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Title:
DRIVING SUPPORT APPARATUS, DRIVING SUPPORT METHOD, DRIVING SUPPORT PROGRAM, AND STORAGE MEDIUM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/037772
Kind Code:
A1
Abstract:
A driving support apparatus has an awakening effect generation means for generating an awakening effect. A current spot information acquisition means receives current spot information. A driving support information acquisition means acquires driving support information including a plurality of kinds of warning information corresponding to the area and information related to the warning information. An awakening effect control means specifies a warning target area on the basis of the information related to the warning information, generates the awakening effect from a position before the warning target area, and controls the operation of the awakening effect on the basis of the warning information included in the acquired driving support information in the warning target area. Thus, the driving support apparatus can acquire the driving support information on areas around the current spot, specify the warning target area on the basis of the contents of the driving support information, and generate the awakening effect before the vehicle having the driving support apparatus mounted therein reaches the warning target area.

Inventors:
YANAGIDAIRA MASATOSHI (JP)
YASUSHI MITSUO (JP)
USUBA HIDEMI (JP)
TAKEUCHI YOSHIKAZU (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/068263
Publication Date:
March 26, 2009
Filing Date:
September 20, 2007
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
YANAGIDAIRA MASATOSHI (JP)
YASUSHI MITSUO (JP)
USUBA HIDEMI (JP)
TAKEUCHI YOSHIKAZU (JP)
International Classes:
G08G1/16; B60H3/00; B60K28/06
Foreign References:
JP2004234649A2004-08-19
JPH11278048A1999-10-12
JPH11310054A1999-11-09
Attorney, Agent or Firm:
NAKAMURA, Toshinobu (3rd FloorOak Building Kyobashi, 16-10, Kyobashi 1-chome,Chuou-k, Tokyo 31, JP)
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Claims:
 現在地情報を取得する現在地情報取得手段と、
 エリアに対応する複数種類の注意喚起情報と、前記注意喚起情報の関連情報とを含む運転支援情報を取得する運転支援情報取得手段と、
 覚醒効果を発生させる覚醒効果発生手段と、
 前記運転支援情報取得手段が取得した前記注意喚起情報の関連情報に基づいて注意喚起対象エリアを特定すると共に前記現在地情報を用いて位置を特定し、前記注意喚起対象エリアより手前の位置では、前記覚醒効果を発生させ、前記注意喚起対象エリア内では、注意喚起情報の種類に基づいて前記覚醒効果の動作を制御する覚醒効果制御手段と、
 を備えることを特徴とする運転支援装置。
 覚醒効果制御手段は、注意喚起対象エリアに対応する注意喚起情報が危険度の高いことを示す情報である場合、前記覚醒効果の発生を停止することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
 前記覚醒効果発生手段は、香りを発生することを特徴とする請求項1又は2に記載の運転支援装置。
 前記覚醒効果制御手段は、取得した前記注意喚起情報の内容に応じて前記注意喚起対象エリア内における香りの種類を異ならせることを特徴とする請求項3に記載の運転支援装置。
 前記運転支援情報は、前記注意喚起情報の関連情報を時間帯毎に有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の運転支援装置。
 現在地情報を取得する現在地情報取得工程と、
 エリアに対応する複数種類の注意喚起情報と、前記注意喚起情報の関連情報とを含む運転支援情報を取得する運転支援情報取得工程と、
 覚醒効果を発生させる覚醒効果発生工程と、
 前記運転支援情報取得工程で取得した前記注意喚起情報の関連情報に基づいて注意喚起対象エリアを特定すると共に前記現在地情報を用いて位置を特定し、前記注意喚起対象エリアより手前の位置では、前記覚醒効果を発生させ、前記注意喚起対象エリア内では、注意喚起情報の種類に基づいて前記覚醒効果の動作を制御する覚醒効果制御工程と、
 を備えることを特徴とする運転支援方法。
 コンピュータを備える装置によって実行される運転支援プログラムであって、
 現在地情報を取得する現在地情報取得手段と、
 エリアに対応する複数種類の注意喚起情報と、前記注意喚起情報の関連情報とを含む運転支援情報を取得する運転支援情報取得手段と、
 覚醒効果を発生させる覚醒効果発生手段と、
 前記運転支援情報取得手段が取得した前記注意喚起情報の関連情報に基づいて注意喚起対象エリアを特定すると共に前記現在地情報を用いて位置を特定し、前記注意喚起対象エリアより手前の位置から、前記覚醒効果を発生させ、前記注意喚起対象エリア内では、注意喚起情報の種類に基づいて前記覚醒効果の動作を制御する覚醒効果制御手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする運転支援プログラム。
 請求項7に記載の運転支援プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
Description:
運転支援装置、運転支援方法、 転支援プログラム及び記憶媒体

 本発明は、覚醒効果を発生させることに り運転を支援する手法に関する。

 従来、運転手の眠気を防止させるために 覚醒効果が期待できる香りを放出する車両 空気質成分供給装置がある(例えば、特許文 献1参照)。

 上記の車両用空気質成分供給装置は、VICS (Vehicle Information and Communication System)情報を 得して、車両が走行している位置が渋滞で るか否かを判断して、渋滞である場合には 芳香成分を放出する。

特開2006-282084号公報

 しかし、上記のような車両用空気質成分 給装置では、実際に渋滞が起きていること 検知してから香りを放出しているが、実際 は、渋滞個所に到達する前に、運転手へ通 する方が望ましい。また、実際に芳香成分 放出される区間では様々な状況が想定され ので、単調に芳香成分を放出するだけでな 、道路状況に応じた芳香成分の放出がなさ ることが望ましい。

