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Patent Searching and Data


Title:
DRIVING METHOD AND DEVICE OF PENDULUM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093641
Kind Code:
A1
Abstract:
A method and a device for sustaining vibration by a means for effectively replenishing the damping of drive energy supplied by a power supply such as a battery, e.g. a dry battery or a solar battery. A storage battery or an electricity accumulation element such as a capacitor is charged with an electromotive force generated, in a power generation element constituted by employing a composite magnetic body, by an action of the magnetic field of a permanent magnet vibrating together with a pendulum under gravity. Based on the electromagnetic force of a pendulum drive circuit that has supplied the power supply energy, vibration of the pendulum is sustained while drive energy is replenished.

Inventors:
MATSUSHITA, Akira (15-23, Azamino-minami 1-chome Aoba-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 12, 2250012, JP)
松下 昭 (〒12 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南一丁目15番地23 Kanagawa, 2250012, JP)
Application Number:
JP2008/051214
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
January 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIHON SYSTEM RESEARCH INSTITUTE INC. (902-1, Shinmaruko-higashi 2-chome Nakahara-ku, Kawasaki-sh, Kanagawa 04, 2110004, JP)
株式会社 日本システム研究所 (〒04 神奈川県川崎市中原区新丸子東2丁目902番地1 Kanagawa, 2110004, JP)
MATSUSHITA, Akira (15-23, Azamino-minami 1-chome Aoba-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 12, 2250012, JP)
International Classes:
G04C3/027; G04C10/00; G04F5/02; G04C3/00; G04C10/00; G04F5/00
Attorney, Agent or Firm:
YOSHITAKE, Kenji et al. (Kyowa Patent & Law Office, Room 323 Fuji Bldg.,2-3, Marunouchi,3-chome, Chiyoda-ku, Tokyo 05, 1000005, JP)
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Claims:
 本体固定部に、錘、発電用磁石および駆動用磁石を含む磁石、ならびに前記錘および磁石を支持する竿が設けられ、前記竿が前記本体に揺動可能に支持されて前記錘および前記磁石を揺動させる振り子装置と、
 前記本体固定部における前記発電用磁石の揺動経路の近傍位置に設けられ、前記発電用磁石との電磁相互作用により発電する発電要素と、
 前記発電要素が発生した電力を含む電力を蓄積する蓄電要素を有する蓄電制御回路と、
 前記振り子装置の駆動用磁石および前記蓄電要素に接続され、前記振り子装置の揺動に応じて前記蓄電要素から動作に必要な電力を得て、前記駆動用磁石に作用する電磁力を発生するコイルを含む駆動制御回路と、
 をそなえた振り子装置。
 請求項1記載の振り子装置において、
 前記駆動制御回路は、前記振り子装置の揺動を検知する検知コイルを有することを特徴とする振り子装置。
 請求項1記載の振り子装置において、
 前記発電要素は、強磁性体に発電コイルを巻装した構成であることを特徴とする振り子装置。
 請求項3記載の振り子装置において、
 前記強磁性体は、複合磁性線であることを特徴とする振り子装置。
 請求項1記載の振り子装置において、
 前記振り子装置の揺動を開始させるための始動装置と、
 前記振り子装置の揺動を終了させるための停止装置と、
 をそなえたことを特徴とする振り子装置。
 請求項1記載の振り子装置と、
 前記振り子装置の揺動に基いて刻時動作を行う手段と
 をそなえた時計装置。
 請求項1記載の振り子装置と、
 前記振り子装置の揺動に基いてテンポ表示を行うメトロノーム。
Description:
振り子の駆動方法および装置

 本発明は、振り子に装着した磁石で起電 を発生し、他方の磁石に駆動エネルギを付 して、振動を持続させるように図った振り の駆動方法および装置に関する。

 振り子を振動させて時を刻む方式の機械式 計では、古くからゼンマイ仕掛けの駆動エ ルギを利用するものが多く使われていた。
 近年は電気時計やクオーツ時計のように電 を駆動エネルギとするものが普及し、本来 振り子時計は少なくなっている。

