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Patent Searching and Data


Title:
COLORED DESIGN TRANSFERRING APPARATUS FOR FASTENER AND METHOD OF TRANSFERRING THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/146916
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide a colored design transferring apparatus for fastener and method of transferring the same, devised to allow forming of colored design even within a tooth row and avoid ink penetration to the back surface of a ground fabric part to thereby attain maintenance of fastener quality. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] A fastener (10) in the state of having its both surfaces adhered to transfer sheets (30) is fed into a transfer roll mill (200). At that time, the state of adhesion between the fastener (10) and each of the transfer sheets (30) is maintained even at rotation of hot press rollers (201,204) by fitting a tooth row (13)of the fastener (10) in transfer pedestals (203,206). The transfer sheets (30) and fastener (10) whose adhering state is maintained are fed out by rotation of the hot press rollers (201,204). At the passage through the hot press rollers (201,204), transfer heat and transfer pressure are applied to the transfer sheets (30) and fastener (10). When heat and pressure are applied to the both parties, a sublimable dye ink adhering to the transfer sheets (30) is vaporized and simultaneously the vaporized sublimable dye ink would penetrate while molecules of fibers constituting a ground fabric part (11) have begun to separate from each other by heating. Thus, the transfer is accomplished.

Inventors:
AMANO TATSUAKI (JP)
SAITO SHIGERU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060041
Publication Date:
December 04, 2008
Filing Date:
May 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
RAKUPRI CO LTD (JP)
AMANO TATSUAKI (JP)
SAITO SHIGERU (JP)
International Classes:
A44B19/34; A44B19/42; D06P5/00
Foreign References:
JPH02218303A1990-08-31
JPH08126503A1996-05-21
JP2003047508A2003-02-18
JP2007063697A2007-03-15
JP2005171448A2005-06-30
Attorney, Agent or Firm:
TACHIBANA, Tetsuo (28-4 Yotsuya 4-chome,Shinjuku-k, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 務歯列を有するファスナーの基布部に色柄を転写するファスナーの色柄転写装置において、
 前記ファスナーの基布部に転写する色柄が予め所定のインクで印刷された転写部材と、
 前記ファスナーの務歯列に噛み合う凹凸の列が一面に形成された1対の転写台と、
 前記1対の転写台を互いに加熱し加圧する加熱加圧手段と、を備え、
 前記1対の転写台の凹凸の列に、前記ファスナーの務歯列と前記転写部材とを噛み合わせ、該務歯列と転写部材が噛み合わされた前記転写台を前記加熱加圧手段により加熱加圧し、前記転写部材に印刷されたインクを前記ファスナーの基布部に転写することを特徴とするファスナーの色柄転写装置。
 前記加熱加圧手段は、1対のローラであり、該1対のローラに前記1対の転写台が取り付けられ固定されていることを特徴とする請求項1に記載のファスナーの色柄転写装置。
 前記一対の転写台は、前記務歯列が樹脂製の場合、一方の転写台の前記凹凸の列の表面がカーボングラファイトまたはシリコンカーボングラファイトで覆われ、他方の転写台の前記凹凸の列の表面が高伝熱性シリコンゴムで覆われていることを特徴とする請求項1記載のファスナーの色柄転写装置。
 前記一対の転写台は、前記務歯列が金属製の場合、前記凹凸の列の表面がシリコンカーボングラファイトで覆われていることを特徴とする請求項1ファスナーの色柄転写装置。
 前記1対のローラは、内部に熱源となるヒータを備えていることを特徴とする請求項2記載のファスナーの色柄転写装置。
 前記インクは、昇華性染料インクであることを特徴とする請求項1に記載のファスナーの色柄転写装置。
 前記転写部材は、紙、布帛、不織布またはフィルムであることを特徴とする請求項1に記載のファスナーの色柄転写装置。
 務歯列を有するファスナーの基布部に色柄を転写するファスナーの色柄転写方法において、
 前記ファスナーの基布部に転写する色柄が予め所定のインクで印刷された転写部材を用意し、
 前記ファスナーの務歯列に噛み合う凹凸の列が一面に形成された1対の転写台の凹凸の列に前記ファスナーの務歯列と前記転写部材とを噛み合わせ、
 該務歯列と転写部材が噛み合わされた前記転写台を加熱加圧し、
 前記転写部材に印刷されたインクを前記ファスナーの基布部に転写する、
 ことを特徴とするファスナーの色柄転写方法。
 前記ファスナーの務歯列が樹脂製の場合、前記一対の転写台のうち、一方の転写台の凹凸の列の表面がカーボングラファイトまたはシリコンカーボングラファイトで覆われ、他方の転写台の凹凸の表面が高伝熱性シリコンゴムで覆われていることを特徴とする請求項8記載のファスナーの色柄転写方法。
 前記ファスナーの務歯列が金属製の場合、前記転写台に形成された凹凸の列の表面がシリコンカーボングラファイトで覆われていることを特徴とする請求項8記載のファスナーの色柄転写方法。
Description:
ファスナーの色柄転写装置及び の転写方法

