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Title:
CORE CUTTER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/152726
Kind Code:
A1
Abstract:
A core cutter (C) of high drilling performance capable of discharging chips smoothly comprises a tubular body section (1), and a plurality of cutting edges (2) arranged at the tip thereof at a predetermined interval in the circumferential direction wherein at least one of the plurality of cutting edges (2) functions as an inner cutting edge (2A) and the remainder function as outer cutting edges (2A). The body section (1) is made thin but can sustain deformation resistant performance, and a through groove (3) penetrating in the thickness direction is provided to open on the tip side. The cutting edge (2) consisting of a chip independent from the body section (1) and having a dimension equal to the circumferential dimension of the through groove (3) is inserted into the through groove (3) and fixed in place. A garret (4) for discharging chips is formed in front of the cutting edge (2) in the rotational direction by the outer circumferential surface which approaches the inner circumferential surface toward the tip side. The cutting edge (2) is inserted into the through groove (3) and fixed by welding under such a state as the inside diameter end at the tip of the cutting edge (2) in the axial direction is aligned or substantially aligned with the circumferential surface at the tip of the garret (4) in the axial direction.

Inventors:
MIYANAGA, Masaaki (())
Application Number:
JP2007/062102
Publication Date:
December 18, 2008
Filing Date:
June 15, 2007
Export Citation:
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Assignee:
KABUSHIKI KAISHA MIYANAGA (2393, Fukui Miki-sh, Hyogo 33, 6730433, JP)
株式会社ミヤナガ (〒33 兵庫県三木市福井2393番地 Hyogo, 6730433, JP)
International Classes:
B23B51/04
Attorney, Agent or Firm:
Patent Corporate Body ARCO PATENT OFFICE (3rd Fl, Bo-eki Bldg.123-1, Higashimachi, Chuo-k, Kobe-shi Hyogo 31, 6500031, JP)
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Claims:
 筒状の胴部と、該胴部の先端において周方向に所定間隔をもって配設された複数の切刃とを有し、これらの切刃のうちの少なくとも一つが内周方の部分を切削する内切刃として機能し、残りの切刃が外周方の部分を切削する外切刃として機能するように構成された、コアカッターであって、
 前記胴部の径方向の厚みを耐変形性能が維持できる程度に薄く構成するとともに、
 該胴部の先端に前記径方向へ貫通する貫通溝を先端側に開口するように形成し、
 前記貫通溝内に、該貫通溝の周方向の寸法に等しい周方向の寸法を有し前記胴部と別体のチップで構成された前記切刃を挿着するよう構成するとともに、
 前記切刃の回転方向前方に、前記胴部の一部を構成する外周面が先端方にゆくにしたがって該胴部の一部を構成する内周面に近づくようなテーパ状の曲面の形態を備えた該外周面によって切り屑排出用のギャレットを形成し、
 前記切刃を、該切刃の軸方向先端部の内径端が前記ギャレットの軸方向先端部と径方向において一致するか又はほぼ一致するような状態で、前記貫通溝に溶着したことを特徴とするコアカッター。
 前記ギャレットを形成する前記胴部の外周面が軸方向先端で該胴部の一部を構成する前記内周面と径方向において一致する又は略一致するような状態で接続するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のコアカッター。
 前記切刃が内周方の部分を切削する内径切削部とその外径方に隣接して外周方の部分を切削する外径切削部を有し、前記外径切削部の回転方向先端に位置する切刃部が内径切削部の回転方向先端に位置する切刃部に対して、回転方向において後方に位置するように構成され、且つ、該内径切刃部と外径切刃部との径方向の境界線は、底面視において回転方向において前後に形成される段差によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコアカッター。
 前記切刃の軸方向先端部の内径端が前記ギャレットの軸方向先端部と一致するかほぼ一致する構成が、周方向において前記ギャレットの軸方向先端部の切刃との接続部分を該切刃の前記内径端の位置に合わせて径方向に湾曲又は屈曲させることによって実現されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1の項に記載のコアカッター。
 前記胴部の先端の貫通溝が形成される回転方向後方の部位に、該貫通溝に配置される前記切刃の径方向の厚みより外周面が内径方に位置し前記ギャレットの周面より外径方に位置するような肉厚部分を設けたことを特徴とする請求項1~4のいずれか1の項に記載のコアカッター。
 前記貫通溝に、前記切刃の該貫通溝内への挿着に際して該切刃と接触する複数の異なる方向を向いた当接面を形成するとともに、これに対応した複数の異なる方向を向いた当接面を切刃側にも設けて、これら複数の異なる方向を向いた当接面同士が当接する状態で該切刃となるチップを貫通溝に溶着するよう構成したことを特徴とする請求項1~5のいずれか1の項に記載のコアカッター。
 前記内切刃として機能する切刃が、コアカッターの周方向において半分以下の領域又はほぼ半分以下の領域にわたって複数配置したことを特徴とする請求項1~6のいずれか1の項に記載のコアカッター。
 前記コアカッターの回転中心部に中心が位置するように且つ軸方向の先端方に形成された第1のセンタードリル部と、該第1のセンタードリル部の軸方向後端方に位置して該回転中心から偏心させ回転軌跡の外径端が第1のセンタードリルの回転軌跡の外径端より径方向において大きくなるように設けた第2のセンタードリル部とを備え、穿設に際して位置決め機能を奏するセンタードリルを、前記内切刃が配設されている周方向における領域側と回転中心に対して反対方に前記第2のセンタードリルの偏心がなされるように、配置したことを特徴とする請求項7記載のコアカッター。
Description:
コアカッター

