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Title:
COMMUNICATION SYSTEM, COMMUNICATION APPARATUS AND COMMUNICATION METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/145162
Kind Code:
A1
Abstract:
In a receiver apparatus (200d), OFDM signals (obtained by arranging data signals, which have been QPSK modulated and SFBC coded, at positions specified by frequencies and times) transmitted from a transmitter apparatus are received by a receiving part (21d) of the receiver apparatus (200d) via antennas (20d) first and then outputted to a demapping part (22d).  The demapping part (22d) then acquires the data signals from the positions defined by the frequencies and times and outputs the acquired data signals to a power determining part (23d) and to an SFBC decoding part (24d).  The power determining part (23d) determines, from the data signals, power adjustment values specified for the respective antennas and outputs the power adjustment values specified for the respective antennas to the SFBC decoding part (24d).  The SFBC decoding part (24d), after taking into account the power adjustment values specified for the respective antennas, SFBC decodes the data signals and outputs the SFBC decoded data signals to a demodulating part (25d).  The demodulating part (25d) QPSK demodulates the data signals and outputs the demodulated data signals to the exterior.  In this way, the data signals can be received without the need for adapting the transmitter apparatus and the receiver apparatus to share therebetween the power adjustment values specified for the respective antennas and further without a problem that the receiver apparatus damages the orthogonality of SFBC.

Inventors:
ABE KAZUHIRO
HIRAKAWA ISAO
Application Number:
PCT/JP2009/059561
Publication Date:
December 03, 2009
Filing Date:
May 26, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
ABE KAZUHIRO
HIRAKAWA ISAO
International Classes:
H04B7/12; H04B7/02; H04B7/06; H04J1/00; H04J11/00; H04J99/00; H04W88/02
Domestic Patent References:
WO2007058264A12007-05-24
Foreign References:
JP2005176325A2005-06-30
JP2004304760A2004-10-28
Other References:
SAMSUNG: "Power Scaling and DL RS boosting", 3GPP TSG-RAN WG1 #52BIS, R1-081231, 4 April 2008 (2008-04-04)
NEC GROUP: "Problems with unequal RS power scaling per antenna for control and broadcast channels", 3GPP TSG-RAN WG1 #52, R1-081014, 15 February 2008 (2008-02-15)
Attorney, Agent or Firm:
HIRAKI Yusuke et al. (JP)
Yusuke Hiraki (JP)
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Claims:
 送信装置と受信装置とを含んで構成される通信システムであって、
 前記送信装置は、
 データ信号を変調する直交振幅変調部と、
 変調されたデータ信号に対しSFBC符号化処理を施すSFBC符号化部と、
 SFBC符号化されたデータ信号の電力をアンテナごとに定められた電力調整値に基づいて調整する電力調整部と、
 電力調整されたデータ信号を送信する信号送信部と
を備え、
 前記受信装置は、
 送信されたデータ信号を受信する信号受信部と、
 アンテナごとに定められた電力調整値を特定する電力特定部と、
 アンテナごとに定められた電力調整値を考慮して受信されたデータ信号にSFBC復号化処理を施すSFBC復号化部と
を備えることを特徴とする通信システム。
 前記直交振幅変調部は、
 該直交振幅変調部に入力されたデータ信号に直交振幅変調を施し、その直交振幅変調が施されたデータ信号を前記SFBC符号化部へ出力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
 前記SFBC符号化部は、
 該SFBC符号化部に入力されたデータ信号にSFBC符号化処理を施し、SFBC符号化処理が施されたデータ信号を前記電力調整部に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
 前記電力調整部は、
 該電力調整部に入力されたデータ信号の電力をアンテナごとに定められた電力調整値に基づいて調整し、電力調整されたデータ信号を前記信号送信部に出力することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の通信システム。
 前記信号送信部は、
 前記電力調整部で用いるアンテナごとに定められた電力調整値を送信することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の通信システム。
 前記信号送信部は、
 該信号送信部に入力されたデータ信号を受信装置に送信すること
を特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の通信システム。
 前記信号受信部は、
 前記送信装置から送信されたデータ信号を受信し、前記電力特定部および前記SFBC復号化部に出力することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の通信システム。
 前記信号受信部は、
 前記送信装置から送信されたアンテナごとに定められた電力調整値を受信し、前記電力特定部に出力することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の通信システム。
 前記電力特定部は、
 該電力特定部に入力されたデータ信号より、アンテナごとに定められた電力調整値を特定し、特定されたアンテナごとに定められた電力調整値を前記SFBC復号化部に出力することを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の通信システム。
 前記電力特定部は、
 該電力特定部に入力されたアンテナごとに定められた電力調整値を前記SFBC復号化部に出力すること
を特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の通信システム。
 前記SFBC復号化部は、
 該SFBC復号化部に入力されたデータ信号およびアンテナごとに定められた電力調整値より、SFBC復号化処理を行うことを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の通信システム。
 送信装置と受信装置とを含んで構成される通信システムに用いられる送信装置であって、
 データ信号を変調する直交振幅変調部と、
 変調されたデータ信号に対しSFBC符号化処理を施すSFBC符号化部と、
 SFBC符号化されたデータ信号の電力をアンテナごとに定められた電力調整値に基づいて調整する電力調整部と、
 電力調整されたデータ信号を送信する信号送信部と
 を備えることを特徴とする送信装置。
 送信装置と受信装置とを含んで構成される通信システムに用いられる受信装置であって、
 送信されたデータ信号を受信する信号受信部と、
 アンテナごとに定められた電力調整値を特定する電力特定部と、
 アンテナごとに定められた電力調整値を考慮して受信されたデータ信号にSFBC復号化処理を施すSFBC復号化部と
 を備えることを特徴とする受信装置。
 送信装置と受信装置から構成される通信システムにおける通信方法であって、
 送信装置において、
 データ信号を直交振幅変調する第1のステップと、
 変調されたデータ信号に対しSFBC符号化処理を施す第2のステップと、
 SFBC符号化されたデータ信号の電力をアンテナごとに定められた電力調整値に基づいて調整する第3のステップと、
 電力調整されたデータ信号を送信する第4のステップと
 を備え、
 受信装置において、
 送信されたデータ信号を受信する第5のステップと、
 アンテナごとに定められた電力調整値を特定する第6のステップと、
 アンテナごとに定められた電力調整値を考慮して受信されたデータ信号にSFBC復号化処理を施す第7のステップと
 を備えることを特徴とする通信方法。
 送信装置と受信装置から構成される通信システムにおける通信方法であって、
 前記送信装置において、
 データ信号を直交振幅変調する第1のステップと、
 変調されたデータ信号に対しSFBC符号化処理を施す第2のステップと、
 SFBC符号化されたデータ信号の電力をアンテナごとに定められた電力調整値に基づいて調整する第3のステップと、
 電力調整されたデータ信号を送信する第4のステップと
 を備える通信方法。
 送信装置と受信装置から構成される通信システムにおける通信方法であって、
 前記受信装置において、
 送信されたデータ信号を受信する第5のステップと、
 アンテナごとに定められた電力調整値を特定する第6のステップと、
 アンテナごとに定められた電力調整値を考慮して受信されたデータ信号にSFBC復号化処理を施す第7のステップと
 を備えることを特徴とする通信方法。
 請求項14から16までのいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
 請求項17に記載のプログラムを記録するコンピュータが読みとり可能な記録媒体。
Description:
通信システム、通信装置および 信方法

