Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
COIL AND COIL FORMING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/096526
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a coil in which the ends of a coil formed by edgewise winding a rectangular wire are reliably insulated from the core without using another member. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A reactor coil (12) is composed of a first coil element (121) formed by rectangularly edgewise-wining one rectangular wire (17) into a rectangular tube in a stacked form and a second coil element (122) formed by rectangulary edgewise-winding the rectangular wire extending from the winding finish end of the first coil element in a direction reverse to that of the first coil element in a stacked form in a direction reverse to that of the stacked form of the first coil element. The portions (121L, 122L) of the rectangular wire constituting one sides of the first and second coil elements are projected from the peripheries of the first and second coil elements by lengths long enough to electrically insulate the core from the lead portions (121L, 122L) formed at the winding start ends of the first and second coil elements.

Inventors:
HATTORI, Kaoru (2-3-1 HirosedaiSayama city Saitama, 28, 3501328, JP)
服部薫 (〒28 埼玉県狭山市広瀬台二丁目3番1号株式会社タムラエフエーシステム内 Saitama, 3501328, JP)
Application Number:
JP2008/000129
Publication Date:
August 14, 2008
Filing Date:
February 01, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
TAMURA CORPORATION (1-19-43, Higashi-Oizumi Nerima-k, Tokyo 11, 1788511, JP)
株式会社タムラ製作所 (〒11 東京都練馬区東大泉1-19-43 Tokyo, 1788511, JP)
TAMURA FA SYSTEM CORPORATION (2-3-1 Hirosedai, Sayama city Saitama, 28, 3501328, JP)
株式会社タムラエフエーシステム (〒28 埼玉県狭山市広瀬台二丁目3番1号 Saitama, 3501328, JP)
International Classes:
H01F37/00; H01F27/28; H01F41/04
Attorney, Agent or Firm:
KURIHARA, Kiyoshi (Famille Shinjyuku Grand-Suite Tower No.606, 21-8 Yoyogi 2-chome,Shibuya-k, Tokyo 53, 1510053, JP)
Download PDF:
Claims:
1本の平角線がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて形成されたコイルであって、
 巻き始め端部を含むコイル一辺を構成する平角線と巻き終わり端部を含むコイル一辺を構成する平角線が、コイル外周から突出して形成されていることを特徴とするコイル。
巻線ヘッドを用いて1本の平角線材をエッジワイズ状に角巻きすることにより角筒形状に積層して形成するコイルの成形方法であって、
 前記コイルの巻線に必要な長さの前記平角線材を用意し、該平角線材を前記巻線ヘッドに送って前記平角線材の先端が前記巻線ヘッドから所定長突出した状態に設定する平角線材の送り工程と、
 前記巻線ヘッドを用いて前記コイルの巻き始め端部を含むコイル一辺を構成する平角線材がコイル外周から突出するように当該平角線材を巻線する巻き始め工程と、
 前記巻線ヘッドを用いて前記コイルの巻き終わり前の巻数まで前記平角線材を巻線する巻線工程と、
 前記巻線ヘッドを用いて前記コイルの巻き終わり端部を含むコイル一辺を構成する平角線材がコイル外周から突出するように当該平角線材を巻線する巻き終わり工程と、を有することを特徴とするコイルの成形方法。
請求項2に記載のコイルの成形方法において、前記巻き始め工程及び前記巻き終わり工程では、前記巻き始め端部及び前記巻き終わり端部とコアとの絶縁が取れる距離だけ前記平角線材を突出させるようにすることを特徴とするコイルの成形方法。
1本の平角線材がエッジワイズ状に角巻きされることにより角筒形状に積層されて少なくとも第1及び第2のコイル要素が並列状態で、且つ、相互に巻き方向が反対になるように連続して形成されるコイルの成形方法であって、第1の巻線ヘッドと該第1の巻線ヘッドと所定の間隔だけ離間して設けられた第2の巻線ヘッドとを用いて前記1本の平角線材から前記第1及び前記第2のコイル要素を連続して形成するコイルの成形方法において、
 前記第1のコイル要素と前記第2のコイル要素の巻線に必要な長さの前記平角線材を用意し、該平角線材を前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ送って当該第1の巻線ヘッドにセットし、前記平角線材の先端が前記第1の巻線ヘッドから所定長突出した状態に設定する平角線材の第1送り工程と、
 前記第1の巻線ヘッドを用いて前記第1のコイル要素の巻き始め端部を含む第1のコイル要素一辺を構成する平角線材が第1のコイル要素外周から突出するように当該平角線材を巻線する第1のコイル要素の巻き始め工程と、
 前記第1の巻線ヘッドを用いて前記第1のコイル要素の所定の巻数まで前記平角線材を巻線して前記第1のコイル要素を形成する第1のコイル要素の巻線工程と、
 先端に前記第1のコイル要素が形成された前記平角線材を再び前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ送る平角線材の第2送り工程と、
 前記第1のコイル要素の全体を折り曲げることで、該第1のコイル要素を所定の姿勢状態に設定する第1のコイル要素のフォーミング工程と、
 前記第2のコイル要素の巻き分を確保するために前記第2の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ更に前記平角線材を送り出す平角線材の第3送り工程と、
 前記第2の巻線ヘッドを用いて前記第2のコイル要素の巻き始め端部を含む第2のコイル要素一辺を構成する平角線材が第2のコイル要素外周から突出するように当該平角線材を巻線する第2のコイル要素の巻き始め工程と、
 前記第2の巻線ヘッドを用いて前記第2のコイル要素の所定の巻数まで前記平角線材を巻線して前記第2のコイル要素を形成する第2のコイル要素の巻線工程と、を有することを特徴とするコイルの成形方法。
請求項4に記載のコイルの成形方法において、前記第1及び前記第2のコイル要素の巻き始め工程では、前記巻き始め端部とコアとの絶縁が取れる距離だけ前記平角線材を突出させるようにすることを特徴とするコイルの成形方法。
Description:
コイル及びコイルの成形方法

