KUROKAWA FUJIO (JP)
SHINDENGEN ELECTRIC MFG (JP)
JPH09172356A | 1997-06-30 | |||
JPH0479516A | 1992-03-12 | |||
JPH01161912A | 1989-06-26 |
一方端が検出回路の入力信号経路に接続され他方端がグランドに接続されたインピーダンス回路を有する遅延回路であって、 前記インピーダンス回路には、オン制御信号またはオフ制御信号がそれぞれ入力されたときに前記インピーダンス回路の全体のインピーダンスを変える複数のスイッチが含まれ、 前記複数のスイッチのオン状態またはオフ状態の組み合わせにより前記インピーダンス回路のインピーダンスを変えることで、前記検出回路が生成する遅延時間が変化することを特徴とする遅延回路。 |
前記インピーダンス回路は、少なくとも前記複数のスイッチが持つインピーダンス(抵抗成分、容量成分、インダクタンス成分)および/または配線に起因するインピーダンスを含むことを特徴とする請求項1に記載の遅延回路。 |
前記インピーダンス回路は、抵抗素子、容量素子、インダクタンス素子の1つまたはこれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の遅延回路。 |
前記スイッチがゲートスイッチ(制御端子付きバッファ)であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の遅延回路。 |
請求項1から4の何れかに記載の遅延回路と、 前記各スイッチにオンオフ制御信号を送出する遅延制御回路と、 を備えたことを特徴とする遅延回路システム。 |
一方端が検出回路の入力信号経路に接続され他方端がグランドに接続された複数のインピーダンス回路要素を有する遅延回路であって、 前記各インピーダンス回路要素には、オン制御信号が入力されたときに前記入力信号経路と前記グランドとの間に開放状態を形成し、オフ制御信号が入力されたときに前記入力信号経路と前記グランドとの間にインピーダンスを形成させるスイッチがそれぞれ含まれ、 前記各スイッチのオン状態またはオフ状態の組み合わせにより前記インピーダンス回路のインピーダンスを変えることで、前記検出回路が生成する遅延時間が変化することを特徴とする遅延回路。 |
前記インピーダンス回路要素は、少なくとも前記スイッチが持つインピーダンス(抵抗成分、容量成分、インダクタンス成分)および/または配線に起因するインピーダンスを含むことを特徴とする請求項6に記載の遅延回路。 |
前記インピーダンス回路要素は、抵抗素子、容量素子、インダクタンス素子の1つまたはこれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項6または7に記載の遅延回路。 |
インピーダンスがZ(1),Z(2),・・・,Z(N)のインピーダンス回路要素をそれぞれP個備えた遅延回路であって、 それぞれのインピーダンス回路要素による遅延時間τ k が(k=1,2,・・・・,N)が単位遅れ時間をτ 0 として、 τ k (Z(k))=(P+1) k-1 τ 0 で表されることを特徴とする請求項6から8の何れかに記載の遅延回路。 |
前記スイッチがゲートスイッチ(制御端子付きバッファ)であることを特徴とする請求項6から9の何れかに記載の遅延回路。 |
前記インピーダンス回路要素はバッファを含み、当該バッファは前記スイッチよりもグランド側に設けられていることを特徴とする請求項6から10の何れかに記載の遅延回路。 |
前記検出回路は、キャパシタ素子と抵抗素子とからなるCR積分回路を含むことを特徴とする請求項6から11の何れかに記載の遅延回路。 |
請求項6から12の何れかに記載の遅延回路と、 前記各スイッチにオンオフ制御信号を送出する遅延制御回路と、 を備えたことを特徴とする遅延回路システム。 |
本発明は、入力信号経路に、一方端が前 入力信号経路に接続され他方がグランドに 続された複数のインピーダンス回路が設け れてなる遅延回路および遅延回路システム 関し、微細な遅延を生成でき、かつ回路設 も容易な遅延回路および遅延回路システム 関する。
遅延回路は、通常、遅延素子を多数直列 続し、各素子間に設けたタップから遅延信 を取得している。検出回路は、矩形波の入 を積分しており、積分回路を構成するキャ シタ電圧が設定しきい値に達したときに遅 信号を発生させている。