 本発明は、通信システム、通信装置およ 通信方法に関する。

 現在、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multipl e Access:直交周波数分割多元接続)方式を用い 移動体通信において、ダイバーシティゲイ の改善等に伴い、各アンテナから送信する ータ信号の電力をアンテナごとに定められ 電力調整値に基づいて調整することがおこ われている。一方、このようにすることで 同一キャリア内のデータ信号の電力が互い 異なってしまうため、データ信号を再生す には、送信装置および受信装置が電力調整 を共有している必要がある。

 しかしながら、電力調整値を送信装置お び受信装置が共有するためには、送信装置 受信装置との間で電力調整値を送受信する 要があるため、送受信が確立するまでの電 調整値は送信装置および受信装置が予め共 しているものを用いることになる。特に、 力調整値の送受信が確立される前に、SFBC(Sp ace-Frequency Block Coding)符号化された信号が送 信される場合、受信装置でSFBCの直交性が損 なわれることが問題になっている。

 下記非特許文献1では、セルカバレッジの 改善等に伴い、データ信号の電力を調整する 例について示されている。リデューシングは 電力を増加させたい参照信号を含むOFDMシン ルのデータの電力を低下させる操作をおこ うものである。この手法は、非特許文献1に いて図1に示すように、データ信号(D)の電力 の一部を用いて参照信号(R)の電力を増加して いる。この場合、アンテナごとに定められた 電力調整値は互いに異なるため、送信装置と 受信装置との間で電力調整値を送受信する必 要がある。

 また、データ信号の一部の電力が低下す ため、ダイバーシティゲインの低下等も問 となる。

 また、アンテナ間のパワーバランス(電力 の有効利用)のため、スケーリング(Scaling) が 提案されている。スケーリングはダイバーシ ティゲインの改善等のため、電力に余裕のあ るアンテナのデータ信号電力を増加させるも のである。

 下記非特許文献2では、スケーリングによ り、データ信号の電力を調整する一例を示し ている。

 下記非特許文献2では、図2に示すように 未使用電力をデータ信号(D)の電力として用 ている。この場合にも、アンテナごとに定 られた電力調整値は互いに異なるため、送 装置と受信装置との間で電力調整値を送受 する必要がある。

 下記非特許文献3および下記非特許文献4 は、図3に示すように、ダイバーシティゲイ の改善等に伴い、データ信号の電力を調整 る際に、アンテナごとに定められた電力調 値α1、α2がそれぞれ異なり、さらに、電力 整値α1、α2を、送信装置と受信装置とが共 していない場合の演算手法について示して る。図3に示すように、この場合には、SFBC 直交性が損なわれるため、データ信号の再 品質が劣化してしまうことが示されている 図4は、図3に示す手法に基づくデータ信号の 再生品質が劣化する様子を示す図である。Equ al Scalingは、アンテナごとに定められた電力 整値が全アンテナで同一の場合であり、Uneq ual Scalingは、アンテナごとに定められた電力 調整値が互いに異なる場合である。図4より データ信号の再生品質はUnequal Scalingの場合 方が劣化していることがわかる。

