Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
CONTROLLER AND CONTROL METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/065435
Kind Code:
A1
Abstract:
The purpose of the present invention is to provide a controller and a control method which enable suitable cornering during execution of cruise control of a saddle-type of vehicle. In this controller and control method, during execution of cruise control, which controls acceleration/deceleration of the saddle-type vehicle automatically without acceleration/deceleration operations by the driver, the velocity of the saddle-type vehicle is limited during turning to less than or equal to a limit velocity, the exit from a curved road is detected on the basis of a predicted path of the saddle-type vehicle, and deceleration of the decelerating saddle-type vehicle is decreased at a time before the saddle-type vehicle enters the exit of the curved road.

Inventors:
HIRAKURI KAZUHIKO (JP)
Application Number:
PCT/IB2019/057725
Publication Date:
April 02, 2020
Filing Date:
September 13, 2019
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60W30/045; B60T8/17; B60T8/26; B60T8/32; B60W30/14; B60W30/16; B60W30/18
Foreign References:
ITTO20100454A12011-11-28
EP3335955A12018-06-20
US20150314781A12015-11-05
US20150367860A12015-12-24
US20100292904A12010-11-18
Download PDF:
Claims:
\¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

26

【書類名】請求の範囲

【請求項 1】

鞍乗り型車両 (1 0 0) の走行を制御する制御装置 (6 0) であって、

前記鞍乗り型車両 (1 0 0) の加減速度をドライパによるカロ減速操作によらずに自動で制御するク ル-ズコントロ-ルを実行可能な制御部 (6 2) を備え、

前記制御部 (6 2) は、前記クル-ズコントロ-ルの実行中に、旋回時に前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0) の車速を制限速度以下に制限し、前記鞍乗り型車両 (1 0 0) の予測経路に基づいて力-ブ路 の出口を検出し、前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0) が前記出口に進入するより前の時点で、減速してい る前記鞍乗り型車両 (1 0 0) の減速度を低下させる、

制御装置。

【請求項 2】

前記制御部 (6 2) は、前記クル-ズコントロ-ルの実行中に、旋回時に前記制限速度を前記鞍 乗り型車両 ( 1 0 0) に旋回によって生じる慣性力と相関を有する慣性力指標に応じて調整する、 請求項 1に記載の制御装置。

【請求項 3】

前記制御部 (6 2) は、前記クル-ズコントロ-ルの実行中に、前記鞍乗り型車両 (1 0 0) が前 記出口に進入するより前の時点で、減速している前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0) の前記減速度を前記 慣性力指標に応じた前記制限速度の調整を解除することによって低下させる、

請求項 2に記載の制御装置。

【請求項 4】

前記制御部 (6 2) は、前記クル-ズコントロ-ルの実行中に、前記鞍乗り型車両 (1 0 0) が前 記出口に進入するより前の時点で前記減速度を低下させることを、前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0) のリ —ン角に基づいて禁止する、

請求項 1〜 3のいずれか一項に記載の制御装置。

【請求項 5】 \¥02020/065435 卩(:17132019/057725

27

前記クル-ズコント□-ルは、前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0) を、 当該鞍乗り型車両 ( 1 0 0) から 前走車までの距離、当該鞍乗り型車両 ( 1 0 0) の動き及びドライパの指示に応じて走行させるアダ プティブクルーズコントロールを含む、

請求項 1〜 4のいずれか一項に記載の制御装置。

【請求項 6】

鞍乗り型車両 (1 0 0) の走行を制御する制御方法であって、

前記鞍乗り型車両 (1 0 0) の加減速度をドライパによるカロ減速操作によらずに自動で制御するク ル-ズコントロ-ルの実行中に、旋回時に前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0) の車速を制限速度以下に制 限し、前記鞍乗り型車両 ( 1 0 0) の予測経路に基づいて力-ブ路の出口を検出し、前記鞍乗り型 車両 ( 1 0 0) が前記出口に進入するより前の時点で、減速している前記鞍乗り型車両 (1 0 0) の減速度を制御装置 (6 0) によって低下させる、

制御方法。

Description:
\¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

1

【書類名】明細書

【発明の名称】制御装置及び制御方法 【技術分野】

[ 0 0 0 1 ] この開示は、鞍乗り型車両のクル-ズコント -ルの実行中に適切な]-ナリングを実現する とができる 制御装置及び制御方法に関する。

【背景技術】

[ 0 0 0 2 ] 従来の鞍乗り型車両に関する技術として、 ドライパの運転を支援するためのものがある 。

[ 0 0 0 3 ] 例えば、特許文献 1では、走行方向又は実質的に走行方向にあ 障害物を検出するセンサ装置に より検出された情報に基づいて、不適切に障 害物に接近していることをモータサイクルの ドライパへ警告す る運転者支援システムが開示されている。

【先行技術文献】

【特許文献】

[ 0 0 0 4 ]

【特許文献 1】特開 2 0 0 9— 1 1 6 8 8 2号公報 【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

[ 0 0 0 5 ] ところで、 ドライパの運転を支援するための技術として 、車両の加減速度をドライパによるカロ減速 操作に よらずに自動で制御するクルーズコントロー ルを、モータサイクル等の鞍乗り型車両に適 用することが考えら れる。ここで、鞍乗り型車両の]-ナリングは 例えば 4輪を有する車両と異なり、鞍乗り型車両を -ル 方向に傾かせることによって実現される。こ のように鞍乗り型車両の姿勢を口-ル方向に 化させる操作は 、車両の加減速度による影響を受ける。ゆえ に、クル-ズコントロ-ルの実行中に、鞍乗り 車両の加減 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

2

速度が適切に制御されない場合、コ-ナリ グを適切に行うことが困難となるおそれが る。

[ 0 0 0 6 ] 本発明は、上述の課題を背景としてなされた ものであり、鞍乗り型車両のクル-ズコント -ルの実行 中に適切なコーナリングを実現することがで きる制御装置及び制御方法を得るものである 。

【課題を解決するための手段】

[ 0 0 0 7 ] 本発明に係る制御装置は、鞍乗り型車両の走 行を制御する制御装置であって、前記鞍乗り 型車両 の加減速度をドライパによる加減速操作によ らずに自動で制御するクル-ズコントロ-ルを 行可能な制 御部を備え、前記制御部は、前記クル-ズコ トロ-ルの実行中に、旋回時に前記鞍乗り型 両の車 速を制限速度以下に制限し、前記鞍乗り型車 両の予測経路に基づいて力-ブ路の出口を検 し、前 記鞍乗り型車両が前記出口に進入するより前 の時点で、減速している前記鞍乗り型車両の 減速度を 低下させる。

[ 0 0 0 8 ] 本発明に係る制御方法は、鞍乗り型車両の走 行を制御する制御方法であって、前記鞍乗り 型車両 の加減速度をドライパによる加減速操作によ らずに自動で制御するクル-ズコント□-ルの 行中に、旋 回時に前記鞍乗り型車両の車速を制限速度以 下に制限し、前記鞍乗り型車両の予測経路に 基づい て力-ブ路の出口を検出し、前記鞍乗り型車 が前記出口に進入するより前の時点で、減 している 前記鞍乗り型車両の減速度を制御装置によっ て低下させる。

【発明の効果】

[ 0 0 0 9 ] 本発明に係る制御装置及び制御方法では、鞍 乗り型車両の加減速度をドライパによる加減 速操作 によらずに自動で制御するクル-ズコントロ- の実行中に、旋回時に鞍乗り型車両の車速 制限速度 以下に制限され、鞍乗り型車両の予測経路に 基づいて力-ブ路の出口が検出され、鞍乗り 車両が当 該出口に進入するより前の時点で、減速して いる当該鞍乗り型車両の減速度が低下させら れる。それに より、鞍乗り型車両が力-ブ路の出口に進入 た際に、鞍乗り型車両を口-ル方向に起こす 作をドライ \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

