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Title:
ELECTRICALLY CONDUCTIVE PARTICLE, ANISOTROPIC CONDUCTIVE CONNECTION MATERIAL, AND METHOD FOR PRODUCTION OF ELECTRICALLY CONDUCTIVE PARTICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/133037
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an electrically conductive particle which can be used as an anisotropic conductive connection material for use in the conductive connection between a substrate and an electronic component or the like. The electrically conductive particle comprises: a base particle (2) which has an electrical conductivity at least on its surface; and an insulating resin film (3) which is formed continuously by the fusion of insulating resin microparticles (3a) so that the insulating resin film (3) covers the surface of the base particle, wherein a void is formed at least between the microparticles.

Inventors:
AKUTSU, Yasushi (12-3 Satsuki-ch, Kanuma-shiTochigi 02, 3228502, JP)
阿久津 恭志 (〒02 栃木県鹿沼市さつき町12-3 ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 鹿沼事業所 第2工場内 Tochigi, 3228502, JP)
Application Number:
JP2008/057150
Publication Date:
November 06, 2008
Filing Date:
April 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SONY CHEMICAL & INFORMATION DEVICE CORPORATION (Gate City Osaki, East Tower 8th Floor 1-11-2, Osaki, Shinagawa-k, Tokyo 32, 1410032, JP)
ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 (〒32 東京都品川区大崎1丁目11番2号 ゲートシティ大崎イーストタワー8階 Tokyo, 1410032, JP)
AKUTSU, Yasushi (12-3 Satsuki-ch, Kanuma-shiTochigi 02, 3228502, JP)
International Classes:
H01B5/00; H01B1/22; H01B5/16; H01B13/00; H01R11/01
Attorney, Agent or Firm:
