Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
COMMUNICATION METHOD, WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM, TRANSMITTER, AND RECEIVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/155867
Kind Code:
A1
Abstract:
A wireless communication system for data transmission between a base station and a terminal, wherein the base station assigns individual resource block numbers to all the resource blocks. Resource block numbers of the resource blocks for distributed transmission are fixed values. For the remaining resource blocks for localized transmission excluding the resource blocks for distributed transmission, individual scheduling resource numbers are assigned for each scheduling resource according to the number of aggregations. Based on the resource number mapping rule defined in such a manner, a bitmap indicating the scheduling resource number assigned to the applicable terminal for localized transmission is generated individually for each terminal.

Inventors:
FUKUI NORIYUKI (JP)
TANI SHIGENORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/075181
Publication Date:
December 24, 2008
Filing Date:
December 27, 2007
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
FUKUI NORIYUKI (JP)
TANI SHIGENORI (JP)
International Classes:
H04J1/00; H04J11/00; H04W72/04; H04W72/08; H04W72/12
Domestic Patent References:
WO2007052766A12007-05-10
WO2007055292A12007-05-18
Other References:
MITSUBISHI ELECTRIC, PHILIPS: "Resource block mapping for EUTRA downlink distributed transmission", 3GPP TSG RAN WG1 MEETING #49BIS, vol. R1-072917, 29 June 2007 (2007-06-29), pages 1 - 6, XP003020267
NAGATA S. ET AL.: "OFDMA o Mochiiru Evolved UTRA ni Okeru Kyoyu Data Channel ni Taisuru Block Bunkatsu o Mochiiru Resource Block Lebel no Distributed Soshinho", IEICE TECHNICAL REPORT, THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFORMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS, vol. 106, no. 168, 12 July 2006 (2006-07-12), pages 251 - 256, XP003020263
RAN1 #49 MEETING, 7 May 2007 (2007-05-07)
RANI #51 MEETING, 5 November 2007 (2007-11-05)
"3GPP DRAFT; Rl-072299, 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP", vol. RAN WG1, 2 May 2007, MOBILE COMPETENCE CENTRE, article "Distributed transmission for LTE downlink"
"3GPP DRAFT; Rl- 061136(RESOURCE-BLOCK GROUP SPECIFICID), 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP", vol. RAN WG1, 28 April 2006, MOBILE COMPETENCE CENTRE, article "UE Identity in L1/L2 Downlink Control Signalling"
NTT DOCOMO ET AL.: "3GPP DRAFT; R1-072431 DL COMPARISON ON DISTRIBUTED TRANSMISSION, 3 RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP", vol. RAN WG1, 2 May 2007, MOBILE COMPETENCE CENTRE, article "Comparison between RB-level and Sub-carrier-level Distributed Transmission for Shared Data Channel in E-UTRA Downlink"
"3GPP DRAFT; R1-072060_RBALLOG, 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP", vol. RAN WG1, 2 May 2007, MOBILE COMPETENCE CENTRE, article "Scheduling Policy and Signaling Way on DL Resource Allocation"
See also references of EP 2159938A4
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building 2-5, Kasumigaseki 3-chome, Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
Download PDF:
Claims:
 複数のリソースブロックで構成されたシステム周波数帯域を利用して基地局と端末との間でデータ伝送を行う無線通信システムにおいて、同一サブフレーム内にLocalized送信とDistributed送信の2つの送信形態が混在する場合の通信方法であって、
 前記基地局が実行する処理として、
 前記無線通信システムを構成する各端末から取得した移動速度情報に基づき、各端末に適用する送信形態を選択する送信形態選択ステップと、
 Localized送信適用端末の数に基づきアグリゲーション数を決定するアグリゲーション数決定ステップと、
 全てのリソースブロックに対して個別にリソースブロック番号を付与し、Distributed送信用のリソースブロックのリソースブロック番号を固定値とし、当該Distributed送信用のリソースブロックを除く残りのLocalized送信用のリソースブロックに対して、アグリゲーション数に応じたスケジューリングリソース毎に個別のスケジューリングリソース番号を付与することによって定義されたリソース番号マッピングルールに基づいて、Localized送信適用端末に割当てるスケジューリングリソース番号を示すビットマップを、端末毎に個別に生成するビットマップ生成ステップと、
 前記送信形態および前記ビットマップを含めたリソース割当情報を端末毎に生成し、送信する割当情報生成送信ステップと、
 を含むことを特徴とする通信方法。
 前記リソース番号マッピングルールとして、さらに、前記Distributed送信用のリソースブロックに対しても個別にLocalized送信用のスケジューリングリソース番号を付与することとし、
 前記ビットマップ生成ステップでは、Distributed送信用に割当てられているリソースブロックの中でDistributed送信用として使用されていないリソースブロックがある場合に、そのリソースブロックに対応するスケジューリングリソース番号を含めたビットマップを生成することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
 前記リソース番号マッピングルールとして、さらに、アグリゲーションを行ったときのLocalized送信用のスケジューリングリソースとDistributed送信用のリソースブロックとの組合せパターンが、周波数方向の特定周期で繰り返しとなるように、スケジューリングリソース番号を付与することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
 前記ビットマップ生成ステップでは、前記ビットマップに、Distributed送信用に割当てられているリソースブロックをLocalized送信用として使用するための1ビットのインディケータを設定することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
 複数のリソースブロックで構成されたシステム周波数帯域を利用して基地局と端末との間でデータ伝送を行う無線通信システムにおいて、同一サブフレーム内にLocalized送信とDistributed送信の2つの送信形態が混在する場合の通信方法であって、
 前記基地局が実行する処理として、
 前記無線通信システムを構成する各端末から取得した移動速度情報に基づき、各端末に適用する送信形態を選択する送信形態選択ステップと、
 Localized送信適用端末の数に基づきアグリゲーション数を決定するアグリゲーション数決定ステップと、
 全てのリソースブロックに対して個別にリソースブロック番号を付与し、全てのリソースブロックをスケジューリングリソース番号付与の対象とし、アグリゲーション数に応じたスケジューリングリソース単位に個別にスケジューリングリソース番号を付与することによって定義されたリソース番号マッピングルールに基づいて、Localized送信適用端末に割当てるスケジューリングリソース番号を示すビットマップを、端末毎に個別に生成するビットマップ生成ステップと、
 前記送信形態、前記ビットマップおよびDistributed送信用リソースブロック数を含めたリソース割当情報を端末毎に生成し、送信する割当情報生成送信ステップと、
 を含むことを特徴とする通信方法。
 前記ビットマップ生成ステップでは、前記ビットマップに、Distributed送信用に割当てられているリソースブロックをLocalized送信用として使用するための1ビットのインディケータを設定することを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
 前記各端末は、受信した自端末宛のリソース割当情報および前記リソース番号マッピングルールに基づいて、データ伝送に適用する送信形態および割当てられたリソースブロックを判断することを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
 前記各端末は、受信した自端末宛のリソース割当情報および前記リソース番号マッピングルールに基づいて、データ伝送に適用する送信形態および割当てられたリソースブロックを判断することを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
 複数のリソースブロックで構成されたシステム周波数帯域を利用して基地局と端末との間でデータ伝送を行う無線通信システムにおいて、同一サブフレーム内にLocalized送信、Distributed送信およびSub-sampling送信の3つの送信形態が混在する場合の通信方法であって、
 前記基地局が実行する処理として、
 前記無線通信システムを構成する各端末から取得した移動速度情報に基づき、各端末に適用する送信形態を選択する送信形態選択ステップと、
 Localized送信適用端末の数に基づきアグリゲーション数を決定するアグリゲーション数決定ステップと、
 前記決定したアグリゲーション数に基づいて、Distributed送信用に割り当てるリソースブロックとして、Sub-sampling送信で用いられる複数のサブセットの中の特定の単一サブセットに属するリソースブロックを選択するSub-sampling送信用リソースブロック選択ステップと、
 前記決定したアグリゲーション数および前記Sub-sampling送信用リソースブロック選択ステップにおける選択結果に基づいて、各端末に対してリソースブロックを割り当てるリソースブロック割り当てステップと、
 前記送信形態および前記リソースブロック割り当てステップにおける割り当て結果を含めたリソース割当情報を端末毎に生成し、送信する割当情報生成送信ステップと、
 を含むことを特徴とする通信方法。
 前記リソースブロック割り当てステップでは、Distributed送信適用端末へ割り当てる複数リソースブロックのお互いの距離Nが、前記決定したアグリゲーション数とSub-sampling送信で用いられるサブセット数の乗算結果の整数倍となるように、リソースブロックを割り当てることを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
 Distributed送信を行うデータの分散数が2かつシステムの全リソースブロック数がN RB の場合、
 前記リソースブロック割り当てステップは、Distributed送信を行うデータのスケジューリング処理として、
 前記Sub-sampling送信用リソースブロック選択ステップで選択したリソースブロックに含まれる、インデックスがm(ただしmはm<N RB を満たす自然数)のリソースブロックに送信データの前半部分を割り当て、さらに、m<N RB /2の場合、インデックスがm+Nのリソースブロックに送信データの後半部分を割り当て、その他の場合には、インデックスがm-Nのリソースブロックに送信データの後半部分を割り当てるSub-sampling送信用リソース割り当てステップ、
 を含むことを特徴とする請求項10に記載の通信方法。
 複数のリソースブロックで構成されたシステム周波数帯域を利用し、基地局と端末との間のデータ伝送に少なくともDistributed送信を適用可能な無線通信システムにおいて、
 Distributed送信を行うデータの分散数が2かつデータが分散配置されるリソースブロックのお互いの距離がNで、システムの全リソースブロック数がN RB の場合、
 前記基地局は、Distributed送信を行うデータのスケジューリングを行うにあたって、
 送信データの前半部分をインデックスがm(ただしmはm<N RB を満たす自然数)のリソースブロックに割り当て、送信データの後半部分については、m<N RB /2の場合、インデックスがm+Nのリソースブロックに割り当て、その他の場合、インデックスがm-Nのリソースブロックに割り当てることを特徴とする通信方法。
 複数のリソースブロックで構成されたシステム周波数帯域を利用して基地局と端末との間でデータ伝送を行う無線通信システムであって、
 請求項1~12のいずれか一つに記載の通信方法を実現することを特徴とする無線通信システム。
 請求項13に記載の基地局として動作することを特徴とする送信機。
 請求項13に記載の端末として動作することを特徴とする受信機。
Description:
通信方法、無線通信システム、 信機および受信機