3

パに適切に行わせることができる。ゆえに 、鞍乗り型車両のクル-ズコントロ-ルの実行 に適切な] -ナリ ングを実現することができる。

【図面の簡単な説明】

[ 0 0 1 0 ]

【図 1】本発明の実施形態に係る制御装置が搭載 れるモ-タサイクルの概略構成を示す模式図 である。

【図 2】本発明の実施形態に係るブレ-キシステム 概略構成を示す模式図である。

【図 3】リーン角について説明するための説明図 ある。

【図 4】本発明の実施形態に係る制御装置の機能 成の一例を示すブロック図である。

【図 5】本発明の実施形態に係る制御装置が行う 理の流れの一例を示すフロ-チヤ-卜である。 【図 6】力ーブ路の入口又は出口を検出するため 指標値 ¢1 丁 「 3 】 について説明するための説 明図である。

【発明を実施するための形態】

[ 0 0 1 1 ] 以下に、本発明に係る制御装置について、図 面を用いて説明する。なお、以下では、二輪 のモ-タサイ クルに用いられる制御装置について説明して いるが、本発明に係る制御装置は、二輪のモ -タサイクル以 外の鞍乗り型車両 (例えば、三輪のモータサイクル、パギー車 、 自転車等) に用いられるものであってもよ い。なお、鞍乗り型車両は、 ドライパが跨って乗車する車両を意味する。

[ 0 0 1 2 ] また、以下では、モータサイクルの車輪を駆 動するための駆動力を出力可能な駆動源とし てエンジンが 搭載されている場合を説明しているが、モー タサイクルの駆動源としてエンジン以外の他 の駆動源 (例え ば、モータ) が搭載されていてもよく、複数の駆動源が搭 載されていてもよい。また、以下では、前輪 制動 機構及び後輪制動機構が、それぞれ 1つずつである場合を説明しているが、前輪 動機構及び後輪 制動機構の少なくとも一方が複数であっても よく、また、前輪制動機構及び後輪制動機構 の一方が設 けられていなくてもよい。 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

4

[ 0 0 1 3 ] また、以下では、芾 I】御装置 6 0の芾 I】御咅 5 6 2によって、クルーズコントロールとして、 ダプティブクルーズ コント□-ルが実行される場合を説明してい が、制御部 6 2は、モ-タサイクルの速度を予め設定された 設定速度になるように制御する所謂才ートク ルーズコントロールをクルーズコントロール として実行してもよい。 その場合、芾 I】御咅5 6 2は、アダプティブクルーズコントロールの 行中に適切なコーナリングを実現するため に行われる後述されるモータサイクル 1 0 0のカロ減速度の制御を才ートクルーズコン ロールの実行中に行 うことによって、適切なコーナリングを実現 することができる。

[ 0 0 1 4 ] また、以下で説明する構成及び動作等は一例 であり、本発明に係る制御装置及び制御方法 は、そ のような構成及び動作等である場合に限定さ れない。

[ 0 0 1 5 ] また、以下では、同一の又は類イ以する説明 を適宜簡略化又は省略している。また、各図 において、同 一の又は類似する部材又は部分については、 符号を付すことを省略しているか、又は同一 の符号を付し ている。また、細かい構造については、適宜 図示を簡略化又は省略している。

[ 0 0 1 6 ]

<モータサイクルの構成> 図 1〜図 4を参照して、本発明の実施形態に係る制御 置 6 0が搭載されるモ-タサイクル 1 0 0 の構成について説明する。

[ 0 0 1 7 ] 図 1は、制御装置 6 0が搭載されるモ-タサイクル 1 0 0の概略構成を示す模式図である。図 2は 、ブレーキシステム 1 0の概略構成を示す模式図である。図 3は、リーン角について説明するための説明 図である。図 4は、芾 I】御装置 6 0の機能構成の一例を示すブロック図である

[ 0 0 1 8 ] モータサイクル 1 0 0は、図 1に示、されるように、月同体 1と、月同体 1に旋回自在に保寺されている八ンド ル 2と、胴体 1にハンドル 2と共に旋回自在に保持されている前輪 3と、胴体 1に回動自在に保持さ \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

5

れている後輪 4と、エンジン 5と、ブレーキシステム 1 0とを備える。本実施形態では、芾 I】御装置 (巳 0 II) 6 0は、後述されるブレーキシステム 1 0の液圧制锥卩ユニット 5 0に設けられている。さらに、モータサ イクル 1 0 0は、図 1及び図 2に示されるように、前方監視センサ 4 1と、入力装置 4 2と、前輪回 転速度センサ 4 3と、後輪回転速度センサ 4 4と、慣性計測装置 (丨 1\/1 II) 4 5と、横加速度セン サ 4 6と、マスタシリンダ圧センサ 4 8と、ホイールシリンダ圧センサ 4 9とを備える。

[ 0 0 1 9 ] エンジン 5は、モ-タサイクル 1 0 0の駆動源の一例に相当し、車輪 (具体的には、後輪 4) を駆動 するための動力を出力可能である。例えば、 エンジン 5には、内部に燃焼室が形成される 1又は複数の 気筒と、燃焼室に向けて燃料を噴射する燃料 噴射弁と、点火プラグとが設けられている。 燃料噴射弁か ら燃料が噴射されることにより燃焼室内に空 気及び燃料を含む混合気が形成され、当該混 合気が点 火プラグにより点火されて燃焼する。それに より、気筒内に設けられたピストンが往復運 動し、クランクシャ フトが回転するようになっている。また、エ ンジン 5の吸気管には、スロットル弁が設けられて り、スロットル 弁の開度であるスロットル開度に応じて燃焼 室への吸気量が変化するようになっている。

[ 0 0 2 0 ] ブレーキシステム 1 0は、図 1及び図 2に示されるように、第 1ブレーキ操作咅5 1 1と、少なくとも第 1 ブレ-キ操作部 1 1に連動して前輪 3を制動する前輪制動機構 1 2と、第 2ブレ-キ操作部 1 3と、 少なくとも第 2ブレーキ操作咅5 1 3に連動して後輪 4を制動する後輪制動機構 1 4とを備える。また、 ブレ-キシステム 1 0は、液圧制御ユニット 5 0を備え、前輪制動機構 1 2の一部及び後輪制動機構 1 4の一部は、当該液圧制御ユニット 5 0に含まれる。液圧制御ユニット 5 0は、前輪制動機構 1 2 によって前輪 3に生じる制動力及び後輪制動機構 1 4によって後輪 4に生じる制動力を制御する機 能を担うユニットである。

[ 0 0 2 1 ] 第 1ブレーキ操作咅5 1 1は、ハンドル 2に設けられており、 ドライパの手によって操作される。第 1ブレー キ操作部 1 1は、例えば、ブレ-キレバ-である。第 2ブレ-キ操作部 1 3は、胴体 1の下咅5(こ設けられて おり、 ドライパの足によって操作される。第 2ブレ-キ操作部 1 3は、例えば、ブレ-キペダルである。 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

6

[ 0 0 2 2 ]

前輪制動機構 1 2及び後輪制動機構 1 4のそれぞれは、ピストン (図示省略) を内蔵しているマ スタシリンダ 2 1と、マスタシリンダ 2 1に付設されているリザーパ 2 2と、月同体 1に保持され、ブレーキパッ ド (図示省略) を有しているブレーキキャリパ 2 3と、ブレーキキャリパ 2 3に設けられているホイールシリン ダ 2 4と、マスタシリンダ 2 1のブレーキ液をホイールシリンダ 2 4に流通させる主流路 2 5と、ホイールシリ ンダ 2 4のブレ-キ液を逃がす副流路 2 6と、マスタシリンダ 2 1のブレ-キ液を副流路 2 6に供給する 供給流路 2 7とを備える。

