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Title:
CONTROL DEVICE, AND CONTROL SYSTEM OF VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2019/043471
Kind Code:
A1
Abstract:
[Problem] Provided is a control device, and a control system of a vehicle, that make it so that information of a non-target event detected by a certain control device is not recorded in another control device, making it possible to reduce the load of erase work of the recording of the information of that event. [Solution] In control devices (50a to 50d) mounted in a vehicle and connected to be able to communicate with each other, the control devices (50a to 50d) comprise an event processing unit (55), and the event processing unit (55) executes one or both of a switching process for whether or not to notify a recording request of information of an event, or a switching process of whether it is necessary to record information of an event.

Inventors:
SHIMOYA, Yuki (9-1 Ushikubo 3-chome,Tsuzuki-k, Yokohama-shi Kanagawa 01, 〒2248501, JP)
ARAI, Kenji (9-1 Ushikubo 3-chome,Tsuzuki-k, Yokohama-shi Kanagawa 01, 〒2248501, JP)
SAITO, Toshihiro (9-1 Ushikubo 3-chome,Tsuzuki-k, Yokohama-shi Kanagawa 01, 〒2248501, JP)
Application Number:
IB2018/055367
Publication Date:
March 07, 2019
Filing Date:
July 19, 2018
Export Citation:
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Assignee:
ROBERT BOSCH GMBH (Postfach 30 02 20, Stuttgart, 70442, DE)
International Classes:
G07C5/08
Foreign References:
US20100324777A12010-12-23
US20090105903A12009-04-23
JP2000145533A2000-05-26
US20100292892A12010-11-18
US20080208533A12008-08-28
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Claims:
【書類名】 特許請求の範囲

【請求項 1】

車両に搭載されて互いに通信可能に接続される制御装置 (5 0 a〜5 0 d) において、 前記制御装置 (5 0 a〜5 0 d) は、 イベント処理部 (5 5) を備え、

前記ィベント処理部 (5 5) は、

イベントの情報の記録要求を通知するか否かを切り替える処理、 あるいは、 前記ィベン トの情報の記録の要否を切り替える処理、 のうちのいずれか一方又は両方を実行する ことを特徴とする制御装置。

【請求項 2】

前記制御装置 (5 0 a ) は、

処理モードを設定するモード設定部 (5 1 ) と、

自制御装置 (5 0 a) に関連する所定のイベントの情報を検知するイベント情報取得部 (5 3) とを備え、

前記ィベント処理部 (5 5) は、

前記ィベントの情報の記録要求を通知するか否かを切り替える処理を実行する場合、 検知した前記ィベントの情報の記録要求を他の制御装置 ( 5 0 b〜 5 0 d ) に通知する か否かを設定された前記処理モードに応じて切り替える

ことを特徴とする請求項 1に記載の制御装置。

【請求項 3】

前記ィベント処理部 (5 5) は、

前記処理モードが所定の処理モードに設定されている場合、 少なくとも一つの前記ィべ ントの情報の記録要求を他の制御装置 ( 5 0 b〜 5 0 d ) に通知せず、

前記処理モードが前記所定の処理モードに設定されていない場合、 設定されている処理 モードに応じて前記イベントの情報の記録要求を他の制御装置 (5 0 b〜5 0 d) に通知 する

ことを特徴とする請求項 2に記載の制御装置。

【請求項 4】

前記イベント情報取得部 (5 3) は、

所定のイベントの情報を検知した他の制御装置 (5 0 a ) から前記イベントの情報の記 録要求を取得し、

前記ィベント処理部 (5 5) は、

前記ィベントの情報の記録の要否を切り替える処理を実行する場合、

前記記録要求を取得した前記イベントの情報の記録の要否を設定された前記処理モード に応じて切り替える

ことを特徴とする請求項 2又は 3に記載の制御装置。

【請求項 5】

前記ィベント処理部 (5 5) は、

前記処理モードが所定の処理モードに設定されている場合、 少なくとも一つの前記記録 要求を取得した前記イベントの情報を記録せず、

前記処理モードが前記所定の処理モードに設定されていない場合、 設定されている処理 モードに応じて前記記録要求を取得した前記イベントの情報を記録する

ことを特徴とする請求項 4に記載の制御装置。

【請求項 6】

互いに通信可能に接続された複数の制御装置 (5 0 a〜5 0 d) を含む車両の制御シス テム (4 0) において、

前記制御装置 (5 0 a〜5 0 d) は、 イベント処理部 (5 5) を備え、

前記ィベント処理部 (5 5) は、

イベントの情報の記録要求を通知するか否かを切り替える処理、 あるいは、 前記ィベン トの情報の記録の要否を切り替える処理、 のうちのいずれか一方又は両方を実行する ことを特徴とする車両の制御システム (4 0) 。

Description:
【書類名】 明細書

【発明の名称】 制御装置及び車両の制御システム

【技術分野】

【0 0 0 1】

本発明は車両に搭載される制御装置及び車両 の制御システムに関する。

【背景技術】

【0 0 0 2】

従来自動車等の車両の制御において、 車両の製造後に生じた故障検知等の事象 (ィベン ト) の解析を、 互いに通信可能に接続された複数の制御装置 を利用して行う技術が知られ ている。 例えば特許文献 1及び 2にはィベントを検知した制御装置が他の制 装置にィべ ントの記録要求を送信し、 他の制御装置が受信した情報に基づいてイベ ントの情報を記録 する技術が開示されている。

【0 0 0 3】

特許文献 1及び 2に開示された技術によれば、 例えば故障が発生したときの周辺状況な どの運転者等の搭乗者からの説明によるイベ ントの報告だけでなく、 イベントの情報を記 録した制御装置の記録を参照することができ る。 その際にィベントを検知した制御装置だ けでなく他の制御装置にも当該イベントの情 報の記録が残されるため、 イベントの詳細な 解析を行うことが可能になる。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0 0 0 4】

【特許文献 1】 特開 2 0 0 0— 1 4 5 5 3 3号公報

【特許文献 2】 特開 2 0 0 6— 1 9 9 0 9 6号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0 0 0 5】

しかしながら特許文献 1及び 2に開示された技術においては車両の組立工 や修理整備 作業中等、 車両の通常使用時以外に検知されたイベント についてもイベントを検知した制 御装置から他の制御装置にイベントの記録要 求が送信されて、 他の制御装置にイベントの 情報が記録される。

【0 0 0 6】

つまり車両の組立工程や修理整備作業中等、 車両がユーザにより使用されていない状況 でいくつかの制御装置により不可避的にイベ ントの検知が予期される環境下においても、 複数の制御装置が相互にイベントの情報を記 録する。

【0 0 0 7】

このときに記録されるイベントの情報は本来 記録することを予定している対象でないも のも含まれるため、 組立完了後や整備完了後には記録したイベン トの情報を消去する必要 がある。

【0 0 0 8】

近年ではエンジンとブレーキとの協調制御や 自動運転制御等の車両の制御の高度化によ り、 車両に搭載される制御装置が増加する傾向に ある。 また車載の制御装置の増加に伴つ て互いに情報の記録を要求する機会も増加す る。

【0 0 0 9】

このため制御装置に記録されたイベントの情 報を消去する作業に要する時間も比例して 増加する。 したがって車両の製造コス トが増加したり、 整備工場における作業時間の増加 による修理費用の負担が増加したりする場合 があつた。

【0 0 1 0】

本発明は上記を背景になされたものであり、 ある制御装置が検知した目的外のイベント の情報を他の制御装置に記録させないように して当該イベントの情報の記録の消去作業の 負荷を軽減可能な制御装置及び車両の制御シ ステムを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】

【0 0 1 1】

本発明のある観点によれば、 車両に搭載されて互いに通信可能に接続され る制御装置に おいて、 制御装置は、 イベント処理部を備え、 イベント処理部は、 イベントの情報の記録 要求を通知するか否かを切り替える処理、 あるいは、 イベントの情報の記録の要否を切り 替える処理、 のうちのいずれか一方又は両方を実行するこ とを特徴とする制御装置が提供 される。

【0 0 1 2】

また、 本発明の別の観点によれば、 互いに通信可能に接続された複数の制御装置 を含む 車両の制御システムにおいて、 制御装置は、 イベント処理部を備え、 イベント処理部は、 イベントの情報の記録要求を通知するか否か を切り替える処理、 あるいは、 イベントの情 報の記録の要否を切り替える処理、 のうちのいずれか一方又は両方を実行するこ とを特徴 とする車両の制御システムが提供される。

【発明の効果】

【0 0 1 3】

以上説明したように本発明によれば、 ある制御装置が検知した目的外のイベントの 情報 の記録を他の制御装置に記録させないように して当該イベントの記録の消去作業の負荷を 軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

【0 0 1 4】

【図 1】 本発明の実施の形態に係る車両の制御システ ムの全体構成例を示す模式図で ある。

【図 2】 同実施形態に係る制御装置の基本構成例を示 すブロック図である。

【図 3】 エアバッグ制御システムの構成例を示す説明 図である。

【図 4】 制御装置による記録要求送信要否の設定例を 示す説明図である。

【図 5】 他の制御装置による記録要否の設定例を示す 説明図である。

【図 6】 第 1の実施の形態に係る制御装置の処理動作の 略を示すフローチャートで ある。

【図 7】 制御装置による初期診断処理を示すフローチ ャートである。

【図 8】 制御装置による通常時診断の一例としての外 部センサ故障診断処理を示すフ ローチャートである。

【図 9】 制御装置による通常時診断の一例としてのメ ッセージの通信途絶診断処理を 示すフローチヤ一トである。

【図 1 0】 制御装置によるイベント記録用データ取得処 理を示すフローチャートであ 【図 1 1】 制御装置によるィベント通知要求判定及びメ ッセージ送信処理を示すフロ 一チャートである。

【図 1 2】 制御装置によるイベントデータ記録処理を示 すフローチャートである。

【図 1 3】 制御装置による警告ランプ点灯処理を示すフ ローチャートである。

【図 1 4】 第 1の実施の形態に係る他の制御装置がイベン の記録要求を受信した場 合の処理を示すフローチャートである。

【図 1 5】 処理モード設定処理の第 1の例を示すフローチャートである。

【図 1 6】 処理モード設定処理の第 2の例を示すフローチャートである。

【図 1 7】 処理モード設定処理の第 3の例を示すフローチャートである。

【図 1 8】 他の制御装置によるイベントデータの蓄積期 間を示す説明図である。 【図 1 9】 第 2の実施の形態に係る他の制御装置の処理動 を示すフローチャートで ある。

【図 2 0】 車載制御ネットワークの構成例を示す説明図 である。

【図 2 1】 従来の他の制御装置のイベントデータの蓄積 期間を示す説明図である。 【発明を実施するための形態】 【001 5】

以下に添付図面を参照しながら本発明の好適 な実施の形態について詳細に説明する。 な お本明細書及び図面において実質的に同一の 機能構成を有する構成要素については同一の 符号を付することにより重複説明を省略する 。

【0016】

<< 1. 背景技術の詳述〉〉

本発明の背景技術を詳細に説明した後、 本発明の実施の形態を説明する。

図 20は車両に搭載された複数の制御装置 (E CU: Electronic Control Unit) を 互いに接続する制御ネットワーク 10の構成の一例を示す。

【001 7】

図示した制御ネットワーク 10はボディ系 CANネットワーク 20とシャシ一/パワー トレイン系 CANネットワーク 30とを含む。 ボディ系 CANネットワーク 20とシャシ 一/パワートレイン系 CANネットワーク 30とはゲートウエイ ECU50 hを介して互 いに通信可能に接続されている。

【0018】

ボディ系 CANネットワーク 20及びシャシ一/パワートレイン系 CANネットワーク 30はそれぞれ CAN (Controller Area Network) 通信線を介して互いに通信可能に 接続された複数の制御装置 50 a〜50 h (以下、 特に区別が必要な場合を除き制御装置 50と総称する。 ) を含む。

【001 9】

ボディ系 CANネットワーク 20は CAN通信線を介して互いに通信可能に接続され た エアバッグ ECU 50 a、 ボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 E C U 50 c及びメータ 一制御 ECU 50 dを備える。

【0020】

エアバッグ ECU 50 aは主として車両の衝突を検知してエアバッ 装置を制御する。 エアバッグ E CU 50 aには L I N (Local Internet Network) を介して助手席乗員検 知 E CU 50 iが接続されている。

