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Patent Searching and Data


Title:
COMPOSITION HAVING ANTIOXIDATIVE ACTIVITY
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/149689
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To provide: a composition having an excellent antioxidative activity; a food or beverage utilizing the composition; and a method for producing the composition. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] Disclosed are: a composition comprising at least one member selected from a processed product of a plant belonging to Cistache Tsubulosa (so-called "Kanka") and a processed product of a plant belonging to Withania sominifera (so-called "Ashwagandha") and a processed product of a plant belonging to Panax quinquefolium, wherein the composition may further comprise a processed product of a plant belonging to Panax ginseng and/or a processed product of a plant belonging to Lepidium meyanii; a food or beverage produced by using the composition; a method for producing the composition; and a method for increasing the antioxidative activity of a plant belonging to Cistache Tsubulosa and/or a plant belonging to Withania sominifera.

Inventors:
YAMAMOTO NAOKO (JP)
ANDO CHIHO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/059518
Publication Date:
December 11, 2008
Filing Date:
May 23, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KOBAYASHI PHARMA (JP)
YAMAMOTO NAOKO (JP)
ANDO CHIHO (JP)
International Classes:
A61K36/64; A23L1/30; A23L2/00; A61K8/97; A61K36/81; A61P1/16; A61P3/04; A61P3/06; A61P3/10; A61P9/10; A61P17/18; A61P39/06; A61Q19/00
Domestic Patent References:
WO2000067768A12000-11-16
Foreign References:
CN1943545A2007-04-11
JPH11113528A1999-04-27
JP2002104924A2002-04-10
JPS61115013A1986-06-02
JP2006327976A2006-12-07
JP2005306754A2005-11-04
Other References:
NAGASE & CO., LTD.: "Sapurigado 'Vital Up' Shinhatsubai", 16 July 2001 (2001-07-16), pages 1 - 5, Retrieved from the Internet
MURAOKA O.: "Silk Road no Chojushoku Cistanche Tubulosa no Kino ni Tsuite", NEW FOOD INDUSTRY, vol. 48, no. 9, 2006, pages 7 - 11
TRIPATHI A.K. ET AL.: "Ashwagandha (Withania, somnifera Dunal (Solanaceae)): A Status report", JOURNAL OF MEDICINAL AND AROMATIC PLANT SCIENCES, vol. 18, no. 1, 1996, pages 46 - 62, XP008068810
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Claims:
カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を含有する組成物。
前記加工物が粉砕物、乾燥物及び溶媒抽出物からなる群より選択されるいずれか1種である請求項1に記載の組成物。
西洋人参加工物の含有量が、カンカ加工物100重量部に対して0.5重量部以上および/またはアシュワガンダ加工物100重量部に対して0.003重量部以上である請求項1又は2に記載の組成物。
さらに高麗人参加工物及びマカ加工物から選択される少なくともいずれか1種を含有する請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
経口用組成物である請求項1~4のいずれかに記載の組成物。
飲食品の形態である請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種に西洋人参加工物を配合するカンカおよび/またはアシュワガンダの抗酸化力増強方法。
Description:
抗酸化作用を有する組成物

 本発明は、アシュワガンダ加工物及びカ カ加工物から選択される少なくともいずれ 1種と、西洋人参加工物を含有する組成物に 関する。

 生体が呼吸することによって取り込まれた 素のうち、1~2%ほどが体内で活性酸素となる ことが知られている。また、活性酸素を発生 させる原因は、呼吸以外にも喫煙、ストレス 、紫外線、排気ガス等が知られている。その 他、農薬、ダイオキシン、薬剤などを経口摂 取することによっても発生するといわれてい る。体内で過剰に発生した活性酸素は、細胞 や組織を傷害し(酸化ストレス)、動脈硬化、 症反応、糖尿病等の様々な疾患の原因とな 。生体は、通常、このような活性酸素の有 反応を防御するために抗酸化活性を有する 質(抗酸化物質)を有するが、抗酸化活性は 齢やストレスによって大きく影響を受け、 しく活性が低下することがある。そのため 近年では、抗酸化活性の向上を目的として 抗酸化作用を有するサプリメント、飲料等 開発が盛んに行われている(例えば、特許文 1等)。この様な背景から、さらに優れた抗 化作用を有する飲食品等の開発が望まれて る。

特開平6-9417

 本発明は、優れた抗酸化作用を有する組 物、該組成物を用いた飲食品、及び該組成 の製造方法、ならびに抗酸化力増強方法を 供することを主な目的とする。

 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭 検討を行った。本発明者らは、カンカ加工 及びアシュワガンダ加工物から選択される なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を 組み合わせて用いることによって、西洋人参 加工物を単独で使用したときよりも抗酸化作 用が向上することを見出した。また、本発明 者らは、カンカ加工物及びアシュワガンダ加 工物から選択される少なくともいずれか1種 、西洋人参加工物に加え、高麗人参加工物 マカ加工物を配合することによってさらに れた抗酸化作用が奏されることを確認した 本発明は、このような知見に基づき、さら 研究を重ねた結果、完成されたものである

