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Patent Searching and Data


Title:
ELECTRICALLY CONDUCTIVE TRANSPARENT SUBSTRATE, METHOD FOR PRODUCTION OF ELECTRICALLY CONDUCTIVE TRANSPARENT SUBSTRATE, AND ELECTROCHEMICAL DISPLAY ELEMENT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/157244
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed are: an electrically conductive transparent substrate which has excellent properties including high transmissivity and low resistivity, which can be produced at low cost without the need of any complicated production process; a method for producing an electrically conductive transparent substrate; and an electrochemical display element. The method for producing an electrically conductive transparent substrate comprises the steps of: forming a pattern of a transparent insulating film on the surface of a transparent substrate; forming a metal electrode film on an exposed area of the transparent substrate on which the transparent insulating film is not formed by an electroless plating technique; and forming an electrically conductive transparent film on the surfaces of the transparent insulating film and the metal electrode film which have been formed on the surface of the transparent substrate. In the method, the adhesion of the metal electrode film to the exposed area of the transparent substrate by the electroless plating technique is stronger than the adhesion of the metal electrode film to the transparent insulating film by the electroless plating technique.

Inventors:
OKADA, Masakazu (Inc. 1, Sakura-machi, Hino-sh, Tokyo 11, 19185, JP)
Application Number:
JP2009/057186
Publication Date:
December 30, 2009
Filing Date:
April 08, 2009
Export Citation:
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Assignee:
Konica Minolta Holdings, Inc. (6-1 Marunouchi 1-chome, Chiyoda-ku Tokyo, 05, 10000, JP)
コニカミノルタホールディングス株式会社 (〒05 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号 Tokyo, 10000, JP)
International Classes:
H01B13/00; G02F1/1333; H01B5/14; H01B13/00; G02F1/13; H01B5/14
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Claims:
 透明基板の表面に透明絶縁膜のパターンを形成する工程と、
 前記透明絶縁膜が形成されていない前記透明基板の露出部分に無電解めっき法により金属電極膜を形成する工程と、
 前記透明基板の表面に形成された前記透明絶縁膜および前記金属電極膜の表面に透明導電膜を形成する工程と、を有し、
 前記透明絶縁膜と前記透明基板の露出部分とは、無電解めっき法による前記金属電極膜の付着力が前記透明絶縁膜よりも前記透明基板の露出部分の方が大きいものとされていることを特徴とする透明導電性基板の製造方法。
 前記透明絶縁膜は、感光性樹脂を用いて形成することを特徴とする請求項1に記載の透明導電性基板の製造方法。
 前記感光性樹脂は、アクリル樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の透明導電性基板の製造方法。
 前記透明基板の露出部分に、トリアジンチオール処理を施した後に、前記無電解めっき法により前記金属電極膜を形成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の透明導電性基板の製造方法。
 前記透明基板の表面に前記透明絶縁膜および前記金属電極膜が形成された後に、熱処理を行い前記透明絶縁膜を軟化させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の透明導電性基板の製造方法。
 請求項1から5のいずれか1項に記載の透明導電性基板の製造方法を用いて製造されたことを特徴とする透明導電性基板。
 請求項6に記載の透明導電性基板と、
 前記透明導電性基板に対向し電解質を挟んで配され、基板の表面に電極膜が形成された電極基板と、を有することを特徴とする電気化学表示素子。
 前記透明導電膜の前記金属電極膜と接する側とは反対側の表面であって、該金属電極膜に対向する位置には、絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の電気化学表示素子。
Description:
透明導電性基板、透明導電性基 の製造方法、及び電気化学表示素子

 本発明は、透明導電性基板、透明導電性 板の製造方法、及び電気化学表示素子に関 る。

 フラットパネルディスプレイや太陽電池 いった、透明導電膜を有する透明導電性基 を要するデバイスにおいては、電気特性を 上させる為に、透明導電膜の電気抵抗を低 することが求められている。しかしながら 近年のITOに代表される透明導電膜において 、高い透過率を維持しながら電気抵抗を低 させることは材料固有の抵抗率の限界から しく、大型化の一途をたどるディスプレイ バイスや太陽電池への対応が困難になりつ ある。

 このような問題に対応する為、透明導電 と低抵抗で補助電極として機能する細線状 金属電極膜とを積層した基板構成により、 透過率と低抵抗を実現する試みがなされて る(特許文献1参照)。

