Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
DRIVING DEVICE FOR MOTOR OF ROLLING MILL ROLL
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/136146
Kind Code:
A1
Abstract:
In a driving device for motors of rolling mill rolls, a control system corrects an asymmetry property of upper and lower rolling mill roll drive systems of a twin-drive method rolling machine where upper and lower rolling mill rolls are driven by upper and lower motors, respectively, in order to achieve synchronism of torque transmission to the upper and lower rolling mill rolls. This driving device for motors of rolling mill rolls is used for the rolling machine where the upper and lower rolling mill rolls are driven by the upper motor (5) and the lower motor (12), respectively, and either the upper motor (5) or lower motor (12) is located closer to a material to be rolled (20) than the other motor. Either an upper motor controlling portion (1) for controlling the upper motor (5) or a lower motor controlling portion (8) for controlling the lower motor (12) or both of them are equipped with an upper and lower axis system unbalance correcting portion for correcting a disagreement in propagated torque between the upper and lower rolling mill rolls to achieve synchronism of torque transmission to the upper and lower rolling mill rolls.

Inventors:
ISHIDA, Takashi (13-16 Mita 3-chome Minato-k, Tokyo 73, 1080073, JP)
石田 尚 (〒73 東京都港区三田三丁目13番16号 東芝三菱電機産業システム株式会社内 Tokyo, 1080073, JP)
MORI, Ryuzo (13-16 Mita 3-chome Minato-k, Tokyo 73, 1080073, JP)
森 隆三 (〒73 東京都港区三田三丁目13番16号 東芝三菱電機産業システム株式会社内 Tokyo, 1080073, JP)
Application Number:
JP2007/072371
Publication Date:
November 13, 2008
Filing Date:
November 19, 2007
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
TOSHIBA MITSUBISHI-ELECTRIC INDUSTRIAL SYSTEMS CORPORATION (13-16 Mita 3-chome, Minato-ku Tokyo, 73, 1080073, JP)
東芝三菱電機産業システム株式会社 (〒73 東京都港区三田三丁目13番16号 Tokyo, 1080073, JP)
ISHIDA, Takashi (13-16 Mita 3-chome Minato-k, Tokyo 73, 1080073, JP)
石田 尚 (〒73 東京都港区三田三丁目13番16号 東芝三菱電機産業システム株式会社内 Tokyo, 1080073, JP)
MORI, Ryuzo (13-16 Mita 3-chome Minato-k, Tokyo 73, 1080073, JP)
International Classes:
B21B37/00; B21B35/06; H02P5/46
Attorney, Agent or Firm:
TAKADA, Mamoru et al. (Takada, Takahashi & Partners 5th Floor, Intec 88Bldg., 20, Araki-cho, Shinjuku-k, Tokyo 07, 1600007, JP)
Download PDF:
Claims:
 上下圧延ロールをそれぞれ上電動機及び下電動機で駆動し、上記上電動機または上記下電動機のどちらかを他方より圧延材側へ配置する圧延機に用いられる圧延ロール電動機の駆動装置において、
 上記上電動機を制御する上電動機制御部と上記下電動機を制御する下電動機制御部のいずれか一方もしくは両方に、上記上下圧延ロールへの伝播トルクの不一致を補正する上下軸系アンバランス補正部を備えたことを特徴とする圧延ロール電動機の駆動装置。
 上記上電動機制御部を、上記上電動機実速度と上記上電動機速度基準の偏差を入力し、上記上電動機トルク基準を得る上電動機速度制御器と、上記上電動機実速度と上記上電動機速度基準の偏差が零になるように上記上電動機のトルクを制御する上電動機トルク制御手段と、から構成すると共に、
 上記下電動機制御部を、上記下電動機実速度と上記下電動機速度基準の偏差を入力し、上記下電動機トルク基準を得る下電動機速度制御器と、上記下電動機実速度と上記下電動機速度基準の偏差が零になるように上記下電動機のトルクを制御する下電動機トルク制御手段と、から構成し、
 上記上下軸系アンバランス補正部を、上記上電動機制御部と上記下電動機制御部のいずれか一方もしくは両方の前段に備えたことを特徴とする請求項1記載の圧延ロール電動機の駆動装置。
 上記上電動機制御部を、上記上電動機実速度と上記上電動機速度基準の偏差を入力し、上記上電動機トルク基準を得る上電動機速度制御器と、上記上電動機実速度と上記上電動機速度基準の偏差が零になるように上記上電動機のトルクを制御する上電動機トルク制御手段と、から構成すると共に、
 上記下電動機制御部を、上記下電動機実速度と上記下電動機速度基準の偏差を入力し、上記下電動機トルク基準を得る下電動機速度制御器と、上記下電動機実速度と上記下電動機速度基準の偏差が零になるように上記下電動機のトルクを制御する下電動機トルク制御手段と、から構成し、
 上記上下軸系アンバランス補正部を、上記上電動機制御部と上記下電動機制御部のいずれか一方もしくは両方の速度制御ループ内に備えたことを特徴とする請求項1記載の圧延ロール電動機の駆動装置。
 上記上電動機および上記下電動機のトルク電流基準から演算されるアンバランス補正量をトルク電流基準へ直接加算することにより、上記上下電動機の負荷アンバランスを抑制する負荷バランス演算部を備え、
 上記負荷バランス演算部を、上記上下軸系アンバランス補正部の前段に設けたことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の圧延ロール電動機の駆動装置。
 上記上下軸系アンバランス補正部は、上記上電動機から上記上圧延ロールまでからなる上ロール軸系及び上記下電動機から上記下圧延ロールまでからなる下ロール軸系を近似的に表現するばね・質量系の物理パラメータを用いて、上記上下圧延ロールへの伝播トルクの不一致を補正することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の圧延ロール電動機の駆動装置。
 上記上下ロール軸系を近似的に表現する上記ばね・質量系は、2質点系であることを特徴とする請求項5に記載の圧延ロール電動機の駆動装置。
Description:
圧延ロール電動機の駆動装置