 本発明は、電子部品としてのコイル及び 該コイルの成形方法に関し、特に、リアク ルのコイルとして用いるのに好適なコイル び当該コイルの成形方法に関する。

 例えば、リアクトルは、一般に巻線であ コイルと磁性体のコアを備え、コアにコイ が巻回されることによりインダクタンスを る。従来、リアクトルは、昇圧回路、イン ータ回路、アクティブフィルタ回路等に用 られているが、かかるリアクトルとしては コアと当該コアに巻回されたコイルとを他 絶縁部材等と共に金属等のケース内に収納 る構造のものが多く用いられるようになっ いる(例えば、特許文献1参照)。そして、例 ば、車載用の昇圧回路に用いられるリアク ルにおいては、高電流領域における高いイ ダクタンス値を得るために所定の巻径と巻 により形成した単独コイル要素を2個並列状 に形成し、双方のコイル要素を流れる電流の 方向が互いに逆向きになるように連結(接続) た構成のコイルが用いられている(例えば、 特許文献2参照)。

特開2003-124039号公報

特許第3737461号公報

 コイルに使用される巻線は巻線相互の絶 及びコアとの絶縁を取るために被膜により われているが、コイル端末は他回路に接続 れたり別のコイルに接続されるため、コイ 端末に覆われている被膜は剥離される。し し、特に占積率で優位となる平角線材をエ ジワイズ巻きして形成したコイルの場合は コアとの隙間が狭いためにコイル端末とコ との間に絶縁部材を組み込んで絶縁性を確 している。従って、絶縁部材の分だけ部品 数及び組立工数が増加するため、製品コス が上昇するという問題があった。

 本発明の目的は、平角線材をエッジワイ 巻きして形成したコイルの端末とコアとの 縁を別部材を用いずに確実に取ることがで る技術を提供することにある。

 本発明者は、平角線材をエッジワイズ巻 して形成したコイルの端末とコアとの絶縁 別部材を用いずに確実に取ることができる 規な構成のコイル及びその成形方法を見出 た。即ち、上記目的を達成するため、本発 のコイルは、1本の平角線がエッジワイズ状 に角巻きされることにより角筒形状に積層さ れて形成されたコイルであって、巻き始め端 部を含むコイル一辺を構成する平角線と巻き 終わり端部を含むコイル一辺を構成する平角 線が、コイル外周から突出して形成されてい ることを特徴とする。