 しかしながら、このような透明導電性基 の製造方法においては、特許文献1に記載さ れているように、真空成膜法とフォトリソグ ラフィー法を用いる為、製造工程の複雑化と 高価格化を招くといった問題があった。

 一方、製造コスト低減の観点からは、め き法を用いた金属電極膜の形成が有効であ 。

 金属電極膜の上に透明導電膜を形成する には、金属電極膜の最表面の平坦性を確保 ることが求められ、パターン状の金属電極 間に透明且つ絶縁性を有する材料を充填す 必要がある。

 そこで、めっき法を用いて金属電極膜を 成した後に金属電極膜間に透明絶縁材料を 布充填し、その上に透明導電膜を形成する 法が提案されている(特許文献2参照)。

 しかしながら、特許文献2に記載の方法は 、金属電極膜を形成後に透明絶縁材料を塗布 充填し、その上に透明導電膜を形成する為、 金属電極膜と透明導電膜の間に透明絶縁材料 が介在してしまうおそれがあり、これは低抵 抗化の妨げになる。また、特許文献2は、透 絶縁材料の代わりに、導電性を有する樹脂 成物を金属電極膜間に充填するとともに金 電極膜を覆うように設けることも開示して るが、この場合には樹脂組成物の最表面の 坦性が確保できていないという問題がある

 そこで、透明導電膜上に透明樹脂による ターンを形成し、透明導電膜上の透明樹脂 形成されていない透明導電膜の露出した部 に、電気めっき法により金属電極膜を形成 る方法が提案されている(特許文献3参照)。

特開平2-63019号公報

特開2005-332705号公報

特開2007-149633号公報

 しかしながら、特許文献3に記載されてい るような構成の透明導電性基板を、表示素子 や太陽電池等に用いるには、電気めっき工程 の後に、透明樹脂及び金属電極膜の上に透明 導電膜を形成する必要がある。また、電気め っきの電極として作用する透明導電膜の抵抗 値によってはめっきされた金属に厚みムラが 生じ、表示濃度のムラや透明導電膜との接触 不良等が発生するといった問題がある。

 本発明は、上記課題を鑑みてなされたも で、製造工程の複雑化と高価格化を招くこ なく、高透過率と低抵抗を兼備した優れた 性の透明導電性基板、透明導電性基板の製 方法、及び電気化学表示素子を提供するこ を目的とする。

 上記目的は、下記の1から8いずれか1項に 載の発明によって達成される。

 1.透明基板の表面に透明絶縁膜のパターン 形成する工程と、
 前記透明絶縁膜が形成されていない前記透 基板の露出部分に無電解めっき法により金 電極膜を形成する工程と、
 前記透明基板の表面に形成された前記透明 縁膜および前記金属電極膜の表面に透明導 膜を形成する工程と、を有し、
 前記透明絶縁膜と前記透明基板の露出部分 は、無電解めっき法による前記金属電極膜 付着力が前記透明絶縁膜よりも前記透明基 の露出部分の方が大きいものとされている とを特徴とする透明導電性基板の製造方法

 2.前記透明絶縁膜は、感光性樹脂を用い 形成することを特徴とする前記1に記載の透 導電性基板の製造方法。

 3.前記感光性樹脂は、アクリル樹脂であ ことを特徴とする前記2に記載の透明導電性 板の製造方法。

 4.前記透明基板の露出部分に、トリアジ チオール処理を施した後に、前記無電解め き法により前記金属電極膜を形成すること 特徴とする前記1から3のいずれか1項に記載 透明導電性基板の製造方法。

 5.前記透明基板の表面に前記透明絶縁膜 よび前記金属電極膜が形成された後に、熱 理を行い前記透明絶縁膜を軟化させること 特徴とする前記1から4のいずれか1項に記載 透明導電性基板の製造方法。

 6.前記1から5のいずれか1項に記載の透明 電性基板の製造方法を用いて製造されたこ を特徴とする透明導電性基板。

 7.前記6に記載の透明導電性基板と、
前記透明導電性基板に対向し電解質を挟んで 配され、基板の表面に電極膜が形成された電 極基板と、を有することを特徴とする電気化 学表示素子。

 8.前記透明導電膜の前記金属電極膜と接 る側とは反対側の表面であって、該金属電 膜に対向する位置には、絶縁膜が形成され いることを特徴とする前記7に記載の電気化 表示素子。