 本発明は、ファスナーの色柄転写装置及 その転写方法に関し、特に、ファスナーの 歯列内であっても色柄を転写することがで 、基布部の裏面にインクが浸透することな ファスナーの品質を維持することを図った ァスナーの色柄転写装置及びその転写方法 関する。

 ファスナーは、主にスライダーと務歯列 金属製またはプラスチック製からなり、基 部が布地となっており、衣服やバックある は財布等に数多く利用されている。このよ なファスナーの基布部は、白色の無地もの のが多く、着色されていても無地のものが 部分であって、その色についても利用され 衣服や小物類の彩色に適応するほどの種類 ないのが現状である。このため、例えば、 服の彩色とファスナーの基布部の色がアン ランスな場合には、見た目が悪かったり、 ァスナー部分が浮きだってしまったりする

 このような不釣合いを防止するためには、 服等の彩色にあわせてファスナーの基布部 色もバランスをとって着色あるいは彩色で るようにするのが望ましいが、これができ いない現状では、衣服の前布でファスナー 分を隠すことでその問題を解消している。
こういったことから、ファッション業界やバ ック・財布等を製造する小物業界では、製品 の多様な彩色に適応可能なファスナーが要望 されている。この要望に応えるためには、製 品の彩色に合わせたファスナーを製造すれば 良いが、製品の彩色ごとにファスナーを製造 すると過剰の在庫を持つことになり、結果的 にコストアップの要因となる。

 一方、ファスナーの基布部に彩色や模様 施す場合に、先染め糸を用いた柄織り法に って彩色や模様を施すようにすることもで るが、この柄織り法によれば、柄組織の設 と製織に時間を要するとともに、特定の織 によって織成しなければならないため、多 の数を生産しないと採算が取れず、少ロッ の生産には不向きである。

 そこで、特許文献1に開示されるように、製 品の多様な色柄に適用することができ、少ロ ット生産が容易なファスナーの製造方法が提 案されている。
 この特許文献1で提案されているファスナー の製造方法によれば、かみ合ったファスナー 素材の務歯表面と布テープ部をほぼ同じ平面 に位置させた状態で布テープ部に直接インク を噴射することにより、布テープ部の表面に 色柄を形成することができる。このように、 インク噴射で色柄を形成できるので、少ロッ ト生産も容易となる。

特開2001-145506号公報

 しかしながら、特許文献1で提案されている ファスナーの製造方法によれば、以下のよう な問題がある。
(1)務歯列からわずかな縦間隔をおいて基布部 の表面に色柄を形成するものであって、わず かな縦間隔には色柄が形成されず、基布部の 色が若干残ってしまい見栄えが良くないとい う問題がある。
(2)また、基布部に直接インクを噴射すること で色柄を形成しているが、インクの直接噴射 によって基布部の裏面にインクが浸透して汚 れが発生してしまい、ファスナー自体の品質 を落とすこととなる。

 本発明は係る問題に鑑みてなされたもの あり、務歯列内であっても色柄を形成する とができ、基布部の裏面にインクが浸透す ことなくファスナーの品質を維持すること できるファスナーの色柄転写装置およびそ 転写方法を提供することを目的とする。

 本発明は、上記目的を達成するために、 歯列を有するファスナーの基布部に色柄を 写するファスナーの色柄転写装置において 前記ファスナーの基布部に転写する色柄が め所定のインクで印刷された転写部材と、 記ファスナーの務歯列に噛み合う凹凸の列 一面に形成された1対の転写台と、前記1対 転写台を互いに加熱し加圧する加熱加圧手 と、を備え、前記1対の転写台の凹凸の列に 前記ファスナーの務歯列と前記転写部材と 噛み合わせ、該務歯列と転写部材が噛み合 された前記転写台を前記加熱加圧手段によ 加熱加圧し、前記転写部材に印刷されたイ クを前記ファスナーの基布部に転写するこ を特徴とするファスナーの色柄転写装置を 供するものである。

 以上の構成において、前記加熱加圧手段 、1対のローラであり、該1対のローラに前 1対の転写台が取り付けられ固定されている とが望ましい。

 また、前記一対の転写台は、前記務歯列 樹脂製の場合、一方の転写台の前記凹凸の の表面がカーボングラファイトまたはシリ ンカーボングラファイトで覆われ、他方の 写台の前記凹凸の列の表面が高伝熱性シリ ンゴムで覆われていることが望ましい。

