キョーラク株式会社 (〒12 京都府京都市上京区烏丸通中立売下ル龍前町598番地の1 Kyoto, 6020912, JP)
| 熱可塑性樹脂製の第一壁と第二壁とが離間してなる中空二重壁パネルであって、 前記第一壁と前記第二壁との間に形成された空間に、縦インナーリブと、該縦インナーリブと交差する方向に配置された横インナーリブと、が第一壁を伸出して第二壁に融着することで形成され、 前記縦インナーリブと前記横インナーリブが交差部を介して一体化し、 前記空間が縦インナーリブおよび横インナーリブによりそれぞれ4辺を囲われた複数の小空間に仕切られ、 前記小空間は互いに隣接する他の小空間のうち少なくとも一つの小空間と、交差部に形成される空部を介して連通されていることを特徴とする中空二重壁パネル。 |
| 前記縦インナーリブ、前記横インナーリブ及び前記交差部が中実板状であることを特徴とする請求項1記載の中空二重壁パネル。 |
| 前記第一壁と前記第二壁との離間距離が25mm以下であることを特徴とする請求項1記載の中空二重壁パネル。 |
| 前記第二壁の表面にシート状の装飾材が成形時に一体に貼り付けられていることを特徴とする請求項1記載の中空二重壁パネル。 |
| 前記請求項1~4のいずれか一項に記載された中空二重壁パネルを用いて作られた車両用内装パネル。 |
本発明は内部に空間を有し、該空間にリ が形成されているリブ補強構造付きの中空 重壁パネル及びそれを用いて作られた車両 内装パネルに関する。
現在、軽量且つ安価な板状部材として合成
脂製のパネルがある。このパネルは汎用性
高く、様々な場面で用いられている。例え
、耐腐食性の高さを利用して洗面台若しく
浴室の棚の材質に使われたり、軽量という
性を活かして車両用の内装パネルに使われ
りする。
また、パネルの剛性を構造的な面から高め
ために、パネルを構成する前面板と後面板
の間の空間に、格子状に補強板(いわゆるイ
ンナーリブ)を形成したインナーリブ付きの
ネルも開発されている(特許文献1~3参照)。
ところで、上述したインナーリブ付きパ ルをブロー成形により形成する場合、長手 向に形成されたインナーリブ(以下「縦イン ナーリブ」という)と縦インナーリブに対し 垂直な方向に形成されたインナーリブ(以下 横インナーリブ」という)を十字状に連結さ せて形成すると交差部においてパリソンが過 度に引き伸ばされて薄肉となり、パリソンの 破れまたは逆に剛性の低下を招くこととなり 、さらには成形時の吹き込みエアの流通を阻 害して成形不良の原因となる(特許文献1の第6 図を参照)。
このため、縦インナーリブと横インナー ブを連結させずに交差部において所定の間 をおいた状態で形成することが考えられる( 特許文献2の第4図を参照)。しかしながら、縦 インナーリブと横インナーリブを連結させず に間隔を設けた場合には、曲げ方向の剛性が 不十分となりインナーリブによる補強効果を 十分に得ることができない。
このため、交差部分をスライド金型を用 ずに成形し、凹状のリブ(取付穴)とするこ もなされているが、凹状のリブの付け根が き伸ばされて薄肉となることは解消されて らず、さらに交差部において吹き込みエア( 圧流体)の流通が阻害されるため成形不良の 要因となり、複数の交差部を設ける場合には 成形自体が困難となる(特許文献3の第3図を参 照)。
本発明は、以上の課題を解決すべく開発さ
たものである。
すなわち、縦インナーリブと横インナーリ
との間に間隔が形成されてなく、縦インナ
リブと横インナーリブとが一連となって一
化している曲げ剛性の高い中空二重壁パネ
を提供することを目的とする。
本発明者は、以上のような課題背景をも に鋭意研究を重ねた結果、縦インナーリブ び横インナーリブを交差部において領域を して連結させることで上記の課題を解決で ることを見出し、その知見に基づいて本発 を完成させたものである。
