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Patent Searching and Data


Title:
DRYING DEVICE FOR COATING FILM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044463
Kind Code:
A1
Abstract:
By disposing a substrate (4) whose upper surface is coated with a coating liquid in a drying area for drying by heating by a heating means (hot plate) (3) and relatively moving two supporting means (5, 6) for supporting the substrate by driving means (7), switching between a mode in which one supporting means (5) supports the lower surface of the substrate (4) at points and a mode in which the other supporting means (6) supports the surface of the substrate (4) at points different from those of the one supporting means (5) is performed. The driving means (7) are arranged in regions (S) outside the edge of the drying area (2) in plan view.

Inventors:
NAKANO, Teruyuki (5 Asahioka, Kannabecho, Fukuyama-shi Hiroshima 13, 7202113, JP)
中野 輝幸 (〒13 広島県福山市神辺町旭丘5番地 株式会社石井表記内 Hiroshima, 7202113, JP)
Application Number:
JP2007/069368
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
October 03, 2007
Export Citation:
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Assignee:
KABUSHIKI KAISHA ISHIIHYOKI (5 Asahioka, Kannabecho, Fukuyama-shi Hiroshima 13, 7202113, JP)
株式会社石井表記 (〒13 広島県福山市神辺町旭丘5番地 Hiroshima, 7202113, JP)
NAKANO, Teruyuki (5 Asahioka, Kannabecho, Fukuyama-shi Hiroshima 13, 7202113, JP)
International Classes:
B05C9/14; F26B9/00; F26B23/04; B05C9/14; F26B9/00; F26B23/00
Attorney, Agent or Firm:
TANAKA, Hideyoshi et al. (Ehara Patent Office, 15-26 Edobori 1-chome, Nishi-ku, Osaka-shi Osaka 02, 5500002, JP)
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Claims:
 加熱手段により加熱乾燥を行う乾燥エリア内に、上面に塗布液が塗布された基板を配置すると共に、基板支持用の2つの支持手段を駆動手段が相対移動させることにより、一方の支持手段が基板の下面を複数の点で支持する形態と、他方の支持手段が基板の下面を前記一方の支持手段とは異なる複数の点で支持する形態とに切り換えるように構成した塗布膜用乾燥装置において、
 前記駆動手段を、平面視で前記乾燥エリアの周縁部よりも外方側領域に配備したことを特徴とする塗布膜用乾燥装置。
 前記2つの支持手段は何れも、前記基板の下面に上端がそれぞれ当接可能な複数の支持ピンを有し、何れか一方の支持手段は、平面視で前記乾燥エリアの領域内に配置された移動体上に複数の支持ピンを配列して構成され、且つ、該移動体の一部を前記駆動手段が配備された外方側領域まで延出させたことを特徴とする請求項1に記載の塗布膜用乾燥装置。
 前記2つの支持手段のうち、前記移動体を有する支持手段と異なる支持手段は、前記移動体の下方または上方に定置設置された加熱手段としてのホットプレート上に、複数の支持ピンを配列して構成されていることを特徴とする請求項2に記載の塗布膜用乾燥装置。
 前記ホットプレートが、上下方向に複数段に配列されると共に、上下に隣接するホットプレートの相互間に前記乾燥エリアがそれぞれ形成され、且つ、各乾燥エリアごとに、それぞれの外方側領域に前記駆動手段が配設されていることを特徴とする請求項3に記載の塗布膜用乾燥装置。
 前記乾燥エリアは、平面視における周縁部が主ケーシングにより覆われて密閉状空間とされると共に、前記主ケーシングの外面側に、駆動手段を収納する収納空間を有する補助ケーシングが取り付けられ、前記移動体の一部の前記外方側領域までの延出部が、前記密閉状空間と前記収納空間との間を貫通して駆動手段に連結されていることを特徴とする請求項2~4の何れかに記載の塗布膜用乾燥装置。
 前記移動体の延出部が前記密閉状空間と前記収納空間との間を貫通している部位に、シール手段が装着されていることを特徴とする請求項5に記載の塗布膜用乾燥装置。
 前記移動体とその下方に存する前記ホットプレートとの間に、前記移動体の下方への撓みを防止するための弾性付勢手段を介設したことを特徴とする請求項3~6の何れかに記載の塗布膜用乾燥装置。
Description:
塗布膜用乾燥装置