 本発明が解決しようとする課題としては 上記のようなものが例として挙げられる。 発明は、渋滞等の運転に障害がある個所に 達する前に、予め覚醒効果を発生させて、 害箇所に近づいていることを通知する運転 援装置を提供することを課題とする。さら は、上述の渋滞等の運転に注意を要する箇 に到達する前から当該箇所の終わりまで、 路状況に応じた運転支援を行う装置を提供 ることを課題とする。

 請求項1に記載の発明では、運転支援装置 であって、現在地情報を取得する現在地情報 取得手段と、エリアに対応する複数種類の注 意喚起情報と、前記注意喚起情報の関連情報 とを含む運転支援情報を取得する運転支援情 報取得手段と、覚醒効果を発生させる覚醒効 果発生手段と、前記運転支援情報取得手段が 取得した前記注意喚起情報の関連情報に基づ いて注意喚起対象エリアを特定すると共に前 記現在地情報を用いて位置を特定し、前記注 意喚起対象エリアより手前の位置では、前記 覚醒効果を発生させ、前記注意喚起対象エリ ア内では、注意喚起情報の種類に基づいて前 記覚醒効果の動作を制御する覚醒効果制御手 段と、を備えることを特徴とする。

 請求項6に記載の発明では、運転支援方法 であって、現在地情報を取得する現在地情報 取得工程と、エリアに対応する複数種類の注 意喚起情報と、前記注意喚起情報の関連情報 とを含む運転支援情報を取得する運転支援情 報取得工程と、覚醒効果を発生させる覚醒効 果発生工程と、前記運転支援情報取得工程で 取得した前記注意喚起情報の関連情報に基づ いて注意喚起対象エリアを特定すると共に前 記現在地情報を用いて位置を特定し、前記注 意喚起対象エリアより手前の位置では、前記 覚醒効果を発生させ、前記注意喚起対象エリ ア内では、注意喚起情報の種類に基づいて前 記覚醒効果の動作を制御する覚醒効果制御工 程と、を備えることを特徴とする。

 請求項7に記載の発明では、コンピュータ を備える装置によって実行される運転支援プ ログラムであって、現在地情報を取得する現 在地情報取得手段と、エリアに対応する複数 種類の注意喚起情報と、前記注意喚起情報の 関連情報とを含む運転支援情報を取得する運 転支援情報取得手段と、覚醒効果を発生させ る覚醒効果発生手段と、前記運転支援情報取 得手段が取得した前記注意喚起情報の関連情 報に基づいて注意喚起対象エリアを特定する と共に前記現在地情報を用いて位置を特定し 、前記注意喚起対象エリアより手前の位置か ら、前記覚醒効果を発生させ、前記注意喚起 対象エリア内では、注意喚起情報の種類に基 づいて前記覚醒効果の動作を制御する覚醒効 果制御手段、として前記コンピュータを機能 させることを特徴とする。

運転支援システムの概略構成を示す図 ある。 ナビゲーション装置の概念図である。 香り発生装置の概略構成を示すブロッ 図である。 香り発生装置の配置個所を説明する図 ある。 運転支援装置の概略構成を示すブロッ 図である。 道路状況情報のデータ構造の概念図で る。 運転支援情報の例を示す図である。 香り発生個所を説明する図である。 エアポンプ及びブロアの駆動タイミン を示す図である。 運転支援処理のフローチャートである 。

符号の説明

 1 運転支援システム
 100 道路状況情報提供装置
 101 現在地情報取得部
 102 ルート検索部
 104 運転支援情報取得部
 105 覚醒効果制御部
 250 運転支援情報提供サーバ
 300 運転支援装置

 本発明の1つの観点では、運転支援装置で あって、現在地情報を取得する現在地情報取 得手段と、エリアに対応する複数種類の注意 喚起情報と、前記注意喚起情報の関連情報と を含む運転支援情報を取得する運転支援情報 取得手段と、覚醒効果を発生させる覚醒効果 発生手段と、前記運転支援情報取得手段が取 得した前記注意喚起情報の関連情報に基づい て注意喚起対象エリアを特定すると共に前記 現在地情報を用いて位置を特定し、前記注意 喚起対象エリアより手前の位置では、前記覚 醒効果を発生させ、前記注意喚起対象エリア 内では、注意喚起情報の種類に基づいて前記 覚醒効果の動作を制御する覚醒効果制御手段 と、を備える。

 上記の運転支援装置は、具体的には、ナ ゲーション装置として構成することができ 。上記の運転支援装置は、覚醒効果を発生 せる覚醒効果発生手段を有する。現在地情 取得手段は、現在地情報(例えば、緯度経度 情報等)を受信する。そして、運転支援情報 得手段は、エリアに対応する複数種類の注 喚起情報と、注意喚起情報の関連情報とを む運転支援情報を取得する。そして、覚醒 果制御手段は、注意喚起情報の関連情報に づいて注意喚起対象エリアを特定し、注意 起対象エリアより手前の位置から、覚醒効 を発生させ、注意喚起エリア内で、取得し 運転支援情報の注意喚起情報に基づいて覚 効果の動作を制御する。なお、注意喚起情 とは、路側に設置されている道路状況セン から取得する情報であり、注意喚起情報の 連情報とは、例えば、エリア内の道路状況 ンサから注意喚起情報を取得する確率情報 である。