 かかる構成によれば、コイルの巻き始め 部と巻き終わり端部をコイル内に挿入され コアと所定の間隔を持って離間させること できるので、コイルの巻き始め端部と巻き わり端部の被膜を剥離して例えば他回路に 続しても、コイルの巻き始め端部と巻き終 り端部とコアとの絶縁性を別部材を用いず 確保することができる。従って、別部材を 意するための部品コストの上昇や別部材を 付けるための作業コストの上昇を抑えるこ ができる。

 また、上記目的を達成するため、本発明 コイルの成形方法は、巻線ヘッドを用いて1 本の平角線材をエッジワイズ状に角巻きする ことにより角筒形状に積層して形成するコイ ルの成形方法であって、前記コイルの巻線に 必要な長さの前記平角線材を用意し、該平角 線材を前記巻線ヘッドに送って前記平角線材 の先端が前記巻線ヘッドから所定長突出した 状態に設定する平角線材の送り工程と、前記 巻線ヘッドを用いて前記コイルの巻き始め端 部を含むコイル一辺を構成する平角線材がコ イル外周から突出するように当該平角線材を 巻線する巻き始め工程と、前記巻線ヘッドを 用いて前記コイルの巻き終わり前の巻数まで 前記平角線材を巻線する巻線工程と、前記巻 線ヘッドを用いて前記コイルの巻き終わり端 部を含むコイル一辺を構成する平角線材がコ イル外周から突出するように当該平角線材を 巻線する巻き終わり工程と、を有することを 特徴とする。

 かかる構成によれば、コイルの巻き始め 部と巻き終わり端部をコイル内に挿入され コアと所定の間隔を持って離間させること できるので、コイルの巻き始め端部と巻き わり端部の被膜を剥離して例えば他回路に 続しても、コイルの巻き始め端部と巻き終 り端部とコアとの絶縁性を別部材を用いず 確保することができる。従って、別部材を 意するための部品コストの上昇や別部材を 付けるための作業コストの上昇を抑えるこ ができる。

 尚、前記巻き始め工程及び巻き終わり工 では、前記巻き始め端部及び前記巻き終わ 端部とコアとの絶縁が取れる距離だけ前記 角線材を突出させるようにする。

 かかる構成により、巻き始め端部及び巻 終わり端部の被膜を剥離して例えば他回路 接続しても、巻き始め端部及び巻き終わり 部とコアとの空間のみで絶縁性を取ること できる。

 また、上記目的を達成するため、本発明 コイルの成形方法は、1本の平角線材がエッ ジワイズ状に角巻きされることにより角筒形 状に積層されて少なくとも第1及び第2のコイ 要素が並列状態で、且つ、相互に巻き方向 反対になるように連続して形成されるコイ の成形方法であって、第1の巻線ヘッドと該 第1の巻線ヘッドと所定の間隔だけ離間して けられた第2の巻線ヘッドとを用いて前記1本 の平角線材から前記第1及び前記第2のコイル 素を連続して形成するコイルの成形方法に いて、前記第1のコイル要素と前記第2のコ ル要素の巻線に必要な長さの前記平角線材 用意し、該平角線材を前記第2の巻線ヘッド から前記第1の巻線ヘッド側へ送って当該第 1の巻線ヘッドにセットし、前記平角線材の 端が前記第1の巻線ヘッドから所定長突出し 状態に設定する平角線材の第1送り工程と、 前記第1の巻線ヘッドを用いて前記第1のコイ 要素の巻き始め端部を含む第1のコイル要素 一辺を構成する平角線材が第1のコイル要素 周から突出するように当該平角線材を巻線 る第1のコイル要素の巻き始め工程と、前記 1の巻線ヘッドを用いて前記第1のコイル要 の所定の巻数まで前記平角線材を巻線して 記第1のコイル要素を形成する第1のコイル要 素の巻線工程と、先端に前記第1のコイル要 が形成された前記平角線材を再び前記第2の 線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側へ送 る平角線材の第2送り工程と、前記第1のコイ 要素の全体を折り曲げることで、該第1のコ イル要素を所定の姿勢状態に設定する第1の イル要素のフォーミング工程と、前記第2の イル要素の巻き分を確保するために前記第2 の巻線ヘッド側から前記第1の巻線ヘッド側 更に前記平角線材を送り出す平角線材の第3 り工程と、前記第2の巻線ヘッドを用いて前 記第2のコイル要素の巻き始め端部を含む第2 コイル要素一辺を構成する平角線材が第2の コイル要素外周から突出するように当該平角 線材を巻線する第2のコイル要素の巻き始め 程と、前記第2の巻線ヘッドを用いて前記第2 のコイル要素の所定の巻数まで前記平角線材 を巻線して前記第2のコイル要素を形成する 2のコイル要素の巻線工程と、を有すること 特徴とする。

