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Patent Searching and Data


Title:
COIL DEVICE FOR ANTENNA
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/060941
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a coil device for antenna which can reduce beat. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A coil device (10) for antenna comprises a wire-wound coil (16) formed by winding a wire, a magnetic core (17) inserted into the wire-wound coil (16), a conductive connector terminal (13) to which one end of the wire-wound coil (16) is connected, and a packaging terminal (14) having a packaging surface to which the other end of the wire-wound coil (16) is connected. The coil device (10) for antenna further comprises a resin member (15) provided with a main body portion having a mounting surface (19) for mounting the wire-wound coil (16), and a resin (24) applied over the entire surface of the wire-wound coil (16).

Inventors:
MORIYA, Hitoshi (3-12-2, Nihonbashi, Chuo-ku, Tokyo, 103-8259, JP)
守屋 仁 (〒59 東京都中央区日本橋3丁目12番2号 スミダ電機株式会社内 Tokyo, 103-8259, JP)
ROKUKA, Takanobu (3-12-2, Nihonbashi, Chuo-ku, Tokyo, 103-8259, JP)
六嘉 孝信 (〒59 東京都中央区日本橋3丁目12番2号 スミダ電機株式会社内 Tokyo, 103-8259, JP)
Application Number:
JP2008/070301
Publication Date:
May 14, 2009
Filing Date:
November 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SUMIDA CORPORATION (Yaesu Center Building, 1-6-6 Yaesu, Chuo-k, Tokyo 89, 1038589, JP)
スミダコーポレーション株式会社 (〒89 東京都中央区八重洲一丁目6番6号 八重洲センタービル Tokyo, 1038589, JP)
Nippon Sheet Glass Co., Ltd. (5-27 Mita 3-chome, Minato-ku, Tokyo 21, 1086321, JP)
日本板硝子株式会社 (〒21 東京都港区三田三丁目5番27号 Tokyo, 1086321, JP)
MORIYA, Hitoshi (3-12-2, Nihonbashi, Chuo-ku, Tokyo, 103-8259, JP)
守屋 仁 (〒59 東京都中央区日本橋3丁目12番2号 スミダ電機株式会社内 Tokyo, 103-8259, JP)
International Classes:
H01Q1/32; H01F17/04; H01F27/06; H01Q7/06
Attorney, Agent or Firm:
TSUNODA, Yoshisue et al. (Sasazuka South Bldg, 1-64-8Sasazuka, Shibuya-ku, Tokyo 73, 1510073, JP)
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Claims:
 導線を巻回した巻線コイルと、
 前記巻線コイルの内部に挿通配置された磁性コアと、
 前記巻線コイルの一端部が接続される導電性のコネクタ端子と、
 前記巻線コイルの他端部が接続される実装面を有する実装端子と、
 前記実装端子及びコネクタ端子が取り付けられるとともに、前記巻線コイルを載置する載置面を有する本体部を備えた樹脂部材と、から構成されるアンテナ用コイル装置であって、
 前記巻線コイルと前記樹脂部材との接着部を除き、前記巻線コイルの表面を覆うように塗布された樹脂を備える
 ことを特徴とするアンテナ用コイル装置。
 前記樹脂部材は、本体部の前記巻線コイルを載置する面に形成された溝部を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ用コイル装置。
 前記溝部が、前記巻線コイルの軸線と平行な方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ用コイル装置。
Description:
アンテナ用コイル装置

 本発明は、例えば電波信号に重畳するノ ズを除くために好適に用いられるアンテナ コイル装置に関するものである。

 従来、自動車のリアウィンドウにアンテ 線を配して、自動車内でラジオ放送やテレ 放送等を受信できる自動車用ガラスアンテ が提供されている。自動車のリアウィンド には、デフォッガの加熱線や、加熱線の周 部にアンテナ線条が配されている。そして リアウィンドウに配された加熱線やアンテ 線条を受信アンテナとして、ラジオ放送や レビ放送等を受信することができる。

 ところで、自動車用ガラスアンテナが受 したラジオ放送やテレビ放送等の電波信号 、ノイズ成分が重畳されることがある。ノ ズ成分が重畳される原因の一つとして、車 バッテリが出力する電力の影響が挙げられ 。この電力は、デフォッガの加熱線を加熱 るために出力するものである。逆に、デフ ッガの加熱線によって受波された電波信号( ノイズ成分)が、給電線を通じて車体や直流 源側に漏洩することで不具合が発生するこ もある。