 このように、運転支援装置は、現在地周 のエリアに関する運転支援情報を取得し、 該運転支援情報の内容に基づいて注意喚起 象のエリアを特定し、運転支援装置を搭載 る車両が注意喚起対象のエリアに到達する に、覚醒効果を発生させることができるの 、早期に運転手に対して注意を促すことが きる。

 上記の運転支援装置の一態様では、覚醒 果制御手段は、注意喚起対象エリアに対応 る注意喚起情報が危険度の高いことを示す 報である場合、前記覚醒効果の発生を停止 る。この場合、運転支援装置は、覚醒効果 停止することにより、危険度が高いにも関 らず、覚醒効果によって、運転手が運転に 中できない状態になってしまうことを防ぐ とができる。

 上記の運転支援装置の他の一態様では、 記覚醒効果発生手段は、香りを発生する。 れにより、運転支援装置は、他の覚醒効果( 振動や音等)に比して、覚醒効果を長く持続 せることができる。

 上記の運転支援装置の他の一態様では、 記覚醒効果制御手段は、取得した前記注意 起情報の内容に応じて前記注意喚起対象エ ア内における香りの種類を異ならせる。こ 場合、運転支援装置は、注意喚起情報の種 に応じて、異なる香りを発生させることに り、利用者に対して、注意喚起情報の種別 容易に判別させることができる。

 上記の運転支援装置の他の一態様では、 記運転支援情報は、前記注意喚起情報の関 情報を時間帯毎に有している。これによれ 、運転支援装置は、運転支援装置を搭載し いる車両が走行している時間帯に基づいて 覚醒効果を発生させるか否かを判断するこ ができ、時間帯毎で注意喚起情報を取得す 可能性が大きく異なる場合に、不要に覚醒 果を発生させることを回避することができ 。

 本発明の他の観点では、運転支援方法は 現在地情報を取得する現在地情報取得工程 、エリアに対応する複数種類の注意喚起情 と、前記注意喚起情報の関連情報とを含む 転支援情報を取得する運転支援情報取得工 と、覚醒効果を発生させる覚醒効果発生工 と、前記運転支援情報取得工程で取得した 記注意喚起情報の関連情報に基づいて注意 起対象エリアを特定すると共に前記現在地 報を用いて位置を特定し、前記注意喚起対 エリアより手前の位置では、前記覚醒効果 発生させ、前記注意喚起対象エリア内では 注意喚起情報の種類に基づいて前記覚醒効 の動作を制御する覚醒効果制御工程と、を える。

 この方法によっても、現在地周辺のエリ に関する運転支援情報を取得し、当該運転 援情報の内容に基づいて注意喚起対象のエ アを特定し、運転支援装置を搭載する車両 注意喚起対象のエリアに到達する前に、覚 効果を発生させることができるので、早期 運転手に対して注意を促すことができる。

 本発明のさらに他の観点では、コンピュ タを備える装置によって実行される運転支 プログラムであって、現在地情報を取得す 現在地情報取得手段と、エリアに対応する 数種類の注意喚起情報と、前記注意喚起情 の関連情報とを含む運転支援情報を取得す 運転支援情報取得手段と、覚醒効果を発生 せる覚醒効果発生手段と、前記運転支援情 取得手段が取得した前記注意喚起情報の関 情報に基づいて注意喚起対象エリアを特定 ると共に前記現在地情報を用いて位置を特 し、前記注意喚起対象エリアより手前の位 から、前記覚醒効果を発生させ、前記注意 起対象エリア内では、注意喚起情報の種類 基づいて前記覚醒効果の動作を制御する覚 効果制御手段、として前記コンピュータを 能させることを特徴とする。

 このプログラムを、各種装置上で実行す ことにより、本発明の運転支援装置を実現 ることができる。なお、この運転支援プロ ラムは、記録媒体に記録した状態で好適に り扱うことができる。

 以下、図面を参照して本発明の好適な実 例について説明する。

 [運転支援システムの概略構成]
 図1に、運転支援システム1の概念図を示す 本実施例では、運転支援システム1は、道路 況情報提供装置100と、運転支援情報提供サ バ250と、運転支援装置300とから構成される

 道路状況情報提供装置100は、具体的には 車両に搭載されるナビゲーション装置であ 、当該道路状況情報提供装置100が所定の方 で取得した道路状況情報350を、運転支援情 提供サーバ250へ送信する。なお、道路状況 報350は、DSRC(Dedicated Short Range Communications) の通信方式を用いて、路側に設置されてい 道路状況センサ110から取得した情報(例えば 、「前方障害物情報」、「前方状況情報」、 「合流支援情報」、「渋滞情報」、及び「工 事情報」等)を含む情報である。

 運転支援情報提供サーバ250は、具体的に 、サーバ装置である。運転支援情報提供サ バ250は、制御部251、記憶部252、送受信部253 有する。制御部251は、具体的には、CPU(Centra l Processing Unit)等であり、運転支援情報提供 ーバ250全体を統括制御する。送受信部253は 各種情報を受信したり送信したりする。具 的には、送受信部253は、道路状況情報提供 置100から道路状況情報350を受信したり、運 支援装置300へ運転支援情報360を送信したり る。記憶部252は、具体的には、HDD(Hard Disk  Drive)等であり、地図情報を保持したり、運転 支援情報提供サーバ250が道路状況情報提供装 置100から取得した道路状況情報350を保持した り、制御部251が道路状況情報350について解析 した結果である運転支援情報360を保持したり する。なお、上記地図情報は、各地点に対応 するエリア(例えば、市町村等)が定義されて る。