 しかしながら、クオーツ時計などの精度 共振素子の製造時における材料加工法ある は環境等に対応する比較的高度な補償技術 必要とされる。それに比べると、振り子時 の精度は共振体である振り子の竿の長さだ の比較的簡単な調整で実用に供することが きる。

 電気回路の適用により、例えば振り子時計 駆動にトランジスタ電子回路を利用し、磁 を振動させるエネルギ源として乾電池が使 れるようになった。
 また、振り子の竿の長さの気温変化に対す 調整を、半導体素子による温度補償回路で 替する方法などの試みがみられる(例えば、 特許文献1参照)。

 以下、多くの時計メーカで製品化されてい 、乾電池を使った従来のトランジスタ振り 時計の構成について説明する。
 図4にみるように、振り子7の固定中心25から 吊られて振動する永久磁石28の磁界が、磁石 知コイル14に鎖交したときの電磁誘導電圧 トランジスタ13のベース電圧を変化する。こ のとき、電源である乾電池30から抵抗17を介 て磁石駆動コイル15に流れるコレクタ電流に よる磁界の作用に基づいて、永久磁石28を推 させるように構成されている。29は、調整 構である。

 そして、振り子7と結合されたアンクル26 介して時計の輪列などに伝達された駆動力 、時計の機械的駆動エネルギ源になる。

 最近の振り子時計を駆動するエネルギは、 ど乾電池を電源に使用する方式を採用して り、しかも時計の刻みを小型モータの回転 依存する方式のものが製品化されている。
 故に、振り子本来の重力の下で振動しなが 時計を駆動する方式は形骸化し、振り子は なる装飾として扱われるものが多くみられ 。

 なお、自動巻腕時計において、人の運動 ネルギを利用した回転錘により小型の発電 を回転させ、電源起電力を得て駆動エネル に変換する手段が実用化されている(例えば 、特許文献8参照)。

 また、本発明に関係する電源の一種とし 、複合磁性体を用いた発電要素が開発され いる。この発電要素の特長は、磁界を作用 せる移動磁石が速度変化をしても、あるい 移動速度が超緩慢であっても、その作用磁 の磁束変化割合に関係なく、常にほぼ一定 起電力を発生するものである。

 例えば、特許文献2に複合磁気デバイスが 示されている。また、特許文献3には複合磁 体による発電要素について出力エネルギの 大を図った起電力発生装置の開発が示され いる。さらに、特許文献4あるいは特許文献5 に、単軸磁気異方性を有する複合磁性線の製 法と、それを用いた複合磁気センサの構成お よびパルス発生法が示されている。

 そして、これらの特許文献2~5における複 磁性線は、線心部に比較的保磁力の大きい 分(以下、ハード層と呼ぶ)を有し、その線 面には比較的保磁力の小さい層(以下、ソフ 層と呼ぶ)が積層状に形成されている。

 なお、上述の複合磁性線と似て非なるも に、ウィーガンドワイヤとも呼ばれる複合 性線の開発がある。例えば特許文献6あるい は特許文献7には、ワイヤの体積の大部分を める線心部分に磁気的にソフトな部分が形 され、外殻部(線表面)に磁気的にハードな磁 気成分を形成させる加工硬化処理が施された ものである。

 この磁気ワイヤの磁気的性状は、上述の特 文献2あるいは非特許文献1の「9.3.2」などに 示された複合磁性線とはハード層とソフト層 との磁気的構成が逆であり、磁気的性状も異 なる。従って、外部磁界の作用に対するワイ ヤ内部の磁気的挙動も本質的に異なるもので ある。
 また、アモルファス磁性材料の細線あるい 薄帯処理を施した磁性線を用いても、外部 界を作用させた時に大バルクハウゼン効果 生じさせることができる。例えば非特許文 1の「3.2.5」には、アモルファス磁性線を用 て開発されたセンサ素子によるパルス信号 生手段が示されている

