株式会社 アルバック (〒43 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500番地 Kanagawa, 2538543, JP)
| 粗微移動装置であって、 案内部材と、 前記案内部材に沿って移動可能な第1移動体及び第2移動体と、 前記第1移動体と第2移動体とを相対移動可能に連結する連結部材と、 前記第1移動体を第1ストロークにより粗移動させるための第1駆動機構と、 前記第1移動体と第2移動体との間に介在され、前記第2移動体を第1移動体に対して第2ストロークにより相対的に微移動させるための第2駆動機構と、を備え、 前記第2駆動機構は、前記第1移動体と前記第2移動体とのいずれか一方に設けられたアクチュエータを含み、前記アクチュエータは、第1当接面を有する当接子を含み、 前記第1移動体と前記第2移動体とのうち他方は、前記当接子の第1当接面に当接可能な第2当接面を含み、 前記第1当接面と前記第2当接面との少なくともいずれか一方が球面に形成されていることを特徴とする粗微移動装置。 |
| 前記案内部材は、平行に配置された一対のレールを含み、 前記粗微移動装置は更に、 前記第1移動体に互いに対向して配置され、前記両レールによって案内される少なくとも一対の第1被案内体と、 前記第2移動体に互いに対向して配置され、前記両レールによって案内される少なくとも一対の第2被案内体と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の粗微移動装置。 |
| 前記粗微移動装置は更に、前記両レールを固定するベースを備え、 前記ベースは、互いに外向きに形成され、前記両レールを位置決めする一対の基準面を含むことを特徴とする請求項2に記載の粗微移動装置。 |
| 前記粗微移動装置は更に、前記第1駆動機構を駆動するモータを備え、 前記第1駆動機構は、 前記モータによって回転される送りスクリューと、 前記第1移動体に固定され、前記送りスクリューに螺合するナットと、 を含み、前記送りスクリューが前記両レール間に配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の粗微移動装置。 |
| 前記粗微移動装置は更に、 前記ナットに作用するように接続され、前記ナットを前記送りスクリューの軸線方向に沿って一方向に付勢する第1スプリングを備えることを特徴とする請求項4に記載の粗微移動装置。 |
| 前記連結部材は第2スプリングを含み、前記第2スプリングは、前記ナットを付勢する前記第1スプリングよりも強い付勢力を有することを特徴とする請求項5に記載の粗微移動装置。 |
| 前記アクチュエータは更に、電圧によって伸縮する圧電素子を含み、前記圧電素子の伸縮により前記当接子が移動して、前記第2移動体が第1移動体に対して相対的に微移動することを特徴とする請求項1~6のうちのいずれか一項に記載の粗微移動装置。 |
| 前記第1当接面と前記第2当接面とのうちいずれか一方が球面に形成され、他方が平面に形成されていることを特徴とする請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の粗微移動装置。 |
| 前記当接子において前記第1当接面を含む一部分が実質的にほぼ半球に形成され、前記第1当接面が球面であることを特徴とする請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の粗微移動装置。 |
| 前記第2当接面が凹状の球面に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の粗微移動装置。 |
| 前記当接子が実質的にほぼ球体に形成され、前記第1当接面が球面であることを特徴とする請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の粗微移動装置。 |
| 前記当接子が前記アクチュエータに対して回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載の粗微移動装置。 |