 即ち、本発明は、下記に掲げる発明を提供 る:
項1.カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物 ら選択される少なくともいずれか1種と、西 洋人参加工物を含有する組成物。
項2.前記加工物が粉砕物、乾燥物及び溶媒抽 物からなる群より選択されるいずれか1種で ある項1に記載の組成物。
項3.西洋人参加工物の含有量が、カンカ加工 100重量部に対して0.5重量部以上および/また はアシュワガンダ加工物100重量部に対して0.0 03重量部以上である項1又は2に記載の組成物
項4.さらに高麗人参加工物及びマカ加工物か 選択される少なくともいずれか1種を含有す る項1~3のいずれかに記載の組成物。
項5.経口用組成物である項1~4のいずれかに記 の組成物。
項6.飲食品の形態である項1~5のいずれかに記 の組成物。
項7.カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物 ら選択される少なくともいずれか1種に西洋 人参加工物を配合するカンカおよび/または シュワガンダの抗酸化力増強方法。

 本発明の組成物は、カンカ加工物及びア ュワガンダ加工物から選択される少なくと いずれか1種と、西洋人参加工物を含有する ことによって優れた抗酸化作用を発揮するこ とができる。また、本発明の組成物は、カン カ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択 される少なくともいずれか1種と、西洋人参 工物を上記所定量配合することによってよ 優れた抗酸化作用を発揮するものである。 発明の組成物は、カンカ加工物及びアシュ ガンダ加工物から選択される少なくともい れか1種と、西洋人参加工物に加え、高麗人 加工物及びマカ加工物から選択される少な ともいずれか1種を併用することによって、 さらに優れた抗酸化作用を発揮することがで きる。

 本発明の組成物は、上記優れた抗酸化作 により、活性酸素の有害反応によって引き こされる生活習慣病、動脈硬化、肝機能低 等の症状の予防、緩和に有効である。

 本発明の組成物は、経口用組成物として 種多様な飲食品形態に調製され得ることか 、継続して摂取することが容易であり、上 症状の予防、緩和に有効である。また、本 明の組成物を日常的に摂取することによっ 、美肌、老化防止、滋養強壮、疲労回復等 優れた効果が得られる。

 加えて、本発明の抗酸化力増強方法によ ば、カンカ加工物及びアシュワガンダ加工 から選択される少なくともいずれか1種に、 西洋人参加工物を配合することによって、カ ンカ及びアシュワガンダが本来有する抗酸化 力を一層増強させることができる。また、本 発明の抗酸化作用を有する組成物の方法によ れば、簡便に上記本発明の抗酸化作用を有す る組成物を得ることができる。

 本発明の組成物は、特定の植物加工物を み合わせて含有することを特徴とする。以 、本発明の組成物の各成分について詳述す 。

  (1)組成物
 本発明に含まれる加工物は、以下の植物を 料とする。

 (i)カンカ
 カンカ(別名:中国砂漠人参)は、カンカニク ュヨウとも呼ばれ、ハマウツボ科(学名;Cista che Tsubulosa )に属し、自然界では砂漠に生育 る紅柳(タマリクス)の根部に寄生する。カ カ加工物としては、カンカエキス末(株式会 栄進商事)等を商業的に入手することが可能 である。

 (ii)アシュワガンダ
 アシュワガンダ(別名:インド人参)は、ウィ ターチェリー、セキトメホウズキとも呼ば 、ナス科(学名:Withania sominifera)に属し、自 界ではインド、ネパール等の乾燥地に自生 る。地中海沿岸では栽培されていることも る。アシュワガンダ加工物としては、アシ ワガンダパウダーW(日本新薬株式会社)等を 業的に入手することが可能である。

 (iii)西洋人参
 西洋人参(別名:アメリカ人参)は、花旗参、 国人参、洋人参とも呼ばれ、ウコギ科(学名 :Panax quinquefolium)に属する。原産国はアメリ 合衆国、カナダ、フランス等である。西洋 参加工物としては、Ginseng American PE(TOWA CORP ORATION 株式会社)等を商業的に入手すること 可能である。

 (iv)高麗人参
 高麗人参(別名:朝鮮人参)は、オタネ人参、 用人参とも呼ばれ、加工方法によって白参 紅参、鬚人参、曲参とも呼ばれる。ウコギ (学名:Panax ginseng)に属し、中国東北部に原 するものや、中国東北部、ロシア(極東地域) 、北朝鮮、韓国、日本(島根、石川、長野、 手等)で栽培されているものがある。高麗人 加工物としては、エキス末(長岡実業株式会 社)等を商業的に入手することが可能である

