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Patent Searching and Data


Title:
DRIVE TOOL FOR CONSTRUCTION WORK
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/008428
Kind Code:
A1
Abstract:
A drive tool for construction work has a lighting device installed on a tool body, a trigger switch for driving a drive device installed on the tool body, and a lighting control section for controlling light of the lighting device in response to operation of the trigger switch. The lighting control section has a lighting intensity sensor for detecting the lighting intensity around the tool. The lighting control section turns on or off the lighting device in response to operation of the trigger switch only when the lighting intensity detected by the lighting intensity sensor is not higher than a predetermined level.

Inventors:
BAN TAKANORI
TAMURA KENICHI
KOBAYASHI TSUYOSHI
Application Number:
PCT/JP2008/062345
Publication Date:
January 15, 2009
Filing Date:
July 08, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MAX CO LTD (JP)
BAN TAKANORI
TAMURA KENICHI
KOBAYASHI TSUYOSHI
International Classes:
B25F5/00; B25B23/18; F21L4/00; F21Y101/02
Foreign References:
JPH1034564A1998-02-10
JP2000317901A2000-11-21
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (7-13 Nishi-Shimbashi 1-chome,Minato-k, Tokyo 03, JP)
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Claims:
 工具本体に設置される照明装置と、
 前記工具本体に設けられる駆動装置を駆動させるためのトリガースイッチと、
 該トリガースイッチの操作に応じて前記照明装置における照明光の制御を行う照明制御部と、
 を具備し、
 前記照明制御部は、周囲の照度を検出する照度センサを有し、
 該照度センサにより検出された照度が所定照度以下の場合にのみ、前記トリガースイッチの操作に応じて前記照明装置が、点消灯される、
 建築用の駆動工具。
 前記照明制御部は、タイマを有し、
 前記トリガースイッチがオフに操作された場合には、前記タイマにより所定時間経過した後に、前記照明装置が消灯される、
 請求項1に記載の建築用の駆動工具。
 照明光を発する照明光源と、
 前記照明光源により発せられた照明光を受光して前期照明光の照射方向を変更する照明方向変更部と、
 前記照明光源と前記照明方向変更部との相対的な位置を変更する位置調整部と、
 を具備する、
 建築用の駆動工具に設置される照明装置。
 前記位置調整部は、前記位置の調整を行うための位置調整操作部を有し、
 前記位置調整操作部は、前記駆動工具のグリップ部に設けられる、
 請求項3に記載の照明装置。
 前記照明装置は、前記駆動工具に対して着脱可能に設置される、請求項3に記載の照明装置。
 前記照射方向変更部は、前記照明光を前記駆動工具の前方方向へと反射させる反射ミラーを備える、請求項3に記載の照明装置。
 前記照射方向変更部は、入光された前記照明光の出光方向を変更するプリズムレンズを備える、請求項3に記載の照明装置。
 請求項3記載の照明装置を備える建築用の駆動工具。
 照明光を発する照明部と、
 前記照明部に対して電力を供給する電源部と、
 前記照明部に対する点消灯操作を行うための操作部と、
 前記駆動工具に対する照明装置の着脱状態を検出する着脱検出部と、
 前記操作部により点灯操作がなされ、かつ、前記着脱検出部により前記駆動工具に取り付けられた状態を検出した場合に、前記照明部の点灯処理を行う照明制御部と、
 を具備する、
 建築用の駆動工具に対して着脱可能な照明装置。
 更に、前記駆動工具に取り付けられた状態において係合される係合部、を具備し、
 前記着脱検出部は、前記係合部の係合状態に基づいて前記駆動工具に対する着脱状態を検出する、
 請求項9に記載の照明装置。
 更に、前記照明部と前記電源部と前記着脱検出部と前記照明制御部とを収納する筐体ケース、を具備し、
 該筐体ケースの外面に弾性部材が設けられる、
 請求項9に記載の照明装置。
 請求項9に記載の照明装置を備える建築用の駆動工具。
Description:
建築用の駆動工具

 本発明は、工具先端部に対して照明光を 射することが可能な照明装置およびその照 装置を備える建築用の駆動工具に関する。

 建築現場において建築用の駆動工具を用 て作業を行う場合、作業を行う環境は必ず も十分な照明が確保されているとは限られ 、例えば夕暮れ時や夜間等に作業を行う場 や、照明が設置されていない建物内部、天 裏、建物地下などにおいて作業を行う場合 多い。

 このように暗い作業現場では、ランタン の照明を設置した上で作業を行うことが多 が、建材に釘やネジ等を設置する作業を行 場合には、ランタン等の照明を設置した場 であっても、釘やネジ等の消耗品が比較的 さくて視認しにくいため、作業が行いにく という問題があった。

 このような視認性の低下を克服するために インパクトドライバ等の建築用の駆動工具 照明装置を設置して、工具における作業部 (例えば、ビット先端)などを積極的に照明 る方法が提案されている(例えば、特許文献1 参照)。特許文献1に示される工具を用いる場 には、グリップ部(握り部)下部に設けられ ライトの角度を変更することができるので 所望の方向へと照明光源の向きを調整する とが可能である。

特開2004-209567号公報

 しかしながら、特許文献1の駆動工具では 、照明装置がグリップ部下部に設けられてい るため、照明の向きを調整することによって 照明装置が作業の邪魔になってしまうおそれ があるという問題があった。

 また、照明光の焦点位置が一定に保たれ いるため、照明光の照射範囲を拡大縮小す 場合等においては、伸縮可能に構成される 明装置のレバー部分を伸ばして照明光源を 明対象位置に近づけたり、離したりする必 がある。このため、照明装置のレバー部を ばした状態で作業を行う場合には、照明装 が邪魔になって作業効率の低下を招いたり 作業時に照明装置が建材等に接触してしま 、照明装置を破損させてしまうおそれがあ た。

 特許文献2には、電動工具に対して着脱可能 な照明装置を設置して、電動工具における作 業部位(例えば、ビット先端)などを積極的に 明する方法が提案されている。

実用新案登録第2512328号公報

 特許文献2に示される工具を用いる場合に は、グリップ部(握り部)下部に設けられたラ トの角度を変更することができるので、所 の方向へと照明光の向きを調整することが 能である。

 しかしながら、特許文献2の電動工具では 、工具駆動用のトリガースイッチとは別に照 明用のスイッチが設けられている。このため 、例えば、工具と釘等の消耗品あるいはゲー ジ等の用具とをそれぞれ両方の手で持って作 業を行っている最中に、照明のオン/オフ操 を行う場合には、作業を一端中断して照明 オン/オフ操作させる必要が生じるという問 があった。

 また、例えば作業者が高齢者の場合や工 の操作に不慣れであった場合、暗い環境に いて照明のオン/オフ操作を行うことは容易 ではなく、作業効率の低下を招くという問題 があった。さらに、作業終了後に照明をオフ することを忘れてしまって、照明を点灯させ たままの状態で不要に電力を消費させてしま うおそれがあった。

 このような照明のオン/オフ操作の煩雑性を 改善し、照明の消し忘れを防止するために、 特許文献3には、トリガースイッチの操作に 動させて照明のオン/オフを行う電動工具が 案されている。

特開平10-34564号公報

 特許文献3の電動工具を用いることによっ て、照明装置のスイッチを別途操作すること なく、工具の操作に連動させて照明のオン/ フを行うことが可能となる。

 しかしながら、上述した特許文献3に係る 電動工具では、トリガースイッチの操作に連 動して照明装置のオン/オフ制御が行われる め、例えば、昼間等のように十分に明るい 境において作業を行う場合であっても、ト ガースイッチに連動して照明装置の点灯動 が行われてしまうという問題があった。こ ため、不要な電力の消費を招くと共に、LED の照明光源の寿命を短くしてしまうおそれ あるという問題があった。

 特許文献4には、エアインパクトドライバ等 の建築用の駆動工具に対して照明装置を着脱 自在に設置する方法が提案されている。特許 文献4に示される照明装置は、駆動工具の側 に設置されるフックに対して着脱可能に設 されるものであり、照明光源を工具前方方 へと向けて照明装置を取り付けることによ て、工具のビット等の作業対象周辺を照明 ることが可能となっている。

特開2006-320977号公報

 また、特許文献4に示される照明装置は、 特別な工具を用いることなく簡単に照明装置 を着脱することができるため、照明が不要な 場合には照明装置を取り外しておくことがで きる。

 しかしながら、特許文献4の構造では、照 明装置を簡単に取り外すことができることか ら、照明を切り忘れたまま照明装置を取り外 してしまい、照明の継続点灯による不要な電 力消費を招いてしまうおそれがあった。

 また、特許文献4の構造では、照明を消灯 させた状態で照明装置を取り外した場合であ っても、取り外した照明装置が周囲の物など に接触してしまい、不用意に照明が点灯され た状態で放置されるおそれもあった。

 さらに、特許文献4の構造では、作業中に 照明装置がフックから落下したり、建材等に 接触してしまった場合に、照明装置が破損・ 損傷するおそれがあった。また接触した建材 等にキズ等が生じるおそれもあった。

 特許文献5には、ネイラ(釘打機)の本体上部 懐中電灯を設置する構造や、電池用容器を ガジンに設置すると共にノーズの先端部に イトを設置して、ライトに対して電池用容 からの電力を供給するための配線を設置す 構造が開示されている。これらの照明装置 ネイラに設置することによって、ネイラの 端部を照明光によって照明することが可能 なっている。

実開平5-63781号公報(第1図、第2図、第3図 照)

 しかしながら、特許文献5が示すネイラの 本体上部に懐中電灯を設置する構造では、ネ イラの操作状態、例えば、ネイラを逆さまに した状態で作業を行う場合に、本体上部に突 出するようにして設けられる懐中電灯が作業 対象となる建材に接触してしまって、対象建 材を傷つけてしまうおそれがあった。また、 ネイラ本体を落下させてしまった場合や、ネ イラを逆さまにして床に置く場合において、 懐中電灯が床面に接触してしまって懐中電灯 を破損させてしまうおそれがあった。

 さらに、ライトと電池用容器とを配線で んだ構造の場合には、配線が工具よりむき しの状態で接続された構成であるため、工 の搬送時や工具使用時等において配線を損 ・断線させてしまうおそれがあるという問 があった。

 本発明の一以上の実施例は、建築用の駆 工具に設けられる照明装置であって、照明 置を伸縮等させることなく照明範囲の調節 行うことができ、さらに、作業の邪魔にな にくい照明装置、に関する。

 本発明の一以上の実施例によれば、建築 の駆動工具に設置される照明装置は、照明 を発する照明光源と、該照明光源により発 られた照明光を受光して当該照明光の照射 向を変更する照明方向変更部と、前記照明 源と前記照明方向変更部との相対的な位置 変更する位置調整部と、を備える。

 上記の照明装置によれば、照明方向変更 によって照明光源より発せられる照明光の 射方向を変更することができ、さらに、位 調整部を用いて照明光源と照明方向変更部 の相対的な位置を変更することによって、 明方向変更部によって変更される照明光の 射方向を調整することができる。この結果 照射範囲を広範囲から狭範囲へと所望の範 に調節することが可能となる。

 このため、従来の照明装置のように伸縮 るレバー部分を設けて照明光源を照明対象 置に近づけたりする必要がなくなり、照明 置の伸縮に伴う作業効率の低下や、照明装 の接触による照明装置の破損等を防止する とが可能となる。

 なお、この照明光源として、一般的な照 機器であるLED光源や電球等を利用すること 可能である。特に、LED光源を用いる場合に 、消費電力量を低減させることができると に、発光に伴う発熱量の低減を図ることが 能となる。さらにLED光源は、電球等に比べ 振動に対する耐久性能等に優れているため 照明光源の故障等が生じにくいという効果 有する。

 また、前記位置調整部は、前記位置の調 を行うための位置調整操作部を有し、該位 調整操作部が、前記駆動工具のグリップ部 設けられるものであってもよい。

 このように、駆動工具のグリップ部に位 調整操作部が設けられることによって、操 者がグリップ部を握った状態において、さ には、駆動工具を操作した状態において、 置調整操作部を用いて照明光の照射範囲を 整することが可能となる。このため、作業 は、作業を中断することなく簡易かつ迅速 照明範囲の変更・調整を行うことが可能と る。