 この発明は、圧延ロール電動機の駆動装 に係り、特に、上下圧延ロールを別々の電 機で駆動するツインドライブ方式圧延機に いられる圧延ロール電動機の駆動装置に関 るものである。

 上下圧延ロールをそれぞれ上電動機及び 電動機で駆動するツインドライブ方式圧延 においては、それぞれの電動機が独立した 御系により制御されるため、上下電動機の 荷が不均一となり、電動機の熱的不平衡や 下トルクの相違に起因する圧延材の反りが 生する恐れがある。そこで上下電動機の負 均一化及び圧延材の上反り、下反りを防止 る目的で、上下電動機の負荷電流の基準値 たは実測値を監視し、均一化する負荷バラ ス制御方法が知られている(例えば、特許文 献1参照)。

 また、圧延用電動機はスピンドル、カッ リング、ロール、ギア等で構成される多質 ばね系の機械負荷を有しているが、電動機 含めた圧延ロール駆動系の固有振動数と圧 用電動機速度制御装置の速度応答周波数が づくと、両者の共振により、制御系と機械 を含めた圧延機駆動システムが不安定系と り、過大な捩じり振動現象が発生する恐れ ある。

 このような捩じり振動に対しては、設計 階において上及び下ロール軸系の固有振動 をそれぞれ評価し、電動機制御系の速度応 との共振を回避するよう両者を十分に離れ 値に設計するのが一般的である。また、制 系に機械系のモデルを組み込み、機械系の 動を推定し、トルク基準を補正することに り振動を抑制する技術も知られている(例え ば、特許文献2参照)。

日本特開平09-295016号公報

日本特開平06-98580号公報

 上下圧延ロールをそれぞれ上電動機及び 電動機で駆動するツインドライブ方式圧延 では、図5にその概略構成を示すように、上 圧延ロール50と上電動機51、及び下圧延ロー 52と下電動機53間のそれぞれを連結するユニ ーサルカップリング54,55,56,57の潤滑等の問 から、ユニバーサルカップリング54,55、ある いはユニバーサルカップリング56,57間におけ スピンドル58,59の傾斜角度を大きくするこ ができず、上電動機51または下電動機53のど らかを他方より前方、即ち、圧延材60側へ 置することによって上下電動機51,53間の間隔 を小さくし、スピンドル58,59の傾斜角度を小 くしなければならない。上記を考慮し、上 動機51を下電動機53より前方へ配置したもの をトップフォワード方式、下電動機53を上電 機51より前方へ配置したものをボトムフォ ード方式と称している。

 図5は上電動機51を下電動機53より前方へ 置したトップフォワード方式の圧延ロール 動系の概略構成を表しているが、この図に すように、ツインドライブ方式圧延機では 下の駆動軸系の機械構成が同一とならず、 者の伝達関数が異なる。このため上記特許 献1に開示された圧延ロール電動機の制御方 のように、たとえ電動機出力トルクを上下 一になるように制御しても圧延材60の上面 び下面に伝播するトルクが過渡的に不一致 なり、例えば圧延材60の反りや損傷を引き起 こす可能性がある。なお、図5の符号61,62は上 圧延ロール50,下圧延ロール52のそれぞれをバ クアップするバックアップロールを示し、 号63は下電動機53とユニバーサルカップリン グ57間の連結部を示している。

