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Title:
DETECTION UNIT MOLD PACKAGE, AND FLUID DISCRIMINATION SENSOR MODULE USING THE MOLD PACKAGE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/143013
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a detection unit mold package (2A), which is equipped with plate-shaped protrusions (21P and 22P) to contact an object liquid so as to exchange the heat with the object liquid. The plate-shaped protrusions (21P and 22P) are formed by sealing a liquid-kind detecting unit (21a) and a liquid-temperature detecting unit (22a), which are made of thin-film chips containing at least temperature-sensitive elements, and metallic die pads (21c and 22c) having those detecting units jointed thereto, with a sealing material (23), so that they may not be exposed to the surface. The plate-shaped protrusions (21P and 22P) have their two principal planes in parallel with the metallic die pads (21c and 22c).

Inventors:
NAKAMURA TOSHIMI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/058563
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUI MINING & SMELTING CO (JP)
NAKAMURA TOSHIMI (JP)
International Classes:
G01N25/18
Domestic Patent References:
WO2005116620A12005-12-08
Foreign References:
JPH08149672A1996-06-07
JPH10232169A1998-09-02
Attorney, Agent or Firm:
YAMASHITA, Johei (Toranomon 40th MT Bldg. 13-1, Toranomon 5-chome, Minato-k, Tokyo 01, JP)
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Claims:
被測定流体の判別を行う流体判別装置に用いられ、前記被測定流体に浸漬する突出部を備えている検知部モールドパッケージであって、
 前記突出部は、前記検知部及び該検知部が接合されたダイパッドを封止することで形成されていることを特徴とする検知部モールドパッケージ。
前記判別は前記被測定流体が所定のものであるか否かの識別であり、前記突出部は板状突出部であり、前記検知部は少なくとも感温体を含む薄膜チップからなり、前記板状突出部の両主面は前記ダイパッドと平行であることを特徴とする、請求項1に記載の検知部モールドパッケージ。
被測定液体が所定のものであるか否かの識別を行う液種識別装置に用いられ、且つ、前記被測定液体との熱交換のため該被測定液体と接触する板状突出部を備えている請求項1に記載の検知部モールドパッケージであって、
 前記板状突出部は、少なくとも感温体を含む薄膜チップからなる検知部及び該検知部が接合された金属製ダイパッドを、これらが表面に露出することのないように封止材で封止することで形成されており、前記板状突出部の両主面は前記金属製ダイパッドと平行であることを特徴とする液種識別装置用検知部モールドパッケージ。
前記検知部の電極と電気的に接続され且つ前記板状突出部とは反対側に前記封止材から突出する外部電極端子を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の液種識別装置用検知部モールドパッケージ。
前記金属製ダイパッドの前記検知部の接合された第1の主面を覆う前記封止材の厚さと、前記金属製ダイパッドの前記第1の主面と反対側の第2の主面を覆う前記封止材の厚さとの比が、0.5~2.0の範囲内にあることを特徴とする、請求項3に記載の液種識別装置用検知部モールドパッケージ。
被測定液体が所定のものであるか否かの識別を行う液種識別装置に用いられ、且つ、前記被測定液体との熱交換のため該被測定液体と接触する第1の板状突出部及び第2の板状突出部を備えている請求項1に記載の検知部モールドパッケージであって、
 前記第1の板状突出部は、少なくとも発熱体と感温体とを含む薄膜チップからなる液種検知部及び該液種検知部が接合された第1の金属製ダイパッドを、これらが表面に露出することのないように封止材で封止することで形成されており、前記第1の板状突出部の両主面は前記第1の金属製ダイパッドと平行であり、
 前記第2の板状突出部は、少なくとも感温体を含む薄膜チップからなる液温検知部及び該液温検知部が接合された第2の金属製ダイパッドを、これらが表面に露出することのないように封止材で封止することで形成されており、前記第2の板状突出部の両主面は前記第2の金属製ダイパッドと平行であり、
 前記第1の板状突出部及び第2の板状突出部は同一平面上にて互いに隔てられて配置されていることを特徴とする液種識別装置用検知部モールドパッケージ。
前記液種検知部の電極及び前記液温検知部の電極とそれぞれ電気的に接続され且つ前記板状突出部とは反対側に前記封止材から突出する外部電極端子を備えていることを特徴とする、請求項6に記載の液種識別装置用検知部モールドパッケージ。
前記第1または第2の金属製ダイパッドの前記液種検知部または液温検知部の接合された第1の主面を覆う前記封止材の厚さと、前記第1または第2の金属製ダイパッドの前記第1の主面と反対側の第2の主面を覆う前記封止材の厚さとの比が、0.5~2.0の範囲内にあることを特徴とする、請求項6に記載の液種識別装置用検知部モールドパッケージ。
請求項1に記載の検知部モールドパッケージを含んでなることを特徴とする流体判別センサーモジュール。
請求項3に記載の液種識別装置用検知部モールドパッケージと、該液種識別装置用検知部モールドパッケージを前記板状突出部が突出するようにして支持する第1部材と、前記板状突出部が突出する側と反対の側にて前記第1部材に嵌合され且つ前記第1部材との間に収容空間を形成する第2部材と、前記収容空間内に収容され且つ前記液種識別装置用検知部モールドパッケージの前記検知部と電気的に接続された液種検知回路基板と、該液種検知回路基板と電気的に接続され且つ前記第2部材を貫通して外部へと延出する端子ピンとを備えていることを特徴とする液種識別センサーモジュール。
請求項6に記載の液種識別装置用検知部モールドパッケージと、該液種識別装置用検知部モールドパッケージを前記第1及び第2の板状突出部が突出するようにして支持する第1部材と、前記第1及び第2の板状突出部が突出する側と反対の側にて前記第1部材に嵌合され且つ前記第1部材との間に収容空間を形成する第2部材と、前記収容空間内に収容され且つ前記液種識別装置用検知部モールドパッケージの前記液種検知部及び前記液温検知部と電気的に接続された液種検知回路基板と、該液種検知回路基板と電気的に接続され且つ前記第2部材を貫通して外部へと延出する端子ピンとを備えていることを特徴とする液種識別センサーモジュール。
請求項1に記載の検知部モールドパッケージを含んでなることを特徴とする流体判別装置。
請求項9に記載のセンサーモジュールを含んでなることを特徴とする流体判別装置。
請求項10に記載のセンサーモジュールを含んでなることを特徴とする流体判別装置。
請求項11に記載のセンサーモジュールを含んでなることを特徴とする流体判別装置。
請求項12~15のいずれかに記載の流体判別装置を用いて前記被測定流体を判別することを特徴とする流体判別方法。
前記被測定流体を加熱し、加熱開始からの互いに異なる複数の時間経過時における前記検知部の複数の検知信号に基づき前記流体を判別することを特徴とする、請求項16に記載の流体判別方法。
Description:
検知部モールドパッケージ及び れを用いた流体判別センサーモジュール

 本発明は、流体の熱的性質を利用して当 流体を判別する流体判別装置、たとえば液 の熱的性質を利用して当該液体が所定のも であるか否かを識別する液種識別装置に関 るものであり、特にそれに用いられる検知 モールドパッケージ及びそれを用いた流体 別センサーモジュールたとえば液種識別セ サーモジュールに係るものである。

