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Title:
CUTTING APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/157103
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a cutting apparatus, which has improved operating efficiency and permits operation of replacement, cleaning or the like to be performed without requiring attention to a fixed blade attached to a cover section, since the fixed blade attached to the cover section is not exposed even when the cover section is opened for replacing roll paper (material to be printed) or cleaning. In a cover member (48), a fixed blade (40) is arranged with a blade surface (40b) thereof facing the upstream in a transfer direction of a printed material (1). The cover member slidably attached to a fixed blade (40) covers the blade edge line (40a) of the fixed blade (40) from the side of the blade surface (40b) when the cover section (13) is opened, moves by sliding to the base of the fixed blade (40) when the cover section (13) is closed, and exposes the blade edge line (40a) of the fixed blade (40).

Inventors:
HOSONO SHINICHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/071853
Publication Date:
December 30, 2009
Filing Date:
December 02, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SATO KK (JP)
SATO CHISHIKI ZAISAN KENKYUSYO (JP)
HOSONO SHINICHIRO (JP)
International Classes:
B65H35/04; B26D1/08; B26D7/22; B41J11/70
Foreign References:
JP2008119838A2008-05-29
JP2002128328A2002-05-09
JPH0235698U1990-03-07
JP2003305907A2003-10-28
Other References:
See also references of EP 2292541A4
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Claims:
筐体本体の上部を開閉可能な蓋部を有するプリンタに組み付けられ、前記蓋部に取り付けられている固定刃に向けて、前記筐体本体に取り付けられている可動刃を移動させることで噛み合わせ、印字が施された被印字媒体を切断する切断装置であって、 前記固定刃は、前記被印字媒体の搬送方向上流側に刃面が向くように配置された片刃であり、 前記固定刃にスライド可能に取り付けられ、前記蓋部の解放時に、前記固定刃の刃先線を前記刃面側から覆うカバー手段を具備し、 前記カバー手段は、前記蓋部の閉成時に、前記固定刃の根元方向にスライド移動され、前記固定刃の刃先線を露出させることを特徴とする切断装置。
筐体本体の上部を開閉可能な蓋部と、サーマルヘッドとインクリボンの搬送機構とが取り付けられ、前記蓋部と前記筐体本体との間に設けられた、前記蓋部に嵌脱可能な印字ユニットとを有するプリンタに組み付けられ、前記蓋部に取り付けられている固定刃に向けて、前記筐体本体に取り付けられている可動刃を移動させることで噛み合わせ、印字が施された被印字媒体を切断する切断装置であって、 前記固定刃は、前記被印字媒体の搬送方向上流側に刃面が向くように配置された片刃であり、 前記蓋部に嵌装されている前記印字ユニットを引き出す際に、前記固定刃が前記印字ユニットに接触しないように退避させる、前記固定刃が取り付けられた固定刃ホルダと、 前記固定刃にスライド可能に取り付けられ、前記蓋部の解放時に、前記固定刃の刃先線を前記刃面側から覆うカバー手段と、 該固定刃ホルダに取り付けられ、前記カバー手段を前記固定刃の刃先線方向に付勢する付勢手段と、 前記カバー手段の両端に形成され、前記被印字媒体の幅より広い間隔で、且つ前記被印字媒体の搬送路の域外に、前記付勢手段の付勢方向に突出した突起手段とを具備し、 前記蓋部の解放時には、前記カバー手段が前記付勢手段の付勢力によって刃先線の方向にスライド移動されることで、前記固定刃の刃先線が前記カバー手段によって覆われ、 前記蓋部の閉成時には、前記カバー手段に形成された前記突起手段が前記筐体本体に設けられた被当接手段と当接することで、前記カバー手段が前記付勢手段の付勢力に抗して前記固定刃の根元方向にスライド移動され、前記固定刃の刃先線が前記カバー手段から露出されることを特徴とする切断装置。
前記カバー手段には、前記蓋部の閉成時に、前記被印字媒体を前記固定刃と前記可動刃との間に案内するガイド面が形成されていることを特徴とする1又は2記載の切断装置。
Description:
切断装置

本発明は、固定刃と可動刃とからなるギロ チン式の切断装置に関し、特にギロチン式の 切断装置をプリンタに組み込む際に、可動刃 をプリンタの筐体本体に取り付けると共に、 ギロチン式の切断装置の固定刃を筐体本体に 対して可動な蓋部に取り付けた切断装置に関 する。