 (v)マカ
 マカ(別名:ペルー人参)は、アンデス人参と 呼ばれ、アブラナ科(学名:Lepidium meyanii)に し、高度3500~4500mのアンデス高地で栽培され いる。マカ加工物としては、マカエキスパ ダーMACAXS-HC(TOWA CORPORATION 株式会社)等を商 的に入手することが可能である。

 本発明において上記植物(i)~(v)は植物全体 を指し、本発明の組成物の原料として好まし くは根茎部が使用される。

 本発明の組成物は、上記植物の加工物を 用する。本発明において加工物とは、上記 物の粉砕物、乾燥物、それらの溶媒抽出物 が挙げられる。これらの加工物は、いずれ 各植物の根茎部を加工したものが好ましい

 上記植物の粉砕物は、ジェットミル等の 該分野で公知の粉砕器により上記植物を粉 したものであれば特に限定されない。

 乾燥物は、上記植物を生のまま乾燥させ ものであれば特に限定されず、天日乾燥、 赤外線照射、乾燥機(熱風乾燥、冷風乾燥、 真空凍結乾燥)等の従来公知の方法に従って ることができる。また、乾燥物中の水分量 しては、10重量%以下が好ましく、8重量%以下 がより好ましい。本発明において乾燥物の形 態は問わず、植物体そのものの乾燥物、乾燥 物の粉砕物等のいずれでもよい。乾燥粉砕物 の場合であれば、上記粉砕物と同様の方法に 従って得ることができる。また、本発明にお いては乾燥物として、原料となる植物体(好 しくは特に根茎部)を発酵処理や酵素処理し 後乾燥して得られたものを使用することも きる。

 本発明の組成物は、上記(i)カンカ加工物 び(ii)アシュワガンダ加工物から選択される 少なくともいずれか1種と、(iii)西洋人参加工 物を必須成分とする。これらの植物には従来 から抗酸化作用を有することが知られていた が、カンカやアシュワガンダに、西洋人参を 組み合わせることによって、抗酸化作用が相 乗的に向上することは、本発明者らによって 初めて見出されたものである。

 本発明の組成物は、上記(i)カンカ加工物 び(ii)アシュワガンダ加工物から選択される 少なくともいずれか1種と、(iii)西洋人参加工 物を必須成分とし、好ましくは(iv)高麗人参 工物又は(v)マカ加工物を含むものであり、 り好ましくは(iv)高麗人参加工物と(v)マカ加 物の両方を含むものである。さらに好まし 本発明の実施態様としては、(i)カンカ加工 、(ii)アシュワガンダ加工物、(iii)西洋人参 工物、(iv)高麗人参加工物及び(v)マカ加工物 を含む組成物が挙げられる。

 本発明の組成物において、各加工物の配 割合は、(i)カンカ加工物100重量部に対して (iii)西洋人参加工物0.5重量部以上、好まし は8重量部以上、より好ましくは15重量部以 であり、通常0.5~500重量部程度、好ましくは8 ~400重量部程度、より好ましくは15~350重量部 度であり、(ii)アシュワガンダ加工物100重量 に対して、(iii)西洋人参加工物0.003重量部以 上、好ましくは0.05重量部以上、より好まし は0.5重量部以上であり、通常0.003~1000重量部 度、好ましくは0.05~800重量部程度、より好 しくは0.5~500重量部程度である。なお、前記 合量は原料乾燥物の重量に換算した値で示 たものである。本明細書中において「原料 燥物」とは、加工物として用いる原料植物( 好ましくは各植物の根茎部)の乾燥物を指す

 また、(i)カンカ加工物及び(ii)アシュワガ ンダ加工物をそれぞれ併せて使用する場合、 原料乾燥重量に換算して(i)カンカ加工物100重 量部に対して、(ii)アシュワガンダ加工物の 合は、3~1000程度、好ましくは10~800程度、よ 好ましくは30~500程度である。

 このような配合割合で各加工物を含有す ことにより、本発明の組成物は、さらに優 た抗酸化作用を発揮することができる。

 また、本発明の組成物に使用される植物 工物として抽出物を用いる場合には、以下 方法により抽出物を得ることができる。

 抽出物を得る方法は、例えば、上記植物( i)~(v)、又はこれらの乾燥物、粉砕物等を水、 熱水、有機溶媒(エタノール、メタノール、 ソプロパノール、プロピレングリコール、1, 3-ブチレングリコール等のアルコール;含水エ タノール、含水メタノール等の含水アルコー ル;エーテル、ヘキサン、ベンゼン、クロロ ルム、アセトン、ペンタン、酢酸エチル等) 又はこれらの混合物で抽出し、濾過する方 等が挙げられる。抽出の条件としては、一 的に植物抽出に適用されるものであれば特 限定されないが、例えば、乾燥物1重量部に 対して、1~500重量部、好ましくは10~200重量部 水や有機溶媒を加え、室温~100℃程度、好ま しくは30~70℃程度で撹拌しながら1~300分程度 好ましくは30~200分程度抽出を行った後、濾 により固形分を取り除く方法が挙げられる