 そのため、自動車のリアウィンドウに発 する曇りを防止する加熱線条と、車載バッ リ等の直流電源との間に、ノイズを除くア テナ用コイル装置を接続していた。アンテ 用コイル装置は、自動車用ガラスアンテナ 受信した電波信号に重畳されたノイズを除 し、電波信号の受信感度を向上させるため 、固有の自己共振周波数を利用する。そし 、信号電波の周波数帯域に合わせて高いイ ピーダンスを発生させ、電波信号に重畳す ノイズを取り除く。

 自動車のリアウィンドウに配する複数本 加熱線条は、バスバーで端部がまとめてあ 。そして、バスバーと車体との間、又はバ バーと直流電源との間のインピーダンスを くして漏洩する電流を抑えている。さらに アンテナが受信した電波信号が、デフォッ 用の給電線から車体へ漏洩することを防ぐ 要がある。このため、樹脂部材等により保 したコイルを、ハンダ付け等によりバスバ 上に接続し、固定していた。

 特許文献1には、ノイズを減衰させるアンテ ナ用コイル装置(チョークコイルとも称する )100について開示されている。ここで、図9を 参照して、ガラスアンテナに用いられるアン テナ用コイル装置100の構成例について説明す る。アンテナ用コイル装置100は、銅線を筒状 に巻回したコイル101にNi-Zn系の円柱状の磁芯1 02を挿入してある。そして、ベース部103とベ ス補助部104で構成される樹脂製の固定台に けられた、金属端子板105と金属板106にコイ 101の両端を接続する。金属端子板105と金属 106との間には、板状の誘電体107が挿入され 。

特開平9-213528号公報

 ところで、上述のアンテナ用コイル装置 適用する磁性コアに、例えばソフトフェラ トを使用した場合、電流を流していない状 ではソフトフェライトを構成する磁性体の 化の方向が不均一であり、磁性体全体では 磁化が相互に打ち消しあう状態にある。し し、巻線コイルに電流を流すことにより磁 体の磁化の方向が均一となる。この結果、 イル装置全体が磁性を持ち、インダクタン やインピーダンスが発生する。

 しかしながら、上述のアンテナ用コイル装 に交流電流を流した場合、磁化の方向が微 時間内に反転し、磁性体が結晶単位で振動 る。この結晶単位の振動が拡大すると、磁 体を含むコイル全体が微小運動をする。こ 結果、コイル装置から金属音のような音(オ ルタネーターノイズ)、いわゆるうなりが発 してしまう。
 このうなりは、磁性コアと磁性コアを覆う 線コイルの間の振動や、磁性コア単体の振 により発生すると考えられる。また、アン ナ用コイル装置を自動車のリアウィンドウ 搭載した場合には、巻線コイルとリアウィ ドウとの共振によりうなりが発生すると考 られる。

 上述した問題の解決のため、本発明にお ては、うなりの低減が可能なアンテナ用コ ル装置を提供するものである。

 本発明のアンテナ用コイル装置は、導線 巻回した巻線コイルと、巻線コイルの内部 挿通配置された磁性コアと、巻線コイルの 端部が接続される導電性のコネクタ端子と 巻線コイルの他端部が接続される実装面を する実装端子と、実装端子及びコネクタ端 が取り付けられるとともに、巻線コイルを 置する載置面を有する本体部を備えた樹脂 材と、から構成されるアンテナ用コイル装 であって、巻線コイルと樹脂部材との接着 を除き、巻線コイルの表面を覆うように塗 された樹脂を備えることを特徴とする。