 さらに、上記照明装置は、前記駆動工具 対して着脱可能に設置されるものであって よい。

 このように照明装置が駆動工具に対して 脱可能に設けられることによって、照明が 要な場合には簡単に照明装置を取り外すこ ができる。このため、照明装置を取り外す とによって、作業時に照明装置が邪魔にな てしまうことがなく、また照明装置が建材 に接触してしまって破損等してしまうこと 防止することが可能となる。

 また、上記照明装置の前記照射方向変更 が、前記照明光を前記駆動工具の前方方向 と反射させる反射ミラーを有するものであ てもよい。

 照明方向変更部として反射ミラーを用い 場合には、照明光の照射範囲を反射ミラー よって広範囲に変更することができるので 簡易な構造で照明光の照射範囲の調節を行 ことが可能となる。

 また、上記照明装置の前記照射方向変更 が、入光された前記照明光の出光方向を変 するプリズムレンズを有するものであって よい。

 照明方向変更部としてプリズムレンズを いる場合には、反射ミラーを用いる場合と 様に、照明光の照射範囲をプリズムレンズ よって広範囲に変更することができるので 簡易な構造で照明光の照射範囲の調節を行 ことが可能となる。

 また、本発明の一以上の実施例によれば 建築用の駆動工具は、上述した照明装置を える。

 建築用の駆動工具が、上述した照明装置 備えることによって、照射範囲を広範囲か 狭範囲へと所望の範囲に調節することが可 となる。なお、ここで意味する建築用の駆 工具とは、工具先端に設置されるビットを 転駆動等させる構造を備えた工具を意味し おり、電動で駆動されるものであっても、 縮空気を利用して駆動されるものであって よく、締め付け工具、打ち込み工具、孔開 工具等の各種工具を含むものである。

 上記の照明装置および建築用の駆動工具 よれば、照明方向変更部によって照明光源 り発せられる照明光の照射方向を変更する とができ、さらに、位置調整部を用いて照 光源と照明方向変更部との相対的な位置を 更することによって、照明方向変更部によ て変更される照明光の照射方向を調整する とができるので、照射範囲を広範囲から狭 囲へと所望の範囲に調節することが可能と る。

 さらに、本発明の一以上の実施例は、照 が必要な環境では、トリガースイッチの操 に応じて照明装置の照明を点灯させること でき、照明が必要でない環境では、トリガ スイッチの操作が行われても、照明装置の 灯が行われることのない建築用の駆動工具 に関する。

 本発明の一以上の実施例によれば、建築 の駆動工具は、工具本体に設置される照明 置と、前記工具本体に設けられる駆動装置 駆動させるためのトリガースイッチと、該 リガースイッチの操作に応じて前記照明装 における照明光の照明操作を行う照明制御 と、を有する。前記照明制御部は、周囲の 度を検出する照度センサを有し、該照度セ サにより検出された照度が所定照度以下の 合にのみ、前記トリガースイッチの操作に じて前記照明装置の点消灯処理を行う。

 上記の建築用の駆動工具によれば、照度 ンサにより検出された照度が所定照度以下 場合にのみ、トリガースイッチの操作に応 た照明装置の点消灯処理が行われるので、 業者は、従来の工具のように別途設けられ 照明装置のスイッチを操作することなく照 の点消灯操作を行うことができる。このた 、照明操作に伴う操作負担の低減を図り、 明装置の消し忘れ防止を実現することが可 となる。

 また、周囲が明るい場合など照明を使用 る必要がない状況では、トリガースイッチ 操作しても照明装置の点灯処理が行われな ので、不用意に照明装置が点灯してしまっ 電力を不要に消費してしまうことを防止す ことができ、また、照明装置を構成する照 光源の寿命等が短くなってしまうことを防 することが可能となる。

 さらに、上記建築用の駆動工具の前記照 制御部が、タイマを有し、前記トリガース ッチがオフに操作された場合には、前記タ マにより所定時間経過した後に前記照明装 の消灯処理を行うものであってもよい。

 タイマを設けることによって、トリガー イッチをオフ操作した場合であっても、し らくの間は照明の点灯を維持することがで る。このため、例えば、ネジ位置の修正等 ために僅かに工具の駆動を停止させた場合 あっても、急に照明が消えてネジを見失う のトラブルを回避することが可能となり、 業性の向上を図ることが可能となる。

 上記の建築用の駆動工具を用いることに って、照度センサにより検出された照度が 定照度以下の場合にのみ、トリガースイッ の操作に応じて照明装置の点消灯処理が行 れるので、照明操作に伴う操作負担の低減 、照明装置の消し忘れ防止を実現すること 可能となる。

 さらに、本発明の一以上の実施例は、照 装置が工具から取り外された場合には、照 装置の照明が消灯し、照明装置が工具に取 付けられた場合には、照明装置の照明を操 部に基づいて点消灯させることが可能な照 装置に関する。

 本発明の一以上の実施例によれば、建築 の駆動工具に対して着脱可能に設置される 明装置は、照明光を発する照明部と、該照 部に対して電力を供給する電源部と、前記 明部に対する点消灯操作を行うための操作 と、前記駆動工具に対する着脱状態を検出 る着脱検出部と、前記操作部により点灯操 がなされ、かつ、前記着脱検出部により前 駆動工具に取り付けられた状態を検出した 合に、前記照明部の点灯処理を行う照明制 部と、を備える。

 上記の照明装置によれば、操作部により 灯操作がなされ、かつ、着脱検出部により 動工具に取り付けられた状態を検出した場 に、照明制御部が照明部の点灯処理を行う で、例えば、操作部により点灯操作が行わ ている場合であっても、駆動工具に対して 明装置が取り外されている場合には、照明 の点灯処理が行われない。

 従って、作業者が操作部による消灯操作 行うことを忘れてしまった場合であっても 照明装置を駆動工具から取り外すことによ て照明部の消灯処理が行われるので、照明 継続点灯による不要な電力消費を防止・抑 することが可能となる。また、同様に、駆 工具から取り外された照明装置が意図せず 操作部によって点灯操作されてしまった場 であっても、照明装置が駆動工具から取り されているため照明部の点灯処理が行われ ことが無く、不要な電力消費を防止・抑制 ることが可能となる。

 また、上述した照明装置は、前記駆動工 に取り付けられた状況において係合される 合部を有し、前記着脱検出部は、前記係合 の係合状態に基づいて前記駆動工具に対す 着脱状態を検出するものであってもよい。

 係合部によって駆動工具に対する着脱状 を検出する構造であるため、構成が簡単に ると共に、検出の有無を迅速かつ確実に判 することが可能となる。

 さらに、上記照明装置は、前記照明部と 記電源部と前記着脱検出部と前記照明制御 とを収納する筐体ケースを有し、該筐体ケ スの外面に弾性部材が設けられるものであ てもよい。

 このように、ケースの外面に弾性部材が けられている場合には、作業中に照明装置 駆動工具から落下したり、建材等に接触し しまった場合であっても、照明装置が破損 損傷する可能性を低減させることができる また、建材等に照明装置が接触してしまっ 場合であっても、建材に対する衝撃を弾性 材によって緩和することができるので、キ 等が生じることを防止することが可能とな 。

 また、本発明の一以上の実施例は、上述 た照明装置を備える建築用駆動工具に関す 。

 上記の建築用の駆動工具は、上述した照 装置を備えるため、操作部により点灯操作 なされ、かつ、着脱検出部により駆動工具 取り付けられた状態を検出した場合に、照 部の点灯処理が行われる。このため、作業 が操作部による消灯操作を行うことを忘れ しまった場合であっても、照明装置を駆動 具から取り外すことによって照明部の消灯 理が行われるので、照明の継続点灯による 要な電力消費を防止・抑制することが可能 なる。また、同様に、駆動工具から取り外 れた照明装置が意図せずに操作部によって 灯操作されてしまった場合であっても、照 装置が駆動工具から取り外されているため 明部の点灯処理が行われることが無く、不 な電力消費を防止・抑制することが可能と る。

 なお、ここで意味する建築用の駆動工具 は、工具先端に設置されるビットを回転駆 等させる構造を備えた工具を意味しており 電動で駆動されるものであっても、圧縮空 を利用して駆動されるものであってもよく 締め付け工具、打ち込み工具、孔開け工具 の各種工具を含むものである。

 本発明の一以上の実施例によれば、操作 により点灯操作がなされ、かつ、着脱検出 により駆動工具に取り付けられた状態を検 した場合に、照明制御部が照明部の点灯処 を行う。このため、照明装置が駆動工具か 取り外されている場合には照明部の点灯処 が行われることが無く、不要な電力消費を 止・抑制することが可能となる。

 さらに、本発明の一以上の実施例は、作 時や設置時に照明装置が建材や床面に接触 て破損等してしまうことを低減させ、また 照明装置における配線等の露出を防止する とが可能な駆動工具、に関する。

 本発明の一以上の実施例によれば、建築 の駆動工具において、駆動部を収納する筐 本体部の筐体外形を構成するハウジングに し、前記筐体本体部の前方方向へと照明光 照射する光源手段が前記ハウジングに一体 形成される。また、前記光源手段に対して 力を供給するための電池を収納する電池収 手段が、前記光源手段とは異なる位置にお て前記ハウジングと一体に形成される。さ に、前記電池収納手段に収納される電池の 力を前記光源手段へ供給するための配線が 前記ハウジングの内部に設けられる。

 このように、光源手段および電池収納手 がハウジングに一体に形成されることによ て、駆動部の駆動によって生じる振動等に って光源手段や電池収納手段がハウジング ら分離・脱落等するおそれがなくなる。

 また、ハウジングに一体に形成されるの 、筐体外形を大きく変更することなく光源 段および電池収納手段を設置することが可 となる。このため、作業者は従来の駆動工 と同様の大きさ・形状の工具を用いて作業 行うことが可能となり、作業性の低下を抑 しつつ、作業対象を照明するための照明手 を利用することが可能となる。

 また、光源手段と電池収納手段とが異な 位置に設置され、さらにハウジングに一体 形成されているので、光源手段と電池収納 段とが一体に形成される従来の照明装置に べて小型化することが容易となる。このた 、従来の駆動工具のように照明装置(例えば 、懐中電灯)が筐体より突出して設置される とがなくなり、光源手段等が建材等に接触 て破損等を生じることを抑制することが可 となる。また光源手段等が建材等に接触し くい構成であるため、光源手段等が建材な に接触してしまって建材を傷つけてしまう とを抑制することが可能となる。

 さらに、配線がハウジングの内部に設け れているので、配線が筐体外部に露出する とがない。このため作業時に配線が邪魔に ったり、配線が建材等に引っかかってしま ことを防止することができ、配線の断線や 傷を防止することが可能となる。

 また、上記建築用の駆動工具は、前記配 が、前記ハウジングにおける前記駆動部の 置空間とは独立した配線用空間に配設され ものであってもよい。

 このように、配線が、ハウジングにおけ 駆動部の設置空間とは独立した配線用空間 配設されることによって、配線が駆動部の 動動作などに応じて接触等するおそれがな 。そのため駆動部の駆動動作に伴って配線 摩耗することなどがなく、駆動部の駆動状 にかかわらず確実に電力を光源手段に供給 ることが可能となる。

 さらに、上述した建築用の駆動工具にお て、前記ハウジングが分割可能に構成され おり、当該ハウジングの分割部分に、前記 線の接続を前記ハウジングの分割に応じて 脱することが可能なソケット機構手段が設 られているものであってもよい。

 このように、ハウジングの分割部分に、 線の接続をハウジングの分割に応じて着脱 ることが可能なソケット機構手段を設ける とによって、ハウジングの着脱に応じて配 を電気的に接続および分割することが可能 なる。特に、駆動部のメンテナンスを行う めにハウジングを分割させる必要がある駆 工具であっても、配線を工具の外部に露出 せることなく、容易かつ確実に配線の着脱 行うことが可能となる。

 以上説明したように、本発明に係る建築 の駆動工具では、光源手段と電池収納手段 が異なる位置に設置され、さらにハウジン に一体に形成されているので、従来の照明 置に比べて照明機構を小型化することが容 となり、光源手段等が建材等に接触して破 等を生ずることを抑制することが可能とな 。また光源手段等が建材等に接触しにくい 成であるため、光源手段等が建材などに接 してしまって建材を傷つけてしまうことを 制することが可能となる。