[ 0 0 2 3 ]

主流路 2 5には、込め弁 (巳 V) 3 1が設けられている。副流路 2 6は、主流路 2 5のうちの、込 め弁 3 1に対するホイールシリンダ 2 4側とマスタシリンダ 2 1側との間をパイパスする。畐〇流路 2 6には 、上流側から順に、弛め弁 (八 V) 3 2と、アキュムレ-夕 3 3と、ポンプ 3 4とが設けられている。主流 路 2 5のうちの、マスタシリンダ 2 1側の端咅5と、畐〇流路 2 6の下流側端咅5が接続される箇所との間に は、第 1弁 (II 5 V) 3 5が設けられている。供給流路 2 7は、マスタシリンダ 2 1と、副流路 2 6の うちのポンプ 3 4の吸込側との間を連通させる。供給流路 2 7には、第 2弁 (H S V) 3 6が設けら れている。

[ 0 0 2 4 ]

込め弁 3 1は、例えば、非通電状態で開き、通電状態 閉じる電磁弁である。弛め弁 3 2は、例え ば、非通電状態で閉じ、通電状態で開く電磁 弁である。第 1弁 3 5は、例えば、非通電状態で開き、 通電状態で閉じる電磁弁である。第 2弁 3 6は、例えば、非通電状態で閉じ、通電状態 開く電磁 弁である。

[ 0 0 2 5 ]

液圧制御ユニット 5 0は、込め弁 3 1、弛め弁 3 2、アキュムレ-夕 3 3、ポンプ 3 4、第 1弁 3 5 及び第 2弁 3 6を含むブレーキ液圧を制御するためのコン ーネントと、それらのコンポーネントが設 られ、 主流路 2 5、副流路 2 6及び供給流路 2 7を構成するための流路が内部に形成されて る基体 5

1と、制御装置 6 0とを含む。 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

7

[ 0 0 2 6 ]

なお、基体 5 1は、 1つの咅^才によって形成されていてもよく、 数の咅^才によって形成されていてもよ い。また、基体 5 1が複数の部材によって形成されている場合 各コンポ-ネントは、異なる部材に分かれ て設けられていてちよい。

[ 0 0 2 7 ]

液圧制御ユニット 5 0の上記のコンポ-ネントの動作は、制御装置 6 0によって制御される。それによ り、前輪制動機構 1 2によって前輪 3に生じる制動力及び後輪制動機構 1 4によって後輪 4に生じる 制動力が制御される。

[ 0 0 2 8 ]

例えば、通常時 (つまり、後述されるアダプティブクルーズ コントロール及びアンチ□ックプレーキ芾 I】御のい ずれも実行されていない時) には、制御装置 6 0によって、込め弁 3 1が開放され、弛め弁 3 2が閉鎖 され、第 1弁 3 5が開放され、第 2弁 3 6が閉鎖される。その状態で、第 1ブレ-キ操作部 1 1が操 作されると、前輪制動機構 1 2において、マスタシリンダ 2 1のピストン (図示省略) が押し込まれてホ イールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧が増カロし、ブレーキ ャリパ 2 3のブレーキパッド (図示省略) が前 輪 3の□-夕 3 3に押し付けられて、前輪 3に芾 I】動力が生じる。また、第 2ブレーキ操作咅5 1 3が操作さ れると、後輪芾 I】動機構 1 4において、マスタシリンダ 2 1のピストン (図示省略) が押し込まれてホイール シリンダ 2 4のブレーキ液の液圧が増カロし、ブレーキ ャリパ 2 3のブレーキパッド (図示省略) が後輪 4 の□-夕 4 3に押し付けられて、後輪 4に制動力が生じる。

[ 0 0 2 9 ]

前方監視センサ 4 1は、モ-タサイクル 1 0 0の前方を監視し、モ-タサイクル 1 0 0の前方の各種 情報を検出する。具体的には、前方監視セン サ 4 1は、モ-タサイクル 1 0 0が今後通過する経路とし て予測される経路である予測経路を検出する 。前方監視センサ 4 1が、モ-タサイクル 1 0 0の予測経 3各に実質的に換算可能な他の物理量を検出 るものであってもよい。また、前方監視セ サ 4 1は、モ

-タサイクル 1 0 0から前走車までの距離を検出する。前方監 センサ 4 1が、モータサイクル 1 0 0か ら前走車までの距離に実質的に換算可能な他 の物理量を検出するものであってもよい。 [0 0 3 0]

ここで、前走車は、モータサイクル 1 0 0より前方に位置する車両を意味し、モータ イクル 1 0 0の走 行車線と同一の車線上でモータサイクル 1 0 0から最も近い車両のみならず、モータサイ ル 1 0 0から 複数台前の車両又はモ-タサイクル 1 0 0の走行車線に隣接する車線上を走行する車 等を含んで もよい。例えば、モ-タサイクル 1 0 0より前方に複数の車両が存在する場合、前 監視センサ 4 1は、 モ-タサイクル 1 0 〇の予測経路及び当該複数の車両の挙動に基 づいて、モ-タサイクル 1 0 0からの 距離の検出の対象となる前走車を選択する。 この場合、モータサイクル 1 0 0からこのように選択された 前走車までの距離の検出結果を用いて、後述 されるアダプティブクル-ズコントロ-ルが実 される。

[0 0 3 1]

前方監視センサ 4 1としては、例えば、モータサイクル 1 0 0の前方を撮像するカメラ及びモータサイク ル 1 0 0から前方の対象物までの距離を検出可能な -ダ-が用いられる。その場合、例えば、カメ ラに より撮像される画像を用いて白線やガ-ドレ- 等を認識し、これらの認識結果及びレ-ダ- 検出結果 を利用することによって、モータサイクル 1 0 0の予測経 S各を検出することができる。また、例えば カメラに より撮像される画像を用いて前走車を認識し 、前走車の認識結果及びレ-ダ-の検出結果を 用する ことによって、モータサイクル 1 0 0から前走車までの距離を検出することがで る。前方監視センサ 4 1 は、例えば、胴体 1の前咅 P (こ設けられている。

[0 0 3 2]

なお、前方監視センサ 4 1の構成は上記の例に限定されない。例えば 前方監視センサ 4 1によるモ -タサイクル 1 0 0の予測経路の検出及びモータサイクル 1 0 0から前走車までの距離の検出の機能は 、ステレオカメラによって実現されてもよい 。また、例えば、前方監視センサ 4 1によるモータサイクル 1 0 0 の予測経路の検出の機能は、 G P S (G l o b a l P o s i t i o n i n g S y s t e m ) 衛星から受信した信号を利用することによっ て実現されてもよい。

[0 0 3 3]

入力装置 4 2は、 ドライパによる走行モードの選択操作を受け 付け、 ドライパにより選択されている走 行モードを示す情報を出力する。ここで、モ ータサイクル 1 0 0では、後述されるように、制御装置 6 0によ \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

9

ってアダプティブクルーズコント□—ルを 実行可能となっている。アダプティブクルー ズコント□—ルは、モータサイク ル 1 0 0の加減速度をドライパによる加減速操作に らずに自動で制御するクル-ズコント□-ルの 一例 に相当し、モータサイクル 1 0 0を当該モータサイクル 1 0 0から前走車までの £巨離、 当該モータサイクル 1 0 0の動き及びドライパの指示に応じて走行さ る制御である。 ドライパは、入力装置 4 2を用いて、 走行モードとして、アダプティブクルーズコ ントロールが実行される走行モードを選択す ることができる。入力装 置 4 2としては、例えば、レパ-、ボタン又はタッ パネル等が用いられる。入力装置 4 2は、例えば、八ン ドル 2に設けられている。

