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Patent Searching and Data


Title:
COUPLING CONNECTOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/110566
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a coupling connector, wherein two connector housings (10A, 20A) each having terminal accommodation chambers (11, 21) into which terminals (111, 121) are inserted from the back end, respectively, are stacked vertically and coupled with each other. The connector is equipped with recessed insertion parts (16, 25) at positions respectively offset on the top and bottom surfaces of the stacked connector housing. The connector is also equipped with projecting parts (15, 26) for terminal fastening that by insertion into the recessed insertion part on the opposite connector housing when stacked prevent the terminal inserted into the terminal accommodation chamber in the opposite connector housing from being pulled out backwards.

Inventors:
ITO YOSHITAKA
Application Number:
PCT/JP2009/054200
Publication Date:
September 11, 2009
Filing Date:
March 05, 2009
Export Citation:
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Assignee:
YAZAKI CORP (JP)
ITO YOSHITAKA
International Classes:
H01R13/514; H01R13/42; H01R24/00
Foreign References:
JPH0553154U1993-07-13
JPS6454678A1989-03-02
JPH0553153U1993-07-13
JPS63111777U1988-07-18
JPH0917496A1997-01-17
JP2007095360A2007-04-12
JPH02223171A1990-09-05
JP2007095360A2007-04-12
JP2006190496A2006-07-20
Other References:
See also references of EP 2256871A4
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (JP)
Hidekazu Miyoshi (JP)
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Claims:
 合体コネクタであって、
 上下に重ね合わせて相互に結合する、端子収容室を備えた複数のコネクタハウジングと、
 前記複数のコネクタハウジングの端子収容室に後端から挿入され、くびれ部を有する端子と、
を備え、
前記複数のコネクタハウジングは、
 直接重ね合わせられた前記コネクタハウジングの一対のうち、一方のコネクタハウジングの合わせ壁と他方のコネクタハウジングの合わせ壁に、それぞれ位置をずらして配置された挿入凹部と、
 前記一方のコネクタハウジングの合わせ壁と前記他方のコネクタハウジングの合わせ壁に配置され、重ね合わせたときに対向する相手側のコネクタハウジングの合わせ壁に備えられた前記挿入凹部に挿入可能で、それぞれ本係止位置まで挿入されることで相手側のコネクタハウジングの端子収容室に挿入された端子のくびれ部と係合して、その係合した端子の後方への抜けを阻止する端子係止用凸部と、
を備えたもの。
 請求項1に記載の合体コネクタであって、
 前記一方のコネクタハウジングと他方のコネクタハウジングに、両コネクタハウジングを仮係止位置に保持する仮係止手段と、両コネクタハウジングを本係止位置に保持する本係止手段とを更に備えたもの。
 請求項1に記載の合体コネクタであって、
 前記コネクタハウジングの一対の少なくとも一方のコネクタハウジングには、前記端子収容室を上下方向に複数段備え、
 その一方のコネクタハウジングに重ね合わされる他方のコネクタハウジングには、前記端子係止用凸部に、前記両コネクタハウジングが仮係止位置にあるときには、前記一方のコネクタハウジングの端子収容室への端子の挿入を許し、前記両コネクタハウジングが本係止位置にあるときには、前記一方のコネクタハウジングの端子収容室に挿入された端子を係止する係止壁部を、前記一方のコネクタハウジングの端子収容室の上下方向の段数分だけ備えたもの。
Description:
合体コネクタ

 本発明は、複数のコネクタハウジングを 下に積み重ねて結合してなる合体コネクタ 関するものである。

 図1は、特許文献1に記載された従来の合 コネクタの1実施形態を示す。この従来の合 コネクタは、3つのコネクタ210、220、230を上 下に積み重ねて、一体に結合したものである 。

 各コネクタハウジング210A、220A、230Aは、 々の端子収容室241に、後端から端子250を挿 される。そして、各端子250のランス係止凹 251が、各端子収容室241内に備えられた可撓 のランス242と係合する。その結果、各端子2 50は後方へ抜けないように一次係止される。

