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Patent Searching and Data


Title:
COIN CARRIER APPARATUS AND COIN HANDLING MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/095980
Kind Code:
A1
Abstract:
A coin handling machine (11) that allows the coins clogged within a carrier path (67) to be automatically taken out for recovery in the event of coin clogging arising within the carrier path (67) during carriage of the coins. The coins stored in a feed-out section (31) are fed out one by one to a carrier path (67), and the coins within the carrier path (67) are pushed to be transferred with a projecting element on a deposited money carrier belt (70) at the carrier path (67). In the event of coin clogging arising within the carrier path (67) during carriage of the coins, drive of the feed-out section (31) is stopped to put an ejection gate of the feed-out section (31) in an open state, making the deposited money carrier belt (70) rotate in a direction opposite to the carriage direction. The coins clogged within the carrier path (67) are returned to the feed-out section (31) on the deposited money carrier belt (70), and are ejected downward out of an ejection gate (62) of the feed-out section (31) to be returned on a tray (20) of a paying outlet (19). The coins clogged within the carrier path (67) can be automatically taken out for recovery.

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Inventors:
TSUBOTA YUGEN (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/051157
Publication Date:
August 06, 2009
Filing Date:
January 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
GLORY KOGYO KK (JP)
TSUBOTA YUGEN (JP)
International Classes:
G07F1/04; G07D9/00
Foreign References:
JP2006236118A2006-09-07
JP2000090316A2000-03-31
JPH0935109A1997-02-07
JP2004110632A2004-04-08
JPH07234953A1995-09-05
JPH097030A1997-01-10
JP2002367013A2002-12-20
Other References:
See also references of EP 2249316A4
Attorney, Agent or Firm:
KABASAWA, Joo et al. (1-22 Shinjuku 3-chome, Shinjuku-k, Tokyo 22, JP)
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Claims:
 硬貨を搬送する硬貨搬送装置において、
 硬貨を非整列状態で貯留するとともに、貯留硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出手段と、
 前記繰出手段から繰り出された硬貨を受け入れる搬送通路と、
 前記繰出手段から前記搬送通路内に繰り出された硬貨を受け取り、前記搬送通路内を1枚ずつ押動搬送可能とする複数の突起体を備えた搬送体と、
 前記搬送体を駆動する搬送体駆動手段と、
 前記繰出手段に設けられ、閉状態では前記繰出手段内に硬貨を貯留可能にするとともに、開状態では前記繰出手段内の硬貨を外部へ排出可能とする排出ゲートと、
 前記排出ゲートを駆動する排出ゲート駆動手段と、
 前記排出ゲートから排出された硬貨を受け止めるとともに、受け止めた硬貨を装置外から取り出し可能に形成された硬貨取出部と、
 前記硬貨を搬送する際、前記繰出手段を駆動させて硬貨を前記搬送通路内に繰り出すとともに、前記搬送体駆動手段を駆動させて前記搬送体により前記搬送通路内の硬貨を搬送し、この硬貨搬送中に前記搬送通路内で硬貨詰まりが発生した場合、前記繰出手段の駆動を停止させ、前記排出ゲート駆動手段を駆動させて前記排出ゲートを開状態とし、前記搬送体駆動手段を搬送方向とは逆方向に駆動させて前記搬送体により前記搬送通路内に詰まった硬貨を前記繰出手段に戻し、前記排出ゲートを介して前記硬貨取出部に硬貨を排出させる制御部と
 を具備していることを特徴とする硬貨搬送装置。
 前記繰出手段は、
 硬貨の出入りが可能な硬貨出入口と、
 回転軸に取り付けられ水平方向に対して所定角度で傾斜する位置で回転される回転円盤と、
 前記回転円盤の表面側に硬貨を貯留するホッパと、
 前記回転円盤の表面から突出し、貯留硬貨を1枚ずつ拾い上げる拾上部材と、
 前記硬貨出入口近傍に配設され、前記拾上部材によって所定間隔毎に1枚ずつ拾い上げられる硬貨を受け取るとともに、1枚ずつ前記搬送体へ受け渡す小径円盤とを備えた
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨搬送装置。
 前記排出ゲートは、前記ホッパの下側の一部を形成する
 ことを特徴とする請求項2記載の硬貨搬送装置。
 前記制御部は、前記搬送通路内に詰まった硬貨を前記硬貨取出部に排出する際、前記搬送体駆動手段を搬送方向への駆動よりも遅い速度で搬送方向とは逆方向に駆動させる
 ことを特徴とする請求項1記載の硬貨搬送装置。
 硬貨を処理する硬貨処理機において、
 硬貨を非整列状態で貯留するとともに、貯留硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出手段と、
 前記繰出手段から繰り出された硬貨を受け入れる搬送通路と、
 前記繰出手段から前記搬送通路内に繰り出された硬貨を受け取り、前記搬送通路内を1枚ずつ押動搬送可能とする複数の突起体を備えた搬送体と、
 前記搬送体を駆動する搬送体駆動手段と、
 前記繰出手段に設けられ、閉状態では前記繰出手段内に硬貨を貯留可能にするとともに、開状態では前記繰出手段内の硬貨を外部へ排出可能とする排出ゲートと、
 前記排出ゲートを駆動する排出ゲート駆動手段と、
 前記排出ゲートから排出された硬貨を受け止めるとともに、受け止めた硬貨を前記硬貨処理機外から取り出し可能に形成された硬貨出金部と、
 前記硬貨を搬送する際、前記繰出手段を駆動させて硬貨を前記搬送通路内に繰り出すとともに、前記搬送体駆動手段を駆動させて前記搬送体により前記搬送通路内の硬貨を搬送し、この硬貨搬送中に前記搬送通路内で硬貨詰まりが発生した場合、前記繰出手段の駆動を停止させ、前記排出ゲート駆動手段を駆動させて前記排出ゲートを開状態とし、前記搬送体駆動手段を搬送方向とは逆方向に駆動させて前記搬送体により前記搬送通路内に詰まった硬貨を前記繰出手段に戻し、前記排出ゲートを介して前記硬貨出金部に硬貨を排出させる制御部と
 を具備していることを特徴とする硬貨処理機。
 前記繰出手段は、
 硬貨の出入りが可能な硬貨出入口と、
 回転軸に取り付けられ水平方向に対して所定角度で傾斜する位置で回転される回転円盤と、
 前記回転円盤の表面側に硬貨を貯留するホッパと、
 前記回転円盤の表面から突出し、貯留硬貨を1枚ずつ拾い上げる拾上部材と、
 前記硬貨出入口近傍に配設され、前記拾上部材によって所定間隔毎に1枚ずつ拾い上げられる硬貨を受け取るとともに、1枚ずつ前記搬送体へ受け渡す小径円盤とを備えた
 ことを特徴とする請求項5記載の硬貨処理機。
 前記排出ゲートは、前記ホッパの下側の一部を形成する
 ことを特徴とする請求項6記載の硬貨処理機。
 外部機器と通信可能な通信手段を備え、
 前記制御部は、硬貨搬送中に硬貨詰まりが発生した後、前記通信手段を介して前記外部機器から指令された復旧指令に従って、前記排出ゲート駆動手段を駆動させて前記排出ゲートを開状態とし、前記搬送体駆動手段を搬送方向とは逆方向に駆動させて前記搬送体により前記搬送通路内に詰まった硬貨を前記繰出手段に戻し、前記排出ゲートを介して前記硬貨出金部に硬貨を排出させる
 ことを特徴とする請求項5記載の硬貨処理機。
 硬貨を収納するとともに、前記通信手段を介して前記外部機器から指令された出金指令に従って、収納硬貨を前記硬貨出金部に払出可能とする硬貨収納部を備え、
 前記硬貨出金部は、前記硬貨収納部から払い出された硬貨を受け止めるとともに、受け止めた硬貨を前記硬貨処理機外から取り出し可能に形成されている
 ことを特徴とする請求項8記載の硬貨処理機。
 硬貨搬送中に硬貨詰まりが発生した後、前記外部機器から復旧指令が指令されるのを待って復旧するか、前記外部機器から復旧指令が指令されるのを待たずに復旧するかを設定する設定手段を備え、
 前記制御部は、前記設定手段によって前記外部機器から復旧指令が指令されるのを待たずに復旧するように設定されている場合、硬貨搬送中に硬貨詰まりが発生した後、前記通信手段を介して前記外部機器から復旧指令が指令されるのを待たず、前記搬送通路内に詰まった硬貨を前記硬貨出金部に排出させる
 ことを特徴とする請求項8記載の硬貨処理機。
 前記制御部は、前記搬送通路内に詰まった硬貨を前記硬貨出金部に排出する際、前記搬送体駆動手段を搬送方向への駆動よりも遅い速度で搬送方向とは逆方向に駆動させる
 ことを特徴とする請求項5記載の硬貨処理機。
Description:
硬貨搬送装置および硬貨処理機

