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Patent Searching and Data


Title:
CONVEYANCE DEVICE USING CARRIAGE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093667
Kind Code:
A1
Abstract:
A conveyance device using a carriage provided with an object support base that can be vertically moved and that is controlled by a cam rail on the floor side, wherein the maximum permissible weight of an objected to be loaded on the carriage is increased without an increase in the weight of the carriage itself. The object support base (11) is vertically movably supported on the carriage (1) via a cross link mechanism (10). The cross link mechanism (10) has a cam follower roller (32) for vertical movement, which cam follower roller (32) moves in association with vertical movement of the cross link mechanism (10). A cam rail (50) for pushing up the cam follower roller (32) for vertical movement is provided in a carriage travel route. The conveyance device further has urging means (45) for urging the object support base (11) in its lifting direction. Urging force of the urging means (45) is set to a magnitude that lifts the object support base (11) upward when there is no object on the object support base (11) and that allows, when an object is placed on the object support base (11), the object support base (11) to lower by the weight of the load.

Inventors:
SUGIMOTO, Katsuhiro (LTD. Shiga Works Facilities 1225 Nakazaiji, Hino-cho, Gamo-gu, Shiga 62, 5291662, JP)
Application Number:
JP2008/051279
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 29, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIFUKU CO., LTD. (2-11, Mitejima 3-chome Nishi-Yodogawa-ku, Osaka-sh, Osaka 12, 5550012, JP)
株式会社ダイフク (〒12 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11号 Osaka, 5550012, JP)
International Classes:
B61B13/12; B61D47/00; B65G35/06; B61B13/12; B61D47/00; B65G35/00
Attorney, Agent or Firm:
FUJIKAWA, Tadashi (1-22, Nagasunishidori 1-chome Amagasaki-sh, Hyogo 07, 6600807, JP)
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Claims:
 一定走行経路上を走行可能な搬送台車上に、クロスリンク機構を介して昇降可能に被搬送物支持台が支持され、前記クロスリンク機構には、その起伏運動と連動して上下動する昇降用カム従動ローラーが設けられ、前記搬送台車の走行経路中には、前記昇降用カム従動ローラーを押し上げる昇降用カムレールが設けられた台車利用の搬送装置において、前記被搬送物支持台を上昇方向に付勢する付勢手段が設けられ、この付勢手段の付勢力は、被搬送物支持台に被搬送物が搭載されていないときは当該被搬送物支持台を上昇移動させるが、この被搬送物支持台に被搬送物が搭載されたときはその荷重による当該被搬送物支持台の下降を許す強さに設定されている、台車利用の搬送装置。
 前記付勢手段は、クロスリンク機構における被搬送物支持台側のスライドリンク端と当該被搬送物支持台との間に介装されて当該クロスリンク機構を起立させる方向に付勢する水平向きのコイルスプリングで構成されている、請求項1に記載の台車利用の搬送装置。
 前記クロスリンク機構は並設された一対のクロスリンクを備え、この一対のクロスリンクにおける被搬送物支持台側のスライドリンク端どうしが連結軸によって互いに連結され、この連結軸には、当該連結軸と直交する水平向きで並列する複数本の引張用軸杆の一端が連結され、被搬送物支持台には各引張用軸杆を軸方向移動自在に支持する支持部材が設けられ、この支持部材と各引張用軸杆の遊端側バネ受けとの間で各引張用軸杆に外嵌する圧縮コイルスプリングによりクロスリンク機構が起立方向に付勢されるように構成された、請求項2に記載の台車利用の搬送装置。
 前記付勢手段の付勢力は、被搬送物支持台に被搬送物が搭載されていない状態において、下降限位置にある当該被搬送物支持台を上昇移動させることはできないが、その被搬送物支持台が下降限位置から所定高さまで上昇したときには当該被搬送物支持台を当該所定高さ位置から上昇限位置まで上昇移動させることができる強さに設定されている、請求項2に記載の台車利用の搬送装置。
 前記付勢手段の付勢力は、被搬送物が搭載されていない被搬送物支持台を下降限位置から上昇限位置まで上昇移動させることができる強さに設定されている、請求項2に記載の台車利用の搬送装置。
 前記付勢手段は、被搬送物支持台に被搬送物が搭載されていない状態において、下降限位置から所定高さまで上昇した位置にある被搬送物支持台を上昇限位置まで上昇移動させる主付勢手段と、下降限位置にある被搬送物支持台を前記所定高さ位置まで上昇移動させる副付勢手段とから構成されている、請求項5に記載の台車利用の搬送装置。
 前記昇降用カム従動ローラーは、クロスリンク機構のリンクに直接軸支された第一カム従動ローラーと、クロスリンク機構のリンクと搬送台車側との間に介装されたトッグルリンクの折曲部に軸支された第二カム従動ローラーとを備え、前記昇降用カムレールには、第一カム従動ローラーを介して被搬送物支持台を中間高さまで押し上げる第一カムレールと、第二カム従動ローラーを介して被搬送物支持台を中間高さから上昇限位置まで押し上げる第二カムレールとを備えている、請求項1に記載の台車利用の搬送装置。
 前記クロスリンク機構には、被搬送物支持台が上昇限位置に達したときの起立姿勢でクロスリンク機構を保持する自動ロック手段が併設され、この自動ロック手段には、ロック解除用カム従動ローラーが設けられている、請求項1に記載の台車利用の搬送装置。
 前記被搬送物支持台を前記付勢手段の付勢力に抗して下降位置に保持する治具が設けられ、この治具には、回転操作量に対応して前記付勢力による被搬送物支持台の上昇運動を許す操作用ネジ部材が設けられている、請求項1に記載の台車利用の搬送装置。
 前記治具は、搬送台車に対して着脱自在に構成されている、請求項9に記載の台車利用の搬送装置。
 前記治具は、被搬送物支持台が上昇限位置に達するまで前記操作用ネジ部材を回転操作するか又は当該操作用ネジ部材を取り外した状態では、当該操作用ネジ部材の回転操作なしに被搬送物支持台が下降限位置と上昇限位置との間で昇降できるように構成されている、請求項9に記載の台車利用の搬送装置。
 被搬送物支持台は、クロスリンク機構を介して搬送台車上に昇降可能に支持され、前記クロスリンク機構には、左右一対のクロスリンクと、この両クロスリンクにおける搬送台車側のスライドリンク端どうしを連結する共通スライド支点軸が設けられ、前記治具は、前記共通スライド支点軸側に連結されたネジ軸と、被搬送物支持台の側方の搬送台車上に設けられて前記ネジ軸が貫通する支持部材と、この支持部材を貫通した前記ネジ軸の遊端側に螺嵌する操作用ナットを備え、この操作用ナットの締め付け操作により被搬送物支持台が降下するように構成された、請求項9に記載の台車利用の搬送装置。
 前記共通スライド支点軸には自転可能に筒状体が遊嵌され、この筒状体と前記支持部材との中間位置に、当該筒状体と平行に中間棒状部材が配置され、この中間棒状部材と前記筒状体とが、当該筒状体の軸方向2箇所において連結杆により連結され、前記ネジ軸は、その内端部が前記2本の連結杆の中間位置で前記中間棒状部材に取り付けられ、前記支持部材は、搬送台車側に立設された軸受け部材に、前記筒状体と平行な支軸の周りで回転可能に軸支されている、請求項12に記載の台車利用の搬送装置。
 前記筒状体には前記2本の連結杆を着脱自在に結合する連結杆結合部が設けられ、前記軸受け部材は、搬送台車に対して着脱自在に取り付けられ、前記2本の連結杆、中間棒状部材、ネジ軸、操作用ナット、支持部材、及び軸受け部材から成る治具を搬送台車から取り外し可能に構成されている、請求項13に記載の台車利用の搬送装置。
Description:
台車利用の搬送装置

