Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
DESTACKING FEEDER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/102759
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a destacking feeder (1) comprising a first feeder (10A) and a second feeder (10B), which are juxtaposed transversely of a delivery direction (X) of a blank material (2) and which extract the blank material (2) sequentially from the stacks (3) of extraction portions (5A and 5B) and deliver the same to a predetermined delivery destination. Each of the first feeder (10A) and the second feeder (10B) includes a gripping mechanism (11) for gripping and releasing the blank material (2), a lifting mechanism (15) for moving up and down the gripping mechanism (11), and a feed mechanism (20) for moving the lifting mechanism (15) back and forth in the delivery direction.

More Like This:
JP7455282pickup device
Inventors:
MAENO JUN (JP)
MURAYAMA HIROSHI (JP)
UEMATSU HIROYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/052731
Publication Date:
August 28, 2008
Filing Date:
February 19, 2008
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
IHI CORP (JP)
MAENO JUN (JP)
MURAYAMA HIROSHI (JP)
UEMATSU HIROYUKI (JP)
International Classes:
B65H3/08; B21D43/24; B65H3/40
Foreign References:
JPH0554478U1993-07-20
JPS58170329U1983-11-14
JPS4713876U1972-10-18
JPS6313940U1988-01-29
JPH1053215A1998-02-24
JPH02188342A1990-07-24
Attorney, Agent or Firm:
HOTTA, Minoru (4F Kenchiku-Kaikan,26-20, Shiba 5-chome, Minato-ku Tokyo 14, JP)
Download PDF:
Claims:
 複数のブランク材が積層されたスタックから順次ブランク材を取り出して所定の搬送先まで搬送するディスタックフィーダであって、
 前記スタックが載置され前記ブランク材の取出しが行なわれる取出し部と、
 前記ブランク材の搬送方向の左右に並設され前記取出し部のスタックからブランク材をそれぞれ順次取り出して前記所定の搬送先まで搬送する第1フィーダ及び第2フィーダと、を備え、
 前記第1フィーダと前記第2フィーダは、それぞれ、前記ブランク材の把持及び解放が可能な把持機構と、該把持機構を昇降させる昇降機構と、該昇降機構を搬送方向前後に移動させる送り機構と、を有することを特徴とするディスタックフィーダ。
 前記第1フィーダと前記第2フィーダは、互いの前記把持機構の高さを違えることにより搬送方向前後に互いに通り抜け可能な構造を有している請求項1記載のディスタックフィーダ。
 前記第1フィーダと前記第2フィーダのうち一方が2枚以上重なったブランク材を取り出し、他方が1枚のブランク材を取り出した場合に、一方は取り出した複数のブランク材を所定の排出部へ搬送し、他方はブランク材の搬送作業を継続する請求項1記載のディスタックフィーダ。
 前記取出し部は、搬送方向の異なる位置に複数設けられている請求項1記載のディスタックフィーダ。
 前記取出し部には、搬送方向に対して側方から、前記スタックが載置されたパレットがスライドして搬入及び搬出される請求項4記載のディスタックフィーダ。
 前記取出し部は、前記スタックが載置されたパレットの下面端部の複数個所を支持してパレットを所定高さに保持可能な爪部材を有し、該爪部材は前記パレットを支持する位置と前記パレットを通過させる位置とを移動可能に構成されており、
前記取出し部の下方には、前記スタックが載置されたパレットが搬入されて該パレットを待機させる待機部と、該待機部の前記パレットを前記取出し部まで上昇させるリフト装置とが設置されている請求項1記載のディスタックフィーダ。
Description:
ディスタックフィーダ 発明の背景

発明の技術分野
 本発明は、スタックからブランク材を1枚ず つ取り出してプレス機械に搬入するディスタ ックフィーダに関する。

関連技術の説明
板状被加工物(ブランク材)をプレス機械へ供 する場合、プレス機械の上流側にディスタ クフィーダを設置して、このディスタック ィーダにより、ブランク材が複数積層され スタックからブランク材を1枚ずつ取り出し てプレス機械に搬入する。

下記特許文献1には、図1に示すような従来 一般的なディスタックフィーダ100の構成が 示されている。このディスタックフィーダ1 00において、プレス機械110の上流側にはディ タックステージ101が設置されている。ディ タックステージ101の下部には昇降可能なテ ブルリフタ102が設けられている。ディスタ クステージ101の上方には、昇降可能に設け れたバキュームカップ103と、バキュームカ プ103で引き上げられたブランク104をプレス 械110側に設けられた受渡しステージ108まで 送するマグネットコンベア106が設置されて る。マグネットコンベア106の走行経路の途 には、2枚以上のブランク材104の重なり(ダ ルブランク)を検出するダブルブランク検出 107が設けられている。