すなわち本発明は、(1)、熱可塑性樹脂製 第一壁と第二壁とが離間してなる中空二重 パネルであって、前記第一壁と前記第二壁 の間に形成された空間に、縦インナーリブ 、該縦インナーリブと交差する方向に配置 れた横インナーリブと、が第一壁を伸出し 第二壁に融着することで形成され、前記縦 ンナーリブと前記横インナーリブが交差部 介して一体化し、前記空間が縦インナーリ および横インナーリブによりそれぞれ4辺を 囲われた複数の小空間に仕切られ、前記小空 間は互いに隣接する他の小空間のうち少なく とも一つの小空間と、交差部に形成される空 部を介して連通されている中空二重壁パネル に存する。
また本発明は、(2)、前記縦インナーリブ 前記横インナーリブ及び前記交差部が中実 状である上記(1)記載の中空二重壁パネルに する。
また本発明は、(3)、前記第一壁と前記第 壁との離間距離が25mm以下である上記(1)記載 の中空二重壁パネルに存する。
また本発明は、(4)、前記第二壁の表面に ート状の装飾材が成形時に一体に貼り付け れている上記(1)記載の中空二重壁パネルに する。
また本発明は、(5)、上記(1)~(4)のいずれか 一項に中空二重壁パネルを用いて作られた車 両用内装パネルに存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれ 上記の発明を適宜組み合わせた構成も採用 能である。
本発明の中空二重壁パネルは、縦インナー
ブ及び横インナーリブの両方が交差部にお
て確実に連結した状態で形成されるため、
来のインナーリブ付きパネルよりも高い曲
剛性を示す。
また縦インナーリブ及び横インナーリブの交
差部には空部が形成されていることにより、
少なくとも一箇所からパリソン内に加圧流体
を吹き込めば縦インナーリブ及び横インナー
リブによって囲われる隣接する複数の小空間
の隅々にまで加圧流体を行き渡らせることが
できる。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態を、図面を用いて説明
る。
図1は、本実施形態の中空二重壁パネルのリ
ブ補強構造を示すための断面斜視図である。
また、図2は図1のA-A断面図である。
本実施形態の中空二重壁パネルAは熱可塑性
樹脂で成形される板状の部材で、その加工性
の高さから汎用的な利用が可能である。
採用される熱可塑性樹脂としては、ブロー
形が可能なものであればよく、ポリエチレ
樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフ
ン系樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体
塩化ビニル樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル
ースチレンーブタジェン樹脂)、ポリアミド
脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂
ポリカーボネート樹脂、変性ポリフェニレ
エーテル等のエンジニアリング・プラスチ
クなどが好適であり、中でも中空二重壁パ
ルのインナーリブを成形する際の、成形容
性の観点からポリプロピレン樹脂がより好
しい。
尚、ガラス繊維、カーボンファイバー、炭
カルシウム、タルク、マイカなどの充填材
添加することも当然可能である。
例えば、車両用内装パネル(デッキボード、
ロアパネル、カーゴフロアリッド、リアパ
セルシェルフ、トノボード等)や、OA機器の
体等に用いることが可能である。
本実施形態の中空二重壁パネルを、車両用
装パネルとして用いた場合、中空二重壁パ
ルの第二壁22に、成形時に一体に装飾材7を
り付けることが好ましい。
装飾材の材質は不織布、発泡体、織布、編布
、または合成樹脂製のシートである。
装飾材を貼り付けることで、車両用内装パ
ルの外観が向上すると共に、車両用内装パ
ルの表面に傷等がつき難くなる。
さて、図1に示すように、中空二重壁パネル
Aにおいては、第一壁21と第二壁22とは所定の
離離間した状態にあるので、第一壁21と第