 下記非特許文献5では、アンテナごとに定 められた電力調整値を送受信する際のパラメ ータについて開示されている。すなわち、非 特許文献5では、図5に示すように、参照信号 含まないOFDMシンボルのデータ信号の電力と 参照信号を含むOFDMシンボルのデータ信号の 力との比をPbとし、参照信号を含むOFDMシン ルのデータ信号の電力と参照信号の電力と 比をPaとした場合、Pa/Pb およびPbが送受信さ れる。

 ここで、Pa/Pbはブロードキャストで送信 れ、Pbはブロードキャストもしくはコントロ ールで送信される。

 下記非特許文献6では、アンテナごとに定 められた電力調整値を送受信する際のパラメ ータについて開示されている。すなわち、非 特許文献6では、図6に示すとおり、参照信号 含まないアンテナのデータ信号の電力と参 信号の電力との比をPbとし、参照信号を含 アンテナのデータ信号の電力と参照信号の 力との比をPaとし、未使用のリソースエレメ ントを含むアンテナのデータ信号の電力と参 照信号の電力との比をPcとした場合、Pa/Pb、Pa /Pc およびPaを送信するものとしている。こ で、Pa/PbおよびPa/Pcはブロードキャストで送 され、Paはブロードキャストもしくはコン ロールで送信される。

 下記非特許文献7では、アンテナごとに定め られた電力調整値を送信装置と受信装置との 間の送受信によって、共有するのではなく、 受信装置で電力調整値を推定することを示し ている。しかしながら、データ信号を長期間 観測しなければならないという問題がある。
3GPP TSG RAN1 #46bis、R1-062608、“Issues of n on-overlapping DL reference signal with power boosting ” 3GPP TSG RAN1 #52bis、R1-081231、“Power Scalin g and DL RS boosting in a Multi-antenna System” 3GPP TSG RAN1 #52、R1-081014、“Problems with  Unequal RS power scaling per Antenna for Control and  broadcast channels” 3GPP TSG RAN1 #52bis、R1-081555、“Phisical Cha nnel for Pa Signalling” 3GPP TSG RAN1 #52bis、R1-081230、“Further Disc ussion on Data Power Setting for PDSCH” 3GPP TSG RAN1 #52bis、R1-081532、“Remaining Is sues on Downlink RS boosting” 3GPP TSG RAN1 #52bis、R1-081462、“DL EPRE Set ting”

 これまで、SFBC符号化されたQPSK変調信号 送受信する際、送信装置および受信装置が ンテナごとに定められた電力調整値を予め 有していることが必要であり、この共有が されていない受信装置でSFBC復号化をおこな た場合、SFBCの直交性が損なわれることが問 題となっていた。

 従って、SFBC符号化されたQPSK変調信号を 受信する場合に、送信装置および受信装置 アンテナごとに定められた電力調整値を予 共有していることが必要であると言われて た。

 本発明では、SFBC符号化されたQPSK変調信 を送受信するという条件に着目し、この条 で拘束することによって、送信装置および 信装置がアンテナごとに定められた電力調 値を共有することなく、また、受信装置がSF BCの直交性を損なうことなく、データ信号を 信することを目的とする。

 本発明の一観点によれば、送信装置と受 装置とを含んで構成される通信システムで って、前記送信装置は、データ信号を変調 る直交振幅変調部と、変調されたデータ信 に対しSFBC符号化処理を施すSFBC符号化部と SFBC符号化されたデータ信号の電力をアンテ ごとに定められた電力調整値に基づいて調 する電力調整部と、電力調整されたデータ 号を送信する信号送信部とを備え、前記受 装置は、送信されたデータ信号を受信する 号受信部と、アンテナごとに定められた電 調整値を特定する電力特定部と、アンテナ とに定められた電力調整値を考慮して受信 れたデータ信号にSFBC復号化処理を施すSFBC 号化部とを備えることを特徴とする通信シ テムが提供される。

 また、送信装置と受信装置とを含んで構 される通信システムに用いられる送信装置 あって、データ信号を変調する直交振幅変 部と、変調されたデータ信号に対しSFBC符号 化処理を施すSFBC符号化部と、SFBC符号化され データ信号の電力をアンテナごとに定めら た電力調整値に基づいて調整する電力調整 と、電力調整されたデータ信号を送信する 号送信部とを備えることを特徴とする送信 置が提供される。

 また、送信装置と受信装置とを含んで構 される通信システムに用いられる受信装置 あって、送信されたデータ信号を受信する 号受信部と、アンテナごとに定められた電 調整値を特定する電力特定部と、アンテナ とに定められた電力調整値を考慮して受信 れたデータ信号にSFBC復号化処理を施すSFBC 号化部とを備えることを特徴とする受信装 が提供される。

 本発明の他の観点によれば、送信装置と 信装置から構成される通信システムにおけ 通信方法であって、送信装置において、デ タ信号を直交振幅変調する第1のステップと 、変調されたデータ信号に対しSFBC符号化処 を施す第2のステップと、SFBC符号化されたデ ータ信号の電力をアンテナごとに定められた 電力調整値に基づいて調整する第3のステッ と、電力調整されたデータ信号を送信する 4のステップとを備え、受信装置において、 信されたデータ信号を受信する第5のステッ プと、アンテナごとに定められた電力調整値 を特定する第6のステップと、アンテナごと 定められた電力調整値を考慮して受信され データ信号にSFBC復号化処理を施す第7のステ ップとを備えることを特徴とする通信方法が 提供される。