特開2004-184289号公報

特許第2969123号公報

特許第3106144号公報

特許第1238351号公報(特公昭59-12142号公報)

特許第1934601号公報(特公平6-66661号公報)

特許第1026527号公報(特公昭55-15797号公報)

特許第1363807号公報(特公昭61-28196号公報)

特許第2806337号公報

米国特許第4,944,270号明細書 「9.3.2 複合磁気ワイヤを用いたセンサ 、「3.2.5 非線形磁性材料」、磁気工学ハン ブック、朝倉書店(1998)

 従来の振り子時計などでは、ゼンマイや 池のようなエネルギ源の予め供与しておい エネルギ量が減少すると、時計としての駆 機能が失われていくため、機械的にゼンマ を巻き直すとか、電池の交換作業を行うな の必要があった。

 本発明は、従来の振り子の駆動方法およ 駆動装置が有していたエネルギ源を小型軽 化しようとするものであって、電池などの 源、例えば乾電池や太陽電池によって供給 れる駆動エネルギの減衰を効果的に補充す 手段により振動を長期間持続させる方法お び装置を提供することを目的とする。

 上記目的を発生するための、本発明の振 子の駆動方法と装置の構成および動作原理 ついて説明する。

 本発明に係る振り子の駆動装置は、錘と もに振動する振り子の竿に装着された発電 磁石と、複合磁性線のような強磁性体に発 用コイルを巻いて成り本体固定部に配置さ た少なくとも1組の発電要素とが、互いに近 接し対向したとき、発電用磁石の磁界の作用 により発電要素に誘導起電力を発生させる起 電力発生部を備える。

 また、本発明に係る振り子の駆動装置は その発電要素が発生した起電力を蓄電池ま は電気二重層キャパシタのような蓄電要素 充電する蓄電制御回路を有し、駆動制御回 に動作電源として供給する。

 さらに、本発明に係る振り子の駆動装置 、振り子を支持する竿に装着された駆動磁 と、本体固定部に配置され前記蓄電制御回 から電源を供給されて動作するトランジス 回路およびコイルなどを持った電子回路を する駆動制御回路を備えている。

 このように構成された本発明の振り子の駆 装置は、振り子に装着された発電用磁石の 用で起電力発生部に発生させた起電力を、 電制御回路の蓄電要素に充電する。
 そして、その充電エネルギを電源として駆 制御回路の電子回路を動作させ、駆動磁石 電磁力を作用させることにより、振動を持 させるようにしたことを特徴とするもので る。

 この場合、振り子の振動に伴って機械的 擦および電磁誘導によるブレーキ作用等が 動エネルギを減少させる。この減少分に対 、振り子の重力の下で振動する発電用磁石 よって発生させた電磁誘導起電力を用い、 動磁石に電磁力として付与し駆動エネルギ 補充が行われる。

 従って、発電要素の起電力を電源エネル として蓄電池に蓄電しておく手段を適用し 場合には、トランジスタの動作に間欠発振 能(ブロッキング発振回路などを含む)を付 した駆動制御手段を用いることにより、揺 を自動的に開始することができる。

 しかるに、振り子駆動装置における蓄電 素としてキャパシタ(コンデンサともいう) 、例えば乾電池、太陽電池のような発電機 を持った電池を必要に応じて併用し、振り の振動を行わせることができる。これは、 動的に切り替え可能な電源エネルギを併用 て振動を行わせる方法でもある。また、振 子を手動で揺動させるとか、初動を機械的 たは磁気的な遠隔操作で行わせる方法など 振り子に推進力を与えるスタート手段を備 ることが必要になる。

 一旦始動させてキャパシタに所要の動作 力が確保されれば、振り子は上述のように 動を持続することになる。この場合、キャ シタに大容量コンデンサを用い、その充電 圧を昇圧して補助コンデンサに蓄電し、所 の電源電圧にして駆動回路に供給する手段 適用できる。