 また、配線がハウジングの内部に設けら ているので、配線が筐体外部に露出するこ がない。このため作業時に配線が邪魔にな たり、配線が建材等に引っかかってしまう とを防止することができ、配線の断線や損 を防止することが可能となる。

 その他の特徴および効果は、実施例の記 および添付のクレームより明白である。

第1典型的実施例に係るエアインパクト ドライバを示した外観側面図である。 第1典型的実施例に係るエアインパクト ドライバにおいて、位置調節スイッチを操作 してLED光源を前方へと移動させた状態を示す 照明装置の拡大概略構成図である。 第1典型的実施例に係るエアインパクト ドライバにおいて、位置調節スイッチを操作 してLED光源を後方へと移動させた状態を示す 照明装置の拡大概略構成図である。 第2典型的実施例に係るエアインパクト ドライバと照明装置とを示した外観斜視図で ある。 (a)は第2典型的実施例に係る照明装置の 正面図であり、図5(b)は第2典型的実施例に係 照明装置の上面図である。 図6(a)および図6(b)は第2典型的実施例に る照明装置において、位置調節スイッチを 作してLED光源を移動させた状態を示す概略 成図であって、図6(a)は、照明調節スイッチ を操作して電球を前方へと移動させた状態を 示し、図6(b)は、照明調節スイッチを操作し 電球を後方へと移動させた状態を示してい 。 第3典型的実施例に係る電動インパクト ドライバを示した外観側面図である。 第3典型的実施例に係る電動インパクト ドライバにおける回路図を示した図である。 第3典型的実施例に係る電動インパクト ドライバにおける各種機能部の関係を示した ブロック図である。 第4典型的実施例に係るエアインパク ドライバと照明装置とを示した外観側面図 ある。 第4典型的実施例に係るエアインパク ドライバと照明装置とを示した外観斜視図 ある。 図12(a)は第4典型的実施例に係る照明装 置の正面図であり、図12(b)は第4典型的実施例 に係る照明装置の底面図である。 図13(a)および図13(b)は、図12(b)に示す点 線A部分を拡大した係合突起の構成例を示し 図であり、図13(a)は係合突起が開口部より突 出した状態を示し、図13(b)は係合突起が後退 た状態を示している。 第4典型的実施例に係る照明装置の各 能部の関係を示したブロック図である。 第4典型的実施例に係る照明装置の回 構成を示した回路図である。 タイマ回路が設けられた照明装置の回 路構成を示した回路図である。 図17(a)および図17(b)は、図12(b)に示す点 線A部分を拡大した係合突起の他の構成例で って、図17(a)は係合突起が開口部と面一とな る状態を示し、図17(b)は係合突起が突起部に 下されて後退した状態を示している。 第5典型的実施例に係るネイラを示し 側方断面図である。 図18に示すネイラにおいて筐体本体部 後部を分離した状態を示した側方断面図で る。 図20(a)は第5典型的実施例に係る電池収 納部の拡大断面図であり、図20(b)は第5典型的 実施例に係る電池収納部の拡大斜視図である 。 第5典型的実施例に係るネイラの本体 を示した背面図である。

符号の説明

1、31…エアインパクトドライバ(駆動工具)
2、32…本体部
3…グリップ部
4…エアプラグ
5…ビットチャック
6、30…照明装置
7…ドライバビット
9…トリガースイッチ
10…回転切替スイッチ
11、39…照明調節スイッチ(位置調整操作部)
12…マフラ
12a…排気口
15…LED光源(照明光源)
16…大型反射ミラー(照明方向変更部)
16a…(大型反射ミラーの)開口部
16b…(大型反射ミラーの)開口
17…小型反射ミラー
18、44…位置調整部材(位置調整部)
18a…ラック
19、45…ガイドレール(位置調整部)
20…位置調節ギア(位置調整操作部)
20a…円形スイッチ
20b…ピニオンギア
21、47…前面カバー
33…フック
33a…(フックの)折曲部
33b、33c…(フックの)軸部
34a、34b…(本体部の)差込孔
36…(照明装置の)ケース
36a…(ケースの)上面
36b…(ケースの)底面
36c…(ケースの上面に形成される)スリット
37…(ケースの底面に形成される)係合脚部
38a…(ケースの上面に形成される)オンボタン
38b…(ケースの上面に形成される)オフボタン
40…(ケースの上面に形成される)電池収納蓋
41…電球(照明光源)
42…ソケット
43…反射ミラー(照明方向変更部)
43a…(反射ミラーの)開口部
43b…(反射ミラーの)開口
44a…突起部
R…(2本の軸部の)間隔
201     …電動インパクトドライバ(駆動工 )
202     …本体部(工具本体)
203     …グリップ部(工具本体)
203a   …フック
204     …バッテリ部
205     …ビットチャック
205a   …スリーブ
206     …照明装置
207     …照度センサ(照明制御部、照度セ サ)
208     …ドライバビット
209     …トリガースイッチ
210   …回転切替ボタン
213   …6ボルト電源
214   …論理回路(照明制御部)
215   …タイマ回路(照明制御部、タイマ)
C1、C2   …コンデンサ
D1   …ダイオード
LED1  …LED光源
Q1   …トランジスタ
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7   …抵抗
TR   …フォトトランジスタ
301     …エアインパクトドライバ(駆動工 )
302     …本体部
303     …グリップ部
304     …エアプラグ
305     …ビットチャック
307     …ドライバビット
309     …トリガースイッチ
310   …回転切替スイッチ
312   …マフラ
312a  …(マフラの)排気口
320a、320b  …差込孔
321   …フック
322   …折曲部
323a、323b  …軸部
330   …照明装置
331   …ケース(筐体ケース)
331a  …(ケースの)上面
331b  …(ケースの)底面
331c  …(ケースの)正面
332   …弾性部材
333a、333b  …係合脚部
334a  …(係合脚部の)凹部内壁
336、357   …係合突起(係合部)
336a、357a  …(係合突起の)先端部
337   …(係合突起に設けられる)係合突部
338   …付勢バネ
339   …(係合脚部の凹部内壁に形成される) 口部
340   …(係合脚部の)円筒状空間
341   …(円筒状空間内に設けられる)係合部
343   …フック用スイッチ(着脱検出部)
345a  …オンボタン(操作部)
345b  …オフボタン(操作部)
347   …操作スイッチ(操作部)
348   …電池収納蓋
350   …電池(電源部)
351   …照明部
352   …論理回路(照明制御部)
355   …タイマ回路
356   …(フックの軸部に設けられる)突起部
C301、C302、C303   …コンデンサ
D301   …ダイオード
LED301   …LED光源
Q301   …トランジスタ
R301、R302、R303、R304、R305、R306、R307、R308    抵抗
401     …ネイラ(駆動工具)
402     …筐体本体部
403     …マガジン
404     …駆動機構部(駆動部)
405     …本体部
406     …(筐体本体部の)グリップ部
407     …(筐体本体部の)ハウジング
409     …(駆動機構部の)ドライバ
410   …(駆動機構部の)ピストン部
411   …(駆動機構部の)シリンダ部
412   …環状係止部材
415   …釘射出口
416   …ノーズ部
417   …ドライバ案内通路
420   …メインバルブ
421   …(メインバルブの)基部
422   …(メインバルブの)可動部
423   …(メインバルブの)付勢バネ
425、426   …エアチャンバ
427   …トリガ機構部
428   …エアプラグ
430   …(トリガ機構部の)トリガーレバー
431   …(トリガ機構部の)コンタクトレバー
431a  …(コンタクトレバーの)後端部
432   …(トリガ機構部の)稼働機構部
434   …(トリガ機構部の)トリガーアーム
434a  …(トリガーアームの)下端部
434b  …(トリガーアームの)上端部
436   …捻りバネ
437   …(稼働機構部の)稼働スイッチ
440   …取付アーム
441   …プッシャ
445   …照明装置
446   …電池収納部(電池収納手段)
447   …光源部(光源手段)
449   …基台部
450   …円形凹所
451   …封止蓋
452   …(封止蓋の)リブ
453   …(封止蓋の)円柱部
453a  …(封止蓋の)螺号溝
455   …(円形凹所の)螺号山
457   …ボタン電池(電池)
459   …負極端子
460   …正極端子
461   …操作スイッチ
462   …弾性部材
463   …LED光源
465   …配線
466   …配線通路(配線用空間)
468   …凸状部
470   …ソケット構造部(ソケット機構手段)
470a  …(ソケット構造部の)係合凸部
470b  …(ソケット構造部の)係合凹部
471  …締結ボルト

 以下、本発明について、図面を用いて詳 に説明する。

<第1典型的実施例>
 図1は、第1典型的実施例に係る建築用の駆 工具の一例であるエアインパクトドライバ 示した側面図である。

 エアインパクトドライバ1(駆動工具)は、 体部2と、グリップ部3と、エアプラグ4と、 ットチャック5と、照明装置6とによって概 構成されている。

 本体部2およびグリップ部3は、樹脂製の ーシング部材によって一体に形成されてお 、このケーシング部材は、左右対称を成す 対の半割ケーシングによって構成されてい 。本体部2の内部には、図示を省略する駆動 構部が内設されており、駆動機構部の駆動 よってドライバビット7に回転駆動力および 打撃力を付加することが可能となっている。

 グリップ部3は、本体部2の後部より下方 と延伸形成されており、グリップ部3の前部 は、ドライバビット7の回転駆動のオン/オ 操作を行うためのトリガースイッチ9と、ド イバビット7の回転方向の切り替えを行うた めの回転切替スイッチ10と、照明装置6の照明 範囲を調節するための照明調節スイッチ(位 調整操作部)11とが設けられている。操作者 、回転切替スイッチ10によってドライバビッ ト7の回転方向を決定した後にトリガースイ チ9をオンすることによって、ドライバビッ 7を回転駆動させることが可能となる。

 また、照明調節スイッチ11は、回転式の イヤルスイッチであり、操作者が照明調節 イッチ11を操作することによって、照明装置 6の照射範囲を調節することが可能となって る。照明調節スイッチ11は、操作者がグリッ プ部3を握った状態において親指で操作しや い位置に設置されている。

 エアプラグ4は、グリップ部3の最下端に けられている。このエアプラグ4には、図示 省略したエアコンプレッサに設けられるエ ホースを連結することが可能となっており エアコンプレッサより供給される圧縮空気 、エアプラグ4を介してエアインパクトドラ イバ1内に導入することによって、駆動機構 の駆動を行うことが可能となる。

 なお、グリップ部3の最下端であって、エ アプラグ4の前寄りの位置には、導入された 縮空気の排出を行うためのマフラ12が設けら れている。マフラ12は略円筒形状を呈してお 、この外周面には排気口12aが形成されてい 。排気口12aは、作業状態に応じて向きを変 することが可能となっており、作業者が、 気口12aの向きを調節することによって排気 アの吸引を防ぐことが可能となっている。

 ビットチャック5は、本体部2の先端に設 られている。ビットチャック5はドライバビ ト7の着脱を行うために設けられており、ビ ットチャック5を本体部2の前方方向へとスラ ドさせることによってドライバビット7の着 脱を行うことが可能である。ビットチャック 5によってドライバビット7を装着することに り、ドライバビット7を駆動機構部により回 転駆動させることが可能となる。

 照明装置6は、本体部2の下部正面、より 体的には、グリップ部3と本体部2との境界近 傍であってトリガースイッチ9の上方部分に けられている。照明装置6は、図2、図3示す うに、LED光源(照明光源)15と、大型反射ミラ (照明方向変更部、反射ミラー)16と、小型反 射ミラー17と、位置調整部材(位置調整部)18と 、ガイドレール(位置調整部)19と、位置調節 ア(位置調整操作部)20と、前面カバー21と、 池ユニット(図示省略)とによって概略構成さ れている。

 ガイドレール19は、位置調整部材18を本体 部2の前後方向へと移動させるために設けら るレール部材である。位置調整部材18には、 ガイドレール19に係合する係合部(図示省略) 設けられており、ガイドレール19に従って前 後に移動することが可能となっている。