 本発明は、塗布膜用乾燥装置に係り、詳 くは、乾燥エリア内に配置された塗布液の 布後における基板の下面を、支持手段によ 複数の点で支持するように構成した塗布膜 乾燥装置に関する。

 周知のように、液晶ディスプレイ用ガラ 基板や半導体ウェハ等の基板の表面には、 向膜等の塗布膜が形成されるが、これらの 布膜を形成する工程においては、基板の表 に塗布液を形成した後に、その塗布液を加 により乾燥させることが行われる。この基 上の塗布液の乾燥は、当該基板の需要増及 これに伴う量産化の観点から、塗布膜用乾 装置の乾燥エリア内に、塗布液の塗布後に ける基板を順次供給し、その基板の塗布膜 対する乾燥処理を乾燥エリア内で自動的に うことが実用化されている。

 この種の塗布膜乾燥装置としては、例え 下記の特許文献1,2に開示されているように 乾燥エリア内に、基板を上面が塗布液の塗 面となるように水平姿勢で配置し、その基 の下面を複数の固定ピンと移動ピンとで交 に異なる複数点で支持することにより、ピ 痕の発生確率を抑止することが行われる。 の場合、複数の移動ピンは、個々の支持手 または一体化された支持手段となって駆動 段により上下移動等の移動が行われるよう 構成されており、これにより複数の移動ピ は一挙同時に基板の下面に対して当接及び 反することになる。

 公知の塗布膜乾燥装置としては、大別する 、複数の移動ピンを移動させるための駆動 段が、特許文献1に開示されているように乾 燥エリア内に配置されるものと、特許文献2 開示されているように乾燥エリアの中央部 方に離隔して配置されるものとが存在する

特許第3917994号公報

特許第3597321号公報

 ところで、特許文献1に開示されているよ うに、移動ピンの駆動手段(エアシリンダや 転駆動体)が乾燥エリア内、同公報では乾燥 の密閉された乾燥室内に配備されていたの は、駆動手段の駆動部分や摺動部分からパ ティクルが発生し、乾燥室内における雰囲 の汚染を招くのはもとより、このパーティ ルが基板に付着して、乾燥後の塗布膜付き 板の品位低下を招く。

 また、上記の特許文献2に開示されている ように、移動ピンの駆動手段(シリンダ)が乾 エリア(乾燥室)の中央部下方に、つまり平 視で乾燥エリアの領域とオーバーラップす ように乾燥エリアから下方に離隔して配置 れていると、乾燥エリアの下方に駆動手段 収納エリアが必要となる。そのため、乾燥 置を上下方向に短尺化することができず、 かも乾燥エリアと同一面積の収納エリアが 要となるため、スペース面で無駄が生じる 更に、量産化を図るべく上下方向に複数段 乾燥エリアを配列した場合には、各乾燥エ アの相互間に同数の駆動手段用の収納エリ を配列せねばならなくなり、乾燥装置の全 が極めて高くなるため、乾燥エリアの段数 少数に限られるという問題が生じる。

 本発明は、上記事情に鑑み、乾燥エリア における基板へのパーティクルの付着を抑 した上で、塗布膜用乾燥装置の上下方向の 尺化を図ると共に、乾燥エリアの多数段化 図ることを技術的課題とする。

 上記技術的課題を解決するために創案さ た本発明は、加熱手段により加熱乾燥を行 乾燥エリア内に、上面に塗布液が塗布され 基板を配置すると共に、基板支持用の2つの 支持手段を駆動手段が相対移動させることに より、一方の支持手段が基板の下面を複数の 点で支持する形態と、他方の支持手段が基板 の下面を前記一方の支持手段とは異なる複数 の点で支持する形態とに切り換えるように構 成した塗布膜用乾燥装置において、前記駆動 手段を、平面視で前記乾燥エリアの周縁部よ りも外方側領域に配備したことに特徴づけら れる。上記の「乾燥エリア」としては、周囲 が閉鎖された密閉型の乾燥室としての乾燥エ リアと、周囲が開放された開放型(プロキシ ティタイプ)の乾燥エリアとが存在する。ま 、上記の「2つの支持手段を駆動手段が相対 移動させる」とは、一方の支持手段に対して 他方の支持手段を、上下方向のみに相対移動 させる場合と、これに加えて、水平面内にお ける一方向(X方向)に相対移動させる場合と、 更にこれらに加えて、水平面内における前記 一方向と直交する方向(Y方向)に相対移動させ る場合とを含む意味である。

