増田 英樹 (())
KAWAMURA, Tatsuki (())
日本精機株式会社 (〒80 新潟県長岡市東蔵王2丁目2番34号 Niigata, 94085, JP)
MASUDA, Hideki (())
増田 英樹 (())
| 磁石と、前記磁石の回転により回動するロータと、前記ロータの中央に装着される指針軸と、前記指針軸に装着され計測量を指示する指針と、を備える渦電流式計器において、前記磁石を装着した主軸と、前記主軸を回動可能に支持するベースプレートと、前記指針軸の下端部を回転可能に支持する第1のケース体と、前記指針軸の前記ロータと前記指針との間を回転可能に支持する第2のケース体と、を備え、前記ベースプレートと前記第1のケース体とで前記磁石を収納し、前記第1のケース体と前記第2のケース体とで前記ロータを収納したことを特徴とする渦電流式計器。 |
| 前記ロータを、ほぼ平板形状としたことを特徴とする請求項1に記載の渦電流式計器。 |
| 前記ロータと前記第1のケース体との間にダンパーオイルを配設したことを特徴とする請求項1に記載の渦電流式計器。 |
| 前記指針軸と前記第1のケース体との間に軸受ボールを配設したことを特徴とする請求項1に記載の渦電流式計器。 |
| 前記第1のケース体と前記第2のケース体とで収納されるとともに前記ロータの前記磁石の対向面とは反対の側に、ほぼ平板形状のヨークを配設したことを特徴とする請求項2に記載の渦電流式計器。 |
| 前記第2のケース体に表示体を支持する少なくとも一対のボスを備え、前記ボスに前記表示体を固定手段によって固定するための穴部を備え、前記穴部を行きづまった袋状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の渦電流式計器。 |
本発明は、磁石の回転に応じてロータを 転させ、このロータの回転によって指針を 動する渦電流式計器に関する。
従来の渦電流式計器は、磁石と、この磁石
回転により発生する渦電流作用により回動
るロータと、ロータの中央に装着される指
軸と、指針軸に装着された指針とを備え、
測量を指示するものであった(特許文献1参
)。
しかしながら、従来の渦電流式計器は、 動可能に軸支される主軸の上端部に指針軸 軸受が形成されているため、摩擦による回 トルクによって針が振れる(回転する)、針 れという現象が発生し易いといった問題点 有していた。
また、従来の渦電流式計器は、前記磁石 前記ロータとが露出しているために、前記 石と前記ロータとの間に異物が侵入して計 の作動を阻害する虞があるという問題点が った。
そこで、本発明は前述した問題点に着目 、針振れの発生を抑制するとともに、磁石 ロータとの間に異物が侵入することを防止 ることが可能な渦電流式計器を提供するこ を目的とする。
本発明は、磁石と、前記磁石の回転によ 回動するロータと、前記ロータの中央に装 される指針軸と、前記指針軸に装着され計 量を指示する指針と、を備える渦電流式計 において、前記磁石を装着した主軸と、前 主軸を回動可能に支持するベースプレート 、前記指針軸の下端部を回転可能に支持す 第1のケース体と、前記指針軸の前記ロータ と前記指針との間を回転可能に支持する第2 ケース体と、を備え、前記ベースプレート 前記第1のケース体とで前記磁石を収納し、 記第1のケース体と前記第2のケース体とで 記ロータを収納したものである。
また、本発明は、前記ロータを、ほぼ平 形状としたものである。
また、本発明は、前記ロータと前記第1の ケース体との間にダンパーオイルを配設した ものである。
また、本発明は、前記指針軸と前記第1の ケース体との間に軸受ボールを配設したもの である。
また、本発明は、前記第1のケース体と前 記第2のケース体とで収納されるとともに前 ロータの前記磁石の対向面とは反対の側に ほぼ平板形状のヨークを配設したものであ 。