 LED光源15および小型反射ミラー17は、位置 調整部材18に設置されており、位置調整部材1 8の移動に伴って前後に移動する構造となっ いる。LED光源15は照明方向を本体部2の前面 向に配置させた状態で位置調整部材18の前端 部に設けられており、その前方位置に対して 、小型反射ミラー17が固定されている。また 位置調整部材18には、ラック18aが設けられ いる。

 小型反射ミラー17はLED光源15の光源位置を 臨む略半球状の湾曲面によって構成されたミ ラーであり、LED光源15より発せられた照明光 大型反射ミラー16へと反射させる役割を有 ている。

 大型反射ミラー16は、大型の略半球状の 曲面によって構成されており、開口部16aを 体部2の前方方向へと向けて配設されている 大型反射ミラー16の凹所中央部にはLED光源15 の進退を許容する開口16bが形成されており、 LED光源15は、位置調整部材18の移動に応じて 型反射ミラー16内を前後に移動することが可 能となっている。大型反射ミラー16の開口部1 6aには、透過性の樹脂素材等で形成される前 カバー21が取り付けられており、大型反射 ラー16内に粉塵等が混入することを防止する 構造となっている。

 電池ユニットは、例えばグリップ部3に設 置されており、一般的な電池等を電源として 利用することによって、LED光源15に電力を供 する役割を有している。なお、電源ユニッ によるLED光源15の電力供給は、トリガース ッチ9のオン/オフ動作に連動して行われる構 造となっており、トリガースイッチ9がオン 操作された場合に、LED光源15が点灯され、ト リガースイッチ9がオフに操作された場合に LED光源15が消灯される。

 位置調節ギア20は、照明調節スイッチ11を 構成する円盤状の円形スイッチ20aと、この円 形スイッチ20aと同一軸を成すピニオンギア20b とが連結された構造となっている。ピニオン ギア20bは、位置調整部材18のラック18aと噛合 る構造となっており、円形スイッチ20aの回 に応じてピニオンギア20bが回転し、ピニオ ギア20bに噛合するラック18aがガイドレール 沿って移動することによって、LED光源15お び小型反射ミラー17が移動する構造となって いる。

 操作者は、グリップ部3の照明調節スイッ チ11を回転させることによって、LED光源15の 射範囲を変更・調節することが可能となっ いる。

 例えば、照明調節スイッチ11を回転させ ことによってピニオンギア20bを回転させ、 ニオンギア20bに噛合するラック18aを前方向 と移動させると、このラック18aの設置され 位置調整部材18が前方へと移動し、この位置 調整部材18の移動に伴ってLED光源15および小 反射ミラー17が前方へと移動する。LED光源15 前方へと移動された状態では、図2に示すよ うに、LED光源15の照明光が小型反射ミラー17 よって反射され、小型反射ミラー17によって 反射された照明光が大型反射ミラー16によっ 広範囲に拡がって照射されることとなる。 のため、操作者は、LED光源15の照明光を広 囲に照射することができるため、ドライバ ット7の先端を含む周囲全体を広範囲に照ら ことが可能となる。

 一方で、照明調節スイッチ11を回転させ ことによってピニオンギア20bを回転させ、 ニオンギア20bに噛合するラック18aを後方向 と移動させると、このラック18aの設置され 位置調整部材18が後方へと移動し、この位置 調整部材18の移動に伴ってLED光源15および小 反射ミラー17も後方へと移動する。LED光源15 後方へと移動された状態では、図3に示すよ うに、LED光源15の照明光が小型反射ミラー17 よって反射され、小型反射ミラー17によって 反射された照明光が大型反射ミラー16によっ 比較的狭い範囲に拡がって照射されること なる。このため、操作者は、LED光源15の照 光を狭くして照射することができるため、 ライバビット7の先端等、部分的に照明が必 となる箇所に対して照明光を照射すること 可能となる。

 このように、第1典型的実施例に係る駆動 工具を用いる場合には、照明装置6が本体部2 一体に設けられているため、別途照明装置6 を設置する必要が無い。また、照明装置6が 体部2に一体に設けられているため、建材等 照明装置6が接触等してしまって建材等を傷 つけるおそれが無いし、また、作業性を損な うというおそれもない。

 さらに、第1典型的実施例に係る駆動工具 では、LED光源15の照明範囲を照明調節スイッ 11によって調節することができるので、照 光の照射範囲を広範囲から狭範囲へと所望 範囲に調節することが可能となる。このた 、従来の照明装置のように伸縮するレバー 分を設けて照明光源を照明対象位置に近づ たりする必要がなくなり、照明装置の伸縮 伴う作業効率の低下や、照明装置の接触に る照明装置の破損等を防止することが可能 なる。

 また、照明調節スイッチ11は、操作者が リップ部3を握った状態において親指で操作 やすい位置に設置されているため、作業者 グリップ部3を握った状態で、さらには、ト リガースイッチ9を人差し指等で操作した状 で、照明調節スイッチ11の調整を行うことが できる。このため、作業を中断することなく 簡易かつ迅速に照明範囲の変更・調整を行う ことが可能となる。

 さらに、照明光源としてLED光源15を用い いるので、消費電力量を低減させることが きると共に、発光に伴う発熱量の低減を図 ことが可能となる。さらにLED光源15は、電球 等に比べて振動に対する耐久性能等に優れて いるため、照明光源の故障等が生じにくいと いう効果を有する。

 なお、第1典型的実施例に係る建築用の駆 動工具では、照明装置6を本体部2の下部正面 より具体的には、グリップ部3と本体部2と 境界近傍であってトリガースイッチ9の上方 分に設ける構造について説明を行ったが、 明装置6の設置位置はこの場所に限定される ものではない。例えば、本体部2の上部正面 置(例えば、ビットチャック5の上側位置)や 本体部2の側部前方位置等であっても、照明 をドライバビット7の先端方向へと照射する ことができ、作業において邪魔にならない位 置等であれば、どの場所に設置されるもので あってもよい。

<第2典型的実施例>
 次に、第2典型的実施例係る照明装置につい て説明を行う。上述した第1典型的実施例に る建築用の駆動工具では、照明装置6が本体 2に一体に設置される場合について説明を行 ったが、照明装置6が工具とは別体に設けら るものであってもよい。そこで、第2典型的 施例では、建築用の駆動工具に対して照明 置が工具と別体に構成される場合について 明する。

 第2典型的実施例に係る照明装置30は、図4 に示すように、エアインパクトドライバ(駆 工具)31の本体部32に設けられたフック33に対 て着脱可能に設けられるものである。なお エアインパクトドライバ31は、既に第1典型 実施例において説明したエアインパクトド イバ1に対して照明装置6が設置されていな 点を除いて、同一の形状・構造によって構 されるものであるため、第2典型的実施例に ける詳細な説明は省略するものとする。

 エアインパクトドライバ31の本体部32後方 (ヘッド部)には、側面に対して上下一対の差 孔34a,34bが形成されており、この差込孔34a,34 bに対してフック33が着脱可能に取り付けられ ている。

 フック33は、1本の金属製の軸材を中央部 U字に折り曲げ、折り曲げられた折曲部33aよ り延伸される各軸部33b,33cの間隔Rを一対の差 孔34a,34bの間隔に保ちつつそれぞれ平行に延 伸させ、その端部を直角に折り曲げることに よって構成されている。なお、U字状を成す 曲部33aは、端部の折り曲げ方向とは反対側( 体部32の外側方)へと傾斜されている。

 照明装置30は、フック33の平行な2つの軸 33b,33cと略同じ長さを有し、さらに2つの軸部 33b,33cの間隔Rよりも僅かに幅広の横幅を備え 長方形状ケース36によって構成されており その上面36aは曲面形状によって構成され、 の底面36bには、図5(a)に示すように、フック3 3に係合する正面視L字状の係合脚部37が左右 部にそれぞれ設けられている。操作者は、 4に示すように、フック33の後方側より係合 部37に対して軸部33b,33cを案内することによ て、照明装置30をフック33に係合させること 可能となり、簡単に照明装置30を着脱する とが可能となっている。

 照明装置30の上面36aには、図5(b)に示すよ に、後述する照明光源の点灯をおこなうた のオンボタン(ONボタン)38aと、照明光源の消 灯を行うためのオフボタン(OFFボタン)38bと、 明光の照射範囲を調節するためのスライド の照明調節スイッチ(位置調整操作部)39とが 設けられている。また、照明装置30の上面36a は、電池を収納するための電池収納蓋40が 閉可能に設けられており、この電池収納蓋40 を開放させて電池を収納することによって照 明光源に照明用の電力を供給することが可能 となっている。

 照明装置30の内部には、図6(a)(b)に示すよ に、電球(照明光源)41と、ソケット42と、反 ミラー(照明方向変更部)43と、位置調整部材 (位置調整部)44と、ガイドレール(位置調整部) 45と、前面カバー47と、電池ユニット(図示省 )とが設けられている。

 ガイドレール45は、位置調整部材44を照明 装置30の正面方向へと移動させるために設け れるレール部材である。位置調整部材44に 、ガイドレール45に係合する係合部(図示省 )が設けられており、ガイドレール45に従っ 前後に移動することが可能となっている。

 ソケット42は、光源となる電球41を取り付 けるための部材であって、後端部には図示を 省略するケーブルが設けられており、ケーブ ルは上述したオンボタン38aおよびオフボタン 38bを構成する電源スイッチ(図示省略)を介し 電池ユニットに接続されている。

 位置調整部材44は、ガイドレール45によっ て照明装置の前後方向へとスライド移動可能 に設けられている。位置調整部材44は、上述 た照明調節スイッチ39に該当するものであ て、位置調整部材44に設けられる突起部44aが 照明装置30のケース36に設けられるスリット36 cを介してケース36外面へと露出する構造とな っている。操作者は、この突起部44aをスリッ ト36cに沿ってスライド操作することによって 照明調節スイッチ39の調節を行うことが可能 なっている。さらに、位置調整部材44の前 にはソケット42が設けられており、位置調整 部材44のスライド移動に伴ってソケット42お びソケット42に取り付けられる電球41を移動 せることが可能となっている。

 反射ミラー43は、大型の略半球状の湾曲 によって構成されており、開口部43aを照明 置30の前方方向へと向けて配設されている。 反射ミラー43の凹所中央部には電球41の進退 許容する開口43bが形成されており、電球41は 位置調整部材44の移動に応じて反射ミラー43 を前後に移動することが可能となっている 反射ミラー43の開口部43aには、透過性の樹脂 素材等で形成される前面カバー47が取り付け れており、反射ミラー43内に粉塵等が進入 ることを防止する構造となっている。

 電池ユニットは、上述した電池収納蓋40 内部に設けられている。電池ユニットには 般的な電池を収納することが可能となって り、この電池を電源として電球41を照明させ ることが可能となっている。

 操作者が照明装置30を用いて照明光を照 させる場合には、照明装置30のオンボタン38a を押下することによって電球41を点灯させた に、照明調節スイッチ39をスライド移動さ ることによって照明光の照射範囲を調節す ことが可能となっている。

 例えば、照明調節スイッチ39の突起部44a スリット36cに沿って照明装置30の前方方向へ スライド移動させた場合には、突起部44aの設 けられる位置調整部材44が前方へと移動し、 の位置調整部材44の移動に伴って電球41およ びソケット42が前方へと移動する。電球41が 方へと移動されると、図6(a)に示すように、 球から発せられる拡散光が直接前面カバー4 7を介して照射されると共に、周囲に拡散さ る電球41の照明光が反射ミラー43によって照 されて前方へと照射されることとなる。こ ため、操作者は電球41の照明光を広範囲に 射することができ、ドライバビット7の先端 含む周囲全体を広範囲に照らすことが可能 なる。

 一方で、照明調節スイッチ39の突起部44a スリット36cに沿って照明装置30の後方方向へ スライド移動させた場合には、突起部44aの設 けられる位置調整部材44が後方へと移動し、 の位置調整部材44の移動に伴って電球41およ びソケット42が後方へと移動する。電球41が 方へと移動されると、図6(b)に示すように、 射ミラー43の開口43b周縁によって周囲に拡 される電球41の照明光が狭められるため、比 較的狭い範囲に対して照明光が照射されるこ ととなる。このため、操作者は電球41の照明 を狭くして照射することができ、ドライバ ット7の先端等、部分的に照明が必要となる 箇所に対して照明光を照射することが可能と なる。

