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Patent Searching and Data


Title:
COMPRESSOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175075
Kind Code:
A1
Abstract:
A compressor equipped with: a horizontally oriented compressor section 20(A) that compresses a refrigerant and has a shaft extending in a direction intersecting a vertical direction; and an accumulator section (20B) that is arranged alongside the compressor section and supplies a refrigerant to the compressor section. The compressor section has a compressor case (21) in which is formed an inlet (211) into which refrigerant supplied from the accumulator section flows. The accumulator section has: a bottomed cylindrical accumulator case (22) for separating the refrigerant into gas-phase refrigerant and liquid-phase refrigerant and accumulating the liquid-phase refrigerant, which includes oil; and a plate-shaped member (23) that is shaped like a plate, is arranged between the accumulator case and the compressor case so as to close off an opening portion of the accumulator case, and forms flow passages (23e, 23f, 231) that guide the gas-phase refrigerant and the liquid-phase refrigerant containing oil to the inlet of the compressor case. The accumulator case is secured to the compressor case by means of the plate-shaped member.

Inventors:
SUZUKI TATSUHIRO (JP)
NISHIKAWA MICHIO (JP)
KAWANO SHIGERU (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/004607
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 06, 2020
Export Citation:
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Assignee:
DENSO CORP (JP)
International Classes:
F25B43/00; B60H1/32
Foreign References:
JP2002202059A2002-07-19
JPS61502407A1986-10-23
JPH0666258A1994-03-08
JP2008248717A2008-10-16
JPS6345480A1988-02-26
JPS52132313U1977-10-07
JPH03202692A1991-09-04
JPS6429688A1989-01-31
Attorney, Agent or Firm:
YOU-I PATENT FIRM (JP)
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Claims:
〇 2020/175075 23 卩(:171? 2020 /004607 請求の範囲

[請求項 1] 冷媒を圧縮するとともに、 シャフトが鉛直方向に交差する方向に沿 つて延びる横置き型の圧縮機部 (2 0 ) と、

前記圧縮機部と横並びに配置され、 前記圧縮機部に前記冷媒を供給 するアキュムレータ部 (2 0巳) と、 を備え、

前記圧縮機部は、

前記アキュムレータ部より供給される前記冷媒を流入する流入口 ( 2 1 1) が形成された圧縮機ケース (2 1) を有し、 前記アキュムレータ部は、

前記冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離してオイルを含む液相冷媒 を貯留する有底筒状のアキュムレータケース (2 2) と、

前記アキュムレータケースの開口部を塞ぐように前記アキュムレー タケースと前記圧縮機ケースとの間に配置され、 前記オイルを含む液 相冷媒および前記気相冷媒を前記圧縮機ケースの前記流入口へと導く 2 3†, 2 3 1) を形成する板状の板状部材 (2 3) と、 を有し、

前記アキュムレータケースが前記板状部材を介して前記圧縮機ケー スに固定されている圧縮機。

[請求項 2] 前記圧縮機ケースの内部は、 前記冷媒が流入するモータ室 ([¾〇) と、 該モータ室に流入した前記冷媒を圧縮する圧縮室 ([¾〇) と、 に 区画されており、

前記アキュムレータケースは、 前記モータ室を挟んで前記圧縮室と 反対側の前記圧縮機ケースに固定されている請求項 1 に記載の圧縮機

[請求項 3] 前記アキュムレータケースと前記板状部材との間および前記板状部 材と前記圧縮機ケースとの間の少なくとも _方の隙間をシールするシ —ル部材 (2 4、 2 5) を備えた請求項 1 または 2に記載の圧縮機。

[請求項 4] 前記シール部材は、 薄板状のガスケッ トである請求項 3に記載の圧 〇 2020/175075 24 卩(:171? 2020 /004607

縮機。

[請求項 5] 前記圧縮機ケースは、 筒状を成しており、

前記アキュムレータケースの径方向の最大寸法は、 前記圧縮機ケー スの径方向の最大寸法よりも長くなっている請求項 1ないし 4のいず れか 1つに記載の圧縮機。

[請求項 6] 前記板状部材には、 前記圧縮機ケースの径方向外側で、 前記アキュ ムレ—タケ—スと反対側に突出する空間を形成する突出部 (2 3 2) が形成されている請求項 5に記載の圧縮機。

[請求項· 7] 前記板状部材には、 前記気相冷媒を前記圧縮機ケースの前記流入口 へと導く第 1穴部 (2 3 6) と、 前記オイルを含む液相冷媒を前記圧 縮機ケースの前記流入口へと導く第 2穴部 (2 3チ) と、 が形成され ている請求項 1ないし 6のいずれか 1つに記載の圧縮機。

[請求項 8] 前記板状部材には、 前記アキュムレータケース側に凹む凹部 (2 3

1) が形成されており、

前記第 1穴部および前記第 2穴部は、 前記凹部の底面に形成され、 前記第 1穴部は、 前記第 2穴部より上下方向上側に配置されている 請求項 7に記載の圧縮機。

[請求項 9] 前記アキュムレータケースには、 前記冷媒を前記アキュムレータケ

—スの内部に流入させる流入口 (2 2 1) が形成されており、 前記アキュムレータケースに形成された前記流入口には、 前記アキ ュムレータケースの内部に流入する前記冷媒に含まれる不純物を除去 するフィルタ (3 4) が配置されている請求項 1ないし 8のいずれか 1つに記載の圧縮機。

[請求項 10] 前記アキュムレータケースの前記流入口と前記板状部材の前記第 1 穴部との間には、 前記アキュムレータケースの前記流入口から流入し て前記板状部材の前記第 1穴部へと流れる前記冷媒の流れを妨げる衝 立部 (2 3 3) が配置されている請求項 7に記載の圧縮機。

[請求項 1 1 ] 前記アキュムレータケースの前記流入口と前記板状部材の前記第 1 〇 2020/175075 25 卩(:171? 2020 /004607

穴部との間には、 前記アキュムレータケースの内部に流入する前記冷 媒に含まれる不純物を除去するとともに前記アキュムレータケースの 前記流入口から流入して前記板状部材の前記第 1穴部へと流れる前記 冷媒の流れを妨げるフィルタ機能付き衝立部 (2 3 4) が配置されて いる請求項 7に記載の圧縮機。

Description:
\¥0 2020/175075 1 ?<:17 2020 /004607 明 細 書

発明の名称 : 圧縮機

関連出願への相互参照

[0001 ] 本出願は、 2 0 1 9年2月 2 8日に出願された日本特許出願番号 2 0 1 9 - 3 6 2 2 4号に基づくもので、 ここにその記載内容が参照により組み入れ られる。

技術分野

[0002] 本開示は、 横置き型の圧縮機部とアキュムレータ部とを 備えた圧縮機に関 するものである。

背景技術

[0003] 従来、 特許文献 1 に記載された空調装置がある。 この装置は、 シャフトが 鉛直方向に沿って延びる縦置き型の圧縮機機 構部と、 該圧縮機機構部に冷媒 を供給するアキュムレータ機構部とを備え、 圧縮機機構部とアキュムレータ 機構部とが、 上下に配置されている。