 本発明は、硬貨搬送装置、および硬貨処 機に関する。

 従来、切符や食券等を発行する券売機、 品を販売する自動販売機、入出金処理を行 ATM(Auto Tellers Machine)やCD(Cash Dispenser)、係員 機等、硬貨を取り扱う様々な硬貨処理機にお いては、一対のベルトで硬貨を挟持して搬送 する硬貨搬送装置が多く用いられている。

 このような硬貨搬送装置を用いて硬貨を 送する際、硬貨詰りが発生した場合に、詰 った硬貨を自動的に取り出して復旧する硬 搬送装置が知られている(例えば、特許文献 1参照。)。

 この硬貨搬送装置では、一対のベルトで硬 を挟持して上方に搬送する第1の搬送路と、 ベルト上面に載置される硬貨を第1の搬送路 入口へ搬送する第2の搬送路とで一連の搬送 が構成されている。第2の搬送路の上方にロ ーラとこのローラの両側面にガイドを配置し 、ガイドにより第1の搬送路を形成する一方 ベルトとローラとの間に硬貨が進入するの 防止している。また、硬貨がローラと第2の 送路との間で詰まったときは、搬送路を逆 させて詰まった硬貨を取り出すことを可能 している。

特開2002-367013号公報(第1頁、図1-2)

 しかしながら、従来の硬貨搬送装置では 硬貨を一対のベルトで挟持して搬送するた 、硬貨に付着したゴミ、異物等もベルトに み込まれ、搬送路に堆積することが多く、 れらのゴミ、異物等が原因による搬送不良 発生も多いものとなっている。

 また、一対のベルトで硬貨を挟持して搬 することは、ベルトと硬貨との摩擦を利用 たものであるが、硬貨の汚れ具合や付着物 起因する摩擦係数の変化、さらに、周囲の 度変化や経年変化に起因するベルト自体の 擦係数の変化によって、硬貨を挟み込むグ ップ力が変化して、硬貨の搬送状態が不安 になり、正確な硬貨識別、選別等の搬送処 が行えなくなってしまう。

 本発明は、これらを鑑みなされたもので り、ゴミ、異物等が原因による硬貨の搬送 良を防止するとともに、従来のような硬貨 搬送ベルトとの摩擦係数の変動を原因とす 硬貨の搬送状態の不安定さがなく、硬貨の 送状態を安定させることができ、さらに、 貨搬送中に搬送通路内で硬貨詰まりが発生 た場合、搬送通路内で詰まった硬貨を自動 に取り出して復旧可能となる操作性、利便 に優れた硬貨搬送装置、および硬貨処理機 提供することを目的とする。

 請求項1記載の硬貨搬送装置は、硬貨を搬 送する硬貨搬送装置において、硬貨を非整列 状態で貯留するとともに、貯留硬貨を1枚ず 繰り出す繰出手段と、前記繰出手段から繰 出された硬貨を受け入れる搬送通路と、前 繰出手段から前記搬送通路内に繰り出され 硬貨を受け取り、前記搬送通路内を1枚ずつ 動搬送可能とする複数の突起体を備えた搬 体と、前記搬送体を駆動する搬送体駆動手 と、前記繰出手段に設けられ、閉状態では 記繰出手段内に硬貨を貯留可能にするとと に、開状態では前記繰出手段内の硬貨を外 へ排出可能とする排出ゲートと、前記排出 ートを駆動する排出ゲート駆動手段と、前 排出ゲートから排出された硬貨を受け止め とともに、受け止めた硬貨を装置外から取 出し可能に形成された硬貨取出部と、前記 貨を搬送する際、前記繰出手段を駆動させ 硬貨を前記搬送通路内に繰り出すとともに 前記搬送体駆動手段を駆動させて前記搬送 により前記搬送通路内の硬貨を搬送し、こ 硬貨搬送中に前記搬送通路内で硬貨詰まり 発生した場合、前記繰出手段の駆動を停止 せ、前記排出ゲート駆動手段を駆動させて 記排出ゲートを開状態とし、前記搬送体駆 手段を搬送方向とは逆方向に駆動させて前 搬送体により前記搬送通路内に詰まった硬 を前記繰出手段に戻し、前記排出ゲートを して前記硬貨取出部に硬貨を排出させる制 部とを具備しているものである。

 請求項2記載の硬貨搬送装置は、請求項1 載の硬貨搬送装置において、前記繰出手段 、硬貨の出入りが可能な硬貨出入口と、回 軸に取り付けられ水平方向に対して所定角 で傾斜する位置で回転される回転円盤と、 記回転円盤の表面側に硬貨を貯留するホッ と、前記回転円盤の表面から突出し、貯留 貨を1枚ずつ拾い上げる拾上部材と、前記硬 出入口近傍に配設され、前記拾上部材によ て所定間隔毎に1枚ずつ拾い上げられる硬貨 を受け取るとともに、1枚ずつ前記搬送体へ け渡す小径円盤とを備えたものである。

 請求項3記載の硬貨搬送装置は、請求項2 載の硬貨搬送装置において、前記排出ゲー は、前記ホッパの下側の一部を形成するも である。

 請求項4記載の硬貨搬送装置は、請求項1 載の硬貨搬送装置において、前記制御部は 前記搬送通路内に詰まった硬貨を前記硬貨 出部に排出する際、前記搬送体駆動手段を 送方向への駆動よりも遅い速度で搬送方向 は逆方向に駆動させるものである。