 このように、第2典型的実施例に係る照明 装置30を用いる場合には、照明光の照明範囲 照明調節スイッチ39によって調節すること できるので、照明光の照射範囲を広範囲か 狭範囲へと所望の範囲に調節することが可 となる。このため、従来の照明装置のよう 伸縮するレバー部分を設けて照明光源を照 対象位置に近づけたりする必要がなくなり 照明装置の伸縮に伴う作業効率の低下や、 明装置の接触による照明装置の破損等を防 することが可能となる。

 また、照明調節スイッチ39は、ケース36の 上面36aに露出する突起部44aをスリット36cに沿 ってスライドさせる構造であるため、簡単に 照明範囲の調節を行うことができる。このた め、作業を中断することなく簡易かつ迅速に 照明範囲の変更・調整を行うことが可能とな る。

 さらに、照明装置30がフック33を介して本 体部32に着脱可能に設けられているので、照 が不要な場合には簡単に照明装置30を取り すことができる。このため、照明装置30を取 り外すことによって、作業時に照明装置30が 魔になってしまうことがなく、また照明装 30が建材等に接触してしまって破損等して まうことを防止することが可能となる。

 なお、第2典型的実施例に係る照明装置30 、照明光源として電球41を用いた構成につ て説明を行ったが、照明光源は必ずしも電 に限定されるものではなく、第1典型的実施 に示したようにLED光源を用いるものであっ もよい。LED光源を用いる場合であっても、 1典型的実施例で説明したように照明装置を 構成することによって、照明光の照射範囲を 自由に変更・調整することが可能となる。

 また、同様に、第1典型的実施例に示した 照明装置6においても、照明光源としてLED光 15を用いるのではなく、第2典型的実施例に したように電球を用いて構成することが可 である。

 以上、本発明に係る照明装置および建築 の駆動工具について図面を用いて詳細に説 を行ったが、本発明に係る建築用の駆動工 および照明装置は上述した特定の典型的実 例に示した内容に限定されるものではない いわゆる当業者であれば、特許請求の範囲 記載された範疇内において、各種の変更例 たは修正例に想到し得ることは明らかであ 、それらについても当然に本発明の技術的 囲に属する。

 例えば、上記第1典型的実施例および第2 型的実施例では、照明光源であるLED光源ま は電球を前後に移動させることによって照 範囲を調整する構成について説明を行った 、必ずしも照明光源を移動させる構成のみ 限定されるものではない。例えば、第1典型 実施例に示す大型反射ミラー16や第2典型的 施例に示す反射ミラー43を、照明光源であ LED光源15や電球41に対して相対的に前後移動 るものであってもよい。このように照明光 と反射ミラーとの相対位置を前後に変更・ 整することが可能であるならば、その位置 変更・調整に応じて照明光の照射範囲を変 ・調整することが可能となるため、上述し 第1典型的実施例および第2典型的実施例に した効果と同等の効果を奏することが可能 なる。

 また第1典型的実施例および第2典型的実 例においては、照明装置が、LED光源および 球等の照明光源と、照明光源の照射光を反 させる反射ミラー(大型反射ミラー16、反射 ラー43)とにより構成される例について説明 行ったが、照明装置は必ずしも、反射ミラ を備えるものに限定されるものではない。

 例えば、LED光源の前方位置に2枚のプリズ ムレンズを設置し、プリズムレンズの間隔を 調整することによってLED光源による照明光の 照射範囲を変更・調整するものであってもよ い。このようにプリズムレンズを用いること によって、プリズムレンズに対して入光され た照明光の出光方向を変更することができる ので、反射ミラーを用いることなく、照明光 源の照射範囲を変更・調整することが可能で ある。同様に、電球の前面に対してプリズム レンズを設けて照明光の照射範囲を変更・調 整する構成であってもよい。

 さらに、第1典型的実施例および第2典型的 施例では、建築用の駆動工具の一例として エアインパクトドライバを用いて説明を行 たが、本発明に係る建築用の駆動工具はエ インパクトドライバに限定されるものでは い。建築用の駆動工具は、工具先端に設置 れるビットを回転駆動等させる構造を備え 工具であれば、電動で駆動されるものであ ても、圧縮空気を利用して駆動されるもの あってもよく、またドライバ工具だけでな 、締め付け工具、打ち込み工具、孔開け工 等の各種工具が本発明に係る建築用の駆動 具に含まれる。
<第3典型的実施例>

 図7は、第3典型的実施例に係る建築用の 動工具の一例である電動インパクトドライ を示した側面図である。

 電動インパクトドライバ201(駆動工具)は 本体部(工具本体)202と、グリップ部(工具本 )203と、バッテリ部204と、ビットチャック205 、照明装置(照明装置)206と、照度センサ(照 制御部、照度センサ)207とによって概略構成 されている。

 本体部202およびグリップ部203は、樹脂製 ケーシング部材によって一体に形成されて り、このケーシング部材は、左右対称を成 一対の半割ケーシングによって構成されて る。本体部202の内部には、図示を省略する 動機構部(駆動装置)が内設されており、駆 機構部の駆動によってドライバビット208に 転駆動力および打撃力を付加することが可 となっている。

 グリップ部203は、本体部202の後部より下 へと延伸形成されており、グリップ部203の 部には、ドライバビット208の回転駆動のオ /オフ操作を行うためのトリガースイッチ209 と、ドライバビット208の回転方向の切り替え を行うための回転切替ボタン210とが設けられ ている。操作者は、回転切替ボタン210によっ てドライバビット208の回転方向を決定した後 にトリガースイッチ209をオンすることにより 、ドライバビット208を回転駆動させることが 可能となる。

 バッテリ部204は、グリップ部203の最下端 設けられている。バッテリ部204の前部(正面 )にはラッチ(図示省略)が設けられており、こ のラッチを押しながらバッテリ部204をグリッ プ部203の下方向へと引き抜くことによって、 バッテリ部204をグリップ部203から取り外すこ とが可能となっている。取り外されたバッテ リ部204は、図示を省略した充電器に装着する ことによって、充電を行うことが可能となっ ている。

 なお、グリップ部203の後下部には、フッ 203aが設けられている。作業者は、このフッ ク203aに手首等を通した状態でグリップ部203 握ることによって、工具が不用意に落下し しまうことを防止することが可能となる。

 ビットチャック205は、本体部202の先端に けられている。ビットチャック205はドライ ビット208の着脱を行うために設けられてお 、ビットチャック205のスリーブ205aを本体部 202に対して左方向へと回転させることによっ て、ドライバビット208を固定するためのツメ (図示省略)が開いてドライバビット208をセッ することが可能となる。

 一方で、ビットチャック205のスリーブ205a を右方向へと回転させることによって、ツメ を閉塞させてドライバビット208を固定させる ことが可能となる。このようにビットチャッ ク205を操作することによって、様々な種類の ドライバビットを交換して取り付けることが 可能となり、また装着されたドライバビット 208を駆動機構部によって回転駆動させること が可能となる。

 照明装置206は、本体部202の下部正面、よ 具体的には、グリップ部203と本体部202との 界近傍であってトリガースイッチ209の上方 分に設けられている。照明装置206は、LED光 (図8に示すLED1参照)を照明光源として構成さ れており、トリガースイッチ209のオン/オフ 作に連動して照明光を発光させることが可 となっている。その詳細な発光制御につい は後述する。

 照度センサ207は、本体部202の上部に設け れている。照度センサ207にはフォトトラン スタTR(図8参照)が用いられており、フォト ランジスタTRは、光信号によって電流を制御 する機能を有している。この照度センサ7に って周囲の状況(明るさ)を判断することによ って、照明装置206のLED光源(LED1、図8参照)を 灯させるか消灯させるかの制御が行われる

 図8は、上述したトリガースイッチ209と、 照度センサ207と、照明装置206とを備える電動 インパクトドライバ201の回路図を示したもの であり、図9は各機能部の関係を示したブロ ク図である。

 まず、図8に示した回路には、3ボルトの タン電池によって構成される6ボルト電源213 設けられている。なお、この電源213はバッ リ部204よりその電力を供給される構成であ てもよい。

 6ボルト電源213は、トリガースイッチ209、 照度センサ207、照明装置206にそれぞれ接続さ れている。6ボルト電源213が接続されるトリ ースイッチ209の他端には、スイッチ保護用 電流制限抵抗R1(10kω)が設けられており、さ に、チャタリング防止用の抵抗R2(1kω)とコン デンサC1(0.1μF)とが設けられている。ここで ャタリングとは、リレーやスイッチの接点 切り替わった際に、微細で非常に速い機械 振動によって、電気信号が断続を繰り返す 象である。このため、抵抗R2とコンデンサC1 を設けることによって、トリガースイッチ2 09のオン/オフ操作時に生じるチャタリング( 号の振れ)を安定させることが可能となる。

 一方で、照度センサ207は、フォトトラン スタTRとによって構成されている。フォト ランジスタTRは、スイッチ保護用の電流制限 抵抗R3(1kω)を介してコレクタ側に6ボルト電源 213が接続されており、エミッタ側にアースが 接続されている。フォトトランジスタTRでは 一定以上の照度が検出された場合にコレク からエミッタへと電流が流れる構造となっ おり、周囲が明るい場合には、次述する論 回路(照明制御部)214に対する出力がLowの状 に維持される。一方で、周囲が暗い場合に 、コレクタからエミッタへと通電が遮断さ るため、論理回路214に対してHiの出力が維持 されることとなる。

 照明装置206は、LED光源を成すLED1と、LED光 源(LED1)のオン/オフ制御を行うためのトラン スタQ1と、トランジスタQ1の入力電流制限抵 R4(100kω)と、プルダウン抵抗R5(100kω)と、ト ンジスタQ1の出力電流制限を行うための抵抗 R6(4.7kω)とを有している。ここでプルダウン 抗R5は、出力がLow状態の場合における論理回 路214の電圧を安定させるために設けられる抵 抗である。

 トランジスタQ1のコレクタには、抵抗R6を 介してLED1が設けられている。論理回路214の 力がHiに設定されると、ベースがHiに維持さ るため、トランジスタQ1のコレクタからエ ッタに対して電流が流れてLED1が点灯され、 明装置206において照明光が点灯されること なる。

 図8に示す回路図および図9に示すブロッ 図には、さらに、上述した論理回路214とタ マ回路(照明制御部、タイマ)215とが設けられ ている。

 論理回路214は、照明装置206の照明光を点 させるための条件判断を行う回路であって (1)タイマ回路215を介して印加される入力電 がHi状態を維持する場合。(2)照度センサ207 より周囲の状況が一定以下の暗さであると 断されて入力電圧がHi状態を維持する場合。 の両方の条件を満たす場合に、照明装置206へ の出力をHiの状態に保ち、LED光源(LED1)を点灯 せる。

 また、タイマ回路215はトリガースイッチ2 09がオフされた場合であっても一定時間だけ 理回路214への出力電圧をHiに維持する働き 有している。タイマ回路215は、図8に示すよ にタイマ回路215用のコンデンサC2(100μF)と抵 抗R7(100kω)とダイオードD1とによって構成され ており、トリガースイッチ209がオフされた後 であっても、コンデンサC2の静電容量に応じ 一定時間だけ論理回路214へ電流を出力して 論理回路214の入力電圧をHi状態に維持する このコンデンサC2に蓄えられた静電容量によ り、LED光源(LED1)の消灯処理が、トリガースイ ッチ209のオフ操作から一定時間だけ遅れて行 われることとなる。

 なお、第3典型的実施例におけるコンデン サC2の静電容量は、トリガースイッチ209がオ された後に、約10秒間だけ照明装置206のLED 源(LED1)を点灯させ続ける容量を備えるもの する。但し、コンデンサC2の静電容量は、照 明装置206のLED光源(LED1)を10秒間点灯させ続け だけの容量に限定されるものではなく、10 未満しか点灯させることができないもので っても、10秒以上点灯させることができるも のであってもよい。

 図9および図8に示すように、第3典型的実 例に係る照明装置206では、照度センサ207に り一定以上周囲が暗くなったと検出され、 らに、論理回路214を介してトリガースイッ 209がオンになった場合に、LED光源(LED1)の点 が行われる。

