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Title:
COMMUNICATION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084532
Kind Code:
A1
Abstract:
There is provided a communication device capable of performing encoding and decoding calculation processing according to a parameter necessary for encoding and decoding processes, the processing load of which is thereby reduced, so that a small size and a low power consumption are achieved. The process steps of CRC addition for adding a CRC code (S1), transport block coupling and code block dividing (S2), and channel encoding (S3) are performed. After that, the above parameter that does not change during communication is fixed and a composite function Z(x) combining a process based on a parameter that changes during communication is applied to perform encoding, thereby generating wireless transmission data (S4 to S12).

Inventors:
HIRAKI HIROCHIKA (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/050149
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
January 10, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
HIRAKI HIROCHIKA (JP)
International Classes:
H04B1/707; H04J13/00; H04W88/08
Foreign References:
JP2005109909A2005-04-21
JP2004140754A2004-05-13
Other References:
"3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Introduction of the Multimedia Broadcast Multicast Service (MBMS) in the Radio Access Network (RAN)", 3GPP TS25.346 V6.3.0 - STAGE 2 (RELEASE 6), December 2004 (2004-12-01), pages 1 - 48, XP003023208
Attorney, Agent or Firm:
YOSHIDA, Shigeaki et al. (Sumitomo-seimei OBP Plaza Bldg.4-70, Shiromi 1-chome,Chuo-ku, Osaka-shi, Osaka 01, JP)
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Claims:
 送信データを符号化する符号化部を備えた通信装置であって、
 前記符号化部は、
 前記送信データを複数のパラメータに基づいて、段階的に処理して符号化し、
 前記符号化は、
 前記複数のパラメータを、通信中に変化しない第1のパラメータと通信中に変化する第2のパラメータとに区別し、前記第1のパラメータによる第1の処理と、その後に実行される、前記第2のパラメータに基づいた処理を合成した処理に相当する合成関数を用いた第2の処理とを有する、通信装置。
 前記符号化部は、
 前記送信データを構成する複数のデータのアドレスと、前記複数のデータに対して前記合成関数による前記第2の処理を施した後のアドレスとの対応関係を示すテーブルを予め準備し、保持するテーブル選択部を備え、
 前記合成関数による前記第2の処理を、前記テーブルを参照することで実行する、請求項1記載の通信装置。
 前記送信データは、データの転送間隔が異なる複数のチャネルを有し、
 前記符号化部は、
 前記複数のチャネルごとに前記第1の処理を施し、前記複数のチャネルごとの処理済みデータが、それぞれ一定量蓄積されるまで一時的に保持し、前記一定量に達した時点で、前記テーブルを参照するようにタイミングを調整するタイミング調整部を備える、請求項2記載の通信装置。
 前記第1の処理は、
 巡回冗長検査符号を付加する処理、
 トランスポートブロック結合およびコードブロック分割処理、および
 誤り訂正符号化処理を含み、
 前記第2の処理は、
 レートマッチング処理、
 DTX(Discontinuous Transmission)情報挿入処理、
 インタリーブ処理、
 無線フレーム分割処理
 トランスポートチャネル多重処理、
 物理チャネル分割処理、および
 物理チャネルマッピングを含む、請求項1記載の通信装置。
 前記第1の処理は、
 巡回冗長検査符号を付加する処理、
 トランスポートブロック結合およびコードブロック分割処理、および
 誤り訂正符号化処理を含み、
 前記第2の処理は、
 無線フレーム均一化処理、
 インタリーブ処理、
 無線フレーム分割処理
 レートマッチング処理、
 トランスポートチャネル多重処理、
 物理チャネル分割処理、および
 物理チャネルマッピングを含む、請求項1記載の通信装置。
 前記送信データは、W-CDMA移動無線システムにおける3GPP規格のMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)用の送信データである、請求項1記載の通信装置。
 受信データを復号化する復号化部を備えた通信装置であって、
 前記復号化部は、
 前記受信データを複数のパラメータに基づいて、段階的に処理して復号化し、
 前記復号化は、
 前記複数のパラメータを、通信中に変化しない第1のパラメータと通信中に変化する第2のパラメータとに区別し、前記第2のパラメータに基づいた処理を合成した処理に相当する合成関数を用いた第2の処理と、その後に実施される前記第1のパラメータによる第1の処理と、を有する、通信装置。
 前記復号化部は、
 前記受信データを構成する複数のデータのアドレスと、前記複数のデータに対して前記合成関数による前記符号化処理を施した後のアドレスとの対応関係を示すテーブルを予め準備し、保持するテーブル選択部を備え、
 前記合成関数による前記第2の処理を、前記テーブルを参照することで実行する、請求項7記載の通信装置。
 前記受信データは、データの転送間隔が異なる複数のチャネルを有し、
 前記復号化部は、
 前記複数のチャネルごとに前記第2の処理を施し、前記複数のチャネルごとの処理済みデータが、それぞれ一定量蓄積されるまで一時的に保持し、前記一定量に達した時点で、前記第1の処理を実行するようにタイミングを調整するタイミング調整部を備える、請求項8記載の通信装置。
 前記受信データは、データの転送間隔が異なる複数のチャネルを有し、
 前記復号化部は、
 前記複数のチャネルごとのデータが、それぞれ一定量蓄積されるまで一時的に保持し、前記一定量に達した時点で、前記第2の処理を実行するようにタイミングを調整するタイミング調整部を備える、請求項8記載の通信装置。
 前記第1の処理は、
 誤り訂正復号化処理、
 コードブロック結合およびトランスポート分割処理、および
 巡回冗長検査処理を含み、
 前記第2の処理は、
 物理チャネルデマッピング処理、
 デインタリーブ処理、
 物理チャネル結合処理、
 DTX(Discontinuous Transmission)情報削除処理、
 トランスポートチャネル分割処理、
 レートデマッチング処理、
 無線フレーム結合処理、および
 レートデマッチング処理を含む、請求項7記載の通信装置。
 前記第1の処理は、
 誤り訂正符号化処理、
 コードブロック結合およびトランスポート分割処理、および
 巡回冗長検査処理を含み、
 前記第2の処理は、
 物理チャネルデマッピング処理、
 物理チャネル結合処理、
 トランスポートチャネル分割処理、
 レートデマッチング処理、
 無線フレーム結合処理、
 デインタリーブ処理、および
 無線フレーム均一化ビット除去処理を含む、請求項7記載の通信装置。
 前記受信データは、W-CDMA移動無線システムにおける3GPP規格のMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)用の送信データである、請求項7記載の通信装置。
 前記通信装置は、移動体通信の基地局として機能する、請求項1または請求項7記載の通信装置。
 前記通信装置は、移動体通信の移動局として機能する、請求項1または請求項7記載の通信装置。
Description:
通信装置

 本発明は通信装置に関し、特に、無線通 システムに適用される符号化/復号化演算ア ルゴリズムを実現可能な通信装置に関する。

 移動体通信に使用される従来の通信装置(基 地局および移動局)について説明する。
  基地局は、移動局との間で通信を行うだ でなく、上位装置との間でも信号を送受信 る。例えば、上位装置からのデータを受信 た基地局は、インタフェース部において、 ンタフェースのプロトコルを終端し、受信 たデータの中から所要なデータを抽出する

 抽出されたデータは、符号化処理および 調処理された後、無線周波数にアップコン ージョン(周波数上方変換)されて、無線信 としてアンテナから送信される。

 一方、上記アンテナから送信された無線 号を受信した移動局では、当該無線信号を ウンコンバージョン(周波数下方変換)して ースバンド部に与え、ベースバンド部にお て復調処理および復号化処理され、インタ ェース部において、上位アプリケーション 合わせたプロトコルに変換する。これをダ ンリンクと呼称する。

 同様に、上位アプリケーションで発生し データを受信した移動局では、インタフェ ス部においてインタフェースのプロトコル 終端し、受信したデータの中から所要なデ タを抽出する。

 抽出されたデータは、符号化され、変調 理された後、無線周波数にアップコンバー ョンされて、無線信号としてアンテナから 信される。

 一方、上記アンテナから送信された無線 号を受信した基地局では、当該無線信号を ウンコンバージョン(周波数下方変換)して ースバンド部に与え、ベースバンド部にお て復調処理および復号化処理され、インタ ェース部において、上位装置に合わせたプ トコルに変換する。これをアップリンクと 称する。

 通常、基地局では、複数の移動局と同時 通信を行っているので、符号化処理および 号化処理を並列に行っている。

 上述した従来の通信装置の具体例として W-CDMA(Wide-band Code Division Multiple Access)移動 線システム(FDD方式:Frequency Division Duplex sys tem)の通信装置について、第3世代移動体通信 ステムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd  Generation Partnership Project)の仕様書(非特許文 1)に基づいて説明する。

 例えば、基地局のインタフェース部の出 は、トランスポートチャネルと呼ばれてお 、このトランスポートチャネルのブロック サイズ、トランスポートチャネルのブロッ 数は、上位装置との間で許可された範囲内 あれば、移動局との間で所定の手順を踏む となしに変化し得る。当該許可された範囲 TFS(Transport Format Set)と呼称し、具体的にそ セットの中の何を送信するかをトランスポ トチャネルフォーマット指標(TFI:Transport For mat Indicator)と呼称する。

 また、TFIが変化し得る最小単位をTTI(Transm ission Time Interval)と呼称し、符号化するため 単位となっている。また、1つの無線チャネ ルでは、複数のトランスポートチャネルを多 重化することが可能であり、それぞれのトラ ンスポートチャネルの取り得るTFIの組合せの 中で、多重化することが可能な組合せは、上 位装置から指示される。

 また、上記取り得るTFIの組合せは、TFC(Tra nsport Format Combination)と呼ばれ、その指標は TFCI(Transport Format Combination Indicator)で表すこ とができる。また、上記取り得るTFCの範囲は 、TFCS(Transport Format Combination Set)と呼ばれ、1 つの無線チャネルが、基地局と移動局の間で 所定の手順を踏むことなしに変化し得る範囲 を表している。

 例えば、上位レイヤにて、トランスポー チャネルaとトランスポートチャネルbとが 重される場合、各トランスポートチャネル 、トランスポートブロックという形で伝送 れ、1つのTTIに1つのTFIが付与される。なお、 1つのTTIには、複数のトランスポートブロッ が存在する場合がある。その場合は、その1 1つのトランスポートブラックにTFIが付与さ れる。そして、このトランスポートブラック を物理チャネルにて多重化する場合、その組 合せの1つ1つがTFCIで表される。

 次に、上記従来の通信装置における具体 な動作として、例えば、3GPP規格に規定され たMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)につい 、非特許文献2に基づいて説明する。

 MBMSは、基地局から移動局に送信するダウ ンリンクにおいて、既存のSCCPCH(Secondary Common  Control Physical Channel)とは異なって、1種類の トランスポートチャネルから1つの無線チャ ルを構成することで、報知情報(Broadcast Data) を提供する通信方式である。

 MBMSでは、基地局において、3GPP規格に規 されたダウンリンクチャネルと同様に送信 ータが符号化処理および変調処理され、さ に無線周波数にアップコンバージョン(周波 上方変換)されて、アンテナから送信される 。

 また、MBMS用の無線チャネルデータを受信 した移動局では、その信号をベースバンド部 においてダウンコンバージョン(周波数下方 換)し、さらに復調処理および復号化処理し 、インタフェース部において上位アプリケ ションに合わせたプロトコルに変換して、 ランスポートチャネルデータとして、上位 プリケーションにデータを受け渡す。

3GPP TS25.212, V6.8.0(2006-06), Multiplexing and  channel coding (FDD),4.2.4-4.2.12. 3GPP TR25.993,Typical examples of Radio Access B earers (RABs) and Radio Bearers(RBs) supported by Uni versal Terrestrial Radio Access (UTRA),7.2.10-7.2.16