 このディスタックフィーダ100によりプレス 械110にブランク材104を供給する場合、まず ディスタックステージ101に搬入されたスタ ク105はテーブルリフタ102の上昇により所定 置まで上昇する。次に、バキュームカップ1 03が下降し、スタック105の最上部のブランク 104を吸着・把持した後、上昇してブランク 104をマグネットコンベア106に受け渡す。ブ ンク材104はマグネットコンベア106によって 渡しステージ108に向って走行する。この走 途中、ブランク材104はダブルブランク検出 107を通過する。ダブルブランク検出器107に り2枚以上のブランク材104の重なりが検出さ れなかった場合、ブランク材104は受渡しステ ージ108の位置まで搬送され、その位置でマグ ネットコンベア106から引き離されて受渡しス テージ108に受け渡される。受渡しステージ108 上のブランク材104は、フィードバー111によっ てプレス機械110に搬入される。
 一方、ダブルブランク検出器107によって2枚 以上のブランク材104が重なっていることが検 出された場合は、マグネットコンベア106を一 旦停止し、ブランク材104を逆方向に走行させ る。そして、ブランク材104が廃棄位置へ搬送 されたら、作業者によりブランク材104が除去 される。
 このような作業を繰り返し、スタック105の ランク材104は、順次プレス機械110へ供給さ る。

特開昭60-97146号公報

 近年、プレス機械の性能向上に伴ってサイ ルタイムが短縮化しており、これに対応す ために、ディスタックフィーダにおいても ランク材の供給速度の向上が要求されてい 。
 また、上述した従来のディスタックフィー 100では、ダブルブランクが発生した場合、 ブルブランクの排出中は次のブランク材104 搬送することができず、プレス機械110への 給が停止してしまう。

発明の要約

 本発明はこのような事情に鑑みてなされ ものであり、ブランク材の供給速度を向上 せることができ、ダブルブランクの発生時 おいてもブランク材の供給を継続すること できるディスタックフィーダを提供するこ を目的とする。

 上述した課題を解決するため、本発明のデ スタックフィーダは、以下の技術的手段を 用する。
(1)本発明のディスタックフィーダは、複数の ブランク材が積層されたスタックから順次ブ ランク材を取り出して所定の搬送先まで搬送 するディスタックフィーダであって、前記ス タックが載置され前記ブランク材の取出しが 行なわれる取出し部と、前記ブランク材の搬 送方向の左右に並設され前記取出し部のスタ ックからブランク材をそれぞれ順次取り出し て前記所定の搬送先まで搬送する第1フィー 及び第2フィーダと、を備え、前記第1フィー ダと前記第2フィーダは、それぞれ、前記ブ ンク材の把持及び解放が可能な把持機構と 該把持機構を昇降させる昇降機構と、該昇 機構を搬送方向前後に移動させる送り機構 、を有することを特徴とする。

 このように、第1フィーダと第2フィーダ より、それぞれ独立にブランク材を順次取 出して搬送するようにし、搬送系を二重化 たので、プレス機械へのブランク材の供給 度が大幅に向上する。また、従来のディス ックフィーダでは、バキュームカップで取 出したブランク材を、マグネットコンベア 受け渡して送るという構成であったが、本 明では、第1フィーダ及び第2フィーダにより 、取り出したブランク材を把持機構で把持し たまま送るので、動作に無駄が無く高速搬送 を実現できる。

(2)また、上記のディスタックフィーダにお いて、前記第1フィーダと前記第2フィーダは 互いの前記把持機構の高さを違えることに り搬送方向前後に互いに通り抜け可能な構 を有している。

 このように、第1フィーダと第2フィーダ 、互いの把持機構の高さを違えることによ 搬送方向前後に互いに通り抜け可能な構造 有していることにより、把持機構において ランク材を安定して把持するのに適切な形 及び大きさを確保しつつ、第1フィーダと第2 フィーダとが互いに機械的に干渉せず、それ ぞれ独立にブランク材の搬送作業を行なうこ とができる。

(3)また、上記のディスタックフィーダにお いて、前記第1フィーダと前記第2フィーダの ち一方が2枚以上重なったブランク材を取り 出し、他方が1枚のブランク材を取り出した 合に、一方は取り出した複数のブランク材 所定の排出部へ搬送し、他方はブランク材 搬送作業を継続する。

 上述したように、第1フィーダ及び第2フ ーダは、互いに独立に搬送動作を行なうこ ができるので、一方のフィーダがダブルブ ンクの排出動作を行なっている間、他方の ィーダによりブランク材の搬送を継続する とができる。したがって、ダブルブランク 発生した場合でも、ブランク材の供給を継 することができる。

(4)また、上記のディスタックフィーダにお いて、前記取出し部は、搬送方向の異なる位 置に複数設けられている請求項1記載のディ タックフィーダ。

 このように、取出し部が搬送方向の異な 位置に複数設けられているので、ある取出 部においてブランク材がなくなった場合、 の取出し部のスタックからブランク材を取 出すことができる。したがって、新たなス ックの搬入を待つ必要が無いので、連続し ブランク材を供給することができる。

