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Title:
CUTTING INSERT FOR DRILL, DRILL, AND CUTTING METHOD USING SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/107789
Kind Code:
A1
Abstract:
A cutting insert for a drill is provided with an upper surface provided with a first side and a second side which are disposed on both sides of a first corner portion, a lower surface corresponding to the upper surface, and a side surface located between the upper surface and the lower surface. The insert comprises a first cutting blade formed along the first side and a second cutting blade formed along the second side. The side surface comprises a first region corresponding to the first cutting blade, a second region corresponding to the second cutting blade, and a third region corresponding to the first corner portion. The third region comprises an upper region provided near the first corner portion on the upper surface side, and a lower region located under the upper region. The inclination angle θ3 of the lower region with respect to the lower surface is larger than the inclination angle θ1 of the first region with respect to the lower surface and the inclination angle θ2 of the second region with respect to the lower surface. A drill provided with the insert and a cutting method using the same are provided.

Inventors:
OKUMURA, Takashi (Shiga Yohkaichi Plant 1166-6, Hebimizo-cho, Higashiomi-sh, Shiga 55, 52785, JP)
Application Number:
JP2009/053709
Publication Date:
September 03, 2009
Filing Date:
February 27, 2009
Export Citation:
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Assignee:
KYOCERA CORPORATION (6 Takeda Tobadono-cho, Fushimi-ku Kyoto-sh, Kyoto 01, 61285, JP)
京セラ株式会社 (〒01 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地 Kyoto, 61285, JP)
International Classes:
B23B51/00
Attorney, Agent or Firm:
FUKAI, Toshikazu (OMM Bldg. 8th Floor, 7-31 Otemae 1-chome,Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 91, 54065, JP)
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Claims:
 第1コーナー部と該第1コーナー部の両側に配置された第1辺と第2辺とを有する上面と、該上面に対応する下面と、前記上面と前記下面との間に位置する側面と、を備えたドリル用切削インサートであって、
 前記第1辺に沿って形成された第1切刃と、
 前記第2辺に沿って形成された第2切刃と、を有し、
 前記側面は、前記第1切刃に対応する第1領域と、前記第2切刃に対応する第2領域と、前記第1コーナー部に対応する第3領域と、を有しており、
 前記第3領域は、前記第1コーナー部に近接して前記上面側に設けられた上領域と、該上領域の下方に位置する下領域と、を有し、
 前記下領域の前記下面に対する傾斜角度θ3は、前記第1領域の前記下面に対する傾斜角度θ1および前記第2領域の前記下面に対する傾斜角度θ2よりも大きいドリル用切削インサート。
 前記傾斜角度θ2は、前記傾斜角度θ1よりも大きく、
 前記上領域の前記下面に対する傾斜角度θ4は、前記第1領域側から前記第2領域側に向かうにつれて増加し、
 前記傾斜角度θ3は、前記第1コーナー部に沿う方向において、一定である請求項1に記載のドリル用切削インサート。
 側面視において、前記下領域の高さ方向における寸法は、前記上領域の高さ方向における寸法よりも大きい請求項1に記載のドリル用切削インサート。
 側面視において、前記下領域の幅方向における寸法は、前記上面側から前記下面側に向かうにつれて増大している請求項3に記載のドリル用切削インサート。
 前記上面は、上面視において略四角形形状をなすとともに、互いに対向配置された一対の前記第1コーナー部と、一対の前記第1辺と、一対の前記第2辺とを有し、
 前記一対の第1コーナー部は、前記上面の一方の対角線上に位置しており、
 前記上面は、該上面の他方の対角線上に位置する一対の第2コーナー部をさらに有している請求項1に記載のドリル用切削インサート。
 前記側面は、前記第2コーナー部に対応する第4領域をさらに有しており、
 前記第4領域は、前記第2コーナー部に近接して前記上面側に設けられた上領域と、該上領域の下方に位置する下領域と、を有し、