 請求項5記載の硬貨処理機は、硬貨を処理 する硬貨処理機において、硬貨を非整列状態 で貯留するとともに、貯留硬貨を1枚ずつ繰 出す繰出手段と、前記繰出手段から繰り出 れた硬貨を受け入れる搬送通路と、前記繰 手段から前記搬送通路内に繰り出された硬 を受け取り、前記搬送通路内を1枚ずつ押動 送可能とする複数の突起体を備えた搬送体 、前記搬送体を駆動する搬送体駆動手段と 前記繰出手段に設けられ、閉状態では前記 出手段内に硬貨を貯留可能にするとともに 開状態では前記繰出手段内の硬貨を外部へ 出可能とする排出ゲートと、前記排出ゲー を駆動する排出ゲート駆動手段と、前記排 ゲートから排出された硬貨を受け止めると もに、受け止めた硬貨を前記硬貨処理機外 ら取り出し可能に形成された硬貨出金部と 前記硬貨を搬送する際、前記繰出手段を駆 させて硬貨を前記搬送通路内に繰り出すと もに、前記搬送体駆動手段を駆動させて前 搬送体により前記搬送通路内の硬貨を搬送 、この硬貨搬送中に前記搬送通路内で硬貨 まりが発生した場合、前記繰出手段の駆動 停止させ、前記排出ゲート駆動手段を駆動 せて前記排出ゲートを開状態とし、前記搬 体駆動手段を搬送方向とは逆方向に駆動さ て前記搬送体により前記搬送通路内に詰ま た硬貨を前記繰出手段に戻し、前記排出ゲ トを介して前記硬貨出金部に硬貨を排出さ る制御部とを具備しているものである。

 請求項6記載の硬貨処理機は、請求項5記 の硬貨処理機において、前記繰出手段は、 貨の出入りが可能な硬貨出入口と、回転軸 取り付けられ水平方向に対して所定角度で 斜する位置で回転される回転円盤と、前記 転円盤の表面側に硬貨を貯留するホッパと 前記回転円盤の表面から突出し、貯留硬貨 1枚ずつ拾い上げる拾上部材と、前記硬貨出 口近傍に配設され、前記拾上部材によって 定間隔毎に1枚ずつ拾い上げられる硬貨を受 け取るとともに、1枚ずつ前記搬送体へ受け す小径円盤とを備えたものである。

 請求項7記載の硬貨処理機は、請求項6記 の硬貨処理機において、前記排出ゲートは 前記ホッパの下側の一部を形成するもので る。

 請求項8記載の硬貨処理機は、請求項5記 の硬貨処理機において、外部機器と通信可 な通信手段を備え、前記制御部は、硬貨搬 中に硬貨詰まりが発生した後、前記通信手 を介して前記外部機器から指令された復旧 令に従って、前記排出ゲート駆動手段を駆 させて前記排出ゲートを開状態とし、前記 送体駆動手段を搬送方向とは逆方向に駆動 せて前記搬送体により前記搬送通路内に詰 った硬貨を前記繰出手段に戻し、前記排出 ートを介して前記硬貨出金部に硬貨を排出 せるものである。

 請求項9記載の硬貨処理機は、請求項8記 の硬貨処理機において、硬貨を収納すると もに、前記通信手段を介して前記外部機器 ら指令された出金指令に従って、収納硬貨 前記硬貨出金部に払出可能とする硬貨収納 を備え、前記硬貨出金部は、前記硬貨収納 から払い出された硬貨を受け止めるととも 、受け止めた硬貨を前記硬貨処理機外から り出し可能に形成されているものである。

 請求項10記載の硬貨処理機は、請求項8記 の硬貨処理機において、硬貨搬送中に硬貨 まりが発生した後、前記外部機器から復旧 令が指令されるのを待って復旧するか、前 外部機器から復旧指令が指令されるのを待 ずに復旧するかを設定する設定手段を備え 前記制御部は、前記設定手段によって前記 部機器から復旧指令が指令されるのを待た に復旧するように設定されている場合、硬 搬送中に硬貨詰まりが発生した後、前記通 手段を介して前記外部機器から復旧指令が 令されるのを待たず、前記搬送通路内に詰 った硬貨を前記硬貨出金部に排出させるも である。

 請求項11記載の硬貨処理機は、請求項5記 の硬貨処理機において、前記制御部は、前 搬送通路内に詰まった硬貨を前記硬貨出金 に排出する際、前記搬送体駆動手段を搬送 向への駆動よりも遅い速度で搬送方向とは 方向に駆動させるものである。

 請求項1記載の硬貨搬送装置によれば、搬 送体の突起体で搬送通路内の硬貨を1枚ずつ 動搬送するため、ゴミ、異物等が原因によ 硬貨の搬送不良を防止できるとともに、従 のような硬貨と搬送ベルトとの摩擦係数の 動を原因とする硬貨の搬送状態の不安定さ なく、硬貨の搬送状態を安定させることが き、さらに、硬貨搬送中に硬貨詰まりが発 した場合、繰出手段の駆動を停止させ、排 ゲート駆動手段を駆動させて排出ゲートを 状態とし、搬送体駆動手段を搬送方向とは 方向に駆動させて搬送体により搬送通路内 詰まった硬貨を繰出手段に戻し、排出ゲー を介して硬貨取出部に硬貨を排出させるた 、搬送通路内で詰まった硬貨を自動的に取 出して復旧でき、操作性、利便性に優れた 貨搬送装置を提供できる。

 請求項2記載の硬貨搬送装置によれば、請 求項1記載の硬貨搬送装置の効果に加えて、 平方向に対して所定角度で傾斜する回転円 とホッパとの間に貯留した硬貨を、回転円 の拾上部材で1枚ずつ拾い上げるとともに小 円盤によって1枚ずつ搬送体に受け渡すため 、ゴミ、異物等が搬送通路に繰り出されるの を防止でき、ゴミ、異物等が原因による硬貨 の搬送不良を防止できる。

 請求項3記載の硬貨搬送装置によれば、請 求項2記載の硬貨搬送装置の効果に加えて、 ッパの下側の一部を形成する排出ゲートを 状態とすることにより、回転円盤とホッパ の間から硬貨を確実に排出できる。

 請求項4記載の硬貨搬送装置によれば、請 求項1記載の硬貨搬送装置の効果に加えて、 送通路内に詰まった硬貨を硬貨取出部に排 する際、搬送体駆動手段を搬送方向への駆 よりも遅い速度で搬送方向とは逆方向に駆 させるため、詰まっている硬貨が噛み込ん 状態にあっても、その噛み込み状態を確実 解消できる。

 請求項5記載の硬貨処理機によれば、搬送 体の突起体で搬送通路内の硬貨を1枚ずつ押 搬送するため、ゴミ、異物等が原因による 貨の搬送不良を防止できるとともに、従来 ような硬貨と搬送ベルトとの摩擦係数の変 を原因とする硬貨の搬送状態の不安定さが く、硬貨の搬送状態を安定させることがで 、さらに、硬貨搬送中に硬貨詰まりが発生 た場合、繰出手段の駆動を停止させ、排出 ート駆動手段を駆動させて排出ゲートを開 態とし、搬送体駆動手段を搬送方向とは逆 向に駆動させて搬送体により搬送通路内に まった硬貨を繰出手段に戻し、排出ゲート 介して硬貨出金部に硬貨を排出させるため 搬送通路内で詰まった硬貨を自動的に取り して復旧でき、操作性、利便性に優れた硬 搬送装置を提供できる。

