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Title:
CONTROL DEVICE FOR SHIP AND DISPLAY DEVICE FOR THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/153044
Kind Code:
A1
Abstract:
A command value from an operation device (6) operated by an operator is inputted into a controller (4). A display device (10) is connected to the controller (4). A list showing the name of setting, an address, a set value, and a unit is displayed on the display device (10). The set value can be changed on the display screen.

Inventors:
TAMAI KUNIAKI (JP)
KATO HIDEO (JP)
HATAKEYAMA MASAAKI (JP)
MATSUBARA TAKAFUMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060653
Publication Date:
December 18, 2008
Filing Date:
June 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NABTESCO CORP (JP)
TAMAI KUNIAKI (JP)
KATO HIDEO (JP)
HATAKEYAMA MASAAKI (JP)
MATSUBARA TAKAFUMI (JP)
International Classes:
B63B49/00; B63H21/21
Foreign References:
JPH10141986A1998-05-29
JP2003223207A2003-08-08
JPS5334293A1978-03-30
JPS57108902A1982-07-07
JPH07277283A1995-10-24
JPH07248816A1995-09-26
Attorney, Agent or Firm:
KIMURA, Masatoshi (7th Floor Shin-crescent Building, 72 Kyomachi, Chuo-ku, Kobe-sh, Hyogo 34, JP)
Download PDF:
Claims:
 操作者によって操作される操縦装置と、
 この操縦装置に接続され、この操縦装置からの指令値が入力されるコントローラと、
 このコントローラに接続された表示器とを、
備えた舶用制御装置において、
 前記表示器に、任意の設定名称と、アドレスと、設定値と、単位とが表示された一覧が、表示されると共に、設定値を変更可能としたテンキーセッティングモードを備えたことを、特徴とする舶用制御装置。
 請求項1に記載の舶用制御装置において、
 前記テンキーセッティングモードのときに、アドレスと設定値や演算値とを対にした表示を合わせて表示したことを、特徴とする舶用制御装置。
 操作者によって操作される操縦装置と、
 この操縦装置に接続され、この操縦装置からの指令値が入力されるコントローラと、
 このコントローラに接続された表示器とを、
備えた舶用制御装置において、
 前記表示器に、任意の設定名称と、アドレスと、設定値とが、表示された一覧が、表示されると共に、設定値を閲覧可能としたテンキーインジケータモードを備えたことを、特徴とする舶用制御装置。
 操作者によって操作される操縦装置と、
 この操縦装置に接続され、この操縦装置からの指令値が入力されるコントローラと、
 コントローラに接続され、機関の回転数を検出し、コントローラに送出する回転数検知器と、
 コントローラに接続された表示器とを、
備えた舶用制御装置において、
 前記表示器に、前記操縦装置からの指令値と、指令回転数とを示すグラフを表示すると共に、前記各指令値と前記各指令回転数との設定値を変更可能としたハンドルオーダーモードを備えたことを特徴とする舶用制御装置。
 操作者によって操作される操縦装置と、
 この操縦装置に接続され、この操縦装置からの指令値が入力されるコントローラと、
 コントローラに接続され、機関の回転数を検出し、コントローラに送出する回転数検知器と、
 コントローラに接続された表示器とを、
備えた舶用制御装置において、
 前記表示器に、回転数上昇工程若しくは回転数下降工程を制御するグラフを表示すると共に、制御の工程を決定する設定値を変更可能とした時間工程モードを備えたことを特徴とする舶用制御装置。
 操作者によって操作される操縦装置と、
 この操縦装置に接続され、この操縦装置からの指令値が入力されるコントローラと、
 コントローラに接続され、機関の回転数を検出し、コントローラに送出する回転数検知器と、
 コントローラに接続された表示器とを、
備えた舶用制御装置において、
 コントローラで演算された設定回転数と前記機関への出力値とを示すグラフを表示すると共に、前記設定回転数と前記出力値との関連を設定する各設定値を変更可能とした機関制御指令値設定モードを備えたことを特徴とする舶用制御装置。
 操作者によって操作される操縦装置と、
 この操縦装置に接続され、この操縦装置からの指令値が入力されるコントローラと、
 コントローラに接続され、機関の回転数を検出し、コントローラに送出する回転数検知器と、
 コントローラに接続された表示器とを、
備えた舶用制御装置において、
 前記表示器に、前記操縦装置からの指令値が入力され機関への機関制御指令値が演算されるまでの行程を示すとともに、各演算段階での処理中の値を表示するフローチャートモードを備えたことを、特徴とする舶用制御装置。
 操作者によって操作される操縦装置からの信号と、
 この操縦装置に接続されこの操縦装置からの指令値が入力されるコントローラからの信号とが、
入力される舶用制御装置の表示器において、
 任意の設定名称と、アドレスと、設定値と、単位とが表示された一覧が、表示されると共に、設定値を変更可能としたテンキーセッティングモードを備えたことを、特徴とする舶用制御装置の表示器。
 請求項8に記載の舶用制御装置の表示器において、
アドレスと設定値や演算値とを対にした表示を合わせて表示したことを、特徴とする舶用制御装置の表示器。
  操作者によって操作される操縦装置からの信号と、
 前記操縦装置に接続され前記操縦装置からの指令値が入力されるコントローラからの信号とが、
入力される舶用制御装置の表示器において、
 任意の設定名称と、アドレスと、設定値とが、表示された一覧が、表示されると共に、設定値を変更可能としたテンキーインジケータモードを備えたことを、特徴とする舶用制御装置の表示器。
 操作者によって操作される操縦装置からの信号と、
 前記操縦装置に接続され前記操縦装置からの指令値が入力されるコントローラからの信号と、
 前記コントローラに接続され機関の回転数を検出し、前記コントローラに送出する回転数検知器からの信号とが、
入力される舶用制御装置の表示器において、
 前記操縦装置の出力と、指令回転数とを示すグラフを表示すると共に、前記各出力と前記各指令回転数との設定値を変更可能としたハンドルオーダーモードを備えたことを特徴とする舶用制御装置の表示器。
 操作者によって操作される操縦装置からの信号と、
 前記操縦装置に接続され前記操縦装置からの指令値が入力されるコントローラからの信号と、
 前記コントローラに接続され機関の回転数を検出し前記コントローラに送出する回転数検知器からの信号とが、
入力された舶用制御装置の表示器において、
 回転数上昇工程若しくは回転数下降工程を制御するグラフを表示すると共に、制御の工程を決定する設定値を変更可能とした時間工程モードを備えたことを特徴とする舶用制御装置の表示器。
 操作者によって操作される操縦装置からの信号と、
 前記操縦装置に接続され前記操縦装置からの指令値が入力されるコントローラからの信号と、
 前記コントローラに接続され機関の回転数を検出し前記コントローラに送出する回転数検知器からの信号とが、
入力される舶用制御装置の表示器において、
 前記コントローラで演算された設定回転数と出力値とを示すグラフを表示すると共に、前記設定回転数と前記出力値との関連を設定する各設定値を変更可能とした機関制御指令値設定モードを備えたことを特徴とする舶用制御装置の表示器。
 操作者によって操作される操縦装置と、
 前記操縦装置に接続され前記操縦装置からの指令値が入力されるコントローラからの信号と、
 前記コントローラに接続され機関の回転数を検出し前記コントローラに送出する回転数検知器からの信号とが、
入力される舶用制御装置の表示器において、
 前記操縦装置からの指令値が入力され機関への機関制御指令値が演算されるまでの行程を表示すると共に、各演算段階での処理中の値を表示するフローチャートモードを備えたことを、特徴とする舶用制御装置の表示器。
Description:
舶用制御装置及びその表示器