 以上説明したFDD方式の従来の通信装置に いては、符号化処理および復号化処理にお ては、画一の演算アルゴリズムしか持たな ため、それを汎用性を有する演算アルゴリ ムで構成しようとすると、装置構成が大規 となり、かつ消費電力が増大するという問 があった。

 また、1つの無線チャネルを、1つのトラ スポートチャネルで構成する場合、上位装 から送信されてくるトランスポートチャネ のデータは、上位装置との間で許可された 囲内(TFS内)であれば、移動局との間の所定の 手順を踏むことなしに変化し得る。しかし、 TFIが変化し得る最小単位であるTTIにおいて、 対象となるトランスポートチャネルのデータ で構成される無線チャネルデータの送信には TFCIを算出することが必要であり、そのTFCIに じて、符号化処理を行う必要があり、処理 間が膨大となる、という問題があった。

 また、1つの無線チャネルを、複数のトラ ンスポートチャネルで構成する場合、上位装 置から送信されてくる複数のトランスポート チャネルのデータは、上位装置との間で許可 された範囲内(TFS内)であれば、移動局との間 所定の手順を踏むことなしに変化し得る。 かし、トランスポートチャネルのデータは それぞれがTTIというTFIが変化し得る最小の 位でデータが送信されてくるため、それら 数のトランスポートチャネルのデータを多 化して、無線チャネルのデータを生成する ととなる。このため、複数トランスポート ャネル間のタイミング調整が必要であり、 た多重化するトランスポートチャネルごと TFIの値に基づいて、無線チャネルデータの 信に必要なTFCIを算出し、そのTFCIに応じて 符号化処理を行う必要があり、処理時間が 大になるという問題があった。

 また、MBMSでは、既存のSCCPCHを構成するト ランスポートチャネルとは、TTIが全く異なる トランスポートチャネルを用いて無線チャネ ルデータを生成する必要があるため、既存の SCCPCHと比較すると、TFIの取り得る範囲も増大 する。それにより、無線チャネルデータの送 信に必要となるTFCIの取り得る範囲も増え、 出したTFCIに応じて、符号化処理を行う必要 あり、処理時間が膨大になるという問題が った。

 本発明は上記のような問題点を解消する めになされたもので、符号化処理および復 化処理に必要なパラメータに応じて符号化 算処理および復号化演算処理を施すことが 能な通信装置を提供することで、処理負荷 より軽減して、小規模化かつ低消費電力を 現した通信装置を提供することを目的とす 。

 本発明に係る通信装置の第1の態様は、送 信データを符号化する符号化部において、送 信データを複数のパラメータに基づいて、段 階的に処理して符号化し、その符号化におい ては、複数のパラメータを、通信中に変化し ない第1のパラメータと通信中に変化する第2 パラメータとに区別し、第1のパラメータに よる第1の処理と、その後に実行される、第2 パラメータに基づいた処理を合成した処理 相当する合成関数を用いた第2の処理とを有 している。

 本発明に係る通信装置の第2の態様は、受 信データを復号化する復号化部において、受 信データを複数のパラメータに基づいて、段 階的に処理して復号化し、その復号化におい ては、複数のパラメータを、通信中に変化し ない第1のパラメータと通信中に変化する第2 パラメータとに区別し、第2のパラメータに 基づいた処理を合成した処理に相当する合成 関数を用いた第2の処理と、その後に実施さ る第1のパラメータによる第1の処理とを有し ている。

 本発明に係る通信装置の第1の態様によれ ば、送信データを符号化する場合、通信中に 変化可能なパラメータが取り得る範囲に応じ て符号化処理を適用することになるので、処 理負荷をより軽減でき、それに伴って通信装 置の小規模化かつ低消費電力化を実現できる 。

 本発明に係る通信装置の第2の態様によれ ば、受信データを復号化する場合、通信中に 変化可能なパラメータが取り得る範囲に応じ て復号化処理を適用することになるので、処 理負荷をより軽減でき、それに伴って通信装 置の小規模化かつ低消費電力化を実現できる 。

 この発明の目的、特徴、局面、および利 は、以下の詳細な説明と添付図面とによっ 、より明白となる。

本発明に係る実施の形態1の通信装置の 概要を示すブロック図である。 本発明に係るダウンリンクでの符号化 理を説明するフローチャートである。 3GPP規格に従ったダウンリンクでの符号 化処理を説明するフローチャートである。 合成関数によってデータのアドレスが 化する状態を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の通信装置の 構成を説明するブロック図である。 本発明に係る実施の形態1の通信装置の タイミング調整部に入力されるデータのタイ ミングを示す図である。 マッピングテーブル選択部での処理の 例を示す図である。 ダウンリンクの個別チャネル用無線チ ネルのフォーマットの一例を示す図である タイミング調整部で確保するデータバ ファの構成を示す図である。 最大TFI値をとるデータのマッピング処 理を説明する図である。 最大TFI値をとるデータのマッピング処 理に用いるマッピングテーブルの一例を示す 図である。 最大TFI値をとらないデータのマッピン グ処理を説明する図である。 最大TFI値ととらないデータのマッピン グ処理に用いるマッピングテーブルの一例を 示す図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 概要を示すブロック図である。 ダウンリンクでの復号化処理を説明す るフローチャートである。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 構成を説明するブロック図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 タイミング調整部に入力されるデータのタ ミングを示す図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 復号化部でのデマッピング処理の一例を示 図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態2の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態3の、アップ ンクでの符号化処理を説明するフローチャ トである。 3GPP規格に従ったアップリンクでの符 化処理を説明するフローチャートである。 合成関数によってデータのアドレスが 変化する状態を示す図である。 本発明に係る実施の形態4の、アップ ンクでの復号化処理を説明するフローチャ トである。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 構成を説明するブロック図である。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 おける無線チャネルデータの入出力タイミ グを示す図である。 トランスポートチャネルデータにより 合成される無線チャネルデータを示す図であ る。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 おけるデマッピング処理の、データバッフ とトランスポートチャネルデータとの関係 示す図である。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 おけるデマッピング処理の、データバッフ とトランスポートチャネルデータとの関係 示す図である。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 おけるデマッピング処理の、データバッフ とトランスポートチャネルデータとの関係 示す図である。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 おけるデマッピング処理の、データバッフ とトランスポートチャネルデータとの関係 示す図である。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 デマッピング処理に使用するデマッピング ーブルを示す図である。 本発明に係る実施の形態6の通信装置 構成を説明するブロック図である。

 以下に、本発明に係る通信装置の実施の 態1~6について説明する。なお、実施の形態1 ~6によりこの発明が限定されるものではない

 実施の形態1.
  A-1.装置構成
 図1は、本発明に係る実施の形態1の通信装 100の構成を示すブロック図である。なお、 実施の形態においては、通信装置100を基地 として使用する場合を例に採って説明する

 図1に示すように、通信装置100は、上位装 置1とのインタフェースのプロトコルを終端 るインタフェース部2と、データの符号化処 を行う符号化部3と、符号化されたデータを アンテナ部(図示せず)に送信するとともに、 動局から送信されたデータをアンテナ部で けて復調して受信データとするRF部5と、復 した受信データに復号化処理を施してイン フェース部2に与える復号化部6と、符号化 3および復号化部6に対して、パラメータの管 理および制御を行う通信制御部4と、を備え いる。

 符号化部3は、インタフェース部2で受け ったトランスポートチャネルの信号に対し 、通信制御部4から設定される、通信中に変 しないパラメータ、および通信中に変化す パラメータの取り得る範囲に応じてTFCIを算 出し、符号化部3では、TFCIに基づいて符号化 理を行い、その結果として無線チャネルデ タを生成する。

  A-2.装置動作
   A-2-1.合成関数について
 次に、図2~図13を用いて、通信装置100の動作 について説明する。
  図2は、W-CDMA移動無線システム(FDD方式)に ける3GPP規格のダウンリンクの符号化処理を 図1に示した符号化部3で実現した場合の動 を示すフローチャートであり、図3は、符号 部3での符号化処理を詳細に説明するフロー チャートである。

 図1に示した符号化部3では、例えば、新 い通信(新規呼)が設定される場合、この新規 呼に許容されるTFCIに応じて合成関数を適用 て送信データの符号化処理が行われる。

 具体的には、まず、送信データに対して 通信中に変化しないパラメータに対しての 理(第1の処理)が施される。

 すなわち、図2に示されるように、ステッ プS1においては、データの誤りを検出するた のCRC(巡回冗長検査:Cyclic Redundancy Checking)符 号を付加するCRC付与(A(x))、ステップS2におけ 、トランスポートブロック結合およびコー ブロック分割(B(x))、ステップS3における、 ャネルエンコーディング(C(x))の処理(誤り訂 符号化処理)が施される。ここで、CRC付与(A( x))においては、トランスポートブロックサイ ズおよびCRCサイズを決定する。

 その後、TFCIごとに、上述した、通信中に 変化しないパラメータを固定とし、通信中に 変化するパラメータに基づく処理を合成した 合成関数Z(x)を適用した符号化処理(第2の処理 )を行い、無線送信データを生成する(ステッ S4~S12)。

 ここで、合成関数Z(x)は、あるアドレスの データに対して、関数D(x)、E(x)、F(x)、G(x)、H( x)、I(x)、J(x)、K(x)およびL(x)で表される処理を 実施して得られるデータ位置(アドレス)の変 を表す関数なので合成関数と呼称している

 なお、合成関数Z(x)は、例えば、0番のTFCI ついてはZ0(x)として表され、1番のTFCIについ てはZ1(x)として表される。

 次に、図3を用いて、関数D(x)~L(x)による合 成関数Z(x)について説明する。まず、関数D(x)~ L(x)のそれぞれの処理について個別に説明す 。

 ステップS4における関数D(x)は、「レート ッチング」処理であり、トランスポートチ ネルを多重する時に、各トランスポートチ ネルのビットエラーレートに応じてパンク ャ(データの削除)やリピティション(同一デ タの挿入)を行う処理である。

 ステップS5における関数E(x)は、「1st DTX 入」処理であり、最大TFCIを想定した場合の ータ量の差分を、DTX(Discontinuous Transmission) 報(送信データの有無を示す情報)を挿入する ことでデータ量を合わせる処理である。

 ステップS6における関数F(x)は、「1st イ タリーブ」処理であり、トランスポートチ ネル単位でTTIに応じてデータの並べ替えを う処理である。

 ステップS7における関数G(x)は、「無線フ ーム分割」処理であり、トランスポートチ ネルで保持しているTTIに応じて、トランス ートチャネルのデータを無線フレーム単位 分割する処理である。

 ステップS8における関数H(x)は、「トラン ポートチャネル多重」処理であり、無線デ タを構成する複数のトランスポートチャネ のデータを無線フレーム単位で多重化する 理である。

 ステップS9における関数I(x)は、「2nd DTX 入」処理であり、無線フレーム単位で最大TF CIを想定した場合のデータ量の差分を、DTX情 を挿入することでデータ量を合わせる処理 ある。

 ステップS10における関数J(x)は、「物理チ ャネル分割」処理であり、1の無線データを 数の無線データとして送信する場合に、1の 線データを分割する処理である。

 ステップS11における関数K(x)は、「2nd イ タリーブ」処理であり、バースト誤りに弱 訂正方式を補うため、無線フレーム内でデ タを一様に分散させる処理である。

 ステップS12における関数L(x)は、「物理チ ャネルマッピング」処理であり、無線フレー ムフォーマットに変換するための処理として 、送信データ以外にTFCI情報や、送信電力制 情報に使用するTPC(Transmit Power Control)情報や 、同期をとるために必要となるパイロット情 報を挿入する処理である。

 次に、以上の関数D(x)~L(x)による合成関数Z (x)について、図4を用いて説明する。図4は、 成関数Z(x)による処理を模式的に表すフレー ムを用いて説明する図である。

