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Patent Searching and Data


Title:
COATING MEMBER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123472
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an evenly colored coating member. Specifically disclosed is a coating member obtained by a step for forming a base coating film on a base member by applying a first coating liquid containing a resin and an active powder component onto at least a part of the base member and drying the applied first coating liquid thereon, and a step for applying a second coating liquid containing a solvent dissolving the resin and a coloring component onto the base coating film formed in the previous step and drying the applied second coating liquid thereon.

Inventors:
KAJITA, Keisuke (LTD. R & D Company 30-3 Toyokawa 1-chom, Ibaraki-shi Osaka 57, 5670057, JP)
Application Number:
JP2008/056242
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
March 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO., LTD. (3-6 Doshomachi 4-chome, Chuo-ku Osaka-sh, Osaka 07, 5418507, JP)
小林製薬株式会社 (〒07 大阪府大阪市中央区道修町四丁目3番6号 Osaka, 5418507, JP)
International Classes:
A61C15/04; A46B11/00; A61C15/02
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Claims:
基材の少なくとも一部に、樹脂を含む皮膜が形成された被覆部材であって、
該皮膜が、基材側から順に、活性粉末成分を含有する第1被覆層、及び着色成分を含有する第2被覆層を含むものであることを特徴とする被覆部材。
前記活性粉末成分が粒径350μm以下である請求項1に記載の被覆部材。
前記皮膜に前記活性粉末成分が95質量%以下含まれる請求項1または2に記載の被覆部材。
前記樹脂が水難溶性樹脂である請求項1~3のいずれかに記載の被覆部材。
前記樹脂がアミノアルキルメタクリレート重合体、酢酸ビニル樹脂、セラック及びポリビニルアセタールジエチルアミノアセテートからなる群より選択される請求項1~4のいずれかに記載の被覆部材。
前記活性粉末成分が香料、抗菌剤、防腐剤、無機塩、増粘性多糖類、天然甘味料および合成甘味料からなる群より選択される請求項1~5のいずれかに記載の被覆部材。
歯間清掃具である請求項1~6のいずれかである被覆部材。
下記工程を経て得られる被覆部材:
基材の少なくとも一部に、樹脂及び活性粉末成分を含む第1被覆液を塗布し、乾燥させることにより、基材上にベース皮膜を形成させる工程、及び
前記工程で形成されたベース皮膜上に、前記樹脂を溶解させる溶媒及び着色成分を含む第2被覆液を塗布し、乾燥させる工程。
前記溶媒に対する前記樹脂の溶解度が5g/100ml以下である請求項8に記載の被覆部材。
基材の少なくとも一部に、樹脂を含む皮膜が形成された被覆部材の製造方法であって、以下の工程:
基材の少なくとも一部に、樹脂及び活性粉末成分を含む第1被覆液を塗布し、乾燥させることにより、基材上にベース皮膜を形成させる工程、及び
前記工程で形成されたベース皮膜上に、前記樹脂を溶解させる溶媒及び着色成分を含む第2被覆液を塗布し、乾燥させる工程、
を含む被覆部材の製造方法。
Description:
被覆部材

 本発明は、活性粉末成分及び着色成分を む、色むらのない被覆部材、ならびに該被 部材の製造方法に関する。

 現在、基材の表面に活性成分と樹脂とを む皮膜を形成させた被覆部材が様々な分野 利用されている。このような被覆部材にお て、その使用時に皮膜の構造が壊れること より、その活性成分に基づく有用作用が発 されるようにしておけば、使用実感の向上 ひいては商品価値の向上をもたらすことが きる。

 このような被覆部材の一例として、特許 献1には口腔内に使用される有効成分、界面 活性剤、香料、甘味剤等の活性成分を含有す る水難溶性樹脂の皮膜を、歯間清掃用具のブ ラシ部のフィラメント材またはワイヤの表面 に形成させることが開示されている。

 しかしながら、このように形成された皮 が無色である場合には、被覆部材のどの部 に活性成分が塗布されているか判断できな 。このため、使用者にとって、基材に活性 分が被覆されているという実感が乏しく、 た満足な使用感が得られないなどの問題が った。

 また、被覆部材のほかの例として、特許 献2には、つまようじの先端に薬効剤等を含 有する組成物を塗布させるにあたり、従来の タール系色素にかわり、ケイ酸マグネシウム 、炭酸マグネシウム、ケイ酸、炭酸カルシウ ム、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム を組成物に混合し、これを塗布して白色を呈 させることにより、使用者に薬効剤等の存在 をより安全に知らせることができることが開 示されている。

 しかしながら、特許文献2には、白色を呈 する皮膜の製造方法が開示されているにすぎ ない。このため、様々な色調の皮膜を形成す ることはできず、多様化する消費者の嗜好性 に対応することはできない。

 このように、従来の被覆部材では、基材に 性成分が存在することを消費者に容易に認 させられず、また、たとえ活性成分の存在 着色により認識できたとしても消費者の望 色に着色できず、美的外観を向上させて商 価値を高めることは困難であった。

