岡崎 静明 (〒02 広島県府中市鵜飼町800番地の8 北川精機株式会社内 Hiroshima, 7260002, JP)
KONDO, Hideki (Ukai-cho Fuchu-sh, Hiroshima 02, 7260002, JP)
近藤 秀樹 (〒02 広島県府中市鵜飼町800番地の8 北川精機株式会社内 Hiroshima, 7260002, JP)
YUMITO, Ryoji (Ukai-cho Fuchu-sh, Hiroshima 02, 7260002, JP)
北川精機株式会社 (〒02 広島県府中市鵜飼町800番地の8 Hiroshima, 7260002, JP)
OKAZAKI, Shizuaki (Ukai-cho Fuchu-sh, Hiroshima 02, 7260002, JP)
岡崎 静明 (〒02 広島県府中市鵜飼町800番地の8 北川精機株式会社内 Hiroshima, 7260002, JP)
KONDO, Hideki (Ukai-cho Fuchu-sh, Hiroshima 02, 7260002, JP)
近藤 秀樹 (〒02 広島県府中市鵜飼町800番地の8 北川精機株式会社内 Hiroshima, 7260002, JP)
| 下面が平坦に形成された上部熱盤と、 前記上部熱盤の下面と対向するよう設けられ、上面が平坦に形成された下部熱盤であって、前記上部及び下部熱盤には、夫々第1の領域と、該第1の領域から前記熱盤の面方向に隣接する第2の領域とが定められているものと、 両熱盤の該第1の領域を第1の温度に加熱する第1の加熱手段と、 両熱盤の該第2の領域を該第1の温度より高い第2の温度に加熱する第2の加熱手段と、 前記上部及び下部熱盤の少なくとも一方を駆動して両熱盤間に配置された被加工物を押圧する押圧手段と、 該第1の領域から該第2の領域に向う搬送方向に、両熱盤によって熱プレスされる被加工物を搬送する、被加工物搬送手段と、 を有する、連続プレス装置。 |
| 該被加工物が押圧されている時の前記上部熱盤の下面と前記下部熱盤の上面との間隔を規定する熱盤間隔規定手段を更に有し、 前記熱盤間隔規定手段は、前記第1の領域と前記第2の領域に対して異なる間隔を規定可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の連続プレス装置。 |
| 前記上部熱盤を支持する上部定盤と、 前記下部熱盤を支持する下部定盤と を更に有し、 前記熱盤間隔規定手段は、前記上部定盤と下部定盤に設けられたディスタンスバーの対であり、 前記上部定盤のディスタンスバーと前記下部定盤のディスタンスバーとが当接することによって、前記上部熱盤の下面と前記下部熱盤の上面との間隔が規定され、 前記ディスタンスバーの対は、該第1の領域と第2の領域に夫々少なくとも一対ずつ設けられている、 ことを特徴とする請求項2に記載の連続プレス装置。 |
| 前記押圧手段は、該第1の領域に配された該被加工物を押圧する第1押圧部と、該第2の領域に配された該被加工物を押圧する第2押圧部とを有する、ことを特徴する請求項2に記載の連続プレス装置。 |
| 前記第1の温度は該被加工物のガラス転位温度に略等しい、ことを特徴とする請求項1に記載の連続プレス装置。 |
| 前記第2の温度は該被加工物の成形温度に略等しい、ことを特徴とする請求項1に記載の連続プレス装置。 |
| 該被加工物が熱硬化性樹脂を含み、該成形温度は該熱硬化性樹脂の硬化温度域に設定されている、ことを特徴とする請求項6に記載の連続プレス装置。 |
| 前記被加工物搬送手段は、前記第1及び第2の押圧手段が該被加工物を押圧していない時に該被加工物を移動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の連続プレス装置。 |
| 前記被加工物搬送手段は、 一対のプーリを有する下側プーリ対に掛け渡され、その上に該被加工物が載置される下側無端ベルトと、 一対のプーリを有する上側プーリ対に掛け渡され、該被加工物を介して前記下側無端ベルトと対向するように配置されている上側無端ベルトと、 前記上側無端ベルトと前記下側無端ベルトとを駆動するベルト駆動手段と、 を有し、 前記下側無端ベルトの上側の部分及び前記上側無端ベルトの下側の部分とは、前記上部及び下部熱盤の間に配置されており、 該被加工物は前記下側無端ベルトの上側の部分と前記上側無端ベルトの下側の部分とに挟まれた状態で搬送されるとともに、前記上部及び下部熱盤によって前記下側無端ベルトの上側の部分と前記上側無端ベルトの下側の部分ごと押圧されるようになっている、 ことを特徴とする請求項1に記載の連続プレス装置。 |
| 前記ベルト駆動手段は、 前記上側無端ベルトの下側の部分及び前記下側無端ベルトの上側の部分を介して該被加工物を把持可能なグリッパと、 該搬送方向及び、該搬送方向の反対方向である後退方向に前記グリッパを往復移動させるグリッパ駆動手段と を有する、ことを特徴とする請求項9に記載の連続プレス装置。 |
| 前記グリッパ駆動手段は、シリンダ機構によって前記グリッパを往復移動させることを特徴とする請求項10に記載の連続プレス装置。 |
| 前記グリッパは、前記上部及び下部熱盤に対して、搬送方向側又は後退方向側のいずれかに配置されている、ことを特徴とする請求項10に記載の連続プレス装置。 |
| 前記下側プーリ対のプーリの一方は他方に対して離間する方向に付勢されており、 前記上側プーリ対のプーリの一方は他方に対して離間する方向に付勢されている、 ことを特徴とする請求項9に記載の連続プレス装置。 |
| 前記下側プーリ対のプーリの一方は、他方に対して該搬送方向及び該後退方向に微小移動可能に支持されており、 前記上側プーリ対のプーリの一方は、他方に対して該搬送方向及び該後退方向に微小移動可能に支持されている、 ことを特徴とする請求項13に記載の連続プレス装置。 |
| 前記上側無端ベルト及び下側無端ベルトは金属製のベルトである、ことを特徴とする請求項9に記載の連続プレス装置。 |
| 前記上側無端ベルト及び下側無端ベルトは樹脂製ベルトである、ことを特徴とする請求項9に記載の連続プレス装置。 |
| 前記上側無端ベルトの下側の部分と下側無端ベルトの上側の部分とを互いに近接させる方向に付勢するベルト付勢手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項9に記載の連続プレス装置。 |
| 前記ベルト付勢手段は、上部及び下部熱盤による該被加工物の押圧が終了して両熱盤が互いに離間した後、所定時間上側及び下側無端ベルトと該被加工物とが当接した状態を保持し、次いで両無端ベルトの少なくとも一方が他方から徐々に離れるよう、前記上側及び下側無端ベルトを付勢する、ことを特徴とする請求項17に記載の連続プレス装置。 |
| 前記ベルト付勢手段は、 前記上部熱盤の上流側及び下流側に設けられ、前記上側無端ベルトの下側の部分を上面側から付勢するとともに、前記上側無端ベルトの進行にともなって回動するよう構成されている一対の上側付勢ローラと、 前記下部熱盤双方の上流側及び下流側に設けられ、前記下側無端ベルトの上側の部分を下面側から付勢するとともに、前記下側無端ベルトの進行にともなって回動するよう構成されている一対の下側付勢ローラと、 を有する、ことを特徴とする請求項17に記載の連続プレス装置。 |
