| JP09192974 | CONTROLLER AND CONTROL METHOD FOR MACHINE TOOL |
| JP2003048136 | METHOD AND DEVICE FOR CONTROLLING FEEDER |
| JP01103248 | TOOL POSITIONER |
津田駒工業株式会社 (〒50 石川県金沢市野町5丁目18番18号 Ishikawa, 9218650, JP)
| テーブル(4)と前記テーブル(4)の延在方向に沿って延びかつ前記テーブル(4)と一体の回転軸(5)を有する回転部材(3)と、 前記回転軸(5)を両側で支持する一対の支持装置(7、7’)と前記一対の支持装置(7、7’)が載置される架台(8)とを有するフレーム(6)とを含み、 前記支持装置(7、7’)には、前記回転軸(5)を角度的に割出駆動する直接駆動型モータ(9)と、前記回転軸(5)を角度的に保持する保持機構(10)とが、前記一対の支持装置(7、7’)のうち少なくとも1つの支持装置に組み込まれており、 前記テーブル(4)の割出動作時には、前記直接駆動型モータ(9)を介して前記回転軸(5)を予め規定される通常の回転角度の範囲内の所望角度まで回転させて前記テーブル(4)を傾斜させ、傾斜させたテーブル(4)の傾斜角度を前記保持機構(10)の作動により保持する傾斜テーブル割出装置(1)において、 前記回転部材(3)および前記フレーム(6)のうちいずれか一方には、受圧面(12)を有する弾性変位部材(11)が設けられ、他方には、係合部(13)が設けられて、少なくとも前記回転軸(5)が前記通常の回転角度の範囲外に至ったときに、受圧面(12)と係合部(13)とが当接可能に前記両者が設けられており、 非常時の回転部材(3)のフリー回転にともなって、前記回転軸(5)が前記通常の回転角度の範囲外に至ったときに、前記弾性変位部材(11)の受圧面(12)が、前記他方に設けられた係合部(13)に当接し、前記弾性変位部材(11)の受圧面(12)が弾性的に変位することにより回転部材(3)の運動エネルギーを吸収し、前記弾性変位部材(11)の受圧面(12)が弾性的に変位する過程でフリー回転中の前記回転部材(3)を危険角度範囲よりも手前で停止させることを特徴とする傾斜テーブル割出装置の破損防止装置(2)。 |
| 前記回転軸(5)が通常の回転角度の範囲内にあるときには、前記弾性変位部材(11)の受圧面(12)が前記他方に設けられた係合部(13)に当接しないように前記弾性変位部材(11)を配置することを特徴とする請求項1記載の傾斜テーブル割出装置の破損防止装置(2)。 |
| 前記回転部材(3)には、回転軸(5)の半径方向外側に向かって延びる係合部(13)を有する係合レバー(14)が前記回転される回転部材(3)と一体に設けられるとともに、 前記弾性変位部材(11)は、前記係合レバー(14)の回転経路上の位置にあって、前記回転軸(5)が通常の回転角度の範囲外に至ったときに前記受圧面(12)が前記係合部(13)に当接可能な位置でフレーム(6)に取付けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載の傾斜テーブル割出装置の破損防止装置(2)。 |
| 前記弾性変位部材(11)は、前記受圧面(12)を進退方向に変位可能に支持するとともに、前記係合部(13)の当接時における前記受圧面(12)の後退方向への移動に際し、前記受圧面(12)に対して抗力を作用させる緩衝手段を含むことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の傾斜テーブル割出装置の破損防止装置(2)。 |
本発明は、直接駆動型モータ、いわゆるDD ータで駆動される傾斜テーブル割出装置に いて、停電等の非常の電源遮断時に傾斜テ ブルが許容回転範囲を超えて回転するのを 止する技術に関する。