 このため、周囲が暗い場合には、照度セ サ7によって論理回路214への入力電圧がHiに 持されるため、トリガースイッチ209のオン/ オフ操作に連動させて照明装置206のLED光源(LE D1)を点灯させることが可能となる。従って、 作業者は、従来の工具のように別途設けられ た照明装置のスイッチを操作することなく、 トリガースイッチ209の操作に応じて照明の点 消灯処理を行うことができ、照明操作に伴う 操作負担の低減と、照明装置の消し忘れ防止 を実現することが可能となる。

 また本発明に係る駆動工具には、タイマ 路215が設けられているため、周囲が暗くな た状態においてトリガースイッチ209がオフ 操作された場合であっても、トリガースイ チ209がオフ操作されてから約10秒間(より詳 には、コンデンサC2によって蓄えられる電 が放出されるまでの間)、LED光源(LED1)の点灯 継続して行われる。

 このため、トリガースイッチ209をオフに 作しても、しばらくの間は照明の点灯を維 することができるので、例えば、ネジ位置 修正等のために僅かに工具の駆動を停止さ た場合であっても、急に照明が消えてネジ 見失ってしまう等のトラブルを回避するこ ができ、作業性の向上を図ることが可能と る。

 さらに、周囲が明るい状態では、照度セ サ207によって論理回路214への出力電圧がLow 維持されるため、トリガースイッチ209のオ /オフ操作に係わらず照明装置206のLED光源(LE D1)が消灯された状態となる。このため、周囲 が明るく、照明を使用する必要がない状況に おいて、不用意にLED光源(LED1)が点灯してしま って不要な電力の消費を招くことを防止する ことができると共に、LED光源(LED1)等の照明光 源の寿命が短くなってしまうことを防止する ことができる。

 以上、本発明に係る建築用の駆動工具に いて図面を用いて詳細に説明を行ったが、 発明に係る建築用の駆動工具は上述した特 の実施例に示した内容に限定されるもので ない。いわゆる当業者であれば、特許請求 範囲に記載された範疇内において、各種の 更例または修正例に想到し得ることは明ら であり、それらについても当然に本発明の 術的範囲に属する。

 例えば、第3典型的実施例では、照明光源 としてLED光源(LED1)を用いた場合について説明 を行ったが、照明光源はLED光源に限定される ものではなく、例えば電球等の他の光源を利 用するものであってもよい。

 また、第3典型的実施例に係る建築用の駆 動工具では、照明装置206を本体部202の下部正 面、より具体的には、グリップ部203と本体部 202との境界近傍であってトリガースイッチ209 の上方部分に設ける構造について説明を行っ たが、照明装置206の設置位置はこの場所に限 定されるものではない。例えば、本体部202の 上部正面位置(例えば、ビットチャック205の 側位置)や、本体部202の側部前方位置等であ ても、照明光をドライバビット208の先端方 等へと照射することができ、作業において 魔にならない位置等であれば、どの場所に 明装置206が設置されるものであってもよい

 さらに、第3典型的実施例では、建築用の 駆動工具の一例として、電動インパクトドラ イバを用いて説明を行ったが、本発明に係る 建築用の駆動工具は電動インパクトドライバ に限定されるものではない。建築用の駆動工 具は、工具先端に設置されるビットを回転駆 動等させる構造を備えた工具であれば、電動 で駆動されるものであっても、圧縮空気を利 用して駆動されるものであってもよく、また ドライバ工具だけでなく、締め付け工具、打 ち込み工具、孔開け工具等の各種工具が本発 明に係る建築用の駆動工具に含まれる。

<第4典型的実施例>
 図10および図11は、第4典型的実施例に係る 築用の駆動工具の一例であるエアインパク ドライバと、エアインパクトドライバに対 て着脱自在に設けられる照明装置とを示し 外観図である。

 エアインパクトドライバ301(駆動工具)は 本体部302と、グリップ部303と、エアプラグ30 4と、ビットチャック305とによって概略構成 れている。

 本体部302およびグリップ部303は、樹脂製 ケーシング部材によって一体に形成されて り、このケーシング部材は、左右対称を成 一対の半割ケーシングによって構成されて る。本体部302の内部には、図示を省略する 動機構部が内設されており、駆動機構部の 動によってドライバビット307に回転駆動力 よび打撃力を付加することが可能となって る。

 グリップ部303は、本体部302の後部より下 へと延伸形成されており、グリップ部303の 部には、ドライバビット307の回転駆動のオ /オフ操作を行うためのトリガースイッチ309 と、ドライバビット307の回転方向の切り替え を行うための回転切替スイッチ310とが設けら れている。作業者は、回転切替スイッチ310に よってドライバビット307の回転方向を決定し た後にトリガースイッチ309をオンすることに よって、ドライバビット307を回転駆動させる ことが可能となる。

 エアプラグ304は、グリップ部303の最下端 設けられている。このエアプラグ304には、 示を省略したエアコンプレッサに設けられ エアホースを連結することが可能となって り、エアコンプレッサより供給される圧縮 気を、エアプラグ304を介してエアインパク ドライバ301内に導入することによって、駆 機構部の駆動を行うことが可能となる。

 なお、グリップ部303の最下端であって、 アプラグ304の前寄りの位置には、導入され 圧縮空気の排出を行うためのマフラ312が設 られている。マフラ312は略円筒形状を呈し おり、この外周面には排気口312aが形成され ている。排気口312aは、作業状態に応じて向 を変更することが可能となっており、作業 が、排気口312aの向きを調節することによっ 排気エアの吸引を防ぐことが可能となって る。

 ビットチャック305は、本体部302の先端に けられている。ビットチャック305はドライ ビット307の着脱を行うために設けられてお 、ビットチャック305を本体部302の前方方向 とスライドさせることによってドライバビ ト307の着脱を行うことが可能である。ビッ チャック305によってドライバビット307を装 することにより、ドライバビット307を駆動 構部により回転駆動させることが可能とな 。

 本体部302の後部(ヘッド部)には、側面に して上下一対をなす差込孔320a,320bが形成さ ており、この差込孔320a,320bに対してフック32 1が着脱可能に取り付けられている。

 フック321は、1本の金属製の軸材を中央部 でU字に折り曲げ、折り曲げられた折曲部322 り延伸される各軸部323a,323bの間隔Rを一対の 込孔320a,320bの間隔に保ちつつそれぞれ平行 延伸させ、その端部を直角に折り曲げるこ によって構成されている。なお、U字状を成 す折曲部322は、端部の折り曲げ方向とは反対 側(本体部302の外側方向)へと傾斜されている

 照明装置330は、フック321の平行な2つの軸 部323a,323bと略同じ長さを有し、さらに2つの 部323a,323bの間隔Rよりも僅かに幅広の横幅を えた長方形状のケース(筐体ケース)331によ て構成されている。

 ケース331の外表面には弾性部材332が設け れている。この弾性部材332は、照明装置330 対して建材が接触した場合や照明装置330が 下してしまった場合等に、ケース331に対し 加えられる衝撃を吸収・緩和する役割を有 ている。弾性部材332は、局部的に強い衝撃 加えられやすい角部分等に設置されている

 また、ケース331の上面331aは曲面形状によ って構成され、その底面331bには、図12(a)およ び図12(b)に示すように、フック321に係合する 面視L字状の係合脚部333a、333bが左右側部に れぞれ設けられている。作業者は、図11に すように、フック321の後方側より係合脚部33 3a,333bに対して軸部323a,323bを案内することに って、照明装置330をフック321に係合させる とができ、簡単に照明装置330を着脱するこ が可能となっている。

 照明装置330の係合脚部333aであって、フッ ク321の軸部323aが案内される凹部内壁334aには 凹部内壁334aに対して進退可能に設けられる 係合突起(係合部)336が設置されている。係合 起336は、図13(a)および図13(b)に示すように、 先端部336aが半球状に形成された略円柱形状 呈する部材であって、外周面には、付勢バ 338と係合する係合突部337が2カ所に形成され いる。

 係合脚部333aには、係合突起336の先端部336 aを進退させるための開口部339が形成されて り、その内部には、開口部339よりも拡径を す円筒状空間340が確保されている。係合突 336は、開口部339より先端部336aを露出させた 態で円筒状空間340内に収納されている。ま 、円筒状空間340には、係合突起336の先端部3 36aを開口部339より露出させるための付勢バネ 338が設けられており、付勢バネ338はその一端 を円筒状空間340の下部に形成される係合部341 に係合させ、他端を係合突起336の係合突部337 に係合された状態で設置されている。

 また、係合突起336の下端部には、係合突 336が開口部339より進退するのに伴ってオン/ オフ切り替えが成されるフック用スイッチ( 脱検出部)343が設けられている。このため、 合脚部333aの凹部内にフック321の軸部323aが 内されて、軸部323aとの当接により係合突起3 36が開口部339から後退した場合には、図13(b) 示すように、フック用スイッチ343がオンに 定され、係合脚部333aより軸部323aが除かれて 、開口部339より係合突起336の先端部336aが突 (前進)した場合には、図13(a)に示すように、 ック用スイッチ343がオフに設定される。

 照明装置330の上面331aには、図10および図1 1に示すように、照明光源(図15に示すLED301参 )の点灯を行うためのオンボタン(ONボタン)345 aと、照明光源の消灯を行うためのオフボタ (OFFボタン)345bとが設けられている。このオ ボタン345aとオフボタン345bとは、照明光源の 点消灯操作を行うための操作スイッチ(図14参 照、操作部)347を構成するものであり、オン タン345aが押下されることによって操作スイ チ347がオンに設定され、オフボタン345bが押 下されることによって操作スイッチ347がオフ に設定される。

 また、照明装置330の上面331aには、電池を 収納するための電池収納蓋348が開閉可能に設 けられている。電池収納蓋348の内部には電池 (図15参照、電源部)350、例えば3ボルトのボタ 電池を2個収納することが可能となっており 、この電池350によって照明光源に照明用の電 力を供給することが可能となっている。

 照明装置330の正面331cには、図11、図12(a) 示すように、照明部351(照明部)が設けられて いる。照明部351には照明光源を成すLED光源( 15のLED301)が設けられており、LED光源(LED301)は 、上述した電池350より電力の供給を受けて照 明光の発光を行うことが可能となっている。 LED光源(LED301)の点消灯処理は、フック用スイ チ343と操作スイッチ347との操作状態に応じ 行われる。

 図15は、上述したフック用スイッチ343と 操作スイッチ347と、照明部351とを備える照 装置330の回路図を示したものであり、図14は 各機能部の関係を示したブロック図である。

 まず、図15に示した回路には、2個のボタ 電池350が電源として設けられている。電池3 50は、フック用スイッチ343、操作スイッチ347 照明部351にそれぞれ接続されている。

 電池350が接続されるフック用スイッチ343 他端には、スイッチ保護用の電流制限抵抗R 301(10kω)が設けられており、さらに、チャタ ング防止用の抵抗R302(1kω)とコンデンサC301(0. 1μF)とが設けられている。ここでチャタリン とは、リレーやスイッチの接点が切り替わ た際に、微細で非常に速い機械的振動によ て、電気信号が断続を繰り返す現象である このため、抵抗R302とコンデンサC301とを設 ることによって、フック用スイッチ343のオ /オフ操作時に生じるチャタリング(信号の振 れ)を安定させることが可能となる。

 また、同様に、電池350が接続される操作 イッチ347の他端には、スイッチ保護用の電 制限抵抗R303(10kω)が設けられており、さら 、チャタリング防止用の抵抗R304(1kω)とコン ンサC302(0.1μF)とが設けられている。フック スイッチ343と同様に、抵抗R304とコンデンサ C302とを設けることによって、操作スイッチ34 7のオン/オフ操作時に生じるチャタリング(信 号の振れ)を安定させることが可能となる。

 フック用スイッチ343および操作スイッチ3 47の端部は、それぞれ論理回路(照明制御部)35 2に接続されている。論理回路352は、照明部35 1のLED光源(LED301)を点灯させるか否かの条件判 断を行う回路であり、(1)フック用スイッチ343 がオンされて論理回路352に印加される入力電 圧がHi状態を維持する場合。(2)操作スイッチ3 47がオンされて論理回路352に印加される入力 圧がHi状態を維持する場合。の(1)(2)の両方 条件を満たす場合にのみ、論理回路352の出 をHiの状態に維持し、照明部351におけるLED光 源(LED301)を点灯させる。