 本発明は、コアカッターに関し、特に複 材料穿設用として好適なコアカッターに関 る。

 従来から、板状の材料に比較的大きな径 穴を穿設する場合には、穿設効率の高さと 孔縁の綺麗さ等に鑑みて、コアカッターが 用されている。

 穿設効率の高いコアカッターの場合、切り の排出を如何に円滑にするかということが 術的な課題となる。また、この課題は、穿 しようとする対象物、具体的には、木材に を穿設するのか、コンクリートに穴を穿設 るのか、あるいは、金属に穴を穿設するの によっても、解決手段が種々異なってくる
例えば、木材に穴を穿設する場合には、コア カッターの胴部の周面に軸方向(穴の穿設進 方向)に先端(下端)から基端側に所定長さ延 したスリットを形成することによって、切 屑を該スリットから円滑に外部に排出する うに構成される。また、コンクリートに穴 穿設する場合には、切り屑が比較的細かい 状のものであることから、コアカッターの 刃を、胴部の外周面および内周面から外方 または内方に突出させておくことによって コアカッターと穴内周面との間に十分な隙 を形成して、切り屑を円滑に外部に排出す ように構成される。さらに、金属に穴を穿 する場合には、切刃を設ける該コアカッタ の胴部の先端部(下端部)を肉厚に形成し、こ の肉厚部の回転方向前端に切刃を設けるとと もにその回転方向前方部位(換言すれば、回 方向において肉厚部と肉厚部の間に)に内周 へ凹設することによって排出溝を形成して 切り屑を該排出溝から基端側へ円滑に排出 るように構成される。このような先行技術 して、特許文献1、特許文献2等が存在する

日本国特開平4-141309号公報。

日本国特開2003-231013号公報。

 しかしながら、複合材料、具体的には、 面に金属板がその内方に木製の板材が、さ にその内方に陶製の板材等が重層されてい ような「複合材料」の場合に穿設する場合 は、これら全ての材料の切り屑を円滑にし ければならない。

