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Patent Searching and Data


Title:
DISPLAY STRIP
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/116436
Kind Code:
A1
Abstract:
A display strip is obtained on which bags having an outermost layer constituted of a non-heat-sealable stretched (preferably biaxially stretched) polyethylene terephthalate film can be easily attached by heat sealing and from which the bags can be smoothly detached. The display strip is for attaching thereto and displaying merchandise-containing bags in a row. The display strip is characterized by comprising a base layer and a sealant layer to which the bags are attached by heat sealing. The strip is further characterized in that an outermost layer (a) of the sealant layer is constituted of a polyester film which is made of (1) a polyesterhaving a melting point of 160°C or lower or (2) a noncrystalline polyester having a glass transition temperature of 100°C or lower and which has a Young's modulus in the lengthwise direction for the display strip of 800 MPa or higher.

Inventors:
IWASAKI, Yoshio (SHIGA INTEGRATED FACILITY, 959-1, Shimomagari, Ritto-sh, Shiga 26, 52030, JP)
岩崎 佳生 (〒26 滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イシダ滋賀事業所内 Shiga, 52030, JP)
Application Number:
JP2009/054607
Publication Date:
September 24, 2009
Filing Date:
March 11, 2009
Export Citation:
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Assignee:
ISHIDA CO., LTD. (44 Shogoinsannocho, Sakyo-ku Kyoto-sh, Kyoto 92, 60683, JP)
株式会社イシダ (〒92 京都府京都市左京区聖護院山王町44番地 Kyoto, 60683, JP)
IWASAKI, Yoshio (SHIGA INTEGRATED FACILITY, 959-1, Shimomagari, Ritto-sh, Shiga 26, 52030, JP)
International Classes:
B65D73/00; A47F7/00; B65D73/00; A47F7/00
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Tadaaki (BUNA PATENT ATTORNEYS, Facade Esaka Building 9F23-43, Esaka-cho 1-chom, Suita-shi Osaka 63, 56400, JP)
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Claims:
 商品が封入された袋を複数並べて取り付けて展示するためのデイスプレイストリップであって、前記デイスプレイストリップは、少なくとも基材層と、前記袋がヒートシールにより取り付けられるシーラント層と、からなり、
 前記シーラント層の最外層(a)は、
(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは
(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステル
から構成された、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムから形成されていることを特徴とする、
デイスプレイストリップ。
 前記シーラント層は、
前記最外層(a)と、
ポリエステルと凝集破壊成分とからなる、前記最外層の内側にある層(b)と、
から構成されている、請求項1に記載のデイスプレイストリップ。
 前記基材層と、前記シーラント層との間に、取外した袋を再取り付けするための粘着剤層が形成されている、請求項1に記載のデイスプレイストリップ。
 前記基材層が,2軸延伸ポリエステルフィルムで構成されている、請求項1に記載のデイスプレイストリップ。
 商品が封入された袋を複数並べて取り付けて展示するためのデイスプレイストリップと、前記デイスプレイストリップに取り付けられた袋と、からなる商品展示体において、
前記デイスプレイストリップは、少なくとも基材層と、前記袋がヒートシールにより取り付けられるシーラント層と、からなり、
 前記シーラント層の最外層(a)は、(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成された、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムから形成されていることを特徴とする商品展示体。
 前記袋は、最外層が2軸延伸ポリエステルから形成された袋である、請求項5に記載の商品展示体。
Description:
デイスプレイストリップ

 本発明は、スナック食品等の商品が封入 れた複数の袋を並べて取り付け、吊り下げ 展示販売するためのデイスプレイストリッ 、および、デイスプレイストリップと、該 イスプレイストリップに取り付けられた袋 から構成される商品展示体に関する。