 照明部351は、LED光源を成すLED301と、LED光 (LED301)のオン/オフ制御を行うためのトラン スタQ301と、トランジスタQ301の入力電流制 抵抗R305(100kω)と、プルダウン抵抗R306(100kω) 、トランジスタQ301の出力電流制限を行うた の抵抗R307(4.7kω)とを有している。ここでプ ダウン抵抗R306は、出力がLow状態の場合にお ける論理回路352の電圧を安定させるために設 けられる抵抗である。

 トランジスタQ301のコレクタには、抵抗R30 7を介してLED光源(LED301)が設けられている。論 理回路352の出力がHiに設定されると、ベース Hiに維持されるため、トランジスタQ301のコ クタからエミッタに対して電流が流れてLED 源(LED301)が点灯され、照明装置330において 明光が点灯されることとなる。

 第4典型的実施例に係る照明装置330では、 照明装置330の係合脚部333a、333bにフック321の 部323a、323bが案内され、係合突起336が軸部32 3aと当接して開口部339より後退することによ てフック用スイッチ343がオンに設定される この場合には、図15に示すように、フック スイッチ343によって論理回路352に印加され 入力電圧がHi状態を維持するので、オンボタ ン345aおよびオフボタン345bの操作によって切 替えられる操作スイッチ347のオン/オフ状態 に応じて照明装置330のLED光源(LED301)を点消灯 せることができる。従って、作業者は、照 装置330がフック321に取り付けられている場 には、従来と同様に、オンボタン345aおよび オフボタン345bの操作によって照明光源の点 灯制御を行うことが可能となる。

 一方で、照明装置330の係合脚部333a,333bよ フック321の軸部323a,323bが除かれて、係合突 336が開口部339より突出した状態となる場合 は、フック用スイッチ343がオフに設定され 論理回路352に印加される入力電圧がLow状態 維持することとなる。この場合には、フッ 用スイッチ343側の入力電圧がLow状態である め、操作スイッチ347のオン/オフ状態にかか わらず論理回路352の出力電圧がLow状態となり 、LED光源(LED301)を点灯させることができなく る。

 従って、作業者がLED光源の消灯操作を行 ことを忘れて(オフボタン345bを押下するこ を忘れて)照明装置330をフック321から取り外 てしまった場合や、フック321から取り外さ た照明装置330のオンボタン345aが意図せずに 押下されてしまった場合等であっても、LED光 源(LED301)が消灯された状態を維持することと る。このため、照明装置330を取り外した場 には、照明光源を切り忘れたり、意図せず 操作スイッチ347がオンになっても、照明装 330が点灯してしまうことがなくなり、照明 継続点灯による不要な電力消費を防止・抑 することが可能となる。

 特に、フック用スイッチ343のオン/オフ切 り替えは、係合突起336の進退状態によって行 われるため、照明装置330がフック321に取り付 けられているか否かに応じてフック用スイッ チ343を迅速かつ確実に切り替えることが可能 となる。また係合突起36の進退動作がフック3 21との係合によって行われるため、簡易な構 によってフック用スイッチ343の操作を行う とが可能である。

 さらに、本発明に係る照明装置330は、ケ ス331の外面に弾性部材332が設けられている で、作業中に照明装置330がフック321から落 したり、建材等に接触してしまった場合で っても、照明装置330が破損・損傷する可能 を低減させることができる。また、建材等 照明装置330が接触してしまった場合であっ も、建材に対する衝撃を弾性部材332によっ 緩和することができるので、キズ等が生じ ことを防止することが可能となる。

 以上、本発明に係る照明装置および照明 置を備えた建築用の駆動工具について、図 を用いて詳細に説明を行ったが、本発明に る照明装置および駆動工具は上述した特定 実施例に示した内容に限定されるものでは い。いわゆる当業者であれば、特許請求の 囲に記載された範疇内において、各種の変 例または修正例に想到し得ることは明らか あり、それらについても当然に本発明の技 的範囲に属する。

 例えば、第4典型的実施例に係る照明装置 330には、論理回路352が設けられているため、 照明装置330は、操作スイッチ347がオフにされ るか、または、フック用スイッチ343がオフに されることによって、LED光源(LED301)の消灯処 が実行される。ここで、この照明装置330は 図15に示す回路図から明らかなように、操 スイッチ47のオフまたはフック用スイッチ343 のオフによってすぐにLED光源の消灯が行われ る構造となっている。

 しかしながら、フック321から照明装置330 外されたときに、すぐにLED光源(LED301)が消 されてしまう場合に不都合が生じることも り得る。例えば、照明が不十分な環境にお て、照明装置330が不意にフックから外れて まった(例えば、落下してしまった)場合等に 、すぐに照明が消灯されてしまうと、外れた (落下した)照明装置がどこにあるか判断しに くなるという問題があった。

 そこで、例えば、照明装置330に対してタ マ回路を設けることによって、照明装置330 フック321から外れてしまった場合であって 、一定時間だけ照明を継続して点灯させ、 の後、自動的に消灯処理が行われるような 成とすることも可能である。

 図16は、図15に示す回路図に対してタイマ 回路355を追加した回路図である。タイマ回路 355は、フック用スイッチ343と論理回路352との 間に設けられている。タイマ回路355は、コン デンサC303(100μF)と抵抗R308(100kω)とダイオード D301とによって構成されており、フック用ス ッチ343がオフされた後であっても、コンデ サC303の静電容量に応じて一定時間だけ論理 路352へ電流を出力して、論理回路352の入力 圧をHi状態に維持する。このコンデンサC303 蓄えられた静電容量により、LED光源(LED301) 消灯処理が、フック用スイッチ343のオフか 一定時間だけ遅れて行われることとなる。

 なお、第4典型的実施例におけるコンデン サC303の静電容量を変更することによって、 ック用スイッチ343がオフされてからLED光源(L ED301)が消灯されるまでの時間を調整すること ができる。この静電容量を適宜設定すること によって、例えば、約10秒間だけ照明装置のL ED光源(LED301)を点灯させ続けたり、10秒以上ま たは10秒未満しか点灯させないように構成す ことも可能である。

 また、タイマ回路355の設置位置は、必ず も、フック用スイッチ343と論理回路352との のみに限定されるものではない。例えば、 ック用スイッチ343と論理回路352との間では く、操作スイッチ347と論理回路352との間に イマ回路355を設けることによって、操作ス ッチ347がオフされてから一定時間経過後に 明を消灯させる構成とすることが可能であ 。

 さらに、タイマ回路355を、フック用スイ チ343と論理回路352との間とフック用スイッ 343と論理回路352との間との2カ所に設置した り、または論理回路352と照明部351との間に設 置することによって、操作スイッチ347がオフ された場合であっても、フック用スイッチ343 がオフされた場合であっても、一定時間経過 後に照明を消灯させる構成とすることが可能 となる。

 また、第4典型的実施例では、照明装置330 がフック321に取り付けられているか否かを判 断する方法として、係合脚部333aの開口部339 ら突出する係合突起336の進退状態に応じて ック用スイッチ343が切り替えられる場合に いて説明を行ったが、係合突起336は必ずし 開口部339から突出する構造に限定されるも ではない。

 図17(a)は、係合突起357が付勢バネ338によ て開口部339方向へと付勢された場合におい 、先端部357aが開口部339と面一となる構成例 示している。このように構成される係合突 357を進退移動させるために、フック321の軸 323aには、図17(b)に示すように、係合突起357 先端部357aに係合する突起部356が形成されて いる。

 係合脚部333aの凹部内にフック321の軸部323 aが案内されて、軸部323aの突起部356が開口部3 39において係合突起357に係合し、先端部357aを 押圧した場合には、図17(b)に示すように、フ ク用スイッチ343がオンに設定される。一方 、係合脚部333aより軸部323aが除かれて、開 部339と面一となる状態まで係合突起357が戻 た(前進した)場合には、図17(a)に示すように フック用スイッチ343がオフに設定される。

 このように、フック321の軸部323aに対して 突起部356を設け、この突起部356が係合突起357 を押下することによってフック用スイッチ343 の操作が行われる構造であっても、第4典型 実施例で説明した照明装置330と同様の効果 奏することが可能となる。

 さらに、第4典型的実施例では、照明光源 としてLED光源(LED301)を用いた場合について説 を行ったが、照明光源はLED光源に限定され ものではなく、例えば電球等の他の光源を 用するものであってもよい。

 また、第4典型的実施例では、建築用の駆 動工具の一例として、エアインパクトドライ バを用いて説明を行ったが、本発明に係る建 築用の駆動工具はエアインパクトドライバに 限定されるものではない。建築用の駆動工具 は、工具先端に設置されるビットを回転駆動 等させる構造を備えた工具であれば、電動で 駆動されるものであっても、圧縮空気を利用 して駆動されるものであってもよく、またド ライバ工具だけでなく、締め付け工具、打ち 込み工具、孔開け工具等の各種工具が本発明 に係る建築用の駆動工具に含まれる。

<第5典型的実施例>
 図18および図19は、第5典型的実施例に係る 築用の駆動工具の一例であるネイラを示し 側方断面図である。

 ネイラ(駆動工具)401は、筐体本体部402と ガジン403とによって概略構成されている。

 筐体本体部402は、次述する駆動機構部(駆 動部)404が内設される本体部405とネイラ401を 持するためのグリップ部406とによって構成 れており、本体部405とグリップ部406とは、 ウジング407によって筐体外部(筐体外形)が一 体に形成されている。

 ハウジング407内部には中空部が形成され おり、本体部405の中空部には、マガジン403 充填される釘を対象建材に打ち付けるため 駆動機構部404が設けられている。駆動機構 404は、釘の頭部に対して衝撃力を付加する ライバ409と、ドライバ409が中心部に連結さ るピストン部410と、ピストン部410を摺動自 に収納するシリンダ部411とによって概略構 されている。一方で、シリンダ部411の後縁 には、ピストン部410が後退した状態におい 当接される環状係止部材412が設けられてい 。

 筐体本体部402の先端部には、釘射出口415 形成されたノーズ部416が設けられている。 射出口415は、シリンダ部411の先端に形成さ ているドライバ案内通路417に連通されてお 、ピストン部410の突出移動に伴ってドライ 409の端部が釘射出口415に到達して釘に衝撃 付加することが可能な構造となっている。

 一方で、シリンダ部411の後方には、シリ ダ部411への圧縮空気の供給および遮断を操 するためのメインバルブ420が設けられてい 。メインバルブ420はハウジング407の中空部 端に設けられる基部421と、この基部421に対 て進退動可能に設けられる可動部422とによ て構成されている。可動部422は付勢バネ423 よって環状係止部材412方向へと付勢されて り、付勢状態において環状係止部材412と可 部422との隙間が遮断される構造となってい 。

 なお、ハウジング407は、筐体本体部402の 部において分割可能に形成されている。作 者は、図19に示すように、ハウジング407の 部(シリンダキャップ)を取り外すことによっ て、駆動機構部404のメンテナンスや清掃を行 うことが可能となっている。ハウジング407の 後部を取り外す場合には、六角レンチ等を用 いて、ハウジング407の後部に設けられる締結 ボルト471(図21参照)を取り外すことによって 筐体本体部402からハウジング407の後ろ部分 よびこのハウジング407に収納されるメイン ルブ420等を取り外すことが可能となってい 。

 ハウジング407の中空部であって、シリン 部411の外周部には、ピストン部410を駆動さ るために圧縮空気の充填が行われるエアチ ンバ425が形成されている。また、グリップ 406にも同様にエアチャンバ426が形成されて り、エアチャンバ425とエアチャンバ426とは 通されている。

 グリップ部406には、前述したエアチャン 426と、トリガ機構部427と、圧縮空気を導入 るためのエアプラグ428とが設けられている エアプラグ428は、グリップ部406の下端部に けられており、図示を省略するエアコンプ ッサに一端が接続されるエアホースを接続 ることが可能となっている。エアコンプレ サでは、ピストン部410を駆動させるための 縮空気を生成しており、エアホースを連結 ることによってエアチャンバ426に圧縮空気 案内することが可能となっている。

