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Patent Searching and Data


Title:
DISPLAY SHEET
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/084438
Kind Code:
A1
Abstract:
A display sheet comprising: a base; front-side and back-side layers of a synthetic resin composition which have been formed respectively on the front and back sides of the base; and an ink layer formed by ink-jet printing on the front-side layer of a synthetic resin composition. The base comprises a canvas having recesses and protrusions on the front and back sides. The surface of the front-side layer of a synthetic resin composition has been formed as a rugged surface composed of protrudent parts and recessed parts attributable to the recesses and protrusions of the base surface. The ink layer has been formed from a fine ink, which covers the protrudent parts and has infiltrated into the recessed parts. The display sheet further includes a pressure-sensitive adhesive layer on the back-side layer of a synthetic resin composition and a release paper superposed on the surface of the pressure-sensitive adhesive layer. The release paper comprises crepe paper which has undergone crepe processing and has a tensile elongation at break in the range of 5-50%. This display sheet is less apt to suffer a decrease in display/decoration perceptibility caused by the wear of the printed surface, even when used, without forming a protective layer thereon, on an outdoor floor surface frequently walked.

Inventors:
NOMURA, Tsumoru (9-9, Kaji-cho 1-chome,Chiyoda-k, Tokyo 44, 1010044, JP)
野村 積 (〒44 東京都千代田区鍛冶町1丁目9番9号 光洋産業株式会社内 Tokyo, 1010044, JP)
ARAKI, Senichirou (1181-155, Fujita, Nasukarasuyama-sh, Tochigi 32, 3210532, JP)
新木 扇一郎 (〒32 栃木県那須烏山市藤田1181-155 光洋産業株式会社内 Tochigi, 3210532, JP)
OMORI, Yasuyo (1181-155, Fujita, Nasukarasuyama-sh, Tochigi 32, 3210532, JP)
大森 靖代 (〒32 栃木県那須烏山市藤田1181-155 光洋産業株式会社内 Tochigi, 3210532, JP)
Application Number:
JP2008/072935
Publication Date:
July 09, 2009
Filing Date:
December 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KOYO SANGYO Co., Ltd. (14-7, Shimorenjaku 3-chome Mitaka-sh, Tokyo 13, 1810013, JP)
光洋産業株式会社 (〒13 東京都三鷹市下連雀3丁目14番7号 Tokyo, 1810013, JP)
NOMURA, Tsumoru (9-9, Kaji-cho 1-chome,Chiyoda-k, Tokyo 44, 1010044, JP)
野村 積 (〒44 東京都千代田区鍛冶町1丁目9番9号 光洋産業株式会社内 Tokyo, 1010044, JP)
ARAKI, Senichirou (1181-155, Fujita, Nasukarasuyama-sh, Tochigi 32, 3210532, JP)
新木 扇一郎 (〒32 栃木県那須烏山市藤田1181-155 光洋産業株式会社内 Tochigi, 3210532, JP)
OMORI, Yasuyo (1181-155, Fujita, Nasukarasuyama-sh, Tochigi 32, 3210532, JP)
International Classes:
B32B27/12; B32B5/02; D03D15/00; G09F19/22
Attorney, Agent or Firm:
SUDA, Masayoshi (OAK Ikebukuro Bldg, 21-11 Higashi-Ikebukuro 1-chom, Toshima-ku Tokyo 13, 1700013, JP)
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Claims:
 裏面が床面又は壁面(17)に接着される基材(11)と、前記基材(11)の表面に形成された表面側合成樹脂組成物層(12)と、前記基材(11)の裏面に形成された裏面側合成樹脂組成物層(14)と、前記表面側合成樹脂組成物層(12)上に形成されたインク層(13)とを備えた表示シートにおいて、
 前記基材(11)が表面及び裏面に凹凸を有し、平均厚みが200~500μm、質量が100~300g/m 2 である帆布からなり、
 前記表面側合成樹脂組成物層(12)の表面が前記基材(11)表面の凹凸に起因する凸部(12a)と凹部(12b)からなる凹凸面に形成され、
 前記表面側合成樹脂組成物層(12)の表面はJIS-B-0601規格(2001)に準拠して測定されたカットオフ値λsが0.25mm及びλcが8mmにおける粗さ曲線の算術平均高さ(Ra)が10~50μmの範囲内であり、かつ粗さ曲線要素の平均長さ(RSm)が500~2000μmの範囲内であり、
  前記裏面側合成樹脂組成物層(14)の表面が前記基材(11)表面の凹凸に起因する凸部(14a)と凹部(14b)からなる凹凸面に形成され、
 前記裏面側合成樹脂組成物層(14)の上に前記床面又は壁面(17)に接着する粘着剤層(15)が形成され、
 前記インク層(13)は微細インクが前記凸部(12a)を覆いかつ前記凹部(12b)に浸透して形成された
 ことを特徴とする表示シート。
 帆布は太さが22~67デシテックス、糸密度が40~80本/インチ(15.7~31.5本/cm)の合成繊維のたて糸と、太さが22~67デシテックス、糸密度が30~70本/インチ(11.8~27.6本/cm)の合成繊維のよこ糸からなる織布である請求項1記載の表示シート。
 凸部(12a)を覆い凹部(12b)に形成されたインク層(13)を最外層とする請求項1又は2記載の表示シート。
 凸部(12a)を覆い凹部(12b)に形成されたインク層(13)の表面に防汚コーティング層が更に形成された請求項1又は2記載の表示シート。
 防汚コーティング層を最外層とする請求項4記載の表示シート。
 微細インクがインクジェット法又はシルクスクリーン印刷法により凸部(12a)を覆い凹部(12b)に浸透することによりインク層(13)が形成される請求項1記載の表示シート。
 前記裏面側合成樹脂組成物層(14)上に形成された粘着剤層(15)と前記粘着剤層(15)の表面に積層された離型紙(16)とを更に備え、
 前記離型紙(16)はクレープ加工されJIS-P-8113にて測定される引張破断伸びが5~50%の範囲内であるクレープ紙からなる請求項1ないし6いずれか1項に記載の表示シート。
Description:
表示シート

