オムロンヘルスケア株式会社 (〒84 京都府京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 Kyoto, 〒6150084, JP)
| 把持部を有する電動歯ブラシ本体と、 ブラシを有するブラシ部材と、 前記ブラシを運動させる駆動手段と、 前記ブラシの向きを変更するために前記ブラシ部材を前記電動歯ブラシ本体に対して相対的に回転させる回転手段と、 前記電動歯ブラシ本体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、 検出された姿勢に基づいて、歯軸に対する前記ブラシの角度であるブラシ角が予め定められた最適値になるように前記回転手段を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする電動歯ブラシ。 |
| 前記制御手段は、 検出された姿勢に基づいて、歯列表面を区分することで定義される複数の部位の中からブラッシングされているブラッシング部位を推定する部位推定手段と、 検出された姿勢に基づいて、歯軸に対する前記ブラシの角度であるブラシ角を推定するブラシ角推定手段と、 を備え、 前記ブラッシング部位ごとに予め設定されているブラシ角の最適値と前記推定されたブラシ角とを比較して、ブラシ角が前記最適値になるように前記回転手段を制御することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電動歯ブラシ。 |
| 前記制御手段は、検出された姿勢に応じて、前記ブラシの運動方向又は運動周波数を変更するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の電動歯ブラシ。 |
| 前記姿勢検出手段は、加速度センサの出力に基づいて姿勢を検出するものであることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の電動歯ブラシ。 |
| 前記ブラシ角が前記最適値であることを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の電動歯ブラシ。 |
| 前記最適値が変更可能であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の電動歯ブラシ。 |
| 前記制御手段は、電動歯ブラシの使用後または使用開始時に、前記ブラシ部材が予め設定された初期位置になるように前記回転手段を制御することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の電動歯ブラシ。 |
本発明は、電動歯ブラシに関する。
高速に運動するブラシを歯に当てること よって歯磨き(食物残渣や歯垢の除去)を行 タイプの電動歯ブラシが知られている。こ ような電動歯ブラシにおいては、ブラシを のような角度で歯に当てるかにより、得ら る刷掃効果に違いがでる。たとえばブラシ 歯軸に対して90度に当てれば、歯面に対して 最も高い歯垢除去力を発揮できる。またブラ シを歯軸に対して45度に当てると、ブラシの 先が歯間や歯周ポケット(歯と歯茎の間)に り込みやすくなり、歯間や歯周ポケットか 効果的に食物残渣や歯垢を掻き出すことが きるようになる。
このように、ブラッシング部位あるいは 望する刷掃効果などに応じて、最適なブラ 角(歯軸に対するブラシの角度)が存在する しかしながら、ほとんどのユーザは望まし ブラシ角があることすら意識していない。 とえブラシ角を意識したとしても、歯磨き はブラシが実際に歯に当たっている様子を 認できないために、ブラシ角を最適値に合 せることは困難であった。
なお、特許文献1には、歯ブラシ本体の軸 周りの向きを4段階または8段階に検出し、そ 検出結果からブラッシング部位を推定する いうアイデアが開示されている。具体的に 、本体内部に複数の扇状の区画が周方向に けられており、導電性の球がどの区画に入 ているかを電気抵抗の変化から検知するこ で、歯ブラシ本体の向きを推定している。 だしこのような機構は小型化が難しく、実 可能性に乏しい。
本発明の目的は、電動歯ブラシにおいて 切なブラシ角を容易に実現するための技術 提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、以 の構成を採用する。
本発明の電動歯ブラシは、把持部を有す 電動歯ブラシ本体と、ブラシを有するブラ 部材と、前記ブラシを運動させる駆動手段 、前記ブラシの向きを変更するために前記 ラシ部材を前記電動歯ブラシ本体に対して 対的に回転させる回転手段と、前記電動歯 ラシ本体の姿勢を検出する姿勢検出手段と 検出された姿勢に基づいて、歯軸に対する 記ブラシの角度であるブラシ角が予め定め れた最適値になるように前記回転手段を制 する制御手段と、を備える。
この構成によれば、電動歯ブラシの姿勢 応じて自動的にブラシ部材が回転しブラシ が最適値になるよう制御されるため、ブラ シング中に適切なブラシ角を容易に実現す ことができ、良好な刷掃効果を得ることが きる。