 トリガ機構部427は、グリップ部406の前端 に揺動可能に設けられるトリガーレバー430 、ネイラ401のノーズ部416を釘の打ち込みが われる建材などに位置決めすることによっ スライド操作されるコンタクトレバー431と コンタクトレバー431とトリガーレバー430と 操作に伴って、メインバルブ420の可動部422 稼働操作する稼働機構部432とによって概略 成されている。

 トリガーレバー430は上端部を揺動軸とし グリップ部406に取り付けられている。また トリガーレバー430の内部には、トリガーレ ー430に対して下端部434aが回動可能な状態で 支持されると共に、下端部434aに設けられる りバネ436によって上端部434bをコンタクトレ ー431の後端部431aに当接させるトリガーアー ム434が設けられている。また、コンタクトレ バー431は、前方方向へと付勢された状態でト リガーレバー430の上方に取り付けられており 、コンタクトレバー431が付勢力に反して後方 へとスライド移動することによってトリガー アーム434の上端部434bを後方へと後退させる 造となっている。

 コンタクトレバー431だけがスライド移動 れた場合や、トリガーレバー430だけが揺動 作された場合には、稼働機構部432の前端で ってトリガーアーム434を臨む位置に設けら た稼働スイッチ437と、トリガーアーム434と 間に空間が形成された状態が維持されるた 、稼働スイッチ437が押下される(オンになる )ことはない。一方で、コンタクトレバー431 スライド移動され、かつ、トリガーレバー43 0が揺動操作された場合には、トリガーアー 434の上端部434bが後方へと後退された状態で 端部434aが揺動して後方へと後退するので、 トリガーアーム434によって稼働スイッチ437が 押下され(オンにされ)て稼働機構部432が操作 れることとなる。

 稼働機構部432には、図示を省略するメイ バルブ駆動機構が設けられており、稼働ス ッチ437の操作に伴ってメインバルブ駆動機 がメインバルブ420の可動部422を移動させ、 動部422と環状係止部材412との間に空間を確 することが可能となっている。このように て空間が確保されることによって、エアチ ンバ425に充填される圧縮空気がシリンダ部4 11内に案内され、案内された圧縮空気の圧力 よって、シリンダ部411内のピストン部410の 出移動が実行される。

 マガジン403は、ノーズ部416に上端部を連 させた状態で、取付アーム440を介してグリ プ部406の前方に固定されている。マガジン4 03には、連結された一連の連結釘を充填する とが可能となっており、充填された連結釘 、マガジン403内部をスライド可能に設けら るプッシャ441によってノーズ部416側端部へ 案内される。マガジン403の上端部には、案 された連結釘を順次ノーズ部416の釘射出口4 15へと導く開口が形成されており、プッシャ4 41によって連結釘が釘射出口415へと案内され 構造となっている。このようにして釘射出 415に案内された釘に対し、ピストン部410の 出移動に伴って進退動するドライバ409が衝 を付加するので、衝撃力によって釘射出口4 15より射出された釘が建材等に打ち込まれる ととなる。

 一方で、筐体本体部402には、ノーズ部416 照明するための照明装置445が設けられてい 。照明装置445は、ボタン電池(電池)457を収 する電池収納部(電池収納手段)446と、照明光 をノーズ部416に照射するための光源部(光源 段)447とによって概略構成されている。

 電池収納部446は、筐体本体部402の後端部( シリンダキャップ)に対してハウジング407に 体に形成されている。電池収納部446には、 20に示すように、略台形状をなす基台部449の 上面(筐体本体部の後方側の面)に対してボタ 電池457を収納することが可能な円形凹所450 形成されており、円形凹所450には、ボタン 池457を封入するための封止蓋451が着脱可能 設けられている。

 封止蓋451の上縁部には、側方へと延設さ るリブ452が形成されており、そのリブ452の 側へと延伸形成される円柱部453の外周面に 螺号溝453aが形成されている。一方で、円形 凹所450の内周面には、螺号溝453aに螺号する 号山455が形成されており、この螺号山455に 号溝453aが螺号することによって、封止蓋451 円形凹所450に係止されることとなる。

 円形凹所450の内部底面には、ボタン電池4 57の負極に接触する負極端子459が設けられて り、さらに円形凹所450の内周部には、ボタ 電池457の正極に接触する正極端子460が設け れている。ボタン電池457を電池収納部446に 納する場合には、負極端子459と正極端子460 の間にボタン電池457を配設した状態で、封 蓋451を封設することによって、ボタン電池4 57より光源部447への電力供給を行うことが可 となっている。

 また、電池収納部446の側面には、光源部4 47における照明光の点灯/消灯制御を行うため の操作スイッチ461が設けられている。この操 作スイッチ461は、照明光の点灯と消灯とを切 り替えるためのスイッチであり、この操作ス イッチ461を点灯(オン)側に操作することによ て光源部447の照明を点灯させることができ 操作スイッチ461を消灯(オフ)側に操作する とによって光源部447の照明を消灯させるこ が可能となっている。

 さらに、電池収納部446の上縁部および側 部には、電池収納部446が他の建材等に接触 た場合に受け得る衝撃を緩和させるために ゴム材料等によって構成される弾性部材462 設けられている。

 光源部447は、筐体本体部402の上部前寄り 位置においてハウジング407と一体に設けら ている。光源部447には、LED光源463が設けら ており、電池収納部446に収納されるボタン 池457の電力が、LED光源463に対して供給され 構造となっている。

 また、ハウジング407の内部には、電池収 部446の電力を光源部447へ供給するための配 465が設けられており、配線465は、ハウジン 407内部に形成される配線通路(配線用空間)46 6に配設されている。配線通路466は、駆動機 部404やエアチャンバ425とは隔離された独立 空間として形成されており、駆動機構部404 駆動運動などの影響を受けないように設計 れている。ハウジング407の上面には、図21に 示すように、配線通路466用の空間を内部に確 保するための凸状部468が、ハウジング407の表 面より隆起するようにして形成されており、 この凸状部468が筐体本体部402の前部に配設さ れる光源部447から後端部に配設される電池収 納部446まで延設されている。

 また、上述したように、ハウジング407は 体本体部402の後部において分割可能な構造 なっている。そこで、ハウジング407の分割 において配線465が断線されることがないよ に、ハウジング407の分割箇所(分割部分)に ソケット構造部(ソケット機構手段)470が設け られている。ソケット構造部470は、電池収納 部446へと延設される配線65の端部が接続され 係合凸部470aと、光源部447へと延設される配 線65の端部が接続される係合凹部470bとによっ て構成されている。

 このため、ハウジング407を分離する場合 は、図19に示すように、ソケット構造部470 係合凸部470aと係合凹部470bとの係合を外すこ とによって容易かつ確実にハウジング407を分 割することができ、またハウジング407を取り 付ける場合には、図18に示すように、ソケッ 構造部470の係合凸部470aと係合凹部470bとを 合させることによって、配線465を電気的に 続させることが可能となる。

 上述したように、ネイラ1に対して照明装 置445を一体に設置することによって、筐体外 形を大きく変更することなく照明装置を設け ることが可能となる。このため、作業者は従 来のネイラと同様の大きさ・形状のネイラ401 を用いて作業を行うことが可能となり、作業 性の低下を抑制しつつ、作業対象を照明する ための照明手段を利用することが可能となる 。

 また、上述したネイラ401では、光源部447 電池収納部446とが異なる位置に設置され、 らにハウジング407に一体に形成されている で、従来の照明装置に比べて照明機構を小 化することが容易となる。このため、従来 駆動工具のように照明装置(例えば、懐中電 灯)が筐体の上部に突出することがなくなり 作業中に照明装置445が建材等に接触するこ が低減され、照明装置445の破損等を抑制す ことが可能となる。また照明装置445が建材 に接触しにくくなるため、照明装置445が建 などに接触してしまって建材を傷つけてし うことを抑制することが可能となる。

 さらに、配線465がハウジング407内部に形 される配線通路4066に配設されているので、 配線4065が筐体外部に露出することがない。 のため作業時に配線465が邪魔になったり、 線465が建材等に引っかかってしまうことを 止することができ、照明装置445の配線465の 線や損傷を防止することが可能となる。

 また、配線465が配設される配線通路466は 駆動機構部404やエアチャンバ425とは隔離さ た独立の空間として形成されているので、 動機構部404の駆動運動などの影響を受ける とがない。そのため駆動機構部404のピスト 部410の駆動動作に伴って配線465が摩耗する となどがなく、駆動機構部404の駆動状況に かわらず確実に電力を光源部447へと供給す ことが可能となる。

 さらに、光源部447が筐体本体部402の上部 寄りの位置に設けられているので、ノーズ 416方向に対して十分な照度で照明光を照射 ることが可能となる。また、光源部447のみ 筐体本体部402の上部前寄りの位置に設けら 、電池収納部446は筐体本体部402の後部に別 に設けられているので、筐体本体部402の上 前寄り位置に設置される照明装置445の小型 を図ることが可能となる。

 また、電池収納部446がハウジング7に対し て一体に形成されているので、駆動機構部404 の振動などによって電池収納部446が筐体本体 部402より分離・脱落等するおそれがない。さ らに、電池収納部446の基台部449には、弾性部 材462が設けられているので、ネイラ401操作時 やネイラ401を床面に載置する場合等において 、電池収納部446が建材や床面等に接触してし まった場合であっても、弾性部材462によって 電池収納部446に加えられる衝撃を緩和させる ことができ、電池収納部446の破損等を防止す ることが可能となる。

 さらに、ハウジング407の分割箇所におい ソケット構造部470が設けられているため、 ケット構造部470によってハウジング407の着 に応じて配線を電気的に接続および分割す ことが可能となる。特に、圧縮空気を駆動 として用いるネイラ401のように、駆動機構 404のメンテナンスを行うためにハウジング4 07を分割させる必要がある工具であっても、 線465を工具の外部に露出させることなく、 易かつ確実に配線465の着脱を行うことが可 となる。

 以上、本発明に係る駆動工具について図 を用いて詳細に説明したが、本発明に係る 動工具は上記の特定の実施例に示した内容 限定されるものではない。いわゆる当業者 あれば、特許請求の範囲に記載された範疇 において、各種の変更例または修正例に想 し得ることは明らかであり、それらについ も当然に本発明の技術的範囲に属する。

 例えば、第5典型的実施例では、照明装置 445の光源部447が筐体本体部402の上部前寄りの 位置に設けられる場合について説明を行った が、光源部447の設置位置はこの位置に限定さ れるものではない。例えば、光源部447を、本 体部405の側部などに設けて、LED光源463の照射 方向をノーズ部416方向に向けて設置するもの 等であってもよい。このように光源部447の設 置位置を変更する場合であっても、照明装置 445がハウジング407に対して一体に形成される 構造であるならば、第5典型的実施例と同様 効果を奏することが可能である。

 また、同様に、第5典型的実施例では、電 池収納部446が筐体本体部402の後ろ部分におい てハウジング407に一体に設けられる構成とし たが、電池収納部446が設けられる場所は筐体 本体部402の後ろ部分には限定されない。例え ば、本体部405の側部や上部、又はグリップ部 406等に設けられるものであってもよい。

 さらに、第5典型的実施例では、照明光源 としてLED光源を用いた場合について説明を行 ったが、照明光源はLED光源に限定されるもの ではなく、例えば電球等の他の光源を利用す るものであってもよい。

 また、第5典型的実施例では、建築用の駆 動工具の一例として、圧縮空気を駆動源とし て利用するネイラを用いて説明を行ったが、 本発明に係る建築用の駆動工具はネイラに限 定されるものではない。建築用の駆動工具は 、駆動部を備えた工具であれば、電動で駆動 されるものであっても、圧縮空気を利用して 駆動されるものであってもよく、また、締め 付け工具、打ち込み工具、孔開け工具等の各 種工具が本発明に係る建築用の駆動工具に含 まれる。

 本出願は、2007年7月9日出願の日本特許出 (特願2007-179339)、2007年7月9日出願の日本特許 出願(特願2007-179340)、2007年7月9日出願の日本 許出願(特願2007-179341)、および、2007年7月23日 出願の日本特許出願(特願2007-190818)に基づく のであり、その内容はここに参照として取 込まれる。

 本発明は、圧縮空気、ガス燃焼圧力、電 などの駆動力によって駆動される、締め付 工具、打ち込み工具、孔開け工具などの各 の建築用駆動工具に利用可能である。