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Title:
DEVICE FOR AND METHOD OF MANUFACTURING OPTICAL PART
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026456
Kind Code:
A1
Abstract:
A device capable of manufacturing optical part by clamping a fixed mold (5) and a movable mold (6) to each other while controlling a temperature, and pouring a molding material into the cavity therebetween. The optical part manufacturing device comprises electric heat conversion elements (15, 25) which is disposed in the device and which receives an electric input and controls the temperature by electric heat conversion; and a medium temperature control part (8) which circulates a heat medium from the outside of the device into medium flow passages (16, 26) in the device and controls the temperature by heat-exchanging.

Inventors:
SEKIHARA, Kanji (Inc. 2970 Ishikawa-machi, Hachioji-sh, Tokyo 05, 1928505, JP)
関原 幹司 (〒05 東京都八王子市石川町2970番地コニカミノルタオプト株式会社内 Tokyo, 1928505, JP)
KANEKO, Naoki (Inc. 2970 Ishikawa-machi, Hachioji-sh, Tokyo 05, 1928505, JP)
金子 直樹 (〒05 東京都八王子市石川町2970番地コニカミノルタオプト株式会社内 Tokyo, 1928505, JP)
Application Number:
JP2007/066024
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
August 17, 2007
Export Citation:
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Assignee:
Konica Minolta Opto, Inc. (2970, Ishikawa-machi Hachioji-sh, Tokyo 05, 1928505, JP)
コニカミノルタオプト株式会社 (〒05 東京都八王子市石川町2970番地 Tokyo, 1928505, JP)
SEKIHARA, Kanji (Inc. 2970 Ishikawa-machi, Hachioji-sh, Tokyo 05, 1928505, JP)
関原 幹司 (〒05 東京都八王子市石川町2970番地コニカミノルタオプト株式会社内 Tokyo, 1928505, JP)
KANEKO, Naoki (Inc. 2970 Ishikawa-machi, Hachioji-sh, Tokyo 05, 1928505, JP)
International Classes:
B29C45/73; B29L11/00; B29C45/73
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Claims:
固定側金型と可動側金型とを温度調整しつつ型締めして,その間のキャビティに成形材を注入して光学部品を製造する光学部品製造装置において,
 装置内に配置され電気入力を受けて電熱変換により温度調整を行う電熱変換素子と,
 装置内の媒体流路に装置外から熱媒体を循環させて熱交換により温度調整を行う媒体温調部とを有することを特徴とする光学部品製造装置。
請求の範囲第1項に記載の光学部品製造装置において,
 前記電熱変換素子は,型締め方向に垂直な方向から見て,前記媒体温調部の媒体流路とキャビティとの間に配置されていることを特徴とする光学部品製造装置。
請求の範囲第1項に記載の光学部品製造装置において,
 前記固定側金型または前記可動側金型を保持するベース部材を有し,
 前記電熱変換素子が前記固定側金型または前記可動側金型に設けられ,
 前記媒体温調部の媒体流路が前記ベース部材に設けられていることを特徴とする光学部品製造装置。
請求の範囲第3項に記載の光学部品製造装置において,
 前記固定側金型または前記可動側金型が,型板と,成形面を有する複数のキャビティとを有しており,
 前記電熱変換素子に,前記キャビティの温度調整をするキャビティ電熱変換素子と,前記型板の温度調整をする型板電熱変換素子とが含まれ,
 前記キャビティの温度および前記型板の温度をモニタしつつクローズド制御により前記キャビティ電熱変換素子および前記型板電熱変換素子を制御して温度調整を行う制御部を有することを特徴とする光学部品製造装置。
請求の範囲第4項に記載の光学部品製造装置において,前記キャビティ電熱変換素子は,
 前記キャビティの中に配置されていることを特徴とする光学部品製造装置。
請求の範囲第4項に記載の光学部品製造装置において,前記固定側金型または前記可動側金型は,
 前記キャビティと前記ベース部材との間に位置し前記キャビティ電熱変換素子を内蔵するヒータプレートを有することを特徴とする光学部品製造装置。
請求の範囲第4項に記載の光学部品製造装置において,
 型締め方向から見て,前記型板電熱変換素子とこの両端を結ぶ線分によって囲まれる領域内に,すべての前記キャビティが配置されていることを特徴とする光学部品製造装置。
請求の範囲第1項に記載の光学部品製造装置において,
 前記固定側金型または前記可動側金型が,成形面を有する複数のキャビティを有しており,
 前記電熱変換素子は,前記キャビティの温度調整を行い,
 前記媒体温調部は,前記固定側金型または前記可動側金型のうち前記キャビティ以外の部分の温度調整を行うことを特徴とする光学部品製造装置。
固定側金型と可動側金型とを温度調整しつつ型締めして,その間のキャビティに成形材を注入して光学部品を製造する光学部品製造装置において,
 装置内に配置され電気入力を受けて電熱変換により温度調整を行う電熱変換素子と,
 装置内の媒体流路に装置外から熱媒体を循環させて熱交換により温度調整を行う媒体温調部とを有し,
 前記固定側金型または前記可動側金型が,成形面を有する複数のキャビティを有しており,
 前記媒体温調部は,前記キャビティの温度調整を行い,
 前記電熱変換素子は,前記固定側金型または前記可動側金型のうち前記キャビティ以外の部分の温度調整を行うことを特徴とする光学部品製造装置。
固定側金型と可動側金型とを温度調整しつつ型締めして,その間のキャビティに成形材を注入して光学部品を製造する光学部品製造方法において,
 装置内に配置され電気入力を受けて電熱変換により温度調整を行う電熱変換素子と,
 装置内の媒体流路に装置外から熱媒体を循環させて熱交換により温度調整を行う媒体温調部とを用い,
 前記固定側金型または前記可動側金型における,前記電熱変換素子による加熱を受ける位置の温度をモニタしつつクローズド制御により前記電熱変換素子を制御することを特徴とする光学部品製造方法。
請求の範囲第10項に記載の光学部品製造方法において,
 前記電熱変換素子を,型締め方向に垂直な方向から見て,前記媒体温調部の媒体流路とキャビティとの間に配置することを特徴とする光学部品製造方法。
Description:
光学部品製造装置およびその製 方法

