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Title:
DISPLAY DEVICE AND METHOD FOR ASSEMBLING DISPLAY BOARD FOR DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/028263
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a display device, which requires reduced man-hours for assembling a display board onto the front surface of a case body and has suppressed cost increase. A method for assembling the display board for the display device is also provided. The display device is provided with a case body (9). The case body is provided with a display board (8) having notification display sections (7, 7A), and lighting chambers (19, 19A), which are formed by arranging a partitioning wall (18) corresponding to the notification display sections (7, 7A). The display board (8) is firmly adhered to the case body (9) on the front surface (upper end surface) of the partitioning wall (18), i.e., the front surface of the case body (9), by an adhesive (22) ejected from a dispenser.

Inventors:
NINOMIYA AKIHISA
ADACHI MINORU
BANBA HIRONORI
INOUE IKUO
KAWAKAMI TEIICHI
Application Number:
PCT/JP2008/062301
Publication Date:
March 05, 2009
Filing Date:
July 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIPPON SEIKI CO LTD (JP)
NINOMIYA AKIHISA
ADACHI MINORU
BANBA HIRONORI
INOUE IKUO
KAWAKAMI TEIICHI
International Classes:
G01D11/24; G01D13/02
Foreign References:
JPH08184470A1996-07-16
JP2004022511A2004-01-22
JP2003106876A2003-04-09
JP2000299431A2000-10-24
JPS60244815A1985-12-04
JPH01130175U1989-09-05
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Claims:
 ケース体の前面側に表示部を有する表示板を配置するようにした表示装置に於いて、前記表示板はディスペンサから吐出された接着剤によって前記ケース体に固着されるものであることを特徴とする表示装置。
 前記ディスペンサによる前記接着剤の塗り始め箇所または塗り終わり箇所の少なくとも一方に対応した前記ケース体の前面箇所または前記表示板の裏面箇所に凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
 前記表示板に報知表示部が設けられ、前記ケース体には前記報知表示部に対応して灯室が設けられ、この灯室内に前記報知表示部を照明する報知表示部用光源が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
 前記ケース体と前記表示板との固着箇所に前記接着剤によって形成されたフィレット部を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の表示装置。
 前記接着剤が不透過性であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の表示装置。
 前記表示板が立体形状であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の表示装置。
 ケース体の前面に表示板を接着剤によって固着するようにした表示装置用表示板の組み付け方法であって、ディスペンサを用いて前記ケース体の前面または前記表示板の裏面に前記接着剤を塗布した後、前記ケース体の前面に前記表示板を重ね合わせ、前記表示板の表面側または前記ケース体の後面側から加圧して前記表示板を前記ケース体の前面に固着したことを特徴とする表示装置用表示板の組み付け方法。
Description:
表示装置及び表示装置用表示板 組み付け方法

 本発明は、例えば車両に備えられる表示 置及び表示装置用表示板の組み付け方法に するものである。

 車両用の表示装置として、例えば下記特 文献1に記載のものがある。この特許文献1 記載の計器装置(表示装置)は、反射体12(ケー ス体)の前面側に車両の速度を現す目盛,数字 どの表示部6が設けられた表示板7が配設さ 、指針5の指示部13によって表示部6が指示さ るものである。また、表示板7の左右の縁側 には複数のパイロット表示部15,16が設けられ このパイロット表示部15,16に対応した反射 12箇所には、パイロット表示部15,16を照明す 発光ダイオード8A,8Bを囲む仕切壁29が形成し てある。

 この様に、特にパイロット表示部15,16を する計器装置に於いては、反射体12の前面に 表示板7が密着していることが望ましい。理 は、反射体12と表示板7との間に隙間が有る( 示板7が浮き上がっている、或いは反射体12 前面が平らでない)と発光ダイオード8A,8Bの が隣接するパイロット表示部を照らす、或 は速度を現す表示部6を照明する発光ダイオ ード8からの光がパイロット表示部15,16を照ら してしまい、恰もそのパイロット表示部が点 灯したような現象(擬似点灯)を与えてしまう らである。

 また、表示板7にパイロット表示部15,16が い場合であっても、反射体12と表示板7との に隙間が有ると、表示部6を照明する発光ダ イオード8からの光が外部に洩れたり、逆に 光が内部に入り、表示部6に悪影響を及ぼす があったり、振動で表示板7が振れた際、異 音や擦れ粉が発生する虞もあるなど、品質低 下を招きやすい。