(5)また、上記のディスタックフィーダにお いて、前記取出し部には、搬送方向に対して 側方から、前記スタックが載置されたパレッ トがスライドして搬入及び搬出される。

 スタックをパレットに載せて、搬送方向 対して側方からスライドして搬入及び搬出 るという搬入・搬出形態とすることにより スタックの搬入・搬出機構を簡素化できる

(6)また、上記のディスタックフィーダにお いて、前記取出し部は、前記スタックが載置 されたパレットの下面端部の複数個所を支持 してパレットを所定高さに保持可能な爪部材 を有し、該爪部材は前記パレットを支持する 位置と前記パレットを通過させる位置とを移 動可能に構成されており、前記取出し部の下 方には、前記スタックが載置されたパレット が搬入されて該パレットを待機させる待機部 と、該待機部の前記パレットを前記取出し部 まで上昇させるリフト装置とが設置されてい る。

 このように、待機部のパレットをリフト 置で上昇させ、取出し部において爪部材に りパレットを支持する構成としたので、ス ック下側を横断する大型のスタック保持装 を装備した従来のスタック搬入機構と比較 て、構成を小型化、簡素化することができ 。

 本発明によれば、ブランク材の供給速度を 上させることができ、ダブルブランクの発 時においてもブランク材の供給を継続する とができるという優れた効果が得られる。
 

従来のディスタックフィーダの構成を す図である。 は、本発明の実施形態にかかるディス ックフィーダの側面図である。 は、本発明の実施形態にかかるディス ックフィーダの平面図である。 は、本発明の実施形態にかかるディス タックフィーダにおける第1フィーダの構成 示す平面図である。 は、本発明の実施形態にかかるディス タックフィーダにおける第2フィーダの構成 示す平面図である。 は、図2の5A-5A線断面における第1フィ ダ及び第2フィーダの構成を示す図である。 は、図4Aの5B-5B線断面図である。 両側方式のダブルブランク検出器の構 を示す図である。 本発明の実施形態にかかるディスタッ フィーダにおける第1フィーダ及び第2フィ ダの移動経路を示す図である。 従来のスタック搬入機構の構成を示す である。 本発明の実施形態にかかるスタック搬 機構の構成を示す図である。

好ましい実施例の説明

 以下、本発明の好ましい実施形態を添付 面に基づいて詳細に説明する。なお、各図 おいて共通する部分には同一の符号を付し 重複した説明を省略する。

 図2及び図3に、本発明の実施形態にかかる ィスタックフィーダ1の全体構成を示す。図2 は側面図であり、図3は平面図である。
 このディスタックフィーダ1は、図示しない プレス機械の上流側に配置されており、複数 のブランク材2が積層されたスタック3から順 ブランク材2を取り出して所定の搬送先まで 搬送する。ブランク材2の搬送方向は、図2及 図3の矢印Xの方向である。以下、ブランク 2の搬送方向を、単に「搬送方向」という場 がある。

 図2及び図3に示すように、このディスタッ フィーダ1は、スタック3が載置されブランク 材2の取出しが行なわれる取出し部5と、ブラ ク材2の搬送方向の左右に並設され取出し部 5のスタック3からそれぞれブランク材2を順次 取り出して所定の搬送先まで搬送する第1フ ーダ10A及び第2フィーダ10Bと、を備える。
 本実施形態において、取出し部5は、搬送方 向の異なる位置に2箇所設けられている。以 、これらの取出し部5を、搬送方向の下流側 ら順に、「第1取出し部5A」、「第2取出し部 5B」という。

 第1取出し部5A及び第2取出し部5Bにおいて スタック3はパレット6に載置された状態で 入される。本実施形態では、第1取出し部5A び第2取出し部5Bには、搬送方向に対して側 (図3では右側)から、スタック3が載置された レット6がスライドして搬入されるようにな っている。この場合、パレット6の搬入は、 示しない適宜の搬入手段(例えば、ベルトコ ベア)によってなされる。また、第1フィー 10A及び第2フィーダ10Bによってパレット6上の ブランク材2が全て取り出され、パレット6が になると、その空のパレット6は、図示しな い適宜の排出手段によって、第1取出し部5A及 び第2取出し部5Bを挟んで搬入側とは反対側( 3では左側)へ排出される。

 第1取出し部5Aの搬送方向下流側には、第1フ ィーダ10A及び第2フィーダ10Bによって搬送さ たブランク材2を受け取るフィードコンベア8 が設置されている。
 第2取出し部5Bの搬送方向上流側には、ダブ ブランクが発生した場合に、第1フィーダ10A 及び第2フィーダ10Bがブランク材2を排出する めの排出部9が設けられている。