ここで、前記制御手段は、検出された姿 に基づいて、歯列表面を区分することで定 される複数の部位の中からブラッシングさ ているブラッシング部位を推定する部位推 手段と、検出された姿勢に基づいて、歯軸 対する前記ブラシの角度であるブラシ角を 定するブラシ角推定手段と、を備え、前記 ラッシング部位ごとに予め設定されている ラシ角の最適値と前記推定されたブラシ角 を比較して、ブラシ角が前記最適値になる うに前記回転手段を制御することが好まし 。
歯の種類(上顎/下顎、臼歯/切歯など)や部 分(舌側/頬側、歯面/噛み合わせ面、歯周ポケ ットなど)によって、食物残渣や歯垢の付き が異なり、部位ごとに効果的なブラシ角に いがある。また、同じ種類の歯であっても 列の右と左ではブラシの当て方が反対にな 。そこで、本発明のようにブラッシング部 を推定し、その推定結果に応じてブラシ角 適宜制御することで、より良好な刷掃効果 実現できるようになる。
前記制御手段は、検出された姿勢に応じ 、前記ブラシの運動方向又は運動周波数を 更するように前記駆動手段を制御すること 好ましい。たとえば駆動手段が回転モータ 場合には、回転モータの回転方向を切り替 たり、回転数を変更したりすることで、ブ シの運動方向や運動周波数を変更可能であ 。
このようにブラシ角だけでなく、ブラシ 体の運動も制御することで、より良好な刷 効果を実現することができる。
前記姿勢検出手段は、加速度センサの出 に基づいて姿勢を検出するものであること 好ましい。
これにより、高精度に姿勢を判定でき、 来よりも高精度かつ高分解能なブラッシン 部位及びブラシ角の推定が可能となる。ま 加速度センサは小型ゆえ、電動歯ブラシ本 への組み込みも容易である。1軸の加速度セ ンサを用いることもできるし、好ましくは、 多軸(2軸、3軸、それ以上)の加速度センサを いることもできる。
前記ブラシ角が前記最適値であることを 知する報知手段をさらに備えることが好ま い。これによりユーザビリティを向上する とができる。なお、報知の方法としては、 、音、音声、振動などを利用できる。
前記最適値が変更可能であることが好ま い。これにより、たとえば高い歯垢除去力 得たい場合にブラシ角を90度に設定し、歯 ポケットなど歯と歯茎の間を効果的に磨き い場合にはブラシ角を45度に設定する、とい うように柔軟な使い方ができる。
前記制御手段は、電動歯ブラシの使用後 たは使用開始時に、前記ブラシ部材が予め 定された初期位置になるように前記回転手 を制御することが好ましい。これにより、 ラシの向きが初期位置からずれた状態で歯 きを終えた場合でも、次回の歯磨き開始ま にブラシの向きが自動的に初期位置に復帰 る。よって、歯磨きの開始時に、より素早 最適なブラシ角に至らしめることが可能と る。
なお、上記手段および処理の各々は可能 限り互いに組み合わせて本発明を構成する とができる。
本発明によれば、電動歯ブラシにおいて 切なブラシ角を容易に実現することが可能 なる。
以下に図面を参照して、この発明の好適 実施の形態を例示的に詳しく説明する。
<第1実施形態>
(電動歯ブラシの構成)
図1、図2、図3を参照して、電動歯ブラシの
成を説明する。図1は第1実施形態の電動歯
ラシのブロック図であり、図2は第1実施形態
の電動歯ブラシの内部構成を示す断面図であ
り、図3は電動歯ブラシの外観を示す斜視図
ある。
電動歯ブラシは、外筐体1aと内筐体1bとか ら構成される電動歯ブラシ本体1(以下、単に 本体1」ともいう。)と、本体1の内筐体1bに り付けられるブラシ部材2と、を備えている
本体1の外筐体1aは、概ね円筒形状を呈す 樹脂ケースからなる。外筐体1aには、歯を く際に使用者が手で握るためのエラストマ の把持部14や、電源のオン/オフやモード切 などを行うためのスイッチSなどが設けられ いる。
また本体1の外筐体1aの内部には、駆動源 あるモータ10、駆動回路12、2.4V電源である 電池13、充電用のコイル(不図示)などが設け れている。充電池13を充電する際には、充 器100に本体1を載置するだけで、電磁誘導に り非接触で充電可能である。駆動回路12は 各種演算・制御を実行するCPU(入出力処理部) 120、プログラムや各種設定値を記憶するメモ リ121、タイマ122などを有している。
(加速度センサ)
本体1の内部には、加速度センサ15が設けら
ている。加速度センサ15としては多軸の加
度センサを用いてもよいし、1軸の加速度セ
サを用いてもよい。3軸加速度センサの場合
は、図3に示すように、x軸がブラシ面に対し
平行になり、y軸が本体1の長手方向に一致
、z軸がブラシ面に対して垂直になるように
置するとよい。「ブラシ面」とは、ブラシ
毛(繊維)と略直交し、かつ、毛の先端部分
位置する仮想的な平面をいう。1軸加速度セ
サの場合は、図3のz軸方向もしくはx軸方向
加速度を検出するように設置するとよい。
お本実施形態では、x,y,zの3軸加速度センサ
用いる。加速度センサ15の出力はCPU120に入
され、ブラシの三次元姿勢を検出するため
利用される。