 振動のスタート手段としては、例えば別に 意した手動によって操作できる吸引磁石を 振り子に装着されている磁石に作用させて 動させる。
 また、振り子を意識的に停止させる時には 機械的手段などの抑止力を与えるストップ 段を備えるように構成すればよい。

 以上に述べた方法によって動作する振り の駆動装置を、時間を表現するアナログ的 針式あるいはデジタル的な液晶やLEDにより 示させる時計メカニズムに連結することに って、時計装置を構成することができる。

 この場合、本体固定部に取り付けた発電 素により発生した電源エネルギを、振り子 振動周期に対応させて発光ダイオードを点 し、時の刻みを目視により検知する手段に いたり、その他の装飾用品の電源として供 したりすることができる。

 また、クオーツ時計の水晶振動子の駆動 か、電波時計の補正用電源エネルギなどと て利用することができる。

 さらに、振り子の駆動力を増大する手段 して、振り子の竿に装着する前記駆動磁石 複数用いた駆動回路を設けることにより、 幅を付勢するように構成することができる

 本発明の駆動装置の機能を適用すれば、 り子の振動に同期させて音楽のテンポを刻 機械的または電気的発振音の発生手段を備 たメトロノームを構成することができる。 かも本発明のメトロノームは、その利用に して必要な時にスタート手段またはストッ 手段を用いて、任意の設置場所および時間 で簡単に使用することができる。

 上述したように本発明は、振り子自体に かる重力の作用と、振り子に装着した発電 磁石および駆動磁石の磁力を利用した電磁 作用に基づいて、振動の減衰を自励的に補 して継続するという効果がある。

 この場合、振り子の竿に複数個の駆動磁 を装着し、それに対応させて本体固定部に 石検知コイルと磁石駆動コイル、およびト ンジスタ電子回路を備えた複数の駆動制御 路を配列することにより、振り子に強い推 力を付与して平衡点までの振幅の増大を図 ことができる。

 一般に振り子は、竿の固定点を中心とし 振幅の平衡点までの距離に比例した重力に る復元力と、運動を持続しようとする慣性 に基づくエネルギで自由振動を行うが、振 時の機械的摩擦および電磁誘導に基づくブ ーキ作用によって、通常は徐々に減衰する のである。

 これに対し、本発明の振り子は振動時に 生する電磁誘導起電力によって振動エネル の減衰分を補充するように作用させるので 構造材料の摩擦等を無視できるほど小さい 仮定した場合、長期間の振動を実現させる とができ、そのための駆動方法および各種 用装置の構成が考えられる。

 何れにしても、従来の機械的、電気的に 給するエネルギ源を小型軽量化あるいは不 にすること、例えばゼンマイの巻き直しや 池の交換のような作業を軽減または削減で るという効用がある。

 以上に述べた本発明の振り子の駆動方法 よび装置の効果を要約すると、振り子の発 用磁石が複合磁性体を用いた発電要素に作 して電磁誘導起電力を発生させる。それを 源として、トランジスタ駆動回路の電磁コ ルに発生させた電磁力を振り子に推進力と て付与する。

 従って、本発明の振り子は、振動しながら 力と電磁力との作用に基づいて振動の慣性 自励的に持続させる効果を有する。
 また、本発明によりメトロノームを構成し 場合の作用効果もほぼ同様である。

本発明の第1の実施例を示す概要図。 同じく第2の実施例を示す概要図。 同じく第3の実施例を示す概要図。 従来のトランジスタ振り子時計の概要 。

符号の説明

1 本体固定部
2 複合磁性体
3 発電用コイル
4 発電要素
7 振り子
8 発電用磁石
9 蓄電要素
10 蓄電制御回路
11 駆動磁石
13 トランジスタ
14 コイル
15 コイル
28 永久磁石
30 乾電池

