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Patent Searching and Data


Title:
DISPLAY UNIT, GAME DEVICE AND DISPLAY METHOD FOR THE DISPLAY UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/057361
Kind Code:
A1
Abstract:
A display unit (1) includes a projector (52) for projecting images, a shutter liquid crystal element (22) on which the image from the projector (52) is projected, and an accessory (62) provided behind the element (22). The shutter liquid crystal element (22) is formed to be capable of changing over between a light transmitted state where light transmits and a light scattered state where the light is scattered and reflected.

Inventors:
HIROKANE MASAHIRO
Application Number:
PCT/JP2008/063105
Publication Date:
May 07, 2009
Filing Date:
July 22, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
HIROKANE MASAHIRO
International Classes:
A63F7/02; A63F5/04
Foreign References:
JP2006081820A2006-03-30
JP2005185624A2005-07-14
JP2007229072A2007-09-13
JP2007260169A2007-10-11
JPH0741550U1995-07-21
JP2004135792A2004-05-13
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (2-6 Tenjinbashi 2-chome Kita,Kita-ku, Osaka-shi, Osaka 41, JP)
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Claims:
 映像を投影するプロジェクターと、
 前記プロジェクターからの映像が映写されるスクリーンと、
 前記スクリーンの背後に設けられた役物とが備えられた表示ユニットであって、
 前記スクリーンは、光が透過する光透過状態と光が散乱反射する光散乱状態との切り替えが可能に形成されていることを特徴とする表示ユニット。
 前記スクリーンは、液晶素子によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示ユニット。
 前記液晶素子は、前記液晶素子の液晶層に印加する電圧を変化させることによって、前記光透過状態と前記光散乱状態との切り替えが可能であることを特徴とする請求項2に記載の表示ユニット。
 前記液晶素子は、その光透過率が、当該液晶素子の液晶層に印加する電圧の変化に応じて連続的に変化するように形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の表示ユニット。
 前記液晶素子は、その面内に、光透過率の異なる領域を設けることが可能なように形成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の表示ユニット。
 前記液晶素子は、高分子分散型の液晶素子であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の表示ユニット。
 前記プロジェクターは、白色光を出射することが可能であり、
 前記プロジェクターは、当該プロジェクターから出射された白色光が、前記役物を照射することができるように設置されていることを特徴とするする請求項1から6のいずれか1項に記載の表示ユニット。
 請求項1から7のいずれか1項に記載の表示ユニットが備えられた遊技装置。
 映像を投影するプロジェクターと、
 前記プロジェクターからの映像が映写されるスクリーンと、
 前記スクリーンの背後に設けられた役物とが備えられた表示ユニットにおける、
 前記表示ユニットの観者に対して、前記役物が遮蔽され前記プロジェクターからの映像を示す表示と、
 前記役物が遮蔽されず役物を見せる表示とを切り替える表示ユニットの表示方法であって、
 前記役物が遮蔽され前記プロジェクターからの映像を示す表示を行う際、前記スクリーンを光が散乱反射する光散乱状態にし、
 他方、前記役物が遮蔽されず役物を見せる表示を行う際、前記スクリーンを光が透過する光透過状態とすることによって、前記表示の切り替えを行うことを特徴とする表示ユニットの表示方法。
 前記スクリーンが高分子分散型の液晶素子によって構成されており、
 前記前記役物が遮蔽され前記プロジェクターからの映像を示す表示を行う際、前記液晶素子の液晶層に電圧を印加しないことによって、前記スクリーンを光散乱状態にし、
 他方、前記役物が遮蔽されず役物を見せる表示を行う際、前記液晶層に電圧を印加することによって、前記スクリーンを光透過状態とすることを特徴とする請求項9に記載の表示ユニットの表示方法。
 前記役物が遮蔽され前記プロジェクターからの映像を示す表示を行う際、前記プロジェクターは、前記スクリーンに対して映像を投影し、
 他方、前記役物が遮蔽されず役物を見せる表示を行う際、前記プロジェクターは、前記役物に対して白色光を照射することを特徴とする請求項9又は10に記載の表示ユニットの表示方法。
Description:
表示ユニット、遊技装置、及び 表示ユニットの表示方法

 本発明は、表示ユニット、遊技装置、及 、表示ユニットの表示方法、特には役物の 蔽・非遮蔽を切り替えることが可能な表示 ニットに関するものである。

 従来から、パチンコなどの遊技装置に、 の情報表示部を構成する部品として液晶表 素子が広く使われている。

 そして、昨今の前記遊技装置では、その 報表示部に、前記液晶表示素子の液晶表示 ネルに表示される情報とともに、前記液晶 示素子の背面に設置された役物などを併せ 表示することが求められている。以下、遊 装置の概略構成を示す図である図14、及び 遊技装置の情報表示部の表示を示す図であ 図15に基づいて説明する。

 図14に示すように遊技装置90の前面には、 遊技の状況を見ることができるように円形の 遊技盤92が設けられている。そして、前記遊 盤92のほぼ中心部には、主に液晶表示素子 構成された情報表示部94が設けられている。

 この情報表示部94には、遊技の状況に応 て種々の情報が表示される。例えば、遊技 置90が、スロットマシンのように、遊技の状 況に応じて3桁の数字が入れ替わるものであ 場合には、図15の(a)に示すように、前記情報 表示部94には、「567」のような数字が、前記 晶表示素子の液晶表示パネル上に表示され 。

 そして、前記3桁の数字が例えば図15の(b) 示すように「777」等の所定の数字に揃った 合には、前記「777」を表示していた前記液 表示パネルが透明となる。これによって、 記情報表示部94には、図15の(c)に示すように 、「777」という数字ではなく、前記液晶表示 素子の背後にあらかじめ設置されていた役物 62(木の形の造形物)が、その全面に表示され 。

 すなわち、遊技装置90の遊技者、すなわ 液晶表示パネルの観者は、液晶表示パネル 表示と、その背後の役物62とを切り替えて見 たり、また、他の構成の遊技装置90では、そ らを同時に見たりすることになる。

 (特許文献1)
 以上のような表示を実現するために、種々 技術が提案されている。例えば、特許文献1 にはLCDシャッター(液晶表示素子シャッター) してポリマー分散液晶を用いる技術につい 記載されている。以下、図16~図19に基づい 説明する。ここで、図16は、特許文献1に記 の遊技機(遊技装置)の全体構成を示す正面図 である。

 図16に示すように、特許文献1に記載の遊 装置101には、その遊技盤106の中心部にセン ーケース111が設けられており、そのセンタ ケース111のなかに画像を表示するための画 表示装置(表示ユニット)108が設置されてい 。