 このような構成によれば、駆動手段によ 一方の支持手段に対して他方の支持手段を 対移動させることにより、基板の下面を複 の点で支持する形態が第1の形態と第2の形 とに切り換えられて、複数の支持点の位置 変更される。また、一方の支持手段による 板の支持から、他方の支持手段による基板 支持に切り換えた後に、更に一方の支持手 による基板の支持に切り換える場合にも、 動手段が2つの支持手段を相対移動させるこ により、一方の支持手段による前回の基板 支持点と今回の基板の支持点との位置を変 させることができる。これにより、基板の 面におけるピン痕の発生が抑止される。こ 場合、平面視で2つの支持手段は何れも乾燥 エリアの領域内に存在するが、この2つの支 手段を相対移動させる駆動手段は、平面視 乾燥エリアの周縁部よりも外方側領域に配 されている。したがって、基板が配置され 乾燥エリア内に駆動手段が存在しなくなり 駆動に伴うパーティクルの問題が生じなく るのは勿論のこと、平面視で駆動手段の配 領域と乾燥エリアとがオーバーラップしな なり、乾燥エリアの下方または上方に駆動 段の収納エリアを設ける必要がなくなる。 れにより、塗布膜用乾燥装置(塗布膜用乾燥 )の上下方向寸法を短尺にできると共に、乾 燥エリアを上下方向に複数段に配列させても 当該乾燥装置の全高を低くすることができ、 乾燥エリアの多数段化を図ることが可能とな る。

 この場合、前記2つの支持手段は何れも、 前記基板の下面に上端がそれぞれ当接可能な 複数の支持ピンを有し、何れか一方の支持手 段は、平面視で前記乾燥エリアの領域内に配 置された移動体上に複数の支持ピンを配列し て構成され、且つ、該移動体の一部を前記駆 動手段が配備された外方側領域まで延出させ ることが好ましい。

 このようにすれば、2つの支持手段の何れ もが、複数の支持ピンの上端により基板の下 面を支持することが可能となり、何れか一方 の支持手段は、駆動手段の動作により移動す る移動体上に配列された複数の支持ピンの上 端により基板の下面を支持することが可能と なる。そして、平面視で移動体を乾燥エリア の領域内に配置させた上で、移動体の一部の みを、駆動手段が配備された外方側領域まで 延出させることにより、その延出部を駆動手 段に連結することが可能となる。したがって 、駆動手段を外方側領域に配設したにも拘わ らず、移動体の全周を外方側領域まで延出さ せる必要がなくなり、駆動手段の配設箇所に 対応する部分についてのみ移動体を延出させ れば済むため、移動体の小型軽量化ひいては 当該乾燥装置の小型軽量化が図られる。

 また、前記2つの支持手段のうち、前記移 動体を有する支持手段と異なる支持手段は、 前記移動体の上方または下方に定置設置され た加熱手段としてのホットプレート上に、複 数の支持ピンを配列した構成とすることがで きる。

 このようにすれば、加熱手段であるホッ プレートが、固定側の支持手段として有効 用されると共に、一方の支持手段の移動体 ついてのみ駆動手段を装備すればよくなり 部品点数の削減を図ることが可能となる。

 この場合、前記ホットプレートが、上下 向に複数段に配列されると共に、上下に隣 するホットプレートの相互間に前記乾燥エ アがそれぞれ形成され、且つ、各乾燥エリ ごとに、それぞれの外方側領域に前記駆動 段が配設されていることが好ましい。

 このようにすれば、上下に隣接する乾燥 リアの仕切壁としてホットプレートが有効 用されるため、当該乾燥装置の全高を可及 に低くすることができると共に、水平方向 拡がりも駆動手段を配設する部分のみを拡 させれば、全周に亘って拡大することを防 できることになり、当該乾燥装置の全体的 コンパクト化及び軽量化を図ることが可能 なる。