 本発明は、船舶の制御装置に関し、特に この制御装置が備える表示器における表示 関する。

 従来、舶用制御装置には、特許文献1に開 示されているようなものがある。特許文献1 技術によれば、舶用制御装置が備える表示 の画面には、運行情報ウインドウと機関情 ウインドウとが同時に表示されている。こ 状態でシャフトの回転数を更新設定する必 が生じると、操縦者が表示器にタッチして 力ウインドウを呼び出して、その画面にお て更新設定する。

特開平7-277283号公報

 一般に、舶用制御装置では、設定する必 のあるデータが数百個もある。これらデー ごとに入力画面を設け、入力画面を呼び出 てデータを設定することは困難である。実 には、データごとにアドレスを予め付して き、マニュアルを見ながら、アドレスを入 して、設定しようとするデータを呼び出し いた。しかし、この作業は操作者にとって 煩わしい作業である。

 本発明は、設定値の設定が容易に行え、 作者の作業を軽減できる舶用制御装置及び の表示器を提供することを目的とする。

 本発明の一態様の舶用制御装置は、操作 によって操作される操縦装置と、この操縦 置に接続され、この操縦装置からの指令値 入力されるコントローラと、このコントロ ラに接続された表示器とを、備えている。 示器に、設定名称と、アドレスと、設定値 、単位とが表示された一覧を、表示すると に、設定値を変更可能としたテンキーセッ ィングモードを備えている。さらに、アド スと設定値や演算値とを対にした別の表示 合わせて表示した。

 このように構成された舶用制御装置では 設定名称と、アドレスと、設定値と、単位 が表示された一覧が表示されているので、 ニュアルを見ることなく、表示器の表示を ることによって、変更したい設定を特定で 、特定できたとき、画面の呼び出し等を行 ことなく、その状態で設定値を変更するこ ができる。さらに、関連のあるものを別の 示で表示できるから、確認、設定または変 作業がより簡便化される。

 本発明の他の態様の舶用制御装置は、上 した操縦装置と、コントローラと、表示器 を、備えている。表示器に、任意の設定名 と、アドレスと、設定値とが、表示された 覧が、表示されると共に、設定値を閲覧可 としたテンキーインジケータモードを備え いる。

 このように構成された舶用制御装置では 使用頻度の高い設定または関連づけが高い 定を、表示器に予め表示してあるので、変 したい設定値の特定が更に容易に行え、設 値の変更を簡便化できる。

 本発明の別の態様は、上述した態様と同 に、操縦装置と、コントローラと、表示器 を備え、機関の回転数を検出し、コントロ ラに送出する回転数検知器がコントローラ 接続されている。前記表示器に、前記操縦 置の指令値と、指令回転数とを示すグラフ 表示すると共に、前記各出力と前記各指令 転数との設定値を変更可能としたハンドル ーダーモードを備えている。

 このように構成すると、操縦装置の指令 と指令回転数をグラフ化して表示してあり しかも、その指令値と指令回転数との関係 変更できるので、設定値の確認と設定値の 更とを、簡便化できる。なお、グラフの形 を、設定値の変更に従って変化させること 望ましく、新たな設定値が直前の値よりも いときには、エラー表示することが望まし 。

 本発明の更に他の態様の舶用制御装置は 上述した態様と同様に、操縦装置と、コン ローラと、回転数検知器と、表示器とを、 えている。表示器に、回転数上昇工程若し は回転数下降工程を制御するグラフを表示 ると共に、制御の工程を決定する設定値を 更可能とした時間工程モードを備えている