 本発明によれば、アンテナ用コイルによ て発生するうなりを低減することができる

本発明の第1の実施形態例に係るアンテ ナ用コイル装置の配置例を示した構成図であ る。 A~Cは、本発明の第1の実施形態例に係る アンテナ用コイル装置をリアピラーに配置し た場合の構成図である。 本発明の第1の実施形態例に係るアンテ ナ用コイル装置を示した斜視図である。 A~Cは、本発明の第1の実施形態例に係る アンテナ用コイル装置を構成する各部の部分 組立図である。 従来のアンテナ用コイル装置のおける 脂溜まりを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態例に係るアンテ ナ用コイル装置の断面図である。 A,Cは、本発明の第1の実施形態例に係る アンテナ用コイル装置に形成される溝部の形 状を説明する樹脂部材の平面図である。B,Dは 、アンテナ用コイル装置に形成される溝部の 形状を説明する樹脂部材の断面図である。 A,Cは、本発明の第1の実施形態例に係る アンテナ用コイル装置に形成される溝部の形 状を説明する樹脂部材の平面図である。B,Dは 、アンテナ用コイル装置に形成される溝部の 形状を説明する樹脂部材の断面図である。 従来のアンテナ用コイル装置を示した 成図である。

符号の説明

 1 受信システム
 2 リアウィンドウ
 3a,3b バスバー
 4 バッテリ
 5 テレビアンテナ線
 6,7 増幅器
 9 ラジオアンテナ線
 10 アンテナ用コイル装置
 13 コネクタ端子
 14 実装端子
 15 樹脂部材
 16 巻線コイル
 17 磁性コア
 19 載置面
 20 リアピラー
 21 リアピラー用内装パネル
 24,24A 樹脂
 25,25A 溝部
 27 樹脂導入部
 40,50,55 アンテナ用コイル装置

 以下、本発明の第1の実施形態例に係るア ンテナ用コイル装置について、図1~図8を参照 して説明する。本例では、受信するラジオ放 送やテレビ放送等の電波信号に重畳するノイ ズをとり除くことができるアンテナ用コイル 装置に適用した例として説明する。

 ラジオ放送又はテレビジョン放送を受信 る受信システム1は、図示しない自動車の、 リアウィンドウ2に構成している。リアウィ ドウ2には、ラジオ放送を受信するラジオア テナ線9と、テレビジョン放送を受信するテ レビアンテナ線5が敷設される。ラジオアン ナ線9には、ラジオアンテナ線9が受信したラ ジオ信号を増幅する増幅器6が接続される。 幅器6が増幅する電波信号は、図示しないラ オ受信機に供給される。

 自動車は、直流電源を供給する車載バッ リ4を備える。テレビアンテナ線5は、リア ィンドウ2の曇りを防ぐデフォッガ用給電線 機能を兼ねている。テレビアンテナ線5は、 車載バッテリ4から供給される電力によって 熱され、リアウィンドウ2全体を暖め、リア ィンドウ2の曇りを防ぐ。ノイズを取り除く アンテナ用コイル装置10は、リアウィンドウ2 の左右端部に配される。

 バッテリ4は、アンテナ用コイル装置10を して、バスバー3bに接続している。バスバ 3bは、テレビアンテナ線5の一端に接続され 。バスバー3bには、バッテリ4から供給され 電力を、複数のテレビアンテナ線5に均等に える機能がある。テレビアンテナ線5の他端 には、バスバー3aが接続される。バスバー3a は、ノイズを取り除くアンテナ用コイル装 10が接続される。

 テレビアンテナ線5には、テレビアンテナ 線5が受信したテレビ信号を増幅する増幅器7 接続される。増幅器7は、バスバー3aとバス ー3bに接続している。増幅器7が増幅したテ ビ信号は、図示しないテレビジョン受像機 供給される。

 図2は、自動車の内部から左後方を視認し た場合における、アンテナ用コイル装置10を 動車のリアウィンドウに搭載例を示した図 ある。

 図2Aは、リアピラー用内装パネルが装着 れた状態におけるリアウィンドウ周辺部の 成例を示す。自動車の内部筐体は、リアウ ンドウ2,リアサイドウィンドウ8,ルーフ9,リ ピラー20で構成されている。バスバー3aには アンテナ用コイル装置10が取り付けてある リアピラー20は、内部部品等を保護するリア ピラー用内装パネル21で覆われている。一般 に、リアピラー(バスバーを含む。)と、リ ピラーに取り付けられるアンテナ用コイル 置とは、美観に係る配慮等の理由から、内 パネルに覆われる構成とされる。そして、 動車に搭乗する乗員の移住性を少しでも向 させるべく、アンテナ用コイル装置10とリア ピラー用内装パネル21との隙間は狭く設定さ ている。