壁22との間には空間Vが形成される。
空間Vが形成されることにより、中空二重壁
パネルAはその厚さ、大きさに比して非常に
量となっている。
また、空間Vにはインナーリブ1が第一壁21と
第二壁22とを連結するように形成されている
インナーリブ1は空間V全体に格子状に形成
れており、そのため、中空二重壁パネルAは
印X方向の曲げに対して、また矢印Y方向の
げに対しても高い剛性を示す。
インナーリブ1は、縦インナーリブ11aと、 横インナーリブ12aと、交差部13aと、で構成さ れており、縦インナーリブ11aと横インナーリ ブ12aとは互いに垂直な方向に向かって形成さ れる。
交差部13aは、縦インナーリブ11aと横イン ーリブ12aとが交差する位置に形成され、第 壁21側から中実板状に突出してその先端が 二壁22の内面に溶着されていない領域Wや、 領域Wと第二壁22との間に形成される空部Hを する。縦インナーリブ11aと横インナーリブ1 2aとは、この交差部13aを介して一連となり一 化している。
そのため、従来の縦インナーリブ及び横イ
ナーリブとは異なり、本実施形態の縦イン
ーリブ11aと横インナーリブ12aとの間には中
板状の領域Wによって切れ目がなく、連続的
に中実なリブが形成される。
その結果、中空二重壁パネルAの剛性は、従
来のインナーリブ付きパネルよりも高い剛性
を得ることができる。
空部Hは交差部13aの第二壁22側に略半円形状
形成される。
この空部Hの生成理由は後述するが、空部Hが
成されることで、中空二重壁パネルAをダイ
レクトブロー成形で製造するにあたり、加圧
流体(吹き込みエア)が行き渡るため少なくと
一箇所から中空部内に加圧流体を吹き込む
とで製造することが可能になる。
特に、空間Vは縦インナーリブ11aと横インナ
ーリブ12aによりそれぞれ4辺を囲われた複数
小空間(セル)に仕切られるが、交差部13aに空
部Hが形成されているため該空部Hの上の領域W
はパリソンが過度に引き伸ばされて薄肉とな
ることが防止される。
そのためパリソンの破れによる成形不良の
生がない。
また、空部Hの存在によりセル毎に吹き込み
手段を設けることなく吹き込みエアを流通さ
せることができる。
また、縦インナーリブ11a及び横インナーリ
12aにおいて、空部Hの上の領域Wの肉厚は、
れ以外の部分の肉厚に比べて厚くすること
できる(図2の囲い部分Q参照)。
このように領域Wを厚くすることで空部によ
る剛性の低下を補うことができる。
なお、第一壁21の表面にはインナーリブ1に
応した折れ肉線5が格子状に形成されるが、
後述するスライドコアに対応する位置には浅
い凹溝である縦スライドコア痕6A1、十字スラ
イドコア痕6A2、及び横スライドコア痕6A3を形
成することで、この折れ肉線5の位置が各ス
イドコア痕の底に沈む。
そのため、折れ肉線5が表面に突出せず、中
空二重壁パネルAの平滑性が低下するのを防
することができる。
各スライドコア痕は、スライドコアを後退
せた際に、金型のキャビティ面より若干突
させた状態で成形を行なうことにより形成
れる。
また、折れ肉線5も縦インナーリブ11a及び横
インナーリブ12aの交差部13aに対応する位置で
略垂直に交差する。
次に、本実施形態の中空二重壁パネルの製
方法について、ダイレクトブロー成形によ
製造方法を例として説明する。
本実施形態の中空二重壁パネルがブロー成
によって製造される場合、インナーリブは
割金型に設けられたスライドコアを、加圧
体を注入する前のパリソンに突き入れ(押入
れ)、パリソンの一部をパリソンの内側へと
き伸ばすことにより形成される。
具体的な製造方法については次の通りであ
。
先ず、図示しないダイから押し出されたパ
ソンPをプリブローした状態で不織布からな
る装飾材シートを配置した分割金型3によっ
挟み込む、いわゆる型締めを行う(図3(A)、図
4(A)参照)。
ここで分割金型は、中空二重壁パネルの第
壁と第二壁との離間距離が25mm以下になるよ
うに、設計されている。