 以下、本発明における振り子の駆動装置 構成とその動作原理の具体的形態を図1~図3 基づいて説明する。

 図1ないし図3においては、本体固定部1に 置された複合磁性体2および発電用コイル3 有する発電要素4と、それに対向して振動す 振り子7に装着された発電用磁石8とによっ 、起電力発生手段が構成されている。そし 、発電要素4は、蓄電池または電気二重層キ パシタのような蓄電要素9を有する蓄電制御 回路10に接続されている。

 駆動磁石11に駆動磁界を与えて揺動させ ための駆動回路が本体固定部1に配置されて る。磁石の検知コイル14と磁石の駆動コイ 15とのコイル部16およびトランジスタ13、コ デンサ20、抵抗17を含む回路は、蓄電制御回 10から供給された電源エネルギで動作する うに構成されている。この場合、駆動用の 久磁石の形状は、図4に示したような棒状磁 のほか、種々の形式のものを選定すること できる。

 図1に基づいて本発明の動作を説明する。 まず、起電力発生手段に用いられる複合磁性 体2について述べると、次のような性状を持 。

 すなわち複合磁性体2は、直径0.25mm程度の 比較的細いバイカロイ合金線に張力を与えひ ねり加工を施して単軸磁気異方性を備えるよ うに処理されて製作される。そして、線心部 には比較的保磁力の大きいハード層を有し、 その線周部には比較的保磁力の小さいソフト 層を有するように形成された、いわゆる複合 磁性線を用いる。

 本発明の複合磁性体2としては、上述の一 本の複合磁性線を用いることもできるが、実 施例1では複数の複合磁性線を束ねたものを 用する。多数の複合磁性線を棒状に束ねる とによって反磁界係数を大きくし、強い反 界を有する複合磁性体2を構成して用いた場 について述べる。

 一般に、強い反磁界を有する複合磁性体2 のソフト層は、ハード層の磁路とは反平行の 帰磁路を形成するように磁化されて安定状態 を形成する。

 この状態のときに、正方向の比較的弱い 部磁界を印加すると、ソフト層はハード層 同一の磁化方向に急速に磁化反転する。次 、その外部磁界を取り去ると、ソフト層は び元のハード層に対して反平行の方向に自 的に反転し帰磁路を形成するという現象を じる。

 この現象に伴う態様を、振り子駆動装置に いて説明すると、次のようになる。発電要 4に発電用磁石8が近接して、その正方向の 部磁界(ハード層の磁化方向)が複合磁性体2 印加されると、ソフト層の急速な反転を生 る。この時の磁束変化に伴って、発電用コ ル3にパルス起電力を誘発する。
 このような起電力は、発電用磁石8による外 部磁界が鎖交する度に発生する。

 そして、本発明の発電要素は、振り子に装 した発電用磁石8が、比較的ゆっくりとした 速度で近接離間して磁束変化を与えた場合に も、鎖交磁束の変化割合に関係なくほぼ同一 の起電力を発生するという特長がある。
 複数組の発電要素5および6を備えた場合に いても、発電要素4と同様の態様で起電力を 生させることができる。

 この発生起電力は、蓄電制御回路10に備 た電気二重層キャパシタなどに充電される さらに必要に応じて、スイッチング回路を 加して適正な電圧にレベル交換などの処理 施し、電気二重層キャパシタあるいは蓄電 のような蓄電要素9に充電して二次電源を形 する。この二次電源は、次に述べる駆動制 回路の電源エネルギとして供給されるもの ある。

 駆動制御回路は、図4で示した従来のトラン ジスタ振り子時計の振り子装置と、動作電源 以外は基本的に同様の動作原理のものを用い ることができる。
 すなわち、図1にみるように蓄電制御回路10 ら電源電圧を供給される磁石検知コイル14 駆動磁石11が近接すると、その磁界を検知し た時に電磁誘導によって生じた電圧変化がト ランジスタ13にベース電圧として入力される