 また、上段と中段のコネクタ210、220のコ クタハウジング210A、220Aは、各々の下面に 端子係止用凸部212、222を突設する。一方、 段と下段のコネクタ220、230のコネクタハウ ング220A、230Aは、上側のコネクタハウジング 210A、220Aの下面に突設した端子係止用凸部212 222が挿入される挿入凹部221、231を各々の上 に備える。そして、コネクタ210、220、230が 体する時、端子係止用凸部212、222が、挿入 部221、231から進入し、予め端子収容室241に 入された端子250のくびれ部252と係合する。 の結果、各端子250は後方へ抜けないように 次係止される。

 また、上段と中段のコネクタハウジング2 10A、220Aのランス242は、下側が開放されてい 。そして、各下側のコネクタハウジング220A 230Aの上部壁223、233が、ランス242の各開放部 分に嵌まる。その結果、ランス242は撓みを規 制される。

 また、図2および図3は、特許文献2に記載 れた従来の合体コネクタを示す。この従来 合体コネクタは、2つのコネクタ310、320を上 下に積み重ね、更に最上部にカバー330を重ね て、一体に結合したものである。上側のコネ クタ320のハウジングの下面とカバー330の下面 には、端子係止用凸部322、332が備えられる。 また、下側のコネクタ310のハウジングの上面 と下側のコネクタ310のハウジングの上面には 、それぞれ上側のコネクタ320の端子係止用凸 部322とカバー330の端子係止用凸部332が進入す る挿入凹部とが備えられる。

 そして、コネクタ310と320およびカバー330が 体する時に、端子係止用凸部322、332が挿入 部から進入し、予め端子収容室311、321に挿 された端子350のくびれ部と係合する。その 果、端子350は後方へ抜けないように係止さ る。

特開2007-95360号公報

特開2006-190496号公報

 しかし、図1に示した従来の合体コネクタ は、ランス242の撓みを規制することだけで、 上段のコネクタ210の端子250の抜け止めを行っ ている。従って、大きな抜け力が端子250に作 用した場合、ランス242が破損して、端子250が 抜けてしまうおそれがある。

 また、図2および図3に示した従来の合体 ネクタは、カバー330に備えた端子係止用凸 332を使用して、上側のコネクタ320の端子350 抜け止めを行っている。従って、コネクタ31 0、320以外にカバー330が必須となり、部品点 が多くなるという問題がある。

 本発明は、上記事情を考慮し、最少の部 点数で、どの段においても十分な端子保持 を発揮することのできる合体コネクタを提 することを目的とする。

 本発明の第1の特徴に係る合体コネクタは 、上下に重ね合わせて相互に結合する端子収 容室を備えた複数のコネクタハウジングと、 前記複数のコネクタハウジングの端子収容室 に後端から挿入されくびれ部を有する端子と 、を備える。そして、前記複数のコネクタハ ウジングは、直接重ね合わせられた前記コネ クタハウジングの一対のうち一方のコネクタ ハウジングの合わせ壁と他方のコネクタハウ ジングの合わせ壁にそれぞれ位置をずらして 配置された挿入凹部と、前記一方のコネクタ ハウジングの合わせ壁と前記他方のコネクタ ハウジングの合わせ壁に配置され重ね合わせ たときに対向する相手側のコネクタハウジン グの合わせ壁に備えられた前記挿入凹部に挿 入可能でそれぞれ本係止位置まで挿入される ことで相手側のコネクタハウジングの端子収 容室に挿入された端子のくびれ部と係合して 、その係合した端子の後方への抜けを阻止す る端子係止用凸部と、を備える。

 このような構成にすることにより、コネ タハウジングが合体した際に、相互に相手 のコネクタハウジングに備えられた端子係 用凸部が端子のくびれ部に係合し、端子が け止めされる。従って、本発明の第1の特徴 に係る合体コネクタは、余計なカバー等を必 要とせずに、最少の部品点数で、どの段にお いても十分な端子保持力を発揮することがで きる。

 また、本発明の第1の特徴に係る合体コネ クタは、前記一方のコネクタハウジングと他 方のコネクタハウジングに、両コネクタハウ ジングを仮係止位置に保持する仮係止手段と 両コネクタハウジングを本係止位置に保持す る本係止手段とを更に備えることが好ましい 。