加速度センサ15としては、ピエゾ抵抗タ プ、静電容量タイプ、もしくは熱検知タイ のMEMSセンサを好ましく利用できる。MEMSセン サは非常に小型であるため、本体1の内部へ 組み込みが容易だからである。ただし、加 度センサ15の形式はこれに限らず、動電式、 歪みゲージ式、圧電式などのセンサを利用し ても構わない。また特に図示しないが、各軸 のセンサの感度のバランス、感度の温度特性 、温度ドリフトなどを補正するための補正回 路を設けるとよい。また、動加速度成分やノ イズを除去するためのバンドパスフィルタ( ーパスフィルタ)を設けてもよい。また、加 度センサの出力波形を平滑化することによ ノイズを低減してもよい。
(ブラシの駆動機構)
本体1の内筐体1bは、外筐体1aに対して相対
自在に取り付けられた部品であり、外筐体1a
の先端側(ブラシ側)の開口部から突き出るよ
に設けられたステム3を備えている。上記の
ブラシ部材2は、このステム3を覆うように装
される。ブラシ部材2の先端には、ブラシ20
植毛されている。ブラシ部材2は消耗部品ゆ
え、新品に交換できるよう、ステム3(内筐体1
b)に対して着脱自在な構成となっている。
ステム3は、樹脂材からなる、先端(ブラ 側の端部)が閉じた筒状の部材であり、筒の 部の先端に軸受32を有している。モータ10の 回転軸11に連結された偏心軸30の先端が、ス ム3の軸受32に挿入される。この偏心軸30は、 軸受32の近傍に重り31を有しており、偏心軸30 の重心はその回転中心からずれている。CPU120 が動作モードに応じた駆動信号(たとえばパ ス幅変調信号)をモータ10に供給し、モータ10 の回転軸11を回転させると、回転軸11の回転 伴って偏心軸30も回転するが、偏心軸30は重 がずれているために回転中心の回りに旋回 るような運動を行う。よって、偏心軸30の 端が軸受32の内壁に対して微小な衝突を繰り 返し、ブラシ20を高速に振動(運動)させるこ となる。つまり、モータ10が、ブラシを振動 (運動)させる駆動手段の役割を担い、偏心軸3 0が、モータ10の出力(回転)をブラシ20の振動 変換する運動伝達機構(運動変換機構)の役割 を担う。
(ブラシ部材の回転機構)
本実施形態の電動歯ブラシは、ブラシ20のy
周りの向きを変更するために、ブラシ部材2
を本体1の外筐体1aに対して相対的に回転移動
させるアクチュエータ(回転手段)40を備えて
る。図4A及び図4Bにアクチュエータ40の構成
示す。図4Aは図4BのX-X断面図である。
アクチュエータ40は、固定子41と回転子42 有する回転型のモータにより構成される。 定子41は本体1の外筐体1aに固定されており 回転子42はモータ10のモータハウジング43に 定されている。CPU120からアクチュエータ40に 制御信号が供給されると、その制御信号に応 じた角度だけ回転子42が回転する。なお、こ 実施形態では、回転子42の回転角は-180度~+18 0度の範囲内を想定している。回転子42の回転 に伴って、モータハウジング43及びモータ10 回転し、さらに、モータ10の回転軸11に固定 れている内筐体1bも回転する。その結果、 ラシ部材2が本体1に対して所望の角度だけ回 転し、ブラシ20の向きを変更することができ 。ここで、「ブラシの向き」とは、ブラシ の法線方向、つまり、ブラシの毛先の方向 いい、「ブラシの向きを変更する」とは、 ラシの向きのy軸周りの回転角を変更するこ とをいう。
このアクチュエータ40としては、ステッ ングモータなど公知の回転型モータを好ま く利用できる。なお、回転出力を得ること できればよいので、弧状の固定子を有する 筒型リニアモータなども利用可能である。
以上述べたように、本実施形態の電動歯 ラシは、ブラシ20を運動(振動)させるための モータ10と、ブラシ20の向き(ブラシ角)を制御 するためのアクチュエータ40の、2種類のアク チュエータを備えている。互いを区別するた めに、モータ10をブラシ駆動用アクチュエー 、アクチュエータ40をブラシ角制御用アク ュエータと称することもできる。
(電動歯ブラシの動作)
歯の種類(上顎/下顎、臼歯/切歯など)や部分
(舌側/頬側、歯面/噛み合わせ面、歯周ポケッ
トなど)によって、食物残渣や歯垢の付き方
異なり、部位ごとに効果的なブラシ角に違
がある。また、同じ種類の歯であっても歯
の右と左ではブラシの当て方が反対になる
そこで、本実施形態の電動歯ブラシは、 速度センサ15で検出されたブラシの姿勢に づいてブラッシング部位を推定し、ブラッ ング部位に応じてブラシ角が最適値になる うアクチュエータ40を制御する。
本実施形態では、図5に示すように、上下 の歯列を、「上顎前頬側」、「上顎前舌側」 、「上顎左頬側」、「上顎左舌側」、「上顎 左噛み合わせ面」、「上顎右頬側」、「上顎 右舌側」、「上顎右噛み合わせ面」、「下顎 前頬側」、「下顎前舌側」、「下顎左頬側」 、「下顎左舌側」、「下顎左噛み合わせ面」 、「下顎右頬側」、「下顎右舌側」、「下顎 右噛み合わせ面」、の16箇所の部位に区分す 。ただし、歯列の区分はこれに限らず、も と大まかな区分でもよいし、より細かい区 でもよい。
