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Patent Searching and Data


Title:
DUST COVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/051115
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] To exhibit a predetermined covering function with a socket included into which a ball head portion is fitted without increasing the number of components unnecessarily and without requiring troublesome work. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The body portion of a dust cover surrounds a socket at the outside collar portion, and a band portion consecutively provided integrally with the body portion is formed tubularly to surround an arm portion consecutively provided integrally with the socket. The body portion has an opening for allowing access to the ball head portion in a ball stud, and the band portion has a portion for coupling the proximal end of the arm portion with the bottom end of the cylinder body, or a collar portion covering the coupling portion of the proximal end of the arm portion and the distal end of a rod body.

Inventors:
ASA TAKASHI (JP)
SAITOU YASUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068600
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KAYABA INDUSTRY CO LTD (JP)
YANAGISAWA SEIKI MFG CO LTD (JP)
ASA TAKASHI (JP)
SAITOU YASUSHI (JP)
International Classes:
F16C11/06; F16F9/00; F16F9/54; F16J3/04; F16J15/52
Foreign References:
JPS5742259U1982-03-08
JPS57101118A1982-06-23
JPH10331836A1998-12-15
JPS6342944U1988-03-22
JPS6391718U1988-06-14
Attorney, Agent or Firm:
HIROE AND ASSOCIATES, Patent Professional Corporation (Gifu-shi, Gifu 68, JP)
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Claims:
ガススプリングにあって内部にガスを充満させるシリンダ体におけるボトム端側に設けられ、あるいは、上記のシリンダ体内に出没可能に挿通されるロッド体における先端側に設けられて、ボールスタッドにおける球頭部を嵌入させるソケットを外側から包持するダストカバーにおいて、本体部がソケットを外側から包囲すると共に、この本体部に一体に連設されるバンド部が筒状に形成されてソケットに一体に連設される腕部を包囲し、本体部がボールスタッドにおける球頭部を導通させる開口を有すると共に、バンド部が腕部における基端とシリンダ体におけるボトム端との連結部、あるいは、腕部の基端とロッド体における先端との連結部を覆うカラー部を有してなることを特徴とするダストカバー。
弾性に富むゴム材あるいは軟質合成樹脂材で形成され、バンド部およびカラー部が膨径してソケットの挿通を許容すると共に爾後に縮径する請求項1に記載のダストカバー。
本体部における開口がOリング状部を有し、このOリング状部がボールスタッドにおける球頭部に連設のスタッド部に対する締め代を設定してなる請求項1または請求項2に記載のダストカバー。
Description:
ダストカバー

 この発明は、ダストカバーに関し、特に たとえば、車両の後部扉用や椅子の背凭れ などとされるガススプリングにおけるボー ジョイントに利用されるダストカバーの改 に関する。

 車両の後部扉用や椅子の背凭れ用などと れるガススプリングにおけるボールジョイ トに利用されるダストカバーとしては、こ までに種々の提案があるが、その中で、た えば、特許文献1に開示のダストカバーにあ っては、ボールジョイントを構成するソケッ トと、同じくボールジョイントを構成するボ ールスタッドにおける球頭部との連結部分を 覆っている。

 すなわち、ボールジョイントは、ソケッ 内に球頭部を回動自在なように嵌入させて るが、このボールジョイントに利用される ストカバーは、上記の特許文献1における開 示では、装着前には、弾性に富むゴム材など で両端に開口を有する概ねラッパ状の断面形 状を呈するように形成され、装着時には、大 径の開口内にソケットを臨在させると共に、 小径の開口内にボールスタッドにおける球頭 部を連結するスタッド部を臨在させる。

 そして、ダストカバーにおいて大径の開 を有する側がソケットの外周にクリップな の締め付け具の利用下に固定的に連結され 、このダストカバーがソケットと球頭部と 連結部分を覆う状態に維持される。

 それゆえ、上記した特許文献1に開示のダス トカバーにあっては、球頭部を嵌入させるソ ケットと球頭部を一体に連設させるスタッド 部とがダストカバーで覆われるから、ダスト カバーの素材量をいたずらに多くせずして、 所定のカバー機能の発揮を期待できる。

特開2003‐97540号公報(要約、図1参照)

 しかしながら、上記した特許文献1に開示 の提案にあっては、所定のカバー機能の発揮 を期待できる点について、格別の問題がある 訳ではないが、その実施化にあって、些かの 不具合があると指摘される可能性がある。

 すなわち、上記した特許文献1に開示のダ ストカバーにあっては、大径の開口を有する 側がソケットの外周にクリップなどの締め付 け具の利用下に固定的に連結されるから、ダ ストカバーの装着にクリップなどの締め付け 具が必須とされ、ダストカバーを設けるため の部品が二部品となる。

 そして、特に、特許文献1に開示のボール ジョイントにあっては、ソケット内に球頭部 を回動自在なように嵌入した後に、ソケット の開口端部を加締め加工して両者の連結状態 を保障している。