 なお、運転支援情報提供サーバ250が道路 況情報350を生成する方法については、後述 る。

 運転支援装置300は、具体的には、車両に 載されるナビゲーション装置であり、運転 援情報提供サーバ250から運転支援情報360を 得した後に、当該運転支援情報360の内容に づいて障害のあるエリアに近づいていると 断した場合、車内に香りを発生させる。

 上記運転支援情報360には、運転支援装置3 00が、運転支援情報360の取得要求を行った地 周辺のエリアにおける注意喚起情報を含ん いる。ここで、注意喚起情報とは、渋滞情 等である。従って、運転支援装置300は、渋 等運転障害個所へ到達する前に、香りを発 させるので、運転手に注意喚起をすること できる。

 なお、本実施例における道路情報提供装 100及び運転支援装置300は、実体的には、後 するナビゲーションシステム200の構成要素 より実現する。

 [ナビゲーションシステム]
 図2に、本実施例におけるナビゲーションシ ステム200の構成を示す。図2に示すように、 ビゲーションシステム200は、自立測位装置10 、GPS受信機18、システムコントローラ20、デ スクドライブ31、データ記憶ユニット36、通 用インタフェース37、通信装置38、表示ユニ ット40、音声出力ユニット50、入力装置60、香 り発生装置80及び換気装置90を備える。

 自立測位装置10は、加速度センサ11、角速 度センサ12及び距離センサ13を備える。加速 センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両 の加速度を検出し、加速度データを出力する 。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロか なり、車両の方向変換時における車両の角 度を検出し、角速度データ及び相対方位デ タを出力する。距離センサ13は、車両の車 の回転に伴って発生されているパルス信号 らなる車速パルスを計測する。

 GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位 データを含む下り回線データを搬送する電 19を受信する。測位用データは、緯度及び経 度情報等から車両の絶対的な位置を検出する ために用いられる。

 システムコントローラ20は、インタフェ ス21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only  Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでお 、ナビゲーション装置200全体の制御を行う

 インタフェース21は、加速度センサ11、角 速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信 18とのインタフェース動作を行う。そして、 これらから、車速パルス、加速度データ、相 対方位データ、角速度データ、GPS測位データ 、絶対方位データ等をシステムコントローラ 20に入力する。CPU22は、システムコントロー 20全体を制御する。ROM23は、システムコント ーラ20を制御する制御プログラム等が格納 れた図示しない不揮発性メモリ等を有する RAM24は、入力装置60を介して利用者により予 設定された経路データ等の各種データを読 出し可能に格納したり、CPU22に対してワー ングエリアを提供したりする。

 システムコントローラ20、CD-ROMドライブ はDVD-ROMドライブなどのディスクドライブ31 データ記憶ユニット36、通信用インタフェー ス37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及 び入力装置60は、バスライン30を介して相互 接続されている。

 ディスクドライブ31は、システムコント ーラ20の制御の下、CD又はDVDといったディス 33から、音楽データ、映像データなどのコ テンツデータを読み出し、出力する。なお ディスクドライブ31は、CD-ROMドライブ又はDVD -ROMドライブのうち、いずれか一方としても いし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとし ても良く、また、テレビチューナを内蔵した ハードディスクレコーダでも良い。

 データ記憶ユニット36は、例えば、HDDな により構成され、地図情報や施設データな のナビゲーション処理に用いられる各種デ タを記憶する。

 通信装置38は、例えば、FMチューナやビー コンレシーバ、携帯電話や専用の通信カード などにより構成され、VICS(Vehicle Information Com munication System)センタから配信される渋滞や 通情報などの道路交通情報を受信したり、 定のサーバからの種々の情報(例えば、天気 報等)を受信したりし、当該情報を通信用イ ンタフェース37を介してシステムコントロー 20へ送出する。

 表示ユニット40は、システムコントロー 20の制御の下、各種表示データをディスプレ イなどの表示装置に表示する。具体的には、 システムコントローラ20は、データ記憶ユニ ト36から地図データを読み出す。表示ユニ ト40は、システムコントローラ20によってデ タ記憶ユニット36から読み出された地図デ タを、ディスプレイなどの表示画面上に表 する。表示ユニット40は、バスライン30を介 てCPU22から送られる制御データに基づいて 示ユニット40全体の制御を行うグラフィック コントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリか らなり即時表示可能な画像情報を一時的に記 憶するバッファメモリ42と、グラフィックコ トローラ41から出力される画像データに基 いて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプ レイ44を表示制御する表示制御部43と、ディ プレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例 ば対角5~10インチ程度の液晶表示装置等から なり、車内のフロントパネル付近に装着され る。

 音声出力ユニット50は、システムコント ーラ20の制御の下、ディスクドライブ31、又 RAM24等からバスライン30を介して送られる音 声デジタルデータのD/A(Digital to Analog)変換を 行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から 力される音声アナログ信号を増幅する増幅 (AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音 に変換して車内に出力するスピーカ53とを えて構成されている。

 入力装置60は、各種コマンドやデータを 力するための、キー、スイッチ、ボタン、 モコン、音声入力装置等から構成されてい 。入力装置60は、車内に搭載された当該車載 用電子システムの本体のフロントパネルやデ ィスプレイ44の周囲に配置される。また、デ スプレイ44がタッチパネル方式である場合 は、ディスプレイ44の表示画面上に設けられ たタッチパネルも入力装置60として機能する

 香り発生装置80は、圧縮空気を精油の入 たタンクに送り込んで、精油を揮発させる とにより香りを発生させ、当該香りを含ん 空気を放出する。図3及び図4を用いて、香り 発生装置80について説明する。