 本発明によれば、透明基板の表面に透明 縁膜のパターンを形成し、その後透明絶縁 が形成されていない透明基板の露出部分に 電解めっき法により金属電極膜を形成する したがって、真空成膜法やフォトリソグラ ィー法を利用する場合に比べて、低コスト 及び低抵抗の金属電極膜を形成することが きる。また、電気めっき法を利用する場合 比べて、安定した膜厚の金属電極膜を形成 ることができる。

本発明の実施形態に係る透明導電性基 の製造工程を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る電気化学表示 子の構成を示す断面模式図である。 本発明の実施形態に係る電気化学表示 子に用いる透明導電性基板の構成を示す断 模式図である。 本発明の実施形態に係る透明導電性基 の製造工程を示す断面模式図である。

 以下、図面に基づいて、本発明の実施形 に係る透明導電性基板、透明導電性基板の 造方法、及び電気化学表示素子を説明する 尚、本発明は、該実施の形態に限られない また、以下の説明において、「透明」とは 可視光域(波長400nm~700nm)での透過率が80%以上 であることを指す。

 本発明の実施形態に係る透明導電性基板 構成、及びその製造方法の概要を図1を用い て説明する。図1(a1)、図1(b)、図1(c)は、透明 電性基板2の製造工程を示す断面模式図、図1 (a2)は、図1(a1)の平面模式図である。

 最初に、図1(a)、図1(b)に示すように、透 基板201の表面に、互いに分離した矩形状の ターンを有する透明絶縁膜202を形成する。 明絶縁膜202の形成方法としては、スクリー 印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット 等のダイレクトパターニング法を用いるこ ができる。また、各種コーティング方法や 写方法(ドライフィルムレジスト材料)にて連 続した透明絶縁膜を形成した後、フォトリソ グラフィー法を用いてパターン形成しても良 い。尚、透明絶縁膜202のパターン形状は、矩 形に限定されることなく、多角形や円形、楕 円形であってもよい。

 次に、透明基板201の表面に透明絶縁膜202 パターンが形成された後、洗浄、粗面化、 ップリング剤処理等の前処理工程を行い、 いてプレキャタリスト、キャタリスト、ア セラレータ処理を行った後、図1(b)に示すよ うに、透明絶縁膜202が形成されていない透明 基板201の露出部分に無電解めっき法により金 属電極膜203を形成する。これにより、グリッ ド状の金属電極膜203が透明基板201上に形成さ れる。

 その後、図1(c)に示すように、スパッタリン グ法を用いて錫ドープ酸化インジウム(ITO)、 ッ素ドープ酸化スズ(FTO)、アルミニウムド プ酸化亜鉛(AZO)等の無機酸化物、あるいは、 ポリスチレンスルホン酸ドープポリエチレン ジオキシチオフェン(PEDOT/PSS)に代表される導 性高分子を、各種ウェットコーティング法 用いて成膜し透明導電膜204を形成すること より透明導電性基板2を得る。尚、透明導電 性基板2の製造方法の詳細は(実施例)にて後述 する。
〔透明基板〕
 透明基板201としては、ソーダライムガラス 無アルカリガラス、石英等の電子デバイス 使用されている硬質の材料で形成されたも や、フレキシブルなプラスチックで構成さ たものを用いることができる。このプラス ック材料としては、例えば、ポリエチレン レフタレート(PET)、トリアセチルセルロー (TAC)、セルロースアセテートプロピオネート (CAP)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルス ルホン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN) ポリイミド(PI)等を用いることができ、また れらのプラスチック材料で構成された基板 特性を高める為に、その表面に公知の表面 ートや表面処理を行ったものを用いること 好ましい。
〔透明絶縁膜〕
 透明絶縁膜202としては、ポリイミド樹脂、 ポキシ樹脂、イソシアネート樹脂、アミノ 脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂、ビ ル樹脂、スチロール樹脂、アクリル樹脂、 タクリル樹脂、環状フッ素樹脂等を用いる とができる。特に、ポリイミド樹脂、ポリ ミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリ ート樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂とい た光ラジカル重合系または光カチオン重合 の光硬化性樹脂を用いることにより、ネガ マスクパターン露光で容易にパターンを形 できる。また、光照射によりアルカリ難溶 からアルカリ可溶性となる熱硬化型のポリ ミド樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ア リル樹脂を用いることにより、ポジ型マス パターン露光で容易にパターンを形成でき 。