 本発明の検知部モールドパッケージ及び れを用いた液種識別センサーモジュールを する液種識別装置は、例えば自動車の内燃 ンジンなどから排出される排ガスを浄化す システムにおいて窒素酸化物(NOx)の分解の めに排ガス浄化触媒に対し所定濃度の尿素 溶液であるとして噴霧される液体が真に所 濃度の尿素水溶液であるか否かを識別する に利用することができる。

 自動車の内燃エンジンではガソリンや軽 などの化石燃料が燃焼される。これに伴っ 発生する排ガス中には、水や二酸化炭素な と共に、未燃焼の一酸化炭素(CO)及び炭化水 素(HC)や、硫黄酸化物(SOx)や、窒素酸化物(NOx) の環境汚染物質が含まれる。近年、特に環 保護及び生活環境の汚染防止のため、これ 自動車の排ガスを浄化すべく各種の対策が じられている。

 このような対策の1つとして、排ガス浄化 触媒装置の使用が挙げられる。これは、排気 系の途中に排ガス浄化用三元触媒を配置し、 ここで、CO、HC、NOx等を酸化還元反応により 解して、無害化を図るものである。触媒装 でのNOxの分解を継続的に維持するために、 気系の触媒装置のすぐ上流側から触媒に対 て尿素水溶液が噴霧される。この尿素水溶 は、NOx分解の効果を高めるためには特定の 素濃度範囲にあることが必要とされ、特に 素濃度32.5%が最適であるとされている。

 尿素水溶液は、自動車に積載される尿素 溶液タンクに収容されるのであるが、経時 に濃度変化が生ずることがあり、また、タ ク内において局所的に濃度分布の不均一が 生することもある。タンクからポンプによ 供給管を介して噴霧ノズルへと供給される 素水溶液は、一般にタンクの底部に近い出 から採取されるので、この領域のものが所 の尿素濃度であることが触媒装置の効率を めるためには重要である。

 また、尿素水溶液タンクに誤って尿素水 液以外の液体が収容されることも現実には り得る。このような場合、液体が所定の尿 濃度の尿素水溶液以外であることを素早く 知して警告を発することが、触媒装置の機 発揮のためには必要である。

 このような目的のために、特開2005-337969 公報(特許文献1)には、被測定液体が所定の のであるか否かの識別を行う液種識別装置 して、発熱体及び感温体を含んでなる傍熱 液種検知部と被測定液体の温度を検知する 温検知部とを有するものが記載されている この液種識別装置では、傍熱型液種検知部 発熱体に対して単一パルス電圧を印加して 熱体を発熱させ、傍熱型液種検知部の感温 と液温検知部とを含んでなる液種検知回路 出力に基づき被測定液体の識別を行う識別 算部を備えている。ここで、液温検知部と て液種検知部と同様な構成のものを使用す ことが開示されている。

 この特許文献1に記載されている液種識別 装置において、傍熱型液種検知部と液温検知 部とが、モールド樹脂によって一体化されて 、検知部モールドパッケージの形態をなして いる。発熱体及び感温体を含んでなる液種検 知部としての薄膜チップが熱伝達部材として の金属製フィンに接合されており、該金属製 フィンの一端部が被測定液体との熱交換のた めにモールド樹脂から突出している。感温体 を含んでなる液温検知部としての薄膜チップ が熱伝達部材としての金属製フィンに接合さ れており、該金属製フィンの一端部が被測定 液体との熱交換のためにモールド樹脂から突 出している。

 以上のような液種識別装置の検知部モー ドパッケージにおいては、被測定液体中に 存する空気等が温度上昇などにより気化し 気泡となり、この気泡が金属製フィンの外 に付着することがある。また、液体がタン 内に収容されていて該タンク内に液体の自 表面があると、該タンク内液体が揺動する とで液面が波立って、該液面に接する空気 どの気体が液体中に巻き込まれて液体中に 泡となって残留し、この気泡が金属製フィ 外面に付着することもある。特に、上記自 車に搭載されるタンク中の尿素水溶液の場 には、自動車走行時に外力に基づく激しい 動が繰り返されるので、上記金属製フィン 面への気泡の付着は著しい。

 金属製フィンに気泡が付着すると、検知 モールドパッケージの傍熱型液種検知部の 熱体から発せられる熱が金属製フィンを介 て液体に良好に伝達されなくなり、また液 から金属製フィンを介して感温体に良好に 伝達がなされなくなる。このように、金属 フィンと被測定液体との間の熱伝達が正常 なされなくなると、被測定液体の濃度測定 に大きな誤差が発生して測定精度が変動し 安定せず測定の信頼性が著しく低下するお れがある。

 このような問題を解決すべく、特開2006-29956 号公報(特許文献2)には、被測定液体と接する 金属製フィン等の表面に酸化シリコン膜等の 親水性膜を付与することが提案されている。 また、特許文献2には、検知部モールドパッ ージの更に別の形態も記載されている。即 、濃度検知部用及び液温検知部用の熱伝達 材を、モールド樹脂から突出させるのでは く片面のみをモールド樹脂から露出させる のである。

特開2005-337969号公報

特開2006-29956号公報

 しかるに、上記特許文献1に記載されてい る検知部モールドパッケージは、繰り返し使 用されると、熱伝達部材とモールド樹脂との 熱膨張率に差異があること等に基づき、これ ら熱伝達部材とモールド樹脂との間に被測定 液体が浸入し、該被測定液体が薄膜チップへ と到達するおそれがある。

 また、上記特許文献2に別の形態として記 載されている検知部モールドパッケージでは 、被測定液体と接する表面部分に酸化シリコ ン膜等の親水性膜が付与されているものの、 その厚さは例えば0.01μm~1μmと薄い。従って、 特許文献1に記載の検知部モールドパッケー と同様に、繰り返し使用されると、熱伝達 材とモールド樹脂との間に被測定液体が浸 し、該被測定液体が薄膜チップへと到達す おそれがある。

 検知部モールドパッケージにおいて以上 ような被測定液体の浸入が発生すると、検 誤差が大きくなり検知精度が低下すること ある。

 また、気泡付着防止のために特許文献2に 記載のように表面に酸化シリコン膜等の親水 性膜を付与することは、液種識別装置用検知 部モールドパッケージの作製工程を複雑化す る。

 本発明の第1の目的は、以上のような現状 に鑑みて、長期にわたる使用に際しても、被 測定液体などの被測定流体の浸入が抑制され 、検知精度の低下が少ない液種識別装置用な どの流体判別装置用の検知部モールドパッケ ージを、作製工程を複雑化することなく提供 することにある。

 本発明の第2の目的は、とくに被測定液体 などの被測定流体が水性液体である場合にお いて、外面への気泡の付着が低減され、測定 精度の向上及び安定化が可能な液種識別装置 用などの流体判別装置用の検知部モールドパ ッケージを、作製工程を複雑化することなく 提供することにある。

 本発明の第3の目的は、以上のような液種 識別装置用などの流体判別装置用の検知部モ ールドパッケージを用いた液種識別センサー モジュールなどの流体判別センサーモジュー ルを提供することにある。