 本発明は、屋外や屋内の歩行者が往来す 場所における簡易的な広告又は誘導サイン して、アスファルト舗道、コンクリートあ いはモルタル舗装された床面に貼付して剥 可能な表示シートに関するものである。

 従来、屋外や屋内の情報、広告あるいは 導を目的にした表示性・装飾性の高いシー が壁面や床面に使用されることが多い。屋 に限定すれば道路、高架橋、駅のホーム、 築物屋上、駐車場等の床面にそのような表 シートが取り付けられて、あらゆる空間を 告又は誘導サインや案内等の情報の媒体に ることが日常にも多くみられる。そして、 の表示シートが上述のように屋外の床面に り付けられるときは床面上での歩行者の激 い往来にさらされても表示性あるいは装飾 を失わないことが要求される。そこでその うな表示シートは一般に、広告又は誘導案 サイン等の情報を印刷したシートの印刷面 耐摩耗性や耐傷性等の機械的耐久性又は機 的強度を備えた透明保護フィルムで覆い、 れによって所望の強度及び外観を保つよう している。このためのものとして、従来か 耐久性に限らず耐汚染性への効果が付与さ た保護フィルムが提案されており(例えば、 特許文献1参照。)、誘導案内サイン等の情報 印刷した印刷面上に、コーティングによっ 保護層を形成する手法も提案されている(例 えば、特許文献2参照。)。そして、このよう 保護フィルム又は保護層により機械的耐久 、耐摩耗性、耐傷性が向上するとしている

 また、床面に貼り付けられる表示シート しては、床面以外の看板用や壁面用のもの 異なる性能として表面の防滑性が求められ 。即ち、歩行者が床面上に貼り付けられた 示シートの上を安全に歩行できなければい ないためである。この防滑性を向上させる 法としては、シート表面に凸部を形成する 機粒子を分散させて固定したタイプ(例えば 、特許文献3参照。)と、シート表面に粗さ付 加工を施して特定の表面形状を形成したタ プ(例えば、特許文献4参照。)が知られてい 。前者は、保護層を印刷面上に設ける発想 延長線上にあり、しかも保護層に使用され 主たる合成樹脂よりもむしろ添加される硬 粒子がノンスリップ機能を付与している。 た、後者は、保護層設置を前提としており 保護層表面を形成する主たる素材、即ち合 樹脂等の表面を特定の形状に加工すること より防滑性を達成しており、これにより透 性も確保できるとしている。

特開平8-118553号公報(特許請求の範囲、図 1)

特開平11-10823号公報(特許請求の範囲、図 1)

特開平2-144461号公報(特許請求の範囲)

特開2003-39582号公報(特許請求の範囲、図1 、図2)

 しかし、印刷面を保護するために、印刷 れた面を保護フィルム又は保護層により保 することは、その保護フィルムにより印刷 を被覆する作業又は保護層を印刷作業と別 形成する作業を必要とし、作業工数が増加 ることにより製品の単価が押し上げられる 具合があった。これを回避するためには、 刷面上に形成される保護層を省くことが考 られるが、保護層を省いた場合には印刷面 耐摩耗性や耐傷性等が劣ることになるとと に、表面の防滑性も劣る結果を生じさせる

 本発明の目的は、従来の表示シートに必 とされてきた印刷面を保護するためのコス 高となる保護層を設けることなく、頻繁な 行が行われる屋外床面に使用しても印刷面 摩耗による表示・装飾の視認性の低下が少 い表示シートを提供することにある。

 本発明の別の目的は、用済み後に表示シ トを剥離するときに、剥離応力によって基 シートそのものが破断して未剥離部分を残 ような不具合が起こらず、床面又は壁面か 剥離しやすい表示シートを提供することに る。

 本発明者は、特定条件を満足する表面形 を備えた表面上に印刷をすることで課題の 果的な解決を見出したものである。

 即ち、本発明の第1の観点は、図1又は2に すように、裏面が床面又は壁面17に接着さ る基材11と、その基材11の表面に形成された 面側合成樹脂組成物層12と、基材11の裏面に 形成された裏面側合成樹脂組成物層14と、表 側合成樹脂組成物層12上に形成されたイン 層13とを備えた表示シートの改良である。

 その特徴ある構成は、基材11が表面及び裏 に凹凸を有し、平均厚みが200~500μm、質量が1 00~300g/m 2 である帆布からなり、表面側合成樹脂組成物 層12の表面が基材11表面の凹凸に起因する凸 12aと凹部12bからなる凹凸面に形成され、表 側合成樹脂組成物層12の表面はJIS-B-0601規格(2 001)に準拠して測定されたカットオフ値λsが0. 25mm及びλcが8mmにおける粗さ曲線の算術平均 さRaが10~50μmの範囲内であり、かつ粗さ曲線 素の平均長さRSmが500~2000μmの範囲内であり 裏面側合成樹脂組成物層14の表面が前記基材 11表面の凹凸に起因する凸部14aと凹部14aから る凹凸面に形成され、裏面側合成樹脂組成 層14の上に床面又は壁面17に接着する粘着剤 層15が形成され、インク層13は微細インクが 部12aを覆いかつ凹部12bに浸透して形成され ところにある。