 透明基板201と透明絶縁膜202の組み合わせと ては、透明基板201としてプラズマ処理やコ ナ処理といった表面処理によって容易にOH を表出しやすいポリエチレンテレフタレー (PET)、ポリカーボネート(PC)またはポリイミ (PI)を用い、透明絶縁膜202として表面処理に るOH基表出の困難なアクリル樹脂、イソシ ネート樹脂(ウレタン樹脂)またはエポキシ樹 脂を用いることが好ましい。つまり、透明基 板201として透明絶縁膜202よりもOH基を表出し すい材料を用いることにより、無電解めっ 法による金属電極膜203の付着力が透明基板2 01の露出部分と透明絶縁膜202とで大きく変わ ことになり、透明基板201の露出部分だけに 択的に金属電極膜203を形成することができ 。尚、透明基板201にはポリエステル樹脂系 シリコン樹脂系のコート剤によってコーテ ングを行ってもよい。すなわち、透明基板2 01と透明絶縁膜202としては、無電解めっき法 よる金属電極膜203の付着力が透明絶縁膜202 りも透明基板201の露出部分の方が大きくな 材料を用いる。
〔金属電極膜〕
 無電解めっき法によって形成される金属電 膜203としては、Cu、Ni、Co、Ag、Pd、Au、Pt、Sn 、Mo及びこれらの合金などが挙げられる。こ らの金属塩が無電解めっき液に含有されて る。具体的な金属塩として、AuCN、Ag(NH 3 )2NO 3 、AgCN、CuSO 4 ・5H 2 O、CuEDTA、NiSO 4 ・7H 2 O、NiCl 2 、Ni(OCOCH 3 ) 2 、CoSO 4 、CoCl 2 、PdCl 2 などが挙げられる。

 次に、本発明の実施形態に係る電気化学 示素子の構成を図2を用いて説明する。図2 、電気化学表示素子1の構成を示す断面模式 である。

 電気化学表示素子1の要部は、図2に示す うに、透明導電性基板2、電極基板3、散乱層 5及び電解質6等から構成される。

 電極基板3は、基板301、及び基板301の表面 に形成された電極膜303等から構成される。

 電気化学表示素子1は、観察側に透明導電 性基板2が、非観察側に電極基板3が配され、 明導電性基板2の透明導電膜204と電極基板3 電極膜303とが対向するように配置されてい 。電極基板3の上には散乱層5が設けられる。

 透明導電膜204と電極膜303との間には、ECD 子の場合は、エレクトロクロミック色素と 解質6が充填されており、ED素子の場合には 銀、または銀を化学構造物中に有する化合 を含有した電解質6が充填されている。

 また、電解質6の中には白色度を高める為に 、TiO 2 等の微粒子を混入もしくは、微粒子を水溶性 高分子等のバインダーを用いて多孔質化した 層を配しても良い。

 電気化学表示素子1の観察側の基板として 、前述した透明導電性基板2を用いることに り、表示面積が大きくなった場合において 電気抵抗に起因する表示濃度のムラを抑え ことができる。尚、この場合、非観察側の 板301としては、ガラスやPET等の透明基板の 面に透明導電膜、または金属電極膜を形成 た基板を用いることができる他、非観察側 基板301は、必ずしも透明である必要はなく ステンレスフォイルやポリイミドといった 板も用いることができる。

 また、図3に示すように、透明導電膜204の 金属電極膜203と接する反対側の該金属電極膜 203に対向する位置の表面には、絶縁膜205を設 けると好ましい。これにより画素内での電荷 供給の均一性が保たれ、表示濃度が均一な画 像を表示することができる。

 ここで、ECD材料、ED材料、電解質等の詳 を説明する。

 〔ECD材料〕
 電気化学表示素子1に用いられるエレクトロ クロミック色素は、電子の供受により光吸収 状態を変化させる化合物であり、有機化合物 や金属錯体を用いることができる。有機化合 物としては、ピリジン化合物や導電性高分子 、スチリル化合物を用いることができ、特開 2002-328401号公報に記載の各種ビオロゲン化合 、特表2004-537743号に記載の色素、その他公 の色素を用いることができる。また、ロイ 型色素を用いる場合には、必要に応じて顕 剤あるいは消色剤を併用してもよい。

 これらの材料は、電極の表面に直接塗布し もよいし、電子の供受をより効率的に行う に、TiO 2 に代表される酸化物半導体ナノ構造を電極上 に形成し、その上にエレクトロクロミック材 料をインクジェット法等の方法により塗布・ 含浸させてもよい。