| 前記上部及び下部熱盤の、前記第2の領域よりも搬送方向側には第3の領域が定められており、 両熱盤の該第3の領域を第3の温度に加熱する第3の加熱手段をさらに有し、 前記被加工物搬送手段は、該被加工物を該第2の領域から該第3の領域に搬送する、 ことを特徴とする請求項1に記載の連続プレス装置。 |
| 前記押圧手段は、該第3の領域に配された該被加工物を押圧する第3押圧部を有する、ことを特徴とする請求項20に記載の連続プレス装置。 |
| 該第3の温度は該第2の温度に略等しく、 前記熱盤間隔規定手段は、該被加工物が押圧されている時の該第3の領域における前記上部熱盤と前記下部熱盤との間隔を、該第2の領域における該間隔に略等しい間隔に規定する、 ことを特徴とする請求項21に記載の連続プレス装置。 |
| 前記上部及び下部熱盤に対して搬送方向側に配置された、互いに対向する第1及び第2の冷却盤をさらに有し、 前記被加工物搬送手段は、該被加工物を前記上部及び下部熱盤の間から、前記第1及び第2の冷却盤の間に移動させ、 前記上部及び下部熱盤によって熱プレスされたあとの該被加工物の熱が該第1及び第2の冷却盤に移動できるように前記第1及び第2の冷却盤の温度を制御する冷却盤温度制御手段と、 前記第1及び第2の冷却盤の少なくとも一方を駆動して、該被加工物に該第1及び第2の冷却盤を当接させる冷却盤駆動手段と、 をさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の連続プレス装置。 |
| 前記冷却盤温度制御手段は、前記第1及び第2の冷却盤を前記第1の温度よりも低い第4の温度に維持する、ことを特徴とする請求項23に記載の連続プレス装置。 |
本発明は、プリプレグなどのシート状の 料を熱プレスし、同一断面形状の被加工物 連続成形する、連続プレス装置に関する。
プリプレグを積層した構造材料、特に炭 繊維をプリプレグの補強材として使用する のは、軽量かつ比剛性、比強度が高く、航 宇宙用途(例えば航空機の尾翼などを補強す るビーム)などに利用されている。特に、航 宇宙用途においては、長さ方向の寸法が数10 メートルに達する同一断面形状のものが利用 される。このような部材(被加工物)を成形す ために、例えば特開昭61-242816公報に記載さ ているような間欠プレス装置が利用されて る。
特開昭61-242816公報に記載されている間欠 レス装置は、周期的に開閉するように制御 れた熱盤対と、被加工物を送る搬送手段と 有している。すなわち、熱盤対が開いてい 時に長尺帯状の被加工物の未成形の部分が 定量熱盤対の間に送り込まれる。次いで、 盤対が閉じられ、長尺帯状の被加工物のう 熱盤対の間にある部分が熱プレスされる。 いて、熱盤対が開かれ、被加工物の成型さ た部分が熱盤対の間から送り出されると共 、続く未成型の部分が熱盤対の間に送り込 れる。このプロセスを継続して行うことに って、同一断面形状の長尺帯状の部材が成 される。
このような間欠プレス装置においては、 下のような課題があった。第1に、熱可塑性 樹脂であれば加熱・成型・冷却、熱硬化性樹 脂であれば加熱・成型・熱硬化の全てのプロ セスを一対の熱盤対によって行う必要がある ため、被加工物が常温・常圧から急激に加熱 ・加圧される。このため、プリプレグが局所 的にガラス転移温度まで急激に加熱されるな どして流動する。そして、この樹脂の流動に よって、成型後の被加工物に、繊維の乱れや 樹脂流れの跡、ボイドの発生による白化、樹 脂流れによる厚みむら、などの欠陥が発生す る可能性がある。第2に、熱盤の端部におい は、被加工物の成型前の部分と成型中の部 物との間に厚み方向の段差が発生し、製品 強度に影響を与える。すなわち、この段差 一種の欠陥といえる。
このような欠陥の発生を防止するため、 開昭61-242816公報に記載されている連続プレ 装置には、被加工物の送り込み方向にプレ 面間隔の傾斜若しくは段階的な変化(すなわ ち段差)を与え、送り込み側のプレス面の間 を送り出し側のものよりも大きくしている 被加工物は、まず送り込み側でその形状が えられ、次いで送り出し側で熱プレスが行 れる。送り込み側においては、熱盤間隔を きくとっているため、樹脂の流動が起こり くくなっている。
しかしながら、この方式においても、熱 は被加工物のガラス転位温度よりも充分に い温度に加熱されているため、樹脂の流動 完全には防止出来ない。また、熱盤に段差 設けている場合は、成型後の被加工物に段 が発生する可能性がある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたも である。すなわち、本発明は、成型時に被 工物に欠陥を発生させずに長尺の製品を製 可能な連続プレス装置を提供することを目 とする。
上記の目的を達成するため、本発明の連 プレス装置は、下面が平坦に形成された上 熱盤と、上部熱盤の下面と対向するよう設 られ、上面が平坦に形成された下部熱盤を し、上部及び下部熱盤には、夫々第1の領域 と第1の領域から熱盤の面方向に離れている 2の領域とが定められており、両熱盤の第1の 領域を第1の温度に加熱する第1の加熱手段と 両熱盤の第2の領域を第1の温度より高い第2 温度に加熱する第2の加熱手段と、上部及び 下部熱盤の少なくとも一方を駆動して両熱盤 間に配置された被加工物を押圧する押圧手段 と、第1の領域から該第2の領域に向う搬送方 に、両熱盤によって熱プレスされる被加工 を搬送する、被加工物搬送手段と、を有す 。
このような構成とすると、第1の領域では 低温でプレスされて被加工物の形状が整えら れ、次いで被加工物が第2の領域に搬送され 高温で熱プレスされる。従って、被加工物 急激な加熱に起因する欠陥を防止すること できる。また、本発明においては、被加工 と当接する面が平坦に形成された一対の熱 にて被加工物の形状を整え、且つ熱プレス 行う構成としているので、継ぎ目状の欠陥 発生しない。
また、被加工物が押圧されている時の上 熱盤と前記下部熱盤との間隔を規定する熱 間隔規定手段であって、第1の領域と第2の 域とでは熱盤の間隔が異なるよう構成され ものをさらに有する、構成としてもよい。 のような構成とすることによって、第1の領 と第2の領域とで被加工物の厚みや荷重を変 えることができる。例えば、第1の領域にお ては熱盤の間隔を大きめにとることによっ 被加工物に加わる荷重を小さくし、且つ第2 領域においては熱盤の間隔を小さくして被 工物に大きな荷重を加えることができる。 た、被加工物が熱プレスの過程で反応して 縮又は膨張するような材料を用いている場 は、各領域の熱盤間隔を収縮または膨張の 度を考慮した大きさに調整することによっ 、最終的に所望の厚みの被加工物を得るこ ができる。例えば、熱プレスの工程中に収 する材料を被加工物とする場合は、第2の領 域における熱盤の間隔をより一層小さくして 所望の荷重、厚みで熱プレスが行われるよう にする。
