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Title:
DISPLAY SYSTEM, DISPLAY CONTROL DEVICE, IMAGE DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/093371
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a display system including a liquid crystal platform (200) for displaying an image on a liquid crystal display unit (100) according to information acquired from a vehicle. The liquid crystal platform (200) has a DIC (201) which calculates from the acquired information, display data on an image to be displayed on the liquid crystal display unit (100) and a display position of the image and displays the generated display data at the calculated image display position. When the information acquisition interval is longer than the frame interval for image display, the DIC (201) performs a display update so that the image moves at the aforementioned frame interval from a start point of the image display defined by the image display position calculated from the information acquired immediately before to the image display position calculated from the currently acquired vehicle information. This realizes a display system having an image display device which enables a driver (human being) to surely follow an image state change.

Inventors:
YODA KAZUHIKO
FUJISAWA MASAYUKI
FUJIMOTO FUMIAKI
Application Number:
PCT/JP2008/070771
Publication Date:
July 30, 2009
Filing Date:
November 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
YODA KAZUHIKO
FUJISAWA MASAYUKI
FUJIMOTO FUMIAKI
International Classes:
G01D7/00; B60K35/00
Domestic Patent References:
WO2006022191A12006-03-02
Foreign References:
JP2006234505A2006-09-07
JP2007178179A2007-07-12
JP2005345780A2005-12-15
JP2008189211A2008-08-21
JP2006234505A2006-09-07
Other References:
See also references of EP 2241861A4
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (2-6 Tenjinbashi 2-chome Kita,Kita-ku, Osaka-sh, Osaka 41, JP)
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Claims:
 操縦可能な移動体に搭載され、上記移動体に関する情報を画像として表示する画像表示装置を備えた表示システムにおいて、
 上記画像表示装置は、
 上記画像を表示する画像表示部と、
 上記移動体から取得した情報から上記画像表示部に表示すべき画像を表示用データとして生成する表示用データ生成部と、
 上記移動体から取得した情報から上記画像表示部に表示する画像の表示位置を算出する表示位置算出部と、
 上記表示用データ生成部により生成された表示用データを、上記画像表示部の、上記表示位置算出部により算出された画像の表示位置に表示させる表示制御部とを備え、
 上記表示制御部は、
 上記移動体からの情報の取得間隔が、上記画像表示部における画像表示のためのフレーム間隔よりも長い場合、
 直前に取得した移動体の情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置を画像表示の起点位置として、上記起点位置から、現時点で取得した移動体の情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置までの間を、上記画像が上記フレーム間隔で移動するように該画像の画像表示位置の更新を行うことを特徴とする表示システム。
 上記表示制御部は、
 上記起点位置から、現時点で取得した移動体の情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置までの間を移動する画像の移動間隔が等間隔となるように画像表示位置の更新を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
 上記画像表示部に表示すべき画像は、移動体自身の移動速度を示す画像であることを特徴とする請求項1または2に記載の表示システム。
 上記画像は、回転計の指針を示す画像であることを特徴とする請求項3に記載の表示システム。
 上記画像は、レベルメータのレベル変化を表す複数の静止画像であることを特徴とする請求項3に記載の表示システム。
 上記画像表示装置は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の表示システム。
 上記移動体は、車両であることを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の表示システム。
 操縦可能な移動体に搭載され、上記移動体から取得した情報から画像の表示位置を算出し、算出した表示位置に画像を表示する画像表示装置において、
 上記画像を表示する画像表示部と、
 上記移動体から取得した情報から上記画像表示部に表示すべき画像を表示用データとして生成する表示用データ生成部と、
 上記移動体から取得した情報から上記画像表示部に表示する画像の表示位置を算出する表示位置算出部と、
 上記表示用データ生成部により生成された表示用データを、上記画像表示部の、上記表示位置算出部により算出された画像の表示位置に表示させる表示制御部とを備え、
 上記表示制御部は、
 上記移動体からの情報の取得間隔が、上記画像表示部における画像表示のためのフレーム間隔よりも長い場合、
 直前に取得した移動体の情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置を画像表示の起点位置として、上記起点位置から、現時点で取得した移動体の情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置までの間を、上記画像が上記フレーム間隔で移動するように該画像の画像表示位置の更新を行うことを特徴とする画像表示装置。
 上記表示制御部は、
 上記起点位置から、現時点で取得した移動体の情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置までの間を移動する画像の移動間隔が等間隔となるように画像表示位置の更新を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
 上記画像表示部に表示すべき画像は、移動体自身の移動速度を示す画像であることを特徴とする請求項8または9に記載の画像表示装置。
 上記画像は、回転計の指針を示す画像であることを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
 上記画像は、レベルメータのレベル変化を表す複数の静止画像であることを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
 上記画像表示装置は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項8~12の何れか1項に記載の画像表示装置。
 上記移動体は、車両であることを特徴とする請求項8~13の何れか1項に記載の画像表示装置。
 操縦可能な移動体に接続され、該移動体から取得した情報からえら得た画像表示位置に、表示すべき画像を表示する画像表示装置の表示制御装置において、
 上記移動体からの情報の取得間隔が、上記画像表示装置における画像表示のためのフレーム間隔よりも長い場合、
 直前に取得した移動体の情報から算出された画像表示位置を画像表示の起点位置として、上記起点位置から、現時点で取得した移動体の情報から算出された画像表示位置までの間を、上記画像が上記フレーム間隔で移動するように該画像の画像表示位置の更新を行うことを特徴とする表示制御装置。
 上記起点位置から、現時点で取得した移動体の情報から算出された画像表示位置までの間を移動する画像の移動間隔が等間隔となるように画像表示位置の更新を行うことを特徴とする請求項15に記載の表示制御装置。
 上記画像表示装置に表示すべき画像は、移動体自身の移動速度を示す画像であることを特徴とする請求項15または16に記載の表示制御装置。
 上記画像は、回転計の指針を示す画像であることを特徴とする請求項17に記載の表示制御装置。
 上記画像は、レベルメータのレベル変化を表す複数の静止画像であることを特徴とする請求項17に記載の表示制御装置。
 上記画像表示装置は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項15~19の何れか1項に記載の表示制御装置。
 上記移動体は、車両であることを特徴とする請求項15~20の何れか1項に記載の表示制御装置。
 時間によって表示位置が変化する画像を表示する画像表示装置であって、取得した表示位置に関する情報から画像の表示位置を算出し、算出した表示位置に画像を表示する画像表示装置において、
 上記画像を表示する画像表示部と、
 取得した情報から上記画像表示部に表示すべき画像を表示用データとして生成する表示用データ生成部と、
 上記取得した情報から上記画像表示部に表示する画像の表示位置を算出する表示位置算出部と、
 上記表示用データ生成部により生成された表示用データを、上記画像表示部の、上記表示位置算出部により算出された画像の表示位置に表示させる表示制御部とを備え、
 上記表示制御部は、
 上記情報の取得間隔が、上記画像表示部における画像表示のためのフレーム間隔よりも長い場合、
 直前に取得した情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置を画像表示の起点位置として、上記起点位置から、現時点で取得した情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置までの間を、上記画像が上記フレーム間隔で移動するように該画像の画像表示位置の更新を行うことを特徴とする画像表示装置。
 上記表示制御部は、
 上記起点位置から、現時点で取得した情報から上記表示位置算出部によって算出された画像表示位置までの間を移動する画像の移動間隔が等間隔となるように画像表示位置の更新を行うことを特徴とする請求項22に記載の画像表示装置。
 上記画像は、回転計の指針を示す画像であることを特徴とする請求項22または23に記載の画像表示装置。
 上記画像は、レベルメータのレベル変化を表す複数の静止画像であることを特徴とする請求項22または23に記載の画像表示装置。
 上記画像表示装置は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項22~25の何れか1項に記載の画像表示装置。
Description:
表示システム、表示制御装置、 像表示装置