 このような構成にすることにより、コネ タハウジングは仮係止位置と本係止位置に 別して保持される。従って、合体コネクタ 組み立てが容易に行える。

 また、本発明の第1の特徴に係る合体コネ クタは、前記コネクタハウジングの一対の少 なくとも一方のコネクタハウジングには、前 記端子収容室を上下方向に複数段備えること が好ましく、その一方のコネクタハウジング に重ね合わされる他方のコネクタハウジング には、前記端子係止用凸部に、前記両コネク タハウジングが仮係止位置にあるときには、 前記一方のコネクタハウジングの端子収容室 への端子の挿入を許し、前記両コネクタハウ ジングが本係止位置にあるときには、前記一 方のコネクタハウジングの端子収容室に挿入 された端子を係止する係止壁部を、前記一方 のコネクタハウジングの端子収容室の上下方 向の段数分だけ備えることが好ましい。

 このような構成にすることにより、コネ タハウジングが仮係止位置に保持された状 で、端子が各コネクタハウジングの端子収 室に挿入される。そして、それからコネク ハウジングが本係止位置まで押し込まれる とにより、コネクタハウジングが合体し、 子が抜け止め係止される。従って、合体コ クタの組み立てが容易に行える。

従来の合体コネクタの断面図である。 別の従来の合体コネクタの外観斜視図 、(a)は仮係止時の状態を示す斜視図、(b)は 係止時の状態を示す斜視図である。 図2に示す従来の合体コネクタの断面図 で、(a)は仮係止時の状態を示す断面図、(b)は 本係止時の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態の合体コネクタの仮 止状態を示す外観斜視図である。 同合体コネクタを構成する上側のコネ タハウジングの外観斜視図である。 同上側のコネクタハウジングを裏返し 見た外観斜視図である。 前記合体コネクタを構成する下側のコ クタハウジングの外観斜視図である。 図7の8-8矢視断面図である。 上側と下側のコネクタハウジングを仮 止位置に保持した合体途中の状態を示す図7 と同位置で見た断面図である。 仮係止状態のときの別の位置で見た断 面図である。 仮係止状態のときの合体コネクタの後 面図である。 仮係止状態に保持された各コネクタハ ウジングに端子を挿入した状態を示す図10と 位置で見た断面図である。 仮係止状態から本係止した状態を示す 合体コネクタの外観斜視図である。 本係止時の図9と同位置で見た断面図 ある。 本係止時の図12と同位置で見た断面図 ある。 本係止時の合体コネクタの後面図であ る。

 以下、本発明の実施形態を図面を参照し がら説明する。

 図4は実施形態の合体コネクタの仮係止時 の状態を示す外観斜視図、図5は同合体コネ タを構成する上側のコネクタハウジングの 観斜視図、図6は同上側のコネクタハウジン を裏返して見た外観斜視図、図7は前記合体 コネクタを構成する下側のコネクタハウジン グの外観斜視図、図8は図7の8-8矢視断面図、 9は上側と下側のコネクタハウジングを仮係 止位置に保持した合体途中の状態を示す図7 同位置で見た断面図、図10は仮係止状態のと きの別の位置で見た断面図、図11は仮係止状 のときの合体コネクタの後面図、図12は仮 止状態に保持された各コネクタハウジング 端子を挿入した状態を示す図10と同位置で見 た断面図、図13は仮係止状態から本係止した 態を示す合体コネクタの外観斜視図、図14 本係止時の図9と同位置で見た断面図、図15 本係止時の図12と同位置で見た断面図、図16 本係止時の合体コネクタの後面図である。

 この合体コネクタは、図4および図13に示 ように、上側のコネクタ10と下側のコネク 20を、上下に積み重ねて相互に結合させたも のである。各コネクタ10、20は、図12に示すよ うに、角箱状の合成樹脂製のコネクタハウジ ング10A、20Aの後端から端子111、121を挿入する ことで構成される。

 図10、図12に示すように、上側のコネクタ ハウジング10Aは、端子収容室11に、可撓性を したランス19を備える。そして、端子111が ンス19の後方から挿入されると、ランス19が 子111の係止凹部111bと係合する。このことで 、端子111は後方へ抜け止め(一次係止)される また、下側のコネクタハウジング20Aも、図 しないが、端子収容室11に、必要に応じて ンス19と同様の機能を発揮するランスを備え る。

 上側のコネクタハウジング10Aの幅方向の 央部上面には、相手コネクタと嵌合した際 ロックするロックアーム30が備えられる。 して、ロックアーム30を設けた部分の両側に は、端子収容室11が2つずつ配置される。これ ら上側のコネクタハウジング10Aの端子収容室 11は、同じ高さに横一列に並んでいる。また 下側のコネクタハウジング20Aには、多数の 子収容室21が上下2段に配列される。