また、熱盤間隔規定手段は、上部熱盤側 下部熱盤側とに設けられたディスタンスバ の対であり、上部熱盤側のディスタンスバ と下部熱盤側のディスタンスバーとが当接 ることによって、上部熱盤と下部熱盤との 隔が規定され、ディスタンスバーの対は、 1の領域と第2の領域に夫々少なくとも一対 つ設けられている。
また、第1の領域に配された該被加工物を 押圧する第1押圧部と、第2の領域に配された 加工物を押圧する第2押圧部とを押圧手段が 有する構成としてもよい。これによって、第 1押圧部は第1の領域の被加工物を充分に押圧 きる程度の低い荷重で熱盤を駆動させるこ ができるようになり、単一の押圧部で第1及 び第2の領域の双方を押圧する場合と比べて 動力のロスを抑えることができる。
ここで、第1の温度は被加工物のガラス転 位温度に略等しい。また、第2の温度は被加 物の成形温度に略等しい。被加工物が熱硬 性樹脂である場合は、成形温度は、例えば 硬化性樹脂の硬化温度域に設定される。
また、被加工物搬送手段が、第1及び第2 押圧手段が被加工物を押圧していない時に 被加工物を移動させる構成としてもよい。 えば、被加工物搬送手段は、一対のプーリ 有する下側プーリ対に掛け渡され、その上 被加工物が載置される下側無端ベルトと、 対のプーリを有する上側プーリ対に掛け渡 れ、被加工物を介して下側無端ベルトと対 するように配置されている上側無端ベルト 、上側無端ベルトと前記下側無端ベルトと 駆動するベルト駆動手段と、を有し、下側 端ベルトの上側の部分及び前記上側無端ベ トの下側の部分は上部及び下部熱盤の間に 置されており、被加工物は下側無端ベルト 上側の部分と上側無端ベルトの下側の部分 に挟まれた状態で搬送されるとともに、上 及び下部熱盤によって前記下側無端ベルト 上側の部分と前記上側無端ベルトの下側の 分ごと押圧されるようになっている。また ベルト駆動手段は、例えば上側及び下側無 ベルトを介して被加工物を把持可能なグリ パと、搬送方向及び、搬送方向の反対方向 ある後退方向に前記グリッパを往復移動さ るグリッパ駆動手段と、を有する。また、 リッパ駆動手段は、例えばシリンダ機構に ってグリッパを往復移動させる。また、グ ッパは、例えば上部及び下部熱盤に対して 送方向側又は後退方向側のいずれかに配置 れている。
また、下側プーリ対のプーリの一方は他 に対して離間する方向に付勢されており、 側プーリ対のプーリの一方は他方に対して 間する方向に付勢されている。これによっ 、無端ベルトにテンションを与えることが きる。また、下側プーリ対のプーリの一方 、他方に対して搬送方向及び後退方向に微 移動可能に支持されており、上側プーリ対 プーリの一方は、他方に対して搬送方向及 後退方向に微小移動可能に支持されている 本構成においては、無端ベルトの一部が熱 間に配置されているため、上部熱盤が下部 盤に近接すると、ベルトが引っ張られるこ になる。この構成においては、プーリ対の 方を微小移動可能とすることによって、ベ トが熱盤によって引っ張られた時に生じる 度の張力を緩和し、ベルトの破断が防止さ る。
また、無端ベルトは、例えばスチールな の金属製のベルトである。或いは、耐熱性 樹脂(ポリイミド)等によって形成された樹 製のベルトである。
また、上側無端ベルト及び下側無端ベル の上部熱盤と下部熱盤の間にある部分同士 互いに近接させる方向に付勢するベルト付 手段をさらに有する構成としてもよい。こ ような構成とすると、熱盤によって被加工 が押圧されていない時に無端ベルトを熱盤 ら離すことができる。また、ベルト付勢手 が、上部及び下部熱盤による該被加工物の 圧が終了して両熱盤が互いに離間した後、 定時間上側及び下側無端ベルトと被加工物 が当接した状態を保持し、次いで両無端ベ トの少なくとも一方が被加工物から徐々に れるよう、上側及び下側無端ベルトを付勢 る構成としてもよい。このような構成とす と、熱盤が被加工物を開放した時に急に無 ベルトが跳ね上がって製品が破損すること ない。
また、例えば、ベルト付勢手段は、上部 盤の上流側及び下流側に設けられ、上側無 ベルトの下側の部分を上面側から付勢する ともに、上側無端ベルトの進行にともなっ 回動するよう構成されている一対の上側付 ローラと、下部熱盤双方の上流側及び下流 に設けられ、下側無端ベルトの上側の部分 下面側から付勢するとともに、下側無端ベ トの進行にともなって回動するよう構成さ ている一対の下側付勢ローラを有する。
また、上部及び下部熱盤において、第2の 領域よりも搬送方向側に第3の領域が定めら ており、両熱盤の第3の領域を第3の温度に加 熱する第3の加熱手段をさらに有し、被加工 搬送手段は、被加工物を第2の領域から第3の 領域に搬送する構成としてもよい。このよう な構成とすると、熱プレスを二回に分けて行 うことが可能であり、第1の領域での被加工 のプレス時間を長くすることなく、熱プレ に掛ける時間を長くすることができる。ま 、押圧手段は第3の領域に配された被加工物 押圧する第3押圧部を有する構成としてもよ い。
また、例えば第3の温度は第2の温度に略 しく、熱盤間隔規定手段は、被加工物が押 されている時の第3の領域における上部熱盤 前記下部熱盤との間隔を、第2の領域におけ る該間隔に略等しい間隔に規定する。
以上のように、本発明の実施形態によれ 、成型時に被加工物に欠陥を発生させずに 尺状の製品を製造可能な連続プレス装置が 現される。
1 プレス装置
2 装置本体
10 真空チャンバ
100 搬送機構
120 上側ベルト機構
121、122 プーリ
121b、122b 軸受
121c シリンダ
122c ねじ
123 スチールベルト
140 下側ベルト機構
141、142 プーリ
141b、142b 軸受
143 スチールベルト
150 グリッパ
151、152 把持プレート
153 シリンダ
154 ピストン
200 フレーム部
210 上部フレーム部
212 ガイドフレーム
230 下部フレーム部
231 レール
300 ホットプレス機構
300a 予熱ゾーン
300b 第1加熱ゾーン
300c 第2加熱ゾーン
322 上部熱盤
324 下部熱盤
340 プレスシリンダ機構
352、354 ディスタンスバー
361~364 ニップロール機構
370 熱盤移動用シリンダ機構
400 コールドプレス機構
422 上部冷却盤
424 下部冷却盤
B ベース
M 被加工物
以下、本発明の実施形態について、図面 参照しながら説明する。図1は、本実施形態 のプレス装置1の全体図を示したものである 本実施形態のプレス装置1は、合成繊維シー に樹脂を含浸させたプリプレグシートを複 積層させた被加工物を熱プレスし、所定の さの板状の製品を生成する装置である。な 、製品は、プレス成型後に数メートル毎に ットされた長尺状の部材である。図1に示さ れるように、プレス装置1の装置本体2は、真 チャンバ10の中に配置されており、装置本 2による一連のプレス動作は、真空チャンバ1 0の中で真空状態にて行われるようになって る。