先行技術文献

特許文献

[0004] 特許文献 1 :特開 2 0 0 0— 3 3 7 7 3 7号公報

発明の概要

[0005] ところで、 近年、 車両またはパーソナルモビリティ等に搭載さ れる小型空 調装置に関する開発が進められている。 小型空調装置は、 空調ケース内に冷 凍サイクルの構成部品が収納されたものであ る。 発明者の検討によれば、 こ のような小型空調装置は、 例えば、 車両に設置された座席の下等に設置され る場合があるため、 特に上下方向の長さを短くする必要がある。

発明者は、 このような小型空調装置が、 シャフトが水平方向に沿って延び る横置き型の圧縮機と、 この電動圧縮機に冷媒を供給するアキュムレ ータと 、 を備え、 圧縮機とアキュムレータとが横並びになるよ うに配置されている ことを着想した。 そして、 圧縮機とアキュムレータとの間は配管によっ て接 〇 2020/175075 2 卩(:171? 2020 /004607

続されるよう構成されることを着想した。

[0006] しかし、 発明者の検討によれば、 このような構成では、 圧縮機とアキュム レータとの間は配管で接続されるため、 搭載面積が大きくなってしまう。 ま た、 圧縮機の振動や走行時に発生する車両の振動 により配管が破損するのを 防止するためアキュムレータを保持する保持 部材や圧縮機を保持する保持部 材を備える必要があり、 さらに、 搭載面積が大きくなってしまう。 また、 圧 縮機とアキュムレータの間を配管で接続する 作業が必要になるので組付性も 悪い。

[0007] なお、 上記特許文献 1 に記載された装置は、 圧縮機機構部とアキュムレー 夕機構部とが上下に配置されているので、 車両に設置された座席の下等に設 置するのは困難である。

[0008] 本開示は、 装置の上下方向の長さを短くするとともに搭 載面積が小さくな るように小型化を図り、 かつ、 組付性を向上することを目的とする。

[0009] 本開示の 1つの観点によれば、 圧縮機は、 冷媒を圧縮するとともに、 シャ フトが鉛直方向に交差する方向に沿って延び る横置き型の圧縮機部と、 圧縮 機部と横並びに配置され、 圧縮機部に冷媒を供給するアキュムレータ部 と、 を備え、 圧縮機部は、 アキュムレータ部より供給される冷媒を流入 する流入 口が形成された圧縮機ケースを有し、 アキュムレータ部は、 冷媒を気相冷媒 と液相冷媒とに分離してオイルを含む液相冷 媒を貯留する有底筒状のアキュ ムレータケースと、 アキュムレータケースの開口部を塞ぐように アキュムレ —タケースと圧縮機ケースとの間に配置され 、 オイルを含む液相冷媒および 気相冷媒を圧縮機ケースの流入口へと導く流 路を形成する板状の板状部材と 、 を有し、 アキュムレータケースが板状部材を介して圧 縮機ケースに固定さ れている。

[0010] 上記した構成によれば、 横置き型の圧縮機部と、 圧縮機部と横並びに配置 され、 圧縮機部に冷媒を供給するアキュムレータ部 と、 を備えたので、 装置 の上下方向の長さを短くすることができる。 また、 アキュムレータケースが 板状部材を介して圧縮機ケースに固定されて おり、 アキュムレータケースと 〇 2020/175075 3 卩(:171? 2020 /004607

圧縮機ケースを配管で接続する必要がない ので、 搭載面積を小さくすること ができ、 かつ、 組付性を向上することができる。 すなわち、 装置の上下方向 の長さを短くするとともに搭載面積が小さく なるように小型化を図り、 かつ 、 組付性を向上することができる。

[001 1] なお、 各構成要素等に付された括弧付きの参照符号 は、 その構成要素等と 後述する実施形態に記載の具体的な構成要素 等との対応関係の _例を示すも のである。

図面の簡単な説明

[0012] [図 1]第 1実施形態に係る小型空調装置において、 上部カバーおよび送風機を 除いた状態の断面図である。

[図 2]図 1中の圧縮機の拡大図である。

[図 3]図 2中の III矢視図である。

[図 4]第 1実施形態に係る圧縮機の分解図である。

[図 5]図 4中の V矢視図である。

[図 6]第 1実施形態に係る圧縮機の板状部材の側面図 ある。

[図 7]図 4の矢印 V方向からガスケッ トを見た図である。

[図 8]第 1実施形態に係る圧縮機の冷媒の流れを表し 図である。

[図 9]図 1 線において吹出し排気側送風機を含む断面図 である。

[図 10]図 1の乂一乂線において排気側送風機を含む断 図である。

[図 1 1]第 1実施形態に係る小型空調装置の制御系統を すブロック図である

[図 12]第 2実施形態に係る圧縮機の拡大図である。

[図 13]第 2実施形態に係る圧縮機の変形例を示した図 ある。

[図 14]第 3実施形態に係る圧縮機の分解図である。

[図 15]第 4実施形態に係る圧縮機の分解図である。

[図 16]第 5実施形態に係る圧縮機の分解図である。

[図 17]第 5実施形態に係る圧縮機の板状部材の正面図 ある。

[図 18]第 6実施形態に係る圧縮機の拡大図である。 〇 2020/175075 4 卩(:171? 2020 /004607

[図 19]第 7実施形態に係る圧縮機の拡大図である。

発明を実施するための形態

[0013] 以下、 実施形態について図に基づいて説明する。 なお、 以下の各実施形態 相互において、 互いに同一もしくは均等である部分には、 図中、 同一符号を 付してある。

[0014] (第 1実施形態)

第 1実施形態に係る圧縮機について図面を参照 つつ説明する。 本実施形 態の圧縮機は、 小型空調装置 1 を構成している。 小型空調装置 1は、 自動車 やパーソナルモピリティなどの車両の座席下 などに設置され、 座席の側面な どから空調風を吹き出して乗員の快適性を高 めることに用いられるものであ る。 なお、 以下の説明において、 上側、 下側、 左側、 右側の用語を用いる場 合、 それらの用語は説明の便宜上用いるものであ り、 小型空調装置 1が車両 等に搭載されるときの位置および向きを限定 するものではない。

[0015] 図 1〜図 3に示すように、 小型空調装置 1は、 冷凍サイクルの構成部品 2 〜 5と共に、 吹出側送風機 7、 および排気側送風機 8などが空調ケース 1 0 内に収容されたものである。

[0016] 冷凍サイクルは、 圧縮機 2、 コンデンサ 3、 減圧機構 4およびエバポレー 夕 5などが配管によって接続され、 蒸気圧縮式冷凍機を構成している。 冷凍 サイクルを循環する冷媒として、 例えば 1 ~ 1 〇系冷媒 (例えば、 1 3 4 3 ) または 1 ~ 1 〇系冷媒 (例えば、 等が用いられる。 なお、 冷媒として、 自然冷媒 (例えば、 二酸化炭素) 等を用いてもよい。

[0017] なお、 以下の説明では、 冷凍サイクルを循環する冷媒のうち、 圧縮機 2か らコンデンサ 3を経由して減圧機構 4へ流れる冷媒を高圧冷媒と呼び、 減圧 機構 4の出口からエバポレータ 5を経由して圧縮機 2へ流入する冷媒を低圧 冷媒と呼ぶことがある。