[ 0 0 3 4 ] 前輪回転速度センサ 4 3は、前輪 3の回転速度を検出し、検出結果を出力する 前輪回転速度 センサ 4 3が、前輪 3の回転速度に実質的に換算可能な他の物理 を検出するものであってもよい。 前輪回転速度センサ 4 3は、前輪 3に設けられている。

[ 0 0 3 5 ] 後輪回転速度センサ 4 4は、後輪 4の回転速度を検出し、検出結果を出力する 後輪回転速度 センサ 4 4が、後輪 4の回転速度に実質的に換算可能な他の物理 を検出するものであってもよい。 後輪回転速度センサ 4 4は、後輪 4に設けられている。

[ 0 0 3 6 ] 慣性計測装置 4 5は、 3軸のジャイ□センサ及び 3方向の力 0速度センサを備えており、モ-タサイクル 1 0 0の姿勢を検出する。例えば、慣性計測装置 4 5は、モ-タサイクル 1 0 0のリ-ン角を検出し、 検出結果を出力する。慣性計測装置 4 5が、モ-タサイクル 1 0 0のリ-ン角に実質的に換算可能な 他の物理量を検出するものであってもよい。 リーン角は、例えば、図 3に示、されるモータサイクル 1 0 0の鉛 直上方向に対する口-ル方向の傾きの角度 0に相当する。慣性計測装置 4 5は、例えば、胴体 1に設 けられている。なお、モータサイクル 1 0 0では、リーン角を検出する機能のみを有す センサが慣性計測 装置 4 5に替えて用いられてもよい。

[ 0 0 3 7 ] 横加速度センサ 4 6は、モ-タサイクル 1 0 0の横加速度を検出し、検出結果を出力する 横加速 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

10

度センサ 4 6が、モ-タサイクル 1 0 0の横加速度に実質的に換算可能な他の物理 を検出するもの であってもよい。横カロ速度は、モータサイ クル 1 0 0に生じている加速度における当該モータサ クル 1 0 0の横方向 (つまり、車幅方向) の成分である。横加速度センサ 4 6は、例えば、胴体 1に設けられ ている。

[ 0 0 3 8 ]

マスタシリンダ圧センサ 4 8は、マスタシリンダ 2 1のブレーキ液の液圧を検出し、検出結果を 力する 。マスタシリンダ圧センサ 4 8が、マスタシリンダ 2 1のブレーキ液の液圧に実質的に換算可能な の物 理量を検出するものであってもよい。マスタ シリンダ圧センサ 4 8は、前輪制動機構 1 2及び後輪制動 機構 1 4のそれぞれに設けられている。

[ 0 0 3 9 ]

ホイールシリンダ圧センサ 4 9は、ホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を検出し、検出結果を 力 する。ホイ-ルシリンダ圧センサ 4 9が、ホイ-ルシリンダ 2 4のブレ-キ液の液圧に実質的に換算可能な 他の物理量を検出するものであってもよい。 ホイールシリンダ圧センサ 4 9は、前輪制動機構 1 2及び後 輪制動機構 1 4のそれぞれに設けられている。

[ 0 0 4 0 ]

制御装置 6 0は、モータサイクル 1 0 0の走行を制御する。

[ 0 0 4 1 ]

例えば、芾 I】御装置 6 0の一咅5又は全ては、マイコン、マイク□プ セッサユニット等で構成されている。ま た、例えば、制御装置 6 0の一部又は全ては、ファ-ムウエア等の更新 能なもので構成されてもよく、 〇 II等からの指令によって実行されるプログラ モジュール等であってもよい。制御装置 6 0は、例えば 、 1つであってもよく、また、複数に分かれて てもよい。

[ 0 0 4 2 ]

制御装置 6 0は、図 4に示されるように、例えば、取得部 6 1と、制御部 6 2とを備える。

[ 0 0 4 3 ]

取得部 6 1は、モ-タサイクル 1 0 0に搭載されている各装置から出力される情 を取得し、制御部 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

11

6 2へ出力する。例えば、取得部 6 1は、前方監視センサ 4 1、入力装置 4 2、前輪回転速度セン サ 4 3、後輪回転速度センサ 4 4、慣性計測装置 4 5、横加速度センサ 4 6、マスタシリンダ圧セン サ 4 8及びホイ-ルシリンダ圧センサ 4 9から出力される情報を取得する。

[ 0 0 4 4 ]

芾御咅5 6 2は、モータサイクル 1 0 0に搭載されている各装置の動作を芾 I】御することによって、モータサ イクル 1 0 0に付与される駆動力及び制動力を制御する それにより、制御部 6 2は、モ-タサイクル 1 0 0のカロ減速度を芾 I】御することができる。

[ 0 0 4 5 ]

ここで、芾 I】御咅5 6 2は、モータサイクル 1 0 0に搭載されている各装置の動作を芾 I】御することによって、 モータサイクル 1 0 0を当該モータサイクル 1 0 0から前走車までの距離、当該モータサイク 1 0 0の動 き及びドライパの指示に応じて走行させるア ダプティブクルーズコント□—ルをクルーズ コント□—ルとして実行 可能である。具体的には、制御部 6 2は、アダプティブクル-ズコントロ-ルが実行 される走行モ-ドがドラ イパによって選択されている場合に、アダプ ティブクルーズコントロールを実行する。な お、芾 I】御咅5 6 2は、ア ダブティブクルーズコント□—ルの実行中に 、 ドライパによりカロ減速操作 (つまり、アクセル操作又はブレーキ 操作) が行われた場合、アダプティブクルーズコン トロールを解除する。

[ 0 0 4 6 ]

アダプティブクルーズコントロールでは、モ ータサイクル 1 0 0の力 0減速度は、基本的には、モータサイクル 1 0 0から前走車までの距離が目標距離に近づく うに制御される。 目標距離は、モータサイクル 1 0 0から前走車までの距離としてドライパの安 性を確保し得る値に設定される。なお、前 車が認識され ない場合には、才ートクルーズコント□—ル と同様に、モータサイクル 1 0 0のカロ減速度は、モータサイクル 1 0 〇の速度が予め設定された設定速度になるよ うに制御される。また、アダプティブクル- コント□-ルで は、モ-タサイクル 1 0 0の加減速度が、 ドライパの快適性を損なわない程度の上限値 以下に制限され る

[ 0 0 4 7 ]

具体的には、アダプティブクル-ズコントロ- の実行中に、制御部 6 2は、モ-タサイクル 1 0 0から前 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

12

走車までの距離と目標距離との比較結果及 びモ-タサイクル 1 0 0と前走車との相対速度に基づいて 、モータサイクル 1 0 0から前走車までの距離が目標距離に近づく うな目標カロ減速度を算出し、モータ サイクル 1 0 0の加減速度を目標加減速度に制御する。

[ 0 0 4 8 ] 例えば、モ-タサイクル 1 0 0から前走車までの距離が目標距離より長い 合、制御部 6 2は、モ- クサイクル 1 0 0から前走車までの距離と目標距離との差に じた加速度を目標加減速度として算出 する。一方、モ-タサイクル 1 0 0から前走車までの距離が目標距離より短い 合、制御部 6 2は、モ -タサイクル 1 0 0から前走車までの距離と目標距離との差に じた減速度を目標加減速度として算 出する。

[ 0 0 4 9 ] なお、制御部 6 2は、前走車が認識されている場合であって 、設定速度に基づく目標加減速度が 目標距離に基づく目標加減速度よりも小さい 場合、モ-タサイクル 1 0 0の加減速度を設定速度に基 づく目標加減速度に制御してもよい。

[ 0 0 5 0 ] ここで、芾 I】御咅5 6 2は、アダプティブクルーズコントロールの 行中に、モータサイクル 1 0 0の速度を芾1】 限速度以下に制御する。