| 液体供給装置であって、 粗微移動装置と、 前記粗微移動装置に搭載され、ワークに対して液体を供給する供給ヘッドとを備え、 前記粗微移動装置は、 案内部材と、 前記案内部材に沿って上下方向に移動可能な第1移動体及び第2移動体であって、前記供給ヘッドが前記第2移動体に搭載されている、第1及び第2移動体と、 前記第1移動体と第2移動体とを相対移動可能に連結する連結部材と、 前記第1移動体を第1ストロークにより粗移動させるための第1駆動機構と、 前記第1移動体と第2移動体との間に介在され、前記第2移動体を第1移動体に対して第2ストロークにより相対的に微移動させるための第2駆動機構と、を含み、 前記第2駆動機構は、前記第1移動体と前記第2移動体とのいずれか一方に設けられたアクチュエータを含み、前記アクチュエータは、第1当接面を有する当接子を含み、 前記第1移動体と前記第2移動体とのうち他方は、前記当接子の第1当接面に当接可能な第2当接面を含み、 前記第1当接面と前記第2当接面との少なくともいずれか一方が球面に形成されていることを特徴とする液体供給装置。 |
| 液体供給装置であって、 粗微移動装置と、 前記粗微移動装置に搭載され、ワークに対して液体を供給する供給ヘッドとを備え、 前記粗微移動装置は、 案内部材と、 前記案内部材に沿って上下方向に移動可能な第1移動体及び第2移動体であって、前記供給ヘッドが前記第2移動体に搭載されている、第1及び第2移動体と、 前記第1移動体と第2移動体とを相対移動可能に連結する連結部材と、 モータと、 前記モータに連結され、前記第1移動体を第1ストロークにより粗移動させるための第1駆動機構であって、前記モータによって回転される送りスクリューと、前記第1移動体に固定され、前記送りスクリューに螺合するナットとを含む第1駆動機構と、 前記第1駆動機構のナットに作用するように接続され、前記ナットを前記送りスクリューの軸線方向に沿って上方へ付勢する第1スプリングと、 前記第1移動体と第2移動体との間に介在され、前記第2移動体を第1移動体に対して第2ストロークにより相対的に微移動させるための第2駆動機構と、を含み、 前記第2駆動機構は、前記第1移動体と前記第2移動体とのいずれか一方に設けられたアクチュエータを含み、前記アクチュエータは、第1当接面を有する当接子を含み、 前記第1移動体と前記第2移動体とのうち他方は、前記当接子の第1当接面に当接可能な第2当接面を含み、 前記第1当接面と前記第2当接面との少なくともいずれか一方が球面に形成されていることを特徴とする液体供給装置。 |
| 前記液体供給装置は更に、 前記供給ヘッドと前記ワークとの間の距離を検出して検出結果を出力する検出部と、 前記検出部の検出結果に従って前記アクチュエータの動作を制御する制御部とを備えることを特徴とする請求項13または14に記載の液体供給装置。 |
この発明は、大ストロークの粗移動と微 ストロークの微少移動とにより移動体を所 位置に正確に移動させるための粗微移動装 、及びその粗微移動装置を備えた液体供給 置に関するものである。
液体供給装置は、供給ヘッドを搭載する 動体を含み、例えばワークとしての基板上 供給ヘッドから液体を供給して、所定パタ ンの液体塗布部を形成する。このような液 供給装置では、均一な液体塗布部を形成す ために、移動体を基板の表面に対して、常 所定の距離を隔てた位置に配置させる必要 ある。このような要求に対応するために、 えば特許文献1に開示される粗微移動装置が 従来から提案されている。
この従来の粗微移動装置では、ベース上 一対のレールが敷設され、両レールには第1 移動体及び第2移動体が移動可能に支持され いる。ベース上には送りスクリューが配置 れ、その送りスクリューと螺合するように 第1移動体にはナットが固定されている。第1 移動体と第2移動体との間には、圧電素子が 在されるとともに、両移動体を連結する一 のコイルスプリングが掛装されている。そ て、送りスクリューが駆動モータにて回転 れることにより、第1移動体及び第2移動体が 大ストロークにより粗移動する。また、粗移 動が停止された状態で圧電素子に電圧が印加 されることにより、その圧電素子が伸縮され て、第2移動体が第1移動体に対して微少スト ークにより微少移動する。これらの移動に り、第2移動体上に支持された被移動部材が 所定位置に微調整をともないながら位置決め される。
ところが、従来の粗微移動装置では、例え
、送りスクリューの低レベルの加工精度や
み付け精度の影響が、第1移動体から圧電素
子を介して第2移動体に伝達されるおそれが
る。このような場合は、レールの精度が確
されていても、第2移動体を所要の位置へ高
度に移動させることができない。前記特許
献1の粗微移動装置においては、このような