 詳しくは、前記センターケース111の構成 示す分解斜視図である図17に示すように、 記センターケース111は、主に鎧部409と、前 表示ユニット108と、その背後に設置された 物506とによって構成されている。

 そして、前記表示ユニット108は、表示ユ ット108の構成を示す説明図である図18に示 ように、第1液晶表示パネル501と、拡散板502 、導光板503と、反射板504と、液晶表示素子 ャッター505等が、その順に、互いにほぼ平 に配置されることによって構成されている また、前記導光板503及び液晶表示素子シャ ター505の端部近傍には、各々、画像表示用L CD光源513及び役物用光源514が設けられている

 詳しくは、前記役物を照射するための光 は、液晶表示素子シャッター505とほぼ同一 面上に、一箇所のみに設けられている。

 特許文献1に記載の遊技装置101では、前記 表示ユニット108を構成する液晶表示素子シャ ッター505がポリマー分散液晶によって構成さ れており、これによって、前記役物506の見え る・見えないの切り替えが行われている。以 下、液晶表示素子シャッター505を構成するポ リマー分散液晶の動作原理を示す説明図であ る図19の(a)及び図19の(b)に基づいて説明する なお、図19の(a)は液晶層に電圧が印加された ときの液晶分子の配向状態を示し、図19の(b) 液晶層に電圧が印加されていないときの、 晶分子の配向状態を示す。

 図19の(a)及び図19の(b)に示すように、ポリ マー分散液晶では、液晶層に電圧が印加され るか否かによって、光の透過状況が異なる。 すなわち、液晶層に電圧が印加されている場 合には、図19の(a)に示すように、光はポリマ 分散液晶を透過し(液晶表示素子シャッター 505:開)、遊技者は、表示ユニット108の背後に 置された役物506を見ることができる。

 一方、液晶層に電圧が印加されていない 合には、図19の(b)に示すように、光はポリ ー(高分子)分散液晶で散乱して白濁し(液晶 示素子シャッター505:閉)、遊技者は、表示ユ ニット108の背後に設置された役物506を見るこ とができない。

 以上のように、特許文献1に記載の遊技装置 101では、ポリマー分散液晶を用いることによ って、表示ユニット108の背後に設置されてい た役物506の可視・不可視(非遮蔽・遮蔽)の制 が可能になっている。

日本国公開特許公報「特開2005-185624号公 (公開日:2005年7月14日)」

日本国公開実用新案公報「実開平7-41550 公報(公開日:1995年7月21日)」

 しかしながら、前記特許文献1に記載され た従来の遊技装置は、表示ユニットの背後に 設置された役物の遮蔽が不十分であるという 問題を有している。

 (役物の遮蔽)
 具体的には、前記特許文献1に記載の遊技装 置101では、表示ユニット108の背後に設置され た役物506の遮蔽を、上述のとおりポリマー分 散液晶を用いて行っていた。すなわち、先に 説明したとおり、ポリマー分散液晶に電圧を 印加しない状態でのポリマー分散液晶におけ る光散乱を利用し、ポリマー分散液晶を白濁 させることによって、その背後にある役物506 を遮蔽していた。

 しかしながら、前記の方法では、光が散 することによって全体が白濁し、その結果 役物506の輪郭がぼやけ、役物506の色彩も不 明になるものの、遊技者は、ぼんやりとで 役物506の存在を認識することができる場合 あった。以下、役物506の遮蔽が不十分とな 理由を説明する。

 すなわち、役物506を遮蔽する場合は、主 表示ユニット108に備えられた第1液晶表示パ ネル501による表示が行われる。そして、かか る表示を行うためには、前記第1液晶表示パ ル501の背後に設けられたバックライトを点 させる必要がある。具体的には、前記特許 献1の構成においては、画像表示用LCD光源513 点灯される。

 そして、この画像表示用LCD光源513は、前 第1液晶表示パネル501の背後に、当該第1液 表示パネル501に近接して設けられている。 たがって、前記画像表示用LCD光源513は、前 第1液晶表示パネル501の背後であって、かつ 前記役物506よりも遊技者側に設けられるも である。

 その結果、役物506を遮蔽して、前記第1液 晶表示パネル501による表示を行う際、前記役 物506が、前記第1液晶表示パネル501のバック イトとして点灯された前記画像表示用LCD光 513に照らされることになる。

 そのため、遊技者は、前記第1液晶表示パ ネル501による表示の中に、前記第1液晶表示 ネル501の後方で明かりに照らされた前記役 506の存在を認識することになる。

 以上のように、前記特許文献1に記載の遊 技装置101では、前記役物506の遮蔽が不十分と なっていた。

 そして、ポリマー分散液晶を散乱状態(役 物遮蔽状態)から透過状態(役物非遮蔽状態)に して役物が鮮明に見える状況に切り替えた際 、遊技者は、散乱状態においてすでに役物の 存在を認識しているので、表示の切り替えに よって受ける感動の度合いが低くなっていた 。

 (役物表示の鮮明さ)
 また、前記遊技装置90は、役物506を表示す 際、遊技者から前記役物506が鮮明に見えに いとの問題点があった。

 すなわち、前記遊技装置90では、例えば 記図18に示すように、遊技者は、役物506を、 2枚の液晶パネルを通じて見ていた。具体的 は、遊技者と前記役物506との間には、第1液 表示パネル501と液晶表示素子シャッター505 が設けられていた。そのため、役物506が不 明に見えていた。

 特に、前記第1液晶表示パネル501は、カラ ー画像を表示するために、カラーフィルタが 設けられていたり、さらには、動画像を高い 表示品位で表示するために、各画素にTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)などのスイ チング素子が形成されていたりすることが い。そのため、前記第1液晶表示パネル501は その透過率が低くなる場合が多く、かかる 合は、前記役物506の鮮明さは、さらに低下 ることが多かった。

 以上のように、前記遊技装置90では、役 506が鮮明に見えにくいという問題点を有し いた。

 (表示輝度の均一性)
 また、前記遊技装置101は、表示ユニット108 第1液晶表示パネル501の表示について、その 輝度の面内均一性が低いという問題を有して いた。

 すなわち、前記特許文献1に記載された従 来の遊技装置90では、図18に示すように、第1 晶表示パネル501のバックライト(画像表示用 LCD光源513)における導光板503が、その面内に いて均一な形状となっていない。

 具体的には、中心部分がくりぬかれてお 、かかる部分では、画像表示用LCD光源513の が第1液晶表示パネル501を十分に照らさず、 その結果、前記くりぬかれた部分に該当する 部分での第1液晶表示パネル501の表示は、そ 周辺部分に比べて、輝度が暗くなっていた