[ 0 0 5 1 ] 具体的には、制御部 6 2は、直線路の走行時に、モ-タサイクル 1 0 0の速度をドライパの快適性を 損なわない程度の制限速度以下に制限する。

[ 0 0 5 2 ] また、制御咅5 6 2は、モータサイクル 1 0 0を力ーブ路から逸脱しないように適切に旋 させるために、 旋回時に制限速度をモ-タサイクル 1 0 0に旋回によって生じる慣性力と相関を有す 慣性力指標に 応じて調整する。詳細には、制御部 6 2は、慣性力指標が大きいほど、制限速度が さくなるように当 該制限速度を調整する。制御部 6 2は、例えば、モ-タサイクル 1 0 0の横加速度を慣性力指標とし て用いる。なお、慣性力指標として、モ-タ イクル 1 0 0の横加速度以外の他の情報が用いられても \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

13

い。例えば、制御部 6 2は、慣性力指標として、モ-タサイクル 1 0 0のヨ-レ-卜を用いてもよい。

[ 0 0 5 3 ] なお、制御部 6 2は、モ-タサイクル 1 0 0の横加速度として、横加速度センサ 4 6の検出結果を用 いる他に、制御装置 6 0により取得される他の情報を用いて算出さ る値を用いてもよい。例えば、制 御部 6 2は、前輪回転速度センサ 4 3及び後輪回転速度センサ 4 4に基づいて車速を算出し、当該 車速と旋回半径とに基づいて横加速度を算出 してもよい。なお、旋回半径は、例えば、 0 5衛星から 受信した信号を利用することによって取得さ れ得る。

[ 0 0 5 4 ] 制御部 6 2は、例えば、駆動制御部 6 2 3と、制動制御部 6 2 匕とを含む。

[ 0 0 5 5 ] 駆動制御部 6 2 3は、アダプティブクル-ズコント□-ルの実行 中に、車輪に伝達される駆動力を制御 する。具体的には、駆動制御部 6 2 3は、アダプティブクル-ズコントロ-ルの実行 中に、エンジン 5の各 装置 (スロットル弁、燃料噴射弁及び点火プラグ 等) の動作を制御するための信号を出力するエン ジン 制御装置 (図示省略) に指令を出力することによって、エンジン 5の動作を制御する。それにより、アダ プティブクル-ズコントロ-ルの実行中に、車 に伝達される駆動力が制御される。

[ 0 0 5 6 ] 通常時には、エンジン 5の動作は、エンジン芾 I】御装置によって、 ドライパのアクセル操作に応じて車車侖に 駆動力が伝達されるように制御される。

[ 0 0 5 7 ]

—方、アダプティブクル-ズコントロ-ルの 行中には、駆動制御部 6 2 3は、 ドライパのアクセル操作に よらずに車輪に駆動力が伝達されるよう(こ 、エンジン 5の動作を制御する。具体的には、駆動制御 6 2 3は、アダプティブクルーズコント□—ルの 行中に、モータサイクル 1 0 0をカロ速させる際に、エンジン 5 の動作を制御することによって、モータサイ クル 1 0 0のカロ減速度が目標カロ減速度となるよう 、車輪に 駆動力を伝達させる。

[ 0 0 5 8 ] \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

14

制動制御部 6 2 匕は、ブレーキシステム 1 0の液圧芾 I】御ユニット 5 0の各コンポ-ネントの動作を制 御することによって、モータサイクル 1 0 0の車車侖に生じる芾1】動力を芾 I】御する。

[ 0 0 5 9 ]

通常時には、制動制御部 6 2 匕は、上述したように、 ドライパのブレ-キ操作に応じて車輪に制動 が 生じるように、液圧制御ユニット 5 0の各コンポーネントの動作を制御する。

[ 0 0 6 0 ]

—方、アダプティブクル-ズコントロ-ルの実 中には、制動制御部 6 2 匕は、 ドライパのブレーキ操作に よらずに車輪に制動力が生じるように、各コ ンポ-ネントの動作が制御される。具体的に 、制動制御部 6 2 匕は、アダプティブクルーズコント□—ルの 実行中に、モータサイクル 1 0 0を減速させる際に、液圧制 御ユニット 5 0の各コンポーネントの動作を芾 I】御することによって、モータサイクル 1 0 0のカロ減速度が目 標加減速度となるように、車輪に制動力を生 じさせる。

[ 0 0 6 1 ]

例えば、アダプティブクル-ズコントロ-ルの 行中には、制動制御部 6 2 匕は、込め弁 3 1が開放さ れ、弛め弁 3 2が閉鎖され、第 1弁 3 5が閉鎖され、第 2弁 3 6が開放された状態(こし、その状態で 、ポンプ 3 4を駆動することにより、ホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を増加させて車輪に制 力を 生じさせる。また、制動制御部 6 2 匕は、例えば、第 1弁 3 5の開度を制御することによりホイ-ルシリン ダ 2 4のブレーキ液の液圧を調整することによっ 、車輪に生じる制動力を制御することがで る。

[ 0 0 6 2 ]

なお、芾 I】動芾 I】御咅5 6 2 [ 3 は、車輪にロック又はロックの可能性が 生じた場合に、アンチロックブレーキ芾 I】 御を行ってもよい。アンチロックブレーキ芾 I〗御は、ロック又はロックの可能性が生じ 車輪の芾1〗動力を、ロック を回避し得るような制動力に調整する制御で ある。

[ 0 0 6 3 ]

例えば、アンチ□ックプレ-キ制御の実行中 は、制動制御部 6 2 匕は、込め弁 3 1が閉鎖され、弛 め弁 3 2が開放され、第 1弁 3 5が開放され、第 2弁 3 6が閉鎖された状態にし、その状態で、ポン

3 4を駆動することにより、ホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を減少させて車輪に生 る制動力を \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

15

減少させる。また、制動制御部 6 2 13は、例えば、上記の状態から込め弁 3 1及び弛め弁 3 2の双方 を閉鎖することにより、ホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を保持し車輪に生じる 動力を保持する ことができる。また、制動制御部 6 2 匕は、例えば、上記の状態から込め弁 3 1を開放し、弛め弁 3 2 を閉鎖することにより、ホイールシリンダ 2 4のブレーキ液の液圧を増大させて車輪に生 る制動力を増大 させることができる。

[ 0 0 6 4 ]

上記のように、制御装置 6 0では、制御部 6 2は、アダプティブクル-ズコントロ-ルを実行 可能である 。ここで、芾 I】御咅5 6 2は、アダプティブクルーズコントロールの 行中に、旋回時にモータサイクル 1 0 0の車 速を制限速度以下に制限し、モ-タサイクル 1 0 0の予測経路に基づいて力-ブ路の出口を検出 、モ- クサイクル 1 0 0が当該出口に進入するより前の時点でモー サイクル 1 0 0が減速している場合にモー クサイクル 1 0 0の減速度を低下させる。それにより、モー サイクル 1 0 0のアダプティブクルーズコント□- ルの実行中に適切なコーナリングを実現する ことができる。適切なコーナリングを実現す るために制御装置 6 0により行われる上記の制御に関する処理に いては、後述にて詳細に説明する。

[ 0 0 6 5 ]

なお、上記では、駆動制御部 6 2 3がエンジン制御装置を介してエンジン 5の動作を制御する例を 説明したが、駆動制御部 6 2 3 がエンジン 5の各装置の動作を制御するための信号を出 し、エンジン 5の各装置の動作を直接的に芾 I】御してもよい。その場合、通常時におけ エンジン 5の動作についても、 アダプティブクルーズコントロールの実行中 におけるエンジン 5の動作と同様に、駆動制御咅5 6 2 3によって 制御される。

[ 0 0 6 6 ]