 本発明は、同一サブフレーム内にLocalized 信とDistributed送信が混在する場合における 信方法、無線通信システム、当該システム 構成する送信機および受信機に関する。

 現在3GPPでは、LTE(Long Term Evolution)の名の で、新たな無線方式を採用した無線システ の検討が行われている。この無線システム は、周波数軸上に複数のデータチャネルリ ースを定義し、各チャネルの品質状態を測 し、その測定結果に基づき通信に使用する ータチャネルリソースを決定する。そして ここで決定されたデータチャネルリソース 、割当情報として、制御チャネルを用いて 記システムを構成する各端末に通知される

 また、LTEとして検討されている下り(基地 局→端末)フレームは、1つのサブフレームに 御チャネルおよびデータチャネルが配置さ 、このサブフレーム単位でリソース割当て 行われる。また、システム周波数帯域には 現在の検討によれば100個のチャネルが存在 る。このチャネルはそれぞれリソースブロ クと呼ばれ、たとえば、12サブキャリアで 成されている。そして、上記システムを構 する各端末には、それぞれリソースブロッ を一つまたは複数割当てることができる。

 また、LTEでは、端末が、定期的に一つの ソースブロックまたは数個のリソースブロ クの単位でチャネル品質を測定し、その測 結果をスケジューラが存在する基地局に対 て報告する。そして、スケジューラが、そ 報告に基づきチャネル割当てを行う端末に して良品質なリソースブロックを割当てる LTEでは、このように、チャネル品質に基づ てリソースブロックの割当てを行った上で ータ伝送を行う方式を「Localized送信」と呼 。このLocalized送信では、端末に割当て情報 通知する際に、たとえば、ビットマップを 用する。ビットマップを使用する場合は、 ステム周波数帯域に存在するN個のリソース ブロックをNビットにそれぞれ対応付けて、 末が割当てられたリソースブロックに対応 るビットに“1”を立てる。たとえば、8個の リソースブロックを想定し、端末Aにリソー ブロック#0,#1,#6,#7を割当て、端末Bにリソー ブロック#2,#3を割当て、端末Cにリソースブ ック#4,#5を割当てる場合、制御チャネルを用 いて通知する割当情報は、それぞれ“11000011 ,“00110000”,“00001100”となる。

 しかしながら、上述したように、LTEでは 大100個のリソースブロックが存在している め、各端末に対して100ビットのビットマッ を使用して通知すると、制御チャネルを逼 させることにつながる。このような逼迫を 避するため、3GPPでは、2つのリソースブロ クを1つのスケジューリング単位と見立てる 法(以後、アグリゲーションと呼ぶ)につい も検討されている。たとえば、アグリゲー ョン数を2とし、上記割当情報をビットマッ で表現すると、端末A,B,Cに対して通知する 当情報はそれぞれ“1001”、“0100”、“0010 となる。なお、この方法は3GPPにおいて検討 階であるが、さらに、3つまたは4つのリソ スブロックをアグリゲーションすることも 制御チャネルを削減する技術として検討さ ている。