従来、ギロチン式の切断装置の可動刃を筐 体本体に取り付けると共に、ギロチン式の切 断装置の固定刃を筐体本体に対して可動な蓋 部に取り付け、蓋部を解放すると固定刃と可 動刃との間が大きく開くように構成すること で、頻繁に行われるロール紙(被印字媒体)の 換や清掃等を円滑に行えるようにした切断 置付のプリンタが知られている(例えば、特 許文献1参照)。 

しかしながら、従来技術では、ロール紙( 印字媒体)の交換や清掃等を行うために蓋部 開放すると、蓋部に取り付けられた固定刃 露出するため、露出した固定刃を避けて交 や清掃等の作業を行う必要があり、作業効 が低下してしまうという問題点があった。

特開2003-305907号公報

本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも のであり、その目的とするところは、ロール 紙(被印字媒体)の交換や清掃等により蓋部を 放しても、蓋部に取り付けられた固定刃が 出することなく、蓋部に取り付けられた固 刃を意識することなく交換や清掃等の作業 行うことができ、作業効率を向上させるこ ができる切断装置を提供する点にある。

本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲 げる構成とした。 請求項1記載の発明の要旨 は、筐体本体の上部を開閉可能な蓋部を有す るプリンタに組み付けられ、前記蓋部に取り 付けられている固定刃に向けて、前記筐体本 体に取り付けられている可動刃を移動させる ことで噛み合わせ、印字が施された被印字媒 体を切断する切断装置であって、前記固定刃 は、前記被印字媒体の搬送方向上流側に刃面 が向くように配置された片刃であり、前記固 定刃にスライド可能に取り付けられ、前記蓋 部の解放時に、前記固定刃の刃先線を前記刃 面側から覆うカバー手段を具備し、前記カバ ー手段は、前記蓋部の閉成時に、前記固定刃 の根元方向にスライド移動され、前記固定刃 の刃先線を露出させることを特徴とする切断 装置に存する。 また請求項2記載の発明の要 旨は、筐体本体の上部を開閉可能な蓋部と、 サーマルヘッドとインクリボンの搬送機構と が取り付けられ、前記蓋部と前記筐体本体と の間に設けられた、前記蓋部に嵌脱可能な印 字ユニットとを有するプリンタに組み付けら れ、前記蓋部に取り付けられている固定刃に 向けて、前記筐体本体に取り付けられている 可動刃を移動させることで噛み合わせ、印字 が施された被印字媒体を切断する切断装置で あって、前記固定刃は、前記被印字媒体の搬 送方向上流側に刃面が向くように配置された 片刃であり、前記蓋部に嵌装されている前記 印字ユニットを引き出す際に、前記固定刃が 前記印字ユニットに接触しないように退避さ せる、前記固定刃が取り付けられた固定刃ホ ルダと、前記固定刃にスライド可能に取り付 けられ、前記蓋部の解放時に、前記固定刃の 刃先線を前記刃面側から覆うカバー手段と、 該固定刃ホルダに取り付けられ、前記カバー 手段を前記固定刃の刃先線方向に付勢する付 勢手段と、前記カバー手段の両端に形成され 、前記被印字媒体の幅より広い間隔で、且つ 前記被印字媒体の搬送路の域外に、前記付勢 手段の付勢方向に突出した突起手段とを具備 し、前記蓋部の解放時には、前記カバー手段 が前記付勢手段の付勢力によって刃先線の方 向にスライド移動されることで、前記固定刃 の刃先線が前記カバー手段によって覆われ、 前記蓋部の閉成時には、前記カバー手段に形 成された前記突起手段が前記筐体本体に設け られた被当接手段と当接することで、前記カ バー手段が前記付勢手段の付勢力に抗して前 記固定刃の根元方向にスライド移動され、前 記固定刃の刃先線が前記カバー手段から露出 されることを特徴とする切断装置に存する。  また請求項3記載の発明の要旨は、前記カバ ー手段には、前記蓋部の閉成時に、前記被印 字媒体を前記固定刃と前記可動刃との間に案 内するガイド面が形成されていることを特徴 とする請求項1記載の切断装置に存する。