 また、ツインドライブ方式圧延機の上下 ルクの不均一性を解消する目的で用いられ きた負荷バランス制御では、あくまで電動 における上下トルク(負荷電流)を監視して 一化させており、電動機から圧延ロールへ ルクが伝播する際に生じる上下トルクの不 致については考慮されていない。

 また、特許文献2に開示されている機械系 モデルを制御系へ組み込む手法は、上述のよ うに捩じり振動抑制制御等に用いられている が、上下機械軸系の挙動を監視し制御するに は、モデル化誤差の影響を直接受けやすく、 また上下両方の機械系モデルと制御フィード バック値も必要となり制御系が複雑化する。

 この発明は上記のような課題を解決する めになされたものであり、ツインドライブ 式圧延機の上下圧延ロールへの伝播トルク 不一致を補正し、上下圧延ロールへのトル 伝達の同時性を図る圧延ロール電動機の駆 装置を提供するものである。

 この発明による圧延ロール電動機の駆動 置は、上下圧延ロールをそれぞれ上電動機 び下電動機で駆動し、上記上電動機または 記下電動機のどちらかを他方より圧延材側 配置する圧延機に用いられる圧延ロール電 機の駆動装置において、上記上電動機を制 する上電動機制御部と上記下電動機を制御 る下電動機制御部のいずれか一方もしくは 方に、上記上下圧延ロールへの伝播トルク 不一致を補正する上下軸系アンバランス補 部を備えたものである。

 この発明によれば、制御系・機械系を含 た上下圧延ロール駆動系の伝達関数を同一 することができ、上下圧延ロールへのトル 伝達の同時性が図れる。従って、圧延材の 面及び下面に伝播するトルクを一致させる とができ、圧延材の反りや損傷を引き起こ 可能性がなくなる。

この発明の実施の形態1に係る圧延ロー ル電動機の駆動装置を示す概略制御ブロック 図である。 この発明の実施の形態2に係る圧延ロー ル電動機の駆動装置を示す概略制御ブロック 図である。 この発明の実施の形態3に係る圧延ロー ル電動機の駆動装置を示す概略制御ブロック 図である。 負荷バランス演算部の概略制御ブロッ 図である。 従来のツインドライブ方式圧延機の概 構成を説明する図である。 補正を行わない状態における圧延ロー 伝達トルクシミュレーション波形を示す図 ある。 補正を行わない状態における上下ロー 軸のゲイン特性を示す図である。 多質点系(質点数n)として表したロール 系を示すブロック線図である。 2質点系として近似して表したロール軸 系を示すブロック線図である。 補正を行った状態における圧延ロール 伝達トルクシミュレーション波形を示す図で ある。 補正を行った状態における上下ロール 軸のゲイン特性を示す図である。

符号の説明

1 上電動機制御部
2 上電動機速度制御器
3 上電動機トルク電流リミッタ
4 上電動機電流制御器
5,51 上電動機
6 上電動機速度センサ
7 上電動機トルク制御手段
8 下電動機制御部
9 下電動機速度制御器
10 下電動機トルク電流リミッタ
11 下電動機電流制御器
12,53 下電動機
13 下電動機速度センサ
14 下電動機トルク制御手段
15 上ロール軸系
16 下ロール軸系
17 上電動機速度基準部
18 下電動機速度基準部
19 上下軸系アンバランス補正部
20,60 圧延材
21 上ロール駆動系
22 下ロール駆動系
30 負荷バランス演算部
50 上圧延ロール
52 下圧延ロール
58,59 スピンドル
54,55,56,57 ユニバーサルカップリング
61,62 バックアップロール
63 連結部

 以下に添付図面を参照して、この発明に る圧延ロール電動機の駆動装置について好 な実施の形態を説明する。

実施の形態1.
 この発明の実施の形態1を図1に基づいて説 する。図1はこの発明の実施の形態1に係る圧 延ロール電動機の駆動装置を示す概略制御ブ ロック図で、上電動機を下電動機より前方へ 配置するトップフォワード方式の実施例を示 すものである。