 本発明は,樹脂を金型内に射出して光学部 品を射出成形する光学部品製造装置およびそ の製造方法に関する。さらに詳細には,金型 温度を調整しつつ成形するための光学部品 造装置およびその製造方法に関するもので る。

 従来から,金型を用いた射出成形装置によ り種々の成形品を製造することが行われてい る。射出成形装置では一般に,固定側金型と 動側金型とによって構成されたキャビティ に溶融樹脂を射出し,型内で冷却固化させて 形する。ここで,型温変動や型内の温度分布 があると,成形品の性能にバラツキが生じる それがある。従来,外部温調機を使用した油 調が多く用いられてきたが,これは,雰囲気 度の影響を受けやすく,特に連続成形時には 1℃のレベルでの型温のバラツキが発生して た。一方,光学系レンズ等の光学部品の成形 における要求品質を達成するためには,型温 バラツキを±0.3℃以下に抑えることが求めら れていた。

 これに対して,例えば特許文献1では,長尺形 の光学素子を成形する際の温度分布を低減 せるための,様々な方策が開示されている。 例えば,本文献では,実施例13として,金型のキ ビティ近傍に複数のヒータとそれを制御す ためのコントローラとを有している成形金 が開示されている。これにより,任意の温度 分布を実現して,光学歪みを防止するとされ いる。

特開平11-42682号公報

 しかしながら,前記した従来の技術のよう に,ヒータとその制御部によるクローズド制 を採用する場合には,金型の熱容量を考慮し 制御を行う必要がある。特に,多数個取りの 光学部品用金型等では,一般に金型サイズが きい。よって,金型の温度分布も大きく,雰囲 気温度の影響も大きく受けるため,制御が複 なものとなるという問題点があった。さら ,金型全体を成形温度まで昇温するためには, 大容量のヒータが複数個必要であり,省エネ 観点からも好ましいものではなかった。

 本発明は,前記した従来の技術が有する問 題点を解決するためになされたものである。 すなわちその課題とするところは,雰囲気温 の影響を抑え,制御が容易で安定した型温が られる光学部品製造装置およびその製造方 を提供することにある。

 この課題の解決を目的としてなされた本 明の光学部品製造装置は,固定側金型と可動 側金型とを温度調整しつつ型締めして,その のキャビティに成形材を注入して光学部品 製造する光学部品製造装置であって,装置内 配置され電気入力を受けて電熱変換により 度調整を行う電熱変換素子と,装置内の媒体 流路に装置外から熱媒体を循環させて熱交換 により温度調整を行う媒体温調部とを有する ものである。