図6~図9のフローチャートを参照して、ブ シ角の自動制御のフローを具体的に説明す 。図6はメインルーチンのフローチャートで あり、図7~図9はメインルーチンの各処理の詳 細を示すフローチャートである。なお、以下 に説明する処理は、特にことわりのない限り 、制御手段であるCPU120がプログラムに従って 実行する処理である。
電動歯ブラシの電源がONになると、CPU120 、モータ10を制御してブラシ20の駆動を開始 る(S10)。以下に述べるS20~S60の処理は一定時 ごとに繰り返し実行される。電動歯ブラシ 電源がOFFになるか、タイマによって計時さ ていた継続動作時間が所定時間(たとえば2 間)に達すると、S20~S60のループが終了し(継 ?;NO)、CPU120はブラシ20の駆動を停止する(S70)
(S20:姿勢の検出)
S20において、CPU120は、加速度センサ15の出
に基づき電動歯ブラシ本体の姿勢を検出す
。図7は姿勢検出処理(S20)のフローチャート
ある。
CPU120は、加速度センサ15からx、y、zそれ れの出力Ax、Ay、Azを取得する(S100)。Axはx方 の加速度成分、Ayはy方向の加速度成分、Azは z方向の加速度成分を表す。歯ブラシが静止 態にあるとき(加速度センサ15に動加速度が 用していないとき)は、Ax、Ay、Azの合成ベク ルAが重力加速度に相当する。ここでは、A=( Ax、Ay、Az)を姿勢ベクトルとよぶ。
ここで、姿勢ベクトルA=(Ax、Ay、Az)の大き さが1.2g(gは重力加速度)より大きい場合は(S101 ;YES)、エラーを返す(S102)。加速度センサ出力 動加速度成分が多く含まれていると、重力 速度の方向(つまりブラシの三次元姿勢)を 確に特定するのが難しくなるからである。 お、S102のようにエラーを返すのではなく、 成ベクトルの大きさが1.2g以下となる加速度 センサ出力Ax、Ay、Azが得られるまでS100とS101 処理を繰り返すようにしてもよい。なお、 ラー判定の閾値は1.2gに限らず、他の値でも よい。
(S30:ブラッシング部位の推定)
図8、図9はブラッシング部位推定処理(S30)の
フローチャートである。また図10、図11は、
ラッシング部位ごとの加速度センサ出力Ax、
Ay、Azの一例を示す図である。
まずCPU120は、z方向の加速度センサの出力 Azに基づき、上顎か下顎かを判定する(S700)。 顎の歯列をブラッシングするときはブラシ が少なからず上向きになり、下顎の歯列を ラッシングするときはブラシ面が少なから 下向きになることに着目した判定である。A z>0の場合は下顎(S801)、Az≦0の場合は上顎(S7 01)と判定される。
(1)上顎の場合
CPU120は、y方向の加速度センサの出力Ayに基
いて前歯か否かを判定する(S702)。前歯をブ
ッシングするときは歯ブラシ本体1が比較的
水平になるが、臼歯をブラッシングするとき
は唇との干渉があるため歯ブラシ本体1が斜
にならざるをえないことに着目した判定で
る。Ay≦閾値aの場合は上顎前歯と判定され
(S703)。
上顎前歯と判定した場合、CPU120は、x方向 の加速度センサの出力Axに基づいて頬側か舌 かを判定する(S704)。頬側と舌側とではブラ の向きが反転することに着目した判定であ 。Ax>0の場合は「上顎前頬側」と判定され (S705)、Ax≦0の場合は「上顎前舌側」と判定さ れる(S706)。
一方、S702で上顎前歯でないと判定した場 合、CPU120は、x方向の加速度センサの出力Axに 基づいて噛み合わせ面か否かを判定する(S707) 。噛み合わせ面をブラッシングするときはブ ラシ面がほぼ水平になり、Axの出力が非常に さくなることに着目した判定である。閾値b >Ax>閾値cの場合は「上顎左噛み合わせ面 たは上顎右噛み合わせ面」と判定される(S70 8)。なお、第1実施形態では、上顎左噛み合わ せ面と上顎右噛み合わせ面とをとくに区別し ていない。噛み合わせ面の場合、左右でブラ ッシング動作を変える必要性が小さいからで ある。
Ax≧閾値bまたはAx≦閾値cの場合、CPU120は Axが0より大きいか否かで、頬側か舌側かを 定する(S709)。頬側と舌側とではブラシの向 が反転することに着目した判定である。Ax&g t;0の場合は「上顎右頬側または上顎左舌側」 と判定され(S710)、Ax≦0の場合は「上顎左頬側 または上顎右舌側」と判定される(S711)。なお 、第1実施形態では、上顎右頬側と上顎左舌 とをとくに区別していない。両部位のあい でブラシ角等を変える必要性が小さいから ある。上顎左頬側と上顎右舌側についても 様である。
(2)下顎の場合
CPU120は、y方向の加速度センサの出力Ayに基
いて前歯か否かを判定する(S802)。前歯をブ
ッシングするときは歯ブラシ本体1が比較的
水平になるが、臼歯をブラッシングするとき
は唇との干渉があるため歯ブラシ本体1が斜
にならざるをえないことに着目した判定で
る。Ay≦閾値dの場合は下顎前歯と判定され
(S803)。
下顎前歯と判定した場合、CPU120は、x方向 の加速度センサの出力Axに基づいて頬側か舌 かを判定する(S804)。頬側と舌側とではブラ の向きが反転することに着目した判定であ 。Ax<0の場合は「下顎前頬側」と判定され (S805)、Ax≧0の場合は「下顎前舌側」と判定さ れる(S806)。