 この第1の観点の表示シートでは、従来設 けられていた印刷面上に形成される保護層を 省いた。このため、作業工数が低下して低コ スト化及び製造工程の簡素化において有用で ある。また、微細インクが表面側合成樹脂組 成物層12の凹部12bに浸透して形成したので、 ンク層13が歩行者の往来により摩耗すると 図2に示すように、表面側合成樹脂組成物層1 2の凸部12aが表出する。そして、比較的機械 強度が強い材料を使用しているので、その 面側合成樹脂組成物層12の凸部12aはインク層 13に比較して摩耗し難い。このため、表面側 成樹脂組成物層12の凹部12bに残存するイン 層13はその凹部12bに隣接する凸部12aにより保 護され、頻繁な歩行が行われる屋外床面に使 用しても印刷面の摩耗による表示及び装飾の 視認性が低下することを防止することができ る。

 また、インク層13が形成される表面側合 樹脂組成物層12の表面はJIS-B-0601規格(2001)に 拠して測定されたカットオフ値λsが0.25mm及 λcが8mmにおける粗さ曲線の算術平均高さRa、 粗さ曲線要素の平均長さRSmが上記範囲内であ る。即ち、表面側合成樹脂組成物層12の表面 、凸部12aと凹部12bからなる特定の表面形状 備えるものであり、その特定の表面形状が 歩行者の靴底との接触面積である摩耗面積 極めて小さく抑えるとともに、微細インク 凹部12bに浸透させ、結果的に表示及び装飾 視認性低下を抑えることができる。

 本発明の第2の観点は、請求項1に係る発 であって、帆布は太さが22~67デシテックス、 糸密度が40~80本/インチ(15.7~31.5本/cm)の合成繊 のたて糸と、太さが22~67デシテックス、糸 度が30~70本/インチ(11.8~27.6本/cm)の合成繊維の よこ糸からなる織布である請求項1記載の表 シート。

 本発明の第3の観点は、請求項1又は2に係 発明であって、凸部12aを覆い凹部12bに形成 れたインク層13を最外層とする表示シート ある。

 本発明の第4の観点は、請求項1又は2に係 発明であって、凸部12aを覆い凹部12bに形成 れたインク層13の表面に防汚コーティング が更に形成された表示シートである。

 本発明の第5の観点は、請求項4に係る発 であって、防汚コーティング層を最外層と る表示シートである。

 本発明の第6の観点は、請求項1に係る発 であって、微細インクがインクジェット法 はシルクスクリーン印刷法により凸部12aを い凹部12bに浸透することによりインク層13が 形成される表示シートである。

 本発明の第7の観点は、請求項1ないし6い れか1項に係る発明であって、裏面側合成樹 脂組成物層14上に形成された粘着剤層15と粘 剤層15の表面に積層された離型紙16とを更に え、離型紙16はクレープ加工されJIS-P-8113に 測定される引張破断伸びが5~50%の範囲内で るクレープ紙からなることを特徴とする。

 この第7の観点の表示シートでは、離型紙 16を剥がすことにより表出する粘着剤層15を いてこのシートを貼り付けることができ、 の粘着剤層15を備えることにより床面又は壁 面17への貼り付け作業を容易にすることがで る。

 また、本発明の表示シート10では、基材11 が帆布からなり、それに粘着剤層15を形成し ので比較的厚いものになり、その保存等の めに離型紙16を外側にして巻回すると、そ 離型紙16には伸長方向に大きな張力がかかっ たまま維持されることになる。しかし、本発 明の表示シート10では、引張破断伸びが5~50% 範囲内であるクレープ紙を離型紙16として用 いるので、伸長方向に張力が加わった離型紙 16は粘着剤層15とともに伸長して、粘着剤層15 と離型紙16との間にズレを生じさせることは い。また、巻回された状態から巻回を解く 、伸びた状態で巻回された離型紙16は粘着 層15とともに長手方向に収縮して、離型紙16 粘着剤層15との間に局部的な剥離が生じる うな事態を回避し、その剥離に基づく離型 16の幅方向に延びる筋状の空洞(以下「トン ル」という。)が生じるような事態を防止す ことができる。

 本発明の表示シートでは、基材が表面及 裏面に凹凸を有する帆布からなり、表面側 成樹脂組成物層の表面をその凹凸に起因す 凸部と凹部からなる特定の表面形状とし、 細インクを凹部に浸透させてインク層を形 したので、この表示シートを床面に貼り付 て、インク層が歩行者の往来により摩耗す と、表面側合成樹脂組成物層の凸部が表出 る。そして、比較的機械的強度が強い材料 使用しているので、その表面側合成樹脂組 物層の凸部はインク層に比較して摩耗し難 。このため、従来設けられていた印刷面上 形成される保護層を省いたとしても、表面 合成樹脂組成物層の凹部に残存するインク はその凹部に隣接する凸部により保護され 頻繁な歩行が行われる屋外床面に使用して 印刷面の摩耗による表示及び装飾の視認性 低下することを防止することができる。

 また、本発明の表示シートは、基材とし 帆布を使用しているため、非常に高い引張 断強度と、床面又は壁面に接着する裏面に 凹凸を有する。これにより、用済み後の表 シートを破断させることなく、床面又は壁 から容易、かつ綺麗に剥離できるため、作 性に優れる。

 また、裏面側合成樹脂組成物層上に形成 れた粘着剤層と粘着剤層の表面に積層され 離型紙とを更に備え、離型紙がクレープ加 されてその引張破断伸びが5~50%の範囲内で れば、保存等のために離型紙を外側にして ートを巻回すると、その離型紙には伸長方 に大きな張力がかかったまま維持され、そ シートの巻回を解くと伸長方向に張力が加 った離型紙は粘着剤層とともに伸長して、 着剤層と離型紙との間にズレを生じさせな 。このため、巻回を解いた際における離型 と粘着剤層との間に局部的な剥離が生じる うな事態を回避し、その剥離に基づくトン ルが離型紙に生じるような事態を防止する とができる。

