桑重知義 (〒95 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内 Kyoto, 6050995, JP)
SHIMIZU, Tomokazu (11-1, Ikkyonomotocho, Higashiyama-ku, Kyoto-sh, Kyoto 95, 6050995, JP)
三洋化成工業株式会社 (〒95 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 Kyoto, 6050995, JP)
KUWASHIGE, Tomoyoshi (11-1, Ikkyonomotocho, Higashiyama-ku, Kyoto-sh, Kyoto 95, 6050995, JP)
桑重知義 (〒95 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内 Kyoto, 6050995, JP)
| セラミック混練組成物を押出成形する工程を含むセラミック製品の製造方法において前記セラミック混練組成物に使用される分散剤であって、 (メタ)アクリル酸(塩)(A)及び 一般式(1) R 1 -O-(AO)p-X (1) {式中、R 1 は(メタ)アクリロイル基、Oは酸素原子、AOは炭素数2~4のオキシアルキレン基、pは1~200の数、Xは水素原子又は炭素数1~18のアルキル基を表す。} で表されるビニルモノマー(B) を構成単量体単位として含むビニルポリマー(P)を含有することを特徴とする分散剤。 |
| 前記ビニルポリマー(P)が、前記(メタ)アクリル酸(塩)(A)及び前記ビニルモノマー(B)の合計モル数に基づいて、前記(メタ)アクリル酸(塩)(A)30~98モル%及び前記ビニルモノマー(B)2~70モル%を構成単量体単位として含む請求項1記載の分散剤。 |
| 前記(メタ)アクリル酸(塩)(A)が、(メタ)アクリル酸アンモニウム塩及び(メタ)アクリル酸有機アミン塩からなる群から選ばれる1種以上である請求項1又は2記載の分散剤。 |
| セラミック粒子、バインダー、請求項1~3のいずれかに記載の分散剤及び水を含有することを特徴とするセラミック混練組成物。 |
| セラミック混練組成物の重量に基づいて、60~90重量%のセラミック粒子、2~20重量%のバインダー、0.05~10重量%の分散剤及び5~37.5重量%の水を含有する請求項4記載のセラミック混練組成物。 |
| 請求項1~3のいずれかに記載の分散剤を使用することを特徴とするセラミック混練組成物の押出成形方法。 |
| 前記セラミック混練組成物の押出し速度が2~50mm/sである請求項6記載の押出成形方法。 |
| 請求項6又は7記載の押出成形方法により押出成形体を得る工程と、前記押出成形体を焼成する工程とを含むセラミック製品の製造方法。 |
| 請求項8記載の製造方法で得られたセラミック製品。 |
本発明は、セラミック混練組成物を押出成 形する工程を含むセラミック製品の製造方法 においてセラミック混練組成物に使用される 分散剤、セラミック混練組成物、セラミック 混練組成物の押出成形方法、セラミック製品 、及び、セラミック製品の製造方法に関する 。
セラミック製品は、耐熱性、耐磨耗性及び 耐食性に加え、光学特性、電気特性及び生体 適合性に優れることから、エレクトロニクス 分野や医療分野など、幅広い分野で利用され ている。これらのセラミック製品は、通常、 セラミック粒子を含むセラミック混練組成物 を押出成形、射出成形、鋳込成形、テープ成 形又は加圧成形などで成形した後、焼成して 得られる。上記の成形方法のうち、押出成形 は、自動車排ガス処理用触媒担体、黒煙除去 フィルター、絶縁管及び浄水処理用フィルタ ーなどの成形方法として適している。押出成 形におけるセラミック混練組成物は、押出成 形後の焼成時の寸法変化の低減、及び焼成に 要するエネルギーコストの低減のために、含 まれる水の比率をできるだけ少なくすること が必要である。水を少なくすると、通常は粘 度が増大するので、水を少なくしても粘度が 低くなるように、低分子の脂肪酸塩などの分 散剤と呼ばれる添加剤が添加されることがあ る(例えば、特許文献1及び2)。
しかしながら、従来の分散剤では確かにセラ
ミック混練組成物自体の粘度は低減すること
は出来るが、押出成形時の潤滑性は少ないと
いう問題点があった。特に、成形速度を速く
して生産性を向上しようとした場合に、押出
負荷が大きくなり、押出しができても押出成
形体の表面が粗くなったりクラックが発生し
たりしやすいという問題があった。