 本発明は、床側のカムレールで制御され 昇降自在な被搬送物支持台を備えた台車を 用する搬送装置に関するものである。

 この種の台車利用の搬送装置、即ち、一定 行経路上を走行可能な搬送台車上に、クロ リンク機構を介して昇降可能に被搬送物支 台が支持され、当該搬送台車の底部には前 クロスリンク機構の起伏運動と連動して上 動する昇降用カム従動ローラーが設けられ 前記搬送台車の走行経路中には、前記昇降 カム従動ローラーを押し上げるカムレール 設けられた台車利用の搬送装置は、特許文 1などに開示されているように従来周知であ る。

特開2006-62805号公報

 上記のような構成の台車利用の搬送装置 は、被搬送物が積載された被搬送物支持台 下降限位置より上昇した位置にあるとき、 ち、カムレールによってカム従動ローラー クロスリンク機構を起立方向に押し上げて る状況で、当該被搬送物支持台が所定高さ 安定するためには、クロスリンク機構の搬 台車側の支点(位置固定のリンク端とスライ ドするリンク端)に作用する上向きの反力(浮 )に搬送台車の自重が勝っていなければなら ない。換言すれば、被搬送物支持台に積載さ れる被搬送物の重量が大きくなって、クロス リンク機構の搬送台車側の支点に作用する上 向きの反力(浮力)が搬送台車の自重より大き なると、搬送台車自体が浮き上がってクロ リンク機構を倒伏姿勢に変えてしまう。こ ことから判るように、上記のような構成の 車利用の搬送装置において、大重量の被搬 物を搬送できるようにするためには、搬送 車自体の重量を十分に大きくしなければな ない。又、被搬送物支持台に積載される被 送物の重量が大きくなると、昇降用カム従 ローラーをカムレールで押し上げ操作する きに当該ローラーに作用する面圧も負荷荷 に対応して大きくなるので、この面圧を抑 るために昇降用カム従動ローラーの直径を きくする必要があり、搬送台車を低床構造 する場合の弊害となる。

 本発明は上記のような従来の問題点を解 し得る昇降荷台付き台車を利用した搬送装 を提供することを目的とするものであって その手段を後述する実施形態の参照符号を して示すと、請求項1に記載の構成では、一 定走行経路上を走行可能な搬送台車1上に、 ロスリンク機構10を介して昇降可能に被搬送 物支持台11が支持され、前記クロスリンク機 10には、その起伏運動と連動して上下動す 昇降用カム従動ローラー30a,30b,32が設けられ 前記搬送台車1の走行経路中には、前記昇降 用カム従動ローラー30a,30b,32を押し上げる昇 用カムレール50,52が設けられた台車利用の搬 送装置において、前記被搬送物支持台11を上 方向に付勢する付勢手段45が設けられ、こ 付勢手段45の付勢力は、被搬送物支持台11に 搬送物が搭載されていないときは当該被搬 物支持台11を上昇移動させるが、この被搬 物支持台11に被搬送物が搭載されたときはそ の荷重による当該被搬送物支持台11の下降を す強さに設定されている。

 上記構成の本発明を実施するについて、 体的には、請求項2に記載のように、前記付 勢手段45は、クロスリンク機構10における被 送物支持台11側のスライドリンク端(共通ス イド支点軸24)と当該被搬送物支持台11との間 に介装されて当該クロスリンク機構10を起立 せる方向に付勢する水平向きのコイルスプ ング(圧縮コイルスプリング48)で構成するこ とができる。この場合、請求項3に記載のよ に、前記クロスリンク機構10は並設された一 対のクロスリンク12a,12bで構成し、この一対 クロスリンク12a,12bにおける被搬送物支持台1 1側のスライドリンク端どうしを連結軸(共通 ライド支点軸24)によって互いに連結し、こ 連結軸(共通スライド支点軸24)には、当該連 結軸(共通スライド支点軸24)と直交する水平 きで並列する複数本の引張用軸杆47の一端を 連結し、被搬送物支持台11には各引張用軸杆4 7を軸方向移動自在に支持する支持部材49を設 け、この支持部材49と各引張用軸杆47の遊端 バネ受け47bとの間で各引張用軸杆47に外嵌す る圧縮コイルスプリング48により、クロスリ ク機構10が起立方向に付勢されるように構 することができる。

 又、請求項2や3に記載の構成を採用する 合、請求項4に記載のように、前記付勢手段4 5の付勢力は、被搬送物支持台11に被搬送物が 搭載されていない状態において、下降限位置 にある当該被搬送物支持台11を上昇移動させ ことはできないが、その被搬送物支持台11 下降限位置から所定高さまで上昇したとき は当該被搬送物支持台11を当該所定高さ位置 から上昇限位置まで上昇移動させることがで きる強さに設定することができるし、場合に よっては請求項5に記載のように、前記付勢 段45の付勢力は、被搬送物が搭載されていな い被搬送物支持台11を下降限位置から上昇限 置まで上昇移動させることができる強さに 定することもできる。特にこの請求項5に記 載の構成を採用する場合、請求項6に記載の うに、前記付勢手段は、被搬送物支持台11に 被搬送物が搭載されていない状態において、 下降限位置から所定高さまで上昇した位置に ある被搬送物支持台11を上昇限位置まで上昇 動させる主付勢手段45と、下降限位置にあ 被搬送物支持台11を前記所定高さ位置まで上 昇移動させる副付勢手段53とから構成するこ ができる。

 又、上記請求項1~6に記載の発明を実施す 場合、請求項7に記載のように、前記昇降用 カム従動ローラー30a,30b,32として、クロスリ ク機構10のリンク13a,14aに直接軸支された第 カム従動ローラー30a,30bと、クロスリンク機 10のリンク13b,14bと搬送台車1側との間に介装 されたトッグルリンク31の折曲部に軸支され 第二カム従動ローラー32とを設け、前記昇 用カムレール50,52には、第一カム従動ローラ ー30a,30bを介して被搬送物支持台11を中間高さ まで押し上げる第一カムレール52と、第二カ 従動ローラー32を介して被搬送物支持台11を 中間高さから上昇限位置まで押し上げる第二 カムレール50を設けることができる。

 更に、上記請求項1~7に記載の発明を実施 る場合、請求項8に記載のように、前記クロ スリンク機構10には、被搬送物支持台11が上 限位置に達したときの起立姿勢でクロスリ ク機構10を保持する自動ロック手段39を併設 、この自動ロック手段39には、ロック解除 カム従動ローラー44を設けることができる。

 上記請求項1に記載のような付勢手段が設 けられているとき、搬送台車のトラック輸送 時でのトラックへの積載効率を高めるために 、被搬送物が搭載されていない被搬送物支持 台を下降位置(下降限位置又はそれに近い位 )で安定させて搬送台車の嵩を低くしようと た場合、付勢力に抗して下降させた被搬送 支持台をワイヤーロープなどで締結させな ればならず、仮にこのような手間を掛けて 、ワイヤーロープを解いたときに、付勢手 の付勢力で被搬送物支持台が勢い良く跳ね がることが予想される。又、請求項2に記載 のような付勢手段を採用した場合、クロスリ ンク機構の起立角度が小さくなるに従って、 換言すれば、被搬送物支持台のレベルが低く なればなるほど、前記付勢手段が被搬送物支 持台を真上に押し上げる付勢力が小さくなり 、被搬送物支持台が下降位置に達したときに は当該被搬送物支持台の重量が付勢力に勝る ように構成することはできるが、下降位置で の被搬送物支持台が非常に不安定であって、 被搬送物支持台が少し持ち上がるだけで付勢 手段の付勢力で被搬送物支持台が勢い良く跳 ね上がることになる。