特許文献1、2は、テーブルや軸をDDモータ( ルトインモータ)により回転させる回転割出 装置(回転テーブル装置)において、テーブル 軸等の回転を停止させるクランプ機構につ て開示している。
特許文献1のクランプ機構は、クランプリ グとテーブルが締まり嵌めされて回転テー ルのクランプ状態(停止状態)を保持し、テー ブルを回転させるときにのみ油圧の供給によ り締まり嵌めを解除してテーブルをフリー状 態とするものであり、停電等により圧油が供 給されなくなってもクランプリングの締まり 嵌めによってテーブルが回転しないようにし ている。
また、特許文献2のクランプ機構は、作動 体によってピストンをブレーキ板に当接さ てクランプするのに加え、ばねによりピス ンをブレーキ板に常時付勢することで、停 等によりテーブルが不意に回転するのを防 している。
しかし、上記技術では、テーブルの回転中に
停電等により突然電源が遮断されたときに、
遮断された時点から作動流体が切り換わって
実際にクランプ力が発生するまでにタイムラ
グが存在する。このため、例えばテーブルが
許容回転範囲の限界付近の角度へ回転してい
るときに停電等が発生すると、クランプ力が
発生してテーブルが停止する前に、テーブル
が回転の慣性や偏心荷重によって許容回転範
囲を超えて回転してしまうことがある。この
結果、ワーク、テーブル等が切削工具や主軸
スピンドルに衝突し破損するという問題があ
る。
したがって、本発明の課題は、直接駆動型 モータ、いわゆるDDモータで駆動される傾斜 ーブル割出装置において、停電等の非常の 源遮断時に傾斜テーブルが許容回転範囲を えて回転することを防止し、工具やワーク どの破損事故を確実に阻止することである
上記の課題のもとに、本発明は、テーブル (4)と前記テーブル(4)の延在方向に沿って延び かつ前記テーブル(4)と一体の回転軸(5)を有す る回転部材(3)と、前記回転軸(5)を両側で支持 する一対の支持装置(7、7’)と前記一対の支 装置(7、7’)が載置される架台(8)とを有する レーム(6)とを含み、前記支持装置(7、7’)に は、前記回転軸(5)を角度的に割出駆動する直 接駆動型モータ(9)と、前記回転軸(5)を角度的 に保持する保持機構(10)とが、前記一対の支 装置(7、7’)のうち少なくとも1つの支持装置 (7、7’)に組み込まれており、前記テーブル(4 )の割出動作時には、前記直接駆動型モータ(9 )を介して前記回転軸(5)を予め規定される通 の回転角度の範囲内の所望角度まで回転さ て前記テーブル(4)を傾斜させ、傾斜させた ーブル(4)の傾斜角度を前記保持機構(10)の作 により保持する傾斜テーブル割出装置(1)に いて、前記回転部材(3)および傾斜テーブル 出装置(1)のフレーム(6)のうちいずれか一方 受圧面(12)を有する弾性変位部材(11)を、他 に受圧面(12)に当接可能な係合部(13)を設け、 かつ少なくとも前記回転軸(5)が前記通常の回 転角度の範囲外に至ったときに受圧面(12)と 合部(13)とが当接可能なように前記両者の位 関係を定め、非常時の回転部材(3)のフリー 転にともなって前記回転軸(5)が前記通常の 転角度の範囲外に至ったときに、前記弾性 位部材(11)の受圧面(12)が弾性的に変位する とにより回転部材(3)の運動エネルギーを吸 して前記回転部材(3)を危険角度範囲よりも 前で停止させる。
また、前記回転軸(5)が通常の回転角度の範 囲内にあるときには、前記弾性変位部材(11) 受圧面(12)が前記他方に設けられた係合部(13) に当接しないように前記弾性変位部材(11)を 置している。
さらに、前記回転部材(3)に回転軸(5)の半径 方向外側に向かって延びる係合部(13)を有す 係合レバー(14)を回転部材(3)と一体に設け、 つ前記弾性変位部材(11)を前記係合レバー(14 )の回転経路上の位置に、前記回転軸(5)が通 の回転角度の範囲外に至ったときに前記受 面(12)が前記係合部(13)に当接可能となるよう にフレーム(6)に取付けている。