 このようにして得られた抽出物は上記植 (i)~(v)の可溶性成分が抽出溶媒に溶解した液 状物である。この液状の抽出物は、必要に応 じて濃縮してもよい。濃縮の方法としては、 エバポレーター等の常法を用いることができ る。また、それぞれの原料の栄養等が失われ ない範囲で脱臭、脱色等の精製操作を加える こともできる。

 例えば、有効成分として配糖体(例えばカ ンカの有効成分であるアクテオシド等)が含 れる抽出物を得る場合であれば、アルコー (含水アルコールを含む)等の溶媒抽出を行っ た後、得られた抽出液を濃縮し、残渣を水に 懸濁して有機溶媒で洗浄した後、イオン交換 樹脂を充填したカラムに通導し、さらに有機 溶媒で溶出させることによって得ることがで きる(例えば、Integrated Essential 天然物化学( 訂第5版),田中治,野副重男,相見則朗,永井正  編(株)南光堂 参照)。

 得られた抽出物に例えばデキストリン等 賦形剤を加え、スプレードライ等の当該分 で公知の方法に従って乾燥することができ 。簡便には、上記販売元から商業的に入手 ることができる抽出物を各植物の加工物と て使用することができる。本発明において 、本発明の効果が損なわれない限り特に限 されないが、各原料の乾燥物(好ましくは根 茎部の乾燥物)の抽出物を用いることが好ま い。各加工物として抽出物を用いる場合で っても、上記原料乾燥物の重量に換算した 合量に基づいて抽出物の配合量を設定する とができる。

 また、上記(i)カンカ加工物及び(ii)アシュ ワガンダ加工物から選択される少なくともい ずれか一種と、(iii)西洋人参加工物に加え、( iv)高麗人参加工物及び/又は(v)マカ加工物を 用する場合の各配合量は、本発明の効果を なわない限り特に限定されない。(iv)高麗人 加工物と(v)マカ加工物の配合量は、原料乾 物の重量に換算して、通常、西洋人参加工 100重量部に対して、高麗人参加工物0.01~1000 量部程度、好ましくは0.05~700重量部程度、 り好ましくは0.1~500重量部程度;マカ加工物0.0 1~1000重量部程度、好ましくは0.05~700重量部程 、より好ましくは0.1~500重量部程度である。

 本発明において使用される植物の原料乾 物には、各成分が以下の割合で含有されて る。

 カンカの有効成分としてはアクテオシド 知られており、カンカ中に0.1~1重量%程度(原 料乾燥重量あたり)含有されている。

 アシュワガンダの有効成分としてはウィ ノライドが知られており、アシュワガンダ に0.02~0.3重量%程度(原料乾燥重量あたり)含 されている。

 西洋人参の有効成分としてはジンセノサ ドが知られており、西洋人参中に0.1~1重量% 度(原料乾燥重量あたり)含有されている。

 高麗人参の有効成分としてはジンセノサ ドが知られており、高麗人参中に0.1~1重量% 度(原料乾燥重量あたり)含有されている。

 マカの有効成分としてはベンジルグルコ ノレートが知られており、マカ中に0.05~1重 %程度(原料乾燥重量あたり)含有されている

 本発明においては、組成物中の各成分量 測定することによって、上記各植物に特有 成分の含有量に基づいて、組成物中の各加 物の配合量を原料乾燥重量に換算した値と て算出することができる。例えば、組成物 にアクテオシドが10μg含有されている場合 カンカにおけるアクテオシドの含有率が0.1~1 重量%であるので、組成物中に含まれるカン 加工物の量を原料乾燥重量に換算すると1000~ 10000μgであると算出できる。

 (vi)その他の成分
 上記(i)~(v)の成分に加え、必要に応じ、本発 明の効果を損なわない範囲で従来公知の着色 剤、保存剤、香料、風味剤、コーティング剤 、乳化剤等の成分を配合することもできる。

 また、本発明の組成物は、本発明の効果 損なわない範囲で、上記(i)~(v)の成分に加え て、さらに他の植物の加工物、機能性成分、 または薬効成分を配合することができる。な お、これらの成分は、1種単独で上記(i)~(v)の 分と組み合わせて使用してもよいし、また 2種以上を任意に組み合わせて上記(i)~(v)の 分と併用することもできる。