 ところで、前述したとおり、コアカッター 特長の一つである穿設効率の高さをさらに 上させることが今後の課題となっている。
一般的に言えることは、コアカッターの胴部 の肉厚と切刃の厚さ方向(径方向)の肉厚寸法 小さく構成して、穿設に際し発生する切削 を減少させることが、有効な解決手段とな 。
ところが、前記胴部の肉厚寸法を小さくする と、穿設時に胴部に作用する回転トルク、特 に切刃近傍、つまり胴部の先端部に作用する 回転トルクに対する耐変形性能(剛性)が低下 てしまうことになる。従って、かかる場合 前記胴部の先端部の耐変形性能を向上させ ためには、胴部の先端が構造的に全周連結 れたリング状に構成されることが好ましい しかしながら、このような構成にすると、 部の内径方から該胴部を隔てた外径方への り屑の移動ができなくなる。そのため、前 した切り屑の排出性能が低下してしまうと う、相矛盾する技術的課題が存在する。

 本発明はこのような状況下におこなわれ もので、複数の材料が重層された複合材料 穴を穿設する場合にも切り屑の排出が円滑 おこなわ、且つ、穿設性能をより高めても 望の剛性を維持できる、コアカッターを提 することを目的とする。

 本発明の目的は、以下の構成からなるコア ッターによって解決することができる。
つまり、
 本発明にかかるコアカッターは、筒状の胴 と、該胴部の先端において周方向に所定間 をもって配設された複数の切刃とを有し、 れらの切刃のうちの少なくとも一つが内周 の部分を切削する内切刃として機能し、残 の切刃が外周方の部分を切削する外切刃と て機能するように構成された、コアカッタ であって、
 前記胴部の径方向の厚みを耐変形性能が維 できる程度に薄く構成するとともに、
 該胴部の先端に前記径方向へ貫通する貫通 を先端側に開口するように形成し、
 前記貫通溝内に、該貫通溝の周方向の寸法 等しい周方向の寸法を有し前記胴部と別体 チップで構成された前記切刃を挿着するよ 構成するとともに、
 前記切刃の回転方向前方に、前記胴部の一 を構成する外周面が先端方にゆくにしたが て該胴部の一部を構成する内周面に近づく うなテーパ状の曲面の形態を備えた該外周 によって切り屑排出用のギャレットを形成 、
 前記切刃を、該切刃の軸方向先端部の内径 が前記ギャレットの軸方向先端部と径方向 おいて一致するかほぼ一致するような状態 、前記貫通溝に溶着したことを特徴とする

 しかして、このように構成された本発明に かるコアカッターによれば、胴部の径方向 厚みが薄いことに起因して、複数の切刃を 形成するチップによる径方向の有効切削幅 法(各切刃が回転することによってリング状 に切削されるリング幅の寸法をいう)を小さ することができる。このため、穿設に際し 総切削量が削減されることによって穿設効 を向上させることができる。
また、かかる構成においても、コアカッター の先端部では、間に挿着した切刃を介して、 構造的にリング状の一体のものとなっている ため、必要な耐変形性能を得ることができる 。
しかも、胴部の先端部において、前述のよう に、ギャレットとなる前記テーパ状の曲面の 回転方向後方に前記チップを挿着するための 貫通溝が形成され、しかもその貫通溝内に該 チップが、該チップの軸方向の先端の内周端 が前記胴部の先端部と一致するかほぼ一致す るような状態で挿着されて溶着される。この ため、該切刃たるチップで生成される切り屑 は、該コアカッターの先端の内周部分で生成 される切り屑をも含めて、回転方向前方に隣 接するギャレットによって、コアカッターの 前記外切刃の外径縁で穿設される穴と当該コ アカッターの外周面との間に形成される隙間 へと導かれ、該切り屑を効率良く該穴外方へ 排出することが可能となる。

 前記コアカッターにおいて、前記ギャレ トを形成する前記胴部の外周面が軸方向先 で該胴部の一部を構成する前記内周面と径 向において一致する又は略一致するような 態で接続するように構成されていると、切 屑をさらに効率良く排出できる点において 好ましい構成となる。