 また、前記一対の転写台は、前記務歯列 金属製の場合、前記凹凸の列の表面がシリ ンカーボングラファイトで覆われているこ が望ましい。

 また、前記1対のローラは、内部に熱源と なるヒータを備えていることが望ましい。

 また、前記インクは、昇華性染料インク あることが望ましい。

 また、前記転写部材は、紙、布帛、不織 またはフィルムであることが望ましい。

 また、本発明は、上記目的を達成するた に、務歯列を有するファスナーの基布部に 柄を転写するファスナーの色柄転写方法に いて、前記ファスナーの基布部に転写する 柄が予め所定のインクで印刷された転写部 を用意し、前記ファスナーの務歯列に噛み う凹凸の列が一面に形成された1対の転写台 の凹凸の列に前記ファスナーの務歯列と前記 転写部材とを噛み合わせ、該務歯列と転写部 材が噛み合わされた前記転写台を加熱加圧し 、前記転写部材に印刷されたインクを前記フ ァスナーの基布部に転写する、ことを特徴と するファスナーの色柄転写方法を提供するも のである。

 また、前記ファスナーの務歯列が樹脂製 場合、前記一対の転写台のうち、一方の転 台の凹凸の列の表面がカーボングラファイ またはシリコンカーボングラファイトで覆 れ、他方の転写台の凹凸の表面が高伝熱性 リコンゴムで覆われていることが望ましい

 また、前記ファスナーの務歯列が金属製 場合、前記転写台に形成された凹凸の列の 面がシリコンカーボングラファイトで覆わ ていることが望ましい。

 本発明によれば、ファスナーの基布部に 写する色柄が予め所定のインクで印刷され 転写部材と、このファスナーの務歯列に噛 合う凹凸の列が一面に形成された1対の転写 台と、この1対の転写台を互いに加熱し加圧 る加熱加圧手段と、を備え、該1対の転写台 凹凸の列に、ファスナーの務歯列と転写部 とを噛み合わせ、該務歯列と転写部材が噛 合わされた転写台を加熱加圧手段により加 加圧し、転写部材に印刷されたインクをフ スナーの基布部に転写するようにしたので 1回の転写工程によってファスナーの片面ま たは両面を複数の色柄を転写することができ 、務歯列内であっても色柄を形成することが でき、基布部の裏面にインクが浸透すること なくファスナーの品質を維持することができ る。

 この結果、衣服や小物の色柄に合ったフ スナーを製造することができる。また、短 間で安価にファスナーに転写できるため、 ンデマンドに適した少ロット数での製造が 能となる。

本実施形態に係るファスナーの色柄転 装置およびその転写方法によって色柄が形 されるファスナーの構成を示した平面図で る。 ファスナーに対して色柄を形成するた に用いられる転写用紙を製造するための装 (パターン作成装置)の構成を示した概念図 ある。 転写用紙に描画された色柄を基布部へ 写してファスナーに色柄を形成するための 柄転写装置の構成を示す図である。 図3に示した転写台の一部分を示す斜視 図である。 ファスナーへの色柄の転写方法を示す である。 密着した状態のファスナーと転写用紙 一対の熱加圧ローラの転写台により挟み込 れる直前の状態を示した図である。 密着した状態のファスナーと転写用紙 一対の熱加圧ローラの転写台により挟み込 れて熱加圧が行われる状態を示した図であ 。 ファスナーの務歯列の各務歯間に押し まれた転写用紙と基布部に対して加えられ 第1の圧力と、ファスナーの務歯列が設けら れている場所以外の基布部と転写用紙に対し て加えられる第2の圧力との比の説明に用い 図である。 ファスナーの基布部に転写された細線 幅と、転写用紙上に印刷された細線の幅の 係説明に用いる図である。 基布部の両面側から色柄を転写した時 の昇華性染料インクの浸透深さの関係説明に 用いる図である。

 以下、添付図面を参照しながら、本発明の 施の形態に係るファスナーとファスナーの 柄転写装置およびその転写方法について詳 に説明する。
 図1は、本実施形態に係るファスナーの色柄 転写装置およびその転写方法によって色柄が 形成されるファスナーの構成を示した平面図 である。

 図1に示すように、ファスナー10は、基布 11と、スライダー12と、務歯列13と、上止金 14と、下止金具15とから構成されている。こ の構成において、基布部11は、ポリエステル の樹脂繊維を織成して形成されている。ま 、スライダー12と、務歯列13と、上止金具14 、下止金具15は、金属または合成樹脂で形 されている。このように構成されたファス ー10は、スライダー12を上止金具14から下止 具15の間で往復移動させることによって、1 の基布部11に設けられている務歯列13がかみ ったり開いたりして開閉するようになって る。

 このファスナー10は、通常、工場出荷時 は、基布部11に務歯列13が設けられた状態の のが反物状に巻き回されており、これをフ スナーとして衣服やバッグ等の製品用に使 する場合には、所定の長さに切って、スラ ダー12と上止金具14及び下止金具15とが取り けられることによって使用される。