 また、送信装置と受信装置から構成され 通信システムにおける通信方法であって、 信装置において、データ信号を直交振幅変 する第1のステップと、変調されたデータ信 号に対しSFBC符号化処理を施す第2のステップ 、SFBC符号化されたデータ信号の電力をアン テナごとに定められた電力調整値に基づいて 調整する第3のステップと、電力調整された ータ信号を送信する第4のステップとを備え 通信方法が提供される。

 送信装置と受信装置から構成される通信 ステムにおける通信方法であって、受信装 において、送信されたデータ信号を受信す 第5のステップと、アンテナごとに定められ た電力調整値を特定する第6のステップと、 ンテナごとに定められた電力調整値を考慮 て受信されたデータ信号にSFBC復号化処理を す第7のステップとを備えることを特徴とす る通信方法が提供される。

 本発明は、上記に記載の方法をコンピュ タに実行させるためのプログラムであって 良く、上記に記載のプログラムを記録する ンピュータが読みとり可能な記録媒体であ ても良い。プログラムは伝送媒体によって 得したものでも良い。

 本発明によれば、送信装置および受信装 がアンテナごとに定められた電力調整値を め共有していない場合でも、受信装置がSFBC の直交性を損なうことなく、データ信号を復 調することが可能となる。従って、ブロード キャストおよびコントロールにおけるダイバ ーシティゲインの改善等が可能となる。

リデューシングの原理を示す図である スケーリングの原理を示す図である。 ダイバーシティゲインの改善等に伴い データ信号の電力を調整する際に、アンテ ごとに定められた電力調整値α1、α2がそれ れ異なり、さらに、電力調整値α1、α2を、 信装置と受信装置とが共有していない場合 様子について示したステップ図である。 図3に示す手法に基づくデータ信号の再 生品質が劣化する様子を示す図である。 参照信号を含まないOFDMシンボルのデー タ信号の電力と参照信号を含むOFDMシンボル データ信号の電力との比をPbとし、参照信号 を含むOFDMシンボルのデータ信号の電力と参 信号の電力との比をPaとした場合、Pa/Pb お びPbが送受信される様子を示す図である。 参照信号を含まないアンテナのデータ 号の電力と参照信号の電力との比をPbとし 参照信号を含むアンテナのデータ信号の電 と参照信号の電力との比をPaとし、未使用の リソースエレメントを含むアンテナのデータ 信号の電力と参照信号の電力との比をPcとし 場合、Pa/Pb、Pa/Pc およびPaを送信する様子 示す図である。 本実施の形態による送信装置の一構成 を示す図である。 SFBC符号化部(10a)の一構成例を示す図で る。 リソースエレメントへの配置例を示す である。 第1の送信部および第2の送信部から送 されたデータ信号は、伝播路の影響を受け 様子を示す図である。 第1の実施の形態による受信装置の一 成例を示す図である。 リソースエレメントへの配置例を示す 図である。 コントロールのデータ信号を再生する 受信装置の構成例を示す図である。 コントロールのデータ信号を再生する 受信装置を示す図である。

10-1…信号処理装置、11a…シリアル・パラ ル変換部、12a…符号化部、11d…変調部、12d SFBC符号化部、13d-1…電力調整部、14d-1…マッ ピング部、15d-1…送信部、16d-1…アンテナ、10 0d…送信装置、21d…受信部、22d…デマッピン 部、23d…電力特定部、24d…SFBC復号化部、25d …復調部、200d…受信装置。

 本発明の実施の形態について説明する前 、その要点についてまとめる。

 現在、4Tx時のブロードキャストおよびコ トロールの同一キャリア内のデータ信号電 は同一としなければならない提案がなされ いる(R1-08014)。この理由は、データ信号の再 生にデータ信号電力の報知が必須とされてい るためである。

 一方、4Tx時のブロードキャストおよびコ トロールの同一キャリア内のデータ信号電 が異なることを許容し、ダイバーシティゲ ンの改善等をおこなうことも考えられる。

 本実施の形態による通信技術は、SFBC符号 化されたQPSK変調信号の送受信にあたり、ア テナごとに定められたデータ信号の電力を 信信号から特定する一手法について提案し この手法を用いることにより、同一キャリ 内のデータ信号の電力が異なることを許容 、そのデータ信号の再生品質はUE依存である ことを提案するものである。

 以下、図面を参照しながら、本発明の実 の形態について説明する。

また、以下の実施の形態においては、1サ キャリアを2アンテナのみが占有するSFBC符号 化(符号化率は1)を例にして説明するが、その 他の構成においても適用可能である。

(第1の実施の形態)
 本発明の第1の実施の形態による通信技術は 、ブロードキャストおよびコントロールにお ける同一キャリア内のデータ信号の電力が異 なる場合に、受信装置が、受信したブロード キャストおよびコントロールのデータ信号か らアンテナごとに定められた電力調整値を特 定する機能を持たせた場合について示す。こ れにより、送信装置と受信装置とが、アンテ ナごとに定められた電力調整値を共有するこ となしに、ブロードキャストおよびコントロ ールのデータ信号の送受信に伴うダイバーシ ティゲインの改善等が可能となる。