 前記コアカッターにおいて、前記切刃が 周方の部分を切削する内径切削部とその外 方に隣接して外周方の部分を切削する外径 削部を有し、前記外径切削部の回転方向先 に位置する切刃部が内径切削部の回転方向 端に位置する切刃部に対して、回転方向に いて後方に位置するように構成され、且つ 該内径切刃部と外径切刃部との径方向の境 線は、底面視において回転方向において前 に形成される段差によって形成されている 、各切刃から生成される切り屑は、半分の の切り屑となり、より円滑に、前記ギャレ トや前記コアカッターの外周面と穿設され 穴との間に形成される隙間を通過して排出 ることができる。

 前記コアカッターにおいて、前記切刃の 方向先端部の内径端が前記ギャレットの軸 向先端部と一致するかほぼ一致する構成が 周方向において前記ギャレットの軸方向先 部の切刃との接続部分を該切刃の前記内径 の位置に合わせて径方向に湾曲又は屈曲さ ることによって実現されていると、チップ らなる切刃の径方向の配置位置の自由度を 加させることができる。もちろん、かかる 合にも、円滑な切削可能とするために、ギ レットの接続部分、より正確にはギャレッ が形成されている部分の胴部の内周面が切 の内径端と一致するか、あるいはやや外径 に位置していることが必要となる。

 前記コアカッターにおいて、前記胴部の 端の貫通溝が形成される回転方向後方の部 に、該貫通溝に配置される前記切刃の径方 の厚みより外周面が内径方に位置し前記ギ レットの周面より外径方に位置するような 厚部分を設けると、切刃を形成するチップ 胴部への溶着がより強固におこなえるとと に、穿設に際してコアカッターのギャレッ の周面と穿設穴の内周面との間により広い 間が形成されるため、切り屑の排出がより 滑におこなえる構成となる。

 前記コアカッターにおいて、前記貫通溝 、前記切刃の該貫通溝内への挿着に際して 切刃と接触する複数の異なる方向を向いた 接面を形成するとともに、これに対応した 数の異なる方向を向いた当接面を切刃側に 設けて、これら複数の異なる方向を向いた 接面同士が当接する状態で該切刃となるチ プを貫通溝に溶着するよう構成すると、あ ゆる方向から切刃に対して外力が作用して 該チップが脱落し難くなり、また挿着位置 正確に定められることになることから高い 置決め精度を得ることができる。

 前記コアカッターにおいて、前記内切刃 して機能する切刃が、コアカッターの周方 において半分以下又はほぼ半分以下の領域 わたって複数配置されていると、穿設完了 、コアカッターの内径方の部分に残る略円 状の切り取られた部分を該コアカッターか 円滑に取り除くことが可能となる。

 前記コアカッターにおいて、前記コアカ ターの回転中心部に中心が位置するように つ軸方向の先端方に形成された第1のセンタ ードリル部と、該第1のセンタードリル部の 方向後端方に位置して該回転中心から偏心 せ回転軌跡の外径端が第1のセンタードリル 回転軌跡の外径端より径方向において大き なるように設けた第2のセンタードリル部と を備え、穿設に際して位置決め機能を奏する センタードリルを、前記内切刃が配設されて いる周方向における領域側と回転中心に対し て反対方に前記第2のセンタードリルの偏心 なされるように、配置した構成とすると、 ンタードリルを有するコアカッターにおい も、穿設完了後、コアカッターの内径方の 分に残る略ドーナッツ状の切り取られた部 も該コアカッター内部から円滑に取り除く とが可能となる。

 本発明にかかるコアカッターによれば、 数の材料が重層された複合材料に穴を穿設 る場合にも切り屑の排出が円滑におこなわ 、且つ、穿設性能をより高めても所望の剛 を維持できる、コアカッターを提供するこ ができる。