 図1において、上電動機制御部1は、上電 機速度制御器2、上電動機トルク電流リミッ 3、及び上電動機電流制御器4から構成され いる。この上電動機制御部1により上電動機5 が制御され、その回転速度が上電動機速度セ ンサ6により検出される。なお、上電動機ト ク電流リミッタ3と上電動機電流制御器4は、 後述するように上電動機実速度と上電動機速 度基準の偏差が零になるように上電動機5の ルクを制御する上電動機トルク制御手段7を 成している。

 また、下電動機制御部8は、下電動機速度 制御器9、下電動機トルク電流リミッタ10、及 び下電動機電流制御器11から構成されている この下電動機制御部8により下電動機12が制 され、その回転速度が下電動機速度センサ1 3により検出される。なお、下電動機トルク 流リミッタ10と下電動機電流制御器11は、後 するように下電動機実速度と下電動機速度 準の偏差が零になるように下電動機12のト クを制御する下電動機トルク制御手段14を構 成している。また、符号15は上電動機5から上 圧延ロール(図示せず)まで含めた上ロール軸 、符号16は下電動機12から下圧延ロール(図 せず)まで含めた下ロール軸系を示している

 上電動機制御部1に対し上電動機5の速度 準を指令する上電動機速度基準部17が設けら れており、下電動機制御部8に対し下電動機12 の速度基準を指令する下電動機速度基準部18 設けられている。そして、上電動機速度基 部17の後段には、後述の動作を行う上下軸 アンバランス補正部19が配置されている。

 上記のように、上電動機5と下電動機12は れぞれ独立した電動機制御部1,8により制御 れ、それぞれの電動機5,12の出力トルクは上 ロール軸系15及び下ロール軸系16を伝播し、 延材20へと到達する。これにより圧延材20が 延される。なお、上下軸系アンバランス補 部19、上電動機制御部1、上電動機5、上電動 機速度センサ6、上ロール軸系15により上ロー ル駆動系21が構成されており、下電動機制御 8、下電動機12、下電動機速度センサ13、下 ール軸系16により下ロール駆動系22が構成さ ている。

 実施の形態1に係る圧延ロール電動機の駆動 装置は上記のように構成されており、次にそ の動作について説明する。
 まず、上ロール駆動系21では、上電動機速 基準部17からの速度基準SP1を上下軸系アンバ ランス補正部19に入力することにより得られ 補正速度基準SP2と、上電動機速度センサ6に より検出される上電動機5の実速度SP3との偏 を上電動機速度制御器2に入力することによ 上電動機トルク電流基準TAを得る。さらに 電動機トルク電流リミッタ3、上電動機電流 御器4を経て上電動機5へ電力が供給される これにより上電動機5の実速度SP3と上電動機 度基準SP1との偏差が零になるように上電動 5のトルクを制御している。

 一方、下ロール駆動系22では、下電動機 度基準部18からの速度基準SP4と、下電動機速 度センサ13により検出される下電動機12の実 度SP5との偏差を下電動機速度制御器9に入力 ることにより下電動機トルク電流基準TBを る。さらに下電動機トルク電流リミッタ10、 下電動機電流制御器11を経て下電動機12へ電 が供給される。これにより下電動機12の実速 度SP5と下電動機速度基準SP4との偏差が零にな るように下電動機12のトルクを制御している

 上電動機5及び下電動機12から供給されるト クはそれぞれ上ロール軸系15及び下ロール 系16を介して圧延材20の上面及び下面に伝播 れる。上ロール軸系15の伝達関数G T (s)と下ロール軸系16の伝達関数G B (s)は、従来技術において説明したように、ツ インドライブ方式圧延機の機械的制約により 同一にはならず、例え上電動機5及び下電動 12から供給されるトルクを同一になるように 制御したとしても、圧延材20の上面及び下面 伝播されるトルクは過渡的に不一致となり 例えば圧延材20の反りや損傷を引き起こす れがある。これを解消するため、本実施の 態では、上下圧延ロールへのトルク伝達の 時性を図る目的で、上下軸系アンバランス 正部19において、その伝達関数C 1 (s)を、C 1 (s)=G B (s)/G T (s)と設定している。これにより、上下軸系ア ンバランス補正部19、上電動機制御部1、上電 動機5、上電動機速度センサ6、及び上ロール 系15から成る上ロール駆動系21と、下電動機 制御部8、下電動機12、下電動機速度センサ13 及び下ロール軸系16から成る下ロール駆動 22との伝達関数を同一とすることが出来、圧 延材20に伝達される上下トルクの不一致を解 すること事ができる。