 図2Bは、リアピラー用内装パネル21が取り 外された状態におけるリアウィンドウ周辺部 の構成例を示す。アンテナ用コイル装置10は 出した状態としてある。図2Bより、リアウ ンドウ2のウィンドウ枠に相当する箇所に、 ンテナ用コイル装置10が実装されているこ が分かる。ここで、アンテナ用コイル装置10 が実装される周辺領域を領域11とする。

 図2Cは、領域11(図2B参照)を拡大視した例 示す。バスバー3aには、アンテナ用コイル装 置10が取り付けてある。ここで、アンテナ用 イル装置10を構成する各部の詳細な構成例 、後述する図3と図4を参照して説明するため 、図2Cでは、簡単な説明にとどめる。アンテ 用コイル装置10は、磁性コアである磁性コ 17に導線を巻回した巻線コイル16を、樹脂材 で形成された樹脂部材15上に載置して形成 れる。樹脂部材15に取り付けられたコネクタ 端子13には、コネクタ22が接続される。そし 、コネクタ22に接続してあるハーネス線のコ ネクタハーネス23によって接地、または他の 子機器へ接続される。樹脂部材15は、第1の 装面14a,第2の実装面14bを有する実装端子上 はめ込まれる部材である。

 次に、本例のアンテナ用コイル装置10の 成例について、図3の斜視図を参照して説明 る。

 アンテナ用コイル装置10は、リアウィン ウ2(図1参照)の右端部(バスバー3a)に設置する 導電性の実装端子14を備える。実装端子14は 導電性の平板を打ち抜き、折り曲げ加工し 形成される端子である。実装端子14には、平 板状の本体部14cが形成される。本体部14cには 、非導電性かつ非磁性樹脂で形成された樹脂 部材15が取り付けられる。本体部14cの両端部 は、第1の支持部14dと第2の支持部14eが形成 れる。第1の支持部14dと第2の支持部14eは、本 体部14cに対して、同じ方向にほぼ直角に折り 曲げてある。

 リアウィンドウ2に実装するための平面部 である第1の実装面14aは、第1の支持部14dを介 て本体部14cに連接してある。第1の実装面14a は、第1の支持部14dに対して、ほぼ直角に折 曲げてある。このため、第1の実装面14aの平 部は、本体部14cの平面部に対して外側に、 ぼ同じ向きのクランク形状となる。そして 第1の支持部14dは、第1の実装面14aの中心線18 aの延長線上に連接される。

 リアウィンドウ2に実装するための平面部で ある第2の実装面14bは、第2の支持部14eを介し 本体部14cに連接してある。第2の実装面14bは 、第2の支持部14eに対して、ほぼ直角に折り げてある。このため、第2の実装面14bの平面 は、本体部14cの平面部に対して外側に、ほ 同じ向きのクランク形状となる。そして、 2の支持部14eは、第2の実装面14bの中心線18b 延長線上に連接される。さらに、第2の支持 14eと同じ側には、導線を係合するための第2 の絡げ部12が形成される。
 実装端子14の本体部14cには、樹脂部材15が嵌 合によって固定されている。

 樹脂部材15には、円柱状の磁性コア17に、所 望の巻数で導線を巻回した巻線コイル16が接 剤等によって固定されている。巻線コイル1 6は、樹脂部材15との接着部を除き、表面を覆 うように樹脂24が塗布されている。そして、 の樹脂24により巻線コイル16全体が封止され ている。樹脂部材15と巻線コイル16とは、こ 樹脂24により強固に接着される。
 樹脂部材15の一端には、導電性のコネクタ 子13を接続するためにコネクタ端子接続部15a が形成されている。コネクタ端子接続部15aは 、コネクタ端子13が取り付けられる側の樹脂 材15の端部に突部として形成されている。 して、コネクタ端子接続部15aには、巻線コ ル16に巻回される導線の直径とほぼ同じ大き さの幅と深さの第1の溝部15cが形成されてい 。コネクタ端子13は、コネクタ端子接続部15a に嵌合によって固定される。コネクタ端子13 は、外部機器の導線(コネクタ22)と接続する ためのコネクタ接続部13aが形成される。コネ クタ接続部13aの幅広面は、第1の実装面14aの 広面に対してほぼ直交に配置されている。