KOIKE, Akira et al. (11th Floor, Yamato Seimei Bldg. 1-7, Uchisaiwai-cho 1-chome, Chiyoda-k, Tokyo 11, 1000011, JP)
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Claims:
1.少なくとも表面が導電性を有する基材粒子と、上記基材粒子の表面を被覆するように絶縁性樹脂の微粒子の融着に基づく連続した絶縁性樹脂膜とを有し、
 少なくとも上記微粒子間に空隙を有する導電性粒子体。
2.上記絶縁性樹脂膜の上記空隙を含めた全体の体積を100%としたときの、上記全体の体積に対する上記空隙の体積の割合を示す空隙率が、19.1%~38.1%である請求の範囲第1項記載の導電性粒子体。
3.上記微粒子は、架橋アクリル樹脂、スチレン-アクリル共重合体、ジビニルベンゼン-アクリル共重合体、スチレン-ジビニルベンゼン共重合体、メラミン-ホルムアルデヒド共重合体、シリコーン-アクリル共重合体、ポリアミド、ポリイミド、ポリブタジエン、NBRのうちから選択されるいずれかである請求の範囲第1項記載の導電性粒子体。
4.請求の範囲第1項乃至第3項いずれか1項記載の導電性粒子体が絶縁性接着剤中に分散してなる異方性導電接続材料。
5.架橋アクリル樹脂、スチレン-アクリル共重合体、ジビニルベンゼン-アクリル共重合体、スチレン-ジビニルベンゼン共重合体、メラミン-ホルムアルデヒド共重合体、シリコーン-アクリル共重合体、ポリアミド、ポリイミド、ポリブタジエン、NBRのうちから選択されるいずれかの絶縁性樹脂の微粒子を、少なくとも表面が導電性を有する基材粒子の表面に衝突させて上記表面に付着させることにより、上記基材粒子の表面に絶縁性樹脂膜を被覆させる導電性粒子体の製造方法。
6.上記絶縁性樹脂膜を被覆させる際に、上記絶縁性樹脂膜の空隙を含めた全体の体積を100%としたときの、上記全体の体積に対する上記空隙の体積の割合を示す空隙率が19.1%~38.1%となるように、上記微粒子間に上記空隙を有するように上記微粒子を上記基材粒子の表面に付着させる請求の範囲第5項記載の導電性粒子体の製造方法。
7.少なくとも表面が導電性を有する基材粒子の表面に、絶縁性樹脂の微粒子を衝突させて、空隙を有する初期状態の絶縁性樹脂膜を形成する第1の工程と、
 上記絶縁性樹脂膜の表面の空隙を減少させるとともに、上記絶縁性樹脂膜の上記基材粒子側の空隙は維持する程度まで上記微粒子の衝突を継続する第2の工程とを有する導電性粒子体の製造方法。
Description:
導電性粒子体及びこれを用いた 方性導電接続材料、並びに導電性粒子体の 造方法

 本発明は、基板、電子部品間等の導電接続 行う異方性導電接続材料に用いられる導電 粒子体及びこれを用いた異方性導電接続材 、並びに導電性粒子体の製造方法に関する
 本出願は、日本国において2007年4月16日に出 願された日本特許出願番号2007-107475を基礎と て優先権を主張するものであり、この出願 参照することにより、本出願に援用される

 従来、半導体素子の接続端子とその搭載用 板の接続端子とを接続する際に異方性導電 続材料を用いて異方性導電接続することが われている。このような異方性導電接続に いては、微細な導電性粒子を絶縁性接着剤 に分散したフィルム状又はペースト状の異 性導電接続材料を、接続すべき材料の間に み込み、加熱加圧することにより導電を確 するとともに両者を接着する。
 近年、液晶表示装置関係に代表されるよう 、装置の小型、高性能化に伴い、異方性導 接続の対象となる回路の高精細化が進んで るが、それに伴い回路間のファインピッチ の要求が強くなっているとともに、異方性 電接続の際のショートの発生等が懸念され いる。このファインピッチ化の要求等を満 させるために、図1に示すように、異方性導 電接続材料に使用される導電性粒子102に絶縁 性樹脂膜103をつけた導電性粒子体101を用いる ことにより、導通性と、絶縁性の相反する機 能を発揮させて対応してきた。