 一方で、上記Localized送信は、端末の移動 度が遅ければ有効な方式であるが、移動速 が速い場合にはあまり有効な方式とはいえ い。たとえば、チャネル品質報告やスケジ ーリングには一定の処理時間を要するため 移動速度が速い場合には、チャネル品質の 間方向での変化が速まることとなり、チャ ル品質報告の内容が実際のデータ伝送時に 古いものとなる可能性がある。このような 況では、品質が悪くなっているリソースブ ックを割り当ててしまう可能性、および、 適切な変調方式等を適用してしまう可能性 が高まるため、個々のリソースブロックの ャネル品質に基づきリソースブロックを選 し、さらに適応的に変調方式や誤り訂正符 化率を変化させることは好ましくない。し がって、移動速度が速い端末に対しては、 の端末が送信すべきデータを、周波数軸上 お互いにチャネル状態の相関が小さい複数 リソースブロックに分散させる手法をとる すなわち、割り当てたリソースブロックの ャネル品質の平均値を安定化させるような 法を採用する(周波数ダイバーシチ)。そし 、このような手法を採用する場合、変調方 や誤り訂正符号化率は、個々のリソースブ ックのチャネル品質に基づいて決定するの はなく、システム周波数全体の平均チャネ 品質に基づいて決定する。このように、同 端末に対して周波数軸上で分散したリソー ブロックを割当ててデータ伝送を行う方式 「Distributed送信」と呼ぶ。

 以上、Localized送信およびDistributed送信の 要について説明したが、つづいて、それぞ の方式で割当てたリソースブロックの具体 な通知方法について説明する。下記非特許 献1には、それぞれの方式に関する割当てリ ースブロックの通知方法が記載されている 図15-1は、この通知方法における割当情報を 示す図である。この例では、ヘッダビットを 用いて、Localized/Distributed送信(送信形態)の区 、ビットマップサイズ、さらにビットマッ が対応するリソースブロック範囲、を通知 ている。また、図15-2は、図15-1に示す方法 Distributed送信時の34ビットがどのようにリソ スを通知しているか、を説明するための図 ある。たとえば、最初の13ビットが、割当 たリソースブロックのスタートポイント:(0) リソースブロック間隔:3を示し、次の12ビッ トが、リソースブロック内の割当て(12分割さ れた断片リソースのx段目)を断片リソースの ットマップで示している。なお、ここでは 残りのビットを、Localized送信時とビット数 統一するためのダミービットとしている。

 また、下記非特許文献2には、上述したLoc alized送信の変形として、「Sub-sampling送信」と 呼ばれる方式が記載されている。このSub-sampl ing送信は、Localized送信でリソースブロックの 割当てを行った後に、残ったリソースについ て1リソースブロックの単位で割当てを行う めに定義された方法である。なお、3GPPでは 記Localized送信、Sub-sampling送信共にLocalized送 と分類し、その中でApproach1、Approach2として 別しているが、本明細書では便宜上、以後 Localized送信、Sub-sampling送信として区別する

 図17はSub-sampling送信を説明するための図 ある。図17に示したように、Sub-sampling送信で はサブセットの概念が導入されており、その 区切りはLocalized送信のアグリゲーション数に 同期する。具体的には、Localized送信のアグリ ゲーション数がMである場合には、サブセッ 数もMとなり、一つのサブセットを構成する ソースブロックは、Localized送信でアグリゲ ションされている、あるM個のリソースブロ ックを周期的に集めたものとなる。また、そ の周期は、[Mリソースブロック×Mサブセット] と定義されている。図17はM=4の例で示してお 、この場合、上記周期は4×4=16である。また 、このSub-sampling送信では一つの端末へ割り当 てるリソースブロックは同一サブセットから 選択しなければならず、異なるサブセットか らリソースブロックを一つの端末に割り当て ることは許されていない。

R1-072119(2007年5月7-11日 RAN1#49会合, NEC) R1-075067(2007年11月5-9日 RAN1#51会合, Ericsson )

 上記3GPPのLTEにおける検討では、同一サブ フレーム内にLocalized送信とDistributed送信が混 する。また、Distributed送信に使用するリソ スブロック数は、サブフレーム毎または数 ブフレーム毎に変化する。このような状況 おいて、前述した通知方法を適用すると、 下に示すような問題が生じる。

 図16-1,16-2は、Localized送信とDistributed送信 混在している状況を示す図である。図16-1は Localized送信においてアグリゲーション数が2 であり、Distributed送信に使用するリソースブ ックの間隔が3の場合を示している。また、 図16-2は、Localized送信においてアグリゲーシ ン数が2であり、Distributed送信に使用するリ ースブロックの間隔が5の場合を示している なお、ここでは、上記間隔を、システム上 存在するDistributed送信用リソースブロック :N_DPRBという変数に置き換える。すなわち、 ステム帯域幅が決まっていれば、上記間隔 らN_DPRBが一意に決まるので、図16-1はN_DPRB=4 なり、図16-2はN_DPRB=3となる。

 また、図16-1,16-2において、Ln(n=0,1,2…)はLo calized送信用に割当てたスケジューリングリ ース番号であり、Dn(n=0,1,2…)はDistributed送信 に割当てたスケジューリングリソース番号 ある。

 図16-1と図16-2を比較した場合、たとえば Localized送信に使用しているスケジューリン リソース番号L0を構成するリソースブロック は両者で同一(1,2)となっているが、スケジュ リングリソース番号L1を構成するリソース ロックは両者で異なる(図16-1は(4,5),図16-2は(3 ,4))。これでは、ビットマップでスケジュー ングリソース番号を通知した場合であって 、端末は受信すべきリソースブロックを特 することができない。すなわち、Localized送 が適用された端末が受信すべきリソースブ ックを特定するためには、さらにN_DPRBを通 してもらう必要がある。また、N_DPRBを通知 てもらった場合であっても、Localized送信が 用された端末は、通知されたN_DPRBの値からDi stributed送信に使用されているリソースブロッ ク位置を特定し、その位置を考慮した上でビ ットマップが対応するリソースブロックを判 断しなければならない。これらにより、同一 サブフレーム内にLocalized送信とDistributed送信 混在するシステムでは、受信処理が複雑と り、回路規模を増大させ、さらに処理遅延 発生させてしまう、という問題があった。

 また、上記3GPPのLTEでは、同一サブフレー ム内にLocalized送信とDistributed送信が混在する 合のビットマップの各ビットがどのリソー ブロックに対応するか、についての定義は 切記述されていない。

 さらに、同一サブフレーム内に、Localized 信とDistributed送信に加え、Sub-sampling送信が 在する場合には、図18に示したような問題が 発生する。図18では、Localized送信とDistributed 信によるリソースブロック割当てが行われ 後の残りのリソースブロックの様子を表し おり、ハッチングされていないリソースブ ック、すなわちPart A、Part Bと記している箇 所が残りのリソースブロックである。ここで 、Part AとPart Bは異なるサブセットに属して るため、Sum-sampling送信でリソースブロック 割り当てる場合、上述したSub-sampling送信に ける禁止事項から、両方のリソースブロッ 群を同一端末に割り当てることができず、 ソースを割り当てる際の自由度がない、と う問題があった。