 本発明は上記のような問題点をも解消す ことができる台車利用の搬送装置を提供し いる。即ち、上記請求項1~8に記載の発明を 施する場合、請求項9に記載のように、前記 被搬送物支持台11を前記付勢手段の付勢力に して下降位置に保持する治具60を設け、こ 治具60には、回転操作量に対応して前記付勢 力による被搬送物支持台11の上昇運動を許す 作用ネジ部材(操作用ナット63)を設けること ができる。

 上記請求項9に記載の本発明を実施するに ついて、具体的には、請求項10に記載のよう 、前記治具60を搬送台車1に対して着脱自在 構成することができるが、前記治具60その のを着脱自在に構成するのではなく、請求 11に記載のように、被搬送物支持台11が上昇 位置に達するまで前記操作用ネジ部材(操作 用ナット63)を回転操作するか又は当該操作用 ネジ部材(操作用ナット63)を取り外した状態 は、当該操作用ネジ部材(操作用ナット63)の 転操作なしに被搬送物支持台11が下降限位 と上昇限位置との間で昇降できるように構 することができる。

 又、上記請求項12に記載のように、被搬 物支持台11は、クロスリンク機構10を介して 送台車1上に昇降可能に支持し、前記クロス リンク機構10には、左右一対のクロスリンク1 2a,12bと、この両クロスリンク12a,12bにおける 送台車1側のスライドリンク端どうしを連結 る共通スライド支点軸19を設け、前記治具60 は、前記共通スライド支点軸19側に連結され ネジ軸61と、被搬送物支持台11の側方の搬送 台車1上に設けられて前記ネジ軸61が貫通する 支持部材62と、この支持部材62を貫通した前 ネジ軸61の遊端側に螺嵌する操作用ナット63 備えた構成とし、前記操作用ナット63の締 付け操作により被搬送物支持台11が降下する ように構成することができる。

 又、上記請求項12に記載の構成を採用す 場合、請求項13に記載のように、前記共通ス ライド支点軸19には自転可能に筒状体64を遊 し、この筒状体64と前記支持部材62の中間位 に、当該筒状体64と平行に中間棒状部材66を 配置し、この中間棒状部材66と前記筒状体64 を、当該筒状体64の軸方向2箇所において連 杆65a,65bにより連結し、前記ネジ軸61は、そ 内端部を前記2本の連結杆65a,65bの中間位置で 前記中間棒状部材66に取り付け、前記支持部 62は、搬送台車1側に立設された軸受け部材7 3に、前記筒状体64と平行な支軸62bの周りで回 転可能に軸支することができる。この場合、 請求項14に記載のように、前記筒状体64には 記2本の連結杆65a,65bを着脱自在に結合する連 結杆結合部64aを設け、前記軸受け部材73は、 送台車1に対して着脱自在に取り付け、前記 2本の連結杆65a,65b、中間棒状部材66、ネジ軸61 、操作用ナット63、支持部材62、及び軸受け 材73から成る治具60を搬送台車1から取り外し 可能に構成することができる。

 上記請求項1に記載の構成の台車利用の搬 送装置によれば、被搬送物を搭載していない 空の被搬送物支持台は、付勢手段の付勢力で 上昇限位置に押し上げられた状態にあるので 、被搬送物の積み込みは、この上昇限位置に ある被搬送物支持台に対して行うことになる 。このとき被搬送物支持台が荷重で降下する のが不都合な場合には、この被搬送物積み込 みステーションに昇降用カム従動ローラーを 介して被搬送物支持台を上昇限位置まで押し 上げておくカムレールを敷設するか又は、請 求項8に記載の自動ロック手段を採用して、 搬送物支持台を上昇限位置で保持するよう しておけば良い。被搬送物積み込みステー ョンから発進して、積載被搬送物に対する 品組み付けなどを行う作業ゾーンを搬送台 が走行するときの被搬送物支持台の高さは 敷設されたカムレールにより昇降用カム従 ローラーを所要高さまで押し上げておくこ により、積載被搬送物に対する作業に好適 高さとすることができる。換言すれば、前 カムレールを敷設していないゾーンでは、 搬送物を積載した被搬送物支持台は、当該 搬送物の荷重が付勢手段の付勢力に打ち勝 て下降限位置まで降下し、前記カムレール 敷設しているゾーンでは、そのカムレール よる昇降用カム従動ローラーの押し上げ高 に対応した高さ、上昇限位置又はこれより い任意の高さ、に保持された状態で走行す ことになる。

 而して、請求項1に記載の本発明に係る台 車利用の搬送装置によれば、付勢手段によっ て被搬送物支持台が上昇方向に付勢されてい るので、この上向きの付勢力により被搬送物 積み込み時の負荷荷重を軽減することができ る。従って、この付勢手段を備えていない従 来の台車利用の搬送装置であれば、負荷荷重 が大きいためにクロスリンク機構の搬送台車 側の支点に作用する上向きの反力(浮力)が搬 台車の自重より大きくなって、搬送台車自 が浮き上がってしまうような場合でも、負 荷重が軽減されることにより、搬送台車に 力が作用するのを抑えて確実に被搬送物支 台を所定高さで保持させるか又は所定高さ で上昇させることができる。換言すれば、 送台車自体を比較的軽量小型に構成しなが 、取り扱える被搬送物の最大重量を大きく ることができる。更に、昇降用カム従動ロ ラーに作用する負荷荷重を軽減させること できるため、当該ローラーにかかる面圧を 減させ、当該昇降用カム従動ローラーの直 を小さくすることができるので、搬送台車 低床構造に構成するのに好都合となる。

 尚、請求項2に記載の構成によれば、クロ スリンク機構の被搬送物支持台側のスライド リンク端と位置固定のリンク端との間の被搬 送物支持台下側の水平空間と、十分な長さの コイルスプリングとを利用して、付勢手段を 容易に構成することができ、特に請求項3に 載の構成によれば、複数本の圧縮コイルス リングを利用して、強力な付勢手段を容易 構成することができる。更に、請求項4に記 の構成によれば、被搬送物が搭載されてい い被搬送物支持台を下降限位置で安定させ ことができるので、この台車を導入する場 までトラックなどで搬送するときなど、被 送物支持台を下降限位置まで下げておく方 搬送台車の嵩(高さ)が小さくなるなどの点 有利な場合に、下降限位置まで被搬送物支 台を適当な方法で下げるだけで良く、付勢 段の付勢力で上昇しようとする被搬送物支 台を下降限位置で固定しておく固定手段を 用しなくとも良い。又、安全のために被搬 物支持台を下降限位置で固定しておく固定 段を併用する場合でも、付勢手段の付勢力 上昇しようとする被搬送物支持台を下降限 置に押さえつけた状態で固定しなければな ない場合よりも、固定作業が容易に行える 逆に請求項5に記載の構成によれば、必ず前 固定手段を併用しなければ、被搬送物が搭 されていない被搬送物支持台を下降限位置 安定保持させることはできないが、被搬送 が搭載されていない被搬送物支持台を下降 位置で安定させることができる構成を採用 た場合に、下降限位置で安定している状態 被搬送物支持台に何らかの外力が上向きに 用したときに、付勢手段の付勢力で不測に 搬送物支持台が跳ね上がる危険な事態に遭 する恐れがなくなり、安全性を高めること できる。

 上記請求項5に記載の構成を採用する場合 、請求項6に記載の構成によれば、主付勢手 の付勢力だけでは被搬送物が搭載されてい い被搬送物支持台が下降限位置で安定して まうように、主付勢手段の付勢力を、取り う被搬送物の重量に適合するように小さく ることができ、しかも副付勢手段の付勢力 より、被搬送物が搭載されていない被搬送 支持台が下降限位置で安定してしまうのを 止することができるので、請求項5に記載の 成を採用した場合の作用効果も同時に得る とができる。