また、前記弾性変位部材(11)は、受圧面(12) 進退方向に変位可能に支持し、かつ前記受 面(12)の後退方向への移動に際し前記受圧面 (12)に対して抗力を作用させる緩衝手段とし 構成している。
請求項1の発明によれば、直接駆動型モー (9)によってテーブル(4)を傾斜させ、傾斜さ たテーブル(4)を前記保持機構(10)の作動によ 保持する傾斜テーブル割出装置(1)において 前記回転部材(3)および傾斜テーブル割出装 (1)のフレーム(6)のうちいずれか一方に受圧 (12)を有する弾性変位部材(11)を、他方に受 面(12)に当接可能な係合部(13)を設け、かつ少 なくとも前記回転軸(5)が前記通常の回転角度 の範囲外に至ったときに受圧面(12)と係合部(1 3)とが当接可能なように前記両者の位置関係 定めている。そして、非常時の回転部材(3) フリー回転にともなって前記回転軸(5)が前 通常の回転角度の範囲外に至ったときに、 記弾性変位部材(11)の受圧面(12)が弾性的に 位することにより回転部材(3)の運動エネル ーを吸収して前記回転部材(3)を危険角度範 よりも手前で停止させる。よって、停電発 や緊急時などの非常時に、テーブル(4)を含 回転部材(3)に対して保持機構(10)の制動力が 用せずに回転部材(3)がフリー状態で回転し 通常の回転角度の範囲外に回転したとして 、弾性変位部材(11)の受圧面(12)が弾性的に 位して回転部材(3)の有する運動エネルギー 吸収し、破損事故が発生しうる危険角度よ も手前の所定の角度で回転部材(3)を停止さ ることができ、破損事故を確実に防止でき 。
請求項2の発明によれば、前記回転軸(5)が 常の回転角度の範囲内にあるときには、前 弾性変位部材(11)の受圧面(12)が前記他方に設 けられた係合部(13)に当接しないように前記 性変位部材(11)を配置したから、通常の回転 度の範囲内での駆動時には、テーブル(4)に 性変位部材(11)の制動力がかからず、直接駆 動型モータ(9)にかかる負荷を削減させること ができる。
請求項3の発明によれば、前記回転部材(3) 回転軸(5)の半径方向外側に向かって延びる 合部(13)を有する係合レバー(14)を回転部材(3) と一体に設け、かつ前記弾性変位部材(11)を 記係合レバー(14)の回転経路上の位置に、前 回転軸(5)が通常の回転角度の範囲外に至っ ときに前記受圧面(12)が前記係合部(13)に当 可能となるようにフレーム(6)に取付けたか 、停電などの非常時において傾斜テーブル(4 )を含む回転部材(3)に対して保持機構(10)の制 力が作用しない状態で、通常の回転角度の 囲外に至ったとしても、傾斜テーブル(4)の 転をフレーム(6)に取付けた前記弾性変位部 (11)によって制動することができ、破損事故 を防止できる。
請求項4の発明によれば、前記弾性変位部 (11)は、受圧面(12)を進退方向に変位可能に支 持し、かつ前記受圧面(12)の後退方向への移 に際し前記受圧面(12)に対して抗力を作用さ る緩衝手段として構成されているから、停 などの非常時においてフリー状態となった 斜テーブル(4)を含む回転部材(3)の有する運 エネルギーを効率的に吸収し、破損事故が 生しうる危険角度よりも手前の所定の角度 回転部材(3)を停止させることができ、破損 故を確実に防止できる。
1 傾斜テーブル割出装置
2 破損防止装置
3 回転部材
4 テーブル
5、5’ 回転軸
6 フレーム
7、7’ 支持装置
7a 枠体
7b 貫通孔
7c 取付座
8 架台
9 直接駆動型モータ
10 保持機構
11、11’ 弾性変位部材
12、12’ 受圧面
13、13’ 係合部
14、14’ 係合レバー