図1に示されているように、装置本体2は 真空チャンバ10の略中央に配置されており、 装置本体の図中右側にはプリプレグシートの ロールRが複数配置されるシート配置エリア16 が、図中左側にはプレス成形後の製品が配置 される製品配置エリア17が、夫々配置されて る。真空チャンバ10の側面には、シート配 エリア16及び製品配置エリア17の近傍に夫々 口扉18及び出口扉19が設けられている。その ため、入口扉18からプリプレグシートのロー Rを補充し、出口扉19から製品を取り出すこ ができる。また、製品配置エリア17と装置 体2との間にはカッタ22が配置されており、 置本体2によって連続成形された製品が適度 長さにカットされるようになっている。
次に、真空チャンバ10の構造に付いて説 する。真空チャンバ10には、真空チャンバ10 からエアを抜くための真空ポンプ15aと、真 チャンバ10にエアを導入するための弁15bが けられている。本実施形態においては、真 ポンプ15aの作動及び弁15bの開閉を制御する とにより、真空チャンバ10の内部の気圧を真 空と大気圧の間で変化させることができる。 すなわち、プリプレグシートの補充や製品の 取り出し時には、真空チャンバ10内の気圧を 気圧とし、また、被加工物の熱プレス時に 真空チャンバ10内の気圧を真空とする。
また、図1に示されているように、装置本 体2は、主脚部242を介して、ベースBに剛体支 されるようになっている。真空チャンバ10 、チャンバ支持脚11によって、ベースBに支 されるようになっている。また、真空チャ バ10の底面12には開口部12aが複数設けられて り、主脚部242の各々は開口部12aを貫通する う配置されている。また、開口部12aの外縁 らベースBに渡って、装置本体2の主脚部242 ベローズ管14に覆われている。ベローズ管14 上端14aと開口部12a、及びベローズ管14の下 14bとベースBとは、全周溶接によって接合さ ており、開口部12aを介して真空チャンバ10 にエアが入ることを防止している。
本実施形態においては、このように、装 本体2の主脚部242と真空チャンバとが接触し ないようになっている。また、真空チャンバ 10の内壁部と装置本体もまた、互いに接触し はいない。従って、真空チャンバ10の内外 気圧差により、真空チャンバ10にゆがみが発 生したとしても、真空チャンバ10と接触して ない装置本体2にはゆがみは発生しない。こ れによって、真空下においても、装置本体2 よる精密なプレス加工が可能となる。
次に、装置本体2の構成について説明する 。図2は、装置本体2の側面図である。図2に示 されるように、装置本体2は、上下方向に配 された一対のベルト機構120、140で被加工物 挟んで搬送する搬送機構100と、搬送機構100 中に配置され、搬送される被加工物を熱プ スするホットプレス機構300と、搬送機構100 中に配置され、熱プレス後の被加工物の熱 奪いながらプレスするコールドプレス機構40 0を有している。搬送機構100、ホットプレス 構300及びコールドプレス機構400は、フレー 部200を介してベースBに剛体支持されている 詳細には、ベースBにはレベリングプレート 241が固定されており、フレーム部200の主脚部 242は、レベリングボルト243を介してレベリン グプレート241上に取り付けられるようになっ ている。
次に、搬送機構100の構成について説明す 。本発明の実施形態においては、図1に示さ れているように、シート配置エリア16に配置 れるプリプレグシートのロールRからプリプ レグシートSを引き出し、これを製品配置エ ア17に搬送するように構成されている。以下 の説明においては、装置本体2に対してシー 配置エリア16の側(図中右側)を「上流側」、 品配置エリア17の側(図中左側)を「下流側」 と定義する。また、上流側から下流側に向う 方向を「搬送方向」、下流側から上流側に向 う方向を「後退方向」と定義する。
搬送機構100の上側ベルト機構120は、下流 のプーリ121、上流側のプーリ122及び両プー 121、122に掛け渡されている無端ベルトであ スチールベルト123を有する。プーリ121、122 回転軸121a、122aは、夫々軸受121b、122bを介し てフレーム200の上部フレーム部210に回転可能 に取り付けられている。ここで、軸受121b及 122bは、互いに離れる方向に付勢されており スチールベルト123には所定の張力が付与さ ている。このため、スチールベルト123の下 の部分123aを上流側から下流側に移動させる と、スチールベルト123とプーリ121、122との間 に働いている摩擦力によって、プーリ121、122 は図中時計回りに回動する。
次に、スチールベルト123にテンションを えるための機構について説明する。図3は、 上側ベルト機構のプーリ121及び122の近傍の側 面図である。図3に示されているように、軸 122bはフレーム200の上部フレーム部210の上流 端に、軸受121bは下流側端に、それぞれ取り 付けられている。
上部フレーム部210の上流側端部(図中右側 )には、搬送方向に伸びる一対のレール部212a 212bと、下流側でレール部212aと212bとを連結 る連結部212cを備えたコの字状のガイドフレ ーム212が形成されている。軸受122bは、ガイ フレーム212のレール部212a、212bに挟まれ、搬 送方向及び後退方向のみに移動可能となって いる。また、連結部212cには搬送/後退方向に びるねじ122cが取り付けられている。ねじ122 cの上流側先端は軸受122bと係合しており、ね 122cを回動させることによって、軸受122bの 置を搬送方向に調整することができる。位 決めを行った後、ナットによって、ねじ122c 連結部212c及び軸受122bに固定する。これに って、軸受122bが固定される。
また、上部フレーム210の下流側端部には 搬送方向に伸びる一対のレール部211a、211b 備えたガイドフレーム211が形成されている 上側ベルト機構120における下流側の軸受121b 、ガイドフレーム211のレール部211a、211bに まれ、搬送/後退方向のみに移動可能となっ いる。また、上部フレーム210にはシリンダ1 21cが取り付けられている。シリンダ121cの下 側先端は軸受121bと係合しており、シリンダ1 21cによって、軸受121bは下流側に付勢される うになっている。これによって、スチール ルト123にテンションが付与される。なお、 流側の軸受121bは、搬送/後退方向に微小移動 可能に構成されている。ホットプレス機構300 及びコールドプレス機構400によって、スチー ルベルト123の下側の部分123aが下方に引っ張 れる。このような場合に、本発明の実施形 においては、スチールベルト123の動きに追 して軸受121b及びプーリ121が後退方向に微小 動するため、スチールベルト123に過度の張 が加わることはない。従って、本実施形態 おいてはスチールベルト123がホットプレス 構300及びコールドプレス機構400に引っ張ら ても破断しないようになっている。