 本発明によれば、上記いずれかの目的を達 するものとして、
 被測定流体の判別を行う流体判別装置に用 られ、前記被測定流体に浸漬する突出部を えている検知部モールドパッケージであっ 、
 前記突出部は、前記検知部及び該検知部が 合されたダイパッドを封止することで形成 れていることを特徴とする検知部モールド ッケージ、
が提供される。

 本発明の一態様においては、前記判別は 記被測定流体が所定のものであるか否かの 別であり、前記突出部は板状突出部であり 前記検知部は少なくとも感温体を含む薄膜 ップからなり、前記板状突出部の両主面は 記ダイパッドと平行である。

 また、本発明によれば、上記いずれかの目 を達成するものとして、
 被測定液体が所定のものであるか否かの識 を行う液種識別装置に用いられ、且つ、前 被測定液体との熱交換のため該被測定液体 接触する板状突出部を備えている上記の検 部モールドパッケージであって、
 前記板状突出部は、少なくとも感温体を含 薄膜チップからなる検知部及び該検知部が 合された金属製ダイパッドを、これらが表 に露出することのないように封止材で封止 ることで形成されており、前記板状突出部 両主面は前記金属製ダイパッドと平行であ ことを特徴とする液種識別装置用検知部モ ルドパッケージ、
が提供される。

 本発明の一態様においては、前記検知部 電極と電気的に接続され且つ前記板状突出 とは反対側に前記封止材から突出する外部 極端子を備えている。本発明の一態様にお ては、前記金属製ダイパッドの前記検知部 接合された第1の主面を覆う前記封止材の厚 さと、前記金属製ダイパッドの前記第1の主 と反対側の第2の主面を覆う前記封止材の厚 との比が、0.5~2.0の範囲内にある。

 また、本発明によれば、上記いずれかの目 を達成するものとして、
 被測定液体が所定のものであるか否かの識 を行う液種識別装置に用いられ、且つ、前 被測定液体との熱交換のため該被測定液体 接触する第1の板状突出部及び第2の板状突 部を備えている上記の検知部モールドパッ ージであって、
 前記第1の板状突出部は、少なくとも発熱体 と感温体とを含む薄膜チップからなる液種検 知部及び該液種検知部が接合された第1の金 製ダイパッドを、これらが表面に露出する とのないように封止材で封止することで形 されており、前記第1の板状突出部の両主面 前記第1の金属製ダイパッドと平行であり、
 前記第2の板状突出部は、少なくとも感温体 を含む薄膜チップからなる液温検知部及び該 液温検知部が接合された第2の金属製ダイパ ドを、これらが表面に露出することのない うに封止材で封止することで形成されてお 、前記第2の板状突出部の両主面は前記第2の 金属製ダイパッドと平行であり、
 前記第1の板状突出部及び第2の板状突出部 同一平面上にて互いに隔てられて配置され いることを特徴とする液種識別装置用検知 モールドパッケージ、
が提供される。

 本発明の一態様においては、前記液種検 部の電極及び前記液温検知部の電極とそれ れ電気的に接続され且つ前記板状突出部と 反対側に前記封止材から突出する外部電極 子を備えている。本発明の一態様において 、前記第1または第2の金属製ダイパッドの 記液種検知部または液温検知部の接合され 第1の主面を覆う前記封止材の厚さと、前記 1または第2の金属製ダイパッドの前記第1の 面と反対側の第2の主面を覆う前記封止材の 厚さとの比が、0.5~2.0の範囲内にある。

 また、本発明によれば、上記いずれかの 的を達成するものとして、上記の検知部モ ルドパッケージを含んでなることを特徴と る流体判別センサーモジュール、が提供さ る。

 また、本発明によれば、上記いずれかの目 を達成するものとして、
 上記の液種識別装置用検知部モールドパッ ージと、該液種識別装置用検知部モールド ッケージを前記板状突出部または前記第1及 び第2の板状突出部が突出するようにして支 する第1部材と、前記板状突出部または前記 1及び第2の板状突出部が突出する側と反対 側にて前記第1部材に嵌合され且つ前記第1部 材との間に収容空間を形成する第2部材と、 記収容空間内に収容され且つ前記液種識別 置用検知部モールドパッケージの前記検知 または前記液種検知部及び前記液温検知部 電気的に接続された液種検知回路基板と、 液種検知回路基板と電気的に接続され且つ 記第2部材を貫通して外部へと延出する端子 ンとを備えていることを特徴とする液種識 センサーモジュール、
が提供される。

 また、本発明によれば、上記いずれかの 的を達成するものとして、上記の検知部モ ルドパッケージまたは上記のセンサーモジ ールを含んでなることを特徴とする流体判 装置、が提供される。

 また、本発明によれば、上記いずれかの 的を達成するものとして、上記の流体判別 置を用いて前記被測定流体を判別すること 特徴とする流体判別方法、が提供される。

 本発明の一態様においては、前記被測定 体を加熱し、加熱開始からの互いに異なる 数の時間経過時における前記検知部の複数 検知信号に基づき前記流体を判別する。

 本発明の検知部モールドパッケージ及び れを用いた流体判別センサーモジュールに れば、突出部は検知部及び該検知部が接合 れたダイパッドを封止することで形成され いるので、長期にわたる使用に際しても、 イパッドと封止材との間への被測定流体の 入が抑制され、検知精度の低下は少ない。

 本発明の液種識別装置用検知部モールド ッケージ及びそれを用いた液種識別センサ モジュールによれば、検知部モールドパッ ージにおいて検知部または液種検知部及び 温検知部が接合された金属製ダイパッドま は第1及び第2の金属製ダイパッドが表面に 出することのないように封止材で封止する とで、被測定液体と接触する板状突出部ま は第1及び第2の板状突出部を形成しているの で、長期にわたる使用に際しても、金属製ダ イパッドまたは第1及び第2の金属製ダイパッ と封止材との間への被測定液体の浸入が抑 され、検知精度の低下は少ない。

本発明による液種識別装置用検知部モ ルドパッケージの一実施形態を示す模式的 視図である。 図1の検知部モールドパッケージの模式 的断面図である。 図1の検知部モールドパッケージの液種 検知部を含む第1の板状突出部を示す模式的 分断面図である。 図1の検知部モールドパッケージを用い た液種識別センサーモジュールを示す模式的 斜視図である。 図4の液種識別センサーモジュールの模 式的断面図である。 図4の液種識別センサーモジュールを用 いた液種識別装置を示す模式的断面図である 。 図6の液種識別装置の使用状態を示す模 式的断面図である。 液種検知部の分解斜視図である。 尿素水溶液タンクへの識別センサーモ ュールの取り付けの他の形態を示す模式的 面図である。 液種識別ための回路の構成図である。 発熱体に印加される単一パルス電圧P センサー出力Qとの関係を示す図である。 尿素濃度が所定範囲内の尿素水溶液で 得られる液種対応第1電圧値V01の範囲内には 或る砂糖濃度範囲内の砂糖水溶液の液種対 第1電圧値が存在することを示す図である。 尿素水溶液及び砂糖水溶液及び水につ いての液種対応第1電圧値V01及び液種対応第2 圧値V02を、尿素濃度30%の尿素水溶液のもの 1.000とした相対値で示す図である。 第1の検量線の例を示す図である。 第2の検量線の例を示す図である。 液温対応出力値Tの一例を示す図であ 。 液種対応第1電圧値V01及び液種対応第2 圧値V02の組み合わせによる所定液体識別の 定基準が温度に応じて変化することを模式 に示すグラフである。 液種識別プロセスを示すフロー図であ る。 本発明による検知部モールドパッケー ジを用いた液種識別装置のタンクへの取り付 け状態を示す図である。 図19の装置の検知部モールドパッケー 部分の拡大断面図である。