 請求項6記載の硬貨処理機によれば、請求 項5記載の硬貨処理機の効果に加えて、水平 向に対して所定角度で傾斜する回転円盤と ッパとの間に貯留した硬貨を、回転円盤の 上部材で1枚ずつ拾い上げるとともに小径円 によって1枚ずつ搬送体に受け渡すため、ゴ ミ、異物等が搬送通路に繰り出されるのを防 止でき、ゴミ、異物等が原因による硬貨の搬 送不良を防止できる。

 請求項7記載の硬貨処理機によれば、請求 項6記載の硬貨処理機の効果に加えて、ホッ の下側の一部を形成する排出ゲートを開状 とすることにより、回転円盤とホッパとの から硬貨を確実に排出できる。

 請求項8記載の硬貨処理機によれば、請求 項5記載の硬貨処理機の効果に加えて、外部 器と通信可能な場合には、硬貨搬送中に硬 詰まりが発生した後、通信手段を介して外 機器から指令された復旧指令に従って、搬 通路内に詰まった硬貨を硬貨出金部に排出 ることができる。

 請求項9記載の硬貨処理機によれば、請求 項8記載の硬貨処理機の効果に加えて、搬送 路内に詰まった硬貨を排出する硬貨出金部 、外部機器から指令された出金指令に従っ 硬貨収納部から出金する硬貨を払い出す硬 出金部と共通とするため、使い勝手を良く きる。

 請求項10記載の硬貨処理機によれば、請 項8記載の硬貨処理機の効果に加えて、設定 段によって、硬貨搬送中に硬貨詰まりが発 した後、外部機器から復旧指令が指令され のを待って復旧するか、外部機器から復旧 令が指令されるのを待たずに復旧するかを 意に選択できる。

 請求項11記載の硬貨処理機によれば、請 項5記載の硬貨処理機の効果に加えて、搬送 路内に詰まった硬貨を硬貨出金部に排出す 際、搬送体駆動手段を搬送方向への駆動よ も遅い速度で搬送方向とは逆方向に駆動さ るため、詰まっている硬貨が噛み込んだ状 にあっても、その噛み込み状態を確実に解 できる。

本発明の第1の実施の形態であって硬貨 処理機の内部構造を示す平面図である。 同上硬貨処理機の内部構造を示す側面 である。 同上硬貨処理機の内部構造を示す正面 である。 同上硬貨処理機の受入繰出部の回転円 に垂直な方向から見た側面図である。 同上硬貨処理機の受入繰出部の排出機 を閉じた状態の断面図である。 同上硬貨処理機の受入繰出部の排出機 を開いた状態の断面図である。 同上硬貨処理機の分岐部で硬貨を通過 せる状態の断面図である。 同上硬貨処理機の分岐部で硬貨を分岐 る状態の断面図である。 同上硬貨処理機の斜視図である。 同上硬貨処理機のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の硬貨処理 を示し、(a)は硬貨処理機の一部の断面図、(b )は硬貨処理機の背面にスリットを設けた場 の背面図、(c)は硬貨処理機の背面にゲート 設けた場合の側面部、(d)は硬貨処理機の背 に排出ガイドを取り付けた場合の側面図で る。 本発明の第3の実施の形態の硬貨処理 を示し、(a)は硬貨処理機の一部の断面図、(b )は硬貨処理機の背面にスリットを設けた場 の背面図、(c)は硬貨処理機の背面にゲート 設けた場合の側面部、(d)は硬貨処理機の背 に排出ガイドを取り付けた場合の側面図で る。

符号の説明

 11  硬貨処理機
 20  硬貨取出部および硬貨出金部としての 皿
 31  繰出手段としての繰出部
 35  硬貨収納部
 39  回転軸
 40  回転円盤
 41  ホッパ
 42  小径円盤
 48  拾上部材
 50  硬貨出入口
 62  排出ゲート
 63  排出ゲート駆動手段としての排出ゲー 駆動モータ
 67  搬送通路
 70  搬送体としての入金搬送ベルト
 71  搬送体駆動手段としての入金搬送ベル 駆動モータ
 72  突起体
 121  制御部
 123  設定手段
 124  通信手段

 以下、本発明の一実施の形態を、図面を 照して説明する。

 図9には、本発明の一実施の形態である硬 貨搬送装置を用いた硬貨の入金処理に加えて 出金処理も可能な硬貨処理機11の斜視図を示 。この硬貨処理機11は、例えば、外部機器 してのPOSレジスタと電気的に接続され、POS ジスタからの指令に基づいて自動的に硬貨 入金や出金が可能な釣銭自動支払出し装置 して用いることができる。

 硬貨処理機11の機体12は、前面を開口した 枠体13と、この枠体13の前面から引出可能と る本体ユニット14とを備えている。本体ユニ ット14の前面には、枠体13に収納した本体ユ ット14を鍵で施錠、解錠する施錠部15が設け れている。

 枠体13の前部から突出する本体ユニット14 の上面右側には、機体12外から硬貨を投入す 投入口16が形成された凹状の硬貨受入口部17 が配設されている。この投入口16の近傍位置 は、入金動作を指令させる入金開始ボタン1 8が押下操作可能に配設されている。

 本体ユニット14の前面右側には、機体12内 から硬貨が放出される払出口19が形成され、 の払出口19から放出される硬貨を受け止め とともに受け止めた硬貨を外部から取り出 可能とする硬貨取出部および硬貨出金部と ての受皿20が形成されている。

 また、硬貨処理機11の下部には、必要に じて、硬貨カセットユニット22が組み合わさ れている。この硬貨カセットユニット22は、 面を開口した枠体23と、この枠体23の前面か ら引出可能とする硬貨カセット24とを備えて る。硬貨カセット24の前面には、枠体23に収 納した硬貨カセット24を鍵で施錠、解錠する 錠部25が設けられている。硬貨カセット24に は、硬貨処理機11の本体ユニット14から排出 れる満杯硬貨および回収硬貨などを収納す 。

 次に、図1ないし図3において、本体ユニ ト14は、投入口16から受け入れた硬貨(図中に 符号Cで示す)を1枚ずつ分離して繰り出す繰出 手段としての繰出部31と、この繰出部31から り出された硬貨を機体12の一側面である左側 面に沿って前側から後方へ向けて搬送する入 金搬送部32と、この入金搬送部32で搬送する 貨を識別する識別部33と、この識別部33の識 結果に応じて入金搬送部32で搬送する硬貨 分岐する複数の分岐部34と、機体12の前面側 ら後面側に向けて順に配設されていて金種 の分岐部34で分岐される硬貨を金種別に収 するとともに収納した硬貨を機体12の他側面 である右側面の方向に1枚ずつ放出可能とす 金種別の硬貨収納部35と、機体12の右側面に って配設されていて硬貨収納部35から放出 れる硬貨を払出口19へ搬送する出金搬送部36 を備えている。

 そして、図1ないし図6に示すように、繰 部31は、水平方向に対して所定角度で傾斜す る位置で回転軸39を中心に回転可能な回転円 40と、この回転円盤40の表面側との間で投入 口16から投入された硬貨を非整列状態に貯留 るホッパ41と、回転円盤40の上部側から入金 搬送部32に硬貨を繰り出す位置に配設された 径円盤42とを備えている。繰出部31は、払出 口19の受皿20より上方に位置している。