図11にその方式を示す。図11においては、遅
延回路8は、複数の遅延形成要素81(1)~81(N)から
構成されており、
入力信号経路上の信号S0のライン,
遅延形成要素81(1)の出力側(信号S1)のライン,
遅延形成要素81(2)の出力側(信号S2)のライン,
・・・・・
遅延形成要素81(N)の出力側(信号SN)のライン,
(これらをライン群83で示す)
が引き出されている(特許文献1参照)。
選択回路82は、これらのライン群83の何れか
を選択することで遅延時間の異なる信号(元
信号S0,遅延信号S1,S2,・・・,SNの何れか)を取
出すことができる。
図11の遅延回路では、解像度を上げるた に、たとえば遅延形成要素を1000以上接続し ければならない(すなわち、Nが10000以上)。 の場合、遅延形成要素81(1)~81(N)間の距離を等 しくしなければ、正確な遅延を発生できない 。また、遅延形成要素81(1)~81(N)から選択回路8 2までの各ライン長が異なる場合にも正確な 延を発生できない。実際には、遅延形成要 81(1)~81(N)間の距離は等しくすることは容易で はないし、遅延形成要素81(1)~81(N)から選択回 82までの各ライン長を等しくすることもで ない。
このため、実際には微細時間を微細に設定
ること(たとえば、数ナノ秒間隔で多数の遅
延を設定すること)は、容易ではない。
しかも、集積回路の製造プロセスにおいて
、上述したように1000個以上の遅延形成要素
81(1)~81(N)を、各遅延形成要素間の距離を同一
し、かつ各遅延形成要素から選択回路82ま
のライン長を一定に保つという要請がある
め、パターン設計に至難を極める。
本発明の目的は、解像度が微細な遅延を 成でき、かつ回路設計も容易な遅延回路お び遅延回路システムを提供することにある
(1)
一方端が検出回路の入力信号経路に接続さ
他方端がグランドに接続されたインピーダ
ス回路を有する遅延回路であって、
前記インピーダンス回路には、オン制御信
またはオフ制御信号がそれぞれ入力された
きに前記インピーダンス回路の全体のイン
ーダンスを変える複数のスイッチが含まれ
前記複数のスイッチのオン状態またはオフ
態の組み合わせにより前記インピーダンス
路のインピーダンスを変えることで、前記
出回路が生成する遅延時間が変化すること
特徴とする遅延回路。
(2)
前記インピーダンス回路は、少なくとも前
複数のスイッチが持つインピーダンス(抵抗
成分、容量成分、インダクタンス成分)およ
/または配線に起因するインピーダンスを含
ことを特徴とする(2)に記載の遅延回路。
(3)
前記インピーダンス回路は、抵抗素子、容
素子、インダクタンス素子の1つまたはこれ
らの組み合わせを含むことを特徴とする(1)ま
たは(2)に記載の遅延回路。
(4)
前記スイッチがゲートスイッチ(制御端子付
きバッファ)であることを特徴とする(2)から(3
)の何れかに記載の遅延回路。
(5)
(1)から(4)の何れかに記載の遅延回路と、
前記各スイッチにオンオフ制御信号を送出
る遅延制御回路と、
を備えたことを特徴とする遅延回路システム
。
(6)
一方端が検出回路の入力信号経路に接続さ
他方端がグランドに接続された複数のイン
ーダンス回路要素を有する遅延回路であっ
、
前記各インピーダンス回路要素には、オン
御信号が入力されたときに前記入力信号経
と前記グランドとの間に開放状態を形成し
オフ制御信号が入力されたときに前記入力
号経路と前記グランドとの間にインピーダ
スを形成させるスイッチがそれぞれ含まれ
前記各スイッチのオン状態またはオフ状態
組み合わせにより前記インピーダンス回路
インピーダンスを変えることで、前記検出
路が生成する遅延時間が変化することを特
とする遅延回路。
(7)
前記インピーダンス回路要素は、少なくと
前記スイッチが持つインピーダンス(抵抗成
分、容量成分、インダクタンス成分)および/
たは配線に起因するインピーダンスを含む
とを特徴とする(6)に記載の遅延回路。
(8)
前記インピーダンス回路要素は、抵抗素子
容量素子、インダクタンス素子の1つまたは
これらの組み合わせを含むことを特徴とする
(6)または(7)に記載の遅延回路。
(9)
インピーダンスがZ(1),Z(2),・・・,Z(N)のイン
ーダンス回路要素をそれぞれP個備えた遅延
回路であって、
それぞれのインピーダンス回路要素による