 このように構成すると、回転数上昇工程 たは回転数下降工程をグラフ化して表示し 状態で、その工程を決定する設定値を変更 きるので、設定値の確認と設定値の変更が 便に行える。

 本発明の更に別の態様の舶用制御装置は 上述した態様と同様に、操縦装置と、コン ローラと、回転数検知器と、表示器とを、 えている。コントローラで演算された設定 転数と出力値とを示すグラフを表示すると に、設定回転数と出力値との関連を設定す 各設定値を変更可能としたアクチュエータ 令設定を備えている。

 このように構成すると、設定回転数と出 値との関係を示すグラフを表示し、その表 した状態で、設定を変更できるので、設定 の確認と設定値の変更を簡便化できる。

 本発明の更に別の態様の舶用制御装置は、 述した態様と同様に、操縦装置と、コント ーラと、回転数検知器と、表示器とを、備 ている。表示器に、操縦装置からの指令値 入力され機関への機関制御指令値が演算さ るまでの行程を示すとともに、各演算段階 の処理中の値を表示するフローチャートモ ドを備えている。
 このように構成すると、操縦装置からの指 値が入力され機関への機関制御指令値が演 されるまでの行程において、各演算段階で 処理中の値を表示するから、どの行程で不 合があるかなど容易に推量できる。

 なお、上述した各態様は、舶用制御装置 関するものであるが、特許請求の範囲に記 するように舶用制御装置の表示器という態 で、本発明を把握することもできる。

本発明の一実施形態の舶用制御装置の ロック図である。 図1の舶用制御装置のホームモード画面 を示す図である。 図1の舶用制御装置のデータモード画面 を示す図である。 図1の舶用制御装置のデータ設定画面を 示す図である。 図1の舶用制御装置のインジケータ画面 を示す図である。 図1の舶用制御装置のフローチャート画 面を示す図である。 図1の舶用制御装置のハンドルオーダー の画面を示す図である。 図1の舶用制御装置のタイムスケジュー ルの画面を示す図である。 図1の舶用制御装置のガバナー補正表示 画面を示す図である。 図1の舶用制御装置のスピードテスト ードの表示画面を示す図である。 図1の舶用制御装置の空気回路の表示 面を示す図である。 図1の舶用制御装置のナビゲーション ードの表示画面を示す図である。 図1の舶用制御装置の制御シーケンス ードの表示画面を示す図である。 図1の舶用制御装置のシステムモニタ ードの表示画面を示す図である。 図1の舶用制御装置のシステムステー スモードの表示画面を示す図である。 図1の舶用制御装置のオーバーライド ッテイングの表示画面を示す図である。 図1の舶用制御装置の通信モードの表 画面を示す図である。 図1の舶用制御装置の電源モードの表 画面を示す図である。

 本発明の一実施形態の舶用制御装置は、 1に示すように、舶用の機関2を制御するコ トローラ4を有している。このコントローラ4 には、操縦装置6からの指令値が与えられ、 れに基づいてコントローラ4が機関2を制御す る。なお、操縦装置6には遠隔制御装置、即 リモートコントローラが接続されている。 関2の制御に使用するために、機関2には、回 転数検出器8が設けられ、機関2の回転数を検 し、その検出値をコントローラ4に供給して いる。コントローラ4には、表示器10が接続さ れており、種々の表示を行う。この点につい ては、後述する。なお、表示器10は、タッチ ネル式のものである。

 図1では、操縦装置6は、一台しか示して ないが、実際には、舶用の異なる位置、例 ばブリッジ、コントロールルーム及びエン ンルーム(機関室)にそれぞれ操縦装置6が設 られている。即ち、複数台の操縦装置6が設 られている。

 後述する通信モードの図17に示されるよ に、これら操縦装置6とコントローラ4との間 の接続178は、多重、例えば二重配線とされて いる。コントロールルームの操縦装置6とコ トローラ4とは、それぞれが制御用入出力装 176d及び安全用入出力装置176eを有している コントロールルームの操縦装置6の制御用入 力装置176dとコントローラ4の制御用基盤176a の間で、操縦装置6の安全用入出力装置176e コントローラ4の安全用基盤176bとの間で、そ れぞれ通信を行っている。また、コントロー ラ4の制御用入出力装置176d及び安全用入出力 置176eは、ブリッジの操縦装置6のブリッジ 入出力装置176fとの間で、それぞれ通信を行 ている。これら通信が良好に行われている 検知するための配線検知器が、各基盤に設 られ、それら検知結果はコントローラ4に供 給されている。なお、配線検知器は、コント ローラ4に設けることもできる。

 また、コントローラ4には、複数、例えば 制御用基盤176aと安全用基盤176bとが設けられ おり、これらにはそれぞれCPUが設けられて る。これらCPUの作動状態を検知するためのC PU検知器も、制御用基盤176a及び安全用基盤176 bにそれぞれ設けられている。制御用基盤176a 、機関等の制御を行い、安全用基盤176bは、 機関等の異常の検知を行う。操縦装置6は1つ 制御基盤176cを有し、これにもCPUとCPU検知器 とが設けられている。操縦装置6におけるCPU 知器の検知結果もコントローラ4に供給され いる。

 コントローラ4及び操縦装置6の各種基盤17 6a、176b、176cには、それぞれ異なる電源装置 ら電源が供給されている。また、各基盤176a 176b、176cごとに、電源の状態を検知する電 検知器が設けられている。操縦装置6におけ 電源検知器の検知結果もコントローラ4に供 給されている。