問題に対する対策が施されていない。このた
め、所要の位置への第2移動体の移動精度が
下する。
この発明の一つの態様は、移動体を所要位
へ高精度で移動させることができる粗微移
装置を提供する。
また、この発明の他の態様は、ワーク上に
体塗布部を高精度に形成することができる
体供給装置を提供する。
この発明の第1の態様は、粗微移動装置で ある。同装置は、案内部材と、前記案内部材 に沿って移動可能な第1移動体及び第2移動体 、前記第1移動体と第2移動体とを相対移動 能に連結する連結部材と、前記第1移動体を 1ストロークにより粗移動させるための第1 動機構と、前記第1移動体と第2移動体との間 に介在され、前記第2移動体を第1移動体に対 て第2ストロークにより相対的に微移動させ るための第2駆動機構と、を備え、前記第2駆 機構は、前記第1移動体と前記第2移動体と いずれか一方に設けられたアクチュエータ 含み、前記アクチュエータは、第1当接面を する当接子を含み、前記第1移動体と前記第 2移動体とのうち他方は、前記当接子の第1当 面に当接可能な第2当接面を含み、前記第1 接面と前記第2当接面との少なくともいずれ 一方が球面に形成されている。
この発明の第2の態様は、液体供給装置で ある。同装置は、粗微移動装置と、前記粗微 移動装置に搭載され、ワークに対して液体を 供給する供給ヘッドとを備え、前記粗微移動 装置は、案内部材と、前記案内部材に沿って 上下方向に移動可能な第1移動体及び第2移動 であって、前記供給ヘッドが前記第2移動体 に搭載されている、第1及び第2移動体と、前 第1移動体と第2移動体とを相対移動可能に 結する連結部材と、前記第1移動体を第1スト ロークにより粗移動させるための第1駆動機 と、前記第1移動体と第2移動体との間に介在 され、前記第2移動体を第1移動体に対して第2 ストロークにより相対的に微移動させるため の第2駆動機構と、を含み、前記第2駆動機構 、前記第1移動体と前記第2移動体とのいず か一方に設けられたアクチュエータを含み 前記アクチュエータは、第1当接面を有する 接子を含み、前記第1移動体と前記第2移動 とのうち他方は、前記当接子の第1当接面に 接可能な第2当接面を含み、前記第1当接面 前記第2当接面との少なくともいずれか一方 球面に形成されている。
この発明の第3の態様は、液体供給装置で ある。同装置は、粗微移動装置と、前記粗微 移動装置に搭載され、ワークに対して液体を 供給する供給ヘッドとを備え、前記粗微移動 装置は、案内部材と、前記案内部材に沿って 上下方向に移動可能な第1移動体及び第2移動 であって、前記供給ヘッドが前記第2移動体 に搭載されている、第1及び第2移動体と、前 第1移動体と第2移動体とを相対移動可能に 結する連結部材と、モータと、前記モータ 連結され、前記第1移動体を第1ストロークに より粗移動させるための第1駆動機構であっ 、前記モータによって回転される送りスク ューと、前記第1移動体に固定され、前記送 スクリューに螺合するナットとを含む第1駆 動機構と、前記第1駆動機構のナットに作用 るように接続され、前記ナットを前記送り クリューの軸線方向に沿って上方へ付勢す 第1スプリングと、前記第1移動体と第2移動 との間に介在され、前記第2移動体を第1移動 体に対して第2ストロークにより相対的に微 動させるための第2駆動機構と、を含み、前 第2駆動機構は、前記第1移動体と前記第2移 体とのいずれか一方に設けられたアクチュ ータを含み、前記アクチュエータは、第1当 接面を有する当接子を含み、前記第1移動体 前記第2移動体とのうち他方は、前記当接子 第1当接面に当接可能な第2当接面を含み、 記第1当接面と前記第2当接面との少なくとも いずれか一方が球面に形成されている。
(第1実施形態)
以下、この発明の第1実施形態の液体供給装
置を図1~図7に基づいて説明する。この液体供
給装置は、例えば基板製造装置の液体供給装
置に適用される。
図1に示すように、液体供給装置は基台11 含む。この基台11上にはテーブル12が配置さ れ、そのテーブル12の上面には基板等のワー Wが図示しない真空吸着装置により着脱可能 に吸着保持される。また、基台11上には門型 ガントリ13がテーブル12を跨いだ状態で、Y 方向(図1において紙面と直交する方向)へ移 可能に支持されている。ガントリ13にはモー タよりなるY軸アクチュエータ14が付設され、 このY軸アクチュエータ14によりガントリ13が 記Y軸方向に移動される。