一方、S802で下顎前歯でないと判定した場 合、CPU120は、x方向の加速度センサの出力Axに 基づいて噛み合わせ面か否かを判定する(S807) 。噛み合わせ面をブラッシングするときはブ ラシ面がほぼ水平になり、Axの出力が非常に さくなることに着目した判定である。閾値e >Ax>閾値fの場合は「下顎左噛み合わせ面 たは下顎右噛み合わせ面」と判定される(S80 8)。なお、第1実施形態では、下顎左噛み合わ せ面と下顎右噛み合わせ面とをとくに区別し ていない。噛み合わせ面の場合、左右でブラ ッシング動作を変える必要性が小さいからで ある。
Ax≧閾値eまたはAx≦閾値fの場合、CPU120は Axが0より大きいか否かで、頬側か舌側かを 定する(S809)。頬側と舌側とではブラシの向 が反転することに着目した判定である。Ax&g t;0の場合は「下顎右頬側または下顎左舌側」 と判定され(S810)、Ax≦0の場合は「下顎左頬側 または下顎右舌側」と判定される(S811)。なお 、第1実施形態では、下顎右頬側と下顎左舌 とをとくに区別していない。両部位のあい でブラシ角等を変える必要性が小さいから ある。下顎左頬側または下顎右舌側につい も同様である。
以上の処理によって、現在のブラッシン 部位が、「上顎前頬側」(S705)、「上顎前舌 」(S706)、「上顎噛み合わせ面」(S708)、「上 右頬側または上顎左舌側」(S710)、「上顎左 側または上顎右舌側」(S711)、「下顎前頬側 (S805)、「下顎前舌側」(S806)、「下顎噛み合 せ面」(S808)、「下顎右頬側または下顎左舌 」(S810)、「下顎左頬側または下顎右舌側」( S811)のいずれかに特定される。
なお、上記判定アルゴリズムはあくまで 一例を示したものにすぎず、加速度センサ 出力Ax、Ay、Azからブラッシング部位を特定 きるのであればどのような判定アルゴリズ でも構わない。たとえばAx、Ay、Azの値をそ まま判定の変数として用いるのでなく、Ax Ay、Azを適宜組み合わせることで得られる2次 変数を判定に用いてもよい。2次変数は、た えば、Ay/Az、Ax・Ax+Ay・Ay、Az-Axなど、任意に 定できる。あるいは、各軸の加速度情報Ax Ay、Azを、図12に示すように角度情報(姿勢角) α、β、γに変換した後で、ブラッシング部位 を判定してもよい。図12の例では、重力加速 方向に対するx軸の角度をロール角α、重力 速度方向に対するy軸の角度をピッチ角β、 力加速度方向に対するz軸の角度をヨー角γ ように定義している。判定に用いる閾値は 床実験等の結果から決定することができる
(S40~S60:ブラシ角の制御)
S40において、CPU120は、S200で検出された姿勢
(加速度センサの出力)に基づいて現在のブラ
角の値を推定する。ブラシ角とは、歯軸(歯
の頭と根に沿った軸)に対するブラシの当た
角のことである。ただし、S40の推定処理で
、アクチュエータ40による内筐体1bの回転角
0度であり且つ歯軸が重力方向に一致すると
仮定した場合のブラシ角を算出する。なお、
ここでは0度から90度の範囲でブラシ角を表す
ものとする。
ブラシ角は、たとえば、z方向の加速度成 分Azから推定可能である。図13に示すように ブラシ角が約90度の場合はAzはほとんど0を示 し、ブラシ角が小さくなるほどAzの値が大き なる、というようにブラシ角に応じてAzの が有意に変化するからである。なお、ブラ 角に応じてx方向の加速度成分Axも変化する め、Azの代わりにAxからブラシ角を推定した 、AxとAzの両方(AxとAzの合成ベクトルの方向) からブラシ角を推定することも好ましい。ブ ラシ角は連続量で算出してもよいし、0度~10 、10度~20度、・・・のように離散値で算出し てもよい。
図14の上段はブラシ角=0度の状態、中段が ブラシ角=45度の状態、下段がブラシ角=90度の 状態を示している。噛み合わせ面を磨く場合 には、ブラシ角は約0度であることが好まし 。また歯周ポケットや歯間から食物残渣や 垢を効果的に掻き出すには、ブラシの毛先 歯周ポケットや歯間に入り込むようにブラ を動かすとよく、ブラシ角は約45度であるこ とが好ましい。一方、ブラシ角を90度にする 、歯面に対して最も高い歯垢除去力を発揮 きる。
このように、ブラッシング部位あるいは 望する刷掃効果などに依存して、最適なブ シ角を定めることができる。ここでは、「 顎噛み合わせ面」と「下顎噛み合わせ面」 ブラシ角の最適値を0度、「上顎右頬側」、 「上顎左舌側」、「上顎左頬側」、「上顎右 舌側」、「下顎右頬側」、「下顎左舌側」、 「下顎左頬側」、「下顎右舌側」におけるブ ラシ角の最適値を45度、「上顎前頬側」、「 顎前舌側」、「下顎前頬側」、「下顎前舌 」におけるブラシ角の最適値を90度、のよ に設定した。これらの設定値は、メモリ121 記憶されている。なお、ここで示したブラ 角の最適値は一例にすぎず、どのように最 値を設定してもよいし、また使用者が所望 値に最適値を変更できることも好ましい。 らには、「歯垢除去モード」と「歯周ポケ トモード」のように予め複数の設定値が用 されており、使用者が歯垢除去モードを選 すると噛み合わせ面以外のブラッシング部 では「45度」の最適値が自動的に設定され、 歯周ポケットモードを選択すると噛み合わせ 面以外のブラッシング部位で「90度」の最適 が自動的に設定されるようにしてもよい。