 合体したときに互いに当接する、上側の ネクタハウジング10Aの下面壁(合わせ壁)12と 下側のコネクタハウジング20Aの上面壁(合わ 壁)22の前後方向の中央部には、図7および図1 0に示すように、それぞれ位置をずらして挿 凹部16、25が備えられる。また、これらと共 、図6および図10に示すように、相手側コネ タハウジングの各挿入凹部16、25に挿入され る端子係止用凸部15、26が備えられる。

 ここで、上側のコネクタハウジング10Aの 入凹部16とそれに挿入される下側のコネク ハウジング20Aの端子係止用凸部26は、上側の コネクタハウジング10Aの端子収容室11の位置 対応して備えられる。また、下側のコネク ハウジング20Aの挿入凹部25とそれに挿入さ る上側のコネクタハウジング10Aの端子係止 凸部15は、下側のコネクタハウジング20Aの端 子収容室21の位置に対応して備えられる。

 即ち、上側のコネクタハウジング10Aの端 収容室11は、数個が配置されているだけで る。従って、上側のコネクタハウジング10A 挿入凹部16と下側のコネクタハウジング20Aの 端子係止用凸部26は、1個ずつ独立した穴とブ ロックのような形で備えられる。

 また、下側のコネクタハウジング20Aの端 収容室21は、多数個が横に配列されている 従って、下側のコネクタハウジング20Aの挿 凹部25と上側のコネクタハウジング10Aの端子 係止用凸部15は、連続した溝や壁の形で備え れる。

 端子係止用凸部15、26は、それぞれ本係止 位置まで挿入されることで、相手側のコネク タハウジング20A、10Aの端子収容室21、11に挿 された端子121、111のくびれ部111a、121aと係合 する。その結果、端子係止用凸部15、26は、 端子121、111の後方への抜けを阻止する機能( テーナとしての機能)を果たす。

 下側のコネクタハウジング20Aは、複数の 子収容室21を上下2段に形成する。また、上 のコネクタハウジング10Aは、図6、図12に示 ように、端子係止用凸部15に、開口部15cと 2つの係止壁部15a、15bと、を備える。そして 両コネクタハウジング10A、20Aが仮係止位置 あるときには、開口部15cが下側のコネクタ ウジング20Aの端子収容室21への端子121の挿 を許す。また、両コネクタハウジング10A、20 Aが本係止位置にあるときには、2つの係止壁 15a、15bが下側のコネクタハウジング20Aの上 段の端子収容室21に挿入された端子121を一 に同時に係止する。

 また、上側および下側のコネクタハウジ グ10A、20Aは、両コネクタハウジング10A、20A 仮係止位置に保持する仮係止手段と、両コ クタハウジング10A、20Aを本係止位置に保持 る本係止手段と、を備える。これら係止手 は、コネクタハウジング10A、20Aの前側と後 に備えられる。

 図6に示すように、上側のコネクタハウジ ング10Aの前側係止手段として、壁状の端子係 止用凸部15の両端に、T字状に連結された前側 ロック板14が備えられる。そして、前側ロッ 板14の前後端縁に、仮係止突起14aと本係止 起14bとが備えられる。また、図7、図8、図9 示すように、下側のコネクタハウジング20A 前側係止手段として、溝状の挿入凹部25の両 端にT字状に連結された前側ロック溝24が備え られる。そして、前側ロック溝24の前後内側 に、仮係止突起24aと本係止突起24bとが備え れる。ロック板14側の仮係止突起14aおよび 係止突起14bは、ロック溝24側の仮係止突起24a および本係止突起24bとそれぞれ係合する。そ の結果、コネクタハウジング10A、20Aは、仮係 止位置と本係止位置にそれぞれ保持される。