前記ガントリ13の水平支持部13aには、X軸 ドル15がX軸方向(図1において左右方向)へ移 可能に支持されている。X軸サドル15にはX軸 アクチュエータ16が付設され、このX軸アクチ ュエータ16によりX軸サドル15が前記X軸方向に 移動される。X軸サドル15の前面には粗微移動 装置17が装設されている。その粗微移動装置1 7の前部には後述する第2移動体33がZ軸方向(図 1において上下方向)へ粗移動及び微調整移動( 微移動)可能に配置されている。なお、ここ 、粗移動とは、例えば、数10mm程度の大きな トローク(第1ストローク)の移動を指す。ま 、微移動とは、数μm~数10μm程度の微少スト ーク(第2ストローク)の移動を指す。
前記粗微移動装置17における第2移動体33 下部前面には、シール材等の液体を充填す ためのシリンジタンク18及びそのシリンジタ ンク18を加温して前記液体の軟化状態を維持 るためのヒータブロック19が搭載されてい 。シリンジタンク18の下端には、シリンジタ ンク18内の液体を下方のワークWに対して供給 するための供給ヘッド20が突設されている。 して、粗微移動装置17により供給ヘッド20が 図1に実線で示す上方の待機位置P1から鎖線で 示す下方の供給位置P2に粗移動された後、供 ヘッド20からワークW上に液体が供給される とにより、そのワークW上に所定パターンの 液体塗布部Waが形成される。
前記粗微移動装置17における第2移動体33 下部には、検出手段(検出部)としての距離セ ンサ21が配置されている。この距離センサ21 、供給ヘッド20の一側に位置する発光部21aと 、同供給ヘッド20の他側に位置する受光部21b を含む。そして、供給ヘッド20が粗移動に り供給位置P2に移動された状態で、距離セン サ21の発光部21aからワークWに向かってレーザ 光が照射されるとともに、そのワークW上か の反射光が受光部21bによって受光される。 の投受光の動作により、供給ヘッド20(具体 にはその先端)とワークWとの間の距離が検出 される。距離センサ21による検出結果は制御 としての制御装置22に出力される。
前記制御装置22は、所定のプログラムに づいて、前記Y軸アクチュエータ14、X軸アク ュエータ16及び粗微移動装置17に作動信号を 供給して、前記供給ヘッド20をワークW上の所 要の液体供給部分と対応する位置に移動させ る。詳しくは、制御装置22は、粗微移動装置1 7の作動を制御して、供給ヘッド20を待機位置 P1から供給位置P2まで粗移動させる。その後 制御装置22は、前記距離センサ21からの検出 果に従って、粗微移動装置17に設けられた 述する微移動アクチュエータ50の作動を制御 する。このアクチュエータ50の作動により、 給ヘッド20の先端とワークWとの間の距離が に一定値となるように、供給ヘッド20が供 位置P2において微調整移動される。そして、 制御装置22は、シリンジタンク18内の液体を ークWに対して供給する。
次に、前記粗微移動装置17の構成について
細に説明する。
図2及び図3に示すように、粗微移動装置17の
ベースプレート25は縦長形状に形成されてい
。図4(a)及び図5(a)に示すように、そのベー
プレート25の前面には上下方向(Z軸方向)へ互
いに平行に延びる左右一対の取付壁部25a,25a
突設されている。その両取付壁部25a,25aの左
方向の外側面には、一対の基準面25c,25cが互
いに外向きに形成されている。これらの基準
面25c,25cには、案内部材としての一対のレー
26,26が複数のボルト27により取り付けられて
る。すなわち、両レール26,26は、基準面25c,2
5cによって位置決めされている。図4(b)及び図
5(b)に示すように、各レール26は、対応する基
準面25cに接する内側面を位置決め面26aとして
有する。
図2~図4に示すように、前記ベースプレー 25の前面には平板状の第1移動体28が前記両 ール26,26に沿って上下方向へ移動可能に支持 されている。詳しくは、図4(a)に示すように 第1移動体28の後面両側部には、左右一対の 持板29,29が複数のボルト30により取り付けら ている。これら支持板29,29の内側面には、 なくとも一対の第1被案内体31,31(図3において 二対)が複数のボルト32により互いに対向した 状態で取り付けられている。各被案内体31の 側面(それらの互いの対向面)には溝31aが形 されている。そして、各被案内体31が、その 溝31a内において対応するレール26によって複 のボール24を介して案内されている。
