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Title:
CONNECTING MEMBER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/142273
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a small, simple and highly reliable connecting member which can branch a cable. Receiving/connecting ends (2a) of a plurality of cable terminals (2) each of which has a cable (3) are inserted into receiving/connecting end holding ports (1b) through cable terminal inserting ports (1a) on the both sides of a holder (1), respectively.  When two through pins (4a) of the inserting conductive member (4) are inserted into the through pin inserting ports (1c) of the holder (1), the through pins (4a) respectively pass through cylindrical contact points on the receiving/connecting terminals (2a) arranged in the receiving/connecting end holding ports (1b), and permit currents to be carried among the cable terminals (2) on the right, left, upper and lower sides by means of a conductive connecting section (4b) of the inserting conductive member (4).

Inventors:
AMBO TSUGIO (JP)
SHIMAZAWA KATSUJI (JP)
TANAKA YOSHIKAZU (JP)
MATSUMOTO TOMOKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/059376
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 21, 2009
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI CABLE IND LTD (JP)
AMBO TSUGIO (JP)
SHIMAZAWA KATSUJI (JP)
TANAKA YOSHIKAZU (JP)
MATSUMOTO TOMOKAZU (JP)
International Classes:
H01R31/08
Foreign References:
JP2007317434A2007-12-06
JP2004095246A2004-03-25
JP2003223944A2003-08-08
JP2001023743A2001-01-26
JP2000323196A2000-11-24
Attorney, Agent or Firm:
HIBIYA YUKIHIKO (JP)
Hibiya Masahiko (JP)
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Claims:
 両端に設けた電線端子挿入口とそれぞれ連通する受接続端保持孔を内部に直列的に配すると共に、前記受接続端保持孔は2個のスルーピン挿入孔の1個とそれぞれ交叉するようにしたホルダと、一端に受接続端を有し他端に電線を接続し前記受接続端を両側の前記電線端子挿入口を経て前記受接続端保持孔にそれぞれ挿入する少なくとも2個の電線端子と、平行な2本のスルーピンを平行に配置すると共にこれらのスルーピン同士を剛体から成る導電連結部によりコ字型に連結した挿込導通部材とから成り、前記電線端子の受接続端を前記ホルダの両側の前記電線端子挿入口を経てそれぞれ前記受接続端保持孔に挿入し、前記挿込導通部材のスルーピンを前記ホルダのスルーピン挿入孔にそれぞれ挿入することにより、前記ホルダ内の前記電線端子の受接続端の接点と接触し、両側からそれぞれ挿入した前記電線端子同士を短絡することによって電気接続することを特徴とする接続部材。
 前記電線端子は前記スルーピンの挿入方向においても積層したことを特徴とする請求項1に記載の接続部材。
 前記受接続端の接点は、前記スルーピンを挿通する筒形としたことを特徴とする請求項1に記載の接続部材。
 前記スルーピンの横断面は略四角形としたことを特徴とする請求項3に記載の接続部材。
 前記受接続端保持孔内には前記電線端子を係止する係止ランスを設けたことを特徴とする請求項1に記載の接続部材。
 請求項1~5の何れか1つの請求項に記載の接続部材を使用したことを特徴とする自動車用ハーネス回路。
Description:
接続部材

 本発明は、例えば自動車のハーネス回路 使用する接続部材に関するものである。

 自動車のハーネス回路においては、幹線 ら複数の枝線を分岐する必要が屡々ある。 のために従来では、幹線の一部の被覆を剥 取り、露出した導体に枝線を圧着加工し分 するスプライスジョイント方式と、幹線の 末部に回路分岐用コネクタを配し、幹線、 線共に汎用コネクタ及び圧着端子を使用し 分岐加工する例えば特許文献1に記載のジョ イントコネクタ方式との2通りの方式が多く いられている。

 前者のスプライスジョイント方式では、 線を1~3本毎に圧着加工しなければならず、 れらの加工後の状態では作業性が非常に悪 という問題があり、また製造ライン上で圧 加工することが困難なので、ライン生産に 不向きである。