 しかしながら、さらにファインピッチが進 につれ、従来の導電性粒子に均一にコート れる絶縁膜では、回路間の絶縁性を確保す ために膜厚を厚くすると、上述した絶縁性 導通性という相反する特性のために導通性 低下する等の問題があった。

 本発明の目的は、狭ピッチバンプにおいて 接続信頼性を向上させることができる導電 粒子体及びこれを用いた異方性導電接続材 、並びに導電性粒子体の製造方法を提供す ことにある。
本発明に係る導電性粒子体は、少なくとも表 面が導電性を有する基材粒子と、上記基材粒 子の表面を被覆するように絶縁性樹脂の微粒 子の融着に基づく連続した絶縁性樹脂膜とを 有し、少なくとも上記微粒子間に空隙を有す る。
 本発明に係る異方性導電接続材料は、上述 導電性粒子体が絶縁性接着剤中に分散して る。
 本発明に係る導電性粒子体の製造方法は、 橋アクリル樹脂、スチレン-アクリル共重合 体、ジビニルベンゼン-アクリル共重合体、 チレン-ジビニルベンゼン共重合体、メラミ -ホルムアルデヒド共重合体、シリコーン- クリル共重合体、ポリアミド、ポリイミド ポリブタジエン、NBRのうちから選択される ずれかの絶縁性樹脂の微粒子を、少なくと 表面が導電性を有する基材粒子の表面に衝 させて上記表面に付着させることにより、 記基材粒子の表面に絶縁性樹脂膜を被覆さ る。
 本発明に係る導電性粒子体の製造方法は、 なくとも表面が導電性を有する基材粒子の 面に、絶縁性樹脂の微粒子を衝突させて、 隙を有する初期状態の絶縁性樹脂膜を形成 る第1の工程と、上記絶縁性樹脂膜の表面の 空隙を減少させるとともに、上記絶縁性樹脂 膜の上記基材粒子側の空隙は維持する程度ま で上記微粒子の衝突を継続する第2の工程と 有する。
 本発明に係る導電性粒子体は、導電性を有 る基材粒子を被覆するように絶縁性樹脂の 粒子の融着に基づく連続した絶縁性樹脂膜 有し、この微粒子間に空隙を有することに り、バンプ間の絶縁性を確保するとともに 外殻の絶縁性樹脂膜を割れやすくして、狭 ッチバンプにおいても容易かつ確実な接続 を確保して、高い接続信頼性を得ることを 現する。
 本発明に係る異方性導電接続材料は、狭ピ チバンプにおいても容易かつ確実な接続性 確保し得る導電性粒子体が、絶縁性接着剤 に分散して構成されているので、高い接続 頼性を得ることを実現する。
 本発明に係る導電性粒子体の製造方法は、 材粒子を被覆する絶縁性樹脂膜内に空隙を する導電性粒子体を製造できることにより 狭ピッチバンプにおいても容易かつ確実な 続性を確保して、高い接続信頼性を得るこ を実現する。
 本発明のさらに他の目的、本発明によって られる利点は、以下において図面を参照し 説明される実施の形態から一層明らかにさ るであろう。

図1は、従来の導電性粒子体の断面図で ある。 図2は、本発明を適用した導電性粒子体 の断面図である。 図3A乃至図3Cは、本発明を適用した導電 性粒子体の製造方法における各段階を説明す るための図であり、図3Aは、本発明と比較す ための状態であり、本製造方法により製造 れる状態よりさらにハイブリダイゼーショ 処理を行った状態の絶縁膜付き導電性粒子 を示す図であり、図3Bは、本製造方法によ 製造された状態、すなわち第2の工程を完了 た状態の絶縁膜付き導電性粒子体を示す図 あり、図3Cは、本製造方法において第1の工 を完了した状態の絶縁膜付き導電性粒子体 示す図である。 図4は、実施例及び比較例に係る導電性 粒子体の評価に用いられる評価用ICチップを 式的に示す図である。 図5は、実施例及び比較例に係る導電性 粒子体の評価に用いられるICチップ及びガラ 基板の関係を模式的に示す図である。

 以下、本発明を適用した絶縁膜付き導電性 子体及びこれを用いた異方性導電接続材料 ついて、図面を参照して説明する。