 本発明の光学部品製造装置によれば,固定 側金型と可動側金型とを温度調整しつつ型締 めする。その際,媒体温調部と電熱変換素子 を有している。ここで,媒体温調部は,装置外 から熱媒体を循環させて熱交換により温度調 整を行うものであるため,応答性は比較的低 。一方の電熱変換素子は,電気入力を受けて 熱変換により温度調整を行うので,電気入力 に対して応答性がよい。そこで,金型の全体 媒体温調部によって温調するとともに,例え キャビティの近くは電熱変換素子によって 密に温度調整することができる。従って,雰 囲気温度の影響を抑え,制御が容易で安定し 型温が得られる光学部品製造装置となって る。

 さらに本発明では,電熱変換素子は,型締 方向に垂直な方向から見て,媒体温調部の媒 流路とキャビティとの間に配置されている とが望ましい。このようにすれば,キャビテ ィの近くは電熱変換素子によって精密に温度 調整される。

 さらに本発明では,固定側金型または可動 側金型を保持するベース部材を有し,電熱変 素子が固定側金型または可動側金型に設け れ,媒体温調部の媒体流路がベース部材に設 られていることが望ましい。このようにす ば,配置が容易であり,安定した型温を得る とができる。

 さらに本発明では,固定側金型または可動 側金型が,型板と,成形面を有する複数のキャ ティとを有しており,電熱変換素子に,キャ ティの温度調整をするキャビティ電熱変換 子と,型板の温度調整をする型板電熱変換素 とが含まれ,キャビティの温度および型板の 温度をモニタしつつクローズド制御によりキ ャビティ電熱変換素子および型板電熱変換素 子を制御して温度調整を行う制御部を有する ことが望ましい。このようにすれば,キャビ ィの温度調整をさらに精密に行うことがで る。ここで,キャビティ電熱変換素子はキャ ティにより近い位置に配置され,型板電熱変 換素子は,キャビティ電熱変換素子に比較し キャビティから遠い位置に配置される。な ここで,クローズド制御とは,制御したい部分 近傍の温度を直接計測し,計測結果を目標値 比較して,電熱変換素子への出力を制御する いうループを繰り返し行う制御方法である

 さらに本発明では,キャビティ電熱変換素 子は,キャビティの中に配置されていること 望ましい。このようにすれば,より確実にキ ビティの温度調整を行うことができる。

 さらに本発明では,固定側金型または可動 側金型は,キャビティとベース部材との間に 置しキャビティ電熱変換素子を内蔵するヒ タプレートを有することが望ましい。この うにすれば,キャビティがベース部材と分離 た構成の金型であっても,電熱変換素子の交 換作業等が煩わしくない。

 さらに本発明では,型締め方向から見て, 板電熱変換素子とこの両端を結ぶ線分によ て囲まれる領域内に,すべてのキャビティが 置されていることが望ましい。このように れば,雰囲気温度の影響をより確実に抑える ことができるとともに,連続形成時のキャビ ィ同士の温度差を2℃以内とすることができ 。電熱変換素子が環状である場合には,その 囲まれた領域に相当する。

 さらに本発明では,固定側金型または可動 側金型が,成形面を有する複数のキャビティ 有しており,電熱変換素子は,キャビティの温 度調整を行い,媒体温調部は,固定側金型また 可動側金型のうちキャビティ以外の部分の 度調整を行うことが望ましい。このように れば,キャビティ以外の部分は媒体温調部に よって比較的ゆっくりした制御がされる。一 方,キャビティは電熱変換素子によって精密 制御される。従って,例えば,媒体温調部によ って目標温度±1℃の範囲内に制御された金型 内において,キャビティ部分のみの精密な温 調整が可能である。

 また,本発明は,固定側金型と可動側金型 を温度調整しつつ型締めして,その間のキャ ティに成形材を注入して光学部品を製造す 光学部品製造装置であって,装置内に配置さ れ電気入力を受けて電熱変換により温度調整 を行う電熱変換素子と,装置内の媒体流路に 置外から熱媒体を循環させて熱交換により 度調整を行う媒体温調部とを有し,固定側金 または可動側金型が,成形面を有する複数の キャビティを有しており,媒体温調部は,キャ ティの温度調整を行い,電熱変換素子は,固 側金型または可動側金型のうちキャビティ 外の部分の温度調整を行う光学部品製造装 であってもよい。このようになっていても, 囲気温度の影響を抑え,制御が容易で安定し た型温が得られる。