 図5~図8、図11、図16に示すように、上側の コネクタハウジング10Aの後側係止手段として 、コネクタハウジング10Aの後端の幅方向両端 には、下側に垂下された後側ロック板13が備 られる。そして、後側ロック板13の内面側 先端に、係止突起13aが備えられる。また、 側のコネクタハウジング20Aの後側係止手段 して、コネクタハウジング20Aの後端の幅方 両端には、ロック板13を受け入れる凹部23が えられる。そして、その凹部23の壁面に、 ック板13側の係止突起13aが係合する仮係止溝 23aと本係止溝23bが備えられる。これらロック 板13側の係止突起13aは、凹部23側の仮係止溝23 aと係合することで、コネクタハウジング10A 20Aを仮係止位置に保持し、凹部23側の本係止 溝23bと係合する。その結果、コネクタハウジ ング10A、20Aは本係止位置に保持される。

 ここでは、前側ロック板14及び前側ロッ 溝24の仮係止突起14a、24aと後側ロック板13の 止突起13aおよび仮係止溝23aとが仮係止手段 相当する。そして、前側ロック板14及び前 ロック溝24の本係止突起14b、24bと後側ロック 板13の係止突起13aおよび本係止溝23bとが本係 手段に相当する。

 次に組み立て手順について述べる。

 まず、図9、図11、図12に示すように、上 のコネクタハウジング10Aと下側のコネクタ ウジング20Aが上下に重ねられて、仮係止と る。即ち、上側のコネクタハウジング10Aの 側ロック板13の係止突起13aが下側のコネクタ ハウジング20Aの凹部23の仮係止溝23aと係合す 。そして、上側のコネクタハウジング10Aの 側ロック板14の仮係止突起14aが下側のコネ タハウジング20Aのロック溝24の仮係止突起24a と係合する。このように仮係止することで、 コネクタハウジング10Aと20Aが離間しないよう に連結される。

 この状態で、図12に示すように、端子111 121が、各コネクタハウジング10A、20Aの端子 容室11、21に後端から挿入される。このとき 上側のコネクタハウジング10Aの端子係止用 部15が下側のコネクタハウジング20Aの挿入 部25に進入している。しかし、、端子121を挿 入する経路に開口部15cが位置しているため、 端子121は支障なく挿入される。

 次に、端子111、121が挿入されたら、上、 側のコネクタハウジング10A、20Aが本係止す ように押し込まれる。そうすると、図13~図1 6に示すように、上側のコネクタハウジング10 Aの後側ロック板13の係止突起13aが下側のコネ クタハウジング20Aの凹部23の本係止溝23bと係 する。そして、上側のコネクタハウジング1 0Aの前側ロック板14の本係止突起14bが下側の ネクタハウジング20Aのロック溝24の本係止突 起24bと係合する。これにより、両コネクタハ ウジング10A、20Aは本係止状態となる。その結 果、2つのコネクタ10と20が合体する。

 この状態では、図15に示すように、下側 コネクタハウジング20Aの端子係止用凸部26は 、上側のコネクタハウジング10Aの挿入凹部16 深く進入して、端子収容室11内に挿入され 端子111のくびれ部111aと係合する。また、上 のコネクタハウジング10Aの端子係止用凸部1 5は、下側のコネクタハウジング20Aの挿入凹 25に深く進入して、上下段の端子収容室21内 それぞれ挿入された端子121のくびれ部121aと 係合する。

 このように、上側のコネクタハウジング1 0Aと下側のコネクタハウジング20Aが合体した に、相手側のコネクタハウジング10Aと20Aに けた端子係止用凸部15、26が、端子111、121の くびれ部111a、121aに相互に係合する。その結 、端子111、121は抜け止めされる。従って、 実施形態の合体コネクタは、余計なカバー を必要とせずに、最少の部品点数で、どの においても十分な端子保持力を発揮するこ ができる。

 また、本実施形態の合体コネクタでは、 ネクタハウジング10A、20Aを仮係止位置と本 止位置に区別して保持しておくことができ 。このため、合体コネクタの組み立てが容 にできる。また、本実施形態の合体コネク は、コネクタハウジング10A、20Aを仮係止位 に保持した状態で、端子111、121を各コネク ハウジング10A、20Aの端子収容室11、21に挿入 することができる。そして、その状態から、 コネクタハウジング10A、20Aを本係止位置まで 押し込むことで、コネクタハウジング10Aと20A が合体する。こうして、端子111、121が抜け止 め係止される。このため、合体コネクタの組 み立てが容易にできる。

産業上の利用の可能性

 本発明の合体コネクタは、最少の部品点 で、どの段においても十分な端子保持力を 揮することができる。