 図2は、このファスナー10に対して色柄を形 するために用いられる転写用紙を製造する めの装置(パターン作成装置)の構成を示し 概略構成図である。
 図に示すように、パターン作成装置100は、 像読取装置101と、画像作成装置102と、記憶 103と、染料パターン作成部104とから構成さ ている。

 画像読取装置101は、白黒画像やカラー画 からなる原画像を画像データとして読み取 。ここで、画像読取装置101としては、例え 市販のパーソナルコンピュータを使用する とができる。当該パーソナルコンピュータ 取り込む原画像データは、種々の媒体に保 された種々の保存形式の画像データとする とができる。これら種々の保存形式の画像 ータとしては、例えば、デジタルカメラで 影した画像のデータ、作者がグラフィック ザインした画像のデータ、或いは、写真プ ントや紙に描かれた絵などのアナログ画像 デジタル信号に変換して取り込んだ画像デ タなどを挙げることができる。

 なお、原画像がアナログ画像である場合 画像読取装置101としては、光学素子を備え 撮像部で得た光学画像をデジタル信号に変 し、所定の信号処理を行って画像データに 換して出力するような装置、すなわち例え 、フィルムスキャナ、イメージスキャナ、 ピー機、あるいはこれらの複合機などを挙 ることができる。また、原画像としては上 のものの他にも、例えば、電気通信回線、 ファイバー通信などの通信ネットワークを じ、例えばコンピュータ、携帯電話などの 信装置を介して受信した画像データを使用 ることもできる。

 以後、画像読取装置101によりデジタル信 として取り込まれた画像をデジタル画像と する。画像読取装置101によって読み込まれ デジタル画像のファイル形式としては、例 ばいわゆるJPEG、JTIF、TIF等をあげることが き、これらのファイル形式は必要に応じて 互に変換可能である。そして、この画像読 装置101が読み取った画像データは画像作成 置102へ送られる。

 画像作成装置102は、画像読取装置101が読 取ったデジタル画像に対して、転写用紙上 転写できるような昇華性染料パターンを形 するために必要な画像処理を行う。すなわ 、例えば、画像作成装置102は、デジタル画 が暗すぎる画像や明るすぎる画像、コント ストの強すぎる画像、弱すぎる画像等であ 場合には、それらに対して適当な階調を有 て最低濃度と最高濃度が適当である所期の 的にかなった画像になるように画像調整を す。

 また、昇華性染料パターンを転写用紙上 転写する際に例えば市販のインクジェット リンタが使用されるような場合には、イン ジェットプリンタにて使用される昇華性染 インクに適したカラープロファイルとなる うにデジタル画像を修正するように色調整 る。また、デジタル画像に対して必要に応 て結合される周辺画像についても適当な画 処理を行う。

 画像作成装置102は、表示部(ディスプレイ装 置)を備えていることが好ましい。表示部を えている場合には、その表示部にデジタル 像および周辺画像を表示することにより、 れらデジタル画像および周辺画像の内容を 認しながら、画像の選択、画像の加工結合 修正等を行うことができる。
 なお、画像の加工修正としては、不要部分 削除して必要部分のみを切り出すトリミン や、画像拡大縮小、背景画像の付加、氏名 年月日、その他の文字データを付加などを 示することができる。

 記憶部103は、画像作成装置102が作成した ジタル画像のデータおよびデジタル画像に 要に応じて結合される周辺画像のデータを 憶する。記憶部103は、例えば内部記憶装置 外部記憶装置等からなる。また、記憶部103 記憶されるファイル形式としては、JPEG、JTI F、TIF等を挙げることができ、これらのファ ル形式は必要に応じて相互に変換可能であ 。

 染料パターン作成部104は、記憶部103から み出されたデジタル画像やその周辺画像或 は画像作成装置102から直接転送されたデジ ル画像やその周辺画像を用いて、転写用紙 に昇華性染料パターン(ネガパターン)を作 する。この昇華性染料パターンは、原画像 ら見ると、左右が反転した画像とすること 好ましい。染料パターン作成部104としては 昇華性染料インクを備えたインクジェット リンタや昇華性染料インクリボンを備えた 熱転写式プリンタを例示することができる なお、染料パターン作成部104は、画像作成 置102と記憶部103の両方の機能を備えても良 。

 ここで、染料パターン作成部104が転写用紙 に昇華性染料パターンを形成する際の形成 式としては、例えば非接触のインクジェッ 方式を用いることが好ましい。以下、イン ジェット方式を用いた場合の昇華性染料パ ーン形成方式について説明する。
 この方式では、デジタル画像の画像情報に づいて、インクジェットヘッドをXY座標平 内で移動させると共に、そのヘッド移動中 画像情報の色データに基づいてインクジェ ト吐出ノズルからC(シアン)、M(マゼンタ)、Y( イエロー)およびK(ブラック)のインクを適宜 出させることにより、昇華性インクのパタ ンが転写用紙上に形成される。
 なお、本実施形態においてインクジェット 式としては、オンデマンドインクジェット 式を示し、特にピエゾオンデマンドインク ェット方式を用いることが好ましい。