特開2003-144231号公報

特公昭61-59604号公報

 本発明者は上記課題に鑑みて、様々な色 の皮膜を得るために、活性成分及び樹脂と に着色成分を混合した被覆液を用いて基材 に皮膜を形成させたところ、色むらを有す 皮膜しか被覆できなかった。本発明は、基 に活性成分が存在していることを視認でき ようにするとともに、これにより使用感、 的外観及び商品価値を高めた被覆部材を提 することを目的とするものであり、基材の なくとも一部に、色のむらのない皮膜を形 させた被覆部材を提供することを目的とす 。

 本発明者は、基材に樹脂及び活性粉末成分 含む第1被覆液を塗布することにより該基材 上にベース皮膜を形成させて、次いで前記樹 脂を溶解させる溶媒及び着色成分を含む第2 覆液を該ベース皮膜上に塗布することによ 、基材上に、活性粉末成分を含みながらも のむらのない皮膜を形成できることを見出 た。本発明は当該知見に基づきさらに検討 重ねた結果完成されたものであり、下記に げるものである。
項1.基材の少なくとも一部に、樹脂を含む皮 が形成された被覆部材であって、該皮膜が 基材側から順に、活性粉末成分を含有する 1被覆層、及び着色成分を含有する第2被覆 を含むものであることを特徴とする被覆部 。
項2.前記活性粉末成分が粒径350μm以下である 1に記載の被覆部材。
項3.前記皮膜に前記活性粉末成分が95質量%以 含まれる項1または2に記載の被覆部材。
項4.前記樹脂が水難溶性樹脂である項1~3のい れかに記載の被覆部材。
項5.前記樹脂がアミノアルキルメタクリレー 重合体、酢酸ビニル樹脂、セラック及びポ ビニルアセタールジエチルアミノアセテー からなる群より選択される項1~4のいずれか 記載の被覆部材。
項6.前記活性粉末成分が香料、抗菌剤、防腐 、無機塩、増粘性多糖類、天然甘味料およ 合成甘味料からなる群より選択される項1~5 いずれかに記載の被覆部材。
項7.歯間清掃具である項1~6のいずれかである 覆部材。
項8.下記工程を経て得られる被覆部材:
基材の少なくとも一部に、樹脂及び活性粉末 成分を含む第1被覆液を塗布し、乾燥させる とにより、基材上にベース皮膜を形成させ 工程、及び
前記工程で形成されたベース皮膜上に、前記 樹脂を溶解させる溶媒及び着色成分を含む第 2被覆液を塗布し、乾燥させる工程。
項9.前記溶媒に対する前記樹脂の溶解度が5g/1 00ml以下である項8に記載の被覆部材。
項10.前記溶媒に対する前記活性粉末成分の溶 解度が5g/100ml以下である項8または9に記載の 覆部材。
項11.前記樹脂が水難溶性樹脂である項8~10の ずれかに記載の被覆部材。
項12.前記樹脂がアミノアルキルメタクリレー ト重合体、酢酸ビニル樹脂、セラック及びポ リビニルアセタールジエチルアミノアセテー トからなる群より選択される項8~11のいずれ に記載の被覆部材。
項13.前記活性粉末成分が香料、抗菌剤、防腐 剤、無機塩、増粘性多糖類、天然甘味料およ び合成甘味料からなる群より選択される項8~1 2のいずれかに記載の被覆部材。
項14.歯間清掃具である項8~13のいずれかであ 被覆部材。
項15.基材の少なくとも一部に、樹脂を含む皮 膜が形成された被覆部材の製造方法であって 、以下の工程:
基材の少なくとも一部に、樹脂及び活性粉末 成分を含む第1被覆液を塗布し、乾燥させる とにより、基材上にベース皮膜を形成させ 工程、及び
前記工程で形成されたベース皮膜上に、前記 樹脂を溶解させる溶媒及び着色成分を含む第 2被覆液を塗布し、乾燥させる工程、
を含む被覆部材の製造方法。
項16.前記溶媒に対する前記樹脂の溶解度が5g/ 100ml以下である項15に記載の被覆部材の製造 法。
項17.前記溶媒に対する前記活性粉末成分の溶 解度が5g/100ml以下である項15または16に記載の 被覆部材の製造方法。
項18.前記樹脂が水難溶性樹脂である項15~17の ずれかに記載の被覆部材の製造方法。
項19.前記樹脂がアミノアルキルメタクリレー ト重合体、酢酸ビニル樹脂、セラック及びポ リビニルアセタールジエチルアミノアセテー トからなる群より選択される項15~18のいずれ に記載の被覆部材の製造方法。
項20.前記活性粉末成分が香料、抗菌剤、防腐 剤、無機塩、増粘性多糖類、天然甘味料およ び合成甘味料からなる群より選択される項15~ 19のいずれかに記載の被覆部材の製造方法。