 本発明は、上記に鑑みてなされたもので って、同一サブフレーム内にLocalized送信とD istributed送信が混在する場合における受信処 の複雑化を回避可能な通信方法を得ること 目的とする。

 また、同一サブフレーム内にLocalized送信 Distributed送信およびSub-sampling送信が混在す 場合において、Sub-sampling送信用のリソース 割り当てる際の自由度を高める通信方法を ることを目的とする。

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、本発明にかかる通信方法は、複数の ソースブロックで構成されたシステム周波 帯域を利用して基地局と端末との間でデー 伝送を行う無線通信システムにおいて、同 サブフレーム内にLocalized送信とDistributed送 の2つの送信形態が混在する場合の通信方法 あって、前記基地局が実行する処理として 前記無線通信システムを構成する各端末か 取得した移動速度情報に基づき、各端末に 用する送信形態を選択する送信形態選択ス ップと、Localized送信適用端末の数に基づき グリゲーション数を決定するアグリゲーシ ン数決定ステップと、全てのリソースブロ クに対して個別にリソースブロック番号を 与し、Distributed送信用のリソースブロック リソースブロック番号を固定値とし、当該Di stributed送信用のリソースブロックを除く残り のLocalized送信用のリソースブロックに対して 、アグリゲーション数に応じたスケジューリ ングリソース毎に個別にスケジューリングリ ソース番号を付与することによって定義され たリソース番号マッピングルールに基づいて 、Localized送信適用端末に割当てるスケジュー リングリソース番号を示すビットマップを、 端末毎に個別に生成するビットマップ生成ス テップと、前記送信形態および前記ビットマ ップを含めたリソース割当情報を端末毎に生 成し、送信する割当情報生成送信ステップと 、を含むことを特徴とする。

 また、複数のリソースブロックで構成さ たシステム周波数帯域を利用して基地局と 末との間でデータ伝送を行う無線通信シス ムにおいて、同一サブフレーム内にLocalized 信、Distributed送信およびSub-sampling送信の3つ 送信形態が混在する場合の通信方法であっ 、前記基地局が実行する処理として、前記 線通信システムを構成する各端末から取得 た移動速度情報に基づき、各端末に適用す 送信形態を選択する送信形態選択ステップ 、Localized送信適用端末の数に基づきアグリ ーション数を決定するアグリゲーション数 定ステップと、前記決定したアグリゲーシ ン数に基づいて、Distributed送信用に割り当 るリソースブロックとして、Sub-sampling送信 用いられる複数のサブセットの中の特定の 一サブセットに属するリソースブロックを 択するSub-sampling送信用リソースブロック選 ステップと、前記決定したアグリゲーショ 数および前記Sub-sampling送信用リソースブロ ク選択ステップにおける選択結果に基づい 、各端末に対してリソースブロックを割り てるリソースブロック割り当てステップと 前記送信形態および前記リソースブロック り当てステップにおける割り当て結果を含 たリソース割当情報を端末毎に生成し、送 する割当情報生成送信ステップと、を含む とを特徴とする。

 この発明によれば、同一サブフレーム内 Localized送信とDistributed送信が混在するシス ムであっても、従来と比較して、端末によ 受信処理を簡素化することができ、回路規 や処理遅延の増大を回避することができる という効果を奏する。

 また、同一サブフレーム内にLocalized送信 Distributed送信およびSub-sampling送信が混在す システムであっても、従来と比較して、Sub-s ampling送信用のリソースブロックを割り当て 際の自由度を高めることができる、という 果を奏する。

図1-1は、本発明にかかる通信方法を 現するための基地局の構成例を示す図であ 。 図1-2は、本発明にかかる通信方法を 現するための端末の構成例を示す図である 図2は、LTEとして検討されている下りフ レームの構成例を示す図である。 図3は、端末A,B,Cにリソースブロックを 当てる場合の一例を示す図である。 図4は、アグリゲーションを用いた場合 の仮想的なリソースブロック割当ての様子を 示す図である。 図5は、Distributed送信の一例を示す図で る。 図6は、3GPPで検討が進められている、 ケジューリング前のデータブロックをリソ スブロックにマッピングする手法の一例を す図である。 図7は、実施の形態1のリソース割当通 処理の一例を示す図である。 図8は、Distributed送信用に割当てられて るリソースブロックをLocalized送信用に使用 る場合のスケジューリングリソース番号の 与例を示す図である。 図9-1は、実施の形態2のスケジューリ グリソース番号のつけ方の一例を示す図で る。 図9-2は、実施の形態2のスケジューリ グリソース番号のつけ方の一例を示す図で る。 図9-3は、実施の形態2のスケジューラ ルゴリズムの一例を示す図である。 図10-1は、実施の形態2のスケジュー ングリソース番号のつけ方の一例を示す図 ある。 図10-2は、実施の形態2のスケジュー ングリソース番号のつけ方の一例を示す図 ある。 図11は、個々のDistributed送信用リソー ブロックにスケジューリングリソース番号 付与せずに、端末毎に1ビットのインディケ タを設定する場合の一例を示す図である。 図12は、実施の形態3のスケジューリン グリソース番号のつけ方の一例を示す図であ る。 図13は、実施の形態3のスケジューリン グリソース番号のつけ方の一例を示す図であ る。 図14は、実施の形態3のスケジューリン グリソース番号付与の様子を示す図である。 図15-1は、従来の割当情報の一例を示 す図である 図15-2は、Distributed送信時の34ビット どのようにリソースブロックを通知してい かを説明するための図である。 図16-1は、Localized送信とDistributed送信 混在している状況を示す図である。 図16-2は、Localized送信とDistributed送信 混在している状況を示す図である。 図17は、Sub-sampling送信を説明する図で る。 図18は、従来のDistributed送信による問 点を説明する図である。 図19は、実施の形態4のDistributed送信に るリソース選択の状況を示す図である。 図20は、分散数2の場合のDistributed送信 よるリソース選択の状況を示す図である。 図21は、従来のDistributed送信(分散数2) よる問題点を説明する図である。 図22は、実施の形態4のDistributed送信(分 散数2)によるリソース選択の状況を示す図で る。

符号の説明

 1 データバッファ
 2 スケジューラ
 3 符号化/変調/送信部
 4 受信/復調/復号部
 11 受信部
 12 受信バッファ
 13 制御情報解析部
 14 データ復調/復号部
 15 チャネル品質情報生成部
 16 符号化/変調/送信部

 以下に、本発明にかかる通信方法、無線 信システム、当該システムを構成する送信 および受信機の実施の形態を図面に基づい 詳細に説明する。なお、この実施の形態に りこの発明が限定されるものではない。