 〔ED材料〕
 電気化学表示素子1に用いられる銀または銀 を化学構造中に含む化合物とは、例えば、酸 化銀、硫化銀、金属銀、銀コロイド粒子、ハ ロゲン化銀、銀錯体化合物、銀イオン等の化 合物であり、固体状態、液体への可溶化状態 、気体状態等の相の状態種、また、中性、ア ニオン性、カチオン性等の荷電状態種は、特 に限定されない。

 また、電解質6に含まれる銀イオン濃度は 、0.2モル/kg≦[Ag]≦2.0モル/kgが好ましい。銀 オン濃度が0.2モル/kgより少ないと希薄な銀 液となり駆動速度が遅延し、2モル/kgよりも きいと溶解性が劣化し、低温保存時に析出 発生し易くなる。

 〔電解質〕
 電解質とは、通常、水等の溶媒に溶けて、 の溶液がイオン伝導性を示す物質を示すが 本実施形態においては、電解質、非電解質 問わず他の金属や化合物等を含有させた混 物を電解質という。

 透明導電膜204と電極膜303との間に充填す 電解質6は、有機溶媒、イオン性液体、酸化 還元活性物質、支持電解質、錯化剤、白色散 乱物、高分子バインダー等を適宜選択して構 成される。

 電解質6は、通常、液体電解質とポリマー 電解質とに分類される。ポリマー電解質は、 さらに、実質的に固体化合物からなる固体電 解質と、高分子化合物と液体電解質からなる ゲル状電解質に分類される。また、流動性の 観点からは、固体電解質は実質的に流動性が なく、ゲル状電解質は液体電解質と固体電解 質の中間の流動性を有している。

 本実施形態ではゲル状電解質を用いるこ ができ、このゲル状電解質は、室温環境下 高粘性を備えかつ流動性を有し、例えば、2 5℃における粘度が、100mPa・s以上、1000mPa・s 下のゲル状もしくは高粘度電解質である。 、本実施形態におけるゲル状電解質は、温 によるゾルゲル変化を生じる特性を必ずし 備えている必要はない。また、本実施形態 は低粘度電解質を用いてもよく、この低粘 電解質の粘度は、25℃における粘度が、0.1mPa ・s以上、100mPa・s未満である電解質であり、 解質の溶媒に対する高分子バインダーの量 質量比で10%未満であることが好ましい。

 次に、本発明の実施形態に係わる透明導 性基板2、及び電気化学表示素子1の実施例 説明する。

 (実施例1)
 脱脂洗浄を行った厚さ100μmのポリエチレン レフタレート(PET)基板(図1(a):透明基板201)の 面に、透明絶縁性樹脂材料として210硬化剤 10%添加したSP-2100AUクリアー(ウレタン系のク リアースクリーン印刷用インキ:共に帝国イ キ社製)をスクリーン印刷法にて540μm角で600 mピッチ、厚み2μmで形成し、90℃で10分間熱 理を行い、透明絶縁性樹脂パターン(図1(a): 明絶縁膜202)を形成した。

 次に、シランカップリング剤処理を行った 、以下の各処理を行い銅電極パターン(図1(b ):金属電極膜203)を形成した。
・プレディップ処理:
   25%キャタプレップ404水溶液、23℃/1分間 漬
・キャタライズ処理:
   上記プレディップ液+3%キャタポジット44 溶液、50℃/5分間浸漬
・アクセラレータ処理:
   5%キューポジットアクセラレータ19E水溶 、23℃/7分間浸漬
・無電解銅めっき処理:
   25%キューポジットカッパーミックス328A
   25%キューポジットカッパーミックス328L
   3%キューポジットカッパーミックス328C
   の溶液に23℃/20分間浸漬
 尚、各材料は全てローム・アンド・ハース 子材料社製を用いた。