 以上のように、実施の形態1によれば、上 下圧延ロールへのトルク伝達の同時性が図れ 、従って、圧延材20の上面及び下面に伝播す トルクを一致させることができ、圧延材20 反りや損傷を引き起こす可能性がなくなる 果が得られる。

実施の形態2.
 次に、この発明の実施の形態2について説明 する。実施の形態1では上電動機速度基準SP1 後段に上下軸系アンバランス補正部19を配置 する実施の形態を説明したが、速度制御ルー プ内へ当該補正部19を設けることにより、機 側に補正部19を近づけることが出来るため 上下圧延ロールへの伝播トルクの不一致の 正効果を一層高くすることができる。

 図2は実施の形態2に係る圧延ロール電動機 駆動装置を示す概略制御ブロック図で、こ 図から明らかなように、上下軸系アンバラ ス補正部19が上電動機速度フィードバックル ープ内である速度制御器2の後段に設置され いる。そして、上下軸系アンバランス補正 19の伝達関数をC 2 (s)=C 1 (s)/{1+G L (s)}{1-C 1 (s)}と設定している。ここで、G L (s)は実施の形態1での速度フィードバックル プの一巡伝達関数である。即ち、実施の形 1では上電動機速度フィードバックループの 段に上下軸系アンバランス補正部19を設置 ていたため、伝達関数C 1 (s)=G B (s)/G T (s)と設定したが、実施の形態2では上電動機 度フィードバックループ内へ当該補正部19を 設置するためその伝達関数をC 2 (s)=C 1 (s)/{1+G L (s)}{1-C 1 (s)}と設定している。なお、その他の構成に いては実施の形態1と同様であるので説明を 略する。

 この実施の形態2によれば、実施の形態1 よる効果を奏すると共に、機械側に上下軸 アンバランス補正部19を近づけることが出来 るため、上下ロールへの伝播トルクの不一致 の補正効果を一層高くすることができる。

実施の形態3.
 次に、この発明の実施の形態3について説明 する。実施の形態3は、実施の形態2の上下軸 アンバランス補正部19を負荷バランス制御 併用することにより、より上下圧延ロール のトルク伝達の同時性を高めたものである

 図3は実施の形態3に係る圧延ロール電動 の駆動装置を示す概略制御ブロック図であ 。実施の形態3に係る圧延ロール電動機の駆 装置は、上下それぞれのトルク電流基準TA びTBを負荷バランス演算部30へ入力し、補正 を上トルク電流基準へ直接加算することに り、上電動機5及び下電動機12のトルク電流 準のアンバランスをすばやく補正するもの ある。なお、その他の構成については実施 形態2と同様であるので説明を省略する。

 図4に負荷バランス演算部30の概略制御ブ ック図を示す。上下のトルク電流基準TA、TB の偏差に負荷バランス演算リミッタ30a及び負 荷バランス演算レート30bを掛け、比例制御30c を行い上電動機5の電流基準TAへ加算すること により補正を行っている。さらに、図3に示 ように負荷バランス演算部30の後段に上下軸 系アンバランス補正部19を配置することによ 、上下圧延ロールへのトルク伝達の同時性 一層高めることが可能となる。

 以上のように、この実施の形態3によれば、 実施の形態1、あるいは実施の形態2により得 れる効果を更に高めた上下圧延ロールへの ルク伝達の同時性を得ることが可能となる
 また、実施の形態4において後述する補正項 を簡素化して用いる場合には、より効果的で ある。

実施の形態4.
 次に、この発明の実施の形態4について説明 する。実施の形態4は、実施の形態1から実施 形態3における上下ロール軸系をばね・質量 系で近似することにより、上下軸系アンバラ ンス補正部19における補正項の伝達関数を、 ね・質量系の物理パラメータで表現するよ にしたものである。
 図6にツインドライブ方式圧延機の電動機及 び圧延ロール端に電動機定格トルクに相当す る外力をステップ状に与えた場合、つまり材 噛み込み時における上下圧延ロール端トルク 波形と上下トルク差の波形のシミュレーショ ン例を示す。本例では上ロール軸系を4質点 下ロール軸系を5質点のばね・質量系で近似 ており、一次ねじり固有振動数はそれぞれ ロール軸系が約13.6Hz、下ロール軸系が約11.8 Hzである。ステップ負荷が与えられた0.2秒の 点から徐々に上及び下圧延ロールに伝達す トルクにアンバランスが生じ、最大で0.8[PU] (電動機定格トルク基準)ものトルク差が圧延 を介して生じることとなる。また、振動の 成分は上下各々の一次ねじり振動数である とが分かる。図7に上下ロール軸系のゲイン 特性とその上下差(20log(G B (s)/G T (s)))を示すが、この上下ロール軸系間のゲイ 差を補償するアンバランス補正項を上電動 または下電動機制御系、もしくはその両方 設けることにより上下トルクの不一致を解 することが出来る。