 又、請求項7に記載の構成によれば、1つ カム従動ローラーのみで被搬送物支持台を 昇限位置まで押し上げるように構成する場 と比較して、カムレールの高さ(カム従動ロ ラーの昇降空間の高さ)を抑えることができ るので、本発明の効果の一つである、カム従 動ローラーを小径に構成できる効果と相まっ て、搬送台車を低床構造に構成することが一 層容易になる。

 更に、請求項8に記載の構成によれば、カ ムレールを利用しなくとも被搬送物支持台を 上昇限位置にロックできるので、被搬送物の 積み込みステーションや被搬送物支持台を上 昇限位置に保持した状態で搬送台車を走行さ せる作業ゾーンなどにおけるカムレールの敷 設を省いてコストダウンを図ると共に、搬送 台車の走行抵抗を少なくすることにも役立つ 。

 又、請求項9に記載の本発明によれば、搬 送台車のトラック輸送時など、被搬送物支持 台を前記付勢手段の付勢力に抗して下降位置 に保持して嵩を低くしておく必要があるとき は、設けられた治具の操作用ネジ部材を回転 操作して、被搬送物支持台を下降位置に保持 することができ、搬送経路上に搬送台車を設 置した後に被搬送物支持台を昇降可能な状態 に復帰させるときは、前記治具の操作用ネジ 部材を回転操作して被搬送物支持台を前記付 勢力で徐々に上昇させることができるので、 従来のように下降位置まで下げた被搬送物支 持台をワイヤーロープで締結するような手間 のかかる危険な作業が不要になると共に、被 搬送物支持台を使用可能な状態に復帰させる 作業も極めて安全に行える。この場合、請求 項10に記載の構成によれば、搬送経路上に搬 台車を設置した後は、前記治具を取り外し 他の搬送台車の輸送などに使い回しするこ ができ、被搬送物支持台を下降位置に保持 る必要のある全ての搬送台車に上記治具を り付けて構成する場合と比較して、経済的 ある。

 又、請求項11に記載の構成によれば、治 全体を取り外さなくとも、当該治具の一部 である操作用ネジ部材を、被搬送物支持台 上昇限位置に達するまで回転操作しておく 又は取り外すだけで、治具が設けられてい い場合と同様に、被搬送物支持台を下降限 置と上昇限位置との間で自由に昇降させる とができるので、被搬送物支持台を上昇限 置まで上昇させた後に治具全体を取り外さ ければならない場合と比較して、走行経路 にセットされた搬送台車を使用可能な状態 するための作業が簡単容易になる。

 尚、被搬送物支持台が左右一対のクロス ンクを備えたクロスリンク機構を介して搬 台車上に昇降可能に支持されている、この の一般的な構成の搬送台車に対して本発明 実施する場合、請求項12に記載の構成によ ば、前記治具の操作用ネジ部材となる操作 ナットが被搬送物支持台の側方の搬送台車 に位置するので、被搬送物支持台の下降位 での保持を解除する操作、即ち、操作用ナ トのネジ戻し操作が簡単容易に行える。こ 請求項12に記載の構成は、上記請求項9~11の れに記載の構成を採用する場合にも活用す ことができる。

 又、請求項12に記載の構成を採用する場 、請求項13に記載の構成によれば、被搬送物 支持台の昇降に伴ってネジ軸の傾斜角度が変 化するように構成できるので、当該ネジ軸に 螺嵌する操作用ナットの搬送台車上での位置 (高さ)を操作し易いように設定することがで 、しかも被搬送物支持台を支持する左右一 のクロスリンクの被搬送物支持台側のスラ ドリンク端どうしを連結する共通スライド 点軸の中央1箇所に応力を集中させることが なくなり、本発明における治具の組み込みの ために当該共通スライド支点軸を特に太く構 成する必要がない。換言すれば、左右一対の クロスリンクで被搬送物支持台を昇降自在に 支持する従来の台車利用の搬送装置における 前記共通スライド支点軸をそのまま利用して 本発明を簡単に実施することができる。更に 、この場合、請求項14に記載の構成によれば 請求項13に記載の構成において、治具全体 取り外しを簡単に実現させることができる

搬送台車の全体構成を説明する概略の 部縦断側面図である。 搬送台車の全体構成を説明する概略の 面図である。 被搬送物支持台が上昇限位置にあると のクロスリンク機構を示す横断平面図であ 。 被搬送物支持台が上昇限位置にあると の要部を示す縦断側面図である。 被搬送物支持台が上昇限位置にあると の要部を示す縦断背面図である。 被搬送物支持台が上昇限位置にあると の付勢手段を示す横断平面図である。 被搬送物支持台を上昇限位置から降下 せる直前の状態を示す要部の縦断側面図で る。 被搬送物支持台を中間高さ位置から更 降下させる直前の状態を示す要部の縦断側 図である。 被搬送物支持台が下降限位置にあると の状態を示す要部の縦断側面図である。 A図は治具を使用して被搬送物支持台 下降限位置で固定した状態を示す要部の縦 側面図、B図は同治具の取り付け前の状態を す拡大一部縦断側面図、C図は同治具のネジ 軸位置での縦断側面図である。 治具を使用して被搬送物支持台を下降 限位置で固定した状態を示す要部の平面図で ある。 同治具を操作して被搬送物支持台を上 昇限位置まで上昇させた状態を示す要部の縦 断側面図である。 副付勢手段を採用した実施形態を示す 要部の縦断側面図である。 同上実施形態における副付勢手段を示 す図であって、A図は被搬送物支持台が下降 位置に達する前の状態を示す縦断側面図、B は被搬送物支持台が下降限位置に達した状 を示す縦断側面図である。

符号の説明

1  搬送台車
2a,2b  ガイドレール
3  姿勢規制用ガイドレール
4  摩擦駆動輪
5  バックアップローラー
8  車輪
9a~9d  垂直軸ローラー
10  クロスリンク機構
11  被搬送物支持台
12a,12b  クロスリンク
13a~14b  リンク
16  支持フレーム
17,22  軸受け部材
18,23  位置固定支点軸
19,24  共通スライド支点軸
20,25  ローラー
21,26  前後方向スライドガイド
30a,30b  (昇降用)第一カム従動ローラー
31  トッグルリンク
32  (昇降用)第二カム従動ローラー
39  自動ロック手段
40  被係止部
41  係止具
44  ロック解除用カム従動ローラー
45  付勢手段
46  付勢ユニット
47  引張用軸杆
48  圧縮コイルスプリング
50  センターカムレール(昇降用第二カムレ ル)
51  ロック解除用カムレール
52  サイドカムレール(昇降用第一カムレー )
53  副付勢手段
54  バネ受け部材
55  ロッド
56  当接盤
57  圧縮コイルバネ
58  当接部材
59  ストッパーボルト
60  治具
61  ネジ軸
62  支持部材
62a  貫通孔
62b  支軸
63  操作用ナット
64  筒状体
65a,65b  連結杆(螺軸)
66  中間棒状部材
67a,67b  筒状体位置固定用リング
69~71  ナット
72  取付け板
73  軸受け部材

 以下に本発明の具体的実施例を添付図に づいて説明すると、図1及び図2において、1 搬送台車であって、床面上に敷設された左 一対の支持用ガイドレール2a,2bと、片側の イドレール2aに接近してこれらガイドレール 2a,2bと平行に敷設された1つの姿勢規制用ガイ ドレール3とで構成される走行経路上を走行 る。この搬送台車1を走行させるための走行 駆動手段は特に限定されるものではないが この実施形態では、図2に仮想線で示すよう に、搬送台車1の走行方向と平行な一側面で 成された台車全長に及ぶ摩擦駆動面1aに圧接 する摩擦駆動輪4と、搬送台車1の走行方向と 行な他側面で形成されたバックアップ面1b 当接して前記摩擦駆動輪4との間で搬送台車1 を挟むバックアップローラー5、及び前記摩 駆動輪4を回転駆動するモーター6から構成さ れた摩擦駆動形式の走行用駆動手段7が走行 路中の適所に配設されている。