 図3に香り発生装置80の機能構成を示す。 り発生装置80は、香り制御部81と、エアポン プ82と、エアチューブ83と、電磁弁84と、複数 種類のアロマ精油等を入れることができるタ ンク85と、ブロア86とを有し、香り制御部81は 、システムコントローラ20からの制御に応じ 、エアポンプ82、電磁弁84、ブロア86の動作 制御する。なお、香り発生装置80の内、ブ ア86を除いた構成要素を本体87とも呼ぶ。

 香りを発生させる方法について以下に記 する。香り発生装置80では、香り制御部81が エアポンプ82及び電磁弁84を動作させること より、エアチューブ83A及びエアチューブ83B 介してタンク85へ圧縮空気を送出する。これ により、香り発生装置80は、タンク85内の精 を揮発させるので、香りを発生させること できる。そして、香り制御部81が、ブロア86 動作させることにより、当該香りをエアチ ーブ83Cを介してブロア86から外部へ送出す 。これにより、香り発生装置80は、車内に香 りを発生させることができる。

 また、香り発生装置80では、上記タンク85 に香りアロマ以外に消臭材を蒸発する消臭源 を保持しておき、当該消臭源に圧縮空気を送 出し、消臭材を発生させ、当該消臭材をエア チューブ83Cを介してブロア86から外部へ送出 る。これにより、香り発生装置80は、車内 消臭することもできる。

 次に、図4を用いて香り発生装置80の配置 ついて説明する。車両内部の側面図である 4(a)に示すように、香り発生装置80のブロア8 6と本体87とが分離して配置されており、具体 的には、本体87がトランクルームに配置され ブロア86がダッシュボード上に配置される

 本体87がトランクルームに配置されてい ので、香り発生装置80は、直射日光による香 料の変質を防止することができ、車内の高温 による香料の揮発や、匂いの漏れも防止する ことができ、さらに、動作音が運転手等にそ れほど伝わらないようにすることもできる。

 また、車両内部の上面図である図4(b)に示 すように、香り発生装置80がブロア86から送 させる香りを含んだ風は、直進し、距離に じて拡散するので、運転手等乗員は、香り 短時間に感知することができる。

 換気装置90は、車両の外気吸入口を開き 車室内へ送風すると共に、車両の前後左右 窓又は天井窓の少なくとも1つの窓の一部全 を開ける。これにより、ナビゲーション200 、車内を換気することができる。

 [運転支援装置]
 図5に運転支援装置300の機能構成を示す。運 転支援装置300は、実体的には、ナビゲーショ ン装置200の構成要素により構成される。運転 支援装置300は、図示のように、GPS受信機18と システムコントローラ20と、データ記憶ユ ット36と、表示装置40と、入力装置60と、香 発生装置80と、換気装置90とを備える。デー 記憶ユニット36は、地図情報DB120を備える。 システムコントローラ20は、現在地情報取得 101と、ルート検索部102と、運転支援情報取 部104と、覚醒効果制御部105とを備える。即 、システムコントローラ20が所定のプログ ムを実行することにより、現在地情報取得 101と、ルート検索部102と、運転支援情報取 部104と、覚醒効果制御部105とを実現する。 図情報DB120は、地点とエリアの対応関係が定 義されている地図情報を保持するデータベー スである。

 現在地情報取得部101は、GPS受信機18から 在地に対応する緯度経度情報や、緯度経度 報を取得した日時情報を取得する。ルート 索部102は、入力装置60を介して指定された内 容等に基づいて出発地点から目的地点までの ルートを検索する。

 運転支援情報取得部104は、運転支援情報 供サーバ250へ、現在地情報取得部101が取得 た緯度経度情報を送信するとともに、運転 援情報360の提供要求を行い、運転支援情報 供サーバ250から運転支援情報360を取得する

 覚醒効果制御部105は、運転支援情報360の 容に基づいて、香り発生装置80に対して香 発生要求を行ったり、消臭要求を行ったり ることにより、香り発生装置80へ動作要求す る。具体的な制御方法については、後述する 。

 以上の構成を有する本実施例においては 香り発生装置80が覚醒効果発生手段に対応 る。

 [運転支援情報生成方法]
 次に、運転支援情報提供サーバ250が、道路 況情報提供装置100から取得した道路状況情 350を用いて運転支援情報360を生成する方法 ついて説明する。

 運転支援情報生成方法とは、運転支援情 提供サーバ250が、道路状況情報提供装置100 ら取得した道路状況情報350を保持し、所定 タイミングで保持している道路状況情報350 ついて統計処理を行い、統計処理を行った 果である運転支援情報360を生成し、当該運 支援情報360を保持する方法をいう。

 最初に、道路状況情報提供装置100は、上 の道路状況情報350を生成し、当該道路状況 報350を生成し、当該道路状況情報350を運転 援情報提供サーバ250へ送信する。

 まず、道路状況情報提供装置100が、所定 走行距離毎に、道路状況センサ110から取得 た情報を含む道路状況情報350を生成する。 こで、道路状況情報350のデータ構造を図6に 示す。図6(a)に示すように、道路状況情報350 、日時351と、緯度経度352と、走行距離353と 速度354と、道路種別355と、道路状況センサ 報356とを有する情報である。