 次に、DCスパッタリング法によりITO膜(図1 (c):透明導電膜204)を50nm成膜し、透明導電性基 板2を完成させた。

 得られた透明導電性基板2のシート抵抗は 0.2ω/□、全光線透過率は75%であり、良好な特 性を示すことが確認できた。

 (実施例2)
 脱脂洗浄を行った厚さ100μmのポリエチレン レフタレート(PET)基板(図1(a):透明基板201)の 面に、透明絶縁性樹脂材料としてエポキシ 脂SU8-3005(化薬マイクロケム社製)をスピンコ ート法にて厚み1.2μmで形成し、95℃で10分間 リベイク処理を行った後、i線にて150mJ/cm 2 のエネルギー量のマスク露光を行った。露光 後に65℃で1分間のPEB処理(ポストエクスポー ャーベイキング)を行った後、ポリエチレン リコールモノメチルエーテルアセテート(PGM EA)にて現像処理を行い、次いで100℃で60分間 処理を行うことにより透明樹脂からなるパ ーン(図1(a):透明絶縁膜202)を得た。パターン は130μm角で140μmピッチである。

 以降、実施例1の場合と同じ工程(シラン ップリング処理、プレディップ処理、キャ ライズ処理、アクセラレータ処理、無電解 めっき処理)により銅電極パターン(図1(b):金 電極膜203)を形成した。但し、無電解銅めっ き処理における浸漬時間は10分間とした。

 次に、DCスパッタリング法によりITO膜(図1 (c):透明導電膜204)を50nm成膜し、透明導電性基 板2を完成させた。

 得られた透明導電性基板2のシート抵抗は 0.1ω/□、全光線透過率は75%であり、良好な特 性を示すことが確認できた。

 (実施例3)
 脱脂洗浄を行った厚さ100μmのポリエチレン レフタレート(PET)基板(図1(a):透明基板201)の 面に、透明絶縁性樹脂材料としてアクリル 脂PC-403(JSR社製)をスピンコート法にて厚み0. 5μmで形成し、90℃で5分間プリベイク処理を った後、i線にて50mJ/cm 2 のエネルギー量のマスク露光を行った。露光 後に0.2%の水酸化トリメチルアンモニウム水 液にて現像処理を行い、次いでi線にて300mJ/c m 2 のエネルギー量の紫外線照射を行った後、100 ℃で60分間熱処理を行うことにより透明アク ル樹脂からなるパターン(図1(a):透明絶縁膜2 02)を得た。パターンは130μm角で140μmピッチで ある。

 以降、実施例1の場合と同じ工程(シラン ップリング処理、プレディップ処理、キャ ライズ処理、アクセラレータ処理、無電解 めっき処理)により銅電極パターン(図1(b):金 電極膜203)を形成した。但し、無電解銅めっ き処理における浸漬時間は5分間とした。

 次に、150℃で10分間熱処理を行い透明ア リル樹脂を軟化させた後、DCスパッタリング 法によりITO膜(図1(c):透明導電膜204)を50nm成膜 、透明導電性基板2を完成させた。

 得られた透明導電性基板2のシート抵抗は 0.2ω/□、全光線透過率は75%であり、良好な特 性を示すことが確認できた。

 (実施例4)
 実施例3において、透明アクリル樹脂による パターン形成後、前述のシランカップリング 剤処理に代わり、トリエトキシシリルプロピ ルアミノトリアジンジチオール(化合物1)の2% タノール溶液に40℃で10分間浸漬し、前処理 とした。

 以降、実施例1の場合と同じ工程(シラン ップリング処理、プレディップ処理、キャ ライズ処理、アクセラレータ処理、無電解 めっき処理)により銅電極パターン(図1(b):金 電極膜203)を形成した。但し、無電解銅めっ き処理における浸漬時間は5分間とした。

 次に、スピンコート法にてPEDOT/PSSを塗布 透明導電膜204を成膜し(図1(c))、90℃/30分間 熱処理を行って透明導電性基板2を完成させ 。

 得られた透明導電性基板2のシート抵抗は 0.2ω/□、全光線透過率は75%であり、良好な特 性を示すことが確認できた。また、得られた 透明導電性基板2を直径10mmの円筒への巻き付 /取り外しを100回繰り返し、巻き付け前後で のシート抵抗の変化を測定したが、変化は見 られなかった。

 (実施例5)
 実施例5は、本発明の実施形態に係わる電気 化学表示素子1の実施例である。図4に実施例5 による電気化学表示素子1の製造方法を示す 図4(a)乃至図4(e)は、電気化学表示素子1の製 工程を示す断面模式図である。

 最初に、実施例3で得られた透明導電性基 板2を観察側として、また、非観察側として ラス基板(図4(a):基板301)の表面に形成された 示しないa-Si・TFTアレイに画素電極として100 nmの銀パラジウム電極(図4(a):電極膜303)を形成 したもの(図4(a):電極基板3)、とを準備した。