また、図2に示されているように、搬送機 構100の下側ベルト機構140は、下流側のプーリ 141、上流側のプーリ142及び両プーリ141、142に 掛け渡されている無端ベルトであるスチール ベルト143を有する。プーリ141、142の回転軸141 a、142aは、夫々軸受141b、142bを介してフレー 200の下部フレーム部230に回転可能に取り付 られている。ここで、軸受141b及び142bは、互 いに離れる方向に付勢されており、スチール ベルト143には所定の張力が付与されている。 このため、スチールベルト143の上側の部分143 aを上流側から下流側に移動させると、スチ ルベルト143とプーリ141、142との間に働いて る摩擦力によって、プーリ141、142は図中反 計回りに回動する。
下側ベルト機構140のプーリ141、142を支持 る軸受141b、142bを付勢するための機構は、 側ベルト機構120のものと同様である。すな ち、上流側の軸受142bは、ねじによって搬送 向の位置が調整され決め、ガイドフレーム 介して下部フレーム部230に固定される。ま 、下流側の軸受141bは搬送/後退方向に微小 動可能となっており、シリンダ機構によっ 搬送方向に付勢されている。
上側ベルト機構120のスチールベルト123の の部分123a、下側ベルト機構140のスチールベ ルト143の上の部分143a、及び両スチールベル に挟まれた被加工物は、グリッパ150によっ 搬送方向に送られるようになっている。次 、このグリッパ150の構造について説明する
図2に示されているように、グリッパ150は 、一対の把持プレート151、152と、この把持プ レート151、152を支持する一対のボディ155(後 )とを有している。上側把持プレート151は、 側ベルト機構120のスチールベルト123の上側 部分123bと下側の部分123aの間に配置されて る。また、下側把持プレート152は、下側ベ ト機構140のスチールベルト143の上側の部分14 3aと下側の部分143bの間に配置されている。こ の把持プレート151、152を互いに近づけるよう 駆動すると、両把持プレート151、152の間にス チールベルト123、143及びスチールベルト142と 143との間に配置された被加工物Mが挟み込ま るようになっている。
次に、グリッパ150の構造について説明す 。図4は、本発明の実施形態によるグリッパ 150の側面図である。図5は、グリッパ150を後 方向に見た正面図である(図2におけるI-I矢視 図)。また、図6はグリッパ150の上面図であり 図7はグリッパ150の下側把持プレート152を下 方から見た図である(図5におけるIII-III矢視図 )。また、図8は、グリッパ150によって被加工 Mを搬送する手順を示した側面図である。
図4、5に示されているように、把持プレ ト151、152は、スチールベルト143の幅方向に びた板状の部材であり、夫々グリッパ150の ディ155に対して鉛直方向にスライド可能に 成されている。具体的には、ボディ155の搬 方向側(下流側)の側面には、把持プレート支 持レール155bが設けられており、この把持プ ート支持レール155bと各把持プレート151、152 設けられた係合部151a、152a(図6、7)とが係合 ることによって、把持プレート151、152の移 方向が鉛直方向のみに制限されている。把 プレート151、152は油圧又は空圧駆動のシリ ダ156a、157aとシリンダロッド156b、157bを夫々 有する一対の第1シリンダ駆動機構156及び二 の第2シリンダ駆動機構157によって、互いに 接/離間するように駆動される。シリンダ駆 動機構156のシリンダ156aはボディ155に固定さ ており、シリンダロッド156bの先端は下側把 プレート152に固定されている。従って、シ ンダ駆動機構156を駆動することによって下 把持プレート152をボディ155に対して上下動 せることができる。また、シリンダ駆動機 157のシリンダ157aは下側把持プレート152の下 面に固定されており、シリンダロッド157bの 端は上側把持プレート151に固定されている 従って、シリンダ駆動機構157を駆動するこ によって、上側把持プレート151を下側把持 レート152に対して近接/離間させることがで る。なお、図4及び5に示されているように 第1シリンダ機構156のシリンダ156aは、一対の ボディ155の夫々に一つずつ(すなわち下側把 プレート152の幅方向両端に)設けられており また、第2シリンダ機構157のシリンダ157aは 下側把持プレート152の4隅に一つずつ配置さ ている。
シリンダ駆動機構156を駆動して下側把持 レート152を第1の距離持ち上げ、同時に、シ リンダ駆動機構157を駆動して上側把持プレー ト151が下側把持プレートに第1の距離より多 第2の距離だけ近づくようにすると、下側把 プレート152が上昇すると共に上側把持プレ ト151が降下し、両プレート151、152は互いに づく。一方、シリンダ駆動機構156を駆動し 下側把持プレート152を第1の距離だけ降下さ せ、同時に、シリンダ駆動機構157を駆動して 上側把持プレート151が下側把持プレートに第 1の距離より多い第2の距離だけ遠ざかるよう すると、下側把持プレート152が降下すると に上側把持プレート151が上昇し、両プレー 151、152は互いに遠ざかる。
図2、4、5に示されるように、下部フレー 部230には、レール231が搬送/後退方向に沿っ て設けられている。グリッパ150の1対のボデ 155の底面には、このレール231と係合する脚 155aが夫々設けられている。この係合によっ 、グリッパ150はレール231に沿って上流側か 下流側へ、また、下流側から上流側へ移動 能となっている。なお、図5に示されている ように、レール231は幅方向に2本並べて設け れている。
次に、図8(a)~(d)を参照して、グリッパ150 よる被加工物Mの搬送手順を説明する。まず グリッパ150が上流側に後退した初期状態(図 8(a))から、シリンダ156、157を駆動して把持プ ート151、152を互いに近接させる。すると、 8(b)に示される、グリッパ150の把持プレート 151、152がスチールベルト123、143及び被加工物 Mを把持した状態となる。
この状態から、グリッパ150を搬送方向に 動すると、スチールベルト123、143及びプー 121、122、141、142は、グリッパ150の移動に伴 て回動し、図8(c)のようにスチールベルトに 挟まれた被加工物が搬送方向に向けて搬送さ れる。
グリッパ150は、ホットプレス機構300の手 (図4中一点鎖線にて示されている位置)まで 動した後、把持プレート151、152を互いに遠 けるように駆動してスチールベルト123、143 び被加工物Mを開放する(図8(d))。次いで、グ リッパ150は後退方向に移動する。この時、把 持プレート151、152はスチールベルト123、143を 把持していないので、グリッパ150が後退して もスチールベルト123、143及びその間にある被 加工物Mは動かない。この結果、図8(a)の初期 態に戻る。そして、再び把持プレート151、1 52の間にスチールベルト123、143及び被加工物M を挟み込んで搬送方向に移動する。このよう に、把持プレート151、152を開閉させながらグ リッパ150を往復移動させることによって、間 欠的にスチールベルトを搬送方向に移動させ ることができ、これによって被加工物が搬送 される。