 他の植物としては、本発明で使用する(i)~ (v)の成分と同様に、抗酸化作用などを有する アカメガシワ、カキノキ、クワ、セイヨウオ トギリソウ、ツボクサ、サクヨウガレーガ、 ヤーバサンタ、ローズヒップ、アスナロ、ア センヤク、イタドリ、イチヤクソウ、アンズ 、ケイカンカ、ハクカユマトウ、シラカバ、 セイヨウサンザシ、セイヨウノコギリソウ、 タラヨウ、ドクダミ、トルメンチラ、バクモ ンドウ、ヒバ、ブドウ、ムクロジ、モッカ、 レイシ、ローマカツミレ等の植物抽出物;ヒ ルロン酸を分解するヒアルロニダーゼを阻 する作用を有する例えばブドウの種子、ひ き、モロヘイヤ、ひじき、ハマスゲ、豆,米 よび麦などの穀類、ミルラ、バジル、タイ などのハーブ類、カカオエキス、コーヒー キス、梅肉エキス、サンザシエキス、およ クロレラ等の植物抽出物;女性ホルモン様作 用を有する大豆抽出物やブラックコホシュエ キス;血圧降下作用および精神安定を有する 胚芽抽出エキスなどを挙げることができる

 また、本発明の組成物の栄養面を向上さ る成分としては、フィチン酸、黒ニンニク 黒酢、ローヤルゼリー、黒胡椒、エゾウコ 、トンカットアリ、パフィア、ムイラプア 、タヒボ、田七人参、紅景天、羅漢果、プ ポリス、レイシ、ニガウリ、カイアポ、ヤ コン、マテ茶、スギナ、トナカイの角など 挙げることができる。

 機能性成分としては、保湿剤、抗酸化剤 血糖降下剤、抗コレステロール剤、免疫賦 剤などを挙げることができる。

 ここで、保湿剤としては、ヒアルロン酸 たはその塩、コンドロイチン硫酸またはそ 塩、グルコサミン、コラーゲン、セラミド ベタインを挙げることができる。

 また抗酸化剤としては、制限されないが 乾燥酵母、グルタチオン、リポ酸、ケルセ ン、カテキン、コエンザイムQ10、エンゾジ ール、プロアントシアニジン類、アントシ ニジン、アントシアニン、カロチン類、リ ピン、フラボノイド、リザベラトロール、 ソフラボン類、亜鉛、イチョウ葉、月桃葉 ハイビスカス、メラトニンを挙げることが きる。なかでも、抗酸化剤として知られる ルタチオンを比較的多く含み、かつそれ以 のミネラルも多様に含んでいることから、 燥酵母が好ましい。

 血糖降下剤としては、制限されないが、 消化性デキストリン、グアバ葉、小麦アル ミン、L-アラビノース、豆鼓エキス、桑葉 しょうが、サラシア、α-リノレン酸、アマ ャヅル、オオムギ、キダチアロエ、セイヨ タンポポ、ダイダイ、チョウセンアザミ、 ンニク、ハトムギ、バナバ、ビルベリー、 ラックコホシュ、マコモ、コタラヒム、杜 葉を挙げることができる。

 抗コレステロール剤としては、制限され いが、大豆タンパク質、リン脂質結合大豆 プチド、キトサン、植物ステロールエステ 、植物ステロール、植物スタノールエステ 、難消化性デキストリン、アルギン酸ナト ウム、サイリウム種皮、アスタキサンチン イノシトール、コエンザイムA、カルシウム 、マグネシウム、カルニチン、シルクプロテ イン、タウリン、メチオニン、α-リノレン酸 、グアガム、コンドロイチン硫酸、アマチャ ヅル、アルファルファ、イチョウ、オオバコ 、オオムギ、オーツ麦、オリーブ、ガジュツ 、ギムネマ、キャッツクロー、クコ、クロレ ラ、スピルリナ、西洋サンザシ、大豆サポニ ン、唐辛子、ニンニク、ビルベリー、ベニバ ナ、ユッカ、ラフマ、アガリクス、紅麹を挙 げることができる。

 免疫賦活剤としては、アガリクス、ラク フェリン、冬虫夏草、アルギニン、トリプ ファン、バリン、ロイシン、キチン、キト ン、アロエ、キダチアロエ、エキナセア、 ウギ、キャッツクロー、クコ、スピルリナ ハトムギ、紅花、マカ、マコモ、ラフマを げることができる。