中空二重壁パネルの材料をポリプロピレン
脂とした場合、第一壁と第二壁との離間距
が25mmを超えると、後述するスライドコアの
パリソンPへの突き入れを行った際に、パリ
ンPが破れる恐れがある。
一方の分割金型3Aは縦インナーリブ、交差
、及び横インナーリブを作るためのスライ
コア3aを備えている。
スライドコア3aは、キャビティ面から突出
れる金型の一部である板状部材で、通常の
態においては、スライドコア3aの端面と、キ
ャビティ面とが面一になるように分割金型内
に収納されている。
次に、パリソンPが固化する前にスライドコ
ア3aを、スライドコアによって引き伸ばされ
(伸出させられた)パリソンPの一部(以下、「
伸出部」という)が、対向する壁面に接触す
までゆっくりと突き入れる(図3(B)、図4(B)参
)。
なお、スライドコアを突き入れるタイミン
はパリソン内に加圧流体を吹き込む前であ
ば良く、型締め時にスライドコアを分割金
のキャビティ面から突出させた状態として
型締めと同時にパリソンの対向壁面が接触
た状態となるように調整することも可能で
る。
ここで、スライドコアについて説明する。
5はスライドコアの構成を示す斜視図である
。
図5に示すように、スライドコア3aは縦スラ
ドコア3A1と、該縦スライドコア3A1とは垂直
方向に形成される横スライドコア3A3と、十
スライドコア3A2と、により構成されている
縦スライドコア3A1は縦インナーリブ11aを形
するため、十字スライドコア3A2は交差部13a
形成するため、そして横スライドコア3A3は
インナーリブ12aを形成するためのものであ
。
縦スライドコア3A1及び十字スライドコア3 A2は、一直線上に所定の間隔を空けて交互に 置されており、また同様に、横スライドコ 3A3及び十字スライドコア3A2も、一直線上に 定の間隔を空けて交互に配置されている。
縦スライドコア3A1及び横スライドコア3A3の
さは、20~125mm程度であることが好ましい。
また、縦スライドコア3A1及び横スライドコ
3A3の厚み幅は、1~7mm程度あることが好まし
。
十字スライドコア3A2の4本の腕の長さは、全
て等しいことが好ましく、更にこれらの腕(
片)の長さは2~10mm程度あることが好ましい。
なお、縦スライドコア3A1と十字スライドコ
3A2との間隔d1は、中空二重壁パネルの厚み
Lとすると、d1<Lであることが好ましい。d1
Lであると、縦インナーリブ11aと交差部13aと
が確実に結合されていない状態で中空二重壁
パネルAが成形される恐れがある。
また同様に、横スライドコア3A3と十字スラ
ドコア3A2との間隔d2も、上記と同様の理由
よりd2<Lであることが好ましい。
さらに、交差部13aが形成される際の間隔、
なわち十字スライドコア3A2が形成される間
(形成ピッチ)d3は、L<d3<5Lであることが
ましく、さらに好ましくは2L≦d3≦3Lである
形成ピッチd3がLよりも短い場合、十字スラ
ドコア3A2同士の間隔が詰まり過ぎて、パリ
ンが過度に引き伸ばされる状態となるため
成形不良が生じ易くなる。
また、形成ピッチd3が5Lよりも長い場合、中
空二重壁パネルAに形成される縦インナーリ
11a及び横インナーリブ12aの本数が少なくな
、中空二重壁パネルAの剛性が十分なもので
くなる。
そして、これら三つのスライドコアの端面
同一平面上にあり、その状態を維持したま
、一体となって平行移動する。
ただし、縦インナーリブ11aと横インナーリ
12aとが連結した状態で、且つ交差部13a近傍
第二壁側に空部Hが形成された状態であれば
、交差部13aの形状を調節する目的で十字スラ
イドコア3A2の高さを低くまたは無くすことも
可能である。
この場合、交差部13aは第二壁22の内面に溶
されていない状態となるが、十字状の折れ
となって縦インナーリブ11aと横インナーリ
12aを連結し、かつ第二壁22の内面との間に空
部Hが形成されることとなる。