延時間τ k
が(k=1,2,・・・・,N)が単位遅れ時間をτ 0
として、
τ k
(Z(k))=(P+1) k-1
τ 0
で表されることを特徴とする(6)から(8)の何れ
かに記載の遅延回路。
(10)
前記スイッチがゲートスイッチ(制御端子付
きバッファ)であることを特徴とする(6)から(9
)の何れかに記載の遅延回路。
(11)
前記インピーダンス回路要素はバッファを
み、当該バッファは前記スイッチよりもグ
ンド側に設けられていることを特徴とする(
6)から(10)の何れかに記載の遅延回路。
(12)
前記検出回路は、キャパシタ素子と抵抗素
、キャパシタ素子と抵抗素子とからなるCR
分回路を含むことを特徴とする(6)から(11)の
れかに記載の遅延回路。
(13)
(6)から(12)の何れかに記載の遅延回路と、
前記各スイッチにオンオフ制御信号を送出
る遅延制御回路と、
を備えたことを特徴とする遅延回路システム
。
AC/DCコンバータ,DC/DCコンバータ、昇圧チョ
パ、降圧チョッパ等において、各部の電圧
電流を周波数変換して検出し、出力や入力
制御する(出力電流,出力電圧,出力電力,入力
流,出力電圧、入力電力等)を制御する場合
、本発明の遅延回路システムは特に有効で
る。
本発明によれば、高精度で遅延時間の設定
可能となる。
本発明の遅延回路は、多数(1000個以上)の遅
信号の中かから適宜遅延した信号を選択す
ための選択回路(マルチプレクサ)は必要な
ので、各遅延形成要素から選択回路82までの
ライン長を一定に保つという必要はない。ま
た、多数の遅延回路要素を直列に接続するこ
ともなく、設計の制限が緩和される。また、
回路の簡素化を図ることができる。
本発明では、回路配線等の浮遊抵抗、浮 容量、浮遊インダクタンスの値を考慮した で遅延時間を決定することが容易となる(す なわち、回路設計が容易となる)。
同一仕様のスリーステートバッファは、半
体プロセスでの製造が容易であり、また入
インピーダンスのバラツキが少ないために
発明に好適である。
これらのスリーステートバッファに、抵抗
子、容量素子、インダクタンス素子の1つま
たはこれらの組み合わせを接続することもで
きる。
1 遅延回路
11 検出回路
12 インピーダンス回路
13 制御回路
14 入力バッファ
15 入力信号経路
SW k
スイッチ
Z(k) インピーダンス
B k
バッファ
r 抵抗
TB k
スリーステートバッファ
図1は本発明の遅延回路および遅延回路シ ステムの実施形態を示す説明図である。図1 おいて、遅延回路1は、検出回路11とインピ ダンス回路11と制御回路13と入力バッファ14 からなる。
インピーダンス回路12は、一方端が入力信 経路15に接続され他方端がグランドGに接続 れている。インピーダンス回路12には、オン 制御信号またはオフ制御信号がそれぞれ入力 されたときに前記インピーダンス回路の全体 のインピーダンスを変える複数のスイッチ(SW 1 ~SW M )が含まれている。インピーダンス回路12には 、通常は、スイッチSW 1 ~SW M の他、インピーダンス素子(抵抗素子、容量 子、リアクタンス素子少なくとも1つまたは れらの組み合わせ)を有している。インピー ダンス回路12における全インピーダンスは、 イッチSW 1 ~SW M が有するインピーダンス、配線のインピーダ ンスを含めたものであるが、スイッチSW 1 ~SW M が有するインピーダンス、配線のインピーダ ンスのみで後述する遅延を形成できる場合に は、インピーダンス回路12は、インピーダン 素子を有しなくてもよい。
検出回路11は、しきい値を検出できる構 であればよく、入力信号経路15の終端の電圧 をしき値と比較するもの、入力信号経路15上 形成された抵抗素子の両端電圧をしきい値 比較することができる。また、入力信号経 15自体に含まれる抵抗成分により生じる電 降下をしきい値と比較することもできる。
図1では入力信号経路15の始端には、入力バ ファ14が接続されている。入力バッファ14の 出力インピーダンス(図1ではZ 0 で示す)が無視できない場合には、実質上、 ンピーダンス回路12は、Z 0 を考慮してインピーダンス値が設定される。 なお、入力バッファ14に含まれる電源をgeで してある。
図2は、検出回路11に生じる電圧V D
の時間変化を示すグラフである。検出回路11
、電圧V D
がしき値V SH