 この点、特許文献1に記載の遊技装置90の 成では、遊技者に役物506を見えるようにす ために、導光板503の中心部分をくり抜くこ が必須であり、表示の中心部分の輝度を向 させ、それによって、画面内における輝度 均一化することは困難であった。

 そこで本発明は、前記の問題点に鑑みて されたものであり、その目的は、前記液晶 示装置等の画像表示面の背後に設置された 物を十分に遮蔽することが可能であり、か 、役物を鮮明に表示することが可能な表示 ニット、遊技装置、及び、表示ユニットの 示方法を実現することにある。

 さらには、前記表示ユニットにおける映 の表示について、その表示輝度の面内均一 の高い表示ユニット、遊技装置、及び、表 ユニットの表示方法を実現することにある

 本発明の表示ユニットは、前記課題を解 するために、映像を投影するプロジェクタ と、前記プロジェクターからの映像が映写 れるスクリーンと、前記スクリーンの背後 設けられた役物とが備えられた表示ユニッ であって、前記スクリーンは、光が透過す 光透過状態と光が散乱反射する光散乱状態 の切り替えが可能に形成されていることを 徴とする。

 前記の構成によれば、前記スクリーンは 光が透過する光透過状態と光が散乱反射す 光散乱状態との切り替えが可能に形成され いる。

 したがって、表示ユニットの観者に映像 見せる場合には、前記スクリーンを前記光 乱状態、言い換えると、光が散乱反射する めに、光の透過率が低く白濁した状態にす ことによって、その背後に設けられた役物 遮蔽することができるとともに、上記白濁 たスクリーンに前記プロジェクターからの 像が写し出される。

 ここで、前記の構成によれば、映像の表 がプロジェクターから投影によって行われ ので、先に説明した、透過型液晶表示素子 よって表示が行われていた従来の場合とは なり、役物が照明装置(例えば、当該透過型 液晶表示素子のバックライトなど)によって れされることがない。

 よって、画像表示面としての前記スクリ ンの背後にある役物が十分に遮蔽される。

 一方、役物を表示ユニットの観者に見せ 場合には、前記スクリーンを光透過状態、 い換えると、光が散乱することなく透過す ために透明な状態にする。ここで、前記の 成によれば、観者と役物との間には、透明 態のスクリーンのみが介在し、前記透過型 晶表示素子等の観者の視線を遮るような構 物は存在しない。

 よって、観者は鮮明に前記役物を見るこ ができる。

 また、前記の構成によれば、従来とは異 り、画像を表示するために透過型液晶表示 子を用いない。すなわち、先に説明した、 内において均一な形状を有していない光学 材を構成部品とするために、面内において 一な明るさを有していないバックライトを いての表示を行う必要がない。

 以上より、前記の構成の表示ユニットで 、前記液晶表示装置等の画像表示面の背後 設置された役物を十分に遮蔽することが可 であり、かつ、役物を鮮明に表示すること 可能である。

 さらには、前記表示ユニットにおける映 の表示について、その表示輝度の面内均一 の高い表示を行うことが可能である。

 また、本発明の表示ユニットは、前記ス リーンは、液晶素子によって構成されてい ことが好ましい。

 また、本発明の表示ユニットは、前記液 素子は、高分子分散型の液晶素子であるこ が好ましい。

 前記の構成によれば、光が透過する光透 状態と光が散乱反射する光散乱状態との切 替えが可能なスクリーンを容易に形成する とができる。

 さらに、前記液晶表示素子が、高分子分 型の液晶素子である場合には、偏光板が用 られていない液晶素子によって、前記切り えが可能になる。

 したがって、映像及び役物のより鮮明な 示が可能になる。

 また、本発明の表示ユニットは、前記液 素子は、前記液晶素子の液晶層に印加する 圧を変化させることによって、前記光透過 態と前記光散乱状態との切り替えが可能で ることが好ましい。

 前記の構成によれば、液晶層に印加する 圧を変化させることによって、前記光透過 態と前記光散乱状態との切り替えが可能で る。

 従来、例えば前記特許文献2に記載がある ように、プロジェクタースクリーンの白濁状 態(光散乱状態)の制御を、かかるスクリーン 加熱したり冷却したりすることによって行 技術が提案されていた。

 しかし、かかる熱を用いる方法では、応 速度が遅くなったり、加熱装置が必要とな ため装置が複雑になったりするなどの問題 があった。

 これに対し、前記の構成によれば、前記 透過状態と前記光散乱状態との切り替えが 液晶素子の液晶層に印加する電圧を変化さ ることによって可能である。

 したがって、前記状態の切り替えを高速 行うことができ、また、装置の構成が簡素 なり、さらに、前記状態の切り替えの制御 容易になる。

 また、本発明の表示ユニットは、前記液 素子は、その光透過率が、当該液晶素子の 晶層に印加する電圧の変化に応じて連続的 変化するように形成されていることが好ま い。

 前記の構成によれば、前記スクリーンの 過率を任意に設定することが容易になる。 たがって、例えば、前記役物をうすく透け 見えるように表示したり、徐々に前記役物 見え始めたり或いは徐々に前記役物が消え いくように表示したりするなどの、表示上 演出が容易になる。

 また、本発明の表示ユニットは、前記液 素子は、その面内に、光透過率の異なる領 を設けることが可能なように形成されてい ことが好ましい。

 前記の構成によれば、例えば、プロジェ ターによる映像の表示と、役物の表示とを 在させることが容易になる。

 また、役物の表示について、その見え方 異なる領域を容易に混在させることができ 。

 したがって、より多彩な表示が可能にな 。

 また、本発明の表示ユニットは、前記プ ジェクターは、白色光を出射することが可 であり、前記プロジェクターは、当該プロ ェクターから出射された白色光が、前記役 を照射することができるように設置されて ることが好ましい。

 前記の構成によれば、役物に対してプロ ェクターから光が照射されるので、観者は より鮮明に前記役物を見ることができる。

 また、本発明の遊技装置は、上記表示ユ ットが備えられていることが好ましい。

 前記の構成によれば、役物を十分に遮蔽 ることが可能であり、かつ、役物を鮮明に 示することが可能な表示ユニットが備えら ているので、前記表示ユニットの観者、す わち、遊技装置の観者に対して、より感動 な表示を行うことができる。