 図7は、本実施の形態による送信装置(100d) の一構成例を示す図である。この送信装置(10 0d)においては、はじめに、外部からデータ信 号が変調部(11d)に入力される。次に、変調部( 11d)に入力されたデータ信号はここでQPSK変調 れて出力され、SFBC符号化部(12d)に入力され 。SFBC符号化部(12d)に入力されたデータ信号 SFBC符号化され、第1の信号処理装置(10d-1)が 備する第1の電力調整部(13d-1)、および、第2 信号処理装置(10d-2)が具備する第2の電力調 部(13d-2)にそれぞれ入力される。

 第1の電力調整部(13d-1)に入力されたデー 信号の電力は第1の電力調整部(13d-1)が有する アンテナごとに定められた電力調整値に基づ いて調整がおこなわれ、第1のマッピング部(1 4d-1)に出力される。

 第2の電力調整部(13d-2)に入力されたデー 信号の電力は第2の電力調整部(13d-2)が有する アンテナごとに定められた電力調整値に基づ いて調整がおこなわれ、第2のマッピング部(1 4d-2)に出力される。

 第1のマッピング部(14d-1)に入力されたデ タ信号は周波数および時間で定義される位 に配置され、第1の送信部(15d-1)に出力される 。第2のマッピング部(14d-2)に入力されたデー 信号は周波数および時間で定義される位置 配置され、第2の送信部(15d-2)に出力される

 第1の送信部(15d-1)に入力されたデータ信 はアンテナ16d-1を介して受信装置(200d)(図11) 送信され、第2の送信部(15d-2)に入力されたデ ータ信号はアンテナ16d-2を介して受信装置(200 d)に送信される。

次に、各部の詳細について説明する。

 はじめに、SFBC符号化部(12d)について説明す 。図8は、SFBC符号化部(12d)の一構成例を示す 図である。SFBC符号化部(12d)は、シリアル・パ ラレル変換部(11a)と符号化部(12a)とで構成さ る。シリアル・パラレル変換部(11a)は、信号 路1にx 1 、x 2 の順に入力された信号をシリアル・パラレル 変換し、信号路2にx 1 を出力し、信号路3にx 2 を出力する。

 符号化部(12a)では、信号路4にx 1 およびx 2 を出力し、信号路5に-x * 2 およびx * 1 を出力する。ここで、信号路4のデータ信号 信号処理装置1(10d-1)のデータ信号とし、信号 路5のデータ信号を信号処理装置2(10d-2)のデー タ信号とする。

 次に、第1の電力調整部(13d-1)および第2の電 調整部(13d-2)について説明する。第1の電力 整部(13d-1)では、第1の電力調整部(13d-1)に入 されたx 1 およびx 2 をa 1 倍し、a 1 x 1  、a 1 x 2 を出力する。また、第2の電力調整部(13d-2)で 、第2の電力調整部(13d-2)に入力された-x * 2  およびx * 1 をa 2 倍し、-a 2 x * 2   、a 2 x * 1  を出力する。

 次に、第1のマッピング部(14d-1)および第2 マッピング部(14d-2)について示す。第1のマ ピング部(14d-1)および第2のマッピング部(14d-2 )では周波数および時間で定義される位置に ータ信号を配置する。

 第1のマッピング部(14d-1)に入力されたa 1 x 1 は、図9のリソースエレメントの(1)に配置さ 、a 1 x 2 は図9のリソースエレメントの(3)に配置され 。

マッピング部(14d-2)に入力された-a 2 x * 2 は図9のリソースエレメントの(2)に配置され a 2 x * 1 は図9のリソースエレメントの(4)に配置され 。

 第1の送信部(15d-1)および第2の送信部(15d-2) から送信されたデータ信号は、伝播路の影響 を受ける。この様子を、図10を参照しながら 明する。

ここでは、第1のアンテナ(16d-1)から受信装置( 200d)までの伝播路の状態をh 1 とし、第2のアンテナ(16d-2)から受信装置(200d) での伝播路状態をh 2 としている。ここで、
 第1のアンテナ(16d-1)からa 1 x 1 およびa 1 x 2 が送信され、アンテナ(16d-2)から-a 2 x * 2 およびa 2 x * 1 が送信される場合は、
受信装置(200d)には、式(1)で示される信号が到 達する。
式(1)

 図11は、第1の実施の形態による受信装置( 200d)の一構成例を示す図である。はじめに、 記の送信装置(100d)から送信されたデータ信 が、図11に示す受信装置(200d)の受信部(21d)で 受信され、受信されたデータ信号はデマッピ ング部(22d)に出力される。

 次に、デマッピング部(22d)では、周波数 よび時間で定義される位置からデータ信号 取得し、電力特定部(23d)およびSFBC復号化部(2 4d)にデータ信号を出力する。

 電力特定部(23d)では、電力特定部(23d)に入 力されたデータ信号より、アンテナごとに定 められた電力調整値を特定し、SFBC復号化部(2 4d)にアンテナごとに定められた電力調整値を 出力する。SFBC復号化部(24d)に入力されたデー タ信号は、SFBC復号化部(24d)に入力されたアン テナごとに定められた電力調整値を考慮し、 SFBC復号化され、復調部(25d)に出力される。復 調部(25d)に入力されたデータ信号は、QPSK復調 され、復調されたデータ信号が外部に出力さ れる。