 この様な点を改善するために、特許文献1に は記載されていないが、予め悪影響を受ける 箇所に対応した表示板7の裏面箇所に両面接 テープを貼るか接着糊を印刷した後、反射 12に表示板7を組み付けるようにしている。

特開2003-106876号公報

 しかしながら、表示板7の裏面(或いは反 体12の前面)に両面接着テープを貼る場合、 いは表示板7の裏面に接着糊を印刷する場合 何れの場合であっても工数が増え、コスト となっていた。

 本発明はこの様な点に鑑みなされたもの 、ケース体の前面に表示板を組み付ける際 工数を低減し、コストアップを抑えた表示 置及び表示装置用表示板の組み付け方法を 供することを目的とする。

 本発明は前記目的を達成するため、ケー 体の前面側に表示部を有する表示板を配置 るようにした表示装置に於いて、前記表示 はディスペンサから吐出された接着剤によ て前記ケース体に固着されるものである。

 また、前記ディスペンサによる前記接着 の塗り始め箇所または塗り終わり箇所の少 くとも一方に対応した前記ケース体の前面 所または前記表示板の裏面箇所に凹部を設 たものである。

 また、前記表示板に報知表示部が設けら 、前記ケース体には前記報知表示部に対応 て灯室が設けられ、この灯室内に前記報知 示部を照明する報知表示部用光源が配置さ ているものである。

 また、前記ケース体と前記表示板との固 箇所に前記接着剤によって形成されたフィ ット部を有するものである。

 また、前記接着剤が不透過性である。

 また、前記表示板が立体形状である。

 また、ケース体の前面に表示板を接着剤 よって固着するようにした表示装置用表示 の組み付け方法であって、ディスペンサを いて前記ケース体の前面または前記表示板 裏面に前記接着剤を塗布した後、前記ケー 体の前面に前記表示板を重ね合わせ、前記 示板の表面側または前記ケース体の後面側 ら加圧して前記表示板を前記ケース体の前 に固着したものである。

 ケース体の前面に表示板を組み付ける際 工数を低減し、コストアップを抑えた表示 置及び表示装置用表示板の組み付け方法を ることができる。

本発明の第1実施形態を示す表示装置の 部分断面図。 ディスペンサを用いてケース体に接着 を塗布した状態を示す部分正面図。 ケース体と表示板の固着箇所(図1に於 るA部)を示す拡大断面図。 本発明の第2実施形態を示すケース体の 部分斜視図。

符号の説明

6 表示部
7,7A 報知表示部
8 表示板
9 ケース体
12,12A 報知表示部用発光ダイオード(光源)
19,19A 灯室
21 ディスペンサ
22 接着剤
23 フィレット部
24 ノズル
25 凹部

 本発明を、例えば車両に備えられる表示 置を実施形態として説明する。図1は、本発 明の第1実施形態を示す表示装置の部分断面 である。図2は、ディスペンサを用いてケー 体に接着剤を塗布した状態を示す部分正面 である。図3は、ケース体と表示板の固着箇 所(図1に於けるA部)を示す拡大断面図である

 表示装置は、硬質な回路基板1と、この回 路基板1の裏面側に回路基板1と導通状態で装 され、回路基板1を貫通して前方に延びる回 動軸2を有する例えば速度計用の表示器本体3 、回動軸2に固着され指示部4を有する指針5 、この指針5の背後に配置され指示部4の指 対象となる車両の速度を現す目盛,数字など 表示部6および車両の作動状態あるいは異常 内容などを表示する報知表示部7,7Aが施され 表示板8と、この表示板8と回路基板1との間 配置され表示板8が保持されるケース体9を備 えている。

 また、回路基板1上に実装され指針5の指 部4を照明する光源としての指針用発光ダイ ード10と、表示板8の表示部6および報知表示 部7を照明するための光源としての表示部用 光ダイオード11および報知表示部用発光ダイ オード12,12Aと、表示板8の可視領域を定める 返し板13と、表示板8や見返し板13などの前方 側を被う無色透明な透視板14と、回路基板1の 裏面側を被う合成樹脂製のカバー15などを備 ている。