 そこで、このスプライスジョイント方式 問題点を解決するものとして、後者のジョ ントコネクタ方式が開発されている。この ョイントコネクタ方式では、ハーネス製造 イン上でのジョイント加工が可能となるた 、スプライスジョイント方式と比較して生 効率が向上し、ハーネス回路の修正にも対 可能である。しかし、コネクタ及び嵌合す 相手側汎用コネクタ、バスバー、電線端子 どの部品点数が多くなることから、ハーネ 回路の組立には時間がかかるのが実状であ 。

 特に、特許文献1に開示されているジョイ ントコネクタを使用したワイヤハーネスでは 、ジョイントコネクタが大きいために、分岐 すべき個所で分岐することができず、ジョイ ントコネクタを収容できるスペースがある個 所まで電線を延長しなければならず、ワイヤ ハーネスの小型化に反している。

 つまり、ジョイントコネクタ方式におい も、省スペース化、更なる作業性の向上、 造の簡素化など、解決しなければならない 題が多々ある。

 そこで、本出願人は特許文献2、3のよう 、ホルダ内に電線端子を収容し、これらの 線端子にスルーピンを挿通し、電線端子同 を接続する接続部材を提案している。

特開2005-71614号公報

特開2007-317434号公報

特開2007-329032号公報

 しかし、この特許文献2においても、接続 すべき電線端子を重ね合わせてからスルーピ ンを挿通しているので、ホルダの容積が大き くならざるを得ない。

 本発明の目的は、上述の課題を解決し、 型で製造し易く、ワイヤハーネスの組立性 優れた接続部材を提供することにある。

 上述の目的を達成するための本発明に係 接続部材は、両端に設けた電線端子挿入口 それぞれ連通する受接続端保持孔を内部に 列的に配すると共に、前記受接続端保持孔 2個のスルーピン挿入孔の1個とそれぞれ交 するようにしたホルダと、一端に受接続端 有し他端に電線を接続し前記受接続端を両 の前記電線端子挿入口を経て前記受接続端 持孔にそれぞれ挿入する少なくとも2個の電 端子と、平行な2本のスルーピンを平行に配 置すると共にこれらのスルーピン同士を剛体 から成る導電連結部によりコ字型に連結した 挿込導通部材とから成り、前記電線端子の受 接続端を前記ホルダの両側の前記電線端子挿 入口を経てそれぞれ前記受接続端保持孔に挿 入し、前記挿込導通部材のスルーピンを前記 ホルダのスルーピン挿入孔にそれぞれ挿入す ることにより、前記ホルダ内の前記電線端子 の受接続端の接点と接触し、両側からそれぞ れ挿入した前記電線端子同士を短絡すること によって電気接続することを特徴とする。

 本発明に係る接続部材によれば、電線端 を両側からホルダの電線端子挿入口を介し 挿入し、挿込導通部材のスルーピンにより 側の少なくとも2個の電線端子同士を導通す るので、構造的に簡素となり、電気的接続の 信頼性が向上し、スペースファクタ、作業性 、コストの低減が可能となる。

 また、従来のジョイント構造よりも格段 接続構造がコンパクトになり、ワイヤハー ス作業時間が短縮化される。

 また、自動車のハーネス回路に使用する 、小型化によりワイヤハーネス中での設置 所が限定されず、任意の個所に配置するこ ができ、電線を延長しなくとも回路配線を うことができることになる。

接続部材の分解斜視図である。 ホルダの縦断面図である。 電線端子の変形例の斜視図である。 電線端子の他の変形例の要部斜視図で る。 スルーピンの横断面図である。 接続部材の組立体の斜視図である。 縦断面図である。