本発明の切断装置は、固定刃を被印字媒体 の搬送方向上流側に刃面が向くように配置す ると共に、固定刃にスライド可能に取り付け られ、蓋部の解放時に、固定刃の刃先線を刃 面側から覆うと共に、蓋部の閉成時に、固定 刃の根元方向にスライド移動され、固定刃の 刃先線を露出させるカバー手段を設けること により、蓋部の解放時には、カバー手段よっ て固定刃の刃先線が覆われるため、ロール紙 (被印字媒体)の交換や清掃等により蓋部を開 しても、蓋部に取り付けられた固定刃が露 することなく、蓋部に取り付けられた固定 を意識することなく交換や清掃等の作業を うことができ、作業効率を向上させること できると共に、カバー手段によって刃面側 ら刃先線を覆うように構成しているため、 定刃の刃先線に引っ掛かることなく、カバ 手段をスライド移動させることができ、蓋 の閉成時に刃固定刃の先線をカバー部材か 確実に露出させることができるという効果 奏する。 

また、本発明の切断装置は、蓋部に嵌装さ れている印字ユニットを引き出す際に、固定 刃が印字ユニットに接触しないように退避さ せる、固定刃が取り付けられた固定刃ホルダ と、固定刃にスライド可能に取り付けられ、 固定刃の刃先線を刃面側から覆うカバー手段 と、固定刃ホルダに取り付けられ、カバー手 段を固定刃の刃先線方向に付勢する付勢手段 と、カバー手段の両端に形成され、被印字媒 体の幅より広い間隔で、且つ被印字媒体の搬 送路の域外に、付勢手段の付勢方向に突出し た突起手段とを設け、蓋部の解放時には、カ バー手段が付勢手段の付勢力によって刃先線 の方向にスライド移動されることで、固定刃 の刃先線がカバー手段によって覆われ、蓋部 の閉成時には、カバー手段に形成された突起 手段が筐体本体に設けられた被当接手段と当 接することで、カバー手段が付勢手段の付勢 力に抗して固定刃の根元方向にスライド移動 され、固定刃の刃先線がカバー手段から露出 されるように構成することにより、固定刃の 刃先線を覆うカバー手段が固定刃に取り付け られ、且つ固定刃ホルダに取り付けられた付 勢手段によってカバー手段が刃先線の方向に スライド移動され、固定刃の刃先線がカバー 手段によって覆われるため、固定刃ホルダが 固定刃を印字ユニットに接触しないように退 避させても、カバー手段によって確実に固定 刃の刃先線を覆うことができるという効果を 奏する。 

さらに、本発明の切断装置は、蓋部の閉成 時に、被印字媒体を固定刃と可動刃との間に 案内するガイド手段として機能するガイド面 をカバー手段に形成するように構成すること により、蓋部の解放時に固定刃を覆うカバー 手段を、蓋部の閉成時に被印字媒体を案内す るガイド手段として用いることができるため 、装遅構成を簡略化することができ、コスト ダウンを実現することができるという効果を 奏する。

以下、本発明の実施の形態を図面に基づい て詳細に説明する。 

図1は、本発明に係る切断装置の実施の形 が組み込まれたプリンタの構成を示す概略 断面図であり、図2は、図1に示すプリンタの 蓋部を開けた状態を示す概略側断面図であり 、図3は、図1に示すプリンタの印字ユニット 引き出した状態を示す概略側断面図であり 図4は、本発明に係る切断装置の実施の形態 における固定刃覆蓋状態の構成を示す側面図 および斜視図であり、図5は、図4に示す固定 およびカバー部材の取り付けユニットの構 を示す分解斜視図であり、図6は、本発明に 係る切断装置の実施の形態における固定刃露 出状態の構成を示す側面図および斜視図であ る。 

本実施の形態の切断装置30は、プリンタ10 よって印字が施された被印字媒体1を固定刃4 0と、当該固定刃40に向けて移動可能な可動刃 60とを噛み合わせることにより切断する装置 あり、図1乃至図3を参照すると、筐体本体11 の支持軸12に支持され、筐体本体11の上部を 閉可能な蓋部13を有するプリンタ10に組み付 られ、固定刃40が蓋部13に取り付けられてい ると共に、可動刃60が筐体本体11に取り付け れている。 