 すなわち、送信装置は、送信装置に入力 れた信号をQPSK変調し、SFBC符号化し、第1の ンテナおよび第2のアンテナのそれぞれに割 り当てられた電力調整値に基づいて電力を調 整し、受信装置に送信する。受信装置は、送 信装置より送信された信号を受信し、送信装 置の第1のアンテナおよび第2のアンテナのそ ぞれに割り当てられた電力調整値を前記受 した信号から特定し、この特定された電力 整値を用いてSFBC復号化し、QPSK信号を再生 る。この場合、アンテナごとに定められた 力調整値は線形演算により特定できるため SFBCの直交性を損なわずにデータ信号を再生 ることができる。

 次に、各部の詳細を示す。

 はじめに、デマッピング部(22d)について説 する。デマッピング部(22d)では、周波数およ び時間で定義される位置からデータ信号を取 得する。ここでは、図12のリソースエレメン の(1)に配置されている
および、図12のリソースエレメントの(2)に配 されている
を取得する。

 次に、電力特定部(23d)について示す。電 特定部(23d)では、アンテナごとに定められた 電力調整値を特定する。

電力調整部(23d)には、
の他に、あらかじめ参照信号を用いて推定さ れた伝播路の推定値
が入力されているものとする。

 電力特定部(23d)では、
を考慮し、下記式(2)および式(3)を用いてアン テナごとに定められた電力調整値を特定し、 SFBC復号化部(24d)に出力する。
式(2)
式(3)

 次に、SFBC復号化部(24d)について示す。

SFBC復号化部(24d)では、SFBC復号化部(24d)に入力 されたデータ信号およびアンテナごとに定め られた電力調整値より、式(4)を用いてSFBC復 化し、SFBC復号化した信号y 1 およびy 2 を得る。
式(4)

 第1の実施の形態では、ブロードキャスト およびコントロールのアンテナごとに定めら れた電力調整値の報知は不要であるという特 徴を有する。

(第2の実施の形態)
 次に、本発明の第2の実施の形態について説 明を行う。本実施の形態では、ブロードキャ ストのデータ信号にアンテナごとに定められ た電力調整値の比、a 2 /a 1 の正確な値が格納されているものとする。ま た、ブロードキャストおよびコントロールの データ信号を送信する手法自体は、上記第1 実施の形態と同じである。

 また、ブロードキャストのデータ信号を、 1の実施の形態と同一の手法により再生し、 このデータ信号に含まれるアンテナごとに定 められた電力調整値の比、a 2 /a 1 の正確な値が取得されるものとする。この手 法により、コントロールのデータ信号の再生 品質は第1の実施の形態による技術に比べて り改善される。

 以下、コントロールのデータ信号の再生 法について説明する。

 図13は、コントロールのデータ信号を再 する受信装置(300d)を示した。はじめに、図7 示す送信装置(100d)から送信されたデータ信 が、アンテナ30dを介して受信装置(300d)の受 部(31d)において受信され、受信されたデー 信号はデマッピング部(32d)に出力される。

 次に、デマッピング部(32d)では、周波数 よび時間で定義される位置からデータ信号 取得し、SFBC復号化部(34d)にデータ信号を出 する。SFBC復号化部(34d)に入力されたデータ 号は、SFBC復号化部(34d)に入力された、アン ナごとに定められた電力調整値を考慮し、SF BC復号化され、復調部(35d)に出力される。復 部(35d)に入力されたデータ信号は、QPSK復調 れ、復調されたデータ信号が外部に出力さ る。

 次に各部の詳細について説明を行う。

 はじめに、デマッピング部(32d)について説 する。デマッピング部(32d)では、周波数およ び時間で定義される位置からデータ信号を取 得する。ここでは、
図12のリソースエレメントの(1)に配置されて る
および、図12のリソースエレメントの(2)に配 されている
を取得する。

 次に、電力特定部(33d)について示す。電 特定部(33d)では、アンテナごとに定められた 電力調整値を特定する。

 電力調整部(33d)には、ブロードキャストの ータ信号に含まれるアンテナごとに定めら た電力調整値の比、a 2 /a 1 の正確な値が入力されているものとする。

 電力特定部(33d)ではこのアンテナごとに定 られた電力調整値の比、a 2 /a 1  、式(5)および式(6)を用いてアンテナごとに められた電力調整値を特定し、SFBC復号化部 (34d)に出力する。
式(5)
式(6)

 次に、SFBC復号化部(34d)について示す。

 SFBC復号化部(34d)では、SFBC復号化部(34d)に入 されたデータ信号およびアンテナごとに定 られた電力調整値より、式(7)を用いてSFBC復 号化し、SFBC復号化した信号y1およびy2を得る
式(7)

 第2の実施の形態では、コントロールのデー タ信号再生時に、ブロードキャストのデータ 信号に含まれるアンテナごとに定められた電 力調整値の比、a 2 /a 1 を用いるため、コントロールのデータ信号の 再生精度を第1の実施の形態に比べて改善す ことができる。