グリッパ150の前進/後退は、シリンダ機構 によって行われる。図2に示されるように、 リンダ機構を構成するシリンダ153は、下部 レーム230に固定されている。そして、シリ ダ153の中に一端が挿置されるピストン154は リンク機構154aを介してグリッパ150のボディ1 55に取り付けられている。そして、シリンダ1 53を駆動してピストン154を進退させることに って、グリッパ150は前進/後退する。なお、 図5及び6に示されているように、シリンダ153 ピストン154、リンク機構154aは夫々2つずつ けられている。
次に、ホットプレス機構300の構造につい 説明する。図9は、ホットプレス機構300の側 断面図である。また、図10はホットプレス機 を下流側から見た正面図(図2のII-II矢視図) ある。図9に示されるように、ホットプレス 構300は、上下方向に移動可能に構成された 部熱盤322と、下部フレーム230に対して固定 れている下部熱盤324との間で被加工物を熱 レスするように構成された装置である。上 熱盤支持フレーム312は、搬送方向両側で上 フレーム部210に固定支持されている。上部 盤322は、上部熱盤支持フレーム312の下面か 熱盤移動用シリンダ機構370及び可動定盤336 介して吊り下げられている。また、下部熱 324は、下部フレーム部230の上に支柱244を介 て固定支持されているテーブル定盤314上に 定されている。
本発明の実施形態においては、図9及び10 示されるように、上部熱盤322は、3対(6つ)の 熱盤移動用シリンダ機構370によって上部熱盤 支持フレーム312から吊り下げられている。図 10に示されるように、シリンダ機構370は、シ ンダ371と、このシリンダ371から下方に伸び ロッド372と、このロッド372の先端に設けら ているリンク機構373とを有する。シリンダ3 71は、上部熱盤支持フレーム312の側面に固定 れている。また、ロッド372と可動定盤336と 、リンク機構373によって連結されている。 って、ロッド372を駆動することによって、 動定盤336を上下動させることができる。な 、熱盤移動用シリンダ機構370は空圧又は油 機構によってロッド372を進退させるように っている。
また、本発明の実施形態においては、6つ のプレスシリンダ機構340が上部熱盤支持フレ ーム312に備えられている。熱盤移動用シリン ダ機構370によって上部熱盤322を降下させて被 加工物が熱盤間に挟まれた状態とした後で、 上部熱盤322を下方に押圧してプレスを行う。 各プレスシリンダ機構340は、ピストン342と、 ピストン342が挿置されるスリーブ344と、スリ ーブ344を上部熱盤支持フレーム312の下面に固 定するための固定用プレート346とを有してい る。固定用プレート346は、例えば溶接などの 手段によってスリーブ344と一体化しており、 固定プレート346をボルト348(図10)によって上 熱盤支持フレーム312に固定することによっ 、スリーブ344は上部熱盤支持フレーム312に り付けられる。また、可動定盤336は、ピス ン342の下端に固定されている。従って、図 しない油圧ポンプによってスリーブ344内の 圧を制御することによって、所望の荷重で 加工物をプレスすることができる。
また、図9及び10に示されているように、 動定盤336の下面からは、上部熱盤の幅方向 側に、鉛直下向きに伸びる上部ディスタン バー352が複数設けられている。同様に、テ ブル定盤314の上面からは、下部熱盤の幅方 両側に、鉛直上向きに伸びる下部ディスタ スバー354が複数設けられている。上部ディ タンスバー352の各々は、下部ディスタンス ー354の各々と対向して配置されており、プ スシリンダ機構340によって上部熱盤322を下 熱盤324に近づけるよう駆動すると、上部デ スタンスバー352の下面は下部ディスタンス ー354の上面と当接し、上部熱盤322はそれ以 下がらなくなる。すなわち、ディスタンス ー352、354によって、熱プレス時における上 熱盤322と下部熱盤324との間隔、すなわち被 工物の厚みを制御することができる。
上部熱盤322、下部熱盤324共に、ヒータ(不 図示)を内蔵しており、各熱盤を所望の温度 昇温させることができる。また、上部熱盤32 2の熱がピストン側に逃げないように、可動 盤336と上部熱盤322との間には、断熱材334が けられている。同様に、下部熱盤324の熱が ーブル定盤314側に逃げないように、テーブ 定盤314と下部熱盤324との間には断熱材338が けられている。
図9に示されているように、本発明の実施 形態においては、ホットプレス機構300には、 上流側にある予熱ゾーン300a、搬送/後退方向 略中央部にある第1加熱ゾーン300b及び下流 にある第2加熱ゾーン300cが定められている。 各ゾーンの搬送方向の寸法は略同じであり、 各ゾーンには2つのプレスシリンダ機構340が 置されている。また、各ゾーンの搬送方向 寸法と、グリッパ150(図2)の1サイクルの動作 よる被加工物の送り量はほぼ等しく構成さ ている。従って、本実施形態においては、 加工物は、順次予熱ゾーン300a、第1加熱ゾ ン300b、第2加熱ゾーン300cにてプレスされる
また、上部及び下部熱盤322、324の温度ち ディスタンスバー352、354の長さ(すなわち熱 盤間隔)は、ゾーン300a、300b、300c毎に異なる に設定することができる。すなわち、被加 物の厚みは、被加工物の構造や特性、寸法 に応じて、対応するディスタンスバー352、35 4の長さを調節することにより、ゾーン毎に 個に制御可能である。
また、プレスシリンダ機構340は、ゾーン3 00a、300b、300c毎に別個に駆動されるようにな ている。本実施形態においては、各ゾーン 被加工物に加えられる荷重は、ディスタン バー352、354の長さ及び、被加工物の寸法及 特性によって決まる。すなわち、ディスタ スバー352と354が当接した後は、スリーブ344 の油圧を上昇させて可動定盤336に加える荷 を増大させたとしても、その荷重増大分は 被加工物Mを介さず、ディスタンスバー352、 354を介してテーブル定盤314が受けることにな り、熱盤322、324が被加工物Mに加える荷重に 響を与えることはない。換言すれば、各プ スシリンダ機構340は被加工物Mを充分にプレ できるだけの荷重を可動定盤336に与えられ ばよく、それ以上の荷重を与えても動力の スにしかならない。そして、本実施形態に いては被加工物の反応の程度やディスタン バー352、354の長さをゾーンごとに異なる値 設定することができるため、一般に、被加 物に加えるべき荷重の大きさはゾーン毎に なる。従って、プレスシリンダ機構340のピ トン342に加えられる荷重をゾーン毎に別個 制御することによって、ゾーン300a、300b、30 0cの各々に配置された被加工物Mをプレスする ために必要な荷重のみで上部熱盤322を駆動す ることができるようになり、動力のロスを必 要最低限に抑えることができる。