プリンタ10は、図1を参照すると、印字部と して、プラテンローラ14と、複数の発熱体が 方向に形成されている面(以下、印字面と称 す)がプラテンローラ14に対向するように配置 されたサーマルヘッド15とを有し、複数枚の ベルが帯状台紙に仮着されているラベル連 体等の被印字媒体1とインクリボンとを重ね てプラテンローラ14とサーマルヘッド15との に挟持搬送し、サーマルヘッド15の発熱体を 選択的に発熱させることにより、被印字媒体 1にインクリボンからインクを転写させて印 を施すように構成されている。また、プラ ンローラ14とサーマルヘッド15とからなる印 部の、被印字媒体1の搬送方向下流側には、 固定刃40と可動刃60とを備えた本実施の形態 切断装置が組み付けられており、印字が施 れた被印字媒体1は、固定刃40と可動刃60との 噛み合わせにより切断されて発行される。 

被印字媒体1は、紙管等の筒状体にロール状 巻き回された状態、すなわちロール
紙2として供給部16に回転可能に支持(収容)さ 、供給部16からプラテンローラ14とサーマル ヘッド15との間に供給される。また、インク ボンは、リボン供給軸17とプラテンローラ14 に連動して回転駆動されるリボン巻取り軸18 の間に架け渡され、リボン供給軸17にロー 状に巻き回された状態で支持されたインク ボンが、プラテンローラ14とサーマルヘッド 15との間に被印字媒体1と共に供給され、転写 後のインクリボンが、リボン巻取り軸18によ て巻き取られるようになっている。 

また、プリンタ10は、プラテンローラ14お び供給部16を備え、上部が解放された筐体本 体11と、筐体本体11の上部を覆う蓋部13と、サ ーマルヘッド15、リボン供給軸17およびリボ 巻取り軸18を備え、筐体本体11と蓋部13との に配置された印字ユニット19とからなり、蓋 部13と印字ユニット19とは、印字済みの被印 媒体1が排出される排出口20が設けられてい 手前側から開くように構成され、筐体本体11 の奥側に設けられている支持軸12によって、 動可能に支持されている。 

図1には、蓋部13が閉じられた閉成状態のプ リンタ10が示されており、閉成状態では、印 ユニット19に設けられたU状の係合部21が、 体本体11に設けられているプラテンローラ14 軸受22と係合することで、印字ユニット19の サーマルヘッド15がプラテンローラ14に押し てられて位置決めされると共に、筐体本体11 に取り付けられている可動刃60に対して固定 40を適正な位置に位置決めされるようにな ている。なお、印字ユニット19は、蓋部13に 脱可能に構成されており、図1に示す閉成状 態において、印字ユニット19が蓋部13に嵌装 れた嵌装状態となっている。 

図2には、蓋部13が開放された開放状態のプ リンタ10が示されており、図示しない連結部 によって蓋部13と印字ユニット19とが連結さ れているため、蓋部13と印字ユニット19とを 体、すなわち印字ユニット19が蓋部13に嵌装 れた嵌装状態で、蓋部13および印字ユニッ 19を筐体本体11の支持軸12を軸にして回動さ ることができ、これにより、筐体本体11に設 けられているプラテンローラ14と印字ユニッ 19に設けられているサーマルヘッド15とが離 間されると共に、筐体本体11に設けられてい 供給部16の上方が解放され、ロール紙2の交 を容易に行うことができ、さらに、蓋部13 取り付けられている固定刃40が筐体本体11に り付けられている可動刃60から離間される  

図3には、蓋部13から印字ユニット19を引き した状態のプリンタ10が示されており、図2 示す開放状態において、図示しない連結部 による蓋部13と印字ユニット19との連結を解 除させることで、蓋部13に嵌装された印字ユ ット19を筐体本体11側に引き出して、印字ユ ニット19の上方を解放させ、インクリボンの 換を行うことができるようになっている。 お、固定刃40は、蓋部13内に支持されるホル ダ軸41によって、蓋部13内で回動可能に構成 れた固定刃ホルダ42に取り付けられている。 固定刃ホルダ42は、固定刃ホルダ42に形成さ た突出部43と蓋部13との間に介装された引っ りバネ44によって、常時、印字ユニット19側 に付勢されていると共に、図4および図5を参 すると、固定刃ホルダ42の両側には、被印 媒体1の幅より広い間隔で、且つ被印字媒体1 の搬送路の域外に、印字ユニット19と摺接す 摺接片45がそれぞれ設けられている。これ より、印字ユニット19が蓋部13に嵌装された 装状態では、引っ張りバネ44の付勢力によ て、固定刃ホルダ42の摺接片45が印字ユニッ 19に押圧されることで、嵌装状態が維持さ 、印字ユニット19を蓋部13から引き出す際に 、摺接片45が印字ユニット19と摺接すること で、引っ張りバネ44による付勢力に抗して、 定刃ホルダ42が図3に矢印Aで示す方向、すな わち固定刃40が印字ユニット19から離れる方 に回動され、固定刃40が印字ユニット19に接 しないように退避される。 