に達したときに、遅延信号SDを出力する。
検出回路11には、しきい値V SH
が適宜設定される。図1では、しきい値V SH
は、制御装置13から設定されている。この制
装置13は、たとえば電力変換装置の制御装
として使用することができる(後述する図9お
よび図10参照)。
制御回路13は、スイッチSW 1 ~S M のオン状態またはオフ状態の組み合わせによ り検出回路11のインピーダンスを変化させる とができる、これにより、検出回路11は、 出回路11が生成する遅延時間(遅延時間信号DS )を変化させることができる。図1では、スイ チSW 1 ~SW M の制御信号をS 1 ~S M で示してある。
図3は本発明の遅延回路および遅延回路シス
テムの他の実施形態を示す説明図である。
図3において、遅延回路1は、インピーダン
回路12と検出回路11と制御回路13と入力バッ
ァ14とからなる。インピーダンス回路12は、
数のインピーダンス要素12(1)~12(N)から構成
れている。
入力信号経路15の終端には、検出回路11が接
続されており、入力信号経路15上にはインピ
ダンス回路要素12(k)(k=1,2,3,・・・,N)の組Sが
続されている。各インピーダンス回路要素1
2(k)は、一方端が入力信号経路15に接続され他
方端がグランドGに接続されている。
本実施形態では、各インピーダンス回路要 12(k)には、スイッチSW(k)がそれぞれ含まれて いる。このスイッチスイッチSW(k)は、オン制 信号S ON が入力されたときに入力信号経路15とグラン Gとの間に開放状態を形成し、オフ制御信号 S OFF が入力されたときに入力信号経路15とグラン Gとの間にインピーダンスZ(k)(あるいは、ア ミッタンスY(k)=1/Z(k))を形成させる。
図3では、スイッチSW(k)はトランジスタで り、インピーダンスZ(k)はそれぞれ、素子抵 抗r(k)、素子容量C(k)、および浮遊インピーダ スZf(浮遊抵抗Rf,浮遊容量Cfおよび浮遊イン クタンスLf)を含んでいる。
本実施形態では、スイッチSW(k)のオンオフ
組み合わせにより、検出回路11の全スイッチ
がONのときのインピーダンスはZ allON
で表される。
1/Z allON
t=σ(a(k)/(Z(k))
ただし、a(k)は、スイッチがオンのときに“
0”、オフのときに“1”となる係数である。
は1からNまでの合計である。なお、アドミッ
タンスで表すと、全アドミッタンスYZ allON
は、YZ allON
=σa(k)Y(k)で表される。
図4は、遅延時間の離散間隔を均等にするた
めの遅延回路およびこれを用いた遅延回路シ
ステムを示す実施形態である。本実施形態で
は、遅延回路1は、インピーダンスがZ(1),Z(2),
・・,Z(N)のインピーダンス回路要素をそれ
れ1個備え(回路要素数をPとしたときに、P=N)
それぞれのインピーダンス回路要素による
延時間τ k
(k=1,2,・・・・,N)が、単位遅れ時間をτ 0
として、
τ 1
(Z(1))=τ 0
τ 2
(Z(2))=2τ 0
τ 3
(Z(3))=2 2
τ 0
・・・
τ k
(Z(k))=2 k-1
τ 0
・・・
τ N
(Z(N))=2 N-1
τ 0
で表される。
これにより、検出回路13は、出力(遅れ時間)
の間隔を等間隔にする(遅延時間の離散間隔
均等にする)ことができる。
図5は、図3のインピーダンス回路要素12(k)(k= 1,2,3,・・・,N)をバッファB(k)(k=1,2,3,・・・,N) 置き換えた遅延回路1およびこれを用いた遅 回路システムの説明図である。図5では、バ ッファB k の入力インピーダンスZ(k)=2 0 rを、図4と同じにしてある。
図6は、インピーダンス回路要素12(k)(k=1,2,3, ・・,N)がスリーステートバッファTB k である遅延回路1およびこれを用いた遅延回 システムの説明図である。図6では、スリー テートバッファTB k の入力端が入力信号経路15に接続されスリー テートバッファTB k の制御端子に制御信号S(オン制御信号または フ制御信号)が入力されている。スリーステ ートバッファTB k は、制御信号SがOFFのとき(S=0)のときに、入力 の如何によらず出力はハイインピーダンスと なり、制御信号SがONのとき(S=1)のときに、入 がそのまま出力に現れる。