補正項において上下ロール軸系伝達関数とし て用いるばね・質量系を機械軸系により近似 するためには軸系モデルの質点数を増やせば よいが、実際に制御系に補正項を適用する場 合、質点数を増やすと伝達関数の次数が大き くなって非常に複雑となり、制御系にサンプ リング周期の制限上実現性に乏しく、また、 補正項の調整パラメータ数も多くなる。参考 として、図8に質点数をnとおいたときのロー 軸系のブロック線図を示す。
ある程度のトルク差は実際の操業上問題には ならず、上下トルクの不一致を完全に解消す る必要は無いため、質点数を減らすことによ り補正項は簡素化を図ることが出来る。ここ では、上下ロール軸系をそれぞれ2質点系で 似することにより補正項の低次元化を図り 現状の制御系への実装を十分に可能としな ら、かつ、もっとも顕著な一次ねじり振動 による上下トルクアンバランスの低減を図 。図9に2質点系で近似したロール軸系のブロ ック線図を示す。この図9よりロール軸系を2 点系で近似した場合の電動機からロール端 のトルク伝達関数は、

となる。

従って、数1に示す2質点系に簡素化した伝 関数から補正項の伝達関数を求めると、

となる。ここで、J T1 、J T2 は上ロール軸系の電動機側及びロール側イナ ーシャ、K T は上ロール軸系ばね定数、C T は上ロール軸系減衰係数、J B1 、J B2 は下ロール軸系の電動機側及びロール側イナ ーシャ、K B は下ロール軸系ばね定数、C B は下ロール軸系減衰係数をであり、これらの 係数は全て調整可能である。また、A com は補正項の偏差を0とするための補正係数で 下記の式で表される。

 数2を補正項として上ロール軸系に挿入し た際の上下圧延ロール端トルク波形と上下ト ルク差の波形のシミュレーション結果を図10 、補正項含めた上ロール軸系、下ロール軸 、及び補正項のゲイン特性を図11に、それ れ示す。アンバランス補正項により上ロー 軸系の一次ねじり振動数を下ロール軸系と ぼ等しくすることができており、その結果 上下圧延ロールにおけるトルク差の最大値 0.3[PU]まで低減できていることが分かる。す わち、上下ロール軸系を2質点系で近似して も十分に補正効果があることが、ここから分 かる。このようにあらかじめ補正項を算出し 、さらに実機据付調整時、上記各パラメータ のファインチューニングを行うことにより、 より高い精度の補正を期待することができる 。現地での補正項調整方法としては、歪ゲー ジによるロール端伝達トルクの実測や伝達関 数測定器による伝達関数の実測にて各パラメ ータを調整する手法が考えられる。

 以上のように、この実施の形態4によれば 、実施の形態1から実施の形態3により得られ 効果を奏すると共に、シミュレーションに って補正項の伝達関数による補正効果の事 評価や検証を行うことで、上下ロールへの 播トルクの不一致の補正効果を一層高くす ことができる。

 なお、実施の形態1においては、上電動機 速度基準SP1の後段に上下軸系アンバランス補 正部19を配置する実施の形態を説明し、また 実施の形態2においては、上下軸系アンバラ ンス補正部19を、上電動機速度フィードバッ ループ内に配置する実施の形態を説明した 、この発明は、上下軸系アンバランス補正 19を、下ロール駆動系22において上記と同様 箇所に配置してもよく、また、上ロール駆動 系21及び下ロール駆動系22の両者において上 と同様箇所に配置してもよい。更にまた、 記各実施の形態においては、この発明をト プフォワード方式の圧延機における圧延ロ ル電動機の駆動装置に適用した実施の形態 ついて図示説明したが、ボトムフォワード 式の圧延機における圧延ロール電動機の駆 装置に適用してもよく、諸種の設計的変更 含むものである。

 この発明は、上下圧延ロールを別々の電 機で駆動するツインドライブ方式圧延機の 延ロール電動機の駆動装置に利用できる。




 
Previous Patent: SEAT

Next Patent: ROTARY WORKING VEHICLE