 さらに、コントローラ4及び操縦装置6の 基盤176a、176b、176c、176d、176e、176f内には、 れら基盤において行われている配線が断線 ていないか、短絡していないかを検知する 盤配線検知器が設けられている。操縦装置6 基盤配線検知器の検知結果も、コントロー 4に供給されている。

 また、回転数検出器8が正常に動作してい るか否かを検知する回転数確認器がコントロ ーラ4内に設けられている。また、操縦装置6 らコントローラ4に供給された指令値の状態 が正常であるか否かを検知する操縦装置検知 器もコントローラ4内に設けられている。

 機関2内には、操縦装置6の操作に応じた ントローラ4からの指示に従って切り換えら る正逆切換弁がある。これは、機関2におけ る正転と逆転との掃気タイミングを切り換え るためのものである。この正逆切換弁が動作 しているか否かを検知する正逆切換弁作動検 出器も機関2内に設けられている。また、機 2では、圧縮空気源と気筒との間の管路に始 切換弁が設けられている。この始動切換弁 操縦装置6の操作に応じたコントローラ4か の指示に従って切り換えられる。この始動 換弁が動作しているか否かを検知する始動 換弁作動検出器も機関2に設けられている。 れら正逆切換弁作動検出器及び始動切換弁 動検出器の出力信号は、コントローラ4に供 給されている。機関2には、ガバナーが取付 られ、これも操縦装置6の操作および回転検 器8に応じたコントローラ4で演算された機 制御指令値に従って制御される。

 コントローラ4に供給された各検知結果等 は、コントローラ4において処理され、表示 10に表示される。なお、表示器10は、CPU、メ リー等を備えており、コントローラ4からの 信号や各検知結果等をコントローラ4に替わ 処理し表示することもできる。

 図2は、表示器10の初期状態において画面 表示されるホームモードの画面11を示した ので、この表示器10において詳細に表示可能 な10個の各モードを表す画面イメージ12a乃至1 2jが同時に表示されている。これら画面イメ ジ12a乃至12jに対応するモードは、順に、シ テム状態モード、システム監視モード、制 シーケンスモード、スピードテストモード 電源モード、通信モード、空圧回路図モー 、データモード、フローチャートモード、 ビゲーションモードである。これら画面イ ージ12a乃至12jは、各モードが表示されたと に、表示される画面を縮小して表したもの ある。

 これら各画面イメージ12a乃至12jを作業員 観察し、作業員が表示したいと思うモード 対応する画面イメージを決定し、その画面 メージに接触すると、表示器10がタッチ入 式であるので、その画面イメージが選択さ たことが検知され、表示器10は、表示画面を 、選択された画面イメージに対応するモード に変更する。

 このようにホームモードにおいて、表示 能な全てのモードを表す画面イメージ12a乃 12jが同時に全て表示されており、さらに、 面イメージを見ることによって、その画面 どのようなモードであるかを理解すること でき、表示させたいモードがどれであるか 把握も容易に行えるし、そのモードに直ち 移行することができる。

 例えば画面イメージ12hが操作されたこと よって移行したデータモードでは、図3に示 すような画面15が表示される。この画面15は 舶用の各機器にデータを設定する設定画面 移行するためのパスワード入力画面である 制御系の通常運航時のデータを設定するた には、パスワード設定ボタン14aを操作して 上部のテンキー部分16を操作する。同じく制 御系の点検時のデータを設定するためには、 パスワード設定ボタン14bを操作してテンキー 部分16を操作する。安全系の通常運航時のデ タを設定するためには、パスワード設定ボ ン18aを操作して、テンキー部分16を操作す 。安全系の点検時のデータを設定するため は、パスワード設定ボタン18bを操作してテ キー部分16を操作する。

 この操作によって、図4(テンキーセッテ ングモード)に示すように制御系または安全 の通常時または点検時のデータ設定画面21 移行する。ここでは、各設定値に対して与 られているアドレスと、その内容、設定さ ている値、その値の単位とが、一覧表22で表 示されている。但し、アドレスが多数あり、 1画面に表示することができない場合、各ア レスをグループに分け、あるグループに属 るものが表示されている。どのグループの のが表示されているかを表すためのグルー 24も表示されている。グループ24に複数のグ ープを登録すると、一覧表22の切り替えが 易にできる。また、アドレスが判明してい 場合、そのアドレスが位置している一覧表22 の部分を表示させるためのジャンプ表示窓26 表示されている。ジャンプ表示窓26を押す 図示しないテンキーが表示され、アドレス 入力し、図示しないOKボタンを押すと、入力 したアドレスを含む一覧表が表示される。値 を設定しようとするアドレスの設定値の欄を 操作すると、キーボード表示28が表示される このキーボード表示28では、その上部に、 作されたアドレス(TENKEY ADDRESS)と、そのアド レスにおける設定値の許容下限値(LOWER)と許 上限値(UPPER)とが表示される。この許容下限 と許容上限値とを参考にしてキーボード表 28を操作して、設定値を設定する。このよ に一覧表が表示されるから、マニュアル等 アドレスと内容を確認することなく、値の 定や変更作業が簡便化できる。また、グル プ24に設定値の変更頻度が高いものや関連付 けされたものを登録させることで、確認作業 、設定作業または変更作業がより簡便化され る。

 また、アドレスと設定値や演算値とを対 した表示30が表示されており、これのアド スを選択し、キーボード28を操作することに よって、表示するアドレスを変更することが できる。表示30に設定値や演算値を表示させ 確認しながら、同一画面で設定値を変更で るので、初期設定時の調整が短縮できると もに、設定の変更が簡便になる。いずれか 方法で、設定値の設定が終了すると、復帰 タン32を操作することによって、図3のパス ード入力画面に戻る。設定値の変更頻度が いものや関連付けされたものを表示できる ら、確認、設定または変更作業がより簡便 される。