 前記第4領域における前記下領域の前記下面に対する傾斜角度θ5は、前記傾斜角度θ1および前記傾斜角度θ2よりも大きい請求項5に記載のドリル用切削インサート。
 上面視において略四角形形状をなし、一方の対角線上に位置する一対の第1コーナー部と、各第1コーナー部の両側に配置された第1辺と第2辺と、互いに異なる前記第1コーナー部に対応して配置された前記第1辺および前記第2辺間に配置され且つ他方の対角線上に位置する一対の第2コーナー部とを有する上面と、
 該上面に対応する下面と、
 前記上面と前記下面との間に位置する側面と、を備えたドリル用切削インサートであって、
 前記第1辺に沿って形成された第1切刃と、
 前記第2辺に沿って形成された第2切刃と、を有し、
 前記側面は、前記第1切刃に対応する第1領域と、前記第2切刃に対応する第2領域と、前記第1コーナー部に対応する第3領域と、前記第2コーナー部に対応する第4領域と、を有しており、
 前記第3領域および前記第4領域は、各々、前記第1コーナー部および前記第2コーナー部に近接して前記上面側に設けられた上領域と、該上領域の下方に位置する下領域と、を有し、
 前記第3領域における前記下領域の前記下面に対する傾斜角度θ3および前記第4領域における前記下領域の前記下面に対する傾斜角度θ5は、いずれも前記第1領域の前記下面に対する傾斜角度θ1および前記第2領域の前記下面に対する傾斜角度θ2よりも大きいドリル用切削インサート。
 先端部に形成された第1インサートポケットと、該第1インサートポケットよりも外周側の先端部に形成された第2インサートポケットと、を備えたホルダと、
 前記第1コーナー部を少なくとも2つ有する請求項1~7のいずれかに記載の一対のドリル用切削インサートと、を備えたドリルであって、
 前記一対のドリル用切削インサートのうち一方が、前記第1切刃の少なくとも一部を前記ホルダの先端から突出させるよう前記第1インサートポケットに取り付けられ、
 他方が、前記第2切刃の少なくとも一部を前記ホルダの先端から突出させるよう前記第2インサートポケットに取り付けられるとともに、
 前記一対のドリル用切削インサートのうち少なくとも一方は、前記ドリル用切削インサートにおいて前記2つの第1コーナー部のうち切削に関与しない側に位置する第1コーナー部が、当該ドリル用切削インサートを取り付けたインサートポケットにおけるホルダの外周側で且つホルダの基端側に配置されるよう、前記インサートポケットに取り付けられているドリル。
 前記第1インサートポケットおよび前記第2インサートポケットは、各々、前記ドリル用切削インサートの前記下面に当接する拘束座面と、前記ホルダの外周側に位置し且つ前記ドリル用切削インサートの前記側面に対応する拘束側面と、を備えており、
 前記第1インサートポケットおよび前記第2インサートポケットのうち少なくとも一方は、前記拘束側面の下部が、前記ホルダの内方に突出するよう形成されている請求項8に記載のドリル。
 前記拘束側面の下部に、前記切削に関与しない側に位置する第1コーナー部に対応する前記第3領域が対向するよう、前記ドリル用切削インサートが前記インサートポケットに取り付けられている請求項9に記載のドリル。
 前記第1インサートポケットおよび前記第2インサートポケットのうち少なくとも一方は、前記拘束側面の前記拘束座面に対する傾斜角度θ6が、前記拘束側面と対向するとともに前記切削に関与しない側に位置するコーナー部に対応する前記傾斜角度θ3よりも小さい請求項8~10のいずれかに記載のドリル。
 先端部に形成された第1インサートポケットと、該第1インサートポケットよりも外周側の先端部に形成された第2インサートポケットと、を備えたホルダと、
 一対のドリル用切削インサートと、を備えたドリルであって、
 前記一対のドリル用切削インサートは、各々、少なくとも2つのコーナー部と各コーナー部の両側に配置された第1辺と第2辺とを有する上面と、該上面に対応する下面と、前記上面と前記下面との間に位置する側面と、前記第1辺に沿って形成された第1切刃と、前記第2辺に沿って形成された第2切刃と、を備え、
 前記側面は、前記第1切刃に対応する第1領域と、前記第2切刃に対応する第2領域と、前記コーナー部に対応する第3領域と、を有しており、
 前記第3領域は、前記コーナー部に近接して前記上面側に設けられた上領域と、該上領域の下方に位置する下領域と、を有し、
 前記下領域の前記下面に対する傾斜角度θ3は、前記第1領域の前記下面に対する傾斜角度θ1および前記第2領域の前記下面に対する傾斜角度θ2よりも大きく、
 前記一対のドリル用切削インサートのうち一方が、前記第1切刃の少なくとも一部を前記ホルダの先端から突出させるよう前記第1インサートポケットに取り付けられ、
 他方が、前記第2切刃の少なくとも一部を前記ホルダの先端から突出させるよう前記第2インサートポケットに取り付けられるとともに、
 前記一対のドリル用切削インサートのうち少なくとも一方は、前記ドリル用切削インサートにおいて前記2つのコーナー部のうち切削に関与しない側に位置するコーナー部が、当該ドリル用切削インサートを取り付けたインサートポケットにおけるホルダの外周側で且つホルダの基端側に配置されるよう、前記インサートポケットに取り付けられているドリル。
 先端部に形成された第1インサートポケットと、該第1インサートポケットよりも外周側の先端部に形成された第2インサートポケットと、を備えたホルダであって、
 前記第1インサートポケットおよび前記第2インサートポケットは、各々、ドリル用切削インサートの下面に当接する拘束座面と、前記ホルダの外周側に位置し且つ前記ドリル用切削インサートの側面に対応する拘束側面と、を備えており、
 前記第1インサートポケットおよび前記第2インサートポケットのうち少なくとも一方は、前記拘束側面の下部が、前記ホルダの内方に突出するよう形成されているホルダ。
 前記拘束側面の上部が、前記拘束座面に向かうにつれて、前記ホルダの外周面から遠ざかるよう傾斜して形成されているとともに、
 前記拘束側面の下部が、前記上部から段差を形成するよう前記ホルダの内方に突出して形成されている請求項13に記載のホルダ。
 請求項8~12のいずれかに記載のドリルおよび被削材のいずれか一方を回転させる工程と、
 前記ドリルの前記第1切刃および前記第2切刃を前記被削材に近接させる工程と、
 前記ドリルの前記第1切刃および前記第2切刃を前記被削材の表面に接触させ、前記被削材を切削する工程と、
 前記被削材から前記第1切刃および前記第2切刃を離間させる工程と、を有した被削材の切削方法。
Description:
ドリル用切削インサートおよび リル、並びにそれを用いた切削方法