(第3の実施の形態)
 第3の実施の形態では、ブロードキャストで 特定された電力調整値をコントロールの電力 調整値として用いる例である。また、ブロー ドキャストおよびコントロールのデータ信号 を送信する手法は第1の実施の形態と同一と る。

 また、ブロードキャストのデータ信号を、 1の実施形態と同一の手法により再生し、そ の際に特定した電力調整値
を取得する。

 この手法により、コントロールのアンテ ごとに定められた電力調整値の特定を省く とができる。

 以下、コントロールのデータ信号の再生 法について説明する。

 図14は、コントロールのデータ信号を再 する受信装置(400d)を示す図である。まず、 じめに、送信装置(100d)から送信されたデー 信号が、受信装置(400d)の受信部(41d)で受信さ れ、受信されたデータ信号はデマッピング部 (42d)に出力される。

 次に、デマッピング部(42d)では、周波数 よび時間で定義される位置からデータ信号 取得し、SFBC復号化部(44d)にデータ信号を出 する。SFBC復号化部(44d)に入力されたデータ 号は、SFBC復号化部(44d)に入力されたアンテ ごとに定められた電力調整値を考慮し、SFBC 号化され、復調部(45d)に出力される。復調 (45d)に入力されたデータ信号は、QPSK復調さ 、復調されたデータ信号が外部に出力され 。

 次に、各部の詳細について説明する。

 まず、はじめに、デマッピング部(42d)につ て説明する。デマッピング部(42d)では、周波 数および時間で定義された位置からデータ信 号を取得する。ここでは、
図12のリソースエレメントの(1)に配置されて る
および、図12のリソースエレメントの(2)に配 されている
を取得する。

 次に、SFBC復号化部(44d)について示す。

SFBC復号化部(44d)では、SFBC復号化部(44d)に入力 されたデータ信号およびブロードキャストで 特定されたアンテナごとに定められた電力調 整値より、式(8)を用いてSFBC復号化し、SFBC復 化した信号y 1 およびy2を得る。
式(8)
 第3の実施の形態では、コントロールのデー タ信号再生時に、ブロードキャストのデータ 信号再生時に用いた電力調整値を用いること で、コントロールのデータ信号再生時の処理 負荷が低くできるという利点がある。

 また、第3の実施形態において、コントロ ールをブロードキャストと変更し、ブロード キャストをコントロールと変更した場合も許 容される。

(第4の実施の形態)
 次に、本発明の第4の実施の形態による通信 技術について説明を行う。本実施の形態では 、ブロードキャストのデータ信号にアンテナ ごとに定められた電力調整値の比、a 2 /a 1 およびa 1 の正確な値が格納されているものとする。ま た、ブロードキャストについては第1の実施 形態と同一の手法により通信がおこなわれ いるものとする。この手法により、コント ールの変調をQPSK変調より伝送容量の大きい のに変更することができる。以下、コント ールのデータ信号の再生手法について説明 る。

 第4の実施の形態では、図7に示す送信装 (100d)を想定している。はじめに、外部から ータ信号が変調部(11d)に入力される。次に、 変調部(11d)に入力されたデータ信号は64QAM変 され、SFBC符号化部(12d)に入力される。

 SFBC符号化部(12d)に入力されたデータ信号 、SFBC符号化され、第1の信号処理装置(10d-1) 具備する第1の電力調整部(13d-1)、および、 2の信号処理装置(10d-2)が具備する第2の電力 整部(13d-2)にそれぞれ入力される。

 第1の電力調整部(13d-1)に入力されたデー 信号の電力は第1の電力調整部(13d-1)が有する アンテナごとに定められた電力調整値に基づ いて調整が行われ、第1のマッピング部(14d-1) 出力される。

 第2の電力調整部(13d-2)に入力されたデー 信号の電力は第2の電力調整部(13d-2)が有する アンテナごとに定められた電力調整値に基づ いて調整がおこなわれ、第2のマッピング部(1 4d-2)に出力される。

 第1のマッピング部(14d-1)に入力されたデ タ信号は周波数および時間で定義される位 に配置され、第1の送信部(15d-1)に出力される 。

 第2のマッピング部(14d-2)に入力されたデ タ信号は周波数および時間で定義される位 に配置され、第2の送信部(15d-2)に出力される 。

 第1の送信部(15d-1)に入力されたデータ信 は受信装置(200d)に送信される。また、第2の 信部(15d-2)に入力されたデータ信号は受信装 置(200d)に送信される。

 次に各部の詳細について説明する。

 はじめに、SFBC符号化部(12d)について示す。 8はSFBC符号化部(12d)について示した図である 。SFBC符号化部(12d)は、シリアル・パラレル変 換部(11a)と符号化部(12a)とで構成される。シ アル・パラレル変換部(11a)は、信号路1にx 1 、x 2 の順に入力された信号をシリアル・パラレル 変換し、信号路2にx 1 を出力し、信号路3にx 2 を出力する。

 符号化部(12a)では、信号路4にx 1 およびx 2 を出力し、信号路5に-x * 2およびx * 1 を出力する。ここで、信号路4のデータ信号 信号処理装置1(10d-1)のデータ信号とし、信号 路5のデータ信号を信号処理装置2(10d-2)のデー タ信号とする。