図1は、本発明の実施例にかかるコアカ ッターを通常の太さの線で表し該コアカッタ ーを下方に取着するアーバー(取着具)を細線 表したこれらの側面図である。 図2は、図1に示すコアカッターの切刃 それに隣接して設けられているギャレット びセンタードリル等の底面から見た配置構 を示す該コアカッターの底面図である。 図3は、切刃とギャレット等の構成を示 す図2の中において2点鎖線により丸で囲った 分Nの部分拡大底面図である。 図4は、切刃とその前方に形成されたギ ャレット等の構成を示す図1のコアカッター 先端部分の部分拡大側面図である。 図5は、図4は図2に示す構成のコアカッ ーを用いて穿設したときにその内径方に残 略円筒状に切り取られた部分と、当該コア ッターの底面方向から見た構成を示す図で る。 図6は、胴部の先端部分の構成とそこに 形成された貫通溝内に内径方へ偏位して配置 された切刃(内切刃)の構成を示す図4のVI-VI矢 方向から見た断面図である。 図7は、胴部の先端部分の構成とそこに 形成された貫通溝内に配置された切刃(外切 )の構成を示す図4のVI-VI矢視方向と同じ方向 ら見た別の切刃の断面図である。 図8は、切刃を貫通溝内に配置する前の 貫通溝とその近傍の構成(胴部下端部の構成) 示すコアカッターの部分拡大側面図である 図9は、図8に示す貫通溝と近傍の構成 底面方向から見た部分拡大底面図である。 図10は、ギャレット部分とその回転方 前方に位置する肉厚部分の構成を示す図8の X-X矢視断面図である。 図11は、前記貫通溝内に挿着される外 刃の切刃(チップ)の外観構成を示す図で、(A )は貫通溝内に挿着された状態において外径 から見た側面図、(B)は回転方向前方から見 図、(C)は回転方向後方から見た図、(D)は平 図、(E)は底面図(先端方から見た図)である。 図12は、前記貫通溝内に挿着される内 刃の切刃(チップ)の外観構成を示す図で、(A )は貫通溝内に挿着された状態において外径 から見た側面図、(B)は回転方向前方から見 図、(C)は回転方向後方から見た図、(D)は平 図、(E)は底面図(先端方から見た図)である。

符号の説明

C  コアカッター
1  胴部
2  切刃
2A 内切刃
2B 外切刃
3  貫通溝
4  ギャレット

 以下、本願発明の実施例にかかるコアカッ ーを図面を参照しながら具体的に説明する しかしながら、本発明はこれらの実施例に 定されるものではない。
(実施例)
  図1に図示するように、本実施例にかかる アカッターCは、筒状(この実施例の場合に 円筒状)の胴部1と、その先端部(図1において 端部)1aに先端方へ先端部2aが突設するよう 植設された切刃2とを有する。また、図1にお いて細線で表した参照符号「A」はこのコア ッターCをボール盤等のドリリング装置(図示 せず)側に取着するためのアーバー、「G」は 設に際して位置決めをおこなうセンタード ルである。

 前記切刃2は、前記胴部1とは別体になっ チップの形態を有しており、これらの切刃2 形成するチップが、図2に図示するように、 リング状になった前記胴部1の先端に、適宜 隔をもって回転方向Rの先端方に周方向の先 が位置するように複数配設されている。例 ば、この実施例の場合には、12個の前記切 2が胴部1の先端に互いに離間して周設されて いる。また、これら各切刃2は、一部が不等 隔で配置されている。しかし、前記切刃2の は前記12個に限定されるものでなく、また 全ての切刃2が等間隔に配置されていてもよ 。