また、本発明は、前記第2のケース体に表 示体を支持する少なくとも一対のボスを備え 、前記ボスに前記表示体を固定手段によって 固定するための穴部を備え、前記穴部を行き づまった袋状に形成したものである。
本発明によれば、所期の目的を達成でき 針振れの発生を抑制するとともに、磁石と ータとの間に異物が侵入することを防止す ことが可能な渦電流式計器を提供すること できる。
F 渦電流式計器
1 磁石
1a ブッシュ
2 ロータ
3 指針軸
3a ブッシュ
4 指針
5 ベースプレート
5a ボス体
5b 凹部
6 軸受け部
7 主軸
8 第1のケース体
8a 下軸受け部
8b 第1凹部
8c 第2凹部
9 第2のケース体
9a 上軸受け部
9b 凹部
9c ボス
9d 穴部
10 ダンパーオイル
11 軸受ボール
12 第1の収納部
13 第2の収納部
14 ヨーク
15 ばね
20 表示体(文字板)
1 固定手段(ビス)
以下、本発明を適用した第1実施形態を添 付図面に基づいて説明する。
渦電流式計器Fは、主に、磁石1、ロータ2 指針軸3、指針4、ベースプレート5、主軸7、 第1のケース体8および第2のケース体9で構成 れている。
磁石1は、永久磁石であり、その材質は、 例えば、鋳造Fe-Al-Ni合金などからなる。磁石1 の形状は、平板状で、かつ環状であり、その 中央に、ブッシュ1aを介して主軸7の上端部に 装着され、主軸7の回転に伴って回動するも である。
ロータ2は、磁石1の回転により発生する 電流作用により回動するものである。ロー 2は、銅やアルミなどの金属からなり、その 状は、中央部が図1中上側に若干隆起した形 状ではあるが、従来の渦電流式計器のロータ のように、外周に立ち下がり壁を備えたカッ プ型ではなく、ほぼ平板の円盤形状である。 磁石1の磁力は、磁石1の板面と対向するロー 2の円盤状の板面に作用する。
指針軸3は、金属からなり、ブッシュ3aを してロータ2の中央を貫通した状態で装着さ れる。
指針4は、指針軸3の上端部に装着され計 量を指示するものである。本実施形態では 車両の速度を指示するものである。
ベースプレート5は、金属からなり、ボス 体5aを備えている。また、ベースプレート5は 、凹部5bを備えている。ボス体5a内には、軸 け部6が固定されている。この軸受け部6に、 端部に磁石1を装着した主軸7が、回動可能に 支されている。主軸7には、車両から伸びる 回転ケーブルが接続されて、前記車両からの 回転を主軸7に伝達するものである。
第1のケース体8は、合成樹脂からなり、 ータ2の裏面側に突出した指針軸3の下端部を 回転可能に支持する下軸受け部8aを備えてい 。また、第1のケース体8は、下側に第1凹部8 bを、上側に第2凹部8cを備えている。
また、第1のケース体8の下軸受け部8a内に は、金属製の軸受ボール11が設けられており 指針軸3と第1のケース体8との間に軸受ボー 11が配設されている。
第2のケース体9は、合成樹脂からなり、 針軸3のロータ2と指針4との間を回転可能に 持する上軸受け部9aを備えている。この上軸 受け部9aは、筒状であり、その内側を指針軸3 が貫通する構造である。指針軸3は下軸受け 8aと上軸受け部9aとで回転可能に支持されて る。また、第2のケース体9は、凹部9bを備え ている。なお、9cは、指針4が指示する指標部 を備えた文字板20(図2参照)を固定するための スである。
本実施形態の渦電流式計器Fは、ベースプ レート5の凹部5bと第1のケース体8の第1凹部8b で構成される第1の収納部12内に磁石1を収納 する。
また、第1のケース体8の第2凹部8cと第2の ース体9の凹部9bとで構成される第2の収納部 13内にロータ2を収納する。
また、第2の収納部13内には、シリコンオ ルからなるダンパーオイルが入っており、 に、ロータ2と第1ケース体8との間にダンパ オイル10が設けられている。
なお、14は、ヨークであり、15は、ばねで ある。