[0018] 圧縮機 2は、 配管 9 0から吸入した冷媒を圧縮し、 流出口 2 1 2から吐き 出すものである。 この圧縮機 2は、 電動モータにより圧縮機構を駆動する電 動圧縮機である。 圧縮機構として、 例えば、 スクロール型、 ベーン型などの 〇 2020/175075 5 卩(:171? 2020 /004607

回転式のものが用いられる。 なお、 圧縮機構として、 列型、 斜板型などの往 復式のものを用いてもよい。 電動モータは、 図 4に示す制御装置 3 0から伝 送される制御信号によって回転数が制御され る。 したがって、 制御装置 3 0 が電動モータの回転数を制御することにより 、 圧縮機 2の冷媒吐出能力が変 更される。

[0019] 圧縮機 2から高圧冷媒が吐き出される配管にはコン ンサ 3の冷媒入口が 接続されている。 コンデンサ 3は、 圧縮機 2から吐き出された高温高圧の冷 媒と、 コンデンサ 3を通過する空気との熱交換を行う熱交換器 ある。 コン デンサ 3を流れる冷媒は、 コンデンサ 3を通過する空気に放熱して凝縮する 。 コンデンサ 3を通過する空気は、 コンデンサ 3を流れる冷媒から吸熱して 温風となる。

[0020] コンデンサ 3とエバポレータ 5とを接続する配管の途中に減圧機構 4が設 けられている。 減圧機構 4は、 コンデンサ 3から流出した冷媒を減圧膨張さ せるものであり、 例えば、 オリフィスまたはキヤビラリーチューブなど の固 定絞り、 温度式膨張弁、 あるいは電気制御式膨張弁など、 種々の絞り抵抗を 用いることができる。

[0021 ] 減圧機構 4の下流側に設けられるエバポレータ 5は、 減圧機構 4から流出 して気液二相となった低温低圧の冷媒と、 エバポレータ 5を通過する空気と の熱交換を行う熱交換器である。 エバポレータ 5を流れる冷媒は、 エバポレ —夕 5を通過する空気から吸熱して蒸発する。 エバポレータ 5を通過する空 気は、 エバポレータ 5を流れる冷媒に放熱して冷風となる。 エバポレータ 5 の下流側には圧縮機 2が設けられている。

[0022] 図 2〜図 7に示すように、 本実施形態の圧縮機 2は、 冷媒を圧縮するとと もに、 シャフト 2 7が鉛直方向に交差する方向に沿って延びる 置き型の圧 縮機部 2 0 を備えている。 また、 この圧縮機部 2 0 と横並びに配置され 圧縮機部 2 0 に冷媒を供給するアキュムレータ部 2 0巳を備えている。 さ らに、 圧縮機 2は、 板状部材 2 3、 第 1ガスケッ ト 2 4および第 2ガスケッ 卜 2 5を備えている。 第 1、 第 2ガスケッ ト 2 4、 2 5は、 シール部材に相 〇 2020/175075 6 卩(:171? 2020 /004607

当する。 そして、 圧縮機部 2 0 、 アキュムレータ部 2 0巳、 板状部材 2 3 、 第 1ガスケッ ト 2 4および第 2ガスケッ ト 2 5は一体化されている。

[0023] アキュムレータ部 2 0巳は、 エバポレータ 5から流出した気液二相の冷媒 の気液を分離し、 冷凍サイクル内の余剰冷媒を蓄えると共に、 気相冷媒を圧 縮機部 2 0 に供給する。 アキュムレータ部 2 0巳は、 冷媒を気相冷媒と液 相冷媒とに分離して液相冷媒を貯留する有底 筒状のアキュムレータケース 2 2と、 板状部材 2 3を有している。 アキュムレータケース 2 2は、 有底四角 筒形状を成している。 アキュムレータケース 2 2は、 その開口部が圧縮機部 2 0八の圧縮機ケース 2 1側を向いて配置されている。

[0024] アキュムレータケース 2 2には、 冷媒をアキュムレータケース 2 2の内部 に導入するための冷媒流入口 2 2 1 と、 ネジ 3 1 を揷通するためのネジ穴が 形成されている。 冷媒流入口 2 2 1は、 アキュムレータケース 2 2の底面部 の上部に形成されている。

[0025] また、 アキュムレータケース 2 2の底面部には、 冷媒通路 2 6 1が形成さ れたジョイント 2 6が固定されている。 ジョイント 2 6は、 該ジョイント 2 6に形成された冷媒通路 2 6 1 とアキュムレータケース 2 2の底面部に形成 された冷媒流入口 2 2 1 とが連通するようアキュムレータケース 2 2の底面 部に固定されている。 ジョイント 2 6は、 ボルト 3 2によって固定されてい る。 ジョイント 2 6には、 エバポレータ 5からの冷媒が流れる配管 9 0が接 続されている。

[0026] 圧縮機部 2 0 は、 モータ室[¾ と圧縮室 〇が形成された圧縮機ケース

2 1 を有している。 圧縮機ケース 2 1は、 筒状を成している。 より具体的に は、 圧縮機ケース 2 1は、 中空の四角柱形状を成している。 圧縮機ケース 2 1の内部は、 冷媒が流入するモータ室 と、 該モータ室 に流入した冷 媒を圧縮する圧縮室 8〇と、 に区画されており、 アキュムレータケース 2 2 は、 モータ室 を挟んで圧縮室 〇と反対側の圧縮機ケース 2 1 に固定さ れている。

[0027] 圧縮機ケース 2 1の前後方向の寸法は、 アキュムレータケース 2 2の前後 〇 2020/175075 7 卩(:171? 2020 /004607

方向の寸法と同じになっている。 また、 圧縮機ケース 2 1の上下方向の寸法 は、 アキュムレータケース 2 2の上下方向の寸法と同じになっている。 圧縮機ケース 2 1の内部にはシャフト 2 7は横方向に延びるように配置され ている。 圧縮機ケース 2 1 には、 アキュムレータ部 2 0巳より供給される冷 媒をモータ室 8 に流入させる流入口 2 1 1 と、 圧縮室 の冷媒をコンデ ンサ 3に流出させる流出口 2 1 2と、 が形成されている。 流入口 2 1 1は、 モータ室 と連通しており、 圧縮機ケース 2 1の上部に形成されている。 流出口 2 1 2は、 圧縮室 〇と連通しており、 圧縮機ケース 2 1の下部に形 成されている。

[0028] アキュムレータケース 2 2の開口部側には、 それぞれ薄板状をなす第 1ガ スケッ ト 2 4、 板状部材 2 3および第 2ガスケッ ト 2 5が配置されている。

[0029] 第 1ガスケッ ト 2 4は、 図 7に示すように矩形状をなしている。 第 1ガス ケッ ト 2 4の中央には表裏を貫通する開口孔 2 4 6が形成されている。 また 、 第 1ガスケッ ト 2 4の四隅には、 アキュムレータケース 2 2、 第 1ガスケ ッ ト 2 4、 板状部材 2 3および第 2ガスケッ ト 2 5を圧縮機ケース 2 1 に固 定するためのネジ 3 1 を通す穴部 2 4 3 ~ 2 4 が形成されている。 本実施 形態の第 2ガスケッ ト 2 5は、 第 1ガスケッ ト 2 4と同様の構成をしている

