を解 除する。この構成によれば、永久磁石55の落 を検知することによってウィンドウガラス 破損を検出することができる。これによっ 、例えば、クリップ40が車体のどこかに引 かかったり、ウィンドウガラス5から離脱し かったりして、クリップ40の落下が妨げら たとしてもウィンドウガラス5の破損を検出 ることができる。即ち、磁石55はクリップ40 に固定されている時のみ保持され、ガラス割 れによりクリップ40の撓みが元の形状(ウィン ドウガラス5に取付けられる前の形状)に戻る 、磁石55の固定も解かれ磁石55のみが落下し 、センサ61,62によって検知される。
(4)第1部材41には付勢部(アーム47)が設けら れている。アーム47は、開閉式ウィンドウガ スの破損に伴い第1部材41と協働して磁石55 飛び出させる。よって、磁石55を飛び出させ ることによりウィンドウガラスの破損を検出 することができる。即ち、アーム47は、磁石5 5の側面側から弾性力により押しており、ガ ス割れ時に磁石55がクリップ40から離れ、落 する。
(5)被検出部材は磁石55である。よって、そ
磁力により開閉式ウィンドウガラスの非破
時においてクリップ40に付けることができる
。
(6)把持部は一対のアーム45,46である。よっ
、簡単な構成にて把持部を構成することが
きる。
(7)付勢部はアーム47である。よって、簡単
構成にて付勢部を構成することができる。
本実施形態は前記に限定されるものではな
、例えば、次のように具体化してもよい。
(A)ウィンドウレギュレータとしてXアーム式
ウィンドウレギュレータを用いたが、ケーブ
ル式ウィンドウレギュレータを用いてもよい
。
(B)駆動部としてはモータを有する構成に限
ず、乗員の手動によって駆動する構成でも
い。
(C)破損検出装置30を乗用車における右前ド
に適用したが、他の側部ドア、後部ドア、
いは屋根に設けられた開閉式ガラスルーフ
適用してもよい。
(D)センサユニット60は一対の磁気センサ61,62
を備えていたが、1つの磁気センサを具備す
ものであってもよい。
(E)センサユニット60として磁気センサを いたが、センサとして赤外線センサを用い クリップ40に赤外線センサと対向するように 赤外線反射部材(ミラー)を設けてもよい。即 、図5での磁石55の代わりに赤外線反射ミラ を設けるとともに、磁気式のセンサユニッ 60の代わりに赤外線センサを設け、赤外線 ンサから赤外線を発し、反射ミラーからの 射光を入射し、反射光の有無によりミラー 落下を検出するようにしてもよい。即ち、 損検出装置30は磁気検知方式ではなく光反射 検知方式を採用してもよい。
(F)クリップ40はウィンドウガラス5の下端 に設置したが、これに限られない。クリッ 40を、例えばウィンドウガラス5の側面での 部に設置してもよい。要は、ウィンドウガ スの端部のうちの車両ドア1の内部の目立た ない所に設置すればよい。
(G)付勢部としてのアーム47は無くてもよい
特に、光反射検知方式の場合は付勢部とし
のアーム47は無くてもよい。
(H)クリップ40は開閉式ウィンドウガラスで
なく固定式(嵌め込み式)のウィンドウガラス
に取り付けてもよい。
(I)クリップ40は、板ばね用鋼板に代えて、
の弾性のある材料、例えば、カーボンファ
バー材料を用いてもよい。
次に、第2の実施の形態を、第1の実施の形
との相違点を中心に説明する。
図14,15に示すように、クリップ80は一枚の 板ばね用鋼板を折り曲げて構成されている。 クリップ80は、対向させた第1および第2部材81 ,82と折り曲げ部(連結部)83とを有している。 内側の第1部材81は左右方向に延びる長方形 を有している。車外側の第2部材82は、第1部 81よりも幅狭な四角形状を有している。折 曲げ部83は、第1部材81の左右方向における中 央部と第2部材82とを連結している。第1部材81 と第2部材82との間にウィンドウガラス5が配 され、第1部材81と第2部材82とはウィンドウ ラス5に向かう方向、すなわち互いに接近す 方向に付勢されている。