本発明実施形態の表示シートの構造を す断面図である。 その表示シートにおけるインク層が摩 して合成樹脂層の凸部が出現した状態を示 図1に対応する断面図である。 実施例における処理前後の状態を示す 真図である。 比較例における処理前後の状態を示す 真図である。

 次に本発明を実施するための最良の形態 図面に基づいて説明する。図1又は図2に示 ように、本発明の表示シート10は、裏面が床 面又は壁面17に接着される基材11と、その基 11の表面に形成された表面側合成樹脂組成物 層12と、基材11の裏面に形成された裏面側合 樹脂組成物層14と、その表面側合成樹脂組成 物層12上に形成されたインク層13とを備える 本発明の表示シート10における特徴ある点は 、この基材11が表面に凹凸を有する帆布から るところにある。即ち、本発明に使用され 基材11は、床面用途としての十分な強度と 軟性を有する帆布からなり、その帆布はポ エステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ レタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、エチレ ―酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂 の合成樹脂及びそのブレンドや共重合体か なる糸11a、或いは綿や亜麻や大麻やジュー などからなる比較的太い糸11aを使用し、そ 糸11aを密に織った比較的厚手の平織物から る。このような帆布では、比較的太い糸11a 織ることからその表面及び裏面には比較的 きな凹凸が形成され、これを基材11として用 いることにより基材11の表面に明確な凹凸を 成することができる。そして、好ましくは ポリエステル樹脂繊維のマルチフィラメン 糸又はスパン糸の平織りから成る帆布を基 11として用いることが機械的強度の点から ましい。なお、本明細書において帆布(sailclo th)とは、強くて丈夫なキャンバス織り(canvas  weave)の織布と定義する。

 本発明で使用する帆布は平均厚みが200~500μm 、質量が100~300g/m 2 のものである。平均厚みが200μm未満では、表 面側合成樹脂組成物層の表面に所望の凹凸面 を付与するのが困難になる。一方、500μmを超 えると、製品全体の厚みが厚くなりすぎて、 平滑な床面に添付する表示シートとしては問 題が生じる。また、単位面積当たりの質量が 100g/m 2 未満では、十分な機械的強度が得られず、300 g/m 2 を超えると、帆布の柔軟性が乏しくなり、製 品取扱時のハンドリング性が悪くなる。この うち、平均厚みが250~450μm、質量が120~280g/m 2 であるものが好ましい。

 また、使用する帆布は太さが22~67デシテ クス、糸密度が40~80本/インチ(15.7~31.5本/cm)の たて糸と、太さが22~67デシテックス、糸密度 30~70本/インチ(11.8~27.6本/cm)のよこ糸からな 織布である。たて糸の太さが22デシテックス 未満では、帆布の流れ方向、即ち帆布を製造 する際の送り方向(マシン運転方向:Machine Dire ction)の機械的強度が低下したり、表面側合成 樹脂組成物層の表面に所望の凹凸面を付与す るのが困難になりやすい。一方、67デシテッ スを超えると、帆布の柔軟性が乏しくなり すく、また、表面側合成樹脂組成物層の表 に所望の凹凸面を付与するのが困難になり すい。よこ糸の太さが22デシテックス未満 は、帆布の幅方向、即ち帆布を製造する際 送り方向と直角な方向(マシン運転方向と直 な方向:Cross Direction)の機械的強度が低下し すい。一方、67デシテックス値を超えると 帆布の柔軟性が乏しくなりやすく、また、 面側合成樹脂組成物層の表面に所望の凹凸 を付与するのが困難になりやすい。また、 て糸の糸密度が40本/インチ未満では、帆布 流れ方向、即ち帆布を製造する際の送り方 (マシン運転方向:Machine Direction)の機械的強 が低下したり、表面側合成樹脂組成物層の 面に所望の凹凸面を付与するのが困難にな やすい。一方、80本/インチを超えると、帆 の柔軟性が乏しくなりやすく、また、表面 合成樹脂組成物層の表面に所望の凹凸面を 与するのが困難になりやすい。よこ糸の糸 度が30本/インチ未満では、帆布の幅方向、 ち帆布を製造する際の送り方向と直角な方 (マシン運転方向と直角な方向:Cross Direction) 機械的強度が低下しやすい。一方、70本/イ チを超えると、帆布の柔軟性が乏しくなり すく、また、表面側合成樹脂組成物層の表 に所望の凹凸面を付与するのが困難になり すい。このうち、たて糸は太さが28~61デシ ックス、密度が43~70本/インチ(16.9~27.6本/cm)で あるものが好ましく、よこ糸は太さが28~61デ テックス、密度が35~65本/インチ(13.8~25.6本/cm )であるものが好ましい。

 また、基材11の表面に形成される表面側 成樹脂組成物層12、基材11の裏面に形成され 裏面側合成樹脂組成物層14の素材は、床面 途としての十分な耐水性並びに印刷性が十 であれば特に限定するものではないが、塩 ビニル樹脂、エチレン―酢酸ビニル共重合 脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹 、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂等の 成樹脂及びそのブレンドや共重合体であっ もよい。特に、基材11への被覆加工性の良さ 及びコストの点から軟質塩化ビニル樹脂が好 ましい。そして、基材11にこのような合成樹 をロールコータ或いはスプレー等によって 布することにより得られた表面側合成樹脂 成物層12の表面には、基材11表面の凹凸に起 因する凸部12a及び凹部12bが連続的に形成され る。これにより、表面側合成樹脂組成物層12 表面は、この凸部12aと凹部12bからなる凹凸 に形成される。この凸部12a並びに凹部12bは 歩行者の靴底との接触面積、即ち摩耗面積 極めて小さく抑えることで結果的に後述す インク層13における表示及び装飾の視認性 下を抑える機能を担っている。なお、本発 における凸部12a並びに凹部12bは、規則的に 置している必要はなく不規則であっても良 。