15、15’ アーム
16 載置面
17 ローラーベアリング
18 ロータ
19 ステータ
20 回転円盤
21 回転検出器
22 回転位置検出装置
23 クランプスリーブ
24 圧力室
25 電磁弁
26 カバープレート
27 カバー
28 圧力源
29 円テーブル装置
30 アーム
図1は、本発明の前提である傾斜テーブル 出装置を示しており、より詳しくは本発明 特徴部分である破損防止装置2が装着された 態も示している。
図1において、傾斜テーブル割出装置1は、 転する回転部材3として、テーブル4と、前 テーブル4の延在方向に沿って延びかつ前記 ーブル4とアーム15、15’を介して一体の回 軸5、5’とを有している。ここで、テーブル 4は、図示しないワークを載置するものをい 、本実施例では左右一対のアーム15、15’に って回転軸5、5’の中心線とワークが載置 れるテーブル4の載置面16とを離間させたい ゆるクレードル方式のものが採用されてい 。なお、テーブル4には図示したクレードル 式のもののほか、クレードル状のテーブル4 上に円テーブル(ターンテーブル)を載置する の、円テーブル装置を構成するフレームの 側が回転軸5に直結されるもの等も含まれる ものであり、これらにおける本発明のテーブ ルは、円テーブル(ターンテーブル)がそれに 応する。つまり、本発明でいう回転部材3は 、テーブル4、回転軸5、5’、アーム15、15’ 他、テーブル4に載置される図示しないワー 、円テーブル等を含む概念である。
テーブル4は、回転軸5、5’を両側で支持す る左右一対の支持装置7、7’によって回転可 に支持されており、支持装置7、7’は架台8 載置されており、支持装置7、7’と架台8は 傾斜テーブル割出装置1のフレーム6を構成 ている。
また、前記一対の支持装置7、7’のうち少 くとも1つの支持装置7、7’には、回転軸5を 角度的に割出駆動する直接駆動型モータ9と 前記回転軸5を角度的に保持する保持機構10 が組み込まれる。本実施例では、一方の支 装置7に直接駆動型モータ9と流体圧を利用し た保持機構10とが組み込まれ駆動側の支持装 7を構成し、他方の支持装置7’にはそれら 組み込まれていない従動側の支持装置7’を 成する。なお、駆動側支持装置7は、テーブ ルを水平方向の回転軸に対して割り出し駆動 する、いわゆる縦置き型の割出装置と呼ばれ 、また従動側支持装置7’は、テーブルを水 方向の回転軸5’を中心に回転可能に支持す 、いわゆるサポートスピンドルと呼ばれる
図2は、直接駆動型モータ9と保持機構10が み込まれているいわゆる駆動側の支持装置7 断面図である。図2において、駆動側の支持 装置7は、大まかに言えば、水平方向に貫通 7bが設けられ下方に設けられる取付座7cを介 て架台8に取付けられる枠体7aと、前記貫通 7bに挿入され、枠体7aに回転可能に支持され る回転軸5と、前記回転軸5の回転駆動源であ 直接駆動型モータ9と、回転軸5と貫通孔7bと の間の空間に配置される保持装置10とを含む 回転軸5は、枠体7aの貫通孔7bに対して同軸 配置され、その一端が枠体7a側に取付けられ るローラーベアリング17により枠体7aに回転 能に支持されている。回転軸5のテーブル側 端部には、回転軸5に対して直交する方向に 円周方向に延びるテーブル面が設けられてお り、アーム15がねじ部材を介してテーブル面 取付けられている。直接駆動型モータ9は、 回転軸5の外周側に固定され回転軸5と一体に 転するロータ18と、ロータ18に対向してその 外側に挿入され枠体7aの貫通孔7b側に固定さ たステータ19とから構成されており、回転軸 5は、枠体7aに組み込まれた直接駆動型モータ 9により駆動される。また、回転軸5のテーブ 面と反対側の先端部には、回転軸5(テーブ 4)の回転角度を検出する回転位置検出装置22 取り付けられる。回転位置検出装置22は、 転軸5側に取付けられ回転軸5と一体に回転す る回転円盤20と、回転円盤20に近接して枠体7a 側に取付けられ、回転円盤20の位相を検出し 回転軸5の角度検出信号として出力する回転 検出器21とから構成されている。