<制御装置の動作>

図 5及び図 6を参照して、本発明の実施形態に係る制御 置 6 0の動作について説明する。

[ 0 0 6 7 ]

図 5は、制御装置 6 0が行う処理の流れの一例を示すフロ-チヤ-卜 である。具体的には、図 5に示 される制御フローは、制御装置 6 0が行う処理のうち適切なコーナリングを実 するために行われるモータ \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

16

サイクル 1 0 0のカロ減速度の芾 I】御に関する処理であり、アダプティブク ーズコントロールの実行中に繰り 返し行われる。なお、図 5に示される芾 I】御フローは、直線 £各の走行時に開始される。また、図 5におけるス テップ5 5 1 0及びステップ 5 5 9 0は、図 5に示される制御フロ-の開始及び終了にそれ れ対応す る。図 6は、力ーブ路の入口又は出口を検出するた の指標値 ¢1 丁 「 3 】 について説明するための説 明図である。

[ 0 0 6 8 ]

なお、以下では、ステップ 5 5 1 5, 5 5 1 7 , 5 5 2 3において、モータサイクル 1 0 0に旋回によ つて生じる慣性力と相関を有する慣性力指標 として横加速度が用いられる例を説明するが 、上述したよ うに、慣性力指標としてヨ-レ-卜が用いられ もよい。

[ 0 0 6 9 ]

図 5に示される制御フローが開始されると、ス ップ 5 5 1 1において、制御部 6 2は、モータサイクル 1 0 0の前方に力ーブ路の入口が検出されたか否 を半 定する。モータサイクル 1 0 0の前方に力ーブ路 の入口が検出されたと判定された場合 (ステップ 5 5 1 1 /丫巳 5) 、ステップ 5 5 1 3に進む。一方 、モ -タサイクル 1 0 0の前方に力-ブ路の入口が検出されていない 判定された場合 (ステップ 5 5 1 、ステップ 5 5 1 1の処理が繰り返される。

[ 0 0 7 0 ]

ここで、制御部 6 2は、アダプティブクル-ズコントロ-ルの実行 中に、モ-タサイクル 1 0 0の予測経路 に基づいて力ーブ路の入口を検出する。なお 、力ーブ路の入口は、力ーブ路と当該力ーブ 路に対して後方に 連接される直線路との接続部を意味する。力 -ブ路の入口を検出する方法としては種々の 法があり得 るが、以下では、一例として、図 6を参照して説明する指標値 ¢1 丁 「 3 】 を用いて力-ブ路の入口が 検出される例について説明する。なお、指標 値 ¢1 丁 「 3 】 は、後述されるよう(こ、力-ブ路の出口の 出にも用いられる指標値である。

[ 0 0 7 1 ]

図 6は、指標イ直 ¢1 丁 「 3 】 について説明するための説明図である。図 6では、モータサイクル 1 0

0が走行している直線路 8 0に対して前方に力ーブ路 9 0が連接されている様子が示されている。図 6 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

17

に示されるように、指標値 ¢1 V 丁 「 3 』 は、モ-タサイクル 1 0 0から進行方向 Xに基準距離口だけ離 れた地点 と予測軌跡 Rとの進行方向 Xに直交する方向の距離に相当する。基準距 口は、例えば 、モ -タサイクル 1 0 0が所定時間 (例えば、 1〜 2秒程度) で進む距離であり、車速に応じて変化す る値である。なお、図 6では、前方監視センサ 4 1により検出された予測軌跡 Rが破線矢印で示されて いる。

[ 0 0 7 2 ] モータサイクル 1 0 0が図 6に示される位置よりも後方を走行しており モータサイクル 1 0 0と力ーブ路 9 0の入口 9 1との間の距離が基準距離口よりも長い場合 指標値 ¢1 丁 「 3 】 は略 0となる。そ の後、モ-タサイクル 1 0 0と力-ブ路 9 0の入口 9 1との間の距離が基準距離口を下回った時点 ら 指標値 ¢1 7 丁 「 3 』が増大する。

[ 0 0 7 3 ] 制御部 6 2は、例えば、指標値 ¢1 丁 「 3 】が基準値を上回った場合に、モ-タサイク 1 0 0の 前方に力-ブ路 9 0の入口 9 1が検出されたと判定する。上記基準値は、 -タサイクル 1 0 0が力-ブ 路 9 0の入口 9 1に近づくことに起因して指標値 ¢1 丁 「 3 】が増大していることを適切に半 断し得 る値に設定される。

[ 0 0 7 4 ] ステップ 5 5 1 1で丫巳 5と判定された場合、ステップ 5 5 1 3において、制御部 6 2は、制限速度 を低下させる。それにより、モータサイクル 1 0 0が力ーブ路の入口に進入するより前の時点 モータサイク ル 1 0 0を減速させることができる。

[ 0 0 7 5 ] モータサイクル 1 0 0が直線路から力ーブ路の入口に進入した際 は、 ドライパによって、モータサイクル 1 0 〇を口ール方向に佳 I]す操作が行われる。それにより、モータサ クル 1 0 0を旋回させることができる。ここ で、モータサイクル 1 0 0を口ール方向に佳 I]す操作が行われる際には、モータサイクル 1 0 0が減速してい る必要がある。このことは、モータサイクル 1 0 0が減速していない状態では、モータサイク 1 0 0の重心 を前輪 3側に移動させることが困難となることに起 して、モータサイクル 1 0 0を口ール方向に佳 I]しにくく \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

18

なることによる。

[ 0 0 7 6 ]

制御装置 6 0では、上記のように、制御部 6 2は、力-ブ路の入口に進入するより前の時点 モ-夕 サイクル 1 0 0を減速させることが好ましい。それにより モータサイクル 1 0 0が力ーブ£各の入口に進入し た際に、モータサイクル 1 0 0を減速している 4犬態にすることができるので、モータサイ ル 1 0 0を口ール方 向に佳 | ]す操作をドライパに適切に行わせるこ ができる。

[ 0 0 7 7 ]

なお、制限速度を低下させる前におけるモー タサイクル 1 0 0の車速が低下後の制限速度よりも低い ±易合には制限速度の低下に伴うモータサイ ル 1 0 〇の減速は生じないが、このような場合にモ ータサイク ル 1 0 〇を減速させずともモータサイクル 1 0 〇を口ール方向に容易に佳 I]せる状況になるように低下後の 制限速度が設定されている。

[ 0 0 7 8 ]

ここで、モータサイクル 1 〇 〇が力ーブ路の入口に進入した際に、力ーブ 路の曲率が大きいほど (つまり、 旋回半径が小さいほど) モ-タサイクル 1 〇 〇の口-ル方向の姿勢の変化量 (つまり、リ-ン角の変化量 ) が大きくなるように、モータサイクル 1 〇 0を口ール方向に佳 I]す必要がある。ゆえに、モータサイクル 1 0 0 を口-ル方向に倒す操作をドライパにより適 に行わせる観点では、制御部 6 2は、力-ブ路の入口に進 入するより前の時点で、力-ブ路の曲率と相 を有する曲率指標に基づいてモ-タサイクル 1 〇 〇を減速 させることが好ましい。

[ 0 0 7 9 ]

具体的には、制御部 6 2は、力-ブ路の曲率が大きいほどモ-タサイク ル 1 0 0を口-ル方向に倒しや すくなるように、モ-タサイクル 1 0 0を減速させる。例えば、制御部 6 2は、曲率指標が大きいほど低下 後の制限速度が小さな値になるように、制限 速度を低下させる。

[ 0 0 8 0 ]

制御部 6 2は、例えば、モ-タサイクル 1 0 0の予測経路に基づいて力-ブ路の曲率を直接 に示す 情報を生成し、当該情報を曲率指標として用 いる。なお、曲率指標として、力-ブ路の曲 を直接的に \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