本発明は、セラミック混練組成物の分散効 果だけでなく、押出成形時に押出成形速度を 上げた場合でも潤滑性に優れ、押出成形時の 押出負荷が小さく、押出成形体の表面の荒れ 及びクラック発生を少なくすることが出来る 、セラミック混練組成物用の分散剤を提供す ることを目的とする。
本発明者らは上記の問題点を解決すべく鋭意
検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、
セラミック混練組成物を押出成形する工程を
含むセラミック製品の製造方法において上記
セラミック混練組成物に使用される分散剤で
あって、
(メタ)アクリル酸(塩)(A)[以下において、単に(
A)と表記することがある]及び
一般式(1)
R 1
-O-(AO)p-X (1)
{式中、R 1
は(メタ)アクリロイル基、Oは酸素原子、AOは
素数2~4のオキシアルキレン基、pは1~200の数
Xは水素原子又は炭素数1~18のアルキル基を
す。}
で表されるビニルモノマー(B)[以下において
単に(B)と表記することがある]
を構成単量体単位として含むビニルポリマー
(P)[以下において、単に(P)と表記することが
る]を含有することを特徴とする分散剤に関
る。
上記ビニルポリマー(P)が、上記(メタ)アクリ
酸(塩)(A)及び上記ビニルモノマー(B)の合計
ル数に基づいて、上記(メタ)アクリル酸(塩)(
A)30~98モル%及び上記ビニルモノマー(B)2~70モル
%を構成単量体単位として含むことが好まし
。
上記(メタ)アクリル酸(塩)(A)が、(メタ)アクリ
ル酸アンモニウム塩及び(メタ)アクリル酸有
アミン塩からなる群から選ばれる1種以上で
あることが好ましい。
また、本発明は、セラミック粒子、バインダ
ー、上記の分散剤及び水を含有するセラミッ
ク混練組成物に関する。
上記セラミック混練組成物は、セラミック混
練組成物の重量に基づいて、60~90重量%のセラ
ミック粒子、2~20重量%のバインダー、0.05~10重
量%の分散剤及び5~37.5重量%の水を含有するこ
が好ましい。
また、本発明は、上記分散剤を使用すること
を特徴とするセラミック混練組成物の押出成
形方法に関する。
上記セラミック混練組成物の押出し速度が2~5
0mm/sであることが好ましい。
また、本発明は、上記の押出成形方法によ り押出成形体を得る工程と、上記押出成形体 を焼成する工程とを含むセラミック製品の製 造方法、及び、上記の製造方法によって得ら れたセラミック製品に関する。
以下に本発明をより詳細に説明する。
本発明における分散剤は、(メタ)アクリル酸(
塩)(A)及び一般式(1)で表されるビニルモノマ
(B)を構成単量体単位として含むビニルポリ
ー(P)を含む。なお、本発明において、「(メ
)アクリ・・・」は、「アクリ・・・」及び
/又は「メタクリ・・・」を意味し、「・・
酸(塩)」は、「・・・酸」及び/又は「・・
酸塩」を意味する。
なお、「構成単量体単位として含む」とは、
単量体(この場合(メタ)アクリル酸(塩)(A)及び
ニルモノマー(B))から派生する置換アルキレ
ン基をビニルポリマー(P)の構成単位として含
むことを意味する。
上記(メタ)アクリル酸(塩)(A)としては、メ クリル酸、アクリル酸及びそれらの塩が挙 られる。(メタ)アクリル酸塩としては、(メ )アクリル酸のアルカリ金属塩(ナトリウム塩 及びカリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(カ シウム塩及びマグネシウム塩等)、アンモニ ウム塩[アンモニウム塩、テトラアルキル(炭 数1~8)アンモニウム塩(テトラメチルアンモ ウム塩等)]、有機アミン塩[炭素数1~8のアル ルアミン塩、炭素数2~8のアルカノールアミ 塩、ポリアルキレン(炭素数1~8)ポリアミン塩 (アミノ基数2~10)及びポリアルキレンポリアミ ンの誘導体塩{炭素数1~8のアルキル基でアル ル化された誘導体及び炭素数2~12のアルキレ オキサイド付加物(アミノ基1個あたりの平 付加モル数1~30モル)}等が挙げられる。(A)の ち、押出成形時の潤滑性の観点から、好ま いのは(メタ)アクリル酸、窒素原子含有化合 物で塩を形成している(メタ)アクリル酸塩、 び、これらの併用であり、さらに好ましい は(メタ)アクリル酸アンモニウム塩及び(メ )アクリル酸有機アミン塩、特に好ましくは (メタ)アクリル酸アルカノールアミン塩、最 好ましくは(メタ)アクリル酸トリエタノー アミン塩及び(メタ)アクリル酸ジエタノール アミン塩である。
ビニルモノマー(B)を表す一般式(1)において、
R 1
のうち好ましいのは、押出成形時の潤滑性の
観点からメタクリロイル基である。
AOとしては、オキシエチレン基、オキシプロ
レン基及びオキシブチレン基が挙げられる
AOのうち、押出成形時の潤滑性の観点から
オキシエチレン基及びオキシプロピレン基