 本発明によれば、基材に、活性粉末成分 び着色成分を含みながらも、色むらのない 膜を形成することができる。これによって 基材に活性粉末成分が存在していることを 費者に視認させることができ、使用感を高 ることができる。また、本発明によれば色 らのない皮膜を形成できることから、見た の印象も良く、美的外観及び商品価値を高 ることができる。

(I)被覆部材
本発明の被覆部材の用途及び形状
 本発明の被覆部材は、基材の少なくとも一 に樹脂を含む皮膜が形成されたものであっ 、該皮膜は、該基材側から順に、樹脂と活 粉末成分とを含む層(以下、第1被覆層と称 ることもある)と、樹脂と着色成分とを含む (以下、第2被覆層と称することもある)を有 るものである。

 本発明の被覆部材の用途は限定されず、 えばデンタルフロス、歯間ブラシ、樹脂製 ック、柄付フロスなどの歯間清掃具、舌清 具、市販の惣菜や菓子などの食品への接触 ート、スクラッチシート、つまようじなど 使用時に該活性粉末成分の効果が発揮され 種々のものが挙げられる。

 例えば歯間清掃具の場合、具体的には、 歯間清掃具が歯間に適用されると、歯間清 具の表面に形成された皮膜と歯との摩擦に り該樹脂が剥がれ、内部の活性粉末成分が きだしとなり、これにより該活性粉末成分 効果が発揮される。また、市販の惣菜や菓 などの食材へ接触シートである場合には、 材の表面に形成された皮膜と食品が接触す ことにより該皮膜の構造が壊れて、内部の 性粉末成分がむきだしとなり、これにより 活性粉末成分の効果が発揮される。また、 クラッチシートの場合にも、基材の表面に 成された皮膜部分を含むスクラッチ部分を ることにより、該活性粉末成分の効果が発 される。

 本発明の被覆部材が樹脂製のシート状の歯 清掃具である場合の一実施態様について説 する。当該歯間清掃具6は、図1に示すよう 、歯間清掃具を指で指示するための握り部4 、アーム部5と、歯間を清掃するための歯間 清掃部2とを備えており、該アーム部5は前記 り部4と歯間清掃部2を連結するように構成 れている。前記歯間清掃部2は、歯の清掃を い易くする形状を有していればよい。例え 、図1に示すように、前記歯間清掃部2は、 の清掃に適合できるように前記握り部4より 細くなっており、更にその先端部1が歯間に 挿入しやすくなるように斜め方向に曲げられ ていても良い。また、先端部1を含む前記歯 清掃部2に皮膜3が付着されている。また、前 記歯間清掃部2には、歯間の清掃を効率的に うために、複数の溝が形成されていてもよ 、当該溝は、皮膜を保持し、剥離を抑制す のに役立つ。
基材
 本発明において基材は、その少なくとも一 に上記第1被覆層及び第2被覆層を含む皮膜 形成されるものであれば限定されず、樹脂 、木製、紙製、金属(ステンレス合金)製など 種々のものが挙げられ、目的に応じて適宜選 択できる。

 基材が樹脂製である場合、樹脂の例とし は、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹 、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂(ナイ ロン(登録商標))、ポリエチレンテレフタレー ト樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂( フロン(登録商標))、スチレンエチレンブチ ンスチレンブロック共重合体、ポリカーボ ート樹脂、ポリアセタール樹脂、AS樹脂、ABS 樹脂などが挙げられる。

 例えば本発明の被覆部材を歯間清掃具とし 使用する場合には、使用感や皮膜の付着性 点から、その基材は樹脂製であることが望 しく、樹脂としては上記樹脂が挙げられ、 ましくはポリプロピレン樹脂およびポリエ レン樹脂である。ポリエチレン樹脂として 、低密度、中密度、高密度のいずれのポリ チレンも使用でき、低密度ポリエチレンが ましい。
皮膜
 前述するように、本発明の被覆部材は、基 側から順に、樹脂及び活性粉末成分を含有 る第1被覆層、ならびに樹脂及び着色成分を 含有する第2被覆層を含む皮膜が形成されて るものである。

 上記第1被覆層には、皮膜に色むらを生じ させないことを限度として着色成分が含まれ ていてもよく、また上記第2被覆層にも、皮 に色むらを生じさせない範囲で活性粉末成 が含まれていてもよい。すなわち、本発明 被覆部材において、活性粉末成分と着色成 の凝集により視認される皮膜の色むらを生 させないことを限度として、上記第1被覆層 第2被覆層との境界は明確に区別されなくて もよい。

 本発明の被覆部材の皮膜において、例え 、第1被覆層では、表面側ほど、着色成分の 濃度が高く、基材側ほど、着色成分の濃度が 低くなっていることもあり、第2被覆層の表 側の部分では、活性粉末成分との凝集を生 させない程度の濃度の着色成分と、活性粉 成分が共存してもよい。ここで、第1及び第2 被覆層の表面側及び基材側とは、それぞれ、 基材に対して遠い方の側面、及び基材に対し て近い方の側面をさす。また、上述するよう に、本発明において基材上に形成された樹脂 を含む皮膜とは、上記第1被覆層及び第2被覆 を含むものである。