 搬送台車1には、左右一対の支持用ガイド レール2a,2b上を転動する左右一対前後二組の 輪8(ガイドレール2a,2bと係合する鍔部を持た ない車輪)と、姿勢規制用ガイドレール3に係 する4つの垂直軸ローラー9a~9dとが設けられ いる。この実施形態では、図5にも示される ように、姿勢規制用ガイドレール3は左右一 のレール材3a,3bで構成され、各垂直軸ローラ ー9a~9dが左右一対のレール材3a,3b間に遊嵌す 構成が採用されているが、1本の垂直板状の ール材を左右一対の垂直軸ローラーで挟む 成でも良い。何れにしても、4つの垂直軸ロ ーラー9a~9dは、図5に示されるように搬送台車 1の底面より下方に突出しているが、走行経 側の搬送台車支持レベルL、即ち、左右一対 支持用ガイドレール2a,2bの車輪支持面と同 レベルの搬送台車支持レベルLよりも上方に 置しており、前後両端の垂直軸ローラー9a,9 dが搬送台車1の前後両端に位置する状態で略 間隔おきに配置されている。

 搬送台車1上には、略中央位置にクロスリ ンク機構10を介して昇降自在に支持された被 送物支持台11が設けられている。以下、図3~ 図6に基づいて詳細に説明すると、クロスリ ク機構10は、走行方向と平行な2つのクロス ンク12a,12bを被搬送物支持台11の下側左右両 に並列配置して構成したものである。

 クロスリンク機構10が備える左右一対の ロスリンク12a,12bは、中央交叉部が互いに同 状の中央支点軸15で枢着された2本のリンク1 3a,13b、14a,14bから成り、各2本のリンク13a~14bの 内、内側になる両リンク13a,14aの前端部は、 送台車1側の支持フレーム16上に設けられた 右一対の軸受け部材17に互いに同心状の位置 固定支点軸18により上下揺動自在に枢着され 当該両リンク13a,14aの後端部は、共通スライ ド支点軸24によって連結されると共に、当該 通スライド支点軸24の両端に軸支されたロ ラー25が、被搬送物支持台11の後端部下側に けられた左右一対の前後方向スライドガイ 26に前後方向に転動可能に嵌合されている 各2本のリンク13a~14bの内、外側になる両リン ク13b,14bの前端部は、被搬送物支持台11の前端 部下側で前記左右一対の軸受け部材17の真上 置に設けられた左右一対の軸受け部材22に いに同心状の位置固定支点軸23により上下揺 動自在に枢着され、当該両リンク13b,14bの後 部は、共通スライド支点軸19によって連結さ れると共に、当該共通スライド支点軸19の両 に支承されたローラー20が、搬送台車1側の 持フレーム16上で前記前後方向スライドガ ド26の真下位置に設けられた左右一対の前後 方向スライドガイド21に前後方向に転動可能 嵌合されている。

 クロスリンク機構10には、昇降用カム従 ローラーとして、左右一対の第一カム従動 ーラー30a,30bと1つの第二カム従動ローラー32 が組み込まれている。第一カム従動ローラ 30a,30bは、左右一対のクロスリンク12a,12bを 成する各2本のリンク13a~14bの内、両内側リン ク13a,14aから下向きに連設された突出部29a,29b 下端に互いに同心状に軸支されている。前 突出部29a,29bは、両内側リンク13a,14aの中央 点軸15に近い位置から下方に向けて連設され たもので、図9に示すように被搬送物支持台11 が下降限位置にあるとき、カム従動ローラー 30a,30bが搬送台車1から下方に突出するように 成されている。

 第二カム従動ローラー32は、クロスリン 機構10に併設されたトッグルリンク31に軸支 れている。即ち、トッグルリンク31は、長 リンク33と短いリンク34とを中間折曲支点軸3 5で互いに連結して構成されたもので、各リ ク33,34はそれぞれ左右一対のリンク単体から 構成され、第二カム従動ローラー32は、内側 なる長いリンク33のリンク単体間で前記中 折曲支点軸35により軸支されている。このト ッグルリンク31は、左右一対のクロスリンク1 2a,12b間のほぼ中央に配置されたもので、長い リンク33の遊端は、クロスリンク12a,12bを構成 する両内側リンク13a,14aの中央支点軸15より少 し共通スライド支点軸19,24寄りの位置で当該 内側リンク13a,14a間に左右水平向きに架設さ れた軸状の架設部材(支軸部材)36によって枢 されている。短いリンク34の遊端は、搬送台 車1側の支持フレーム16上に付設された軸受け 部材37に、クロスリンク12a,12bの中央支点軸15 下方に位置する支軸38によって枢着されて る。

 又、上記のクロスリンク機構10には、上 限位置まで上昇した被搬送物支持台11をロッ クする自動ロック手段39が併設されている。 の自動ロック手段39は、クロスリンク12a,12b 構成する外側の両リンク13b,14b間に架設され た前記共通スライド支点軸19を被係止部40と 、この被係止部40に対して自動係合する左右 一対の係止具41を備えたものである。各係止 41は、左右一対の第一カム従動ローラー30a,3 0bと1つの第二カム従動ローラー32との中間に 置するように、第二カム従動ローラー32に して左右振り分け状態に配置された同一構 のもので、それぞれは、搬送台車1側の支持 レーム16上に設けられた軸受け部材42に互い に同心状の左右水平向きの支軸43により上下 動自在に軸支され、各係止具41が支軸43から 水平後方向きに延出するロック作用位置に重 力で保持されている。又、各係止具41には、 向きにアーム部41aが一体に連設され、この ーム部41aの下端に互いに同心状の左右水平 軸を介してロック解除用カム従動ローラー4 4が軸支されている。このロック解除用カム 動ローラー44は、係止具41がロック作用位置 あるとき、搬送台車1の底面よりも下方で、 前記搬送台車支持レベルLよりも上方に位置 ている。

 被搬送物支持台11は、付勢手段45により上 昇方向に付勢されている。この付勢手段45は 図4~図6に示すように、被搬送物支持台11の 側空間内に水平向きで左右横方向に適当間 おきに並列配置された複数の付勢ユニット46 から構成されている。各付勢ユニット46は、 張用軸杆47とこれに外嵌された圧縮コイル プリング48とから成るもので、各引張用軸杆 47は、被搬送物支持台11が図4に示す上昇限位 にあるときの共通スライド支点軸24に隣接 る位置で被搬送物支持台11の下側に当該共通 スライド支点軸24と平行に固着突設された支 部材49を、共通スライド支点軸24に対し直角 向きで水平に軸方向移動自在に貫通し、その 一端は、共通スライド支点軸24にその軸心の りに回転自在に外嵌する回転体47aに固着連 され、その他端側には、軸方向位置調整可 なバネ受け47bが設けられている。而して、 圧縮コイルスプリング48は前記支持部材49と バネ受け47bとの間で引張用軸杆47に外嵌され 各圧縮コイルスプリング48の初期圧縮応力 引張用軸杆47を介して共通スライド支点軸24 、被搬送物支持台11を上昇させる方向(位置 定支点軸23に接近する方向)に移動させるよ に構成されている。

 上記のように付勢手段45が組み込まれる とにより被搬送物支持台11が上昇方向に付勢 されるが、その付勢力は、被搬送物を積載し ていない空の被搬送物支持台11を図4に示す上 昇限位置、即ち、自動ロック手段39の係止具4 1がクロスリンク機構10における搬送台車1側( 持フレーム16側)の共通スライド支点軸19の 係止部40を係止する位置、まで押し上げるこ とはできるが、当該上昇限位置の被搬送物支 持台11上に被搬送物(作業ゾーンでの被搬送物 に対する作業により被搬送物の重量が変化す るときは、最少重量の状態での被搬送物)が 載されたときには、被搬送物支持台11に作用 する負荷荷重により被搬送物支持台11が付勢 段45の付勢力に抗して降下する程度に設定 れている。