符号の説明

 1 液種識別装置
 2 液種識別センサーモジュール
 2A 検知部モールドパッケージ
 2B 底板
 2C O-リング
 2D カバー部材
 2E 液種検知回路基板
 2F 蓋板
 2F’ 防水シール部材
 2G 側壁板
 2H 端子ピン
 2I 配線部材
 21 液種識別センサー部
 21P 第1の板状突出部
 21a 液種検知部
 21a1 チップ基板
 21a2 感温体
 21a3 層間絶縁膜
 21a4 発熱体
 21a5 発熱体電極
 21a6 保護膜
 21a7 電極パッド
 21b 接合材
 21c 第1の金属製ダイパッド
 21d ボンディングワイヤ
 21e 外部電極端子
 22 液温センサー部
 22P 第2の板状突出部
 22a 液温検知部
 22a2 感温体
 22c 第2の金属製ダイパッド
 22e 外部電極端子
 23 モールド樹脂
 24 被測定液体導入路
 3 液位センサーモジュール
 31 端子ピン
 4 防水ケース
 4S シールリング
 41 電源回路部
 41a 回路基板
 5 防水配線
 51 コネクター
 64,66 抵抗体
 68 ブリッジ回路
 70 差動増幅器
 71 液温検知増幅器
 72 マイコン(マイクロコンピュータ)
 74 スイッチ
 76 出力バッファ回路
 100,100’ 尿素水溶液タンク
 101 壁部材
 2’ 識別センサー部
 2a 基体
 2c O-リング
 2d カバー部材
 4’ 支持部
 8 蓋部材
 102 開口部
 104 液種識別装置
 106 入口配管
 108 出口配管
 110 尿素水溶液供給ポンプ
 US 被測定液体

 以下、本発明の実施の形態を、図面を参 しながら説明する。尚、以下の実施形態で 、流体として液体が使用され、流体判別と て液種識別がなされているが、本発明にお ては、流体として気体その他の流動性を持 ものを使用することができ、流体判別とし 気体種類の識別や流体の有無の検知その他 判別を行うことができる。

 図1は本発明による液種識別装置用検知部 モールドパッケージの一実施形態を示す模式 的斜視図であり、図2はその模式的断面図で り、図3はその液種検知部を含む第1の板状突 出部を示す模式的部分断面図である。また、 図4は本実施形態の検知部モールドパッケー を用いた液種識別センサーモジュールを示 模式的斜視図であり、図5はその模式的断面 である。また、図6はこの液種識別センサー モジュールを用いた液種識別装置を示す模式 的断面図であり、図7はその使用状態を示す 式的断面図である。

 図7に示されているように、液種識別装置 1は、たとえば自動車に搭載された排ガス浄 システムを構成するNOx分解用の尿素水溶液 ンク100の内部に配置されたドージングパイ ユニット部を構成する壁部材101に取り付け れる。この取り付けは、ネジ止めまたはバ ド締めにより行うことができる。図6および 7に示されているように、液種識別装置1は 液種識別センサーモジュール(以下、単に「 別センサーモジュール」ということがある) 2、液位センサーモジュール3、防水ケース4お よび防水配線5を備えている。

 識別センサーモジュール2を構成する液種 識別装置用検知部モールドパッケージ2Aは、 1~図3に示されているように、液種識別セン ー部21及び液温センサー部22を備えている。

 液種識別センサー部21では、発熱体及び 温体を含んでなる薄膜チップからなる後述 液種検知部21aが、接合材21bにより第1の金属 ダイパッド21cに接合されている。また、液 検知部21aの発熱体の電極及び感温体の電極 外部電極端子(リード)21eとが、それぞれボ ディングワイヤ21dにより電気的に接続され いる。液温センサー部22も、同様な構成を有 している。即ち、発熱体及び感温体を含んで なる薄膜チップからなる液温検知部22aが、接 合材により第2の金属製ダイパッド22cに接合 れている。また、液温検知部22aの発熱体の 極及び感温体の電極と外部電極端子(リード) 22eとが、それぞれボンディングワイヤ22dによ り電気的に接続されている。

 図8に液種検知部21aの分解斜視図を示す。液 種検知部21aは、たとえばAl 2 O 3 からなるチップ基板21a1と、Ptからなる感温体 21a2と、SiO 2 からなる層間絶縁膜21a3と、TaSiO 2 からなる発熱体21a4及びNiからなる発熱体電極 21a5と、SiO 2 からなる保護膜21a6と、Ti/Auからなる電極パッ ド21a7とを、順に適宜積層したものからなる 感温体21a2は、図示はされていないが蛇行パ ーン状に形成されている。感温体21a2および 発熱体電極21a5に接続された電極パッド21a7は 図2及び図3に示されるようにして、ボンデ ングワイヤ21dを介して外部電極端子21eに接 されている。尚、液温検知部22aも液種検知 21aと同様な構成とすることができる。但し 液温検知部22aの場合には、発熱体に対する 電を行わないので、液種検知部21aと同様な 成から層間絶縁膜21a3、発熱体21a4及び発熱体 電極21a5を除外したものを使用してもよい。 種検知部21a及び液温検知部22aの厚さは、例 ば0.2mm~1mmである。

 図1~図3に示されているように、液種識別 ンサー部21と液温センサー部22とは、封止材 としてのモールド樹脂23によって一体化され いる。モールド樹脂23の材質としては、シ カ及び/またはカーボン含有エポキシ樹脂が 示される。この樹脂は、金属製ダイパッド2 1c,22cよりも高い親水性をもつ。尚、モールド 樹脂23に代えて、セラミックその他の材質か なる封止材を使用してもよい。外部電極端 21e,22eの先端が、モールド樹脂23から突出し いる。モールド樹脂23は、液種識別センサ 部21及び液温センサー部22に対応して、外部 極端子21e,22eとは反対側(図では下側)に、第1 の板状突出部21P及び第2の板状突出部22Pを備 ている。これらの板状突出部21P,22Pは、被測 液体に浸漬され該被測定液体との熱交換の め該被測定液体と接触する。

 第1の板状突出部21Pは、液種検知部21a及び 第1の金属製ダイパッド21cを、これらが表面 露出することのないようにモールド樹脂23で 封止することで形成されている。第1の板状 出部21Pの両主面は第1の金属製ダイパッド21c 平行である。同様に、第2の板状突出部22Pは 、液温検知部22a及び第2の金属製ダイパッド22 cを、これらが表面に露出することのないよ にモールド樹脂23で封止することで形成され ている。第2の板状突出部22Pの両主面は第2の 属製ダイパッド22cと平行である。第1の板状 突出部21P及び第2の板状突出部22Pは、同一平 上(図2の紙面上)にて互いに隔てられて配置 れている。