 受信データにはトランスポートチャネル とにTFIが付与されており、受信したTFIの組 合わせによりCTFCを算出し、算出したCTFCか TFCIを選択する。TFCIが決まれば、トランスポ ートチャネルのTFIの組み合わせが決まり、TFI が決まれば、データ長が求まる。そして、デ ータ長が決まり、関数A(x)によりCRCサイズ等 決まると、関数C(x)によるチャネルエンコー ィング処理後のデータ長が一義的に決まる

 図4に示すフレームFR1は、TFCIをある1つの に決定した場合の、チャネルエンコーディ グ処理後のフレームを示しており、その中 データ(複数のビットで構成される)の1つをX 1として示している。

 このデータX1に対して、関数D(x)による「 ートマッチング」処理を施すことで、無線 ャネルデータを送信する上で余分なビット 削除したり、または無線チャネルデータを 信する上で、重複するデータが必要な場合 同じビットを繰り返すことになる。これに り、チャネルエンコーディング処理後のフ ームFR1に対して、データが増減したフレー FR2が得られる。なお、上記処理は関数D(x)を 用いてX2=D(X1)として表すことができ、データX 2が得られる。

 このデータX2に対して、関数E(x)による「1 st DTX挿入」処理を施すことで、データX2に対 して必要に応じて余分なデータが挿入され、 フレームFR2に対してデータが増加したフレー ムFR3が得られる。なお、上記処理は関数E(x) 用いてX3=E(X2)として表すことができ、データ X3が得られる。

 このデータX3に対して、関数F(x)による「1 st インタリーブ」処理を施すことで、デー の並べ替えが行われ、フレームFR3に対して ータ位置が変更されたフレームFR4が得られ 。なお、上記処理は関数F(x)を用いてX4=F(X3) して表すことができ、データX4が得られる。

 このデータX4に対して、関数G(x)による「 線フレーム分割」処理を施すことで、必要 応じてデータが分割され、フレームFR3が複 に分割されて、そのうちの1つがフレームFR5 となる。この分割は、例えば10msec単位で分割 され、分割により10msecあたりのデータ数が減 ることになる。なお、上記処理は関数G(x)を いてX5=F(X4)として表すことができ、データX5 得られる。

 このデータX5に対して、関数H(x)による「 ランスポートチャネル多重」処理を施すこ で、1つの物理チャネルを構成するトランス ポートチャネルのデータを、全て順番に並べ る(結合する)。これにより、フレームFR5に対 てデータ位置が変更されたフレームFR6が得 れる。この処理では、他のトランスポート ャネルも結合されることになる。なお、上 処理は関数H(x)を用いてX6=H(X5)として表すこ ができ、データX6が得られる。

 このデータX6に対して、関数I(x)による「2 nd DTX挿入」処理を施すことで、次の関数J(x) よる処理で、データに端数が生じないよう 、必要に応じて余分なデータが挿入され、 レームFR6に対してデータが増加したフレー FR7が得られる。なお、上記処理は関数I(x)を 用いてX7=I(X6)として表すことができ、データX 7が得られる。

 このデータX7に対して、関数J(x)による「 理チャネル分割」処理を施すことで、デー 数分割により複数の物理チャネルのデータ 得られる。これにより、フレームFR7が複数 分割され、そのうちの1つがフレームFR8とな る。なお、上記処理は関数J(x)を用いてX8=J(X7) として表すことができ、データX8が得られる

 このデータX8に対して、関数K(x)による「2 nd インタリーブ」処理を施すことで、デー の並べ替えが行われ、フレームFR8に対して ータ位置が変更されたフレームFR9が得られ 。なお、上記処理は関数K(x)を用いてX9=K(X8) して表すことができ、データX9が得られる。

 このデータX9に対して、関数L(x)による「 理チャネルマッピング」処理を施すことで 無線チャネルデータが生成される。これに り、長さ10msecの無線フレームFR10が得られる 。無線フレームFR10には、送信データ以外にTF CI情報や、送信電力制御情報に使用するTPC情 やパイロット情報が含まれる。なお、上記 理は関数L(x)を用いてX10=L(X9)として表すこと ができ、データX10が得られる。

 以上説明した、関数D(x)~L(x)の入出力関係 マッピングテーブルにすると、合成関数Z(x) になる。

   A-2-2.符号化部での具体的な符号化処理に ついて
 図5は、図1に示した通信装置100(基地局)の符 号化部3において、図2~図4を用いて説明した 理を実行する場合の具体的な構成を示すブ ック図であり、符号化部3の構成に対応する 号化部6の構成も併せて示している。

 図5に示すように、1つの無線チャネルを 複数のトランスポートチャネルで構成する 合、図2を用いて説明したCRC付与(A(x))、トラ スポートブロック結合およびコードブロッ 分割(B(x))、チャネルエンコーディング処理( C(x))を施すチャネルコーディング部131をトラ スポートチャネルごとに設ける必要があり 符号化部3には複数のチャネルコーディング 部131が設けられている。

 この複数のチャネルコーディング部131の れぞれに、インタフェース部2を介してトラ ンスポートチャネルが与えられる。

 チャネルコーディング部131において、関 A(x)~C(x)の処理が施された後、符号化された ータがタイミング調整部132に送信される。

 タイミング調整部132では、各チャネルコ ディング部131から出力される符号化データ 受け、全てのデータが揃った段階で、それ のデータからTFCIを算出し、算出されたTFCI 用いて、マッピングテーブル選択部133から 成関数Z(x)を選択する。そして、チャネルコ ディング部131から出力される符号化データ マッピング処理部134に与える。マッピング 理部134では、選択した合成関数Z(x)を用いて 無線チャネルデータを生成する。

    A-2-2-1.タイミング調整部でのデータ保
 図6に、1つの無線チャネルを3つのトランス ートチャネルで構成する場合を例に採って タイミング調整部132にデータが送信される 中の状態を模式的に示す。

 図6において、3つのトランスポートチャ ルTrCH#a、TrCH#b、TrCH#cが、それぞれチャネル ーディング部131に与えられ、それぞれのTTI 、10ms、20ms、40msとなっている。

 この場合、TTI=10msのトランスポートチャ ルTrCH#aでは、受信データごとにチャネルコ ディング部131での処理を終了すると、TTI=10ms に応じて10msごとに処理したデータ、例えば 6では、データ1311がタイミング調整部132に送 信される。なお、データ1311にはCFN(Connection F rame Number)=8,9,10,11,12のデータが含まれている

 ここで、CFNとは、基地局がカバーするカ ーエリア(セル)において、セル内での呼の れぞれについて割り当てられる番号である

 また、TTI=20msのトランスポートチャネルTr CH#bでは、受信データごとにチャネルコーデ ング部131の処理を終了すると、TTI=20msに応じ て20msごとに処理したデータ、例えば図6では データ1312がタイミング調整部132に送信され る。なお、データ1312にはCFN=8,10,12のデータが 含まれている。

 また、TTI=40msのトランスポートチャネルTr CH#cでは、受信データごとにチャネルコーデ ング部131の処理を終了すると、TTI=40msに応じ て40msごとに処理したデータ、例えば図6では データ1313がタイミング調整部132に送信され る。なお、データ1313にはCFN=8,12のデータが含 まれている。

 タイミング調整部132では、TTIの異なる符 化データを受け、複数のトランスポートチ ネルの、それぞれの異なるTTIに基づいて、 小公倍数に相当するTTIを算出し、算出したT TI分のデータバッファ1321を確保することで、 タイミング調整を行う。

 図6に示すタイミング調整部132では、それ ぞれTTIの異なる3つのトランスポートチャネ TrCH#a~TrCH#cのデータを受信した場合のデータ ッファ1321内でのデータの保持状態を示して いる。

 この場合、TTI=10ms,20ms,40msの最小公倍数に 当するTTI=40ms分のバッファ容量をデータバ ファ1321内に確保することで、3つのトランス ポートチャネルのデータを保持している。

 このように、各トランスポートチャネル 応じて異なるタイミングで与えられるデー を、タイミング調整部132で一時的に保持す ことで、マッピング処理部134にデータを与 るタイミングを調整することができる。

    A-2-2-2.マッピングテーブル選択部につ て
 次に、図6に示したタイミング調整部132で保 持されたデータを用いて、マッピング処理部 134を介して、無線チャネルデータを生成する 方法について説明する。

 まず、マッピング処理部134で使用するマ ピングテーブルを選択するためのマッピン テーブル選択部133について説明を行う。

 図6において、タイミング調整部132のデー タバッファ1321内に保持されているデータは トランスポートチャネルTrCH#aに対応するデ タとして、CFN=4,5,6,7のデータが保持され、ト ランスポートチャネルTrCH#bに対応するデータ として、CFN=4,6のデータが保持され、トラン ポートチャネルTrCH#cに対応するデータとし 、CFN=4のデータが保持されている。

 図7を用いて、マッピングテーブル選択部 133の処理として、無線チャネルデータのCFN=4, 5,6,7を生成するために必要となるCFN=4,5,6,7ご のマッピングテーブルを選択するためのTFCI 算出方法を説明する。

 図7に示すように、無線チャネルデータの CFN=4のデータは、トランスポートチャネルTrCH #aのCFN=4のデータ、TrCH#bのCFN=4のデータ、およ びTrCH#cのCFN=4のデータを用いて生成する。

 その際、各トランスポートチャネルのTFI 用いて、無線チャネルデータのCFN=4のタイ ングに必要となるTFCIを算出する。すなわち トランスポートチャネルTrCH#aのCFN=4のデー のTFI(=a4)情報と、トランスポートチャネルTrC H#bのCFN=4のデータのTFI(=b4)情報と、トランス ートチャネルTrCH#cのCFN=4のデータのTFI(=c4)情 とに基づいて算出したTFCI4を用いて、CFN=4に 必要となるマッピングテーブルを、予め準備 したテーブル群から選択する。

 また、無線チャネルデータのCFN=5のタイ ングに必要となるTFCIは、トランスポートチ ネルTrCH#aのCFN=5のデータのTFI(=a5)情報と、ト ランスポートチャネルTrCH#bのCFN=4のデータのT FI(=b4)情報と、トランスポートチャネルTrCH#c CFN=4のデータのTFI(=c4)情報とに基づいて算出 たTFCI5を用いて、CFN=5に必要となるマッピン グテーブルを、予め準備したテーブル群から 選択する。

 また、無線チャネルデータのCFN=6のタイ ングに必要となるTFCIは、トランスポートチ ネルTrCH#aのCFN=6のデータのTFI(=a6)情報と、ト ランスポートチャネルTrCH#bのCFN=6のデータのT FI(=b6)情報と、トランスポートチャネルTrCH#c CFN=4のデータのTFI(=c4)情報とに基づいて算出 たTFCI6を用いて、CFN=6に必要となるマッピン グテーブルを、予め準備したテーブル群から 選択する。

 また、無線チャネルデータのCFN=7のタイ ングに必要となるTFCIは、トランスポートチ ネルTrCH#aのCFN=7のデータのTFI(=a7)情報と、ト ランスポートチャネルTrCH#bのCFN=6のデータのT FI(=b6)情報と、トランスポートチャネルTrCH#c CFN=4のデータのTFI(=c4)情報とに基づいて算出 たTFCI7を用いて、CFN=7に必要となるマッピン グテーブルを、予め準備したテーブル群から 選択する。

 次に、マッピングテーブル選択部133にお て選択されるマッピングテーブルについて 明する。このマッピングテーブルは、タイ ング調整部132のデータを、図8に示すような 無線チャネルデータのフォーマットに変換す るための情報を備えている。

 図8には個別チャネルの無線フレームのフ ォーマットの一例を示している。無線フレー ムRFの長さは10msであり、Slot#0~Slot#14までの15 のスロットに分割されている。