 以上の構成によれば、被搬送物支持台11 に被搬送物が積載されていないときは、図4 示すように当該被搬送物支持台11は、付勢 段45の付勢力で起立するクロスリンク機構10 より上昇限位置まで押し上げられている。 のとき、クロスリンク機構10における支持 レーム16側の共通スライド支点軸19が水平に 置固定支点軸18側へスライドするが、被搬 物支持台11が上昇限位置に達する直前に当該 共通スライド支点軸19の被係止部40が自動ロ ク手段39の係止具41を重力に抗して押し上げ がら通過し、被搬送物支持台11が上昇限位 に達したとき、前記係止具41が下向きに復帰 揺動して共通スライド支点軸19の被係止部40 自動係合することになる。即ち、被搬送物 持台11は上昇限位置で自動ロックされること になる。この状態では、図4及び図5に示すよ に、左右一対の第一カム従動ローラー30a,30b は搬送台車1の底面より少し上方の位置まで がっており、1つの第二カム従動ローラー32 、搬送台車1の底面より少し下方に突出する 置であるが、前記搬送台車支持レベルLより も上方の位置まで上がっている。

 上記のように被搬送物支持台11が上昇限 置でロックされた状態の搬送台車1が走行経 中に設定された作業ゾーンの入り口手前に 着したとき、上昇限位置にある被搬送物支 台11上に被搬送物を積載する。このとき被 送物支持台11が被搬送物の重量で降下するこ とは、自動ロック手段39の係止具41で阻止さ ている。上昇限位置の被搬送物支持台11上に 被搬送物が積載された搬送台車1を作業ゾー 内に進入させ、当該積載被搬送物に対する 定の作業を実行することになるが、作業内 に応じて被搬送物のレベルを上昇限位置か 下げる必要があるときは、図5の仮想線及び 7に示すように、上昇位置にある第二カム従 動ローラー32を受けることができるカムレー 、換言すれば被搬送物支持台11を上昇限位 まで押し上げることができる高さのセンタ カムレール50と、このセンターカムレール50 第二カム従動ローラー32を支持し得る状態 おいて自動ロック手段39のカム従動ローラー 44を押し上げるロック解除用カムレール51を 行経路床側に敷設しておく。

 搬送台車1の走行に伴って、先ず上昇位置 にある第二カム従動ローラー32がセンターカ レール50の上側に移行し、この後、自動ロ ク手段39のロック解除用カム従動ローラー44 ロック解除用カムレール51に乗り上げて係 具41が重力に抗してロック作用位置から上方 に押し上げられ、係止具41がクロスリンク機 10の支持フレーム16側の共通スライド支点軸 19(被係止部40)から上方に離脱して、上昇限位 置にある被搬送物支持台11に対するロックが 除される。この瞬間から第二カム従動ロー ー32は直下のセンターカムレール50により略 同一レベルで支持されるので、被搬送物支持 台11は実質的に上昇限位置に保持されたまま あるが、この後の搬送台車1の走行に伴って 第二カム従動ローラー32がセンターカムレー 50の下り勾配部50a(図7、図8参照)に移行する とにより、被搬送物支持台11は負荷荷重に りクロスリンク機構10を倒伏姿勢に押し下げ ながら平行に降下することになる。

 上記の被搬送物支持台11の降下に伴って ロスリンク機構10における左右一対のクロス リンク12a,12bは、中央支点軸15の周りで相対的 に回転して起立姿勢から水平姿勢に向かって 倒伏することになるが、センターカムレール 50の下り勾配部50aによる被搬送物支持台11の 下限度は、クロスリンク12a,12bの倒伏運動に って姿勢が変化するトッグルリンク31の短 リンク34が垂直姿勢となったときである。こ のとき、第二カム従動ローラー32の降下量が 大になり、走行経路の床面に最接近し、セ ターカムレール50の下り勾配部50aの終端か 離れることになる。一方、クロスリンク12a,1 2bの倒伏運動に伴って、左右一対の第一カム 動ローラー30a,30bも降下し、搬送台車1の底 から下方に突出することになる。従って、 二カム従動ローラー32がセンターカムレール 50の下り勾配部50aの終端から離れる前に、図8 に示すように、搬送台車1の底面から下方に 出した左右一対の第一カム従動ローラー30a,3 0bを受けることができる左右一対のサイドカ レール52を走行経路床面上に敷設しておき 左右一対の第一カム従動ローラー30a,30bを介 てサイドカムレール52で被搬送物支持台11を 支持させるように構成する。

 而して、搬送台車1の走行に伴って、左右 一対の第一カム従動ローラー30a,30bがサイド ムレール52の下り勾配部52a(図8参照)に移行す ることにより、被搬送物支持台11は負荷荷重 よりクロスリンク機構10を更に倒伏姿勢に し下げながら平行に降下することになる。 して被搬送物支持台11が図9に示す下降限位 に達したとき、第一カム従動ローラー30a,30b サイドカムレール52の下り勾配部52aの終端 ら離れることになり、下降限位置に達した 搬送物支持台11は、搬送台車1側に設けられ 受け部(図示省略)で支持される。このとき、 トッグルリンク31の短いリンク34が垂直姿勢 ら若干前方に揺動した姿勢となって、第二 ム従動ローラー32は走行経路床面に最接近し た位置より若干上がっており、左右一対の第 一カム従動ローラー30a,30bは搬送台車1の底面 ら最も下方に突出した位置、即ち、走行経 床面に最接近した位置にある。このときの カム従動ローラー30a,30b,32の位置は、前記搬 送台車支持レベルLよりも下方の位置である

 上記説明から明らかなように、搬送台車1 が作業ゾーン内を走行するのに伴って、被搬 送物を積載した被搬送物支持台11を図4に示す 上昇限位置から図9に示す下降限位置まで下 ることができるが、所定区間だけ、センタ カムレール50によって被搬送物支持台11を上 限位置に保持して走行させること、サイド ムレール52により被搬送物支持台11を図8に す中間高さ位置に保持して走行させること 或いはカムレールを敷設しないで被搬送物 持台11を下降限位置に保持して走行させるこ と、ができる。又、センターカムレール50や イドカムレール52の高さを下げて、所定区 だけ、被搬送物支持台11を上昇限位置と前記 中間高さ位置との間の任意の高さ、或いは前 記中間高さ位置と下降限位置との間の任意の 高さに保持して走行させることも可能である 。更に、上記とは逆に、上昇限位置より下げ られている被搬送物支持台11を上げたいとき そのときの被搬送物支持台11の高さが下降 位置であるときは、図9に仮想線で示すよう 、サイドカムレール52の上り勾配部52bによ 第一カム従動ローラー30a,30bを介してクロス ンク機構10を起立させて被搬送物支持台11を 例えば中間高さ位置まで押し上げ、そのとき の被搬送物支持台11の高さが中間高さ位置で るときは、図4に仮想線で示すように、セン ターカムレール50の上り勾配部50bにより第二 ム従動ローラー32を介してクロスリンク機 10を更に起立させて被搬送物支持台11を例え 上昇限位置まで押し上げれば良い。

 以上のようにして、作業ゾーン内を走行 る搬送台車1の被搬送物支持台11を、積載被 送物に対する作業に好適な任意の高さに昇 させることができるのであるが、被搬送物 持台11が下降限位置より上方の位置にあっ 、第一カム従動ローラー30a,30bがサイドカム ール52で支持されている状態又は、第二カ 従動ローラー32がセンターカムレール50で支 されている状態にあるとき、クロスリンク 構10におけるクロスリンク12a,12bの搬送台車1 側(支持フレーム16側)の位置固定支点軸18及び 共通スライド支点軸19には、被搬送物支持台1 1からクロスリンク機構10に作用する負荷荷重 の反力である上向きの力、即ち、浮力が作用 している。この浮力が搬送台車1の自重より きい場合、即ち、積載被搬送物の重量が大 くなって位置固定支点軸18及び共通スライド 支点軸19に上向きに作用する反力が搬送台車1 の自重より大きくなると搬送台車1自体が浮 し、カムレール50,52で被搬送物支持台11を所 高さに保持させることや所定高さまで押し げることができなくなる。