 本発明は、車両等操縦可能な移動体に搭 する表示システムに関し、特に、計器類の 認性を改良するための技術に関するもので る。

 通常、自動車等の操縦可能な移動体には 操縦者(運転者)が自身の操縦(運転)している 移動体(自動車)の走行速度(スピード)を視覚 に確認できるように、インストルメントパ ル(インパネ)にはスピードメータが搭載され ている。

 近年、スピードを含めた自動車に関する 種情報を表示するために、液晶パネルが使 されつつある。

 例えば、特許文献1には、液晶パネル上に アナログ形式でスピードを表示する計器が開 示されている。ここでは、速度に応じて回転 する指針を動画像として液晶パネル上に表示 させた計器をアナログ形式の計器と称してい る。

 また、近年では、自動車等のインストル ントパネル(インパネ)に搭載され、スピー を含めた自動車に関する各種情報に加えて ナビゲーション情報等の運転を支援するた の情報を表示する表示パネを備えた表示シ テムが提案されている。

 このような表示システムとしては、例えば 特許文献2に開示された表示システムがある 。特許文献2に開示された表示システムでは 表示パネルが車載ネットワークあるいは信 線等に接続されており、車載ネットワーク るいは信号線等から送信される情報(値)に基 づいて、スピード等の計器情報の表示を行っ ている。

日本国公開特許公報「特開2006-234505号公 (公開日:2006年9月7日)」

国際公開特許公報「WO 2006/022191 A1(国際 開日:2006年3月2日)」

 しかしながら、例えば特許文献1に開示さ れている液晶パネルからなる計器を特許文献 2に記載の表示システムに適用した場合、車 ネットワークから送信される間隔で上記の に基づいて計器情報を表示すれば、上記の の送信間隔によっては、人間の目の追従機 を超えてしまい、計器情報を認識すること できないという問題が生じる。

 これは、特許文献1に開示されている計器 では、検出値(車載ネットワークから送信さ る値)から指針の振れ角を求めて、指針の表 位置を決定し、生成した指針画像を表示す ようになっており、検出値がどのようなタ ミング(送信間隔)で送信されるかは問題に ていないためである。このため、液晶パネ における表示タイミングと、検出値の検出 イミングとがずれる虞があり、人間の目で 針画像の変化を追従できずに、計器情報を 実に認識できないようになる。