 図4Aに第1フィーダ10Aの平面図を、図4Bに第2 ィーダ10Bの平面図を示す。また、図5Aに図3 5A-5A線断面における第1フィーダ10A及び第2フ ィーダ10Bの構成を示し、図5Bに図5Aの5B-5B線断 面図を示す。
 図4A、図4B、図5A及び図5Bに示すように、第1 ィーダ10A及び第2フィーダ10Bは、それぞれ、 ブランク材2の把持及び解放が可能な把持機 11と、把持機構11を昇降させる昇降機構15と 昇降機構15を搬送方向前後に移動させる送り 機構20と、を有する。なお、図2及び図3では フィードコンベア8の上方に第1フィーダ10Aの 把持機構11が位置し、第1取出し部5Aの上方に 2フィーダ10Bの把持機構11が位置している状 を示している。

 図5A、図5Bに示すように、本実施形態にお いて、把持機構11は、櫛歯状フレーム12と、 歯状フレーム12の各櫛部に複数ずつ取り付け られたバキュームカップ13とから構成されて る。バキュームカップ13は図示しない真空 に接続されている。したがって、把持機構11 により、ブランク材2の把持と解放を行なう とができる。第1フィーダ10A及び第2フィーダ 10Bの把持機構11,11によるブランク材2の把持及 び解放の動作は、制御装置32(図2参照)によっ それぞれ独立に制御される。

 第1フィーダ10Aと第2フィーダ10Bの把持機構11 は、互いに櫛部の先端(自由端)の向きが逆と る向きに配置されている。
 櫛歯状フレーム12の形状及び大きさ、バキ ームカップ13の設置数は、ブランク材2を十 な吸着力で且つ安定して把持できるように 定される。このため、第1フィーダ10Aと第2フ ィーダ10Bの把持機構11は、搬送方向の左右方 に関してほぼ同じ位置に配置されており、 の結果、互いに同じ高さにある場合に搬送 向に互いに干渉するような配置となってい 。

 また、図5A、図5Bに示すように、本実施形 態において、昇降機構15は、把持機構11の側 に連結されたサイドフレーム16と、サイドフ レーム16を昇降させる昇降駆動装置17とを有 る。本実施形態において昇降駆動装置17は油 圧シリンダ装置である。第1フィーダ10A及び 2フィーダ10Bの昇降駆動装置17,17は制御装置32 によりその駆動をそれぞれ独立に制御される 。油圧シリンダ装置のロッドが伸長すると把 持機構11が上昇し、逆に、油圧シリンダ装置 ロッドが縮退すると把持機構11が下降する

 第1フィーダ10Aと第2フィーダ10Bとでは、 イドフレーム16と把持機構11とが連結する側 互いに逆側となっている。したがって、上 したように第1フィーダ10Aと第2フィーダ10B 、互いの把持機構11が搬送方向の左右方向に 関してほぼ同じ位置に配置されているものの 、互いの把持機構11の高さを違えることによ 搬送方向前後に互いに通り抜け可能な構造 なっている。

 なお、上記の昇降駆動装置17は、油圧シ ンダ装置以外にも、空圧シリンダ装置、電 モータなどであってもよいし、ボールネジ 構、ラックアンドピニオン機構、チェーン 構、ベルト機構などの動力伝達機構と駆動 ータとの組み合わせによるものや、リニア ータなどであってもよい。

 以下、第1取出し部5Aからブランク材2を取 り出すための把持機構11の搬送方向における 置を「第1取出し位置」、第2取出し部5Bから ブランク材2を取り出すための把持機構11の搬 送方向における位置を「第2取出し位置」と う。フィードコンベア8にブランク材2を受け 渡すための把持機構11の搬送方向における位 を「受渡し位置」という。排出部9にブラン ク材2を排出するための把持機構11の搬送方向 における位置を「排出位置」という。

 図2~図5Bに示すように、送り機構20は、搬 方向に延びる走行レール21と、走行レール21 に案内支持されて走行レール21上を搬送方向 移動可能なスライダ22と、スライダ22を駆動 するためのスライダ駆動装置23とを有する。

 走行レール21は、メインフレーム30から吊下 げられた複数の吊下げ部材31上に架け渡され 設置されており、把持機構11が受渡し位置 ら排出位置までの範囲を移動できるような さを有している。
 走行レール21及びスライダ22は、その詳細な 構造については図示を省略しているが、スラ イダ22が走行レール21上から脱落せず、かつ 行レール21上を滑らかに移動できるように構 成される。

 図2~図4Bに示すように、本実施形態のスラ イダ駆動装置23はベルト駆動機構を採用して り、走行レール21の前後に設置された駆動 ーリ24及び従動プーリ25と、駆動プーリ24と 動プーリ25との間に掛け渡されたタイミング ベルト26と、駆動プーリ24を回転駆動する送 用モータ27とを有する。上記のスライダ22は イミングベルト26に連結されている。第1フ ーダ10A及び第2フィーダ10Bの送り用モータ27, 27は制御装置32によりその駆動をそれぞれ独 に制御される。

 このように構成されたスライダ駆動装置2 3では、制御装置32による制御の下、送り用モ ータ27が正転及び逆転駆動し、駆動プーリ24 タイミングベルト26により駆動力が伝達され て、タイミングベルト26に連結されたスライ 22が走行レール21に沿って直線駆動される。 したがって、スライダ22の直線駆動により、 降機構15及び把持機構11が搬送方向前後に一 体に移動する。