 本発明の被覆部材は、例えば図2に示すよ うに、第1被覆層及び第2被覆層が共に略平滑 皮膜を有していてもよい。また、本発明の 覆部材は、例えば図3に示すように、第1被 層及び第2被覆層が活性粉末成分の形状に応 て凹凸を有する皮膜を有していてもよい。

 本発明において、被覆部材の皮膜の厚み 、当該被覆部材の用途に応じて適宜調整で るが、好ましくは600μm以下であり、さらに ましくは10~450μmである。皮膜の厚みが薄す ると、活性粉末成分の保持性が不十分にな 、一方、厚みが厚すぎると、皮膜の剥離が じやすくなり、また活性粉末成分の溶出が くなるなど、活性粉末成分の効果の発揮が くなる。

 そして、例えば上述の図2のように、活性 粉末成分が樹脂中に含まれて第1被覆層及び 2被覆層が略平坦な層を形成しているような 合には、上記皮膜の厚みとは以下のように 定される。すなわち、第1被覆層と基材との 境界部分から、第2被覆層の表面側までの距 を測定する。そして、少なくとも10箇所以上 の前述の測定値から、これらの平均値を算出 する。得られた値を皮膜の厚みとする(図2の( a))。

 また、例えば図3のように、活性粉末成分 の形状に応じて皮膜の表面が凹凸を有する場 合には、皮膜の厚みとは以下のように測定さ れる。すなわち、皮膜に存在する各凸部にお いて、第1被覆層と基材との境界部分から、 2被覆層の表面側までの最大距離が最も大き 値を測定する。そして、少なくとも10箇所 上の各凸部における前述の測定値から、こ らの平均値を算出する。得られた値を皮膜 厚みとする。(図3の(a))。

 これら皮膜の厚みは顕微鏡を使用して測 できる。

 本発明の被覆部材において、第1被覆層と第 2被覆層との境界は明確でなくてもよい。第2 覆層には、視認される色調を呈する十分量 着色成分が含まれていればよく、当該着色 分はその皮膜に色むらを生じさせない程度 目的に応じて適宜調整できる。好ましくは 視認される色調を呈する十分量の着色成分 、皮膜の表面から約50μm以下に含まれてい ことであり、より好ましくは皮膜の表面か 約20μm以下であり、更に好ましくは、皮膜の 表面から約10μm以下であり、とくに好ましく 約5μm以下である。ここで、皮膜の表面とは 、第2被覆層の表面を意味する。
皮膜に含有される樹脂
 本発明において基材上に被覆させる樹脂は 上記基材の少なくとも一部に上記第1被覆層 及び第2被覆層を含む皮膜を形成できるもの( 膜形成性樹脂)であればとくに限定されず、 特定の溶媒に難溶性の樹脂であればよく、例 えば、水難溶性樹脂、エタノール難溶性樹脂 、油脂難溶性樹脂など種々のものが挙げられ 、目的に応じて適宜選択できる。本発明にお いて難溶性とは、溶媒100mlに基材上に被覆さ る樹脂を混合し、25℃で2時間攪拌したとき 、当該溶媒への溶解度が5g以下である性質 ことである。

 例えば、水難溶性樹脂は、低級アルコー 、特にエタノール可溶性であるものが好ま く、例えばアミノアルキルメタクリレート 重合体、酢酸ビニル樹脂、セラックおよび リビニルアセタールジエチルアミノアセテ トが挙げられる。中でも付着性、柔軟性の から好ましくはアミノアルキルメタクリレ ト共重合体が挙げられる。

 また、前記アミノアルキルメタクリレー 共重合体は、メタクリル酸アルキルとメタ リル酸ジアルキルアミノエチルとの共重合 である。メタクリル酸アルキルとしては、 タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、 タクリル酸ブチル、メタクリル酸プロピル どが挙げられ、メタクリル酸ジアルキルア ノエチルとしては、メタクリル酸ジメチル ミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノ チル、メタクリル酸ジブチルアミノエチル メタクリル酸ジプロピルアミノエチルなど 挙げられる。なかでも、メタクリル酸メチ とメタクリル酸ブチルとメタクリル酸ジメ ルアミノエチルとの共重合体が最も好まし 。

 さらに、前記水難溶性樹脂がアミノアル ルメタクリレート共重合体である場合、そ 平均分子量は、100,000~200,000程度であるのが ましい。水難溶性樹脂の平均分子量が小さ ぎると皮膜形成力が弱く皮膜が剥がれやす 。一方、平均分子量が大きすぎると皮膜が くなりすぎて、割れの原因と活性粉末成分 より発揮される効果の低減につながること ある。

