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Patent Searching and Data


Title:
DISPLAY STRIP AND COMMODITY DISPLAYER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136222
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] With respect to a display strip (100) allowing remounting that includes a sealant layer (110) provided on its surface outer side with a low-melting-point polymer layer (111) for mounting a commodity bag on a main body part by heat seal and provided on its inner side with a pressure-sensitive adhesive layer (112) for remounting the commodity bag and includes a base material layer (120) for ensuring strength, to reduce the amount of pressure-sensitive adhesive used being a factor of high cost without detriment to the performance thereof. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The pressure-sensitive adhesive layer (112) is provided so as to occupy 30 to 80% of the area of the main body part surface by partially coating the base material layer with the pressure-sensitive adhesive. The low-melting-point polymer layer (111) is provided on the pressure-sensitive adhesive layer (112) all over the whole surface of the main body part. Numeral 113 of the selected figure denotes portion where no pressure-sensitive adhesive is present.

Inventors:
IWASAKI YOSHIO (JP)
YAMAMOTO AKIRA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/055708
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
March 26, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ISHIDA SEISAKUSHO (JP)
IWASAKI YOSHIO (JP)
YAMAMOTO AKIRA (JP)
International Classes:
B32B27/00; B32B7/14; B65D73/00
Foreign References:
JP2006123924A2006-05-18
JP2005047623A2005-02-24
JP2004290944A2004-10-21
JP2005237829A2005-09-08
JPH1080345A1998-03-31
JPH0234467U1990-03-05
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Tadaaki (Facade Esaka Building 9F23-43, Esaka-cho 1-chom, Suita-shi Osaka 63, JP)
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Claims:
 シーラント層と基材層とを含んで構成され、
 前記シーラント層が低融点ポリマー層と粘着剤層を具備し、
 前記低融点ポリマー層が外表面に形成され、前記粘着剤層が内面に形成された、
 商品袋が取り付けられるための本体部を有するディスプレイストリップにおいて、
 前記粘着剤層は、前記基材層上の粘着剤部分塗工によって、前記本体部面に対して30~80%の面積を占めて形成され、
 前記粘着剤層の上に、前記低融点ポリマー層が前記本体部全面に渡って形成されていることを特徴とするディスプレイストリップ。
 前記粘着剤層の粘着剤部分塗工が、グラビアコータ若しくはリバースコータによる筋塗り塗工、または離型紙上に形成された粘着剤層の転写である請求項1に記載のディスプレイストリップ。
 前記粘着剤層が、ディスプレイストリップ面に対して、縦縞状、横縞状、格子状または水玉状に粘着剤部分塗工されている、請求項1に記載のディスプレイストリップ。
 請求項1のディスプレイストリップに商品袋が取り付けられた、商品展示体。
Description:
ディスプレイストリップ及び商 展示体

 本発明は、商品が封入された袋を複数並 て取り付けて展示するためのディスプレイ トリップに関し、特に一旦引き剥がした商 を再吊り下げ可能なディスプレイストリッ に関する。

 スナック菓子のようなピロー包装された商 を展示し、販売する方法として、ストリッ バッグ展示と呼ばれる、陳列棚を必要とし い商品の展示販売方法が知られている。
 ストリップバッグ展示とは、ディスプレイ トリップと呼ばれる所定巾のテープ材に、 品が封入された袋(商品袋)を複数取り付け 吊り下げるという商品展示体による形態で る。

 上記のようなストリップバック展示を行 ためのディスプレイストリップの方法の一 として、片面にヒートシール層を設けるこ により、商品が封入された袋を直接ヒート ールして接着することができるディスプレ ストリップが提案されている。このディス レイストリップを用いれば、商品を封入し 袋をディスプレイストリップに取り付ける 程を、商品を袋に封入する一連の工程と連 して自動化することが極めて容易である。

 更に、特許文献1のようにディスプレイスト リップのヒートシール層と基材層との間に、 またはヒートシール層の一部として基材層と 接する内側に、粘着剤層を設けたディスプレ イストリップが知られている。かかる様態で 粘着剤層を設けると、取付けた商品袋を取り 外すまでは粘着剤層が露出しないが、ディス プレイストリップから商品袋を引き剥がすこ とで粘着剤層が露出し、取り外した商品の購 入を止めた場合に、商品袋の再取り付けが可 能となる利点がある。このようなディスプレ イストリップにおいて、前記粘着剤層は、商 品袋再取り付けの役割とともにヒートシール 層と基材層を接着する役割も有する。