【0021】

ボディ制御 ECU50 bは主として空調装置、 パワーウィンドウ、 ワイパー装置、 ドア ロック及びパワーシートを制御する。 ライ ト制御 ECU 50 cは主として室内灯 (ルーム ランプ) 、 前照灯、 後退灯、 車幅灯等の車室内及び車室外の灯火類を制御 する。 メーター 制御 ECU 50 dは主として車両の車速を検出してメーター ネル内のスピードメーター を表示し記録するとともに、 記録された审速を审両の他の部品へ送信する 。 またメーター 制御 ECU 50 d以外の他の制御装置 50から CAN通信線を介して送信されるメッセ一 ジに含まれる故障有無を示す信号を元に、 メータ一パネル内に配置されるメータ一制御 E CU 50 d以外の他の制御装置 50に関わる異常を示す警告ランプを制御する 故障有り の場合には当該制御装置の警告ランプを点灯 させ、 車両の運転者に故障を報知する。

【0022】

またボディ系 CANネットワーク 20には OBD (On Board Diagnosis) コネクタ 9 1を介して ECUテスター 90が接続可能になっている。 例えば ECUテスター 90は C AN通信線を介して各制御装置 50に対してテスト信号を送信し、 各制御装置 50から応 答信号を受信することにより各制御装置 50の診断を実行する。

【0023】

あるいは、 ECUテスター 90は、 各制御装置 50によってそれぞれ実施された故障診 断の結果記録される、 故障部位を示す故障コード (Diagnostic Trouble Code) データ と、 その故障が現在も継続しているか、 あるいは、 過去に故障が存在し、 現在は復帰して いるか等を示す故障状態記録データを受信し 、 受信結果をディスプレーに表示する。 これ により、 ディーラーや修理工場において故障部位の特 定や故障修理後に、 故障コードとそ の故障の状態を確認すること等により、 修理が正しく完了したか否か等の動作確認に 使用 される。 修理完了後には、 整備士が ECUテスター 90を操作することにより、 ECUテ スター 9 0から故障コード等の記録を消去するコマン が制御装置 5 0に送信され、 制御 装置 5 0は故障が復帰した場合には記録していた故 コードデータや故障状態記録データ 等を消去する。

【0 0 2 4】

シャシ一/パワートレイン系 C A Nネットワーク 3 0は C A N通信線を介して互いに通 信可能に接続された自動変速機 E C U 5 0 e、 車両安定制御 E C U 5 0 f 及びエンジン E C U 5 0 gを備える。

【0 0 2 5】

自動変速機 E C U 5 0 eは主として自動変速機を制御する。 車両安定制御 E C U 5 0 f は主として自動変速機、 ブレーキシステム及びエンジンを統合的に制 御して車両の横滑り 等を防止する。 エンジン E C U 5 0 gは主としてエンジンを制御する。

【0 0 2 6】

それぞれの制御装置 5 0は制御装置 5 0あるいは車両に発生した様々なイベントを 知 する。 ここで 「イベント」 とは制御装置 5 0が現在の状態から異なる状態に遷移する事 を指す。

【0 0 2 7】

イベントを検知した制御装置 (以下、 「自制御装置」 ともいう。 ) は検知したイベント の情報 (以下、 「イベントデータ」 ともいう。 ) を自制御装置内に記録するだけでなく C A Nや L I N等の通信手段を介して他の制御装置 (以下、 自制御装置から所定のメッセ一 ジが送信される制御装置を 「他の制御装置」 という。 ) に対してイベントの記録要求を含 むメッセージを送信する。

【0 0 2 8】

イベントの記録要求を含むメッセージを受信 した他の制御装置は当該他の制御装置内に 自制御装置の識別子とともにィベントデータ を記録する。 このとき他の制御装置は車両の 状態の情報を同時に記録してもよい。 これによりィベントデータを記録した複数の 制御装 置 5 0を解析することでイベントの発生状況を詳 に知ることができる。

【0 0 2 9】

以下エアバッグ装置を制御するエアバッグ E C U 5 0 aが自制御装置である場合を例に 採って説明する。

【0 0 3 0】

例えば車両の組立工程においてステアリング ホイールの組付けは通常車両の製造過程の 最終段階で行われる。 ステアリングの中立位置の調整、 車両の前輪のト一^ rン調整が完了 した後、 ステアリングシャフトにステアリングホイー ルが組み付けられ、 さらにロックナ ットが締結された後に、 ステアリングホイールにはドライバを保護す るためのエアバッグ 装置が搭載される。

【0 0 3 1】

エアバッグ E C U 5 0 aは通電状態において常時エアバッグ装置が しく搭載されてい るか否かを診断する。 このためエアバッグ E C U 5 0 aは車両の組立工程においてステア リングホイ一ルの組付けが完了するまで運転 席ェアバッグ未装着故障を検知し続ける。

【0 0 3 2】

このとき通電状態の他の制御装置 5 0 b, 5 0 c ■ ■ ■が存在する場合には当該他の制 御装置 5 0 b, 5 0 c ■ ■ ' も同様に、 イベントの記録要求にしたがって故障検知ィ ベン トデータを記録する。 このような場合においては車両の製造が完了 した段階でィベントデ ータが記録されたすベての制御装置 5 0に対して記録されているィベントデータを 去す る作業が必要となる。

【0 0 3 3】

また車両の製造時においては電子制御部品の コネクタの接続や機械部品のボルト及びナ ットの締結等が完了した後などの車両の組立 完了後に、 それぞれの制御装置 5 0に対して E O L (End Of Line programming) |¾ィ乍力 ^亍ゎ る: ¾ 力 Sある。

【0 0 3 4】 E O L操作は制御装置 5 0の部品の種類を削減するために、 車両の製造の最終段階で部 品の組付け後に車両のグレードゃ仕向地ごと に機能の有無又は出力特性等の設定を行った り車両又は部品の個体差を調整したりするた めの設定を行う操作である。 E O L操作によ る設定情報は例えば不揮発性メモリに書き込 まれる。

【0 0 3 5】

具体的に制御装置 5 0は複数の車種に対応可能に構成される一方 不揮発性メモリには 制御装置 5 0が搭載される車種に応じた装備有無データ 記憶される。 装備有無データは 例えば車両の製造ラインで外部接続される E C Uテスター 9 0等を用いて、 決定された車 種に応じて制御装置 5 0に入力される。

【0 0 3 6】

このような E O L操作が実施されていな 、制御装置 5 0を搭載した車両が市場に流通す ることを防ぐために、 制御装置 5 0が E O L操作の未実施を診断する機能を備える場合 ある。 例えば当該診断機能により E O L操作の未実施が検知された場合、 制御装置 5 0は 故障を記録したり警告灯を点灯させたり等の 処置を行い組立作業者に異常を知らせる。

【0 0 3 7】

車両が巿場に向けて出荷されるには単に組立 が完了しているだけではなく E O L操作が 必要な制御装置 5 0すべてに対して E O L操作が完了していることが必要になる。 このた め車両の製造段階で E O L操作の完了前に通電が行われる制御装置 5 0は E O L操作の未 実施状態のまま組付けられる。 制御装置 5 0の E O L操作が適切に完了する前に制御装置 5 0が通電状態になると、 E O L未実施イベントが検知され得る。

【0 0 3 8】

したがってこのような制御装置 5 0は E O L操作の実施が完了するまで継続的に異常を 検知する。 また E O L操作が未実施の状況では初期設定のままで 御動作が行われること から例えば装備過装着又は未装着の故障が確 定した状態となっている場合も考えられる。

【0 0 3 9】

また制御装置 5 0同士が相互に通信を行い相互の存在を確認 る診断を行う場合がある 。 例えばある制御装置 5 0から所定の周期で送信されるメッセージを の制御装置 5 0が 受信するようになっている場合、 受信対象となっているメッセージが送信周期 よりも長い 期間途絶しているか否か等を判定することに より受信対象メッセージの途絶を診断する場 合がある。

【0 0 4 0】

さらにボディ系 C A Nネットワーク 2 0又はパワートレイン系 C A Nネットワーク 3 0 等に属する制御装置 5 0が送受信するメッセージの構成とそれらの ットワークを介する ゲートウェイ E C U 5 0 hが処理するメッセージのルーティング規則 E O L操作の前後 で異なる場合がある。 このため互いの存在を確認するための定期的 なメッセージの送受信 等を正常に行えない場合がある。

【0 0 4 1】

例えば電源供給の形態の違いや通信形態の違 い、 さらには車両のグレードの違いによる 装備有無等により互いの存在を確認する処理 が正常に実行できない場合がある。 具体的に は、 ある制御装置 5 0において "A" というメッセージは初期状態として送信が無 効に設 定され、 E O L操作により所定のメッセージの定周期送信 能が無効な状態から有効な状 態に設定されるように構成される場合がある 。 このような場合においても制御装置 5 0の 故障が確定した状態となる場合が考えられる 。

【0 0 4 2】

また、 例えば車両の製造時又は修理整備作業時にお いて制御装置 5 0を C A N通信線 1 5に接続する前に制御装置 5 0が通電状態になると、 C A N通信途絶イベントが検知され 得る。

【0 0 4 3】

以上例示したような状況においてイベントを 検知した制御装置 5 0が存在する場合には 当該制御装置 5 0から他の制御装置 5 0に対するイベントの記録要求に伴って他の 御装 置 5 0もィベントデータを記録しなければならな 。

【0 0 4 4】

しかしながら制御装置 5 0によるイベントデータの記録は本来車両出 後に車両が使用 されている間に検出したイベントデータの記 録を目的とする機能であるにもかかわらず、 目的外のィベントデータの記録が行われてい る。

【0 0 4 5】

これらの目的外のイベントを検知した制御装 置 5 0から他の制御装置 5 0に対してィべ ントの記録要求を含むメッセージが送信され ると、 他の制御装置 5 0は当該イベントデー タを当該他の制御装置 5 0内に記録する。

【0 0 4 6】

上述の車両の製造段階における目的外のィベ ントデータの記録は予期されるものである にもかかわらず行われているため、 車両の巿場への出荷前には記録されているィ ベントデ ータを消去する必要が生じている。

【0 0 4 7】

このような目的外のィベントデータの記録は 車両の製造段階に限らず組立工場からの出 荷後の車両の修理整備作業時においても生じ る。 整備工場で車両の故障修理を行う場合、 上記のような故障の検知が予期された環境下 で修理作業が行われるため、 車両の整備が完 了した後には記録されているィベントデータ を消去する必要がある。

【0 0 4 8】

例えば E O L操作の対象である制御装置 5 0を車両組み立て工場からの出荷後の車両の 修理整備作業時に交換する場合、 制御装置 5 0は初期状態のままで車両に組付けられて組 付け後に E O L操作が行われる場合がある。 このため車両の製造段階と同様に故障が確定 した状態になることが予期される。

【0 0 4 9】

図 2 1は従来の制御装置を用いた場合におけるィ ントデータの蓄積期間について説明 するための図である。 上述のように車両の製造段階においてはイベ ントを検知した制御装 置によるィベントデータの記録及び他の制御 装置へのイベントの記録要求を含むメッセー ジの送信が行われる。

【0 0 5 0】

これに伴って他の制御装置には目的外のィベ ントデータについても記録されてそれぞれ の制御装置の不揮発性メモリにィベントデー タが蓄積される。 車両の製造段階における目 的外のィベントデータの記録は回避できない ものであるため、 車両の製造が完了して車両 を出荷する際には蓄積された目的外のィベン トデータの消去作業が行われる。

【0 0 5 1】

車両の整備あるいは修理整備作業時において も同様に作業終了時には蓄積された目的外 のィベントデータの消去作業が行われる。 ィベントデータの消去作業に要する時間はネ ッ トワーク上の制御装置の数が多いほど長くな り、 それに伴い、 車両製造工程、 車両修理工 程に要する作業時間が増大し、 結果として製造コストあるいは修理コストも 増大する。

【0 0 5 2】

このような背景の下、 本実施形態に係る車両の制御システムはあら かじめ予期される目 的外のィベントデータの記録の消去作業の負 荷を軽減することができるものとなっている