 本発明は、ホルダに装着して用いられる リル用切削インサートおよびドリル、並び それを用いた切削方法に関する。

 穴あけ加工に用いられるドリルとして、 えばホルダの先端に相互に回転軌跡が交叉 るよう内周側インサートと外周側インサー とが着脱自在に取り付けられたものがある その中でも、経済的に優れる点で、内周側 ンサートと外周側インサートとを同形状と るものが多用されている。すなわち、同じ イプの複数のドリル用切削インサート(以下 、「インサート」と言うことがある。)が、 ルダの先端の内周側および外周側に各々着 自在に取り付けられたドリルが多用されて る。

 このようなドリルに使用されるインサー は、内周側切刃と外周側切刃とを備えてい 。内周側切刃は、内周側インサートとして 用する際に、主として内周側穴底面を切削 工するための切刃である。外周側切刃は、 周側インサートとして使用する際に、主と て外周側穴底面を切削加工するための切刃 ある。

 特開平10-29108号公報に記載されているイ サートは、上面と側面との交差部に内周側 刃と外周側切刃とが形成されている。両切 に対応する側面は、被削材との干渉を避け ために逃げ角が付されている。両切刃の間 位置するコーナー部は、R状に形成されてお 、該コーナー部に対応する側面も、前記両 刃と対応する側面の逃げ角と同じ逃げ角が されている(前記公報の図6(b)参照)。

 一方、このようなドリルに使用されるホ ダは、先端に、内周側インサートを取り付 る内周側インサートポケットと、外周側イ サートを取り付ける外周側インサートポケ トと、が形成されている(例えば、前記公報 参照)。

 前記外周側インサートポケットは、ホル の外周に開口して形成されている。それに して、前記内周側インサートポケットは、 ルダの外周側に位置し且つ内周側インサー の側面と対向する壁面を有しており、該壁 とホルダの外周面との間に外壁部が存在す (前記公報の図2および図3参照)。

 前記外壁部の厚さは、インサートのうち 削に関与しない側に位置する前記コーナー の側面に対向する壁面とホルダの外周面と 間において最小となる。したがって、前記 壁部の厚さが最小となるホルダ部分の強度 低下し、加工中にホルダが破損しやすいと う問題があった。

 また、ホルダの外周に開口して形成され 外周側インサートポケットにおいては、前 外壁部が存在せず、外周側インサートポケ トが形成されるホルダ部分の強度は、小さ ものであった。そのため、当該部分から加 中にホルダが破損しやすいという問題もあ た。

 本発明の課題は、ホルダに装着して用い れ、加工中のホルダの破損を低減させるこ のできるドリル用切削インサートおよびド ル、並びにそれを用いた切削方法を提供す ことである。

 本発明の形態に係るドリル用切削インサ トは、第1コーナー部と該第1コーナー部の 側に配置された第1辺と第2辺とを有する上面 と、該上面に対応する下面と、前記上面と前 記下面との間に位置する側面と、を備えてい る。該ドリル用切削インサートは、前記第1 に沿って形成された第1切刃と、前記第2辺に 沿って形成された第2切刃と、を有している 前記側面は、前記第1切刃に対応する第1領域 と、前記第2切刃に対応する第2領域と、前記 1コーナー部に対応する第3領域と、を有し いる。前記第3領域は、前記第1コーナー部に 近接して前記上面側に設けられた上領域と、 該上領域の下方に位置する下領域と、を有し ている。前記下領域の前記下面に対する傾斜 角度θ3は、前記第1領域の前記下面に対する 斜角度θ1および前記第2領域の前記下面に対 る傾斜角度θ2よりも大きい。

 本発明の他の形態に係るドリル用切削イ サートは、上面視において略四角形形状を し、一方の対角線上に位置する一対の第1コ ーナー部と、各第1コーナー部の両側に配置 れた第1辺と第2辺と、互いに異なる前記第1 ーナー部に対応して配置された前記第1辺お び前記第2辺間に配置され且つ他方の対角線 上に位置する一対の第2コーナー部とを有す 上面と、該上面に対応する下面と、前記上 と前記下面との間に位置する側面と、を備 ている。該ドリル用切削インサートは、前 第1辺に沿って形成された第1切刃と、前記第 2辺に沿って形成された第2切刃と、を有して る。前記側面は、前記第1切刃に対応する第 1領域と、前記第2切刃に対応する第2領域と、 前記第1コーナー部に対応する第3領域と、前 第2コーナー部に対応する第4領域と、を有 ている。前記第3領域および前記第4領域は、 各々、前記第1コーナー部および前記第2コー ー部に近接して前記上面側に設けられた上 域と、該上領域の下方に位置する下領域と を有している。前記第3領域における前記下 領域の前記下面に対する傾斜角度θ3および前 記第4領域における前記下領域の前記下面に する傾斜角度θ5は、いずれも前記第1領域の 記下面に対する傾斜角度θ1および前記第2領 域の前記下面に対する傾斜角度θ2よりも大き い。