 上記昇華性染料インクは、水溶性溶媒中 微細な昇華性染料を分散させたインクであ 。なお、分散された染料微粒子の凝集を防 するために、界面活性剤等の分散安定剤を 用している。また、インクは、減色法の3原 色(C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー))を組 合わせて使用することが好ましく、必要に じてK(ブラック)を併用しても良い。また、Y (イエロー)を一色とし、M(マゼンタ)およびC( アン)を濃淡二色として使用しても良く、K( ラック)の色はCMY3色を混合することで形成し ても良いし、別途、K(ブラック)1色を用意し も良い。

 昇華性染料としては多くの分散染料、一 の油溶性染料及び一部の塩基性染料を使用 ることができる。本実施形態で用いる染料 、蒸気圧が高く、且つ熱安定性の良いこと 求められるため、非イオン性の分散染料が ましい。具体的にはカラーインデックスナ バーによる表示で、CIDisperseYellow-7、42、64、 71、Orange-13、Red-4、50、60、146、364、Violet-28、B lue-56などが挙げられる。このほか、アミノア ントラキノン系、インドアニリン系、キノフ タロン系、ジシアノイミダゾール系、ジシア ノメチン系、ジアミノアントラキノン系、ジ ヒドロキシアントラキノン系、ジアミノジヒ ドロキシアントラキノン系の染料が有効であ る。

 以下にYMCの昇華性染料について詳しく説明 る。
 Y(イエロー)の昇華性染料としては KayacetYell ow AG、KayakutYellow TDN(以上日本化薬(株)製)、PT Y52 、Dianix Yellow 5R-E、DianixYellow F3G-E 、Diani xBrilliant Yellow 5G-E(以上三菱化成(株))、プラ トYellow 8040、DY108 (以上有本化学(株)製)、Sum ikaron Yellow EFG、Sumikaron YellowE-4GL (以上住友 学(株)製)、FORON Brilliant YellowS6GLPI (Sand 社 )等が例示できる。

 M(マゼンタ)の昇華性染料としては、例え  Kayacet Red 026、KayacetRed130、Kayacet Red B ( 上日本化薬(株)製)、OilRed DR-99 、OilRed DK-99( 以上有本化学(株)製)、Diacelliton Pink B(三菱化 成(株)製)、Srmikaron Red E-FBL (住友化学(株)製) 、LatylRedB (Du Pont 社製)、Sudan Red7B (BASF社製 )、Resolin Red FB、CeresRed7B (以上 Bayer社製)等 例示できる。

 C(シアン)の昇華性染料としては、例えば Kayalon Fast Blue FG、KayacetBlueFR 、Kayacet Blue 136、Kayacet Blue 906(以上日本化薬(株)製)、OilB lue 63 (有本化学(株)製)、HSB9(三菱化成(株)製) 、DisperseBlue#1(住友化学(株)製)、MS Blue 50(三 東圧(株)製)、CeresBlue GN(Bayer社製)、Duranol Bri lliant Blue 2G (ICI社製)等が例示できる。

 次に、転写用紙としては、昇華性染料イン を適度に含浸するものであることが好まし 。すなわち、染料インクが転写用紙の表面 ら深く紙中に入りすぎると熱転写の段階で 華しにくくなる傾向があり、逆に染料微粒 が適度に紙中に含浸されないとインクの滲 を生じるからである。転写用紙は、セルロ スパルプからなる紙に適当な防水加工を施 たものを使用する。
 なお、転写用紙はロール状でもシート状で 良い。シート状の転写用紙の場合は、転写 像の大きさに合わせて適宜選択可能となる また、転写用紙の替わりに、昇華性染料イ クの適度な含浸性を有する布帛、不織布ま はフィルムなどを転写体として用いても良 。

 詳細については後述するが、上述のよう デジタル画像に基づく昇華性染料パターン て昇華性染料が含浸された状態の転写用紙 、務歯列が転写台に嵌め合わされている状 のファスナーに密着するように置かれ、そ 状態で熱転写を行うために、加圧および高 雰囲気下におかれる。これにより、転写用 に保持された昇華性染料は、被転写物であ ファスナーの基布部に昇華移行して基布部 染色し、これによりデジタル画像が基布部 に描画されることになる。

 また、本実施形態では、原画像は上記の ジタル画像だけではなくアナログ画像であ てもよい。アナログ画像としては、写真フ ルム画像、ポスターなどが例示でき、これ は白黒もしくはカラーであってもよい。

 原画像がアナログ画像の場合において、 像読取装置101では、光学素子を備えた撮像 で得た光学画像をデジタル信号に変換し、 定の信号処理を行ってデジタル画像データ 変換して出力する。画像読取装置101として 、フィルムスキャナ、イメージスキャナ、 ピー機、あるいはこれらの複合機などが例 できる。