S50では、CPU120は、S40で得られた現在のブ シ角の値と、S30で得られたブラッシング部 におけるブラシ角の最適値とを比較し、ブ シ角が適切か否かを判定する。「45度」の うに最適値がある1つの値で定義されている 合は、現在値と最適値との差を評価すれば い。もし「40度~50度」のように最適値が値 で定義されている場合は、現在値がその値 内にあるか否かを評価すればよい。
ここで、ブラシ角が適切でないと判定さ た場合(S50;NO)、CPU120は、ブラシ角の調整を う(S60)。具体的には、CPU120は、最適値と現在 値の差分を求め、その差分(角度)に相当する 御信号をアクチュエータ40に送出し、ブラ 部材2を回転させる。これにより、ブラシ角 最適値になるようにブラシ20の向きが制御 れる。
以上述べた本実施形態の構成によれば、 動歯ブラシの姿勢に応じて自動的にブラシ 材2が回転しブラシ角が最適値になるよう制 御されるため、ブラッシング中に適切なブラ シ角を容易に実現することができ、良好な刷 掃効果を得ることができる。
<第2実施形態>
図15は、本発明の第2実施形態の電動歯ブラ
の構成を示している。第1実施形態と異なる
点は、外筐体1aと内筐体1bの間に、軸受44が設
けられている点である。この構成によれば、
内筐体1bの位置安定性が向上する。また内筐
1bの位置が安定することから、アクチュエ
タ40の軸方向の長さを短くすることができ、
電動歯ブラシ本体1の小型化にも寄与する。
<第3実施形態>
図16は、本発明の第3実施形態の電動歯ブラ
の構成を示している。第1及び第2実施形態
は、リード線を介してモータ10への電力供給
が行われていたのに対し、第3実施形態では
電気的接続部45を介して駆動回路12からモー
10への電力供給が行われている点が異なる
第1、第2実施形態のようにモータ10と駆動 回路12の間がリード線で接続されている構成 は、リード線のねじれや断線を防ぐために アクチュエータ40の回転範囲を制限する必 がある。一方、本実施形態の電気的接続部45 は、アクチュエータ40の回転角によらず、駆 回路側の電力供給ラインとモータ10の電極 の電気的接続を確保するための回路構成で る。たとえばアクチュエータ40を360度以上回 転させる必要がある場合などに、この構成を 好適に利用することができる。
図17は、電気的接続部45の一例として、整 流ブラシによる回路構成を模式的に示してい る。このような回路構成により、整流ブラシ の接触位置によらず(内筐体1bと外筐体1aの位 関係によらず)、一定方向の電流Iがモータ10 に流れるように、駆動回路12側からモータ10 と電力を供給することができる。
図18は、電気的接続部45の一例として、コ イルによる回路構成を模式的に示している。 このような回路構成により、電磁誘導によっ て駆動回路12側からモータ10へと電極を供給 ることが可能である。
<第4実施形態>
第4実施形態では、ブラシ角が最適値である
ことを報知する機能を設ける。具体的には、
図6のS50でブラシ角が適切であると判定され
場合に、CPU120が、外筐体1aに設けられた発光
部(LEDなど)を発光させる。使用者は、発光部
点灯状態をみることで、ブラシ角が最適値
あることを容易に把握できる。
ここで、S40で得られたブラシ角の現在値 S30で得られたブラッシング部位の最適値の 分に応じて、報知の仕方(発光色、点滅パタ ーンなど)を変えることも好ましい。これに り、アクチュエータ40によるブラシ角の調整 が不要な場合(本体1の姿勢が正しい状態)と、 アクチュエータ40によりブラシ角の調整が行 れた場合(本体1の姿勢は正しくない状態)と 区別がつくため、正しい姿勢を使用者に学 させることができる。
なお、報知の方法は、光以外にも、音、 動、音声などを用いることができる。音の 合は、差分に応じて音の大きさやパターン 変えることができる。振動の場合は、差分 応じて振動の強さや長さを変えることがで る。音声の場合は、たとえば、「あと30度 らい傾けて下さい」「もう少し傾けてくだ い」「最適なブラシ角です」のような内容 報知することができる。
<第5実施形態>
第5実施形態では、検出された姿勢に応じて
、ブラシ角だけでなく、ブラシの運動方向(
体的にはモータ10の回転方向)、ブラシの運
周波数(具体的にはモータ10の回転数)を変更
る。その他の構成については上述した実施
態のものと同様であるため、以下、本実施
態に特有の構成を中心に説明を行う。
(振動特性)
この電動歯ブラシでは、上述のように、偏
軸の旋回運動を利用してブラシの振動を発
させており、ブラシ20はモータ10の回転軸に
垂直な面内を楕円状の軌道を描いて振動する
。本発明者らは、振動数(モータ回転数)を変
させながらブラシの振動を観察し分析する
とによって、この電動歯ブラシが次のよう