 しかしながら、付勢手段45を備えた上記 発明の構成によれば、積載被搬送物の重量 クロスリンク機構10に与える負荷荷重を当該 付勢手段45の上向きの付勢力が減じることに るので、この付勢手段45がなければ上記理 により搬送台車1が浮き上がるような大重量 被搬送物が被搬送物支持台11に積載された しても、付勢手段45の付勢力で搬送台車1の き上がりを抑制し、被搬送物支持台11を確実 に所定高さに保持させ、或いは所定高さまで 確実に押し上げることができるのである。勿 論、作業ゾーンの入り口で被搬送物支持台11 積載されるときの被搬送物の重量が搬送台 1の浮き上がりを生じさせることのない程度 に小さくとも、作業ゾーンでの被搬送物に対 する部品組み込み作業により被搬送物の重量 が漸増して、ある地点で搬送台車1の浮き上 りを生じさせる重量に達するような状況に いても、付勢手段45が有効に作用する。

 以上のように使用できる搬送台車1は、例 えば当該搬送台車1を製造したメーカーより 該搬送台車1を使用する搬送設備が準備され 自動車組立て工場などのユーザー側の現場 トラックなどで輸送されるが、このときの 送車両における積載効率を高めるためには 被搬送物支持台11を下降限位置まで下げて 定することにより搬送台車1全体の嵩(高さ) 低くすることが望まれる。このような場合 、図10~図12に示す本発明に係る治具60が使用 れる。

 治具60は、クロスリンク機構10における搬 送台車1(支持フレーム16)側の共通スライド支 軸19を、被搬送物支持台11が下降限位置にあ るときの位置から、当該被搬送物支持台11が 昇するときの位置固定支点軸18に接近する 向への移動を規制するためのものであって 共通スライド支点軸19側に連結されたネジ軸 61と、このネジ軸61が貫通するように搬送台 1側に設けられた支持部材62と、当該支持部 62を貫通したネジ軸61の遊端側に螺嵌する操 用ナット63を備えている。

 更に詳述すると、共通スライド支点軸19 ネジ軸61との連結は、筒状体64と、2本の螺軸 利用の連結杆65a,65bと、中間棒状部材66とが使 用されている。筒状体64は、共通スライド支 軸19の両端近傍の被係止部40を残した中央部 領域に当該共通スライド支点軸19の回りで回 可能に遊嵌され、この筒状体64の軸方向の 側に隣接して共通スライド支点軸19に外嵌固 定された一対のリング67a,67bにより当該筒状 64が軸方向に遊動するのを防止している。而 して筒状体64には、当該筒状体64の軸方向に し直交する向きのネジ孔68を筒状体64の軸方 左右対称2箇所において有する連結杆結合部 64aが突設され、これらネジ孔68に前記2本の連 結杆(螺軸)65a,65bの内端部が着脱自在に螺合連 結されると共にロックナット69で固定される 2本の連結杆(螺軸)65a,65bの外端部は、中間棒 状部材66の軸方向の左右対称2箇所を貫通した 状態で、この中間棒状部材66を挟む受け用ナ ト70と締結用ナット71とで当該中間棒状部材 66に固定されている。ネジ軸61は、その内端 が中間棒状部材66の軸方向の中央位置を貫通 する状態で当該中間棒状部材66に溶接などで 着されたもので、中間棒状部材66から連結 65a,65bのある側とは反対向き(外向き)で、筒 体64の軸方向に対し直角向きに延出している 。

 支持部材62は、ネジ軸61の外端螺軸部61aが 挿通される貫通孔62aと、この貫通孔62aの軸心 に対し直角水平向きの左右一対の支軸62bとを 備えたもので、取付け板72上に立設した左右 対の軸受け部材73間に前記左右一対の支軸62 bの周りで回転可能に支持されている。而し 、前記取付け板72は、被搬送物支持台11を支 する支持フレーム16の前記共通スライド支 軸19に近い側辺から直角横方向に適当距離だ け離れた位置において、搬送台車1上に複数 のボルト72aにより着脱自在に取り付けられ 。この結果、連結杆65a,65bとネジ軸61とは、 面視において共通スライド支点軸19から若干 斜め上向きであるが略水平横向きに延出する 状態になる。

 上記のように治具60をセットした状態に いて、操作用ナット63を締め付け方向に正回 転操作したときは、ネジ軸61、中間棒状部材6 6、連結杆65a,65b、及び筒状体64を介して被搬 物支持台11が降下するときの方向(位置固定 点軸18から離れる方向)に共通スライド支点 19を引き寄せ移動させることになり、操作用 ナット63を緩める方向に逆回転操作したとき 、被搬送物支持台11が降下するときの方向( 置固定支点軸18に接近する方向)に共通スラ ド支点軸19が移動するのを許すことになる

 従って、先に説明したように、被搬送物 持台11を下降限位置まで下げて固定する必 があるときは、例えば図12に示すように、被 搬送物支持台11が付勢手段45の付勢力で上昇 位置にある状態において、操作用ナット63を ネジ軸61の遊端まで緩めた状態で、取付け板7 2を搬送台車1上の所定位置にボルト72aにより り付けると共に、共通スライド支点軸19に 以って取り付けられている筒状体64の連結杆 結合部64aに、その2つのネジ孔68を利用して連 結杆65a,65bの内端螺軸部を螺合連結すると共 ロックナット69で固定する。このとき筒状体 64は、図10Bに示すように重力で連結杆結合部6 4aが下向きになる状態に回転しているので、 結杆結合部64aが支持部材62の方に向くよう 共通スライド支点軸19の周りで回転させれば 良い。

 上記のように治具60をセットしたならば 操作用ナット63を締め付け方向に正回転操作 して共通スライド支点軸19を位置固定支点軸1 8から離れる方向に強制的に引き寄せ移動さ て被搬送物支持台11を降下させれば良いが、 この操作には相当の回転操作力と時間が必要 であって、治具60にも相当の負荷がかかるの 、実用上は、付勢手段45の付勢力で上昇限 置にある被搬送物支持台11を適当な手段、例 えば当該被搬送物支持台11を付勢手段45の付 力に抗して降下させることができる重量の 体を被搬送物支持台11上に載置するなどの方 法で下降限位置まで降下させるのが望ましい 。このとき被搬送物支持台11の降下に伴って 具60のネジ軸61が共通スライド支点軸19と共 位置固定支点軸18から離れる方向に移動す が、このネジ軸61の移動は、操作用ナット63 支持部材62から離れる方向で支持部材62の貫 通孔62a内を遊動することによって支障なく行 われる。

 被搬送物支持台11が下降限位置まで降下 たならば、ネジ軸61の遊端に位置する操作用 ナット63を締め付け方向に回転操作して支持 材62に当接させることにより、被搬送物支 台11に付加していた押し下げ力を解除しても (被搬送物支持台11上に載置していた物体を取 り除いても)、被搬送物支持台11が付勢手段45 付勢力によって上昇すること、即ち、共通 ライド支点軸19が位置固定支点軸18に接近す る方向に移動することは、治具60の共通スラ ド支点軸19と連動する側の操作用ナット63と 搬送台車1側の支持部材62との当接により阻止 できる。即ち、図10Aに示すように、被搬送物 支持台11は下降限位置で固定されることにな 。