[0030] 板状部材 2 3は、 図 5〜図 6に示すように、 アルミニウム等の金属製部材 によって構成され矩形状をなしている。 板状部材 2 3の中央部には、 アキュ ムレータケース 2 2側に凹む凹部 2 3 1が形成されている。 この凹部 2 3 1 は、 例えば、 プレス加工によって形成される。 凹部 2 3 1は、 上下方向に延 びるよう形成されている。

[0031 ] 凹部 2 3 1の底面には、 ガス流入穴 2 3 6と、 オイル流入穴 2 3チが形成 されている。 ガス流入穴 2 3 6は、 第 1穴部に相当し、 オイル流入穴 2 3干 は、 第 2穴部に相当する。 ガス流入穴 2 3 6は、 板状部材 2 3における上部 に配置され、 オイル流入穴 2 3チは、 板状部材 2 3における下部に配置され ている。 すなわち、 ガス流入穴 2 3 6は、 オイル流入穴 2 3干よりも上下方 〇 2020/175075 8 卩(:171? 2020 /004607

向上側に配置されている。 また、 ガス流入穴 2 3 ㊀の直径は、 オイル流入穴 2 3干の直径よりも大きくなっている。

[0032] 板状部材 2 3は、 アキュムレータケース 2 2の開口部を塞ぐようにアキュ ムレータケース 2 2と圧縮機ケース 2 1 との間に配置されアキュムレータケ —ス 2 2の内部で分離した気相冷媒およびオイルを む液相冷媒を流入口 2 1 1へと導く流路を形成している。

[0033] アキュムレータケース 2 2は、 第 1ガスケッ ト 2 4、 板状部材 2 3および 第 2ガスケッ ト 2 5とともに圧縮機ケース 2 1 に固定される。 この際、 板状 部材 2 3、 第 2ガスケッ ト 2 5および圧縮機ケース 2 1 によりガス冷媒が流 れる流路が形成される。

[0034] エバポレータ 5からの冷媒は、 配管 9 0、 ジョイント 2 6の冷媒通路 2 6

1、 アキュムレータケース 2 2の冷媒通路 2 6 1 を通ってアキュムレータケ —ス 2 2の内部に導入される。 アキュムレータ部 2 0巳は、 エバポレータ 5 から流出した気液二相の冷媒の気液を分離す る。 この際、 アキュムレータケ —ス 2 2の上下方向の下側にはオイルを含む液相冷 が溜り、 アキュムレー タケース 2 2の上下方向の上側には、 気相冷媒が集まるようになっている。

[0035] 図 8に示すように、 アキュムレータケース 2 2の上下方向の上側に集めら れた冷媒ガスは、 板状部材 2 3に形成されたガス流入穴 2 3 6 を通って板状 部材 2 3と圧縮機ケース 2 1 との間に形成される流路に導入される。 このガ ス冷媒には、 板状部材 2 3に形成されたオイル流入穴 2 3チを通って流入す る少量のオイルを含む液相冷媒が混合される 。 そして、 オイルを含むガス冷 媒が圧縮機ケース 2 1 に形成された流入口 2 1 1 を通って圧縮機ケース 2 1 の内部に導入される。

[0036] 上述したコンデンサ 3は空調ケース 1 0の一方の側に配置され、 エバポレ —夕 5は空調ケース 1 0の他方の側に配置されている。 図 1の例では、 コン デンサ 3は空調ケース 1 0の右側に配置され、 エバポレータ 5は空調ケース 1 0の左側に配置されている。

[0037] また、 図 9および図 1 0に示すように、 コンデンサ 3とエバポレータ 5は 〇 2020/175075 9 卩(:171? 2020 /004607

いずれも、 空調ケース 1 〇の底部 1 9から所定距離離れた位置に設けられて いる。 すなわち、 空調ケース 1 0の底部 1 9とコンデンサ 3との間には空間 が設けられている。 また、 空調ケース 1 〇の底部 1 9とエバポレータ 5との 間にも空間が設けられている。

[0038] コンデンサ 3とエバポレータ 5との間には、 コンデンサ 3とエバポレータ

5それぞれに空気を通過させる送風機 7、 8が設けられている。 本実施形態 では、 送風機 7、 8は、 吹出側送風機 7と排気側送風機 8により構成されて いる。 吹出側送風機 7は、 コンデンサ 3またはエバポレータ 5を通過させた 空気を、 空調対象空間である車室内に吹き出すための 送風機である。 吹出側 送風機 7の下流側には、 図示しない吹出ダクトが接続される。 吹出側送風機 7の駆動により、 空調ケース 1 0内で生成された冷風または温風 (すなわち 、 空調風) は、 吹出ダクトを介して座席の側面などから車室 内に吹き出され る。 具体的には、 その冷風または温風は、 座席に着座する乗員またはその近 傍に向けて吹き出される。

[0039] 一方、 排気側送風機 8は、 コンデンサ 3またはエバポレータ 5を通過させ た空気を排出するための送風機である。 排気側送風機 8の下流側には、 図示 しない排気ダクトが接続される。 排気側送風機 8の駆動により、 空調ケース 1 〇内で生成された排気は、 排気ダクトを介して乗員に直接当たらない場 所 または車室外などに排出される。

[0040] 吹出側送風機 7と排気側送風機 8はいずれも、 コンデンサ 3またはエバポ レータ 5の空気流れ下流側に設けられている。 すなわち、 吹出側送風機 7と 排気側送風機 8はいずれも、 コンデンサ 3またはエバポレータ 5を通過する 空気を吸い込むように設けられている。 吹出側送風機 7と排気側送風機 8は 、 羽根車と、 その羽根車を回転させる電動モータにより構 成されている。 吹 出側送風機 7と排気側送風機 8として、 軸流式、 遠心式、 または貫流式など 、 種々の形態のものを採用することができる。 吹出側送風機 7と排気側送風 機 8はそれぞれ、 図 1 1 に示す制御装置 3 0から伝送される制御信号によっ て回転数が制御される。 したがって、 制御装置 3 0が吹出側送風機 7の回転 〇 2020/175075 10 卩(:171? 2020 /004607

数を制御することにより、 吹出側送風機 7の送風量が変更される。 また、 制 御装置 3 0が排気側送風機 8の回転数を制御することにより、 排気側送風機 8の送風量が変更される。

[0041 ] 空調ケース 1 0は、 略直方体に形成されている。 なお、 空調ケース 1 0の 形状は、 これに限るものでなく、 車両等への取り付けスペースに合わせて任 意の形状とすることができる。 空調ケース 1 0は、 上述した圧縮機 2、 コン デンサ 3、 減圧機構 4およびエバポレータ 5などを含む冷凍サイクルの構成 部品 2〜 5と共に、 吹出側送風機 7、 および排気側送風機 8などを収容して いる。 空調ケース 1 〇は、 圧縮機 2、 コンデンサ 3、 エバポレータ 5、 吹出 側送風機 7および排気側送風機 8をそれぞれ区画するための複数の壁を有し ている。