振動特性を有することを見出した。
(1)ブラシ部分が少なくとも2つの共振点(共
振動数)を有している。
(2)各共振点における共振の方向が異なる。
体的には、図19に示すように、振動数が低
側の共振点(第1共振:約12500spm)ではブラシ面
平行なx軸方向の振幅が増大する。振動数が
い側の共振点(第2共振:約38000spm)ではブラシ
に垂直なz軸方向の振幅が増大する。共振外
(たとえば約26500spm)では、ブラシはx軸(z軸)に
して斜め(約45度)の軌道を描く。なお、「spm
」は一分間あたりのスイング回数を表す単位
である。
方向の異なる複数の共振が出現する理由 、電動歯ブラシの構造やその駆動原理に依 ところが大きいと考えられる。本発明者ら 、偏心軸やブラシの構成を変更しながら実 を繰り返すことで、第1共振点が主に運動伝 達機構に依存する特性であり、第2共振点が にブラシに依存する特性であるとの知見を ている。言い換えれば、運動伝達機構の構 や形状(簡単には偏心軸の重りの位置、大き 、重量など)を変更することで第1共振点の 動数や振幅を調整でき、また、ブラシの構 や形状を変更することで第2共振点の振動数 振幅を調整できることが分かった。
図20の上段がブラシ角=45度の状態を示し 図20の下段がブラシ角=90度の状態を示してい る。また図20の左側はモータが正転の状態、 側はモータが反転の状態を示している。そ て、それぞれの矢印はブラシの動き(振幅が 最も大きい方向)を表している。概略、第1共 ではブラシが横(x軸方向)に動き、第2共振で はブラシが縦(z軸方向)に動き、共振外ではブ ラシが斜めに動く。
歯周ポケットや歯間から食物残渣や歯垢 効果的に掻き出すには、ブラシの毛先が歯 ポケットや歯間に入り込むようにブラシを かすとよい。すなわち、ブラシの動く方向 歯軸に対して斜め(たとえば45度)になること が好ましい。したがって、図20の例では、ブ シ角が45度の場合は、第2共振の動きが最適 あることがわかる。一方、ブラシ角が90度 場合、下顎右舌側ではモータ正転の共振外 動きが最適であり、下顎右頬側ではモータ 転の共振外の動きが最適であることがわか 。なお、同様の考え方に従って、ブラッシ グ部位とブラシ角の組み合わせのそれぞれ 対する最適な動作モード(モータ回転方向と ラシ振動数)を決定することができる。
図21は本実施形態の動作モード切替処理 フローチャートである。この処理は、たと ば図6のS60の後などに実行される。
CPU120は、S30で得られたブラッシング部位 S40で得られたブラシ角(又はブラシ角の最適 値)を、前回の処理の時のブラッシング部位 よびブラシ角と比較することで、ブラッシ グ部位もしくはブラシ角が変化したか否か チェックする(S1800)。なお前回の処理の時の ラッシング部位とブラシ角はメモリに記憶 れている。
ブラッシング部位もしくはブラシ角が変 した場合(S1800;YES)、CPU120は、現在のブラッ ング部位が「下顎左頬側、下顎右舌側、上 左舌側、上顎右頬側」の第1グループと、「 顎右頬側、下顎左舌側、上顎右舌側、上顎 頬側」の第2グループのいずれに該当するか を判定する(S1801)。そして第1グループの場合 、CPU120は、モータの回転方向を正転にする( S1802)。第2グループの場合、CPU120は、モータ 回転方向を反転にする(S1803)。さらにCPU12は ブラシ角が45度の場合にブラシの振動数を第 2共振(高速)に制御し(S1804、S1805)、ブラシ角が 90度の場合にブラシの振動数を共振外(中速) 制御する(S1806)。
以上述べた本実施形態の制御によれば、 ラッシング部位とブラシ角の情報に基づき 歯間や歯周ポケットのブラッシングに最適 ブラシ毛先の動きを実現でき、より一層の 垢除去力の向上を図ることができる。
なお、この実施形態では、ブラシの運動 向と運動周波数の両方を制御したが、いず か一方のみを制御する構成も好ましい。た えば、歯肉が過敏な部位については、運動 波数を低くしてブラッシング強度を弱めに 、逆に高い刷掃効果が望まれる部位につい は、運動周波数を高くしてブラッシング強 を強めにすることができる。これにより刷 効果と施療感の向上を図ることができる。 た、歯ブラシの振動機構はyz平面に関して 称であるため、モータの回転方向を逆転す と、ブラシはyz平面に関して対称な軌道を描 く。よって、ブラシの毛先が歯周ポケットか ら歯垢を掻き出す方向に動くように、ブラッ シング部位に応じてモータの回転方向を切り 替えるとよい。
<第6実施形態>
第6実施形態は、1軸の加速度センサにより
ラッシング部位およびブラシ角の推定を行
構成を採用する。
図22上段は、頬側または舌側の歯面をブ ッシングしている状態を示している。この き、ブラシ角(ヨー角γ)は約90度になり、重 加速度のx軸方向成分は約1gもしくは-1gとな (正負は歯列の左右に対応する)、重力加速度 のz軸方向成分はほぼ0となる。一方、図22下 は、噛み合わせ面をブラッシングしている 態を示している。このとき、ブラシ角(ヨー γ)はほぼ0度になり、重力加速度のx軸方向 分はほぼ0となり、重力加速度のz軸方向成分 は約1gもしくは-1gとなる(正負は歯列の上下に 対応する)。