 そして、図3に拡大して図示するように、チ ップの形態を有する前記切刃2は、径方向に いて所定の幅をもって、リング状に切削す 当該切削軌跡(切削痕)の幅方向(径方向)の内 方の部分を切削することができるように内 方へ偏位して配置された、内切刃2Aと、同 削軌跡の幅方向の外周方の部分を切削する とができるように外径方へ偏位して配置さ た、外切刃2Bの、2種類の切刃2が存在する。 た、前記内切刃2A及び外切刃2Bのいずれもが 、前記切削軌跡の中央部分も切削することが できる。
例えば、前記内切刃2Aとして、この実施例で 、図12に図示するような外観構成を有する 刃2が、図3,図6に図示するように前記胴部1に 対してその内径端2eが内径方へ突出するよう 配設される。また、前記外切刃2Bとして、 の実施例では、図11に図示するような外観構 成を有する切刃2が、図3,図7に図示するよう 前記胴部1に対してその外径端2kが外径方へ 出するように配設される。そして、図3に拡 して図示するように、前記内切刃2Aの前記 径端2eは、前記外切刃2Bの内径端より内径方 突出し、前記外切刃2Bの前記外径端2kは、前 記内切刃2Aの外径端より外径方に突出するよ に構成されている。

 そして、図6,図7に図示するように、前記 切刃2Aと外切刃2Bの胴部1の軸方向における 端1jからの先端方への突出寸法tは、この実 例の場合、等しく構成されている。

 ところで、前記切刃2は、この実施例にか かるコアカッターCの場合、図8,図9に図示す ように、前記胴部1の先端1j(図8参照)に向け 開口し且つこの胴部1の径方向(肉厚方向)に 通した貫通溝3に挿着(植設)され且つ溶着さ ることによって、図1~図7に図示するように 該切刃2が胴部1に対して一体になるように該 胴部1の先端1jに取着される。この切刃2の胴 1に対する取着は、この実施例では、所謂「 う付け」溶接により、一体に取着されてい 。しかし、前記取着は、該「ろう付け」に 定されるものでなく、例えば、「ろう付け 以外の溶接によってもよく、あるいは金属 の接着剤による接着等であってもよい。

 前記貫通溝3は、この実施例の場合、図8~図1 0に図示するような構成を具備する。つまり この貫通溝3は、胴部1の先端部1eに、軸方向Y (図8参照)において先端(図8において下端)が基 端(図8において上端)に対して回転方向R前方 なるように傾斜した傾斜軸に沿って、図8に す側面視において略斜めになった長方形状 形態で貫通し且つ先端方(図8において下方) 開口するように、設けられている。また、 の貫通溝3の前記略長方形状の回転方向後端 の部位には、基端側で外周方になるよう且つ 先端側で内周方になるように傾斜した傾斜面 3bが先端から基端にかけて所定長さ形成され いる。この所定長さは、この実施例の場合 は、前記略長方形状に貫通している部位に してその軸方向の長さに対して略7割程度の 長さとなっている。
また、前記傾斜面3bは、前記側面視が略長方 状の開口の基端側の面3hと、相互に異なる 向を向いた面となっている。
また、前記貫通溝3は、底面視において、図9 図示するように、周方向において内径方の 位の両端の位置と外径方の部位の両端の位 とがずれて構成され、このずれた部分に段3 mが形成されている。このため、前記段3mにな った接続部分にも、前記相互に異なる方向を 向いた面に対しさらに異なる方向を向いた面 が形成されている。
これらの複数の異なる方向を向いた各面を有 する構成によって、外径方へも内径方へも、 且つ、周方向においても、切刃2が所定の位 に正確に位置決めがなされる構成となって る。従って、切刃2は、前記貫通溝3へ挿着す る際、底面方(胴部1の軸方向の先端方)から基 端方へ向けて挿着することによって、各方向 においてその位置が正確に所定位置になるよ うに容易にセットできる。

 ところで、図1~図5に図示するように、前 貫通溝3の回転方向Rにおけるそれぞれの前 には、切り屑を排出するためのギャレット( 出溝)4がそれぞれ形成されている。この実 例の場合、前記ギャレット4の軸方向におけ 先端部は、胴部1の一部の外周面1fが先端方 徐々に内周面側に近づくようなテーパ状の 面4tによって構成されている。また、この ャレット4のテーパ状の曲面4tの軸方向にお る基端方は、胴部1の外周面1fのストレート 分の曲面(外周面)に連なっている。