 かかる構成によれば、第1のコイル要素の 巻き始め端部と第2のコイル要素の巻き始め 部を各コイル要素内に挿入されるコアと所 の間隔を持って離間させることができるの 、第1のコイル要素の巻き始め端部と第2のコ イル要素の巻き始め端部の被膜を剥離して例 えば他回路に接続しても、第1のコイル要素 巻き始め端部と第2のコイル要素の巻き始め 部とコアとの絶縁性を別部材を用いずに確 することができる。従って、別部材を用意 るための部品コストの上昇や別部材を組付 るための作業コストの上昇を抑えることが きる。

 尚、前記第1及び前記第2のコイル要素の き始め工程では、前記巻き始め端部とコア の絶縁が取れる距離だけ前記平角線材を突 させるようにする。

 かかる構成により、第1及び第2のコイル 素の巻き始め端部の被膜を剥離して例えば 回路に接続しても、第1及び第2のコイル要素 の巻き始め端部とコアとの空間のみで絶縁性 を取ることができる。

 本発明によれば、コイルの端末をコイル に挿入されるコアと所定の間隔を持って離 させることができるため、コイルの端末の 膜を剥離して例えば他回路に接続しても、 イルの端末とコアとの絶縁性を別部材を用 ずに確保することができ、別部材を用意す ための部品コストの上昇や別部材を組付け ための作業コストの上昇を抑えることがで る。

 本発明の実施形態に係るコイルについて 面を参照して詳細に説明する。本実施形態 は、本発明のコイルをリアクトルのコイル( 以下、リアクトルコイルと呼ぶ)に適用した 図1は、本発明の実施形態のリアクトルコイ を含む一例としてのリアクトルの斜視図、 2は、図1に示したリアクトルの分解斜視図 ある。このリアクトル10は、例えば、強制冷 却手段を有する機器の電気回路に使用され、 リアクトルコイル12、リアクトルコア9、ボビ ン4、熱伝導性ケース1、絶縁兼放熱シート7等 を含んでいる。このリアクトル10は、図1に示 すように、リアクトルコイル12内にリアクト コア9が挿入され、これらが熱伝導性ケース 1内に収納され充填材8が流し込まれて固定さ た構成となっている。尚、熱伝導性ケース1 の4隅にあるリアクトル固定用穴13は、熱伝導 性ケース1を、例えば、強制冷却された筐体 に固定するためのネジ穴である。

 リアクトルコイル12は、図1に示すように 1本の平角線17がエッジワイズ状に角巻きさ ることにより角筒形状に積層されて形成さ た第1コイル要素121と第2コイル要素122を備 ている。ここで、エッジワイズ状に巻くと 、平角線17を縦に巻く巻き方をいう。また、 角巻きとは、コイルを角型に巻くことをいい 、コイルを丸型に巻く(丸巻き)と対比される そして、詳細は後述するが、リアクトルコ ル12の第1コイル要素121の巻き始め端部に形 されるリード部121Lを含む第1コイル要素121 一辺121Aを構成する平角線17と、第2コイル要 122の巻き始め端部に形成されるリード部122L を含む第2コイル要素122の一辺122Aを構成する 角線17が、リアクトルコア9から絶縁性を保 る距離(以下、絶縁距離という)だけ離間す ように形成されている。これにより、リー 部121L、122Lを構成する平角線17の被覆を剥離 導体を剥き出しにして、図示しない圧着端 等を設けて他の電気部品等と接続する場合 も、リード部121L、122Lとリアクトルコア9の に絶縁部材を組み付けずに絶縁性を保つこ ができる。