国際公開公報 WO2004/054895

 しかしながら、前記粘着剤層の材料とな 粘着剤は高価であり、再取付け可能なディ プレイストリップのコスト高の要因であっ 。

 前記課題を解決するために、シーラント層 基材層とを含んで構成され、前記シーラン 層が低融点ポリマー層と粘着剤層を具備し 前記低融点ポリマー層が外表面に形成され 前記粘着剤層が内面に形成された、商品袋 取り付けられるための本体部を有するディ プレイストリップにおいて、本発明では、
 前記粘着剤層は、前記基材層上の粘着剤部 塗工によって、前記本体部面に対して30~80% 面積を占めて形成され、
 前記粘着剤層の上に、前記低融点ポリマー が前記本体部全面に渡って形成されている とを最も主要な特徴とする。

 本発明のディスプレイストリップおよびこ に商品袋が取り付けられた商品展示体によ ば、粘着剤層に必要とされる粘着剤の使用 を抑えることができる一方、再取り付け性 などの性能面で劣ることなく、経済的な再 付け可能なディスプレイストリップを提供 きる。
 また、本発明では、ディスプレイストリッ 面から見て、粘着剤層は点在しているが、 記粘着剤層の更に上から、ディスプレイス リップの表面となる前記低融点ポリマー層 前記本体部全面に渡って形成されているた 、外観上、粘着剤層が本体部全体に塗付さ たディスプレイストリップと変わりがなく デザイン的にも問題がない。

ストリップバッグ展示を行っている商 展示体を示す概略図である。 本発明のディスプレイストリップの概 断面図である。 本発明のディスプレイストリップにお いて、低融点ポリマー層を除き、ディスプレ イストリップ面からみた概略図である。 図3Aとは別様態のディスプレイストリ プの概略図である。 図3Aとは別様態のディスプレイストリ プの概略図である。 図3Aとは別様態のディスプレイストリ プの概略図である。 商品袋をディスプレイストリップへ取 付ける手順を示す概略図である。

符号の説明

 100        ディスプレイストリップ
 101        本体部
 102        ホールパンチ部
 110        シーラント層
 111        低融点ポリマー層
 112        粘着剤層
 113        粘着剤の存在しない部分
 120        基材層
 200        商品袋
 H          フック(固定具)

(ディスプレイストリップの基本構造)
 図1には、商品展示体を構成する本発明のデ ィスプレイストリップ100及び商品袋200の概要 を示した。図1に示したように本発明のディ プレイストリップ100は、商品袋が取り付け れる本体部101を少なくとも具備する。図1の 態では更に、吊り下げるためのホールパン が設けられたホールパンチ部102も具備する ホールパンチ部102は、フックHなどで棚など に固定する部位であるから、図1のように、 ィスプレイストリップをストリップバッグ 示する際の位置関係において、ホールパン 部102は、本体部101の上方に設けられる。

 図2は、本発明のディスプレイストリップ100 の層構造を示す概略断面図である。本発明の ディスプレイストリップ100は、融着によって その表面に商品袋を取付けることのできるも のであり、基本的な構成は、商品袋を取付け る外表面側にシーラント層110を有し、その内 側(裏側)に基材層120を有するものである。
 本発明のディスプレイストリップ100は、商 袋200が再取り付け可能なディスプレイスト ップであるので、前記シーラント層110は、 融点ポリマー層111と粘着剤層112を具備し、 記低融点ポリマー層111は、表面外側に形成 れ、前記粘着剤層112は、内面側、すなわち 材層120側に形成される。後述のとおり、本 明における粘着剤層112は、点在しているも であるため、図1に示したように、粘着剤の 存在しない部分113を有する。
 なお、粘着剤層112は、必ずしも基材層120と 接接している必要はなく、例えば粘着剤層1 12と基材層120の間に、中間層、アンカーコー 層、補強層などを設けることもできる。