 そして、前記胴部1の径方向の寸法(肉厚 法)は、全体が穿設に際して耐変形性能が維 できる程度の薄さtに構成されている。この 実施例の場合には、同種の従来のコアカッタ ーの肉厚寸法に比べて、約80%~95%程度の薄さ 構成されている。

 そして、図8,図9に図示するように、胴部1 の軸方向における先端部であって、前記貫通 溝3の回転方向Rにおける後方部位には、胴部1 の外周面1fが当該先端部でのみ部分的に外径 に突出した肉厚部1wがそれぞれ形成され、 の肉厚部1wの回転方向における後端は、次の ギャレット4の前端まで延設されている。つ り、この肉厚部1wの回転方向における前端面 で、前記切刃2の後端面を周方向において支 ることになる。

 従って、この実施例にかかるコアカッタ Cは、図2等に図示するように、軸方向にお る先端部において、回転方向に、前記肉厚 1w、前記ギャレット4、貫通溝3が順番に複数 ニット繰り返した状態で配置されている。 体的には、例えば、この実施例の場合、12 ニットの肉厚部1w,ギャレット4,貫通溝3が回 方向に順番に形成されている。しかし、前 12個のユニット数に限定されるものでなく、 該ユニット数は、コアカッターCの径により あるいは穿設しようとする対象物等により 適宜数のユニット数が選択されればよい。

 また、前記貫通溝3には、前記内切刃2Aと 切刃2Bからなる切刃2(2A,2B)が、図3に拡大す ように、取着される。かかる場合、前記内 刃2Aと外切刃2Bのいずれの場合にも、切刃2は その軸方向先端且つ回転方向Rにおける先端 内径端2eが、前記ギャレット4のテーパ状の 面4tの軸方向先端且つ回転方向Rにおける後 部(正確には、曲面4tの内周側に位置する面4g )に、径方向において一致するような状態で 回転方向Rにおいて連続するように形成され いる。しかし、前記径方向において一致す 構成にかえて、略一致するような構成であ てもよい。例えば、前記切刃2の内径端2よ 前記曲面4tの面4gが径方向において少しだけ 径方に位置するような構成であってもよい

 また、図2,図3に図示するように、前記切 2の軸方向先端には、内切刃2Aと外切刃2Bと に、回転方向Rに延びる凌線2pが形成されて る。これらの稜線2pは、この実施例の場合、 回転中心O1(図2参照)を中心とする径方向にお る位置が一致するように、換言すると、同 の回転軌跡上を回転するような構成となっ いる。また、これらの凌線2pの各回転方向 端は、図6,図7に図示するように、該切刃2の 方向の最先端となっている。

 また、図11,図12に図示するように、前記 刃2、つまり、前記内切刃2Aと外切刃2Bはとも に、内周方の部分を切削する内径切刃部2dと の外径方に隣接して外周方の部分を切削す 外径切刃部2hを有する。そして、前記外径 刃部2hの回転方向における先端の位置は、そ れに対応する前記内径切刃部2dの回転方向に ける先端の位置に対して、後方に位置する うに構成されており、且つ、該内径切刃部2 dと外径切刃部2hとの径方向の境界線qは、底 視において回転方向において前後に形成さ る段差を形成する。

 また、図11,図12に図示するように、前記 刃2には、前記貫通溝3の傾斜面3bに当接する 斜面2uが形成され、また、前記段3mに当接す る段2mがそれぞれ形成されている。

 ところで、前記内切刃2Aと外切刃2Bは、こ の実施例の場合、図5に図示するように、周 向において、部分的にそれぞれの種類の切 2Aあるいは2Bがそれぞれが連続してかたまっ 状態で、配設されている。具体的には、こ 実施例では、図5において、上方を12時の位 とすると、「9時」の位置から「2時半」の 置までの領域に前記内切刃2Aが連続して配置 され、残りの領域には、外切刃2Bが周方向に いて連続して配置されている。