 この時に生じるパルス状コレクタ電流に って磁石駆動コイル15が発生した磁界は、 動磁石11に作用する。すなわち、この時の電 磁力が駆動磁石11に推進力を与える。

 振り子7が重力の下で行う周期的振動は、 機械的摩擦および電磁誘導に基づくエネルギ 損失により徐々に減衰する。その減衰分を、 前述のように自励方式で発生する起電力を用 いて電磁力に変換した駆動エネルギによって 補充しながら、振動を持続させる。

 なお、起電力発生部の起電力を蓄電要素 充電したエネルギを用いる振り子駆動装置 は、振動を開始する初動時には、機械的ま は手動方式などで振り子に推進力を与える タート機構を備える必要がある。例えば、 り子7の発電用磁石8または駆動磁石11に対し 、近接、離間の吸引操作をさせることのでき る操作用磁石を用い、所定の振幅位置まで引 っ張り上げた後、自動振動を開始させる。

 あるいは、振り玉(錘)24を機械的に揺動さ せる機構を設けてもよい。振り子を停止させ るには、機械的手段または手動で抑止力を与 えるストップ手段を備える。

 振り子の予期しない停止に対処する手段と ては、予め振動中に発電要素4の起電力を蓄 電池に充電しておく蓄電制御回路10を備える 法がある。
 そして、例えばトランジスタ13による間欠 ルス発振回路21を適用した駆動制御手段を用 い、その振動を自動的に開始させるようにす れば、徐々に所定の振幅を回復させることが 可能である。

 その他の実施例として、蓄電要素への充電 の増大を図り振り子の駆動力を向上させる つかの構成手段がある。
 例えば、上記実施例では振り子7に装着した 発電用磁石8および駆動磁石11の磁力を本体固 定部1だけで作用させる手段を述べたが、振 子の振動面の両側にそれぞれ本体固定部を 峙させ、両固定部に発電要素、蓄電制御回 および駆動回路等を搭載させる構成も有効 ある。

 本体固定部1の材質として絶縁材料を用いる が、必要に応じて金属箔を被着したプリント 基板などを併用して接地基準を改善してもよ い。
 なお、磁石材料は、希土類磁石、たとえば オジム系金属あるいはフェライトなどの各 の強磁性体が利用できる。そして、振り子 装着する発電用磁石8と駆動磁石11とを一個 永久磁石で兼用させれば、装置の小型化に 立つ。

 この実施例1は、発電要素4に反磁界係数 大きい複合磁性体2を用いる場合について述 た。他方、複合磁性体2に反磁界係数の小さ いものを用いる場合には、発電用磁石8とし 次に述べるようなセット磁石とリセット磁 とで構成する手段を適用することができる

 振り子駆動装置において、反磁界係数の 較的小さい複合磁性体2を用いた場合の起電 力発生部および駆動制御回路に関する実施例 を説明する。

 反磁界係数の小さい形状の複合磁性線、 なわち線径に比べて比較的長い複合磁性線 ハード層の性状は、一般に比較的弱い外部 界によっては磁化状態が変わらない。例え 、正方向に常に磁化されている固定磁気成 を有するものである。

 そして、ソフト層の性状は、一般に正ま は負方向の比較的弱い外部磁界の印加方向 応じて磁化方向を反転し安定状態を保持す ことができる。いわゆる双安定磁気成分を するものである。

 従って、比較的弱い負方向の外部磁界(セ ット磁界と呼ぶ)を印加した場合には、正方 のハード層とは反平行の磁化状態を形成す ことになるため、その磁化反転は比較的緩 である。故に、この磁束変化に伴う発生電 は一般に小さい。