[0042] 以下の説明では、 吹出側送風機 7および排気側送風機 8と、 コンデンサ 3 との間に設けられている壁を、 第 1壁 1 1 と呼ぶ。 吹出側送風機 7および排 気側送風機 8と、 エバポレータ 5との間に設けられている壁を、 第 2壁 1 2 と呼ぶ。 吹出側送風機 7と、 排気側送風機 8との間に設けられている壁を、 第 3壁 1 3と呼ぶ。 第 1壁 1 1、 第 2壁 1 2および第 3壁 1 3はいずれも、 空調ケース 1 〇の底部 1 9から所定距離離れた位置に設けられている すな わち、 第 1壁 1 1、 第 2壁 1 2および第 3壁 1 3と、 空調ケース 1 0の底部 1 9との間には、 空間が設けられている。

[0043] また、 圧縮機 2およびアキユムレータ 6と、 コンデンサ 3、 吹出側送風機

7およびエバポレータ 5との間に設けられている壁を、 第 4壁 1 4と呼ぶ。 第 4壁 1 4は、 空調ケース 1 0の底部 1 9に接続している。

[0044] 吹出側送風機 7の空気吸入側、 すなわち、 空調ケース 1 〇の底部 1 9側に おいて、 空調ケース 1 〇の底部 1 9と平行に設けられている壁を、 第 5壁 1 5と呼ぶ。 第 5壁 1 5には吹出側送風機 7の羽根車の外径に対応した穴が設 けられている。

[0045] 排気側送風機 8の空気吸入側、 すなわち、 空調ケース 1 0の底部 1 9側に おいて、 空調ケース 1 〇の底部 1 9と平行に設けられている壁を、 第 6壁 1 〇 2020/175075 1 1 卩(:171? 2020 /004607

6と呼ぶ。 第 6壁 1 6には排気側送風機 8の羽根車の外径に対応した穴が設 けられている。 なお、 吹出側送風機 7と第 5壁 1 5とは一体に形成されてい てもよく、 排気側送風機 8と第 6壁 1 6とは一体に形成されていてもよい。

[0046] 吹出側送風機 7および排気側送風機 8と、 空調ケース 1 0の底部 1 9との 間には、 仕切壁 1 7が設けられている。 仕切壁 1 7は、 第 3壁 1 3の下部に 設けられ、 吹出側送風機 7と排気側送風機 8とが並ぶ方向に延びている。 ま た、 仕切壁 1 7と第 1壁 1 1 と第 2壁 1 2とは略平行に設けられている。 仕 切壁 1 7は、 エバポレータ 5を通過した冷風が流れる空間である冷風室 4 0 とコンデンサ 3を通過した温風が流れる空間である温風室 5 0とを仕切るも のである。

[0047] 空調ケース 1 0の底部 1 9と吹出側送風機 7との間には、 吹出用ドア 6 0 が設けられている。 吹出用ドア 6 0は、 吹出側送風機 7の下側の空間の略半 分の領域を塞ぐことが可能である。 図 1および図 9では、 吹出用ドア 6 0が 、 吹出側送風機 7の下側の空間のうち、 コンデンサ 3側の略半分の領域を塞 ぎつつ、 エバポレータ 5側の略半分の領域を開放している状態を示 ている 。 吹出用ドア 6 0は、 ドア用アクチユエータ 7 0により駆動され、 第 1壁 1 1 と仕切壁 1 7と第 2壁 1 2とに跨るように、 その間を往復移動可能に設け られている。 具体的には、 吹出用ドア 6 0の吹出側送風機 7側の面に設けら れたラック 6 1は、 図示しないピニオンに嚙み合うようになって いる。 ドア 用アクチユエータ 7 0がそのピニオンを回転駆動することで、 吹出用ドア 6 0が移動する。

[0048] 空調ケース 1 0の底部 1 9と排気側送風機 8との間には、 排気用ドア 8 0 が設けられている。 排気用ドア 8 0は、 排気側送風機 8の下側の空間の略半 分の領域を塞ぐことが可能である。 図 1および図 1 0では、 排気用ドア 8 0 が、 排気側送風機 8の下側の空間のうち、 エバポレータ 5側の略半分の領域 を塞ぎつつ、 コンデンサ 3側の略半分の領域を開放している状態を示 てい る。 排気用ドア 8 0も、 ドア用アクチユエータ 7 0により駆動され、 第 1壁 1 1 と仕切壁 1 7と第 2壁 1 2とに跨るように、 その間を往復移動可能に設 〇 2020/175075 12 卩(:171? 2020 /004607

けられている。 具体的には、 排気用ドア 8 0の排気側送風機 8側の面に設け られたラック 8 1 も、 図示しないピニオンに嚙み合うようになって いる。 ド ア用アクチユエータ 7 0がそのピニオンを回転駆動することで、 排気用ドア 8 0が移動する。

[0049] 空調ケース 1 0内において、 エバポレータ 5の下面、 空調ケース 1 0の内 壁、 排気用ドア 8 0および仕切壁 1 7などで区画された空間を、 冷風室 4 0 と呼ぶ。 冷風室 4 0には、 エバポレータ 5を通過した冷風が流れる。 一方、 空調ケース 1 0内において、 コンデンサ 3の下面、 空調ケース 1 0の内壁、 吹出用ドア 6 0および仕切壁 1 7などで区画された空間を、 温風室 5 0と呼 ぶ。 温風室 5 0には、 コンデンサ 3を通過した温風が流れる。 すなわち、 空 調ケース 1 0は、 冷風室 4 0と温風室 5 0を有している。

[0050] 小型空調装置 1が備える圧縮機 2、 吹出側送風機 7、 排気側送風機 8、 ド ア用アクチユエータ 7 0などは、 図 1 1 に示す制御装置 3 0によりその駆動 が制御される。 制御装置 3 0は、 制御処理や演算処理を行うプロセッサ、 プ ログラムやデータ等を記憶する [¾〇 IV!、

ンピユータ、 およびその周辺回路で構成されている。 なお、 制御装置 3 0の 記憶部は、 非遷移的実体的記憶媒体で構成されている。 制御装置 3 0は、 記 憶部に記憶されたプログラムに基づいて、 各種制御処理および演算処理を行 い、 出カポートに接続された各機器の作動を制御 する。 制御装置 3 0は、 空 調ケース 1 0の内部に設けられていてもよく、 空調ケース 1 0から離れた場 所に設けられていてもよい。

[0051 ] 上述した構成において、 図 1、 図 9〜図 1 0は、 小型空調装置 1が車室内 の冷房を行う状態を示している。

[0052] 小型空調装置 1が車室内の冷房を行う際、 制御装置 3 0は、 ドア用アクチ ユエータ 7 0を駆動し、 吹出用ドア 6 0が、 吹出側送風機 7の下側の空間の うちコンデンサ 3側の略半分の領域を塞ぎ、 エバポレータ 5側の略半分の領 域を開放した状態とする。 また、 制御装置 3 0は、 ドア用アクチユエータ 7 〇を駆動し、 排気用ドア 8 0が、 排気側送風機 8の下側の空間のうち、 エバ 〇 2020/175075 13 卩(:171? 2020 /004607