さらに、枠体7aには、回転軸5の大径部に対 して段付の空間を半径方向に形成するととも に、枠体7aと前記大径部の間の空間には、保 機構10として、L字型の断面を有するリング のクランプスリーブ23が配置されている。 ランプスリーブ23は、いずれも図示しないフ ランジ部と軸方向に延びる円筒部とを形成す るとともに、それらの内側に前記回転軸5に してわずかの隙間を有する貫通孔が設けら ており、クランプスリーブ23は、フランジ部 に挿入される複数のねじ部材により枠体7aの 示しない座部に固定される。また、クラン スリーブ23の円筒部の外側には、外周側よ 内側に向けて陥没される環状溝が設けられ おり、枠体7aの内周端とクランプスリーブ23 環状溝との間の空間に、圧力室24が設けら ている。圧力室24は、枠体7aに設けられる図 しない流路や電磁弁25を通じて圧力源28に接 続されており、クランプ動作時には、電磁弁 25を通じて圧力源28から圧油が供給される。 の圧力室24に圧油が供給されると、クランプ スリーブ23の上記環状溝が設けられた領域の 肉部が回転軸5側に撓んで膨出し、回転軸5 外側から締め付けて回転軸5をクランプする うになっている。逆に電磁弁25が圧力室24に 通ずる流路を放出側に切り換わることにより 、クランプスリーブ23は元の形状に復帰し、 転軸5をアンクランプ状態にすることができ る。
直接駆動型モータ9、保持機構10、回転位置 検出装置22等の支持装置7の内部構造は、略円 筒状に設けられ、枠体7aの反テーブル側の端 に取り付けられたカバープレート26により 閉されている。また、カバープレート26は、 オイルシールが嵌め込まれた貫通孔を有して おり、その貫通孔から回転軸5が突出し軸方 に延びていて、後述される破損防止装置2が 着可能にされている。
そして、本発明の特徴的な部分である破損 防止装置2が、回転軸5のテーブル面と反対側 支持装置7の端部に設けられる。破損防止装 置7は、大まかに言えば、上記突出された回 軸5に取付けられる係合レバー14と、前記カ ープレート26側に取付けられ、前記係合レバ ー14の移動範囲(言い換えれば回転軸5の傾斜 度範囲)を考慮して各受圧面12の位置が設定 れる一対の弾性変位部材11、11’とを含む。 合レバー14は、回転軸5に対して嵌り合う基 と、前記基部より半径方向外側に向かって びる係合部13とを有しており、係合レバー14 の基部は、図示しないキーならびに押しねじ により回転部材3の一部である回転軸5の反テ ブル側の端部にて一体に取付られている。 お、本実施例では弾性変位部材11、11’とし て、ばねとオイルダンパとを組合せてなる緩 衝装置を用いており、より詳しく説明すると 、弾性変位部材11、11’は、大まかに言えば 前記受圧面12、12’と、前記受圧面12、12’を 進退方向に変位可能に支持するシリンダ部と を含むとともに、前記係合部13の当接時にお る前記受圧面12、12’の後退方向への移動に 際し、前記受圧面12、12’に対して抗力を作 させる圧縮ばねと前記受圧面12、12’の進退 向の移動に対して抗力を作用させるオイル ンパとをシリンダ部の内部に構成し、受圧 12、12’を圧縮ばねの反力により前進方向に 付勢する緩衝手段を有している。なお、本実 施例では、弾性変位部材11および係合レバー1 4を、直接駆動型モータ9が組み込まれている 持装置7に設けているが、直接駆動型モータ 9が組み込まれていない従動側の支持装置7’ に設けてもよいし、両側の支持装置にそれ れ設けることもできる。また、枠体7aのテ ブル4の反対側端部には、中央に貫通孔を有 る略円筒状のカバー27が取付けられて、回 軸5の軸端を露出した状態で破損防止装置7を 覆っている。