【0 0 5 3】

< < 2 . 車両の制御システムの基本構成例〉 >

まず後述する各実施の形態に共通する車両の 制御システムの基本構成例を説明する。 【0 0 5 4】

< 2 - 1 . 車両の制御システムの全体構成例〉

図 1は本実施形態に係る車両の制御システム 4 0の全体構成例を簡略化して示した模式 図である。 図 1は図 2 0に示した車両の制御システムの一部を簡略 して示したものであ る。 制御システム 4 0は複数の制御装置 5 0を備えている。 以下エアバッグ E C U 5 0 a が自制御装置として機能し、 ボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 ECU50 c、 メータ 一制御 ECU 50 dが他の制御装置として機能する場合の例を 明する。

【0055】

なお本実施形態の説明中、 複数の制御装置としてのエアバッグ ECU 50 a、 ボディ制 御 ECU 50 b、 ライト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dの区別を要しな い場合には単に制御装置 50と総称する。

【0056】

制御装置 50はそれぞれ接続されている機器 70 a , 70 b, 70 c, 70 dの制御を 行う。 制御装置 50はそれぞれ CAN通信線 1 5を介して相互にメッセージを送受信する

【0057】

エアバッグ ECU 50 aには L I N通信線 1 7を介して助手席乗員検知 E C U 50 iが 互いに通信可能に接続されている。

【0058】

< 2- 2. 制御装置の機能構成〉

図 2は本実施形態に係る車両の制御システム 40に適用可能な制御装置 50の機能構成 を示すブロック図である。 図示した制御装置 50の構成例は、 自身がイベントを検知する 自制御装置、 及びイベントの記録要求を含むメッセージを 受信する他の制御装置のいずれ にも適用することができる。

【0059】

制御装置 50は C PU等のプロセッサを備えて構成されている。 制御装置 50はモード 設定部 5 1、 診断部 52、 イベント情報取得部 53、 イベント処理部 55、 記憶部 57及 び通信部 59を備える。 このうちのモード設定部 5 1、 診断部 52、 ィベント情報取得部 53及びィベント処理部 55は C PU等のプロセッサによる各種プログラムの実 により 実現される機能である。

【0060】

なお制御装置 50の一部又は全部は C PUや MCU等のプロセッサにより構成される以 外に、 ファームウェア等の更新可能なもので構成さ れていてもよく、 また CPU等からの 指令によって実行されるプログラムモジュー ル等であってもよい。

【006 1】

通信部 59は CAN通信線 1 5上へのメッセージの送信及び CAN通信線 1 5上からの メッセージの受信を行うインターフェースで ある。

【0062】

記憶部 57は少なくとも取得したイベントデータを記 する不揮発性メモリを含む。 ま た記憶部 57はソフトウエアプログラム及び制御パラメ タ等を記憶する ROM (Read Only Memory) や、 取得した情報、 制御パラメータ及び演算処理結果の情報等を 記憶する RAM (Random Access Memory) 等の記憶素子を含む。 この他に記憶部 57は C D— R OMゃストレージ装置等の他の記憶媒体による 憶装置を含んでもよい。

【0063】

モード設定部 5 1は制御装置 50の処理モードを制御する。 処理モードの一つである巿 場モードとは車両の製造後に車両が市場に向 けて出荷された後かつ車両の修理整備時以外 の状態で設定される処理モードである。 つまり車両の完成後に車両が通常の使用状態 に置 かれている場合に設定される処理モードであ る。

【0064】

モード設定部 5 1は例えば CAN通信線 1 5を介して接続される ECUテスター 90 ( 図 20を参照。 ) に対して作業者が操作入力を行うことにより 、 あるいは検知したィベン トの内容又は受信したメッセージの内容に応 じて制御装置 50の処理モードを巿場モード に設 す。。

【0065】

またモード設定部 51は、 制御装置 50の処理モードを一旦市場モードに設定した に 、 車両が出荷並びに販売され、 例えばディーラーや修理工場等で修理整備作 業を開始する 際に巿場モードをリセッ トする。 処理モードのリセッ トは例えば C A N通信線 1 5を介し て接続される E C Uテスター 9 0に対して作業者が操作入力を行うことによ て行われる

【0 0 6 6】

なおモード設定部 5 1により設定可能な処理モードの例としては 市場モード以外にも 、 車両の製造段階又は修理整備段階に設定され た工場用モード、 ディーラー用モード、 サ プライヤー用モードなどが挙げられる。

【0 0 6 7】

診断部 5 2は自身の制御装置 5 0に関する診断又は自身の制御装置 5 0に接続された各 種機器 7 0あるいは L I N通信線 1 7により接続されたサブネットワーク上の構 部品に 関する診断を実行する。 例えば診断部 5 2は C A N通信線 1 5を介した通信の途絶を診断 する C A N途絶診断や、 制御装置 5 0に接続されたセンサの故障診断等を実行し もよい 。 診断部 5 2は診断結果に関する情報を記憶部 5 7に記憶する。

【0 0 6 8】

イベント情報取得部 5 3は制御装置 5 0又は車両に発生した種々のイベントデータ 取 得する。 例えば制御装置 5 0自身がイベントを検知する場合、 当該イベントを検知する動 作がィベントデータを取得する処理に相当す る。 例えば制御装置 5 0のィベント情報取得 部 5 3は診断部 5 2により実行される診断処理の結果に基づい イベントを検知する。

【0 0 6 9】

また制御装置 5 0がイベントを検知した他の制御装置 5 0から送信されたイベントの記 録要求を含むメッセージを受信する場合、 当該記録要求の受信動作がイベントデータを 取 得する処理に相当する。

【0 0 7 0】

制御装置 5 0のイベント情報取得部 5 3が検出するイベントは例えば以下のイベン を 含む。

一通信途絶ィベント

異常検知ィベント

異常復帰ィベント

故障確定ィベント

故障復帰イベント

E O L未実施ィベント

製造時不具合ィベント

【0 0 7 1】

通信途絶イベントは C A N通信線 1 5あるいは L I N通信線 1 7との間の通信が途絶え た場合に検知されるイベントである。 例えば制御装置 5 0と C A N通信線 1 5とを接続す る通信線が断線した場合に制御装置 5 0が受信対象としている C A Nメッセージを受信す ることができなくなることにより通信途絶イ ベントが検知される。

【0 0 7 2】

または、 制御装置 5 0が受信対象としている C A Nメッセージを送信する他の制御装置 5 0の E O L操作が実施されておらず、 定周期送信機能による C A Nメッセージの送信が 行われない場合に、 制御装置 5 0が C A Nメッセージを受信することができないため 通 信途絶ィベントが検知される。

【0 0 7 3】

異常検知イベントは制御装置 5 0に関連する異常が見られた場合に検知され ィベント である。 例えばィベント情報取得部 5 3は制御装置 5 0に接続された機器 7 0 aの故障診 断において異常が見られた場合に異常検知イ ベントを検知する。 異常復帰イベントは制御 装置 5 0に関連する異常が解消した場合に検知され イベントである。

【0 0 7 4】

故障確定イベントは制御装置 5 0に関連する異常が確定した場合に検知され ィベント である。 例えばィベント情報取得部 5 3は制御装置 5 0に接続された機器 7 0の異常を検 知した状態が所定時間継続した場合に故障を 確定し、 それを故障確定イベントとする。 ま たィベント情報取得部 5 3は、 制御装置 5 0に関連する異常が解消した状態が所定時間 続した場合に故障の復帰を確定し、 それを故障復帰ィベントとする。

【0 0 7 5】

異常検知イベント、 異常復帰イベント、 故障確定イベント及び故障復帰イベントにつ い ては、 制御装置 5 0に接続された機器 7 0に適用した例を例示したが、 制御装置 5 0に搭 載される回路に適用してもよい。

【0 0 7 6】

E O L未実施ィベントは制御装置 5 0の E O L操作が未実施の場合に検知されるィベン トである。 イベント情報取得部 5 3は例えば E O L操作の未実施を診断する診断処理に基 づいて E O L操作が未実施の場合や E O L操作によって記憶部 5 7の不揮発性メモリに書 き込まれた設定情報が正常でない場合に E O L未実施イベントを検知する。

【0 0 7 7】

製造時不具合イベントは市場モード以外の設 定となる車両の製造時あるいは修理整備作 業時においてのみ検知を有効とするイベント である。 例えば製造時不具合イベントとして は、 車両の製造時において制御装置 5 0のコネクタや、 機器 7 0等を相互に接続する図示 しないワイヤーハーネスのコネクタと、 コネクタピンの嵌合不良等による故障確定ィ ベン トが挙げられる。 また製造時不具合イベントとしては、 制御装置 5 0と機器 7 0とを接続 するワイヤーハーネスの断線などによる故障 確定ィベントが挙げられる。 また製造時不具 合イベントとしては、 制御装置 5 0から送信される C A Nメッセージを受信することがで きない C A Nメッセージの通信途絶による故障確定イベ トが挙げられる。 また製造時不 具合ィベントとしては、 E O Lが失敗した場合に E O L未実施故障が継続することによる 故障確定イベントなどが挙げられる。

【0 0 7 8】

通常、 車両の製造工場における製造工程と製造設備 は複数の車両型式の製造に共用され ることが多い。 したがって、 新型車において量産に近い時期に実施する主 に製造工程や製 造設備の確認を目的とした台数を限定した試 作車両の製造と、 既存の車両製造ラインにお ける現在量産されている車両の製造が車両製 造ラインに同時に流れることになる。 試作車 両の製造工程内で機器のワイヤーハーネスの 断線故障を示す故障コード記録や C ANメッ セージの通信途絶を示す故障コード記録が記 録された車両が見つかった場合に、 製造工程 内に測定器を持ち込み故障の発生の要因を調 査することは、 既に量産中の車両製造ライン を一時的に停止することになる。 これでは工場全体の製造効率を下げることに なってしま うため、 実施することが困難な場合が多い。

【0 0 7 9】

したがって、 製造時不具合イベントを検知した場合、 他の制御装置 5 0に向けてィベン トの記録要求を含むメッセージの送信が行わ れ、 これらのイベントの情報が自制御装置 5 0だけでなく他の制御装置 5 0に記録される。 これにより、 故障がどの時点で発生したか を特定することができ、 異常部位の特定及び問題解消に有用となる。

【0 0 8 0】

工場用モードは量産工程や量産製造装置を使 用した試作車両の製造時にのみ設定しても よいし、 新型車の量産開始後、 安定的に製造ができることが確認された後に 設定を解除し てもよい。 工場用モードは、 制御装置 5 0を製造する部品のサプライヤーの出荷時に め 設定された上で車両の製造工場に納入されて もよい。 この場合には、 車両におけるイダ二 ッシヨンスィツチ O F Fから O Nの際には既に工場用モードがセットされて るため、 不 要なイベント記録を無効にする効果を得るこ とができる。 また、 工場用モードから巿場モ 一ドへの切り替えは、 車両の製造工程内の E O L工程で実施してもよい。

【0 0 8 1】

これに対して通常市場で用いられる車両の機 能のなかには、 製造工程あるいはディーラ 一での検査工程については不要な機能がある 。 これらの機能に関する異常又は故障の情報 は、 市場モード以外において他の制御装置 5 0に記録することを要しない。 このため制御 装置 5 0の処理モードが巿場モードか巿場モード以 かによつて選択的に他の制御装置 5 0への記録の要否を切り分けることが有用で る。

【0 0 8 2】

イベントを検知した制御装置 5 0のイベント情報取得部 5 3は、 通信部 5 9を介して、 当該イベントの記録要求を含むメッセージを C A N通信線 1 5上に送信する。 これにより 通信部 5 9を介して当該メッセージを受信した他の制 装置 5 0のィベント情報取得部 5 3は当該イベントの記録要求を取得する。

【0 0 8 3】

ィベント処理部 5 5は取得したィベントデータを不揮発性メモ に記録させるための処 理を行う。 イベント処理部 5 5の基本的な機能として、 所定のイベントを検知した制御装 置 5 0のィベント処理部 5 5は制御装置 5 0内の記憶部 5 7の不揮発性メモリにィベント データを記録する処理を行う。

【0 0 8 4】

またイベントを検知した制御装置 5 0のイベント処理部 5 5は、 制御装置 5 0の識別子 とともにイベントの記録要求を含むメッセー ジを、 制御装置 5 0の処理モードが巿場モー ドに設定されているか否かによってィベント データを C A N通信線 1 5上に送信する処理 を行う。

【0 0 8 5】

他の制御装置 5 0がイベントの記録要求を含むメッセージを 信すると、 他の制御装置 5 0のィベント処理部 5 5は当該他の制御装置 5 0内の記憶部 5 7の不揮発性メモリにメ ッセージを送信した制御装置 5 0の識別子とともにィベントデータを記録す 処理を行う

