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Title:
ELECTRIC DISCHARGE MACHINING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/026323
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an electric discharge machining device for machining a workpiece (2) by generating a discharge within a machining gap which is formed between a tool electrode (1) and the workpiece. This electric discharge machining device comprises a conductive spindle (3) to which the tool electrode is fixed, a feeding electrode (4) capacitively coupled to the spindle with a gap having such a size that no discharge is generated therein, and a power supply (5) connected to the feeding electrode and the workpiece. The electric discharge machining device further comprises a third electrode (8) capacitively coupled to the spindle with a gap having such a size that no discharge is generated therein, and a capacitor (7) connected to the third electrode and the workpiece.

Inventors:
KUNIEDA, Masanori (B402, 40 Saiwai-cho 2-chome, Fuchu-sh, Tokyo 54, 1830054, JP)
国枝正典 (〒54 東京都府中市幸町2丁目40番B402 Tokyo, 1830054, JP)
YANG, Xiaodong (8-1 Harumi-cho 3-chome, Fuchu-sh, Tokyo 57, 1830057, JP)
楊暁冬 (〒57 東京都府中市晴見町3丁目8番1号国立大学法人東京農工大学内 Tokyo, 1830057, JP)
Application Number:
JP2007/000945
Publication Date:
March 06, 2008
Filing Date:
August 31, 2007
Export Citation:
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Assignee:
SODICK CO., LTD. (12-1, Nakamachidai 3-chome Tsuzuki-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 22, 2248522, JP)
株式会社ソディック (〒22 神奈川県横浜市都筑区仲町台3丁目12番1号 Kanagawa, 2248522, JP)
KUNIEDA, Masanori (B402, 40 Saiwai-cho 2-chome, Fuchu-sh, Tokyo 54, 1830054, JP)
国枝正典 (〒54 東京都府中市幸町2丁目40番B402 Tokyo, 1830054, JP)
YANG, Xiaodong (8-1 Harumi-cho 3-chome, Fuchu-sh, Tokyo 57, 1830057, JP)
International Classes:
B23H1/02; B23H7/14; B23H1/02; B23H7/00
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Claims:
工具電極とワーク間に形成される加工間隙に放電を発生させてワークを加工する放電加工装置において、
前記工具電極が取り付けられた導電性のスピンドルと、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙を前記スピンドルとの間に形成し前記スピンドルへ静電容量結合された第2の電極と、
前記第2の電極と前記ワークに接続された電源と、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙を前記スピンドルとの間に形成し設けられた第3の電極と、
前記第3の電極と前記ワークへ接続されたコンデンサを含む放電加工装置。
前記第3の電極は前記スピンドルが貫通するリングである請求項1の放電加工装置。
工具電極とワーク間に形成される加工間隙に放電を発生させてワークを加工する放電加工装置において、
前記工具電極が取り付けられた導電性のスピンドルと、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙を前記スピンドルとの間に形成し前記スピンドルへ静電容量結合された第2の電極と、
前記第2の電極と前記ワークに接続された電源と、
前記スピンドルと前記ワークとの間で前記加工間隙に並列に接続されたコンデンサを含む放電加工装置。
第1の電極とワーク間に形成される加工間隙に放電を発生させてワークを加工する放電加工装置において、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙を前記スピンドルとの間に形成し前記スピンドルへ静電容量結合された第2の電極と、
前記第2の電極とワークに接続された電源と、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙を前記スピンドルとの間に形成し前記スピンドルへ静電容量結合された第3の電極と、
前記第3の電極と前記ワークへ接続されたコンデンサを含む放電加工装置。
第1の電極とワーク間に形成される加工間隙に放電を発生させてワークを加工する放電加工装置において、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙を前記スピンドルとの間に形成し前記スピンドルへ静電容量結合された第2の電極と、
前記第2の電極と前記ワークに接続された電源と、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙を前記スピンドルとの間に形成し前記スピンドルへ静電容量結合された第3の電極と、
一端が前記第3の電極へ接続され他端が前記ワークへ接続された導線を含む放電加工装置。
Description:
放電加工装置

本発明は、工具電極とワーク間に形成され る加工間隙に間欠的に放電を発生させてワー クを加工する放電加工(EDM)装置に関する。特 、本発明は、非常に小さいエネルギの放電 加工間隙に発生できる放電加工装置に関す 。