 表示板8は、合成樹脂製の無色透明な基板 に表示部6と報知表示部7,7Aを施したものであ 。詳細は図示しないが、表示部6は、表示部 6となる箇所を例えば白色の着色透過層で印 した後、表示部6以外の地部となる箇所を例 ば黒色の不透過層で印刷したものである。 た、例えばエンジンオイル表示部あるいは ッパービーム表示部などの報知表示部7,7Aは 、報知表示部7,7Aとなる箇所を例えば黒色の 過層で印刷した後、報知表示部7,7A以外の地 となる箇所を例えば黒色の不透過層で印刷 たものである。表示部6を形成するための不 透過層と報知表示部7,7Aを形成するための不 過層は同一工程で設ければ良い。この表示 8は各層を印刷後、圧空,プレス等によって報 知表示部7を施した領域が他領域より前面側( 認者側)に突出した立体形状としてある。

 ケース体9は、遮光性のある例えば白色の 合成樹脂からなり、回動軸2周囲の指針用発 ダイオード10を囲むように表示板8と回路基 1との間に配置された略円形の筒部16と、表 部用発光ダイオード11の周りに回路基板1側 ら表示板8の表示部6側に向かって傾斜して形 成された傾斜壁17と、各報知表示部7に対応し て配置された報知表示部用発光ダイオード12, 12Aを囲む仕切壁18と、仕切壁18を設けること よって形成された灯室19,19Aと、外周壁20など を有している。

 表示板8は、ケース体9の前面側に配置さ 、ディスペンサ21から吐出された粘性を有す る黒色(不透過性)の接着剤22によってケース 9の前面に固着されている。本実施形態に於 る接着剤22が塗布される箇所は、主に報知 示部7,7Aに対応した灯室19,19Aを形成するため 仕切壁18の前面(上端面)であるが、例えば灯 室19内の報知表示部用発光ダイオード12の光 点灯しても隣接する報知表示部7Aに悪影響を 及ぼさなければ、図2に示す様に灯室19,19Aの 周に対応した仕切壁18箇所に塗布しなくとも 良く、必要に応じて塗布すれば良い。

 図3は、ケース体9の仕切壁18の前面に接着 剤22を塗布した後、ケース体9の前面に表示板 8を重ね合わせて(配置して)表示板8を固着し 際の部分断面である。ケース体9の仕切壁18 端と記表示板8裏面との固着箇所には、接着 22によってフィレット部23が形成されている 。

 この様に構成された表示装置に於いて、 えば灯室19内の報知表示部用発光ダイオー 12が点灯すると、報知表示部用発光ダイオー ド12に対応した報知表示部7が透過照明される 。この際、報知表示部用発光ダイオード12を む仕切壁18と表示板8の裏面とは接着剤22に って固着されているために、報知表示部用 光ダイオード12の光が隣接する灯室19A内に洩 れ、報知表示部7Aに悪影響を与えるようなこ はない。同様に、報知表示部用発光ダイオ ド12からの光で表示部6が照明されたり、表 部用発光ダイオード11からの光で報知表示 7が照明されるようなこともない。

 また、表示板8をケース体9の前面に固着 る際の固着部材(手段)がディスペンサ21から 出された接着剤22であるため、従来の様に 表示板8の裏面に両面接着テープを貼る或い 接着糊を印刷する必要が無く、工数を低減 き、コストアップを抑えることができる。 に、ディスペンサ21によって定量的に塗布 れることで、接着剤22の塗布量が多すぎて部 分的にはみ出したり、逆に不足して光洩れや 接着強度不足になるということがない。また 、接着剤22が不透過性である黒色であるため 遮光性が高く、表示部6や報知表示部7,7Aに ぼす悪影響を抑えるにはより効果的である

 また、ケース体9と表示板8との固着箇所 、接着剤22によるフィレット部23が形成され ため、ケース体9と表示板8との接着強度を めることができる。また、表示板8が平板に べて平面度や平行度の出にくい立体形状で ると、表示板8とケース体9との間に部分的 隙間が発生しやすいが、接着剤22によって隙 間を埋めることができるので、立体形状であ っても品質低下を招くことはない。従って、 デザイン自由度が増す。