図6では、図3に示したインピーダンスや図4 示した抵抗要素が接続されていないが、こ ようなインピーダンスや抵抗要素をスリー テートバッファTB k の前段に接続することができる。
図7は、図4に示した遅延回路1の配線形態を す説明図である。図7では、スリーステート バッファTB k (k=1,2,3,・・・,N)は同心円の直径方向に配置さ れている。これにより、制御信号線以外の配 線が、各インピーダンス回路要素12で等しく るので、回路設計が容易となる。
図8は、上述した遅延回路1の応用例を示す
明図である。図8では、3つの遅延回路ユニッ
トUA,UB,UCにより入力クロックを4倍に増やして
いる。
本実施形態では、ユニットUAのインピーダ
ス回路要素12Aと、ユニットUAのインピーダン
ス回路要素12Bと、ユニットUAのインピーダン
回路要素12Cとは構成が同じである。ユニッ
Aには制御回路13が設けられているが、ユニ
トBおよびユニットCには制御回路は設けら
ておらず、インピーダンス回路要素12Bとイ
ピーダンス回路要素12Cとは、ユニットUAの制
御回路13により制御される。
図8の遅延回路1は、制御回路13がユニットUA,
ユニットUB,ユニットUCに入力信号S0の1周期の1
/4ずつ遅れた遅延を生成させているので、実
上のクロック4倍回路として動作する。
図9は本発明の遅延回路および遅延回路シス
テムを電力変換装置2に適用した実施形態を
す説明図である。図9は、図8のクロック4倍
路を制御信号のクロックに使用している。
図9において、電力変換装置2は、直流電源31
から電力を入力して負荷32に電力を供給する
力変換器21と、制御装置22とからなる。
制御装置22は、制御回路221と、周波数信号
生回路222と、基準クロック発生回路223と、
ルス合成回路224と、図8の遅延回路1とからな
る。制御回路221は、周波数信号発生回路222か
らの出力電圧eoに相当する電圧を周波数信号
変換し、周知の手法でPWM制御を行うことが
きる。
図9の電力変換装置2では、基準クロック 生回路223が発生する基準パルスS0は、ユニッ トA,ユニットB,ユニットCにより、位相がπ/2(90 °)ずつ異なる3つのパルスSDA,SDB,SDCに変換され る。これらのパルスは、パルス合成回路224に より、制御回路221と、周波数信号発生回路(V- F変換回路)222に送出される。したがって、制 回路221および周波数信号発生回路222の動作 ロックは、基準クロック発生回路223が発生 るパルスの4倍とすることができる。
図10は本発明の図8の遅延回路おび遅延回路
ステムを電力変換装置4に適用した実施形態
を示す説明図である。
図10において、電力変換装置4は、直流電源3
1から電力を入力して負荷32に電力を供給する
電力変換器41と、制御装置42とからなる。
制御装置42は、制御回路421と、周波数信号
成回路422とを備えており、制御装置42は、駆
動信号生成回路423と、周波数検出回路424とを
有している。また、周波数検出回路424は、判
定回路425と、図1および図3から図7で説明した
遅延回路1とを備えている。
周波数信号生成回路422は、電力変換装器41
出力電圧e O
と図示しないリアクトルあるいは制御スイッ
チを流れる電流(回路電流相当電圧V i
)を検出し、当該検出値を第1周波数信号F 1
に変換する。
周波数検出回路424は、遅延回路1と、判定回 路425とからなる。周波数信号生成回路423は出 力電圧e O と回路電流相当電圧V i とを電圧信号F 1 として検出し判定回路425に出力する。遅延回 路1の遅延制御回(図1,図2から図7における制御 回路)13はインピーダンス回路12に遅延時間δτ を設定し、遅延回路1は、第1電圧信号F 1 に対してδτ遅延した第2周波数信号F 2 を判定回路425に出力する。判定回路425は、第 1周波数信号F 1 と第2周波数信号F 2 とを入力し、第1周波数信号F 1 の周期が第2周波数信号F 1 の周期に含まれたか否か、および/または、 2周波数信号F 2 の周期が第1周波数信号F 1 の周期に含まれたか否かを検出して判定信号 を出力する。駆動信号生成回路423はこの判定 回路信号から制御信号V Gs 生成し、これを電力変換回路21に含まれる図 しないスイッチに送出する。
図10では、制御回路には、電力変換器21の出 力電圧と回路電流相当電圧V i を検出し、遅延制御信号を生成する。