誘電性液で満たされた加工間隙間にパルス 電圧または交流電圧を印加することによって 放電は発生する。放電の発生とともに電流密 度の大きい電流パルスが所定のオン時間だけ 加工間隙を流れる。その結果、微小な量のワ ーク材料が溶融し誘電性液によって洗い流さ れる。材料の除去によって、クレータと呼ば れるくぼみがワーク表面に形成される。この ようなクレータを繰り返し形成することによ って、所望の形状がワークに加工される。

非特許文献1は、500μm以下の微小サイズの形 をワークに形成する放電加工(マイクロEDM)に ついて述べている。マイクロEDMを行う装置は 、非常に小さいクレータを形成できることを 特徴としている。クレータのサイズは、加工 間隙に供給される放電エネルギ次第である。 放電エネルギEは式(1)によって表わされる。
 [数1]    
V d は放電中の加工間隙間の電圧、Iは電流パル のピーク、Tは電流パルスのオン時間である 電圧V d は工具電極及びワークの物理的性質により決 定され、10Vから40Vの範囲内である。安定した 放電を発生するため小さくても500mAの電流Iが 必要とされる。したがって、より小さいクレ ータを形成するため、オン時間の最小化が試 みられてきた。

電流パルスを発生する2つのタイプの放電加 用回路が知られている。一つは直流電源を 界効果トランジスタ(FET)によってオン・オフ するスイッチング回路である。オン時間Tを 小化するため蓄積時間の影響が小さいFETが 用されている。それでも、実用的なオン時 Tの最小値は、0.1μs程度である。この場合、 圧V d を20Vとし電流Iを500mAとすると、放電エネルギ Eは1μJである。

もう一つは、コンデンサに蓄えられた電荷の 放出によって電流パルスを得るRC回路である RC回路では、コンデンサに蓄えられたエネ ギE C が放電エネルギEの上限となる。直流電源の 圧をVとすると、静電容量Cのコンデンサに蓄 えることのできるエネルギE C は、最大で、式(2)によって表わされる。
 [数2]    
静電容量Cを2pF、電圧Vを60Vとすると、エネル E c は3.6nJである。このように、RC回路は、スイ チング回路に比べ非常に小さいエネルギを つ放電を発生させることができる。原理的 は、RC回路は、コンデンサの静電容量Cを小 くすれば、いくらでも小さいエネルギの放 を発生することができる。実際には、配線 の浮遊容量や浮遊インダクタンスに加えて 加工間隙間の浮遊容量によって、放電エネ ギの最小化に限界があった。

非特許文献2-4および特許文献1-2は、浮遊容 量や浮遊インダクタンスを低減するため静電 誘導給電を用いたマイクロEDMについて述べて いる。静電誘導給電を用いた従来の放電加工 方法が図5及び図6を参照して説明される。

図5中に示されるように、回転可能な導電性 ピンドル3と、スピンドル3の下端に取り付け られた工具電極1を含む第1の電極が垂直に支 されている。工具電極1はワーク2に非常に 接して位置決めされ、工具電極1とワーク2間 に形成される加工間隙のサイズは、十μm以下 である。スピンドル3は、第2の電極である筒 の給電電極4に挿通されている。給電電極4 スピンドル3に静電容量結合している。スピ ドル3と給電電極4間に形成される空隙は、 圧の印加によってその空隙に放電が発生し い程度のサイズを有する。空隙のサイズは 工間隙より大きくおよそ数百μmである。特 文献2は、空隙は、加工間隙の静電容量に影 を与えないようにその100倍程度の静電容量 有する必要があると述べている。放電加工 の電源が給電電極4とワーク2へ接続されて る。図5において、Vは電源の電圧を表し、R 0 は電源の内部抵抗を表す。また、矢印は、電 子の動きを表し、実線の矢印は特に放電中の 電子の動きを表す。

電源から電圧Vが印加されると、図5(A)中に されるように、工具電極1の下端が正に帯電 し、工具電極1に対向するワーク2が負に帯電 る。この電位差により加工間隙に放電が発 すると、図5(B)中に示されるように、電子が ワーク2から工具電極1へ更にスピンドル3へ移 動する。電圧の印加が停止されると、図5(C) に示されるように、工具電極1及びスピンド 3は負に帯電する。ワーク2及び給電電極4は 子の放出により正に帯電する。この電位差 より加工間隙に再び放電が発生すると、図5 (D)中に示されるように、電子が工具電極1及 スピンドル3からワーク2へ移動する。

非特許文献2は、静電誘導給電を用いた放電 工の実験を報告している。実験の結果、表 粗さ(Rz)が0.272μm、深さが6.5μmの穴が加工さ た。その実験の条件は、次の通りである。
印加電圧    150V
オン時間    50μs
オフ時間    60μs
誘電性液    油
工具電極    タングステン、φ0.31mm
スピンドル   鋼、φ3.8mm
給電電極    銅、外径φ6.35mm、内径φ4.5mm、 さ150mm
ワーク     炭素工具鋼(日本工業規格SK5)