 このように、液晶パネルからなる計器に いて表示されている計器情報が、人間の目 よって確実に認識できなければ、事故を誘 するなど安全性のうえで好ましくない。

 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされ ものであり、その目的は、画像表示部であ ディスプレイに入力される情報間隔と、デ スプレイの表示特性(フレーム間隔)とを考 することで、運転者(人間)の目で画像の状態 変化を確実に追従できる画像表示装置および この画像表示装置を備えた表示システムを実 現することにある。

 本発明に係る表示システムは、上記課題 解決するために、操縦可能な移動体に搭載 れ、上記移動体に関する情報を画像として 示する画像表示装置を備えた表示システム おいて、上記画像表示装置は、上記画像を 示する画像表示部と、上記移動体から取得 た情報から上記画像表示部に表示すべき画 を表示用データとして生成する表示用デー 生成部と、上記移動体から取得した情報か 上記画像表示部に表示する画像の表示位置 算出する表示位置算出部と、上記表示用デ タ生成部により生成された表示用データを 上記画像表示部の、上記表示位置算出部に り算出された画像の表示位置に表示させる 示制御部とを備え、上記表示制御部は、上 移動体からの情報の取得間隔が、上記画像 示部における画像表示のためのフレーム間 よりも長い場合、直前に取得した移動体の 報から上記表示位置算出部によって算出さ た画像表示位置を画像表示の起点位置とし 、上記起点位置から、現時点で取得した移 体の情報から上記表示位置算出部によって 出された画像表示位置までの間を、上記画 が上記フレーム間隔で移動するように該画 の画像表示位置の更新を行うことを特徴と ている。

 上記の構成によれば、移動体からの情報 取得間隔が、画像表示のためのフレーム間 よりも長い場合、直前に取得した移動体の 報から算出された画像表示位置を画像表示 起点位置として、上記起点位置から、現時 で取得した移動体の情報から算出された画 表示位置までの間を、上記画像が上記フレ ム間隔で移動するように該画像の画像表示 置の更新を行うことで、起点位置から現在 表示位置までの間の画像表示がフレーム間 で補間表示(補間処理)されることになる。

 一般に、表示画像における表示タイミン を示すフレーム間隔は、画像の変化(移動等 )が人間の目で違和感なく認識できる程度の 隔に設定されているので、上記のように、 レーム間隔で画像表示の補間処理が行われ ば、表示画像の移動(変化)を人間の目で確実 に追従できるようになる。

 従って、上記の補間処理が実行されるこ で、人間の目には、表示画像が滑らかに移 しているように認識できる。

 上記表示制御部は、上記起点位置から、 時点で取得した移動体の情報から上記表示 置算出部によって算出された画像表示位置 での間を移動する画像の移動間隔が等間隔 なるように画像表示位置の更新を行うよう 認識できる。

 上記表示画像は、スピードメータの速度 示す画像であれば、移動体の操縦者(運転者 )は走行速度の変化が滑らかであるように認 し、この結果、操縦者は常に走行速度を正 に把握できるようになるので、安全運転に ながるという効果を奏する。

 上記表示画像を、スピードメータの回転 にした場合の針を示す画像にすれば、移動 の走行速度に対応した指針を常に表示する とができる。

 なお、上記の表示画像が、指針が回転す ことによって状態変化量を示すような計器 あれば、スピードメータに限定されるもの はなく、タコメータや燃料計、水温計など あってもよい。

 同様に、上記の表示画像が移動体からの 報に基づいた状態変化量を示すようなレベ メータであれば、スピードメータに限定さ るものではなく、タコメータや燃料計、水 計などであってもよい。

 すなわち、上記表示画像が、レベルメー のレベル変化を表す複数の静止画像として この静止画像を移動体からの情報に基づい 更新表示するようにしてもよい。

 上記画像表示装置は液晶表示装置であっ もよい。

本発明の実施形態を示すものであり、 晶インパネシステムの要部構成を示すブロ ク図である。 図1に示す液晶インパネシステムに備え られた液晶プラットフォーム部のDICの詳細構 成を示すブロック図である。 図1に示す液晶インパネシステムの液晶 表示部に表示されるインパネ画像の表示例を 示す図である。 指針画像の回転表示におけるスムーズ 理の2つの方法を説明するための図である。 図3に示すインパネ画像のスピードメー タにおける円の360°の角度の1°を3等分した場 合の車速間隔の度数を示す図である。 CANメッセージ受信のタイミングと、ROTA TE命令発行のタイミングとの関係を示すタイ チャートである。 図6で求めた描画回数と1回のROTATE命令 の回転角度による、ROTATE命令発行の具体例 示す図である。 図7に示すROTATE命令を発行する際のプロ グラムの一例を示す図である。 油糧の増減状態をレベルメータで表示 た例を示す図である。

 本発明の一実施の形態について説明すれ 、以下の通りである。

 本実施の形態では、本発明の表示システ を、操縦可能な移動体の一つである自動車 インストルメントパネル(以下、インパネと 称する)として用いられる、液晶インパネシ テムに適用した例について説明する。