 原画像としては上記のものに加え、通信 ットを通じて受信したデジタル画像を使用 ることができる。電気通信回線、光ファイ ー通信などの通信ネットを用いて送信され デジタル画像データを受信し、上記と同様 製造方法により被転写物に原画像が転写さ た帯状物を製造することができる。送信媒 としては、コンピュータ、携帯電話などが 示できる。

 図3には、転写用紙30に描画された色柄(デジ タル画像に基づいて形成された昇華性染料パ ターンの色柄)を基布部11へ転写することで、 ファスナー10に色柄を形成するための色柄転 装置の構成例を示す。
 図3に示すように、この色柄転写装置200は、 上下に並列に配置された一対の熱加圧ローラ 201,204と、それら熱加圧ローラ201,204の外周表 に取り付けられて固定された一対の転写台2 03,206と、転写台203が取り付け固定された熱加 圧ローラ201を回転させる回転軸201aと、同様 転写台206が取り付け固定された熱加圧ロー 204を回転させる回転軸204aとから構成されて る。また、この構成において、熱加圧ロー 201の内部には、熱加圧ローラ201を加熱させ ための熱源となるヒータ202が備えられてお 、同様に、熱加圧ローラ204の内部には、熱 圧ローラ204を加熱させるための熱源となる ータ205が備えられている。
 なお、上記熱加圧ローラ201,204の内部にヒー タ202,205を備える構成としているが、これに られるものではなく、例えば、これら熱加 ローラ201,204を外部から加熱するような構成 しても良い。

 なお、ヒータ202,205が発生させる熱に安定 性を持たせるために熱加圧ローラ201,204の内 に油を注入してもよい。また、回転軸201a,204 aは、互いに同期して回転するように構成さ ており、その場合、回転軸201aが時計回りに 転すると、回転軸204aは反時計回りに回転す るようになっている。

 なお、図3では、熱加圧ローラ201,204には 転写台203,206がそれぞれ1列のみ取り付けられ ているが、複数列取り付けてもよい。また、 ファスナーの務歯は取り付けられる製品によ ってサイズが変わる場合があるので、そのよ うなサイズに合わせた務歯列用の転写台を複 数用意しておいて、適宜取り替えるようにし ても良い。

 図4は、図3に示した転写台203,206の一部分を す斜視図である。
 なお、転写台203と転写台206とは共に同じ構 であるため、転写台203についてのみ説明し 転写台206の説明は省略することとする。

 図4に示すように、転写台203には、長手方 向に向かって凹部203aが形成されている。そ て、この凹部203a内には、ファスナー10にお る務歯列13の各務歯の間隙幅と略同一幅もし くは若干狭い幅を有し、且つ凹部203aの長手 向に対して交差する方向に突起した複数の 起部203bが凹部203aの長手方向に配列して設け られている。また、それらの各突起部203bは 凹部203a内で互いに対向し、且つ、互い違い なるように設けられている。

 また、ファスナー10の務歯列13の素材によっ ては、凹部203aおよび突起部203bの表面をシー 状のカーボングラファイトまたはシリコン ムといった素材で覆ってもよい。
 例えば、務歯列13が樹脂製の場合、凹部203a よび突起部203bの表面をカーボングラファイ トまたはシリコンカーボングラファイトで覆 い、凹部206aおよび突起部206bの表面を高伝熱 シリコンゴムを覆う。
 また、務歯列13が金属製の場合、凹部203aお び突起部203bと凹部206aおよび突起部206bの表 をシリコンカーボングラファイトで覆う。
 これらの素材は、柔軟性を有することで、 起部203b,206bと務歯列13とが接触する時の磨 を低減すると同時に熱伝導性が高いことか 、凹部203a,206aおよび突起部203b,206bの表面に 着されていても熱伝導を妨げることがない

 図5には図4に示した転写台が設けられた 加圧ローラを備えた色柄転写装置により、 ァスナー10の基布部11に色柄を転写する際の 子を示す。なお、この例の場合、ファスナ 10には、上止金具14、下止金具15が取り付け れており、務歯列13は噛み合わされた状態 なっている。

 図5に示すように、本実施形態の色柄転写 装置によりファスナー10の基布部11へ色柄を 写する場合、先ず、ファスナー10の両面に転 写用紙30を密着させ、その状態のファスナー1 0および転写用紙30を色柄転写装置200に挟み込 んだ状態で、図5の例えば右側から左側へ向 って送り込む。この時の転写台203,206では、 ァスナー10の務歯列13が凹部203a,206aに嵌め合 わされるようになされ、これにより、熱加圧 ローラ201,204が回転してもファスナー10と転写 用紙30との密着状態は保持される。