 本発明を適用した絶縁膜付き導電性粒子体1 は、例えば異方導電性接着剤等の異方性導電 接続材料に用いられる導電性粒子体である。 また、本発明を適用した異方性導電接続材料 としての異方導電性接着剤は、この絶縁膜付 き導電性粒子体1がバインダー樹脂である絶 性接着剤中に分散されている。この絶縁性 着剤としては、主にエポキシ樹脂、フェノ シ樹脂等の熱硬化樹脂が用いられている。 た、本発明は、この異方導電性接着剤を剥 フィルム上に形成することによりなる異方 電性フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)に適 用しても良い。
 この絶縁膜付き導電性粒子体1は、図2に示 ように、基材粒子となる導電性粒子2と、こ 導電性粒子2の表面を被覆するように絶縁性 樹脂の微粒子3aの融着により連続して形成さ た絶縁性樹脂膜3(以下、「外殻絶縁層」と いう。)とからなる。そして、絶縁性樹脂の 粒子3aの融着に基づく連続した絶縁性樹脂 3は、その微粒子間に、絶縁膜付き導電性粒 体1の絶縁特性及び導電特性を活かすように 、空隙Aを有している。この空隙は、球体に 接する立方体と、この球体との隙間の20%~60% 融着により埋まった状態程度の空隙である 尚、この立方体及び球体の隙間の空隙率は 約47.64%(=100×(1-4/3×π×(1/2) 3 ))であり、この隙間の20%~60%が埋まった状態の 空隙率は、19.1%~38.1%である。尚、この空隙率 、絶縁性樹脂膜3の空隙Aを含めた全体の体 を100%としたときの、全体の体積に対するこ 空隙Aの体積の割合を示すものである。
 絶縁膜付き導電性粒子体1は、絶縁性樹脂の 微粒子3aを、後述のように導電性粒子2の表面 に衝突させて導電性粒子2の表面に付着させ ことにより、導電性粒子2の表面に絶縁性樹 膜3が被覆されることとなる。また、この絶 縁性樹脂膜3を被覆させる際に、絶縁性樹脂 3の空隙率が19.1%~38.1%となるように微粒子間 空間を有するように微粒子を基材粒子の表 に付着させる。そして、この絶縁性樹脂膜3 、この絶縁性樹脂膜3の表面には、空隙が実 質的には存在せず、均一状態となっていると ともに、この絶縁性樹脂膜3の内側である基 粒子側には、空隙Aが確保されている状態と っているように形成される。また、絶縁性 脂膜3は、基材粒子の表面から厚み方向に従 って空隙Aが少なくなるように形成され、す わち、内側の空隙A1より外側の方が空隙A2が なくなるように形成される。そして、この とにより、絶縁性樹脂膜3の内側の部分は、 絶縁性樹脂膜の疎な部分であり、最外殻の表 面部分等の絶縁性樹脂膜3の外側の部分は、 縁性樹脂膜の密な部分である。
 導電性粒子2は、少なくとも表面が導電性を 有するものであり、絶縁膜付き導電性粒子体 1の基材粒子となる。導電性粒子2としては、 えば、金、銀、白金、ニッケル、銅、すず/ ニッケル合金等の金属からなる粒子や、スチ レン、ジビニルベンゼン、ベンゾクアナミン 等の核となる樹脂粒子の表面にニッケルめっ き、ニッケル/金めっき等を施した粒子が用 られる。
 また、導電性粒子2は、例えば粒径が3~10μm 度のものが用いられる。また、絶縁性樹脂 微粒子3aの粒径は、導電性粒子2の粒径に比 て1/10倍程度の大きさを有し、例えば、100~400 nm程度のものが用いられる。融着により形成 れた絶縁性樹脂膜3の厚みは、例えば200~300nm 程度とされている。そして、この絶縁性樹脂 膜3は、表面は融着により略均一な面を形成 、膜の内部には、上述のように微粒子間に 間が形成されることとなる。