図3は、図2に表されたカバー27を外した状 の傾斜テーブル割出装置1の側面図である。 図において実線にて図示される弾性変位部 11、11’の受圧面12、12’は、外力の作用し いない自然長の状態であり、また図示され いテーブル4の載置面16は水平な状態にある このとき係合レバー14は下に垂直な位置にあ り、この位置を便宜上回転角0°とし、反時計 回りをプラス方向と定める。テーブル4(回転 材3)は、予め規定される通常の回転角度の 囲内で動作するが、この「通常の回転角度 範囲」は、傾斜テーブル割出装置1の通常動 でテーブル4が回転する範囲のことをいい、 傾斜テーブル割出装置1の仕様によって規定 れるものであり、本実施例では-20°~+120°の 囲である。この範囲内では回転部材3すなわ テーブル4やテーブル4に載置されたワーク は、フレーム6、図示しない周辺の工具等に 渉することはない。また、通常の回転角度 範囲外の領域の角度であって、設計上テー ル4等がフレーム6等に干渉する角度を危険 度と称し、例えば本実施例では、-35°および +135°がそれに相当する。
一対の弾性変位部材11、11’は、係合レバ 14の回転経路上の位置にあり、通常の回転角 度の範囲の両端近傍に達したことにより、係 合レバー14の係合部13が各受圧面12、12’に当 するように、カバープレート26に対して図 しない複数のねじ部材等により取り付けら ており、少なくともテーブル4(回転部材3)が 常の回転角度の範囲外に至ったときに、対 される受圧面12、12’と係合部13とが当接可 となるように、弾性変位部材11、11’の各取 付位置が定められている。すなわち、テーブ ル4の回転角度が-20°以下または+120°以上に至 るまでには、係合部13は、自然長の状態にあ 対応される弾性変位部材11、11’の受圧面12 12’に当接するということである。弾性変 部材11、11’の受圧面12、12’の移動可能量、 すなわち弾性変位部材11、11’のストローク 、テーブル4が-20°または+120°から危険角度 で回転したときに係合部13が移動する直線距 離以上に設定される。また、弾性変位部材11 11’の抗力は、テーブル4が危険角度(より具 体的には、-35°あるいは135°)まで回転する前 、回転部材3の有する運動エネルギーの全て を吸収できるように適切に定められる。
なお、テーブル4が通常の回転角度の範囲 にあるときから受圧面12、12’が係合部13に 接するように弾性変位部材11、11’を設けて よい。本実施例では、テーブル4(回転軸5)が 通常の回転角度の範囲内にあるときには弾性 変位部材11、11’の受圧面12、 12’が係合部13 に当接しないように弾性変位部材11、11’を れぞれ配置し、通常の回転角度の範囲内で 駆動のときには、テーブル4に弾性変位部材1 1の抗力がかからないようにすることで、直 駆動型モータ9にかかる負荷を削減させるこ ができる。弾性変位部材11、11’の取付位置 を、例えば取付用のねじ穴を複数設けたり、 長穴を設けたりすることにより調節可能とし ておけば、傾斜テーブル割出装置の仕様や回 転部材3の重量等に応じて弾性変位部材11、11 の取付位置を、テーブル4が危険角度まで回 転する前に、回転部材3の有する運動エネル ーの全てを吸収できるように変更でき有利 ある。また、異なる抗力を発生可能な複数 弾性変位部材11、11’を用意しておき、回転 材3の重量等に応じて選択的に取付けること も可能である。
つぎに、破損防止装置2を備えた傾斜テー ル装置1の動作について説明する。テーブル4 の割出動作時(通常動作時)には、図示しない ントローラは、回転位置検出装置22に基づ 直接駆動型モータ9の駆動により、回転軸5を 予め規定される通常の回転角度の範囲内に予 めプログラムされた所望の傾斜角度まで回転 させてテーブル4を傾斜させ、その所望の傾 角度に達した時点で、電磁弁25による圧油の 供給により保持機構10を作動させてテーブル4 を所望の傾斜角度で保持する。このとき、テ ーブル4の傾斜角度は、通常の回転角度の範 内であるため、弾性変位部材11と係合部13は 当接しない。