 薬効成分としては、ビタミン、アミノ酸 ペプチド、タンパク質、ミネラル分(鉄、亜 鉛、マグネシム、ヨードなど)、脂肪酸(EPA、D HAなど)を挙げることができる。ここでビタミ ンとしては、ビタミンA群に属するビタミン 例えば、レチナール、レチノール、レチノ ン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リ ピン及びそれらの薬理学的に許容される塩 (例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レ ノールなど)など〕、ビタミンB群に属する タミン〔例えば、チアミン、チアミンジス フィド、ジセチアミン、オクトチアミン、 コチアミン、ビスイブチアミン、ビスベン アミン、プロスルチアミン、ベンフォチア ン、フルスルチアミン、リボフラビン、フ ビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシ 、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン シアノコバラミン、メチルコバラミン、デ キシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒド 葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチ 酸アミド、ニコチニックアルコール、パン テン酸、パンテノール、ビオチン、コリン イノシトール、パンガミン酸及びそれらの 理学的に許容されるこれらの塩類(例えば、 酸チアミン、硝酸チアミン、塩酸ジセチア ン、塩酸フルスルチアミン、酪酸リボフラ ン、フラビンアデニンジヌクレオチドナト ウム、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキ ール、リン酸ピリドキサールカルシウム、 酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソ バラミン、パントテン酸カルシウム、パン テン酸ナトリウムなど)など〕、ビタミンC に属するビタミン〔アスコルビン酸及びそ 誘導体、エリソルビン酸及びその誘導体及 それらの薬理学的に許容される塩類(例えば アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン ナトリウムなど)など〕、ビタミンD群に属 るビタミン〔例えば、エルゴカルシフェロ ル、コレカルシフェロール、ヒドロキシコ カルシフェロール、ジヒドロキシコレカル フェロール、ジヒドロタキステロール及び れらの薬理学的に許容される塩類など〕、 タミンE群に属するビタミン〔例えば、トコ ェロール及びその誘導体、ユビキノン誘導 及びそれらの薬理学的に許容される塩類(酢 酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロー ル、コハク酸トコフェロール、コハク酸トコ フェロールカルシウムなど)など〕、その他 ビタミン[例えば、カルニチン、フェルラ酸 γ-オリザノール、オロチン酸、ルチン(ビタ ミンP)、エリオシトリン、ヘスペリジン及び れらの薬理学的に許容される塩類(塩化カル ニチンなど)など〕を挙げることができる。

 またアミノ酸としては、ロイシン、イソ ロイシン、バリン、メチオニン、トレオニ 、アラニン、フェニルアラニン、トリプト ァン、リジン、グリシン、アスパラギン、 スパラギン酸、セリン、グルタミン、グル ミン酸、プロリン、チロシン、システイン ヒスチジン、オルニチン、ヒドロキシプロ ン、ヒドロキシリジン、グリシルグリシン アミノエチルスルホン酸(タウリン)、シス ンまたはこれらの薬理学的に許容される塩 (例えばアスパラギン酸カリウム、アスパラ ン酸マグネシウム、塩酸システインなど)、 などを挙げることができる。好ましくは、バ リン、ロイシンおよびイソロイシン等の分岐 鎖アミノ酸、グルタチオン、システイン、グ ルタミン酸、グリシン、セリン、トリプトフ ァン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチ ジン、メチオニン、スレオニン、リジン、シ スチン、アルギニン、アラニン、アスパラギ ン酸、プロリン、アミノエチルスルホン酸、 コラーゲン、カルシウムである。

  (2)飲食品および化粧品
 上記本発明の組成物は、上記成分を含む経 用の組成物として調製されることが望まし 。本発明の経口組成物は、抗酸化作用を有 る健康食品(栄養機能食品、特定保健用食品 、サプリメント等)、病者用食品等が挙げら る。このような飲食品として本発明の飲食 組成物を調製する場合は、上記の組成物を のまま経口用組成物として使用してもよい 、継続的な摂取が行いやすいように、例え 顆粒剤(ドライシロップを含む)、カプセル剤 (軟カプセル剤、硬カプセル剤)、錠剤(チュア ブル剤等を含む)、散剤(粉末剤)、丸剤などの 各種の固形製剤、または内服用液剤(液剤、 濁剤、シロップ剤を含む)などの液状製剤等 形態で調製することが望ましく、なかでも プセル剤、錠剤の形態が各成分の安定性や 取の簡便さの点からは好ましいが、特に限 されるものではない。

 カプセル剤、錠剤形態の本発明の飲食品 成物は、薬学的に許容される公知の担体を いることができ、医薬や食品(特にサプリメ ント)の分野で採用されている通常の製剤化 法を適用することができる。例えば、錠剤 、各成分を処方に従って添加配合し、粉砕 造粒、乾燥、整粒および混合を行い、得ら た調製混合物を打錠することによって調製 ることができる。

 さらに、必要に応じて、製剤化のための 加物、例えば、賦形剤、滑沢剤、結合剤、 壊剤、流動化剤、分散剤、湿潤剤、防腐剤 粘稠剤、pH調整剤、着色剤、矯味矯臭剤、 面活性剤、溶解補助剤などを配合すること でき、また、コーティング剤を用いてコー ィング錠剤にすることもできる。ペースト の膠剤とすることもできる。また、他の形 に調製する場合であっても、従来の方法に えばよい。

 さらに、顆粒状、粉末状、液状等の形態 本発明の組成物を、例えば、飲料、菓子類 パン類、スープ類等の各種飲食品;ドッグフ ード、キャットフード等の各種ペットフード 等に添加して各種飲食品として調製すること もできる。これらの飲食品の製造方法は、本 発明の効果を損なわないものであれば特に限 定されず、各用途で当業者によって使用され ている方法に従えばよい。

 本発明の組成物を飲食品の形態に調製す 場合の本発明の組成物の摂取量は、体重60kg の成人を基準として、西洋人参加工物に換算 して、0.01~10000mg/日、好ましくは0.05~5000mg/日 より好ましくは0.1~1000mg/日であり、さらに好 ましくは10~1000mg/日である。