 ここで、i番目のSlot#iについて着目すると 、1つのスロット内は、”Data1”、”Data2”、 TPC”、”TFCI”および”Pilot”の各領域に分 され、”Data1”および”Data2”の領域には、 タイミング調整部132のデータバッファ1321に えられたデータ(DPDCH:Dedicated Physical Data Chan nel)が割り当てられる。また、”TPC”、”TFCI および”Pilot”の領域には無線チャネルデ タを送信するための制御情報(DPCCH:Dedicated Ph ysical Control Channel)が割り当てられている。

 次に、図9を用いて、タイミング調整部132 で保持しているデータバッファ1321について 明する。

 データバッファ1321にはトランスポートチ ャネルTrCH#a、TrCH#b、TrCH#cのデータが保持され ているが、各トランスポートチャネルごとに TFIの取り得る値の最大値に応じて、予めデー タバッファ1321に保存できるデータ容量を計 し、バッファを確保する。

 図9では、トランスポートチャネルTrCH#aが 最大TFI値を取った場合のデータ量を20ビット し、トランスポートチャネルTrCH#bが最大TFI を取った場合のデータ量を30ビットとし、 ランスポートチャネルTrCH#cが最大TFI値を取 た場合のデータ量を60ビットとした場合を示 している。

 実際には、トランスポートチャネルTrCH#a データは、CFN=4,5,6,7の4つ分の20ビット×4=80 ット分の領域を確保し、トランスポートチ ネルTrCH#bのデータは、CFN=4,6の2つ分の30ビッ ×2=60ビット分の領域を確保し、トランスポ トチャネルTrCH#cのデータは、CFN=4の1つ分の6 0ビット×1=60ビット分の領域を確保し、デー バッファ1321は、合計で、80ビット+60ビット+6 0ビット=200ビット分の領域を確保することと る。

 データバッファ1321は図9で示すように、 トランスポートチャネルで最大TFI値を取っ 時の最大データ容量を考慮してバッファを 保し、併せて、データの先頭からインクリ ントデータによるアドレスを保持する。

 すなわち、図9において、トランスポート チャネルTrCH#aのCFN=4の20ビットのデータは、 初のデータから順にアドレス#0、アドレス#1~ アドレス#19を保持する。同様にトランスポー トチャネルTrCH#aのCFN=6の20ビットのデータは アドレス#40~アドレス#59を保持する。また、 ランスポートチャネルTrCH#bのCFN=4のデータ 、アドレス#80~アドレス#109を保持する。また 、トランスポートチャネルTrCH#cのCFN=4のデー は、アドレス#140~アドレス#199までを保持す 。

 上記データバッファ1321において、各トラ ンスポートチャネルで、常に最大TFI値を取る とは限らず、図9に示すように、各トランス ートチャネルのTFIの最大値におけるデータ 量に対して、TFIが最大値を取らなかった場 、すなわち、トランスポートチャネルTrCH#a CFN=5、7、およびTrCH#bのCFN=6で示す場合は、ハ ッチングで示す部分にはデータが存在しない が、その場合、データの存在しない部分に対 してもアドレスは付与するものとする。

 つまり、TrCH#aのCFN=5のデータでは、20ビッ ト分のデータ領域が確保されているが、CFN=5 時のTFIが最大値とならなかったため、デー としては、16ビットしか存在せず、アドレ #36からアドレス#39まではデータが存在しな が、アドレス#36~#39については領域を確保し トランスポートチャネルTrCH#aのCFN=6のデー は、アドレス#40からデータを保存するもの する。

    A-2-2-3.マッピングテーブルおよびマッ ング処理部について
 上述した規則を踏まえて、以下にマッピン テーブルおよびマッピング処理部での処理 ついて説明する。

 マッピング処理部134では、無線チャネル ータを10msずつ生成する。そのため、マッピ ングテーブルも10msごとに必要となる。例え 、CFN=4の場合の無線チャネルデータの生成に ついて説明する。

 図7のマッピングテーブル選択部133から判 るように、CFN=4の無線チャネルデータを生成 る場合、トランスポートチャネルTrCH#aのCFN= 4のTFI情報((TFI=a4)と、トランスポートチャネ TrCH#bのCFN=4のTFI情報(TFI=b4)と、トランスポー チャネルTrCH#cのCFN=4のTFI情報(TFI=c4)と、を用 いて算出したTFCI4用のマッピングテーブルを 択するように、トランスポートチャネルTrCH #aのCFN=4のデータと、トランスポートチャネ TrCH#bのCFN=4のデータと、トランスポートチャ ネルTrCH#cのCFN=4のデータと、を用いてCFN=4の 線チャネルデータを生成する。

 図10に、トランスポートチャネルTrCH#aのCF N=4のデータと、トランスポートチャネルTrCH#b のCFN=4のデータと、トランスポートチャネルT rCH#cのCFN=4のデータとを用いて生成したCFN=4の 無線チャネルのデータフォーマットを示す。

 無線フレームRFの長さは10msであり、Slot#0 らSlot#14までの15個のスロットに分割され、 10では、0番目のSlot#0について示されている

 無線チャネルのデータフォーマットの”D ata1”、”Data2”で示された領域には、トラン スポートチャネルTrCH#a、TrCH#bおよびTrCH#cのデ ータが割り当てられ、”TFI”、”TFCI”、”Pi lot”の領域には、固定値の制御情報として、 ”0”もしくは”1”のデータが格納されてい 。

 図10に示すビット配置例は、図2を用いて 明したレートマッチング処理(D(x))~物理チャ ネルマッピング処理(L(x))を実施した場合のビ ット配置例であり、図3に示した合成関数Z(x) 用いて処理した場合と同じ結果になること 示している。

 そして、図3に示した合成関数Z(x)を用いて 理した結果が、図11に示すマッピングテーブ ルである。
  図11に示すマッピングテーブルには、無線 チャネルのデータフォーマットに合わせて、 無線チャネルの先頭から順に割り振ったアド レスごとに、何れのトランスポートチャネル の何れのビット情報が割り当てられているか が示されている。

 このように、あるアドレスのデータに対 て関数D(X)~L(x)の処理を実施して得られるア レスの変化を、合成関数Z(x)すなわちマッピ ングテーブルとして保持し、符号化に際して はこれを参照することで、符号化を実行する ことができ、このマッピングテーブルを予め 準備しておくことで、符号化処理に費やす時 間を短縮することができる。

 また、関数D(X)~L(x)は、3GPP規格に従ったダ ウンリンクの符号化処理であり、これを合成 関数Z(x)として保持することで、3GPP規格に従 たダウンリンクの符号化処理を容易に実行 きる。

 無線チャネルのデータフォーマットには 図10に示したように、”TPC”、”TFCI”およ ”Pilot”といった制御情報を示す情報(ビッ 単位で”0”もしくは”1”の情報)も含まれ おり、図11に示すマッピングテーブルには その制御情報に関する情報も保存され、Slot# 0からSlot#14までの情報が保存されている。

 なお、制御情報を示す部分には、データ アドレスではなく、ビット単位で’0’もし くは’1’を示す意味の”0xFF00”および”0xFF0 1”という特殊情報を保持する。

 次に、図10および図11を用いて、マッピング テーブルの情報について説明する。
  図10においては、無線チャネルアドレス#0 示された部分には、トランスポートチャネ TrCH#aのCFN=4のアドレス#0のデータが保持され ており、無線チャネルアドレス#1で示された 分には、トランスポートチャネルTrCH#bのCFN= 4のアドレス#98のデータが保持されている。 様に、無線チャネルアドレス#2には、トラン スポートチャネルTrCH#cのCFN=4のアドレス#182の データが保持され、無線チャネルアドレス#3 は、トランスポートチャネルTrCH#cのCFN=4の ドレス#156のデータが保持されている。それ 、無線チャネルデータのアドレスと、各ト ンスポートチャネルTrCH#a、TrCH#b、TrCH#cのデ タのアドレスとを対応させるものとして、 11に示すマッピングテーブルを保持する。

 次に、トランスポートチャネルにおいて 最大TFI値を取らず、データが少ない場合の ッピング処理部134での処理について、図12 よび図13を用いて説明する。

 マッピング処理部134は、上記で説明した ッピングテーブルを送信するタイミングに わせて、そのときのTFCI値より、マッピング テーブル選択部133が選択したマッピングテー ブルを用いて、無線チャネルデータを生成す る。

 例えば、CFN=5の無線チャネルデータを生 する場合、図7のマッピングテーブル選択部1 33から判るように、トランスポートチャネルT rCH#aのCFN=5のTFI情報(TFI=a5)と、トランスポート チャネルTrCH#bのCFN=4のTFI情報(TFI=b4)と、トラ スポートチャネルTrCH#cのCFN=4のTFI情報(TFI=c4) 、を用いて算出したTFCI5用のマッピングテ ブルを選択するように、トランスポートチ ネルTrCH#aのCFN=5のデータと、トランスポート チャネルTrCH#bのCFN=4のデータと、トランスポ トチャネルTrCH#cのCFN=4のデータと、を用い CFN=5の無線チャネルデータを生成する。

 ここで、図9に示したように、トランスポ ートチャネルTrCH#aのCFN=5のデータにおいては 大TFI値を取っていないので、図12で示すよ に、アドレス#20からアドレス#35までしかデ タは存在せず、アドレス#36からアドレス#39 ではデータが存在しないことになる。

 そこで、CFN=5の無線チャネルデータを生 する際に、上記データが存在しないアドレ #36からアドレス#39までのデータを用いて無 チャネルデータを生成する例について、図12 を用いて説明する。

 図12には、図10と同様に、CFN=5の場合に送 する無線チャネルデータを、トランスポー チャネルTrCH#aのCFN=5のデータと、トランス ートチャネルTrCH#bのCFN=4のデータと、トラン スポートチャネルTrCH#cのCFN=4のデータとを用 て生成した場合のビット配置例を示す。

 図12において、無線チャネルアドレス#10 は、実際にはデータが存在しないアドレス#3 7のデータが割り当てられている。

 図13には、図12で示したマッピング処理に 使用するマッピングテーブルの詳細を示す。 図12では、無線チャネルアドレス#10に相当す データとして、データが存在しないアドレ #37が割り当てられているが、図13のマッピ グテーブルでは、無線チャネルアドレス#10 相当する部分に特殊情報”0xFFFF”を割り当 ることとする。この特殊情報は、実際には ータが存在しないアドレスに割り当てるも とし、この特殊情報が割り当てられたアド スについては、実際に無線チャネルデータ 送信する際に、送信をOFFする処理を行うこ となる。

 すなわち、図13に示すマッピングテーブ においては、無線チャネルアドレスごとに 実際に送信するデータと併せて、送信をONす る情報と、送信をOFFする情報をアドレスごと に保持しており、データが存在しないアドレ スについては、送信をOFFする情報のみを与え ることで、対応することになる。

 なお、実際に送信をOFFする情報としては 上述した”0xFFFF”をマッピングテーブルに 持するものとするが、送信をOFFする情報と ては”0xFFFF”に限るものではない。また、 信OFFとは、いわゆるDTX(Discontinuous Transmission )情報のことであり、変調波の振幅を”0”と る処理のことである。

 また、制御情報として割り当てた”0xFF00 および”0xFF01”は、送信するデータが実際 存在するため、送信をONする情報として扱 ものとするが、制御情報は、”0xFF00”およ ”0xFF01”に限定されるものではない。

  A-3.効果
 以上説明したように、実施の形態1に係る通 信装置100においては、送信データを符号化す る場合、通信中に変化可能なパラメータが取 り得る範囲に応じてTFCIごとに符号化演算処 を適用する。これにより、処理負荷をより 減でき、それに伴って通信装置の小規模化 つ低消費電力化を実現できる。

 実施の形態2.
 実施の形態1においては、ダウンリンクの符 号化処理に本発明に係る演算アルゴリズムを 適用する例について説明したが、本発明の適 用は、これに限定されるものではなく、ダウ ンリンクチャネルを受信する通信装置(移動 )の復号化処理においても、本発明に係る演 アルゴリズムを適応することが可能である 以下、本発明に係る実施の形態2として、受 信側の通信装置における復号化処理について 説明する。