19

示す情報以外の他の情報が用いられてもよ い。例えば、制御部 6 2は、曲率指標として、上述した指 標値 ¢1 丁 「 3 】 を用いてもよい。指標値 ¢1 丁 「 3 】 は、モータサイクル 1 0 0が力ーブ路の入口に 近づくにつれて増大した後、力ーブ路の曲率 が大きいほど大きい値となるので、曲率指標 として指標値 ¢1 )/ 1 V & ] を用いることができる。

[ 0 0 8 1 ]

次に、ステップ 5 5 1 5において、芾 I】御咅5 6 2は、モ-タサイクル 1 0 0の横加速度が基準加速度を 上回ったか否かを判定する。モ-タサイクル 1 0 0の横加速度が基準加速度を上回ったと判定 れた場 合 (ステップ 5 5 1 5 /丫巳 5) 、ステップ 5 5 1 7に進む。一方、モ-タサイクル 1 0 0の横加速度 が基準加速度を上回っていないと判定された 場合 (ステップ 5 5 1 5 / 1\1 0) 、ステップ 5 5 1 5の処 理が繰り返される。

[ 0 0 8 2 ]

基準カロ速度は、モータサイクル 1 0 〇が力ーブ路の入口を通過した後、力ーブ路 に沿って旋回し始めた ことに起因してモータサイクル 1 0 0に横カロ速度が生じ始めたことを適切に半 断し得るイ直に設定される。

[ 0 0 8 3 ]

ステップ 5 5 1 5で丫巳 5と半 定された場合、ステップ 5 5 1 7において、芾 I】御咅 5 6 2は、モータサイ クル 1 0 0の横カロ速度に応じた制限速度の調整を許 する。それにより、モータサイクル 1 0 0を力ーブ 路から逸脱しないように適切に旋回させるこ とができる。詳細には、旋回時に横加速度に 応じた制限速 度の調整が行われる結果として、モータサイ クル 1 0 0のリーン角を維持した状態でモータサイク 1 0 0 を力ーブ路に沿って走行させることができる 。

[ 0 0 8 4 ]

なお、制御部 6 2は、横加速度に応じた制限速度の調整が許 されて開始される際に、制限速度 が急峻に変化することが抑制されるように制 限速度を変化させることが好ましい。

[ 0 0 8 5 ]

次に、ステップ 5 5 1 9において、芾 I】御咅 5 6 2は、モータサイクル 1 0 0の前方に力ーブ路の出口が検 出されたか否かを半 1】定する。モータサイクル 1 0 0の前方に力ーブ路の出口が検出されたと判 された場 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

20

合 (ステップ 5 5 1 9 /丫巳 5) 、ステップ 5 5 2 1に進む。一方、モータサイクル 1 0 0の前方に力一 ブ路の出口が検出されていないと判定された 場合 (ステップ 5 5 1 9 / 1\1 0) 、ステップ 5 5 1 9の処 理が繰り返される。

[ 0 0 8 6 ] 上述したように、芾 I】御咅5 6 2は、アダプティブクルーズコントロールの 行中に、モータサイクル 1 0 0の 予測経路に基づいて力ーブ路の出口を検出す る。なお、力ーブ路の出口は、力ーブ路と当 該力ーブ路に対し て前方に連接される直線路との接続部を意味 する。力-ブ路の出口を検出する方法として 種々の方法 があり得るが、以下では、一例として、図 6を参照して説明した指標値 ¢1 丁 「 3 】 を用いて力-ブ路の 出口が検出される例について説明する。

[ 0 0 8 7 ] 上記にて図 6を参照して説明したように、指標値 ¢1 丁 「 3 】 は、モ-タサイクル 1 0 0から進行方 向 Xに基準距離口だけ離れた地点 と予測軌跡 Rとの進行方向 Xに直交する方向の距離に相当す る。ゆえに、モータサイクル 1 0 0が力ーブ路 9 0の入口 9 1を通過した後において、力ーブ路 9 0の走行 中には、指標値 ¢1 丁 「 3 】 は略一定となる。その後、モータサイクル 1 0 0と力ーブ路 9 0の出口 ( 図示省略) との間の距離が基準距離口を下回った時点か ら指標値 ¢1 7 丁 「 3 』が減少する。

[ 0 0 8 8 ] 制御部 6 2は、例えば、指標値 ¢1 丁 「 3 】が基準値を下回った場合に、モ-タサイク 1 0 0の 前方に力-ブ路 9 0の出口が検出されたと判定する。上記基準 は、モ-タサイクル 1 0 0が力-ブ路 9 0の出口に近づくことに起因して指標値 ¢1 丁 「 3 』が減少していることを適切に判断し得る値 に設定 される。

[ 0 0 8 9 ] 次に、ステップ 5 5 2 1において、芾 I】御咅 5 6 2は、モータサイクル 1 0 0が減速しているか否かを半 定 する。モータサイクル 1 0 0が減速していると半 定された場合 (ステップ 5 5 2 1 /丫巳 5) 、ステップ 5

5 2 3に進む。一方、モ-タサイクル 1 0 0が減速していないと判定された場合 (ステップ 5 5 2 1 /

0) 、ステップ 5 5 9 0に進み、図 5に示される制御フロ-は終了する。 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

21

[ 0 0 9 0 ]

上述したように、アダプティブクルーズコン トロールの実行中に、旋回時にモータサイク ル 1 0 0の速度は 制限速度以下に制御される。具体的には、旋 回時に、制限速度は、モ-タサイクル 1 0 0に旋回によっ て生じる慣性力と相関を有する慣性力指標 (例えば、横加速度) に応じて調整される。ゆえに、モ-夕 サイクル 1 0 0の前方に力ーブ路の出口が検出された時点 、モータサイクル 1 0 0が減速している場合 がある。制御部 6 2は、例えば、前輪回転速度センサ 4 3及び後輪回転速度センサ 4 4に基づいて 車速を算出し、当該車速の変化に基づいてモ ータサイクル 1 0 0が減速しているか否かを半 定する。

[ 0 0 9 1 ]

ステップ 5 5 2 1で丫巳 5と半 定された場合、ステップ 5 5 2 3において、芾 I】御咅 5 6 2は、モータサイ クル 1 0 0の横カロ速度に応じた制限速度の調整を解 する。それにより、モータサイクル 1 0 0が力ーブ £各の出口に進入するより前の時点で、減速 ているモータサイクル 1 0 0の減速度を低下させる (例えば 、モータサイクル 1 0 0をカロ速させる) ことができる。

[ 0 0 9 2 ]

モータサイクル 1 0 0が力ーブ£各の出口に進入した際には、 ドライパによって、モータサイクル 1 0 0を□- ル方向に起こす操作が行われる。それにより 、モータサイクル 1 0 0を直進させることができる。ここで、モー クサイクル 1 0 0を口-ル方向に起こす操作が行われる際に、 -タサイクル 1 0 0の減速度が過度に大 きい場合、モータサイクル 1 0 0を□—ル方向に起こすことが困難になりや い。

[ 0 0 9 3 ]

制御装置 6 0では、上記のように、制御部 6 2は、モ-タサイクル 1 0 0が力-ブ路の出口に進入す るより前の時点で、減速しているモータサイ クル 1 0 0の減速度を低下させる。それにより、モー サイクル 1 0 0が力ーブ路の出口に進入した際に、モータ イクル 1 0 0の減速度が過度に大きくなることを抑芾 することができるので、モータサイクル 1 0 0を口ール方向に起こす操作をドライパに適 に行わせることがで 含る。

[ 0 0 9 4 ]

次に、図 5に示される制御フロ-は終了する。 \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

22

[ 0 0 9 5 ]