 パスワード入力画面には、制御系のイン ケータボタン20aと安全系のインジケータボ ン20bとが表示されており、これらのいずれ を操作すると、図5(テンキーインジケータ ード)に示すように制御系または安全系のイ ジケータ画面34が表示される。この画面34も 、アドレスを示す窓35aと、設定値や演算値を 示す窓35bと、その設定されている内容を表す 窓35cからなる表35が表示される。この表35は 例えば制御系のインジケータ20aが操作され 場合、制御系7点、安全系1点が表示され、安 全系のインジケータ20bが操作された場合、安 全系7点、制御系1点が表示される。アドレス3 5aを操作すると、テンキー38が表示され、設 値を知りたいアドレスを入力すると、その 定値及び内容が表示され、ここで設定値を 更することも可能である。設定値の設定が 了すると、復帰ボタン36を操作することによ って、図3のパスワード入力画面に戻る。パ ワード画面15においても、復帰ボタン15aを操 作することによって、ホームモード画面11に る。また、パスワード画面15の左端に表示 れているスローダウンボタン表示19を操作す ると、後述するシステムステータス詳細画面 161が表示される。スローダウンボタン表示19 右にあるアラームボタン表示17を操作する 、後述するシステムモニタモードの詳細画 155が表示される。

 ホームモード画面11において、フローチ ートモードの画面イメージ12iを選択すると 図6に示すように、フローチャート画面40が 示される。このフローチャート画面では、 述した設定画面で設定した各部のデータが フローチャートの形式で入力側から出力側 で表示されている。これら表示のうち立体 になっている箇所、例えばハンドルオーダ 表示44、タイムスケジュール表示46、ガバナ 補正表示48を操作すると、それらの設定の 細な表示画面に移行する。なお、窓40a、40b 40c、40d、40e、40f、40g、40h、40i、40jの値は、 理中の値を表す。また、グラフ41aは、ハン ルオーダー44処理後の上限値を表示するもの で、この上限値は設定値41bを操作することで 変更可能である。グラフ42aは、機関2がスロ ダウンしたときの設定回転数を表示するも で、この設定回転数は設定値42bを操作する とで変更可能である。グラフ43aは、荒天時 設定回転数を表示するもので、この設定回 数は、設定値43bを操作することで変更可能 ある。グラフ45aは、危険回転数域の上限値 下限値を表示するもので、この上限値と下 値とは、設定値45bまたは設定値45cを操作す ことで変更可能である。このように、各処 間の値を1つの画面に表示するから、処理の 態の確認や不具合のある設定の変更が容易 できる。また、復帰ボタン47cを操作するこ によって、ホームモード画面11に戻る

 ハンドルオーダーモードの詳細な表示画 49は、図7に示すように、操縦装置6における 操作位置を電圧で表したもの(指令値)と、こ に対応する指令回転数との関係をグラフ形 で示したもので、正転及び逆転にそれぞれ 応している。この表示画面49では、各設定 での電圧と回転数とが窓49aで表示されてお 、これら窓49aを操作すると、図4に示したキ ボード表示28が表示され、キーボード表示28 を操作することによって、それぞれ電圧及び 指令回転数の一方または双方を変更可能であ る。復帰ボタン50を操作すると、フローチャ ト画面に戻る。この表示画面49により、ハ ドル操作に応じた指令回転数を1つの画面で 定または確認することができる。また、設 値に応じてグラフ形状を変更するようにし も良い。

 フローチャート画面においてタイムスケ ュール表示46を操作すると、図8(時間工程モ ード)に示すように、時間経過と共に設定回 数をどのように設定するかをグラフ形式で したタイムスケジュールの詳細な表示画面52 が表示される。予め定められた各時点におけ る設定回転数と時間が表示されている窓52aを 操作すると、図4に示したキーボード表示28が 表示され、キーボード表示28を操作すること よって、設定回転数、回転数増減率及び時 を変更することができる。復帰ボタン54を 作すると、フローチャート画面に戻る。こ 表示画面52により、タイムスケジュールを1 の画面で設定または確認することができる また、設定値の変更に伴って表示されてい グラフの形状を変更するようにしても良い

 フローチャート画面において、ガバナー 正表示48を操作すると、図9(機関制御指令値 設定モード)に示すように、ガバナーにおけ 設定回転数(コントローラで演算された回転 )と、出力される電圧(機関制御指令値)との 係をグラフ表示したガバナー補正表示の詳 画面56が表示される。設定回転数と、電圧 は、対応させた窓56aにそれぞれ表示されて り、それらの窓56aのいずれかを操作すると 図4に示したキーボード表示28が表示され、 ーボード表示28を操作することによって、設 定回転数や電圧を変更することができる。復 帰ボタン58を操作すると、フローチャート画 に戻る。この表示画面56により、ガバナー おける設定回転数と、出力される電圧との 係を1つの画面で設定または確認することが きる。また、設定値の変更に伴って表示さ ているグラフの形状を変更するようにして 良い。なお、出力電圧の最大出力を100パー ントとしたパーセントに変換しても良い。 らに、機関の制御は電子ガバナーを用いて るが、電磁弁により燃料量を制御して調速 るものでも良い。