好ましく、さらに好ましくはオキシエチレ
基である。(AO)pを形成するオキシアルキレン
基は、1種類でも2種類以上の混合でもよい。2
種類以上の混合のとき、この結合形態はブロ
ック状、ランダム状及びこれらの混合のいず
れでもよい。
pは、1~200の数であり、押出成形時の潤滑性の
観点から好ましくは11~190、さらに好ましくは
13~180、特に好ましくは21~150である。pが21~150
あると、さらに押出成形時の保形性が向上
るという効果も発揮できる。
なお、一般式(1)における(AO)pの部分は、通 はアルキレンオキサイド付加物であり、ビ ルモノマー(B)は、異なる付加モル数を有す 化合物を一定の分布で含む混合物であり、p は付加モル数の平均を表し、整数であるとは 限らない。
Xのうち、炭素数1~18のアルキル基としては 直鎖アルキル基(メチル、エチル、n-プロピ 、n-ブチル、n-ヘキシル、n-オクチル、n-デ ル、n-ウンデシル、n-ドデシル、n-トリデシ 、n-テトラデシル、n-ペンタデシル、n-ヘキ デシル、n-ヘプタデシル及びn-オクタデシル 等)及び分岐アルキル(イソプロピル、t-ブチ ル、イソペンチル、2-エチルヘキシル、イソ シル及びイソドデシル基等)が挙げられる。 これらのうち、押出成形時の潤滑性の観点か ら、直鎖アルキル基が好ましく、さらに好ま しくはメチル、エチル、n-プロピル、n-ブチ 、n-ヘキシル及びn-オクチル基である。Xは、 押出成形時の潤滑性及び保形性の観点から、 水素原子であるよりも炭素数1~18のアルキル が好ましく、さらに好ましくは炭素数1~12の ルキル基である。
ビニルモノマー(B)としては、ヒドロキシア ルキル(メタ)アクリレート、ポリアルキレン リコールモノ(メタ)アクリレート及びアル キシ(ポリ)アルキレングリコールモノ(メタ) クリレートが挙げられる。ここでアルコキ (ポリ)アルキレングリコールモノ(メタ)アク リレートの(ポリ)とは、オキシアルキレンの り返し単位が2以上の場合に適用するもので ある。
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ-トとして
は、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
び2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
が挙げられる。
ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリ
ートとしては、ポリエチレングリコールモ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリ
ールモノ(メタ)アクリレート及びポリブチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙
られる。
アルコキシ(ポリ)アルキレングリコールモノ(
メタ)アクリレートとしては、メトキシ(ポリ)
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート
ヘキシルオキシ(ポリ)エチレングリコール
ノ(メタ)アクリレート、オクトキシ(ポリ)エ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、
ウロキシ(ポリ)エチレングリコールモノ(メ
)アクリレート及びオクタデシルオキシ(ポリ
)エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート
等が挙げられる。ビニルモノマー(B)としては
、さらに、特開2005-289844号公報に記載のビニ
モノマーも使用できる。これらのビニルモ
マー(B)は1種類でも2種類以上でも併用して
用してもよい。
ビニルモノマー(B)のうち、押出成形性の観 点から、アルコキシ(ポリ)アルキレングリコ ルモノ(メタ)アクリレートが好ましく、さ に好ましくはアルコキシ(ポリ)アルキレング リコール(炭素数2~3)モノ(メタ)アクリレート 次にさらに好ましくはアルコキシ(炭素数1~6) (ポリ)アルキレン(炭素数2~3)グリコールモノ( タ)アクリレート、特に好ましくは、アルコ キシ(炭素数1~6)(ポリ)エチレングリコールモ (メタ)アクリレート、最も好ましくはアルコ キシ(炭素数1~6)(ポリ)エチレングリコールモ メタクリレートである。
ビニルモノマー(B)は、公知の製造方法(例え
特開2005-289844号公報等)で製造できるが、市
品を用いてもよい。
公知の製造方法としては、(メタ)アクリル酸
び(ポリ)オキシアルキレン化合物を酸触媒