 なお、上記のスライダ駆動装置23は、ベ ト機構以外にも、ボールネジ機構、ラック ンドピニオン機構、チェーン機構などの動 伝達機構と駆動モータとの組み合わせによ ものや、リニアモータなどであってもよい

 図3~図5Bに示すように、第1フィーダ10A及び 2フィーダ10Bの把持機構11には、それぞれ、2 以上のブランク材2を把持していることを検 出するダブルブランク検出器29が設けられて る。これらの図に示すダブルブランク検出 29は、ブランク材2の片面側のみから検出す 方式(以下、「片側方式」という)である。 のように把持機構11にダブルブランク検出器 29が設けられる場合の取り付け位置は、ブラ ク材2を把持したときの上方位置であればよ いが、図に示すように把持機構11の中央部付 であるのが好ましい。把持機構11の中央部 近であればブランク材2のサイズが変わって ダブルブランク検出器29の位置は同じでよ 。
 また、ダブルブランク検出器29は、把持機 11に設けずに、それぞれ、第1取出し部5A及び 第2取出し部5Bの上方位置に設置してもよい。 この場合、ダブルブランク検出器29は、第1フ ィーダ10A及び第2フィーダ10Bの把持機構11と干 渉しないように、把持機構11に把持されたブ ンク材2の端部付近に対向する位置に設置す る必要がある。

 図6に示すように、ダブルブランク検出器29 、ブランク材2の両面側から検出する方式( 下、「両側方式」という)であってもよい。 側方式のダブルブランク検出器29の場合、 向する2つのセンサ29aと、この2つのセンサ29a が取り付けられるセンサフレーム29bとを有し ている。センサフレーム29bは、ブランク材2 の機械的干渉を避けるために、センサ29aを 持する一対のアーム部291とこのアーム部291 根元部分を連結する連結部292とからなる。 のように構成されたダブルブランク検出器29 により、ブランク材2の両側に2つのセンサ29a 位置させてダブルブランクを検出する。
 また、両側方式の場合、センサフレーム29b 形状的な理由から、ブランク材2の端部付近 に配置する必要がある。この両側方式の場合 も、片側方式の場合と同様に把持機構11に設 てよいし、あるいは第1取出し部5A及び第2取 出し部5Bの上方位置に設置してもよい。

 ダブルブランク検出器29を把持機構11に設 置する場合、把持機構11が昇降するときにダ ルブランク検出器29とブランク材2とが干渉 ないように、2つのセンサ29aでブランク材2 挟む検出位置とブランク材2から退避する退 位置の間でダブルブランク検出器29を往復 動させる機構を設ける必要がある。また、 ブルブランク検出器29を第1取出し部5A及び第 2取出し部5Bの上方位置に設置する場合、ブラ ンク材2が把持機構11によって把持されて上昇 するときにダブルブランク検出器29とブラン 材2とが干渉しないように、2つのセンサ29a ブランク材2を挟む検出位置とブランク材2か ら退避する退避位置の間でダブルブランク検 出器29を往復移動させる機構を設ける必要が る。なお、この場合のダブルブランク検出 29の移動方向はブランク材2の搬送方向に対 て左右方向である。

 また、両側方式の場合、ブランク材2のサ イズに応じて、ダブルブランク検出器29をそ 移動範囲内の所望の位置に位置決めできる うに、位置決め制御可能なサーボモータに りダブルブランク検出器29を移動させるの 好ましい。

 上記の片側方式としては渦電流式などが り、両側方式としては渦電流式や光電式な がある。ダブルブランク検出器29が例えば ランク材2の厚みを検出する光電式センサで る場合、1枚のブランク材2の厚みであれば 常であることを認知し、2枚以上であればダ ルブランクであると認知する。ダブルブラ ク検出器29の検出信号は、制御装置32に送信 される。

 なお、ダブルブランク検出器29の設置場 は、上記以外であってもよく、第1取出し部5 Aとフィードコンベア8の間及び第2取出し部5B 第1取出し部5Aの間であってもよい。

 図3に示すように、第1取出し部5A及び第2 出し部5Bには、スタック3の上部のブランク 2を1枚ずつ剥がすための剥し装置33が設置さ ている。本実施形態の剥し装置33は、ブラ ク材2の上面縁部を吸着する複数のバキュー カップ34を有するバキューム式剥し装置で る。この剥し装置33により、ブランク材2の 辺側の上面縁部を吸着して持ち上げること よりスタック3から1枚ずつ剥がすようになっ ている。なお、図2では、剥し装置33の図示を 省略している。