また、停電等の非常時、すなわち保持機構 10が動作しないときや動作途上にあるとき、 転部材3に対して直接駆動型モータ9からト クが発生されず、回転部材3(テーブル4、回 軸5、ワーク等)は、自ら有する回転慣性や偏 心荷重によりフリー回転する。しかし、この フリー回転にともなって、前記回転軸5(テー ル4)が前記通常の回転角度の範囲外に至っ とき、フレーム2側に取付けられる前記弾性 位部材11の受圧面12あるいは弾性変位部材11 の受圧面12’のうちいずれかが、前記他方 ある回転部材3側に一体に取付けられた係合 13に当接し、係合部13を受け止める。このと き、弾性変位部材11、11’のうち当接される の受圧面12あるいは受圧面12’が圧縮ばねの 性力、オイルダンパの抗力によって弾性的 変位し、言い換えれば、受圧面12、12’の位 置を後退させながら反力を作用させて回転部 材3の有する運動エネルギーを吸収し、上記 た保持機構10が動作しない状況下であったと しても、前記弾性変位部材11の受圧面12が弾 的に変位する過程でフリー回転中の前記回 部材3を確実に危険角度範囲よりも手前で停 させる。
なお、本実施例では、係合部13(係合レバー 14)を回転部材3とは別部材として構成してい が、回転部材3を構成する部材そのもの、例 ばアーム15を係合部13とし、弾性変位部材11 アーム15に当接させてもよい。本実施例で カバープレート26に弾性変位部材11を設けて るが、フレーム6、またはフレーム6に固定 れている部材に弾性変位部材11を設けてもよ い。また、弾性変位部材11を、本実施例で例 した圧縮ばねとオイルダンパとを組み合わ てなる緩衝手段の他、流体圧ダンパ、圧縮 ね、板ばね、空気ばね、低反発材料(低反発 弾性フォーム、皮革など)等のうち1以上を用 たりこれら2以上を組み合わせることにより 構成してもよい。弾性部材11に低反発材料を 用した場合、弾性変位部材11の係合部13と当 接して、係合部13に対して反力を作用させな ら後退方向に受圧変形する部分が受圧面14 なる。
図4の(a)、(b)は、本発明の他の例を示して る。この例では、回転軸5の軸方向に位置を らして、受圧面12、12’を有する弾性変位部 材11、11’(油圧ダンパ)を図示しない脚部を介 して架台8に対して複数取付るとともに、回 軸5をさらに軸端方向に延在させるとともに 回転軸5上に、回転軸5の半径方向に延びる 合面13、13’を有する係合レバー14、14’を、 受圧面12、12’に対応させ、しかも通常の回 角度範囲等を考慮して複数設けている。な 、この例では、テーブル4上に円テーブル装 29を載置しており、また受圧面12、12’と対 される係合面13、13とが当接される角度は、 上記した実施例と同様、適切に設定される。
図5は、弾性変形部材11を回転軸5側に設け 係合面13、13’をフレーム2側に設けた例であ る。この例では、回転軸5に対して一体に取 けられ、回転軸5の半径方向外側に延びるア ム30に弾性変形部材11を外側から覆うように 設け、回転部材3が通常の回転角度範囲外に 転されたときには、アーム30の弾性変形部材 11が係合面13、13’に当接して、弾性変形部材 11の外周面が係合面13、13’に対して反力を作 用させつつ後退方向に変位するように(つま 弾性変形部材11が当接した領域で内側に弾性 変形するように)設けられている。また弾性 形部材11として、低反発弾性フォームを採用 している。
本発明は、直接駆動型モータにより駆動さ れる傾斜テーブルの割出装置に広く応用でき る。