 図1は、液晶インパネシステムの概略を示 すブロック図である。

 上記液晶インパネシステムは、図1に示す ように、液晶表示部100、液晶プラットフォー ム部200、入力ストリーム部300、CPU400、FlashWrit er500を含んだ構成となっており、NTSC(National T elevision Standards Committee)方式の信号またはPAL( Phase Alternating Line)方式の信号、LVDS(Low Voltage  Differential Signaling)方式の信号からなる各種 画を取り込み、内部に持つ静止画と合わせ 、自由なレイアウトにして、LVDS方式の信号 またはRGB(Red Green Blue)方式の信号からなるイ ンパネ画像(例えば、図4に示すような画像)を リアルタイム表示するようになっている。

 上記液晶表示部100は、LVDS方式の信号によ り画像表示を行うLCDパネル101と、RGB方式の信 号により画像表示を行うLCDパネル102とを含ん でいる。なお、液晶表示部100において、LCDパ ネル101とLCDパネル102とは、別々のパネルであ ってもよいし、LVDS表示とRGB表示を行うこと できる一枚パネルで構成してもよい。

 また、LCDパネル101、LCDパネル102としては 駆動方式、液晶の動作モードを特に限定せ 、どのような駆動方式、液晶動作モードの 晶パネルであってもよい。

 上記LCDパネル101には、液晶プラットフォ ム部200からLVDS信号が供給され、上記LCDパネ ル102には、液晶プラットフォーム部200からRGB 信号が供給される。これらの信号生成の詳細 については後述する。

 上記液晶プラットフォーム部200は、DIC(Dig ital Image Composer)201、FlashROM202、RAM203を含んだ 構成となっている。

 上記DIC201は、入力ストリーム部300からの 報、RAM203に格納された情報から、CPU400の指 により、上記液晶表示部100に表示させる画 を生成するようになっている。DIC201におけ 画像生成の詳細は後述する。

 上記DIC201は、液晶プラットフォーム部200 設けられた各種インターフェース(I/F)を介 て情報の取り込み及び画像の出力を行うよ になっている。

 つまり、上記液晶プラットフォーム部200 、DIC201への情報の取り込み用のインターフ ースとして、入力ストリーム部300のナビ・T V・DVD等からの情報を取り込むためのLVDS用のI /F、入力設定用の情報を取得するRGB用のI/F、 メラからのNTSC方式の信号またはPAL方式の信 号を取得するためのSIBI(Stream Input Bus Interfac e)、車載ネットワークに接続されたCPU400から 制御信号を取得するための8bit parallelのI/F 設けられ、情報の出力用のインターフェー として、LCDパネル101にLVDS信号(画像情報)を 力するためのLVDS用のI/F、LCDパネル102にRGB信 (テキスト、画像情報)を出力するためのRGB のI/Fが設けられている。なお、出力側のRGB のI/Fは入出力兼用となっている。

 上記FlashROM202(第1記憶部)は、液晶表示部10 0において表示する画像の表示条件情報が異 る複数種類の表示用データを格納するよう なっている。つまり、FlashROM202には、液晶イ ンパネシステム起動に関連するデータのほか に、各シーンの表示に必要なデータが記憶さ れていることになる。

 また、上記RAM203(第2記憶部)は、DDR400のSDRA Mからなり、上記FlashROM202に格納された表示用 データを一時的に格納するようになっている 。

 上記表示用データのFlashROM202からRAM203へ 転送は、上記CPU400によって制御される。す わち、CPU400は、FlashROM202に格納された表示用 データを所定のタイミングで上記RAM203に転送 制御する。

 上記DIC201は、FlashROM202に格納された表示 データではなく、RAM203に転送された表示用 ータから液晶表示部100に表示すべき画像を 成する。

 上記CPU400は、描画コマンドを上記DIC201に して発行し、該DIC201に上記RAM203から必要な 示用データを取り込ませて液晶表示部100で 示すべき画像(インパネ画像)を生成させる

 なお、上記DIC201には、2D回転エンジン(ロ テーションエンジン)、およびアニメーショ ンエンジン(モーションエンジン)を各4個有し ており、指針表示は、上記ローテーションエ ンジンにて行うようになっている。これらの エンジンの詳細については後述する。

 上記FlashROM202に格納される表示用データ 、FlashWriter500によって書き込まれる。上記Fla shWriter500によって書き込まれる表示用データ 、PC(パーソナルコンピュータ)からなる開発 装置によって、事前に、レイアウトおよび静 止画情報と、シーン遷移テーブル情報とを表 示用データとして作成される。

 図2は、液晶プラットフォーム部200のDIC201 の詳細構成を示すブロック図である。

 上記DIC201は、SDRAMインターフェース211を 心にして、該SDRAMインターフェース211へのデ ータの出力側に配置された、SCANエンジン212 、該SDRAMインターフェース211へのデータの入 力側に配置された、DDR SDRAM制御部213、FMTエ ジン214、CPU I/F215、I2C216、入力PORT217、ROTATE ンジン218、MOTIONエンジン219、PxBLT(Pixel BLock  Transfer)エンジン220とを含んだ構成となってい る。

 上記SCANエンジン212は、RAM203上に確保され ている表示バッファから静止画データとCRAM 内容を読み出すと共に、同じくRAM203上のパ ーンデータと動画バッファから画像データ 読み出し、それぞれを合成して表示するよ になっている。また、SCANエンジン212は、VRAM 、CRAMの内容を表示バッファに複写する処理 行う。