 本実施形態ではブランク材2の一辺側にの み剥し装置33を設置し、当該一辺側のみを持 上げる構成であるが、ブランク材2の両側に 剥し装置33を設置してブランク材2の両側を持 ち上げる構成としてもよい。また、剥し装置 33としては、上記の構成のほか、スタック3の 上部端面にマグネットを当て、上下のブラン ク材2を同じ磁極に磁気誘導し、その反発力 よって分離する方式のマグネットセパレー を用いてもよい。

 なお、上記の制御装置32として、第1フィ ダ10A及び第2フィーダ10Bの把持機構11、昇降 構15及び送り機構20に所定の動作を行なわせ るためのプログラムを記憶したPLC(プログラ ブルロジックコントローラ)や、パーソナル ンピュータを用いることができる。

 次に、本実施形態にかかるディスタックフ ーダ1の動作について図2,3,7を参照して説明 る。ここで、図7は、第1フィーダ10A及び第2 ィーダ10Bの把持機構11の移動経路を示して り、第1経路R1が第1取出し部5Aからブランク 2を取り出して搬送する場合の経路であり、 2経路R2が第2取出し部5Bからブランク材2を取 り出して搬送する場合の経路である。ただし 、図7では、把持機構11及び昇降機構15につい は図示を省略している。
 なお、以下の動作説明において、第1フィー ダ10A及び第2フィーダ10Bの把持機構11、昇降機 構15及び送り機構20の動作は、制御装置32によ る制御によってなされる。

 スタック3が載置されたパレット6が図示 ない搬入手段によって第1取出し部5A及び第2 出し部5Bに搬入される。本実施形態では、 ず、第1取出し部5Aのスタック3からブランク 2を取り出すこととする。第1フィーダ10A及 第2フィーダ10Bでは、それぞれ、送り機構20 昇降機構15を動作せることにより把持機構11 移動させ、第1取出し位置のスタック3から ランク材2を取出し、フィードコンベア8まで 搬送する。

 具体的には、図7の移動経路R1によって示 ように、把持機構11を第1取出し位置にて下 させて、剥し装置33によって1枚ずつに剥が れたブランク材2を把持機構11により吸着・ 持し所定高さまで持ち上げる。そして、把 機構11は送り機構20の駆動により受け渡し位 置まで移動して、受け渡し位置でブランク材 2を解放し、搬送先であるフィードコンベア8 受け渡す。その後、把持機構11は所定高さ で上昇して第1取出し位置まで戻り、以後同 の動作を繰り返す。

 第1フィーダ10Aと第2フィーダ10Bの把持機 11は、同じ経路を所定の時間差で移動する。 すなわち、第1フィーダ10Aと第2フィーダ10Bが 以上のような動作を所定の時間差で繰り返 て行なうことにより、第1取出し部5Aのスタ ク3から順次ブランク材2が取り出され搬送 れる。この場合、第1フィーダ10Aと第2フィー ダ10Bは、把持機構11の高さを互いに違えるこ により、互いに搬送方向前後に通り抜ける とができるので、把持機構11が互いに機械 に干渉することなく、それぞれ独立して搬 作業を行なうことができる。なお、第1フィ ダ10Aと第2フィーダ10Bは、所定の時間差をお いて動作させるだけでなく、互いに通り抜け できるようにタイミングを取って動作させて もよい。

 第1取出し部5Aのスタック3のブランク材2 なくなったら、第1フィーダ10Aと第2フィーダ 10Bは、第2取出し部5Bのスタック3からブラン 材2を取り出してフィードコンベア8まで搬送 する。この場合、第1フィーダ10A及び第2フィ ダ10Bは、図7の第2経路R2上を移動する。

 第1取出し部5Aのブランク材2がなくなり、 第1フィーダ10A及び第2フィーダ10Bが第2取出し 部5Bからのブランク材2の搬送を行なっている 間、空のパレット6は図示しない排出手段に って第1取出し部5Aからスライドして排出さ 、ブランク材2が載置された別のパレット6が 図示しない搬入手段によって第1取出し部5Aに スライドして搬入される。

 第1フィーダ10A及び第2フィーダ10Bによる 送により第2取出し部5Bのブランク材2がなく ったら、第1フィーダ10Aと第2フィーダ10Bは ランク材2の取り出しを第1取出し部5Aに切り える。この場合、第2取出し部5Bのブランク 2がなくなり、第1フィーダ10A及び第2フィー 10Bが第1取出し部5Aからのブランク材2の搬送 を行なっている間、空のパレット6は図示し い排出手段によって第2取出し部5Bからスラ ドして排出され、ブランク材2が載置された のパレット6が図示しない搬入手段によって スライドして第2取出し部5Bに搬入される。