 第1及び第2の金属製ダイパッド21c,22c及び 部電極端子21e,22eは、リードフレームからの 切断により得ることができる。金属製ダイパ ッド21c,22cの厚さは例えば0.2mm~0.3mmである。

 第1及び第2の板状突出部21P,22Pにおいて、 属製ダイパッド21c,22cの第1の主面(液種検知 21aまたは液温検知部22aの接合された主面)を 覆うモールド樹脂23の厚さはT1であり、該金 製ダイパッドの第2の主面を覆うモールド樹 23の厚さはT2である。液種検知部21a及び接合 材21bの合計厚さ又は液温検知部22a及びその接 合材の合計厚さはt0であり、液種検知部21a又 液温検知部22aの上のモールド樹脂23の厚さ t1であり、ここでt0+t1=T1である。厚さt1は、 えば、0.2mm~1.0mmである。厚さT2は、被測定液 と金属製ダイパッドとの熱交換を高める観 からはできるだけ小さい方が好ましいが、 時劣化によるひび割れ等の損傷の発生を防 する観点からはできるだけ大きい方が好ま い。厚さT2を、例えば0.2mm~1.5mmとすることで 、被測定液体と金属製ダイパッドとの熱交換 を高め且つ損傷発生を防止する効果を良好に 発揮することができる。

 また、第1及び第2の板状突出部21P,22Pにお る温度変化による熱膨張収縮に基づく反り 発生を抑制するためには、厚さT1と厚さT2と の比を0.5~2.0の範囲内にするのが好ましい。

 尚、液種検知部21a及び液温検知部22aの寸 は例えば縦横2mm~4mmであり、第1及び第2の板 突出部21P,22Pの主面の寸法は例えば縦横3mm~5m mである。

 以上のような本実施形態の液種識別装置 検知部モールドパッケージによれば、液種 知部21a及び液温検知部22aが接合された金属 ダイパッド21c,22cが表面に露出していないの で、長期にわたる使用に際しても、内部への 被測定液体の浸入が抑制され、検知精度の低 下は少ない。また、本実施形態によれば、液 種識別装置用検知部モールドパッケージの外 面が金属製ダイパッド21c,22cよりも高い親水 をもつモールド樹脂23により形成されるので 、被測定液体が尿素水溶液のような水性液体 である場合において外面への気泡の付着が低 減され、検知精度の低下及び変動は少ない。 更に、本実施形態の液種識別装置用検知部モ ールドパッケージの作製工程は、特許文献2 ものの作製工程に比べて簡単化されている

 また、本発明によれば、液種識別装置用 知部モールドパッケージの外面は金属製ダ パッドまたは第1及び第2の金属製ダイパッ よりも高い親水性をもつ封止材たとえばモ ルド樹脂及びモールドセラミックにより形 されるので、被測定液体が水性液体である 合において外面への気泡の付着が低減され 検知精度の低下は少ない。しかも、このよ な液種識別装置用検知部モールドパッケー は、その作製において工程を複雑化させる とがない。

 以上のような検知部モールドパッケージ2 Aを用いて、図4及び図5に示されるような識別 センサーモジュール2を構成することができ 。

 図5に示されているように、検知部モール ドパッケージ2Aは、大略円板形状の底板2Bに り支持されている。即ち、底板2Bの中央には 下向きに凹部が形成されており、該凹部内に 、シールのためのO-リング2Cを介して、検知 モールドパッケージ2Aが収容されている。但 し、上記板状突出部21P,22Pはこの凹部より下 位置しており、即ち板状突出部21P,22Pは底板2 Bの下面より下方に突出している。底板2Bの下 面には、該底板から突出して露出する板状突 出部21P,22Pを囲むように、カバー部材2Dがネジ 止めにより付設されている。図6にも示され いるように、このカバー部材2Dにより、板状 突出部21P,22Pの近傍の領域を通って底板2Bの下 面(図6では横向き状態にある)に沿って延びた 両端開放の被測定液体導入路24が形成される

 図5において、底板2Bの上方には、大略円 形状の液種検知回路の基板(液種検知回路基 板)2Eが配置されている。該基板2Eには、不図 のカスタムIC(ASIC)その他の所要の素子また 部品が載置されている。このカスタムICは、 後述のように、液種検知回路の一部および識 別演算部を作り込んでなるものである。液種 検知回路基板2Eの上方には、大略円板形状の 板2Fが配置されている。該蓋板の周囲には 水シール部材2F’が配置されており、該防水 シール部材を介して蓋板2Fには大略円筒形状 側壁板2Gの上端部がカシメにより取り付け れている。側壁板2Gの下端部は、底板2Bの上 の外周部に嵌合されている。側壁板2Gの側 には、上端部と下端部との間の位置におい 内側に凹の環状溝が形成されている。この 状溝内に液種検知回路基板2Eの外周部が適合 しており、これにより液種検知回路基板2Eが 持されている。底板2B、側壁板2G及び蓋板2F 、耐腐食性材料たとえばステンレススチー 等の金属からなる。

 尚、上記の底板2Bが本発明の第1部材を構 し、側壁板2G、蓋板2F及び防水シール部材2F が本発明の第2部材を構成する。該第2部材 第1部材との間には収容空間が形成されてい 。該収容空間内には、上記液種検知回路基 2Eが収容されており、更に上記検知部モー ドパッケージ2Aの液種識別センサー部21及び 温センサー部22の外部電極端子21e,22eが収容 れている。また、図5に示されているように 、上記収容空間内において、液種検知回路基 板2Eの下面には、配線部材2Iが取り付けられ いる。該配線部材は、外部電極端子21e,22eの 端と液種検知回路基板2Eの回路とを接続す 。更に、配線部材2Iには、複数の端子ピン2H 一端が取り付けられている。該端子ピンの 端は配線部材2Iを介して液種検知回路基板2E の回路と接続されている。端子ピン2Hは、液 検知回路基板2E及び蓋板2Fを貫通して外部へ と延出している。尚、端子ピン2Hと蓋板2Fと 間には防水シールが介在している。

 以上のような識別センサーモジュール2を 用いて、上記のような図6及び図7に示される 種識別装置1を構成することができる。

 液位センサーモジュール3は、従来公知の 圧力センサーからなり、タンク内液体から受 ける水圧を検知し、その検知信号(液位に対 する)を端子ピン31から出力する。

 図6に示されているように、防水ケース4 には電源回路部41が配置されており、該電源 回路部41は不図示の支持手段により支持され いる。電源回路部41は、回路基板41aに所要 回路素子を搭載してなるものであり、外部 源から供給される例えば直流24Vに基づき、 種識別装置1の各回路部分の駆動に適した例 ば直流5Vを作るものである。回路基板41aの 路には、上記識別センサーモジュール2の端 ピン2Hおよび液位センサーモジュール3の端 ピン31がそれぞれ接続されている。

 防水配線5は防水ケース4から上方へと延 ており、タンク100の天板を貫通して端部が ンク外に位置している。防水配線5の端部に 、外部回路との接続のためのコネクター51 付されている。防水配線5は、電源回路部41 の給電線、並びに回路基板41aを介しての識 センサーモジュール2および液位センサーモ ュール3のそれぞれからの出力信号線を含ん でいる。