 従って、上記の処理を実行するために、 記SCANエンジン212は、フレームバッファとし ての画像合成部(1)223、画像合成部(2)225と、出 力タイミングゲートとしてのパネル(1)TG224、 ネル(2)TG226とを含んでいる。このSCANエンジ 212の詳細について後述する。

 上記DDR SDRAM制御部213は、SDRAMインターフ ース211を介して送られる制御信号に基づい 、RAM203に格納された表示用データの入出力 制御するものである。

 上記FMTエンジン214は、SDRAMインターフェ ス211を介して送られる制御信号に基づいて FlashROM202から表示用データを読み出して、読 み出した表示用データをRAM203に転送させるた めのプログラムである。

 上記CPU I/F215は、SDRAMインターフェース211 とCPU400との直接のインターフェースとして機 能する一方、I2C216を介してCPU400とのインター フェースとして機能する。

 上記入力PORT217は、SDRAMインターフェース2 11へのデータ入力のための複数のPORTを有して いる。

 上記入力PORT217のPORT1には、LVDS入力が割り 当てられ、PORT2には、RGB入力が割り当てられ PORT4~7には、NTSC入力(LVDSがNTSCに変換された 号及びSIBI入力)が割り当てられ、PORT8~11には ROTATEエンジン218で生成される各種信号のPORT として割り当てられ、PORT12~15には、MOTIONエン ジン219で生成される各種信号のPORTとして割 当てられている。

 また、上記ROTATEエンジン218、上記MOTIONエ ジン219は、SDRAMインターフェース211からの 御信号により信号の生成処理を行うように っている。ROTATEエンジン218およびMOTIONエン ン219については後述する。

 さらに、上記SDRAMインターフェース211は PxBLTエンジン220を制御するようになっている 。

 上記PxBLTエンジン220は、画像を転写する ンジンである。具体的には、PxBLTエンジン220 は、2次元空間上にある矩形領域を別の領域 コピーする機能、あるいは、2次元空間上に る矩形領域にデータをセットする機能を有 るエンジンである。本願発明では、PxBLTエ ジン220に、さらに、拡大縮小機能とαブレン ド機能とを追加し、機能拡張を図っている。

 ここで、上記の入力PORT217から入力される 信号は、SDRAMインターフェース211を介してSCAN エンジン212に出力される。

 上記SCANエンジン212は、LVDS出力のための 1レイヤー群(SVRAM(1)Layer、MOVIE(1)Layer、CRAM(1)Lay er、PG(1)Layer)、第1レイヤー群からの信号を画 に展開するための画像合成部(1)223、展開し 画像をLVDS出力信号に変換して所定のタイミ ングで出力するためのパネル(1)TG224、RGB出力 ための第2レイヤー群(SVRAM(2)Layer、MOVIE(2)Layer 、CRAM(2)Layer、PG(2)Layer)、第2レイヤー群からの 信号を画像に展開するための画像合成部(2)225 、展開した画像をRGB出力信号に変換して所定 のタイミングで出力するためのパネル(2)TG226 有している。

 上記CRAM(1)Layer、CRAM(2)Layerには、SCANエンジ ンにてあらかじめPG(1)Layer、PG(2)Layerへのイン ックスが設定され、そのインデックスに基 いた画像情報がPG(1)Layer、PG(2)Layerから読み されて、SCANエンジンにてフレームバッファ 転送される。

 上記SVRAM(1)Layer、SVRAM(2)Layerには、PxBLTエン ジン220で生成された画像信号が入力され、上 記MOVIE(1)Layer、MOVIE(2)Layerには、MOTIONエンジン2 19・ROTATEエンジン218で生成された信号および 種動画入力ポートからの画像信号が入力さ 、上記CRAM(1)Layer、CRAM(2)Layerには、SCANエンジ ン212にてあらかじめPG(1)Layer、PG(2)Layerへのイ デックスが設定され、そのインデックスに づいた画像情報がPG(1)Layer、PG(2)Layerから読 出されて、SCANエンジン212にてフレームバッ ァに転送される。

 上記画像合成部(1)223は、第1レイヤー群か らの信号を画像に展開するためのフレームバ ッファであり、同様に、上記画像合成部(2)225 は、第2レイヤー群からの信号を画像に展開 るためのフレームバッファである。

 上記パネル(1)TG224は、画像合成部(1)223に って展開された画像をLCDパネル101で受け取 る形式(LVDS信号)に変換して、所定のタイミ グで出力するようになっている。

 上記パネル(2)TG226も、上記パネル(1)TG224と 同様に、画像合成部(2)225によって展開された 画像をLCDパネル102で受け取れる形式(RGB信号) 変換して、所定のタイミングで出力するよ になっている。

 液晶表示部100に表示される画像の表示例 図3に示す。ここでは、LCDパネル101に表示さ れる画像の表示例について説明する。

 図3は、自動車のインパネ画像の表示例を 示すものである。

 図3に示すインパネ画像は、中心に自動車 の走行速度を示すスピードメータ111、該スピ ードメータ111を中心に左上部にナビゲーショ ン画像112、左下部にタコメータ113、右下部に 水温計114、右中部に燃料計115、右上部にエン ジン状態116を示すそれぞれの画像が合成され たものである。