 本発明の形態に係るドリルは、先端部に 成された第1インサートポケットと、該第1 ンサートポケットよりも外周側の先端部に 成された第2インサートポケットと、を備え ホルダと、前記第1コーナー部を少なくとも 2つ有する一対の前記ドリル用切削インサー と、を備えている。該ドリルは、前記一対 ドリル用切削インサートのうち一方が、前 第1切刃の少なくとも一部を前記ホルダの先 から突出させるよう前記第1インサートポケ ットに取り付けられ、他方が、前記第2切刃 少なくとも一部を前記ホルダの先端から突 させるよう前記第2インサートポケットに取 付けられる。前記一対のドリル用切削イン ートのうち少なくとも一方は、前記ドリル 切削インサートにおいて前記2つの第1コー ー部のうち切削に関与しない側に位置する 1コーナー部が、当該ドリル用切削インサー を取り付けたインサートポケットにおける ルダの外周側で且つホルダの基端側に配置 れるよう、前記インサートポケットに取り けられている。

 本発明の他の形態に係るドリルは、先端 に形成された第1インサートポケットと、該 第1インサートポケットよりも外周側の先端 に形成された第2インサートポケットと、を えたホルダと、一対のドリル用切削インサ トと、を備えている。前記一対のドリル用 削インサートは、各々、少なくとも2つのコ ーナー部と各コーナー部の両側に配置された 第1辺と第2辺とを有する上面と、該上面に対 する下面と、前記上面と前記下面との間に 置する側面と、前記第1辺に沿って形成され た第1切刃と、前記第2辺に沿って形成された 2切刃と、を備えている。前記側面は、前記 第1切刃に対応する第1領域と、前記第2切刃に 対応する第2領域と、前記コーナー部に対応 る第3領域と、を有している。前記第3領域は 、前記コーナー部に近接して前記上面側に設 けられた上領域と、該上領域の下方に位置す る下領域と、を有している。前記下領域の前 記下面に対する傾斜角度θ3は、前記第1領域 前記下面に対する傾斜角度θ1および前記第2 域の前記下面に対する傾斜角度θ2よりも大 い。前記ドリルは、前記一対のドリル用切 インサートのうち一方が、前記第1切刃の少 なくとも一部を前記ホルダの先端から突出さ せるよう前記第1インサートポケットに取り けられ、他方が、前記第2切刃の少なくとも 部を前記ホルダの先端から突出させるよう 記第2インサートポケットに取り付けられる 。前記一対のドリル用切削インサートのうち 少なくとも一方は、前記ドリル用切削インサ ートにおいて前記2つのコーナー部のうち切 に関与しない側に位置するコーナー部が、 該ドリル用切削インサートを取り付けたイ サートポケットにおけるホルダの外周側で つホルダの基端側に配置されるよう、前記 ンサートポケットに取り付けられている。

 本発明の形態に係るホルダは、先端部に 成された第1インサートポケットと、該第1 ンサートポケットよりも外周側の先端部に 成された第2インサートポケットと、を備え いる。前記第1インサートポケットおよび前 記第2インサートポケットは、各々、ドリル 切削インサートの下面に当接する拘束座面 、前記ホルダの外周側に位置し且つ前記ド ル用切削インサートの側面に対応する拘束 面と、を備えている。前記第1インサートポ ットおよび前記第2インサートポケットのう ち少なくとも一方は、前記拘束側面の下部が 、前記ホルダの内方に突出するよう形成され ている。

 本発明の形態に係る被削材の切削方法は、 下の工程を有している。
前記ドリルおよび被削材のいずれか一方を回 転させる工程。
前記ドリルの前記第1切刃および前記第2切刃 前記被削材に近接させる工程。
前記ドリルの前記第1切刃および前記第2切刃 前記被削材の表面に接触させ、前記被削材 切削する工程。
前記被削材から前記第1切刃および前記第2切 を離間させる工程。

 前記ドリル用切削インサートおよびドリル よれば、インサートのコーナー部の強度を 持した上で、切削に関与しない側に位置す コーナー部に対向するホルダの外壁部の厚 、すなわち当該インサートが取り付けられ インサートポケットにおけるホルダの外周 で且つホルダの基端側に位置するホルダ部 の厚み、を大きくすることができる。その 果、ホルダの当該箇所の強度が高まり、工 寿命の向上が図れる。
 前記被削材の切削方法によれば、加工精度 優れた切削加工を安定して長期に渡って実 することができる。