 上記の搬送作業において、ダブルブラン 検出器29によりダブルブランクが検出され かった場合は、第1フィーダ10A及び第2フィー ダ10Bは、搬送作業を継続する。一方、ダブル ブランク検出器29によりダブルブランクが検 された場合、ダブルブランクを排出するた の排出作業が行なわれる。例えば、第1フィ ーダ10Aにおいてダブルブランクが発生した場 合、第1フィーダ10Aは把持機構11を排出位置ま で移動させて、排出位置でブランク材2を解 する。これによりダブルブランクが排出さ る。一方、第1フィーダ10Aがダブルブランク 排出作業を行なっている間においても第2フ ィーダ10Bは独立して搬送作業を行なうことが できる。したがって、第2フィーダ10Bは、ブ ンク材2の搬送作業を継続する。逆に、第2フ ィーダ10Bにおいてダブルブランクが発生した 場合は、第2フィーダ10Bがダブルブランクの 出作業を行なっている間、第1フィーダ10Aは ランク材2の搬送作業を継続する。

 次に、本実施形態にかかるディスタックフ ーダ1の効果について説明する。
 本実施形態によれば、第1フィーダ10Aと第2 ィーダ10Bにより、それぞれ独立にブランク 2を順次取り出して搬送するようにし、搬送 を二重化したので、プレス機械へのブラン 材2の供給速度が大幅に向上する。

 また、従来のディスタックフィーダでは バキュームカップで取り出したブランク材 、マグネットコンベアに受け渡して送ると う構成であったが、本発明では、第1フィー ダ10A及び第2フィーダ10Bにより、取り出した ランク材2を把持機構11で把持したまま送る で、動作に無駄が無く高速搬送を実現でき 。

 また、第1フィーダ10Aと第2フィーダ10Bが 互いの把持機構11の高さを違えることにより 搬送方向前後に互いに通り抜け可能な構造を 有していることにより、把持機構11において ランク材2を安定して把持するのに適切な形 状及び大きさを確保しつつ、第1フィーダ10A 第2フィーダ10Bとが互いに機械的に干渉せず それぞれ独立にブランク材2の搬送作業を行 なうことができる。

 また、第1フィーダ10A及び第2フィーダ10B 、互いに独立に搬送動作を行なうことがで るので、一方のフィーダがダブルブランク 排出動作を行なっている間、他方のフィー によりブランク材2の搬送を継続することが きる。したがって、ダブルブランクが発生 た場合でも、ブランク材2の供給を継続する ことができる。

 また、取出し部5が搬送方向の異なる位置 に2箇所設けられているので、一方の取出し (5A又は5B)においてブランク材2がなくなった 合、他方の取出し部(5B又は5A)のスタック3か らブランク材2を取り出すことができる。し がって、新たなスタック3を搬入するための ち時間が無いので、連続してブランク材2を 供給することができる。

 また、スタック3をパレット6に載せて、 送方向に対して側方からスライドして搬入 び搬出するという搬入・搬出形態とするこ により、スタック3の搬入・搬出機構を簡素 できる。

 上述した実施形態のほか、本発明において 以下のように構成してもよい。
 把持機構11の移動経路R1、R2は一例であり、 7に示したものに限られず、第1フィーダ10A 第2フィーダ10Bが、互いに干渉せず、それぞ 独立にブランク材2を順次搬送できるようい な経路であればよい。例えば、第1フィーダ10 Aと第2フィーダ10Bの把持機構11が、図7に示し 移動経路R1、R2と逆方向の経路を移動するよ うにしてもよい。

 図2,3に示した実施形態において、取出し部 、第1取出し部5Aと第2取出し部5Bの2箇所であ ったが、必要に応じて3箇所以上設けてもよ 。
 把持機構11は、磁力により吸着して把持す もの、ブランク材2の縁部を支持して把持す ものなど、ブランク材2を適切に把持・解放 できる範囲で他の構成であってもよい。

 上記の実施形態では、第1フィーダ10A及び 第2フィーダ10Bの組は1組であったが、2組並べ て設置してもよい。この場合、各組において 別々のスタック3からブランク材2を搬送して よい。あるいは、大型のブランク材2を搬送 する場合は、各組の第1フィーダ10A同士、第2 ィーダ10B同士をそれぞれ協調して動作させ ことにより、1つのブランクを2つのフィー により協働して搬送するようにしてもよい

 上記の実施形態では、パレット6の搬入側 と搬出側が異なっていたが、スペースを節約 するために、パレット6の搬入側と搬出側を じにしてもよい。

 次に、上記のディスタックフィーダ1にスタ ック3を搬入するための機構(以下、「スタッ 搬入機構」という)の別の実施形態について 説明する。
 上述した実施形態のディスタックフィーダ1 では、搬送方向の異なる位置に複数の取出し 部5A,5Bを設置することによりブランク材2の供 給が途切れないようにしたが、複数の取出し 部を設置した分、装置全体の全長が長くなる 。ここで、取出し部を1つとする場合、以下 ような従来の構成を用いることが考えられ 。

 図8に、従来のディスタックフィーダにお けるスタック搬入機構200を示す。このスタッ ク搬入機構200は、スタック33を所定の搬入位 まで送るコンベア201と、搬入位置の下方に けられたリフト装置202と、リフト装置202の 方に設けられたスタック保持装置203とから る。スタック保持装置203は、水平方向に進 動するフォーク204を有し、フォーク204上面 てスタック33を支持できるようになってい 。リフト装置202は、その可動部が上限まで 長したとき、その上面がリフト装置203のフ ーク204よりも高い位置となる。なお、図8に いて、スタック保持装置203の上方には、バ ュームカップ205と、マグネットコンベア206 配置されている。