 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説 する。
  実施例の接続部材は図1の分解斜視図に示 ように、複数の電線端子挿入口1a、受接続 保持孔1b、スルーピン挿入孔1cを有する略長 形状のホルダ1と、前端の受接続端2aに筒状 点2bを設け、後端に電線3を接続した導体圧 部2cを有する複数の電線端子2と、2本のスル ーピン4aを備え剛体から成る導電連結部4bを してコ字型に連結した挿込導通部材4とによ 構成されている。

 ホルダ1には、図2の断面図に示すように 右両側からそれぞれ中央方向に向けて、例 ば上下に2個ずつ配列した電線端子挿入口1a 形成されている。この電線端子挿入口1aのそ れぞれには、ホルダ1内において電線端子2の 接続端2aを保持する受接続端保持孔1bが連通 され、受接続端保持孔1b内にはそれぞれ可撓 を有する爪部を有する係止ランス1dが形成 れている。また両側の受接続端保持孔1bには 、それぞれホルダ1の内部において交叉する1 ずつのスルーピン挿入孔1cが上下方向に貫 して形成されている。

 ホルダ1の材料には例えば熱可塑性合成樹 脂が適用され、中でも熱変形温度が高く、高 剛性、電気絶縁特性、機械的特性の点で、ポ リブチレンテレフタレート(PBT)やポリプロピ ン(PP)などが好適である。また、縦横の大き さは使用する電線3の本数や径などにより適 決定すればよいが、長さは通常では20~150mm程 度である。

 このホルダ1の製造は、所定の金型に熱可 塑性樹脂を射出成形させて製作する方法を採 用することが一般的であるが、内部構造が複 雑なため、図1に示すように外側に面して窓 設けて内部の成型を行っている。また、縦 面又は横断面に複数個に分割して製作し、 用時に接着したり嵌め合わせて用いること できる。

 電線端子2は1枚の導電金属板を打ち抜い 形成されており、前端の舌片状の受接続端2a には上下方向に短円筒状に絞り加工された筒 状接点2bが設けられ、後端に導体圧着部2cが けられ、この導体圧着部2cにより電線3の導 が圧着して接続されている。また、受接続 2aの後部には、係止ランス1dに係止する被係 部を兼ねると共に、受接続端保持孔1b内に いて姿勢を安定させるためのスタビライザ2d が上方に突出して形成されている。

 この電線端子2は銅板又は銅合金板から所 定の形状に打抜き成形したものに、Sn鍍金を たもの、又はSn鍍金した銅板又は銅合金板 所定の形状に打抜き成形したものを使用す ばよい。材質は強度と導電性の点で黄銅が ましく、更にはSn鍍金することで耐食性が向 上し、かつ挿込導通部材4との導電性が得易 なる点で好適である。

 筒状接点2bは挿込導通部材4と接触するこ で導通する形状であればよく、上下の何れ 側からも挿込導通部材4を挿入できるように 、筒状接点2bの基部及び先端にテーパ状のガ ドを設けることが望ましい。また、円筒状 なくとも、図3に示すような円孔2eでも多角 孔でも、或いは図4に示すような半円状、U 状、V字状、凹状の切抜き2fであってもよい

 電線3には導体の外周に絶縁層を被覆した 絶縁電線が適用され、公知の電線径のものが 適用できる。導体は従来から自動車ハーネス 回路に使用される軟銅線や硬銅線の撚線、又 は引張強度を維持し線径を小さくした例えば Cu-Sn合金線などの銅合金線の撚線や単線が適 可能である。また、絶縁層には従来から公 の絶縁材料が適用され、中でも環境対策と てノンハロゲンの絶縁材料を絶縁層に適用 ることが環境対策の面で好適である。

 また、電線3の導体と電線端子2との接続 、公知のかしめ、溶接、ハンダ付け、圧着 どが適用されるが、接続に要する時間、得 れる接続強度の点で、実施例のような導体 着部2cによる圧着接続が好適である。

 挿込導通部材4は2本の導電性のスルーピ 4aを導電性を有する剛体から成る導電連結部 4bにより連結したものであり、スルーピン4a 導電連結部4bを1枚の導電板により一体的に 造することが望ましい。また、導電連結部4b の両側には操作用治具を掛止するための治具 孔4cが設けられている。