 巻線コイル16に巻回する導線の一端は、 1の溝部15cを介して、コネクタ端子13に形成 た第1の絡げ部13bに係合される。巻線コイル1 6に巻回する導線の他端は、実装端子14を折り 曲げ加工した第2の絡げ部12に係合される。

 次に、本例のアンテナ用コイル装置10を 品毎に分解した例について、図4を参照して 明する。図4において、既に説明した図3に 応する部分には同一符号を付し、詳細な説 を省略する。

 図4Aは、アンテナ用コイル装置10から巻線 コイル16を取り外し、コネクタ端子13と、実 端子14と、樹脂部材15だけを組み合わせた構 例を示す斜視図である。図4Bは、実装端子14 の構成例を示す斜視図である。図4Cは、コネ タ端子13の構成例を示す斜視図である。図4D は、樹脂部材15の構成例を示す斜視図である

 図4Aより、樹脂部材15には、巻線コイル16(図 3参照)を載置する載置面19が設けられる。載 面19は、載置する巻線コイル16外周面に沿わ た凹部として形成される面である。また、 脂部材15の短手方向において、載置面19の両 脇に溝部25が設けられる。溝部25は、載置面19 の一部において、搭載される巻線コイル16の 線方向と平行な方向に凹部が形成されて構 される。また、樹脂部材15の長手方向にお て、載置面19の両脇に、載置面19よりも低く 成された樹脂導入部27が形成される。
 なお、載置面19、溝部15、及び、樹脂導入部 27の詳細な構成例については、後述する。

 図4Bより、実装端子14は、1枚の導電性材 で形成されることが示される。実装端子14は 、打ち抜いた平板状の導電性材料を、折り曲 げ加工して形成される部材である。

 図4Cより、コネクタ端子13には、樹脂部材 15に接続するための樹脂部材接続部13cが形成 れることが示される。樹脂部材接続部13b(コ ネクタ端子13)は、矢印Bに沿って樹脂部材15の 挿入孔15b(図4D参照)に挿入され、嵌合によっ 固定される。そして、コネクタ端子13は、向 きを180度入れ替えて樹脂部材15に接続するこ が可能である。

 図4Dより、コネクタ端子接続部15aには、 ネクタ端子13を接続するための挿入孔15bが形 成されることが示される。また、コネクタ端 子接続部15aには、第1の溝部15cと左右対称の 置に、第2の溝部15dが形成されることが示さ る。第1の溝部15cと同様に、第2の溝部15dの と深さも、巻線コイル16を形成する導線の直 径とほぼ同じ大きさとしてある。第2の溝部15 dが形成してあることにより、第1の溝部15cま は第2の溝部15dのいずれにも巻線コイル16の 方の端部を沿わせて、第1の絡げ部13bに係合 することができる。このため、アンテナ用コ イル装置10の仕様に応じて、巻線コイル16の 線の巻回ターンを0.5ターンずつ変えて載置 ることが可能となる。

 次に、上述の巻回コイル16に塗布された樹 24の作用について説明する。
 アンテナ用コイル10に使用される巻線コイ 16は、磁性コア17と、磁性コア17に巻回され 導線からなる。磁性コア17は例えばソフトフ ェライトにより構成される。
 ソフトフェライトは、通常ソフトフェライ 内を構成する磁性体の結晶が有する磁化の 向が不均一な状態にある。このため、磁性 ア17は、巻線コイル16に電流を流していない 状態では、均一方向への磁性を有していない 。

 そして、巻線コイル16に電流を流した場合 又は電流値に突発的な変動が起こった場合 巻回コイル16に発生する磁束により、磁性コ ア17を構成するソフトフェライト内の各結晶 磁化の方向が同じ方向を向く。
 この結果、上述のアンテナ用コイル装置10 インダクタンスやインピーダンスが発生す 。例えば、自動車用ガラスアンテナが受信 る電波信号の受信感度を向上させるため、 号電波の周波数帯に合わせて高いインピー ンスを発生させて、回路内の信号に重畳す ノイズを取り除くことができる。