 回転円盤40は、機体12側に回転可能に取り 付けられた回転軸39により、機体12の前面か 見て、水平方向に対して所定角度で右方向 傾斜するように配設されている。この回転 盤40は、硬貨を入金搬送部32に繰り出す繰出 転方向(図1、図2および図4の反時計回り方向 )にモータ44で回転駆動するものであり、硬貨 詰まりの発生時などにはその硬貨詰まりの解 消のために繰出回転方向と反対方向に回転駆 動される。

 回転円盤40の表面には、中央域に円形の 位部45が形成され、この高位部45の外周域に 状の低位部46が形成されている。回転円盤40 の低位部46には、回転円盤40の表面から突出 る複数の拾上部材48が、内周側の円周方向と 外周側の円周方向との2列の円周方向に沿っ 所定ピッチで配置されている。そして、回 円盤40の繰出回転方向への回転時に、拾上部 材48により、硬貨を所定間隔毎に1枚ずつ回転 円盤40の上部域に拾い上げ、その拾い上げた 貨を回転円盤40の上部から押し出して小径 盤42に受け渡すように構成されている。また 、拾上部材48は、回転円盤40が繰出方向に回 するときには硬貨を引っ掛けて拾い上げる とができるが、回転円盤40が繰出方向とは逆 方向に回転するときには硬貨が引っ掛からな い形状に形成されている。

 回転円盤40の上部域には、拾上部材48で回 転円盤40の上部域に拾い上げた硬貨を入金搬 部32に1枚ずつ繰り出すとともに入金搬送部3 2から戻される硬貨を受け入れ可能とする硬 出入口50を構成する案内通路51が形成されて る。この案内通路51は、回転円盤40の上部か ら略U字形に湾曲して入金搬送部32の前端部に 接続されており、硬貨の一面が接触した状態 で搬送する通路面52と、この通路面52上を搬 する硬貨の両側を案内するガイド部53,54とで 形成されている。通路面52は、回転円盤40の 面と面一であり、すなわち水平方向に対し 所定角度で傾斜する状態に配設されている

 一方のガイド部53は、回転円盤40の上部域 から小径円盤42の中央部に対向する領域にわ って配設されている。他方のガイド部54は 回転円盤40の低位部46の表面に硬貨が入り込 ない間隙をあけて対向する領域から入金搬 部32の前端部にわたって湾曲するように設 られている。ガイド部54の低位部46に対向す 面には、回転移動する各拾上部材48が通過 能とする溝部55が形成されている。そして、 ガイド部54により、拾上部材48で拾い上げた 貨を受け取って入金搬送部32に案内するよう に構成されている。

 回転円盤40の低位部46には、複数の検知孔 57が円周方向に沿って所定ピッチで形成され いる。回転円盤40の下部側に対向する位置 は、回転する回転円盤40の検知孔57を通じて 貨の有無とともに繰り出されずに残留する 貨や異物を検知する残留検知手段としての 留検知センサ58が配設されている。

 また、ホッパ41は、回転円盤40の表面側に 対向して覆うとともに投入口16から硬貨を受 入れ可能に上方に向けて開口された形状に 成されている。ホッパ41の下部には、繰出 31内の硬貨などを排出する排出機構60が設け れている。この排出機構60では、ホッパ41の 下部に排出口61が形成され、この排出口61に 出ゲート62が上部側の軸62aを支点として開閉 可能に取り付けられている。排出ゲート62は 軸62aを介して排出ゲート駆動手段としての 出ゲート駆動モータ63により開閉駆動され 。そして、排出ゲート62を開放し、さらに回 転円盤40を交互に正逆回転させることにより 硬貨などをホッパ41から下方へ排出する。 のホッパ41の排出口61および排出ゲート62の 方には、排出された硬貨を払出口19の受皿20 導くシュート64が配設されている。

 また、小径円盤42は、案内通路51と入金搬 送部32の始端部とにまたがった位置に、小径 盤42の表面が通路面52と面一となるように回 転可能に配置されている。小径円盤42の外周 部には、硬貨に当接して回転円盤40側から 金搬送部32側へ押しながら繰り出す一対の突 起体65が突設されている。

 次に、図4に示すように、入金搬送部32は 案内通路51に連続して、機体12内の左側上部 に沿って前側から後方へ伸延するように形成 された搬送通路67を備えている。この搬送通 67は、案内通路51に連続して、硬貨の一面が 接触した状態で搬送する通路面52と、この通 面52上を搬送する硬貨の両側を案内するガ ド部53,54とで形成されている。搬送通路67の 路面52は、回転円盤40の表面と面一であるた め、回転円盤40の傾斜と同様に、水平方向に して所定角度で傾斜する状態に配設されて る。したがって、この搬送通路67内を搬送 る硬貨は、この硬貨の周縁が低い位置にあ 一方のガイド部53に載った状態で搬送するこ とになる。

 また、搬送通路67の始端部と終端部とに 、機体12側に回転可能に取り付けられた回転 軸68によりプーリ69が配設されている。これ プーリ69により、搬送体としての入金搬送ベ ルト70が搬送通路67に沿って懸架されている 入金搬送ベルト70は、プーリ69を駆動する搬 体駆動手段としての入金搬送ベルト駆動モ タ71(図10参照)により、搬送通路67の始端側 ら終端側へ向けて硬貨を搬送する搬送方向 回転するとともに、硬貨詰まりの検知時に 送方向とは逆方向に回転可能とする。

 入金搬送ベルト70の通路面52に対向する面 には、硬貨を1枚ずつ押動搬送する突起体72( 3参照)がベルト長手方向に沿って所定ピッチ で突設されている。複数の突起体72のベルト 手方向の間隔は、ベルト長手方向前後の突 体72間に硬貨を1枚ずつ受け入れて搬送可能 する寸法とされている。入金搬送ベルト70 通路面52との間には硬貨処理機11で取り扱う 大厚み硬貨を受け入れ可能とする間隙が形 され、突起体72と通路面52との間には硬貨処 理機11で取り扱う最少厚み硬貨の厚みより小 い寸法の間隙が形成されている。

 入金搬送ベルト70の回転と繰出部31の回転 円盤40および小径円盤42による硬貨の繰り出 とは連動されており、入金搬送ベルト70の隣 り合う突起体72間に繰出部31から繰り出され 硬貨が1枚ずつ受け入れられる。

 また、搬送通路67には、識別部33、複数の 分岐部34が順に配設されている。

 次に、識別部33は、硬貨の材質、径など 検出して、機体12内に受け入れ可能な硬貨か どうか、受け入れ可能な硬貨の金種などを識 別する。

 次に、搬送通路67の搬送方向最上流の分 位置に位置する分岐部34は機体12内に受け入 不可能な硬貨を分岐するリジェクト用の分 部34であり、それより搬送方向下流側の分 部34は機体12内に受入可能な硬貨を金種別に 岐する金種別の分岐部34であり、いずれも 一構造に形成されている。なお、搬送方向 下流の分岐位置には、分岐部34の機構は配設 されないが、いずれの分岐部34でも分岐しな ことにより搬送通路67の終端部から分岐す ものである。

 図4、図7および図8に示すように、各分岐 34は、通路面52から下側のガイド部53にかけ 形成された開口部76を開閉する分岐部材77を 備えている。この分岐部材77は、下部が搬送 向に平行な軸78を支点とし、開口部76に嵌り 込んで開口部76を閉塞する硬貨通過位置と、 口部76内から通路面52の表面方向に突出して 開口部76を開放する硬貨分岐位置との間で揺 可能に支持されている。