 それゆえ、この特許文献1に開示の提案に あっては、ボールジョイントがソケットに球 頭部を嵌入してソケットの開口端部を加締め 加工して言わば完成された後に、このソケッ トの外周にクリップなどの締め付け具の利用 下にダストカバーを固定的に連結することに なり、作業を面倒にする。

 この発明は、このような現状を鑑みて創 されたものであって、その目的とするとこ は、部品点数をいたずらに増大させず、ま 、作業に手間も要せずして、球頭部を嵌入 せるソケットを含めて所定のカバー機能を 揮でき、これを実施するガススプリングの 用性の向上を期待するのに最適となるダス カバーを提供することである。

 上記した目的を達成するために、この発 によるガススプリングの構成を、基本的に 、ガススプリングにあって内部にガスを充 させるシリンダ体におけるボトム端側に設 られ、あるいは、上記のシリンダ体内に出 可能に挿通されるロッド体における先端側 設けられて、ボールスタッドにおける球頭 を嵌合させるソケットを外側から包持する ストカバーにおいて、本体部がソケットを 側から包囲すると共に、この本体部に一体 連設されるバンド部が筒状に形成されてソ ットに一体に連設される腕部を包囲し、本 部がボールスタッドにおける球頭部を導通 せる開口を有すると共に、バンド部が腕部 おける基端とシリンダ体におけるボトム端 の連結部、あるいは、腕部の基端とロッド における先端との連結部を覆うカラー部を してなるとする。

 それゆえ、この発明にあっては、ダスト バーにおいて、ソケットを外側から包囲す 本体部に一体に連設されるバンド部が筒状 形成される上に、比較すれば大きく形成さ るソケットに対して比較すれば小さくて形 されて本体部に一体に連設される腕部を包 するから、ダストカバーがソケットおよび 部を内側に臨在させた状態で所定位置に保 される。

 したがって、ダストカバーを所定の位置 保持して定着させるのにあって、従前の場 に比較して、締め付け具などが不要になり ダストカバーを設けるための部品に別部品 要しない。

 そして、ダストカバーにおいて、本体部 ボールスタッドにおける球頭部を導通させ 開口を有するから、言わばカバー付きのソ ットに球頭部を嵌入でき、カバーを装備し 状態下にボールジョイントを完成できる。

 また、ダストカバーにおいて、バンド部 腕部における基端とシリンダ体におけるボ ム端との連結部、あるいは、腕部の基端と ッド体における先端との連結部を覆うカラ 部を有するから、両者が溶接で連結された 、螺合などで連結されたりする場合に、カ ー部によるその溶接部分や螺合部分に対す カバー機能を発揮できる。

 以下に、図示した実施形態に基づいて、 の発明を説明するが、この発明によるダス カバーを装備するガススプリングは、たと ば、車両の後部扉用や椅子の背凭れ用など され、一端がいわゆる固定側に連結される 共に他端がいわゆる可動側に連結されなが 可動側の動力源あるいは補助動力源とされ または、可動側の状態維持装置とされる。

 そして、このガススプリングは、図1に示 すように、内部に所定圧のガスを封入して充 満させるシリンダ体1に対してロッド体2が出 可能に連繋されてなり、シリンダ体1の図1(A )中で上端となるボトム端にボールジョイン を構成するソケット3を有し、また、ロッド 2の図1(A)中で下端となる先端にボールジョ ントを構成するソケット3を有している。

 ちなみに、ソケット3は、図2に示すよう 、また、図2中に仮想線図で示すように、同 くボールジョイントを構成するボールスタ ド10における球頭部11をいわゆる爾後に回動 可能に嵌入させる。

 そして、ボールスタッド10は、図2中に実 図で示すように、ソケット3から分離された 状態で、たとえば、車両における車体B側あ いは車両における後部扉D側にあらかじめ固 される。

 また、このソケット3は、シリンダ体1に けるボトム端に連設されるのにあって、お び、ロッド体2の先端に連設されるのにあっ 、このソケット3に一体に連設される腕部4 介して連設される。

 なお、図示するところにあって、シリン 体1のボトム端には溶接で腕部4が一体的に 設され(図1(B)参照)、ロッド体2の先端には螺 で腕部4が一体的に連設される(図1(C)参照)。

 ところで、ソケット3は、図1(B)および(C) 示すように、ホール3aを有し、このホール3a ボールスタッド10における球頭部11を臨在さ せる(図2中の仮想線図参照)一方で、図1中で 端部となる開口端部の内周に、すなわち、 記のホール3aの出入り口3bにスナップリング3 1を有している。

 そして、このスナップリング31は、ホー 3aの出入り口3bに図中で左側となる外側で小 に形成され、図中で右側となる内側で大径 形成される前後の二段となる環状溝(符示せ ず)に収容される。

 そして、このスナップリング31は、出入 口3bを介してホール3aに球頭部11が嵌入され とき、大径の環状溝にあって、内側を球頭 11が通過することを許容し、また、一旦ホー ル3aに収容された球頭部11がホール3aから抜け 出るようになるとき、スナップリング31が小 の環状溝に移動して内側を球頭部11が通過 ることを阻止し、球頭部11のホール3aからの け止めを実践する。