 具体的に、道路状況情報提供装置100は、 路状況情報350の日時351をGPS装置18から取得 た日時情報とし、道路状況情報350の緯度経 352を道路状況情報提供装置100におけるGPS装 18から取得した緯度経度情報とし、走行距離 353を距離センサ13から取得した距離情報とし 速度354を道路状況情報提供装置100における 速度センサ11等を用いて算出した値とし、 路種別355をGPS装置18から取得した緯度経度情 報とデータ記憶ユニット36内の地図情報とに づいて取得した道路種別(例えば、国道、県 道等)とし、道路状況センサ情報356を、道路 況センサ110から取得した情報(例えば、前方 害物情報等)とした道路状況情報350を生成す る。そして、道路状況情報提供装置100は、上 記道路状況情報350を運転支援情報提供サーバ 250へ送信する。

 道路状況センサ情報356の例を図6(b)に示す 。図示の通り、道路状況センサ情報には、「 情報なし」、「前方障害物情報」、「前方状 況情報」、「合流支援情報」、「渋滞情報」 、及び「工事情報」等がある。

 「前方障害物情報」は、路肩に車両が止 った状態である等、進行方向に種々の障害 があることを意味する情報であり、「前方 況情報」は、カーブを曲がったすぐ先に車 止まっていることを意味する情報であり、 合流支援情報」は、合流先に関する情報で り、「渋滞情報」は、渋滞があることを意 する情報であり、「工事情報」は、工事が ることを意味する情報である。

 また、「前方障害物情報」と「前方状況 報」と「合流支援情報」とを合わせて「危 注意情報」とも呼び、「渋滞情報」と「工 情報」とを合わせて「道路情報」とも呼ぶ そして、図6(b)に示す道路状況センサ情報の 内、「情報なし」を除いた情報を「注意喚起 情報」とも呼ぶ。

 そして、運転支援情報提供サーバ250は、 路状況情報提供装置100から送受信部253を介 て道路状況情報350を取得すると、当該道路 況情報350を記憶部252へ保存する。これによ 、運転支援情報提供サーバ250は、道路状況 報350を保持することができる。

 そして、運転支援情報提供サーバ250は、 定のタイミングで保持している道路状況情 350について、日時351と、緯度経度352と、道 状況センサ情報356とを用いて、統計処理を うことにより、エリア及び時間帯毎の、注 喚起情報を上記エリア内の道路状況センサ1 10から取得する確率である注意喚起情報取得 率を算出する。

 運転支援情報提供サーバ250が統計処理を った結果である統計結果の例を図7に示す。 本実施例では、図示のように、エリア単位の 各注意喚起情報の取得確率を有する情報を運 転支援情報360とする。また、本実施例では、 注意喚起情報の取得確率が注意喚起情報の関 連情報に対応する。

 そして、運転支援情報提供サーバ250は、 記運転支援情報360を記憶部252に保存する。 のように、運転支援情報提供サーバ250は、 リア単位の注意喚起情報の取得確率を含む 転支援情報360を保持することにより、運転 援装置300から所定の位置情報(現在地やルー ト情報)を取得すれば、当該位置情報に対応 るエリアの運転支援情報360や、当該位置情 に対応するエリアの周辺エリアの運転支援 報360を運転支援装置300へ提供することがで る。

 [運転支援方法]
 次に、運転支援方法について説明する。こ で、運転支援方法とは、運転支援装置300が 運転支援情報360を取得し、運転支援情報360 内容を参照した結果、注意喚起情報取得確 が閾値以上のエリアへと向かっている場合 、当該エリアの手前の地点(例えば、手前10K m地点)で、一度、運転支援装置300を搭載して る車内に香りを発生させて、上記エリアに った後、注意喚起情報の種類に応じて香り 制御することをいう。

 まず、ルート検索部102は、運転支援装置3 00に対する入力操作に応じて、目的地までの ート検索を行い、検索したルートを保持す 。

 そして、現在地情報取得部101は、GPS受信 18から緯度経度情報及び、緯度経度情報を 得した日時情報を取得する。なお、上記現 地情報取得部101は、継続して緯度経度情報 及び緯度経度情報を取得した日時情報を取 するものとする。

 そして、運転支援情報取得部104は、運転 援情報提供サーバ250に対して、現在地情報 得部101が取得した緯度経度情報を送信する 共に運転支援情報360の提供要求を行い、運 支援情報提供サーバ250から上記緯度経度情 周辺のエリアに対応する運転支援情報360を 得する。

 そして、覚醒効果制御部105は、上記運転 援情報360の内容を読み取り、ルート情報に 応するエリアと、走行時間(現在地情報を取 得した時刻)に対応する時間帯とに該当する 注意喚起情報取得確率が閾値(例えば、50%)以 上となるエリア(以下、注意喚起対象エリア も呼ぶ)があるか否かを判別する。そして、 醒効果制御部105は、判別した結果、注意喚 対象エリアがある場合において、現在地情 取得部101が取得する緯度経度情報に基づい 、運転支援装置300を搭載する車両が上記注 喚起対象エリアの手前の所定位置(例えば、 注意喚起対象エリアの手前10Km)に到達したこ を検知すると、香り発生装置80から香りを 生させる。

 図8を用いて、香りを発生させる個所の例 について説明する。図8に示すように、注意 起対象エリアの手前である地点P1に運転支援 装置300を搭載する車両が到達したことを運転 支援装置300が検知すると、覚醒効果制御部105 は、香りを発生させる。