縦スライドコア3A1と十字スライドコア3A2 は所定の間隔を空けて配置されているため 図3(B)及び図4(B)に示すように、パリソンPの ち、縦スライドコア3A1または十字スライド ア3A2のいずれにも接触しない部分はスライ コアによって直接的に成形されないために られて引き伸ばされるものの、十分には引 伸ばされずに弛んだ状態となり、第二壁22 内面に溶着されずにその後の加圧エアの吹 込みにより折り畳まれて所謂折れ肉となっ インナーリブの一部を形成する。
その結果、縦スライドコア3A1によって引き
ばされた部分と、十字スライドコア3A2によ
て引き伸ばされた部分との間には空部Hが形
成される。
そして空部Hから上の第一壁側のパリソンPの
肉は、それ以外のパリソンPの壁肉よりも厚
くなる。
そのため製品となった状態では、縦インナ
リブ11a及び横インナーリブ12aにおける空部H
の上の部分の領域W(図2の囲い部分Q参照)は、
れ以外の部分の肉厚に比べて厚くなるので
る。当然、領域Wは他の部分と比べて剛性が
高くなる。
同様に、十字スライドコア3A2、及び図示 ない横スライドコア3A3も所定の間隔を空け 配置されているため、上記と同じ理由によ 、横スライドコア3A3によって引き伸ばされ 部分と、十字スライドコア3A2によって引き ばされた部分との間に空部Hが形成される。
さて、伸出部をパリソンの壁面に衝合融着
せた後、スライドコア3aをパリソンPから引
抜き、加圧流体をパリソンP内に注入してイ
ンナーリブ1を形成する(図3(C)、図4(C)参照)。
インナーリブ1が成形される過程についてよ
り詳しく述べる。
図6は、インナーリブが成形される過程を示
断面図であり、(A)はパリソンからスライド
アを引き抜いた後を示し、(B)はパリソンに
圧流体を注入した後を示す。
図6(A)に示すように、パリソンPからスライ
コア3aを引き抜くと、スライドコア3aが突き
れられていた部分に凹部4が形成される。
そして、スライドコア3aを引き抜くのとほ
同時に、パリソンに突き刺された図示しな
吹き込み口(ブローピン)から加圧流体を注入
して、パリソンPを分割金型3の形状に沿って
張させる。
このとき、図示しない空部Hが形成されてい
るので、吹き込み口を一つ設ければ加圧流体
は空部Hを通ってパリソンPの隅々にまで行き
る。
加圧流体がパリソンPに注入されると、図6(B
)に示すように、気圧によって凹部4は閉じら
て融着し中実となり、凹部4はインナーリブ
1になる。
より具体的に述べると、縦スライドコア3A1
よって形成された凹部4は縦インナーリブ11a
になり、十字スライドコア3A2によって形成さ
れた凹部4は交差部13aになり、横スライドコ
3A3によって形成された凹部4は横インナーリ
12aになる。
パリソンPに加圧流体を注入した後、分割金
型3を冷却して、縦インナーリブ11a、横イン
ーリブ12a、及び交差部13aを硬化させ、これ
を完全に一体化させる。
各インナーリブが完全に硬化したら、分割
型3を開いて、中空二重壁パネルAを取り出
。
これで中空二重壁パネルの製造が完了する。
〔実施形態2〕
次に、本発明の他の実施形態を図面を用い
説明する。
図8は、本実施形態の中空二重壁パネルのリ
ブ補強構造を示すための断面斜視図である。
また、図9は図8のB-B断面図である。図10は本
実施形態に係るリブ補強構造を形成するため
のスライドコアの構成を示す斜視図である。
図10に示すように、スライドコア3aは縦スラ
イドコア3B1と、該縦スライドコア3B1とは垂直
な方向に形成される横スライドコア3B3と、実
施形態1における十字スライドコアに変えて
スライドコア3B3に一体に形成されかつ縦ス
イドコア3B1に向かって僅かに突出する突片3B
2と、により構成されている。このため、横
ライドコア3B3は交差部13bに対応する位置に
いて間隔を空けずに連続した形状を有して
る。
縦スライドコア3B1は縦インナーリブ11bを形
し、横スライドコア3B3は横インナーリブ12b
形成する。
そして横スライドコア3B3より突出する突片3