 上記のように治具60により被搬送物支持 11を下降限位置で固定した状態の搬送台車1 設置現場まで輸送し、設置現場の搬送経路 に設置したならば、治具60の操作用ナット63 緩める方向に逆回転操作することにより、 ジ軸61に対する操作用ナット63の後退移動量 分だけ、ネジ軸61、中間棒状部材66、連結杆65 a,65b、及び筒状体64を介して共通スライド支 軸19が位置固定支点軸18から遠ざかる方向に 動することができるので、操作用ナット63 逆回転操作に連動して被搬送物支持台11が付 勢手段45の付勢力で徐々に上昇することにな 。このようにして、図12に示すように被搬 物支持台11を上昇限位置まで上昇させたなら ば、不要になった治具60は取り外して他の搬 台車1の輸送に利用することができる。治具 60の取り外しは、搬送台車1上から支持部材62 の取付け板72を取り外す作業と、共通スラ ド支点軸19上の筒状体64から連結杆65a,65bをネ ジ戻して取り外す作業とで行うことができる 。共通スライド支点軸19側に残された筒状体6 4は、被搬送物支持台11の昇降に伴って当該共 通スライド支点軸19と一体に横動するだけで 特に影響はない。

 上記実施形態では、特に治具60を取り外 なくとも、被搬送物支持台11の昇降には支障 がない。即ち、被搬送物支持台11が上昇限位 に達する位置まで操作用ナット63を緩めた 態、若しくはその後更に操作用ナット63を緩 めてネジ軸61から抜き取った状態では、被搬 物支持台11の昇降に伴う共通スライド支点 19の横動に連動してネジ軸61が支持部材62の 通孔62a内を軸方向に出退移動するだけであ て、治具60の存在が被搬送物支持台11の昇降 悪影響を及ぼすことはないので、治具60を り付けたままの搬送台車1をして搬送経路上 の搬送作業に供することも可能である。

 尚、クロスリンク機構10を介して支持さ た被搬送物支持台11を上記構成の付勢手段45 上昇方向に付勢した場合、付勢手段45の水 方向に作用する付勢力をクロスリンク12a,12b 介して被搬送物支持台11を押し上げる上向 の付勢力に変換するので、クロスリンク12a,1 2bの起立角度が小さくなるほど、即ち、被搬 物支持台11が降下するほど、被搬送物支持 11を押し上げる上向きの付勢力が小さくなり 、被搬送物支持台11が下降限位置に近づくと 被搬送物支持台11を押し上げる上向きの付 力が極端に小さくなる。

 従って、上記実施形態に示した付勢手段4 5の付勢力を、被搬送物を搭載していない被 送物支持台11を下降限位置から上昇限位置ま で押し上げることができる程度に大きくして 、被搬送物を搭載していない被搬送物支持台 11を下降限位置で安定させることができない うに構成しようとした場合、治具60で被搬 物支持台11を下降限位置に固定している状態 から操作用ナット63を緩めたとき、直ちに且 自動的に被搬送物支持台11が付勢手段45の付 勢力で上昇移動を開始することになるが、こ の場合、下降限位置からある程度の高さまで 上昇した後に被搬送物支持台11に作用する上 きの付勢力が非常に大きくなる。従って、 り扱う被搬送物の最大重量が比較的軽い場 で、上昇限位置にある被搬送物支持台11に 搬送物を搭載したときに、当該被搬送物の 量で被搬送物支持台11を降下させることがで きない恐れが生じる。従って、このような場 合には付勢手段45の付勢力を小さくする必要 生じるが、逆に付勢手段45の付勢力を小さ すると、被搬送物を搭載していない被搬送 支持台11が下降限位置又はその付近にあると きには、当該付勢手段45の付勢力では被搬送 支持台11を上昇限位置まで押し上げること できなくなる。換言すれば、被搬送物を搭 していない被搬送物支持台11を下降限位置で 安定させることができる。このように付勢手 段45を構成しているときは、治具60で被搬送 支持台11を下降限位置に固定している状態か ら操作用ナット63を緩めても、被搬送物支持 11が自動的に上昇を開始しないので、ある 度操作用ナット63を緩めた後に、適当な方法 で被搬送物支持台11を下降限位置から押し上 てやる必要がある。

 従って、上記のように付勢手段45の付勢 を小さくして、被搬送物を搭載していない 搬送物支持台11を下降限位置で安定させるこ とができるように構成した場合には、当該付 勢手段45を主たる付勢手段とし、これに副付 手段を付加し、これら主付勢手段45と副付 手段とで付勢手段を構成することが望まし 。前記副付勢手段は、被搬送物を搭載して ない被搬送物支持台11を下降限位置から所定 高さ、即ち、主付勢手段45の付勢力で当該被 送物支持台11を押し上げることができる高 、まで押し上げるためのものになる。

 図13及び図14は、副付勢手段53を組み合わ た実施形態を示している。この副付勢手段5 3は、支持フレーム16側の適当箇所、例えば図 6に仮想線で副付勢手段53を示すように、被搬 送物支持台11の周囲4箇所に対応する支持フレ ーム16上に配設することができるものであっ 、支持フレーム16上に取り付けられたバネ け部材54、このバネ受け部材54を一定範囲内 垂直昇降自在に貫通するロッド55、このロ ド55の上端に取り付けられた当接盤56、当該 接盤56とバネ受け部材54との間でロッド55に 嵌された圧縮コイルバネ57、及び被搬送物 持台11の下側に前記当接盤56に対面するよう 取り付けられた当接部材58から構成されて る。又、この実施形態では、被搬送物支持 11が下降限位置まで降下したとき、前記当接 部材58を介して被搬送物支持台11を受け止め ストッパーボルト59を各バネ受け部材54に取 付けている。

 上記の副付勢手段53は、被搬送物が搭載 れた被搬送物支持台11が下降限位置から少し 上の所定高さ位置から下降限位置まで降下す る過程において、被搬送物支持台11側の各当 部材58が当接盤56を介して支持フレーム16側 各圧縮コイルバネ57を圧縮するように構成 れている。従って、当接部材58がストッパー ボルト59で受け止められる下降限位置に被搬 物支持台11が達したとき、副付勢手段53の各 圧縮コイルバネ57が圧縮されていることにな が、このときの圧縮反力は、上記下降限位 にあって被搬送物が搭載されていない被搬 物支持台11を所定高さ位置まで押し上げる とができる強さである。具体的には、各圧 コイルバネ57は、主付勢手段である前記付勢 手段45の付勢力が当該被搬送物支持台11を引 続いて押し上げることができる高さ、即ち 下降限位置から所定高さまで上昇して各圧 コイルバネ57が伸長限に達する高さよりも若 干低い所定高さ位置まで、被搬送物が搭載さ れていない被搬送物支持台11を押し上げるこ ができる強さのものである。

 従って、主付勢手段である前記付勢手段4 5だけでは、被搬送物が搭載されていない被 送物支持台11を下降限位置から上昇移動させ ることができないが、副付勢手段53の付勢力 当該被搬送物支持台11を下降限位置から前 所定高さ位置まで押し上げ、引き続いて主 勢手段である前記付勢手段45の付勢力が当該 被搬送物支持台11を前記所定高さ位置から上 限位置まで押し上げさせることができる。 の構成によれば、主付勢手段である前記付 手段45の付勢力をむやみに大きくしなくと 、被搬送物が搭載されていない被搬送物支 台11を確実に下降限位置から上昇限位置まで 上昇移動させることができるので、治具60を 用して被搬送物支持台11を下降限位置で固 している状態から操作用ナット63を弛緩操作 すれば、直ちに且つ自動的に被搬送物支持台 11の上昇を開始させることができる。

 本発明に係る台車利用の搬送装置は、支 した被搬送物(自動車ボディーなど)の支持 ベルを搬送経路中において切り換える必要 ある自動車組み立てラインなどで活用でき 。