図4および図5を参照すると、固定刃40は、 線状の刃先線40aを有し、固定刃ホルダ42に形 成されているマウント部46にネジ47を用いて 定されており、図1に示す閉成状態において 直線状の刃先線40aが、筐体本体11に設けら ている可動刃60、すなわち可動刃60の切断幅 向の中央部がV字型に窪む刃先線60aに対向す るように配置される。なお、固定刃40と可動 60とは、いずれも片刃であり、図1に示す閉 状態において、被印字媒体1の搬送方向上流 側に固定刃40の刃面40bが、被印字媒体1の搬送 方向下流側に可動刃60の刃面60bがそれぞれ向 ように配置され、可動刃60を固定刃40に向け て移動させることで、固定刃40の刃先線40aと 動刃60の刃先線60aとが噛み合うようになっ いる。 

また、固定刃ホルダ42に固定された固定刃4 0には、刃面40b側から刃先線40aを覆うカバー 材48が、コの字状のクリップ部材49によって 固定刃40に沿ってスライド可能に取り付け れていると共に、固定刃ホルダ42には、カバ ー部材48を固定刃40の刃先線40aに向けて付勢 るバネ50がネジ51によって固定されており、 力が加わらず、バネ50によって付勢された 態、すなわち図2および図3のように、蓋部13 開いた状態では、図4に示すように、カバー 部材48は、バネ50の付勢力によって刃先線40a 方向にスライド移動されることで、刃面40b から刃先線40aに延出して刃先線40aを覆い、 バー部材48によって刃先線40aが露出しないよ うにカバーされた固定刃覆蓋状態となる。 

また、カバー部材48は、樹脂等の弾性材料 構成され、固定刃40の刃面40bに対向する面 反対面には、ガイド面48aが形成されている 共に、カバー部材48の両端には、被印字媒体 1の幅より広い間隔で、且つ被印字媒体1の搬 路の域外に、バネ50の付勢方向に突出した 起部48bそれぞれが形成されている。 

蓋部13が閉じられた図1に示す閉成状態にお いては、図6に示すように、カバー部材48に形 成された突起部48bが、筐体本体11に設けられ いる被当接部23に当接することで、カバー 材48がバネ50による付勢力に抗して、固定刃4 0の根元側にスライド移動されるようになっ おり、刃先線40aがカバー部材48から露出した 固定刃露出状態となる。なお、本実施の形態 では、カバー部材48によって刃面40b側から刃 線40aを覆うように構成しているため、突起 48bが筐体本体11の被当接部23に当接してカバ ー部材48が固定刃40の根元側にスライド移動 れる際に、カバー部材48が刃面40bに沿って移 動されるため、固定刃40の刃先線40aに引っ掛 ることなく、確実に刃先線40aをカバー部材4 8から露出させることができる。 

また、図6に示す固定刃露出状態では、カ ー部材48に形成されているガイド面48aは、図 6(a)に矢印で示す被印字媒体1の搬送方向に対 て鋭角をなすと共に、ガイド面48aの最下辺X の高さが刃面40bの最上辺Yの高さよりも下方 位置するように構成されている。したがっ 、印字部で挟持搬送されて印字された被印 媒体1は、先端が暴れてガイド面48aに当接し も、ガイド面48aおよび刃面40bに案内されて 定刃40と可動刃60との間に案内され、カバー 部材48のガイド面48aは、印字部で印字された 印字媒体1を固定刃40と可動刃60との間に案 するガイド手段として機能することになる  

以上説明したように、本実施の形態によれ ば、固定刃40を被印字媒体1の搬送方向上流側 に刃面40bが向くように配置すると共に、固定 刃40にスライド可能に取り付けられ、蓋部13 解放時に、固定刃40の刃先線40aを刃面40b側か ら覆うと共に、蓋部13の閉成時に、固定刃40 根元方向にスライド移動され、固定刃40の刃 先線40aを露出させるカバー部材48を設けるこ により、蓋部13の解放時には、カバー部材48 よって固定刃40の刃先線40aが覆われるため、 ール紙2(被印字媒体1)の交換や清掃等により 蓋部13を開放しても、蓋部13に取り付けられ 固定刃40が露出することなく、蓋部に取り付 けられた固定刃40を意識することなく交換や 掃等の作業を行うことができ、作業効率を 上させることができると共に、カバー部材4 8によって刃面40b側から刃先線40aを覆うよう 構成しているため、固定刃40の刃先線40aに引 っ掛かることなく、カバー部材48をスライド 動させることができ、蓋部13の閉成時に固 刃40の刃先線40aをカバー部材48から確実に露 させることができるという効果を奏する。