実施の形態1.
 図1-1は、本発明にかかる通信方法を実現す ための、送信機として動作する基地局の構 例を示す図である。この基地局は、データ ッファ1とスケジューラ2と符号化/変調/送信 部3と受信/復調/復号部4とを含む構成とする また、図1-2は、本発明にかかる通信方法を 現するための、受信機として動作する端末 構成例を示す図である。この端末は、受信 11と受信バッファ12と制御情報解析部13とデ タ復調/復号部14とチャネル品質情報生成部15 と符号化/変調/送信部16とを含む構成とする また、本実施の形態においては、一例とし 、上記図1-1に示す基地局と、上記図1-2に示 複数の端末により、無線通信システムを構 することとする。

 図1-1に示す基地局では、外部ネットワー を介して受信した各端末へのデータをデー バッファ1に一時的に蓄積する。スケジュー ラ2は、データの受信状況をモニタし、スケ ューリングによって選択した端末宛のデー をデータバッファ1から読み出し、符号化/変 調/送信部3へ送る。また、スケジューラ2は、 スケジューリングの際に受信/復調/復号部4か ら、各端末から受信したチャネル品質情報お よび移動速度情報を取得する。そして、移動 速度情報に基づき、各端末へ通知するリソー ス割当情報に含める送信形態に関する情報、 すなわち、Localized送信を適用するのかまたは Distributed送信を適用するのか、の選択を行う また、チャネル品質情報に基づき、データ 送を行う端末の選択や変調方式等の選択を う。さらに、スケジューリング対象の端末 などに基づきLocalized送信時のアグリゲーシ ン数を決定し、リソース割当通知用のビッ マップを生成する。その後、符号化/変調/ 信部3が、スケジューラ2により生成されたリ ソース割当情報(上記送信形態やビットマッ 等が含まれた情報)を各端末に対して送信す 。なお、ここでは、移動速度情報を受信/復 調/復号部4から取得することとしたが、これ 限らず、チャネル品質の変化の速さに基づ スケジューラ自らが移動速度を推定するこ としてもよい。

 一方、図1-2に示す端末では、受信部11を して受信した信号を一時的に受信バッファ12 に蓄積する。制御情報解析部13は、受信バッ ァ12に蓄積された信号からリソース割当情 を抜き出し、その情報を解析する。すなわ 、自端末宛の制御チャネルの有無を判断し 自端末宛の制御チャネルが有ると判断した 合に、自端末宛のリソース割当情報に含ま る送信形態として、Localized送信が適用され いるのかまたはDistributed送信が適用されてい るのか、を判断する。同時に、アグリゲーシ ョン数の判断処理や、ビットマップに基づく 自局に割当てられたリソースブロックの特定 処理、を実行する。そして、それらの解析結 果を、データ復調/復号部14に通知する。デー タ復調/復号部14は、指示されたリソースブロ ックについて復調処理および復号処理を実行 する。また、受信部11では、受信信号からチ ネル品質を測定し、その後、チャネル品質 報生成部15が、上記測定結果を所定の報告 ォーマットに変換する。そして、符号化/変 /送信部16が、フォーマット変換後のチャネ 品質情報を基地局に対して返信する。

 ここで、本発明の特徴を説明する前に、 発明の前提となる技術について説明する。 2は、LTEとして検討されている下り(基地局 端末)フレームの構成と、そのフレームに配 される制御チャネルおよびデータチャネル 位置と、を示す図である。1サブフレームは 14OFDMシンボルから構成され、このサブフレー ム単位でリソース割当て(スケジューリング) 行われる。システム周波数帯域は、最大20MH zであり、現在の検討によれば100個のチャネ が存在する。このチャネルはそれぞれリソ スブロックと呼ばれ、12サブキャリア(1サブ ャリア=15kHz)で構成される。そして、一つの 端末には、リソースブロックを一つまたは複 数割当てることができる。また、リソース割 当情報を載せる制御チャネルは、上記14OFDMシ ンボルのうちの先頭の最大3OFDMシンボルまで 領域に配置され、この制御チャネル領域に 、複数端末向けに複数の制御チャネルが存 する。また、この制御チャネル領域の後ろ は、次のOFDMシンボルからデータチャネル領 域が配置される。

 また、図3は、端末A,B,Cにリソースブロッ を割当てる場合の一例を示す図である。こ 図では、各端末にそれぞれリソースブロッ (0,1,6,7)、(2,3)、(4,5)を割当てており、それぞ れに対してリソース割当情報を制御チャネル で通知している。これは、前述したLocalized送 信でデータ伝送を行う場合であり、同様に前 述したビットマップを用いてリソース割当情 報を通知する。図3の例では、端末A,B,Cに対し てそれぞれ“11000011”,“00110000”,“00001100” 通知することになる。

 しかしながら、上述したように、LTEでは 大100個のリソースブロックが存在している め、各端末に対して100ビットのビットマッ を使用して通知すると、制御チャネルを逼 させることにつながる。このような逼迫を 避するため、3GPPでは、アグリゲーションに ついても検討されている。アグリゲーション を実行して、図3の例で示した割当てをビッ マップで表現すると、基地局は、端末A,B,Cに 対してそれぞれ“1001”,“0100”,“0010”と通 することになる。アグリゲーションを行っ 場合の仮想的なリソースブロック割当ての 子を図4に示す。ここで、図示のアグリゲー ションを行った場合の仮想的なリソースブロ ックをスケジューリングリソースと呼ぶこと にする。

 一方で、上記Localized送信は、端末の移動 度が遅ければ有効な方式であるが、移動速 が速い場合にはあまり有効な方式とはいえ いことを既に説明した。図5は、Distributed送 の一例を示す図である。ここでは、端末A,B, Cのそれぞれについて割当てるリソースの間 をできるだけ離し、同一端末に割当てたリ ースブロックの間にチャネル状態の相関が 生しないようにする。

 また、図6は、3GPPで検討が進められてい 、スケジューリング前のデータブロックを ソースブロックにマッピングする手法、の 例を示す図である。図中のデータD,E,Fが同一 端末へのデータである場合は、図5の端末Aへ リソースブロック割当てと同じとなる。す わち、一つの端末がリソースブロック(0,3,6) を占有する。一方で、データD,E,Fがそれぞれ なる端末へのデータである場合には、図6に 示すように、3つのリソースブロックを3つの 末でシェアすることになる。その他、デー D,Eが端末Gへのデータ、データFが端末Hへの ータの場合は、たとえば、3つのリソースブ ロックを2つの端末がシェアすることも可能 ある。

 つづいて、上述した本発明の前提となる 術を踏まえて、本実施の形態のリソース割 通知方法について説明する。

 図7は、本実施の形態のリソース割当通知 処理の一例を示す図であり、詳細には、Locali zed送信用のリソースブロック番号とスケジュ ーリングリソース番号のマッピングルールを 示している。図示のリソースブロック番号は 、リソースブロック毎に個別のシリアル番号 であり、スケジューリングリソース番号は、 アグリゲーション数に応じたスケジューリン グ単位(スケジューリングリソース)毎に個別 シリアル番号である。本実施の形態では、 ソースブロック数が25の場合を一例として る。