図15に示すように、第1部材81の左右方向 おける両端部(二つの接触部)は、図15(b)に示 ようにウィンドウガラス5の第1の面(表面5a) 接触し、また、第2部材82は、ウィンドウガ ス5の第2の面(裏面5b)と接触している。よっ 、第1部材81の二つの接触部は、ウィンドウ ラス5の面内において第2部材82のウィンドウ ガラス5との接触部を挟むように設けられて る。即ち、ウィンドウガラス5にクリップ80 取り付けられる前では第1部材81の両端部は 15(b)に二点鎖線で示すごとく第2部材82に接近 した場所に位置する。ウィンドウガラス5に リップ80が取り付けられると、第1部材81の両 端部は図15(b)に実線で示すように第2部材82か 離れる車内側に変形して、第2部材82と協働 て、ウィンドウガラス5の端部を挟持する。
このようにして、第1部材81と第2部材82と 、ウィンドウガラス5の面内でずれた位置で ウィンドウガラス5に接触する状態で、自身 弾性にて互いに接近する方向に付勢されて る。即ち、ウィンドウガラス5の表面5aと裏 5bとにおいて違う場所でウィンドウガラス5 対し力が加わる。また、クリップ80はウィン ドウガラス5の下端部を所定の力以上で挟持( 持)している。
永久磁石100はプラスチックマグネット(ボ ンド磁石)よりなる。永久磁石100の本体部110 長方形の板状をなし、図14に示すように、右 半分がN極に、左半分がS極となるように着磁 れている。図17(b)に示すように、本体部110 背面から円柱部120が突出している。この円 部120はクリップ80の第1部材81に形成した透孔 81a(図15(a)参照)を貫通し、これにより磁石100 クリップ80によって回転可能に支持されてい る。また、図15(a)及び図17(b)に示すように、 柱部120の先端部の外周部には円弧状のスト パ121,122が形成されている。各ストッパ121,122 は、円柱部120の中心に対し90度にわたり形成 れ、かつ、両ストッパ121,122は、円柱部120の 中心に対し点対称となる位置に形成されてい る。
図15(a)に示すように、クリップ80の第1部 81の左右方向における中央部には上下方向に 延びる透孔87が形成されている。透孔87の左 端面上部を画定する第1部材81の部位から爪88 が下方に向けて延びている。爪88は上端部88a おいて第1部材81と連結され(折り曲げられ) 直線的に延びる帯板状をなしている。爪88の 先端が磁石100のストッパ121の側面に接触し、 かつ、自身の弾性により図15(a)において力F1 示すようにストッパ121を左向きに付勢して る。これにより、磁石100には反時計回りに が加えられている。
また、図15(a)に示すように、第1部材81に 左右方向に延びる長方形状の透孔84が形成さ れている。第1部材81にはアーム85,86が設けら ている。アーム85,86は、透孔84の左右両側壁 から互いに接近するように直線的に延びてい る。アーム86の先端が磁石100のストッパ122の 面に当接している(図16(c)参照)。同様に、ア ーム85の先端が磁石100のストッパ121の側面に 接している。これにより、磁石100のこれ以 の回転が阻止され、磁石100を正規位置に保 している。つまり、アーム85,86と第1部材81 が協動することによって磁石100をウィンド ガラスの非破損時において正規位置に保持 、破損時には正規位置での保持を解除する とができる。
上記のように、爪88は、自身の弾性にて 石100を回転方向に付勢する。この爪88により 、ウィンドウガラス5の破損時に磁石100の配 状態を変える手段が構成されている。
次に、ウィンドウガラス5が壊されたときの
動作を説明する。
クリップ80をウィンドウガラス5に取り付け
際には、クリップ80の第1部材81の透孔81aに
石100の円柱部120を差し込み、磁石100を回転
せる。これにより、爪88の先端側が変形され
て、磁石100に対して回転方向に沿った力F1(図
15(a)参照)を加え、かつ、アーム85,86により磁
100を正規位置に保持させる。
そして、ウィンドウガラス5の一部が破損す
ると、図18に示すようにウィンドウガラス5の
すべてにひびが入り強度が著しく低下する。
この強度低下に伴って図19に示すようにク
ップ80がその挟持力によりウィンドウガラス
5の端部(下端部)を粉砕する。これにより、ク
リップ80の第1部材81が図16(b)において二点鎖
で示すように背面側に変位する。クリップ80
の第1部材81の変位に伴いクリップ80のアーム8