B2は、僅かな突出長さであるが交差部13にお
て両インナーリブを連結するための領域Wを
成するため必要な部分であり、パリソンの
れ曲がりの起点を与えるものとして作用す
ものである。
その他、縦スライドコア3B1及び横スライ コア3B3の配置、長さ、幅、さらに突片の長 、縦スライドコア3A1と突片3B2の先端との間 、突片3B2が形成される間隔(形成ピッチ)は 宜実施形態1と同様に設定することができる
縦スライドコア3B1と突片3B2の先端とは所定
間隔を空けて配置されているため、パリソ
Pは縦スライドコア3B1および突片3B2につられ
て引き伸ばされる。
しかし、このつられて引き伸ばされた部分
、十分には引き伸ばされずに弛んだ状態と
るため、第二壁22の内面にその部分だけ溶
されずにその後の加圧エアの吹き込みによ
領域Wが形成される。
そして領域Wの形成と同時に、空部Hが領域W
第二壁22の内面との間に形成される。
本実施形態に係る中空二重壁パネルAは図8
示すように、空間Vを小空間に仕切るインナ
リブ1が第一壁21と第二壁22とを連結するよ
に形成されている。
インナーリブ1は、縦インナーリブ11bと、横
インナーリブ12bと、交差部13bと、で構成され
ており、縦インナーリブ11bと横インナーリブ
12bとは互いに垂直な方向に向かって格子状に
形成される。
交差部13bは、縦インナーリブ11bと横インナ
リブ12bとが交差する位置に形成され、第一
21側から中実板状に突出してその先端が第
壁22の内面に溶着されていない領域Wや、該
域Wと第二壁22との間に形成される略半円形
の空部Hを有する。縦インナーリブ11bと横イ
ナーリブ12bとは、この交差部13bを介して一
となり一体化している。
本実施形態に係るリブ補強構造は実施形態1
と異なり、交差部13bにおいて空部Hは横イン
ーリブ12bを挟んで略対称の位置に2個のみ形
される。
なお、第一壁21の表面にはインナーリブ1に
応した折れ肉線5が格子状に形成され、縦ス
ライドコア3B1、横スライドコア3B3、突片3B2に
対応する位置には浅い凹溝である縦スライド
コア痕6B1、横スライドコア痕6A3、横スライド
コア突片痕6A2が形成される。
〔実施形態3〕
次に、本発明のさらに他の実施形態を図面
用いて説明する。
図11は、本実施形態の中空二重壁パネルの
ブ補強構造を示すための断面斜視図である
また、図12は図11のC-C断面図である。図13は
実施形態に係るリブ補強構造を形成するた
のスライドコアの構成を示す斜視図である
図13に示すように、スライドコア3aは縦スラ
イドコア3C1と、該縦スライドコア3C1とは垂直
な方向に形成される横スライドコア3C3とによ
り構成されており、実施形態1における十字
ライドコアを省略し、交差部13cに対応する
置で、縦スライドコア3C1及び横スライドコ
3C3のそれぞれは、所定の間隔を空けて配置
れる。
縦スライドコア3C1は縦インナーリブ11cを形
するため、横スライドコア3C3は横インナー
ブ12cを形成するためのものであり、隣接す
二つの縦スライドコア3C1の間と、隣接する
つの横スライドコア3C3の間に各両インナー
ブを連結するための領域Wが形成される。
その他、縦スライドコア3C1及び横スライ コア3C3の配置、長さ、幅は適宜実施形態1と 同様に設定することができる。また、交差部 13cに対応する位置において縦スライドコア3C1 および横スライドコア3C3のそれぞれの間隔は 5~20mmの範囲で設定することが好ましい。5mm未 満であると空部が形成されず、パリソンの引 き伸ばしによる薄肉化およびパリソン内へ吹 き込む加圧流体の流通阻害により成形不良が 生じる。さらに間隔を20mmより大きくすると インナーリブ11cおよび横インナーリブ12cが 差部において連結されず剛性の低下が生じ 。
交差部13cに対応する位置で縦スライドコア3
C1および横スライドコア3C3のそれぞれ所定の
隔を空けて配置されているため、パリソンP