図6は、実験における加工間隙間の電圧(「 隙電圧」)を示している。図6中の符号(A)、(B )、(C)及び(D)は、図5中の同じ符号に対応して る。(A)から(D)に至るサイクルを繰り返すこ によって微細な穴が加工された。放電は、 6中の符号(B)及び(D)によって示される微小な 時間に発生している。

図5の放電加工装置は、スピンドル3に通電ブ シ等を接触させることなく、加工間隙に放 を発生させている。したがって、通電ブラ 等がスピンドル3の軸振れを引き起こすこと がなく、高精度のマイクロEDMが実現される。 また、図5の放電加工装置では、給電電極4と ピンドル3間に変位電流は流れているが、伝 導電流が流れていない。このため、浮遊容量 と浮遊インダクタンスは望ましくない影響を 放電に与えない。放電エネルギEは、給電電 4とスピンドル3間の静電容量C 1 並びに、工具電極1とワーク2間の静電容量C 2 のみによって決定される。電源の電圧Vは、 (3)の通り分圧される。
 [数3]      
V C1 は静電容量C 1 の充電電圧、V C2 は静電容量C 2 の充電電圧、Q 1 及びQ 2 は静電容量C 1 及びC 2 それぞれに充電された電荷である。静電容量 C 1 を小さくすることによって、エネルギが小さ い放電を発生させることができる。非特許文 献3は、給電電極4の長さ及び内径を変化させ ことによって静電容量C 1 を変化させることを開示している。

増沢隆久、「マイクロ放電加工技術の概 要」電気加工学会誌、第35巻、第80号、5-20頁 平成13年11月30日発行 花田倫宏、外2名、「静電誘導給電を用 た微細放電加工法の開発」、2005年度精密工 会春季大会学術講演会講演論文集、1323-1324 、平成17年3月1日発行 花田倫宏、外2名、「静電誘導給電を用 た微細放電加工法の開発」、精密工学会誌 第72巻、第5号、636-640頁、平成18年5月5日発行 早坂暁彦、外3名、「静電誘導給電を用 た微細放電加工の加工特性」、2006年度精密 学会春季大会学術講演会論文集、679-680頁、 平成18年3月1日発行

特開2000-218438号公報、段落[0025]-[0028]及び 図2

特開2004-122316号公報

本発明は、さらに小さい放電エネルギを発 生させることのできる、静電誘導給電を利用 して加工間隙に放電を発生する放電加工装置 を提供することを目的とする。

本発明の一側面によれば、工具電極(1)とワー ク(2)間に形成される加工間隙に放電を発生さ せてワークを加工する放電加工装置は、
工具電極が取り付けられた導電性のスピンド ル(3)と、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙 をスピンドルとの間に形成しスピンドルへ静 電容量結合された第2の電極(4)と、
第2の電極とワークに接続された電源(5)と、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙 をスピンドルとの間に形成しスピンドルへ静 電容量結合された第3の電極(8)と、
第3の電極とワークへ接続されたコンデンサ(7 )を含む。

本発明の他の側面によれば、工具電極(1)とワ ーク(2)間に形成される加工間隙に放電を発生 させてワークを加工する放電加工装置は、
工具電極が取り付けられた導電性のスピンド ル(3)と、
放電が発生しない程度のサイズを有する空隙 をスピンドルとの間に形成してスピンドルへ 静電容量結合された第2の電極(4)と、
第2の電極とワークに接続された電源(5)と、
スピンドルとワークとの間で加工間隙に並列 に接続されたコンデンサ(7)を含む。

コンデンサの容量を大きくすることによっ てより小さい放電エネルギを発生させること ができる。その結果、より小さいクレータが ワークに形成されより微細な加工が実現され る。

図1は本発明の放電加工装置を示す図で ある。 図2(A)及び(2)は図1の放電加工装置の等 回路を示す図である。 図3は図1の放電加工装置の各部におけ 電圧波形を示している。 図4(A)は図2の回路を部分的に示す回路 であり、図4(B)は、図4(A)の回路の変形を示す 回路図、図4(C)は図5の放電加工装置の部分的 等価回路である。 図5は、従来の放電加工装置を示す図で ある。 図6は、図5中の工具電極とワーク間の 圧を示すタイミングチャートである。