【0 0 8 6】

このとき、 他の制御装置 5 0のイベント処理部 5 5は他の制御装置 5 0の処理モードが 市場モードに設定されているか否かによって ィベントデータを当該他の制御装置 5 0内の 記憶部 5 7の不揮発性メモリに記録させるか否かを切 替える。

【0 0 8 7】

他の制御装置 5 0のイベント処理部 5 5は処理モードが巿場モードに設定されてい 場 合にはイベントデータを他の制御装置 5 0の記憶部 5 7の不揮発性メモリに記録させる処 理を行う。

【0 0 8 8】

一方他の制御装置 5 0のィベント処理部 5 5は処理モードが巿場モードに設定されてい ない場合には一部又は全部のィベントデータ を記憶部 5 7の不揮発性メモリに記録させな いように処理を行う。 これにより車両の製造完了後あるいは修理整 備作業後に目的外のィ ベントデータの記録を消去する作業の負荷を 軽減することができる。

【0 0 8 9】

< 2 - 3 . エアバッグ制御システムの具体的構成例〉 >

次に本実施形態に係る車両の制御システム 4 0の一例としてのエアバッグ制御システム 1 0 0 0の構成例を具体的に説明する。

【0 0 9 0】

図 3はエアバッグ E C U 5 0 aを含むエアバッグ制御システム 1 0 0 0の構成例を示す 説明図である。 エアバッグ制御システム 1 0 0 0は車両に設けられた各種加速度センサに よって検出されたセンサ信号をモニタし、 車両が衝突したと判断した場合に運転席又は 助 手席などの各部位のエアバッグを展開するこ とにより車両の衝突時の搭乗者の安全性を向 上させる。

【0 0 9 1】

エアバッグ制御システム 1 0 0 0はエアバッグ E C U 5 0 a、 助手席乗員検知 E C U 5 0 i、 メーター制御 E C U 5 0 d、 ノ ッテリ電源 4 0 0及びィグニッシヨンスィッチ 4 1 0を備える。 エアバッグ E C U 5 0 a、 メーター制御 E C U 5 0 d及び助手席乗員検知 E CU 50 iはそれぞれ図 1に示した制御システム 40の制御装置 50 a、 制御装置 50 d 及び制御装置 50 iに相当する。 なお図 3には示されていないものの CAN通信線 1 5 L , 1 5 Hにはボディ制御 ECU 50 b及びライ ト制御 ECU 50 c等が相互に通信可能に 接続されている。

【0092】

またェアバッグ制御システム 1000は運転側ェアバッグ用スクイブ 500、 助手席側 エアバッグ用スクイブ 5 10、 右サイドエアバッグ用スクイブ 520、 左サイドエアバッ グ用スクイブ 530、 右カーテンエアバッグ用スクイブ 540及び左カーテンエアバッグ 用スクイブ 550を備える。

【0093】

またエアバッグ制御システム 1000はフロント右加速度センサ 600、 フロント左加 速度センサ 6 10、 右サイド加速度センサ 620及び左サイド加速度センサ 630を備え

【0094】

バッテリ電源 400は車両に搭載された鉛蓄電池など各種の蓄 電池である。 バッテリ電 源 400は電源ライン 405を介してメーター制御 ECU 50 d、 ライ ト制御 ECU 50 cへ電源を直接供給するとともに電源ライン 405を介して車両の各種の図示しない他の 制御装置等 も電源を直接供給する。

【0095】

ィグニッションスィツチ 410は車両のエンジンを始動したり切ったりす るスィツチで ある。 車両のエンジンを切った状態ではィグニッシ ヨンスィッチ 410は 「OFF」 にな る。 この状態からユーザがキーを回すことによっ てイダニッシヨンスィッチ 410は 「0 N」 になる。

【0096】

ィグニッシヨンスィッチ 410が 「ON」 になるとバッテリ電原 400がィグニッショ ンライン 407を介してメーター制御 ECU 50 d、 助手席乗員検知 ECU 50 i及びェ ァバッグ E C U 50 aへ電源が供給される。

【0097】

メーター制御 ECU50 dは警告ランプ 201や図示しないインストルメントパネルに 対して点灯信号又は表示信号等を送信する。 例えば、 エアバッグ ECU 50 aから送信さ れたェアバッグ警告灯 O N/O F F信号に基づくメ一ターパネル内のエアバッ 警告灯の 点灯/消灯制御、 ライト制御 E CU 50 cから送信された前照灯点灯中/非点灯中信号 基づくメーターパネル自体の照明点灯 Z消灯制御をするようになっている。 メーター制御 ECU 50 dは車速センサの信号に基づいて車速を検出 て記録し、 CAN通信線1 5 L , 1 5Hを介して、 記録した車速をエアバッグ ECU 50 aへ送信する。 同様に、 図示し ない車両安定制御 ECUは図示しないブレーキスィツチの信号に基 づいて運転者のブレー キ操作状態を検出して記録し、 CAN通信線 1 5 L, 1 5Hを介して、 記録したブレーキ 操作状態をエアバッグ ECU 50 aへ送信する。

【0098】

これによりエアバッグ ECU 50 aは車両がどのような状態で運転されている 、 例え ば車両のブレーキ状態などを検出することが できる。 この他エアバッグ ECU 50 aはボ ディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dを介して 車両の種々の状態の情報を検出する。

【0099】

助手席乗員検知 ECU 50 iは車両の助手席のシート上の重量を図示し い荷重センサ の信号に基づいて検出し助手席の乗員状態を 判定する。 例えば助手席乗員検知 E CU 50 iは大人の男性、 小柄な女性、 子供又は空席などの状態を判定する。

【0100】

助手席乗員検知 ECU 50 iは、 L I N通信線 1 7を介して、 判定された助手席の乗員 状態をエアバッグ ECU 50 aへ送信する。 エアバッグ ECU 50 aは例えば助手席のシ 一ト上の乗員状態をモニタすることによって 、 車両のフロント衝突時において例えば助手 席の乗員が子供の場合に意図しない助手席側 エアバッグ用スクイブ 5 10の通電を抑制し 、 図示しない助手席側ェアバッグの展開を抑制 することができる。

【0101】

エアバッグ ECU 50 aは電圧検出器 101、 昇圧回路 102、 電圧検出器 103、 キ ャパシタ (バックアップ電源) 104、 電圧検出 I/F (InterFace) 105, 107、 DC— DCコンバータ 106、 CAN通信トランシーバ 108及び L I N通信トランシー バ 1 10を備える。

【0102】

またエアバッグ E CU 50 aは MCU (Micro Controller Unit) 1 20、 AS I C (Application Specific Integrated Circuit) 140、 カロ速度センサ 1 50及び不揮 発性メモリ 160を備える。

【0103】

電圧検出器 101はバッテリ電源 400からイダニッシヨンスィツチ 410を介してェ ァバッグ ECU 50 aへ供給された電源電圧値を検出する。 電圧検出 I /F 105は電圧 検出器 101によって検出された電圧信号を MCU 1 20へ出力するためのィンターフェ ースである。 電圧検出器 101によって検出された電圧信号は電圧検出 I/F 105を介 して MCU 1 20へ出力される。

【0104】

昇圧回路 102はバッテリ電源 400からイダ二ッションスィツチ 4 10を介してエア バッグ ECU 100へ供給された電源電圧を昇圧する回路であ る。 昇圧回路 102は例え ばバッテリ電源 400から供給された 9 Vから 16 Vの電源電圧を 33 V程度まで昇圧す る。 昇圧回路 102は昇圧した電圧をキャパシタ 104及び DC— DCコンバータ 106 供給する。

【0105】

電圧検出器 103は昇圧回路 102から出力された電源電圧値を検出する。 電圧検出 I /¥ 107は電圧検出器 103によって検出された電圧信号を MCU 1 20へ出力するた めのインターフェースである。 電圧検出器 103によって検出された電圧信号は電圧検出 I /¥ 107を介して MCU 1 20へ出力される。

【0106】

キャパシタ 104は昇圧回路 102から供給された電圧の充放電を行う蓄電器 でありバ ッテリ電源 400のバックアップ電源となる。 DC— DCコンバータ 106は昇圧回路 1 02から供給された電圧を MCU 1 20で使用される電圧 (例えば 5V) へ変換 (降圧) する変換器である。 DC— DCコンバータ 106は降圧した電圧を MCU 1 20へ供給す

【0107】

CAN通信トランシーバ 108は CAN規格に基づいて CAN通信 f泉 1 5 L, 15Hを 介してメーター制御 ECU 50 d及び図示しないボディ制御 ECU 50 b及びライト制御 E CU 50 cとの間でメッセージを送受信するインター ェースである。 CAN通信トラ ンシーバ 108によって受信されたデータは MCU 1 20へ送信される。

【0108】

L I N通信トランシーバ 1 10は L I N通信線 1 7を介して助手席乗員検知 E C U 50 i との間でデータの送受信を行うインターフェ ースである。 L I N通信トランシーバ 1 1 0は通信信号の電圧レベルを変換する。 例えば L I N通信トランシーバ 1 10は MCU 1 20が取り扱える 5 V系の信号レベルを L I Nの電圧レベル (1 2V) に変換する。

【0109】

MCU 1 2 (HiA/D (Analog to Digital Converter) 1 21、 CPU 1 22、 R OM1 24、 RAMI 26及び CAN通信コントローラ 1 28を備える。 また MCU 1 2 0は L I N通信コントローラ 1 32及び S P I (Serial Peripheral Interface) 1 3 4, 1 36, 1 38を備える。 ROM 1 24、 R AM 1 26及び不揮発性メモリ 160は 、 図 2に示した記憶部 57に相当する。

【01 10】

A/D 1 21、 CPU 1 22、 ROM 1 24, RAM 1 26, CAN通信コントローラ 1 28、 L I N通信コントローラ 1 32及び S P I 1 34, 1 36, 1 38は MCU 1 2 0の内部バス 1 70を介して相互に接続されている。

【01 1 1】

A/D 1 21は電圧検出 I/F 105, 107を介して入力されたアナログ電圧信号を デジタル電圧信号へ変換する。 C PU 1 22は ROM 1 24又は RAM 1 26に格納され た各種プログラムを実行する演算処理部であ る。 CPU 1 22は ROM 1 24又は RAM 1 26に格納された各種プログラムを実行するこ により、 エアバッグ ECU 50 aの各 種機能を実行する。

【01 1 2】

図 3に示したエアバッグ E CU 50 aの例では、 CPU 1 22が各種プログラムを実行 することにより、 図 2に示したモード設定部 5 1、 診断部 52、 イベント情報取得部 53 及びイベント処理部 55の機能が実現される。

【01 1 3】

ROM 1 24はエアバッグ ECU 50 aの各種機能を実行するためのデータ及び各 プ ログラムを格納するメモリである。 RAMI 26は ROM 1 24に格納された各種プログ ラムのうち CPU 1 22で実行されるプログラムの演算結果などを 納する比較的小容量 で高速アクセスが可能なメモリである。

【01 14】

CAN通信コントローラ 1 28は CAN通信トランシーバ 108を介してメーター制御 ECU 50 d又は図示しない車両の他の部品との間の通 を行うコントローラである。 L I N通信コントローラ 1 32は非同期シリアル通信を制御する。 エアバッグ ECU 50 a はし I N通信トランシーバ 1 10を介して助手席乗員検知 ECU 50 i と通信する。

【01 1 5】

図 3に示したエアバッグ E CU 50 aの例では、 MCU 1 20が CAN通信トランシー バ 108及び L I N通信トランシーバ 1 10を介してデータを送受信し、 これらを用いて 図 2に示した通信部 59の機能が実現されている。

【01 16】

S P I 1 34はクロック同期式シリアル通信のインター ェースであり AS I C 140 と MCU 1 20内の各デバイスとのインターフェースとな 。 S P I 1 36は加速度セン サ 1 50と MCU 1 20内の各デバイスとのインターフェースとな 。 S P I 1 38は不 揮発性メモリ 160と MCU 1 20内の各デバイスとのインターフェースとな 。

【01 1 7】

加速度センサ 1 50はエアバッグ ECU 50 aが配置された場所における加速度を検出 するセンサである。 加速度センサ 1 50は、 S P I I 36を介して、 検出した加速度を M CU 1 20へ出力する。 例えば、 エアバッグ ECU 50 aは通常、 車両の前後方向の中心 軸上に設置され、 より具体的には車体のフロアトンネル上の剛 性の高い部位にボルト 'ナ ットまたはボルト ·タップ穴などの機械的な締結手段により固 される。 車体の前面や側 面に衝撃を受ける衝突事象において、 エアバッグ ECU 50 aに搭載された加速度センサ 1 50は車体を介して加速度を検出する。