  B-1.装置構成
 図14は、本発明に係る実施の形態2の通信装 200の構成を示すブロック図である。なお、 実施の形態においては、通信装置200を移動 として使用する場合を例に採って説明する

 図14に示すように、通信装置200は、無線 ャネルデータを受信するRF部7と、受信した 線チャネルデータを復号化する復号化部8と 復号化したデータを受けて、アプリケーシ ン部Bに送信するためのインタフェース部A 、アプリケーション部Bより送られてきた送 データを符号化処理する符号化部Cと、復号 化部6および符号化部Cに対して、パラメータ 管理および制御を行う通信制御部9とを備え ている。

  B-2.装置動作
   B-2-1.合成関数について
 次に、図15~図24を用いて、通信装置200の動 について説明する。
  図15は、W-CDMA移動無線システム(FDD方式)に ける3GPP規格のダウンリンクの復号化処理を 、図14に示した復号化部6で実現した場合の動 作を示すフローチャートであり、実施の形態 1において説明した通信装置100(基地局)で行っ ている符号化処理とは逆の処理であり、ダウ ンリンク信号を復号する処理である。

 図14に示した復号化部8では、例えば、新し 通信(新規呼)が設定される場合、この呼に 容されるTFCIに応じて合成関数Z -1 (x)を適用して送信データの復号化処理(第2の 理)が行われる。

 合成関数Z -1 (x)は、図2を用いて説明した合成関数Z(x)とは 逆の順序で、逆の処理を行う関数であり、 テップS31において、関数L -1 (x):物理チャネルデマッピング処理、関数K -1 (x):2nd デインタリーブ処理、関数J -1 (x):物理チャネル結合処理、関数I -1 (x):2nd DTX削除処理、関数H -1 (X):トランスポートチャネル分割処理、関数G -1 (x):無線フレーム結合処理、関数F -1 (x):1st デインタリーブ処理、関数E -1 (x):1st DTX削除処理、関数D -1 (x):レートデマッチング処理の順に処理を行 。

 その後、関数C -1 (x):チャネルデコーディング(誤り訂正復号化) 処理(ステップS32)、関数B -1 (x):コードブロック結合およびトランスポー 分割処理(ステップS33)、関数A -1 (x):CRC検査(ステップS34)の順で処理(第1の処理) を行う。

 なお、合成関数Z -1 (x)は、例えば、0番のTFCIについてはZ0(x)とし 表され、1番のTFCIについてはZ1(x)として表さ る。

 以上説明した、関数L -1 (x)~D -1 (x)の入出力関係をマッピングテーブルにする と、合成関数Z -1 (x)になる。なお、関数L -1 (x)~D -1 (x)による処理は、図3を用いて説明した関数L( x)~D(x)による処理とは逆の処理になるので説 は省略する。

 このように、あるアドレスのデータに対し 関数L -1 (x)~D -1 (x)の処理を実施して得られるアドレスの変化 を、合成関数Z -1 (x)すなわちデマッピングテーブルとして保持 し、復号化に際してはこれを参照することで 復号化を実行することができ、このデマッピ ングテーブルを予め準備しておくことで、符 号化処理に費やす時間を短縮することができ る。

 なお、関数L -1 (x)~D -1 (x)は、3GPP規格に従ったダウンリンクの復号 処理であり、これを合成関数Y -1 (x)として保持することで、3GPP規格に従った ウンリンクの復号化処理を容易に実行でき 。

   B-2-2.復号化部での具体的な復号化処理に ついて
 図16は、図14に示した通信装置200(移動局)の 号化部8において、図15を用いて説明した処 を実行する場合の具体的な構成を示すブロ ク図であり、復号化部8の構成に対応する符 号化部Cの構成も併せて示している。なお、 号化部Cの構成については、後に実施の形態3 において説明する。

 図16に示すように、1つの無線チャネルを、 数のトランスポートチャネルで構成する場 、チャネルデコーディング処理(C -1 (x))、コードブロック結合およびトランスポ トブロック分割処理(B -1 (x))、CRC検査(A -1 (x))を施すチャネルデコーディング部184をト ンスポートチャネルごとに設ける必要があ 、復号化部8には複数のチャネルデコーディ グ部184が設けられている。そして、各チャ ルデコーディング部184で復号化したデータ インタフェース部Aに送信する。

 移動局で受信したデータは、復号化部8の デマッピングテーブル選択部181において、受 信したデータのTFCIに応じて、デマッピング ーブルが選択され、デマッピング処理部182 通知される。デマッピング処理部182では、 マッピングテーブル選択部181より通知され デマッピングテーブルを用いて、タイミン 調整部183のデータバッファにデータを格納 る。

    B-2-2-1.タイミング調整部でのデータ保
 図17に、1つの無線チャネルを3つのトランス ポートチャネルで構成する場合を例に採って 、デマッピング処理部182でデマッピング処理 が実施された後に、タイミング調整部183にデ ータが送信される途中の状態を模式的に示す 。

 図17において、受信した無線チャネルデ タは10msごとにデマッピング処理部182に送信 れ、受信した無線チャネルデータのTFCIに応 じて、デマッピングテーブル選択部181が選択 したデマッピングテーブルを用いて、トラン スポートチャネル単位にデータを分割し、タ イミング調整部183のデータバッファ1831に送 する。

 この場合、トランスポートチャネルTrCH#a は、10ms単位で処理したデータ、例えば図17 は、データ1811がタイミング調整部183に送信 される。なお、データ1811にはCFN=8,9,10,11のデ タが含まれている。

 同様に、トランスポートチャネルTrCH#bで 、データ1812がタイミング調整部183に送信さ れる。なお、データ1812にはCFN=8,9,10,11のデー が含まれている。

 また、同様に、トランスポートチャネルT rCH#cでは、データ1813がタイミング調整部183に 送信される。なお、データ1813にはCFN=8,9,10,11 データが含まれている。

 タイミング調整部183では、TTIの異なる復 化データを受け、複数のトランスポートチ ネルの、それぞれの異なるTTIに基づいて、 小公倍数に相当するTTIを算出し、算出したT TI分のデータバッファ1831を確保することで、 タイミング調整を行う。

 図17に示すタイミング調整部183では、そ ぞれTTIの異なる3つのトランスポートチャネ TrCH#a~TrCH#cのデータを受信した場合のデータ バッファ1831内でのデータの保持状態を示し いる。

    B-2-2-2.デマッピングテーブルおよびデ ッピング処理部について
 図18を用いてデマッピング処理部182におけ 処理について説明する。受信した無線チャ ルの無線フレームRFの長さは10msであり、Slot# 0からSlot#14までの15個のスロットに分割され 図17では、0番目のSlot#0について示されてい 。

 図18に示すように、無線チャネルのデー フォーマットの”Data1”、”Data2”で示され 領域の情報は、トランスポートチャネルTrCH #a、TrCH#bおよびTrCH#cのデータとして割り当て れる。また、”TFI”、”TFCI”、”Pilot”の 域には、制御情報として、”0”もしくは” 1”のデータが格納されている。

 例えば、無線チャネルデータのアドレス# 0の情報は、トランスポートチャネルTrCH#aのCF N=4のアドレス#0のデータとして、無線チャネ データのアドレス#1の情報は、トランスポ トチャネルTrCH#bのCFN=4のアドレス#1のデータ して、無線チャネルデータのアドレス#2の 報は、トランスポートチャネルTrCH#cのCFN=4の アドレス#1のデータとして割り当てられる。

 図19~図21には、図18に示したデマッピング 処理を、それぞれトランスポートチャネルTrC H#a、TrCH#bおよびTrCH#cごとに示したデマッピン グテーブルの例を示す。

 無線チャネルデータは10ms単位で受信し、 10ms単位でデマッピング処理を行うため、例 ば、TTIをそれぞれ10ms、20msおよび40msとした ランスポートチャネルTrCH#a、TrCH#bおよびTrCH# cでは、それぞれのデマッピングテーブルに まれる変換情報が異なることとなる。

 すなわち、トランスポートチャネルTrCH#a 場合は、図19に示したように、10ms中で処理 る全ての変換情報、すなわちトランスポー チャネルTrCH#aのアドレス#0~#19についての変 情報が含まれるが、トランスポートチャネ TrCH#bでは、図20に示されるように、20ms分の 分の10ms分の変換情報、すなわちトランスポ ートチャネルTrCH#bのアドレス#0~#14についての 変換情報しか含まれず、トランスポートチャ ネルTrCH#cでは、図21に示されるように、40ms分 の1/4の10ms分の変換情報、すなわちトランス ートチャネルTrCH#cのアドレス#0~#14について 変換情報しか含まれない構成となる。

 ここでは、トランスポートチャネルTrCH#aのC FN=4のデータがすべて揃ったので、チャネル コーディング部184において、チャネルデコ ディング処理(C -1 (x))、コードブロック結合およびトランスポ トブロック分割処理(B -1 (x))、CRC検査(A -1 (x))を施して、インタフェース部Aにデータを 信する。

 一方、トランスポートチャネルTrCH#bおよ TrCH#cに関しては、CFN=4のデータが揃ってい いので、引き続き、CFN=5の無線チャネルデー タのデマッピング処理を行って、データを補 完することになる。

 図22~図24には、CFN=4に続く、CFN=5の無線チ ネルデータをデマッピング処理する場合の トランスポートチャネルTrCH#a、TrCH#bおよびT rCH#cごとのデマッピングテーブルをそれぞれ す。

 この場合も、各トランスポートチャネル 10ms分のデータしか変換情報を含んでいない ので、トランスポートチャネルTrCH#a、TrCH#bお よびTrCH#cでは、それぞれのデマッピングテー ブルに含まれる変換情報が異なることとなる 。

 すなわち、トランスポートチャネルTrCH#a 場合は、図22に示したように、10ms中で処理 る全ての変換情報、すなわちトランスポー チャネルTrCH#aのCFN=5のアドレス#0~#19につい の変換情報が含まれ、トランスポートチャ ルTrCH#bでは、図23に示されるように、CFN=4の ドレス#15~#19についての変換情報しか含まれ ず、図20に示した10ms分のデータと合わせて、 20ms分のデータを変換できることになる。

 また、トランスポートチャネルTrCH#cでは 図24に示されるように、40ms分の1/4の10ms分の 変換情報、すなわちトランスポートチャネル TrCH#cのアドレス#15~#29についての変換情報し 含まれず、図21に示した10ms分のデータと合 せて、40ms分の1/2の20ms分のデータを変換でき ることになる。

 この場合、トランスポートチャネルTrCH#aのC FN=5のデータと、トランスポートチャネルTrCH# bのCFN=4のデータがすべて揃ったので、チャネ ルデコーディング部184において、チャネルデ コーディング処理(C -1 (x))、コードブロック結合およびトランスポ トブロック分割処理(B -1 (x))、CRC検査(A -1 (x))を施して、インタフェース部Aにデータを 信する。

 なお、トランスポートチャネルTrCH#cに関 ては、CFN=4のデータが揃っていないので、 き続き、CFN=6の無線チャネルデータのデマッ ピング処理を行って、データを補完すること になる。

 図示は省略するが、CFN=6の無線チャネルデ タのデマッピング処理では、トランスポー チャネルTrCH#aのCFN=6のデータを揃えることが でき、上記と同様に、チャネルデコーディン グ部184において、チャネルデコーディング処 理(C -1 (x))、コードブロック結合およびトランスポ トブロック分割処理(B -1 (x))、CRC検査(A -1 (x))を施して、インタフェース部Aにデータを 信する。

 また、CFN=7の無線チャネルデータのデマッ ング処理では、トランスポートチャネルTrCH# aのCFN=7のデータ、トランスポートチャネルTrC H#bのCFN=6のデータおよびトランスポートチャ ルTrCH#cのCFN=4のデータを全て揃えることが き、各トランスポートチャネルごとに、チ ネルデコーディング部184において、チャネ デコーディング処理(C -1 (x))、コードブロック結合およびトランスポ トブロック分割処理(B -1 (x))、CRC検査(A -1 (x))を施して、インタフェース部Aにデータを 信する。