 尚、図5に示されているように、防水ケー ス4への識別センサーモジュール2の取り付け 際しては、シールリング4Sが介在せしめら る。図示はしないが、防水ケース4への液位 ンサーモジュール3の取り付けに際しても、 同様なシールリングが介在せしめられる。

 識別センサーモジュール2は、被測定液体 導入路24が鉛直方向を向くようにして、防水 ース4へ取り付けられる。この状態では、板 状突出部21Pが板状突出部22Pの上方に位置する 。

 以上の説明では、識別センサーモジュー 2が防水ケース4に取り付けられ、該防水ケ スが尿素水溶液タンク100の内部に位置する 部材101に取り付けられるものとしているが 本発明においては、その他の取り付け形態 可能である。

 図9は、尿素水溶液タンクへの識別センサ ーモジュールの取り付けの他の形態を示す模 式的断面図である。この形態においては、尿 素水溶液タンク100’の外板に直接識別センサ ーモジュール2を取り付けている。この取り けは、上記防水ケース4に対する取り付けと 様にして行うことができる。尚、図示はし いが、液位センサーモジュールも同様にし 尿素水溶液タンク100’の外板に直接取り付 ることができる。そして、これらの識別セ サーモジュール及び液位センサーモジュー を用いて、基本的には図6及び図7に示され ものと同様な液種識別装置を構成すること できる。

 さて、図10に、以上説明したような実施 態における液種識別ための回路の構成を示 。上記の液種識別センサー部21の感温体21a2 液温センサー部22の感温体22a2、及び2つの抵 体64,66によりブリッジ回路(液種検知回路)68 形成されている。このブリッジ回路68の出 が差動増幅器70に入力され、該差動増幅器の 出力(液種検知回路出力またはセンサー出力 もいう)が不図示のA/D変換器を介して識別演 部を構成するマイコン(マイクロコンピュー タ)72に入力される。また、マイコン72には、 温センサー部22の感温体22a2から液温検知増 器71を経て被測定液体の温度に対応する液 対応出力値が入力される。一方、マイコン72 からは、液種識別センサー部21の発熱体21a4へ の通電経路に位置するスイッチ74に対してそ 開閉を制御するヒーター制御信号が出力さ る。

 本実施形態においては、図10にて一点鎖 で囲まれる部分が上記カスタムICに作り込ま れている。

 図10には、簡単のために、スイッチ74が単 なる開閉を行うものとして記載されているが 、カスタムICに作り込む際に、互いに異なる 圧の印加が可能な複数の電圧印加経路を形 しておき、ヒーター制御に際していずれか 電圧印加経路を選択できるようにしてもよ 。このようにすることで、液種識別センサ 部21の発熱体21a4の特性の選択の幅が大幅に がる。すなわち、発熱体21a4の特性に応じて 識別に最適な電圧を印加することが可能とな る。また、ヒーター制御に際して互いに異な る複数の電圧の印加を行うことができるので 、識別対象液体の種類を広げることが可能と なる。

 また、図10には、簡単のために、抵抗体64 ,66が抵抗値一定のものとして記載されている が、カスタムICに作り込む際に、これら抵抗 64,66のそれぞれを抵抗値可変なものに形成 ておき、識別に際して抵抗体64,66の抵抗値を 適宜変更できるようにしてもよい。同様に、 カスタムICに作り込む際に、差動増幅器70お び液温検知増幅器71について特性調節が可能 なようにしておき、識別に際して増幅器特性 を適宜変更できるようにしてもよい。このよ うにすることで、液種検知回路の特性を最適 なものに設定することが容易になり、液種識 別センサー部21および液温センサー部22の製 上の個体ばらつきとカスタムICの製造上の個 体ばらつきとに基づき発生する識別特性のば らつきを低減することができ、製造歩留まり が向上する。

 以下、本実施形態における液種識別動作 つき説明する。

 タンク100内に被測定液体USが収容される 、識別センサーモジュール2を覆うカバー部 2Dにより形成される被測定液体導入路24内に も被測定液体USが満たされる。被測定液体導 路24内を含めてタンク100内の被測定液体USは 実質上流動しない。

 マイコン72からスイッチ74に対して出力さ れるヒーター制御信号(スイッチ閉信号)によ 、該スイッチ74を所定時間(たとえば8秒間) じることで、発熱体21a4に対して所定高さ(た とえば10V)の単一パルス電圧Pを印加して該発 体を発熱させる。この時の差動増幅器70の 力電圧(センサー出力)Qは、図11に示されるよ うに、発熱体21a4への電圧印加中は次第に増 し、発熱体21a4への電圧印加終了後は次第に 少する。

 マイコン72では、図11に示されているよう に、発熱体21a4への電圧印加の開始前の所定 間(たとえば0.1秒間)センサー出力を所定回数 (たとえば256回)サンプリングし、その平均値 得る演算を行って平均初期電圧値V1を得る この平均初期電圧値V1は、感温体21a2の初期 度に対応する。

 また、図11に示されているように、発熱 への電圧印加の開始から比較的短い時間で る第1の時間(例えば単一パルスの印加時間の 1/2以下であって0.5~3秒間;図11では2秒間)経過 (具体的には第1の時間の経過の直前)に所定 間(たとえば0.1秒間)センサー出力を所定回数 (たとえば256回)サンプリングし、その平均値 とる演算を行って平均第1電圧値V2を得る。 の平均第1電圧値V2は、感温体21a2の単一パル ス印加開始から第1の時間経過時の第1温度に 応する。そして、平均初期電圧値V1と平均 1電圧値V2との差V01(=V2-V1)を液種対応第1電圧 として得る。

 また、図11に示されているように、発熱 への電圧印加の開始から比較的長い時間で る第2の時間(例えば単一パルスの印加時間; 11では8秒間)経過時(具体的には第2の時間の 過の直前)に所定時間(たとえば0.1秒間)セン ー出力を所定回数(たとえば256回)サンプリン グし、その平均値をとる演算を行って平均第 2電圧値V3を得る。この平均第2電圧値V3は、感 温体21a2の単一パルス印加開始から第2の時間 過時の第2温度に対応する。そして、平均初 期電圧値V1と平均第2電圧値V3との差V02(=V3-V1) 液種対応第2電圧値として得る。

 ところで、以上のような単一パルスの電 印加に基づき発熱体21a4で発生した熱の一部 は被測定液体を介して感温体21a2へと伝達さ る。この熱伝達には、パルス印加開始から 時間に依存して異なる主として2つの形態が る。即ち、パルス印加開始から比較的短い 間(例えば3秒とくに2秒)内の第1段階では、 伝達は主として伝導が支配的である(このた 、液種対応第1電圧値V01は主として液体の熱 伝導率による影響を受ける)。これに対して 第1段階後の第2段階では、熱伝達は主として 自然対流が支配的である(このため、液種対 第2電圧値V02は主として液体の動粘度による 響を受ける)。これは、第2段階では、第1段 で加熱された被測定液体による自然対流が 生し、これによる熱伝達の比率が高くなる らである。