本発明の一実施形態に係るドリル用切 インサートを示す全体斜視図である。 (a)は、図1に示すドリル用切削インサー トを示す上面図であり、(b)は、その正面図で あり、(c)は、その側面図である。 (a)は、図2(a)のA-A線の断面を示す拡大図 であり、(b)は、図2(a)のB-B線の断面を示す拡 図であり、(c)は、図2(a)のC-C線の断面を示す 大図である。 本発明の他の実施形態に係るドリル用 削インサートを示す全体斜視図である。 図1に示すドリル用切削インサートをホ ルダに装着してなる本発明の一実施形態に係 るドリルを示す側面図である。 (a)は、図5に示すホルダの第1インサー ポケット周辺を示す拡大側面図であり、(b) 、その第2インサートポケット周辺を示す拡 側面図である。 (a)は、図6(b)に示す第2インサートポケ トを示す拡大側面図であり、(b)は、(a)のD-D の断面を示す拡大図にインサートを取り付 た状態を示す概略説明図である。 (a)~(c)は、本発明の一実施形態に係る被 削材の切削方法を示す概略説明図である。

<ドリル用切削インサート>
 以下、本発明の一実施形態に係るインサー について、図1~図3を参照して詳細に説明す 。図1および図2に示すように、本実施形態 係るインサート1は、上面10と、該上面10に対 応する下面2と、上面10と下面2との間に位置 る側面20と、を備えている。

 上面10の一部は、生成した切屑が擦過す すくい面として機能する。上面10は、第1コ ナー部11と、該第1コーナー部11の両側に配置 された第1辺12と第2辺13とを有している。

 上面10は、図2(a)に示す上面視において略 角形形状、具体的には略菱形形状をなす。 面10の中央部には、貫通穴3が形成されてい 。該貫通穴3は、ねじ止め用であり、上面10 ら下面2に渡って貫通している。インサート 1は、貫通穴3の中心軸を回転軸とした180度回 対称の形状をなす。したがって、上面10は 互いに対向配置された一対の第1コーナー部1 1,11と、一対の第1辺12,12と、一対の第2辺13,13 を有している。

 一対の第1コーナー部11,11は、上面10の一 の対角線上に位置している。上面10は、該上 面10の他方の対角線上に位置する一対の第2コ ーナー部14,14をさらに有している。略菱形形 の4コーナーのうち、第1コーナー部11は鈍角 コーナーに、第2コーナー部14は鋭角コーナー に、それぞれ位置している。

 インサート1は、第1辺12に沿って形成され た第1切刃15と、第2辺13に沿って形成された第 2切刃16と、を有している。第1切刃15と第2切 16とは、第1コーナー部11を介して互いに隣接 して形成されている。

 側面20は、第1切刃15に対応する第1領域25 、第2切刃16に対応する第2領域26と、第1コー ー部11に対応する第3領域21と、を有してい 。第1領域25,第2領域26および第3領域21は、そ ぞれ逃げ面として機能する。なお、前記逃 面は、実質的に対応する切刃に対して逃げ として機能するインサートの側面であれば い。つまり、切刃に対応する逃げ面は、対 する切刃と直接接続された側面に限定され い。

 第3領域21は、第1コーナー部11に近接して 面10側に設けられた上領域22と、該上領域22 下方に位置する下領域23と、を有している 上領域22は、図2(b),(c)に示すように、第1領域 25と第2領域26とに連続している。つまり、上 域22は、第1領域25および第2領域26と滑らか 繋がるよう形成されている。下領域23は、平 面状に形成されている。

 ここで、第1領域25は、図3(a)に示すように 、下面2に対する傾斜角度θ1を有している。 2領域26は、図3(b)に示すように、下面2に対す る傾斜角度θ2を有している。上領域22は、図3 (c)に示すように、下面2に対する傾斜角度θ4 有している。この傾斜角度θ4は、第1領域25 に位置する一端において前記傾斜角度θ1と しく、第2領域26側に位置する他端において 記傾斜角度θ2と等しい。下領域23は、図3(c) 示すように、下面2に対する傾斜角度θ3を有 ている。本実施形態では、この傾斜角度θ3 、前記傾斜角度θ1および前記傾斜角度θ2よ も大きい。

 これにより、第1コーナー部11に連続する 領域22によって第1コーナー部11近傍の切刃 度を確保することができる。加えて、イン ート1が外周側インサートとしてホルダに装 された際に、インサート1において切削に関 与しない側に位置する第1コーナー部11に対向 するインサートポケットの拘束側面を、より ホルダの内方に位置するよう形成することが できる。

 すなわち、後述する図5に示すように、イ ンサート1を外周側インサート1Bとして第2切 16の一部がホルダ51の先端側から突出するよ 第2インサートポケット70に取り付ける。こ とき、インサート1において一対の第1コー ー部11,11のうち切削に関与しない側に位置す る第1コーナー部11aが、第2インサートポケッ 70におけるホルダ51の外周側で且つホルダ51 基端側に配置される。前述の通り、第1コー ナー部11aの下領域23における傾斜角度θ3は大 い。したがって、後述する図6(b)および図7 示すように、第2インサートポケット70にお るホルダ51の外周側で且つホルダ51の基端側 位置するホルダ51の外壁部S2の厚みを大きく 確保することができる。それゆえ、インサー ト1によれば、該インサート1の切刃強度とと に、外壁部S2におけるホルダ51の強度を向上 できる。その結果、高い切刃強度を維持した 上で、ホルダ51の靭性が高まるので、ドリル5 0の工具寿命を向上することができる。