ホットプレス機構300によって熱プレスさ た被加工物は、次にグリッパ150によってコ ルドプレス機構400に送られる。図2に示され るように、コールドプレス機構400は、プレス シリンダ機構440を介して上部フレーム部210か ら吊り下げられている上部冷却盤422と、下部 フレーム部230の上に支持バー248を介して固定 されている下部冷却盤424とを有する。上部冷 却盤422と、下部冷却盤424には、共に、内部に 冷媒(水、空気、オイルなど)を循環させるた の管路が設けられている。管路内に冷媒を 環させることによって冷却盤422、424の温度 熱盤322、324よりも低く保たれている。また プレスシリンダ機構440は、上部冷却盤422を 部冷却盤424に対して離間/近接させるよう駆 動することができる。
本実施形態においては、プレスシリンダ4 40を駆動して上部冷却盤422を降下させること よって、被加工物を上部冷却盤422と下部冷 盤424に密着させることができる。この時、 加工物の温度は両冷却盤422、424より高いた 、被加工物から冷却盤422、424に向って熱の 動が発生し、被加工物の温度は低下する。 って、ホットプレス機構300によって熱プレ された被加工物をコールドプレス機構400に って冷却することができる。なお、上部冷 盤422及び下部冷却盤424の搬送方向寸法は、 リッパ150による一回の送り量よりもわずか 大きいので、ホットプレス機構300から順次 出される熱プレス済の被加工物は、漏れな コールドプレス機構400によって冷却される うになっている。
また、図9に示されているように、ホット プレス機構300の搬送方向両端には、スチール ベルト123、143を支持するためのニップロール 機構361、362、363、364が設けられている。ニッ プロール機構361はホットプレス機構300の下流 側でスチールベルト123を、362は上流側でスチ ールベルト123を、363は下流側でスチールベル ト143を、364は上流側でスチールベルト143を、 夫々支持している。
次に、各ニップロール機構361~364の構造に ついて説明する。図9に示されているように ニップロール機構361~364は、ニップロール361a ~364aと、このニップロールを両端で回転可能 支持する軸受部361b~364bとを有している。こ で、ニップロール機構の付勢手段について 明する。図11は、下流側のニップロール機 361及び363を示す側面図である。図示されて るように、ニップロール361a、363aの各々は、 シリンダ機構361c、363cによって弾性的にスチ ルベルト側に付勢されている。すなわち、 側ベルト機構120のスチールベルト123を支持 るニップロール361aは、下方に付勢されてい る。一方、下側ベルト機構140のスチールベル ト143を支持するニップロール363aは、上方に 勢されている。なお、上流側のニップロー 機構362及び364にも、夫々ニップロール機構36 1及び363と略同一のシリンダ機構が設けられ いる。
上部熱盤322と下部熱盤324とが離間してい 、すなわち熱プレスが行われていない時は ニップロール機構361~364は、スチールベルト 123、143と上部及び下部熱盤322、324とがわずか に離れるように、スチールベルト123、143を付 勢する。また、この状態から上部熱盤322を下 降させると、上側ベルト機構120のスチールベ ルト123が上部熱盤322と当接し、次いでスチー ルベルト123は上部熱盤322と一体となって下方 に移動する。この時、ニップロール361a、362a また、スチールベルト123に当接したまま下 に移動するよう、ニップロール機構361、362 シリンダ機構が制御される。次いで、上側 ルト機構120のスチールベルト123は被加工物 介して下側ベルト機構140のスチールベルト1 43と当接し、さらに上部熱盤322が下降すると 上部熱盤322の移動に伴って下側ベルト機構1 40のスチールベルト143もまた下降して下部熱 324と当接する。この時、ニップロール363a、 364aもまた、スチールベルト143に当接したま 下方に移動する。以上のようなプロセスに って、被加工物が熱盤間でプレスされる。 のように、本実施形態においては、スチー ベルト123、143は熱盤322及び324の角に強くは たらないようにニップロール機構361~364に付 されており、ベルトが破損しにくくなって る。
また、プレス終了後、上部熱盤322は上昇 て、下部熱盤324から急速に離れる。この時 ニップロール機構361~364のシリンダ機構は、 しばらくの間(例えば1秒間)上部スチールベル ト123、143と被加工物Mが当接するよう制御さ 、次いで、スチールベルト123、143を徐々に 部及び下部熱盤322、324に向って移動させる 従って、急速なスチールベルトの上下動に って、被加工物が破損することは無い。
また、グリッパ150(図4)が被加工物を把持 ている時は、スチールベルト123、143の移動 伴って、上流側のニップロール362a及び364a 互いに近接するように移動し、スチールベ ト123の下の部分123a及びスチールベルト143の の部分143aが略水平となるように、スチール ベルト123、143を付勢する。従って、グリッパ の把持プレート151、152のエッジによってスチ ールベルトを破損することは無い。
本実施形態においては、図2に示されるよ うに、スチールベルト123の上の部分123b及び チールベルト143の下の部分143bには、リムー 125及び145が設けられている。リムーバ125、1 45は、例えばドクターブレードなどを備えて り、プレス処理によってスチールベルト123 143の外周面に付着した樹脂片を除去する。
次に、上記で説明した本発明の実施形態 よるプレス装置1による、被加工物のプレス 手順について説明する。なお、以下の説明に おいては熱硬化樹脂を含むプリプレグシート を被加工物Mとして成形する。また、被加工 Mの下流側先端からグリッパ150による送り量 の長さの部分を第1部分、第1部分に対して 流側に隣接する送り量分の長さの部分を第2 分、第2部分に対して上流側に隣接する送り 量分の長さの部分を第3部分、第3部分に対し 上流側に隣接する送り量分の長さの部分を 4部分と定義する。
まず、グリッパ150(図4)によって、第1部分 をホットプレス機構300の予熱ゾーン300a(図9) 送る。次いで、熱盤移動用シリンダ機構370( 10)を駆動して、熱盤322、324の間に被加工物M の第1部分が挟まれるようにする。さらに、 レスシリンダ機構340を駆動して被加工物Mの 1部分がプレスされる。ここで、予熱ゾーン 300aにおける熱盤322、324の温度は被加工物の 脂成分の硬化温度より低く、ガラス転位温 に近い温度に制御されている。このため、 1部分の樹脂部分は軟化するが、温度が低い めに被加工物の熱硬化はほとんど進行せず 第1部分は所望の厚みに整えられる。