図2、図3及び図5に示すように、前記第1移 動体28の上方において、ベースプレート25の 面には第2移動体33が前記両レール26,26に沿っ て上下方向へ移動可能に支持されている。詳 しくは、図5(a)に示すように、第2移動体33の 面両側部にも、左右一対の支持板34,34が複数 のボルト35により取り付けられている。これ 支持板34,34の内側面には、少なくとも一対 第2被案内体36,36(図3において二対)が複数の ルト37により互いに対向した状態で取り付け られている。各被案内体36の内側面(それらの 互いの対向面)には溝36aが形成されている。 して、前記第1移動体28側の各被案内体31より も上方位置において、各被案内体36が、その 36a内において対応するレール26によって複 のボール24を介して案内されている。
図3に示すように、第2移動体33の前面下部 には、第1移動体28の前方を覆う延長壁部33aが 形成されている。そして、この第2移動体33の 延長壁部33aの前面には前記シリンジタンク18 びヒータブロック19が取り付けられるとと に、延長壁部33aの下端には前記距離センサ21 が取り付けられている。
図2及び図6に示すように、前記ベースプ ート25の前面には、第1移動体28を上下方向へ 粗移動させるための第1駆動機構38が配置され ている。詳しくは、両レール26,26間において 前記ベースプレート25の前面における中央 の上下両端には支持壁25b,25bが一体形成され いる。図6に示すように、これら支持壁25b,25 bには、送りスクリュー39がその両端部におい て一対のボールベアリング40を介して回転可 に支持されている。ベースプレート25の上 にはモータ41がブラケット42を介して装着さ 、そのモータ軸41aがカップリング43を介し 送りスクリュー39の上端部に連結されている 。
前記第1移動体28の後面には、送りスクリ ー39に螺合するナット44がナット受け45を介 て固定されている。ナット受け45の後面に 掛止ピン46が突設されるともに、ベースプレ ート25の後面上部には掛止ピン46に対応して 止金具47が取り付けられている。掛止ピン46 掛止金具47との間にはスプリング48(第1スプ ング)が掛装され、このスプリング48により ット44が送りスクリュー39の軸線方向の上方 に向かって付勢されている。
そして、前記モータ41にて送りスクリュ 39が左右いずれかに回転されることにより、 ナット44を介して第1移動体28がレール26,26に って上下いずれかの方向に粗移動される。 のとき、スプリング48によりナット44が上方 付勢されているため、送りスクリュー39と ット44との間のバックラッシが解消される。 また、モータ41の停止状態においては、スプ ング48にてナット44が上方に付勢されている ことにより、第1移動体28が自重にて自然落下 するおそれが防止される。
図2、図5及び図6に示すように、前記第1移 動体28と第2移動体33との間には、第2駆動機構 49が介在されている。そして、第1駆動機構38 停止状態では、この第2駆動機構49により、 2移動体33が第1移動体28に対して相対的に微 動され、第2移動体33の位置が微調整される
詳しくは、図6に示すように、前記第2移 体33の後面中央部には、微移動アクチュエー タ50(以下、単にアクチュエータ50という)がそ の上端部において支持台51を介して固定され いる。このアクチュエータ50は、電圧の印 にともなって伸縮可能なピエゾ素子等の圧 素子の集合体により構成されている。アク ュエータ50の圧電素子の下端部には金属材料 よりなるほぼ円柱状の当接子52が連結されて る。当接子52の下端に位置する同当接子52の 先端には球面部52a(第1当接面)が形成されてい る。この球面部52aは実質的にほぼ半球状をな している。第1移動体28の上端縁には金属材料 よりなるパッド53が埋設されている。そのパ ド53の上面には当接子52の球面部52aに当接可 能な当接面53a(第2当接面)が形成されている。 第2当接面53aは平面に形成されている。前記 接子52及びパッド53には、クロムモリブデン 等の硬質で、かつ耐磨耗性に優れたものが いられる。