 絶縁性樹脂膜3を形成する絶縁性樹脂の微粒 子3aには、中実の粒子が用いられている。こ は、上述のように基材粒子である導電性粒 2に絶縁性樹脂の微粒子3aを衝突させて付着 せることに加えて、優れた導電特性及び絶 特性を発揮させるために絶縁性樹脂膜3内部 に所定の空隙Aを形成するためには、中空の 子を用いるよりも中実の粒子を用いる方が いからである。そして、この絶縁性樹脂の 粒子3aとしては、例えば、架橋アクリル樹脂 、スチレン-アクリル共重合体、ジビニルベ ゼン-アクリル共重合体、スチレン-ジビニル ベンゼン共重合体、メラミン-ホルムアルデ ド共重合体、シリコーン-アクリル共重合体 ポリアミド、ポリイミド、ポリブタジエン NBR等が用いられる。
 また、絶縁性樹脂膜3を形成する絶縁性樹脂 の微粒子3aとして用いられる粒子の特性とし は、加熱及び加圧する熱プレス機により、1 00℃、2MPaの条件下で10分間プレスしたときに 体が融着により繋がるもので、かつ、70℃ 2MPaの条件下で10分間プレスしたときに膜に らない、すなわち粉体が繋がらず微粒子の 態が確保される特性のものを用いた。これ 、100℃、2MPaの条件下で繋がらないものは、 縁性樹脂の微粒子として用いた場合に導電 粒子2から脱落のおそれがあり、70℃、2MPaの 条件下で繋がるものは、絶縁性樹脂の微粒子 として用いた場合に上述の空隙Aを設けるこ が困難となるからである。尚、後述のハイ リダイゼーション処理による絶縁性樹脂の 粒子3aと、導電性粒子2との衝突の際の微粒 3a同士及び微粒子3aと導電性粒子2との摩擦熱 が、後述の条件で80℃程度となる。
 以上のように構成された絶縁膜付き導電性 子体1は、少なくとも表面に導電性を有する 基材粒子である導電性粒子2を被覆するよう 絶縁性樹脂の微粒子3aの融着に基づく連続し た絶縁性樹脂膜3を外殻に有し、この微粒子3a 間に空隙Aを有することにより、パンプ間の 縁性を確保するとともに、外殻の絶縁性樹 膜3を割れやすくすることにより、異方性導 接続材料等に用いられることにより、狭ピ チバンプにおいても容易かつ確実な接続性 確保して、すなわち、優れた導電特性及び 縁特性を発揮して、高い接続信頼性を得る とを実現する。
 また、絶縁膜付き導電性粒子体1は、絶縁性 樹脂膜3を形成するための絶縁性樹脂の微粒 3aとして、架橋アクリル樹脂、スチレン-ア リル共重合体、ジビニルベンゼン-アクリル 重合体、スチレン-ジビニルベンゼン共重合 体、メラミン-ホルムアルデヒド共重合体、 リコーン-アクリル共重合体、ポリアミド、 リイミド、ポリブタジエン、NBRのうちから 択される微粒子を用いることで、空隙率が1 9.1%~38.1%程度の空隙Aを絶縁性樹脂膜3の微粒子 間に設けることを可能とし、基材粒子である 導電性粒子2をこのような所定の空隙Aを有す 絶縁性樹脂膜3で被覆することにより、優れ た導電特性及び絶縁特性を発揮して、狭ピッ チバンプにおいても容易かつ確実な接続性を 確保して、高い接続信頼性を得ることを実現 する。
 また、この絶縁膜付き導電性粒子体1を有す る異方性導電接続材料は、上述したように絶 縁膜付き導電性粒子体1を絶縁性接着剤中に 散されてなるので、狭ピッチバンプにおい も容易かつ確実な接続性を確保して、高い 続信頼性を得ることを実現する。
 そして、本発明を適用した絶縁膜付き導電 粒子体1は、例えば、公知のハイブリダイゼ ーションシステムによる処理(以下、「ハイ リダイゼーション処理」ともいう。)によっ 、導電性粒子2の表面に絶縁性樹脂の微粒子 3aを融着させて絶縁性樹脂層を形成して、製 されるものである。ここで、ハイブリダイ ーション処理は、微粒子に微粒子を複合化 るもので(例えば、粉体と工業 VOL.27,NO.8,1995 ,p35~42等参照)、母粒子と子粒子とを気相中に 散させながら、衝撃力を主体とする機械的 エネルギーを粒子に与えることによって、 子の固定化及び成膜処理を行うものである このハイブリダイゼーション処理の具体的 条件については、使用する原料や装置にお て適宜決定することができる。