 ここで、凸部12aと凹部12bからなる凹凸面 形成された表面側合成樹脂組成物層12の表 は、JIS-B-0601(2001)において定義される2種のパ ラメータ即ち粗さ曲線の算術平均粗さRaと粗 曲線要素の平均長さRSmによって規定される ここで、上記Raは、凸部12aの突出し度合い び凹部12bの抉れ度合いを与え、RSmは、凸部12 aと凹部12bの分布頻度を与えるものである。

 また、本発明における表面側合成樹脂組 物層12の表面形状は、高さ方向のパラメー としてJIS-B-0601(2001)に定義される粗さ曲線の 術平均高さRaによって限定される。即ち、 面側合成樹脂組成物層12の表面においてJIS-B- 0601(2001)に準拠して測定されたそれぞれ0.25mm び8mmのカットオフ値λs及びλcにおける粗さ 線の算術平均高さRaが10~50μmの範囲内である とを特徴とする。ここで、粗さ曲線の算術 均高さRaは14~40μmの範囲内が好ましく、14~20 mの範囲内が更に好ましい。Raが10μm未満では 、表面が平滑すぎて摩耗面積が大きくなり表 示・装飾の視認性が維持できない。一方、Ra 50μmを超える場合、印刷面としては表面が すぎて表示・装飾のグラフィック性が著し 劣るうえ歩行に違和感を感じさせてしまう

 また、本発明における表面側合成樹脂組 物層12の表面形状は、横方向のパラメータ してJIS-B-0601(2001)に定義される粗さ曲線要素 平均長さRSmによって限定される。即ち、表 側合成樹脂組成物層12の表面においてJIS-B-06 01(2001)に準拠して測定されたそれぞれ0.25mm及 8mmのカットオフ値λs及びλcにおける粗さ曲 要素の平均長さRSmが500~2000μmの範囲内であ ことを特徴とする。ここで、粗さ曲線要素 平均長さRSmは740~1200μmの範囲内が好ましい。 RSmが500μm未満では凸部12aと凹部12bの数が多す ぎてトータルの摩耗面積が大きくなり本発明 の効果を示さない。RSmが2000μmを超えると凸 12aと凹部12bの数が少なすぎて算術平均高さRa を満たしたとしても本発明の効果に寄与しな い。さらにカットオフ値λsが0.25mm未満の短波 長成分は本発明の効果に寄与しない。一方、 カットオフ値λcが8mmを超える長波長成分も本 発明の効果に寄与しない。

 一方、裏面側合成樹脂組成物層14上には 着剤層15が形成され、その粘着剤層15の表面 は離型紙16が更に積層される。本発明に使 される粘着剤層15は、床面用途として十分な 粘着性又は接着性を有すものであれば特に限 定するものではないが、アクリル系樹脂、合 成ゴム系樹脂を主成分とするものが使用でき 、そのものを裏面側合成樹脂組成物層14上に 布することにより形成される。この粘着剤 15の厚さは30~160μmである必要があり、70~100μ mであることがより好ましい。粘着剤層15の厚 さが30μm未満であると所望の粘着力が得られ かったり粘着力の維持が難しい。粘着剤層1 5の厚さが160μmを超える場合はコスト的に不 である。

 離型紙16はクレープ加工されJIS-P-8113にて 定される引張破断伸びが5~50%の範囲内であ クレープ紙からなる。即ち、離型紙16は、例 えば基材11となるクラフト紙等に対してクレ プ加工を行い、その加工により得られたク ープ紙を一般的な熱可塑性樹脂のラミネー 加工及び剥離剤塗工を行って得られる。熱 塑性樹脂のラミネート加工は、クレープ紙 片面に、公知のポリエチレン等の加熱溶融 れた樹脂を押し出し機で押し出しラミネー する。熱可塑性樹脂はポリオレフィン樹脂 はじめとする公知のものが使用出来るが、 えばL-LDPE(線状低密度ポリエチレン)、MDPE(中 密度ポリエチレン)、HDPE(高密度ポリエチレン )、PP(ポリプロピレン)等の樹脂が好ましい。 方、剥離剤は一般にシリコーン樹脂を用い 熱可塑性樹脂をラミネートしたクレープ紙 ラミネート面にシリコーンを塗工すること よりクレープ紙からなる離型紙16が得られ 。

 基材11とこの基材11の表裏面に形成された 表側及び裏面側合成樹脂組成物12,14と裏面側 成樹脂組成物層14上に形成された粘着剤層15 とこの粘着剤層15の表面に積層された離型紙1 6から構成された表示シート10の全体の厚みは 1.0mm以下であることが好ましい。離型紙16を めた全体の厚みが1.0mmを超えると、例えばイ ンクジェット印刷によりインク層13を形成す 場合、インクジェットプリンタの対応厚み 越える可能性がある。そして、インクジェ トプリンタにより表面側合成樹脂組成物層1 2の表面に形成されるインク層13は、微細イン クが凸部12aを覆いかつ凹部12bに浸透して形成 される。

 このように構成された表示シート10では インク層13が形成される以前の状態で巻回さ れて保存され、その保存された状態から巻回 を解き、その表面側合成樹脂組成物層12の表 にインク層13が形成される。ここで、この ートは基材11が帆布からなり、それに粘着剤 層15を形成したので比較的厚いものになる。 般的にシートの巻回は離型紙16を外側にし 巻き取られ、このような比較的厚いシート 離型紙16を外側にして巻回すると、その離型 紙16には伸長方向に大きな張力がかかったま 維持されることになるけれども、本発明の 示シート10では、引張破断伸びが5~50%の範囲 内であるクレープ紙を離型紙16として用いる で、伸長方向に張力が加わった離型紙16は 着剤層15とともに伸長して、粘着剤層15と離 紙16との間にズレを生じさせることはない