 まず、本実施の形態では、スケジューラ2 が、Distributed送信に使用するリソースブロッ 数の最大値とその位置をあらかじめ決定し おき、それらの情報を基地局と端末の間で 有する。そして、スケジューラ2が、その位 置を除いた状態で、アグリゲーション数毎に 一意のスケジューリングリソース番号の付与 方法を定義する。具体的には、図7では、リ ースブロック番号(3,7,11,15,19,23)をDistributed送 用として定義している。Distributed送信用の 大リソースブロック数は6である。また、図7 では、Localized送信用のスケジューリングリソ ース番号を、上記Distributed送信用のリソース ロックを除いた上でアグリゲーション数毎 あらかじめ定義している。基地局および端 は、図7に示す、Localized送信用のリソースブ ロック番号とスケジューリングリソース番号 のマッピングルールを共有する。なお、本実 施の形態では、上記マッピングルールをスケ ジューラ2が定義することとして記述してい が、基地局と端末の間で共有できるのであ ば必ずしもスケジューラ2が定義する必要は い。また、外部で定義したマッピングルー を基地局と端末に持たせることとしてもよ 。

 上記マッピングルールを共有した状態で 基地局のスケジューラ2は、各端末から取得 した移動速度情報に基づき、各端末へ通知す るリソース割当情報に含める送信形態に関す る情報を生成する。すなわち、Localized送信を 適用するのかまたはDistributed送信を適用する か、を選択する。また、各端末から取得し チャネル品質情報に基づき、データ伝送を う端末の選択や変調方式等の選択を行う。 らに、スケジューリング対象の端末(Localized 送信適用端末)数などに基づきLocalized送信時 アグリゲーション数を決定し、このアグリ ーション数に基づいて、Localized送信適用端 に割当てるリソースブロックを示すスケジ ーリングリソース番号を通知するためのビ トマップを、端末毎に個別に生成する。そ て、これらの情報を含めたリソース割当情 を端末毎に生成し、各端末に対して通知す 。

 このように、本実施の形態では、Distribute d送信用のリソースブロックの位置をあらか め定義しておき、それらを除いた状態でLocal ized送信用のスケジューリングリソース番号 定義することとした。これにより、Localized 信適用の端末では、上記マッピングルール 基づいてLocalized送信用のリソースブロック 号とスケジューリングリソース番号との対 をアグリゲーション数毎に一意に認識でき ので、Distributed送信で使用するリソースブロ ック数に関係なく、ビットマップによるリソ ース割当通知のみで自局に割当てられたリソ ースブロックを特定することができる。すな わち、基地局のスケジューラは、Localized送信 適用端末に対してN_DPRBを通知する必要がなく なる。したがって、本実施の形態によれば、 同一サブフレーム内にLocalized送信とDistributed 信が混在するシステムであっても、従来と 較して、端末による受信処理を簡素化する とができ、回路規模や処理遅延の増大を回 することができる。

 なお、上記では、説明を簡単にするため Distributed送信用のリソースブロックをLocalize d送信に使用しないことを前提として記述し (図7参照)が、本発明は必ずしもこのような 件を前提とする必要はない。たとえば、Distr ibuted送信用に割当てられているリソースブロ ックの中で実際にはDistributed送信用として使 されていないリソースブロックがある場合 は、それをLocalized送信用に使用することと てもよい。このようにDistributed送信用に割 てられているリソースブロックをLocalized送 用に使用する場合の、スケジューリングリ ース番号の付与例を図8に示す。この場合、D istributed送信用に割当てられているリソース ロックには、単独でスケジューリングリソ ス番号を付与する。たとえば、リソースブ ック(15)には、アグリゲーション数が2の場合 は“9”をつけ、アグリゲーション数が3,4の 合はそれぞれ“7”,“6”をつけている。こ ようにアグリゲーション数毎にLocalized送信 とは別にスケジューリングリソース番号を 与しておくと、対応するリソースブロック Distributed送信およびLocalized送信のどちらにも 柔軟に使用することができる。また、Distribut ed送信用に割当てられているリソースブロッ をLocalized送信に使用する場合には、そのリ ースブロックに対応するスケジューリング ソース番号をビットマップで簡単に端末に 知することができる。なお、図8に示すスケ ジューリングリソース番号のつけ方は一例で あり、他の方法で付与することとしてもよい 。たとえば、Localized送信専用のリソースブロ ックについては図7と同一の方法で付与し、 れに続く番号を、Distributed送信用のリソース ブロックに対するスケジューリングリソース 番号として付与することとしてもよい。

実施の形態2.
 つづいて、前述した実施の形態1とは異なる 通信方法について説明する。なお、基地局お よび端末の構成については、前述した実施の 形態1と同様である。ここでは、実施の形態1 異なる処理について説明する。

 図9-1,9-2は、実施の形態2のスケジューリ グリソース番号のつけ方の一例を示す図で る。本実施の形態では、Localized送信のアグ ゲーションを行ったときのスケジューリン リソースとDistributed送信用のリソースブロッ クの組合せパターンが、周波数方向の特定周 期で繰り返しとなるように、スケジューリン グリソース番号を付与している。たとえば、 図9-1では、リソースブロック(0)~(4)に対応す 上記組み合わせパターンが、リソースブロ ク(5)~(9),リソースブロック(10)~(14),…と繰り され、スケジューリングリソース毎にスケ ューリングリソース番号を付与している。 た、図9-2では、リソースブロック(0)~(5)に対 る上記組み合わせパターンが、リソースブ ック(6)~(11),リソースブロック(12)~(17),…と繰 り返され、スケジューリングリソース毎にス ケジューリングリソース番号を付与している 。

 なお、上記では、Distributed送信用のリソ スブロックを、Localized送信にも使用できる うに記載しているが、これに限らず、たと ば、図7に示すように、Distributed送信専用と て使用することとしてもよい。

 このように、本実施の形態では、上記図9 -1,9-2に示すように、スケジューリングリソー ス番号を付与することとしたので、一度Locali zed送信を適用してリソースブロックを割当て た端末に対して、別のリソースブロックを割 当てやすくすることができる。すなわち、リ ソースブロックの入れ替えが容易になる。

 これは、初送と同じデータサイズを送る 送を考えると、スケジューラにフレキシビ ティが発生し、初送のタイミングと再送の イミングでチャネル品質状態に変化が生じ 場合に非常に有効である。