存在下でエステル化反応する方法や、(メタ)
アクリル酸エステル及び(ポリ)オキシアルキ
ン化合物を塩基性触媒の存在下でエステル
換反応する方法、或いは(メタ)アクリル酸
アルキレンオキシドを付加反応する方法等
挙げられる。
市販品としては、日本油脂株式会社製「ブレ
ンマー(登録商標)PMEシリーズ」[「ブレンマー
PME-1000」(メトキシポリエチレングリコールモ
ノメタクリレート:一般式(1)において、AO=オ
シエチレン、p=23、X=メチル)及び「ブレンマ
PME-4000」(メトキシポリエチレングリコール
ノメタクリレート:一般式(1)において、AO=オ
キシエチレン、p=90、X=メチル)等]及び共栄社
学株式会社製「ライトエステル041MA」(メト
シポリエチレングリコールモノメタクリレ
ト:一般式(1)において、AO=オキシエチレン、
p=30、X=メチル)等が挙げられる。
ビニルポリマー(P)における(メタ)アクリル (塩)(A)単位の含有量は、押出成形時の潤滑 の観点から、(A)単位及び(B)単位の合計モル (100モル%)に基づいて、30~98モル%が好ましく より好ましくは32~97モル%、さらに好ましく 34~96モル%、特に好ましくは36~95モル%である 30モル%未満であると、分散性が低下しやす 傾向がある。また、98モル%を超えると、潤 性が低下しやすい傾向がある。
ビニルポリマー(P)におけるビニルモノマー (B)単位の含有量は、押出成形時の潤滑性の観 点から、(A)単位及び(B)単位の合計モル数(100 ル%)に基づいて、2~70モル%が好ましく、より ましくは3~68モル%、さらに好ましくは4~66モ %、特に好ましくは5~64モル%である。
ビニルポリマー(P)は、(A)及び(B)以外に、他 のビニルモノマー(C)[以下において、単に(C) 表記することがある]を構成単量体単位とし 含むこともできる。(C)は、(A)及び(B)と共重 可能なモノマーであれば特に制限はない。
(C)としては、(メタ)アクリルアミド及びそ 誘導体[(メタ)アクリルアミド及びN,N’-ジメ チル(メタ)アクリルアミド等];アルキル(メタ) アクリレート及びその誘導体[メチル(メタ)ア クリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリ ート、ラウリル(メタ)アクリレート及びシク ロヘキシル(メタ)アクリレート等];カチオン (メタ)アクリレート[ジメチルアミノエチル( タ)アクリレート、ジエチルアミノエチル( タ)アクリレート及びこれらの4級化物等];(メ タ)アクリロイロキシアルキルスルホネート[2 -(メタ)アクリロイロキシエチルスルホネート 及び3-(メタ)アクリロイロキシプロピルスル ネート等];並びに、(メタ)アリルスルホネー ;等が挙げられ、さらに特開2005-154266号公報 記載のモノマーも挙げられる。
(C)のうち、押出成形時の潤滑性の観点から 、好ましいのはアルキル(メタ)アクリレート びカチオン性(メタ)アクリレートであり、 らに好ましくはアルキル(メタ)アクリレート である。
他のビニルモノマー(C)を構成単量体単位と する場合、(C)単位の含有量は、押出成形時の 潤滑性の観点から、(A)単位、(B)単位及び(C)単 位の合計モル数(100モル%)に基づいて、0~10モ %が好ましく、より好ましくは0~9モル%、さら に好ましくは0~8モル%、特に好ましくは0~6モ %である。10モル%より多いと、分散性が低下 る傾向がある。
ビニルポリマー(P)の重量平均分子量(以下 Mwと略記する)は、押出成形時の潤滑性の観 から、10,000~1,800,000が好ましく、さらに好ま くは20,000~1,000,000、特に好ましくは30,000~800,0 00である。なお、Mwは、ゲルパーミエーショ クロマトグラフィー(GPC)法(標準物質:ポリエ レングリコール)により測定される。このう ち、Mwが低い(30,000~200,000)ものは、分散性が向 上しやすい傾向があり好ましい。また、Mwが い(200,000~800,000)ものは、潤滑性が向上しや い傾向があり好ましい。
ビニルポリマー(P)は、公知の重合方法(溶 重合、懸濁重合、塊状重合、逆相懸濁重合 は乳化重合等)により容易に得られる。公知 重合方法のうち、溶液重合、懸濁重合、逆 懸濁重合及び乳化重合が好ましく、より好 しくは溶液重合、逆相懸濁重合及び乳化重 、さらに好ましくは溶液重合及び乳化重合 最も好ましくは溶液重合である。重合には 公知の重合開始剤、連鎖移動剤及び/又は溶 媒等が使用できる。溶媒を使用する場合、得 られたビニルポリマー(P)の溶液、懸濁液又は 乳化液をそのまま本発明の分散剤としてもよ い。一方、溶液、懸濁液又は乳化液から溶媒 を留去して本発明の分散剤としてもよく、ま た、溶媒を他の溶媒(たとえば、水)と置換し 、本発明の分散剤としてもよい。