 以下に、前述した表示装置の組み付け方 について説明する。カバー15を組み付け用 治具(図示せず)に載せ、表示器本体3や各発 ダイオード10,11,12,12Aが装着された回路基板1 カバー15の前面開口側に載置してケース体9 前面に表示板8を固着する。次に、接着剤22 塗布されたケース体9を回路基板1上に載置 た後、表示板8をケース体9の前面側に配置す る。その後、表示器本体3の回動軸2に指針5を 固着し、予め透視板14が組み付けられた見返 板13を表示板8の前面側に被せて、図示しな が、見返し板13あるいは透視板14に設けられ た係止片をケース体9に設けた係合部に挿入 る(所謂フック止め)ことによって組み終わる 。

 表示装置の組み付け方法は上述の通りで るが、ケース体9の前面に表示板8を組み付 る(固着する)方法について詳述する。先ず、 ノズル24が仕切壁18上で停止し、ノズル24の先 端から粘性を有する接着剤22が吐出されなが 塗布を必要とする仕切壁18の前面上をノズ 24がXY(面)方向に移動する。塗布後の接着剤22 は線状となっているが、線(接着剤22)と線(接 剤22)が交わる或いは同一箇所に二重に塗布 れるようにはなっていない。従って、所定 所までノズル24が移動したら、その時点で 出が中止され、次の塗布箇所にノズル24が移 動して吐出が開始される。図2は、ディスペ サ21を用いてケース体9の前面に接着剤22を塗 布し終わった状態を示す。

   次に、ケース体9の前面に表示板8を重 合わせ、表示板8の表面側(前面側)から加圧 る。加圧箇所は、主に接着剤22が塗布され 領域に対応した領域であり、本実施形態に ける加圧力は2~3kgである。これによって、表 示板8がケース体9の前面に組み付け(固着)さ る。

 この様に、ケース体9の前面にディスペン サ21を用いて接着剤22を塗布した後、表示板8 重ね合わせて加圧して表示板8をケース体9 前面に組み付けるようにしたことにより、 み付け工程が簡素化され、製品コストを抑 ることができる。

 なお、本発明は前記実施形態に限定され ものではなく、例えばケース体9の前面に接 着剤22を塗布したが、接着剤22は表示板8の裏 に塗布するようにしても良い。また、報知 示部7を設けた表示装置としたが、報知表示 部7は必ずしも設けられていなくとも良い。 た、接着剤22が塗布されたケース体9に表示 8を重ね合わせて加圧する際は、ケース体9の 後面側から加圧するようにしても良い。

 図4は、本発明の第2実施形態を示すケー 体の部分斜視図である。本実施形態はケー 体が異なるのみで、他は前記第1実施形態と じため、詳細説明及び図示は省略する。

 ノズル24の先端から接着剤22が吐出される 際、接着剤22の塗り始め箇所と塗り終わり箇 は他の箇所に比べて接着剤22が若干多く吐 されてしまう。接着剤22が多く吐出されると 、接着剤22が例えば仕切壁18の前面からはみ して内壁を伝い悪影響を及ぼす虞がある。 こで、接着剤22が塗布される仕切壁18の前面 部分的に凹部25を設けるものである。凹部25 を設けることによって凹部25が接着剤22溜ま となって、接着剤22が塗布不可範囲に回り込 むことを防ぐことができる。

 凹部25は、接着剤22の塗り始め箇所と塗り 終わり箇所のどちらか一方であっても良いし 、両方であっても良い。また、必ずしも凹部 25を設ける必要はない。上述した様に悪影響 及ぼす虞がある箇所に設ければ良い。なお 表示板8の裏面に接着剤を塗布する場合は、 表示板8の裏面箇所に凹部を設けるものとす 。

 仕切壁18(ケース体9)の前面に凹部25が設け られていても、接着剤22を塗布する方法は前 第1実施形態と同様である。ノズル24が仕切 18の凹部25上で停止し、ノズル24の先端から 性を有する接着剤22が吐出されながらノズ 24が図4中、矢印方向に移動する。接着剤22の 塗り始め箇所には接着剤22が若干多く吐出さ るが、凹部25を設けることによって接着剤22 のはみ出しが抑えられる。なお、接着剤22の り終わり箇所に凹部25が設けられている場 には、凹部25上でノズル24が停止して吐出が 止されるようになる。

 本発明は、例えば車両の計器装置に適用 れるものである。