 ホームモード画面11において、スピード ストの画面イメージ12dを選択すると、図10に 示すスピードテストモードの画面71が表示さ る。この画面71の上部のデジタル表示60には 、ブリッジからの指令回転数、コントロール ルームからの指令回転数、ガバナーへの指令 回転数が表示されている。さらにデジタル表 示60には、ガバナーのフィードバック値60a及 始動時の空気圧60bが表示されている。なお 表示60は、後述する図13、図14、図15にも表 されており、例えば、図13ではC/Rが点灯して おり、コントロールルームに操縦権があるこ とを表示している。デジタル表示60の下方に 、メータ形式62で回転数が表示されている このメータの側方にスピードテスト開始ボ ン64が表示されている。このボタン64を操作 て、側方の回転数増減ボタン66を操作する 、回転数(回転数検出器8の信号)が模擬的に 加される。この回転数が予め設定されてい オーバースピードに達すると、オーバース ード表示68が点灯する。また、アラームボタ ン70が点滅し、異常を知らせる。従って、オ バースピードに対する警告システムが正常 動作しているか確認することができる。ア ームボタン70を操作すると、後述するシス ムモニタ画面155に移行する。また、左端に 示されているスローダウンボタン表示65を操 作すると、後述するシステムステータス詳細 画面161が表示される。なお、復帰ボタン72を 作すると、ホームモード画面11に戻る。

 ホームモード画面11において、空気回路 画面イメージ12gを操作すると、図11に示すよ うに、空気回路の詳細画面73が表示される。 の空気回路は、停止用、運転開始用、正転 、逆転用の4系統からなっている。なお、危 急停止用の系統を示すようにしても良い。こ の画面73において、上部に停止、開始、正転 逆転の各表示ボタン74a乃至74dが表示されて り、これら表示ボタン74a乃至74dのうち1つを 操作すると、それに対応する系統の空気圧回 路の表示が、他の系統の回路の表示と異なっ たものとなり、容易にその回路を判別するこ とができる。また、表示されている回路、ブ ロックごとに分割されており、その分割部分 を操作すると、そのブロックの図示しない詳 細な空気回路図が表示される。復帰ボタン78 操作すると、ホームモード画面11に戻る。 気回路の詳細画面73は、船舶ごとに異なる。 メンテナス時にこの詳細画面73で、停止用、 転開始用、正転用、逆転用の4系統の空気回 路を表示できるから、メンテナンス作業時に 空気回路の確認が簡単にできる。さらに、空 気回路にセンサを配置して、この空気回路の 詳細画面73の該当箇所に表示させると、作動 態が一目で確認できる。

 ホームモード画面11において、ナビゲー ョンモードの画面イメージ12jを操作すると 図12に示すように、ナビゲーションモードの 詳細な画面83が表示される。この画面83では 実際の回転数、指令回転数、ガバナーへの 定回転数、ガバナーのフィードバック値が メータ形式の表示80a、80b、80c、80dとして表 されている。また、回転指令値が、ブリッ 、コントロールルーム及び機関室のいずれ 操縦装置6から指示されているかを表す表示8 2も表示されている。また、異常が発生した きには、アラーム表示84の色が変化し、これ を操作すると、後述するシステムモニタ画面 155に移行する。また、エンジンが減速または 停止した場合には、スローダウン表示86の色 変化し、これを操作すると、後述するシス ムステータス画面155に移行する。復帰ボタ 88を操作すると、ホームモード画面11に戻る 。ナビゲーションモードの画面83は、通常航 時に使用される。

 ホームモード画面11において、制御シー ンスモードの画面イメージ12cを操作すると 図13に示す制御シーケンスモードの詳細画面 141が表示される。この詳細画面141は、舶用の 機関2の始動時から航行までのどの過程に現 あるかを表示するためのものである。

 そのため、操縦装置6の正転の操作部を表 す表示90、この正転の操作部によって操作さ る正転用の切換弁を表す表示92、逆転の操 部を表す表示94、この逆転の操作部によって 操作される逆転用の切換弁を表す表示96、停 用の操作部を表す表示98、この操作部によ て操作される停止切換弁を表す表示100等が 示されている。これらは、作動していると 、停止時とは異なった色で表示される。ま 、機関2が停止しているときには、停止切換 表示100と並列に表示されている表示101が点 する。

 正転操作部表示90と正転切換弁表示92との 間には接続表示が表示され、同じく逆転操作 部表示94と逆転切換弁表示96との間にも接続 示が表示されている。正転切換弁表示92と逆 転切換弁表示96との間には接続表示が示され それらは、始動のために機関2に空気を送り 込むスタート切換弁を表すスタート切換弁表 示102まで伸びている。スタート切換弁が動作 しているとき、スタート切換弁表示102も、停 止時とは異なった色で表示されている。スタ ート切換弁表示102の入力側には低速回転が行 われている際に点灯する低速回転表示104が表 示されている。スタート切換弁表示102の後段 には、正転して舶用の機関2が始動するため 必要な機関2の回転数として設定された数値 表示する窓106と、その回転数に達している きに点灯する表示108が表示されている。そ らの下方には、危険回転数域の上限値と下 値として設定された数値を表示する窓110a、 110bとが表示され、回転数が危険回転数域内 あるときに点灯する表示112も表示されてい 。更に下方には、逆転して舶用の機関2が逆 始動するために必要な機関2の回転数として 設定された数値を表示する窓114と、その回転 数に達しているときに点灯する表示116とが表 示されている。なお、表示108と、表示116とは 、スタート切換弁表示102から分岐した接続表 示中に存在している。この接続表示は合流し 、更に伸びるが、その途中に燃料によって機 関2が回転し始めたとき点灯する表示118が設 られている。この表示の側方の上部には、 ログラムロードアップの状態で動作してい ときに点灯する表示120が表示され、その下 にはバイパス状態のときに点灯する表示122 表示され、さらに下方には、ロードダウン 状態で動作しているときに点灯する表示124 表示されている。表示120、124には、これら 対する設定値を表示する窓126、128が表示さ ている。3つの表示120、122、124は接続表示に って並列に接続され、その合流点の先には 限速度以上の設定回転数が出力されている きに点灯する制限速度表示130が表示されて る。その下方には制限速度の表示窓132が表 されている。さらに、機関2がスタート切換 弁によって空気を供給しても機関2が回転し かった場合に点灯する表示134や、着火不良 生じた場合に点灯する表示136が表示されて り、機関2が着火しなかった場合に、再起動 るために種々の制限を外したときに点灯す 表示138、制限を外しても着火しなかった場 に点灯する表示140、2度にわたって着火を試 みたが、着火しなかった場合に点灯する表示 142が表示されている。また、緊急停止のため に機関2を逆回転させたときに点灯する表示14 4が設けられている。このように各表示の点 状態等をチェックすることによって、始動 態および航行しているときも現在どのよう 状態に機関2があるかをチェックすることが きる。