ビニルポリマー(P)が塩の場合、(メタ)アク ル酸塩を使用してビニルポリマー(P)を製造 てもよいし、(メタ)アクリル酸を使用して ニルポリマーを得た後、塩を形成するアル リ性化合物で中和して塩としてもよい(例え 、特開2001-152199号公報)。これらの方法のう 、Mwの調整のしやすさの観点から、後者が ましい。後者の場合は、反応混合物を冷却 ながら25℃でのpHが5.5~8.5になるように必要な アルカリ性化合物を添加し、混合することに より中和することができる。
本発明の分散剤は、公知のバインダーを含 有していてもよい。バインダーとしては、セ ルロース誘導体(メチルセルロース、ヒドロ シプロピルセルロース、ヒドロキシエチル ルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロ ス及びヒドロキシプロピルメチルセルロー 等)及び合成高分子(ポリエチレンオキサイド 、ポリアクリルアミド及びポリビニルアルコ ール等)挙げられる。バインダーとしては、 の他に特開2004-203705号公報、特開2002-37673号 報に記載のものも使用できる。分散剤中に まれるバインダーとして好ましいのは合成 分子である。
本発明の分散剤は、公知の分散剤を含有し ていてもよい。公知の分散剤としては、脂肪 酸又はその塩(ステアリン酸、ラウリン酸、 テアリン酸塩及びラウリン酸塩等;塩として アルカリ金属塩、アンモニウム塩又は有機 ミン塩等)、ポリカルボン酸(メタクリル酸 アクリル酸又は無水マレイン酸などの不飽 カルボン酸含む単量体を重合して得られる 合体又はその塩;塩としては、アルカリ金属 、アンモニウム塩又は有機アミン塩等)、並 びに界面活性剤として公知の各種のアルコー ルのアルキレンオキサイド付加物等が挙げら れる。公知の分散剤としては、その他に特開 2004-203705号公報、特開2002-37673号公報に記載の ものも使用できる。
本発明の分散剤は溶媒を含有していてもよ い。溶媒としては、水、親水性溶媒又はこれ らの併用が挙げられる。親水性溶媒としては 、低級アルコール(メタノール、エタノール びイソプロパノール等)、グリコール類(エチ レングリコール、ジエチレングリコール及び プロピレングリコール等)、3~6価の多価アル ール類(グリセリン等)、ケトン類(アセトン びメチルエチルケトン等)、アセトニトリル び酢酸エチル等が挙げられる。溶媒のうち ましいのは、ビニルポリマー(P)との親和性 観点から水、及び、水と低級アルコールの 用である。
本発明の分散剤中の各成分の含有量は、押 出成形時の潤滑性及び保形性の観点から、ビ ニルポリマー(P)は、好ましくは30~95%、さらに 好ましくは40~90%、特に好ましくは50~85%であり ;公知のバインダーは、好ましくは0~25%、さら に好ましくは0~20%、特に好ましくは0~15%であ ;公知の分散剤は、好ましくは0~30%、さらに ましくは0~25%、特に好ましくは0~20%であり;溶 媒は、好ましくは5~70%、さらに好ましく10~60% 特に好ましくは15~50%である。
本発明の分散剤は、上記ビニルポリマー(P) 及び必要によりその他の成分を常温又は必要 により加温(80℃以下)して混合することによ 得られる。
本発明のセラミック混練組成物は、セラミ ック粒子、バインダー、分散剤及び水を含有 し、上記分散剤が、上記ビニルポリマー(P)を 含有することを特徴とするセラミック混練組 成物である。
上記セラミック粒子としては、アルミナ、 コージェライト、ムライト、シリカ、ジルコ ニア及びチタニア等の酸化物系セラミックや 、炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、 窒化硼素、窒化チタン及び炭化チタン等の非 酸化物系セラミックを挙げることができる。
セラミック混練組成物中に含まれるバイン ダーとしては、前述の分散剤中に含有しても よいバインダーとして例示したバインダーと 同様の組成のものが挙げられる。このうち好 ましいのは、上記セルロース誘導体及び合成 高分子である。
セラミック混練組成物中の各成分の好まし い含有量は、セラミック混練組成物の重量に 基づいて、セラミック粒子が60~90%、バインダ ーが2~20%、分散剤が0.05~10%及び水が5~37.5%であ 。なお、分散剤中に既にバインダーを含有 ている場合は、そのバインダーを含めた含 量が上記範囲であることが好ましい。各成 の好ましい含有量は、セラミック粒子が65~8 5%、バインダーが2~10%、分散剤が0.1~5%及び水 7~32.9%である。