 リアクトルコア9は、図2に示すように、2 の磁性体のブロック3a、6個の磁性体のブロ ク3b及び各ブロック3b間に磁気ギャップとし て挿入される8枚のシート材6から構成されて る。リアクトルコア9の形状は、ブロック3b シート材6で構成される2ヶ所の直線部とブ ック3aが結合した略リング状となっている。 ボビン4は、図2に示すように、仕切部4a及び 枠部4bから構成され、作業効率向上の観点か ら仕切部4aと巻枠部4bが分離できる構造とな ている。

 このような構成のリアクトル10の組立手 は、先ず、リアクトルコイル12を形成した後 、リアクトルコイル12内に巻枠部4bを挿入し 巻枠部4bの両端から仕切部4aを嵌め込む。そ て、巻枠部4b内にリアクトルコア9の直線部 構成するブロック3bとシート材6を挿入し、 ロック3aとシート材6を接着する。このよう リアクトルコア9の各直線部に巻枠部4bを介 てリアクトルコイル12が形成されているの 、所定の電気的特性を得ることができる。 た、リアクトルコア9のブロック3aはシート 6を介してリアクトルコア9の各直線部と接着 されているので、ブロック3aは外れない構造 なっている。

 次に、熱伝導性ケース1の底面に絶縁兼放 熱シート7を敷いた後、熱伝導性ケース1にリ クトルコア9及びリアクトルコイル12を収納 る。そして、充填材8を熱伝導性ケース1内 流し込み、熱伝導性ケース1とリアクトルコ 9及びリアクトルコイル12を固定する。絶縁 放熱シート7は、リアクトルコイル12と熱伝 性ケース1間に配設され、両者を絶縁する。 尚、絶縁兼放熱シート7は、周囲の充填材8よ も熱伝導率が良いシートを使用しているの 、リアクトルコイル12から発生した熱を効 良く熱伝導性ケース1に伝導させることがで る。これにより、リアクトルコイル12から 生した熱を、強制冷却手段で冷却された熱 導性ケース1から効率よく放熱している。

 以上のように、このリアクトル10は、平 線17が角巻きされることにより角筒形状に積 層された第1コイル要素121と第2コイル要素122 有するリアクトルコイル12を備えている。 のため、第1コイル要素121と第2コイル要素122 の底面側が平面状に形成されて、絶縁兼放熱 シート7を介して熱伝導性ケース1の底面と接 ているので、例えば、平角線が丸巻きされ ことにより円筒形状に積層されたコイル要 を備える場合に比べて、放熱性に優れてい 。また、同様に、円筒形状に積層されたコ ル要素を備える場合に比べて、熱伝導性ケ ス1内のデッドスペースが少なくなり、より 少ない容積のケースに収納することが可能で あり、リアクトル全体の小型化に資する構成 となっている。更に、リアクトルコイル12は 平角線17がエッジワイズ(縦)状に巻かれた第 1コイル要素121と第2コイル要素122を備えてい ので、平角線の横巻きの場合と比べても線 の電圧を小さくすることができる。従って 例えば、1000V等の大電圧が加わるリアクト コイルである場合にも、高い信頼性を確保 ることが可能である。

 図3は、図1に示したリアクトルコイル12の 詳細を示す斜視図である。図3に示すように リアクトルコイル12は、1本の平角線17がエッ ジワイズ状に角巻きされることにより角筒形 状に積層されて形成された第1コイル要素121 第2コイル要素122を備え、第1コイル要素121と 第2コイル要素122が並列状態で、且つ、相互 巻き方向が反対になるように連続して形成 れている。即ち、このリアクトルコイル12は 、1本の平角線17がエッジワイズ状に角巻きさ れることにより角筒形状に積層されて形成さ れた第1コイル要素121の巻き終わり端部にお て、平角線17を第1コイル要素121からコイル 隔長だけ突き出させて略90度折り曲げ、第1 イル要素121の積層方向(図3中に矢印Aで示す) は反対の方向(図3中に矢印Bで示す)に積層さ れるように、且つ、第1コイル要素121の巻き 向とは反対の方向にエッジワイズ状に角巻 されることにより、第2コイル要素122の巻き わり時点で第1コイル要素121と第2コイル要 122が連続して並列状態に形成されている。

