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Title:
CONTROLLER FOR AC ELECTRIC TRAIN
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/025049
Kind Code:
A1
Abstract:
In a controller for an AC electric train which can perform powering and regenerating operations and can detect any power failure on AC overhead wires for supplying the AC power, detection of any power failure on AC overhead wires is carried out quickly without fail. A power failure detector (14) provided on an electric train controller (8) includes a specific frequency signal arithmetic operation section (16) which extracts a current component corresponding to a specific frequency setting value (26) from a main transformer output current detection signal (7) to output the extracted signal as a specific frequency current signal (18), a subtracter (19) which subtracts the main transformer output current detection signal (7) from the specific frequency current signal (18) to output the subtraction result as a current deviation (20), and a power failure detection section (23) which compares the current deviation (20) with a specified power failure detection setting value (22) and outputs a power failure detection signal (15) when the current deviation (20) is greater than the power failure detection setting value (22).

Inventors:
YOKOZUTSUMI RYO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/066307
Publication Date:
February 26, 2009
Filing Date:
August 22, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
YOKOZUTSUMI RYO (JP)
International Classes:
B60L9/28; H02P27/06
Foreign References:
JPH0646501A1994-02-18
JPS6460206A1989-03-07
JPH04117103A1992-04-17
JPS62217803A1987-09-25
JPH06197401A1994-07-15
JPH0646501A1994-02-18
JPH06169501A1994-06-14
JPH01259702A1989-10-17
JPS6460206A1989-03-07
Other References:
See also references of EP 2181883A4
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, JP)
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Claims:
 交流架線より変圧器を介して入力された交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
 前記コンバータの直流電圧を交流電圧に変換して交流電動機に出力するインバータと、
 前記変圧器の出力電流を検出する電流検出器と、
 前記電流検出器が検出した検出電流信号に基づいて前記コンバータの出力を制御するコンバータ制御器および、該検出電流信号に基づいて前記交流架線に生じた停電を検出する停電検知器を具備する制御部と、
 を備えた交流電気車の制御装置において、
 前記停電検知器は、
 前記検出電流信号から所定の特定周波数設定値に相当する電流成分を抽出し、該抽出した信号を特定周波数電流信号として出力する特定周波数信号演算部と、
 前記特定周波数電流信号から前記検出電流信号を減算し、その減算結果を電流偏差として出力する減算器と、
 前記電流偏差と所定の停電検知設定値とを比較して該電流偏差が該停電検知設定値よりも大きいときに停電検知信号を出力する停電検知部と、
 を備えたことを特徴とする交流電気車の制御装置。
 前記停電検知器は、前記特定周波数設定値および前記停電検知設定値が可変可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の交流電気車の制御装置。
Description:
交流電気車の制御装置

 本発明は、交流電動機で駆動される交流 気車の制御装置に関するものであり、特に 交流電力を供給する架線(以下「交流架線」 という)における停電検知機能を有する交流 気車の制御装置に関するものである。

 従来技術による交流電気車の制御装置で 、先ず、変電所から交流架線に印加される ある特定周波数成分の電流信号について、 変圧器の入力側の検波器を用いて、変電所 重畳した特定の周波数成分の有無を検出す 。そして、き電系の遮断器の開放等により 当該検波器が検出しているある特定周波数 分の電流信号を検出できなかったことによ 停電検知を行っている(例えば、特許文献1 照)。

特開平6-197401号公報(第3頁、図2)

 しかしながら、上記特許文献1に代表され るような従来技術にかかる交流電気車の制御 装置では、主変圧器の入力側に設けられた検 波器に流れるある特定周波数の電流検出結果 の有無を停電検知の判定値としているため、 複数の電気車が変電所の負荷として接続され ている場合に、検波器の電流値が大きいこと による停電検知の誤検知によって、電気車の 運行に遅延が発生し、電気車の円滑な運行に 支障が生じるという問題点があった。

 一方、この従来手法において、停電検知 定値を変更して誤検知の確率を低くするよ な値に設定することも考えられるが、この 合には、き電回路遮断時の停電検知が遅れ 、条件によっては変電所等の地上設備に過 電流が流れ、装置の故障を招く可能性があ という問題点があった。

 本発明は、上記に鑑みてなされたもので って、電流信号を用いて停電検知を行う場 に、従来技術よりも迅速かつ確実な停電検 を行うことができる交流電気車の制御装置 提供することを目的とする。

 上述した課題を解決し、目的を達成する め、本発明にかかる交流電気車の制御装置 、交流架線より変圧器を介して入力された 流電圧を直流電圧に変換するコンバータと 前記コンバータの直流電圧を交流電圧に変 して交流電動機に出力するインバータと、 記変圧器の出力電流を検出する電流検出器 、前記電流検出器が検出した検出電流信号 基づいて前記コンバータの出力を制御する ンバータ制御器および、該検出電流信号に づいて前記交流架線に生じた停電を検出す 停電検知器を具備する制御部と、を備えた 流電気車の制御装置において、前記停電検 器は、前記検出電流信号から所定の特定周 数設定値に相当する電流成分を抽出し、該 出した信号を特定周波数電流信号として出 する特定周波数信号演算部と、前記特定周 数電流信号から前記検出電流信号を減算し その減算結果を電流偏差として出力する減 器と、前記電流偏差と所定の停電検知設定 とを比較して該電流偏差が該停電検知設定 よりも大きいときに停電検知信号を出力す 停電検知部と、を備えたことを特徴とする