なお、本発明の分散剤の使用量は、セラミ ック粒子の種類、押出成形品の押出速度及び ダイス形状等により種々変えることができる が、押出成形性の観点から、セラミック粒子 100重量部に対して、0.05~11重量部が好ましく さらに好ましくは0.2~5重量部である。
セラミック混練組成物の製造方法は特に限定
はされないが、一般的には、最初にセラミッ
クス粒子とバインダーを乾式混合し、更に水
及び分散剤を加えて湿式混合を行い、こうし
て調製された混合物を、ニーダー、三本ロー
ル又は真空土練機等の混練機を用いて混練し
て、セラミック混練組成物を得ることができ
る。
混練温度は、好ましくは5~45℃である。5℃未
であると混錬時の作業性が低下するおそれ
あり、45℃を超えると分散性が低下するお
れがある。
本発明のセラミック混練組成物の硬さは、従
来の分散剤を用いたセラミック混練組成物の
硬さに比較して柔らかい。なお、セラミック
混練組成物の硬さは、市販の硬度計等で計測
することができる。
本発明のセラミック混練組成物の押出成形方
法は、上記分散剤を使用することを特徴とす
るセラミック混練組成物の押出成形方法であ
る。
押出成形には、通常押出成形機を使用する。
押出成形機の例としては、真空押出成形機等
が挙げられる。押出成形物の形状としては、
ハニカム、パイプ、中空平板又はシート等が
挙げられる。
押出し速度は、通常2~50mm/sであり、好ましく
5~20mm/sである。2mm/s未満であると生産効率が
低下する傾向があり、50mm/sより大きいと押出
成形体の比重が不安定となる傾向がある。
押出温度は、好ましくは5~45℃である。45℃を
超えると潤滑性が低下するおそれがある。
本発明の押出成形方法によれば、従来(本願
明の分散剤を使用しなかった場合の押出し
度は、2~8mm/s)よりも押出速度を速くすること
ができるので、生産性の向上が可能である。
また、本発明の押出成形方法で得られた押出
成形体の表面状態は、従来の方法よりも平滑
である。これは、本発明の分散剤の潤滑性が
優れているためである。
本発明のセラミック製品の製造方法は、本 発明の押出成形方法により押出成形体を得る 工程と、上記押出成形体を焼成する工程とを 含む。具体的には、上記押出成形体を所定の 長さに切断後、熱風やマイクロ波等を照射す ることにより、脱水して押出成形体の乾燥体 とし、バインダー及び分散剤などの有機物の 脱脂及び焼成を行ってセラミック製品を得る 方法が挙げられる。熱風の温度は通常80~150℃ であり、脱脂及び焼成の温度は通常500~1500℃ ある。詳細な製造条件は、例えば特開2002-37 673号公報に開示されている。また、セラミッ ク製品を得る工程には焼成後の冷却操作が含 まれ、さらに必要により、得られたセラミッ ク製品を機械加工する工程を含んでもよい。
本発明のセラミック製品は、上記の製造方 法で得られたセラミック製品であり、従来の セラミック製品に比べて表面が平滑である。
本発明のセラミック押出成形用分散剤は、 特定の構造のビニルポリマーを分散剤として 使用するので、セラミック混練組成物の分散 性が良好であるのみならず、押出成形時の潤 滑性に優れるため、押出成形速度を上げても 押出負荷が少なく、押出成形体の表面の荒れ 及びクラック発生を少なくすることが出来る 。また、焼成後も表面状態に優れたセラミッ ク製品を得ることができる。
以下、製造例及び実施例により本発明を更 に説明するが、本発明はこれに限定されない 。以下において、部及び%は、特記しない限 それぞれ重量部及び重量%を示す。
ビニルモノマー(B)の製造例:
<製造例1>
温度計、攪拌機を備えたSUS製オートクレーブ
に、メタノール(ナカライテスク株式会社製
JIS試薬特級)292部及び水酸化ナトリウム3.21部
仕込み、容器内を十分に窒素置換した後、
閉し、100℃に昇温した。エチレンオキシド4
210部を100℃で1時間かけて吹き込み反応した
、180℃に昇温し180℃で更にエチレンオキシ
4210部を1時間かけて吹き込み反応した。その
後180℃で1時間熟成した後、25℃に冷却した。
温度計、攪拌機、生成水分離器、還流冷却管
を備えたガラス製反応器に内容物を移し替え
、ハイドロキノン13.7部、硫酸91.5部、メタク
ル酸1960部及びトルエン1990部を仕込み、115
に昇温した。この温度で、生成水分離器に
成水が分離しなくなるまで、反応を継続し
後、0.1kPa、115℃でトルエンを留去した。次
で25℃まで冷却して、メトキシポリエチレン
グリコール(付加モル数21モル)モノメタクリ
ート{ビニルモノマー(B1)}を得た。
<製造例2>
「メタノール292部」、「エチレンオキシド421