 図6には密着した状態のファスナー10と転 用紙30が熱加圧ローラ201,204の転写台203,206に より挟み込まれる直前の状態を模式的に示し 、図7にはそれらファスナー10と転写用紙30が 加圧ローラ201,204の転写台203,206により挟み まれて熱加圧が行われる状態を模式的に示 ている。

 これら図6および図7のように、熱加圧ロ ラ201,204の転写台203,206により挟み込まれる前 の時、転写用紙30は、ファスナー10の務歯列13 の各務歯の間隙には未だ入り込んでいない状 態であるが、熱加圧ローラ201,204の転写台203,2 06により挟み込まれた時、転写用紙30は、転 台203,206の凹部203a,206aと突起部203b,206bとの間 挟み込まれると同時に、ファスナー10の務 列13の各務歯間に押し込まれ、各務歯間の基 布部11と密着する状態となる。

 そして、熱加圧ローラ201,204の転写台203,20 6により挟み込まれた時、ファスナー10の務歯 列13が設けられている場所以外の基布部10に いても、転写台203,206の平坦部分(凹部203a,206a と突起部203b,206b以外の部分)により、転写用 30が密着する状態となされる。

 そして、図7のように、熱加圧ローラ201,20 4の転写台203,206により挟み込まれることで、 ァスナー10と転写用紙30が密着し、且つある 程度の圧力(転写圧力)が加えられた状態の時 それらファスナー10と転写用紙30には、熱加 圧ローラ201,204のヒータ202,205からの熱(転写熱 )が加えられる。その後、密着状態が保持さ た転写用紙30とファスナー10は、熱加圧ロー 201,204の回転によって、図5の手前側へ送り される。

 以下、転写熱および転写圧力を転写用紙30 ファスナー10へ加えることで転写用紙30の色 をファスナー10の基布部11へ転写する際の加 熱および加圧条件と加熱時間の条件について 説明する。
 転写温度は、昇華性染料の種類により適宜 択することが可能であるが、本実施形態で 摂氏130℃~250℃の範囲となされ、より好まし くは摂氏160℃~200℃の範囲となされる。

 また、本実施形態において、転写時間は、0 .5~5分が標準的であり、より好ましくは0.6~1分 となされる。加熱時間は昇華性染料の熱特性 によって異なり、一般に、転写後に高い堅牢 度が要求される場合は、高い加熱温度と長い 加熱時間を要する熱特性の昇華性染料が使用 される。
 転写圧力は、0.01~1.0kg重/cm 2 (0.098~9.8N/cm 2 )が好ましく、0.02~0.5kg重/cm 2 (0.19~4.9N/cm 2 )がより好ましい。

 また、本実施形態では、図3に示した転写 台203,206を備えていることにより、図8に示す うに、ファスナー10の務歯列13の各務歯間に 押し込まれた転写用紙30およびその務歯間の 布部11に対して加えられる第1の圧力Pbと、 ァスナー10の務歯列13が設けられている場所 外の基布部11および転写用紙30に対して加え られる第2の圧力Paとの比(Pb/Pa)は、ファスナ 10の務歯列13の種類に応じた調整を可能とし いる。

 上述の条件により、転写用紙30とファス ー10の双方に熱と圧力が与えられると、転写 用紙30に付着した昇華性染料インクが気化す と同時に、基布部11を形成する繊維の分子 加熱により分離し始め、その分子間に気化 た昇華性染料インクが浸透する。即ち、融 が摂氏220℃~330℃のポリエステル繊維(純粋な ポリエステルの融点は摂氏265℃である)によ 基布部11が形成されているような場合、本実 施形態の転写温度による加熱が行われると、 そのポリエステル繊維の芯部分が揺らいで溶 けかけ始める。そして、その溶けかけ始めた 繊維内に、転写用紙30から気化した昇華性染 が浸透することになる。

 その後、加熱が終了して温度が低下する 、基布部11の繊維分子の分離が収まると共 、気化して基布部11の繊維分子内に浸透した 昇華性染料インクが、基布部11の繊維分子内 固定される。これにより、ファスナー10の 布部11の染色が完了する。

 このように、本実施形態によれば、ファ ナー10に与える熱量によって染色の浸透具 を調節できるだけでなく、転写台203,206の凹 203a,206aと突起部203b,206bにより、ファスナー1 0の務歯列13の各務歯間に転写用紙30が押し込 れると共に、それら各務歯間に押し込まれ 転写用紙30を基布部11に密着するように加圧 し、且つ務歯間部分とそれ以外の部分への加 圧の比率をも調整可能としているため、務歯 列13が嵌め合わされている状態のファスナー おける各務歯の間隙内の微細な部分、即ち 務歯間内の基布部11についても色柄を精密 転写することが可能となっている。