 特に、ホルダそのものの強度が小さい上 、ホルダに占めるインサートの体積が大き 小径のスローアウェイ式ドリルにおいても 内周側インサートポケットおよび外周側イ サートポケットが形成されるホルダ部分の 度を向上させることができる。そのため、 径のスローアウェイ式ドリルにおいても、 適にホルダが破損することを低減させるこ ができる。

 また、従来のインサートでは、切刃に生 る切削抵抗が高まるとともに、ホルダの振 やふれ回りが発生しやすく、ホルダに不規 な撓みが生じやすかった高送り加工におい も、本実施形態のインサートによれば、前 ホルダ部分の強度不足によるホルダの破損 発生を好適に低減させることができる。

 前記傾斜角度(逃げ角)は、インサート1を 坦な載置面に静置したとき、該載置面に略 直な線L1と、各領域とのなす角度として求 ることができる。すなわち、図3に示すよう 各領域に対応する切刃に略垂直な断面にお て、下面2に略垂直な線L1と、各領域とのな 角度を、前記傾斜角度とすることができる

 一方、前記傾斜角度θ2は、前記傾斜角度 1よりも大きい(θ2>θ1)。前記傾斜角度θ4は 第1領域25側から第2領域26側に向かうにつれ 増加している。前記傾斜角度θ3は、第1コー ナー部11に沿う方向において、一定である。 れにより、大きな切削負荷のかかる第1切刃 15の切刃強度を高め且つ第2切刃16の切削抵抗 低減した上で、上領域22による第1コーナー 11近傍の切刃強度の維持と、外壁部S2の厚み の増大を実現することができる。

 また、図2(b),(c)に示す側面視において、 領域23の高さ方向における寸法H1は、上領域2 2の高さ方向における寸法H2よりも大きい(H1> ;H2)。これにより、第3領域21が対向する第2イ サートポケットの拘束側面の面積に対応す 、大きな傾斜角度で傾斜する下領域23の面 が大きくなる。そのため、第2インサートポ ットの拘束側面をよりホルダの内周側に配 することができる。そのため、外壁部S2の みをより一層大きくすることができる。な 、ここでいう高さ方向における寸法H1,H2とは 、インサート1を平坦な載置面に静置したと 、下面2に対して略垂直な方向における寸法 うち最大の値をいう。

 図2(b),(c)に示す側面視において、下領域23 の幅方向における寸法Wは、上面10側から下面 2側に向かうにつれて増大している。これに り、下領域23の面積が大きくなるので、外壁 部S2の厚みを大きくして、ホルダの強度を高 ることができる。なお、ここでいう幅方向 おける寸法Wとは、インサート1を平坦な載 面に静置したとき、下面2に対して略平行な 向における寸法のうち最大の値をいう。

 一方、上述したインサート1は、外周側イ ンサート1Bとして用いた場合に、上記効果を する構成をなしているが、本発明に係るイ サートは、インサート1の形状に限定されな い。すなわち、本発明に係るインサートの一 実施形態において、インサートポケットに取 り付けられた際に、インサートポケットにお けるホルダの外周側で且つホルダの基端側に 位置するコーナー部に対応する側面が、上述 した構成をなす。

 したがって、本発明の他の実施形態に係 インサートは、内周側インサートおよび外 側インサートのいずれのインサートとして ルダに取り付けられた場合にも、上記効果 奏するよう構成することもできる。つまり 本発明の他の実施形態に係るインサートは 図5に示すように、内周側インサート1Aおよ 外周側インサート1Bとして第1インサートポ ット60および第2インサートポケット70に取 付けられたときに、対応するインサートポ ットにおけるホルダ51の外周側で且つホルダ 51の基端側に配置されるとともに切削に関与 ない側に位置するコーナー部に対応する側 が、上記構成をなすよう構成することもで る。

 以下、本発明の他の実施形態に係るイン ートについて、図4を参照して詳細に説明す る。なお、図4においては、前述した図1~図3 同一の構成部分には同一の符号を付して説 は省略する。図4に示すように、本実施形態 係るインサート30は、第1切刃15が、2つの第2 切刃16,16と隣接して形成され、一端が第1コー ナー部11に接続され、他端が第2コーナー部31 接続されている。これと同様に、第2切刃16 、一端が第1コーナー部11に接続され、他端 第2コーナー部31に接続されている。

 側面20は、第2コーナー部31に対応する第4 域32をさらに有している。該第4領域32は、 2コーナー部31に近接して上面10側に設けられ た上領域33と、該上領域33の下方に位置する 領域34と、を有している。そして、下領域34 下面2に対する傾斜角度θ5(不図示)が、前記 斜角度θ1および前記傾斜角度θ2よりも大き 。つまり、インサート30は、前記傾斜角度θ 3および前記傾斜角度θ5が、いずれも前記傾 角度θ1および前記傾斜角度θ2よりも大きい