 一方、密閉型の当該乾燥装置では、前記 燥エリアは、平面視における周縁部が主ケ シングにより覆われて密閉状空間とされる 共に、前記主ケーシングの外面側に、駆動 段を収納する収納空間を有する補助ケーシ グが取り付けられ、前記移動体の一部の前 外方側領域までの延出部が、前記密閉状空 と前記収納空間との間を貫通して駆動手段 連結されていることが好ましい。

 このようにすれば、主ケーシングの内部 、一段または複数段の乾燥エリアが密閉状 間として形成されると共に、主ケーシング 外面側に取り付けられた補助ケーシングの 部に、駆動手段を収納する収納空間が形成 れ、密閉状空間内の移動体が収納空間内の 動手段の動作により移動することになる。 たがって、密閉状空間内の基板が、収納空 内の駆動手段によって適正に移動されつつ 持されることになる。

 この場合、前記移動体の延出部が前記密 状空間と前記収納空間との間を貫通してい 部位に、シール手段が装着されていること 好ましい。

 このようにすれば、駆動手段を収納する 納空間が乾燥エリアに隣接しているにも拘 らず、乾燥エリアにおける密閉状空間の密 性を適切に確保することができ、収納空間 存する駆動手段が、密閉状空間に存する移 体を、基板に雰囲気面での悪影響を及ぼす となく移動させることが可能となる。

 また、前記移動体とその下方に存する前 ホットプレートとの間に、前記移動体の下 への撓みを防止するための弾性付勢手段を 設することが好ましい。

 このようにすれば、移動体上の複数の支 ピンにより支持される基板の大板化や重量 に伴って、移動体に撓みが生じ得る状態に っても、弾性付勢手段(例えば、バネやゴム 等)の動作により、移動体の移動に支障を来 すことなくその撓みの発生が抑止され得る とになる。

 以上のように本発明に係る塗布膜用乾燥 置によれば、乾燥エリア内で基板を第1の形 態で下方より支持する一方の支持手段に対し て基板を第2の形態で下方より支持する他方 支持手段を相対移動させる駆動手段が、平 視で乾燥エリアの周縁部よりも外方側領域 配備されていることから、乾燥エリア内に 動手段が存在しなくなり、駆動に伴うパー ィクルの問題が生じなくなるばかりでなく 平面視で駆動手段の配設領域と乾燥エリア がオーバーラップしなくなり、乾燥エリア 下方または上方に駆動手段の収納エリアを ける必要がなくなる。これにより、塗布膜 乾燥装置の上下方向寸法を短尺にできると に、乾燥エリアを上下方向に複数段に配列 せても当該乾燥装置の全高を低くすること でき、乾燥エリアの多数段化を図ることが 能となる。

本発明の第1実施形態に係る塗布膜用乾 燥装置の全体構成を示し且つ内部を切断して 描写した概略正面図である。 図1のA-A線に従って切断した横断平面図 である。 図2のB-B線に従って切断した縦断面図で あって、前記第1実施形態に係る塗布膜用乾 装置の作用を示す図である。 図2のB-B線に従って切断した縦断面図で あって、前記第1実施形態に係る塗布膜用乾 装置の作用を示す図である。 前記第1実施形態に係る塗布膜用乾燥装 置の要部を示す拡大横断平面図である。 前記第1実施形態に係る塗布膜用乾燥装 置の要部を示す拡大縦断正面図である。 前記第1実施形態に係る塗布膜用乾燥装 置の要部を示す拡大縦断正面図である。 本発明の第2実施形態に係る塗布膜用乾 燥装置の横断平面図であって、図2に対応す 図である。 図8のG-G線に従って切断した縦断面図で あって、前記第2実施形態に係る塗布膜用乾 装置の作用を示す図である。 図8のG-G線に従って切断した縦断面図 あって、前記第2実施形態に係る塗布膜用乾 装置の作用を示す図である。

符号の説明

 1 塗布膜用乾燥装置
 2 乾燥エリア(乾燥室)
 3 ホットプレート
 4 基板
 5 固定支持手段
 6 移動支持手段
 7 駆動手段
 8 移動体(組立枠体)
 10 内外延出部材
 10a 延出部
 13 主ケーシング
 14 補助ケーシング
 15 シール手段
 17 シール板
 19 バネ(弾性付勢手段)
 S 収納空間
 P1 固定支持ピン
 P2 移動支持ピン