5,86が図16(c)において二点鎖線で示すように変
位してストッパ121,122の側面から外れて磁石10
0が回転可能な状態となる。したがって、爪88
による回転力により図20に示すように、磁石1
00が約90度反時計回りに回転する。これによ
て、磁気センサ61,62の磁気検出面での磁力が
低下する。例えば、図13において出力電圧の
が例えば5.1ボルト程度まで低下する。その
果、センサユニット60において、ウィンド
ガラス5が破損される前においては磁気セン
61,62の出力電圧の和(=Vs1+Vs2)は、所定の閾値
上の値を示すが、ウィンドウガラス5の破損
に伴い磁石55が約90度回転すると、磁気セン
61,62の出力電圧の和が所定の閾値以上の値を
示さなくなる。これにより、永久磁石55の回
が検知される。その結果、ウィンドウガラ
5の破損が検出される。
上記のように、ウィンドウガラス5が破損 されていないときには磁石100はアーム85,86が トッパ121,122の側面に当接して磁石100が正規 位置に固定(保持)されているが、ウィンドウ ラス5が破損されるとアーム85,86がストッパ1 21,122の側面から外れて爪88による弾性力によ 磁石100が回転し、磁気センサ61,62に届く磁 を変化させる。この磁力の変化によりウィ ドウガラス5の破損が検出される。
本実施形態によれば、以下の利点を得るこ
ができる。
(1)クリップ80は、被検出部材としての磁石10
0を回転可能に支持するとともに、ウィンド
ガラス5の破損時に磁石100の配置状態を変え
手段として、ウィンドウガラス5の破損時に
磁石100を回転させる回転部を有する。これに
より、磁石100の回転にてウィンドウガラス5
破損を検出することができる。
(2)回転部は、自身の弾性にて磁石100を回転
向に付勢する爪88である。これにより、簡
な構成にて磁石100を回転させることができ
。
次に、第3の実施の形態を、第2の実施の形
との相違点を中心に説明する。
本実施形態においても第2の実施形態と同 様に永久磁石150を回転させるが、回転させる 角度が180度であり(第2実施形態では約90度)、 のため回転させる機構が異なっている。ウ ンドウガラス5には図23(c),(d)、図24(b)に示す うに貫通孔5cが形成され、貫通孔5cは円形を なしている。
永久磁石150もプラスチックマグネット(ボ ンド磁石)よりなる。永久磁石150は、長方形 板状をなす本体部160を含む。図23(c),(d)、図24 (b)、図25に示すように、本体部160の背面側の 央部には円柱部170が設けられる。この円柱 170はウィンドウガラス5のガラス面、即ち、 表面5aおよび裏面5bに直交する方向に延びて る。円柱部170は、クリップ80の第1部材81の透 孔81a(図23(d)参照)とウィンドウガラス5の貫通 5cとを貫通して、ウィンドウガラス5の裏面5 bまで延びている。ウィンドウガラス5の裏面5 b側において円柱部170の先端部にはストッパ17 5,176が形成される。ストッパ175,176はウィンド ウガラス5の貫通孔5cよりも幅広であり、貫通 孔5cから磁石150が抜けることを阻止する。こ により被検出部材としての磁石150がクリッ 80とウィンドウガラス5とによって回転可能 支持されている。なお、磁石150のストッパ1 75,176に対応するクリップ80の第2部材82の箇所 は透孔82aが形成され、磁石150のストッパ175, 176がクリップ80の第2部材82と接触することを 止する。
また、図22(a)に示すように、クリップ80の 第1部材81には左右方向に延びる長方形状の透 孔180が形成されている。透孔180の左右両側壁 からアーム181,182が互いに接近するように直 的に延びている。そして、図23(d)に示すよう に、アーム181,182の先端側が磁石100の本体部16 0の背面を車内側に力F10で付勢している。こ ように、一対のアーム181,182は、自身の弾性 て磁石150をウィンドウガラス5のガラス面に 直交する方向に付勢している。