 これにより、インサート30は、内周側イ サート1Aおよび外周側インサート1Bのいずれ 用いた場合にも、図6に示すように、対応す るインサートポケットにおけるホルダ51の外 側に位置するホルダの外壁部S1,S2の厚みを きく確保することができる。したがって、 ンサート30によれば、ホルダ51において、第1 ,第2インサートポケット60,70が形成される部 の強度を大きくすることができ、ホルダ51の 破損を低減させる効果が高まる。

 インサート30のように上面視が略菱形形 をなす場合には、図6(a)に示すように、第1イ ンサートポケット60におけるホルダ51の外周 に位置するホルダ51の外壁部S1は、切削に関 しない側に位置するコーナー部に対向する ルダ51の基端側において、特に小さくなら るをえない。

 しかしながら、インサート30によれば、 述したように、外壁部S1の基端側の厚みを大 きく確保することができる。それゆえ、上面 視が略菱形形状をなすインサートであっても 、外壁部S1の基端側の強度を高めることがで 、加工中のホルダの破損を低減させること できる。その他の構成は、前記した一実施 態に係るインサート1と同様である。

<ドリル>
 次に、本発明の一実施形態に係るドリルに いて、前記したインサート1を装着した場合 を例に挙げ、図5~図7を参照して詳細に説明す る。本実施形態に係るドリル50は、図5に示す ように、ホルダ51の先端部にインサート1を2 装着してなる。

 つまり、ドリル50は、ホルダ51の先端部の 内周側に装着された内周側インサート1Aと、 周側に装着された外周側インサート1Bとを を備えてなる。ホルダ51の先端部には、第1 ンサートポケット60(内周側インサートポケ ト)および第2インサートポケット70(外周側イ ンサートポケット)が各々形成されている。

 第1インサートポケット60は、図6(a)に示す ように、ホルダ51の先端部の内周側に形成さ ている。第2インサートポケット70は、図6(b) に示すように、ホルダ51の先端部であり、且 第1インサートポケット60よりもホルダ51の 周側に形成されている。

 内周側インサート1Aは、第1インサートポ ット60に、第1切刃15の少なくとも一部をホ ダ51の先端部から突出させて取り付けられる 。このとき、内周側インサート1Aは、ホルダ5 1の先端側において、第1コーナー部11がホル 51の外周側に位置するよう取り付けられる。

 また、外周側インサート1Bは、第2インサ トポケット70に、第2切刃16の少なくとも一 をホルダ51の先端部から突出させて取り付け られる。このとき、外周側インサート1Bは、 ルダ51の先端側において、第1コーナー部11 ホルダ51の内周側に、第2コーナー部14がホル ダ51の外周側に位置するよう取り付けられる

 ドリル50において、内周側インサート1Aの 第1切刃15が、穴底面の内周側を切削する内周 側切刃として機能し、外周側インサート1Bの 2切刃16が、穴底面の外周側を切削する外周 切刃として機能する。

 そして、外周側インサート1Bの一対の第1 ーナー部11,11のうち切削に関与しない側に 置する第1コーナー部11aが、第2インサートポ ケット70におけるホルダ51の外周側で且つホ ダ51の基端側に配置されている。

 前述の通り、外周側インサート1Bである ンサート1は、第1コーナー部11aの下領域23に ける傾斜角度θ3が、傾斜角度θ1および傾斜 度θ2よりも大きい。したがって、図6(b)に示 すように、第2インサートポケット70における ホルダ51の外周側で且つホルダ51の基端側に 置するホルダ51の外壁部S2の厚みを大きく確 することができる。これにより、外壁部S2 強度が高いホルダ51を実現することができ、 ホルダ寿命の向上が図れる。その結果、ドリ ル50は、従来のように加工中に外壁部の強度 足によって生じるホルダの破損を低減させ ことができ、長期に渡って優れた切削性能 発揮することができる。

 一方、第1インサートポケット60および第2 インサートポケット70は、図6に示すように、 各々、拘束座面61,71と、第1拘束側面62,72と、 2拘束側面63,73と、第3拘束側面64,74と、を備 ている。第1拘束側面62,72は、ホルダ51の内 側に位置し、第2拘束側面63,73は、ホルダ51の 外周側に位置する。そして、第3拘束側面64,74 は、第1拘束側面62,72と第2拘束側面63,73との間 におけるホルダ51の基端側に位置する。さら 、拘束座面61,71は、インサート1の下面2に当 接する。第1および第3拘束側面62、64,72、74は インサート1の側面20に当接する。

 第1インサートポケット60および第2インサ ートポケット70の第1拘束側面62,72と、第2拘束 側面63,73との配置は、取り付けられる内周側 ンサート1Aおよび外周側インサート1Bの形状 に対応するよう各々異なっている。具体的に は、図6(a)に示すように、第1インサートポケ ト60の第1拘束側面62および第2拘束側面63は ホルダ51の基端から先端に向かうにつれて、 外壁部S1を構成するホルダ51の外周面から遠 かるよう傾斜して設けられている。

 一方、図6(b)に示すように、第2インサー ポケット70の第1拘束側面72および第2拘束側 73は、ホルダ51の先端から基端に向かうにつ て、第2インサートポケット70が開口するホ ダ51の外周面から遠ざかるよう傾斜して設 られている。