 本発明の被覆部材を歯間清掃具として使用 る場合には、これが口腔内で使用されるこ から、種々の皮膜形成樹脂のなかでも水難 性樹脂が好ましい。
皮膜に含有される活性粉末成分
 本発明において第1被覆層に含有される活性 粉末成分は、その被覆部材の使用時に目的に 応じた効果を発揮できる粉末成分であれば限 定されないが、使用前には効果が発揮されず に、使用時に被覆部材に形成された皮膜の構 造がこわれることによりその有用作用が発揮 され、またその効果を長期間発揮するものが 好ましい。

 例えば、活性粉末成分としては、香料、 菌剤、防腐剤、無機塩、増粘性多糖類、天 甘味料、合成甘味料などが挙げられる。

 香料としては、特に限定されないが、例 ばゲラニオール、シトロネロール、シトロ ラール、シトラール、オイゲノール、フェ チルアルコール、チモール、イソオイゲノ ル、ネロール、ラバンジュロール、フェノ シエチルアルコール、リナロール、青葉ア コール、l-メントール、ボルネオール、ベ ジルアルコール、バニリン、メントール、 ルボン、アネトール、リモネン、スペアミ ト油、ペパーミント油、ラベンダー油等が げられる。

 また、香料としては、粉末状であると、 のまま使用できるため簡便であるが、その 状が粉末状でないものであっても、これら シクロデキストリンなどで包接することに り活性粉末成分として使用できる。また、 クロデキストリンとしては、α、βまたはγ クロデキストリンが挙げられ、包接される 合物のサイズに応じて適宜選択される。

 抗菌剤としては、とくに限定されないが 例えばヒノキチオール、塩化セチルピリジ ウム、グルコン酸クロルヘキシジン、イソ ロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコ ウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼ ニウム、トリクロサン等が挙げられる。

 防腐剤としては、とくに限定されないが 例えば安息香酸ナトリウム、ブチルパラベ 、プロピルパラベン、メチルパラベン、エ ルパラベン、デヒドロ酢酸ナトリウム等が げられる。

 無機塩としては、とくに限定されないが 例えばフッ化ナトリウム、フッ化カリウム フッ化第一錫、フッ化ストロンチウム、モ フルオロリン酸ナトリウムなどのフッ素化 物、リン酸ナトリウム、リン酸二水素カリ ム、リン酸2水素ナトリウムなどのリン酸化 合物、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭 酸マグネシウムなどの炭酸化合物、硝酸カリ ウム、硝酸マグネシウム、硝酸ナトリウムな どの硝酸化合物、乳酸マグネシウム、乳酸ア ルミニウム、乳酸ナトリウム、乳酸カルシウ ム、乳酸アンモニウムなどの乳酸塩などが挙 げられる。

 増粘多糖類としては、とくに限定されな が、例えばグアーガム、カラギナン、寒天 ペクチン、キサンタンガム、ローカストビ ンガム、プルラン、タマリンドシードガム どが挙げられる。

 天然甘味料としては、とくに限定されな が、例えばエリスリトール、トレハロース ステビア、ソーマチン、グリチルリチンな が挙げられる。

 合成甘味料としては、とくに限定されな が、例えばアステルパーム、スクラロース キシリトール、ソルビトール、サッカリン アセスルファムウカリウムなどが挙げられ 。

 なお、上述と同様に、例えば本発明の被 部材を歯間清掃具として使用する場合には 活性粉末成分としては、使用時に清涼感な の効果を長期間発揮し、かつ優れた嗜好性 点からl-メントールをβシクロデキストリン で包接したものが好ましい。また、本発明の 被覆部材を歯間清掃具として使用する場合に は、当該被覆部材が口腔内で使用されること から、活性粉末成分として抗う蝕性を有する 物質、歯周病や口内炎の予防乃至治療に有効 な物質などを添加してもよい。

 本発明において活性粉末成分の粒径は、使 する活性粉末成分に応じて適宜調整できる 、好ましくは平均粒子径350μm以下であり、 り好ましくは平均粒子径5~350μm以下である なお、本明細書において平均粒子径とは、50 %累積径、すなわち粒度分布図において、そ ぞれ0μmから積分した堆積が50%となったとき 粒子径を示す。当該平均粒子径は、レーザ 回析・散乱法を利用した粒度分布測定機に り測定される。
皮膜に含有される着色成分
 また、本発明において第2被覆層に含有され る着色成分とは、本発明において色調を呈す る皮膜を得ることのできる色素を含むもので あれば限定されず、マリーゴールド色素、ク チナシ青、アナトー色素、黄色4号、緑3号、 色2号、青色1号、二酸化チタン、銅クロロ ィル、β―カロテンなど、その使用目的や好 みの色に合わせて種々の天然系着色料や合成 着色料などを使用できる。
皮膜に含有される樹脂、活性粉末 成分及び着色成分の割合
 上述するように、本発明の被覆部材におい 、基材の少なくとも一部に形成される皮膜 、樹脂、活性粉末成分及び着色成分を含む のである。皮膜に含まれるこれらの量は限 されず、使用目的、各成分の特性、及び各 分の組合わせに応じて適宜調整すればよい 、好ましくは以下のように示される。