 以下、本発明の実施の形態を図面を参照 つつ説明する。図1は、本発明の第1実施形 に係る塗布膜用乾燥装置の全体構成を示し つ内部を切断して描写した概略正面図、図2 、図1のA-A線に従って切断した横断平面図で ある。

 図1及び図2に示すように、本実施形態に る乾燥装置(乾燥炉)1は、乾燥エリアとして 乾燥室2が上下方向に複数段に配置され、各 燥室2の相互間はホットプレート3により仕 られている。この場合、最上段と最下段と 除くホットプレート3は、上面と下面との両 にパネル型のヒータ(図示略)が設置される 共に、最上段のホットプレート3は下面のみ 、また最下段のホットプレートは上面のみ 、それぞれパネル型のヒータが設置されて る。

 複数段の各乾燥室2内には、外部から搬入 された水平姿勢にある基板(例えば液晶ディ プレイ用ガラス基板)4の下面を複数の点で支 持する固定支持手段5と、その基板4の下面を 定支持手段5とは異なる複数の点で支持する 移動支持手段6とがそれぞれ配備されている そして、固定支持手段5は、対応する乾燥室2 の下方を仕切るホットプレート3上に複数の 定支持ピンP1を配列して構成され、また移動 支持手段6は、駆動手段7の動作により移動す 移動体8上に複数の移動支持ピンP2を配列し 構成されている。

 詳述すると、固定支持手段5は、ホットプ レート3の上面に水平面内の一方向(X方向:図2 上下方向)に等間隔で固設され且つ水平面内 の前記一方向と直交する他方向(Y方向:図2の 右方向)に沿ってホットプレート3のY方向略 長に亘って延びる複数本(図例では3本)の固 部材9を有し、これらの固定部材9にそれぞれ 複数の固定支持ピンP1が長手方向(Y方向)に等 ッチで立設固定されている。図3は、固定支 持手段5の複数の固定支持ピンP1により基板4 下面で支持された状態を示している。尚、 3は、固定支持手段5の固定支持ピンP1と移動 持手段6の移動支持ピンP2とを、便宜上、Y方 向に僅かに変位させて図示したものである。

 また、移動支持手段6は、組立枠体からな る移動体8を有し、この移動体8は、ホットプ ート3のX方向における両側の外方をY方向に れぞれ延びる一対の内外延出部材10と、ホ トプレート3のY方向における両側の外方をX 向にそれぞれ延び且つ一対の内外延出部材10 の上面に亘って架設された一対の架設部材11 、X方向に等間隔で配置され且つY方向にそ ぞれ延びて一対の架設部材11の上面に亘って 張り渡された複数本(図例では3本)の桟部材12 を備える。そして、これらの複数本の桟部 12にはそれぞれ、複数の移動支持ピンP2が長 手方向(Y方向)に等間隔で立設固定されている 。図4は、移動支持手段6の複数の移動支持ピ P2により基板4が下面で支持された状態を示 ている。尚、図4は、固定支持手段5の固定 持ピンP1と移動支持手段6の移動支持ピンP2と を、便宜上、Y方向に僅かに変位させて図示 たものである。

 この塗布膜用乾燥装置1は、いわゆる密閉 型の乾燥装置(乾燥炉)に属し、複数段の乾燥 2は、平面視で周縁部が単一の主ケーシング 13により覆われることにより、各乾燥室2ごと にそれぞれ密閉状空間とされると共に、主ケ ーシング13のX方向両端部の外面側に、移動体 8を移動させる駆動手段7の収納空間Sを有する 補助ケーシング14がY方向両側に突出した状態 で着脱可能に取り付けられている。換言すれ ば、主ケーシング13の外面における四隅部に 助ケーシング14が固定されている。尚、補 ケーシング14の横断面は、図2に示すように 字形であってもよく、或いは額縁状の矩形 あってもよい。また、主ケーシング13の内面 部には、内方に突出する額縁状の基台13aが固 定されており、この基台13a上にホットプレー ト3が敷設されている。そして、移動体8(内外 延出部材10の一部を除く)は、平面視で乾燥室 2の周縁部よりも内方側領域に配備されてい のに対して、駆動手段7は、平面視で乾燥室2 の周縁部よりも外方側領域に配備されている ことになる。この場合、4つの駆動手段7は、 動体8を水平姿勢に維持した状態で、水平面 内におけるX方向及びY方向並びに上下方向(Z 向)に移動体8を移動させることが可能となる ように構成されている。尚、駆動手段7の高 位置は、本実施形態では、ホットプレート3 略同一位置であるが、そのホットプレート3 の直上方の乾燥室2の上端からそのホットプ ート3の直下方の乾燥室2の下端までの範囲内 における高さ位置であればよい。