 スピードメータ111、タコメータ113、水温 114、燃料計115の4つの画像は、図2に示すROTAT Eエンジン218により指針画像111a、指針画像113a 、指針画像114a、指針画像115aが生成される。

 ナビゲーション画像112、エンジン状態画 116は、図2に示すMOTIONエンジン219により表示 状態を変化させている。

 上記ROTATEエンジン218は、アフィン変換と ンチエリアシングによって画像生成を行う 像生成手段であり、本実施の形態において 、各指針画像を30fps(フレーム・パー・セカ ド)間隔で生成するようになっている。つま り、1フレーム間隔は、1/30=0.033(s)=33msとなる

 従って、通常、上記ROTATEエンジン218は、 ンインターレース表示であれば、33ms間隔で 指針画像を生成し、インターレース表示であ れば、ノンインターレース表示の半分の約16. 7ms間隔で指針画像を生成することになる。

 一方、MOTIONエンジン219は、本実施の形態 おいては、31枚の画像を60msで繰り返し表示 て、上記ナビゲーション画像112を表示し、1 05枚の画像を30msで繰り返して表示して、I2C216 を表示するようになっている。

 上記スピードメータ111は、透過モードで 成された指針画像111aを背景画像111bに重ね わせて表示されている。

 上記指針画像111aは、図2に示すROTATEエン ン218において、例えばPNG(Portable Network Graphi c)等の画像として生成され、背景画像111bの中 心点を軸にして指定した角度で回転された表 示画像である。

 つまり、上記スピードメータ111は、アナ グ形式のスピードメータであり、0km/h~180km/h までの速度メモリが円周状に刻まれた背景画 像111b上に、該背景画像111bの中心点を軸とし 、現時点の速度を示すように指定された角 で回転させた状態の指針画像111aを重ね合わ せて速度表示を行うようになっている。

 この指針画像111aの回転処理についての詳 細は後述する。

 なお、タコメータ113についても、上記ス ードメータ111と同様のしくみにより背景画 113b上に、ROTATEエンジン218で生成された透過 モードの指針画像113aを重ね合わせて表示し いる。

 また、水温計114についても、上記スピー メータ111と同様のしくみにより背景画像114b 上に、ROTATEエンジン218で生成された透過モー ドの指針画像114aを重ね合わせて表示してい 。

 さらに、燃料計115についても、上記スピ ドメータ111と同様のしくみにより背景画像1 15b上に、ROTATEエンジン218で生成された透過モ ードの指針画像115aを重ね合わせて表示して る。

 上記ナビゲーション画像112、上記エンジ 状態画像116は、内蔵静止画像を指定時間値 順次描画するアニメーション画像である。 れらの画像は、図2に示すMOTIONエンジン219に よって生成される。

 これらナビゲーション画像112及びエンジ 状態画像116は、内蔵静止画像を指定時間値 順次描画するアニメーション画像であるの 、画像表示にスムーズさがあまり要求され いものの、上述のROTATEエンジン218で生成さ るスピードメータ111の指針画像111a等は画像 表示にリアルタイム性が求められ、且つ、ス ムーズな表示が要求される。これは、スピー ドメータ111において、指針画像111aの回転表 がスムーズでないと、操縦者が眼で追うこ ができず、速度変化を見落とす虞が高い。 のように速度変化を見落としてしまうと、 全に運転を行うことができないという問題 生じる。

 つまり、ROTATEエンジン218で生成されるス ードメータ111の指針画像111aは、何も調整し なければ、上述のように、1フレーム間隔(33ms )で生成されるが、この生成のタイミングと 車載ネットワークから車両情報を取得する イミング(取得期間、送信間隔)とは必ずしも 一致しない。このため、指針画像111aの生成 イミングと、車両情報を取得するタイミン とがずれた場合、指針画像111aの表示位置が 激に変化し、指針画像111a表示がスムーズ( らか)に行われない。

 そこで、以下においては、ROTATEエンジン2 18においてどのようにして指針画像の回転表 をスムーズに行うかについて説明する。な 、以下の説明では、スピードメータ111にお る指針画像111aの回転表示について説明する が、タコメータ113、水温計114、燃料計115にお いてもスピードメータ111と同様の方法により 指針画像の回転表示をスムーズに行うことが できる。

 図4は、指針画像の回転表示におけるスム ーズ処理の2つの方法を説明するための図で る。ここで、Gは、現在のシグナル値での角 位置、Aは、直前のシグナル値での角度位置 を示す。

 表示方法1は、指針画像の角度位置がAか Gに向かうために、所定の時間間隔で角度位 の半分ずつ補間処理する方法である。この 合、角度位置B~Fは、図4に示す式によって求 める。例えば角度位置Bは、B=A+(G-A)/2で求める 。各角度位置は、16.6ms毎に求める。この場合 、補間処理は行わずに、そのまま表示を行っ ていることになる。

 この表示方法1によれば、指針画像の角度 位置が目的の角度位置であるGまでの移動を はじめのうちは速く、だんだんゆっくり行 れるようになる。

 また、表示方法2は、指針画像の角度位置 がAからGに向かうために、所定の時間間隔で 等に分割された角度位置で補間処理する方 である。この場合、角度位置B~Fは、図4に示 す式によって求める。例えば角度位置Bは、B= A+(1×Z)で求める。ここで、Zは、(G-A)を、補間 である6で除して求めた値である。各角度位 置は、20ms毎に求める。上記の補間数は、20ms 隔で6回描画できる場合を示している。