 本発明にかかる交流電気車の制御装置に れば、力行および回生運転が可能であり、 流電力を供給する交流架線における停電を 出することができる交流電気車の制御装置 おいて、変圧器の出力電流を検出した検出 流信号から所定の特定周波数設定値に相当 る電流成分を特定周波数電流信号として抽 するととともに、この抽出された特定周波 電流信号から検出電流信号を減算した減算 果である電流偏差が所定の停電検知設定値 りも大きいときに停電検知信号を出力する うにしているので、交流架線における停電 出を迅速かつ確実に行うことができるとい 効果を奏する。

図1は、本発明の好適な実施の形態にか かる交流電気車の駆動系および制御系の構成 を示す図である。 図2は、図1に示した停電検知器の細部 成を示す図である。

符号の説明

 1 交流架線
 2 集電器
 3 主変圧器
 4 PWMコンバータ
 5 主変圧器出力電圧
 6 電流検出器
 7 主変圧器出力電流検出信号
 8 電気車制御装置
 9 コンバータ制御器
 10 インバータ
 11 直流出力電圧
 12 ゲート許可信号
 13 電動機
 14 停電検知器
 15 停電検知信号
 16 特定周波数信号演算部
 18 特定周波数電流信号
 19 減算器
 20 電流偏差
 21 停電検知設定部
 22 停電検知設定値
 23 停電検知部
 25 特定周波数設定部
 26 特定周波数設定値
 31 車輪
 32 レール

 以下に、本発明の好適な実施の形態にか る交流電気車の制御装置を図面に基づいて 細に説明する。なお、以下に示す実施の形 により本発明が限定されるものではない。

(交流電気車の構成)
 図1は、本発明の好適な実施の形態にかかる 交流電気車の駆動系および制御系の構成を示 す図である。同図において、交流電気車の駆 動系では、交流電力を入力とする主変圧器3 主変圧器3の交流出力を入力とするPWMコンバ タ4、PWMコンバータ4の直流出力を入力とす インバータ10、およびインバータ10の交流出 によって駆動される1台以上の電動機13を備 て構成される。なお、電動機13としては、 導電動機や同期電動機が好適である。

 一方、交流電気車の制御系では、主変圧 3の出力電流を検出する電流検出器6および 流検出器6の出力である主変圧器出力電流検 信号7に基づいてPWMコンバータ4を制御する 気車制御装置8を備えて構成される。また、 気車制御装置8は、コンバータ制御器9およ 停電検知器14を備えており、主変圧器出力電 流検出信号7が、コンバータ制御器9および停 検知器14の双方に入力されるように構成さ ている。

 また、主変圧器3の一次側の一端は集電器 2を介して交流架線1に接続され、他端は車輪3 1を介して大地電位であるレール32に接続され ている。すなわち、変電所(図示省略)からの 電電力は、交流架線1、集電器2、車輪31およ びレール32を介して受電するように構成され いる。

(交流電気車の動作)
 つぎに、交流電気車の動作について、通常 (非停電時)の動作および停電時における停 検出時の動作に分けて説明する。

(通常時の動作)
 まず、通常時(非停電時)の動作について説 する。交流架線1から集電器2を介して集電さ れた交流電力が主変圧器3に供給されると、 変圧器3は、降圧した交流電圧を主変圧器出 電圧5としてPWMコンバータ4に出力する。PWM ンバータ4は、入力された主変圧器出力電圧5 を所望の直流電圧に変換し、変換した直流電 圧を直流出力電圧11としてインバータ10に出 する。一方、電流検出器6は、主変圧器3とPWM コンバータ4を接続する母線間に流れる電流 検出するとともに、検出した信号を主変圧 出力電流検出信号7として電気車制御装置8の コンバータ制御器9および停電検知器14に出力 する。コンバータ制御器9は、主変圧器出力 流検出信号7に基づき、PWMコンバータ4が主変 圧器出力電圧5を用いて生成する直流出力電 11を一定値に維持するためのゲート許可信号 12の出力制御を行う。すなわち、PWMコンバー 4からインバータ10に出力される直流出力電 11は、コンバータ制御器9から出力されるゲ ト許可信号12によって、その出力レベルが 御される。インバータ10は、入力された直流 出力電圧11を所望周波数および所望電圧の交 電圧に変換して電動機13に出力する。電動 13は、入力された交流電圧を用いて電気車の 走行を制御する。