 また、図9-1、9-2は、それぞれ、アグリゲ ション数が2と4でDistributed送信用のリソース ブロックが同じである。このような配置は2 4の最少公倍数の整数倍にあたるリソースブ ック数をLocalized用に配置後、Distributed用に ソースブロックを割当てる、というパター を繰り返すことで可能となる。このような 置は、アグリゲーション数を2と4で時間と共 にダイナミックに変更するシステムの場合に も適用できる周波数軸上の配列である。この 配列によれば、アグリゲーション数を変えて も、常に同一リソースブロックがDistributed送 用に割当てられているため、Localized送信,Dis tributed送信それぞれに割当てられているリソ スブロック数が一定であり、かつLocalized送 においても同じリソースブロックが確保さ ることになる。Localized送信,Distributed送信そ ぞれでリソースブロック数が一定であるこ は、スケジューラアルゴリズムが簡単にな ことが期待できる。また、同一リソースブ ックがLocalized送信およびDistributed送信それ れで確保されることは、端末に対して割当 情報を一度通知し、その情報で割当てたリ ースブロックをそれ以後も同一端末に継続 る(図9-3の端末A)、というようなスケジュー アルゴリズムが可能となり、制御情報の削 が可能となる。このようなことは、アグリ ーション数が2と3の間でも、それらの最少公 倍数の整数倍を利用することで可能となる。

 なお、図10-1,10-2は、上記組み合わせパタ ンを周波数方向で繰り返しつつ、アグリゲ ション数毎にDistributed送信用リソースブロ クの位置が異なることを許容する場合の、 施の形態2のスケジューリングリソース番号 つけ方の一例を示す図である。この場合も Localized送信のアグリゲーションを行ったと のスケジューリングリソースとDistributed送 用のリソースブロックの組合せパターンが 周波数方向で繰り返しとなっているので、 記図9-1,9-2と同様の効果を得ることができる

 また、本実施の形態では、図9-1,9-2,10-1,10- 2に示すように、Distributed送信用リソースブロ ックをLocalized送信時でも使用可とするため、 個々のDistributed送信用リソースブロックにLoca lized送信用スケジューリングリソース番号を 与しているが、必ずしも個々のDistributed送 用リソースブロックにスケジューリングリ ース番号を付与する必要はない。

 たとえば、個々のDistributed送信用リソー ブロックにスケジューリングリソース番号 付与せずに、端末毎に1ビットのインディケ タをビットマップに設定することとしても い。このインディケータが“1”を示してい る場合、各端末は、たとえば、Localized送信で 自身に割当てられたリソースブロックの右隣 に存在するDistributed送信用リソースブロック よびLocalized送信で自身に割当てられたリソ スブロックが挟んでいるDistributed送信用リ ースブロック、の全てが自身に割当てられ いると認識する。図11は、個々のDistributed送 用リソースブロックにスケジューリングリ ース番号を付与せずに、端末毎に1ビットの インディケータを設定する場合の一例を示す 図である。ここでは、アグリゲーション数が 2または3の例として、Localized送信用のリソー ブロックとして(0,1,2,4,5,6,16,17,18,20,21,22)が端 末Aに割当てられていることとする。図11では 、端末Aへのインディケータが“1”を示して るため、端末Aは、上記Localized送信用リソー スブロックに隣接するDistributed送信用リソー ブロック(3,7,19,23)についても自身に割り当 られていると認識する。同様に、アグリゲ ション数が4の例では、Localized送信用のリソ スブロックとして(0,1,2,4,16,17,18,20)が端末Aに 割当てられており、インディケータ“1”に り、これらリソースブロックが挟んでいるDi stributed送信用リソースブロック(3,19)について も自身に割当てられていると認識する。この ようなルールを用いれば、個々のDistributed送 用リソースブロックにLocalized送信用のスケ ューリングリソース番号を付与する必要が く、リソース割当通知用のビットマップサ ズを小さくすることができ、制御チャネル 所要容量を減らすことができる。

実施の形態3.
 つづいて、前述した実施の形態1および2と 異なる通信方法について説明する。なお、 地局および端末の構成については、前述し 実施の形態1と同様である。ここでは、実施 形態1および2と異なる処理について説明す 。

 図12,13は、実施の形態3のスケジューリン リソース番号のつけ方の一例を示す図であ 。本実施の形態では、アグリゲーションを う場合におけるスケジューリングリソース 号の付与を、全てのリソースブロックを対 として行う。また、本実施の形態のスケジ ーリングリソース番号付与処理は、Distribute d送信用リソースブロック数:N_DPRBに依存しな 。ここでは、N_DPRBの通知が制御情報オーバ ヘッドとして許容される状態を前提として る。また、N_DPRB数分のリソースブロックがL ocalized送信に使用されないことを前提とする

 図12,13を比較してわかるように、本実施 形態では、N_DPRBに関係なく、アグリゲーシ ン数毎に、スケジューリングリソース番号 リソースブロック番号の対応が統一されて る。スケジューリングリソース番号として 、リソースブロック(0)から順にアグリゲー ョン数単位にインクリメントした番号が付 されている。すなわち、先頭のスケジュー ングリソースから順に、スケジューリング ソース単位にインクリメントしたスケジュ リングリソース番号が付与されている。図14 は、実施の形態3のスケジューリングリソー 番号付与の一例を示している。ここでは、Lo calized送信適用端末は、ビットマップでリソ ス割当通知を受けると、N_DPRBで特定されるDi stributed送信用リソースブロックを含んだスケ ジューリングリソース番号に対応するリソー スブロックについて、以下の処理を行う。た とえば、Distributed送信用リソースブロックを んだスケジューリングリソース番号に対応 るリソースブロックから、Distributed送信用 ソースブロックを除いた、その他のリソー ブロックについて復調および復号処理を行 。

 上記図12,13に示すスケジューリングリソ ス番号付与処理を実施している場合、端末 、簡単に自身に割当てられたリソースブロ クを特定することができる。具体的には、 ず、ビットマップをアグリゲーション数で 張することによって(アグリゲーション数が2 の場合は“010”を“001100”と拡張する)、Local ized送信用に割当てられた全リソースブロッ を判断する。そして、“1”が立っているビ トに対応するリソースブロックの中で、N_DP RBから認識できるDistributed送信用のリソース ロックと重なっているリソースブロックに 応するビットを、“0”にする。これにより 各端末は、Distributed送信用のリソースブロ クを除く、自身に割当てられている全てのLo calized送信用のリソースブロックを特定する とができる。したがって、本実施の形態で 、同一サブフレーム内にLocalized送信とDistribu ted送信が混在するシステムであっても、この 一連の処理により、端末による受信処理を簡 素化することができる。