 店頭において、スナック菓子等の食品を充 した袋を陳列棚に並べて展示販売するので なく、商品を充填した袋を帯状のデイスプ イストリップに並べて取り付け、吊り下げ 展示販売する方式はすでに知られている。 の展示販売方式は、食品包装袋を棚に陳列 て販売する方式に比べて、商店のスペース 要しないことから注目されている。
 特許文献1では、2軸延伸ポリマーフィルム ような機械的性質の優れたフィルムを基材 とし、ヒートシール性とイージーピール性 を併せもつフィルムをシーラント層として これらのフィルムを積層したデイスプレイ トリップが開示されている。
 特許文献1には、袋の最外層が2軸延伸ポリ チレンテレフタレートフィルムにより構成 れている場合、ヒートシールにより、デイ プレイストリップに取り付けるためには、 の最外層の2軸延伸ポリエチレンテレフタレ トフィルムが、ヒートシーラブル2軸延伸ポ リエチレンテレフタレートフィルムであるこ とが好ましいことが開示されている。
 しかしながら、袋の最外層がヒートシーラ ル2軸延伸フィルムで形成された袋は一般的 ではなく、デイスプレイストリップの適用範 囲を狭くするという問題があった。
 また、特許文献1では、デイスプレイストリ ップのシーラント層としては、接着成分と凝 集破壊成分とから構成され、接着成分として は,袋の最外層がポリプロピレンフィルムか 形成されることが多いことに鑑みて、ポリ レフィン系ポリマーが例示されている。
 しかし、これらのポリオレフィン系ポリマ でシーラント層が構成されたデイスプレイ トリップに、袋の最外層がポリエチレンテ フタレートフィルムから構成された袋をヒ トシールにより取り付けることは容易では かった。
 また、ヒートシールにより取り付けられた をデイスプレイストリップから最外層が2軸 延伸ポリエステルから形成された袋の場合、 袋の取外し時に糸引きが起こり、剥離がスム ースにできないという問題もあった。

特許4018053号公報

 したがって、本発明が解決しようとする 題は、商品が封入された袋、なかでも、袋 最外層が延伸(好ましくは2軸延伸)されたポ エチレンテレフタレートフィルム、特に、 の最外層がヒートシーラブルでない延伸(好 ましくは、2軸延伸)されたポリエチレンテレ タレートフィルムで構成された袋を、容易 ヒートシールにより取り付けることができ かつ、袋の取外しがスムースにできるデイ プレイストリップを得ることである。

 上記の課題は、商品が封入された袋を複数 べて取り付けて展示するためのデイスプレ ストリップであって、前記デイスプレイス リップは、少なくとも基材層と、前記袋が ートシールにより取り付けられるシーラン 層とからなり、
 前記シーラント層の最外層(a)は、(1)融点が1 60℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移 が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成 れた、デイスプレイストリップの長さ方向 ヤング率が800MPa以上であるポリエステルフ ルムから形成されていることを特徴とする デイスプレイストリップを得ることにより 決される。(本発明第1の構成)

 前記シーラント層は、前記最外層(a)と、 リエステルと凝集破壊成分とからなる、前 最外層の内側にある層(b)と、から構成され いることが、袋の外観を傷めることなく袋 取外すことが可能であるので好ましい。

 前記基材層と、前記シーラント層との間 、取外した袋を再取り付けするための粘着 層が形成されていることが、袋を取外した 、袋を元に戻すことができる点で好ましい

 前記基材層は、2軸延伸ポリエステルから 構成されていることが好ましい。

 また、本発明の第2の構成は、
 商品が封入された袋を複数並べて取り付け 展示するためのデイスプレイストリップと 前記デイスプレイストリップに取り付けら た袋と、からなる商品展示体において、
前記デイスプレイストリップは、少なくとも 基材層と、前記袋がヒートシールにより取り 付けられるシーラント層と、からなり、
 前記シーラント層の最外層(a)は、(1)融点が1 60℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移 が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成 れた、デイスプレイストリップの長さ方向 ヤング率が800MPa以上であるポリエステルフ ルムから形成されていることを特徴とする 品展示体である。