 そして、リアクトルコイル12の第1コイル 素121の巻き始め端部に形成されるリード部1 21Lが、リアクトルコア9から絶縁距離だけ離 するように、リード部121Lを含む第1コイル要 素121の一辺121Aを構成する平角線17が、第1コ ル要素121の外周から突出して形成されてい ことを特徴としている。更に、第2コイル要 122の巻き始め端部に形成されるリード部122L が、リアクトルコア9から絶縁距離だけ離間 るように、リード部122Lを含む第2コイル要素 122の一辺122Aを構成する平角線17が、第2コイ 要素122の外周から突出して形成されている とを特徴としている。

 これにより、図示しない圧着端子等を設 て他の電気部品等と接続するために、リー 部121L、122Lを構成する平角線17の被覆を剥離 し導体を剥き出しにしても、リード部121L、12 2Lとリアクトルコア9の間に別部材である絶縁 部材を組み付ける必要は無く、リード部121L 122Lとリアクトルコア9の間の絶縁性を保つこ とができる。そして、別部材である絶縁部材 を用意するための部品コストの上昇や別部材 である絶縁部材を組付けるための作業コスト の上昇を抑えることができる。尚、2個のコ ル要素121、122のリード部121L、122Lは、各コイ ル要素121、122の軸方向の同じ側にあるから、 リード部121L、122Lの先端部に、図示しない端 を取り付ける場合にも、端子の位置を揃え ことが可能である。

 図4、図5及び図6は、図3に示したリアクト ルコイル12の成形方法を説明する図である。 のリアクトルコイル12の成形方法では、図4( a)乃至図6(i)に示すように、第1コイル要素121 の巻線ヘッド100と、第2コイル要素122用の巻 ヘッド200とを用いて巻線を行う。巻線ヘッ 100と巻線ヘッド200は、それぞれ所定の間隔 おいて対向して配置された2つの滑車状のヘ ッド部材を含んでいる。

 先ず、図4(a)に示すように、線材としての 平角線(以下、平角線材170と呼ぶ)を所定位置 で送り出す(平角線材の第1送り工程)。即ち 第1コイル要素121と第2コイル要素122の巻線 十分な長さの平角線材170を用意し、この平 線材170を巻線ヘッド200側から巻線ヘッド100 、即ち、図4(a)の矢印Aに示す方向へ送って巻 線ヘッド100に通し、平角線材170の先端170fが 定長巻線ヘッド100から突出した状態に設定 る。ここで、平角線材170は、いわゆる角状 導線に被膜が施されたものである。尚、こ 平角線材170の先端170fは、後述するように、 1コイル要素121の巻き始め端部121aを構成す 。

 続いて、図4(b)に示すように、巻線ヘッド 100を用いて第1コイル要素121を巻線する(第1コ イル要素の巻き始め工程及び巻線工程)。こ 工程は、本実施形態のリアクトルコイル12の 成形方法の大きな特徴の1つであり、第1のコ ル要素121の巻き始め端部121aを含む第1のコ ル要素121の一辺121Aを構成する平角線材170が 第1のコイル要素121の外周から突出するよう に平角線材170を巻線する。そして、第1コイ 要素121の所定の巻数まで巻回して第1コイル 素121を形成する。

 即ち、図4(b)に示す第1のコイル要素121の 辺121Aに繋がる他辺121Bの長さ(平角線材170の 央間距離)wが、第1のコイル要素121の本来の 辺の長さ(平角線材170の中央間距離)bに絶縁 離iを加えた長さとなるように平角線材170を って巻線する。そして、以降は図4(b)の矢印 Bに示す方向へ平角線材170を巻いていくこと 、第1コイル要素121を形成する。図4(b)及び以 降の図において、第1コイル要素121は、図面 用紙と直交する方向(用紙の下面方向又は上 方向)に所定寸法形成されるものとする。