 また、本発明の表示ユニットの表示方法 、映像を投影するプロジェクターと、前記 ロジェクターからの映像が映写されるスク ーンと、前記スクリーンの背後に設けられ 役物とが備えられた表示ユニットにおける 前記表示ユニットの観者に対して、前記役 が遮蔽され前記プロジェクターからの映像 示す表示と、前記役物が遮蔽されず役物を せる表示とを切り替える表示ユニットの表 方法であって、前記役物が遮蔽され前記プ ジェクターからの映像を示す表示を行う際 前記スクリーンを光が散乱反射する光散乱 態にし、他方、前記役物が遮蔽されず役物 見せる表示を行う際、前記スクリーンを光 透過する光透過状態とすることによって、 記表示の切り替えを行うことを特徴とする

 前記の方法によれば、先に説明したとお 、映像が前記プロジェクターからの投影に るものであり、また、映像を示す表示と前 役物を見せる表示との切り替えが、前記ス リーンを光散乱状態と光透過状態とに切り えることによって行われる。

 したがって、画像表示面としての前記ス リーンの背後に設置された役物を十分に遮 することが可能であり、かつ、役物を鮮明 表示することが可能な表示ユニットの表示 法を実現することができる。

 また、本発明の表示ユニットの表示方法 、前記スクリーンが高分子分散型の液晶素 によって構成されており、前記前記役物が 蔽され前記プロジェクターからの映像を示 表示を行う際、前記液晶素子の液晶層に電 を印加しないことによって、前記スクリー を光散乱状態にし、他方、前記役物が遮蔽 れず役物を見せる表示を行う際、前記液晶 に電圧を印加することによって、前記スク ーンを光透過状態とすることが好ましい。

 前記の方法によれば、上記表示の切り替 が、液晶層に対する印加電圧を変更するこ によって可能である。

 したがって、先に述べたように、前記切 替えを、容易に、かつ高速に行うことがで る。

 また、本発明の表示ユニットの表示方法 、前記役物が遮蔽され前記プロジェクター らの映像を示す表示を行う際、前記プロジ クターは、前記スクリーンに対して映像を 影し、他方、前記役物が遮蔽されず役物を せる表示を行う際、前記プロジェクターは 前記役物に対して白色光を照射することを 徴とすることが好ましい。

 前記の方法によれば、表示ユニットの観 に対して役物を見せる際、当該役物が、前 プロジェクターによって照明されている。

 したがって、観者は、より鮮明に役物を ることができる。

 本発明の表示ユニットは、以上のように スクリーンは、光が透過する光透過状態と が散乱反射する光散乱状態との切り替えが 能に形成されているものである。

 また、本発明の表示ユニットの表示方法 、以上のように、役物が遮蔽されプロジェ ターからの映像を示す表示を行う際、スク ーンを光が散乱反射する光散乱状態にし、 方、前記役物が遮蔽されず役物を見せる表 を行う際、前記スクリーンを光が透過する 透過状態とすることによって、前記表示の り替えを行う方法である。

 それゆえ、前記液晶表示装置等の画像表 面の背後に設置された役物を十分に遮蔽す ことが可能であり、かつ、役物を鮮明に表 することが可能な表示ユニット及び表示ユ ットの表示方法を実現することができると う効果を奏する。

本発明の実施形態の表示ユニットの概 構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態の表示ユニットの概 構成を示す、要部側面図である。 他の表示モードにおける、本発明の実 形態の表示ユニットの概略構成を示す斜視 である。 他の表示モードにおける、本発明の実 形態の表示ユニットの概略構成を示す、要 側面図である。 他の表示モードにおける、本発明の実 形態の表示ユニットの概略構成を示す斜視 である。 本発明の実施形態における各表示モー での、観者Vが目にする表示を示す図である 。 本発明の実施形態における他の表示モ ドのおける、シャッター液晶素子を示す図 ある。 本発明の実施形態における他の表示モ ドのおける、シャッター液晶素子を示す図 ある。 本発明の表示ユニットにおけるシャッ ー液晶素子の概略構成を示す断面図である 本発明の実施形態におけるシャッター 液晶素子を示す図であり、(a)はシャッター液 晶素子の断面斜視を示し、(b)は電極の重なる 様子を示している。 本発明の実施形態におけるシャッター 液晶素子の他の例を示す図であり、(a)はシャ ッター液晶素子の断面斜視を示し、(b)は画素 の配置を示している。 本発明の表示ユニットにおける制御系 の概略構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態における表示ユ ニットの概略構成を示す斜視図である。 遊技装置の概略構成を示す図である。 遊技装置の情報表示部の表示を示す図 である。 特許文献1に記載の遊技装置の全体構 を示す正面図である。 特許文献1に記載の遊技装置のセンタ ケースの構成を示す分解斜視図である。 特許文献1に記載の遊技装置の画像表 装置の構成を示す説明図である。 特許文献1に記載の遊技装置の液晶表 素子シャッターのポリマー分散液晶の動作 理を示す説明図であり、(a)は電圧が印加さ た時の液晶分子の配向状態を示し、(b)は電 が印加されていない時の液晶分子の配向状 を示している。

符号の説明

   1 表示ユニット
  22 シャッター液晶素子 (スクリーン)
  33 液晶層
  52 プロジェクター
  62 役物

 本発明の一実施の形態について図面に基 いて説明すると以下のとおりである。

 (表示ユニットの構成)
 まず、本実施の形態の表示ユニット1の概略 構成について、図1及び図2を参照しながら説 する。

 図1は本実施の形態の表示ユニット1を、 め方向から見た際の様子を示す図である。 た、図2は表示ユニット1の要部の構造を示す 側面図である。

 図1に示すように、本実施の形態の表示ユ ニット1は、スクリーン部20と、投影部50と、 物部60と、制御部(図示せず)とを備えている 。そして、前記スクリーン部20と役物部60と 、およそ直方体形状の筐体4に組み込まれて る。

 そして、前記投影部50には映写機として プロジェクター52が備えられ、スクリーン部 20には前記プロジェクター52からの映像を表 等する画像表示面(スクリーン)としてのシャ ッター液晶素子22が備えられ、前記役物部60 は表示ユニット1の観者Vに見せたい実物であ る役物62が備えられている。以下、順に説明 る。

 (投影部)
 まず、前記投影部50について説明する。前 投影部50には、前述の通り、前記シャッター 液晶素子22のスクリーン面24に映像を投影す ためのプロジェクター52が備えられている。