符号の説明

1   工具電極
2   ワーク
3   スピンドル
4   給電電極(第2の電極)
5   放電加工電源
6   精密可動テーブル
7   コンデンサ
8   第3の電極

以下、図面を参照して本発明の放電加工装 置が説明される。同一の参照符号が図5中の じ要素に与えられ、その詳細な説明が省略 れる。

放電加工用の電源5が電圧を印加するため 2の電極としての給電電極4とワーク2へ接続 れている。給電電極4はスピンドル3に静電容 量結合している。ワーク2は精密可動テーブ 6上に載置されている。コンデンサ7が放電エ ネルギを小さくするため加工間隙に並列に設 けられている。コンデンサ7はワーク2と第3の 電極8へ接続されている。第3の電極8はリング であり、スピンドル3に静電容量結合してい 。回転可能なスピンドル3は、給電電極4とと もに第3の電極8を貫通している。第3の電極8 スピンドル3と非接触であり、スピンドル3に 横方向の負荷を与えない。スピンドル3と第3 電極8間に形成される空隙のサイズは、電圧 の印加によってその空隙に放電が発生しない 程度に加工間隙より大きい。

C 1 が給電電極4とスピンドル3間の静電容量、C 2 が工具電極1とワーク2間の静電容量、C 3 が第3の電極8とスピンドル3間の静電容量、C 0 がコンデンサ7の静電容量を表わしている。 工間隙が開路状態である時、図2(A)が図1の放 電加工装置の等価回路である。放電が加工間 隙に発生している時、図2(B)が図1の放電加工 置の等価回路である。

図2の回路の理論解析が行われた。200μsの周 、230Vの振幅を有する矩形波電圧パルスが50% デューティ比で印加される。放電中、加工 隙の抵抗Rが100ω、間隙電圧V d が20Vと仮定された。電源の内部抵抗R 0 は1ωと仮定された。電圧が印加されてから加 工間隙に放電が発生するまでの遅れ時間は、 1周期の1/4、すなわち50μsと仮定された。C 1 は7.5pF、C 2 は0.06pF、C 3 は0.75pF、C 0 は20pFとした。

図3中に示されるように、間隙電圧V C2 (実線)と、第3の電極8とスピンドル3間の電圧V C3 (点線)と、静電容量C 0 に作用する電圧V C0 (一点鎖線)が理論解析により求められた。加 間隙が開路状態である時、V C2 は±188.26V、V C3 は±181.46V、V C0 は±6.80Vであった。放電が加工間隙に発生し いる時、V C2 は±20V、V C3 は±19.28V、V C0 は±0.72Vであった。電圧V C2 は静電容量C 3 とC 0 とで分圧されている。

[規則26に基づく差替え 18.09.2007] 図4(A)は図2の回路を部分的に示している。表1 は、図4(A)の静電容量C 3 を0.75pFから7.5pFへ大きくした時の、放電エネ ギの変化を示している。より大きい静電容 C 3 によってより小さい放電エネルギを発生する ことができる。

[規則26に基づく差替え 18.09.2007] 静電容量C 3 とC 0 は図4(A)では直列に接続されており、それら 合成容量は静電容量C 0 に比べて小さい。したがって、より小さい放 電エネルギを発生するため静電容量C 3 が取り除かれた放電加工装置が図4(B)中に示 れている。そのような放電加工装置では、 ンデンサ7はスピンドル3とワーク2との間で 工間隙に並列に接続されている。コンデン 7は通電ブラシにより回転スピンドル3へ接続 される。あるいは、コンデンサ7は回転しな スピンドル3へ例えば半田付けにより接続さ てもよい。図4(C)は、第3の電極8とコンデン 7を含まない従来の放電加工装置を示してい る。表2中に示されるように、図4中の各放電 工装置ごとに、放電エネルギが求められ、 レータの平均サイズが測定された。図4(B)の 放電加工装置は、より小さい放電エネルギを 発生することによって、より小さいクレータ を形成することができる。

本発明は開示された形式に限定されるもの ではない。上記の説明を参照して多くの改良 および変形が可能である。第3の電極8は、コ デンサ7の代わりとなるべき一つのコンデン サを形成したと見なすこともできる。したが って、コンデンサ7を取り除き、第3の電極8を 導線によってワーク2へ接続するようにして よい。

本発明はさまざまな図と実施例を参照して詳 しく説明されたが、当然のことながらそれら は例示のみを目的としており発明の範囲を限 定するものと見なすべきではない。当業者は 、本発明の精神と範囲から逸脱することなく 本発明に多くの変更および修正をなすことが できる。