【01 18】

不揮発性メモリ 160は電力を供給しない場合においても記録を 保持するメモリであり 、 例; =Lは EE PROM (Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) である。 不揮発性メモリ 160は例えば S P I 1 38を介して MCU 1 20から出力され たデータを記録する。

【01 1 9】

AS I C 140は複数機能の回路を 1つにまとめた集積回路である。 A S I C 140は スクイブ I /F 142とセンサ I /F 144とを備える。 スクイブ I /F 142は運転側 エアバッグ用スクイブ 500、 助手席側エアバッグ用スクイブ 5 10、 右サイドエアバッ グ用スクイブ 520、 左サイドエアバッグ用スクイブ 530、 右カーテンエアバッグ用ス クイブ 540及び左カーテンエアバッグ用スクイブ 550へエアバッグの展開信号を送信 するインターフェースとなる。

【01 20】

またセンサ I /F 144はフロント右加速度センサ 600、 フロント左加速度センサ 6 10、 右サイド加速度センサ 620及び左サイド加速度センサ 630から送信される加速 度信号を受信するインターフェースとなる。 フロント右加速度センサ 600、 フロント左 加速度センサ 6 10はそれぞれ車体の前部における剛性の高い 属部に機械的に締結され 、 車体の前部に対する衝突時に生じる加速度を 検出する。 右サイド加速度センサ 620及 び左サイド加速度センサ 630は車体の側面にある Bピラーの付け根付近など、 車体の概 側面部の車室内側に締結され車体の側面衝突 時に受ける車体の横方向に対する衝撃を検出 する。 フロント右加速度センサ 600、 フロント左加速度センサ 6 10、 右サイ ド加速度 センサ 620及び左サイド加速度センサ 630とエアバッグ ECU 50 aとはワイヤーハ 一ネスを介してコネクタなどの電気的着脱手 段により接続される。

【01 21】

運転側ェアバッグ用スクイブ 500は MC U 1 20力 らスクイブ I/F 142を介して 送信された展開信号に基づいて運転席側の点 火装置 (スクイブ) に電流を供給しガス発生 剤に着火することで高圧ガスを発生させ、 瞬時にェアバッグを膨らませる。

【01 22】

助手席側エアバッグ用スクイブ 5 10、 右サイドエアバッグ用スクイブ 520、 左サイ ドエアバッグ用スクイブ 530、 右カーテンエアバッグ用スクイブ 540及び左カーテン エアバッグ用スクイブ 550も同様に MCU 1 20から送信された展開信号に基づいて車 両の各場所に配置されたエアバッグを膨らま せる。

【01 23】

フロント右加速度センサ 600は車両のフロントの右側に配置された加速 度センサであ り、 センサで検出した加速度をセンサ I/F 144を介して MCU 1 20へ送信する。 ま たフロント左加速度センサ 6 10、 右サイ ド加速度センサ 620及び左サイ ド加速度セン サ 630も同様に車両の各場所に配置されており、 車両の各場所における加速度を検出し て MCU 1 20へ送信する。

【01 24】

< 2-4. エアバッグ ECUが検知するイベント〉

制御装置がエアバッグ ECU 50 aの場合、 図 2に示したイベント情報取得部 53は上 述した制御装置 50が検知する共通のィベントと併せてエアバ グ ECU 50 aに固有の イベントを検知する。 エアバッグ ECU 50 aのイベント情報取得部 53が検知するィべ ントは例えば上述した共通のイベントに加え て以下のイベントを含んでもよい。

衝突事象検知ィベント

エアバッグ展開ィベント

衝突処理完了ィベント

衝突記録開始イベント

衝突記録完了イベント

【01 25】

固有のィベントとしての衝突事象検知イベン トは、 例えばエアバッグ ECU 50 aが加 速度センサ (1 50, 600, 6 10, 620, 630 ) のセンサ信号等に基づいて検知 される衝撃が、 所定の衝撃強度を超えた場合に検知されるイ ベントである。

【01 26】

エアバッグ展開イベントは、 例えばエアバッグ ECU 50 aがエアバッグ用スクイブ ( 500, 5 10, 520, 530, 540, 550) を駆動してエアバッグを展開させた 場合に検知されるイベントである。

【01 27】 衝突処理完了イベントは、 例えば車両の衝突発生後にエアバッグ ECU 50 aがェアバ ッグを展開させる等の所定の処理が完了した 場合に検知されるイベントである。

【01 28】

衝突記録開始ィベントは、 例えば、 所定の衝撃強度を検出したことをきっかけに 衝突記 録を開始した場合に検知されるイベントであ る。

【01 29】

衝突記録完了イベントは、 例えば、 上述の衝突記録が完了した場合に検知される ィベン トである。

【01 30】

イベント情報取得部 53は、 車両の製造時又は修理整備作業時においても 、 これらの固 有のィベントを検知し得る。 例えばィベント情報取得部 53は加速度センサに強い衝撃が 与えられたときに衝突事象検知ィベントを検 知し得る。

【01 3 1】

またエアバッグ E CU 50 aのィベント情報取得部 53は、 車両の製造時又は修理整備 作業時においても、 例えばエアバッグ ECU 50 aにエアバッグ用スクイブや加速度セン サを接続する前にエアバッグ ECU 50 aが通電状態になると異常検知イベントを検 す

【01 32】

またエアバッグ E CU 50 aのィベント情報取得部 53は、 車両の製造時又は修理整備 作業時においても、 例えば異常検知イベントが検知されてから所 定時間経過する前にエア バッグ用スクィブゃ加速度センサが接続され ると異常復帰ィベントを検知する。

【01 33】

またエアバッグ E CU 50 aのィベント情報取得部 53は、 車両の製造時又は修理整備 作業時においても、 例えば異常検知ィベントの検知が所定時間継 続した場合に故障確定ィ ベントを検知する。

【01 34】

またエアバッグ E CU 50 aのィベント情報取得部 53は、 車両の製造時又は修理整備 作業時においても、 例えば故障確定ィベントが検知された後にエ アバッグ用スクィブゃ加 速度センサがエアバッグ ECU 50 aに接続されると故障復帰イベントを検知す 。

【01 35】

< 2- 5. 自制御装置によるィベント記録要求の送信設 定〉

図 4は所定のイベントを検出した自制御装置と てのエアバッグ ECU 50 aによるィ ベントの記録要求を含むメッセージの送信要 否の設定例を示す説明図である。

【01 36】

エアバッグ E C U 50 aからボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 E C U 50 c及びメ 一ター制御 ECU 50 dへのイベントの記録要求を含むメッセージ 送信要否の設定は、 エアバッグ ECU 50 aの処理モードの設定が巿場モードの場合と 場モード以外の場合 とで異なっている。

【01 37】

エアバッグ ECU 50 aの処理モードが巿場モードに設定されてい 場合、 エアバッグ ECU 50 aは製造時不具合イベントを除くすべてのイ ントについてイベントの記録要 求を含むメッセージをボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制 御 ECU 50 dに送信する。

【01 38】

またエアバッグ ECU 50 aの処理モードが巿場モードに設定されてい 場合、 ェアバ ッグ ECU 50 aは製造時不具合イベントについてはイベン の記録要求を含むメッセー ジをボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 に 送信しない。

【01 39】

一方エアバッグ ECU 50 aの処理モードが巿場モード以外に設定され いる場合、 ェ ァバッグ ECU 50 aは、 例えば製造時不具合イベントについてはイベ ントの記録要求を 含むメッセージをボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E CU 50 dに送信する。

【0140】

またエアバッグ ECU 50 aの処理モードが巿場モード以外に設定され いる場合、 ェ ァバッグ ECU 50 aは、 例えば製造時不具合イベントを除くイベント については当該メ ッセージをボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 5 0 dに送信しない。

【0141】

なお図 4に示した設定例はあくまでも一例であり、 イベントの種類あるいは目的に応じ て適宜設定を変更することができる。

【0142】

< 2-6. 他の制御装置によるイベント記録要否の設定 〉

図 5はエアバッグ ECU 50 aからイベントの記録要求を含むメッセージ 受信したボ ディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dによるィ ベントデータの記録要否の設定例を示す説明 図である。

【0143】

ボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dによ る不揮発性メモリ 160へのイベント記録の要否の設定は、 ボディ制御 ECU50 b、 ラ ィ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dの処理モードの設定が巿場モードの 場合と巿場モード以外の場合とよって異なっ ている。

【0144】

イベントの記録要求を含むメッセージを受信 したボディ制御 ECU 50 b、 ライト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dは、 処理モードが巿場モードに設定されてい る場合、 製造時不具合イベントを除くすべてのイベン トについて記録要求のメッセージに したがってイベントデータを不揮発性メモリ 160に記録する。

【0145】

またイベントの記録要求を含むメッセージを 受信したボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト 制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dは、 処理モードが巿場モードに設定され ている場合、 製造時不具合イベントについてはイベントデ ータを不揮発性メモリ 160に 記録しない。

【0146】

一方処理モードが巿場モード以外に設定され ている場合、 ボディ制御 ECU50 b、 ラ ィ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dは、 例えば製造時不具合イベントに ついては記録要求のメッセージにしたがって ィベントデータをボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 d内の不揮発性メモリに記録する。

【0147】

また処理モードが市場モード以外に設定され ている場合、 ボディ制御 ECU50 b、 ラ ィ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dは、 例えば製造時不具合イベントを 除くィベントについてはィベントデータをボ ディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 5 0 c及びメーター制御 ECU 50 d内の不揮発性メモリに記録しない。

【0148】

なお図 5に示した設定例はあくまでも一例であり、 イベントの種類あるいは目的に応じ て適宜設定を変更することができる。

【0149】

ここまで本実施形態に係る車両の制御システ ム 40及びその具体例としてのエアバッグ 制御システム 1000の構成例を説明した。 以下相互に通信可能に接続された制御装置 5 0により実行される各種処理の詳細について エアバッグ制御システム 1000を例に採 つて説明する。

【01 50】 < 3. 第 1の実施の形態〉

第 1の実施の形態に係るエアバッグ制御システ 1000ではイベントを検知したエア バッグ E C U 50 aが処理モードに応じてボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 E C U 5 0 c及びメーター制御 ECU 50 dに対するイベントの記録要求を含むメッセ ジの送信 の要否を切り替える。

【01 5 1】

(3 - 1. エアバッグ E C Uの動作例)

図 6は自制御装置としてのエアバッグ ECU 50 aにより実行される一連の処理動作の 概略を示すフローチャートである。

【01 52】

(初期診断処理)

まずエアバッグ E CU 50 aが初期化されると (ステップ S 101) 、 エアバッグ EC U 50 aの診断部 52は初期診断処理を実行する (ステップ S 103 ) 。

【01 53】

図 7は初期診断の一例としてエアバッグ E CU 50 aに接続された外部センサの初期診 断処理の一例を示すフローチャートである。 外部センサは例えば図 3に示したフロント右 加速度センサ 600、 フロント左加速度センサ 6 10、 右サイド加速度センサ 620及び 左サイド加速度センサ 630である。

【01 54】

まず診断部 52は外部センサの型式を識別する I Dデータを受信する (ステップ S 1 1 1) 。 次いで診断部 52は受信した I Dが所定値と一致しているか否かを判別する (ステ ップ S 1 1 3) 。 所定値は使用する外部センサに対応する I Dとしてあらかじめ記憶部 5 7に記憶された値である。

【01 55】

受信した I Dが所定値と一致している場合 (S 1 1 3/Ye s) 、 初期診断による故障 の検出はないため診断部 52はこのまま初期診断処理を終了する。 一方受信した I Dが所 定値と一致していない場合 (S 1 1 3/N O) 、 診断部 52は外部センサの I Dの不一致 故障に該当する故障コード (DTC : Diagnostic Trouble Code) を記憶部 57に記録 する処理を実行する (ステップ S 1 1 5) 。

【01 56】

次いで診断部 52は外部センサの I Dの不一致故障によるィベント記録要求を発 する (ステップ S 1 1 7) 。 イベント記録要求はイベント処理部 55に対してエアバッグ EC U 50 a自身の不揮発性メモリ 160に I Dの不一致故障によるィベントを記録させる めの指示データである。