 ここで、上記車両が注意喚起対象エリア 手前である地点P1に達した後に、運転支援 置300が発生させる香りのパターン例を図9に す。

 覚醒効果制御部105は、所定時間毎(例えば 、3分毎)に一定時間(例えば1分)香りを発生さ る。覚醒効果制御部105は、香り発生装置80 対して香り発生要求を行うことにより、香 を発生させる期間中、エアポンプ82が連続的 に駆動する。そして、覚醒効果制御部105は、 香り発生装置80に対して香り発生要求を行う とにより、香りを発生させる期間中、ブロ 86が駆動と停止とを繰り返す。

 これにより、覚醒効果制御部105は、香り 生装置80に対して、いわゆる揺らぎを設け 香りを車内に発生させることができる。

 そして、運転支援装置300を搭載した車両 、図8の地点P2のように、注意喚起対象エリ に到達すると、覚醒効果制御部105が、香り 生装置80に対して、消臭要求を行ない、車 の香りを消臭させる。なお、同時に換気装 90を動作させるようにしても良い。

 そして、注意喚起対象エリアに該当する 報が危険注意情報である場合、覚醒効果制 部105は、消臭したままとし、注意喚起対象 リアに該当する情報が道路情報である場合 覚醒効果制御部105は、地点P1から地点P2まで と同様に、香り発生装置80に対して揺らぎを けて車内に香りを発生させる。

 このように、運転支援装置300は、注意喚 対象エリアの手前で香りを発生させること より注意喚起を行い、車両が注意喚起対象 リアに入った後に、再度、所定の注意喚起 行なう。従って、運転支援装置300は、渋滞 の位置に到達してから香りを発生する場合 比して、運転手に対して効果的な注意喚起 行うことができる。

 また、運転支援装置300は、香り発生装置8 0を用いて車内に香りを発生させることによ 、覚醒効果を起こしている。これによれば 運転支援装置300は、他の覚醒効果(振動や音 )に比して、覚醒効果を長く持続させること ができる。

 そして、上記の運転支援装置300は、渋滞 報だけではなく、前方障害物情報等につい も提供するので、渋滞情報のみを提供する 合に比して、より多くの情報を利用者に提 することができる。

 そして、上記の運転支援装置300は、注意 起対象エリアに該当する情報が危険注意情 である場合、覚醒効果制御部105は、注意喚 対象エリア内において、車内を消臭した状 を保っている。この場合、運転支援装置300 、覚醒効果を停止することにより、危険度 高いにも関わらず、覚醒効果によって、運 手が運転に集中できない状態になってしま ことを防ぐことができる。

 そして、運転支援情報360は、注意喚起情 取得確率を時間帯毎に有している。これに れば、運転支援装置300は、走行している時 帯に基づいて、覚醒効果を発生させるか否 を判断することができ、時間帯毎で注意喚 情報を取得する可能性が大きく異なる場合 、不要に覚醒効果を発生させることを回避 ることができる。

 [運転支援処理]
 以下に、運転支援処理の手順について図10 示すフローチャートを用いて説明する。こ 処理は、運転支援装置300のシステムコント ーラ20が、予め用意されたプログラムを実行 することにより実現される。

 最初に、ルート検索部102は、利用者の入 操作等により、ルートを検索する(ステップ S1)。そして、現在地情報取得部101は、GPS受信 機18を介して緯度経度情報及び、緯度経度情 取得日時を取得する(ステップS2)。なお、現 在地情報取得部101は、継続して所定の間隔で 緯度経度情報、及び緯度経度情報取得日時を 取得し続ける。そして、運転支援情報取得部 104は、運転支援提供情報サーバ250に対して、 上記現在地情報取得部101が取得した緯度経度 情報を送信すると共に、運転支援情報360の提 供要求を行ない、運転支援情報提供サーバ250 から運転支援情報360を取得する(ステップS3)

 そして、覚醒効果制御部105は、運転支援 報提供サーバ250から取得した運転支援情報3 60を参照し、ルート情報に対応するエリアと 走行時間(現在地情報を取得した時刻)に対 する時間帯とに該当する各注意喚起情報取 確率が閾値以上となる注意喚起対象エリア あるか否かを判別し、上記注意喚起対象エ アが存在しない場合(ステップS4;No)、運転支 処理を終了し、注意喚起対象エリアが存在 る場合(ステップS4;Yes)、覚醒効果制御部105 、注意喚起対象エリアを特定し、運転支援 理を続行する。

 そして、覚醒効果制御部105は、現在地情 取得部101が取得した緯度経度情報を参照す ことにより、注意喚起対象エリアの手前10Km に到達しているか否か判定する(ステップS5) そして、覚醒効果制御部105は、注意喚起対 エリアの手前10Kmに到達している場合(ステッ プS5;Yes)、香り発生装置80に対して香り発生要 求を行い、香り発生装置80に対して揺らぎを けて、車内に香りを発生させる(ステップS6) 。

 そして、覚醒効果制御部105は、現在地情 取得部101が取得した緯度経度情報を参照す ことにより、注意喚起対象エリアに到達し か否かを判定した結果、注意喚起対象エリ に到達している場合(ステップS7;Yes)、香り 生装置80に対して消臭動作要求を行い、香り を消臭させる(ステップS8)。

 そして、覚醒効果制御部105は、上記注意 起対象エリアに対応する注意喚起情報が道 情報のみではない場合(ステップS9;No)、運転 支援処理を終了し、上記注意喚起対象エリア に対応する注意喚起情報が道路情報のみであ る場合(ステップS9;Yes)、香り発生装置80に対 て香り発生要求を行い、香り発生装置80に対 して揺らぎを設けて車内に香りを発生させ( テップS10)、運転支援装置300を搭載した車両 上記注意喚起対象エリアを出た場合、香り 生装置80に対して消臭要求を行い、香りを 臭させ(ステップS11)、運転支援処理を終了す る。