  B-3.効果
 以上説明したように、実施の形態2に係る通 信装置200においては、受信データを復号化す る場合、通信中に変化可能なパラメータが取 り得る範囲に応じてTFCIごとに復号化演算処 を適用する。これにより、処理負荷をより 減でき、それに伴って通信装置の小規模化 つ低消費電力化を実現できる。

 実施の形態3.
 以上説明した実施の形態1および2において 、それぞれダウンリンクの符号化処理およ 復号化処理に本発明に係る演算アルゴリズ を適用する例について説明したが、本発明 適用は、これに限定されるものではなく、 ップリンクチャネルを送信する通信装置(移 局)の符号化処理においても、本発明に係る 演算アルゴリズムを適応することが可能であ る。以下、本発明に係る実施の形態3として アップリンクチャネルの送信側の通信装置 おける符号化処理について説明する。

  C-1.装置構成
 図14は、本発明に係る実施の形態3の通信装 200の構成を示すブロック図である。なお、 実施の形態においては、通信装置200をアッ リンクの移動局として使用する場合を例に って説明する。なお、実施の形態2において 説明した通信装置200とは基本的に同じ構成を 採るので、重複する説明は省略する。

  C-2.装置動作
   C-2-1.合成関数について
 次に、図25~図27を用いて、通信装置200をア プリンクの移動局として使用する場合の動 について説明する。
  図25は、W-CDMA移動無線システム(FDD方式)に ける3GPP規格のアップリンクの符号化処理を 、図14に示した符号化部Cで実現した場合の動 作を示すフローチャートであり、図26は、符 化部Cでの符号化処理を詳細に説明するフロ ーチャートである。

 図14に示した符号化部Cでは、例えば、新 い通信(新規呼)が設定される場合、この新 呼に許容されるTFCIに応じて合成関数を適用 て送信データの符号化処理が行われる。

 具体的には、まず、送信データに対して 通信中に変化しないパラメータに対しての 理(第1の処理)が施される。

 すなわち、図25に示されるように、ステ プS41においては、データの誤りを検出する めのCRC符号を付加するCRC付与(m(x))、ステッ S42における、トランスポートブロック結合 よびコードブロック分割(n(x))、ステップS43 おける、チャネルエンコーディング(p(x))の 理が施される。ここで、CRC付与(m(x))におい は、トランスポートブロックサイズおよびCR Cサイズを決定する。

 その後、TFCIごとに、通信中に変化しない パラメータを固定とし、通信中に変化しする パラメータについては合成関数Y(x)とする符 化処理(第2の処理)によって無線送信データ 生成する(ステップS44~S51)。

 ここで、合成関数Y(x)は、関数q(x)、r(x)、s (x)、t(x)、u(x)、v(x)、w(x)およびx(x)で表される 理を合成したものである。

 なお、合成関数Y(x)は、例えば、0番のTFCI ついてはY0(x)として表され、1番のTFCIについ てはY1(x)として表される。

 次に、図26を用いて、関数q(x)~x(x)による 成関数Y(x)について説明する。まず、関数q(x) ~x(x)のそれぞれの処理について個別に説明す 。

 ステップS44における関数q(x)は、「無線フ レーム均一化」処理であり、10msの無線フレ ムにビット数が均一になるようにビット挿 を行う処理である。

 ステップS45における関数r(x)は、「1st イ タリーブ」処理であり、トランスポートチ ネル単位でTTIに応じてデータの並べ替えを う処理である。

 ステップS46における関数s(x)は、「無線フ レーム分割」処理であり、トランスポートチ ャネルで保持しているTTIに応じて、トランス ポートチャネルのデータを無線フレーム単位 に分割する処理である。

 ステップS47における関数t(x)は、「レート マッチング」処理であり、トランスポートチ ャネルを多重する時に、各トランスポートチ ャネルのビットエラーレートに応じてパンク チャ(データの削除)やリピティション(同一デ ータの挿入)を行う処理である。

 ステップS48における関数u(x)は、「トラン スポートチャネル多重」処理であり、無線デ ータを構成する複数のトランスポートチャネ ルのデータを無線フレーム単位で多重化する 処理である。

 ステップS49における関数v(x)は、「物理チ ャネル分割」処理であり、1の無線データを 数の無線データとして送信する場合に、1の 線データを分割する処理である。

 ステップS50における関数w(x)は、「2nd イ タリーブ」処理であり、バースト誤りに弱 訂正方式を補うため、無線フレーム内でデ タを一様に分散させる処理である。

 ステップS51における関数x(x)は、「物理チ ャネルマッピング」処理であり、無線フレー ムフォーマットに変換するための処理として 、送信データ以外にTFCI情報や、送信電力制 情報に使用するTPC情報や、同期をとるため 必要となるパイロット情報を挿入する処理 ある。

 次に、以上の関数q(x)~x(x)による合成関数Y (x)について、図27を用いて説明する。図27は 合成関数Y(x)による処理を模式的に表すフレ ムを用いて説明する図である。

 受信データにはトランスポートチャネル とにTFIが付与されており、受信したTFIの組 合わせによりCTFCを算出し、算出したCTFCか TFCIを選択する。TFCIが決まれば、トランスポ ートチャネルのTFIの組み合わせが決まり、TFI が決まれば、データ長が求まる。そして、デ ータ長が決まり、関数A(x)によりCRCサイズ等 決まると、関数C(x)によるチャネルエンコー ィング処理後のデータ長が一義的に決まる

 図27に示すフレームFR11は、TFCIをある1つ 値に決定した場合の、チャネルエンコーデ ング処理後のフレームを示しており、その のデータ(複数のビットで構成される)の1つ X1として示している。

 このデータX1に対して、関数q(x)は、「無 フレーム均一化」処理を施すことで、10msの 無線フレームにビット数が均一になるように ビット挿入を行う。これにより、チャネルエ ンコーディング処理後のフレームFR11に対し 、データが増加したフレームFR12が得られる なお、上記処理は関数q(x)を用いてX2=q(X1)と て表すことができ、データX2が得られる。

 このデータX2に対して、関数r(x)による「1 st インタリーブ」処理を施すことで、デー の並べ替えが行われ、フレームFR12に対して ータ位置が変更されたフレームFR13が得られ る。なお、上記処理は関数r(x)を用いてX3=r(X2) として表すことができ、データX3が得られる

 このデータX3に対して、関数s(x)による「 線フレーム分割」処理を施すことで、必要 応じてデータが分割され、フレームFR3が複 に分割される。その後、関数t(x)による「レ ートマッチング」処理を施すことで、無線チ ャネルデータを送信する上で余分なビットを 削除したり、または無線チャネルデータを送 信する上で、重複するデータが必要な場合は 同じビットを繰り返すことになる。これによ り、分割されたフレームに対して、データが 増減したフレームFR14が得られる。なお、上 処理は関数t(s(x))を用いてX4=t(s(X3))として表 ことができ、データX4が得られる。

 このデータX4に対して、関数u(x)による「 ランスポートチャネル多重」処理を施すこ で、1つの物理チャネルを構成するトランス ポートチャネルのデータを、全て順番に並べ る(結合する)。これにより、フレームFR14に対 してデータ位置が変更されたフレームが得ら れる。この処理では、他のトランスポートチ ャネルも結合されることになる。その後、こ のデータに対して、関数v(x)による「物理チ ネル分割」処理を施すことで、データ数分 により複数の物理チャネルのデータが得ら 、そのうちの1つがフレームFR15となる。なお 、上記処理は関数v(u(x)を用いてX5=v(u(X4))とし 表すことができ、データX5が得られる。

 このデータX5に対して、関数w(x)による「2 nd インタリーブ」処理を施すことで、デー の並べ替えが行われ、フレームFR15に対して ータ位置が変更されたフレームFR16が得られ る。なお、上記処理は関数w(x)を用いてX6=w(X5) として表すことができ、データX6が得られる

 このデータX6に対して、関数x(x)による「 理チャネルマッピング」処理を施すことで 無線チャネルデータが生成される。これに り、長さ10msecの無線フレームFR17が得られる 。無線フレームFR17には、送信データ以外にTF CI情報や、送信電力制御情報に使用するTPC情 やパイロット情報が含まれる。なお、上記 理は関数x(x)を用いてX7=L(X6)として表すこと でき、データX7が得られる。

 以上説明した、関数q(x)~x(x)の入出力関係 マッピングテーブルにすると、合成関数Y(x) になる。

 なお、関数q(x)~x(x)は、3GPP規格に従ったア ップリンクの符号化処理であり、これを合成 関数Y(x)として保持することで、3GPP規格に従 たアップリンクの符号化処理を容易に実行 きる。

   C-2-2.符号化部での具体的な符号化処理に ついて
 図16は、図14に示した通信装置200(移動局)の 号化部Cにおいて、図25を用いて説明した処 を実行する場合の具体的な構成を示すブロ ク図であり、符号化部Cの構成に対応する復 号化部8の構成も併せて示している。なお、 号化部8の構成は実施の形態2において説明済 みである。

 図16に示すように、1つの無線チャネルを 複数のトランスポートチャネルで構成する 合、図25を用いて説明したCRC付与(m(x))、ト ンスポートブロック結合およびコードブロ ク分割(n(x))、チャネルエンコーディング処 (p(x))を施すチャネルコーディング部1C4をト ンスポートチャネルごとに設ける必要があ 、符号化部Cには複数のチャネルコーディン 部1C4が設けられている。

 この複数のチャネルコーディング部1C4の れぞれに、インタフェース部Aを介してトラ ンスポートチャネルが与えられる。

 チャネルコーディング部1C4において、関 m(x)、n(x)、p(x)の処理が施された後、符号化 れたデータがタイミング調整部1C3に送信さ る。

 タイミング調整部1C3では、各チャネルコ ディング部1C4から出力される符号化データ 受け、全てのデータが揃った段階で、それ のデータからTFCIを算出し、算出されたTFCI 用いて、マッピングテーブル選択部1C1から 成関数Y(x)を選択する。そして、チャネルコ ディング部1C4から出力される符号化データ マッピング処理部1C2に与える。マッピング 理部1C2では、選択した合成関数Y(x)を用いて 無線チャネルデータを生成する。

 なお、タイミング調整部1C3でのデータ保 や、マッピングテーブル選択部1C1の機能、 ッピングテーブルおよびマッピング処理部1 C2での処理については、実施の形態1において 説明した、通信装置100のタイミング調整部132 、マッピングテーブル選択部133およびマッピ ング処理部134での処理と同様であるので説明 は省略する。

  C-3.効果
 以上説明したように、実施の形態3に係る通 信装置200においては、アップリンクの無線フ ォーマットにあわせて符号化処理を行うもの であり、送信データを符号化する場合、通信 中に変化可能なパラメータが取り得る範囲に 応じてTFCIごとに符号化演算処理を適用する これにより、処理負荷をより軽減でき、そ に伴って通信装置の小規模化かつ低消費電 を実現できる。

 実施の形態4.
 実施の形態3においては、アップリンクの符 号化処理に本発明に係る演算アルゴリズムを 適用する例について説明したが、本発明の適 用は、これに限定されるものではなく、アッ プリンクチャネルを受信する通信装置(基地 )の復号化処理においても、本発明に係る演 アルゴリズムを適応することが可能である 以下、本発明に係る実施の形態4として、受 信側の通信装置における復号化処理について 説明する。

  D-1.装置構成
 図1は、本発明に係る実施の形態4の通信装 100の構成を示すブロック図である。なお、 実施の形態においては、通信装置100をアッ リンクの基地局として使用する場合を例に って説明する。なお、実施の形態1において 明した通信装置100とは基本的に同じ構成を るので、重複する説明は省略する。