上記のように、図 5に示される芾 I】御フローでは、芾 I】御咅5 6 2は、アダプティブクルーズコントロールの 行 中に、モータサイクル 1 0 0の予測経路に基づいて力ーブ路の入口を検 し、モータサイクル 1 0 0が力一 ブ路の入口に進入するより前の時点でモータ サイクル 1 0 0を減速させる。

[ 0 0 9 6 ]

また、図 5に示される芾 I】御フローでは、芾 I】御咅5 6 2は、アダプティブクルーズコントロールの 行中に、モー クサイクル 1 0 0の予測経路に基づいて力ーブ路の出口を検 し、モータサイクル 1 0 0が力ーブ路の出 口に進入するより前の時点で、減速している モータサイクル 1 0 0の減速度を低下させる。

[ 0 0 9 7 ]

ここで、芾 I】御咅5 6 2は、モータサイクル 1 0 0のカロ減速度をより適切に芾 I】御する観点では、力ーブ路の 入口又は出口に進入するより前の時点におい て行われる上記の加減速度の制御を、リ-ン に基づいて 禁止してもよい。

[ 0 0 9 8 ]

具体的には、制御咅5 6 2は、モータサイクル 1 0 0が力ーブ路の入口に進入するより前の時点 モータ サイクル 1 0 0を減速させることをモータサイクル 1 0 0のリーン角に基づいて禁止してもよい。例 ば、制 御咅5 6 2は、モータサイクル 1 0 0が力ーブ£各の入口に進入するより前の時点 で、モータサイクル 1 0 0の リーン角が基準角度より大きい場合に、モー タサイクル 1 0 0を減速させることを禁止する。基準角度は モータサイクル 1 0 0がドライパによって意図的に佳 I]されているか、又は起こされているかを適 に半 断し得 る値に設定される。

[ 0 0 9 9 ]

また、芾御咅5 6 2は、モータサイクル 1 0 0が力ーブ£各の出口に進入するより前の時点 でモータサイクル 1 0 0の減速度を低下させることをモータサイク 1 0 0のリーン角に基づいて禁止してもよい。例 ば、 芾御咅5 6 2は、モータサイクル 1 0 0が力ーブ£各の出口に進入するより前の時点 で、モータサイクル 1 0

〇のリーン角が基準角度以下である場合に 、モータサイクル 1 0 0の減速度を低下させることを禁止する \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

23

[ 0 1 0 0 ]

なお、上記では、力-ブ路の入口又は出口を 出する方法として図 6を参照して説明した指標値 ¢1 V 丁 「 3 】 を用いる方法を説明したが、上述したように 、力ーブ路の入口又は出口を検出する方法は 上 記の例に限定されない。例えば、制御部 6 2は、モ-タサイクル 1 0 0の予測経路における曲率の分布 に基づいて予測経路内で曲率が急峻に変化す る箇所を検出した場合に、 当該箇所を力-ブ路の入口 又は出□として検出してもよい。

[ 0 1 0 1 ]

<制御装置の効果>

本発明の実施形態に係る制御装置 6 0の効果について説明する。

[ 0 1 0 2 ]

制御装置 6 0では、制御部 6 2は、クル-ズコントロ-ル (例えば、アダプティブクル-ズコントロ-ル の実行中に、旋回時にモ-タサイクル 1 0 0の車速を制限速度以下に制限し、モ-タサイ ル 1 0 0の 予測経路に基づいて力ーブ路の出口を検出し 、モータサイクル 1 0 0が力ーブ路の出口に進入するより前 の時点で、減速しているモータサイクル 1 0 0の減速度を低下させる。それにより、モー サイクル 1 0 0が 力ーブ路の出口に進入した際に、モータサイ クル 1 0 0の減速度が過度に大きくなることを抑芾 I】することが できるので、モータサイクル 1 0 0を口ール方向に起こす操作をドライパに適 に行 1 わせることができる。ゆえ に、モータサイクル 1 0 〇のクルーズコントロールの実行中に適切な コーナリングを実現することができる。

[ 0 1 0 3 ]

好ましくは、制御装置 6 0では、制御部 6 2は、クル-ズコントロ-ルの実行中に、旋回時 に制限速 度をモ-タサイクル 1 0 0に旋回によって生じる慣性力と相関を有す 慣性力指標に応じて調整する。そ れにより、モータサイクル 1 0 0を力ーブ路から逸脱しないように適切に旋 させることができる。

[ 0 1 0 4 ]

好ましくは、制御装置 6 0では、制御部 6 2は、クル-ズコントロ-ルの実行中に、モ-タ イクル 1 0

0が力-ブ路の出口に進入するより前の時点 、減速しているモ-タサイクル 1 0 0の減速度を慣性力 指標に応じた制限速度の調整を解除すること によって低下させる。それにより、力ーブ路 の出口の前後に \¥0 2020/065435 卩(:17132019/057725

24

亘って制限速度を利用したモータサイクル 1 0 0のカロ減速度の制御を行いつつ、モータサ クル 1 0 0が 力ーブ路の出口に進入した際に、モータサイ クル 1 0 0の減速度が過度に大きくなることを適切に 芾 I】す ることができる。

[ 0 1 0 5 ] 好ましくは、制御装置 6 0では、制御部 6 2は、クル-ズコントロ-ルの実行中に、モ-タ イクル 1 0 0が力ーブ路の出口に進入するより前の時点 モータサイクル 1 0 0の減速度を低下させることをモータサ イクル 1 0 0のリーン角に基づいて禁止する。それによ 、例えば、モータサイクル 1 0 0が力ーブ£各の出口 に進入するより前の時点で、モータサイクル 1 0 0がドライパによって意図的に起こされてい 場合に、モー クサイクル 1 0 0の減速度を低下させることを禁止すること できる。このように、モータサイクル 1 0 0が力 -ブ路の出口に進入するより前の時点で、モ タサイクル 1 0 0の減速度を低下させることをモータサイク ル 1 0 0のリーン角に基づいて禁止することによっ 、 ドライパの意図に反してモータサイクル 1 0 0の減速 度の低下が行われることを抑芾 I】することができる。ゆえに、モータサイ ル 1 0 0のカロ減速度をより適切に 芾 I】御することができる。

[ 0 1 0 6 ] 本発明は各実施の形態の説明に限定されない 。例えば、各実施の形態の全て又は一部が組 み合わ されてもよく、また、各実施の形態の一咅5 みが実施されてもよい。

【符号の説明】

[ 0 1 0 7 ]

1 胴体、 2 八ンドル、 3 前輪、 3 3 口-夕、 4 後輪、 4 3 口-夕、 5 エンジン、 1 0 ブレ-キシステム、 1 1 第 1ブレ-キ操作部、 1 2 前輪制動機構、 1 3 第 2ブレ-キ操作部、 1 4 後輪制動機構、 2 1 マスタシリンダ、 2 2 リザ-パ、 2 3 ブレ-キキャリパ、 2 4 ホイ-ルシ リンダ、 2 5 主流路、 2 6 副流路、 2 7 供給流路、 3 1 込め弁、 3 2 弛め弁、 3 3 ア キュムレ-夕、 3 4 ポンプ、 3 5 第 1弁、 3 6 第 2弁、 4 1 前方監視センサ、 4 2 入力装 置、 4 3 前輪回転速度センサ、 4 4 後輪回転速度センサ、 4 5 慣性計測装置、 4 6 横加 速度センサ、 4 8 マスタシリンダ圧センサ、 4 9 ホイールシリンダ圧センサ、 5 0 液圧制御ユニット \¥0 2020/065435 卩(:171 2019/057725

25

、 5 1 基体、 6 0 制御装置、 6 1 取得部、 6 2 制御部、 6 2 3 駆動制御部、 6 2 匕 制動制御部、 1 0 0 モ-タサイクル。