 前記袋は、最外層が2軸延伸ポリエステル から形成された袋であることが好ましい。

 本発明は、シーラント層の最外層(a)を、( 1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2)ガ ス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステル ら構成された、デイスプレイストリップの さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエ テルフィルムで構成することにより、商品 封入された袋、なかでも、袋の最外層が延 (好ましくは,2軸延伸)されたポリエステルフ ィルムで構成された袋を、ヒートシールによ り容易に取り付けることができ、しかも、袋 を取外すとき、なめらかな剥離感で、デイス プレイストリップから袋を取外すことができ る。この場合、袋の最外層の2軸延伸ポリエ テルフィルムは、ヒートシーラブルでなく も、本発明のデイスプレイストリップに取 付けることができる。

 さらに、シーラント層を、前記最外層(a) 、ポリエステルと凝集破壊成分とからなる 前記最外層の内側にある層(b)と、から構成 ることにより、袋の外観を損傷することな 、デイスプレイストリップから袋を取外す とが可能である。

デイスプレイストリップを用いた展示 を示す図である。 本発明のデイスプレイストリップに取 付けた袋を取外す際の様子を示す図である

符号の説明

  1  デイスプレイストリップ
  2  商品を封入した袋

(デイスプレイストリップの基本構成)
 図1に示すように、本発明のデイスプレイス トリップ1は、スナック食品等の食品を充填 た複数の袋2を並べて取り付けて展示販売す ために、通常、細長い帯状の形態を有し、 が取り付けられる本体部と、本体部の上に フック3等に引っ掛けて吊り下げるためのホ ール部(孔)4が設けられているがこれに限定さ れない。商品が封入された袋を並べて取り付 けて展示販売することが出来ればいかなる形 態でもよい。
 本発明において、商品が封入された袋の取 付けは,ヒートシールにより行われるため、 本発明のデイスプレイストリップは、少なく とも、ストリップとしての基本性能を与える 基材層と袋をヒートシールにより取り付ける ことを可能にするシーラント層とを有する。 基材層とシーラント層とは、それぞれの層を 構成するフィルムを通常のラミネート技術に より積層一体化されている。さらに、必要に 応じて、販売時点で一旦取り外された袋の再 取り付けを可能にするため、基材層とシーラ ント層の間に粘着剤層を設ける、また、商品 情報を提供するための印刷層を設けることな どが行われる。

(商品展示体の基本構成)
 本発明において、商品展示体とは、スーパ マーケット、商店等で展示販売されるため 、デイスプレイストリップと、該デイスプ イストリップに取り付けられた商品が封入 れた袋と、から構成されたものをいう。商 が封入された袋は、最初の取り付けはヒー シールにより行われるが、販売時点で一度 り外した袋の再取り付けを、粘着剤により う場合がある。

(デイスプレイストリップの基材層)
 上記のように、本発明のデイスプレイスト ップにおいて、基材層は、デイスプレイス リップとして要求される、多数の袋の吊り げと、その取外しを可能とする強度的性質 ヒートシールによる袋の取り付けを可能と る耐熱性等の性質を有する必要があるので 例えば、シーラント層を構成するポリエス ルよりも耐熱性のある延伸フィルム(特に、 2軸延伸フィルム)、金属箔、紙またはこれら 積層物等が用いられる。なかでも、本発明 おいては、シーラント層の主成分はポリエ テルであるため、基材層が延伸ポリエステ フィルム、特に、2軸延伸ポリエステルフィ ルムであることが好ましい。基材層の厚さと しては、通常、20~200μmであることが好ましい 。20μm未満であると強度的に不十分である場 があり、また、200μmを超えると、ヒートシ ルにより袋を取り付ける際に熱が基材層を して与えられるので、シーラント層に十分 熱が伝わらないおそれがある。上記基材層 1層だけで構成されてもよいが、2層以上の 層化されていてもよい。とくに、フックに っ掛けるためのホール部周辺を補強するた の補強材として、ホール部周辺または基材 全体に、織布、不織布、割布等の繊維層を 要に応じて導入することができる。