 また、後に説明するが、このプロジェク ー52は、前記役物部60に備えられた役物62を 明するための光源としても機能する。

 このプロジェクター52の構成は、特には 定されず、スクリーンに映像を表示できる のであればよい。

 代表的な構成としては、いわゆる液晶プ ジェクターが例示できる。この液晶プロジ クターとは、液晶表示パネルが内蔵され、 常に明るい光源ランプからの放電光を前記 晶表示パネルに透過させ、これを適宜レン 等を介して、スクリーン上に拡大しながら 射するものである。

 また、詳細には、カラー液晶表示パネル 1枚使用する仕様の他に、RGB(Red:赤、Green:緑 Blue:青)の三原色毎に合計三枚の液晶表示パ ルを使用する仕様、カラー液晶表示パネル 複数枚使用する仕様などがある。三原色毎 合計三枚の液晶表示パネルを使用する仕様 は、高精細な表示が可能となり、カラー液 表示パネルを複数枚使用する仕様では、多 な表示が可能となる。

 なお、プロジェクター52の構成は前記液 プロジェクターに限定されず、いわゆるCRT(C athode Ray Tube:ブラウン管)方式や、他のライ バルブ方式の構成を採用することもできる

 (役物部)
 つぎに、前記役物部60について説明する。 の役物部60には、前述の通り役物62としての ールが備えられている。

 ここで、役物62とは、例えば、パチンコ やスロットマシンのような遊技装置におい 、画面に映し出される映像とは異なり、遊 者に実際に見せるために備えられた実物等 意味する。例えば、パチンコ機におけるキ ラクター模型や、スロットマシンにおける ール等が例示できる。

 ここでリールとは、前記スロットマシン に用いられる表面に数字が表示されたドラ を意味する。その構成は、特には限定され いが、例えば3桁の数字を、各々独立して表 示することが可能なように、3つのドラムが 々独立して回動可能な構成が挙げられる。

 なお、本発明の役物62は、前記リールに 定されるものではなく、例えば、後に図13を 用いて説明するような、人や物の模型等とす ることもできる。

 (スクリーン部)
 つぎに、前記スクリーン部20について説明 る。このスクリーン部20には、前述の通りシ ャッター液晶素子22が備えられている。

 このシャッター液晶素子22は、液晶層に 加する電圧を変化させることによって、そ スクリーン面24を透明(光透過状態)にしたり 又は、白濁(光散乱状態)させたりすること 可能なように構成されている。以下、具体 に説明する。

 (シャッター液晶素子の構造)
 まず、図9に基づいて、シャッター液晶素子 22の構造について説明する。図9は、本発明の 表示ユニット1におけるシャッター液晶素子22 の概略構成を示す断面図である。

 本実施の形態において、前記シャッター 晶素子22は、先に述べたように、いわゆる 分子分散型の液晶素子によって構成されて る。

 具体的には、2枚の基板(第1基板31と第2基 32)の間に液晶層33が設けられ、その液晶層33 が高分子分散型の液晶層となっている。そし て、この液晶層33には高分子による3次元のネ ットワークが形成されており、そのネットワ ークの間隙に液晶分子が導入されている。

 また、各々の基板(第1基板31と第2基板32) 、前記液晶層33に面する面には、電極層34が 成されている。この電極層34の構造につい は、後に説明する。

 また、このシャッター液晶素子22には、 光板は設けられていない。

 (透明状態と白濁状態)
 そして、先に図19の(a)及び図19の(b)に基づい て説明した通り、前記液晶層33への電圧印加 有無によって、散乱状態と透明状態とが切 替わる。

 すなわち、前記液晶層33に電圧が印加さ ている場合には、その液晶分子が、印加さ た電圧(電圧による電界)にしたがって一定の 方向に配向するので、液晶層33での光散乱が じにくく、その結果、前記シャッター液晶 子22は透明状態となる。

 一方、前記液晶層33に電圧が印加されて ない場合には、その液晶分子の配向は一定 向に揃っておらず不均一であるので、液晶 33で光の散乱が生じ、その結果、前記シャッ ター液晶素子22は、白濁状態となる。言い換 ると、前記シャッター液晶素子22は、その 面において、白色基板のようになり、スク ーンとして用いることが可能となる。

 (表示ユニットの表示)
 つぎに、本実施の形態の表示ユニット1にお ける表示について説明する。

 例えば、前記図1に示すように、前記シャ ッター液晶素子22は、観者Vからみて前記投影 部50に備えられたプロジェクター52の背後で って、前記役物62の前方に設けられている。

 したがって、上述の通り、印加電圧の制 によって、前記シャッター液晶素子22のス リーン面24を透明にしたり、白濁させること によって、観者Vに対して、当該シャッター 晶素子22の背後にある前記役物62を、遮蔽し り、非遮蔽にしたりすることができる。

 また、このスクリーン面24の透明・白濁 切り替えによって、前記投影部50のプロジェ クター52から投影された映像の表示・非表示 切り替えを行うこともできる。

 そして、以上の組合せ、すなわち、役物6 2の遮蔽・非遮蔽、及び、プロジェクター52か ら投影された映像の表示・非表示の組合せに よって、複数モードの表示が可能となる。

 以下、スクリーン面24の白濁状態・透明 態について、より詳しく説明したの後に、 々の表示モードについて説明する。

 (白濁状態)
 まず、白濁状態について説明する。この白 状態では、液晶層33には電圧は印加されて らず、液晶分子の配向がランダムとなって る。

 そのため、光は液晶層33を透過しにくく り、反射する光の割合が増加する。また、 晶層33を透過した光も、液晶層33の中で散乱 るため、前記スクリーン面24は、外観上、 濁した(白色の)反射面(白色スクリーン)とな 。

 よって、前記スクリーン面24の反対側は ることができず、一方、前記スクリーン面24 に対して投影された映像は、スクリーン面24 に表示される。

 なお、液晶層33に電圧が印加されていな 状態では、前記シャッター液晶素子22の背後 にある物(例えば役物62)は、シャッター液晶 子22が白濁状態であるため、原則として見え ない。

 しかし、白濁の状態や、役物62の周辺の るさ状況などによっては、例えば、役物62が 透けて見える、または、白く輪郭がぼやけた 状態で見える場合も考えられる。

 この点、本実施の形態の表示ユニット1で は、役物62がより見えにくくなっている。詳 は、後述する。

 (透明状態)
 つぎに、透明状態について説明する。この 明状態では、液晶層33に電圧が印加されて るので、前記液晶分子は、電圧によって生 た電界にそって1つの方向に揃って配向して る。すなわち、上記ランダムな配向状態か 、均一配向状態に変化している。