図2及び図7に示すように、前記第1移動体2 8及び第2移動体33の前面における左右位置に 、2組の一対の掛止ピン54,55が突設されてい 。各掛止ピン54は第1移動体28に配置され、各 掛止ピン55は第2移動体33に配置されている。 なわち、掛止ピン54,55は上下に配置されて る。掛止ピン54,55間には第1移動体28と第2移 体33とを連結する連結部材としての一対のス プリング56,56(第2スプリング)が掛装されてい 。第2スプリング56,56の各々は、前記ナット4 4を付勢する第1スプリング48よりも強い付勢 を有している。そして、これら第2スプリン 56,56により第1移動体28及び第2移動体33が互 に接近する方向へ付勢され、この付勢力に り、当接子52の球面部52a(すなわち球面)がパ ド53の当接面53a(すなわち平面)に対して、実 質的に点接触状態で当接されている。従って 、これら第2スプリング56,56により、第1移動 28と第2移動体33とは相対移動可能に連結され ている。そして、この状態でアクチュエータ 50が膨張または収縮されることにより、当接 52が軸線方向に移動する。その結果、第2移 体33が第1移動体28に対して相対的に微移動 、第2移動体33の位置が微調整される。
次に、前記のように構成された粗微移動装
17を備える液体供給装置について動作を説
する。
さて、この液体供給装置の運転時には、基
等のワークWがテーブル12上に載置されると
もに図示しない真空吸着装置により吸着保
される。この状態で、制御装置22からY軸ア
チュエータ14及びX軸アクチュエータ16に作
信号が出力されると、ガントリ13及びX軸サ
ル15がY軸及びX軸方向にそれぞれ移動される
これらの移動により、粗微移動装置17の第2
動体33上に搭載された供給ヘッド20が、ワー
クW上の所定の液体塗布位置と対向する待機
置P1に移動される。
その後、制御装置22から粗微移動装置17に おける第1駆動機構38のモータ41に対して作動 号が出力されると、送りスクリュー39が回 し、ナット44を介して第1移動体28及び第2移 体33が下方へ粗移動する。この粗移動により 、第2移動体33上の供給ヘッド20が上方の待機 置P1から下方の供給位置P2に向かって大スト ロークで移動する。そして、供給ヘッド20の 動が供給位置P2で停止される。
この状態で、距離センサ21により供給ヘ ド20の先端とワークWとの間の距離が検出さ る。そして、その検出結果に応じて、制御 置22の制御により、粗微移動装置17における 2駆動機構49のアクチュエータ50に正または の電圧が印加されて、そのアクチュエータ50 の圧電素子が膨張または収縮される。この膨 張または収縮により、第2移動体33が第1移動 28に対して相対的に微少ストロークで移動す る。その結果、供給ヘッド20の先端とワークW との間の距離が所定値となるように、供給ヘ ッド20の位置が微調整される。そして、この 態で、ワークWに対して液体が供給される。
第1実施形態の粗微移動装置17は、以下の利
を有する。
(1) 第2移動体33側のアクチュエータ50の下端
に設けられた当接子52の球面部52aが、第1移動
体28に設けられたパッド53の当接面53aに対し
常に点接触状態で当接されている。このた
、例えば、第1駆動機構38における送りスク
ュー39が偏心回転された場合であっても、あ
るいはその送りスクリュー39の加工精度や組
付け精度が低い場合であっても、アクチュ
ータ50を介して第2移動体33に対してそれら
悪影響が伝達されるおそれはない。
よって、第2移動体33をベースプレート25 取付壁部25aの基準面25c及び両レール26の位置 決め面26aの精度に基づいて所定位置へ高精度 に微移動させることができる。このため、供 給ヘッド20をワークWの表面から所定距離を隔 てた供給位置P2に正しい向きで正確に位置さ ることができる。従って、この状態で供給 ッド20からワークW上にシール材等の液体が 給されることにより、そのワークW上に正確 な所要パターンの液体塗布部Waを形成するこ ができる。このため、ワークWに対して高い レベルの加工精度を得ることができる。