(デイスプレイストリップのシーラント層)
 本発明において、デイスプレイストリップ 、商品が封入された袋をヒートシールによ 取り付け可能にするために、上記基材層の にシーラント層が形成される。シーラント としては、ヒートシール性のある低融点ポ マーから形成されるのが好ましいが、さら 、下記の点が要求される。
(1)デイスプレイストリップに取り付けられた 袋が、商店まで搬送され,商店で吊り下げら て販売される過程でデイスプレイストリッ から脱落しないように保持されていなけれ ならない。
(2)一方,販売時点で袋が取外されるときには, 入者がスムースに取外せることが要求され 。ヒートシール性を有するシーラント層フ ルムは、袋の取外し時に伸びやすく、糸引 現象が起こり、購入者に対する印象が良く いという問題がある。さらに、袋の取外し に、袋の外観損傷がないことが好ましい。
 上記の2点については従来技術においても考 慮されていたが、袋のなかでも、袋の最外層 が、延伸ポリエステルから構成された袋につ いては、上記の両者を満足するものは得られ ていなかった。本発明においては、シーラン ト層を、(1)融点が160℃以下のポリエステルま たは(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリ エステルから構成された、かつ、デイスプレ イストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以 上であるポリエステルフィルムから形成する ことを特徴としている。これにより、最外層 が、特に、2軸延伸ポリエステルで構成され 袋は、袋の最外層にヒートシーラブル層が くても、十分な保持力で取り付けられると もに、取外し時には、糸引き現象がなくス ースに取外すことができる。さらに、シー ント層を2層構造として、上記シーラント層 内層に、低融点ポリエステルと凝集破壊成 とからなるイージーピール層を設けること より、袋の外観を傷めることなく袋の取外 が可能となる。

(シーラント層の厚さ)
 本発明において、デイスプレイストリップ シーラント層の厚さは、20~100μmの範囲内に ることが好ましい。20μm未満では十分な接 ができなく、また、100μmを超えると必要以 の厚さとなってコスト高となる。本発明に いて,シーラント層は、1層のみから構成され ていてもよいが、2層またはそれ以上に多層 されていてもよい。2層で構成される場合に 、上記(a)層を構成するフィルムと(b)層を構 するフィルムとが予め積層されたものを用 るのが、デイスプレイストリップの製造が 易となるので好ましい。(a)層と(b)層のいず も、それぞれ10~80μmの範囲内の厚さを有し いるのが好ましい。本発明において、シー ント層は、デイスプレイストリップの全面 形成されていてもよいが、部分的に形成さ ていてもよい。

(デイスプレイストリップの粘着剤層)
 本発明のデイスプレイストリップにおいて 販売時点で、顧客が取外した袋を元に戻し いことがあり、このために、シーラント層 基材層の間に粘着剤層を設けることが好ま い。粘着剤層の形成については、特許文献2 に開示されている技術が、本発明においても 適用可能である。

特許3973661号公報

(シーラント層の最外層:a層)
 本発明において、シーラント層の最外層(ヒ ートシールにより袋が取り付けられる層)は (1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2) ラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステ から構成された、デイスプレイストリップ 長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリ ステルフィルムから形成されている。
 本発明において(a)層に用いられるポリエス ルは、1)融点が160℃以下の低融点ポリエス ル、または、2)明確な結晶融点を示さない非 晶性ポリエステルであって、ガラス転移点が 100℃以下のものである。このように、ガラス 転移点100℃以下のポリエステルを用いると、 ヒートシール温度でヒートシール性を有する ことから、好ましく用いられる。

 (1)融点が160℃以下のポリエステルまたは( 2)ガラス転移点が100℃以下で、かつ結晶融点 持たない非晶性ポリエステルは、例えば、 価カルボン酸成分として、テレフタル酸、 ソフタル酸、オルソフタル酸、ナフタレン カルボン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼ イン酸、セバシン酸、デカン酸、ダイマー 、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリ ト酸などを用い、多価アルコールとして、 チレングリコール、ブタンジオール、プロ レングリコール、ジエチレングリコール、2 -メチル-1,3-プロパンジオール、ネオペンチル グリコール、1,5-ペンタンジオール、3-メチル -1,5-ペンタンジオール、ヘキサンジオール、 ナンジオール、シクロヘキサンジメタノー 、ダイマージオール、ポリエチレングリコ ル、ポリプロピレングリコール、ポリテト メチレングリコール、トリメチルロールプ パン等を用い、適宜選択,組み合わせて重合 することにより得ることができる。