【01 57】

次いで診断部 52は外部センサの I Dの不一致故障によるィベント通知要求を発 する (ステップ S 1 1 9) 。 イベント通知要求はイベント処理部 55に対してボディ制御 EC U 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dへのィベントの記録要 求を含むメッセージを送信させるための指令 情報である。

【01 58】

診断部 52は I Dの不一致故障によるィベント記録要求及び ベント通知要求を発行し た後に初期診断処理を終了する。

【01 59】

(通常時診断処理)

図 6に戻り、 ェアバッグ E C U 50 aの診断部 52は初期診断処理 ( S 103 ) の終了 後に通常時診断処理を実行する (ステップ S 105) 。 通常時診断は例えば通信途絶診断 又は外部センサ故障診断を含む。

【0160】

図 8は通常時診断の一例としての外部センサ故 診断処理の一例を示すフローチヤ一ト である。 まずエアバッグ ECU 50 aの診断部 52は外部センサから検出データを取得す る (ステップ S I 21) 。 次いで診断部 52は取得した検出データが正常範囲内か否か 判別する (ステップ S 1 23) 。 検出データの正常範囲は例えばあらかじめ想 定される検 出範囲として設定されている。

【016 1】

検出データが正常範囲内である場合 (S 1 23/Ye s) 、 診断部 52は衝突判定制御 に用いる外部センサの検出データの基準値を 、 今回取得した検出データで更新する (ステ ップ S 1 25) 。 次いで診断部 52は外部センサの状態を 「正常検知状態」 に設定する ( ステップ S 1 27) 。

【0162】

次いで診断部 52は外部センサの状態が今回 「故障検知状態」 から 「正常検知状態」 に 変化したか否かを判別する (ステップ S 1 29) 。 外部センサの状態が 「故障検知状態」 から 「正常検知状態」 に変化していない場合、 つまり前回から継続して I正常検知状態」 であった場合 (S 1 29/No) 、 診断部 52はそのままステップ S 1 35に進む。

【0163】

一方外部センサの状態が今回 「故障検知状態」 から 「正常検知状態」 に変化した場合 (

51 29/Ye s) 、 診断部 52は外部センサの 「正常検知状態」 によるイベント記録要 求を発行する (ステップ S 1 3 1) 。 次いで診断部 52は外部センサの 「正常検知状態」 の継続時間を計測するタイマ T 1を初期化して (ステップ S 1 33) 、 ステップ S 1 35 に進む。

【0164】

ステップ S 1 35において診断部 52は外部センサの 「正常検知状態」 の継続時間を計 測するタイマ T 1があらかじめ設定した所定時間 T 1—0を経過したか否かを判別する ( ステップ S 1 35) 。 タイマ T 1が所定時間 T 1—0を経過していない場合 (S 135/ No) 、 診断部 52はそのまま外部センサ故障診断処理を終了 る。 一方タイマ T 1が所 定時間 T 1—0を経過した場合 (S 1 35/Ye s) 、 診断部 52は外部センサの状態を 「正常確定状態」 に設定する (ステップ S 1 37) 。

【0165】

次いで診断部 52は外部センサの状態が今回 「故障確定状態」 から 「正常確定状態」 に 変化したか否かを判別する (ステップ S 1 39) 。 外部センサの状態が 「故障確定状態」 から 「正常確定状態」 に変化していない場合、 つまり前回から継続して 「正常確定状態」 であった場合 (S 1 39/No) 、 診断部 52はそのまま外部センサ故障診断処理を終了 する。

【0166】

一方外部センサの状態が今回 「故障確定状態」 から 「正常確定状態」 に変化した場合 (

51 39/y e s) 、 診断部 52は外部センサの正常確定状態によるイベン 記録要求を 発行する (ステップ S 141) 。 次いで診断部 52は外部センサの正常状態復帰に該当す る故障コード (DTC) を記憶部 57に記録する処理を実行し (ステップ S 143) 、 外 部センサ故障診断処理を終了する。 このとき外部センサの過去の故障記録は残さ れる。

【0167】

上述のステップ S 123において検出データが正常範囲外である場 合 (S 1 23/N o ) 、 診断部 52は衝突判定制御に用いる外部センサの検出 ータの基準値をゼロにして更 新する (ステップ S 145) 。 次いで診断部 52は外部センサの状態を 「故障検知状態」 に設定する (ステップ S 147) 。

【0168】

次いで診断部 52は外部センサの状態が今回 「正常検知状態」 から 「故障検知状態」 に 変化したか否かを判別する (ステップ S 149) 。 外部センサの状態が 「正常検知状態」 から 「故障検知状態」 に変化していない場合、 つまり前回から継続して 「故障検知状態」 であった場合 (S 149/No) 、 診断部 52はそのままステップ S 1 55に進む。

【0169】

一方外部センサの状態が今回 「正常検知状態」 から 「故障検知状態」 に変化した場合 ( 5149/Ye s) 、 診断部 52は外部センサの 「故障検知状態」 によるイベント記録要 求を発行する (ステップ S 1 5 1) 。 次いで診断部 52は外部センサの 「故障検知状態」 の継続時間を計測するタイマ T 2を初期化して (ステップ S 1 53) 、 ステップ S 1 55 に進む。

【01 70】

ステップ S 1 55において診断部 52は外部センサの 「故障検知状態」 の継続時間を計 測するタイマ T 2があらかじめ設定した所定時間 T 2— 0を経過したか否かを判別する ( ステップ S 1 55) 。 タイマ T 2が所定時間 T 2— 0を経過していない場合 (S 155/ No) 、 診断部 52はそのまま外部センサ故障診断処理を終了 る。 一方タイマ T2が所 定時間 T 2— 0を経過した場合 (S 1 55/Y e s) 、 診断部 52は外部センサの状態を 「故障確定状態」 に設定する (ステップ S 1 57) 。

【01 71】

次いで診断部 52は外部センサの状態が今回 「正常確定状態」 から 「故障確定状態」 に 変化したか否かを判別する (ステップ S 1 59) 。 外部センサの状態が 「正常確定状態」 から 「故障確定状態」 に変化していない場合、 つまり前回から継続して 「故障確定状態」 であった場合 (S 1 59/No) 、 診断部 52はそのまま外部センサ故障診断処理を終了 する。

【01 72】

一方外部センサの状態が今回 「正常確定状態」 から 「故障確定状態」 に変化した場合 (

51 59/y e s) 、 診断部 52は外部センサの 「故障確定状態」 によるイベント記録要 求を発行する (ステップ S 16 1) 。 次いで診断部 52は外部センサの 「故障確定状態」 に該当する故障コード (DTC) を記憶部 57に記録する処理を実行し (ステップ S 16 3) 、 外部センサ故障診断処理を終了する。

【01 73】

図 9は通常時診断の一例としてのメッセージの 信途絶診断処理の一例を示すフローチ ヤートである。 まずエアバッグ ECU 50 aの診断部 52は所定のメッセージの受信があ るか否かを判別する (ステップ S 1 71) 。 当該メッセージの受信がある場合 (S 1 7 1 /Ye s) 、 診断部 52は当該メッセージを取り込んで受信処理を う (ステップ S 1 7 3) 。

【01 74】

次いで診断部 52は当該メッセージの途絶状態の継続時間を 測するタイマ T 3を初期 化する (ステップ S 175) 。 次いで診断部 52は途絶診断状態を 「正常状態」 に設定す る (ステップ S 1 77) 。 次いで診断部 52は途絶診断状態が今回 「故障状態」 から 「正 常状態」 に変化したか否かを判別する (ステップ S 1 79) 。

【01 75】

途絶診断状態が 「故障状態」 から 「正常状態」 に変化していない場合、 つまり前回から 継続して 「正常状態」 であった場合 (S 1 79/No) 、 診断部 52はそのままメッセ一 ジの通信途絶診断処理を終了する。

【01 76】

一方途絶診断状態が今回 「故障状態」 から 「正常状態」 に変化した場合 (S 1 79/Y e s) 、 診断部 52は通信途絶の正常復帰によるイベント記録 求を発行する (ステップ S 18 1) 。 さらに診断部 52は通信途絶の正常復帰に該当する故障コー (DTC) を 記憶部 57に記録する処理を実行し (ステップ S 183) 、 メッセージの通信途絶診断処 理を終了する。

【01 77】

一方上述のステップ S 1 71において当該メッセージの受信がない場合 (S 1 71/N o) 、 診断部 52は当該メッセージの途絶状態の継続時間を 測するタイマ T 3があらか じめ設定した所定時間 T 3— 0を経過したか否かを判別する (ステップ S 185) 。

【01 78】

タイマ T 3が所定時間 T 3— 0を経過していない場合 (S 185/N O) 、 診断部 52 はそのままメッセージの通信途絶診断処理を 終了する。 一方タイマ T 3が所定時間 T 3— 0を経過した場合 (S 185/Ye s) 、 診断部 52は途絶診断状態を 「故障状態」 に設 定する (ステップ S 187) 。

【01 79】

次いで診断部 52は途絶診断状態が今回 「正常状態」 から 「故障状態」 に変化したか否 かを判別する (ステップ S 189) 。 途絶診断状態が 「正常状態」 から 「故障状態」 に変 化していない場合、 つまり前回から継続して 「故障状態」 であった場合 (S 189/N O ) 、 診断部 52はそのままメッセージの通信途絶診断処理 終了する。

【0180】

一方途絶診断状態が今回 「正常状態」 から 「故障状態」 に変化した場合 (S 189/Y e s) 、 診断部 52は通信途絶故障によるイベント記録要求を 行する (ステップ S 1 9 1 ) 。 さらに診断部 52は通信途絶故障に該当する故障 ド (D T C) を記憶部 57に 記録する処理を実行し (ステップ S 1 93) 、 メッセージの通信途絶診断処理を終了する

【018 1】

(ィベント記録用データ収集処理)

図 6に戻り、 通常時診断処理 (S 105) の終了後、 エアバッグ ECU 50 aのィベン ト情報取得部 53はイベント記録用のデータを収集する処理 行う (ステップ S 107) 。 ィベント記録用のデータはィベント記録要求 が発行された時刻の前後の車両状態やユー ザの操作状況等のデータであり、 検知したイベントの情報とともに不揮発性メ モリ 160 に記' fe、 れ θ

【0182】

図 10はィベント記録用データを収集する処理の 体例を示すフローチャートである。 まずエアバッグ ECU 50 aのイベント情報取得部 53は CAN通信線 1 5を介して受信 したブレーキペダルの操作情報を記憶部 57に記録する (ステップ S 201) 。 記憶部 5 7は例えばリングバッファであってよい。

【0183】

次いでィベント情報取得部 53は CAN通信線 1 5を介して受信した舵角情報を記憶部 57に記録する (ステップ S 203) 。 次いでイベント情報取得部 53は CAN通信線 1 5を介して受信したエンジン回転数の情報を 憶部 57に記録する (ステップ S 205 )

【0184】

次いでイベント情報取得部 53はイダニッシヨンスィッチの電圧データを 憶部 57に 記録する (ステップ S 207) 。 次いでイベント情報取得部 53は CAN通信線 15を介 して受信したアクセルペダルの開度情報を記 憶部 57に記録する (ステップ S 209) 。

【0185】

次いでィベント情報取得部 53はエアバッグ E CU 50 aのスリープ状態を記憶部 57 に記録する (ステップ S 21 1) 。 次いでイベント情報取得部 53は車速情報を記憶部 5 7に記録する (ステップ S 21 3)

【0186】

ィベント情報取得部 53はこれらの一連の処理を行いィベント記録 のデータの収集処 理を繰り返し実行する。 なお収集する各種データを記録する順序は上 記の例に限られず、 適宜入れ替えられてよい。

【0187】

(ィベント通知要求判定及びィベント記録要 メッセージ送信処理)

図 6に戻り、 イベント記録用データ収集処理 (S 107) の終了後、 エアバッグ ECU 50 aのィベント処理部 55はィベント通知要求の発行の有無を判定す 。 またィベント 処理部 55はィベント通知要求が発行されている場合 はボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dに対してイベントの記録要求を含むメ ッセージを送信する処理を行う (ステップ S 109) 。 【0188】