  D-2.装置動作
   D-2-1.合成関数について
 次に、図28を用いて、通信装置100をアップ ンクの基地局として使用する場合の動作に いて説明する。
  図28は、W-CDMA移動無線システム(FDD方式)に ける3GPP規格のアップリンクの復号化処理を 、図1に示した復号化部6で実現した場合の動 を示すフローチャートであり、実施の形態3 において説明した通信装置200(移動局)で行っ いる符号化処理とは逆の処理であり、アッ リンク信号を復号する処理である。

 図1に示した復号化部6では、例えば、新し 通信(新規呼)が設定される場合、この呼に許 容されるTFCIに応じて合成関数Y -1 (x)を適用して送信データの復号化処理(第2の 理)が行われる。

 合成関数Y -1 (x)は、図25用いて説明した合成関数Y(x)とは、 逆の順序で、逆の処理を行う関数であり、ス テップS71において、関数x -1 (x):物理チャネルデマッピング処理、関数w -1 (x):2nd デインタリーブ処理、関数v -1 (x):物理チャネル結合処理、関数u -1 (X):トランスポートチャネル分割処理、関数t -1 (x):レートデマッチング処理、関数s -1 (x):無線フレーム結合処理、関数r -1 (x):1st デインタリーブ処理関数q -1 (x):無線フレーム均一化ビット除去処理の順 処理を行う。

 その後、関数p -1 (x):チャネルデコーディング処理(ステップS72) 、関数n -1 (x):コードブロック結合およびトランスポー 分割処理(ステップS73)、関数m -1 (x):CRC検査(ステップS74)の順で処理(第1の処理) を行う。

 なお、合成関数Y -1 (x)は、例えば、0番のTFCIについてはY0(x)とし 表され、1番のTFCIについてはY1(x)として表さ る。

 以上説明した、関数x -1 (x)~q -1 (x)の入出力関係をマッピングテーブルにする と、合成関数Y -1 (x)になる。なお、関数x -1 (x)~q -1 (x)による処理は、図26を用いて説明した関数x (x)~q(x)による処理とは逆の処理になるので説 は省略する。

 なお、関数x -1 (x)~q -1 (x)は、3GPP規格に従ったアップリンクの復号 処理であり、これを合成関数Y -1 (x)として保持することで、3GPP規格に従った ップリンクの復号化処理を容易に実行でき 。

   D-2-2.符号化部での具体的な符号化処理に ついて
 図5は、図1に示した通信装置100(基地局)の復 号化部6において、図28を用いて説明した処理 を実行する場合の具体的な構成を示すブロッ ク図であり、復号化部6の構成に対応する符 化部3の構成も併せて示している。なお、符 化部3の構成は実施の形態1において説明済 である。

 図5に示すように、1つの無線チャネルを、 数のトランスポートチャネルで構成する場 、チャネルデコーディング処理(p -1 (x))、コードブロック結合およびトランスポ トブロック分割処理(q -1 (x))、CRC検査(r -1 (x))を施すチャネルデコーディング部161をト ンスポートチャネルごとに設ける必要があ 、復号化部6には複数のチャネルデコーディ グ部161が設けられている。そして、各チャ ルデコーディング部161で復号化したデータ インタフェース部2に送信する。

 基地局で受信したデータは、復号化部6の デマッピングテーブル選択部163において、受 信したデータのTFCIに応じて、デマッピング ーブルが選択され、デマッピング処理部164 通知される。デマッピング処理部164では、 マッピングテーブル選択部163より通知され デマッピングテーブルを用いて、タイミン 調整部162のデータバッファにデータを格納 る。

 このように、各トランスポートチャネル 応じて異なるタイミングで与えられるデー を、タイミング調整部162で一時的に保持す ことで、デマッピング処理部164にデータを えるタイミングを調整することができる。

 なお、タイミング調整部162でのデータ保 や、デマッピングテーブル選択部163の機能 デマッピングテーブルおよびデマッピング 理部164での処理については、実施の形態2に おいて説明した、通信装置200のタイミング調 整部183、デマッピングテーブル選択部181およ びデマッピング処理部182での処理と同様であ るので説明は省略する。

  D-3.効果
 以上説明したように、実施の形態4に係る通 信装置100においては、アップリンクの無線フ ォーマットにあわせて復号化処理を行うもの であり、受信データを復号化する場合、通信 中に変化可能なパラメータが取り得る範囲に 応じてTFCIごとに復号化演算処理を適用する これにより、処理負荷をより軽減でき、そ に伴って通信装置の小規模化かつ低消費電 を実現できる。

 変形例
 実施の形態1および3において説明した本発 に係る符号化演算処理においては、レート ッチング処理を含んでいる。この処理は、 線フレームの送信レートに合わせるべく、 信データを繰り返したり(レピティション)、 間引いたり(パンクチャ)してデータ量の調整 行う処理である。

 一方、実施の形態2および4において説明 たように、基地局から送信された無線チャ ルデータを移動局で受信した場合、移動局 は符号化演算処理に対応した復号化演算処 を実施して無線チャネルデータを復号する

 復号化演算処理においては、レートデマ チング処理によって無線フレームの送信レ トから無線フレームを構成するトランスポ トチャネルごとに通信データのデータ量を 整している。ここでは、誤り訂正処理のた の入力フォーマットに合わせるためのデー 量の調整が行われる。

 その際、符号化演算処理において、通信 ータの繰り返し処理(レピティション)が実 されたデータに対しては、復号化演算処理 は通信データのアドレス情報が含まれるが 符号化演算処理で通信データの間引き処理( ンクチャ)が実施されたデータに対しては、 復号化演算処理では通信データのアドレス情 報が含まれておらず、間引き処理が実施され たことを示す「無効(=0xFFFF)」情報を含むよう に構成する。

 このように、符号化処理の際に間引かれ 情報に関しても、復号化処理で用いるマッ ングテーブル情報に含めることで、通信中 変化可能なパラメータが取り得る範囲に応 てTFCIごとに復号化演算処理を適用する。こ れにより、処理負荷を軽減でき、それに伴っ て通信装置の小規模化および低消費電力を実 現できる。

 なお、「無効」情報は”0xFFFF”に限った のではなく、実際のデータとしては、信頼 情報が最小となるデータとして復号化処理 行う。

 実施の形態5.
 以上説明した実施の形態1~4において、W-CDMA 動無線システム(FDD方式)における3GPP規格の ウンリンクにおける符号化および復号化処 、アップリンクにおける符号化および復号 処理について説明したが、MBMS(Multimedia Broad cast Multicast Service)のダウンリンクにおける 号化処理に本発明を適用しても良い。

 以下、本発明に係る実施の形態5として、 無線チャネルを構成するトランスポートチャ ネルが1つの場合の、基地局となる通信装置 おける符号化処理および移動局となる通信 置における復号化処理について説明する。

  E-1.装置構成および動作
 MBMSをサポートするSCCPCH(Secondary Common Control  Physical Channel)の無線チャネルでは、無線チ ネルを構成するトランスポートチャネルが 数ではなく、1つで構成されるので、例えば 、図5に示した通信装置100を基地局として用 る場合、符号化部3に設けられたタイミング 整部132が不要となり、また、チャネルコー ィング部131も1つで済む。そして、チャネル コーディング部131における符号化処理に引き 続いて、マッピング処理部134での処理が可能 となる。

 また、図16に示した通信装置200を移動局 して用いる場合、MBMS用のSCCPCHチャネル情報 受信し、復号する際には、復号化部8に設け られたタイミング調整部183が不要となり、ま た、チャネルデコーディング部184も1つで済 。そして、デマッピング処理部182における マッピング処理に引き続いて、チャネルデ ーディング部184での復号化処理が可能とな 。

 なお、符号化処理におけるマッピング処 や、復号化処理におけるデマッピング処理 ついては、MBMS用のパラメータ群に応じたマ ッピングテーブルおよびデマッピングテーブ ルを用いることになり、また、トランスポー トチャネルが1つであるので、マッピングテ ブルおよびデマッピングテーブルが簡略化 れるが、基本的な処理動作は、実施の形態1 おけるマッピング処理および実施の形態2に おけるデマッピング処理と同じである。

  E-2.効果
 以上説明したように、符号化処理および復 化処理の際に、MBMSなどのように無線チャネ ルを構成するトランスポートチャネルが1つ 場合は、タイミング調整を行う必要がなく り、MBMS専用のパラメータ群に従って通信デ タの符号化および復号化をする場合、それ れ、通信中に変化可能なパラメータが取り る範囲に応じてTFCIごとに符号化演算処理お よび復号化演算処理を適用する。これにより 、処理負荷をより軽減でき、それに伴って通 信装置の小規模化および低消費電力を実現で きる。

  E-3.変形例1
 以上の説明においては、MBMSに対応した専用 の通信装置の構成について説明したが、無線 チャネルを構成するトランスポートチャネル が複数の場合に対応する構成と、MBMSに対応 る構成の両方を有した通信装置であっても い。その場合は、MBMSに対応する場合のみ別 理とすることになる。この場合も、上記と 様の効果を奏することとなる。

 実施の形態6.
 以上説明した実施の形態2においては、ダウ ンリンクの復号化処理に本発明に係る演算ア ルゴリズムを適用する例について説明したが 、当該復号化処理において、図16に示した通 装置200のデマッピング処理部182およびタイ ング調整部183における処理の順番を変更し 構成を採用しても良い。以下、本発明に係 実施の形態6として、受信側の通信装置にお ける復号化処理の処理タイミングを変更した 構成について説明する。

  F-1.装置構成
 図29は、本発明に係る実施の形態6の通信装 200A(移動局)の構成を示すブロック図であり 実施の形態2において説明した通信装置200と 同一の構成については同一の符号を付し、重 複する説明は省略する。

 図29に示すように、RF部7で受信したデー は、まず、復号化部18のタイミング調整部183 に与えられ、タイミング調整部183内に確保さ れたデータバッファに格納される構成となっ ている。

 そして、デマッピング処理部182では、タ ミング調整部183に所定量の無線チャネルデ タが格納された時点で、デマッピングテー ル選択部181において選択したデマッピング ーブルを用いてデマッピング処理を行い、 ランスポートチャネルに対応したそれぞれ チャネルデコーディング部184にデータを送 構成となっている。そして、各チャネルデ ーディング部184で復号化されたデータがイ タフェース部Aに送信される。

  F-2.装置動作
   F-2-1.タイミング調整部の動作
 図30は、図29に示したタイミング調整部183お よびデマッピング処理部182へのデータの入出 力タイミングを示した図である。

 タイミング調整部183には、受信データと て無線チャネルデータが10ms単位で入力され るので、無線チャネルデータを構成する複数 のトランスポートチャネルの、それぞれの異 なるTTIに基づいて、最小公倍数に相当するTTI を算出し、算出したTTI分のデータバッファ183 1を確保することで、タイミング調整を行う

 図30では、TTI=10msのトランスポートチャネ ルTrCH#aと、TTI=20msのトランスポートチャネルT rCH#bと、TTI=40msのトランスポートチャネルTrCH# cとで無線チャネルを構成した場合を想定し おり、この場合、最小公倍数の40ms分のデー バッファ1831をタイミング調整部183に確保す ることになる。

 図30に示すタイミング調整部183は、それ れTTIの異なる3つのトランスポートチャネルT rCH#a~TrCH#cのデータを受信した場合のデータバ ッファ1831内でのデータの保持状態を示して るが、データバッファ1831内では、CFNの値ご に保持されており、図30においては、CFN=4、 5、6および7の無線チャネルデータを保持した 状態を示している。

 デマッピング処理部182では、タイミング 整部183に各トランスポートチャネルのTTIに 当する無線チャネルデータが格納された時 で、デマッピング処理を行う。 すなわち TTI=10msのトランスポートチャネルTrCH#aのデー タに関しては、10ms単位ごとに無線チャネル ータが受信できた段階で、タイミング調整 183に保持されていたトランスポートチャネ TrCH#aのデータを読み出してデマッピングす 。つまり、10ms単位ごとに復号化処理を実施 る。