 低融点ポリエステルとしては、テレフタ 酸と1,4-ブタンジオールとから構成されるポ リエステル(融点:116℃)、テレフタル酸と1,3- タンジオールとから構成されるポリエステ (融点:約80℃)、テレフタル酸と1,2-プロピレ グリコールとから構成されるポリエステル( 点:約122℃)、ポリブチレンサクシネート(融 、116℃)、ポリブチレンアジペート(融点:69 )などを例示することができる。

 また、ガラス転移点100℃以下の非晶性ポ エステルとしては、多価カルボン酸成分と てテレフタル酸を主成分とし、多価アルコ ル成分として、エチレングリコールを主成 として、1,4-シクロヘキサンジメタノールを 加えて共重合して得られる非晶性ポリエステ ル(市販品:PETG(商品名)、ハイトロンPG)を例示 ることができる。

 シーラント層フィルムのヤング率は、袋 取外し性の点から重要であり、ヤング率が れより低いフィルムでシーラント層を構成 た場合には、袋の取外し時に、シーラント ポリマーが袋に付着して糸引きが起こり、 ムースな取外しができなく、購買者に不快 を与えるという問題が発生する。本発明で 、800MPa以上(好ましくは,1200MPa以上)のヤング 率のシーラントフィルムを用いるので、上記 の問題がなく、スムースな取外しができる。 なお、ヤング率は、ヒートシール性の点から 4000MPa以下であることが好ましい。シーラン 層のヤング率の値は、シーラント層を構成 るポリマー素材、フィルム形成条件(製膜、 伸等)により所望の値に調整される。

 本発明において、シーラント層フィルム ヤング率は袋の取外し性の点から選択され ので、デイスプレイストリップから袋が取 される方向であるデイスプレイストリップ 長手方向におけるヤング率を意味する。通 の積層体の製造方法から、デイスプレイス リップのシーラント層を構成するフィルム 長手方向(縦方向)に相当する。

 なお、本発明における融点およびガラス 移点は、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定 た値である。試料をDSC装置にセットし,300℃ 5分間加熱後急冷し、10℃/分で昇温しつつDSC 測定をし、得られたDSCチャートから、結晶融 解に基づくピーク温度から融点を、ガラス状 態からゴム状態への転移に基づく変化の温度 からガラス転移点を読み取ることができる。 ヤング率は、ASTM試験方法D882により測定する である。

(シーラント層の内層:b層)
 本発明においては、シーラント層の最外層 上記の(a)層により形成するとともに、その 層に、イージーピール性層を設けることが 袋の最表面のヒートシールにより取り付け れた面を傷めることなく、袋を取外すこと できることから好ましい。
 (b)層は、ポリエステルを主成分として、こ に凝集破壊成分を加えることにより構成さ る。ポリエステルとしては、ポリエチレン レフタレートのような高融点ポリエステル 用いることもできるが、好ましくは、低融 (180℃以下,好ましくは,160℃以下)のポリエス テルまたは低ガラス転移点(100℃以下)の非晶 ポリエステルが好ましい。なかでも、(b)層 構成するポリエステルは、多価カルボン酸 しては、テレフタル酸、イソフタル酸、オ ソフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバ ン酸、デカン酸、ダイマー酸、シクロヘキ ンジカルボン酸、トリメリット酸などを用 、また、多価アルコール成分としては、エ レングリコール、プロピレングリコール、 タンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオー ル、ペンタンジオール、3-メチルペンタンジ ール、ヘキサンジオール、ノナンジオール シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレ グリコール、ポリプロピレングリコール、 リテトラメチレングリコール、トリメチロ ルプロパンなどを用いて製造することがで る。(a)層に用いられるポリエステルとして 示したポリエステルは、(b)層のポリエステ としても好ましく用いられる。本発明にお て、(b)層に用いられるポリエステルは、上 (a)層に用いられるポリエステルと同一でも く、異なっていても良い。