(シーラント層)
 〔低融点ポリマー層〕
 前記シーラント層110の低融点ポリマー層111 用いられる低融点ポリマーとしては、160℃ 下、好ましくは120℃以下の低い温度で溶融 る低融点ポリマー層111であって、常温で粘 性を示さず、かつ、充分な溶融接着性を発 できるものであれば用いることができる。 かでも好適に使用できる低融点ポリマーの 体例としては、ポリプロピレン、プロピレ と他のオレフィン(エチレン、炭素数4~12のα オレフィン)との共重合体、低密度ポリエチ ン(メタロセン直鎖低密度ポリエチレンを含 )、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン メタクリル酸エステル共重合体等からなるも のを挙げることができる。また、前記シーラ ント層110は、単層構造であってもよいし、複 数の層からなる多層構造を有していてもよい 。
 本発明のディスプレイストリップ100に用い 粘着剤層112は、後述のとおり、本体部101の 面に渡って存在しているのではない。この め、低融点ポリマー層111は、かかる点在す 粘着剤層112の上に、前記本体部101の全面に って形成される。このような構成にするこ によって、外観上、粘着剤層112が点在して ることが分からなくなるので、デザイン的 好ましい。

 〔粘着剤層〕
 前記シーラント層110の粘着剤層112は、常温 粘着性を示す粘着剤を含有する。粘着剤と ては常温で粘着性を示すものであれば特に 定されないが、ゴム系粘着剤又はアクリル 粘着剤であることが好ましい。

 本発明において粘着剤層112は、ディスプレ ストリップ面からみて、基材層120上に点在 ている。具体的には、基材層120上の粘着剤 分塗工によって、前記本体部面に対して30~8 0%の面積を占めて形成されている。粘着剤層1 12の面積が本体部面の30%未満であると商品袋 再取付け性能に劣り、加えてシーラント層1 10と基材層120との接着も不十分となるため、 ーラント層110が自然と剥がれ落ちるおそれ あるからである。一方、粘着剤層112の面積 本体部面の80%を超えると、粘着剤の使用量 減らしてコストを抑えるという本発明の目 が達成できない。
 かかる前記粘着剤層112の粘着剤部分塗工は グラビアコータ若しくはリバースコータに る筋塗り塗工により好適に行うことができ 。または離型紙上に形成された粘着剤層の 写により粘着剤部分塗工を行うこともでき 。
 粘着剤層112は、上記面積範囲の範囲にある り、点在状態には特に制限がないが、あま に偏在して存在することは好ましくない。 3A~Dは、かかる粘着剤層112の好ましい点在の 様子を示すための図であり、本発明のディス プレイストリップ100の本体部101の一部を、低 融点ポリマー層111を除いて、ディスプレイス トリップ面からみた図である。これらの図で 示したように、本発明で用いる粘着剤層112は 、ディスプレイストリップ面から見て、縦縞 状(図3A)、横縞状(図3B)、格子状(図3C)または水 玉状(図3D)に粘着剤部分塗工されていること 好ましい。

 図3A,図3B,図3Cに示したように、粘着剤層12が 直線的な等間隔幅で存在している場合、粘着 剤層12の幅や、隣接する粘着剤層までの距離 、ディスプレイストリップ100の自体の大き や、商品袋200を取り外した際に露出する粘 剤層の面積、商品袋の大きさや封入される 品の重量などを考慮して、適宜定めること できる。例えばディスプレイストリップ幅 、35mm程度であり、商品袋200を取り外した際 に露出する面積が、幅30mm×長さ10mm程度で、 ナック菓子の商品袋を取り付ける場合、十 な商品袋の再取付け力を維持しつつ、粘着 コストを抑えるために、粘着剤層12の幅は、 1~3mmが好ましく、また隣接する粘着剤層まで 距離も1~3mmが好ましい。また上記の例にお て、図3Dに示した水玉状を採用するならば、 水玉の直径は、1~3mmが好ましく、隣接する水 までの最短距離も1~3mmが好ましい。
 すなわち、商品袋を取り外した際に露出す 面積が幅30mm×長さ10mm程度で、スナック菓子 の商品袋を取り付ける場合、図3A、図3B、図3C または図3Dのような形状の粘着剤層が、上記 ような幅・間隔で形成され、ディスプレイ トリップの面積に対して、30~80%を占めるこ により、安定した商品袋の再取り付けが可 になる。