 上述のアンテナ用コイル装置に、受信電波 による交流電流が流された場合には、巻線 イル16によって発生する磁束の向きが微小 間内に反転する。この磁束の反転にあわせ 、磁性コア17を構成するソフトフェライト内 の各磁性体の磁化の方向も、微小時間内に反 転する。
 この磁性体の磁化の反転により、ソフトフ ライト内では結晶単位で振動が起きる。
 この各結晶の振動が拡大すると、磁性コア1 7を含むアンテナ用コイル装置10全体に微小運 動が発生する。
 磁性コアと、磁性コアを覆う巻線コイルと 振動が発生することにより、また、磁性コ 単体の振動により、コイル装置から金属音 ような音(オルタネーターノイズ)、いわゆ うなりが発生する。

 そこで、上述のアンテナ用コイル装置10 より発生するうなりを低減するため、巻線 イル16の表面に樹脂24を塗布する。巻線コイ 16の表面に樹脂24を塗布することにより、ア ンテナ用コイル装置10の共振周波数が変化す 。そして、例えばアンテナ用コイル装置10 搭載したリアウィンドウにおいて、共振周 数を人間の可聴域から変化させ、うなりを 消することができる。また、アンテナ用コ ル装置10を備えたリアウィンドウが搭載され た自動車において、共振周波数を人間の可聴 域から変化させ、うなりを解消することがで きる。

 また、上述のうなりは、異形部品同士の接 部分で発生する可能性が高い。従って、共 周波数を変化させるためには、この異形部 同士の接触部分に塗布することが効果的で る。
 上述のアンテナ用コイル装置10では、磁性 ア17と、磁性コア17に巻回された導線との間 、大きなうなりが発生する。従って、巻線 イル16の表面全域に樹脂24を塗布する。
 また、巻線コイル16の表面から樹脂部材15の 一部まで及ぶように樹脂24を塗布することに り、巻線コイル16と樹脂部材15との固定強度 を高めることができる。

 樹脂を全体に塗布しない場合には、共振 波数を充分に変化させることができない可 性がある。特に、リアウィンドウや自動車 アンテナ用コイル装置10を搭載した場合に 、リアウィンドウや自動車も含めて全体の 振周波数がうなりの発生に影響を与える。 のため、リアウィンドウや自動車も含めた 体の共振周波数を、巻線コイル16に塗布する 樹脂24によって変化させる必要がある。

 上述のように、巻線コイル16の一部への 脂の塗布では、リアウィンドウや自動車も めた全体の共振周波数を、うなりが解消で るまで充分に変化させることができない場 がある。従って、リアウィンドウや自動車 アンテナ用コイル装置10を搭載する場合にう なりを解消するためには、巻線コイル16のう 、樹脂部材15と接着固定された部位を除い 表面全域に樹脂24を塗布する。

 図3に示すアンテナ用コイル装置10は、以下 工程で製造することができる。
 まず、磁性コア17に導線を所定の巻数で巻 して巻線コイル16を形成する。次に、射出成 形等によって形成した樹脂部材15の所定の位 に、この巻線コイル16を載置する。巻線コ ル16を樹脂部材15に載置する際には、接着剤 より、巻線コイル16と樹脂部材15とを仮固定 する。次に、樹脂部材15に載置された状態の 線コイル16の表面に樹脂24を塗布する。この 塗布は、まずディスペンサ等によって、樹脂 24を巻線コイル16の上部に吐出する。吐出さ た樹脂24が巻線コイル16の表面において上部 ら下部までに行き渡ることにより、巻線コ ル16表面の全域に樹脂24を塗布することがで きる。この後、樹脂24が熱硬化性である場合 は、アンテナ用コイル装置10を加熱して樹 24を硬化する。