 また、TTI=20msのトランスポートチャネルTr CH#bのデータに関しては、20ms分の無線チャネ データが受信できた段階で、タイミング調 部183に保持されていたトランスポートチャ ルTrCH#bのデータを読み出してデマッピング る。つまり、20ms単位ごとに復号化処理を実 施する。

 同様に、TTI=40msのトランスポートチャネ TrCH#cのデータに関しては、40ms分の無線チャ ルのデータが受信できた段階で、タイミン 調整部183に保持されていたトランスポート ャネルTrCH#bのデータを読み出してデマッピ グする。つまり、40ms単位ごとに復号化処理 を実施する。

 そして、それぞれのタイミングでデマッピ グしたデータは、それぞれのトランスポー チャネルに対応するチャネルデコーディン 部184に与えられ、チャネルデコーディング 理(C -1 (x))、コードブロック結合およびトランスポ トブロック分割処理(B -1 (x))およびCRC検査(A -1 (x))が施される。

 ここで、タイミング調整部183において保 された無線チャネルデータの利用状態につ て図31を用いて説明する。

 図31には、TTI=10msのトランスポートチャネ ルTrCH#aのデータと、TTI=20msのトランスポート ャネルTrCH#bのデータと、TTI=40msのトランス ートチャネルTrCH#cのデータを用いて、無線 ャネルデータを生成する場合の組合せの一 を示している。

 図31においては、CFN=4~7の無線チャネルデ タを構成する各トランスポートチャネルの ータの組合せを示しており、トランスポー チャネルを中心に見ると、TTI=10msのトラン ポートチャネルTrCH#aのCFN=4のデータは、CFN=4 無線チャネルデータの構成のみに利用され いることが判る。同様に、トランスポート ャネルTrCH#aのCFN=5のデータは、CFN=5の無線チ ャネルデータの構成のみに利用され、トラン スポートチャネルTrCH#aのCFN=6のデータは、CFN= 6の無線チャネルデータの構成のみに利用さ 、トランスポートチャネルTrCH#aのCFN=7のデー タは、CFN=7の無線チャネルデータの構成のみ 利用されていることが判る。

 一方、TTI=20msのトランスポートチャネルTr CH#bのCFN=4のデータは、CFN=4および5の無線チャ ネルデータの構成に利用され、トランスポー トチャネルTrCH#bのCFN=6のデータは、CFN=6およ 7の無線チャネルデータの構成に利用されて ることが判る。

 同様に、TTI=40msのトランスポートチャネ TrCH#cのCFN=4のデータは、CFN=4~7の無線チャネ データの構成に利用されていることが判る

   F-2-2.デマッピング処理部の動作
 以上説明した無線チャネルデータの利用状 を踏まえて、タイミング調整部183に保持さ た無線チャネルデータに対するデマッピン 処理部182でのデマッピング処理について、 32~図35を用いて説明する。

 図32は、タイミング調整部183がCFN=4の無線 チャネルデータを受信したときのデータバッ ファ1831の状態と、デマッピング処理部182で デマッピング処理を模式的に表す図である なお、CFN=4の無線チャネルデータを受信した 時点では、データバッファ1831にはCFN=1~3の無 チャネルデータが保持されているが、これ については、CFN=0~4の無線チャネルデータに 対するデマッピング処理の対象であり、CFN=4~ 7の無線チャネルデータとは別個に使用され 。

 図32においては、CFN=4の無線チャネルデー タのみを用いて、TTI=10msのトランスポートチ ネルTrCH#aのCFN=4用のデマッピングテーブル 基づいて、トランスポートチャネルTrCH#aのCF N=4のデータを復号する処理を示している。

 図31を用いて説明したように、CFN=4の無線 チャネルデータのみを用いて、TTI=10msのトラ スポートチャネルTrCH#aのCFN=4のデータを復 することは可能であるが、CFN=4の無線チャネ ルデータのみでは、TTI=20msのトランスポート ャネルTrCH#bのデータ、およびTTI=40msのトラ スポートチャネルTrCH#cのデータを復号する とは不可能である。

 図33は、タイミング調整部183がCFN=5の無線 チャネルデータを受信したときのデータバッ ファ1831の状態と、デマッピング処理部182で デマッピング処理を模式的に表す図である なお、CFN=5の無線チャネルデータを受信した 時点では、データバッファ1831にはCFN=4の無線 チャネルデータと、CFN=2、3の無線チャネルデ ータが保持されている。

 図33においては、CFN=5の無線チャネルデー タのみを用いて、TTI=10msのトランスポートチ ネルTrCH#aのCFN=5用のデマッピングテーブル 基づいて、トランスポートチャネルTrCH#aのCF N=5のデータを復号する処理を示している。

 また、先に受信したCFN=4の無線チャネル データと、CFN=5の無線チャネルのデータとを 用いて、TTI=20msのトランスポートチャネルTrCH #bのCFN=4用のデマッピングテーブルを用いて トランスポートチャネルTrCH#bのCFN=4のデータ を復号する処理を示している。

 図34は、タイミング調整部183がCFN=6の無線 チャネルデータを受信したときのデータバッ ファ1831の状態と、デマッピング処理部182で デマッピング処理を模式的に表す図である なお、CFN=6の無線チャネルデータを受信した 時点では、データバッファ1831にはCFN=4、5の 線チャネルデータと、CFN=3の無線チャネルデ ータが保持されている。

 図34においては、CFN=6の無線チャネルデー タのみを用いて、TTI=10msのトランスポートチ ネルTrCH#aのCFN=6用のデマッピングテーブル 基づいて、トランスポートチャネルTrCH#aのCF N=6のデータを復号する処理を示している。

 図35は、タイミング調整部183がCFN=7の無線 チャネルデータを受信したときのデータバッ ファ1831の状態と、デマッピング処理部182で デマッピング処理を模式的に表す図である なお、CFN=7の無線チャネルデータを受信した 時点では、データバッファ1831にはCFN=4~6の無 チャネルデータが保持されている。

 図35においては、CFN=7の無線チャネルデー タのみを用いて、TTI=10msのトランスポートチ ネルTrCH#aのCFN=7用のデマッピングテーブル 基づいて、トランスポートチャネルTrCH#aのCF N=7のデータを復号する処理が示されている。

 また、先に受信したCFN=6の無線チャネル ータとCFN=7の無線チャネルデータを用いて、 TTI=20msのトランスポートチャネルTrCH#bのCFN=6 のデマッピングテーブルを用いて、トラン ポートチャネルTrCH#bのCFN=6のデータを復号す る処理を示している。

 さらに、先に受信したCFN=4~6の無線チャネ ルデータと、CFN=7の無線チャネルデータを用 て、TTI=40msのトランスポートチャネルTrCH#c CFN=4用のデマッピングテーブルを用いて、TTI =40msのトランスポートチャネルTrCH#cのCFN=4の ータを復号する。

 図36~図38のそれぞれには、図32~図35を用い て説明したデマッピング処理に必要となる、 トランスポートチャネルTrCH#a、TrCH#bおよびTrC H#cのCFN=4用のデマッピングテーブルの構成を す。

 図36に示すトランスポートチャネルTrCH#a のデマッピングテーブルは、図19および図22 示した、実施の形態2の通信装置200(移動局) おける復号化部8で使用される、トランスポ ートチャネルTrCH#a用のデマッピングテーブル と同じであるが、図37に示すトランスポート ャネルTrCH#b用のデマッピングテーブルは、 20および図23を用いて説明した、通信装置200 における復号化部8で使用される、トランス ートチャネルTrCH#b用のデマッピングテーブ を合成したものと同じであると判断できる

 このことは、通信装置200においては、ト ンスポートチャネルTrCH#bのデマッピングに しては、20ms分の半分の10ms分ずつの変換情 を含んだデマッピングテーブルを2つ準備す 必要があったのに対し、本実施の形態6の通 信装置200Aにおいては、トランスポートチャ ルTrCH#bのデマッピングに必要なデマッピン テーブルは1つ(図37)で済むことを意味してお り、トランスポートチャネルTrCH#bのデマッピ ングに必要なデマッピングテーブルの容量を 1/2にすることができる。

 同様に、図38に示すトランスポートチャ ルTrCH#c用のデマッピングテーブルは、図21お よび図24を用いて説明した、通信装置200にお る復号化部8で使用される、トランスポート チャネルTrCH#c用のデマッピングテーブルに、 さらに、残りに20ms分の変換情報を含んだデ ッピングテーブルを合成したものと同じで ると判断できる。

 このことは、通信装置200においては、ト ンスポートチャネルTrCH#cのデマッピングに しては、40ms分の1/4の10ms分ずつの変換情報 含んだデマッピングテーブルを4つ準備する 要があったのに対し、本実施の形態6の通信 装置200Aにおいては、トランスポートチャネ TrCH#cのデマッピングに必要なデマッピング ーブルは1つ(図38)で済むことを意味しており 、トランスポートチャネルTrCH#cのデマッピン グに必要なデマッピングテーブルの容量を1/4 にすることができる。

 また、トランスポートチャネルTrCH#bおよ TrCH#cのデマッピング処理に際しては、デマ ピングテーブルを参照する回数が、それぞ 1/2および1/4となるので、通信装置200におけ デマッピング処理と比較して、トランスポ トチャネルTrCH#bおよびTrCH#cのデマッピング 必要な処理時間を、それぞれ1/2および1/4に ることが可能となる。

  F-3.効果
 以上説明したように、実施の形態6に係る通 信装置200Aにおいては、復号化処理に際して タイミング調整を行った後にデマッピング 理を行うことで、デマッピングテーブルの 量を減らすことが可能となり、さらに処理 るタイミングを変更することで、処理時間 減らすことが可能となり、復号化処理に要 る処理時間を減らすことが可能となる。こ により、処理負荷をより軽減でき、それに って通信装置の小規模化および低消費電力 実現できる。

  F-4.アップリンクの復号化処理への適用例
 以上説明した実施の形態6においては、ダウ ンリンクの復号化処理において、タイミング 調整を行った後にデマッピング処理を行う構 成を適用する例について説明したが、アップ リンクの復号化処理に適用しても良いことは 言うまでもない。

 図39には、アップリンクの復号化処理に いて、タイミング調整を行った後にデマッ ング処理を行う構成を適用した例を示す。

 図39は、通信装置100A(基地局)の構成を示 ブロック図であり、実施の形態1において説 した通信装置100と同一の構成については同 の符号を付し、重複する説明は省略する。

 図39に示すように、RF部7で受信したデー は、まず、復号化部16のタイミング調整部162 に与えられ、タイミング調整部162内に確保さ れたデータバッファに格納される構成となっ ている。

 そして、デマッピング処理部164では、タ ミング調整部162に所定量の無線チャネルデ タが格納された時点で、デマッピングテー ル選択部163において選択したデマッピング ーブルを用いてデマッピング処理を行い、 ランスポートチャネルに対応したそれぞれ チャネルデコーディング部161にデータを送 構成となっている。そして、各チャネルデ ーディング部161で復号化されたデータがイ タフェース部2に送信される。

 このように、アップリンクの復号化処理 おいて、タイミング調整を行った後にデマ ピング処理を行うことで、デマッピングテ ブルの容量を減らすことが可能となり、さ に処理するタイミングを変更することで、 理時間を減らすことが可能となり、復号化 理に要する処理時間を減らすことが可能と る。これにより、処理負荷をより軽減でき それに伴って通信装置の小規模化および低 費電力を実現できる。

 この発明は詳細に説明されたが、上記し 説明は、すべての局面において、例示であ て、この発明がそれに限定されるものでは い。例示されていない無数の変形例が、こ 発明の範囲から外れることなく想定され得 ものと解される。