 スルーピン4aは複数の電線端子2の受接続 2a同士を導通させるための導電金属製の棒 部材であり、断面形状としては円形、三角 、四角形、多角形などが挙げられる。しか 、製造が容易で、挿入する際に大きな力が 要としない点、かつ安定して確実な導通が 易いということで、断面四角形が好適であ 、この場合の電線端子2の接点形状は、円筒 又は円孔状が好適である。

 また、スルーピン4aの硬さを受接続端2aよ りも硬くすることで、電線端子2の受接続端2a の側を変形させながら挿入することが好まし い。スルーピン4a及び受接続端2aの硬さは、 工、熱処理や材料の選択で適宜に調整する ともできる。更に、筒状接点2bに確実に挿入 させる点で、先端部を円錐形、角錐形又は円 錐台形、角錐台形などの錐状台形とすること が好適である。

 スルーピン4aは導電金属板を折曲して折 畳むことにより、図5に示すような断面略四 形が得られるので、その後に先端部をプレ 又は切削などにより錐状とすることができ 。このような方法で作製することで、断面 の小さなスルーピン4aでも、湾曲したり折 することが少なくなる。

 受接続端2aの接点が筒形状又は円形状で って、その内径がd1で、スルーピン4aの横断 形状を略四角形とし、その対角線の長さをx とすると、d1<xであることが好ましい。ま 、スルーピン4aの横断面を円形状とし、受接 続端2aの接点を四角形の一辺の長さをd1とし 孔部とすることもできる。この場合のスル ピン4aの円形外径をd2とした場合には、d1<d 2であることが好ましい。

 図6は接続部材の組立状態の斜視図、図7 その断面図である。ホルダ1に設けた両側の 4個の電線端子挿入口1aから2個ずつの電線端 子2を挿入すると、受接続端2aはスタビライザ 2dにより受接続端保持孔1bの壁部に沿って姿 が正されながら進入し、スタビライザ2dはホ ルダ1の係止ランス1dを押し上げながら進む。

 電線端子2の受接続端2aが所定位置に達す と、スタビライザ2dは係止ランス1dから潜り 抜けるので、係止ランス1dは復元し爪部によ スタビライザ2dの後部を係止状態にする。 れにより、電線端子2はホルダ1内に係止され 、抜け出しが防止される。このとき、両側の 受接続端2aの筒状接点2bのそれぞれの中心が スルーピン挿入孔1cの中心軸に合致する。

 この状態において、挿込導通部材4の2本 スルーピン4aをそれぞれホルダ1のスルーピ 挿入孔1cに挿入する。この挿入には或る程度 の力を要するが、治具を導電連結部4bに設け 治具孔4cに掛止して、一体構造の挿込導通 材4を把持して押し込むことにより容易に挿 することができる。

 スルーピン4aが受接続端2aの筒状接点2b内 挿通することにより電気接触がなされ、上 及び両側の電線端子2同士が導通される。そ して、スルーピン4aを取り外さない限り、こ 接続状態は維持される。

 このようにして組立てた接続部材には、 側に絶縁カバーを被着したり、絶縁テープ 巻回することにより、各電気導通部材が外 の導電部材と短絡する虞れがなくなり、安 に使用可能となる。

 なお、実施例においては、両側に2個ずつ 積層して計4個の電線端子2を用いたが、両側 ら1個ずつ、或いは両側の数が同一でなくと も実施可能である。

 1 ホルダ
 1a 電線端子挿入口
 1b 受接続端保持孔
 1c スルーピン挿入孔
 1d 係止ランス
 2 電線端子
 2a 受接続端
 2b 筒状接点
 2c 導体圧着部
 2d スタビライザ
 3 電線
 4 挿込導通部材
 4a スルーピン
 4b 導通連結部
 4c 治具孔




 
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