ポレータ 5側の略半分の領域を塞ぎ、 コンデンサ 3側の略半分の領域を開放 した状態とする。 そして、 制御装置 3 0は、 冷凍サイクルの圧縮機 2と、 吹 出側送風機 7と、 排気側送風機 8を駆動する。 すると、 図 9の矢印〇 に示 すように、 エバポレータ 5を通過した冷風は、 吹出用ドア 6 0により形成さ れた開口 6 2を通って吹出側送風機 7に吸い込まれ、 図示しない吹出ダクト を介して座席に着座する乗員またはその近傍 に向けて吹き出される。 また、 その際、 図 1 0の矢印 1 ~ 1八に示すように、 コンデンサ 3を通過した温風は、 排気用ドア 8 0により形成された開口 8 2を通って排気側送風機 8に吸い込 まれ、 図示しない排気ダクトを介して乗員に直接当 たらない場所または車室 外などに排出される。

[0053] 冷凍サイクルが作動すると、 エバポレータ 5を通過した空気に含まれる水 蒸気が凝縮し、 凝縮水が生成されることがある。 図 9および図 1 0の破線〇 に示すように、 エバポレータ 5で生成される凝縮水は、 冷風室 4 0の底部 4 1 に溜まることとなる。 冷風室 4 0から温風室 5 0に送出された凝縮水は 、 温風室 5 0でコンデンサ 3を通過した温風により蒸発する。 その凝縮水が 蒸発した水蒸気は、 排気側送風機 8に吸い込まれ、 図示しない排気ダクトを 介して乗員に直接当たらない場所または車室 外などに排出される。

[0054] なお、 小型空調装置 1が車室内の暖房を行う場合、 図 9〜図 1 0で図示し た状態に対し、 吹出用ドア 6 0と排気用ドア 8 0とが互いに左右逆側に移動 した状態となる。 その状態の図示は省略するが、 制御装置 3 0は、 ドア用ア クチユエータ 7 0を駆動し、 吹出用ドア 6 0が、 吹出側送風機 7の下側の空 間のうちエバポレータ 5側の略半分の領域を塞ぎ、 コンデンサ 3側の略半分 の領域を開放した状態とする。 また、 制御装置 3 0は、 ドア用アクチユエー 夕 7 0を駆動し、 排気用ドア 8 0が、 排気側送風機 8の下側の空間のうち、 コンデンサ 3側の略半分の領域を塞ぎ、 エバポレータ 5側の略半分の領域を 開放した状態とする。 そして、 制御装置 3 0は、 冷凍サイクルの圧縮機 2と 、 吹出側送風機 7と、 排気側送風機 8を駆動する。 すると、 コンデンサ 3を 通過した温風は、 吹出用ドア 6 0により形成された開口を通って吹出側送風 〇 2020/175075 14 卩(:171? 2020 /004607

機 7に吸い込まれ、 図示しない吹出ダクトを介して車室内に吹き 出される。 具体的には、 その温風は、 座席に着座する乗員またはその近傍に向けて 吹き 出される。 また、 その際、 エバポレータ 5を通過した冷風は、 排気用ドア 8 0により形成された開口を通って排気側送風 8に吸い込まれ、 図示しない 排気ダクトを介して乗員に直接当たらない場 所または車室外などに排出され る。

[0055] 以上、 説明したように、 本実施形態の圧縮機は、 冷媒を圧縮するとともに 、 シャフトが鉛直方向に交差する方向に沿って 延びる横置き型の圧縮機部 2 0八を備えている。 また、 圧縮機部 2 0 と横並びに配置され、 圧縮機部 2 0八に冷媒を供給するアキュムレータ部 2 0巳を備えている。 また、 圧縮機 部 2 0 は、 アキュムレータ部 2 0巳より供給される冷媒を流入する流入口 2 1 1が形成された圧縮機ケース 2 1 を有している。 また、 アキュムレータ 部 2 0巳は、 冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離してオイ ルを含む液相冷媒 を貯留する有底筒状のアキュムレータケース 2 2を有している。 また、 アキ ュムレータケース 2 2の開口部を塞ぐようにアキュムレータケー 2 2と圧 縮機ケース 2 1 との間に配置されオイルを含む液相冷媒およ び気相冷媒を圧 縮機ケースの流入口へと導く流路 2 3 2 3†, 2 3 1 を形成する板状の 板状部材 2 3を有している。 そして、 アキュムレータケース 2 2が板状部材 2 3を介して圧縮機ケース 2 1 に固定されている。

[0056] 上記した構成によれば、 横置き型の圧縮機部 2 0 と、 圧縮機部 2 0八と 横並びに配置され、 圧縮機部 2 0 に冷媒を供給するアキュムレータ部 2 0 巳と、 を備えたので、 装置の上下方向の長さを短くすることができ る。 また 、 アキュムレータケース 2 2が板状部材 2 3を介して圧縮機ケース 2 1 に固 定されており、 アキュムレータケース 2 2と圧縮機ケース 2 1 を配管で接続 する必要がないので、 搭載面積を小さくすることができ、 かつ、 組付性を向 上することができる。 すなわち、 装置の上下方向の長さを短くするとともに 搭載面積が小さくなるように小型化を図り、 かつ、 組付性を向上することが できる。 〇 2020/175075 15 卩(:171? 2020 /004607

[0057] また、 圧縮機ケース 2 1の内部は、 冷媒が流入するモータ室[¾ と、 該モ —夕室 01に流入した冷媒を圧縮する圧縮室 〇と、 に区画されており、 ア キュムレータケース 2 2は、 モータ室 を挟んで圧縮室 〇と反対側の圧 縮機ケース 2 1 に固定されている。

[0058] したがって、 アキュムレータケース 2 2が、 圧縮機ケース 2 1の圧縮室 〇側に配置された場合と比較して小型化する ことができる。

[0059] また、 アキュムレータケース 2 2と板状部材 2 3との間および板状部材 2

3と圧縮機ケース 2 1 との間の少なくとも一方の隙間をシールする シール部 材を備えている。

[0060] したがって、 アキュムレータケース 2 2と板状部材 2 3との間および板状 部材 2 3と圧縮機ケース 2 1 との間から冷媒が漏れるのを防止することが 可 能である。

[0061 ] また、 シール部材は、 薄板状のガスケッ ト 2 4、 2 5である。 したがって 、 圧縮機の小型化を図ることができる。

[0062] また、 板状部材 2 3には、 気相冷媒を圧縮機ケース 2 1の流入口 2 1 1へ と導くガス流入穴 2 3 6 と、 オイルを含む液相冷媒を圧縮機ケース 2 1の流 入口 2 1 1へと導くオイル流入穴 2 3チと、 が形成されている。

[0063] このように、 板状部材 2 3に、 気相冷媒を圧縮機ケース 2 1の流入口 2 1

1へと導くガス流入穴 2 3 6 と、 オイルを含む液相冷媒を圧縮機ケース 2 1 の流入口 2 1 1へと導くオイル流入穴 2 3チを形成する。 これにより、 気相 冷媒とオイルを含む液相冷媒を圧縮機ケース 2 1の内部に導入することがで きる。

[0064] また、 板状部材 2 3には、 アキュムレータケース 2 2側に凹む凹部 2 3 1 が形成されており、 ガス流入穴 2 3 6およびオイル流入穴 2 3チは、 凹部 2 3 1の底面に形成され、 ガス流入穴 2 3 6は、 オイル流入穴 2 3チより上下 方向上側に配置されている。

[0065] したがって、 板状部材 2 3に形成された凹部 2 3 1 により圧縮機ケース 2

1の流入口 2 1 1へ流入させる気相冷媒の流量を多くするこ ができる。 〇 2020/175075 16 卩(:171? 2020 /004607

[0066] (第 2実施形態)