 巻回されて保存されたシートは、その状 から巻回を解かれてその表面側合成樹脂組 物層12の表面にインク層13が形成され、イン ク層13を形成することにより本発明の表示シ ト10が得られる。インク層13の形成には、特 に限定されないが、インクジェット印刷、シ ルクスクリーン印刷、オフセット印刷、グラ ビア印刷、凸版印刷又は平板印刷等の印刷法 が挙げられる。印刷の際に巻回されたシート を巻き出すと、層間のズレや離型紙16の伸び 残る離型紙16は粘着層と局部的剥離である ンネルを生じやすく、そのようなものが生 るとインクジェット印刷で印刷を行う場合 支障を来すことになる。しかし、本発明の 示シート10では、引張破断伸びが5~50%の範囲 であるクレープ紙を離型紙16として用いる で、巻回されたシートを巻き出すと、離型 16は粘着剤層15とともに長手方向に収縮して 離型紙16にトンネルが生じるような事態を 避することができる。

 インク層13が形成された本発明の表示シ ト10は、その後所定の大きさに裁断等され、 歩行者が往来する床面に貼付して使用される 。この床面への貼り付けは離型紙16を剥がす とにより表出する粘着剤層15を用いて行わ 、この粘着剤層15を備えることにより床面へ の貼り付け作業を容易にすることができる。

  また、本発明の表示シート10は、従来設 けられていた印刷面上に形成される保護層を 省き、このインク層13を最外層とするため、 行者の往来からインク層13を保護すること できずに、そのインク層13は歩行者の往来に より摩耗する。しかし、本発明の表示シート 10は、基材11として表面に凹凸を有する帆布 用い、表面側合成樹脂組成物層12の表面に基 材11表面の凹凸に起因する凸部12a及び凹部12b 有し、微細インクが表面側合成樹脂組成物 12の凹部12bに浸透して形成したので、イン 層13が歩行者の往来により摩耗すると、図2 示すように、表面側合成樹脂組成物層12の凸 部12aが表出する。そして、比較的機械的強度 が強い材料を使用しているので、その表面側 合成樹脂組成物層12の凸部12aはインク層13に 較して摩耗し難い。このため、表面側合成 脂組成物層12の凹部12bに残存するインク層13 その凹部12bに隣接する凸部12aにより保護さ 、頻繁な歩行が行われる屋外床面に使用し も印刷面の摩耗による表示及び装飾の視認 が低下することを防止することができる。

 また、本発明の表示シート10は、インク 13の表面には、インク層13の汚れによる視認 の低下を防止するために、防汚コーティン 層を更に形成し、この防汚コーティング層 最外層としても良い。防汚コーティング層 材料には、フッ素樹脂溶剤系又はフッ素樹 ・アクリル樹脂溶剤系等のフッ素樹脂系防 剤や、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂エ マルジョン、アクリル系樹脂エマルジョン又 は合成ゴム系ラテックス等のエマルジョン・ ラテックス系防汚剤の他、ケイ酸ソーダ又は ケイ酸ソーダ・アクリル系樹脂混合液等のケ イ酸ソーダ(いわゆる水ガラス)系防汚剤、或 は二酸化チタン又は二酸化ケイ素等の無機 ノ粒子系防汚剤等が挙げられる。塗布方法 、例えば、コンマコーティング法、ドクタ ナイフコーティング法、リバースロールコ ティング法、グラビアコーティング法又は ーコーティング法等が挙げられるが、塗布 液の塗工に適した方法であるグラビアコー ィング法又はスクリーンコーティング法等 特に好ましい。防汚コーティング層の厚さ 、0.5~200μmの範囲内であることが好ましい。

 従って、本発明の表示シート10は、歩行 が往来する床面に貼付して使用される場合 、印刷面に保護層を有しない従来のシート 比較し、印刷面の表示・装飾の視認性維持 優れ、印刷面に保護層を有する従来のもの 比較しても印刷面の表示・装飾の視認性維 を大きく損なうことがない。よって、本発 の表示シート10は、従来の床面用途に必要と された保護層を設ける必要がないため、低コ スト化及び製造工程の簡素化において有用で ある。

 また、本発明の表示シート10は、基材11に 帆布を使用しているため、引張破断強度1000N/ 3cm以上の非常に高い強度が得られる。そのた め、本発明の表示シート10は、基材11に帆布 外のものを使用する従来のものに比べ、耐 性に優れる。更に、用済み後の表示シート 破断させることなく、床面又は壁面から容 、かつ綺麗に剥離できるため、作業性の面 も優れる。

 次に本発明の実施例を比較例とともに説 する。

 <実施例1>
 帆布であるポリエステル樹脂繊維織布から る基材11に、その表面及び裏面に塩化ビニ からなる表面側及び裏面側合成樹脂組成物 12,14が形成されたシート(株式会社クラレ製 商品名「クレモナ」)を用意した。このシー の表面性状をJIS-B-0601(2001)に準拠して測定し たところ、Raが18.6μm、RSmが1165.2μmであった。

 このシート(クレモナ)に、厚さ200μmのクレ プ紙からなる伸縮性離型紙16を用い、転写方 式によって厚さ80μmの粘着層を形成した。こ により、基材11とこの基材11の表裏面に形成 された表側及び裏面側合成樹脂組成物12,14と 面側合成樹脂組成物層14上に形成された粘 剤層15とこの粘着剤層15の表面に積層された 型紙16から構成された全体の厚みが総厚820μ mのシートを得た。なお、使用した上記帆布 あるポリエステル樹脂繊維織布は、平均厚 が367μm、質量が238g/m 2 であった。また、このポリエステル樹脂繊維 織布は、たて糸の太さが59デシテックス、糸 度が46本/インチ(18.1本/cm)であり、よこ糸の さが59デシテックス、糸密度が42本/インチ(1 6.5本/cm)であった。