 しかしながら、その次にハード層と同一 向の正方向に外部磁界(リセット磁界と呼ぶ )を印加した場合には、急速な磁化反転を生 、この磁束変化に伴う誘起電圧は大きい。

 図2は、起電力発生現象を利用する実施例を 示している。発電用磁石の構成は、リセット 磁石8Rの両側にセット磁石8S 1 と8S 2 とがそれぞれ装着されている。

 いま、これらの発電用磁石が発電要素4に近 接すると、先ず負方向のセット磁石8S 1 による磁界が複合磁性体2に鎖交する。その のソフト層の比較的緩慢な磁化反転に応じ 、負の小さな起電力が発電力コイル3に生じ 。

 続いて、正方向のリセット磁石8Rによる磁 が複合磁性体2に鎖交するから、ソフト層の 速な磁化反転が生じ、大きな起電力が発電 コイル3に誘起する。
 このような起電力発生現象は、振り子の進 方向が逆になった場合にも、複合磁性体2に は先ずセット磁石8S 2 による磁界が印加され、続いて正方向のリセ ット磁石8Rによる磁界が印加されてソフト層 急速な磁化反転を生じる。故に、振り子の 復について、大きな起電力を発電用コイル3 に生じさせることができる。

 図2に示すように複数組の発電要素が配列 された場合には、同様の態様で起電力を順次 発生させることができる。

 また、振り子に2個の駆動磁石11,12を装着 、それぞれに対応するように駆動回路18,19 配置しておく駆動制御手段は、振り子7を推 する電磁力の向上を図ることができる。

 この場合にも、振り子7が重力の下で行う 周期的振動の減衰分を、発電用磁石および駆 動磁石の電磁力に基づいて発生させる電源エ ネルギにより、自励的に補充しながら振動を 持続させることになる。

 図3は、本発明の他の実施例として、振り 子メトロノームの構成を示したものである。 その基本的構成は、実施例1および実施例2に べた構成とほぼ同様である。そして、その り子の駆動原理もまた同様のものである。

 すなわち、振り子7の固定中心25の上部に、 電用磁石8およびテンポ調整手段31が装着さ ている。それに対向させて本体固定部に発 要素4,5,6が配置され、起電力発生部を構成 ている。
 蓄電制御回路10は、音響手段32および駆動回 路18に接続されている。固定中心25の下部に 動磁石11が装着され、調整されたテンポを表 示するメトロノームが構成されている。

 このメトロノームは、例えば実施例1で述 べたようなスタート手段あるいはストップ手 段を具備することにより、必要とする時およ び場所で使用することができる。

 本発明の振り子の駆動方法および装置は 自励方式で発生した誘導起電力の蓄電制御 路を有するので、外部からの充電手段を必 としない蓄電池の電源設備として利用する とができる。

 また、起電力を電気二重層キャパシタに 電する蓄電制御回路を適用して構成される 置は、電池等の例えば太陽電池などの給電 ネルギによる補充手段を併用すること、あ いは外部からの僅かな給電エネルギの補充 けで、振り子動作を継続させることができ 。従って、幾つかの振り子装置を、それぞ 個別に独立した装置として設置することが きる。例えば点滅式等の交通信号、道路埋 標識、通信電源その他の広範な分野におい 利用できる。

 この場合、振り子の固定中心の構成方法 して、例えば強力な反発磁石による磁気浮 のような非接触式の軸受け手段を構成する うにしたものは、摩擦によるエネルギの損 のない装置として利用できる。

 本発明の振り子の駆動原理から明らかな うに、その初動時にのみ機械的または乾電 、太陽電池などによる電気的手段、あるい 磁石などを近接離間させる磁気的な手段等 用いるスタート手段によって駆動エネルギ 付与することにより、振り子の固定中心の 持材料の摩耗等がなければ、長期間にわた 持続性のある振り子装置を提供することが きる。

 また本発明の原理に基づき、例えばステッ ングモータなどを駆動させる手段を適用し 装置は、各種の回転体を実現することが可 になる。
 そして、その回転軸に電磁誘導発電機を結 させた装置などは、各種の産業機器に利用 きる。