 なお、本実施の形態では、Distributed送信 に割当てたリソースブロックを、必ずDistribu ted送信用として使用することを前提として説 明を行ったが、たとえば、前述したインディ ケータの概念を使用することにより、Distribut ed送信用に割当てたリソースブロックをLocaliz ed送信用として使用することも可能である。 とえば、インディケータが“0”を示してい る場合には、端末は、上記の処理で、Distribut ed送信用のリソースブロックを除く、自身に 当てられている全てのLocalized送信用のリソ スブロックを特定する。一方、インディケ タが“1”を示している場合、端末は、ビッ トマップにより自身に割当てられているリソ ースブロックと、Distributed送信用に割当てら ているとしてリソースブロックと、が重な ている場合であっても、そのリソースブロ クがLocalized送信用として自身に割当てられ いると判断し、ビットマップにより自身に 当てられている全てのリソースブロックに いて復調および復号処理を行う。このよう 処理を行うことで、Distributed送信用に割当 られたリソースブロックをLocalized送信にも 用できるため、スケジューラに柔軟性を持 せることができる。

実施の形態4.
 前述した実施の形態1~3では、Localized送信とD istributed送信の2つの送信形態が混在する場合 通信方法について説明したが、つぎに、こ らLocalized送信とDistributed送信に加え、さら Sub-sampling送信が混在する場合の通信方法に いて説明する。なお、基地局および端末の 成については、前述した実施の形態1と同様 ある。本実施の形態では、実施の形態1~3と なる処理について説明する。

 図19は、実施の形態4の通信方法における ソース割り当て動作の一例を示す図である 図19に示したように、本実施の形態の通信 法では、Distributed送信を行う際に、同一サブ セットに属するリソースブロックを使用する 。これを実現するために、本実施の形態の基 地局では、スケジューラ2は、実施の形態1の 合と同様に、移動速度情報に基づいた送信 態に関する情報の生成処理、チャネル品質 報に基づいたデータ伝送を行う端末の選択 変調方式等の選択処理、スケジューリング 象の端末数に基づいた、Localized送信時のア リゲーション数の決定処理、を実行する。 して、上述したように、アグリゲーション の決定に伴いサブセットの構成も決まるた 、決定したアグリゲーション数に基づいてD istributed送信用に割り当てるリソースブロッ (サブセット)を決定する。その後、各端末に 対して実際にリソースを割り当てる際には、 Distributed送信を行う端末に対して、同一サブ ットに属するリソースブロックを割り当て 。

 なお、「Distributed送信用のリソースブロ クが同一サブセットに属する」という条件 満たすのであれば、スケジューリング(リソ ス割り当て)においてDistributed送信を行う端 とLocalized送信を行う端末のどちらに対して にリソースを割り当ててもよい。すなわち Distributed送信を適用した端末のスケジュー ングとLocalized送信を適用した端末のスケジ ーリングのどちらを先に実行するか、など 問わない。

 このようにすることで、のちにSub-sampling 信で割当てを行う際に、残っているリソー ブロックのPart AもPart Bも同一サブセット 属することから、これらを同一端末に割り てることができる。また、従来方式と同様 、これらを異なる端末にそれぞれ割り当て 可能性も維持している。すなわち、Sub-samplin g送信用のリソースを割り当てる際の自由度 高めることができる。ところで、分散割当 に使用されるリソースブロックの周波数軸 の距離Nとしては、上記条件を満たす複数の が存在するが、システムおよび受信機にお る処理の簡略化のため一つの値に固定する とも考えられる。その場合、NはM×Mの整数 とする。Mは前述したように、Localized送信用 アグリゲーション数であり、またSub-sampling 信時のサブセット数でもある。

 また、Distributed送信の分散数が2である場合 データを2分割し、データの前半部分と後半 部分をそれぞれ異なるリソースブロックにマ ッピングすることが既に3GPPで規定されてい (図20参照)。そして、このマッピングを適用 た場合には、端末にリソースブロック位置 通知する際に、前半部分がマッピングされ いるリソースブロックのインデックスmのみ を通知する案が提示されている。またこの案 では後半部分をマッピングするリソースブロ ックは、インデックスmと周波数軸上の距離N 用いて、(m+N)modN RB の計算から求められる位置としている。ここ で、XmodYはXをYで割った余りであり、N RB は通信システムに存在する全リソースブロッ ク数である。しかしながら、この方法ではm+N がN RB 以上になる場合、図21に示すような現象(不都 合)が生じることがある。すなわち、同じ距 Nを設定したとしても、miとmjにデータ前半を それぞれマッピングしたものは、データ後半 が同じリソースブロックにマッピングされな い。そして、この結果、リソースの使用効率 が低減することになる。このような現象を防 ぐため、本発明では、mとN RB /2を比較し、m<N RB /2の場合にはmのペアとなるリソースブロック 位置をm+Nとし(図22のmiの場合に相当)、それ以 外の場合にはmのペアとなるリソースブロッ 位置をm-Nとする(図22のmjの場合に相当)。こ により、リソースブロックの使用効率が低 するのを防止できる。

 なお、スケジューラ2によるスケジューリ ング結果は、上述した実施の形態1~3の場合と 同様に、リソース割当情報として、符号化/ 調/送信部3により各端末に対して送信される 。本実施の形態の基地局から各端末へ送信さ れるリソース割当情報には、送信形態に関す る情報、Localized送信またはSub-sampling送信への リソース割り当て結果を示すビットマップ、 Distributed送信へのリソース割り当て結果を示 情報(たとえばDistributed送信の分散数が2であ る場合のデータの前半部分がマッピングされ たリソースブロックのインデックス)、など 含まれる。

 上述した実施の形態1~4については、下記 ーディネーションやランダマイゼーション 術を適用可能である。たとえば、複数の基 局が面的に配置されるセルラーシステムで 、同一システム周波数帯域を繰り返し使用 る。すなわち、隣接する基地局間で同じ周 数帯域,同じリソースブロックを使用するこ とがある。このようなシステムでは、特定端 末に割当てたリソースブロックが隣接基地局 エリアで使用され、常に干渉を受ける場合が ある。これを避けるため、コーディネーショ ンやランダマイゼーションが行われる。たと えば、Distributed送信用のリソースブロックを 接基地局との間でずらすことによりお互い 干渉を避ける技術がコーディネーションで る。また、Distributed送信用のリソースブロ クの間隔を一定にせず、隣接基地局間で特 のリソースブロックは衝突しているが別の ソースブロックは衝突しない、という状況 作る技術がランダマイゼーションである。

 LTEでは、送信したデータが受信局で正し 受信できなかった場合に同一データを再送 る技術を扱う。上記では、N_DPRBは可変であ としてきたが、ここで再送を考慮した制約 持たせることも考えられる。すなわち、再 タイミングでのN_DPRBを前回送信タイミング のN_DPRBと同一値とする制約である。この制 を課すことで、Localized送信およびDistributed 信のリソースブロック数、およびリソース ロックの位置が前回送信タイミングと再送 イミングとで同一となり、同じデータを再 する再送タイミングではリソースの確保が 易になる利点がある。

 以上のように、本発明にかかる通信方法 、同一サブフレーム内に、Localized送信、Dist ributed送信およびSub-sampling送信のうち少なく もLocalized送信とDistributed送信が混在する場合 のリソース割当通知方法として有用である。