 さらに,本発明は,固定側金型と可動側金 とを温度調整しつつ型締めして,その間のキ ビティに成形材を注入して光学部品を製造 る光学部品製造方法であって,装置内に配置 され電気入力を受けて電熱変換により温度調 整を行う電熱変換素子と,装置内の媒体流路 装置外から熱媒体を循環させて熱交換によ 温度調整を行う媒体温調部とを用い,固定側 型または可動側金型における,電熱変換素子 による加熱を受ける位置の温度をモニタしつ つクローズド制御により電熱変換素子を制御 する光学部品製造方法にも及ぶ。

 さらに本発明では,電熱変換素子を,型締 方向に垂直な方向から見て,媒体温調部の媒 流路とキャビティとの間に配置することが ましい。

 本発明の光学部品製造装置およびその製 方法によれば,雰囲気温度の影響を抑え,制 が容易で安定した型温が得られる。

本形態に係る射出成形装置の主要部分 示す側面図である。 型板用の電熱変換素子およびキャビテ 用の電熱変換素子の配置例を示す説明図で る。 型板用の電熱変換素子およびキャビテ 用の電熱変換素子の配置例を示す説明図で る。 外部温調機による温調の構成を示す説 図である。 ヒータープレートの構成を示す断面図 ある。 型板用の電熱変換素子の配置例を示す 明図である。 型板用の電熱変換素子の配置例を示す 明図である。 型板用の電熱変換素子の配置例を示す 明図である。 型板用の電熱変換素子の配置例を示す 明図である。 型板用の電熱変換素子の配置例を示す 説明図である。 キャビティ用の電熱変換素子の配置例 を示す説明図である。 キャビティ用の電熱変換素子の配置例 を示す説明図である。 キャビティ用の電熱変換素子の配置例 を示す説明図である。 キャビティ用の電熱変換素子の配置例 を示す説明図である。

符号の説明

 5 固定側金型
 6 可動側金型
 8 媒体温調部
 11 固定側型板
 14 キャビティ
 15,17,18,19,25 電熱変換素子
 16,26 配管
 21 可動側型板
 22 可動側受板
 31 電熱変換素子用コントローラ
 32 外部温調機
 39 ヒータプレート
 41,42,43,44,45,46,47,48,51,52 電熱変換素子

 以下,本発明を具体化した最良の形態につ いて,添付図面を参照しつつ詳細に説明する 本形態は,小型の光学部品,特に走査光学系用 レンズなどの長尺光学部品や,携帯端末搭載 メラ用のレンズなどの製造に適した射出成 装置およびその製造方法に本発明を適用し ものである。

 本形態の射出成形装置の主要部分は,図1 示すように,台座に固定された固定側プラテ 1と,固定側プラテン1に対して進退可能な可 側プラテン2とを有している。可動側プラテ ン2を貫通して互いに平行な複数のタイバー3 設けられ,各タイバー3の一端は固定側プラ ン1に固定されている。さらに,可動側プラテ ン2の図中左方には,可動側プラテン2を図中左 右方向に進退させる駆動部4が設けられてい 。さらに,固定側プラテン1には固定側金型5 ,可動側プラテン2には可動側金型6がそれぞ 取り付けられている。

 固定側金型5は,図1に示すように,固定側型 板11,固定側取付板12を有している。可動側金 6は,図1に示すように,可動側型板21,可動側受 板22,スペーサーブロック23,可動側取付板24を している。型締め時には駆動部4によって可 動側プラテン2が図中右向きに動かされ,固定 型板11と可動側型板21とが締め合わされ,こ らの間にキャビティが形成される。

 本形態では,固定側型板11と可動側型板21 に電熱変換による温度調整を行うとともに, 定側取付板12と可動側受板22とに熱媒体を循 環させることによる温度調整を行う。そのた め,図1に示すように,固定側型板11の内部には 熱変換素子15を,可動側型板21の内部には電 変換素子25をそれぞれ有するとともに,いず も電熱変換素子用コントローラ31に接続され ている。この電熱変換素子用コントローラ31 よって,電熱変換素子15,25は電気入力を受け ,電熱変換を行う。図中に破線7で囲って示 たのが,この電熱変換により温度調整を行う 分である。

 また,固定側取付板12の内部には配管16が, 動側受板22の内部には配管26がそれぞれ形成 されているとともに,いずれも外部温調機32に 接続されている。外部温調機32は,ヒータ機能 とポンプ機能とを有し,温度を適切に調整し 熱媒体(油,水等)を配管16,26に循環させて温度 調整を行うものである。ここで,配管16,26およ び外部温調機32を含む部分が媒体温調部8に相 当する。図1に示すように,電熱変換素子15,25 配管16,26とキャビティとの間に配置されてい る。