 凝集破壊成分としては、ポリエチレン、 リプロピレン、ポリブテン、ポリ-4-メチル ンテン-1、エチレンプロピレン共重合体、 チレン・ブテン共重合体、プロピレン・ブ ン共重合体などのポリオレフィン系樹脂が ましく用いられる。

 上記ポリエステルに凝集破壊成分を公知 方法でブレンドすることにより(b)層を形成 ることができる。(b)層を構成する低融点ポ エステルと凝集破壊成分(好ましくは,ポリ レフィン系樹脂)との混合比率は,ポリエステ ル92~80重量%、ポリオレフィン系樹脂8~20重量% 範囲内で選ばれるのが好ましい。

(デイスプレイストリップの製造)
 本発明のデイスプレイストリップは、上記 基材層を構成する2軸延伸フィルム等の基材 とシーラント層を構成するフィルムとを積層 することにより製造するのが好ましい。積層 は、基材層となる基材とシーラント層を構成 するフィルムを、ポリエチレン樹脂を介する サンドラミネート、接着剤層を用いるドライ ラミネートにより行われる。
 基材層とシーラント層との間に粘着剤層を ける場合には、特許文献2に記載されている ように、基材層上に粘着剤層を形成し、その 上にシーラント層フィルムをラミネートする のが好ましい。粘着剤層とシーラント層間の 剥離性を高めるために、シーラント層フィル ム面にシリコーン樹脂を塗布するのが好まし い。
 本発明において、最外層のシーラント層は 前記のようなポリエステルフィルム(a層)か 構成されるが、シーラント層は、上記(a)層 独でもよいが、上記(a)層を最外層として、 の内側にポリエステルと凝集破壊成分とか なる層(b)を設けても良い。
(a)層と(b)層とは、予め積層一体化されたフィ ルムを用いるのが好ましいが,基材層の上に(b )層を積層した後に、(a)層をラミネートする とも可能である。なお、本発明において、(b )層を設けることなく、凝集破壊成分を(a)層 加えて、(a)層にイージーピール性を付与す ことも可能である。
また、本発明において、基材層に、織布、割 布(ワリフ)、不織布等を導入する場合には,基 材層を構成するフィルム、紙等に、上記の布 等を積層したものに、シーラント層を積層す ることが好ましい。

(袋の基本構成)
 本発明において、デイスプレイストリップ 取り付けられる袋は、最表面が延伸フィル (好ましくは,2軸延伸フィルム、特に、2軸延 伸ポリエステルフィルム)で形成されている のが用いられる。スナック食品等を充填す 袋は、通常、2軸延伸フィルムにより形成さ ているので、本発明のデイスプレイストリ プは、通常のスーパマーケット、コンビニ ンスストア、食料品店、駅売店において広 使用することができる。

 スナック食品等の食品を充填する袋とし は、縦・横ピロー包装機、なかでも、縦ピ ー包装機により製造されたものが用いられ がこれに限定されない。食品を包装する袋 ,通常、強度等の機械的性質を与える基材層 、袋形成のためのシール性能を与えるシーラ ント層、食品の品質を保持するための、酸素 ・水蒸気バリア性を与えるバリア層、商品情 報を示す印刷層から構成されるが、袋内面側 から袋表面側へ、シーラント層/バリア層/印 層/基材層の順に個々の基材が積層された、 積層構造を有する包装フィルムにより形成さ れることが多い。各層間の積層は、ポリエチ レンを介したサンドラミネート、接着剤を用 いるドライラミネートにより行われる。バリ ア層の形成は,通常、金属(アルミニウム)、ま たは酸化物(酸化珪素、酸化アルミ等)蒸着が いられる。袋は、シーラント層が20~100μm、 材層が20~100μm、袋全体としては、40~150μm、 ましくは、50~100μmの厚さを有している。