 以上のようにハイブリダイゼーション処理 より絶縁膜付き導電性粒子体1を製造する場 合の、導電性粒子2を被覆するように形成さ る絶縁性樹脂膜3の膜厚、絶縁性樹脂膜3の内 部に形成される微粒子間の空隙については、 上述の通りである。
 すなわち、本発明を適用した絶縁膜付き導 性粒子体の製造方法は、少なくとも表面が 電性を有する基材粒子である導電性粒子2の 表面に、絶縁性樹脂の微粒子3aを衝突させて 空隙Acを有する初期状態の絶縁性樹脂膜3cを 形成する第1の工程と、この絶縁性樹脂膜3cの 表面の空隙を減少させるとともに、絶縁性樹 脂膜の基材粒子側の空隙は維持する程度まで 微粒子の衝突を継続する第2の工程とを有す 。
 この製造方法において、第1の工程では、上 述のハイブリダイゼーション処理を所定時間 行うことにより、導電性粒子2の表面に、絶 性樹脂の微粒子3aを衝突させて、図3Cに示す うに、絶縁性樹脂膜自体の表面にも空隙Ac 有する初期状態の絶縁性樹脂膜3cを形成する 。
 次に、第2の工程では、さらに、ハイブリダ イゼーション処理を所定時間行うことにより 、初期状態の絶縁性樹脂膜3cが形成された基 粒子の外殻であるこの初期状態の絶縁性樹 膜3cに、絶縁性樹脂の微粒子3aを衝突させて 、図3Bに示すように、絶縁性樹脂膜自体の表 には空隙が存在しなくて均一となる程度ま 空隙を減少させるとともに、絶縁性樹脂膜 内部には微粒子間に空隙Aが存在する絶縁性 樹脂膜3を形成する。このとき、ハイブリダ ゼーションの条件を制御することにより、 定の空隙率で微粒子間に空隙を有するとと に微粒子の融着に基づく連続した絶縁性樹 膜3を形成することができる。すなわち、具 的には、第1及び第2の工程における、例え 回転数、時間等のハイブリダイゼーション 条件を制御することで、内側部分に空隙A1が 多く存在し、外側に向かうにつれて空隙A2が なくなり、表面では均一状態となるととも 、所定の空隙率で空隙を有するような絶縁 樹脂膜3を形成することができる。
 尚、図3Bの状態から、さらに、ハイブリダ ゼーション処理を所定時間行うことにより 図3Aに示すような、空隙を有さず、表面から 最内周面にわたって均一な膜である、従来の 絶縁性樹脂膜103が形成されることとなる。換 言すると、本発明の絶縁膜付き導電性粒子体 1は、従来のように膜厚の全部にわたって均 である絶縁性樹脂膜103となる前の状態であ 所定の空隙を有する状態に制御、すなわち ハイブリダイゼーション処理により所定の 隙を形成し得る上述したような絶縁性樹脂 微粒子3aを選定するとともに、微粒子の融着 に基づく連続した絶縁性樹脂膜3の微粒子3a間 に所定の空隙を有するようハイブリダイゼー ションの条件を制御することにより、絶縁膜 付き導電性粒子体1の絶縁性と導通性とを両 した機能を発揮させるための、表面では均 状態となるとともに所定の空隙率で空隙を するような絶縁性樹脂膜3を形成することが きる。
 そして、上述のように製造された絶縁膜付 導電性粒子体1を、絶縁性接着剤中に分散さ せることによりペースト状又はフィルム状の 異方性導電接続材料を製造することができる 。この絶縁性接着剤としては、上述したもの が用いられる。
 本発明を適用した絶縁膜付き導電性粒子体1 を使用した異方性導電接続材料は、例えば、 半導体素子とその搭載用基板、フレキシブル 配線基板と液晶ディスプレイ等の相対向する 二つの被接続体の間に挟み込まれ加熱加圧さ れることにより、良好な導通特性と絶縁特性 と接続強度とを実現した接続構造体を得るこ とを可能とする。
 すなわち、本発明を適用した絶縁膜付き導 性粒子体1は、導電性を有する基材粒子とし ての導電性粒子2を被覆するように絶縁性樹 の微粒子3aの融着に基づく連続した絶縁性樹 脂膜3を有し、この微粒子間に空隙Aを有する とにより、バンプ間の絶縁性を確保すると もに、外殻の絶縁性樹脂膜3を割れやすくし て、狭ピッチバンプにおいても容易かつ確実 な接続性を確保して、高い接続信頼性を得る ことを実現する。