は縦スライドコア3C1および横スライドコア3C3
につられて引き伸ばされる。
しかし、このつられて引き伸ばされた部分
、それぞれのスライドコアの間隔を空けた
分において十分には引き伸ばされずに弛ん
状態となり、第二壁22の内面にその部分だ
溶着されずにその後の加圧エアの吹き込み
より領域Wが形成される。
そして領域Wの形成と同時に、空部Hが領域W
第二壁22の内面との間に形成される。
本実施形態に係る中空二重壁パネルAは図11
示すように、空間Vを小空間に仕切るインナ
ーリブ1が第一壁21と第二壁22とを連結するよ
に形成されている。
インナーリブ1は、縦インナーリブ11cと、横
インナーリブ12cと、交差部13cと、で構成され
ており、縦インナーリブ11cと横インナーリブ
12cとは互いに垂直な方向に向かって格子状に
形成される。
交差部13cは、縦インナーリブ11cと横インナ
リブ12cとが交差する位置に形成され、第一
21側から中実板状に突出してその先端が第
壁22の内面に溶着されていない領域W、及び
域Wと第二壁22との間に形成される略半円形
の空部Hを有する。縦インナーリブ11cと横イ
ナーリブ12cとは、この交差部13cを介して一
となり一体化している。
本実施形態に係るリブ補強構造は実施形態1
と異なり、交差部13cにおいて第二壁22の内面
溶着されていない状態で空部Hは一体化され
ており、交差部13cに隣接する4つの小空間の
ずれもが連通された形態に形成される。
以上述べたが、本発明に係る中空二重壁パ
ルに形成されるリブ補強構造において、イ
ナーリブの交差部の個数、およびインナー
ブの本数、厚さ等は、その中空二重壁パネ
の使用目的によって、適宜設定する。
例えば、本実施形態の中空二重壁パネルを
両用内装パネル(1000mm×500mm)に用いた場合、
横に形成されるインナーリブは30~250個の交
部を有し、本数はそれぞれ4~30本、さらにそ
の厚みは、1~5mm程度に確保されていれば十分
いえる。
なお、本発明は実施の形態に限定されるこ
なく種々の変形例が可能である。
ここで、参考までに図7に本発明の中空二重
壁パネルを用いた車両用内層パネルの使用態
様を示す。
また、上述した製造方法の場合、第一壁側
位置する分割金型にスライドコアが設けら
ていたが、第二壁側に位置する分割金型に
ライドコアを設けても構わない。
また、製造された中空二重壁パネルの中に
化部材(いわゆるリンフォース)を配設する
とで、剛性をさらに高めることができる。
本発明の中空二重壁パネルは、縦インナ リブ及び横インナーリブの両方が交差部に いて確実に連結した状態で形成されるため 従来のインナーリブ付きパネルよりも高い げ剛性を示すメリットがあり、車両用内装 ネルとして極めて有用であるが、高い曲げ 性が要求される部分であれば、車両用以外 分野、例えばコンテナ、建築材等にも十分 用可能である。
1・・・インナーリブ
11a・・・縦インナーリブ
11b・・・縦インナーリブ
11c・・・縦インナーリブ
12a・・・横インナーリブ
12b・・・横インナーリブ
12c・・・横インナーリブ
13a・・・交差部
13b・・・交差部
13c・・・交差部
21・・・第一壁
22・・・第二壁
3・・・分割金型
3a・・・スライドコア
3A・・・一方の分割金型
3A1・・・縦スライドコア
3B1・・・縦スライドコア
3C1・・・縦スライドコア
3A2・・・十字スライドコア
3B2・・・突片
3A3・・・横スライドコア
3B3・・・横スライドコア
3C3・・・横スライドコア
4・・・凹部
5・・・折れ肉線
6A1・・・縦スライドコア痕
6B1・・・縦スライドコア痕
6C1・・・縦スライドコア痕
6A2・・・十字スライドコア痕
6B2・・・横スライドコア突片痕
6A3・・・横スライドコア痕
6B3・・・横スライドコア痕
6C3・・・横スライドコア痕
7・・・装飾材
A・・・中空二重壁パネル
H・・・空部
P・・・パリソン
V・・・空間
W・・・領域