 したがって、光は、液晶層33で散乱する となく前記液晶層33を透過する。

 そのため、前記シャッター液晶素子22は 観上透明になり、背後にある物(例えば役物6 2)が、はっきりと見えるようになる。一方、 記プロジェクター52から映像が投影されて 、スクリーン面24が透明であるので、スクリ ーン面24上で映像が表示されることはない。

 (表示モード)
 以上のように、本実施の形態の表示ユニッ 1では、前記シャッター液晶素子22が、白濁 態と透明状態との切り替えが可能なので、 記プロジェクター52から投影される内容と 動させることによって、種々の表示可能と る。以下具体的に説明する。

 すなわち、本実施の形態の表示ユニット1 では、代表的には、3つのモードで、表示ユ ット1の観者Vに対して、表示を行うことがで きる。

 すなわち、第1の表示モード(表示モード1) としては、前記シャッター液晶素子22のスク ーン面に、前記投影部50に備えられたプロ ェクター52から投影された映像を表示するモ ードがある。

 そして、第2の表示モード(表示モード2)と しては、前記観者Vに対して、前記役物部60に 備えられた役物62を見せるモードがある。

 さらに、第3の表示モード(表示モード3)と しては、前記プロジェクター52から投影され 映像と、前記役物62とを、両方同時に見せ モードである。

 以下、順に説明する。

 (表示モード1)
 まず、上記表示モード1について、前記図1 図2及図6の(a)を参照しながら説明する。ここ で、図6の(a)は、本実施の形態において、表 モード1の際に、観者Vが目にする表示を示す 図である。

 表示モード1とは、前述の通り、観者Vに して、プロジェクター52から投影された映像 を表示するモードである。

 このモードの表示を行う際には、前記シ ッター液晶素子22は、その液晶層33には電圧 が印加されておらず、白濁状態となっている 。

 そして、前記プロジェクター52からは、 者Vに見せたい映像が投影される(図2の光線L1 参照)。

 したがって、白濁状態のシャッター液晶 子22のスクリーン面24には、前記投射された 映像が表示される。

 一方、シャッター液晶素子22の背後にあ 役物62は、シャッター液晶素子22が白濁状態 あるので、観者Vに対して遮蔽される。

 また、先に述べた通り、シャッター液晶 子22の白濁のみによる遮蔽が不十分である 合であっても、具体的には、白濁したシャ ター液晶素子22を通して前記役物62をみた場 、役物62が透けて見える場合であっても、 物62が見えにくくなっている。

 すなわち、本実施の形態においては、そ スクリーン面24に対して、プロジェクター52 からの強い光が照射され、その光が前記スク リーン面24で反射しているので、その反射光 効果によって、役物62は、観者Vに対してよ 見えにくくなっている。

 以上より、観者Vは、図6の(a)に示すよう 、プロジェクター52によって投影された映像 (3本の木)のみを鮮明に見ることができる。

 (表示モード2)
 つぎに、上記表示モード2について、図3、 4及び図6の(b)を参照しながら説明する。ここ で、図3は、上記表示モード2で表示する際の 本発明の実施形態の表示ユニット1の概略構 成を示す斜視図である。また、図4は、上記 示モード2で表示する際の、本発明の実施形 の表示ユニット1の概略構成を示す、要部側 面図である。また、図6の(b)は、本実施の形 において、表示モード2の際に、観者Vが目に する表示を示す図である。

 この表示モード2は、前述の通り、観者V 対して、役物部60に備えられた役物62を見せ モードである。

 このモードの表示を行う際には、前記シ ッター液晶素子22は、その液晶層33に電圧が 印加されており、透明状態となっている。

 したがって、観者Vは、前記役物62の手前 設置されたシャッター液晶素子22が透明で るので、シャッター液晶素子22の背後にある 役物62、すなわち、数字が表示されたリール 見ることができる。

 また、前記プロジェクター52からは、白 光が前記役物62に向かって照射されている( 2の光線L2参照)。

 したがって、前記役物62に対して、プロ ェクター52から光が照射されるので、観者V 、より鮮明に、前記役物62を見ることができ る。

 以上より、観者Vは、図6の(b)に示すよう 、リール上の数字を鮮明に見ることができ 。

 (表示モード3)
 つぎに、上記表示モード3について、図5及 図6の(c)を参照しながら説明する。ここで、 5は、上記表示モード3で表示する際の、本 明の実施形態の表示ユニット1の概略構成を す斜視図である。また、図6の(c)は、本実施 の形態において、表示モード3の際に、観者V 目にする表示を示す図である。

 この表示モード3は、前述の通り、観者V 対して、前記プロジェクター52から投影され た映像と、前記役物62とを、両方同時に見せ モードである。すなわち、スクリーン面24 おいて、前記表示モード1と表示モード2とが 混在した表示モードである。

 このモードの表示を行う際には、前記シ ッター液晶素子22は、その液晶層33の一部の 領域(図5及び図6の(c)に示す領域R2)には電圧が 印加され、一方、残りの領域(図5及び図6の(c) に示す領域R1)には電圧が印加されていない。

 その結果、前記シャッター液晶素子22の 部の領域(図5及び図6の(c)に示す領域R2)は透 状態であるのに対して、残りの領域(図5及び 図6の(c)に示す領域R1)は白濁状態となってい 。

 そして、前記領域R1に対しては、前記プ ジェクター52から、観者Vに見せたい映像が 影される(図5の光線L3参照)。そして、この領 域では、前記スクリーン面24は白濁している で、前記映像がかかるスクリーン面24に表 される。

 一方、前記領域R2に対しては、前記プロ ェクター52からは、白色光が出射される。そ して、領域では、前記スクリーン面24は透明 あるので、この光は前記領域R2の背後にあ 前記役物62を照射し(図5の光線L4参照)、観者V は、鮮明に前記役物62を見ることができる。

 なお、本実施の形態の表示ユニット1にお ける表示は、前記表示モド1~3に限定されるこ とはなく、種々のバリエーションが可能であ る。

 例えば、観者Vが目にする表示を示す図で ある図6の(d)に示すように、前記プロジェク ー52からの映像を表示する領域である領域R1 、前記スクリーン面24の中心位置に設定し その両側に、役物62を表示する領域である領 域R2を設定することもできる。

 (領域指定の方法)
 前述のように、シャッター液晶素子22のス リーン面24内で、その全面ではなく、一部の 領域を、白濁状態の領域R1とし、他方、残り 領域を透明状態の領域R2とする方法として 、種々の方法が考えられる。