 次に,固定側型板11の電熱変換素子15につ てさらに説明する。例えば,図2または図3に すように,1つの型板内に8個のキャビティ14を 有する8個取りの固定側型板11では,型板の外 部を大きく囲い型板の温度調整を行う電熱 換素子17と,キャビティ部を集中的に温度調 する電熱変換素子18,19とが設けられている。 電熱変換素子17は,すべてのキャビティ14より 周側に配置されている。すなわち,型締め方 向から見て,電熱変換素子17とこの両端を結ぶ 線分によって囲まれる領域内に,すべてのキ ビティ14が配置されている。すべてのキャビ ティ14はいずれかの電熱変換素子18,19によっ 温度調整されている。これにより,連続形成 のキャビティ14同士の温度差を2℃以内とす ことができる。

 さらに,固定側型板11には,キャビティ14か やや離れた型板部分の温度をモニタする温 センサ33と,キャビティ14の温度をモニタす 温度センサ34,35とが設けられている。そして ,電熱変換素子用コントローラ31は,温度セン 33の結果を受けて電熱変換素子17をクローズ 制御する。また,電熱変換素子用コントロー ラ31は,温度センサ34の結果を受けて電熱変換 子18を,温度センサ35の結果を受けて電熱変 素子19を,それぞれクローズド制御する。

 ここで,クローズド制御とは,制御したい 分近傍の温度を直接計測し,計測結果を目標 と比較して,電熱変換素子への出力を制御す るというループを繰り返し行う制御方法であ る。このようにそれぞれ別の箇所の温度に基 づいて,それぞれクローズド制御を行うので, 精度な温度制御が可能である。またあるい ,1つの電熱変換素子17,18,19に対して,それぞ 2つの温度センサを設け,カスケード制御を実 施すればさらにバラツキの小さい高精度な温 度制御が可能である。

 また,可動側型板21についても,固定側型板 11と同様に型板の外周部を大きく囲う型板用 電熱変換素子とキャビティ部を集中的に温 調整するキャビティ用の電熱変換素子とを 用するとよい。固定側型板11の電熱変換素 の配置と同じものとしてもよいし,多少異な た配置であってもよい。このようにするこ で,型板用の電熱変換素子によって雰囲気温 度の影響を緩和することができるので,型板 の温度分布を均一化できる。これにより,キ ビティ間の性能差を抑制し,成型安定性を向 上させることができる。

 さらに,本形態の射出成形装置では,固定 取付板12と可動側受板22とは,図4に示すよう ,外部温調機32に接続される。そして,外部温 機32の送媒口および返媒口には,連結用の温 ホース37,38が接続されている。温調ホース37 ,38は固定側取付板12の内部の配管16に連結さ ており,固定側取付板12の内部を介して熱媒 が循環される。同様に,可動側受板22の配管26 にも温調ホース37,38が連結されており,可動側 受板22の内部を介して熱媒体が循環される。

 ここで,外部温調機32は,媒体の流通による 温度調節であるため,一般に雰囲気温度の影 を受けやすい。特に,連続成形時には,空調さ れた室内であっても±1℃レベルの変動がある ことが分かっている。その一方で,熱容量の きい部材を温度調整する場合においても,コ トはさほど大きくなく,また制御も比較的容 易である。

 これに対して,電熱変換素子17~19は,電力入 力に対する追随性が良好で,精密な制御が可 である。その一方で,熱容量の大きな部材を 体として温度調整するには,コストが大きく 制御も複雑なものとなる。そこで本形態では ,これらを併用することにより,雰囲気温度の 響を排除しつつ,キャビティ14の温度を精密 制御することができる。

 なお,キャビティ14用の電熱変換素子18,19 ,上記したようにキャビティ14を通るように 置することもできる。しかし,電熱変換素子1 8,19の交換作業等の作業性を考慮すると,キャ ティ14のごく近傍で,固定側型板11内に配置 てもよい。あるいは,例えば図5に示すように ,固定側型板11と固定側取付板12との間にヒー ープレート39を設けてその中を通すように てもよい。このようにすれば,さらに作業が 易なものとなる。また,図2の例では,型板用 電熱変換素子とキャビティ用の電熱変換素 とを併用しているが,いずれか一方のみとす ることもできる。