 以上の構成によれば、運転支援装置300は 現在地情報を取得する現在地情報取得手段 、エリアに対応する複数種類の注意喚起情 と、注意喚起情報の関連情報とを含む運転 援情報を取得する運転支援情報取得手段と 覚醒効果を発生させる覚醒効果発生手段と 運転支援情報取得手段が取得した注意喚起 報の関連情報に基づいて注意喚起対象エリ を特定すると共に現在地情報を用いて位置 特定し、注意喚起対象エリアより手前の位 では、覚醒効果を発生させ、注意喚起対象 リア内では、注意喚起情報の種類に基づい 覚醒効果の動作を制御する覚醒効果制御手 と、を備える。

 このように、運転支援装置300は、現在地 辺のエリアに関する運転支援情報を取得し 当該運転支援情報の内容に基づいて注意喚 対象のエリアを特定し、運転支援装置を搭 する車両が注意喚起対象のエリアに到達す 前に、覚醒効果を発生させることができる で、早期に運転手に対して注意を促すこと できる。

 [他の実施例]
 上述の実施例では、運転支援装置300が、運 支援情報提供サーバ250に対して現在地情報 送信すると共に運転支援情報360の提供要求 行う場合について述べたが、本発明は、こ に限られず、運転支援装置300が、運転支援 報提供サーバ250に対してルート情報を送信 ると共に運転支援情報360の提供要求を行う うにしても良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300が、 転支援情報提供サーバ250に対して、現在地 報を送信すると共に運転支援情報360の提供 求を行う場合について述べたが、本発明は これに限られず、現在地情報を送信せずに 運転支援情報360の提供要求を行うようにし も良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300の運 支援情報取得部104が、運転支援情報提供サ バ250から運転支援情報360を取得する場合に いて述べたが、本発明は、これに限られず 運転支援情報提供サーバ250等からダウンロ ドした全エリアの運転支援情報360を予めデ タ記憶ユニット36に保持しておき、運転支 情報取得部104がデータ記憶ユニット36内の運 転支援情報360を取得するようにしても良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300は、 両が注意喚起対象エリアに到達する前や、 意喚起対象エリア内に到達した際に、香り 発生させる場合について述べたが、本発明 、これに限られず、ハンドルに振動を与え り、音声を出力したり、香りと音声等を組 合わせたりするようにしても良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300は、 ート情報に基づいて、対応エリアを判別す 場合について述べたが、本発明は、これに られず、現在位置に基づいて、対応エリア 判別するようにしても良い。

 上述の実施例では、香り発生装置80が消 材を用いて消臭する場合について述べたが 本発明は、これに限られず、換気装置90を用 いて消臭するようにしても良い。

 上述の実施例では、運転支援装置300が、 意喚起対象エリア内において、車内を消臭 た状態を保っている場合について述べたが 本発明はこれに限られず、香り発生装置80 、注意喚起情報の種類や重要度に応じて、 生させる香りの種類や強さを異ならせるよ にしても良い。

 例えば、注意喚起対象エリアに該当する 報が危険注意情報である場合には、運転支 装置300は、覚醒効果があるとされる成分を む香り(一例としてはペパーミント、ユーカ リ、レモンなど)を発生させる。例えばペパ ミントにはメントールが成分として含まれ おり、このメントールは覚醒効果の作用が ると言われている。従って、このメントー を成分として含む天然あるいは人工の香り 用いることによって覚醒効果を発揮するこ ができる。

 また、渋滞や工事などの道路状況を単に 知するため道路情報の場合には、運転手が 滞によってイライラしやすいため、運転支 装置300は、鎮静効果があるとされる成分を む香り(ラベンダー、カモミールなど)を発 させる。例えばラベンダーにはリナリルア テートあるいはリナロールが成分として含 れており、これらは鎮静効果の作用がある されている。従って、運転支援装置300は、 れらを成分として含む天然あるいは人工の りを用いることによって鎮静効果を発揮す ことができる。

 このように、運転支援装置300は、注意喚 情報の種別に応じて、異なる香りを発生さ ることにより、利用者に対して、注意喚起 報の種別を容易に判別させることができる

 上述の実施例では、特に記載しなかった 、注意喚起対象エリアが2つ存在し、当該注 意喚起対象エリア同士が近い場合、運転支援 装置300は、以下のように、覚醒効果を制御す る(先に通過する注意喚起対象エリアを「先 注意喚起対象エリア」、後に通過する注意 起対象エリアを「後の注意喚起対象エリア とする。)。

 (処理1)車両が先の注意喚起対象エリアの 前を走行中に、運転支援装置300が香りを発 させ、先の注意喚起対象エリア中で継続し 香りを発生させている場合は、後の注意喚 対象エリアの手前で香りを発生させる。

 (処理2)車両が、先の注意喚起対象エリア 手前を走行中に、運転支援装置300が香りを 生させ、先の注意喚起対象エリア内では、 りを停止している場合は、後の注意喚起対 エリアの手前で香りを発生させない。これ 、先の注意喚起対象エリア中で香りを停止 ていることを重視するためである。

 (処理3)車両が、先の注意喚起対象エリア 手前を走行中に、運転支援装置300が香りを 生させていない場合、後の注意喚起対象エ アの手前で香りを発生させる。

 本発明は、注意喚起エリアに到達する前 、予め注意喚起を促すことを可能とする運 支援装置に利用することができる。