 すなわち、該樹脂の割合は皮膜の総量あ り、好ましくは80質量%以下、より好ましく 2~80質量%、さらに好ましくは15~80質量%、特 好ましくは30~80質量%である。また該活性粉 成分の割合は皮膜の総量あたり、好ましく 95質量%以下、より好ましくは15~95質量%、さ に好ましくは15~82質量%、特に好ましくは15~65 質量%である。また、該樹脂及び該活性粉末 分は、上記配合割合を満たし、さらに両者 関係が活性粉末成分100重量部に対し、樹脂 好ましくは1~1500重量部、より好ましくは2~500 重量部、さらに好ましくは2.5~200重量部であ ことが望ましい。

 また、着色成分の割合は、所望の色調を呈 ることができる範囲で適宜設定できる。例 ば、着色成分の割合は皮膜の総量あたり、 般的に好ましくは0.01重量%以下であり、よ 好ましくは1×10 -8 ~0.01重量%であり、さらに好ましくは1×10 -8 ~0.005重量%である。

 この範囲内であれば、第1被覆層及び第2 覆層を基材上に好ましく形成することがで る。

 また、皮膜に占める樹脂、活性粉末成分及 着色成分の3成分の比率も限定されず、使用 目的、各成分の特性、及び各成分の組合わせ に応じて適宜調整すればよいが、好ましくは 前記3成分を合わせて90質量%以上、好ましく 100質量%である。
(II)被覆部材の製造方法
 本発明の被覆部材の製造方法について説明 る。本発明の被覆部材は、基材の少なくと 一部に、樹脂及び活性粉末成分を含む第1被 覆液を塗布し、乾燥させることにより、基材 上にベース皮膜を形成させる工程(以下、第1 程と称することもある)、及び前記工程で形 成されたベース皮膜上に、前記樹脂を溶解さ せる溶媒及び着色成分を含む第2被覆液を塗 し、乾燥させる工程(以下、第2工程と称する こともある)を経て製造される。以下、工程 とに詳述する。
第1工程
 第1工程では、前述するように、基材の少な くとも一部に、樹脂及び活性粉末成分を含む 第1被覆液を塗布し、乾燥させることにより 基材上にベース皮膜を形成させる。基材に ース皮膜を形成させるにあたり使用できる 材、樹脂及び活性粉末成分は上述の通りで る。

 本発明において基材上にベース皮膜を形 させるにあたり、第1被覆液に含まれる樹脂 の濃度が高すぎると、基材上に形成される皮 膜中の活性粉末成分の絶対量が少なくなり、 本発明の被覆部材の使用時に活性粉末成分の 放出が遅くなり、かつ皮膜の割れ等が発生し やすくなり、また樹脂の層が厚くなりすぎる ために活性粉末成分の望ましい効果が発揮さ れなくなる。一方、樹脂の濃度が低すぎると 、皮膜が形成されにくく、活性粉末成分の付 着性や保持が困難になり、そもそも被覆部材 の製造が困難となる傾向がある。

 また、活性粉末成分の濃度が高すぎると 活性粉末成分の分散および皮膜中での保持 難しくなり、一方、活性粉末成分の濃度が すぎると活性粉末成分の絶対量が少なくな 。

 これらの樹脂及び活性粉末成分の混合割 は、上述の通りである。なお、上記樹脂の 2被覆液の溶媒に対する樹脂の溶解度は被覆 部材の使用目的、各成分の特性、及び各成分 の組合わせに応じて適宜調整すればよいが、 低いほうが好ましく、5g/100ml以下がより好ま い。また、上記活性粉末成分の第2被覆液の 溶媒に対する溶解性も低いほうが好ましく、 5g/100ml以下がより好ましく、不溶であること さらに好ましい。

 また、本発明においては、基材上に形成 れる皮膜に含まれる樹脂の種類は目的に応 て適宜選択できるが、たとえば当該樹脂と て水難溶性樹脂を使用する場合には、基材 、水難溶性樹脂及び活性粉末成分を低級ア コールに溶解・分散させた第1被覆液に、例 えば1~60秒間浸漬し、引き上げた後に乾燥さ ることにより、基材上にベース皮膜を形成 ることができる。

 前記低級アルコールとしては、メタノー 、エタノール、n-プロパノール、イソプロ ノールなどが挙げられ、樹脂の溶解特性が 温で高く製造しやすいという点から好まし はエタノールが挙げられる。

 さらにこの場合、好ましくは、前記第1被覆 液100重量部には、
(1)水難溶性樹脂が0.2~15重量部、さらに好まし くは1~10重量部、
(2)活性粉末成分が0.3~50重量部、さらに好まし くは4~40重量部、
(3)低級アルコールが35~99.5重量部、さらに好 しくは40~95重量部、
が含まれる。