 まず、前記領域指定の第1の方法である、 パネル分割について、図7の(a)、図7の(b)、図1 0の(a)及び図10の(b)に基づいて説明する。

 (方法1:パネル分割)
 前記図6の(c)及び図6の(d)に示した例の他に スクリーン面24の一部の領域を白濁状態の領 域R1とする例としては、図7の(a)に示すものが ある。ここで、図7の(a)は、シャッター液晶 子22のスクリーン面24における、透明状態及 白濁状態を示す図である。

 図7の(a)に示すように、スクリーン面24を 方向に3つの領域に分ける(図6の(a)~(d)参照) 示とは異なり、スクリーン面24内の任意の領 域を、白濁状態の領域R1とし、残る領域を透 状態の領域R2とすることができる。

 すなわち、シャッター液晶素子22のスク ーン面24を、縦方向に5列、横方向に4行、そ によって縦横合計20の領域に分割し、その20 個の領域の中で、任意の領域を、例えば透明 状態の領域R2とすることができる。

 前記図7の(a)に示す例では、前記20個の領 の中で、7・8・9・12・13・14の合計6個の領域 を透明状態の領域R2とし、残りの14個の領域 白濁状態の領域R1とした場合を例示している 。

 (パネル構成)
 スクリーン面24内において、上述のような 濁状態の領域R1及び透明状態の領域R2を任意 指定することを可能とする方法としては、 には限定されないが、例えば、前記図9に示 したシャッター液晶素子22の電極層34の構成 、短冊形状の電極とする方法がある。

 以下、シャッター液晶素子22の電極構成 示す図である図10の(a)及び図10の(b)に基づい 説明する。

 本実施の形態におけるシャッター液晶素 22を斜めから見た際の、電極の構成を、シ ッター液晶素子22の概略断面において表した 前記図10の(a)に示すように、シャッター液晶 子22の前記第1基板31及び第2基板32には、各 、短冊形状の第1電極35と、第2電極36とが、 記電極層34として形成されている。

 そして、シャッター液晶素子22の前記第1 極35と第2電極36とを上面方向から見た際の 子を示す図である前記図10の(b)に表すように 、前記第1電極35と第2電極36とが重なる部分が 画素40となっている。

 ここで、図10の(b)におけるXnは行方向の電 極を示し、他方Ymは列方向の電極を示す。し がって、前記図7に示したシャッター液晶素 子22においては、nは4であり、mは5となる。こ れによって、前記第1電極35と第2電極36とが重 なった部分に、合計20個の画素40が形成され 。

 このような構成においては、各第1電極35 び第2電極36に入力する信号(電圧)を制御す ことによって、所望の画素40に選択的に電圧 を印加することができる。

 これによって、スクリーン面24内の任意 領域を白濁状態の領域R1としたり、透明状態 の領域R2としたりすることが可能になる。

 (半透過領域)
 また、先に図19の(a)及び図19の(b)に基づいて 説明したように、前記シャッター液晶素子22 、高分子分散型の液晶素子によって構成さ ており、その液晶層33に印加される電圧の 化に応じて、前記透明状態と白濁状態とが り替えられている。

 ここで、前記液晶層33に対して、液晶層33 が完全な透明状態(100%透過状態)になる電圧よ りも低い電圧を印加した場合、前記液晶層33 、前記100%透過状態と白濁状態との間の状態 となる。

 すなわち、液晶層33を、白濁しながらも が透過する状態、すなわち半透過状態とす ことができる。

 以下、図を用いて説明する。

 本実施の形態のシャッター液晶素子22の クリーン面24における、半透過状態を示す図 である図7の(b)に表すように、液晶層33に印加 する電圧を低くすることによって、図7の(a) おいて白濁状態の領域R1であった部分を、半 透過状態の領域R3とすることができる。

 なお、前記図7の(b)に示すスクリーン面24 は、その面内に、透明状態の領域R2と、半 過状態の領域R3との2つの領域が存在する構 について例示したが、さらに、白濁状態の 域R1が併存するようにすることもできる。

 また、前記半透過状態の透過率について 、前記液晶層33に印加する電圧によって、 々の透過率を実現することができる。そし 、スクリーン面24に、複数の異なった透過率 を有する半透過状態を併存させることもでき る。

 (方法2:座標データ指定)
 つぎに、前記領域指定の第2の方法である、 座標データ指定について、図8、図11の(a)及び 図11の(b)に基づいて説明する。

 ここで、図8は、シャッター液晶素子22の クリーン面24における、透明状態及び白濁 態を示す図である。

 先に図7の(a)及び図7の(b)に基づいて説明 たパネル分割による領域の指定、すなわち 透過量を変化させる領域自体の指定とは異 りことなり、図8に示す表示ユニット1では、 かかる指定を、シャッター液晶素子22のスク ーン面24内における画素40の座標データ(図8 示すD1及びD2)に基づいて行っている。

 つぎに、このような座標データ指定が可 となるシャッター液晶素子22のパネル構成 について、図11の(a)及び図11の(b)に基づいて 明する。

 ここで、図11の(a)及び図11の(b)は、いずれ も本発明の実施形態におけるシャッター液晶 素子22の他の例を示す図であり、図11の(a)は シャッター液晶素子22を斜めから見た際の、 電極等の構成を、シャッター液晶素子22の概 断面において表した図である。また、図11 (b)は、画素40の配置を示す平面図である。

 (パネル構成)
 スクリーン面24内において、上述のような 濁状態の領域R1及び透明状態の領域R2を画素4 0の座標データに基づいて任意に指定するこ を可能とする方法としては、特には限定さ ないが、例えば、前記図9に示したシャッタ 液晶素子22の電極層34の構成を、アクティブ マトリクス構造とする方法がある。

 以下、前記図11の(a)に基づいて説明する

 このシャッター液晶素子22では、図11の(a) に示すように、第1基板31は、各画素40にスイ チング素子41が形成された、いわゆるアク ィブマトリクス基板である。

 具体的には、このシャッター液晶素子22 は、前記図11の(b)に示すように、前記図10の( a)に断面を示したシャッター液晶素子22とは なり、スクリーン面24の全面にわたって、よ り小さい画素40が格子状により精細に配置さ ている。

 そして、各画素40には、各々画素電極38が 設けられており、この画素電極38には、各々 イッチング素子41としてのTFT(Thin Film Transis tor:薄膜トランジスタ)が設けられている。

 一方、第2基板32には、共通電極としての 向電極39が設けられている。

 そして、このような構成においては、各 素40にスイッチング素子41が設けられている ので、画素40毎に、電圧印加の有無や、電圧 印加する場合の印加電圧などを制御するこ ができる。

 また、かかる画素40がスクリーン面24に、 高精細に、格子状に規則正しく配列されてい るので、スクリーン面24内の任意を位置を、 の位置の画素40の座標データによって指定 ることができる。