 次に、銀パラジウム電極上にポリビニル ルコール(平均重合度3500、けん化度87%)2質量 %を含むイソプロパノール溶液中に、酸化チ ン20質量%を超音波分散機で分散させた混和 を各セルに塗布し、加熱乾燥させることに り散乱層5を形成した(図4(b))。散乱層5の厚み は約20μmであった。

 次に、電極基板3の表面にエポキシ樹脂に より電解質のシーリーング材7を、図示しな 注入口を除いてディスペンサ法により高さ40 μmとなるように形成した(図4(c))。

 次に、シーリーング材7が形成された電極 基板3と、透明導電性基板2とを対向させて重 合わせた後、エポキシ樹脂を硬化させるこ によりセル構造を得た(図4(d))。

 続いて、ジメチルスルホキシド2.5g中に、 ヨウ化ナトリウム90mg、ヨウ化銀75mgを加えて 全に溶解させた後に、ポリビニルピロリド (平均分子量15000)を150mg加えて120℃に加熱し がら1時間攪拌して得た電解質6を真空注入 にてセルに注入して電気化学表示素子1を完 させた(図4(e))。

 完成した電気化学表示素子1の表示面積は 150mm×200mmであったが、全面グレー表示させた 場合でも表示ムラが無く表示濃度が均一な良 好な画像が得られた。

 このように本発明の実施形態に係る透明 電性基板2の製造方法においては、透明基板 201の表面に透明絶縁膜202を形成した後に、該 透明絶縁膜202が付着していない透明基板201の 露出部分に無電解めっき法により金属電極膜 203を形成するようにした。

 すなわち、金属電極膜203の形成に無電解 っき法を用いることにより、真空成膜法や ォトリソグラフィー法を利用する場合に比 、低コストで低抵抗な金属電極膜203を形成 ることができる。また、電気めっき法のよ に、電気めっきの電極として作用する下地 の抵抗値に係わらず安定した膜厚のめっき を形成することができる。

 さらに、無電解めっきを行う際には、予 透明絶縁膜202のパターンが形成されている 、パターン間にのみ無電解めっき法による 属材料を成長させることができ、幅方向の 長が規制されたアスペクト比の高い金属電 膜203を形成することができる。

 そして、アスペクト比の高い金属電極膜2 03の表面に透明導電膜204を形成することによ 、高透過率、且つ低抵抗な透明導電性基板2 を得ることができる。

 また、透明絶縁膜202の材料として感光性 脂を用いることにより、より高精細な金属 極膜203のパターンを形成することができる

 また、感光性樹脂としてアクリル樹脂を いることにより、無電解めっき時に樹脂間 のみ容易に選択的に金属電極膜203を形成す ことができる。

 また、透明基板201の露出部分に、トリア ンチオール処理を施した後に、無電解めっ 法により金属電極膜203を形成することによ 、透明基板201と金属電極膜203との密着性を めることができ、透明導電性基板2の信頼性 を高めることができる。

 また、透明基板201の表面に透明絶縁膜202 よび金属電極膜203が形成された後に、熱処 を行い透明絶縁膜202を軟化させることによ 、透明絶縁膜202のパターンエッジがなだら となり、金属電極膜203と透明導電膜204との 触不良が低減されるとともに、エッジ部で 金属電極膜203の劣化を抑えることができる その結果、透明導電性基板2の耐久性を高め ることができる。

 また、本発明の実施形態に係わる透明導 性基板2の製造方法を用いて製造された透明 導電性基板2と、該透明導電性基板2に対向し 解質6を挟んで、基板301の表面に電極膜303が 形成された電極基板3と、を備えた構成の電 化学表示素子1とすることにより、表示エリ 全面渡って表示濃度が均一、且つ透過率が い為、コントラストの高い画像を表示する とができる。

 また、透明導電性基板2を電気化学表示素 子1に用いる場合、透明導電膜204の金属電極 203と接する反対側の該金属電極膜203に対向 る位置の表面には、絶縁膜205を設けるよう した。これにより画素内での電荷供給の均 性が保たれ、表示濃度が均一な画像を表示 ることができる。

 1 電気化学表示素子
 2 透明導電性基板
 201 透明基板
 202 透明絶縁膜
 203 金属電極膜
 204 透明導電膜
 205 絶縁膜
 3 電極基板
 301 基板
 303 電極膜
 5 散乱層
 6 電解質
 7 シール材