 このような組成の第1被覆液を採用するこ とにより、得られるベース皮膜の基材への付 着性を高めることができ、したがって第1被 層及び第2被覆層を含む皮膜の基材への付着 を高めることができるため、本発明の被覆 材によれば、その使用時に活性粉末成分の 果を長期安定的に保つことができる。

 また、第1被覆液の粘度もベース皮膜の形 成に影響を及ぼすため、該粘度は、基材に形 成させる皮膜の目的の厚みに応じて、また使 用する樹脂及び活性粉末成分の特性、ならび に使用する樹脂及び活性粉末成分の組合わせ に応じて、適宜決定すればよい。

 例えば、本発明において、前述の図2に示す ような略平坦な皮膜を形成させようとする場 合には、B型粘度計(東洋計器)BL型式において 設定温度25℃、ローターNo.1、攪拌条件60rpm 攪拌時間1分の条件において、第1被覆液の粘 度を50mP・s以上とすることが好ましい。また 前述の図3に示すような凹凸を有する皮膜を 形成させようとする場合には、B型粘度計(東 計器)BL型式において、設定温度25℃、ロー ーNo.1、攪拌条件60rpm、攪拌時間1分の条件に いて、第1被覆液の粘度を50mP・s以下、好ま くは20mP・s以下とすることが好ましい。当 粘度はエタノールの配合量を適宜変更する とにより調整できる。
第2工程
 第2工程では、前述するように、第1工程で 成されたベース皮膜上に、ベース皮膜に含 される樹脂を溶解させる溶媒及び着色成分 含む第2被覆液を塗布し、乾燥させる。

 本発明では、前記第1工程で形成させたベ ース皮膜を、第2被覆液に、例えば1~30秒間浸 させることにより、第1被覆層及び第2被覆 を含む皮膜を基材上に形成できる。該第2被 層を形成させるにあたり使用できる着色成 は、第2被覆液に溶解するものであればとく に限定されないが、上述の着色成分が挙げら れる。

 本発明において第2被覆層を形成するにあ たり、樹脂を溶解させる溶媒としては限定さ れず、使用する樹脂に応じて適宜選択されれ ばよいが、通常、樹脂の溶解度が低いものが よく、溶媒に対する樹脂の溶解度が5g/100ml以 であるものが好ましい。該溶媒の例として 、水、低級アルコール及びこれらの混合液 どが挙げられる。また、低級アルコールと ては、メタノール、エタノール、n-プロパ ール、イソプロパノールなどが挙げられ、 れらは単独で使用してもよく、また2種以上 使用してもよい。

 本発明において色むらのない皮膜を得る とができる理由としては、ベース皮膜に含 れる活性粉末成分が第2被覆液に含まれる着 色成分に染色されないことにある。すなわち 、本発明では、形成されたベース皮膜のごく 僅かな上部分に含まれる樹脂だけが、第2被 液に含まれる樹脂を溶解させる溶媒によっ 溶解され、該着色成分がベース皮膜に染み むように積層される。ここで、樹脂を溶解 せる溶媒の溶解度が高すぎる場合には、ベ ス皮膜を形成する樹脂が必要以上に溶解さ て、該着色成分が活性粉末成分にまで浸透 て活性粉末成分が着色されることにより、 られる第1被覆層及び第2被覆層を含む皮膜に 色むらが生じる。

 このため、ベース皮膜に含まれる樹脂の 性に合わせて、樹脂を溶解させる溶媒を適 選択することにより、色むらの程度を制御 ることができる。また、本発明ではこのよ に、ベース皮膜を着色させて第2被覆層を形 成させるため、得られる第1被覆層と第2被覆 との境界は明確でない場合があり、また部 によって第1被覆層及び第2被覆層の厚みが なり得る。

 このようにして得られる本発明の被覆部 によれば、基材に、基材側から順に、活性 末成分を含有する第1被覆層及び着色成分を 含有する第2被覆層を含みながらも、色むら ない皮膜を形成することができる。これに って、基材に活性粉末成分が存在している とを消費者に視認させることができ、使用 を高めることができる。また、本発明によ ば色むらのない皮膜を形成できることから 見た目の印象も良く、美的外観及び商品価 を高めることができる。

 以下、本発明の内容を以下の実施例及び 較例を用いて具体的に説明する。ただし、 発明はこれらに何ら限定されるものではな 。また、以下、特に限定しない限り、単位 重量部を表す。