 また本発明の組成物を化粧料などの外用 成物として調製する場合、上記の配合物を のまま外用組成物として使用してもよいし 必要に応じて、液状、乳液状、クリーム状 軟膏状などの各種の外用剤の剤型にするこ ができる。

 製剤化は、化粧品などを含む皮膚外用剤 分野で採用されている通常の製剤化手法を 用することができる。さらに、必要に応じ 、製剤化のための添加物、例えば、賦形剤 崩壊剤、流動化剤、分散剤、湿潤剤、防腐 、粘稠剤、増粘剤、pH調整剤、着色剤、矯 矯臭剤、界面活性剤、溶解補助剤、顔料、 料などを配合することができ、また、保湿 や美白剤そのほかの栄養成分を配合するこ もできる。

 かかる本発明の外用組成物に配合される( i)~(v)の成分の合計割合は、原料乾燥物の重量 に換算して、2~90重量%、好ましくは10~90重量% より好ましくは30~90重量%となるように調整 ることが望ましい。

  (3)抗酸化力増強方法
 カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物か 選択される少なくともいずれか1種に、西洋 人参加工物を配合することによって、カンカ 及びアシュワガンダが本来有する抗酸化力を 一層増強することができる。よって、本発明 は抗酸化力増強方法をも提供するものである 。

 本発明の抗酸化力増強方法において、各 工物の配合割合は、(i)カンカ加工物100重量 に対して、(iii)西洋人参加工物0.5重量部以 、好ましくは8重量部以上、より好ましくは1 5重量部以上であり、通常0.5~500重量部程度、 ましくは8~400重量部程度、より好ましくは15 ~350重量部程度であり、(ii)アシュワガンダ加 物100重量部に対して、(iii)西洋人参加工物0. 003重量部以上、好ましくは0.05重量部以上、 り好ましくは0.5重量部以上であり、通常0.003 ~1000重量部程度、好ましくは0.05~800重量部程 、より好ましくは0.5~500重量部程度である。 お、前記配合量は原料乾燥重量換算した値 示したものである。

 また、(i)カンカ加工物及び(ii)アシュワガ ンダ加工物をそれぞれ併せて使用する場合、 原料乾燥重量に換算して(i)カンカ加工物100重 量部に対して、(ii)アシュワガンダ加工物の 合は、10~1000程度、好ましくは20~800程度、よ 好ましくは50~500程度である。

 また、上記(i)カンカ加工物及び(ii)アシュ ワガンダ加工物から選択される少なくともい ずれか一種と、(iii)西洋人参加工物に加え、( iv)高麗人参加工物及び/又は(v)マカ加工物を 用する場合の各配合量は、本発明の効果を なわない限り特に限定されない。(iv)高麗人 加工物と(v)マカ加工物の配合量は、原料乾 物の重量に換算して、通常、西洋人参加工 100重量部に対して、高麗人参加工物0.01~1000 量部程度、好ましくは0.05~700重量部程度、 り好ましくは0.1~500重量部程度;マカ加工物0.0 1~1000重量部程度、好ましくは0.05~700重量部程 、より好ましくは0.1~500重量部程度である。

 さらに、本発明は、カンカ加工物及びア ュワガンダ加工物から選択される少なくと いずれか一種と、西洋人参加工物を配合す ことを特徴とする、抗酸化作用を有する組 物の製造方法をも提供する。各加工物の配 量は、上記抗酸化力増強方法に記載の通り ある。

 以上のようにして得られる本発明の組成 及び当該組成物を用いた飲食品は、優れた 酸化作用(活性酸素除去作用)を有し、活性 素の有害反応に起因する症状の改善、緩和 予防に有効にはたらく。本発明の組成物及 飲食品の抗酸化作用は、SOD活性測定(シトク ムc法、NBT法、エピネフリン法、亜硝酸法等 )、電子スピン共鳴法、微発光測定法、ラジ ル消去能から抗酸化性を評価する方法(フェ キシルラジカルとの反応、DPPH法、ORAC法、PA O法、ABTSラジカル法、フリーラジカル評価シ テム、スーパーオキシド消去活性、活性酸 消去活性、ジエン結合量による判定、β-カ テンの退色による判定)等、公知の方法に従 って確認することができる。

 活性酸素による有害反応は、生活習慣病( 糖尿病、高脂血症)、動脈硬化、肝機能低下 炎症、眼疾患(白内障、網膜症)、脳障害(パ キンソン病、認知症)、免疫力の低下等の原 とされていることから、本発明の組成物は 酸化作用(活性酸素の除去作用)を発揮する とによってこれらの疾患・症状の緩和(改善) 及び予防に有効である。さらに、抗酸化作用 は、美肌、老化防止、滋養強壮、血流改善、 疲労回復、肥満防止、癌予防等に効果がある とされていることから、本発明の組成物も同 様の効果を発揮し得るものである。