(袋のシーラント層)
 本発明において用いられる袋のシーラント は、袋の内面側に配置され,所定箇所をヒー トシールされて袋を形成する。シーラント層 を構成するフィルムは、公知技術により選択 することが可能であり,通常、無延伸ポリプ ピレンフィルム、直鎖低密度ポリエチレン ィルム、エチレン-プロピレン共重合体フィ ム、低融点ポリエステルフィルム、ヒート ーラブル2軸延伸ポリエステルフィルム等が 用いられる。

(袋の基材層)
 本発明のデイスプレイストリップに最も好 しく用いられるのは、袋の最表面が延伸(特 に2軸延伸)ポリエステルフィルムで構成され 袋である。デイスプレイストリップのシー ント層が、ポリオレフィン系ポリマーフィ ムで形成されている場合には、袋の最表面 が、2軸延伸ポリエステルフィルムで構成さ れている場合には接着性を有さず、ヒートシ ールにより袋を取り付けることができなかっ た。このため、袋の最表面の2軸延伸ポリエ テルフィルムに、低融点ヒートシーラブル (低融点ポリエステル・ヒートシール層やホ トメルトポリマーからなる薄いポリマー層 )を有するフィルムを用いる必要があった。 本発明において、(a)層として、(1)融点が160℃ 以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移点が 100℃以下の非晶性ポリエステルから構成され た、デイスプレイストリップの長さ方向のヤ ング率が800MPa以上であるポリエステルフィル ムを用いると、袋の最外表面がヒートシーラ ブル層を有しない2軸延伸ポリエステルフィ ム等の延伸フィルムであっても、ヒートシ ルによりデイスプレイストリップに取り付 ることができる。このため、スナック食品 の食品を充填したポリエステル系の袋であ ば,どのような袋でも取り付け可能となるの 、本発明のデイスプレイストリップの適用 囲が大幅に広くなった。

(袋の製造)
 上記包装フィルムは、包装機に供給され、 り曲げられながら,フィルム長手方向両端面 がシールされて筒状となり、食品が充填され ながら、所定間隔で横シールが形成され、切 断されて袋が形成される。本発明において、 商品展示体を構成する袋は,上記に限らず、 知の技術により作られた、ヒートシールに りデイスプレイストリップに取り付け可能 袋であればいずれも用いられる。  

(袋のデイスプレイストリップへの取り付け)
 本発明に係るデイスプレイストリップに、 品等を封入した袋の取り付けは,公知の
アプリケータを用いて行うことができる。公 知のアプリケータの一例としては、特許文献 3に示されている装置が挙げられるが、これ 限定されない。デイスプレイストリップへ 袋の取り付けは,特許文献3に示されているよ うに製袋包装工程と連続して行うのが、生産 の効率性から好ましい。
 特許文献3に記載されているアプリケ-タに り、袋を取り付ける場合,アプリケータのア ムが、包装袋の上部両側端を把持して、ヒ タ面上に供給されたデイスプレイストリッ の所定の位置に袋の上端部を移動させ、押 体が上から、袋上端部が重ねられたデイス レイストリップの部位を押圧してヒートシ ルを行う。効率的にヒートシールを行うた に、ヒータ面の温度は,シーラント層ポリマ ーの融点よりも高く、デイスプレイストリッ プ基材層の耐熱性を考慮して,160~220℃の範囲 の温度で,200~800msec程度の時間行われる。

 本発明に係るデイスプレイストリップが シーラント層の(a)層が(1)融点160℃以下のポ エステルまたは(2)ガラス転移点が100℃以下 非晶性ポリエステルから構成されていると 最外層が2軸延伸ポリエステルフィルムで構 成されている袋を容易に迅速に取り付けるこ とができる。

 袋は、図2aに示すようにデイスプレイスト ップ1に取り付けられるが、すなわち、
デイスプレイストリップ1のホール部4が下に るように、かつ、袋2の背面2bを上側にして り付けられ、その後、図2bに示すように、 イスプレイストリップ1は上下反転され、袋 表裏反転して、ホール部4を上にし袋2を表2a にして、フック3に取り付けられて展示され 。このようにすることによって、袋2の上側 部は、図2cに示すような形態でデイスプレ ストリップ1に取り付けられるので、袋2を掴 んで下方向に引っ張ることにより、袋をデイ スプレイストリップから容易に取外すことが 出来る。