 また,図2に示す型板用の電熱変換素子の 置に代えて,図6~図10に示すような配置として もよい。例えば,図6に示すように,図中上下の 外周に沿って2本の電熱変換素子41,42を配置し てもよい。あるいは,図7に示すように,固定側 型板11の全周を囲む電熱変換素子43としても い。あるいは,図8に示すように,図2とは逆向 に開いた電熱変換素子44としてもよい。ま ,図9や図10に示すように,2本の電熱変換素子 用いた型板用の電熱変換素子としてもよい 図9では,図中上下に2分割して電熱変換素子45 ,46を配置したものを,図10では,図中左右に2分 してそれぞれ電熱変換素子47,48を配置した のを例示した。なお,図7~図10では,キャビテ 用の電熱変換素子の図示を省略しているが, 際にはキャビティ用の電熱変換素子も設け れている場合もある。

 また,図2に示すキャビティ用の電熱変換 子18,19に代えて,図11~図14に示すような電熱変 換素子の配置としてもよい。例えば,図11に示 すように,8個のキャビティ14を図中左右に2分 してそれぞれ電熱変換素子51と52を配置して もよい。また,1つの型板内に2つのキャビティ 用の電熱変換素子を設ける2チャンネル配置 限らず,4チャンネルや8チャンネルとしても い。ここでは,図12と図13に,キャビティ用の 熱変換素子を4チャンネルとした例を,図14に8 チャンネルとした例をそれぞれ示した。チャ ンネル数が大きくなればそれだけ制御は複雑 になるものの,より精密な温度制御が可能と る場合もある。キャビティ14の大きさや要求 精度等に応じて,適切なものを選択する。な ,図11~図14では,型板用の電熱変換素子の図示 省略しているが,実際には型板用の電熱変換 素子をも設けるとよい。

 また,製品の大きさや取り数等の条件に応 じて,次のようにしてもよい。すなわち,キャ ティのみを電熱変換素子によって温度調整 行うとしてもよい。そして,上記の説明で型 板用の電熱変換素子によって温度調整を行っ ている箇所には配管を設けて熱媒体を循環さ せ,媒体温調部の一部とするようにしてもよ 。このようにしても,雰囲気温度の影響を抑 ,制御が容易な温度調整を行うことができる 。

 あるいは,図11~図14に示したキャビティ用 電熱変換素子の配置と同様の位置に配管を 成して,キャビティ14の温度調整を,外部温調 機32を利用した媒体の流通によって行っても い。この場合には,型板の温調は型板用の電 熱変換素子によって行うことが望ましい。

 次に,本形態の射出成形装置を使用した光 学部品製造方法について説明する。まず,電 変換素子用コントローラ31と外部温調機32と 作動させ,固定側金型5と可動側金型6とを所 の温度まで加熱する。そして,駆動部4によ て可動側プラテン2を動かして,型締めする。 型締めされた状態で,固定側プラテン1の外部 ら溶融樹脂を注入する。注入された樹脂は, 形成されている流路を介して,キャビティ内 キャビティへと侵入する。注入された樹脂 キャビティ13内で冷却されて固化したら取り 出す。これにより,光学部品が製造される。 のとき,各キャビティは,媒体温調部と電熱変 換素子とによって適切に温度調整されている ので,キャビティの温度バラツキや雰囲気温 の影響が排除されている。ここで,成形に用 る樹脂の種類としては,ポリオレフィン系, リカーボネート,ポリエステル系,アクリル, ルボルネン系,シリコン系等が適切である。

 以上詳細に説明したように,本形態の射出 成形装置によれば,固定側型板11と可動側型板 21とに電熱変換素子を用いた型板電熱変換素 とキャビティ電熱変換素子とを設け,固定側 取付板12と可動側受板22とに外部温調機32を利 用した媒体温調部を設けた。電熱変換素子は ,熱容量の大きな部材の温調には適していな が,精密な制御が可能である。一方,媒体温調 部は雰囲気温度の影響を受けやすいが,熱容 の大きな部材の温度調整には適している。 れらを組み合わせることにより,雰囲気温度 影響を抑え,制御が容易で安定した型温が得 られる射出成形用金型となっている。

 なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発 を何ら限定するものではない。したがって 発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内 種々の改良,変形が可能である。

 例えば,本形態では固定側型板11と可動側 板21とに同様の温度調整を行うとしたが,金 の構成や製品の形状等によっては,いずれか 一方でもよい。また,型板電熱変換素子で十 に精密な温度調整が可能な場合にはキャビ ィ電熱変換素子は省略してもよい。また,上 の形態では,8個取りの金型に本発明を適用 て示しているが,4個取りや16個取り等の8個取 り以外のものにも適用可能である。また,製 される光学部品は長尺状のものに限らない