 この表示方法2によれは、指針画像の角度 位置が目的の角度位置であるGまでの移動を 等に移動させるように表示更新が行われる

 上記の指針画像の描画間隔は、角度位置 関する情報をROTATEエンジン218が得る間隔、 なわち車載ネットワークにおいて車速に関 る情報を送信する間隔に合わせて設定する とにより、なめらかな指針画像の回転表示 行うことができる。

 以下、表示システムにおける指針画像の 転表示におけるスムーズ処理は、上記表示 法2に基づいて行われるものとする。

 図5は、スピードメータ111における円の360 °の角度の1°を3等分した場合の車速間隔の度 数を示す図である。

 この場合、車速間隔は、0km/h~180km/hとし、 全体の度数を360°×3=1080とし、0km/hの度数を135 とし、180km/hの度数を943とした場合、以下の 算式により速度に対応した計算度数を求め ことができる。ここで求める計算度数は、 度メータの角度位置を示すものである。

 計算度数=(808/180)×速度+135
 この計算度数の演算は、開発装置上で事前 定されたパラメータにより、CPU400が行う。

 つまり、CPU400は、求めた計算度数を引数 してROTATE命令を作成し、所定のタイミング ROTATEエンジン218に発行するようになってい 。

 ROTATEエンジン218は、ROTATE命令を受けると 針画像の角度位置を求めて、SDRAMインター ェース211を介してSCANエンジン212に出力する

 以下に、CPU400によるROTATEエンジン218によ 回転処理の詳細について説明する。

 図6は、CANメッセージ受信のタイミングと 、ROTATE命令発行のタイミングとの関係を示す タイムチャートである。

 ここで、CANメッセージとは、車載ネット ークから送信される情報であり、一定の間 (505ms間隔)で送信される。そして、車載ネッ トワークから送信されたCANメッセージを受信 するのは、CPU400である。

 図6では、自動車の走行速度(以下、車速 称する)が30km/hから60km/hを示すCANメッセージ 受信間隔(505ms間隔)から、車速が60km/hから70k m/hに変化する場合の指針描画の描画回数(補 回数)を決定する場合を示している。

 具体的には、以下の(1)~(5)の手順で描画回 数と1回に回転する角度とを求める。

 (1)ROTATE命令発行時間間隔T(ROT)= #define値=20ms
 (2)CANメッセージ受信時間間隔T(CAN(n))=T(n)-T(n- 1)=605-100=505ms
 (3)差分Angle(T(n))=Angle(T(n))-Angle(T(n-1))=60km/hのAn gle-30km/hnoAngle=(-135)-(-270)=135
 (4)ROTATE命令発行可能回数(T(n))=上記の(2)/上 の(1)=505/20=25・・・・505msの間に25回描画でき ることを示す。

 (5)ROTATE命令発行Angle間隔(T(n))=上記の(3)/上 記の(4)=135/25=5.4Angle・・・・1回のROTATE命令毎 5.4Angleずつ回転することを示す。

 図7は、図6で求めた描画回数と1回のROTATE 令毎の回転角度による、ROTATE命令発行の具 例を示す図である。

 すなわち、スピードメータ111において、6 0km/hの速度表示を70km/hの速度表示にするまで 、25回のROTATE命令の発行が行われ、指針画 の表示において補間処理が行われる。

 ここでは、CPU400は、20ms間隔でROTATE命令を 発行するので、CANメッセージの受信間隔が505 msであれば、25回のROTATE命令発行の後、5ms間RO TATE命令の発行は停止状態となり、次のCANメ セージの受信待ちとなる。

 なお、次のCANメッセージが予測した505ms よりも遅くても、ROTATE命令発行は停止状態 維持する。但し、上記の(2)において求めたCA Nメッセージの受信間隔が非常に長い場合も 定される、例えばCANメッセージの通信が途 えたり、CANメッセージの取りこぼしなどで 次にCANメッセージを受信するまでに時間を する場合も想定される。このように、CANメ セージの受信間隔が非常に長いと、指針画 の回転速度が遅くなり、指針画像の回転表 がスムーズでなくなる。

 この問題を避けるため、CANメッセージの 信間隔に最大値を設定し、CANメッセージの 信間隔が設定した最大値よりも長くなると 断した場合に、最大値内で回転処理を施す うにする。

 例えば、CANメッセージの受信間隔の最大 を1000msとした場合、上記のCANメッセージの 信が505ms後ではなく、1200ms後で、速度が100km /hであれば、500ms後から1200ms後までの700ms間停 止する。

 しかしながら、CANメッセージの受信間隔 最大値の1000msを超えているので、受信後1000 msで60km/h~100km/hになったと想定し、この速度 を50回(1000msí20ms)でスムーズ処理を行う。