0部」及び「エチレンオキシド4210部」を、「
タノール637部」、「エチレンオキシド12045
」及び「エチレンオキシド28105部」に変更し
たこと以外は製造例1と同様にして、ブトキ
ポリエチレングリコール(付加モル数100モル)
モノメタクリレート{ビニルモノマー(B2)}を得
た。
<製造例3>
「メタノール292部」、「エチレンオキシド421
0部」、「エチレンオキシド4210部」及び「メ
クリル酸1960部」を、「デカノール1347部」
「エチレンオキシド6010部」、「エチレンオ
シド6010部」及び「アクリル酸1640部」に変
したこと以外は製造例1と同様にして、デシ
オキシポリエチレングリコール(付加モル数
30モル)モノアクリレート{ビニルモノマー(B3)}
を得た。
<製造例4>
「エチレンオキシド4210部」及び「エチレン
キシド4210部」を、「エチレンオキシド40100
」及び「エチレンオキシド40100部」に変更し
たこと以外は製造例1と同様にして、メトキ
ポリエチレングリコール(付加モル数200モル)
モノメタクリレート{ビニルモノマー(B4)}を得
た。
<製造例5>
「メタノール292部」、「エチレンオキシド421
0部」及び「エチレンオキシド4210部」を、「
デカノール1583部」、「エチレンオキシド501
0部」及び「エチレンオキシド5010部」に変更
たこと以外は製造例1と同様にして、ドデシ
ルオキシポリエチレングリコール(付加モル
25モル)モノメタクリレート{ビニルモノマー(
B5)}を得た。
<製造例6>
「エチレンオキシド4210部」及び「エチレン
キシド4210部」を、「エチレンオキシド2008部
」及び「エチレンオキシド3212部」に変更し
こと以外は製造例1と同様にして、メトキシ
リエチレングリコール(付加モル数13モル)モ
ノメタクリレート{ビニルモノマー(B6)}を得た
。
<製造例7>
「エチレンオキシド4210部」及び「エチレン
キシド4210部」を、「エチレンオ
キシド4015部」及び「エチレンオキシド0部」
変更したこと以外は製造例1と同様にして、
メトキシポリエチレングリコール(付加モル
10モル)モノメタクリレート{ビニルモノマー(
B7)}を得た。
<製造例8>
「エチレンオキシド4210部」及び「エチレン
キシド4210部」を、「エチレンオキシド1600部
」及び「エチレンオキシド1600部」に変更し
こと以外は製造例1と同様にして、メトキシ
リエチレングリコール(付加モル数8モル)モ
メタクリレート{ビニルモノマー(B8)}を得た
<製造例9>
「メタノール292部」、「エチレンオキシド421
0部」及び「エチレンオキシド4210部」を、「
クタデカノール2293部」、「エチレンオキシ
ド40050部」及び「エチレンオキシド34034部」
変更したこと以外は製造例1と同様にして、
クタデシルオキシポリエチレングリコール(
付加モル数185モル)モノメタクリレート{ビニ
モノマー(B9)}を得た。
<製造例10>
「メタノール292部」、「エチレンオキシド421
0部」及び「エチレンオキシド4210部」を、「
ロパノール519部」、「エチレンオキシド1205
部」及び「エチレンオキシド0部」に変更し
こと以外は製造例1と同様にして、プロポキ
ポリエチレングリコール(付加モル数3モル)
ノメタクリレート{ビニルモノマー(B10)}を得
た。
分散剤の実施例及び比較例:
(A)としてメタクリル酸又はアクリル酸を使用
し、ビニルポリマー(B)として上記製造例で得
られたビニルモノマー(B1)~(B10)又はメタクリ
酸ヒドロキシエチル(B11)を使用し、必要に応
じて他のビニルモノマー(C)としてメタクリル
酸メチル(C1)又はアクリル酸エチル(C2)を使用
て重合を行った。これらを実施例1~17及び比
較例1~2の分散剤とした。なお、実施例1~3、5~7
、8、9及び11~17では、重合後に中和剤を加え
塩を形成させてビニルポリマー水溶液を製
した。詳細は以下の通りである。
<実施例1>
反応容器に、水425部及びイソプロピルアルコ
ール(以後、IPAと略す)225部を仕込み、窒素置
した後、82℃に昇温し、撹拌下環流させな
ら(環流は熟成終了まで継続)、メタクリル酸
62.8部[80モル%{「モル%」は、(A)及び(B)の合計
ル数に基づく含有量を意味し、以下同様で
る。}]及びビニルモノマー(B1)187.2部(20モル%)
混合したモノマー溶液と、重合開始剤とし
の過硫酸ナトリウム5%水溶液100.0部とを同時
に3時間かけて滴下して重合反応した。引き
き、82℃で2時間熟成した後、82℃でIPAを留去
した。その後40℃まで冷却し、40℃で10分間か
けて中和剤としてのトリエタノールアミン87.