第 2実施形態に係る圧縮機について図 1 2〜図 1 3を用いて説明する。 上 記第 1実施形態の圧縮機は、 有底筒状のアキュムレータケース 2 2の底面に 冷媒流入口 2 2 1が設けられているが、 本実施形態の圧縮機は、 図 1 2に示 すように、 有底筒状のアキュムレータケース 2 2の上面に冷媒流入口 2 2 1 が設けられている。

[0067] このように、 有底筒状のアキュムレータケース 2 2の側面に冷媒流入口 2

2 1 を設けることもできる。

[0068] なお、 図 1 3に示すように、 有底筒状のアキュムレータケース 2 2の上面 に冷媒流入口 2 2 1 を設けることもできる。

[0069] (第 3実施形態)

第 3実施形態に係る圧縮機について図 1 4を用いて説明する。 本実施形態 の圧縮機は、 圧縮機ケース 2 1の前後方向、 左右方向および上下方向の寸法 が、 上記第 1実施形態の圧縮機ケース 2 1の寸法と同じになっている。 また 、 本実施形態の圧縮機は、 アキュムレータケース 2 2の左右方向および上下 方向の寸法が、 上記第 1実施形態のアキュムレータケース 2 2の寸法と同じ になっている。 しかし、 本実施形態のアキュムレータケース 2 2の前後方向 の寸法は、 上記第 1実施形態のアキュムレータケース 2 2の前後方向の寸法 よりも長くなっている。

[0070] すなわち、 本実施形態のアキュムレータケース 2 2の前後方向の寸法は、 圧縮機ケース 2 1の前後方向の寸法よりも長くなっており、 アキュムレータ ケース 2 2の径方向の最大寸法が圧縮機ケース 2 1の径方向の最大寸法より も長くなっている。

[0071 ] このように、 アキュムレータケース 2 2の径方向の最大寸法を、 圧縮機ケ —スの径方向の最大寸法よりも長くすること で、 アキュムレータ部 2 0巳の 貯液部の容量を増やすことが可能である。

[0072] すなわち、 圧縮機ケース 2 1の大きさを変更することなく、 アキュムレー 夕部 2 0巳の貯液部の容量を増やすことが可能であ 。 〇 2020/175075 17 卩(:171? 2020 /004607

[0073] (第 4実施形態)

第 4実施形態に係る圧縮機について図 1 5を用いて説明する。 本実施形態 の圧縮機は、 上記第 3実施形態の圧縮機と比較して、 板状部材 2 3に、 圧縮 機ケース 2 1の径方向外側で、 アキュムレータケース 2 2と反対側に突出す る空間を形成する突出部 2 3 2が形成されている点が異なる。

[0074] 板状部材 2 3に形成された突出部 2 3 2により、 さらに、 アキュムレータ 部 2 0巳の貯液部の容量を増やすことが可能であ 。

[0075] (第 5実施形態)

第 5実施形態に係る圧縮機について図 1 6〜図 1 7を用いて説明する。 本 実施形態の圧縮機は、 上記第 1実施形態の圧縮機と比較して、 板状部材 2 3 に凹部 2 3 1が形成されていない点が異なる。

[0076] 図 1 6〜図 1 7に示すように、 板状部材 2 3には、 ガス流入穴 2 3 6と、 オイル流入穴 2 3チが形成されている。 なお、 板状部材 2 3に凹部 2 3 1が 形成されていない。 また、 本実施形態の圧縮機ケース 2 1 には、 ガス冷媒流 入口 2 1 1 3とオイル流入口 2 1 1 13が別々に形成されている。

[0077] アキュムレータケース 2 2は、 第 1ガスケッ ト 2 4、 板状部材 2 3および 第 2ガスケッ ト 2 5とともに圧縮機ケース 2 1 に固定される。 この際、 板状 部材 2 3に形成されたガス流入穴 2 3 6およびオイル流入穴 2 3チは、 それ ぞれ圧縮機ケース と連通する。

[0078] そして、 アキュムレータケース 2 2の内部から板状部材 2 3に形成された ガス流入穴 2 3 6 と、 圧縮機ケース 2 1 に形成されたガス冷媒流入口 2 1 1 3を通って圧縮機ケース 2 1のモータ室 [¾ に至る流路が形成される。 さら に、 アキュムレータケース 2 2の内部から板状部材 2 3に形成されたオイル 流入穴 2 3チと、 圧縮機ケース 2 1 に形成されたオイル流入口 2 1 1 匕を通 って圧縮機ケース 2 1のモータ室 に至る流路も形成される。

[0079] 本実施形態の圧縮機は、 アキュムレータケース 2 2の上下方向上側に集め られた気相冷媒は、 板状部材 2 3に形成されたガス流入穴 2 3 6 と、 圧縮機 ケース 2 1 に形成されたガス冷媒流入口 2 1 1 3を通って圧縮機ケース 2 1 〇 2020/175075 18 卩(:171? 2020 /004607

のモータ室 01に導入される。

[0080] また、 アキュムレータケース 2 2の上下方向の下側に溜ったオイルを含む 液相冷媒は、 板状部材 2 3に形成されたオイル流入穴 2 3チと、 圧縮機ケー ス 2 1 に形成されたオイル流入口 2 1 1 13を通って圧縮機ケース 2 1のモー 夕室 01に導入される。

[0081 ] 本実施形態の圧縮機は、 板状部材 2 3の構成が簡素化されているので、 製 造コストを低減することが可能である。

[0082] (第 6実施形態)

第 6実施形態に係る圧縮機について図 1 8を用いて説明する。 本実施形態 の圧縮機は、 アキュムレータケース 2 2の流入口 2 2 1 と板状部材 2 3のガ ス流入穴 2 3 6との間に、 アキュムレータケース 2 2の流入口 2 2 1から流 入して板状部材 2 3のガス流入穴 2 3 6 へと流れる冷媒の流れを妨げる衝立 部 2 3 3が配置されている。 したがって、 衝立部 2 3 3により、 アキュムレ —夕部 2 0巳の気液分離性を向上させることができる

[0083] さらに、 本実施形態の圧縮機は、 アキュムレータケース 2 2に形成された 流入口 2 2 1 に、 アキュムレータケース 2 2の内部に流入する冷媒に含まれ る不純物を除去するフィルタ 3 4が配置されている。

[0084] したがって、 フィルタ 3 4により、 アキュムレータケース 2 2の内部に流 入する冷媒に含まれる不純物を除去すること ができる。

[0085] (第 7実施形態)

第 7実施形態に係る圧縮機について図 1 9を用いて説明する。 本実施形態 の圧縮機は、 アキュムレータケース 2 2の流入口 2 2 1 と板状部材 2 3のガ ス流入穴第 1穴 2 3 6 との間に、 フィルタ機能付き衝立部 2 3 4が配置され ている。 このフィルタ機能付き衝立部 2 3 4は、 アキュムレータケース 2 2 の内部に流入する冷媒に含まれる不純物を除 去するとともにアキュムレータ ケース 2 2の流入口 2 2 1から流入して板状部材 2 3のガス流入穴 3 6 へと 流れる冷媒の流れを妨げる。 衝立部 2 3 4としては、 例えば、 メッシュ状の 部材を用いることができる。 〇 2020/175075 19 卩(:171? 2020 /004607