 それゆえ、図示するボールジョイントに っては、ガススプリングが製品として流通 るとき、ボールスタッド10は、ソケット3に 入されない状態でセットとしてガススプリ グと共に流通する。

 なお、ボールスタッド10は、図2に示すよ に、前記した球頭部11と、この球頭部11を一 体に有する軸部たるスタッド部12と、このス ット部12を一体に有してこのボールスタッ 10の前記した車両における車体B側や車両に ける後部扉D側への連結を可能にする取り付 部13を有している。

 ところで、この発明のダストカバー20は 弾性に富むゴム材あるいは軟質合成樹脂材 形成され、図1(B)および(C)に示すように、本 部21と、バンド部22と、カラー部23とを有し なる。

 まず、このダストカバー20にあって、本 部21は、ソケット3を外側から、すなわち、 記した出入り口3bを有しない図中で右側とな る底側から包囲するように形成される。

 そして、この本体部21は、図中での左端 ボールスタッド12における球頭部11を導通さ る開口21aを有し、この開口21aは、内周にOリ ング状部21bを有し、このOリング状部21bがボ ルスタッド10における球頭部11に連設のスタ ド部12に対する締め代を設定している(図2中 の仮想線図参照)。

 ちなみに、この本体部21を形成する際に 、本体部21の内側にソケット3が隙間なく収 されるのが良いが、ソケット3の外径が区々 なる場合にも転用し得るようにするには、 ケット3の外周と本体部21の内周との間にい ゆる隙間が形成されるようにするのが好ま い。

 また、ダストカバー20において、本体部21 と、開口21aを形成するOリング状部21bとの間 撓み部21cとされ、図示しないが、ソケット3 嵌入された球頭部11が回動するときのスタ ト部12の揺動を許容する。

 つぎに、このダストカバー20にあって、 ンド部22は、筒状に形成されながら上記の本 体部21に一体に連設され、ソケット3に一体に 連設される腕部4を包囲し、かつ、内周が腕 4の外周に密接する。

 と言うのも、ボールジョイントにあって ソケット3と腕部4とを外観から単純に比較 ると、ソケット3の方が腕部4よりいわゆる大 きく嵩張っており、したがって、この発明の ダストカバー20にあっても、本体部21と腕部22 とを外観から単純に比較すると、本体部21の が腕部22よりも大きく形成される。

 そして、腕部22は、後述するカラー部23を 一体に有するが、本体部21に一体に形成され いるから、このダストカバー20をソケット3 よび腕部4に介装するについては、まず、バ ンド部22を膨径させてソケット3を挿通させ、 したがって、このバンド部22は、爾後に縮径 、図示するところでは、腕部4に密接する。

 もっとも、このバンド部22は、ソケット3 挿通させた後に縮径するから、必然的にい ゆる抜け止めとして機能し、したがって、 のことを考慮すると、バンド部22の内周が 態で腕部4の外周に密接する必然性はなく、 たがって、膨径後に縮径する限りには、こ バンド部22が腕部4に密接せず、両者間に隙 を有しても良い。

 さらに、このダストカバー20にあって、 ラー部23は、上記のバンド部22に一体に連設 れてなるとするもので、その限りにおいて 上記のバンド部22が膨径されるとき、併せ 膨径される。

 したがって、このカラー部23にあっても 膨径後に縮径するから、上記のバンド部22と 同様に、内周がシリンダ体1のボトム端と腕 4との溶接部分に密接し、また、内周がロッ 体2の先端と腕部4との螺合部分に密接され 。

 以上のように、この発明のダストカバー2 0にあっては、ボールジョイントにおけるソ ット3と、このソケット3に嵌入される球頭部 11との連結部分を覆うのはもちろんのこと、 せて、ソケット3に一体に連設される腕部4 バンド部22で包囲し、さらには、この腕部4 連続する溶接部あるいは螺合部までもカラ 部23で一体に包囲する。

 それゆえ、いわゆる部品を単数にして部 点数の削減に寄与し、また、部品装着を容 にして作業に手間要せず、そして、外観に 和感を与えず、さらに、効果的なカバー機 の発揮を期待できる。

 前記したところでは、ソケット3を包囲す る本体部21における開口21aを形成するOリング 状部21bがボールスタッド10におけるスタッド 12に対する締め代を設定するとしたが、こ に代えて、あるいは、これに加えて、Oリン 状部21bがボールスタッド10における取り付 部13に密接されるようにしても良い(図2中の 想線図参照)。

 そして、前記したところでは、ダストカ ー20において、バンド部22あるいはカラー部 23が爾後に、対向部に接着材の利用で密着さ るとしても良い。

この発明によるダストカバーを装備す ガススプリングを一部破断して示す図であ 。 ボールジョイントを示す図である。

符号の説明

 1 シリンダ体
 2 ロッド体
 3 ソケット
 3a ホール
 3b 出入り口」
 4 腕部
 10 ボールスタッド
 11 球頭部
 12 スタット部
 13 取り付け部
 21 本体部
 22 バンド部
 23 カラー部
 S 隙間




 
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