 この分岐部材77は、図7に示す開口部76に り込んで閉塞した硬貨通過位置で、分岐部 77の表面が通路面52と面一となり、その分岐 材77の表面に硬貨の周縁部を支えるガイド 53の一部として機能する支え部79が突出形成 れている。また、搬送方向下流側に対応し 分岐部材77の縁部から裏面側に向けてガイ 部80が突設されている。このガイド部80は、 8に示す分岐部材77が硬貨分岐位置に揺動し 状態で、搬送通路67内に突出して搬送通路67 内を入金搬送ベルト70で搬送してくる硬貨を 口部76内に強制的に落とし込んで分岐する

 ガイド部80には通路面52の裏面側に配設さ れるソレノイド81が連結され、このソレノイ 81の駆動により分岐部材77が硬貨通過位置と 硬貨分岐位置とに切り換えられる。

 また、搬送方向最上流のリジェクト用の 岐部34の位置には、この分岐部34で分岐した 硬貨を払出口19の受皿20に導くシュート82aが 設されている。

 金種別の分岐部34の位置には、金種別の 分岐部34で分岐した硬貨を金種別の硬貨収納 部35に導く金種別のシュート82bが配設されて る。搬送方向最下流の分岐部34の位置には 搬送通路67の終端部から放出される硬貨を機 体12の最後部に位置する硬貨収納部35に導く ュート82cが配設されている。

 次に、図1に示すように、金種別の硬貨収 納部35は、機体12の前面側から後面側に向け 順に並設されている。図3に示すように、各 貨収納部35は、硬貨を非整列状態で収納す 収納枠84を備えている。この収納枠84の上部 は、搬送通路67から分岐部34で分岐されてく る硬貨を受け入れる受入口85が形成されてい 。収納枠84の底部には、非整列状態で収納 る硬貨を支えるベルト86が配設されている。 このベルト86は、機体12に対し水平方向に軸 されて回転可能なローラ87によって、機体12 左右方向に沿って懸架されるとともに、硬 の搬送方向上流側から下流側すなわち左側 入金搬送部32側から右側の出金搬送部36側に 向かうに従って上昇傾斜するように懸架され ている。

 ベルト86の搬送方向下流側には、収納し 硬貨を出金搬送部36に放出する放出口88が形 されている。

 ベルト86の放出口88の上方域には、ベルト 86の搬送方向に対して逆方向に回転してベル 86上の非整列状態の硬貨を1層1列状態に整列 させて放出口88より放出させる逆転ローラ89 配設されている。

 ベルト86の放出口88の上方域で逆転ローラ 89の位置より搬送方向下流側には、放出口88 り放出する硬貨の放出を1枚ずつに規制する トッパ90が配設されている。このストッパ90 は、機体12側に取り付けられたソレノイド91 よって、放出口88に上方から進退可能とし、 進出時に硬貨の放出を規制し、退避時に硬貨 の放出を許容する。

 放出口88には、この放出口88を通過する硬 貨を検出することにより、放出口88から放出 た硬貨数量を検出するための検出部92が配 されている。

 ベルト86の下方には、ベルト86および逆転 ローラ89を回転駆動するモータ93が配設され いる。

 また、図4に示すように、複数の硬貨収納 部35を貫通するように検出光を投光し、硬貨 納部35内の硬貨を検出する複数の硬貨検出 ンサ94が配設されている。複数の硬貨検出セ ンサ94のうち、1つの硬貨検出センサ94は、受 口85の近傍に配置され、硬貨収納部35に収納 された硬貨の満杯を検出する満杯検出部の一 部として構成されている。

 次に、図1ないし図3に示すように、出金 送部36は、複数の硬貨収納部35の放出口88側 側部で、機体12の前後方向に沿って配設され た無端状の出金搬送ベルト100を備えている。 この出金搬送ベルト100は、図示しないモータ の駆動で出金搬送ベルト100の上面が前方の払 出口19へ向けて移動するように回転する。出 搬送ベルト100は、両側面の通路壁101,102と上 面の通路壁103とによって囲まれている。

 また、図1および図2に示すように、出金 送部36の出金搬送ベルト100の搬送方向下流側 と払出口19との間には、出金搬送ベルト100に って搬送してきた硬貨を落下させて機体12 に排出可能とする排出口107が形成されてい 。この排出口107には、出金搬送ベルト100で 送してきた硬貨の搬送先を払出口19と排出口 107とに切り換える切換部材108が配設されてい る。排出口107の下方に位置する本体ユニット 14の底板111には、排出口107から排出された硬 を硬貨カセット24に収納させる開口部112が 成されている。そして、硬貨収納部35が満杯 となった場合や硬貨収納部35内の硬貨の回収 に、硬貨収納部35から硬貨を1枚ずつ放出さ 、この硬貨収納部35から放出した硬貨を出 搬送部36によって排出口107へ搬送して硬貨カ セット24に回収することができる。

 次に、図10に硬貨処理機11のブロック図を 示し、121は硬貨処理機11全体を制御する制御 である。この制御部121には、識別部33、硬 処理機11内の各位置で硬貨を検知する各種の センサを含むセンサ群122、各種の設定を行う 設定手段123、POSレジスタと通信可能な通信手 段124が接続されている。

 センサ群122には、例えば、繰出部31の残 検知センサ58、搬送通路67に沿って設けられ の搬送通路67内を搬送する硬貨の位置を検 する複数の硬貨位置検出センサ125(図4参照) 硬貨収納部35の検出部92および硬貨検出セン 94などが含まれる。

 設定手段123は、繰出部31から繰り出され 硬貨を搬送通路67によって搬送している硬貨 搬送中に硬貨詰まりを検知した後、POSレジス タから復旧指令が指令されるのを待って復旧 するか、POSレジスタから復旧指令が指令され るのを待たずに復旧するかを選択して設定す ることを可能としている。

 また、制御部121により、繰出部31、入金 送部32、分岐部34、硬貨収納部35、出金搬送 36および排出機構60などを制御する。

 そして、制御部121は、POSレジスタからの 令に基づいて硬貨処理機11を制御するもの 、この硬貨処理機11を制御する各種の機能を 有しているが、一部の機能を次に示す。

 識別部33および複数の硬貨位置検出セン 125の検知や、入金搬送ベルト駆動モータ71の 駆動状況などに基づき、繰出部31から繰り出 れる硬貨を搬送通路67によって搬送してい 硬貨搬送中に硬貨が詰まったことを検知す 硬貨詰まり検知手段126の機能。

 予め排出ゲート駆動モータ63を駆動して 出ゲート62を閉状態とした繰出部31に硬貨を 留させ、繰出部31と入金搬送ベルト駆動モ タ71を駆動させて入金搬送ベルト70により搬 通路67内の硬貨を搬送し、硬貨搬送中に硬 詰まり検知手段126で硬貨詰まりが検知され 場合、繰出部31の駆動を停止させ、排出ゲー ト駆動モータ63を駆動させて排出ゲート62を 状態とし、回転円盤40および小径円盤42を繰 方向とは逆方向に回転させるとともに、入 搬送ベルト駆動モータ71を搬送方向とは逆 向に駆動させて入金搬送ベルト70により搬送 通路67内に詰まった硬貨を繰出部31に戻し、 状態の排出ゲート62を介して払出口19の受皿2 0に硬貨を排出させる機能。