 また、本発明を適用した絶縁膜付き導電性 子体の製造方法は、少なくとも表面が導電 を有する基材粒子である導電性粒子2の表面 に、絶縁性樹脂の微粒子3aを衝突させて、空 を有する初期状態の絶縁性樹脂膜を形成す 第1の工程と、この絶縁性樹脂膜の表面の空 隙を減少させるとともに、絶縁性樹脂膜の基 材粒子側の空隙は維持する程度まで微粒子の 衝突を継続する第2の工程とを有することに り、上述したような絶縁性樹脂膜3内に所定 空隙Aを有する絶縁膜付き導電性粒子体1を 造することができ、すなわち、回路の異方 導電接続を行う際の優れた導電特性及び絶 特性を発揮する異方性導電接続材料に用い れる絶縁膜付き導電性粒子体1を製造でき、 って、狭ピッチバンプにおいても容易かつ 実な接続性を確保して、高い接続信頼性を ることができる。
 また、本発明を適用した絶縁膜付き導電性 子体の製造方法は、架橋アクリル樹脂、ス レン-アクリル共重合体、ジビニルベンゼン -アクリル共重合体、スチレン-ジビニルベン ン共重合体、メラミン-ホルムアルデヒド共 重合体、シリコーン-アクリル共重合体、ポ アミド、ポリイミド、ポリブタジエン、NBR うちから選択されるいずれかの絶縁性樹脂 微粒子3aを、少なくとも表面が導電性を有す る基材粒子である導電性粒子2の表面に衝突 せて上記表面に付着させることにより、回 の異方性導電接続を行う際の優れた導電特 及び絶縁特性を発揮する異方性導電接続材 に用いられる絶縁膜付き導電性粒子体1を製 でき、よって、狭ピッチバンプにおいても 易かつ確実な接続性を確保して、高い接続 頼性を得ることができる。
<実施例>
 以下に、本発明の実施例について具体的に 明する。尚、以下の実施例においては、本 明の製造方法における第1の工程の際の状態 のように全体的に疎な膜が形成された状態C( 3C参照)から、さらに第2の工程の際の状態の ように表面が均一な膜が形成されて内部が疎 な状態B(図3B参照)の実施例B1~B4を本発明の実 例とした。
 また、これと比較するための比較例として 状態Bからさらに膜が形成され膜厚に亘って 全体的に均一膜が形成された状態A(図3A参照) 比較例A1~A3と、上述の疎な膜が形成された 態C(図3C参照)の比較例C1~C3とを比較例として げて以下の条件で評価を行った。
 各実施例B1~B4及び各比較例A1~A3,C1~C3において は、基材粒子となる導電性粒子径を5μmとし 、絶縁防止膜の膜厚を変えて形成された絶 膜形状A,B,Cの絶縁膜付き導電性粒子体を、ア ニオン硬化型のエポキシ系接着材料に樹脂100 重量%(100wt%)に対し粒子40重量%(40wt%)を均一分 し、厚み25μmのフィルム状にしたものを評価 用サンプルとした。尚、絶縁性樹脂の微粒子 としてアクリル微粒子を用い、この微粒子の 粒径は、0.05,0.2,0.5,0.7μmとした。また、絶縁 形状A,B,Cを得るためのハイブリダイゼーショ ン処理における条件は、状態Aを得るために16 000rpmで20分とし、状態Bを得るために16000rpmで1 0分とし、状態Cを得るために16000rpmで3分とし 。
 具体的な評価方法としては、このような評 用サンプルをCOG用評価TEGを使用して、下記 件にて導通抵抗の測定と、絶縁性評価とし ショート発生ギャップの測定を行った。
 導通測定は、図4に示すような評価用ICを用 、各条件は、以下の通りとする。尚、図4中 、31は、ICチップ(chip)を示し、32は、バンプ(Bu mp)を示し、33は、ITO(Indium Tin Oxide)パターン(I TO pattern)を示し、34は、ICチップの金属パタ ン(Metal pattern in a chip)を示し、Vは、電圧 定を行う箇所を示し、Iは、電流を印加する 所を示す。
[評価用ICチップ]