 このシートをインクジェットプリンタ(ロ ーランドディージー株式会社の機種名「ロー ランドプロ3」)にて1文字30×30mmサイズの任意 10文字を印刷して本発明の表示シートを得 。この表示シートを実施例1とした。

 <実施例2>
 帆布であるポリエステル樹脂繊維織布から る基材11に表面側及び裏面側合成樹脂組成 層12,14が形成された幅100mmのシートを用意し 。このシートの表面性状をJIS-B-0601(2001)に準 拠して測定したところ、Raが37.2μm、RSmが1127μ mであった。

 このシートに、厚さ200μmのクレープ紙から る伸縮性離型紙16を用い、転写方式によっ 厚さ80μmの粘着層を形成した。これにより、 基材11とこの基材11の表裏面に形成された表 及び裏面側合成樹脂組成物12,14と裏面側合成 樹脂組成物層14上に形成された粘着剤層15と の粘着剤層15の表面に積層された離型紙16か 構成された全体の厚みが総厚800μmのシート 得た。なお、使用した上記帆布であるポリ ステル樹脂繊維織布は、平均厚みが420μm、 量が270g/m 2 であった。また、このポリエステル樹脂繊維 織布は、たて糸の太さが66デシテックス、糸 度が46本/インチ(18.1本/cm)であり、よこ糸の さが66デシテックス、糸密度が42本/インチ(1 6.5本/cm)であった。

 このシートをインクジェットプリンタ(ロ ーランドディージー株式会社の機種名「ロー ランドプロ3」)にて1文字30×30mmサイズの任意 10文字を印刷して本発明の表示シートを得 。この表示シートを実施例2とした。

 <実施例3>
 帆布であるポリエステル樹脂繊維織布から る基材11に、その表面及び裏面に塩化ビニ からなる表面側及び裏面側合成樹脂組成物 12,14が形成されたシート(株式会社クラレ製 商品名「カルディ」)を用意した。このシー の表面性状をJIS-B-0601(2001)に準拠して測定し たところ、Raが14.3μm、RSmが744.8μmであった。

 このシート(カルディ)に、厚さ200μmのクレ プ紙からなる伸縮性離型紙16を用い、転写方 式によって厚さ80μmの粘着層を形成した。こ により、基材11とこの基材11の表裏面に形成 された表側及び裏面側合成樹脂組成物12,14と 面側合成樹脂組成物層14上に形成された粘 剤層15とこの粘着剤層15の表面に積層された 型紙16から構成された全体の厚みが総厚630μ mのシートを得た。なお、使用した上記帆布 あるポリエステル樹脂繊維織布は、平均厚 が290μm、質量が160g/m 2 であった。また、このポリエステル樹脂繊維 織布は、たて糸の太さが29.5デシテックス、 密度が66本/インチ(26本/cm)であり、よこ糸の さが29.5デシテックス、糸密度が60本/インチ (23.6本/cm)であった。

 このシートをインクジェットプリンタ(ロ ーランドディージー株式会社の機種名「ロー ランドプロ3」)にて1文字30×30mmサイズの任意 10文字を印刷して本発明の表示シートを得 。この表示シートを実施例3とした。

 <実施例4>
 インクジェット印刷法の代わりに、シルク クリーン印刷法により印刷したこと以外は 実施例1と同様に、本発明の表示シートを得 た。シルクスクリーン印刷は、刷版として、 ポリエステル150メッシュのスクリーンを用意 した。また、印刷用インキとして、黒色のイ ンキ(十条ケミカル株式会社製 EXG3590)にビニ ル標準溶剤(十条ケミカル株式会社製)を100:2 0の割合で混合して希釈したものを用意した これらを用いて、手刷りにて1文字30×30mmサ ズの任意の10文字を印刷し、この表示シート を実施例4とした。

 <比較例1>
 綾織りである帆布とは異なるポリエステル 脂繊維織布の基材11に表面側及び裏面側合 樹脂組成物層12,14が形成された幅100mm、厚み1 120μmのシートを用意した。このシートの表面 性状をJIS-B-0601(2001)に準拠して測定したとこ 、Raが120.6μm、RSmが2025μmであった。

 このシートに、厚さ200μmのクレープ紙から る伸縮性離型紙16を用い、転写方式によっ 厚さ80μmの粘着層を形成した。これにより、 基材11とこの基材11の表裏面に形成された表 及び裏面側合成樹脂組成物12,14と裏面側合成 樹脂組成物層14上に形成された粘着剤層15と の粘着剤層15の表面に積層された離型紙16か 構成された全体の厚みが総厚1400μmのシート を得た。なお、使用した上記綾織りのポリエ ステル樹脂繊維織布は、平均厚みが630μm、質 量が350g/m 2 であった。また、このポリエステル樹脂繊維 織布は、たて糸の太さが83デシテックス、糸 度が20本/インチ(7.9本/cm)であり、よこ糸の さが83デシテックス、糸密度が16本/インチ(6. 3本/cm)であった。

 このシートを実施例1と同様にインクジェ ットプリンタ(ローランドディージー株式会 の機種名「ローランドプロ3」)にて1文字30×3 0mmサイズの任意の10文字を印刷して表示シー を得た。この表示シートを比較例1とした。

 <比較例2>
 市販の一般壁紙を用意した。この壁紙の表 性状をJIS-B-0601(2001)に準拠して測定したとこ ろ、Raが61.1μm、RSmが2857μmであった。