 上記のように、排ガス浄化システムにお て使用される尿素水溶液の濃度[重量パーセ ント:以下同様]は32.5%が最適とされている。 って、尿素水溶液タンク100に収容されるべ 尿素水溶液の尿素濃度の許容範囲を、たと ば32.5%±5%と定めることができる。この許容 囲の幅±5%は、所望により適宜変更可能であ 。即ち、本実施形態では、所定の液体とし 、尿素濃度が32.5%±5%の範囲内の尿素水溶液 定めている。

 上記液種対応第1電圧値V01及び液種対応第 2電圧値V02は、尿素水溶液の尿素濃度が変化 るにつれて変化する。従って、尿素濃度32.5% ±5%の範囲内の尿素水溶液に対応する液種対 第1電圧値V01の範囲(所定範囲)及び液種対応 2電圧値V02の範囲(所定範囲)が存在する。

 ところで、尿素水溶液以外の液体であっ も、その濃度によっては、上記の液種対応 1電圧値V01の所定範囲内及び液種対応第2電 値V02の所定範囲内の出力が得られる場合が る。即ち、液種対応第1電圧値V01または液種 応第2電圧値V02がそれぞれ所定範囲内であっ たとしても、その液体が所定の尿素水溶液で あるとは限らない。例えば、図12に示されて るように、尿素濃度が所定範囲内32.5%±5%の 素水溶液で得られる液種対応第1電圧値V01の 範囲内(即ち、センサー表示濃度値に換算し 32.5%±5%の範囲内)には、砂糖濃度が25%±3%程度 の範囲内の砂糖水溶液の液種対応第1電圧値 存在する。

 しかしながら、この砂糖濃度範囲内の砂 水溶液から得られる液種対応第2電圧値V02の 値は、所定の尿素濃度範囲内の尿素水溶液で 得られる液種対応第2電圧値V02の範囲とはか 離れたものとなる。即ち、図13に示されてい るように、25%±3%程度の砂糖濃度範囲を包含 る15%~35%の砂糖濃度範囲内の砂糖水溶液では 液種対応第1電圧値V01が所定の尿素濃度範囲 内の尿素水溶液と重複するものがあるが、液 種対応第2電圧値V02は所定の尿素濃度範囲内 尿素水溶液とは大きく異なる。尚、図13では 、液種対応第1電圧値V01及び液種対応第2電圧 V02の双方が、尿素濃度30%の尿素水溶液のも を1.000とした相対値で示されている。かく て、液種対応第1電圧値V01及び液種対応第2電 圧値V02の双方についてそれぞれの所定範囲内 にあることを所定の液体であるか否かの判定 基準とすることで、上記砂糖水溶液が所定の 液体ではないと確実に識別することができる 。

 また、液種対応第2電圧値V02が所定の液体 のものと重複する場合もあり得る。しかし、 この場合には、液種対応第1電圧値V01が所定 液体のものと異なるので、上記判定基準に り当該液体が所定のものではないと確実に 別することができる。

 本発明は、以上のように液種対応第1電圧 値V01と液種対応第2電圧値V02との関係が溶液 種類により異なることを利用して、液種の 別を行うものである。即ち、液種対応第1電 値V01と液種対応第2電圧値V02とは液体の互い に異なる物性即ち熱伝導率と動粘度との影響 を受け、これらの関係は溶液の種類により互 いに異なるので、以上のような液種識別が可 能となる。尿素濃度の所定範囲を狭くするこ とで、更に識別の精度を高めることができる 。

 即ち、本発明の実施形態では、尿素濃度 知の幾つかの尿素水溶液(参照尿素水溶液) ついて、温度と液種対応第1電圧値V01との関 を示す第1検量線及び温度と液種対応第2電 値V02との関係を示す第2検量線を予め得てお 、これらの検量線をマイコン72の記憶手段 記憶しておく。第1及び第2の検量線の例を、 それぞれ図14及び図15に示す。これらの例で 、尿素濃度c1(例えば27.5%)及びc2(例えば37.5%) 参照尿素水溶液について、検量線が作成さ ている。

 図14及び図15に示されているように、液種 対応第1電圧値V01及び液種対応第2電圧値V02は 度に依存するので、これらの検量線を用い 被測定液体を識別する際には、液温センサ 部22の感温体22a2から液温検知増幅器71を介 て入力される液温対応出力値Tをも用いる。 温対応出力値Tの一例を図16に示す。このよ な検量線をもマイコン72の記憶手段に記憶 ておく。

 液種対応第1電圧値V01の測定に際しては、先 ず、測定対象の被測定液体について得た液温 対応出力値Tから図16の検量線を用いて温度値 を得る。得られた温度値をtとして、次に、 14の第1の検量線において、温度値tに対応す 各検量線の液種対応第1電圧値V01(c1;t),V01(c2;t )を得る。そして、測定対象の被測定液体に いて得た液種対応第1電圧値V01(cx;t)のcxを、 検量線の液種対応第1電圧値V01(c1;t),V01(c2;t)を 用いた比例演算を行って、決定する。即ち、 cxは、V01(cx;t),V01(c1;t),V01(c2;t)に基づき、以下 式(1)
  cx=c1+
     (c2-c1)[V01(cx;t)-V01(c1;t)]
     /[V01(c2;t)-V01(c1;t)]・・・・(1)
から求める。

 同様にして、液種対応第2電圧値V02の測定に 際しては、図15の第2の検量線において、以上 のようにして被測定液体について得た温度値 tに対応する各検量線の液種対応第2電圧値V02( c1;t),V02(c2;t)を得る。そして、被測定液体につ いて得た液種対応第2電圧値V02(cy;t)のcyを、各 検量線の液種対応第2電圧値V02(c1;t),V02(c2;t)を いた比例演算を行って、決定する。即ち、c yは、V01(cy;t),V01(c1;t),V01(c2;t)に基づき、以下の 式(2)
  cy=c1+
     (c2-c1)[V02(cy;t)-V02(c1;t)]
     /[V02(c2;t)-V02(c1;t)]・・・・(2)
から求める。

 尚、図14及び図15の第1及び第2の検量線と て温度の代わりに液温対応出力値Tを用いた ものを採用することで、図16の検量線の記憶 びこれを用いた換算を省略することもでき 。

 以上のように、液種対応第1電圧値V01及び 液種対応第2電圧値V02のそれぞれについて、 度に応じて変化する所定範囲を設定するこ ができる。上記のようにc1を27.5%とし、且つc 2を37.5%とすることで、図14及び図15のそれぞ における2つの検量線で囲まれた領域が、所 の液体(即ち尿素濃度32.5%±5%の尿素水溶液) 対応するものとなる。

 図17は、液種対応第1電圧値V01及び液種対 第2電圧値V02の組み合わせによる所定液体識 別の判定基準が温度に応じて変化することを 模式的に示すグラフである。温度がt1,t2,t3と 昇するにつれて、所定の液体と判別される 域AR(t1),AR(t2),AR(t3)が移動する。