 そして、第1コイル要素121が形成されたら 、続いて、図4(c)に示すように、再び平角線 170を送り出す(平角線材の第2送り工程)。即 、図4(c)の矢印Cに示す方向へ平角線材170の先 端170f側を送り出す。この時、第1コイル要素1 21と第2コイル要素122との間隔を確保するため に、後述する図4(d)に示す所定のコイル間隔 Tだけ余分に平角線材170を送り出すようにす 。

 ここで、図4(d)に示すように、第1コイル 素121の全体を90度フォーミングする。即ち、 図4(d)の矢印Dに示す方向へ平角線材170を90度 ォーミングする(折り曲げる)ことで、第1コ ル要素121を所定の姿勢状態に設定する。こ 場合、巻線ヘッド100からコイル間隔長Tだけ に突出させた位置で、巻線ヘッド100を用い 平角線材170を90度折り曲げる。即ち、所定 コイル間隔長Tだけずらした箇所で巻線ヘッ 100を用いて平角線材170を90度折り曲げるこ で第1コイル要素121全体のフォーミングを行 。

 続いて、図5(e)に示すように、更に、平角 線材170を送り出す(平角線材の第3送り工程)。 即ち、図5(e)の矢印Eに示す方向へ平角線材170 先端170f側を更に送り出す。この場合、第2 イル要素122の巻線に必要な線材長を確保す ために、第1コイル要素121とそれに続く平角 材170を巻線ヘッド100から相当な長さに亘っ 押し出すまで平角線材170を送り出すように る。尚、本実施形態では、この時、平角線 170の供給源から十分な長さだけ押し出した 平角線材170を切断し、これにより形成され 平角線材170の終端170bが第2コイル要素122の 部122aを構成するようにする。

 次に、図5(f)に示すように、巻線ヘッド200 を用いて第2コイル要素122を巻線する(第2コイ ル要素の巻き始め工程及び巻線工程)。この 程は、本実施形態のリアクトルコイル12の成 形方法の大きな特徴の1つであり、第2のコイ 要素122の巻き始め端部122aを含む第2のコイ 要素122の一辺122Aを構成する平角線材170が、 2のコイル要素122の外周から突出するように 平角線材170を巻線する。そして、第2コイル 素122の所定の巻数まで第1コイル要素121とは の方向に平角線材170を巻回して第2コイル要 素122を形成する。

 即ち、図5(f)に示す第2のコイル要素122の 辺122Aに繋がる他辺122Bの長さ(平角線材170の 央間距離)wが、第2のコイル要素122の本来の 辺の長さ(平角線材170の中央間距離)bに絶縁 離iを加えた長さとなるように平角線材170を って巻線する。そして、以降は図5(f)の矢印 Fに示す方向へ平角線材170を巻いていくこと 、第2コイル要素122を形成する。従って、図5 (f)に示すように、第2コイル要素122の巻線は 平角線材170における巻線ヘッド200と巻線ヘ ド100の間にある長さ部分及び図5(e)に示した うに第1コイル要素121に続いて巻線ヘッド100 から押し出した部分を使用して行う。

 図5(e)及び(f)に示すように、第1コイル要 121の巻線が完了した後、第2コイル要素122の 線に必要な長さを送り出した上で、反対方 に巻き戻すようにして第2コイル要素122の巻 線を行うのが本実施形態のリアクトルコイル 12の成形方法の大きな特徴の1つである。しか して、図5(g)に示すように、第2コイル要素122 巻線により第1コイル要素121が巻線ヘッド200 の側、即ち、図5(g)の矢印Gに示す方向に移動 る。即ち、第1コイル要素121と第2コイル要 122が接近し始めることになる。