 このように構成されたスタック搬入機構2 00において、スタック保持装置203のフォーク2 04が縮退した状態で、スタック33がコンベア20 1により搬送位置まで搬送される。次に、ス ック33はリフト装置202によりフォーク204より も高い位置まで持ち上げられると、スタック 保持装置203のフォーク204が伸長してスタック 33の下方を横断する。そして、その状態で、 フト装置202の可動部が下降すると、スタッ 33がリフト装置202からフォーク204へと受け される。次に、フォーク204の下方に、次の タック33を待機させておき、フォーク204上の スタック33がなくなったら、上記と同様の動 でフォーク204上にスタック33を載せかえる したがって、このスタック搬入機構200によ ば、スタック3の搬入を円滑におこなうこと できる。

 しかしながら、上記のスタック搬入機構2 00は、スタック33の下方を横断して支持する ォーク204を進退動させる構成であるため、 置が大掛かりとなるという問題がある。そ で、本発明の別の実施形態では、図9に示す タック搬入機構40を用いる。このスタック 入機構40において、取出し部5Cは、スタック3 が載置されたパレット6の下面端部の複数個 を支持してパレット6を所定高さに保持可能 爪部材41を有している。この爪部材41はパレ ット6を支持する位置とパレット6を通過させ 位置とを移動可能に構成されている。

 上記のように爪部材41を移動させる機構と ては、駆動源を用いるものであっても、用 ないものであってもよい。
 図9では、駆動源42を用いて爪部材41を移動 せる構成例を示している。図9の構成例では 爪部材41を水平方向に移動可能とし、この うな爪部材41を適宜の駆動源42により進退動 せて、パレット6を支持する位置(図中の実 の位置)とパレット6を通過させる位置(図中 破線の位置)とを移動可能とする構成として る。この場合、駆動源42としては、電動モ タ、空圧式又は油圧式のシリンダ装置など 用いることができる。

 また、取出し部5Cの下方には、スタック3 載置されたパレット6が搬入されてパレット 6を待機させる待機部44と、待機部44のパレッ 6を取出し部5Cまで上昇させるリフト装置45 が設置されている。待機部44へパレット6を 入する手段は、図9に示すように、例えばコ ベヤ46を用いることができるが、同様の機 を達成できる他の構成の搬入装置であって よい。リフト装置45は、図9に示すように油 式又は空圧式のシリンダ装置を用いること できるが、同様の機能を達成できる他の構 のリフト装置であってもよい。

 上記のように構成されたスタック搬入装 において、スタック3が載置されたパレット 6が待機部44へ搬入されると、リフト装置45に りパレット6が持ち上げられる。このとき、 爪部材41が駆動源42により駆動されてパレッ 6の通過を許容する位置に退避している。パ ット6が爪部材41よりも高い位置まで上昇し ら、爪部材41を、パレット6を支持する位置 で前進させる。続いて、リフト装置45の可 部を下降させると、リフト装置45から爪部材 41にパレット6が受け渡される。次に、取出し 部5Cの下方に、次のパレット6を待機させてお き、取出し部5Cにおけるスタック3のブランク 材2がなくなったら、空のパレット6を適宜の 出手段により排出し、上記と同様の動作で 部材41上にパレット6を載せかえる。

 なお、爪部材41を移動させる機構におい 駆動源42を用いない場合、爪部材41を回動可 とし、パレット6を支持する位置に向けて常 時バネなどの付勢手段により付勢するととも にパレット6を支持する位置にて回動が止ま 構造としておき、パレット6が上昇したとき 爪部材41がパレット6に押し上げられて付勢 段の付勢力に抗して回動し、パレット6が所 定高さまで上昇したところでパレット6との 合が解かれてパレット6を支持する位置に戻 構成としてもよい。また、リフト装置45又 パレット6の動きに機械的に連動して、爪部 41が、パレット6を支持する位置とパレット6 を通過させる位置とを移動するような構成と してもよい。

 上述した本実施形態のスタック搬入機構4 0によれば、待機部44のパレット6をリフト装 45で上昇させ、取出し部5Cにおいて爪部材41 よりパレット6を支持する構成としたので、 タックの下側を横断する大型のスタック保 装置を装備した従来のスタック搬入機構200( 図8参照)と比較して、構成を小型化、簡素化 ることができる。

 なお、上記において、本発明の実施形態 ついて説明を行ったが、上記に開示された 発明の実施の形態は、あくまで例示であっ 、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態 限定されない。本発明の範囲は、特許請求 範囲の記載によって示され、さらに特許請 の範囲の記載と均等の意味および範囲内で すべての変更を含むものである。