 次に、電力調整部(13d-1)および電力調整部(13 d-2)について示す。電力調整部(13d-1)では、電 調整部(13d-1)に入力されたx 1 およびx 2 を a 1 倍し、a 1 x 1 、a 1 x 2 を出力する。また、電力調整部(13d-2)では、 力調整部(13d-2)に入力された-x * 2 およびx * 1 をa 2 倍し、-a 2 x * 2 、a 2 x * 1 を出力する。

 次に、マッピング部(14d-1)およびマッピン グ部(14d-2)について説明する。マッピング部(1 4d-1)およびマッピング部(14d-2)では、周波数お よび時間で定義される位置にデータ信号を配 置する。

 マッピング部(14d-1)に入力されたa 1 x 1 は、図9のリソースエレメントの(1)に配置さ 、a 1 x 2 は図9のリソースエレメントの(3)に配置され 。

 マッピング部(14d-2)に入力された-a 2 x * 2 は図9のリソースエレメントの(2)に配置され a 2 x * 1 は図9のリソースエレメントの(4)に配置され 。

 送信部(15d-1)および送信部(15d-2)から送信さ たデータ信号は、伝播路の影響を受ける。 の様子を図10に示す。ここでは、アンテナ(16 d-1)から受信装置(200d)までの伝播路の状態をh 1 とし、アンテナ(16d-2)から受信装置(200d)まで 伝播路状態をh 2 としている。ここで、アンテナ(16d-1)からa 1 x 1 およびa 1 x 2 が送信され、アンテナ(16d-2)から-a 2 x * 2 およびa 2 x * 1   が送信される場合は、受信装置(200d)には 式(9)で示される信号が到達する。
式(9)
 図13に、コントロールのデータ信号を再生 る受信装置(300d)を示した。はじめに、送信 置(100d)から送信されたデータ信号が受信装 (300d)の受信部(31d)で受信され、受信されたデ ータ信号はデマッピング部(32d)に出力される

 次に、デマッピング部(32d)では、周波数 よび時間で定義される位置からデータ信号 取得し、SFBC復号化部(34d)にデータ信号を出 する。SFBC復号化部(34d)に入力されたデータ 号は、SFBC復号化部(34d)に入力されたアンテ ごとに定められた電力調整値を考慮し、SFBC 号化され、復調部(35d)に出力される。復調 (35d)に入力されたデータ信号は、64QAM復調さ 、復調されたデータ信号が外部に出力され 。

 次に、各部の詳細を示す。

 はじめに、デマッピング部(32d)について示 。デマッピング部では周波数および時間で 義される位置からデータ信号を取得する。 こでは、図12のリソースエレメントの(1)に配 置されている
および、図12のリソースエレメントの(2)に配 されている
を取得する。

 次に、電力特定部(33d)について示す。電力 定部(33d)では、アンテナごとに定められた電 力調整値を特定する。電力調整部(33d)には、 ロードキャストのデータ信号に含まれるア テナごとに定められた電力調整値の比、a 2 /a 1 およびa 1  の正確な値が入力されているものとする。 力特定部(33d)ではこのアンテナごとに定め れた電力調整値の比、a 2 /a 1 およびa 1 、式(10)および式(11)を用いてアンテナごとに められた電力調整値を特定し、SFBC復号化部 (34d)に出力する。
式(10)
式(11)

 次に、SFBC復号化部(34d)について示す。

 SFBC復号化部(34d)では、SFBC復号化部(34d)に入 されたデータ信号およびアンテナごとに定 られた電力調整値より、式(12)を用いてSFBC 号化し、SFBC復号化した信号y 1 およびy 2 を得る。
式(12)
 第4の実施の形態では、コントロールのデー タ信号再生時に、ブロードキャストのデータ 信号に含まれるa 2 /a 1 およびa 1 を用いるため、コントロールのデータ信号の 変調方式は多値とすることが可能となる。

 また、本発明の第1の実施の形態から第4 実施の形態までに示した、ブロードキャス およびコントロールのデータ信号の送受信 関する手法は一例であり、これらに類似し 手法も特許請求の範囲に含まれる。

 また、この発明の実施の形態について図 を参照して詳述してきたが、具体的構成は の実施の形態に限られるものではなく、こ 発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども 許請求の範囲に含まれるものである。

 (まとめ)
 本発明を用いることにより、送信装置およ 受信装置から構成される通信システムが、S FBC符号化されたQPSK変調信号(ブロードキャス およびコントロールのデータ信号)を送受信 するにあたって、送信装置が、外部から入力 されたデータ信号を直交振幅変調する機能と 、直交振幅変調されたデータ信号をSFBC符号 する機能と、アンテナごとに定められた電 調整値に基づいて、データ信号の電力を調 する機能と、電力の調整がなされたデータ 号を受信装置に送信する機能とを備え、受 装置が、送信装置から送信されたデータ信 を受信する機能と、アンテナごとに定めら た電力調整値を特定する機能と、特定され 電力調整値を考慮してSFBC復号化する機能を え、また、少なくともブロードキャストの ータ信号はSFBC符号化されたQPSK変調信号で るため、送信装置および受信装置がアンテ ごとに定められた電力調整値を共有するこ なく、受信装置がSFBCの直交性を損なうこと く、データ信号を受信することを可能とな ため、ブロードキャストおよびコントロー も、ダイバーシティゲインの改善等が可能 ある。

 本発明は、通信装置に利用可能である。