図 1 1はステップ S 109の処理の具体例を示すフローチャートであ る。 まずエアバッ グ ECU 50 aのイベント処理部 55はイベント通知要求の有無を判別する (ステップ S 221) 。 イベント通知要求がない場合 (S 221/N O) 、 イベント処理部 55はその まま処理を終了する。

【0189】

一方ィベント通知要求がある場合 (S 221/Y e s ) 、 ィベント処理部 55はィベン ト通知要求が発行されているイベントがボデ ィ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dに記録要求を送信すべき対象に設定されて るか否かを 判別する (ステップ S 223) 。

【01 90】

イベント通知要求が発行されているイベント がボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 E CU50 c及びメーター制御 ECU 50 dに記録要求を送信すべき対象に設定されて る 場合 (S 223/Ye s) 、 イベント処理部 55はさらに当該イベントのボディ制御 E C U 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dへの記録要求の送信が 許可されているか否かを判別する (ステップ S 225) 。

【01 9 1】

上記のステップ S 223及び S 225では、 イベント処理部 55は例えば図 4の設定例 にしたがって判別を行う。 例えば図 4に示した設定例に含まれるイベントであれ ィベン ト処理部 55はステップ S 223を 「Ye s」 と判定する。 その場合にイベント処理部 5 5は、 エアバッグ ECU 50 aの処理モードの設定が巿場モードか巿場モ ド以外かに応 じて自制御装置の欄の巿場モード又は市場モ ード以外の欄を参照して、 ステップ S 225 の送信の可否を判定する。

【01 92】

ステップ S 223又はステップ S 225のいずれかが 「No」 と判定された場合 (S 2 23/N o又は S 225/N o) 、 イベント処理部 55はそのままステップ S 231に進 み、 イベント通知要求処理の完了処理を行い (ステップ S 23 1) 、 処理を終了する。

【01 93】

イベント通知要求が発行されているイベント のボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 E CU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dへの記録要求の送信が許可されている場合 (S 225/Y e s ) 、 イベント処理部 55は記録要求を含むボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dへ通知するデータをセットする (ステ ップ S 227 ) 。

【01 94】

次いでィベント処理部 55は CAN通信線 1 5を介してセットしたデータを含むメッセ ージをボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 d に送信し (ステップ S 229) 、 イベント通知要求処理の完了処理を行って (ステップ S 23 1) 、 処理を終了する。

【01 95】

(ィベント記録処理)

図 6に戻り、 エアバッグ ECU 50 aのイベント処理部 55は自身のエアバッグ E C U 50 aに備えられた不揮発性メモリ 160に検出したイベントの情報を含むイベント デー タを記録する (ステップ S 1 1 1) 。

【01 96】

図 1 2はエアバッグ ECU 50 aのィベント処理部 55が自身の不揮発性メモリ 160 にイベントを記録する処理の具体例を示すフ ローチャートである。 まずィベント処理部 5 5はイベントの記録要求の有無を判別する (ステップ S 241) 。 イベント記録要求がな い場合 (S 241/N O) 、 イベント処理部 55はそのままイベント記録処理を終了する

【01 97】 一方ィベント記録要求がある場合 (S 241/Y e s ) 、 ィベント処理部 55はィベン ト記録要求が発行されているイベントが不揮 発性メモリ 160に記録すべき対象に設定さ れているか否かを判別する (ステップ S 243) 。

【01 98】

イベント記録要求の対象となっているイベン トが不揮発性メモリ 160に記録すべき対 象に設定されている場合 (S 243/Ye s) 、 イベント処理部 55はさらに当該ィベン トの不揮発性メモリ 160への記録が許可されているか否かを判別す る (ステップ S 24 5) 。

【01 99】

イベント記録要求が発行されているイベント が不揮発性メモリ 160に記録すべき対象 に設定されているか否か、 及び、 不揮発性メモリ 160への記録が許可されているか否か は、 あらかじめ設定された情報を参照して判定さ れる。

【0200】

ステップ S 243又はステップ S 245のいずれかが N o判定である場合 (S 243/ No又は S 245/NO) 、 イベント処理部 55はそのままステップ S 249に進み、 ィ ベント記録要求処理の完了処理を行い (ステップ S 249) 、 イベント記録処理を終了す 。

【0201】

イベント記録要求が発行されているイベント の不揮発性メモリ 160への記録が許可さ れている場合 (S 245/Ye s) 、 イベント処理部 55は検知したイベントの情報と併 せて、 収集していたイベント記録用データを不揮発 性メモリ 160に記録する (ステップ S 247) 。

【0202】

次いでイベント処理部 55はイベント記録要求処理の完了処理を行っ (ステップ S 2 49) 、 イベント記録処理を終了する。

【0203】

(警告ランプ点灯処理)

図 6に戻りエアバッグ E CU 50 aのイベント処理部 55はイベント記録処理 (S 1 1 1) の終了後に警告ランプ 201を点灯させる信号を送信する処理を行う (ステップ S 1 1 3) 。

【0204】

図 1 3は警告ランプ点灯処理の具体例を示すフロ チャートである。 まずイベント処理 部 55は故障コード (DTC) に故障記録が含まれているか否かを判別する (ステップ S 25 1) 。 故障コード (DTC) に故障記録が含まれている場合 (S 25 l/Ye s) 、 イベント処理部 55は警告ランプ 201の点灯を要求する制御データを含むメッセ ージを 設定する (ステップ S 253) 。

【0205】

一方故障コード (DTC) に故障記録が含まれていない場合 (S 25 1/N O) 、 ィべ ント処理部 55は警告ランプ 201の消灯を要求する制御データを含むメッセ ージを設定 する (ステップ S 255) 。

【0206】

ステップ S 253又はステップ S 255においてメッセージを設定した後、 ィベント処 理部 55は警告ランプ制御データを含むメッセージ CAN通信線 1 5上に送信する (ス テツプ S 257) 。 これによりメーターパネルの表示を制御する メーター制御 ECU 50 dが当該メッセージを受信し、 警告ランプ 201を点灯又は消灯させる。

【0207】

その後通常時診断処理を行うステップ S 105に戻り、 ステップ S 105〜ステップ S 1 1 3の各処理を繰り返し実行する。

【0208】

(3-2. 他の制御装置の動作例) 図 l 4はエアバッグ制御システム 1000におけるボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制 御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dにより実行される処理動作の一例を示すフ ローチャートである。

【0209】

本実施形態においてはイベントを検知したエ アバッグ ECU 50 aは、 イベントの記録 要求の送信を要するィベントについてのみボ ディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 5 0 c及びメーター制御 ECU 50 dに対して記録要求を含むメッセージを送信 る。

【0210】

したがってボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dは記録要求を含むメッセージを受信した場 、 当該ボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 d内の記憶部 57の不揮発性メモリにィ ベントデータを書き込む処理を実行する。

【021 1】

具体的にボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 E C U 50 c及びメ一タ一制御 E C U 5 0 dのイベント情報取得部 53がイベントの記録要求を含むメッセージを 信すると (ス テツプ S 25) 、 イベント処理部 55は受信したイベントデータをエアバッグ ECU 50 aの識別子とともに記憶部 57の不揮発性メモリに記録する (ステップ S 27 ) 。

【021 2】

このときィベント処理部 55はイベントの記録要求を含むメッセージを 信したときの 当該ボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 の 動作状態を併せて記録してもよい。 ボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 ECU50 c及 びメータ一制御 E C U 50 dの動作状態とは例えばボディ制御 ECU50 b、 ライト制御 ECU 50 c及びメ一ター制御 E CU 50 dの停止状態、 初期化状態又は正常駆動状態で ある。

【021 3】

このようにしてボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E CU 50 dは、 ィベントを検知したエアバッグ ECU 50 aからィベントの記録要求を含 むメッセージを受信した場合に、 そのときの動作状態と併せてイベントデータ を記録する 。 これによりボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dの記憶部 57の不揮発性メモリに目的外のイベントデー が記録されて蓄積される ことがない。

【0214】

したがって市場モード以外のモードで記録さ れたィベントデータを消去する作業負荷を 軽減することができる。 一方でボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 E CU 50 c及びメ 一ター制御 ECU 50 dに記録されたイベントデータは、 イベント発生時の状況の詳細な 解析に用いることができる。

【021 5】

< 3 - 3. 処理モードの設定例〉

次に各制御装置 50のモード設定部 5 1が処理モードを巿場モードに設定する処理 例 の幾つかを説明する。

【0216】

(3-3- 1. 第 1の例)

第 1の例は、 CAN通信線 1 5を介して接続された ECUテスター等の外部機器を用い て処理モードを巿場モードに設定する例であ る。 図 1 5は処理モードの設定処理の第 1の 例を示すフローチャートである。

【021 7】

例えば図 20に示したように OBDコネクタ 9 1を介して ECUテスター 90が制御ネ ットワークに接続され、 ユーザの操作入力に基づいて各制御装置 50に対して処理モード の設定要求が送信されてもよい。 あるいは各制御装置 50に ECUテスターが直接接続さ れ、 ユーザの操作入力に基づいて当該制御装置 50に対して処理モードの設定要求が送信 されてもよレ、。

【0218】

第 1の例では、 ユーザが ECUテスターを用いて各制御装置 50の処理モードを巿場モ 一ドに設定する操作入力を行うと、 各制御装置 50のモード設定部 5 1は市場モードへの 設定要求のメッセージ又は信号を取得する (ステップ S 5 1) 。

【021 9】

次いでモード設定部 5 1は処理モードを巿場モードに設定する (ステップ S 53) 。 な お処理モードを巿場モードに設定することは 、 市場モード以外の処理モードの設定を解除 することであってもよい。

【0220】

(3-3-2. 第 2の例)

第 2の例は、 自制御装置としてのエアバッグ ECU 50 aが検知したイベントに基づい て処理モードを巿場モードに設定する例であ る。 図 16は処理モードの設定処理の第 2の 例を示すフローチャートである。

【0221】

例えば車両の組立工程の最終段階あるいは修 理整備作業の完了時にエアバッグ E CU 5 0 aによる故障診断の結果がすべて故障復帰と 知された場合にモード設定部 5 1は処理 モードを巿場モードに設定してもよい。

【0222】

第 2の例では、 ィベント情報取得部 53が所定のィベントを検知すると (ステップ S 6 1) 、 モード設定部 51は検知したイベントが巿場モードの設定の 求を伴うイベントで あるか否かを判別する (ステップ S 63) 。

【0223】

例えば検知されたイベントが車両の組立工程 の最終段階における故障無しの診断結果で ある故障無し確定イベントである場合、 モード設定部 5 1は当該イベントが市場モードの 設定の要求を伴うイベントであると判定する 。

【0224】

検知されたイベントが巿場モードの設定の要 求を伴うイベントでない場合 (S 63/N o) 、 モード設定部 51は現在の処理モードの設定を維持して処理 終了する。

【0225】

一方検知されたイベントが市場モードの設定 の要求を伴うイベントである場合 (S 63 /Ye s) 、 モード設定部 5 1は現在設定されている処理モードが巿場モ ドと異なって いるか否かを判別する (ステップ S 65) 。

【0226】

現在巿場モードに設定されている場合 (S 65/No) 、 モード設定部 5 1はそのまま 市場モードの設定を維持して処理を終了する 。 一方現在の処理モードが巿場モードでない 場合 (S 65/Ye s) 、 モード設定部 5 1は処理モードを巿場モードに設定して処理 終了する (ステップ S 67) 。

【0227】

このときエアバッグ ECU50 aはボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 E C U 50 c 及びメーター制御 ECU 50 dに対して処理モードを巿場モードに設定す 要求を含むメ ッセージを送信してもよい。 なお第 1の例と同様に、 処理モードを市場モードに設定する ことは、 巿場モード以外の処理モードの設定を解除す ることであってもよい。

【0228】

(3-3-3. 第 3の例)

第 3の例は、 各制御装置 50が他のいずれかの制御装置 50から受信したメッセージに 基づいて処理モードを巿場モードに設定する 例である。 図 1 7は処理モードの設定処理の 第 3の例を示すフローチャートである。

【0229】

例えば車両の組立工程の最終段階あるいは修 理整備作業完了時に制御ネットワーク内の いずれかの制御装置 50から送信されるメッセージに市場モードへ 設定要求の信号を含 ませ、 当該メッセージを受信した制御装置 50が処理モードを巿場モードに設定してもよ い。