 そして、移動体8の一対の内外延出部材10 おけるそれぞれのY方向両側への延出部10aが 、密閉状の乾燥室2と収納空間Sとの間を貫通 て、収納空間S内の駆動手段7に連結されて る。この場合、図5に示すように、移動体8の Y方向両側への延出部10aが乾燥室2と収納空間S との間を貫通している部位には、乾燥室2と 納空間Sとの間での気体の流通を実質的に阻 するためのシール手段15が装着されている 詳述すると、乾燥室2と収納空間Sとを仕切っ ている主ケーシング13(または主ケーシング13 補助ケーシング14)の仕切部13aには、貫通孔1 6が形成されており、この貫通孔16に遊び(駆 手段7によりX、Y、Z方向に移動可能な遊び)を もって挿通された内外延出部材10の挿通部10b 、仕切部13aを隙間を介在させて挟むと共に 通孔16の孔周縁から径方向外方に全周に亘 て張り出す一対のシール板17が固定されてい る。この場合、内外延出部材10の挿通部10bと 対のシール板17とは、内外延出部材10が駆動 手段7の動作によりX、Y、Z方向に移動した場 であっても、仕切部13aと干渉せず且つ貫通 16が露出しないように構成されている。尚、 内外延出部材10の延出部10aには、収納空間S内 の部位にテフロン(登録商標)等でなる断熱材1 8が介設され、これにより駆動手段7に乾燥室2 側からの熱が伝導しないように配慮がなされ ている。

 駆動手段7は、電動シリンダ、エアシリン ダ、サーボモータ、またはパルスモータ等を 駆動源とするものであって、本実施形態では 、図6に示すように、補助ケーシング14内に固 定された支持板14a上に設置され且つY方向移 の駆動源となるY駆動シリンダ7yと、このY駆 シリンダ7yの出退ロッド7yaと一体移動可能 あり且つX方向移動の駆動源となるX駆動シリ ンダ7xと、このX駆動シリンダ7xの出退ロッド7 xaと一体移動可能であり且つZ方向移動の駆動 源となるZ駆動シリンダ7zとを備え、このZ駆 シリンダ7zの出退ロッド7zaが移動体8の内外 出部材10の延出部10aに連結されている。

 この場合、駆動手段7としては、図6に示 ように、X、Y、Zの3方向に内外延出部材10の 出部10aを移動させるものと、この図6に示すY 駆動シリンダ7y、X駆動シリンダ7x及びZ駆動シ リンダ7zを適宜抜き取って組み立てることに り、Y、Zの2方向に延出部10aを移動させるも と、X、Zの2方向に延出部10aを移動させるも と、Zの1方向のみに延出部10aを移動させる のとを有している。本実施形態では、図2に 号(C)で示す箇所の駆動手段7がX、Y、Zの3方 、符号(D)で示す箇所の駆動手段7がY、Zの2方 、符号(E)で示す箇所の駆動手段7がX、Zの2方 向、符号(F)で示す箇所の駆動手段7がZ方向に それぞれ内外延出部材10の延出部10aを移動 せるものである。このように4つの駆動手段7 を異なる構成とすることにより、移動体8がX Y、Zの方向に熱膨脹或いは熱収縮した場合 あっても、その変形を吸収して円滑に移動 8を移動させることが可能となる。

 更に、図2及び図7に示すように、移動体8 各桟部材12の長手方向中央部にはそれぞれ 上端が桟部材12に固定され且つ下端がホット プレート3の上面に固定された弾性付勢手段 してのバネ19が装着されている。このバネ19 、各桟部材12とホットプレート3との間に介 されることにより、各桟部材12に上方への し上げ力を付与して、各桟部材12の下方への 撓み、ひいては架設部材11及び内外延出部材1 0の下方への撓みを防止する役割を果たして る。尚、このバネ19は、移動体8が移動する とにより傾斜した場合であっても、各桟部 12に上方への押し上げ力を継続して付与する ことが可能である。