 例えば図8や図11の(a)に示す白濁状態の領 R1の位置及び範囲は、その領域の対角に位 する画素40の座標データであるD1とD2とによ て指定することができる。

 なお、この座標データ指定(方法2)にかか シャッター液晶素子22においても、その印 電圧を任意に制御することによって、前記 透過状態の領域R3を形成することが可能であ り、また、その半透過状態における透過率を 任意に設定することも可能である。

 (制御機構)
 つぎに、本実施の形態の表示ユニット1にお ける制御系の構成について図12に基づいて説 する。ここで、図12は、本実施の形態の表 ユニット1における制御系の概略構成を示す ロック図である。

 図12に示すように、本実施の形態の表示 ニット1には、プロジェクター52又はシャッ ー液晶素子22に接続された、制御部としての 、制御回路及びEEPROM(Electrically Erasable/Programma ble Read Only Memory、電気的消去書込可能な読 し専用メモリ(電気的消去可能ROM))が備えら ている。そして、前記EEPROMには、位置情報 定テーブルと透過量設定テーブルとが記録 れている。

 より詳しくは、前記制御回路は前記プロ ェクター52に接続されており、その制御回 には、映像データとシャッターON/OFF信号と 入力される。

 これによって、プロジェクター52は、シ ッター信号のON・OFFに連動して、シャッター 信号がONの期間は、映像データをシャッター 晶素子22に対して投影し、シャッター信号 OFFの期間は、白色光を役物62に照射する。

 また、前記EEPROMは、前記シャッター液晶 子22に接続されており、そのEEPROMには、前 シャッターON/OFF信号と透過量設定信号とが 力される。

 これによって、シャッター液晶素子22は シャッター信号のON・OFFに連動して、シャッ ター信号がONの期間は、前記シャッター液晶 子22は白濁状態となり、シャッター信号がOF Fの期間は、透明状態となる。

 また、透過量設定信号には、位置情報と 過量に関する情報とが含まれており、前記E EPROMは、入力された透過量設定信号に基づい 、シャッター液晶素子22のスクリーン面24内 における、前記白濁状態の領域R1、透明状態 領域R2及び半透過状態の領域R3の位置、並び に、前記半透過状態の領域R3の透過率を決定 るとともにシャッター液晶素子22をその決 内容にしたがって制御する。

 (遊技装置)
 本実施の表示ユニット1は種々の装置に用い ることができるが、例えば、遊技装置、中で もパチンコ台(弾球遊技装置)に好適に用いら る。

 前記図14に基づいて説明すると、図14に示 す遊技装置90の例としてのパチンコ台におい 、遊技盤92の中の情報表示部94として用いる ことができる。

 このような構成においては、遊技装置90 遊技者が表示ユニット1の観者Vとなり、この 遊技者は、情報表示部94においてスクリーン 24に投影された映像と、その背後に設置さ た役物62とを、選択的又は同時に見ることが できる。

 本発明は前記した実施の形態に限定され ものではなく、請求項に示した範囲で種々 変更が可能である。すなわち、請求項に示 た範囲で適宜変更した技術的手段を組み合 せて得られる実施の形態についても本発明 技術的範囲に含まれる。

 (役物部)
 例えば、前記の説明においては、役物62と て、スロットマシンなどに用いられるリー を例にして説明したが、本発明における役 62は、前記リールには限定されない。

 例えば、本発明の他の実施形態における 示ユニットの概略構成を示す斜視図である 13に示すように、前記役物62を人形などの、 人やキャラクターや乗り物等の模型などとす ることもできる。すなわち、役物62は、表示 ニット1の観者Vに直接実物を見せたい造形 等であればよく、実際の形状は特には限定 れない。

 (補助照明)
 また、前記の説明においては、役物62を観 Vに見せる際、その役物62に対して、投影部50 に備えられたプロジェクター52から白色光を 射して、役物62を観者Vに対してより鮮明に せることについて説明した。このような構 においては、役物62用に別途、冷陰極管(CCFT :Cold Cathode Fluorescent Tube)などの照明器具が けられていために、部品点数の削減や製造 ストの削減などが可能である。

 なお、役物62を照明する方法としては、 記の方法に限定されず、別途役物62用の照明 を設けることも可能である。

 すなわち、例えば、図2に示すように、シ ャッター液晶素子22の背後に役物62用の補助 源70を設けて、例えば前記プロジェクター52 共に、又は、前記プロジェクター52と共に 前記役物62を照らしてもよい。

 このように、役物62を照らすための補助 源70を設けた場合には、観者Vに対して、役 をより鮮明に見せることが可能になる。

 (シャッター液晶素子)
 また、前記の説明においては、役物62に対 るシャッター液晶素子22について、高分子分 散型の液晶表示素子を例にして説明したが、 本発明のシャッター液晶素子22は、この構成 限定されるものではない。

 すなわち、前記役物表示時・役物非表示 の切り替えに応じて、光の透過・反射が制 でき、前記プロジェクター52から投影され 映像が表示できればよく、例えば、偏光板 用いた通常のTN(Twisted Nematic:ねじれネマチッ ク)型液晶素子としてもよい。このTN型液晶素 子をシャッター液晶素子として用いた場合、 役物非表示時における役物62はより良く遮蔽 れうる。

 これに対して、前記高分子型の液晶素子 は、先に述べたとおり、光散乱状態におい 、光を散乱反射させることなどができるの 、プロジェクター52に対するスクリーンと てより鮮明な表示を行うことができる。

 前記スクリーン部20に設けられる、役物62 の遮蔽・非遮蔽とスクリーンとの両機能を有 する構造物としては、前記各液晶素子に限定 されない。すなわち、前記両機能を果たすも のであれば良く、例えば、白膜部分と透明部 分とが設けられた巻き上げ式のスクリーン膜 や、可動式の白板とすることもできる。

 このような構造物を前記スクリーン部20 設けた場合には、役物62を遮蔽し前記プロジ ェクター52からの映像を表示する際には前記 膜部分や白板を前記スクリーン面24に相当 る部分に配置する。そして、役物62を非遮蔽 として観者Vに見せる場合には、前記透明部 を前記スクリーン面24に相当する部分に配置 したり、前記白板を前記スクリーン面24に相 する部分から別の部分に移動させたりする

 以上によって、役物62の遮蔽・非遮蔽と クリーンとの両機能を発揮させることがで る。

 本発明の表示ユニットは、映像の表示と 物の表示との切り替えが可能であるので、 技装置などのアミューズメント設備に好適 利用可能である。




 
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