 図18は、マイコン72での液種識別プロセス を示すフロー図である。

 先ず、ヒーター制御による発熱体21a4への パルス電圧印加の前に、マイコン内にN=1を格 納し(S1)、次いでセンサー出力をサンプリン し平均初期電圧値V1を得る(S2)。次に、ヒー ー制御を実行し、発熱体21a4への電圧印加の 始から第1の時間経過時にセンサー出力をサ ンプリングし、平均第1電圧値V2を得る(S3)。 に、V2-V1の演算を行って、液種対応第1電圧 V01を得る(S4)。次に、発熱体21a4への電圧印加 の開始から第2の時間経過時にセンサー出力 サンプリングし、平均第2電圧値V3を得る(S5) 次に、V3-V1の演算を行って、液種対応第2電 値V02を得る(S6)。

 次に、被測定液体について得た温度値tを 参照して、液種対応第1電圧値V01が当該温度 の所定範囲内にあり且つ液種対応第2電圧値V 02が当該温度での所定範囲内にあるという条 が満たされるか否かを判断する(S7)。S7にお て液種対応第1電圧値V01及び液種対応第2電 値V02のうちの少なくとも一方がそれぞれの 定範囲内にない(NO)と判断された場合には、 記格納値Nが3であるか否かを判断する(S8)。S 8においてNが3ではない[即ち現測定ルーチン 3回目ではない(具体的には1回目または2回目 ある)](NO)と判断された場合には、続いて格 値Nを1だけ増加させ(S9)、S2へと戻る。一方 S8においてNが3である[即ち現測定ルーチンが 3回目である](YES)と判断された場合には、被 定流体が所定のものではないと判定する(S10) 。

 一方、S7において液種対応第1電圧値V01及 液種対応第2電圧値V02の双方がそれぞれの所 定範囲内にある(YES)と判断された場合には、 測定流体が所定のものであると判定する(S11 )。

 本実施形態においては、S11に続いて、尿 水溶液の尿素濃度を算出する(S12)。この濃 算出は、液温センサー部22の出力即ち被測定 液体について得た温度値tと、液種対応第1電 値V01と、図14の第1の検量線とに基づき、上 式(1)を用いて行うことができる。或いは、 度算出は、液温センサー部22の出力即ち被 定液体について得た温度値tと、液種対応第2 電圧値V02と、図15の第2の検量線とに基づき、 上記式(2)を用いて行うこともできる。

 以上のようにして液種の識別を正確に且 迅速に行うことができる。この液種識別の ーチンは、自動車のエンジン始動時に、或 は定期的に、或いは運転者または自動車(後 述のECU)側からの要求時に、或いは自動車の ーOFF時等に、適宜実行することができ、所 の様式にて尿素タンク内の液体が所定の尿 濃度の尿素水溶液であるか否かを監視する とができる。このようにして得られた液種 示す信号(所定のものであるか否か、更には 定のもの[所定の尿素濃度の尿素水溶液]で る場合の尿素濃度を示す信号)が不図示のD/A 換器を介して、図10に示される出力バッフ 回路76へと出力され、ここから端子ピン2H、 源回路基板41aおよび防水配線5を介して、ア ナログ出力として不図示の自動車のエンジン の燃焼制御などを行うメインコンピュータ(EC U)へと出力される。液温対応のアナログ出力 圧値も同様な経路でメインコンピュータ(ECU )へと出力される。一方、液種を示す信号は 必要に応じてデジタル出力として取り出し 、同様な経路で表示、警報その他の動作を う機器へと入力することができる。

 更に、液温センサー部22から入力される 温対応出力値Tに基づき、尿素水溶液が凍結 る温度(-13℃程度)の近くまで温度低下した とが検知された場合に警告を発するように ることができる。

 なお、以上の液種識別は、自然対流を利 しており、尿素水溶液等の被測定液体の動 度とセンサー出力とが相関関係を有すると う原理を利用している。このような液種識 の精度を高めるためには、液種検知部21aお び液温検知部22aと被測定液体との間の熱伝 がなされる板状突出部21P,22Pの周囲の被測定 液体にできるだけ外的要因に基づく強制流動 が生じにくくするのが好ましく、この点から カバー部材2Dにより特に上下方向(鉛直方向) 被測定液体導入路を形成するようにしたも は好ましい。尚、カバー部材2Dは、異物の接 触を防止する保護部材としても機能する。

 液位センサーモジュール3により検知され る液位を示す信号(液位信号)は、端子ピン31 電源回路基板41aおよび防水配線5を介して、 記の自動車のエンジンの燃焼制御などを行 メインコンピュータ(ECU)へと出力される。 られた液位信号が液位の許容下限値を下回 た場合には、尿素水溶液の補充を要求する 告を発するようにすることができる。

 以上の実施形態では、液種識別装置用検 部モールドパッケージが液種識別センサー 21に対応する第1の板状突出部21Pと液温セン ー部22に対応する第2の板状突出部22Pとの双 を有するのであるが、本発明は、これらの ちの一方のセンサー部に対応する板状突出 のみを有する液種識別装置用検知部モール パッケージをも包含するものである。

 また、以上の実施形態では所定の流体と て所定の尿素濃度の尿素水溶液が用いられ いるが、本発明では、所定の液体は溶質と て尿素以外を用いた水溶液その他の液体で ってもよい。

 以上の実施形態では、検知部モールドパ ケージ2Aを用いて液種識別センサーモジュ ル2を構成し、該液種識別センサーモジュー 2を用いて液種識別装置1を構成しているが センサーモジュールを形成することなく本 明の検知部モールドパッケージを用いて液 識別装置を構成することもできる。図19にそ のような液種識別装置のタンクへの取り付け 状態を示し、図20にその検知部モールドパッ ージ部分の拡大断面図を示す。

 図19に示されているように、尿素水溶液 ンク100の上部には開口部102が設けられてお 、該開口部に液種識別装置104が取り付けら ている。タンク100には、尿素水溶液が注入 れる入口配管106および尿素水溶液が取り出 れる出口配管108が設けられている。出口配 108は、タンク100の底部に近い高さ位置にて ンクに接続されており、尿素水溶液供給ポ プ110を介して不図示の尿素水溶液噴霧器に 続されている。排気系において排ガス浄化 触媒装置の直前に配置された上記尿素水溶 噴霧器により触媒装置に対する尿素水溶液 噴霧が行われる。

 液種識別装置は、識別センサー部2’と支 持部4’とを備えている。支持部4’の一方の 部(下端部)に識別センサー部2’が取り付け れており、支持部4’の他方の端部(上端部) はタンク開口部102へ取り付けるための取り け部が設けられており、該取り付け部上に 液種検知回路などを構成する回路基板が配 されており、該回路基板を覆って蓋部材8が 取り付けられている。

 識別センサー部2’は、支持部4’の下端 に取り付けられた基体2aを有しており、該基 体2aの側面にO-リング2cを介して上記のような 検知部モールドパッケージ2Aが取り付けられ いる。基体2aには、上記実施形態における ンサーモジュールのカバー部材2Dと同様な機 能を有するカバー部材2dが付されている。

 尚、基体2aには、検知部モールドパッケ ジ2Aより下方において、上記実施形態におけ る液位センサーモジュールと同様な液位検知 機能を有する液位センサーを取り付けること ができる。

 この実施形態は、液種検知回路その他の 成が上記実施形態のものと基本的には同等 あり、上記実施形態のものと基本的に同様 動作を行う。