 以下、実施例及び処方例を挙げて本発明 説明するが、本発明はこれらの実施例等に 定されるものではない。

  試験例1.
 下記表1に示されるカンカ、アシュワガンダ 、西洋人参、高麗人参、マカの抽出物を、下 記表2及び3に示される種々の濃度になるよう 精製水に溶解して水溶液を調製し、SOD Assay  Kit-WST(同仁化学研究所)を用いてSOD様活性を 定した。

 また、表1に示されるように、カンカ中の アクテオシドの含有率は0.48重量%(原料乾燥重 量あたり)、アシュワガンダ中のウィタノラ ドの含有率は0.16重量%(原料乾燥重量あたり) そして西洋人参中のジンセノサイドの含有 は0.75重量%(原料乾燥重量あたり)であった。

 得られたSOD様活性の結果から、実施例にお る値と参考例における値とを比較して上昇 を算出し、以下の基準にしたがって評価し 。結果を表2及び3に示す。表中には、各組 物におけるカンカ、アシュワガンダ、西洋 参、高麗人参、マカの抽出物の濃度が示さ る。また、一般的に抗酸化作用を有すると れているビタミンCをポジティブコントロー として使用した。
(活性上昇率)
◎:110%以上
○:100%以上110%未満
×:100%未満

 表中、N.D.はSOD様活性が弱すぎて検出不可能 であったことを示す。

 実施例6の組成物中には、ジンセノサイド が1.9μg、ウィタノライドが114μg含有されてい た。また、実施例13の組成物中には、ジンセ サイドが0.46μg、アクテオシドが9.5μg含有さ れていた。これは、原料乾燥物を、実施例6 おいて西洋人参を256μg、アシュワガンダを70 000μg使用したこと、また、実施例13において 洋人参を64μg、カンカを1979μg使用したこと おおよそ相関していた。

 表2において、7000μg/mlのアシュワガンダ 出物と、各種濃度の西洋人参抽出物を含有 ている実施例1~10について、西洋人参抽出物 含有していない参考例6と比較した場合、検 出限界以下の濃度の西洋人参抽出物と組み合 わせた場合にもSOD様活性が向上していること が分かる。

 また、100μg/mlのカンカ抽出物と、各種濃 の西洋人参抽出物を含有している実施例11~1 9について、西洋人参抽出物を含有していな 参考例18と比較した場合、検出限界以下の濃 度の西洋人参抽出物と組み合わせた場合にも SOD様活性が向上したことが分かる。

 さらに、西洋人参抽出物、カンカ抽出物 びアシュワガンダ抽出物を含有している実 例20~22は、西洋人参を含有していない(参考 27)に比べて、いずれも優れたSOD様活性を示 た。

 一方、アシュワガンダやカンカとの組み わせにおいてSOD活性上昇効果がみられた30μ g/mlの西洋人参抽出物を含有した場合であっ も、比較例1や2のように高麗人参やマカなど と組み合わせた場合には、SOD様活性が低くな る結果となった。しかし、実施例23~33では、 麗人参やマカなどを含有している場合であ ても、アシュワガンダやカンカが含有され いると、SOD様活性が向上した。

 加えて、本発明の組成物は、一般的に抗 化作用を有することが知られているビタミ Cと比較しても同様に優れた抗酸化作用を有 することが示された。

  処方例
 (錠剤)
 賦形剤として、結晶セルロース(80~150mg)、デ ンプン(60~90mg)、ステアリン酸カルシウム(15~25 mg)、デキストリン(5~10mg)および微粒二酸化ケ 素(2~8mg)を使用し、表4~9に記載する処方を、 慣用法に従って錠剤として調製した。具体的 には、各成分を処方に従って配合し、粉砕、 造粒、乾燥、整粒および混合を行い、それを 定法に従って打錠して錠剤(180~450mg)の形態に 製した。
(ソフトカプセル)
 賦形剤として、ミツロウ(20~220mg)、サフラワ ー油(10~30mg)、ゼラチン(30~120mg)およびグリセ ン(10~30mg)を使用し、表4~9に記載する処方を 慣用法に従ってソフトカプセルとして調製 た。具体的には、各成分を処方に従って配 し、定法に従って外皮調製、芯液調製、製 および乾燥を行い、ソフトカプセル(150~500mg) の形態に調製した。
(顆粒剤)
 賦形剤として、デキストリン(500~1500mg)およ キサンタンガム(200~400mg)を使用し、表4~9に 載する処方を、慣用法に従って顆粒剤とし 調製した。具体的には、各成分を処方に従 て配合し、定法に従って混合、造粒、乾燥 よび整粒して顆粒剤(730mg~2140mg)の形態に調製 した。

[規則26に基づく差替え 30.06.2008]

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[規則26に基づく差替え 30.06.2008]

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