 また、接着剤による仮固定を巻線コイル16 塗布される樹脂24により行い、樹脂24の塗布 仮固定とを同時に行うこともできる。この 合には、樹脂部材15に巻線コイル16を載置し 、載置した状態で樹脂24を塗布する。この方 により、巻線コイル16に塗布する樹脂24と、 仮固定用の接着剤を兼用することができる。
 仮固定用の接着剤としては、少量で仮固定 可能な強い接着力を有するものが好ましい また、樹脂24としては、巻線コイル16の上部 に吐出された後、巻線コイル16の側面から下 にかけて自動的に流動する程度の粘度であ ことが好ましい。さらに、硬化後の特性が 軟なものが好ましく、樹脂の硬化により巻 コイル16に応力が発生しないものが適切で る。
 巻線コイル16は磁性体であるため、樹脂24の 硬化により応力が加わるとインピーダンス等 の特性が変化してしまう。このため、アンテ ナ用コイル装置10のノイズフィルタとしての 性が低下し、電波信号に重畳されたノイズ 取り除くことができない。

 樹脂24としては、シリコン系の接着剤、 ム系の接着剤、エポキシ樹脂系の接着剤等 使用することができる。樹脂24として接着剤 を使用することにより、うなりの解消ととも に巻線コイル16と樹脂部材15とを接着するこ ができる。

 また、磁性コア17としては上述のソフト ェライト以外にも、例えば、低度の応力印 によって磁気特性が向上するような材質の 性体を用いてもよい。このとき、樹脂24の硬 化によって生じる応力に合わせて磁気特性が 向上するように磁性コア17の材質を選定する このような構成とすることにより、うなり 解消するために充分な樹脂を塗布でき、か インピーダンス等の特性が劣化しない優れ アンテナ用コイル装置を実現することが可 である。

 なお、上述の工程において樹脂部材15が 部25を備えていないと、樹脂24の塗布する樹 の量が多い場合、図5に示すように、塗布し た樹脂が矢印26のように巻線コイルの表面を 方から下方に流れ、載置面19上に未硬化の 脂24Aが溜まる。また、樹脂24が熱硬化性樹脂 である場合には、硬化の際にかかる熱により 、硬化前の樹脂24の粘度が低下する。このた 、樹脂部材15の載置面19に流れ落ちる樹脂24A の量が多くなる。

 この樹脂24Aが図5に示す状態で硬化した場 合には、載置面19上に溜まる樹脂の量が多い め、硬化収縮により巻線コイル16にかかる 力が大きくなる。そして、巻線コイル16が磁 性体であるため、載置面19において樹脂24Aの 化により大きな応力が加わるとインピーダ ス等の特性が変化してしまう。この結果、 ンテナ用コイル装置10のノイズフィルタと ての特性が低下するため、電波信号に重畳 れたノイズを取り除くことができない。

 このため、図6に示すように樹脂部材15の 置面19に溝部25が必要となる。溝部25を形成 ることにより、未硬化の樹脂24Aが溝部25内 流れ込む。このため、図5に示した未硬化の 脂24Aのように、載置面19上に樹脂が溜まら 、樹脂の硬化収縮による応力が巻線コイル16 に影響を与えない。また、樹脂部材15の載置 19上に余分に樹脂が溜まることにより、ア テナ用コイル装置の製品的な美観が失われ い。

 溝部25は、巻線コイルの表面から載置面19に 流れ落ちる樹脂量を予め想定しておき、その 樹脂の量以上の容積を設定しておくことが望 ましい。流れ落ちる樹脂の量以上の容積が有 れば、巻線コイルから流れ落ちた樹脂が溝部 25内に溜まり巻線コイル16と接触しない。こ ため、樹脂の硬化収縮による巻線コイルの 性へ影響をなくすことができる。
 また、溝部25の容積が巻線コイルから流れ ちる樹脂の量よりも小さい場合、巻線コイ の表面から載置面19に流れた樹脂が、溝部25 ら外部に溢れる。しかし、この場合にも、 部から溢れた樹脂が載置面19上で巻線コイ と接触しなければ硬化収縮による巻線コイ の特性に影響を与えない。このため、溝部25 の容積は、少なくとも巻線コイル表面から流 れた樹脂が溝部25外に溢れた場合にも、載置 19上で巻線コイルと接触しない程度の量に 溢れる樹脂の量を抑えられる大きさが必要 なる。
 なお、溝部25の容積が、巻線コイル16に塗布 される樹脂の量以上であれば、溝部25から溢 ることがない。このため、溝部25の容積は 巻線コイル16に塗布される樹脂の量以下とす ることができる。