 また、本実施形態によれば、図9に示すよ うに、ファスナー10の基布部11の色柄として 例えば転写用紙30上に形成された幅Mの細線 を転写する場合、基布部11上の細線の幅Mは 転写用紙30上の細線の幅Mに対して±0.2mm以下 誤差範囲に収まる細線となる。また、この 差範囲は、ファスナー10の務歯列13の各務歯 間内の基布部11に転写される細線についても 様である。なお、この「誤差」の値は、基 部11の表面粗さの大小に多少影響される。 かし、基布部11の表面粗さが0.2mm以上であっ も、誤差は±0.2mm以下とすることができる。 表面粗さが小さければ、誤差を0.15mm以下とす ることも可能である。

 なお、転写用紙30上の細線と基布部11に転 写された細線とを比較すると、平均で0.05mmほ ど転写された細線の方が太い。なお、予め0.2 mm幅の細線を転写用紙30に用意している場合 転写された細線は、約0.05mm太く転写される とが実測された。

 また、本実施形態によれば、ファスナー1 0の務歯列13の各務歯間の基布部11およじそれ 務歯列13が設けられている場所以外の基布 11に対して転写用紙30の色柄が転写されるこ で形成された色柄のエッジ部(色が変わる部 分)における色の濃度変化率は、加熱温度や 熱時間などパラメータを微調整することで 制することが可能である。

 更に、本実施形態では、図5乃至図7に示 たように、ファスナー10の基布部11の両面、 に、ファスナー10の務歯列13における各務歯 間内の基布部11に対しても両面に同時に色柄( 両面の色柄は同じであっても異なっていても 良い)を転写可能となされているだけでなく 上述のように、加熱や加圧により染色の浸 具合を調節可能となされている。このため 例えば図10に示すように、基布部11の厚さを T」とし、その基布部11の一方の表面側からT /2の深さを第1の深さ「ta」とし、他方の表面 からT/2の深さを第2の深さ「tb」とした場合 する。本実施形態によれば、例えば一方の 面側からの染色による第1の浸透深さta±βと 、他方の表面側からの染色による第2の浸透 さtb±βとにおける誤差「±β」が、所定の誤 量は大きくても20%以内となり、9割以上にて 10%以下とすることができる。

 したがって、本実施形態によれば、基布 11の一方の面側に形成された色柄が他方の 側の色柄に影響することなく、また例えば 縫製の際などにおいて、基布部11の生地の色 が見えてしまうようなことも無くなっている 。なお、第1の深さはtaと第2の深さtbは、必ず しも基布部11の厚さTの半分である必要はなく 、基布部11の表面に形成された色柄の品質と 縫製時に基布部11の生地の色が見えてしま ないだけの深さの範囲内であれば良い。

 以上説明したように、本実施形態によれ 、一回の転写工程によって簡単に染色する とができ、また、昇華性染料インクを用い ことで色落ち加工などの前処理、後処理の 要がないので、少ない工数で廉価に彩色、 様付けが可能であり、更に、ファスナーの 歯間の基布部にも精密な色柄が形成された ァスナーを製造することができる。また、 実施形態によれば、半透明のポリエステル 維などに染料を染色させて彩色、模様付け 行うので、品質の高い仕上がりとなる。

 また、本実施形態の場合、通常の印刷や染 と異なり、染料が繊維そのものに浸透し、 維間の隙間に入り込むことがないので、繊 の通気性、通風性を損なうことなく、ファ ナーのスライダーの動作に不具合が起きる ともない。例えば、スクリーン印刷のよう 色毎に版を作成する必要がなく、市販のイ クジェットプリンタで印刷するだけなので 作業面、コスト面であり、有利で廉価にな 。
 その他、務歯列をポリエステル樹脂とし基 部をポリエステル繊維でできたファスナー 用いた場合、染料の浸透が全体に均一で色 ラなどが無く、細線によるデザイン表現も 現可能な高品質なファスナーを得ることが きるようになる。

 本実施形態では、ローラを用いた転写方 について説明したが、本発明はこれに限ら るものではなく、例えば、務歯列の各務歯 形状に合わせた凹凸部が設けられた二つの 板状の転写台に、基布部と転写用紙を重ね これら二つの平板状転写台に熱源からの熱 加えると共に加圧する方式などを採用する とができる。また、本発明は、手動または 動の熱圧着機についても適用可能であり、 動式の場合には、転写温度、転写時間、転 圧力を適当な範囲に自動的に設定すること できる。

符号の説明

 10  ファスナー
 11  基布部
 12  スライダー
 13  務歯列
 14  上止金具
 15  下止金具
 20  模様
 30  転写用紙
 100  パターン作成装置
 101  画像読取装置
 102  画像作成装置
 103  記憶部
 104  染料パターン作成部
 200  色柄転写装置
 201、204  熱加圧ローラ
 201a、204a  回転軸
 202、205  ヒータ
 203、206  転写台
 203a、206a  凹部
 203b、206b  突起部