また、本実施の形態によれば、蓋部13に嵌 されている印字ユニット19を引き出す際に 固定刃40が印字ユニット19に接触しないよう 退避させる、固定刃40が取り付けられた固 刃ホルダ42と、固定刃40にスライド可能に取 付けられ、固定刃40の刃先線40aを刃面40b側 ら覆うカバー部材48と、固定刃ホルダ42に取 付けられ、カバー部材48を固定刃40の刃先線 40a方向に付勢するバネ50と、カバー部材48の 端に形成され、被印字媒体1の幅より広い間 で、且つ被印字媒体1の搬送路の域外に、バ ネ50の付勢方向に突出した突起部48bとを設け 蓋部13の解放時には、カバー部材48がバネ50 付勢力によって刃先線40aの方向にスライド 動されることで、固定刃40の刃先線40aがカ ー部材48によって覆われ、蓋部13の閉成時に 、カバー部材48に形成されたバネ50が筐体本 体11に設けられた被当接部23と当接すること 、カバー部材48がバネ50の付勢力に抗して固 刃40の根元方向にスライド移動され、固定 40の刃先線40aがカバー部材48から露出される うに構成することにより、固定刃40の刃先 40aを覆うカバー部材48が固定刃40に取り付け れ、且つ固定刃ホルダ42に取り付けられた ネ50によってカバー部材48が刃先線40aの方向 スライド移動され、固定刃40の刃先線40aが バー部材48によって覆われるため、固定刃ホ ルダ42が固定刃40を印字ユニット19に接触しな いように退避させても、カバー部材48によっ 確実に固定刃40の刃先線40aを覆うことがで るという効果を奏する。 

さらに、本実施の形態によれば、蓋部13の 成時に、被印字媒体1を固定刃40と可動刃60 の間に案内するガイド手段として機能する イド面48aをカバー部材48に形成するように構 成することにより、蓋部13の解放時に固定刃4 0を覆うカバー部材48を、蓋部の閉成時に被印 字媒体1を案内するガイド手段として用いる とができるため、装遅構成を簡略化するこ ができ、コストダウンを実現することがで るという効果を奏する。 

なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ れず、本発明の技術思想の範囲内において、 各実施の形態は適宜変更され得ることは明ら かである。また、上記構成部材の数、位置、 形状等は上記実施の形態に限定されず、本発 明を実施する上で好適な数、位置、形状等に することができる。なお、各図において、同 一構成要素には同一符号を付している。

本発明に係る切断装置の実施の形態が み込まれたプリンタの構成を示す概略側断 図である。 図1に示すプリンタの蓋部を開けた状態 を示す概略側断面図である。 図1に示すプリンタの印字ユニットを引 き出した状態を示す概略側断面図である。 本発明に係る切断装置の実施の形態に ける固定刃覆蓋状態の構成を示す側面図お び斜視図である。 図4に示す固定刃およびカバー部材の取 り付けユニットの構成を示す分解斜視図であ る。 本発明に係る切断装置の実施の形態に ける固定刃露出状態の構成を示す側面図お び斜視図である。

符号の説明

1 被印字媒体 2 ロール紙 10 プリンタ 11  筐体本体 12 支持軸 13 蓋部 14 プラテン ーラ 15 サーマルヘッド 16 供給部 17 リ ン供給軸 18 リボン巻取り軸 19 印字ユニ ト 20 排出口 21 係合部 22 軸受 23 被当 部(被当接手段) 30 切断装置 40 固定刃 40a  刃先線 40b 刃面 41 ホルダ軸 42 固定刃ホ ルダ 43 突出部 44 引っ張りバネ 45 摺接片  46 マウント部 47 ネジ 48 カバー部材(カ ー手段) 48a ガイド面 48b 突起部(突起手段)  49 クリップ部材 50 バネ(付勢手段) 51 ネ  60 可動刃 60a 刃先線 60b 刃面