 ここで、第2インサートポケット70は、図7 に示すように、第2拘束側面73の下部76が、ホ ダ51の内方に突出するよう形成されている より具体的には、第2拘束側面73の上部75が、 拘束座面71に向かうにつれて、ホルダ51の外 面から遠ざかるよう傾斜して形成されてい とともに、下部76が、上部75から段差を形成 るようホルダ51の内方に突出して形成され いる。

 これにより、外壁部S2のうち、応力が集中 て破損しやすい拘束座面71側に位置する部分 (下部76)の強度を更に向上させることができ 。そのため、外壁部S2のうち、ホルダ51の基 側に位置する部分の加工中の破損を低減さ る効果がより一層高まる。
 なお、図7(b)は、第2インサートポケッ70の拘 束座面71に垂直な断面図である。

 また、下部76に、切削に関与しない側に 置する第1コーナー部11aに対応する第3領域21 より具体的には下領域23が対向するよう、 周側インサート1Bが第2インサートポケット70 に取り付けられる。これにより、外壁部S2の 度を効率よく向上させることができる。

 なお、下部76は、拘束座面71と略平行とな る上面76aを備えた段差部を有するよう形成さ れているが、下部の構成はこれに限定される ものではなく、ホルダ51の内方に突出するよ 形成されている限り、平面状に形成されて てもよい。

 また、図7(b)に示すように、第2インサー ポケット70は、第2拘束側面73の拘束座面71に する傾斜角度θ6が、第2拘束側面73と対向す とともに切削に関与しない側に位置する第1 コーナー部11aに対応する前記傾斜角度θ3より も小さい(θ6<θ3)。これにより、外壁部S2の みを大きくして、ホルダ51の強度を確保で るとともに、外周側インサート1Bの下領域23 第2拘束側面73と干渉するのを低減させるこ ができる。その結果、ドリル全体の寿命の 上が図れ、長期に渡って安定した切削加工 可能となる。前記傾斜角度θ6は、拘束座面7 1に略垂直な断面において、該拘束座面71に略 垂直な線L2と、第2拘束側面73とのなす角度と て求めることができる。

 なお、本実施形態においては、第2インサ ートポケット70が上記構成をなすものを例示 たが、本発明のドリルおよびホルダは、本 施形態に限定されるものではない。例えば 2インサートポケット70と同様に、第1インサ ートポケット60も上記構成を有したホルダを えてなるドリルであってもよい。また、第1 インサートポケット60のみが上記構成をなす ルダであってもよい。

<被削材の切削方法>
 次に、本発明の被削材の切削方法に係る一 施形態について、前記したドリル50を用い 場合を例に挙げ、図8を参照して詳細に説明 る。本実施形態に係る被削材の切削方法は 以下の(i)~(iv)の工程を有する。

(i)図8(a)に示すように、ドリル50を、ホルダ51 中心軸52を中心に矢印aに示す方向に回転さ る工程。
(ii)図8(a)に示すように、ドリル50を、矢印bに す方向に動かし、ドリル50の第1切刃15,第2切 刃16を被削材100に近接させる工程。
(iii)図8(b)に示すように、ドリル50を、更に矢 bに示す方向に動かし、ドリル50の第1切刃15, 第2切刃16を被削材100の表面に接触させ、被削 材100を切削(穴あけ加工)する工程。
(iv)図8(c)に示すように、ドリル50を、矢印cに す方向に動かし、被削材100から第1切刃15,第 2切刃16を離間させる工程。

 本実施形態では、切削中におけるホルダ5 1の破損を低減可能な工具寿命の長いドリル50 を用いて切削するため、加工精度の優れた切 削加工を安定して長期に渡って実現すること が可能である。

 なお、前記(i)の工程では、ドリル50およ 被削材100のいずれか一方を回転させればよ 。また、前記(ii)の工程では、各切刃15,16と 削材100とは相対的に近づけばよく、例えば 削材100を各切刃15,16に近づけてもよい。これ と同様に、前記(iv)の工程では、被削材100と 切刃15,16とは相対的に遠ざかればよく、例え ば被削材100を各切刃15,16から遠ざけてもよい 切削加工を継続する場合には、ドリル50お び被削材100のいずれか一方を回転させた状 を保持して、被削材100の異なる箇所にドリ 50の各切刃15,16を接触させる工程を繰り返せ よい。使用している切刃が摩耗した際には インサート1を貫通穴3の中心軸に対して180 回転させ、未使用の切刃を用いればよい。

 以上、本発明の好ましい実施形態を説明 たが、本発明は以上の実施形態に限定され ものではなく、本発明の目的を逸脱しない りにおいて、任意のものにできることはい までもない。例えば内周側インサートとし 第1インサートポケットに取り付けた時に、 第1インサートポケットにおけるホルダの外 側で且つホルダの基端側に配置されるとと に切削に関与しない側に位置するコーナー に対応する側面が、上記構成をなすインサ トであってもよい。

 また、前記した実施形態では、下領域23 平面状に形成されている場合について説明 たが、下領域は、曲面状に形成されていて よい。