(2) この粗微移動装置17においては、図4(a ),(b)及び図5(a),(b)に示すように、各レール26が そのレール26の位置決め面26aにおいて複数の ルト27によりベースプレート25の対応する基 準面25cに取付けられている。特に第1実施形 では、各レール26に形成されたボルト挿通孔 26bとボルト27との間に僅かな隙間が形成され この隙間を利用して、ベースプレート25に する各レール26の取付位置や取付角度があら かじめ微調節されている。これにより、スペ ーサ等の別部品を設けることなく、両レール 26,26の取付精度を容易に確保しておくことが きる。従って、第1,第2移動体28,33の高い移 精度を得ることができる。よって、両レー 26,26と第1,第2移動体28,33との間にこじれ等が じることはなく、第1,第2移動体28,33を低負 で、かつ振動を生じることなく移動させる とができる。
(3) この粗微移動装置17においては、第1, 2移動体28,33を案内するための両レール26,26 ベースプレート25の基準面25c,25cに固定され いる。そして、これらの基準面25c,25cは、横 向の外向きに形成されている。このため、 準面25,25cをフライス盤や研削盤の移動テー ル上において仕上げる場合、その基準面25,2 5cをフライス盤や研削盤のカッタの側面で加 できる。従って、前記移動テーブルの送り のピッチングを無視できて、基準面25,25cを 精度に仕上げることができる。このため、 ール26,26の取付けにおいて、高い精度を得 ことができる。
(4) この粗微移動装置17においては、図4(a ),(b)及び図5(a),(b)に示すように、第1移動体28 後面両側部に一対の支持板29,29が取り付けら れ、第2移動体33の後面両側部に一対の支持板 34,34が取り付けられている。両支持板29,29の 側面には一対の被案内体31,31が複数のボルト 32により互いに対向した状態で取り付けられ いる。同様に、両支持板34,34の内側面には 対の被案内体36,36が複数のボルト37により互 に対向した状態で取り付けられている。そ て、各被案内体31,36が、対応する溝31a,36a内 おいて、ボール24を介して、対応するレー 26によって案内されている。特に第1実施形 では、各支持板29,34に形成されたボルト挿通 孔29a,34aとボルト32,37との間に僅かな隙間が形 成され、この隙間を利用して、各被案内体31, 36に対する各支持板29,34の取付角度や位置が らかじめ微調節されている。これにより、 レール26の位置決め面26aと対応する被案内体 31,36とを良好な位置関係に保つことができる このため、前記レール26,26の取り付けと同 に、各支持板29,34の位置や傾斜角度の調整を 、スペーサ等を用いることなく簡単に行うこ とができる。
(5) この粗微移動装置17においては、スプ リング48により第1駆動機構38のナット44が送 スクリュー39の軸線方向の上方に向かって付 勢されている。このため、送りスクリュー39 ナット44との螺合関係におけるバックラッ を解消することができる。
また、モータ41の停止状態において、第1 動体28が自重にて自然落下するおそれを抑 して、第1移動体28を定位置に保持すること できる。このため、シリンジタンク18の供給 ヘッド20がワークWに衝突したりすることを防 止できる。
(6) この粗微移動装置17においては、第1, 2移動体28,33の後面両側部に支持板29,34がそ ぞれ固定され、その支持板29,34の内側に、各 レール26に係合される被案内体31,36がそれぞ 固定されている。すなわち第1,第2移動体28,33 全体が門型に形成されている。このため、第 1,第2移動体28,33の剛性及び強度が向上する。 れにより、ワークWに対する加工精度の向上 に寄与できるばかりでなく、第1,第2移動体28, 33の左右幅を(例えば図10の構成と比べて)小さ くして、装置17全体の小型化を達成できる。
(7) この粗微移動装置17においては、供給 ヘッド20の先端とワークWとの間の距離を検出 する距離センサ21が備えられている。また、 の距離センサ21の検出結果に従って第2移動 33の微少移動を制御する制御装置22が設けら れている。従って、距離センサ21による距離 出に基づいて、供給ヘッド20が搭載された 2移動体33を移動させることができる。よっ 、例えば、ワークWの表面に撓みが生じてい 場合でも、そのワークWの表面と供給ヘッド 20の先端との距離を常に一定に保つことがで るため、より正確に液体塗布部を形成する とができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1