[0086] したがって、 フィルタ機能付き衝立部 2 3 4により、 アキュムレータケー ス 2 2の内部に流入する冷媒に含まれる不純物を 去するとともにアキュム レータ部 2 0巳の気液分離性を向上させることができる

[0087] (他の実施形態)

(1) 上記各実施形態では、 アキュムレータケース 2 2および圧縮機ケー ス 2 1 をそれぞれ四角筒形状として一体化したが、 例えば、 アキュムレータ ケース 2 2および圧縮機ケース 2 1 をそれぞれ多角柱形状あるいは円柱形状 として一体化してもよい。

[0088] なお、 本開示は上記した実施形態に限定されるもの ではなく、 適宜変更が 可能である。 また、 上記各実施形態は、 互いに無関係なものではなく、 組み 合わせが明らかに不可な場合を除き、 適宜組み合わせが可能である。 また、 上記各実施形態において、 実施形態を構成する要素は、 特に必須であると明 示した場合および原理的に明らかに必須であ ると考えられる場合等を除き、 必ずしも必須のものではないことは言うまで もない。 また、 上記各実施形態 において、 実施形態の構成要素の個数、 数値、 量、 範囲等の数値が言及され ている場合、 特に必須であると明示した場合および原理的 に明らかに特定の 数に限定される場合等を除き、 その特定の数に限定されるものではない。 ま た、 上記各実施形態において、 構成要素等の材質、 形状、 位置関係等に言及 するときは、 特に明示した場合および原理的に特定の材質 、 形状、 位置関係 等に限定される場合等を除き、 その材質、 形状、 位置関係等に限定されるも のではない。

[0089] (まとめ)

上記各実施形態の一部または全部で示された 第 1の観点によれば、 圧縮機 は、 冷媒を圧縮するとともに、 シャフトが鉛直方向に交差する方向に沿って 延びる横置き型の圧縮機部を備えている。 また、 圧縮機部と横並びに配置さ れ、 圧縮機部に冷媒を供給するアキュムレータ部 を備えている。 圧縮機部は 、 アキュムレータ部より供給される冷媒を流入 する流入口が形成された圧縮 機ケースを有している。 アキュムレータ部は、 冷媒を気相冷媒と液相冷媒と 〇 2020/175075 20 卩(:171? 2020 /004607

に分離してオイルを含む液相冷媒を貯留す る有底筒状のアキュムレータケー スを有している。 さらに、 アキュムレータ部は、 アキュムレータケースの開 口部を塞ぐようにアキュムレータケースと圧 縮機ケースとの間に配置され、 オイルを含む液相冷媒および気相冷媒を圧縮 機ケースの流入口へと導く流路 を形成する板状の板状部材と、 を有している。 そして、 アキュムレータケー スが板状部材を介して圧縮機ケースに固定さ れている。

[0090] また、 第 2の観点によれば、 圧縮機ケースの内部は、 冷媒が流入するモー 夕室と、 該モータ室に流入した冷媒を圧縮する圧縮室 と、 に区画されており 、 アキュムレータケースは、 モータ室を挟んで圧縮室と反対側の圧縮機ケ ー スに固定されている。

[0091 ] したがって、 アキュムレータケースが、 圧縮室を挟んでモータ室側の配置 された場合と比較して小型化することができ る。

[0092] また、 第 3の観点によれば、 圧縮機は、 アキュムレータケースと板状部材 との間および板状部材と圧縮機ケースとの間 の少なくとも _ 方の隙間をシー ルするシール部材を備えている。

[0093] したがって、 アキュムレータケースと板状部材との間およ び板状部材と圧 縮機ケースとの間から冷媒が漏れるのを防止 することが可能である。

[0094] また、 第 4の観点によれば、 シール部材は、 薄板状のガスケッ トである。

したがって、 圧縮機の小型化を図ることができる。

[0095] また、 第 5の観点によれば、 圧縮機ケースは、 筒状を成しており、 アキュ ムレータケースの径方向の最大寸法は、 圧縮機ケースの径方向の最大寸法よ りも長くなっている。

[0096] このように、 アキュムレータケースの径方向の最大寸法を 、 圧縮機ケース の径方向の最大寸法よりも長くすることで、 アキュムレータ部 2 0巳の貯液 部の容量を増やすことが可能である。

[0097] また、 第 6の観点によれば、 板状部材には、 圧縮機ケースの径方向外側で 、 アキュムレータケースと反対側に突出する空 間を形成する突出部が形成さ れている。 したがって、 板状部材に形成された突出部により、 さらに、 アキ 〇 2020/175075 21 卩(:171? 2020 /004607

ュムレータ部 2 0巳の貯液部の容量を増やすことができる。

[0098] また、 第 7の観点によれば、 板状部材には、 気相冷媒を圧縮機ケースの流 入口へと導く第 1穴部と、 液相冷媒を圧縮機ケースの流入口へと導く第 2穴 部と、 が形成されている。

[0099] このように、 板状部材に、 気相冷媒を圧縮機ケースの流入口へと導く第 1 穴部と、 オイルを含む液相冷媒を圧縮機ケースの流入 口へと導く第 2穴部を 形成することで、 気相冷媒とオイルを含む液相冷媒を圧縮機ケ ースの内部に 導入することができる。

[0100] また、 第 8の観点によれば、 板状部材には、 アキュムレータケース側に凹 む凹部が形成されており、 第 1穴部および第 2穴部は、 凹部の底面に形成さ れ、 第 1穴部は、 第 2穴部より上下方向の上側に配置されている

[0101 ] したがって、 板状部材に形成された凹部により圧縮機ケー スの流入口へ流 入させる気相冷媒の流量を多くすることがで きる。

[0102] また、 第 9の観点によれば、 アキュムレータケースには、 冷媒をアキュム レータケースの内部に流入させる流入口が形 成されている。 また、 アキュム レータケースに形成された流入口には、 アキュムレータケースの内部に流入 する冷媒に含まれる不純物を除去するフィル タが配置されている。

[0103] したがって、 アキュムレータケースの内部に流入する冷媒 に含まれる不純 物を除去することができる。

[0104] また、 第 1 0の観点によれば、 アキュムレータケースの流入口と板状部材 の第 1穴部との間には、 アキュムレータケースの流入口から流入して 板状部 材の第 1穴部へと流れる冷媒の流れを妨げる衝立部 配置されている。

[0105] したがって、 衝立部により、 アキュムレータ部の気液分離性を向上させる ことができる。

[0106] また、 第 1 1の観点によれば、 アキュムレータケースの流入口と板状部材 の第 1穴部との間には、 フィルタ機能付き衝立部が配置されている。 このフ ィルタ機能付き衝立部は、 アキュムレータケースの内部に流入する冷媒 に含 まれる不純物を除去するとともにアキュムレ ータケースの流入口から流入し 〇 2020/175075 22 卩(:171? 2020 /004607

て板状部材の第 1穴部へと流れる冷媒の流れを妨げる。

[0107] したがって、 フィルタ機能付き衝立部により、 アキュムレータケースの内 部に流入する冷媒に含まれる不純物を除去す るとともにアキュムレータ部の 気液分離性を向上させることができる。