 また粘着剤層112の厚さとしては特に限定 れないが、好ましい下限は10μm、好ましい 限は300μmである。10μm未満であると、いった ん取り付けられた袋を引き剥がした際に、前 記シーラント層110とともに粘着剤層112も剥れ てしまい、商品袋200の再接着ができなくなる ことがある。300μmを超えると、粘着強度が高 すぎて、いったん取り付けられた商品袋200を 引き剥がしにくくなる。

 〔中間層〕
 基材層120と粘着剤層112とは、ポリエチレン らなる中間層を介して積層されていること 好ましい。ポリエチレンは柔軟で引張伸度 高いことから、前記ポリエチレンからなる 間層を有することによりディスプレイスト ップ100全体の強度やホールパンチ強度を向 させたりすることができる。
 前記ポリエチレンからなる中間層は、前記 材層120と粘着剤層112との間にポリエチレン 押出成形しながら積層することにより行う とができる。なお、ポリエチレンの他、エ レン-(メタ)アクリル酸共重合体又はエチレ -(メタ)アクリル酸共重合体のアイオノマー 用いてもよい。

 前記ポリエチレン層の厚さとしては特に 定されないが、好ましい下限は5μm、好まし い上限は50μmである。5μm未満であると、充分 な強度の向上効果が得られないことがあり、 50μmを超えるとディスプレイストリップ100全 の厚さが厚くなってしまい、断熱効果によ ヒートシール性が損なわれてしまうことが る。

〔アンカーコート層〕
 また、基材層120と粘着剤層112との間にアン ーコート層が形成されていることが好まし 。基材層120と粘着剤層112との間の接着力が れたものとなり、基材層120と粘着剤層112と 間で剥離が生じにくくなる。前記アンカー ート層としては特に限定されず、例えば、 リイソシアネート/ポリエステル系2液硬化 接着剤等の従来公知のアンカーコート剤か なるもの等が挙げられる。かかるアンカー ート剤を粘着剤がコートされる樹脂フィル 面にコートすることによりアンカーコート が形成される。

 また前記シーラント層110は、必要に応じ 、更にワックス、紫外線防止剤、酸化防止 、可塑剤、滑剤、顔料、染料などの通常用 られる添加物を含有してもよい。

 〔スリット〕
 さらに前記シーラント層110には、溶融接着 よって取り付けられた商品袋200をディスプ イストリップ100から引き剥がす際に、必要 域である所定位置の低融点ポリマー101のみ 破壊されるように、前記低融点ポリマー101 スリットを入れることもできる。この際、 実に必要領域の前記低融点ポリマー101のみ 切り離されるように、スリットは、前記粘 剤層112や基材層120の深さにまでは達してい いものであることが好ましい。

 (基材層)
 本発明のディスプレイストリップに採用す 基材層120は、商品が封入された多数の商品 200を取り付けて吊り下げる用途から、充分 強度を有し、かつ、溶融接着時に溶融した 劣化したりしない耐熱性を付与するために 紙及び/または延伸フィルムを含むものであ る。
 延伸フィルムとしては、特に限定されない 、好ましい延伸フィルムの例として、二軸 伸ポリプロピレン(OPP)、二軸延伸ポリエチ ンテレフタレートを挙げることができる。 れらは単層であっても複層であっても良い

 前記基材層120の厚さとしては特に限定さ ないが、好ましい下限は30μm、好ましい上 は500μmである。30μm未満であると、充分なホ ールパンチ強度が得られずに展示時や商品を 封入した袋を引き剥がす際に破損する恐れが あり、500μmを超えると、基材層120が断熱材の 役割をして溶融接着時に前記シーラント層110 の低融点ポリマー層111まで充分に熱が伝わら ないことがある。

 (印刷層)
 本発明のディスプレイストリップ100に図柄 模様、色彩などデサインを施す場合は、前 基材層120の商品袋取付け側の面に、印刷層 設けることにより行うことができる。前記 刷層の形成は、スクリーン印刷法など公知 印刷方法により形成することができる。ま 、基材層120自身に着色成分を含有させて、 ィスプレイストリップ100に色彩を付与する ともできる。