 また、この画面の右の端にあるシステム テータスボタン表示146を操作すると、シス ムステータス表示148が表示され、ブリッジ 操縦装置6によって操縦が行われるようにイ ンターロックが行われているか、始動に関連 する機器の動作状態、機関2の状態等が表示 れる。この表示としては、例えば電源と制 系監視正常(ELECT.SOURC& MONITOR)、エンジン 動可能状態(ENGINE READY CONDITION)、緊急停止不 作動(SHUT DOWN NOT WORK)、燃料カット(F.O. CUT) 始動空気圧正常(START AIR PRESS. NOR.)、メイン 始動空気バルブ作動可能位置(MAIN START V. SER VICE)、ターニングギア脱(TURN. G. DISENGAGED)、 動分岐弁開(START DIST. V. OPEN)、ガバナー接 (GOVERNOR CONNECT)等がある。このシステムステ タス表示148により、1つの画面上で、各部の 状態が始動可能になっているか一目で確認で きる。また、制御シーケンスモードの詳細画 面141の左端に表示されているスローダウンボ タン表示150を操作すると、後述するシステム ステータス詳細画面161が表示される。右端上 部にある復帰ボタン表示152を操作すると、ホ ームモード画面11に戻る。

 ホームモード画面11において、システム ニタモードの画面イメージ12bを選択すると 図14に示すように、システムモニタモードの 詳細画面155が表示される。また、この画面155 は、上述した各画面に表示されているアラー ムボタン表示17、47a、70、75a、84、143、163、180 a、184aを操作することによっても、表示され 。この画面155では、制御用基盤176aに基づく 制御系や安全用基盤176bに基づく安全系の表 部153、157において異常が生じている部分を す文字部153a、157aと、その部分に対応するア イコン部153b、157bが表示されている。異常が 生するとこれら文字部153a、157aやアイコン 153b、157bが点滅する。そして、その点滅して いるアイコンを操作することによって、その 異常を解消するために取るべき処理を促す画 面に移行する。異常としては、例えばCPUの異 常(CPU ABNORMAL)、電源異常(15V SOURCE FAILURE)、 信異常(COMMUNICATION ABNORMAL)、断線異常(WIRING A BNORMAL)、テレグラフ(操縦装置6)信号異常(TELE. TRANS. ABNORMAL)、エンジン回転信号異常(REVO. S IGAL ABNORMAL)、緊急機関停止電磁弁作動(EMERG.  SHUT DOWN SOL. V.)、カム位置異常(FUEL CAM POSITI ON)、リモート用空気圧力検知スイッチ異常(PR ESS SW FOR REMOTE)等がある。アイコン153e、157e CPUの異常、アイコン153f、157fは断線異常、 イコン153gはテレグラフ信号異常、アイコン1 53h、157hはエンジン回転信号異常、アイコン15 7iは緊急機関停止電磁弁作動、アイコン157jは リモート用空気圧力検知スイッチ異常、アイ コン157kはカム位置異常を示す。また、この 面においても、スローダウン表示ボタン154 表示されており、これを操作することによ て、後述するシステムステータス詳細画面 表示される。スローダウン表示ボタン154の にリセットボタン154aが表示されており、作 者がどのような異常が起きたかを確認した で、異常表示を基に戻すことができる。こ より、異常状態から正常状態に復帰したと も作業者がどのような異常が起きていたか 確認できる。文字部153a、157aの電源異常の 字またはアイコン153c、157cを操作すると、後 述する電源モードの詳細画面182が表示される 。文字部153a、157aの通信異常の文字またはア コン153d、157dを操作すると、後述する通信 ードの詳細画面175が表示される。右端上部 ある復帰ボタン表示156を操作すると、ホー モード画面11に戻る。異常を検知するものの 多くを同一画面上で一括表示できるから、異 常が発生した場合、異常個所の確認および異 常の原因の推測が容易にできる。さらに複数 の異常が発生した場合、一括表示できるから 、主となる原因の推測がし易い。なお、この 画面155を表示する各画面のアラームボタン表 示17、47a、70、75a、84、143、163、180a、184aは、 ステムモニタモードの詳細画面155に表示さ る異常が発生したときに例えば赤く点滅し 表示される。また、システムモニタモード 詳細画面155への切り替えは、異常が発生し ときのみ可能にすると、ご操作を防止でき 。