 図8は、図7に示すROTATE命令を発行する際 プログラムの一例を示している。

 プログラムは、これに限定されるもので なく、図7に示す処理を実行可能に記載して いるプログラムであればよい。

 以上のように、本実施の形態に係る液晶 ンパネシステムは、自動車に搭載され、該 動車に関する情報を画像として表示する液 表示部100を備え、この液晶表示部(画像表示 装置)100は、上記画像を表示するLCDパネル101,1 02(画像表示部)と、上記自動車から取得した 報から上記LCDパネル101,102に表示すべき画像 表示用データとして生成する液晶プラット ォーム部200(表示用データ生成部)と、上記 動車から取得した情報から上記LCDパネル101,1 02に表示する画像の表示位置を算出するCPU400( 表示位置算出部)と、上記液晶プラットフォ ム部200により生成された表示用データを、 記LCDパネル101,102の、上記CPU400により算出さ た画像の表示位置に表示させるDIC201とを備 、上記DIC201は、上記自動車からの情報の取 間隔が、上記LCDパネル101,102における画像表 示のためのフレーム間隔よりも長い場合、直 前に取得した自動車の情報から上記CPU400によ って算出された画像表示位置を画像表示の起 点位置として、上記起点位置から、現時点で 取得した自動車の情報から上記CPU400によって 算出された画像表示位置までの間を、上記画 像が上記フレーム間隔で移動するように該画 像の画像表示位置の更新を行うことを特徴と している。

 これにより、LCDパネル101,102において、画 像表示の起点位置から現在の表示位置までの 間の画像表示がフレーム間隔で補間表示(補 処理)されることになる。

 従って、上記の補間処理が実行されるこ で、人間の目には、表示画像が滑らかに移 しているように認識できる。

 以上の説明では、本願発明を、ROTATEエン ン218を用いた各種回転メータ(主に、スピー ドメータ)の指針回転処理に適用したもので るが、本願発明を、MOTIONエンジン219を用い 各種レベルメータのバー表示処理に適用し もよい。

 以下において、液晶インパネシステムに いて、本発明を、油糧(ガソリン量)を示す 器をレベル表示したレベルメータに適用し 例について説明する。

 図9は、油糧の増減状態をレベルメータで 表示した例を示す図である。

 上記レベルメータの表示処理は、図2に示 すMOTIONエンジン219によって行われる。

 上記MOTIONエンジン219は、登録された複数 静止画像から、コマンド引数に指定された 像を表示するエンジンである。ここで、登 された複数の静止画像は、図9に示す各番号 (番号0~番号11)を付記した12枚の静止画像であ 。

 通常、静止画像は、静止画像レイヤにバ ファされる。この場合、表示させる静止画 を指定してから表示するまでに4フレーム( えば1フレーム=16.6msとすると、16.6ms×4≒66ms) 時間を要する。

 これに対して、MOTIONエンジン219を用いた 合、静止画像が動画レイヤにバッファされ ので、表示させる静止画像を指定してから 示するまでに1フレーム(例えば1フレーム=16. 6msとすると、16ms)の時間で済み、静止画像レ ヤを使用した描画よりも高速に描画できる

 ここで、油糧値の範囲を、車載電子情報 して、満タン(F)を最大値100、空(E)を最小値0 として、図9に示すように、静止画像に対応 けるようにする。この場合の静止画像に付 された番号は、油糧に対応している。つま 、番号0の静止画像は、油糧が最小値である とを示すレベルメータ画像、番号11の静止 像は、油糧が最大値であることを示すレベ メータ画像となっている。

 静止画像に付与される番号(画像番号N、N= 0,1,2,・・・、10,11)は、検出された油糧に応じ た値からコマンド引数として求められる。例 えば、以下のような式(1)により表示される画 像番号Nが求められる。

 N=12/100×油糧(車載ネットワークから送信さ てきた値、以下、送信値とする)・・・・・( 1)
 上記Nがとり得る値は、0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11 12種類である。一方、油糧を直接検出した値 (例えば、油糧センサから得られる電気信号) 12種類以上存在する。そこで、油糧を示す を、実際に検出される値から、予め設定さ たパラメータで12種類になるように計算して おく必要がある。例えば、満タン時の油糧が 60Lである場合、60Lを5Lずつ均等に分けて12種 の範囲(0L~5L未満、5L~10L未満、10L~15L未満、・ ・・50L~55L未満、55L~60L)とする。そして、油 を実際に検出した値が0L~5L未満の間を示す であれば、上記式(1)によってNが0となるよう な油糧を示す送信値に対応付ける。また、油 糧を実際に検出した値が5L~10L未満の間を示す 値であれば、上記式(1)によってNが1となるよ な油糧を示す送信値に対応付ける。このよ にして全てのNに対して送信値を対応付ける 。この演算は、車両(車種)に応じて設定され パラメータを用いて予め行っておく。

 以上のように、式(1)により、画像番号を すNが求まれば、上述したMOTIONエンジン219は 、求めたNをコマンド引数として登録された 数の静止画像から対応する画像番号の静止 像を動画レイヤにバッファして、液晶表示 100に表示させる。

 本発明は上述した実施形態に限定される のではなく、請求項に示した範囲で種々の 更が可能である。すなわち、請求項に示し 範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わ て得られる実施形態についても本発明の技 的範囲に含まれる。

産業上の利用の可能性

 スピードメータ等の時間によって表示位 が変化する画像を表示する画像表示装置を 載した計器類に適用できる。