 なお、電気車の力行時(加速制御時)には 上記のような電力変換を行って電動機13を加 速させるが、ブレーキ時(減速時)には電動機1 3を発電機として作用させる。このとき、イ バータ10はコンバータ動作を行い、PWMコンバ ータ4はインバータ動作を行って交流電力回 ブレーキを作用させる。

(停電検出時の動作)
 つぎに、停電検出時の動作について説明す が、その前に停電検出を確実かつ迅速に行 なければならない理由について説明する。 ま、地上設備などの事故で変電所の遮断器 オフとなった場合を考える。このとき、交 電力回生ブレーキを作用させている車両も れば、力行している車両もあるので、電気 に供給される電力が、電力的にバランスし しまう可能性があり、地上装置側での停電 出が遅れる。このため、停電時には、地上 置側だけでなく、電気車側においても、停 の検出を迅速かつ確実に行って、回生ブレ キ動作を速やかに停止する必要がある。

 なお、停電検出の確実性(安定性)を求め うとすると停電検出に遅れが発生し、逆に 停電検出の速度を上げようとすると精度が 持されない結果となる。従来技術では、こ らの観点を両立させた制御を行うことがで なかったが、本実施の形態の制御装置では 停電検出の確実性と迅速性とを両立させた 御を可能とするものである。

 図1に戻り、交流架線1の停電が発生した 合には、停電検知器14からコンバータ制御器 9に対して停電検知信号15が出力される。なお 、この停電検知信号15は、電流検出器6が検出 した主変圧器出力電流検出信号7を用いて生 される。コンバータ制御器9は、入力された 電検知信号15に基づいてゲート許可信号12の 出力を完全に停止させる。

(停電検知器の細部構成)
 つぎに、停電検知器14の構成について説明 る。図2は、図1に示す停電検知器14の細部構 を示す図である。

 図2において、停電検知器14は、特定周波 を表す設定値(以下「特定周波数設定値」と いう)26を出力する特定周波数設定部25、停電 電流値レベルで判定するための閾値となる 電検知設定値22を出力する停電検知設定部21 、主変圧器出力電流検出信号7および特定周 数設定値26を入力信号とする特定周波数信号 演算部16、主変圧器出力電流検出信号7および 特定周波数信号演算部16の出力信号である特 周波数電流信号18を入力信号とする減算器19 ならびに、停電検知設定値22および減算器19 出力信号である電流偏差20を入力信号とする 停電検知部23を備えており、停電検知部23の 力が上述した停電検知信号15として出力され る。

 なお、特定周波数設定部25が出力する特 周波数設定値26および停電検知設定部21が出 する停電検知設定値22については、き電設 における使用周波数や供給電力、同時に運 される車両編成数、編成車両のタイプなど 応じて任意の値に設定することが可能であ 。

(停電検知器の動作)
 つぎに、停電検知器14の動作について図1お び図2を参照して説明する。特定周波数信号 演算部16は、電流検出器6から出力された主変 圧器出力電流検出信号7から、特定周波数設 値26に相当する電流成分を抽出し、当該電流 成分を特定周波数電流信号18として減算器19 出力する。減算器19は、特定周波数電流信号 18から主変圧器出力電流検出信号7を減算し、 その減算結果を電流偏差20として停電検知部2 3に出力する。

 停電検知部23では、電流偏差20と停電検知 設定値22の大きさが比較される。電流偏差20 停電検知設定値22よりも大きい場合には、停 電と判断され、停電検知信号15がコンバータ 御器9に出力される。一方、電流偏差20が停 検知設定値22よりも小さい場合には、停電 はないと判断され、停電検知信号15は出力さ れない。

 このように、本実施の形態にかかる交流 気車の制御装置では、電気車制御装置8に備 えられた停電検知器14が交流架線1の停電を迅 速かつ確実に検出し、停電が検出された場合 にはPWMコンバータ4の動作を停止させるので 交流架線1から電力の供給を受けている電気 の回生ブレーキ動作は機能しない。その結 、交流架線1に流れる交流電力は低下し、地 上装置側における停電検出も、迅速かつ確実 に行われる。

 また、図2に示す停電検知器14では、主変 器3の出力に流れる電流信号(主変圧器出力 流検出信号7)を特定周波数設定値26と比較す とともに、その比較出力をさらに自身の出 、すなわち主変圧器出力電流検出信号7で減 算処理しているので、非停電時と停電時の場 合の出力差を大きくすることができる(非停 時の場合には減算器の出力は小さく、停電 の場合には減算器の出力は大きくなる)。こ ため、停電検知のための閾値(停電検知設定 値22)を大きく設定することができ、検出感度 や検出精度を向上させることができる。その 結果、複数車両の運転による誤検知および停 電検知遅れを抑止することが可能となり、変 電所等の地上設備の障害防止および、車両運 行の安定化を実現することが可能となる。

 以上のように、本発明にかかる交流電気 の制御装置は、電流信号を用いて停電検知 行う場合に、迅速かつ確実な停電検知を行 ことができる発明として有用である。




 
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