このような特性を利用すれば、x軸の加速 度センサまたはz軸の加速度センサのみでも 「頬側または舌側の歯面」か「噛み合わせ 」かの判別や、さらには左右上下の判別も 能である。そして、前述の実施形態と同じ 、x軸またはz軸の加速度センサ出力からブラ シ角を算出可能である。ブラッシング部位と ブラシ角が推定された後の処理は、前述の実 施形態と同様である。
<第7実施形態>
第7実施形態の電動歯ブラシは、電動歯ブラ
シの使用後にブラシ部材を初期位置に復帰さ
せる自動復帰機能を有している。その他の構
成は上述した実施形態のものと同様である。
図23のフローチャートに示すように、ス ッチ操作により電動歯ブラシの電源がOFFさ るか、タイマによって計時されていた継続 作時間が所定時間(たとえば2分間)に達する 、S20~S60のループが終了し(継続?;NO)、ブラシ 駆動が停止する(S70)。その後、S230において CPU120がアクチュエータ40を制御し、ブラシ 材2の角度(ブラシの向き)を初期位置(ホーム ジション)に戻す。本実施形態では、ブラシ 面が電動歯ブラシ本体のスイッチSと同じ側 向いている状態(図2参照)を初期位置と定め いる。
このような自動復帰機能によれば、ブラ の向きが初期位置からずれた状態で歯磨き 終えた場合でも、次回の歯磨き開始までに ラシの向きが自動的に初期位置に復帰する よって、次回の歯磨き開始時に、より素早 最適なブラシ角に至らしめることが可能と る。
なお、電動歯ブラシが充電器100に置かれ ことを検知して、ブラシ部材を初期位置に すような制御も好ましい。また、電源OFFや イマによる自動停止の後、すぐに歯磨きが 開される可能性があることを考慮し、電源O FF等を検知してから所定時間(例えば1分)経過 に、ブラシ部材を初期位置に復帰させるよ にすることも好ましい。
また、この実施形態では、電動歯ブラシ 使用終了後に自動復帰処理を実行したが、 動歯ブラシの使用開始時(たとえば、電源が ONされた時、電動歯ブラシが充電器100から取 外された時など)に自動復帰処理を実行して も、同様の作用効果が得られる。
<その他>
上述した実施形態の構成は本発明の一具体
を例示したものにすぎない。本発明の範囲
上記実施形態に限られるものではなく、そ
技術思想の範囲内で種々の変形が可能であ
。たとえば、上述した各実施形態の構成を
いに組み合わせることも好ましい。また、
記実施形態では、偏心分銅による振動方式
電動歯ブラシを例示したが、本発明は他の
動方式の電動歯ブラシにも適用可能である
例えば、回転往復運動や直線往復運動やブ
シ毛回転運動やそれらを切り替えて組み合
せた電動歯ブラシにおいても適用可能であ
。また、充電式でなく、乾電池式や電源コ
ドを接続して使用するタイプの電動歯ブラ
にも本発明を適用可能である。
また、ブラシの姿勢検出の精度とブラッ ング部位やブラシ角の推定精度をさらに高 るために、加速度センサとジャイロスコー の出力から、基準位置に対するブラシの移 量や相対姿勢を算出することも好ましい。 準位置については、電源ONの時点の姿勢を 準位置に設定してもよいし、あるいは、使 者に基準位置(磨き始めの位置)を入力させる ような仕組み(たとえば、歯ブラシ本体を水 に構えブラシを上顎前頬側に当てた状態で イッチを押させる)を設けてもよい。移動量( 移動距離)は、加速度センサ出力から得られ x軸方向、y軸方向、z軸方向それぞれの動加 度成分を二階積分することにより算出する とができる。ただし、移動量を算出する際 、歯ブラシの座標系xyzを、重力加速度方向 Z軸とする座標系XYZ(上記基準位置が原点であ るとよい)に変換する。たとえば、1クロック とにX、Y、Zそれぞれの移動距離を算出し累 していくことにより、基準位置(初期位置) 対する相対位置を割り出すことができる。 して、基準位置に対する相対位置がわかれ 、上述した実施形態よりもさらに正確かつ 細にブラッシング部位を同定することが可 である。さらに、磁気センサなどから得ら る方位情報を利用してブラシの位置を算出 ることも好ましい。なお、加速度センサ出 から動加速度成分を抽出するには、ハイパ フィルタなどのバンドパスフィルタを用い ことができる。このとき、ブラシの振動に るノイズを除去するために、ブラシの駆動 波数に相当する100Hz~300Hz程度の周波数成分を カットすることも好ましい。またジャイロス コープと組み合わせてより正確な移動量や移 動方向を算出することも好ましい。さらに、 前歯に関しては、左右どちらの手で歯ブラシ 本体を持つかによってブラシの姿勢が180度変 わるため、使用者に利き手(歯ブラシを持つ うの手)を登録させ、登録された利き手に応 てブラッシング部位の判定アルゴリズムを 更したり、動作モード(モータ回転方向、ブ ラシの動き)を変更したりしてもよい。
また、ブラシ部材2の先端部分設けた小型 カメラで口腔内を撮影し、その画像情報をブ ラシの姿勢検出に活用してもよい。さらに、 ブラシ部材2の先端部分に温度センサや光セ サを設け、それらの検出結果をブラシの姿 検出に活用することもできる。