 しかし、このような構成に代えて、内切 2Aを少なくとも一つ、多くとも胴部1の半分 下の領域にだけ配置しておくような構成で ってもよい。

 ところで、このコアカッターCには、図1 図2、図5に図示するように、該コアカッター Cの回転中心O1の部位には、穿設に際して回転 中心を定める所謂「センタードリル」Gが配 されている。このセンタードリルGは、2種類 の径のドリルが軸方向に連結された所謂段付 ドリルのような形態を有し、先端方の径の小 さいドリルGaの回転中心はこのコアカッターC の回転中心O1と一致しているが、基端方の径 大きいドリルGbの回転中心は、前記回転中 O1から偏心している。この偏心の方向は、前 記内切刃2Aがかたまって配設されている側と 転中心O1を夾んで反対側、つまり、内切刃2A のかたまっている方向から離間する方に中心 が偏位するように偏心している。

 しかして、このように構成された本コアカ ターCは、以下のように作用する。つまり、
前記胴部1の軸方向の先端に、所定間隔で前 切刃2が該胴部1の貫通溝3に溶着された状態 、これら全体が底面視において連続したリ グ状の形態を形成するような構成を有する このように前記切刃2と胴部1が強固にリング 状に一体になっているため、切刃2に作用す 外力は切刃2と胴部1に分散して作用する。こ の結果、耐変形性能を向上させることができ る。従って、前記胴部1の肉厚(径方向の厚み 法)を可及的に薄くすることができる。この ため、この胴部1先端に配置される切刃2の径 向の寸法も小さくすることができる。
これらの結果、このコアカッターCを使用し 穿設すると、総切削量が削減されることに って、切削効率を向上させることができる

 しかも、前記貫通溝3に前記切刃2を挿着 る際に、該貫通溝3に形成された異なる方向 向いた三つの面に切刃2に形成された異なる 方向を向いた三つの面がそれぞれ当接した状 態で位置決めがおこなわれるため、単に貫通 溝3内に切刃2を前記各面が当接する状態で挿 のみすれば、三次元方向において正確に位 決めした状態で貫通溝3に切刃2を挿着する とがてきる。

 また、前述のように、胴部1の肉厚を薄に するために底面視においてリング状に連続し た如き構成にしても、前述のように切刃2の 転方向前端の内周端と前記ギャレット4の回 方向後方の端部とを一致させた構成となっ いることから、前記切刃2で切削された複合 材料の各種の切り屑は、その直ぐ前方に隣接 して設けられている当該ギャレット4の周面 沿って、外方に効率的に排出される。また 前述のように各切刃2が回転方向において段 状に形成された外径切刃部2hと内径切刃部2d から構成されるため、切り屑が幅方向におい て半分の状態で生成されることから、さらに 切り屑がギャレット4等を介して効率的に排 される。

 さらに、前述のように、内切刃2Aを少な とも一つ、多くとも胴部1先端のリング状の 方向における半分以下の領域にだけ配置し おくことによって、図3あるいは図5に図示 るように、穿設された残りの円柱状のもの( 2,図3のハッチングで示す部分参照)と、コア カッターCの内周面との間に、有効な隙間s1が 形成される。また、この実施例の如く、セン タードリルGを構成しておくことによって、 センタードリルGと前記穿設された残りの円 状のものとの間には、有効な隙間s2が形成 れる。この結果、このコアカッターCを使用 て穿設すると、該コアカッターCの内周方の 空間に形成される残部(図2においてドーナッ 状の残部)を簡単に取り出すことが可能とな る。

 本発明は、前記実施例に限定されるもの なく、当業者が自明の範囲において、種々 形態に変更して実施することができること 言うまでもない。

  本発明にかかるコアカッターは、複合 料等を穿設するため等の刃物として利用で る。