 以上のような構成を備えた本発明の第1実 施形態に係る乾燥装置1によれば、図外の搬 口から乾燥室2に搬入された基板4は、図3に すように、固定支持手段5の複数の固定支持 ンP1により下面を複数の点で支持されて、 燥室2の高さ方向中央部の近辺に保持される この状態の下では、搬送口が閉じられて乾 室2が密閉状空間とされると共に、乾燥室2 上方及び下方のホットプレート3は通電加熱 れ、乾燥室2内は一定の高温状態に維持され る。これにより、基板4の上面に塗布された 向膜等の膜形成用の塗布液を乾燥させる工 が開始する。

 このような状態から一定時間経過後に、 動手段7が作動して、移動支持手段6の組立 体からなる移動体8がZ方向に沿って上昇する ことにより、基板4の下面は、複数の移動支 ピンP2によって固定支持ピンP1とは異なる複 の点で支持される。そして、更なる駆動手 7の動作により、基板4が複数の移動支持ピ P2により支持された状態でX方向もしくはY方 またはその双方向に移動体8が移動すること により、基板4もそれと同方向に移動する。 の後、駆動手段7が移動体8をZ方向に沿って 降させることにより、基板4もそれに伴って 降し、再び複数の固定支持ピンP1によって 板4の下面が支持される。この時点における 定支持ピンP1による基板4の下面の支持点は 前回の固定支持ピンP1による基板4の下面の 持点とは異なった位置となっている。更に このような状態から一定時間経過後に、駆 手段7の動作により移動体8をZ方向に沿って 昇させることにより、移動支持ピンP2によ て基板4を支持させると共に、駆動手段7が基 板4をX方向及び/又はY方向に移動させた後、Z 向に沿って下降させることにより、固定支 ピンP1によって基板4が再び支持される。こ 時点における固定支持ピンP1による基板4の 面の支持点は、前回及び前々回の固定支持 ンP1による基板4の下面の支持点とは異なっ 位置となる。この一連の動作を繰り返し行 ことにより、基板4の上面に塗布した塗布液 の乾燥が支障なく円滑に行われると共に、基 板4の下面におけるピン痕の発生が抑制され 。

 このように固定支持ピンP1による基板4の 持点を変化させるために移動支持ピンP2を 動させる駆動手段7は、乾燥室2内に設けられ ていないため、駆動手段7の作動に伴って発 するパーティクルが基板4に付着する等の不 合が生じなくなるのはもとより、駆動手段7 の収納空間Sを乾燥室2の下方や上方に設ける 要がなくなるため、乾燥装置1の全高を低く できるという利点を享受することができる。 しかも、駆動手段7の保守点検は、乾燥室2や ットプレート3更には固定支持手段5や移動 持手段6に影響を与えることなく、補助ケー ング14を取り外すだけで行うことができ、 守点検作業の簡略化を図ることも可能とな 。

 図8~図10は、本発明に係る塗布膜用乾燥装 置1の第2実施形態を例示している。この第2実 施形態に係る乾燥装置1は、いわゆる開放型( ロキシミティタイプ)に属し、図8に示すよ に、主ケーシングに相当するケーシングが 在せず、上下に隣接するホットプレート3の 互間の乾燥エリア2は、平面視における周縁 が開放されている。従って、駆動手段7を収 する収納空間Sが形成された補助ケーシング 相当する4本のケーシング14が、各ホットプ ート3等を支持する支柱の役割を果している 。また、図9及び図10に示すように、各ホット プレート3の下方に、組立枠体からなる移動 8が配置されると共に、各ホットプレート3に 、移動体8に取り付けられた各移動支持ピンP2 が遊び(駆動手段7によりX、Y方向に移動可能 遊び)をもって挿通される複数の貫通孔20が 成されている。そして、図9は、複数の固定 持ピンP1により基板4の下面が支持された状 を示し、図10は、複数の移動支持ピンP2によ り基板4の下面が支持された状態を示してい 。尚、この第2実施形態に係る乾燥装置1は、 以上の構成以外が、上述の第1実施形態に係 乾燥装置1と同一であるので、この第1実施形 態と共通の構成要件については同一符号を付 してその説明を省略する。