【0230】

第 3の例は、 第 2の例におけるエアバッグ ECU 50 aが処理モードを巿場モードに設 定する要求を含むメッセージをボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメ 一ター制御 ECU 50 dに送信した場合にボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 5 0 c及びメーター制御 ECU 50 dにおいて行われる処理の例であってもよい

【023 1】

例えばボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dのイベント情報取得部 53がエアバッグ ECU 50 aからメッセージを受信すると (ス テツプ S 71) 、 モード設定部 5 1は受信したメッセージに市場モードの設定 求が含ま れているか否かを判別する (ステップ S 73) 。

【0232】

受信したメッセージに市場モードの設定要求 が含まれていない場合 (S 73/No) 、 モード設定部 5 1は現在の処理モードの設定を維持して処理 終了する。 一方受信したメ ッセージに市場モードの設定要求が含まれて いる場合 (S 73/Ye s) 、 モード設定部 5 1は現在設定されている処理モードが市場モ ドと異なっているか否かを判別する (ス テツプ S 75) 。

【0233】

現在巿場モードに設定されている場合 (S 75/No) 、 モード設定部 5 1はそのまま 市場モードの設定を維持して処理を終了する 。 一方現在の処理モードが巿場モードでない 場合 (S 75/Ye s) 、 モード設定部 5 1は処理モードを巿場モードに設定して処理 終了する (ステップ S 77) 。

【0234】

なお第 1の例と同様に、 処理モードを市場モードに設定することは、 市場モード以外の 処理モードの設定を解除することであっても よい。

【0235】

なおモード設定部 51による市場モードの設定処理は、 上記の第 1の例〜第 3の例に限 られない。 またモード設定部 5 1は、 上記の第 1の例〜第 3の例その他の例を組み合わせ て巿場モードの設定処理を行ってもよい。

【0236】

< 3 -4. 効果〉

以上説明したように本実施形態に係るエアバ ッグ制御システム 1000では、 エアバッ グ ECU 50 aがイベントを検知した際に、 処理モードが巿場モードに設定されているか 否かによってボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dに対する少なくとも一部のイベントの記録 求の送信の要否を切り替える。

【0237】

具体的にエアバッグ ECU 50 aは、 処理モードが巿場モードに設定されている場 合に はイベントデータの記録要求をボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU50 c及びメ 一ター制御 ECU 50 dに送信する。 一方エアバッグ ECU 50 aは、 処理モードが巿場 モードに設定されていない場合には少なくと も一部のイベントの記録要求をボディ制御 E CU50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dに送信しない。

【0238】

これにより車両の製造段階及び修理整備作業 時におけるボディ制御 E C U 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dへの目的外のィベントデータの記録が 省略され、 車両の出荷時あるいは納車時におけるィベン トデータの記録を消去する作業負 荷を軽減することができる。

【0239】

図 18は本実施形態に係るボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 E C U 50 c及びメ一 ター制御 ECU 50 dによるィベントデータの記録期間について 明するための図である 。 本実施形態に係るボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dの場合、 車両の製造段階においてはエアバッグ E CU 50 aがイベントを検 知しても一部又は全部のイベントについては 記録要求を含むメッセージの送信が行われな い。

【0240】

このためボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 E C U 50 c及びメ一タ一制御 E C U 5 0 dには目的外のィベントデータの記録が蓄積 れることがない。 これにより車両の製造 が完了して車両を出荷する際に、 ボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及び メ一ター制御 E C U 50 dに蓄積された目的外のィベントデータの消 作業が不要となる

【0241】

車両の整備あるいは修理整備作業時において も同様に、 ボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dに目的外のイベントデータの記録が蓄 積されることがなく、 ボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制 御 ECU 50 dに蓄積された目的外のイベントデータの消 作業が不要となる。 したがつ てイベントデータの消去作業に要する時間が 省略され、 製造コストあるいは修理コストを 低減することができる。

【0242】

<< 4. 第 2の実施の形態〉〉

第 2の実施の形態に係るエアバッグ制御システ 1000ではイベントを検知したエア バッグ E CU 50 aが処理モードに拘わらずイベントの記録要 をボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU50 c及びメーター制御 ECU50 dに送信し、 当該記録要求を受 信したボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 d が処理モードに応じてィベントデータの記録 の要否を切り替える。

【0243】

< 4 - 1. エアバッグ E CUの処理動作〉

本実施形態に係るエアバッグ制御システム 1000において、 自制御装置としてのエア バッグ ECU 50 aは基本的には図 6に示すフローチャートにしたがって処理を 行する 。 ただし、 ステップ S 109において、 イベント通知要求の有無の判定を行うことな く、 ボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dに対し てイベントの記録要求を含むメッセージを送 信する。

【0244】

< 4 - 2. 他の制御装置の処理動作〉

図 1 9は本実施形態に係るエアバッグ制御システ 1000におけるボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dにより実行される処理動 作の一例を示すフローチヤ一トである。

【0245】

ボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dのィ ベント情報取得部 53がエアバッグ ECU 50 aからイベントの記録要求を含むメッセー ジを受信すると (ステップ S 41) 、 イベント処理部 55は処理モードが巿場モードに設 定されているか否かを判別する (ステップ S 43) 。

【0246】

処理モードが巿場モードに設定されている場 合 (S 43/Ye s) 、 イベント処理部 5 5はボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 d内 の記憶部 57の不揮発性メモリにエアバッグ ECU 50 aの識別子とともにィベントデー タを記録して処理を終了する (ステップ S 47) 。 このときイベント処理部 55はィベン トを検知したときのボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dの動作状態を併せて記録してもよい。

【0247】 一方処理モードが巿場モードに設定されてい ない場合 (S 43/No) 、 イベント処理 部 55は記録要求を受信したイベントのィベント ータを記録する必要があるか否かを判 別する (ステップ S 45) 。

【0248】

上記のステツプ S 43及び S 45では、 イベント処理部 55は例えば図 5の設定例にし たがって判別を行う。 その場合にイベント処理部 55は、 処理モードの設定が巿場モード か市場モード以外かに応じて市場モード又は 市場モード以外の欄を参照して、 ステップ S 45の記録の要否を判定する。

【0249】

ステップ S 45において、 ィベント処理部 55は記録要求を受信したイベントのィベン トデータを記録する必要があると判定した場 合 (S 45/Ye s) 、 上述のステップ S 4 7の処理にしたがってボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制 御 E C U 50 d内の記憶部 57の不揮発性メモリにェアバッグ E C U 50 aの識別子とと もにイベントデータを記録する (ステップ S 47) 。

【0250】

一方ステップ S 45において、 ィベント処理部 55は記録要求を受信したイベントのィ ベントデータを記録する必要がないと判定し た場合 (S 45/No) 、 イベントデータを 記録することなくそのままィベント処理を終 了させる。 したがって市場モード以外のモー ドで記録されたイベントデータを消去する作 業負荷を軽減することができる。

【025 1】

なお各制御装置 50の処理モードを巿場モードに設定する方法 第 1の実施の形態で説 明した例を適宜採用することができる。

【0252】

<4 3. 効果〉

以上説明したように本実施形態に係るエアバ ッグ制御システム 1000では、 イベント の記録要求を含むメッセージ受信したボディ 制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c 及びメーター制御 ECU 50 d力 S、 処理モードが巿場モードに設定されているか 否かによ つて少なくとも一部のィベントデータの記録 の要否を切り替える。

【0253】

具体的にイベントの記録要求を含むメッセー ジ受信したボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dは、 処理モードが巿場モードに設定さ れている場合には記録要求を受信したイベン トのィベントデータを記憶部 57に記録する 。 一方ボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 E CU 50 c及びメーター制御 E CU 50 d は、 処理モードが市場モードに設定されていない 場合には少なくとも一部のイベントデー タの記録を行わない。

【0254】

これにより第 1の実施の形態の場合と同様に車両の製造段 及び修理整備作業時におけ るボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dへの 目的外のィベントデータの記録が省略され、 車両の出荷時あるいは納車時におけるィベン トデータの記録を消去する作業負荷を軽減す ることができる。 したがってイベントデータ の記録の消去作業による製造時間あるいは修 理整備作業時間の増大及びコス トの増加を抑 制することができる。

【0255】

また本実施形態に係るエアバッグ制御システ ム 1000においても、 検知したィベント の内容に応じてボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 EC U 50 dによるィベントデータの記録の要否が設定 れている。

【0256】

<< 5. 第 3の実施の形態〉 >

第 3の実施の形態に係るエアバッグ制御システ 1000ではイベントを検知したエア バッグ E C U 50 aが処理モードに応じてボディ制御 ECU50 b、 ライ ト制御 E C U 5 0 c及びメーター制御 ECU 50 dに対する記録要求を含むメッセージの送信 要否を切 り替える。

【0257】

また本実施形態に係るエアバッグ制御システ ム 1000では記録要求を含むメッセージ を受信したボディ制御 E CU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 5 0 dが処理モードに応じてィベントデータの記 の要否を切り替える。

【0258】

つまり本実施形態に係るエアバッグ制御シス テム 1000ではイベントを検知したエア バッグ ECU 50 a及びイベントの記録要求を含むメッセージ 受信したボディ制御 E C U50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 ECU 50 dカ、 それぞれ処理モー ドが巿場モードに設定されているか否かに応 じてィベントデータを記録させるための処理 を切り替える。

【0259】

エアバッグ ECU 50 aによる処理動作は図 6に示した第 1の実施の形態に係るエアバ ッグ ECU50 aによる処理動作のフローチャートにしたが て実行することができる。 またボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 に よる処理動作は図 1 9に示した第 2の実施の形態に係るボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト 制御 ECU50 c及びメーター制御 ECU 50 dによる処理動作のフローチヤ一トにした がって実行することができる。

【0260】

本実施形態においては制御装置 50の処理モードが巿場モードに設定されてい い場合 に、 エアバッグ ECU50 a側でイベントの記録要求を送信するか否か 決定するか、 あ るいはボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 d 側でィベントデータを記録するか否かを決定 するかを、 イベントの内容に応じて適宜設定 することができる。

【026 1】

本実施形態に係るエアバッグ制御システム 1000によっても、 第 1の実施の形態又は 第 2の実施の形態に係るエアバッグ制御システ 1000と同様に車両の製造段階及び修 理整備作業時におけるボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制 御 ECU 50 dへの目的外のイベントデータの記録が省略 れる。 これにより車両の出荷 時あるいは納車時におけるイベントデータの 記録を消去する作業負荷を軽減することがで きる。 したがってィベントデータの記録の消去作業 による製造時間あるいは修理整備作業 時間の増大及びコストの増加を抑制すること ができる。

【0262】

また本実施形態に係るエアバッグ制御システ ム 1000ではエアバッグ ECU 50 a側 で送信の要否を決定するか、 あるいはイベントの記録要求を含むメッセー ジを受信したボ ディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 d側で記録 の要否を決定するかを、 イベントの内容に応じて設定することができ る。

【0263】

これによりエアバッグ ECU 50 aのみにイベントの記録を残したい場合やボ ィ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター制御 E C U 50 dへの記録要求の送 信を行いたい場合等にはボディ制御 ECU 50 b、 ライ ト制御 ECU 50 c及びメーター 制御 ECU 50 dにイベントデータの記録の要否を委ねるこ ができる。 したがってィべ ントの内容に応じて最低限必要な処理を実行 させた上で、 ィベントデータの記録の要否を 切り替えることができる。

【0264】

以上、 添付図面を参照しながら本発明の好適な実施 形態について詳細に説明したが、 本 発明はかかる例に限定されない。 本発明の属する技術の分野における通常の知 識を有する 者であれば、 特許請求の範囲に記載された技術的思想の範 疇内において、 各種の変更例ま たは修正例に想到し得ることは明らかであり 、 これらについても、 当然に本発明の技術的 範囲に属するものと了解される。

【符号の説明】

【0265】

40 ■ ■ '車両の制御システム、 50 ■ ■ '制御装置、 50 a ■ ■ 'エアバッグ ECU、 50 b - ■ ■ボディ制御 E CU、 50 c - ■ ' ライ ト制御 E CU、 50 d ■ ■ ■メーター 制御 ECU、 50 i ■ ■ '助手席乗員検知 ECU、 5 1 ■ ■ ' モード設定部、 53 ■ ■ ■ ィベント情報取得部、 55 · ■ 'ィベント処理部、 57 ■ ■ ■記憶部、 59 ■ ■ ■通信部 、 1000 ■ ■ ■エアバッグ制御システム