 設定手段123によってPOSレジスタから復旧 令が指令されるのを待って復旧するように 定されている場合には、硬貨搬送中に硬貨 まりが検知された後、通信手段124を介してP OSレジスタから復旧指令が指令されるのを待 て、搬送通路67内に詰まった硬貨を繰出部31 に戻して払出口19の受皿20に排出させ、一方 設定手段123によってPOSレジスタから復旧指 が指令されるのを待たずに復旧するように 定されている場合には、硬貨搬送中に硬貨 まりが検知された後、通信手段124を介してPO Sレジスタから復旧指令が指令されるのを待 ず、搬送通路67内に詰まった硬貨を繰出部31 戻して払出口19の受皿20に排出させる機能。

 搬送通路67内に詰まった硬貨を繰出部31に 戻して払出口19の受皿20に排出する際、入金 送ベルト駆動モータ71を搬送方向への駆動よ りも遅い速度で搬送方向とは逆方向に駆動さ せる機能。

 次に、本実施の形態の硬貨処理機11の作 を説明する。

 硬貨処理機11は、POSレジスタに接続され POSレジスタの指令により動作する。このPOS ジスタは、レジ係員が操作する運用の場合 、顧客自身が操作する運用の場合とがあり いずれの運用の場合にも同じ動作となる。

 まず、入金動作について説明する。

 レジ係員または顧客である操作者によりP OSレジスタで購入商品などの精算が行われ、 算金を顧客が支払う。POSレジスタから硬貨 理機11に精算金の金額が入力される。

 レジ係員または顧客である操作者により 算金として支払われる硬貨を投入口16に投 し、入金開始ボタン18を押下する。

 入金開始ボタン18が押下されたら、繰出 31および入金搬送部32を駆動して入金動作を 始する。

 投入口16に投入された硬貨は、ホッパ41内 に落下して回転円盤40の表面に倒れ込むよう 導かれる。繰出部31では、入金動作の開始 より、回転円盤40および小径円盤42が回転し 回転円盤40の表面から突出する各拾上部材48 で硬貨を1枚ずつ拾い上げるとともに回転円 40の上部から案内通路51に送り込んで小径円 42に1枚ずつ受け渡す。小径円盤42の突起体65 で受け取った硬貨を入金搬送部32の搬送通路6 7に1枚ずつ送り込む。このようにすることに り、投入口16に硬貨とともに投入されたゴ 、異物等が搬送通路67に繰り出されるのを防 止でき、ゴミ、異物等が原因による硬貨の搬 送不良を防止できる。

 入金搬送部32では、入金動作の開始によ 、入金搬送ベルト70が回転し、繰出部31の小 円盤42の突起体65で1枚ずつ送り込まれる硬 を入金搬送ベルト70の隣り合う突起体72間に け入れ、突起体72で硬貨を押しながら搬送 向下流側へ向けて搬送通路67内を搬送する。

 このように、入金搬送ベルト70の突起体72 で搬送通路67内の硬貨を1枚ずつ押動搬送する ことにより、ゴミ、異物等が原因による硬貨 の搬送不良を防止できるとともに、従来のよ うな硬貨と搬送ベルトとの摩擦係数の変動を 原因とする硬貨の搬送状態の不安定さがなく 、硬貨の搬送状態を安定させることができる 。

 そして、搬送通路67内を搬送する硬貨を 別部33で識別する。

 識別部33での識別の結果、機体12内に受け 入れ不可能な正常でない硬貨や識別不能な硬 貨、あるいは予め入金が許可されていない硬 貨などのリジェクト硬貨であった場合、搬送 方向最上流に位置するリジェクト用の分岐部 34で搬送通路67から分岐する。

 すなわち、リジェクト硬貨がリジェクト 貨用の分岐部34に到達するタイミングに合 せて、図8に示すように、ソレノイド81を駆 し、分岐部材77を開口部76内から通路面52の 面方向に突出させて開口部76を開放する硬貨 振分位置に揺動させ、搬送通路67内を入金搬 ベルト70で搬送してくる硬貨を分岐部材77の ガイド部80で開口部76内に強制的に落とし込 で分岐する。このリジェクト用の分岐部34で 分岐した硬貨は、シュート82aを通じて払出口 19の受皿20に返却し、操作者が取出可能とす 。

 識別部33で識別の結果、機体12内に受け入 れ可能な正常な硬貨であった場合、その硬貨 を予め設定されている該当金種の分岐部34の 置まで搬送して搬送通路67から金種別に分 する。このとき、該当種類の分岐部34より上 流側に位置する各分岐部34では、分岐部材77 開口部76に嵌り込んで開口部76を閉塞する硬 通過位置にあるため、硬貨が上流側に位置 る各分岐部34の位置を通過し、該当種類の 岐部34で分岐可能とする。この種類別の分岐 部34での分岐動作は、リジェクト硬貨用の分 部34と同様である。これら金種別の分岐部34 で分岐した硬貨は、該当金種の硬貨収納部35 に落下して収納される。

 そして、回転円盤40上の硬貨などを検出 る残留検知センサ58からの検知信号の出力が 所定時間なく、かつ識別部33での硬貨の識別 所定時間なければ、投入口16に投入された 貨の処理が完了したものと判断し、繰出部31 および入金搬送部32の駆動を停止する。

 また、硬貨とともに異物が投入された場 、回転円盤40の拾上部材48で回転円盤40の下 側から回転円盤40の上部側に異物を拾い上 る途中で落下したり、拾上部材48で異物を拾 い上げても小径円盤42の突起体64に異物を受 渡すことができずに落下するため、回転円 40上に異物が残留する。なお、異物としては 、外形に変形が生じている変形硬貨なども含 まれる。

 このような場合、回転円盤40上の硬貨な を検知する残留検知センサ58からの検知信号 の出力があるにもかかわらず、識別部33での 貨の識別が所定時間なくなるため、異物が 留していると判断する。異物が残留してい 場合には、図6に示すように、ホッパ41の排 ゲート62を開放し、ホッパ41の排出口61を開 して回転円盤40上の異物を排出する。繰出 31から排出した異物は、シュート64を通じて 出口19の受皿20に返却し、操作者が取出可能 とする。

 また、硬貨搬送中に、硬貨収納部35に収 された硬貨枚数のカウント値あるいは硬貨 出センサ94の検出によって硬貨収納部35の満 になったことを検知した場合、そのオーバ フロー硬貨を硬貨収納部35に収納できない め、硬貨収納部35からの硬貨の回収動作を行 わないと、次の入金取引が行えず、満杯検知 による入金取引の休止が効率的な運用を妨げ る一要因となっている。そこで、硬貨搬送中 において、硬貨収納部35の満杯になったこと 検知した場合には、出金搬送部36の切換部 108を排出口107側へ硬貨を案内する向きに切 換え、満杯を検知した硬貨収納部35から硬貨 を1枚ずつ放出させ、この硬貨収納部35から放 出した硬貨を出金搬送部36によって排出口107 搬送して硬貨カセット24に回収する。これ より、入金取引を中断させることなく、処 を継続できることも可能である。