ヨーク14は、鉄やパーマロイなどの強磁 体からなり、平板形状で、かつ環状である このヨーク14は、第1のケース体8と第2のケー ス体9とで挟まれて固定される。そして、ヨ ク14は、第1のケース体8と第2のケース体9と 構成される第2の収納部13内に収納されてい 。そして、ロータ2の磁石1の対向面とは反対 の側に設けられている。このヨーク14を設け ことによって、磁石1の磁界は、磁石1、ロ タ2、ヨーク14、再びロータ2、そして磁石1と いう閉ループを構成し、磁気効率を向上させ てロータ2に発生する回転トルクを大きくす ことができる。また、ヨーク14を平板形状と したことによって、第2の収納部13内に収納す ることができる。
ばね15は、金属製で、指針軸3を所定の方 に回転する力を加えるものである。ばね15 、一端がブッシュ3aに固定され、他端が第2 ケース体9に固定されている。また、ばね15 、ヨーク14と同様に、第2の収納部13内に収納 されている。
以上の構成によって、指針軸3の下端部を 回転可能に支持する第1のケース体8と、指針 3のロータ2と指針4との間を回転可能に支持 る第2のケース体9と、を備え、ベースプレ ト5と第1のケース体8とで磁石1を収納し、第1 のケース体8と第2のケース体9とでロータ2を 納したことによって、主軸7と指針軸3を分離 することができ、指針軸3は高速で回転する 軸7と接触しないため、指針軸3は、主軸7の 動や摩擦の影響を受けることがなくなる。
また、指針軸3を合成樹脂からなる第1の ース体8で回転可能に支持することができ、 価に製造することができる。
また、磁石1とロータ2とを収納したこと よって、磁石1とロータ2との間に異物が侵入 することを防止することができる。
また、ロータ2を、ほぼ平板形状としたこ とによって、従来のカップ型のロータのよう に、絞り加工の必要がなくなり、ロータ2の 工が容易になるとともに、ロータ2のアンバ ンス量を低減することで針振れを起こし難 することができる。
また、ロータ2を収納し、ロータ2と第1の ース体8との間にダンパーオイル10を配設し ことによって、ロータ1と第1のケース体8と 間でダンピング抵抗を得ることが可能とな 、従来の渦電流式計器のように、ダンパー イルを保持するためのオイルカップを不要 することで、構造を簡素化することができ 安価な渦電流式計器を提供することができ 。
また、指針軸3と第1のケース体8との間に 受ボール11を配設したことによって、指針 3と第1のケース体8との摩擦を低減すること でき、コストを抑えて針振れを起こし難い 造を得ることができる。
次に本発明の第2実施形態を図2を用いて 明する。なお、第1実施形態と同一および相 個所には同一符号を付してその詳細な説明 省略する。
第2のケース体9の上軸受け部9aの両側には 、上軸受け部9aを挟むように一対のボス9cが けられている。このボス9cは、表示体である 文字板20を支持するものである。この文字板2 0は、目盛や文字などからなる図示しない指 部が形成されている。文字板20は、固定手段 であるビス21によってボス9cに固定されてい 。ボス9cには、ビス21が挿入される穴部9dを えており、この穴部9dは、行きづまった袋状 に形成されている。穴部9dが、袋状であるた 、第1のケース体8と第二のケース体9とで形 される第2の収納部13に達しないものである
以上のように構成したことによって、ビ 21で文字板20をボス9cに固定するために、ビ 21を穴部9dにねじ込む時に発生することがあ る削り屑などの異物が第2の収納部13内に侵入 することを防止することができる。
なお、本実施形態では、表示体が文字板2 0であったが、本実施形態に限定されるもの はなく、光を透過可能な合成樹脂からなる 光体であってもよい。
本発明は、磁石の回転に応じてロータを回 転させ、このロータの回転によって指針を駆 動する渦電流式計器への利用が可能である。