 (ディスプレイストリップの形態)
 本発明のディスプレイストリップ100の形態 しては特に限定されず、例えば、テープ状 シート状等が挙げられる。
 また、本発明のディスプレイストリップ100 、吊り下げるためのホールパンチが設けら たホールパンチ部102を有するものの場合、 品展示体としては、図1に示すようにフック のような固定具Hに吊るして展示されること 通常である。
 なお、ホールパンチを有するホールパンチ 102は、本体部101の上方にのみ設けられてい ことが好ましい。本体部101の下方にもホー パンチ部102が設けられると、商店等におい 商品展示体を逆さまに吊り下げられること ある。

 (商品展示体)
 本発明のディスプレイストリップ100に、商 が封入された商品袋200を溶融接着にて取付 られたものが本発明の商品展示体である。
 本発明の商品展示体に取り付けられた商品 200の材料としては、一般的に包装用フィル として用いられるものが、いずれも使用で る。例えば、二軸延伸ポリプロピレン(OPP) /印刷層/ポリエチレン(PE)層/アルミニウム蒸 ポリエチレンテレフタレート(PET)層/ポリエ レン(PE)層/無延伸ポリプロピレン(CPP)層から なるもの、透明蒸着二軸延伸ポリエチレンテ レフタレート(PET)層/印刷層/無延伸ポリプロ レン(CPP)層からなるもの等の袋の表面が二軸 延伸ポリマーであるものや、最外層にヒート シール可能なシーラント層を有するもの等が 使用される。最外層にヒートシール可能なシ ーラント層を有するものとしては、例えば、 米国においては、ヒートシーラブル二軸延伸 ポリプロピレン(OPH)層/印刷層/ポリエチレン(P E)層/アルミニウム蒸着ヒートシーラブル二軸 延伸ポリプロピレン(OPH)層からなるものが用 られており、このような袋は本発明のディ プレイストリップ100に好適に取り付けるこ ができる

 本発明のディスプレイストリップ100に前 商品袋を取り付けるための溶融接着の方法 しては、ヒートシール法の他に、超音波シ ル法や高周波シール法でも行うことができ 。

 前記溶融接着によって商品展示体を作製す 手順としては、特に限定されるものではな が、例えば図4に示す手順により取り付ける ことが好ましい。この方法では、まず、商品 袋200の表側がディスプレイストリップ100に接 するようにして商品を封入した該商品袋200を 置き、次いで商品袋200を構成する包装用フィ ルムの上部を溶融接着して、該包装用フィル ムをディスプレイストリップ100に結合させる (図4a)。
 所定の数の商品袋200をディスプレイストリ プ100に溶融接着にて取り付けたところで、 品袋200における取付け部を軸に、ディスプ イストリップ100を上下反転させて、商品袋2 00の表面がディスプレイストリップ100とは反 側になるようにする(図4b)。この状態でディ スプレイストリップ100の片端をフックH等に り下げて展示すれば、商品袋200とディスプ イストリップ100との取付け部は図4cのように なっていることから、取付け部を下方向に引 っ張れば、前記区画領域内における、前記シ ーラント層110のみが商品袋200に付着した状態 で、該取付け部を含む領域を引き剥がすこと ができる商品展示体とすることができる。

 本発明の商品展示体において、商品袋200 ディスプレイストリップ100とのシール強度 しては特に限定されないが、好ましい下限 1N/30mm、好ましい上限は50N/30mmである。1N/30mm 未満であると、商品の重量によっては自重に より商品が落下してしまうことがあり、50N/30 mmを超えると、吊り下げた状態で商品袋を引 張ってもはずれないことがある。より好ま い下限は5N/30mmであり、より好ましい上限は 30N/30mmである。

 なお、商品袋200とディスプレイストリップ1 00との溶融接着の状態や剥離の状態について 、溶融接着の方法や条件によっても大きく 化し得るものである。溶融接着がヒートシ ル法の場合、その条件は、溶融接着時の温 やシールジョーの接触時間、接触圧力等に って変化する他、シールジョーの形状によ ても変化し得る。従って、前記ディスプレ ストリップ100の低融点ポリマー101を構成す 樹脂組成物の種類や、商品袋の表面層の素 に応じて、最適のシール条件を選択するこ が好ましい。シールジョーの幅については ディスプレイストリップ100と商品袋表面と 接着面の所望の長さに応じて選ばれるが、 の長さが、ディスプレイストリップ100から を剥がすときの剥離の始まりから剥離の完 までの距離を実質的に決定する。