施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図8に
すように、第1移動体28の上端に埋設された
ッド53の上面に、球面凹状の当接面53aが形成
されている。そして、微移動アクチュエータ
50の下端に設けられた当接子52の球面部52aが
このパッド53の当接面53aに対して当接されて
いる。
従って、この第2実施形態においても、前記
第1実施形態とほぼ同様の利点を得ることが
きる。
特に、この第2実施形態においては、当接子
52の球面部52aとパッド53の当接面53aとのほぼ
接触状態を維持しながら、それら両者間の
触面積を広くできるため、球面部52a及び当
面53aの耐久性を向上できる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を、前記第1
施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第3実施形態においては、図9に
すように、微移動アクチュエータ50の下端に
硬質金属材料の球体よりなる当接子61が止め
62により離脱不能に、かつ全方向に対して
転可能に取り付けられている。そして、こ
当接子61の外周下端縁(すなわち球面)が第1移
動体28側のパッド53の当接面53aに対して、ほ
点接触状態で当接されている。
従って、この第3実施形態においても、前記
第1実施形態とほぼ同様な利点を得ることが
きる。
特に、この第3実施形態においては、当接子
61が回転されるため、当接子61の磨耗を抑制
きる。加えて、当接子61の回転により、同当
接子61とパッド53の当接面53aとの相対移動が
滑になり、両者間のわずかな精度誤差を適
に吸収できる。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を、前記第1
施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第4実施形態においては、図10(a),
(b)に示すように、ベースプレート25の前面に
対の基準面25c,25cが形成されている。この基
準面25c,25cには一対のレール26,26が複数のボル
ト27によって取り付けられている。第1移動体
28及び第2移動体33の後面には複数の被案内体3
1,36が後向き状態で直接取り付けられている
そして、各被案内体31,36が各レール26の位置
め面26aに対して案内されている。
この第4実施形態においては、被案内体31, 36が支持板等を介装することなく、第1移動体 28及び第2移動体33の後面に直接取り付けられ いるため、第1実施形態と比較して、部品点 数を少なくすることができて、構造が簡単で 部品点数を削減することができる。
(変更例)
なお、前記実施形態は、次のように変更し
具体化することも可能である。
・ 前記実施形態の粗微移動装置において
、第2移動体33にアクチュエータ50が取り付け
られ、そのアクチュエータ50の先端の当接子5
2が第1移動体28のパッド53と当接する。これと
は逆に、第1移動体28にアクチュエータ50を設
、そのアクチュエータ50の先端の当接子52と
当接するパッド53を第2移動体33に設けてもよ
。
・ 前記実施形態の粗微移動装置におい は、アクチュエータ50の先端の当接子52が球 状に、パッド53が平面状に形成されている これとは逆に、アクチュエータ50の先端の当 接子52が平面状に、パッド53が球面状に形成 れてもよい。
・ 前記実施形態の粗微移動装置において
、第1及び第2移動体28,33を連結する連結部材
、一対のスプリング56,56に限らず、単一の
プリング56でもよい。
・ 前記実施形態の液体供給装置において
、ワークWを支持するテーブル12が基台11上に
固定され、ガントリ13が基台11上にY軸方向へ
動可能に配置されている。これとは逆に、
ントリ13が基台11上に固定され、テーブル12
基台11上にY軸方向へ移動可能に配置されて
よい。
・ 前記実施形態においては、粗微移動 置17が液体供給装置に装備され、供給ヘッド 20が所要位置に移動される。これに代えて、 微移動装置17が液体供給装置とは異なった 置に装備されてもよい。例えば粗微移動装 17がレーザ加工機に装備されてもよい。この 場合、レーザ加工機に設けられたレーザ光の 照射ヘッドが粗微移動装置17の第2移動体33に 載され、照射ヘッドの移動が粗微移動装置1 7によって制御される。