 そして、図6(h)に示すように、第2コイル 素122の巻線が進み、第1コイル要素121と第2コ イル要素122が更に接近する。この時、図6(h) 示すように、第1コイル要素121は巻線ヘッド1 00から外れて、図6(h)の矢印Hに示す方向へ第2 イル要素122まで接近する。従って、第1コイ ル要素121が巻線ヘッド100から上側に外れるよ うに第1コイル要素121を上昇させるような機 を備えることが望ましい。

 図6(i)に示すように、第2コイル要素122が 6(h)に示した状態から更に1/4周(90度)巻回され ることで、第2コイル要素122の形成が完了し 両コイル要素121と122の巻線が完了して、本 施形態のリアクトルコイル12が成形されて完 成する。この完成状態においては、第1コイ 要素121の端部121aと第2コイル要素122の端部122 aは、図6(i)に示すように、同一方向に延伸し 状態になるので、図3に示すようにコイル軸 方向に折り曲げてリード部121L、122Lを形成す 。尚、両コイル要素121と122から成る完成し リアクトルコイル12を巻線ヘッド200から外 必要があるが、このために両コイル要素121 122を巻線ヘッド200から上側に外れるように 昇させるような機構を備えることが望まし 。

 以上の成形方法により、図3に示したよう に、リアクトルコイル12の第1コイル要素121の 巻き始め端部に形成されるリード部121Lと、 2コイル要素122の巻き始め端部に形成される ード部122Lが、リアクトルコア9から絶縁距 だけ離間するように、リード部121Lを含む第1 コイル要素121の一辺121Aを構成する平角線17と 、リード部122Lを含む第2コイル要素122の一辺1 22Aを構成する平角線17が、第1コイル要素121及 び第2コイル要素122の外周からそれぞれ突出 て形成されているリアクトルコイル12が得ら れる。

 前述した従来例のコイルでは、コイル端 に圧着端子等を設けて他の電気部品等と接 するために、コイル端末とコアとの間に絶 部材を組み込んで絶縁性を確保しているが 本実施形態のリアクトルコイル12では、リ ド部121L、122Lを構成する平角線17の被覆を剥 し導体を剥き出しにしても、リード部121L、 122Lとリアクトルコア9の間に別部材である絶 部材を組み付ける必要は無く、リード部121L 、122Lとリアクトルコア9の間の絶縁性を保つ とができるため、別部材である絶縁部材を 意するための部品コストの上昇や別部材で る絶縁部材を組付けるための作業コストの 昇を抑えることができる。

 尚、上述した実施形態では、2連のコイル 要素121、122を有するリアクトルコイル12につ て説明したが、単独のコイルを2つ組み合わ せたリアクトルコイルや、単独のコイルのみ のリアクトルコイルであっても同様に適用す ることができる。その場合、コイルの巻き始 め端部を含むコイル一辺を構成する平角線と 、コイルの巻き終わり端部を含むコイル一辺 を構成する平角線が、コイル外周から突出し て形成するようにする。

 以上、本発明について実施の形態をもと 説明したが、本発明は上記実施形態に限定 れるものではなく、特許請求の範囲の要旨 逸脱しない範囲で種々変更することができ 。

 本発明は、1本の平角線がエッジワイズ状 に角巻きされることにより角筒形状に積層さ れてコイル端末がコイル外周から突出して形 成されるコイルであれば、リアクトルのコイ ルに限らず、トランス等、他の電子部品のコ イルにも広く適用可能である。

本発明の実施形態のコイルを含む一例 してのリアクトルの斜視図である。 図1に示したリアクトルの分解斜視図で ある。 本発明の実施形態のリアクトルコイル 斜視図である。 本発明の実施形態のリアクトルコイル 成形方法を説明するための第1の図である。 本発明の実施形態のリアクトルコイル 成形方法を説明するための第2の図である。 本発明の実施形態のリアクトルコイル 成形方法を説明するための第3の図である。

符号の説明

 1 熱伝導性ケース、 4 ボビン、 7 絶縁 兼放熱シート、 8 充填材、 9 リアクトル ア、 10 リアクトル、 12 リアクトルコイ 、 13 リアクトル固定用穴、 17 平角線、  121L、122L リード部、 121 第1コイル要素、 1 22 第2コイル要素、 100 巻線ヘッド、 200  線ヘッド、 170 平角線材