一方、図23(c),(d)、図24(b)、図25に示すよう に、磁石150の円柱部170の外周面には螺旋溝171 が形成されている。この螺旋溝171は180度にわ たり形成されている。螺旋溝171には、図25に すように係合突起183が係合している。該係 突起183は、クリップ80の第1部材81の透孔180 底面中央部から突出している。そして、磁 150の本体部160の背面がアーム181,182により車 側に付勢されて磁石150が車内側に移動する に、係合突起183が螺旋溝171に沿って係合す 状態を維持しつつ磁石150が180度回転するこ ができる。この係合突起183と一対のアーム1 81,182とによりウィンドウガラス5の破損時に 石150の配置状態を変える手段が構成されて る。
図29において、L1は図21に示すように正規 置に磁石150が位置する時の特性を示し、L2 正規位置から磁石150が180度回転した時の特 を示す。特性線L1,L2は上下に反転した形状を なしており、磁石150が正規位置から180度回転 すると、センサ61,62の出力電圧レベルが極端 減少する。
次に、ウィンドウガラス5が壊されたときの
クリップ80の動作を説明する。
クリップ80をウィンドウガラス5に取り付け
際には、ウィンドウガラス5をクリップ80で
む。さらに、ストッパ175,176をその弾性力に
抗して縮径させた状態で、磁石150の円柱部170
をウィンドウガラス5の表面5aから貫通孔5cに
し込む。このとき、クリップ80の係合突起18
3が磁石150の円柱部170の螺旋溝171に係合する
うに磁石150を回転させる。そして、磁石150
ストッパ175,176がウィンドウガラス5の貫通孔
5cを貫通してウィンドウガラス5の裏面5b側に
置されると、ストッパ175,176が拡径する。こ
れにより、磁石150はウィンドウガラス5の貫
孔5cから抜けなくなる。この状態では、アー
ム181,182により磁石150に対して車外側から車
側へ向かう力が加えられている。
そして、ウィンドウガラス5の一部が破損す
ると、図26に示すようにウィンドウガラス5の
すべてにひびが入り強度が著しく低下する。
この強度低下に伴って図27に示すようにク
ップ80がその挟持力によりウィンドウガラス
5の端部(下端部)を粉砕する。これにより、係
合突起183が螺旋溝171に係合した状態で、一対
のアーム181,182により磁石150が車内側へ移動
る。この際、係合突起183と螺旋溝171とが摺
することにより磁石150が図28に示すように、
180度回転する。
センサユニット60において、ウィンドウ ラス5が破損される前においては磁気センサ6 1,62の出力電圧の和(=Vs1+Vs2)は、所定の閾値以 の値を示すが、ウィンドウガラス5の破損に 伴い磁石55が180度回転すると、磁気センサ61,6 2の出力信号の和が所定の閾値以上の値を示 なくなる。これにより、永久磁石55の回転が 検知される。その結果、ウィンドウガラス5 破損が検出される。より具体的には、図29に 示すように、磁石150が正規位置から180度回転 するとセンサ出力の和が大きく変動する。
本実施形態によれば、以下の利点を得るこ
ができる。
ウィンドウガラス5の破損時に磁石150を回転
させる回転部は、係合突起183と、一対のアー
ム181,182とを含む。係合突起183は、被検出部
としての磁石150においてウィンドウガラス5
ガラス面に直交する方向に延びる円柱部170
外周面に形成された螺旋溝171に係合する。
対のアーム181,182は、自身の弾性にて磁石150
をウィンドウガラス5のガラス面に直交する
向に付勢する。ウィンドウガラス5の破損時
は、係合突起183が螺旋溝171に係合した状態
、一対のアーム181,182によって磁石150がウィ
ンドウガラス5のガラス面に直交する方向へ
動される。この状態で係合突起183と螺旋溝17
1とが摺動することにより、磁石150が回転す
。これにより、磁石150を大きく回転させる
とができる。即ち、第2の実施形態では約90
回転させたが、本実施形態では180度回転さ
ることができる。これにより、センサ出力
変化が大きくなり、より確実にウィンドウ
ラス5の破損を検出することができる。
第2,第3の各実施形態を、第1の実施の形態 において記述した前記(A)~(I)のように実施し もよい。
Next Patent: METHOD FOR IRRADIATING LASER LIGHT AND LASER LIGHT IRRADIATION DEVICE