特許第3830437号公報

 以下、実施例により本発明をさらに具体 に説明するが、本発明の範囲は、これらの 施例により限定されるものではない。

(実施例1)
 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル ム(厚さ:50μm)[基材層]と、
ポリエステルフィルム(ジカルボン酸成分と てテレフタール酸;グリコール成分としてエ レングリコールとシクロヘキサンジメタノ ルを70:30の割合で配合したものを用いて共 合して得られる非晶性ポリエステルから形 されるフィルム)(厚さ:30μm)(ガラス転移点:約 80℃、ヤング率:1700MPa)[シーラント層]とをポ エステル系接着剤を介してドライラミネー により積層し、35mm幅にスリットして、デイ プレイストリップを形成する。 
 一方、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート フィルム(厚さ:12μm)[基材層]と無延伸ポリプ ピレンフィルム(厚さ:25μm)とをポリエステル 系接着剤を介してドライラミネートして包装 フィルムを作製する。この包装フィルムを縦 型包装機に供給して、包装袋(幅:15cm、長さ:20 cm)を形成し、この袋を、アプリケータ(株式 社イシダ製、F-SPA)により、前記のデイスプ イストリップに取り付ける。ヒートシール 件は、シール温度:200℃、シール時間:300msec ある。

(実施例2)
 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル ム(厚さ:50μm)[基材層]と、ハイトロンPGフィル ム(厚さ:30μm)(ガラス転移点約80℃:ヤング率:17 00MPa)[タマポリ(株)製][シーラント層]とを、低 密度ポリエチレン樹脂を介在させるサンドイ ッチラミネートにより積層した。ついで、35m m幅にスリットして、デイスプレイストリッ を得る。実施例1と同様にして袋を取り付け 。

(比較例1)
 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル ム(厚さ:50μm)[基材層]と直鎖低密度ポリエチ ンフィルム(厚さ:30μm)[東セロ(株)製][シーラ ト層]とを積層して積層フィルムを作製後、 35mm幅にスリット加工を行い、デイスプレイ トリップを得る。実施例1と同様にして袋を り付ける。

(比較例2)
 2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル ム(厚さ:50μm)[基材層]とヒロダインフィルム75 73T(厚さ:30μm)[ヤスハラケミカル(株)製][シー ント層]とをポリエチレン(厚さ:30μm)を介し 積層後、35mm幅にスリット加工して、デイス レイストリップを作製する。実施例1と同様 にして袋を取り付ける。

(評価方法)
(1)  ヒートシール強度の測定
 デイスプレイストリップと袋間のヒートシ ル強度をJIS
K7127(プラスチックフィルム及びシートの引張 試験方法)に基づき測定した。10個のサンプル の平均値を表1に示す。

(2)吊り下げ試験 
 5個の袋(内容量:100g)を取り付けたデイスプ イストリップを吊り下げ,落下の有無を確認 るテストを行う。

(3)取外し性
 5個の袋(内容量:100g)を取り付けたデイスプ イストリップから、袋を手で下方に引っ張 取外した。そのときの取外しがスムースで るかどうか観察をした。

 評価結果を表1に示す。

 

 表1から明らかであるように、実施例のサ ンプルが好結果を与える。上記いずれの実施 例においても、剥離はなめらかであった。

 比較例1に示すように、直鎖低密度ポリエ チレンをシーラント層とするデイスプレイス トリップには、最外層が2軸延伸ポリエステ である袋を取り付けることができなく、ま 、比較例2に示すように、エチレン酢酸ビニ 系のホットメルト樹脂からなる接着剤では くない結果である。

 本発明によれば、商品が封入された袋、な でも、最外層がポリエステルで構成された を、ヒートシールにより容易に取り付ける とのできるデイスプレイストリップが提供 れるので、包装材料分野、食品包装分野、 装食品流通分野等において広く利用される 能性がある。