 また、硬貨搬送中に、例えば、硬貨があ 分岐部34の分岐部材77と開口部76との間に挟 って詰まるなど、搬送通路67で硬貨詰まり 発生した場合、識別部33および複数の硬貨位 置検出センサ125の検知や入金搬送ベルト駆動 モータ71の駆動状況などに基づき、硬貨詰ま が発生したことを硬貨詰まり検知手段126に って検知する。硬貨詰まりを検知したこと 、通信手段124を通じてPOSレジスタに送信し POSレジスタの報知手段で報知する。

 そして、硬貨搬送中に硬貨詰まりが検知 れた後、予め設定手段123によってPOSレジス から復旧指令が指令されるのを待って復旧 るように設定されている場合には、硬貨詰 りの発生を確認した操作者がPOSレジスタで 旧を指令する操作を行い、通信手段124を介 てPOSレジスタから復旧指令が指令されるこ により、復旧動作を開始する。一方、予め 定手段123によってPOSレジスタから復旧指令 指令されるのを待たずに復旧するように設 されている場合には、硬貨搬送中に硬貨詰 りが検知された後、通信手段124を介してPOS ジスタから復旧指令が指令されるのを待た 、復旧動作を開始する。

 復旧動作では、繰出部31および入金搬送 32の駆動を停止させた後、繰出部31の排出ゲ ト駆動モータ63を駆動させて排出ゲート62を 開状態とし、回転円盤40および小径円盤42を 出方向とは逆方向に回転させるとともに、 金搬送部32の入金搬送ベルト駆動モータ71を 送方向とは逆方向に駆動して入金搬送ベル 70を搬送方向とは逆方向に回転させる。

 回転円盤40を繰出方向とは逆方向に回転 せることにより、回転円盤40の拾上部材48で 出途中の硬貨を回転円盤40の下部に移動さ て排出させることができる。小径円盤42を繰 出方向とは逆方向に回転させることにより、 小径円盤42の突起体65で繰出途中の硬貨およ 搬送通路67から戻される硬貨を繰出部31内に り込むことができる。

 入金搬送ベルト70を搬送方向とは逆方向 回転させることにより、入金搬送ベルト70の 突起体72で、搬送通路67内に詰まっている硬 を含む、搬送通路67内に残留している硬貨を 繰出部31へ向けて押動搬送し、繰出部31に戻 。このとき、入金搬送ベルト駆動モータ71を 搬送方向への駆動よりも遅い速度で搬送方向 とは逆方向に駆動させることにより、入金搬 送ベルト駆動モータ71のトルクを確保し、詰 っている硬貨が強く噛み込んだ状態にあっ もその噛み込み状態を確実に解消でき、さ に、搬送方向とは逆方向に移動させる硬貨 噛み込みが発生するのを防止できる。

 繰出部31内の繰り出される前の硬貨およ 搬送通路67から繰出部31に戻された硬貨は、 出ゲート62が開放されて開口した排出口61か ら排出され、シュート64を介して払出口19の 皿20に返却される。

 そして、残留検知センサ58、識別部33およ び複数の硬貨位置検出センサ125で硬貨を検知 しなくなれば、回転円盤40および小径円盤42 回転を停止させるとともに、入金搬送部32の 入金搬送ベルト70の回転を停止させ、繰出部3 1の排出ゲート駆動モータ63を駆動させて排出 ゲート62を閉状態とする。

 そして、操作者により、払出口19の受皿20 に返却された硬貨を取り出し、投入口16に再 入すれば、入金処理を継続して再開させる とができる。

 このように、硬貨搬送中に硬貨詰まりが 生しても、操作者の手作業による復旧が必 なく、自動復旧できて復旧までの時間短縮 図れ、操作性、保守性の優れた利便性の良 硬貨処理機11を提供できる。

 また、搬送通路67内に詰まった硬貨を排 する場所は、硬貨収納部35から出金する硬貨 を払い出す払出口19の受皿20と共通とするた 、操作者にとって使い勝手を良くできる。

 次に、出金動作について説明する。

 釣銭の払い出し時などには、POSレジスタ らの出金指令の信号により、出金する該当 種の硬貨収納部35から硬貨を1枚ずつ放出し 出金搬送部36を通じて払出口19の受皿20に払 出す。

 すなわち、該当種類の硬貨収納部35では モータ93の駆動でベルト86を回転させるとと に逆転ローラ89を逆回転させ、ベルト86上の 非整列状態の硬貨を逆転ローラ89で1層1列に 列させて放出口88から放出させる。このとき 、ソレノイド91によりストッパ90を放出口88か ら退避させておき、放出する硬貨を検出部92 検出して放出枚数を計数する。該当金種の 貨の放出枚数が出金枚数に達したら、ソレ イド91によりストッパ90を放出口88に侵入さ て硬貨の放出を強制的に停止させるととも 、モータ93の駆動を停止して放出動作を停 する。

 硬貨収納部35の放出口88から放出された硬 貨は、出金搬送部36の出金搬送ベルト100によ 払出口19の受皿20に払い出す。

 また、硬貨搬送中において、硬貨収納部3 5の満杯になったことを検知した場合には、 のオーバーフロー硬貨を機体12の背面から外 部に排出するようにしてもよい。これは、例 えば、硬貨処理機11の下側に硬貨カセットユ ット22を配置しない運用の場合などに適用 きる。

 図11には、オーバーフロー硬貨を機体12の 背面から外部に排出する第2の実施の形態を す。硬貨処理機11は、硬貨搬送中において、 硬貨収納部35の満杯になったことを検知した 合、オーバーフロー硬貨を搬送通路67の後 まで搬送して、機体12の背面に設けられたス リット131(図11(b)参照)や、機体12の背面に開閉 可能に設けられたゲート132(図11(c)参照)や、 体12の背面に取り付けられた排出ガイド133( 11(d)参照)から外部に排出する。機体12の背面 には排出されるオーバーフロー硬貨を収納す る収納部を配置しておく。

 図12には、オーバーフロー硬貨を機体12の 背面から外部に排出する第3の実施の形態を す。硬貨処理機11は、硬貨搬送中において、 硬貨収納部35の満杯になったことを検知した 合、該当硬貨を対応する金種の硬貨収納部3 5から収納するが、その硬貨収納部35から収納 されている硬貨をオーバーフロー硬貨の代替 して出金搬送部36に放出し、出金搬送部36を 送方向とは逆方向に駆動し、オーバーフロ 硬貨を出金搬送部36の後端まで搬送して、機 体12の背面に設けられたスリット141(図12(b)参 )や、機体12の背面に開閉可能に設けられた ート142(図12(c)参照)や、機体12の背面に取り けられた排出ガイド143(図12(d)参照)から外部 に排出する。機体12の背面には排出されるオ バーフロー硬貨を収納する収納部を配置し おく。

 これらのようにオーバーフロー硬貨を機 12の背面から外部に排出するか否かは設定 段123によって任意に設定できるようにして よい。また、例えば、排出ガイド133,143を機 12に取り付けた場合に、それを検知して自 的にオーバーフロー硬貨を機体12の背面から 外部に排出する運用に切り換えるようにして もよい。

 本発明は、硬貨入金機や硬貨入出金機な の硬貨処理機に利用される他、硬貨と紙幣 両方が処理が可能な貨幣処理機などの硬貨 理装置としても利用される。




 
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