次いで、プレスシリンダ機構340の油圧を 減させると共に熱盤移動用シリンダ機構370 よって熱盤322、324を互いに離間させて被加 物Mを開放する。さらに、グリッパ150によっ て、被加工物Mを搬送方向に送る。この結果 被加工物Mの第1部分は第1加熱ゾーン300bに移 し、また、第2部分が予熱ゾーン300aに移動 る。次いで、熱盤322、324を互いに近接させ ように熱盤移動用シリンダ機構370を駆動す とともに、プレスシリンダ機構340を駆動し 上部熱盤322に荷重を加える。これによって 被加工物Mの第1部分は第1加熱ゾーン300bで、 た第2部分は予熱ゾーン300aで、それぞれプ スされる。ここで、第1加熱ゾーン300bにおけ る熱盤322、324の温度は予熱ゾーン300aにおけ 熱盤温度よりも高いため、被加工物Mの第1部 分では熱硬化反応がある程度進行する。また 、予熱ゾーン300aでは、第2部分の形状が整え れる。なお、被加工物Mは熱硬化反応によっ て多少収縮するため、第1加熱ゾーン300bにて 加工物をプレスする際の熱盤の間隔が、予 ゾーン300aにおける熱盤間隔よりも多少狭く なるように、ディスタンスバー352、354(図10) 間隔は定められている。
次いで、プレスシリンダ機構340の油圧を 減させると共に熱盤移動用シリンダ機構370 よって熱盤322、324を互いに離間させて被加 物Mを開放する。さらに、グリッパ150によっ て、被加工物Mを搬送方向に送る。この結果 被加工物Mの第1部分は第2加熱ゾーン300cに移 し、第2部分が第1加熱ゾーン300bに移動し、 つ第3部分が予熱ゾーン300aに移動する。次 で、熱盤322、324を互いに近接させるように 盤移動用シリンダ機構370を駆動するととも 、プレスシリンダ機構340を駆動して上部熱 322に荷重を加える。これによって、被加工 Mの第1部分は第2加熱ゾーン300cで、第2部分は 第1加熱ゾーン300bで、第3部分は予熱ゾーン300 aで、それぞれプレスされる。ここで、第2加 ゾーン300cにおける熱盤322、324の温度は第1 熱ゾーン300bと大凡同じである。被加工物Mは 、第1、第2加熱ゾーン300b、300cで順次加熱さ ることによって、熱硬化反応を最後まで進 させる。従って、被加工物Mの第1部分は、所 望の断面形状に成形される。また、第1加熱 ーンでは、第2部分の熱硬化反応がある程度 行する。また、予熱ゾーン300aでは、第3部 の形状が整えられる。なお、第2加熱ゾーン て被加工物Mの熱硬化反応がさらに進行して 被加工物が収縮するので、第2加熱ゾーン300c て被加工物をプレスする際の熱盤の間隔が 第1加熱ゾーン300bにおける熱盤間隔よりも 少狭くなるように、ディスタンスバー352、35 4の間隔は定められている。
次いで、プレスシリンダ機構340の油圧を 減させると共に熱盤移動用シリンダ機構370 よって熱盤322、324を互いに離間させて被加 物Mを開放する。さらに、グリッパ150によっ て、被加工物Mを搬送方向に送る。この結果 被加工物Mの第1部分はホットプレス機構300か ら排出され、コールドプレス機構400の冷却盤 422、424の間に搬送される。また、第2部分は 2加熱ゾーン300cに移動し、第3部分が第1加熱 ーン300bに移動し、且つ第4部分が予熱ゾー 300aに移動する。次いで、熱盤322と324及び冷 盤422と424を互いに近接させるように熱盤移 用シリンダ機構370及びプレスシリンダ440(図 2)を駆動し、プレスシリンダ機構340を駆動し 上部熱盤322に荷重を加える。これによって 被加工物Mの第1部分と冷却盤422、424が当接 て第1部分は冷却される。また、第2部分は第 2加熱ゾーン300cで、第3部分は第1加熱ゾーン30 0bで、第4部分は予熱ゾーン300aで、それぞれ レスされる。
このように、本実施形態のプレス装置1に おいては、被加工物の搬送とプレスとを交互 に行って、熱盤や冷却盤よりも搬送方向寸法 が大きい、長尺の被加工物Mを成形すること できる。また、被加工物Mは、予熱ゾーン300a でまず形状が整えられ、次いで第1加熱ゾー 300bと第2加熱ゾーン300cで熱硬化反応によっ 成形され、そしてコールドプレス機構400に 冷却される。このように、まず予熱を行っ 形状を整えた後に熱プレスを行う構成とし いるため、形状が整っていない状態で熱硬 反応が進行することによる被加工物Mの欠陥( プリプレグの繊維の乱れ、樹脂の流れ、被加 工物の白化、厚みむらなど)は発生しない。 た、本実施形態においては、予熱及び熱プ スの双方を一対の継ぎ目のない大型の熱盤32 2、324で行っている。このため、熱盤よりも 送方向寸法の大きい被加工物を成形する場 であっても、継ぎ目のような欠陥は発生し い。
また、本実施形態においては、被加工物M の加熱を第1加熱ゾーン300bと第2加熱ゾーン300 cの二箇所で行っている。すなわち、熱プレ を行う時間は、予熱時間の2倍である。低温 プレスを行う予熱ゾーン300aであっても、被 加工物Mの熱硬化はわずかに進行する。本実 形態においては、このように予熱時間より 熱プレス時間を長くとることができるため 熱硬化をほとんど進行させることなく予熱 ーン300aで被加工物Mの形状を整え、且つ、加 熱ゾーンで熱硬化を完了させることができる 。なお、本実施形態においては、予熱ゾーン 1つに対して加熱ゾーンを2つ用意しているが 本発明は上記構成に限定されるものではな 、各ゾーンの数は被加工物を形成する樹脂 料に応じて適宜変更することができる。
また、本実施形態においては熱硬化性樹 を含む材料を熱プレスしているが、本発明 この構成に限定されるものではなく、熱可 性樹脂を含む被加工物にも適用可能である すなわち、熱可塑性樹脂を含む被加工物を プレスする場合は、まず予熱ゾーンにおい 低温で被加工物の形状を整える。この時、 加工物はあまり加熱されないため粘度が高 、樹脂の流動は防止される。次いで、第1、 第2加熱ゾーンにおいて高温で被加工物の成 を行い、冷却盤において形状を固定する。
また、本実施形態においては、グリッパ1 50はホットプレス機構300に対して後退方向側 配置されている。しかしながら、本発明は の構成に限定されるものではなく、グリッ 150はホットプレス機構300に対して搬送方向 、すなわち、ホットプレス機構300とコール プレス機構400の間や、コールドプレス機構 対して搬送方向側に配置されていても良い
また、本実施形態においては、鋼製のス ールベルト123、143を回動させることによっ 被加工物Mを搬送するようになっているが、 本発明はこの構成に限定されるものではない 。すなわち、スチールベルト123、143の代わり に他の金属の無端ベルトや、ポリイミドなど の耐熱性の樹脂にて形成される無端ベルトを 使用しても良い。
また、本実施形態においては、上部熱盤3 22及び下部熱盤324にヒータが内蔵されており これによって両熱盤が加熱されるようにな ている。しかしながら、本発明はこの構成 限定されるものではなく、例えば熱盤に熱 体を循環させることによって加熱を行う構 としてもよい。
Next Patent: SEMICONDUCTOR SUBSTRATE MANUFACTURING METHOD