バンプ大きさ(Bump Size):30×85μm、ピッチ(Pitch): 50μm 金バンプ(Au-Plated Bump)高さh=15μm
評価用ガラス基板(Glass):ITOパターン(PatternITO)1 0ω/cm 2 、t=0.7mm
接着条件(Bonding Condition):190℃、40MPa、5sec
 絶縁測定は、図5に示すように行い、各条件 は、以下の通りとする。尚、図5中、42は、バ ンプ(Bump)を示し、43は、ガラス基板上のITOパ ーン(ITO pattern on a glass)を示し、44は、IC ップの金属パターン(Metal pattern in a chip)を 示し、Rは、抵抗測定を行う箇所を示す。
バンプ間隔(Bump Space):15,12.5,10,7.5μm バンプ高 さ(Bump Height):15μm
接着条件(Bonding Condition):190℃、40MPa、5sec
N=16セット(10箇所(point)/セット(set))
 各実施例B1~B4及び各比較例A1~A3,C1~C3の評価用 サンプルについて、上述のような導通測定及 び絶縁測定を行った評価結果を、絶縁膜形状 及び用いた絶縁性樹脂の微粒子の粒径ととも に表1に示す。

 表1の比較例A1~A3に示すように、空隙のない 一な絶縁性樹脂膜を有する導電性粒子体Aで は、硬く絶縁性樹脂膜に保護されているため に、ショート発生導体間隔は、良好であるが 、導通抵抗の値が高く狭ピッチバンプにおい ては満足できるものではない。
 また、表1の比較例C1~C3に示すように、空隙 有していてもハイブリダイゼーションに要 る時間が短い状態で得られる導電性粒子体C では、絶縁性樹脂膜は、剥がれ易くなり、導 通抵抗の値は満足するが、ショート発生導体 間隔が長くなっており、狭ピッチバンプに対 応できるものではない。
 このような比較例に対し、本発明の実施例B 1~B4では、回転数、時間等のハイブリダイゼ ションの条件を制御して、導電性粒子を被 する絶縁性樹脂膜として内周側に所定の空 を有するとともに外周側が均一膜とされた 続した絶縁性樹脂膜が形成されるようにな ている。換言すると、この絶縁性樹脂膜は 所定の空隙を有する内周側の絶縁性樹脂層 さらに、その外側に均一に形成される最外 絶縁性樹脂層とが形成されているような状 である。
 実施例B1~B4では、絶縁性樹脂膜の内部に空 を有していることから、絶縁性樹脂膜が剥 れ落ちる現象を防止できるようになり、そ 結果、導通抵抗及びショート発生導体間隔 狭ピッチバンプに対応できる値となってお 、当該導電性粒子体を配合した異方導電性 ィルムでは、狭ピッチバンプ(例えば、30×85 m、ピッチ50μm程度)の接続を容易にすること できる。
 以上のような実施例からも明らかなように 本実施例の絶縁膜付き導電性粒子体は、絶 膜として上述のような微粒子を用いてハイ リダイゼーションの条件を詳細に制御する とにより、導電性粒子を被覆する絶縁性樹 膜に適切な空隙を有するように構成でき、 ンプの狭ピッチ化に対応した絶縁性樹脂膜 外殻に有する導電性粒子体である。
 本実施例の絶縁膜付き導電性粒子体は、絶 性樹脂膜に適切な空隙を設けることにより 従来の膜厚に亘って均一な導電性粒子体に べバンプ間の絶縁性を確保でき、さらに、 隙により圧着時に外殻性樹脂膜は割れやす なり、バンプ上の粒子が容易に潰れるため 、狭ピッチバンプにおいても接続信頼性を 上させることができる。
 以上のように、本発明は、回路の異方性導 接続において、狭ピッチバンプに対しても 続信頼性を向上させることができる。
 尚、本発明は、図面を参照して説明した上 の実施例に限定されるものではなく、添付 請求の範囲及びその主旨を逸脱することな 、様々な変更、置換又はその同等のものを うことができることは当業者にとって明ら である。