 次に、図7A~Dを用いて樹脂部材15に形成され 溝部25の形状について説明する。
 図7Aは、図4Dに示した樹脂部材15の載置面19 からの面の平面図であり、図7Bは、図7Aに示 た樹脂部材15のA-A´断面図である。
 また、図7Cは、図7Aとは異なる形状の溝部25 形成した樹脂部材15の平面図であり、図7Dは 、図7Cに示した樹脂部材15のB-B´断面図である 。
 また、図7A,Cにおいて、樹脂部材15に載置さ る巻線コイルの軸線を一点鎖線16aで示す。

 溝部25は、例えば、図7A,Cに示すように、載 面19において巻線コイルの軸線16aと平行な 向に形成される。
 図7A,Bに示す樹脂部材15では、樹脂部材15の 央に巻線コイル16の載置面19を備え、載置面1 9の両脇に凹部が形成されて溝部25が構成され る。
 また、図7C,Dに示す樹脂部材15は、中央に溝 25を備え、溝部25の両脇に載置面19が形成さ る。
 さらに、図7に示した樹脂部材15は、樹脂部 15の長手方向であって載置面19の両脇に、樹 脂導入部27を備える。樹脂導入部27は、載置 19よりも低く形成される。また、樹脂導入部 27は、載置面19と溝部25の両方に接して構成さ れ、巻線コイル16の表面から流れ落ちた樹脂2 4が、樹脂導入部27を経て溝部25へ誘導される う構成されている。

 巻線コイルに塗布された未硬化の樹脂は、 線コイルの側面を伝わって樹脂部材15に流 るため、図7A,Cで示すように、巻線コイルの 線16aと平行な方向に溝部25を形成すること より、溝部25内に樹脂が流れ込みやすい。
 また、図6において矢印26で示したように、 化前の樹脂はコイル表面を伝わって落ちる このため、載置面19の両脇に溝部25が備えた 図7A,Bに示す形状の樹脂部材15を用いることに より、溝部25に未硬化の樹脂が流れ込みやす 。

 また、巻線コイルの軸線と平行な方向に形 された溝部のみでは、容積が足りない場合 は、例えば図8に示すように、巻線コイルの 軸線と平行な方向に形成された溝部25と、そ 以外の形状の溝部25aを組み合わせることが きる。
 図8A,Cは、樹脂部材15の載置面19側からの面 平面図である。また、図8Bは、図8Aに示した 脂部材15のC-C´断面図であり、図8Dは、図8C 示した、D-D´断面図である。また、図8A,Cに いて、樹脂部材15に載置される巻線コイルの 軸線を一点鎖線16aで示す。

 図8A,Bに示す樹脂部材15では、図7Aに示した 脂部材15に設けられた、巻線コイルの軸線16a と平行な方向の溝部25に加え、載置面19の中 に、巻線コイルの軸線16aと垂直な方向の溝 25aが設けられている。
 図8C,Dに示す樹脂部材15では、図7Aに示した 脂部材15に設けられた、巻線コイルの軸線16a と平行な方向の溝部25に加え、載置面19の両 に、巻線コイルの軸線16aと垂直な方向の溝 25aが設けられている。
 さらに、図8に示した樹脂部材15は、樹脂部 15の長手方向の載置面19の両端部に樹脂導入 部27を備える。この樹脂導入部27は、上述の 7に示す樹脂導入部27と同様に構成される。
 このように、巻線コイルの軸線16aと平行な 向の溝部25に加え、巻線コイルの軸線16aと 直な方向の溝部25aを設けることにより、巻 コイルからの樹脂が溝部25に流れ込みやすく 、さらに溝部25の容積をより大きくすること できる。

 なお、溝部25は、上述の巻線コイルの軸線 平行な方向に形成される以外にも、載置面19 において樹脂が流れ込むことができる形状で あれば特に限定されない。載置面19と溝部と 関係、巻線コイルと樹脂量との関係などか 適宜設計変更して樹脂部材15を形成するこ ができる。
 また、樹脂導入部の構成は、溝部へ樹脂が 導されやすい形状であれば特に限定されな 。また、樹脂導入部がない場合でも、樹脂 巻線コイルから溝部へ流れ落ちれば、樹脂 入部を構成しなくてもよい。

 本発明は、上述の構成に限定されるもの はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で の他様々な構成が取り得る。