 ホームモード画面11において、システム テータスモードの画面イメージ12aを選択し 場合、或いは上述した各画面でスローダウ ボタン表示19、47b、65、75b、86、150、154、180b 184bを操作した場合に、図15に示すようにシ テムステータスモードの詳細画面161が表示 れる。この画面161では、どのような要因で ローダウンしたか、シャットダウンしたか 表示している。例えば、緊急手動でシャッ ダウンが行われた場合、ブリッジ、コント ールルーム、エンジンルームのいずれの操 装置6によって行われたかが表示158によって 表示される。また、自動緊急シャットダウン の場合、その原因が何であるかが表示160によ って表示される。その原因としては、例えば オーバースピード、機関潤滑油低圧(MAIN L.O. L.P.)、プロペラシャフト軸受高温(THRUST PAD H .T.)、過給機潤滑油低圧(T/C L.O. L.P.)等がある 。また、自動緊急スローダウンの場合、その 原因が何であるかが表示162によって表示され る。その原因としては、例えばプロペラシャ フト振動異常(AXIL VIB.MONITORING)、ピストン冷 油給入側低圧(P.C.O. INLET L.P.)、ピストン冷 油排出側高温(P.C.O. OUTLET H.T.)、ピストン冷 油なし(P.C.O. NON FLOW)、プロペラシャフト軸 受高温(THRUST PAD BEARING H.T.)、ピストン潤滑 制御異常(LUB. CONT. FAIL.)クランクケース噴霧 油高温(CRANKCASE OIL MIST H.)、ジャケット冷却 給入側低圧(J.C.F.W. INLET L.P.)ジャケット冷 水排出側高温(J.C.F.W. OUTLET H.T.)、掃気高温(S CAV. AIR H.T.)排気ガス高温(EXH. GAS H.T.)、排気 弁作動空気低圧(EXH. V. SPRING AIR L.P.)、機関 滑油給油側低圧(MAIN L.O.INLET L.P.)、カム用 受高温(CAMSHAFT BEARING H.T.)等がある。なお、 帰ボタン表示164を操作すると、ホームモー 画面11に戻る。機関がスローダウンもしく シャットダウンしたときに、その原因とな ものの多くを一括表示したから、スローダ ンもしくはシャットダウンしたときに、そ 原因の確認およびその要因推測が容易にで る。また、システムステータスモードの詳 画面161の左端に表示されているアラームボ ン表示163を操作すると、システムモニタモ ドの詳細画面155が表示される。なお、この 細画面155を表示する各画面のスローダウン タン表示19、47b、65、75b、86、150、154、180b、1 84bは、スローダウンもしくはシャットダウン したときに例えば赤く点滅して表示される。 また、システムステータスモードの詳細画面 161への切り替えは、異常が発生したときのみ 可能にすると、誤操作を防止できる。

 スローダウンまたはシャットダウンが生 ていても、運行を継続する必要がある場合 スローダウンまたはシャットダウンが生じ ように設定されている設定値を変更する。 の場合には、オーバーライドセッテイング タン表示166を操作する。これによって、図1 6に示すオーバーライドセッテイング画面171 移行する。

 オーバーライドセッテイング画面171では 自動緊急シャットダウンが生じる要因が表 170によって表示され、自動緊急スローダウ が生じる要因が表示172によって表示されて る。これらのうち、スローダウンやシャッ ダウンが生じないように制限を外すことが 能なものについては緑色の表示がなされ、 限を外されているものについては黄色の表 がなされている。文字部を操作すると、そ 制限の有効または解除を設定できる。復帰 タン表示174を操作すると、システムステー スモード画面161に戻る。なお、図示しない タンを操作すると、全てもしくはその多く 原因となる制限が一括解除される。緊急時 機関2の運転を即座に維持できる。

 ホームモード画面11において、通信モー の画面イメージ12fを選択した場合、或いは 述したシステムモニタ画面で通信異常と表 されている「COMMUNICATION ABNORMAL」やアイコン 153d、157dのボタンを操作した場合に、図17に すように通信モードの詳細画面175が表示さ る。この画面175では、ブリッジおよびコン ロールルームの操縦装置6とコントローラ4と がそれぞれ備える基盤および装置を表す表示 176a、176b、176c、176d、176e、176fと、それらの接 続関係(操縦装置6内の基盤同士の接続及び操 装置6とコントローラ4との接続を含む)を表 表示178とが、画面の下方に、制御系及び安 系それぞれで表示されている。そして、異 が検出されている基盤または接続を表す表 178が例えば赤く点灯し表示される。その表 178を操作すると、その接続状態が上部の表 部179に表示される。表示部179には、接続の 子接続状態図179aが表示され、端子179bの番 が表示される。復帰ボタン表示180を操作す と、システムステータスモード画面に戻る 大型船舶では配線が百メートル以上になり 端子は数百点あるが、画面175では、通信異 個所を一括で表示し、さらに、故障した接 や端子を表示することで、異常箇所を容易 特定でき、復帰作業が短縮できる。

 ホームモード画面11において、電源モー の画面イメージ12eを選択した場合、或いは 述したシステムモニタ画面155で電源異常と 示されている「15V SOURCE FAILURE」やアイコン 153c、157cのボタンを操作した場合に、図18に すように電源モードの詳細画面182が表示さ る。この画面では、操縦装置6及びコントロ ラ4のユニットごとに設けられている電源回 路にどのようにして、電圧が供給されている かの経路が表示されており、異常がある部分 の表示が赤く点灯する。復帰ボタン184を操作 すると、ホームモード画面11に戻る。なお、 帰ボタン15a、32、36、47c、50、54、58、72、78 88、152、156、164、174、180、184を操作すること で、最後にはホームモード画面11に戻る。こ ように各基盤の電源異常を電源経路ととも 表示することで、各基盤の電源183aに異常が あるのか、または主電源183b、バックアップ 源183cに異常があるか容易に推測できる。