 この壁紙に、厚さ200μmのクレープ紙から る伸縮性離型紙16を用い、転写方式によっ 厚さ80μmの粘着層を形成した。これにより、 基材11とこの基材11の表裏面に形成された表 及び裏面側合成樹脂組成物12,14と裏面側合成 樹脂組成物層14上に形成された粘着剤層15と の粘着剤層15の表面に積層された離型紙16か 構成された全体の厚みが総厚630μmのシート 得た。

 このシートをインクジェットプリンタ(ロ ーランドディージー株式会社の機種名「ロー ランドプロ3」)にて1文字30×30mmサイズの任意 10文字を印刷して本発明の表示シートを得 。この表示シートを比較例2とした。

 <評価試験及び評価1>
 実施例1~4及び比較例1,2にける表示シートを #400の紙ヤスリで200回平行に往復し表面を削 った後の視認性の目視評価をもって行った。 表示・装飾の視認性は、大まかに30×30mmサイ の任意の一文字が読み取れれば「良好」と 、削れが激しく文字の読み取り困難又は読 取れても形状の崩れが激しいならば「不可 と評価した。この結果を表面形状値ととも 表1に示すとともに、紙ヤスリで表面を削る 処理前と処理後の写真図を図3,4に示す。

 表1及び図3,4から明らかなように、実施例 1~4の表示シートでは、上記試験方法において 「良好」の評価が得られた。それに対して、 比較例1及び2の表示シートは、上記試験方法 おいて「不可」の評価であった。これは、 成樹脂組成物層上に形成されたインク層は その合成樹脂成形物層の表面を適度な凸部 凹部からなる凹凸面に形成することにより 護できることを意味し、その適度な凸部と 部からなる凹凸面に形成された合成樹脂成 物層の表面は、JIS-B-0601規格(2001)のカットオ フ値λcが8mmにおける粗さ曲線の算術平均高さ Raであれば10~50μmの範囲内であり、かつ粗さ 線要素の平均長さRSmであれば500~2000μmの範囲 内であることが判る。

 <評価試験及び評価2>
 実施例1及び比較例1で得られた表示シート ついて、引張破断強度及び耐久性を評価し 。その結果を以下の表2に示す。

 (1)  引張破断強度:実施例1及び比較例1で 得られた表示シートについて、「JIS L-1096 A 、ストリップ法」による引張破断強度を測 した。

 (2)  耐久性:実施例1及び比較例1で得られ た表示シートを、アスファルト舗装道路の表 面に貼付して、2ヶ月間の実歩行に晒した後 この表示シートを路面より手作業にて剥離 た。表2中、記号「A」は、シートは全く材破 を起こすことなく全面を剥離することができ たことを示し、記号「B」は、途中でシート 材破を起こして路面に未剥離部分を残し、 離作業が難航する不具合があったことを示 。

 表2から明らかなように、実施例1と比較 1を比較すると、本発明の表示シートである 施例1では、1000N/3cm以上の高い引張破断強度 が得られることが確認された。また、実施例 1では、長期間使用した後の耐久性において 高い評価を示し、剥離の際に材破を起こす となく、路面に未剥離部分を残さずに全面 剥離することができた。このことから、作 性の面でも優れることが確認された。

 <実施例5>
 フッ素樹脂6質量%、アクリル樹脂10質量%、 剤84質量%の割合で調製した溶剤系フッ素樹 溶液を用意し、これを実施例1で得られた表 シートのインク層上に、バーコーターにて 塗布量が20g/m 2 となるように塗布した後、温度100℃で3分間 燥し、防汚コーティング層を形成した。

 <実施例6>
 溶剤系フッ素樹脂溶液の代わりに、濃度9質 量%の酸化チタン水溶液を用い、この酸化チ ン水溶液の塗布量を15g/m 2 としたこと以外は、実施例4と同様に、防汚 ーティング層を形成した。

 <実施例7>
 溶剤系フッ素樹脂溶液の代わりに、濃度50 量%のEVAエマルジョン(中央理化工業株式会社 製)を用い、このエマルジョンの塗布量を30g/m 2 としたこと以外は、実施例4と同様に、防汚 ーティング層を形成した。

 <評価試験及び評価3>
 防汚コーティング層を形成した実施例5~7の 示シートについて、以下の付着防止性及び リーニング性を評価した。その結果を以下 表3に示す。

 (1)  付着防止性:表示シートを屋内コン リート床に貼り合わせて、1週間の実歩行に した使用後の表示シートについて、その表 の汚染度(%)を測定した。なお、汚染度(%)は 使用前の表示シートと使用後の表示シート 表面について、色彩色差計(ミノルタ株式会 社製)により白色度(CIELab表示方式によるLab表 方法のL値)を測定し、次の式(1)から算出し 値である。

  汚染度={(使用前のL値-使用後のL値)/使用 前のL値}×100  (1)

 (2)  クリーニング性:使用後の表示シー の表面を、水拭き及び空拭きを行い、汚れ 落とし易さを目視により評価した。表3中、 号「A」は、汚れが簡単に落とせたことを示 し、記号「B」は、汚れをある程度落とせた 、完全には落ちなかったことを示し、記号 C」は、汚れが全く落ちなかったことを示す

 表3から明らかなように、防汚コーティン グ層を形成した実施例5~7では、形成しない場 合に比べて汚染度が低くなり、付着防止性が 更に向上することが確認された。また、防汚 コーティング層を形成した実施例5~7では、ク リーニング性においても、防汚コーティング 層を形成しない場合に比べ、高い評価が得ら れることが確認された。

 屋外や屋内の歩行者が往来する場所にお る簡易的な広告又は誘導サインとして、ア ファルト舗道、コンクリートあるいはモル ル舗装された床面等に貼付可能な表示シー として利用できる。