0部(80モル%)を加えて中和した後、25℃まで冷
した。下記の方法によってビニルポリマー
溶液の濃度を測定した後、水を加えて、ビ
ルポリマー[P1]30%及び水70%からなる分散剤[D1
]を得た。ビニルポリマー[P1]のMw(下記方法に
る)は290,000であった。
<ビニルポリマー水溶液中のビニルポリマ
の含有量の測定方法>
ビニルポリマー水溶液約2gを、ガラス製シャ
レ内に採取し正確に秤量した。このガラス
シャーレを105℃の循風乾燥機で1時間加熱し
た後、循風乾燥機から取り出し、デシケータ
内に入れて25℃まで冷却した。採取したビニ
ポリマー水溶液の重量に対するガラス製シ
ーレ上に残っている残さの重量の百分率(%)
計算し、ビニルポリマーの含有量(%)とした
<Mwの測定方法>
測定機器 :Waters社製 GPCシステム(ポンプ:Model
510、検出器:waters410)
溶離液 :種類 水/メタノール(70/30(体積比))+
酸ナトリウム{5g/リットル(対水/メタノール)}
流速 1.0(ml/min)
カラム :TSKgel G3000PWXL及びTSKGel G50000PWXL 7.8ml
I.D×30cm
カラム温度 :40℃
標準物質 :ポリエチレングリコール{Mw:2.4×10 4
、5.0×10 4
、1.07×10 5
、2.5×10 5
、5.4×10 5
、9.0×10 5
(東ソー株式会社製 TSK標準ポリエチレンオキ
シド SE-2、SE-5、SE-8、SE-30、SE-70、SE-150)}
<実施例2~17及び比較例1~2>
「水425部及びイソプロピルアルコール225部」
、「メタクリル酸62.8部」、「ビニルモノマ
(b1)187.2部」、「過硫酸ナトリウム5%水溶液100
.0部」及び「トリエタノールアミン87.0部」を
、表1、表2又は表3に記載した「溶剤」、「メ
タクリル酸」、「アクリル酸」、「(B)」、「
(C)」、「重合開始剤」、「中和剤」(それぞ
、対応する使用量)に変更したこと以外は実
例1と同様にして、実施例2~17の分散剤[D2]~[D1
7]、及び比較例1~2の分散剤[X1]~[X2]を得た。
これらの分散剤に含まれるビニルポリマー[P2
]~[P19]のMwの測定結果を表1~表3に示す。なお、
表中のSPSは過硫酸ナトリウム5%水溶液、TEAは
リエタノールアミン、及びNH4はアンモニア2
8%水溶液を表す。
<比較例3~5>
比較例3~5の分散剤としては、下記の市販品[X3
]~[X5]を使用した。
[X3]:ステアリン酸ナトリウム
[X4]:オレイン酸
[X5]:非イオン性活性剤「ニューポール50HB-400
(三洋化成工業(株)製、直鎖アルコールのエ
レンオキサイド・プロピレンオキサイド付
物)
<実施例18~34及び比較例6~10>
上記分散剤を使用して、以下のように、実施
例18~34及び比較例6~10のセラミック混練組成物
を製造した。
セラミック粒子としての炭化珪素粉末(体 平均粒径30μm)100部、及びバインダーとして メチルセルロース(「メトローズ90SH-30000」、 信越化学工業製)5部をハイシェアーミキサー ドライブレンドした後(25℃)、水16.0部と上 分散剤[D1]~[D17]若しくは[X1]~[X2]を3.3部(又は上 記分散剤[X3]~[X5]1.0部)とを混合し、ニーダー 25℃で混練してセラミック混練組成物を得た 。
<セラミック混練組成物の評価>
(1)押出成形時の押出負荷
上記のセラミック混練組成物を、筒先に7.5mm
の口金が付いた12mmφのピストンに詰め込み
押出速度5.0mm/s又は10.0mm/sでピストンを押出
ことで押出成形体を得た。この際、ピスト
にかかる荷重を測定し、その最大値を押出
形時の押出負荷(MPa)として表4に示した。
(2)セラミック混練組成物の硬さ
押出速度10.0mm/sで押出試験した場合のピスト
内に残ったセラミック混練組成物を取り出
、その表面に測定用探針が垂直になるよう
して、NGK式硬度計(日本ガイシ製)を用いて
度を測定した。
上記の方法で異なる箇所について10回測定し
この算術平均値をセラミック混練組成物の
さとした。
結果を表4に示す。
(3)押出成形体の表面状態
上記の(1)で得られた押出成形体の表面状態を
目視で観察し、下記の評価基準で評価した。
結果を表4に示す。
◎:表面が平滑である
○:表面の一部に平滑でない部分がある
△:表面の一部に平滑でない部分があり、か
つ一部にひび割れが発生している
×:表面が平滑でなく、全体にひび割れが発
している
(4)セラミック製品の表面状態
上記の(1)で得られた押出成形体を長さ50mmに
断し、1200℃の電気炉で5時間加熱・焼成した
後に、室温(約25℃)まで冷却し、得られたセ
ミック製品の表面状態を目視で観察し、上
(3)と同様の評価基準で評価した。結果を表4
示す。
表4に示した様に、本発明の分散剤を使用 ると、押出負荷が小さく、押出成形体及び ラミック製品の表面外観も良好であった。 発明の分散剤の効果により、セラミック等 含有する組成物の粘着性が低下しダイス内 の滑りが良くなっているため潤滑性が良好 なっていると推察する。
本発明の分散剤は、セラミック押出成形用 分散剤として好適に利用できる。
Next Patent: CERAMIC SUBSTRATE, PROCESS FOR PRODUCING THE SAME, AND DIELECTRIC-PORCELAIN COMPOSITION