  実施例1~14ならびに比較例1及び2
 以下の表1に示される配合量で、エタノール 、樹脂(アミノアルキルメタクリレート共重 体(デグサジャパン株式会社製「オイドラギ ト E100」、平均分子量150,000)、酢酸ビニル 脂800(電気化学工業株式会社製「サクノールS N-08H」、平均重合度780)、セラック(日本シェ ック工業株式会社製「ラックグレーズ32E」 平均分子量1,051)またはポリビニルアセター ジエチルアミノアセテート(三共株式会社製 AEA「三共」」、平均分子量65,000))、及び活 粉末成分(二酸化ケイ素またはシクロデキス リン包接体(l-メントールとβシクロデキス リンの1:1包接化合物;粒径75~350μm))、を混合 て第1被覆液を調製し、基材を第1被覆液に浸 漬させ、エタノールを風乾させることにより 、基材上にベース皮膜を形成させた。形成さ れたベース皮膜の組成を表1に示す。さらに 表1に示される組成の、樹脂を溶解させる溶 (水またはエタノール)及び色素成分(緑3号) 含む第2被覆液を調製し、上記ベース皮膜を 2被覆液に5秒間浸漬させ、乾燥させること より、基材上に第1被覆層及び第2被覆層を含 む皮膜を形成させた(実施例1~14)。なお、各ベ ース皮膜には6通りの第2被覆液を塗布したこ から、実施例1~14ではそれぞれ6つの被覆部 が形成された。得られた実施例1~14の被覆部 で使用した第1被覆液の粘度はいずれも50mP s以下であり、基材上に皮膜(厚み:15~30μm)が 成されていた。

 比較例1及び2では、第1被覆液に含まれる 脂としてヒドロキシプロピルセルロースを 用した以外は実施例1~14と同様にして、基材 上に皮膜を形成させた。

 実施例1~14及び比較例1及び2について、基材 面に得られた皮膜の色むらの有無は、該皮 2mm×5mmの長方形あたりの凝集物の数を顕微 により計数することにより判定した。なお 上記凝集物は着色成分により着色された活 粉末成分であると考えられ、凝集物の数が ないほど色むらがなく、数が多いほど色む がひどいと判定した。
+++:凝集物0個
 ++:凝集物1~5個
  +:凝集物6~10個
  -:11個以上

 表1の結果から明らかなように、実施例1~1 4では「-」と判定されたものはないものの、 較例1及び2はいずれも「-」と判定された。 れは、比較例1及び2で使用したヒドロキシ ロピルセルロースが水溶解性(溶解度約40g/ml) 及びエタノール溶解性(溶解度>5g/100ml)が高 ため、より多くの樹脂が溶解され、ベース 膜に含有される活性粉末成分が着色成分に り染色されたためであると考えられる。

  実施例15~17
 以下の表2に示される配合量で、エタノール 、樹脂(アミノアルキルメタクリレート共重 体)及び活性粉末成分(シクロデキストリン包 接体)、を混合して第1被覆液を調製し、基材 第1被覆液に浸漬させ、エタノールを風乾さ せることにより、基材上にベース皮膜を形成 させた。さらに、表2に示される組成の、樹 を溶解させる溶媒(水またはエタノール)及び 色素成分(黄色4号、クチナシ青、マリーゴー ド色素)を含む第2被覆液を調製し、上記ベ ス皮膜を第2被覆液に浸漬させ、乾燥させる とにより、基材上に第1被覆層及び第2被覆 を含む皮膜を形成させた(実施例15~17)。

 実施例15~17について、上記実験1と同様に て色むらの有無を判定した。

 表2の結果から明らかなように、実施例15~ 17ではいずれも「+++」と判定された。

  比較例3~16
 以下の表3に示される配合量で、エタノール 、樹脂(アミノアルキルメタクリレート共重 体、酢酸ビニル樹脂800、セラックまたはポ ビニルアセタールジエチルアミノアセテー )、活性粉末成分(二酸化ケイ素またはシクロ デキストリン包接体)及び緑3号を混合して皮 液を調製し、基材を該皮膜液に浸漬させ、 タノールを風乾させることにより、基材上 比較例3~16の皮膜を形成させた。

 比較例3~16について、上記実験1と同様に て色むらの有無を判定した。

 表3の結果から明らかなように、比較例3~1 6ではいずれも「-」と判定された。これは、 較例3~16では、上述のように樹脂及び活性粉 末成分と共に着色成分を混合することにより 、該混合液中及び基材上で、該活性粉末成分 が着色成分により着色されたことが原因で、 色むらが生じたと考えられる。

 なお、上記実施例9及び比較例4で得られ 皮膜の顕微鏡写真を図4に示す。図中、透明 円状のものは気泡であり、濃い青色の点は 集物である。該図4から、本発明の方法によ り製造した皮膜には色むらがみられないもの の、比較例9に従い作成した皮膜では色むら 目立つことがわかる。

図1は、本発明の被覆部材の例として歯 間清掃具の一例を示す。 図2は、本発明の被覆部材における皮膜 のモデル図を示す。 図3は、本発明の被覆部材における皮膜 のモデル図を示す。 図4は、実施例9及び比較例4で得られた 覆の顕微鏡写真を示す(基材として鏡面仕上 げのポリプロピレン樹脂(PP)板を使用)。

符号の説明

 1 先端部
 2 歯間清掃部
 3 皮膜
 4 握り部
 5 アーム部
 6 歯間清掃具
 11 活性粉末成分
 12 第2被覆層
 13 皮膜
 14 基材
 15 第1被覆層
 21 活性粉末成分
 22 第2被覆層
 23 皮膜
 24 基材
 25 第1被覆層